JP2503883Y2 - サイドブレ―キ引き代調整用治具 - Google Patents

サイドブレ―キ引き代調整用治具

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JP2503883Y2
JP2503883Y2 JP3620690U JP3620690U JP2503883Y2 JP 2503883 Y2 JP2503883 Y2 JP 2503883Y2 JP 3620690 U JP3620690 U JP 3620690U JP 3620690 U JP3620690 U JP 3620690U JP 2503883 Y2 JP2503883 Y2 JP 2503883Y2
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JP
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jig
equalizer
side brake
wire
adjustment
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JP3620690U
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昭行 辻
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はサイドブレーキの引き代を調整するための治
具に関する。
(従来技術) 自動車に用いられているパーキングブレーキ機構、い
わゆるサイドブレーキ機構は、一般に第3図に見られる
ように、手許にあるサイドブレーキレバーaを引上げる
ことにより、その作用端に結合した作動ロッドbを介し
てワイヤイコライザcを図中左方へ移動させ、ワイヤガ
イドdを通してここに結合したワイヤeを引いて後輪に
内蔵した駐車用ブレーキを操作するように構成されてい
る。この機構においては、ワイヤeの伸びに対処させる
ため、作動ロッドb上のばね受け座fに一端を当接した
スプリングgによりイコライザcに図中右方への付勢力
を作用させ、これを作動ロッドbに螺合した調整ナット
hに当接させることによってその戻り側(図中右側)の
位置を規制するようにし、ワイヤeの伸びに応じて適宜
調整ナットhを追い込むことにより、サイドブレーキレ
バーaの引上げストロークが一定のところで駐車ブレー
キが作動するよう調整可能に構成されている。
このように、サイドブレーキのストローク調整はいた
って簡単に行うことができるが、この調整機構を組立ラ
インで組付けるに当っては、作業標準によって定められ
た引き代に調整するために、常時スプリングgにより戻
し側への付勢力が作用しているイコライザcに抗して調
整ナットhを締め込んでいかなければならないといった
きわめて困難な作業を作業者に強いることになる。
したがって、このような問題に対しては、これまでラ
チェット式のレンチを用いたり、空動工具や電動工具を
使用するようにしていたが、前者のものでは、ナットの
送りに手間がかかって煩わしいばかりでなく、作業者の
熟練度によって作業時間に大きな差が出るといった不都
合があり、また後者のものは、ナットの締め込み時間を
短くすることはできても車内に重い工具を持込まなけれ
ばならず、加えて無理な締め込みを行ってナットや作動
ロッドを破損させたり、アタッチメントで他の部品に傷
を付けたりする虞れがあり、さらには、両者に共通する
点として、締め代を作業者のカンに委ねているため人に
よってムラが生じ易いほか、引き代を確認しながら調整
しなければならないといった問題を有している。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、一定の引き代調整を容易にしか
も短時間で行うことのできる新たな引き代調整用治具を
提供することにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案はかかる課題を達成するためのサイ
ドブレーキ引き代調整用治具として、車体に固定したワ
イヤガイド上に着脱自在に位置決め載置される治具本体
に、引かれた状態でのワイヤイコライザ後端と当接して
該ワイヤイコライザの戻りを抑え得るような長さを有す
る突片を一体的に取付けたものである。
(作用) サイドブレーキレバーを引き上げ、作動ロッドdに螺
着した調整ナットhとともにイコライザcを引き、その
状態のもとで治具本体をワイヤガイドの上に位置決め載
置し、これと一体をなす突片をワイヤイコライザの後端
に当接させ、ついで、サイドブレーキレバーを下げてワ
イヤイコライザの戻りを抑え、調整ナットに作用するス
プリングの付勢力を解いて、調整ナットの操作を容易と
なして、サイドブレーキの引き代調整を行う。
(実施例) そこで以下に図示した実施例について説明する。
第1図は本考案の一実施例をなす引き代調整用治具を
示したものであり、第2図はこの治具を使用した調整機
構の組付け工程を示したものである。
図において符号1で示した引き代調整用治具は、ワイ
ヤガイドd上に係止する治具本体2と、引いた位置でイ
コライザcを保持しておくための間隔保持部材8とによ
って構成されている。
治具本体2は、ワイヤガイドdの上面に取付け得る大
きさの枠形部材として構成されていて、その下板3に
は、ワイヤガイド固定用ボルトd1、d1を嵌込む長孔4が
設けられ、また上板5には把手6が取付けられている。
これに対して間隔保持部材8は、治具本体2の前面に
固定された係止板9と、この係止板9の両端から前方に
突出した2枚の支持突片11、11とからなっていて、係止
板9の下端は、本体2下方に突出してワイヤガイドdの
前端縁d2と当接する位置決め部10をなしており、左右の
支持突片11、11には、その前端にイコライザcの後縁c2
と係合する係合凹部12、12が形成され、上縁には機種別
の調整位置を示す刻み13…が設けられている。
つぎに第2図によってこの治具1を用いた調整機構の
組付けについて説明する。
はじめに、第2図(a)に示した状態から作業者がサ
イドブレーキレバーaを強く引くと、作動ロッドdに螺
着された調整ナットhによりセンターピンc2が引かれ
て、これと一体をなすイコライザcは図中左方へ移動す
る。
つぎにこの状態のもとで、突片11の先端に設けた係合
凹部12を第3図(b)に示したように、イコライザcの
後端縁c1に合わせるようにして治具本体2をワイヤガイ
ドdの上に乗せ、固定ボルトd1、d1を長孔4に嵌込むと
ともに、係止板9下端の位置決め部10をワイヤガイドd
の前縁d2に当接して治具本体2を位置決めする(第2図
(b))。
ついでこの状態でサイドブレーキレバーaを戻すと、
スプリングgに付勢されて戻ろうとするイコライザcは
治具1の支持突片11により阻止されて、作動ロッドb
と、ここに螺着された調整ナットhのみが第2図(c)
に2点鎖線で示したようにもとの位置に戻って、イコラ
イザcと調整ナットhとの間に隙間が形成される。
したがってつぎに作業者は、支持突片11に付した機種
別の調整位置を示す刻み13を見ながら、調整ナットhを
手で回してこれを該当する刻み13の位置に合わせ(第2
図(c))、最後に調整治具1をワイヤガイドd上から
取外せば、スプリングgに押圧されたイコライザcは、
再び調整ナットhと当接して定められた引き代位置に位
置決めされる。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、引き代調整用治具
本体をワイヤガイド上に位置決め可能に構成するととも
に、この治具本体に、引かれた状態でのワイヤイコライ
ザと当接してその戻りを抑え得る長さを有する突片を一
体的に設けたので、ワイヤイコライザを引いた状態でこ
れを突片により保持することにより調整ナットに作用す
るスプリングの付勢力を解き、さしたる工具を用いるこ
となく調整ナットを操作可能となして、サイドブレーキ
の引き代調整を容易にしかも短時間で行わせるようにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す引き代調整用治具の斜
視図、第2図(a)乃至(c)は、この調整用治具を用
いた調整工程を示した図、第3図(a)(b)は、パー
キングブレーキ機構の一例を示した側面図と上面図であ
る。 1……調整治具、2……治具本体 6……把手、9……係止板 10……支持突片、12……係合部 13……刻み a……サイドブレーキレバー b……作動ロッド、c……イコライザ d……ワイヤガイド、e……ワイヤ g……スプリング、h……調整ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に固定したワイヤガイド上に着脱自在
    に位置決め載置される治具本体と、該治具本体に一体的
    に固定され、かつ、引かれた状態でのワイヤイコライザ
    後端と当接して該ワイヤイコライザの戻りを抑え得る長
    さを有する突片とからなるサイドブレーキ引き代調整用
    治具。
JP3620690U 1990-04-03 1990-04-03 サイドブレ―キ引き代調整用治具 Expired - Lifetime JP2503883Y2 (ja)

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JPH03126754U JPH03126754U (ja) 1991-12-20
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