JP2504346B2 - 光ファイバ空気圧送用ポリマパイプ - Google Patents
光ファイバ空気圧送用ポリマパイプInfo
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- JP2504346B2 JP2504346B2 JP3138935A JP13893591A JP2504346B2 JP 2504346 B2 JP2504346 B2 JP 2504346B2 JP 3138935 A JP3138935 A JP 3138935A JP 13893591 A JP13893591 A JP 13893591A JP 2504346 B2 JP2504346 B2 JP 2504346B2
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- Japan
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- pneumatic
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4439—Auxiliary devices
- G02B6/4459—Ducts; Conduits; Hollow tubes for air blown fibres
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/46—Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
- G02B6/50—Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、予め布設されたポリマ
パイプの中に光ファイバユニットを空気力で圧送する工
法に用いられる光ファイバ空気圧送用ポリマパイプに関
するものである。
パイプの中に光ファイバユニットを空気力で圧送する工
法に用いられる光ファイバ空気圧送用ポリマパイプに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】光ファイバ空気圧送工法に用いるポリマ
パイプは、標準的には、内径 6mm，外径 8mmのポリエチ
レン及びナイロンなどのポリマ製のパイプを使用してい
た。
パイプは、標準的には、内径 6mm，外径 8mmのポリエチ
レン及びナイロンなどのポリマ製のパイプを使用してい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記のポリマパイプ
は、空気の流量圧で光ファイバを遠端方向に送るため、
できるだけ空気抵抗の少ないポリエチレン，ナイロンな
どのポリマ材料で成形されているが、パイプの内面の摩
擦係数により、長尺の圧送ができなかったり、曲り部に
よっては圧送が不可能となったりするケースがあった。
は、空気の流量圧で光ファイバを遠端方向に送るため、
できるだけ空気抵抗の少ないポリエチレン，ナイロンな
どのポリマ材料で成形されているが、パイプの内面の摩
擦係数により、長尺の圧送ができなかったり、曲り部に
よっては圧送が不可能となったりするケースがあった。
【０００４】また、高温下での圧送では、その圧送速度
が低下するという問題があった。
が低下するという問題があった。
【０００５】本発明の目的は、前記した従来技術の課題
を解消し、光ファイバ空気圧送工法において、光ファイ
バユニットの圧送長を大幅に伸ばし、あるいは圧送時間
を大幅に短縮することができる光ファイバ空気圧送用ポ
リマパイプを提供することにある。
を解消し、光ファイバ空気圧送工法において、光ファイ
バユニットの圧送長を大幅に伸ばし、あるいは圧送時間
を大幅に短縮することができる光ファイバ空気圧送用ポ
リマパイプを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、光ファイ
バ空気圧送工法に用いるポリマパイプに関する知見を基
に種々の研究開発を実施した結果、光ファイバ空気圧送
用ポリマパイプ用材料のポリエチレンに滑材であるシリ
コングラフトポリエチレンを含有させることで、光ファ
イバユニットの圧送長を大幅に伸ばし、あるいは圧送時
間を大幅に短縮することのできるパイプが得られること
を見出し、本発明を完成するに至ったのである。
バ空気圧送工法に用いるポリマパイプに関する知見を基
に種々の研究開発を実施した結果、光ファイバ空気圧送
用ポリマパイプ用材料のポリエチレンに滑材であるシリ
コングラフトポリエチレンを含有させることで、光ファ
イバユニットの圧送長を大幅に伸ばし、あるいは圧送時
間を大幅に短縮することのできるパイプが得られること
を見出し、本発明を完成するに至ったのである。
【０００７】すなわち、本発明の光ファイバ空気圧送用
ポリマパイプは、密度が0.94以上のポリエチレンにシリ
コングラフトポリエチレンを重量比 0.1〜10％含有させ
た組成物でパイプを成形して構成されたものである。ま
た、そのパイプの外面をポリマシース又は難燃性の材料
で被覆することが好ましい。
ポリマパイプは、密度が0.94以上のポリエチレンにシリ
コングラフトポリエチレンを重量比 0.1〜10％含有させ
た組成物でパイプを成形して構成されたものである。ま
た、そのパイプの外面をポリマシース又は難燃性の材料
で被覆することが好ましい。
【０００８】光ファイバ空気圧送用ポリマパイプは、密
度が0.94以上のポリエチレン（ＰＥ）を基盤の材料とし
ている。これは、圧送特性を高めるために、摩擦係数の
低い材料を使用する必要があり、そのため、機械的特性
を考慮しＰＥを用い、その中でも低密度ＰＥと比べ摩擦
係数の低い高密度ＰＥを用いるために密度を0.94以上と
したのである。
度が0.94以上のポリエチレン（ＰＥ）を基盤の材料とし
ている。これは、圧送特性を高めるために、摩擦係数の
低い材料を使用する必要があり、そのため、機械的特性
を考慮しＰＥを用い、その中でも低密度ＰＥと比べ摩擦
係数の低い高密度ＰＥを用いるために密度を0.94以上と
したのである。
【０００９】さらにパイプの圧送特性を高めるために、
基盤材料である高密度ＰＥに滑剤であるシリコングラフ
トポリエチレンを混ぜて摩擦係数を下げた。この含有量
は、ポリエチレンに対して重量比 0.1〜10％にする必要
があり、含有量が重量比 0.1％未満では滑剤の効果が現
れず、又、10％を越えると、ポリマパイプの押出成形作
業時に安定した押出性が得られない。
基盤材料である高密度ＰＥに滑剤であるシリコングラフ
トポリエチレンを混ぜて摩擦係数を下げた。この含有量
は、ポリエチレンに対して重量比 0.1〜10％にする必要
があり、含有量が重量比 0.1％未満では滑剤の効果が現
れず、又、10％を越えると、ポリマパイプの押出成形作
業時に安定した押出性が得られない。
【００１０】
【作用】密度が0.94以上のポリエチレンにシリコングラ
フトポリエチレンを重量比 0.1〜10％含有させた組成物
でパイプを成形することにより、成形されたパイプの摩
擦係数が従来に比して低くなる。従って、このパイプを
光ファイバ空気圧送工法に用いることで、その工法にお
ける光ファイバユニットの圧送長を大幅に伸ばし、ある
いは圧送時間を大幅に短縮することが可能となる。
フトポリエチレンを重量比 0.1〜10％含有させた組成物
でパイプを成形することにより、成形されたパイプの摩
擦係数が従来に比して低くなる。従って、このパイプを
光ファイバ空気圧送工法に用いることで、その工法にお
ける光ファイバユニットの圧送長を大幅に伸ばし、ある
いは圧送時間を大幅に短縮することが可能となる。
【００１１】また、そのパイプの外面をポリマシースで
被覆することにより、パイプが機械的に保護される。さ
らに、パイプの外面を難燃性の材料で被覆することによ
り、火災等からパイプが保護される。
被覆することにより、パイプが機械的に保護される。さ
らに、パイプの外面を難燃性の材料で被覆することによ
り、火災等からパイプが保護される。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【００１３】密度 0.942の高密度ポリエチレンと、シリ
コングラフトポリエチレンとを重量比49:1（シリコング
ラフトポリエチレン重量比2％）の割合で混合し、この
組成物を材料として図１に示すようにパイプ（内径 6m
m，外径 8mm）１を成形し、これを試料（パイプＡ）と
した。また、密度 0.942の高密度ポリエチレンを材料と
して前述とほぼ同様にパイプを成形し、これを試料（パ
イプＢ）とした。
コングラフトポリエチレンとを重量比49:1（シリコング
ラフトポリエチレン重量比2％）の割合で混合し、この
組成物を材料として図１に示すようにパイプ（内径 6m
m，外径 8mm）１を成形し、これを試料（パイプＡ）と
した。また、密度 0.942の高密度ポリエチレンを材料と
して前述とほぼ同様にパイプを成形し、これを試料（パ
イプＢ）とした。
【００１４】これらの試料（パイプＡ，Ｂ）の摩擦係数
と圧送時間を測定し、その結果を表１に示す。
と圧送時間を測定し、その結果を表１に示す。
【００１５】なお、各測定方法は次の通りである。
【００１６】摩擦係数は、試料（パイプＡ，Ｂ）内に、
図２に示すような複数の光ファイバ心線２と引裂紐３と
をナイロン４を介してＰＥＦ５で被覆した光ファイバユ
ニット６を挿入し、これを、図３に示すように筒７に巻
き、その光ファイバユニット６の一端に重さＷを加え、
これより下記の式１を用いて摩擦係数を求めた。図中、
８は滑車を示す。
図２に示すような複数の光ファイバ心線２と引裂紐３と
をナイロン４を介してＰＥＦ５で被覆した光ファイバユ
ニット６を挿入し、これを、図３に示すように筒７に巻
き、その光ファイバユニット６の一端に重さＷを加え、
これより下記の式１を用いて摩擦係数を求めた。図中、
８は滑車を示す。
【００１７】 μ＝（１／θ）ｌｎ（ＴA ／ＴB ）・・・式１ （μ：摩擦係数，θ（ｒａｄ）：パイプ曲げ角度， ＴA （ｋｇｆ）：引き抜き力，ＴB （ｋｇｆ）：バック
テンション） 圧送時間は、胴径1000mmのドラムに巻いた長さ 500mmの
試料を恒温槽に入れ10時間以上放置し、この試料の温度
が安定した状態で光ファイバユニットを圧送して圧送時
間を求めると共に、このときのパイプ長（ｍ）と圧送時
間との関係を図４に示した。この際、恒温槽温度は20℃
（常温）と70℃の２つの場合について行った。
テンション） 圧送時間は、胴径1000mmのドラムに巻いた長さ 500mmの
試料を恒温槽に入れ10時間以上放置し、この試料の温度
が安定した状態で光ファイバユニットを圧送して圧送時
間を求めると共に、このときのパイプ長（ｍ）と圧送時
間との関係を図４に示した。この際、恒温槽温度は20℃
（常温）と70℃の２つの場合について行った。
【００１８】
【表１】
【００１９】表１に示される結果からも明らかな通り、
本発明のパイプＡの試料は、パイプＢと比して摩擦係数
が低くなると共に、圧送時間も短くなった。また、パイ
プＡは、図４に示すように、恒温槽温度が20℃と70℃で
はほとんど差がないことがわかった。
本発明のパイプＡの試料は、パイプＢと比して摩擦係数
が低くなると共に、圧送時間も短くなった。また、パイ
プＡは、図４に示すように、恒温槽温度が20℃と70℃で
はほとんど差がないことがわかった。
【００２０】したがって、密度が0.94以上のポリエチレ
ンにシリコングラフトポリエチレンを規定量含有させた
組成物でパイプを成形することにより、成形されたパイ
プの内面の摩擦係数が従来に比して低くなる。このた
め、そのパイプを光ファイバ空気圧送工法に用いること
により、その工法における光ファイバユニットの圧送長
を大幅に伸ばし、あるいは圧送時間を大幅に短縮するこ
とができる。また、本発明のポリマパイプ１は、高温下
での圧送を圧送速度が常温に比して余り低下することな
く行うことができる。
ンにシリコングラフトポリエチレンを規定量含有させた
組成物でパイプを成形することにより、成形されたパイ
プの内面の摩擦係数が従来に比して低くなる。このた
め、そのパイプを光ファイバ空気圧送工法に用いること
により、その工法における光ファイバユニットの圧送長
を大幅に伸ばし、あるいは圧送時間を大幅に短縮するこ
とができる。また、本発明のポリマパイプ１は、高温下
での圧送を圧送速度が常温に比して余り低下することな
く行うことができる。
【００２１】さらに、前記パイプの外面をポリマシース
で被覆する。これにより、パイプがポリマシースによっ
て覆われるので、パイプを機械的に保護することがで
き、パイプ内の光ファイバユニット等も保護される。
で被覆する。これにより、パイプがポリマシースによっ
て覆われるので、パイプを機械的に保護することがで
き、パイプ内の光ファイバユニット等も保護される。
【００２２】さらにまた、前記パイプの外面を難燃性の
材料で被覆する。これにより、パイプが難燃性材料で覆
われるため、火災等が生じたとしても、パイプはほとん
ど燃えることがない。このため、パイプを伝わっておこ
る類焼等が防止されると共に、パイプ内の光ファイバユ
ニット等も火災から保護される。
材料で被覆する。これにより、パイプが難燃性材料で覆
われるため、火災等が生じたとしても、パイプはほとん
ど燃えることがない。このため、パイプを伝わっておこ
る類焼等が防止されると共に、パイプ内の光ファイバユ
ニット等も火災から保護される。
【００２３】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、密度が0.
94以上のポリエチレンにシリコングラフトポリエチレン
を重量比 0.1〜10％含有させた組成物でパイプを成形し
たので、光ファイバ空気圧送工法において、光ファイバ
ユニットの圧送長を大幅に伸ばし、あるいは圧送時間を
大幅に短縮できる。また、パイプの外面をポリマシース
で被覆することで、パイプを機械的に保護できると共
に、パイプの外面を難燃性の材料で被覆することで、火
災等からパイプを保護できるという優れた効果を発揮す
る。
94以上のポリエチレンにシリコングラフトポリエチレン
を重量比 0.1〜10％含有させた組成物でパイプを成形し
たので、光ファイバ空気圧送工法において、光ファイバ
ユニットの圧送長を大幅に伸ばし、あるいは圧送時間を
大幅に短縮できる。また、パイプの外面をポリマシース
で被覆することで、パイプを機械的に保護できると共
に、パイプの外面を難燃性の材料で被覆することで、火
災等からパイプを保護できるという優れた効果を発揮す
る。
【図１】本発明のポリマパイプの一例を示す断面図であ
る。
る。
【図２】ポリマパイプ内に圧送する光ファイバユニット
の一例を示す断面図である。
の一例を示す断面図である。
【図３】パイプの摩擦係数測定法を示す図である。
【図４】圧送時間−圧送特性の関係を示す図である。
１ パイプ
Claims (3)
- 【請求項１】 密度が0.94以上のポリエチレンにシリコ
ングラフトポリエチレンを重量比 0.1〜10％含有させた
組成物でパイプを成形したことを特徴とする光ファイバ
空気圧送用ポリマパイプ。 - 【請求項２】 前記パイプの外面をポリマシースで被覆
したことを特徴とする請求項１記載の光ファイバ空気圧
送用ポリマパイプ。 - 【請求項３】 前記パイプの外面を難燃性の材料で被覆
したことを特徴とする請求項１又は２のいずれかに記載
の光ファイバ空気圧送用ポリマパイプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3138935A JP2504346B2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 光ファイバ空気圧送用ポリマパイプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3138935A JP2504346B2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 光ファイバ空気圧送用ポリマパイプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04362602A JPH04362602A (ja) | 1992-12-15 |
| JP2504346B2 true JP2504346B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=15233587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3138935A Expired - Fee Related JP2504346B2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 光ファイバ空気圧送用ポリマパイプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2504346B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0250111A (ja) * | 1988-05-18 | 1990-02-20 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバケーブル |
| JPH02114219A (ja) * | 1988-10-25 | 1990-04-26 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 難燃性パイプケーブル |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB8815977D0 (en) * | 1988-07-05 | 1988-08-10 | British Telecomm | Transmission line ducts |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP3138935A patent/JP2504346B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0250111A (ja) * | 1988-05-18 | 1990-02-20 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバケーブル |
| JPH02114219A (ja) * | 1988-10-25 | 1990-04-26 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 難燃性パイプケーブル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04362602A (ja) | 1992-12-15 |
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