JP2503952B2 - ハイパ−サ−ミア装置 - Google Patents

ハイパ−サ−ミア装置

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JP2503952B2
JP2503952B2 JP60216376A JP21637685A JP2503952B2 JP 2503952 B2 JP2503952 B2 JP 2503952B2 JP 60216376 A JP60216376 A JP 60216376A JP 21637685 A JP21637685 A JP 21637685A JP 2503952 B2 JP2503952 B2 JP 2503952B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明の加温治療を行なうためのハイパーサーミア
装置に関する。
従来の技術 温熱療法(ハイパーサーミア)は、癌の治療に優れた
効果をあげるものとして知られているが、加温中に体内
温度分布をモニタしていないと予期しない場所が高温に
なったり、あるいは所定の温度(43℃以上)に達してい
ないことがある。
そこで、高周波誘電加熱方式(第3図)またはマイク
ロ波加熱方式(第4図)で生体を加温するが、従来では
第3図または第4図のようにして生体内の温度を測定す
るようにしている。高周波誘電加熱方式のハイパーサー
ミア装置では、第3図のように加熱エネルギ源1から発
生する高周波(周波数5〜2450MHz)エネルギが電極2
1、22に印加され、生体3が誘電加熱される。マイクロ
波加熱方式のハイパーサーミア装置では、第4図のよう
に加熱エネルギ源1からのエネルギがアプリケータ(ア
ンテナ)4より生体3内に放射され、加熱される。流体
層51、52は、これらの高周波加熱またはマイクロ波加熱
において、生体3の表面の冷却のため、および電極21、
22、アプリケータ4と生体3とのインピーダンス整合の
ために、生体3の表面と電極21、22またはアプリケータ
4との間に置かれることが多い。
生体3内の温度は、サーミスタや熱電対などの温度検
出素子6を生体3内に刺入れ、測温装置7によって測定
される。そして、測温装置7で温度表示したり、その温
度測定信号を制御装置8にフィードバックする。制御装
置8は測定した温度に応じて加熱エネルギ源1の電圧、
周波数、位相等を制御し、生体3を目的の温度に維持す
る。
発明が解決しようとする問題点 しかし、従来のハイパーサーミア装置のように、サー
ミスタや熱電対を患者体内に刺入れて温度を測定した
り、加温制御を行なうというのでは、患者の負担が大き
く好ましいことではない。しかも、サーミスタや熱電対
では限られた点しか測定できないので、ホットスポット
が生じても分からずに加温を続け患者に火傷を負わす危
険もある。
なお、ホットスポットは、高周波誘電加熱方式では電
極、マイクロ波加熱方式ではアプリケータ(アンテナ)
の近傍の生体内、換言すれば、加熱エネルギ供給部近傍
の生体内に生じやすい。
この発明は、加温中の生体内温度分布を無侵襲に測定
することによって、患者に負担を与えず、しかも安全な
ハイパーサーミア装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この発明によるハイパーサーミア装置は、加熱エネル
ギ源と、流体を介して生体表面にあてがわれ、上記加熱
エネルギ源よりエネルギ供給を受ける電極またはアプリ
ケータと、上記電極またはアプリケータと一体に形成さ
れるプローブとを備える超音波温度分布測温装置と、こ
れら電極またはアプリケータおよびプローブを一体に保
持し、それら電極またはアプリケータの位置とプローブ
の位置とを、流体内で生体表面にあてがわれた状態と退
避した状態とに交互に切り換える保持器と、測定した温
度分布で上記加熱エネルギ源を制御する制御器とからな
る。
作用 電極またはアプリケータと超音波温度分布測温装置の
プローブとは保持器により一体に保持され、かつそれら
電極またはアプリケータの位置とプローブの位置とが、
流体内で生体表面にあてがわれた状態と退避した状態と
に交互に切り換えられるようになっている。そこで、そ
の位置の切り換えにより、加温と温度測定とを随時切り
換えることが容易であるとともに、加温と温度測定とが
相互に干渉を起こすことも避けることができる。この切
り換えによって、加温治療中の生体温度を、超音波温度
分布測温装置により無侵襲に測定することができる。そ
のため、患者に負担をかけることなしに、加温中の体内
温度分布をモニタできる。
温度測定時のプローブの位置は、加温時の電極または
アプリケータの位置で、且つ、加温エネルギの供給方向
からの測定であるので、加温時における電極またはアプ
リケータ、すなわち、加熱エネルギ供給部近傍の生体内
に生じやすいホットスポットなどの発見も容易であり、
安全性が高まる。さらに測定した温度分布は、加温時の
電極またはアプリケータと同一位置で、しかも、加温断
面と同一断面より得たものなので、その温度分布に基づ
いて温度制御を行ない、これにより所望の温度分布を得
ることができる。しかも、超音波温度分布測温装置のプ
ローブは加温用の電極またはアプリケータと一体に保持
され、その位置が交互に切り換えられるので、切り換え
前後の位置の再現性も良好であって、加温および温度測
定の両方を、つねに最適に行なうことが容易である。
実施例 第1図A、Bにおいて、流体層51内に回転軸11が設け
られ、この軸11に加温用の電極21とプローブ9とが一体
に設けられて、軸11によって一体に回転するようにされ
ている。このプローブ9は超音波温度分布測温装置10の
プローブであり、ここから扇形の超音波の送・受波がな
される。加熱エネルギ源1からの高周波エネルギは、生
体3をはさんで対向配置された電極21と電極22に供給さ
れ、生体3が誘電加熱される。流体層51、52は、電極2
1、22と生体3とのインピーダンス整合のため、および
生体3の表面の冷却のために使用される。
加温時には第1図Aのように電極21が生体3に近づけ
られ、プローブ9は退避した位置にある。この状態で加
熱エネルギ源1から電極21、22にエネルギが供給される
ことによって生体3が誘電加熱される。
つぎに測温時には第1図Bの状態とされる。すなわ
ち、制御装置8からの指令などにより回転軸11が第1図
Aの状態から矢印のように回転してプローブ9が生体3
に近づけられ、電極21は退避する。このとき、電極21、
22にエネルギを供給することは停止され、超音波温度分
布測温装置10が動作して、プローブ9から超音波の扇形
ビームが送波され、その後受波される。この受波信号の
減衰や周波数特性等の温度依存性を利用して、超音波温
度分布測温装置10により生体3内の広い範囲での温度分
布を求めることができる。この測温時のプローブ9の位
置は、加温時の電極21と同位置にあって、加熱エネルギ
の供給方向と同方向に扇形ビームが送波されることか
ら、得られる温度分布は、加熱エネルギの供給方向に沿
い、且つ、加温断面と同じ断面のものであるので、電極
21、22の近傍の生体3内に生じやすいホットスポットを
モニタできる。こうして求められる生体3内の温度分布
は制御装置8にフィードバックされ、加熱エネルギ源1
の加熱パラメータ(電圧、位相、周波数等)が制御され
る。
こうして、つぎに加温状態とされたときに、生体3内
の温度分布が所望のものとなるよう制御されながら加温
されることになる。この際、電極21とプローブ9とが回
転軸11に取り付けられて一体に回転するため、加温と測
温とを簡単に切り換えることができるとともに、電極21
およびプローブ9の位置再現性も良好で、常に同じ状態
で加温、測温を行なうことができ、長い時間の温熱療法
を安定に遂行できる。このようにして、たとえば5分の
加温と30秒の測温とを繰り返して30〜90分の加温治療を
行なえば、所望の温度分布での温熱療法を実行できる。
なお、上記では高周波誘電加熱方式を例に説明した
が、マイクロ波加熱方式の場合でも同様である。
また、高周波誘電加熱方式の場合、上記のように電極
21とプローブ9とを一体に回転させるのでなく、第2図
A、Bのように、加熱時には電極21a、21bが一体となり
(第2図A)、測温時には相互に分離して離れる(第2
図B)ような構造をとることもできる。
発明の効果 この発明のハイパーサーミア装置によれば、加温中に
保持器により電極またはアプリケータと超音波温度分布
測温装置のプローブとを切り換えることにより、加温中
において随時生体内温度分布を無侵襲にモニタすること
ができ、温度制御も正確になる。無侵襲に温度測定でき
ることによって、患者に負担を与えずにすむ。しかも限
られた測定点ではなく、広い範囲での温度分布を測定す
ることができ、その温度分布も加温時の電極またはアプ
リケータと同一位置で、しかも、加温断面と同一である
ので、所望の温度分布での温熱療法を行なうことがで
き、治療効果が大きい。
さらに、ホットスポットは、電極またはアプリケータ
の位置している加熱エネルギ供給部の近傍の生体内に生
じやすいが、測温時のプローブの位置は、加温時におけ
る電極またはアプリケータと同位置にあり、且つ、加熱
エネルギの供給方向からの加温断面と同一断面を測温し
ているので、ホットスポットなどが生じてもそれを直ち
に発見でき、きわめて安全である。また、電極またはア
プリケータと超音波温度分布測温装置のプローブとは保
持器により一体に保持され、かつそれら電極またはアプ
リケータの位置とプローブの位置とが、生体表面にあて
がわれた状態と退避した状態とに交互に切り換えられて
いるようになっているため、切り換え前後の位置の再現
性も良好であって、加温および温度測定の両方を、それ
らが相互に干渉を起こすことなしに、つねに最適に行な
うことが容易である。さらに、電極またはアプリケータ
とプローブは一体に保持されているので、生体(治療部
位)との位置合わせが簡単に行な得る。
【図面の簡単な説明】
第1図A、Bはこの発明の一実施例を示すもので、第1
図Aは加温中の状態を示すブロック図、第1図Bは温度
測定中の状態を示すブロック図、第2図A、Bは他の実
施例に関するもので、第2図Aは加温中の状態を、第2
図Bは温度測定中の状態をそれぞれ示すブロック図、第
3図および第4図はそれぞれ従来例を示すブロック図で
ある。 1……加熱エネルギ源、21、22……電極、3……生体 4……アプリケータ、51、52……流体層、6……温度検
出素子 7……測温装置、8……制御装置、9……プローブ 10……超音波温度分布測温装置、11……回転軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱エネルギ源と、流体を介して生体表面
    にあてがわれ、上記加熱エネルギ源よりエネルギ供給を
    受ける電極またはアプリケータと、上記電極またはアプ
    リケータと一体に形成されるプローブとを備える超音波
    温度分布測温装置と、これら電極またはアプリケータお
    よびプローブを一体に保持し、それら電極またはアプリ
    ケータの位置とプローブの位置とを、流体内で生体表面
    にあてがわれた状態と退避した状態とに交互に切り換え
    る保持器と、測定した温度分布で上記加熱エネルギ源を
    制御する制御器とを備えてなるハイパーサーミア装置。
JP60216376A 1985-09-30 1985-09-30 ハイパ−サ−ミア装置 Expired - Lifetime JP2503952B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2635585B2 (ja) * 1987-04-10 1997-07-30 オリンパス光学工業株式会社 ハイパーサーミア装置
JPS63305863A (ja) * 1987-06-09 1988-12-13 Agency Of Ind Science & Technol ハイパ−サ−ミア装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58116346A (ja) * 1981-12-28 1983-07-11 株式会社島津製作所 超音波診断装置
JPS59222163A (ja) * 1983-05-30 1984-12-13 山本ビニタ−株式会社 高周波加温療法における患部温度検出装置

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