JP2503982Y2 - 水道用うず巻管 - Google Patents

水道用うず巻管

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JP2503982Y2
JP2503982Y2 JP1993035899U JP3589993U JP2503982Y2 JP 2503982 Y2 JP2503982 Y2 JP 2503982Y2 JP 1993035899 U JP1993035899 U JP 1993035899U JP 3589993 U JP3589993 U JP 3589993U JP 2503982 Y2 JP2503982 Y2 JP 2503982Y2
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water
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JP1993035899U
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治正 戸崎
常市 鈴木
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幡豆工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は消火栓を取付けたり、
水道用管路内から混入物を除去する等の目的で水道用管
路の途中に接続される水道用うず巻管(水道用うず巻式
ダグタイル鋳鉄フランジ付きT字管)に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示す従来の水道用うず巻管50に
はその基管部50aと分岐管部50bとに連接されて外
方へ膨出した外壁部51と、この外壁部51の内方にう
ず巻状の流路53を隔てて設置されて基管部50aと分
岐管部50bとの連接部に一体状に連接された内壁部5
2とが形成されていて、水を内壁部52内から流路53
および分岐管部50aの上端の排出口54を通じて水道
用うず巻管50外へ流出させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記水道用うず巻管5
0ではその内部に内壁部52が一体状に突出形成された
複雑な形状であるため、水道用うず巻管50を鋳造する
鋳型の製作が困難となって水道用うず巻管50の経済的
な製作が困難となり、水道用うず巻管の製造コストが高
くなる問題点や、内壁部52付近に対する粉体塗装が困
難となって水道用うず巻管の仕上状態が不良となり易い
問題点がある。本考案は上記問題点を解消することを課
題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の水道用うず巻管
は、水平な軸心を有する基管部と、この基管部に直交状
に連接されて上端に排出口が開口された分岐管部と、前
記基管部の軸心付近を中心としてうず巻状に湾曲した縦
断面形状を有し、前記基管部の外方へ膨出されて前記排
出口の下に配設された外流路壁とが形成されたうず巻
管本体には、うず巻状に湾曲したうず巻流路を隔てて前
記外流路壁の内方に前記基管部と同心状に設置された内
流路壁と、この内流路壁の下側に形成された切欠き部と
を有する通水管を分割可能に結合した構成を有する。
【0005】
【作用】基管部と、分岐管部と、うず巻状に湾曲した
断面形状で基管部の外方に膨出された外流路壁とを有す
うず巻管本体と、外流路壁の内方にうず巻流路を隔て
て設置された内流路壁およびこの内流路壁の下側に形成
された切欠き部を有する通水管とを別個に作製し、うず
巻管本体と通水管とを結合することによって水道用うず
巻管を作製する。
【0006】
【考案の効果】本発明によれば、うず巻管本体と通水管
とを別個に作製し、うず巻管本体と通水管とを結合して
水道用うず巻管を作製するので、うず巻管本体の形状
よび通水管の形状を単純化することができ、うず巻管本
体および通水管を鋳造する鋳型の製作が容易となって水
道用うず巻管の製造コストを節減することができるとと
もに、うず巻管本体および通水管をそれぞれ適正な形状
に形成して水道用うず巻管の寸法精度を良化することが
でき、また、内流路壁の肉厚を任意の肉厚に設定して通
水管を形成することができる。さらに、うず巻管本体お
よび通水管を個々に塗装することができるので、うず巻
管本体の内壁面および通水管の内壁面の塗装作業を簡易
化して水道用うず巻管全体装状態を良化することが
でき、全体が一体化された水道用うず巻管の内壁面を塗
装する場合に必要となる煩雑な塗装作業を無くすことが
できる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の第1実施例を図1、図2にし
たがって説明する。水道用管路の途中に接続される水道
用うず巻管Aはうず巻管本体1と通水管8とに分割さ
れ、うず巻管本体1には水平な軸心aを有する基管部2
と、垂直な軸心bを有し、基管部2に直交状に連接され
た分岐管部3とが形成されている。
【0008】分岐管部3の上端には消火栓等が取付けら
れるフランジ3aが形成されるとともに、分岐管部3の
上端には排出口4が開口されている。
【0009】うず巻管本体の基管部2と分岐管部3との
連接部には、縦断面形状軸心aおよびその近傍位置を
中心としてうず巻状に湾曲した状態で基管部2の外方へ
膨出され、横断面形状が円弧状に湾曲した状態で排出口
4の下に配設され分岐管部3の外径とほぼ等しい横
を有する外流路壁5が形成されている。
【0010】外流路壁5の上端には上端が分岐管部3の
上部に連接されて縦断面形状が凹円弧状に湾曲した接続
部5aが形成されている。
【0011】外流路壁5の上部には基管部2の外径の約
2倍の曲率半径で軸心aを中心として円弧状に湾曲した
縦断面形状を有し、上端が接続部5aの下端に連接され
た上壁部5bが約60°の範囲にわたって形成されてい
る。
【0012】外流路壁5の下部には軸心aから水平方向
へ離れた位置c,dをそれぞれ中心として上壁部5bの
曲率半径より小さく、基管部2の曲率半径より大きい曲
率半径で円弧状に湾曲した断面形状を有し、一端が上壁
部5bの下端に連接されて他端が基管部2の上下方向中
央部に連接された下壁部5cが180°の範囲にわたっ
て形成されている。
【0013】うず巻管本体1の基管部2の一端に形成さ
れたフランジ部2aには基管部2の内径より僅に縮小さ
れた外径を有し、基管部2内に挿入された挿入部8a
と、基管部2外に露出された露出部8bと、フランジ部
2aにボルト6およびナット7によって締結されたフラ
ンジ部8cとを有する通水管8が基管部2と同心状に結
合されている。
【0014】通水管8の挿入部8aの内端付近の下部に
は切欠き部11が形成されるとともに、通水管8の挿入
部8aの内端付近の上部には軸心aを中心として円弧状
に湾曲した縦断面形状を有し、外流路壁5の内方に基管
部2と同心状に設置された内流路壁9が180°以上の
範囲にわたって形成されている。内流路壁9の上端には
空気抜き孔9eが貫設されている。
【0015】内流路壁9には基管部2の内側に重ね合わ
された重合部9aと、外流路壁5内に装入された隔壁部
9bとが形成され、重合部9aの下端には軸心aを通る
水平面に整合された端縁9cが軸心aと並行に形成さ
れ、隔壁部9bの下端には軸心aを通る水平面の下方に
配設された端縁9dが軸心aと並行に形成されている。
【0016】外流路壁5と内流路壁9の隔壁部9bとの
間にはうず巻状に湾曲した形状を有し、切欠き部11を
通り抜けた水を内流路壁9内から排出口4へ誘導するう
ず巻流路10が形成されている。
【0017】うず巻管本体1に取付けられた消火栓等の
開閉弁を開いたときには基管部2内および通水管8内の
水がうず巻流路10内をうず巻状に流動して排出口4を
通じてうず巻管本体1外へ流出する。
【0018】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例では水平な軸心aを有する基管
部2と、この基管部2に直交状に連接されて上端に排出
口4が開口された分岐管部3と、基管部2の軸心a付近
を中心としてうず巻状に湾曲した縦断面形状を有し、
管部の外方へ膨出されて排出口4の下に配設された
外流路壁5とが形成されたうず巻管本体1には、うず巻
状に湾曲したうず巻流路10を隔てて外流路壁5の内方
に基管部2と同心状に設置された内流路壁9と、この内
流路壁9の下側に形成された切欠き部11とを有する通
水管8を分割可能に結合してある。
【0019】このため、うず巻管本体1と通水管8とを
結合することによって水道用うず巻管Aを作製すること
ができ、うず巻管本体1および通水管8の形状がそれぞ
れ単純化するので、うず巻管本体1および通水管8を鋳
造する鋳型の製作が容易となって水道用うず巻管Aの製
造コストを節減することができるとともに、外流路壁5
および内流路壁9を正確な形状に形成して水道用うず巻
管Aの寸法精度を良化することができ、また、内流路壁
9の肉厚を任意の肉厚に設定することができる。
【0020】また、うず巻管本体1および通水管8を個
々に粉体塗装することができるので、水道用うず巻管A
の仕上状態を良化することができる。
【0021】次に、図3、図4に示す本考案の第2実施
例について説明すると、本例ではうず巻管本体1Aの基
管部2A内にはこの基管部2Aにボルト15によって結
合された通水管8A全体が挿入され、通水管8Aの外端
には基管部2Aの内壁面の段部13に掛止された掛止め
縁14が形成されている外は第1実施例とほぼ同様に構
成されている。
【0022】うず巻管本体1Aには外流路壁5Aが形成
され、通水管8Aには内流路壁9Aが形成され、内流路
壁9Aの隔壁部9bAと外流路壁5Aとの間にはうず巻
流路10Aが形成されている。
【0023】第2実施例の作用と効果については第1実
施例と同様であるため、その説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す水道用うず巻管の要
部の縦断面図である。
【図2】図1のX1−X1線断面図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す水道用うず巻管の要
部の縦断面図である。
【図4】図3のX2−X2線断面図である。
【図5】従来の水道用うず巻管の縦断面図である。
【符号の説明】
1,1A うず巻管本体 2,2A 基管部 3,3A 分岐部 4,4A 排出口 5,5A 外流路壁 8,8A 通水管 9,9A 内流路壁 A 水道用うず巻管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平な軸心を有する基管部と、この基管
    部に直交状に連接されて上端に排出口が開口された分岐
    管部と、前記基管部の軸心付近を中心としてうず巻状に
    湾曲した縦断面形状を有し、前記基管部の外方へ膨出さ
    れて前記排出口の下に配設された外流路壁とが形成さ
    れたうず巻管本体には、うず巻状に湾曲したうず巻流路
    を隔てて前記外流路壁の内方に前記基管部と同心状に設
    置された内流路壁と、この内流路壁の下側に形成された
    切欠き部とを有する通水管を分割可能に結合したことを
    特徴とする水道用うず巻管。
JP1993035899U 1993-06-30 1993-06-30 水道用うず巻管 Expired - Lifetime JP2503982Y2 (ja)

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JPH078458U JPH078458U (ja) 1995-02-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2576037Y2 (ja) * 1992-09-22 1998-07-09 株式会社クボタ 異物排出用管

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JPH078458U (ja) 1995-02-07

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