JP2503892Y2 - 建 材 - Google Patents

建 材

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JP2503892Y2
JP2503892Y2 JP1992063302U JP6330292U JP2503892Y2 JP 2503892 Y2 JP2503892 Y2 JP 2503892Y2 JP 1992063302 U JP1992063302 U JP 1992063302U JP 6330292 U JP6330292 U JP 6330292U JP 2503892 Y2 JP2503892 Y2 JP 2503892Y2
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久 保 洸 大
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大久保 洸
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    • E04BUILDING
    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
    • E04C1/00Building elements of block or other shape for the construction of parts of buildings
    • E04C1/42Building elements of block or other shape for the construction of parts of buildings of glass or other transparent material
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S362/00Illumination
    • Y10S362/806Ornamental or decorative
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Architecture (AREA)
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  • Structural Engineering (AREA)
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  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は建材に関し、特に、内
装材および外装材として、たとえば床面,壁面および天
井面などに用いられる建材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内装材および外装材として用いら
れる建材には、木質系のボード,石材,石膏ボード,人
造石,れんが,陶磁器タイル,プラスチックタイル,れ
んがなどがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の建材では、概して、その表面の形状が平坦な
ものが多かった。そのため、従来の建材では、全体とし
ての装飾性に乏け、変化に富むものが期待できなかっ
た。したがって、従来の建材は、たとえば都市空間,商
業施設の商空間などに建設される建築物、テーマパー
ク,ウォーターフロント,各種リゾート施設などの遊空
間に建設される建築物、あるいは、各種イベントおよび
インテリアなどの演出効果を高める造形素材として、使
用者のニーズにこたえられるものではなかった。
【0004】それゆえに、この考案の主たる目的は、装
飾性に優れ演出効果に富んだ新しい造形素材としての新
規な建材を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、その周囲に
連結用孔を有する外枠部と、外枠部の一方側に着脱自在
に設けられ、その表面側に文字ないし図柄等の表示部が
形成されるパネル部と、パネル部と間隔を隔てて外枠部
に着脱自在に設けられ、その表面に光を反射する材料か
らなる反射シートが形成される仕切り部材と、表示部を
発光させる発光手段とを含む、建材である。
【0006】
【作用】この建材は、連結用孔を介して、複数の建材間
を連結することが可能となり、ユニットシステムを構成
できる。この場合、複数の外枠部は、それらの連結用孔
において、たとえばボルトおよびビスなどの固着手段で
連結される。表示部は、発光手段で発光される。発光す
る表示部によって、文字ないし図柄などが表示される。
さらに、発光手段により発光する表示部の文字ないし図
柄等は、反射シートの表面に反映する。そのため、この
建材では、表示部が重なって奥行き感のある立体的な映
像が映し出される。
【0007】
【考案の効果】この考案によれば、装飾性に優れ演出効
果に富んだ新しい造形素材としての新規な建材が得られ
る。
【0008】この考案の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1(A)はこの考案の一実施例を示す斜視
図解図であり、図1(B)は図1(A)の中央縦断面図
解図であり、図1(C)は図1(A)の中央横断面図解
図である。図2は図1に示す建材の分解図解図である。
【0010】この建材10は、たとえばその輪郭が正方
形状の外枠部12を含む。外枠部12は、4つのたとえ
ば矩形の面部材14a,14b,14cおよび14dで
一体的に形成される。この外枠部12の一方の開放端の
周縁部には、図1(B)および図1(C)などに示すよ
うに、たとえば断面U字形で正方形環状の縁部15が形
成される。この縁部15のU字状の隙間には、適宜、コ
ーキング材(図示せず)が充填される。4つの面部材1
4a〜14dは、たとえば透明または半透明のポリカー
ボネイト樹脂で形成され、それらの面部材14a〜14
dをたとえば射出成型法等によって、図1(A)および
図2などに示す正方形枠状の外枠部12が形成される。
なお、外枠部12は、ポリカーボネイト樹脂の他、それ
以外の不燃性樹脂材料ないし難燃性樹脂材料あるいはア
ルミ合金材料などで形成されてもよい。
【0011】4つの面部材14a〜14dには、それぞ
れ、その長手方向の中央でかつその幅方向の中央に、た
とえば略楕円形の配線用孔16a,16b,16cおよ
び16dが形成される。各配線用孔16a〜16dは、
それぞれ、その長軸の軸方向が各面部材14a〜14d
の幅方向と直交するように配置される。これらの配線用
孔16a〜16dは、後述する電極管に接続されるリー
ド線を挿通して配線するためのものである。
【0012】また、4つの面部材14a〜14dには、
それぞれ、その幅方向に各配線用孔16a〜16dと平
行に間隔を隔てて、たとえば矩形の係止用孔18a,1
8b,18cおよび18dが形成される。各係止用孔1
8a〜18dは、それぞれ、その中心点が各配線用孔1
6a〜16dの短軸の延長線上に配置されるように形成
される。この場合、係止用孔18aおよび18bは、そ
れぞれ、面部材14aおよび14bの幅方向の一端縁
(前端縁)と、各配線用孔16aおよび16bとの中間
部に形成される。係止用孔18cおよび18dは、それ
ぞれ、面部材14cおよび14dの幅方向の他端縁(後
端縁)と、各配線用孔16cおよび16dとの中間部に
形成される。これらの係止用孔18a〜18dは、後述
する仕切り部材40の係止片46,48,70および7
2を係止するためのものである。
【0013】さらに、4つの面部材14a〜14dに
は、それぞれ、その長手方向に間隔を隔てて、2つのた
とえば円形の連結用孔20が形成される。この場合、各
連結用孔20は、各配線用孔16a〜16dの長手方向
の両側に配置される。
【0014】外枠部12の前端部には、図1および図2
に示すように、たとえば正方形のパネル部22が取付け
られる。このパネル部22は、外枠部12の後端側の開
放部から挿通され、そのパネル部22の周縁部が縁部1
5に当たる位置まで押し込まれる。パネル部22は、た
とえば正方形の第1のプレート24および第2のプレー
ト26を含む。第1のプレート24および第2のプレー
ト26は、同じ大きさに形成され、それらの厚みはそれ
ぞれ2.5mmに形成される。第1のプレート24およ
び第2のプレート26は、それぞれ、たとえば透明なガ
ラス材料で形成される。第1のプレート24および第2
のプレート26は、たとえば加熱融着することによっ
て、密着して接合される。なお、第1のプレート24お
よび第2のプレート26は、たとえば接着剤ないしガラ
スはんだなどで接合してもよい。
【0015】第1のプレート24は、その一方主面に、
表示部として、たとえば平面形状が略X字形の図柄を構
成する凸状部28が形成される。この凸状部28は、た
とえば断面半円形に形成される。この凸状部28は、第
1のプレート24をその他方主面側から一方主面側に膨
出させることによって形成される。第1のプレート24
の他方主面側には、凸状部28に対応する凹状部30が
形成される。一方、第2のプレート26は、その一方主
面および他方主面がフラットに形成される。パネル部2
2は、第1のプレート24の他方主面側が第2のプレー
ト26の一方主面または他方主面に密着するように、第
2のプレート26と接合されることによって、形成され
る。このパネル部22は、第1のプレート24の一方主
面側が縁部15に当たるように、外枠部12の後端側の
開放部から挿通される。
【0016】したがって、2枚の第1のプレート24お
よび第2のプレート26を接合して形成されるパネル部
22には、第1のプレート24および第2のプレート2
6間に、略X字形の図柄を構成する空洞部32が形成さ
れる。なお、この実施例では、空洞部32は略X字形の
図柄で構成されるが、空洞部32は、たとえばそれ以外
の図柄あるいは文字などで構成されてもよい。この空洞
部32は、放電路としての機能を有する。すなわち、空
洞部の一端部34および他端部36には、空洞部32を
発光させる手段として、後述する電極管60および62
が取付けられる。また、この空洞部32には、たとえば
ネオン,ヘリウムおよびアルゴンなどの不活性ガスが封
入される。そして、電極管60および62間に電圧が印
加されることによって、放電路としての空洞部32内に
放電現象が起こり、空洞部32が発光する。
【0017】外枠部12には、仕切り部材40が取付け
られる。この仕切り部材40は、たとえば正方形の仕切
板42を含む。仕切板42の一方主面の4隅部分には、
それぞれ、たとえば3角柱状の腕片44a,44b,4
4cおよび44dが形成される。これらの腕片44a〜
44dは、仕切板42の一方主面の4隅部分から垂直に
延びて形成される。
【0018】また、仕切板42には、図2に示すよう
に、たとえば断面略3角形の2つの係止片46および4
8が形成される。これらの係止片46および48は、そ
れぞれ、外枠部12の係止用孔18aおよび18bに嵌
め込まれることによって、仕切り部材40を外枠部12
に取付ける機能を有する。一方の係止片46は、仕切板
42の一方の側端縁の中央に形成され、他方の係止片4
8は、仕切板42の一方の側端縁の中央部に形成され
る。すなわち、一方の係止片46は、腕片44aおよび
44c間の中央部に形成され、他方の係止片48は、腕
片44bおよび44d間の中央部に形成される。この場
合、腕片44aの根元部と44cの根元部との間の中央
部に、たとえばU字状の切欠き部50が設けられる。同
様にして、腕片44bの根元部と44dの根元部との間
の中央部に、U字状の切欠き部52が設けられる。そし
て、それらの切欠き部50および52の端部から延び
て、係止片46および48がそれぞれ形成される。な
お、この仕切板42には、パネル部22の空洞部32の
一端部34および他端部36に対応して、電極管60お
よび62を挿通するための2つの挿通孔54,54が設
けられる。また、仕切板42,腕片44a〜44d,係
止片46および48は、たとえばポリカーボネイト樹脂
またはABS樹脂などで射出成型加工されることによっ
て、一体的に形成される。
【0019】仕切り部材40には、その仕切板42の一
方主面に、反射シート56が形成される。反射シート5
6は、たとえば銀紙,光を反射する樹脂フィルムおよび
ハーフミラーなどの光を反射させる材料で形成される。
この実施例では、仕切板42の表面(外枠部12の前面
側に向いた面)に、たとえば銀紙をたとえば接着剤で貼
付することによって、反射シート56が形成される。ま
た、反射シート56は、たとえばポリエチレンおよびポ
リプロピレンなどの熱可塑性樹脂フィルムを仕切板42
の表面にたとえば接着剤で接着することによって、形成
されてもよい。反射シート56には、仕切板42の2つ
の挿通孔54,54に対応して、2つの孔58,58が
設けられる。なお、この実施例では、仕切り部材40の
表面に反射シート56を貼付した状態で、パネル部22
の空洞部32の一端部34および他端部36に対応した
位置に孔をあけることによって、2つの挿通孔54,5
4および2つの孔58,58が同時に形成される。
【0020】一方、パネル部22の空洞部32の一端部
34および他端部36には、それぞれ、仕切板42の2
つの挿通孔54,54および反射シート56の2つの孔
58,58を介して、電極管60,62が取付けられ
る。これらの電極60および62は、仕切り部材40の
裏面側に設置されたたとえば小型点灯器および小型変圧
器(図示せず)などに、リード線(図示せず)で接続さ
れる。さらに、それらの接続されたリード線は、適宜、
配線用孔18a〜18dから引き出され、外部に設けら
れたコンセント(図示せず)に接続される。また、たと
えば5台以上の建材を連結する場合には、容量の大きい
点灯器を用いるので、外枠部12の外部に1つの点灯器
を設置し、その点灯器に各建材の配線用孔16a〜16
dから引き出されたリード線が接続される。
【0021】外枠部12の後端側には、裏蓋64が取付
けられる。この裏蓋64は、その一方側が開放された裏
蓋本体66を含む。裏蓋本体66には、その開放端の周
縁部に、2つの段差部68,68が形成される。また、
裏蓋本体66の上縁部の中央には係止片70が形成さ
れ、裏蓋本体66の下縁部の中央には係止片72が形成
される。これらの係止片70および72は、それぞれ、
断面3角形に形成される。これらの係止片70および7
2は、それぞれ、外枠部12の係止用孔18cおよび1
8dに嵌め込まれることによって、裏蓋64を外枠部1
2に取付ける機能を有する。
【0022】この場合、裏蓋本体66の上縁部の中央に
は、間隔を隔てて、2つのスリット74,74が設けら
れることによって、それらのスリット74,74間に係
止片70が形成される。同様に、裏蓋本体66の下縁部
の中央には、間隔を隔てて、2つのスリット76,76
が設けられることによって、それらのスリット76,7
6間に係止片72が形成される。なお、裏蓋本体66の
中央部には、間隔を隔てて、複数の通気孔78,78,
・・・,78が設けられる。裏蓋本体66,係止片70
および72は、たとえばポリカーボネイト樹脂などで射
出成型加工されることによって、一体的に形成される。
【0023】以上、説明してきたように、図1および図
2に示す建材10は、主として、外枠部12,パネル部
22,仕切り部材40,電極管60,62および裏蓋6
4などの部材で構成される。また、この建材10は、外
枠部12に、パネル部22,仕切り部材40,電極管6
0,62および裏蓋64を、それらの順で、外枠部12
の後部からはめ込むことによって、組立てられる。これ
らの各部材は、着脱自在に外枠部12に取付けられる。
そのため、この建材10の組立てに際しては、たとえば
接着やビス止めの必要がなく、組立作業の省力化が図れ
る。したがって、この建材10では、組立および分解が
簡単となり、作業効率が高くなる。
【0024】この実施例の建材10では、表示部とし
て、パネル部22に略X字形の図柄を構成する空洞部3
2が形成される。また、この空洞部32には、それを発
光させるための発光手段として、たとえばネオンガスが
封入されると共に、その空洞部32の一端部34および
他端部36に、電極管60および62が取付けられる。
そして、電極管60および62間に電圧が印加されるこ
とによって、空洞部32内でグロー放電が起こり、空洞
部32が発光する。この場合、パネル部22には、発光
した略X字形の図柄が表示される。
【0025】さらに、この建材10では、発光した空洞
部32の図柄がたとえば図3に示すように反射シート5
6に反映されるので、ネオン特有のシャープな光をより
効果的にサポートすることができる。そのため、この建
材10では、その空洞部32の図柄を立体的にかつ鮮明
に映し出すことができる。
【0026】また、この実施例において、パネル部22
の前面側に、たとえばハーフミラーを設置することによ
って、その空洞部32の図柄の輪郭を反射シート56に
幾重にも重ねて映し出すことができ、より立体的な奥行
き感のある図柄を表示することが可能となる。
【0027】この建材10は、たとえば図4に示すよう
に、たとえばボルト・ナットおよびビスなどの固着手段
で、容易にそれらを縦横に連結することができるユニッ
ト方式になっている。そして、複数の建材10間を密着
して連結する場合、図4(A)に示すように、たとえば
比較的長さの短いボルト80を各建材10の複数の連結
用孔20間に挿通しかつナット(図示せず)を螺合する
ことによって、それらの建材10間が連結される。ま
た、複数の建材10間にたとえば木,金属,その他の目
地材84を使用して連結する場合、図4(B)に示すよ
うに、たとえば比較的長さの長いボルト82を各建材1
0の複数の連結用孔20間に挿通しかつナット(図示せ
ず)を螺合することによって、それらの建材10間が連
結される。なお、施工時において、複数の建材10を接
続する場合、各建材10間を連結するボルトなどの長さ
を長くしたり短くしたりすることによって、各建材10
間の間隔を広くしたり狭くしたりすることができる。
【0028】複数の建材10を接続する場合、それらの
電極管60,62に接続されるリード線は、適宜、それ
らの各建材10の配線用孔16a〜16dを介して配線
されるので、外部に露出する部分が少ない。そのため、
この建材10では、それを複数連結しても、それらの取
付け状態が整い、外的美観も損なわない。
【0029】図5は、図1および図2に示す実施例の変
形例を示す図であり、(A)はその正面図解図であり、
(B)はその側面図解図である。この変形例では、図1
および図2に示す実施例と比べて、特に、図柄などを構
成するパネル部22の空洞部32が星形状に形成されて
いる。このように、パネル部22に形成される空洞部3
2の形状は、適宜、所望する形状に変更可能である。
【0030】図6はこの考案の他の例を示す図であり、
(A)はその正面図解図であり、(B)はその断面図解
図である。この実施例では、図1および図2に示す実施
例と比べて、特に、図柄などを構成するパネル部22の
空洞部32がA字形に形成されている。また、空洞部3
2には、その一部に隠蔽部86が形成される。この隠蔽
部86の凸状部28の表面には、反射シート88が被覆
される。この場合、反射シート88は、仕切板42の表
面に形成された反射シート56と同様の材料で形成され
る。したがって、空洞部32の隠蔽部86部分は、反射
シート88により光が遮蔽されるため、空洞部32は、
A字形の文字として発光し、反射シート88に反映され
る。
【0031】図7,図8および図9は、この考案にかか
る建材の使用例を示す図である。図7には、この建材を
たとえば室内の仕切りパネルに使用した例を示してい
る。この場合、この仕切りパネル90には、図1および
図2に示す建材10と、C字状の図柄を構成する空洞部
32を備えた他の建材10とが、取付けてある。
【0032】また、図8(A)には、これらの建材をた
とえばショッピングセンターなどの床面92に使用した
例を示している。この場合、これらの建材10は、たと
えば図8(B)に示すように、床面92に掘削すること
により設けられた収納部94に埋設される。この収納部
94には、その上面に、パネル部22を保護するための
保護板96が設けられる。保護板96は、たとえば厚さ
10mmの強化硬質ガラスあるいは硬質のアクリル樹脂
などで形成され、パネル部22の空洞部32などが損傷
しないように、パネル部22を保護する機能を有する。
【0033】さらに、図9(A)には、図1および図2
に示す建材10をたとえば室内の天井面98に使用した
例を示し、図9(B)には、その建材10をたとえば室
内の壁面100に使用した例を示している。
【0034】このように、建材10を床材および天井材
として使用した場合、建材10は、その発光する空洞部
32の図柄が反射シート56によって反射され、特に、
奥行き感がかもしだされる表示部を表示することができ
る。しかも、これらの建材と周囲の建築物との調和も図
れる。
【0035】さらに、この考案にかかる建材に、適宜、
防水処理を施した場合には、この建材をたとえば風呂蓋
または風呂の底板などに使用することも可能である。
【0036】この考案にかかる建材は、たとえば図10
(A)〜(F)などに示すように、複数の建材10を連
結することによって、全体として、適宜、所望する図形
ないし模様を構成することができる。この場合、それら
の建材10に取付けられる点灯器にコントローラなどを
付設することによって、発光させる空洞部の光を点滅さ
せたり、光を流したり、光の色を変化させたりすること
も可能となり、変化に富んだ演出効果をもたらすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの考案の一実施例を示す斜視図解図
であり、(B)は(A)の中央縦断面図解図であり、
(C)は(A)の中央横断面図解図である。
【図2】図1に示す建材の分解図解図である。
【図3】図1および図2に示す建材の空洞部を発光させ
た状態を示す斜視図である。
【図4】(A)は図1および図2に示す建材を比較的短
いボルトで縦横に連結した状態を示す正面図解図であ
り、(B)は図1および図2に示す建材を比較的長いボ
ルトで縦横に連結した状態を示す正面図解図であり、
(C)は(B)の側面図解図である。
【図5】(A)はこの考案の変形例を示す正面図解図で
あり、(B)はその側面図解図である。
【図6】(A)はこの考案の他の実施例を示す正面図解
図であり、(B)はその断面図解図である。
【図7】この考案にかかる建材の使用例を示す図解図で
ある。
【図8】(A)はこの考案にかかる建材の他の使用例を
示す図解図であり、(B)はその取付け状態を示す要部
図解図である。
【図9】(A)はこの考案にかかる建材のさらに他の使
用例を示す図解図であり、(B)はこの考案にかかる建
材の別の使用例を示す図解図である。
【図10】この考案にかかる建材の各種パターンを示す
正面図解図である。
【符号の説明】
10 建材 12 外枠部 14a,14b,14c,14d 面部材 16a,16b,16c,16d 配線用孔 18a,18b,18c,18d 係止用孔 20 連結用孔 22 パネル部 24 第1のプレート 26 第2のプレート 28 凸状部 30 凹状部 32 空洞部 40 仕切り部材 42 仕切板 44a,44b,44c,44d 腕片 46,48,70,72 係止片 50,52 切欠き部 64 裏蓋 66 裏蓋本体 68,68 段差部 74,76 スリット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その周囲に連結用孔を有する外枠部、 前記外枠部の一方側に着脱自在に設けられ、その表面側
    に文字ないし図柄等の表示部が形成されるパネル部、 前記パネル部と間隔を隔てて前記外枠部に着脱自在に設
    けられ、その表面に光を反射する材料からなる反射シー
    トが形成される仕切り部材、および前記表示部を発光さ
    せる発光手段を含む、建材。
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