JP2503633Y2 - エンジンの潤滑油清浄装置 - Google Patents

エンジンの潤滑油清浄装置

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JP2503633Y2
JP2503633Y2 JP1989093301U JP9330189U JP2503633Y2 JP 2503633 Y2 JP2503633 Y2 JP 2503633Y2 JP 1989093301 U JP1989093301 U JP 1989093301U JP 9330189 U JP9330189 U JP 9330189U JP 2503633 Y2 JP2503633 Y2 JP 2503633Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、熱電併給システムに使用されるエンジンの
潤滑油清浄装置に関し、特に標準設備に好適で低価格な
簡易潤滑油清浄装置に関する。
B.考案の概要 この考案は、潤滑油を貯蔵した補助油タンクを設け、
この補助油タンク内の油をエンジン内に循環させ、且つ
補助油タンク内の油を清浄するフィルタおよび油潤滑ポ
ンプを備えた潤滑油清浄回路を設けて、このフィルタの
入口側と出口側に、電動弁を設けて、自動起動、自動停
止を頻繁に行われる小形のエンジンの運転に適し、且つ
潤滑油の交換時期を伸ばして交換回数を減らした安価で
自動潤滑油清浄を可能とした潤滑油清浄装置に関する。
また、上記の潤滑油清浄装置に、1台の電動ポンプと
適宜の切替弁を設けて、この1台の電動ポンプで、フィ
ルタ内の潤滑油の交換を短時間で行うことができるよう
にしたものである。
C.従来の技術 原動機で発電をしつつ、廃熱を利用する熱電併給シス
テム(Cogeneration System)は、省エネルギーという
時代の要請のもとに世界的な普及を見せている。
熱電併給システムの標準的な設備(50〜1000KVA)で
は、通常250時間毎に潤滑油を交換する必要があるが、
この交換する間隔をせめて500時間以上伸ばして欲しい
という要望がある。その交換回数の差は、年間稼働時間
を年に7000Hとすると、250時間に1回交換する場合は、
年28回交換することになり、もし1000時間に1回の交換
で済めば年7回で済み、年に21回もの交換回数が減るこ
ととなり、1回の交換に必要な経費を数万円とすると、
年間を通すと相当の金額の差になる。
1000kw〜5000kw級のエンジンでは遠心分離機及び別置
タンクを配設することにより5000〜8000時間の交換寿命
を実現しているが、これは非常に高価なもので、500kw
級の標準型では、もっと低価格の設備で全自動化を実現
することが望ましい。
D.考案が解決しようとする課題 従来の標準的設備における始動/停止は手動式が多か
ったが、近年の熱電併給システムでは、負荷容量により
自動始動/自動停止を頻繁に行われるようになっている
ので、従来の手動のものは使用できず潤滑油の清浄装置
も全自動であることが要求される。また、従来はフィル
タ内の潤滑油を交換する方法が自然流下方式であったた
め、約100リットルを交換するのに約2時間を要し、そ
の手間も大変であったが、この交換時間も短縮したい。
本考案は、このような課題に鑑みて創案されたもの
で、潤滑油の交換する間隔を伸ばし、且つ全自動化され
た熱電併給システムの標準設備に対応させて自動清浄を
可能とし、標準設備に好適な低価格で、油交換時間を短
縮可能な潤滑油清浄装置を提供することを目的としてい
る。
E.課題を解決するための手段 上記の課題を解決するための手段は、潤滑油を貯蔵し
た補助油タンクを設け、該補助油タンクとエンジンとを
循環する潤滑油回路を設けるとともに、前記補助油タン
クに該補助油タンク内の潤滑油を清浄するための潤滑油
清浄回路を設けてこの清浄回路にフィルタおよび油循環
ポンプを配設し、更に前記フィルタの入口側と出口側に
入力側電動弁および出力側電動弁を設ける。
また、これに加え、入口側電動弁のフィルタ側に、給
油時のみ開く第1の切替弁と、電動ポンプと、給油時の
み開く第2の切替弁を順次配列して給排油口に接続し、
且つ出力側電動弁のフィルタ側に、排油時にのみ開く第
3の切替弁を介して前記電動ポンプと第2の切替弁との
間に接続した排油路を設けるとともに、前記電動ポンプ
と第1の切替弁間に排油時のみ開く第4の切替弁を介し
て給排油口に連通したバイパス回路を設けた潤滑油清浄
装置となす。
F.作用 本考案は上記のように構成しているので、エンジンの
運転中は、潤滑油は補助油タンクとエンジン間を循環し
エンジンを潤滑する。同時にフィルタの入口と出口に配
設された電動弁はコントローラによってエンジンと連動
され、エンジン運転中はバルブを開いたフィルタの濾過
機能が働き補助油タンク内の油を清浄する。従ってエン
ジン内には清浄された補助油タンク内の潤滑油が供給さ
れることになる。エンジン停止中はバルブを閉じてフィ
ルタから補助油タンク内に油が落下するのを防止する。
また、潤滑油が汚れて交換する場合や、フィルタの目
詰まりを生じたときは、エンジンを停止し両電動弁を閉
じた状態で、第3の切替弁、第4の切替弁を開き、電動
ポンプを運転してフィルタ内の油を給排油口から排出
し、次に電動ポンプを停止して第3の切替弁と第4の切
替弁を閉じ、第1の切替弁と第2の切替弁を開いて電動
ポンプを運転し、給排油口から新たな油をフィルタ内に
送給する。
G.実施例 以下、本考案を図面に示す一実施例に基づいて説明す
る。
第1図は、本考案の一実施例を示す構成図で、図にお
いて、1は熱電併給システムのエンジン、2はオイルパ
ン、3は潤滑油を貯蔵した補助油タンクで、上記の標準
形用として約500lを貯蔵できる程度のものを別置する。
ア,イは補助油タンク3の油をエンジン内に循環させる
潤滑油回路を形成する管路、4はフィルタで、後述の油
清浄回路中に設けられている。5は油循環ポンプで、補
助油タンク3内の油をフィルタ4を介して循環させる。
6はフィルタ3の入口側に配設された電動弁、7はフィ
ルタ4の出口側に配設された電動弁、8はフィルタ3の
入口の過剰昇圧で開放される安全弁、9は電動ポンプ、
10はフィルタ4の目詰まりを検出する警報手段としての
圧力スイッチ、11は上記各手段をエンジン1の運転に連
動させるコントローラ、12は積算式流量計である。前記
油清浄回路は、油循環ポンプ5,管路ウ,電動弁6,管路
エ,フィルタ4,電動弁7,管路オにより成り、油循環ポン
プ5の運転によって補助油タンク3内の油を循環し、フ
ィルタ4で清浄する。
電動ポンプ9の出口側は、通常閉じていて給油時のみ
開く第1の切替弁aを介して入口側電動弁6のフィルタ
側に接続され、この電動ポンプ9の入口側は、給油時の
み開く第2の切替弁bを介して給排油口13に接続されて
いる。また、電動ポンプ9と第2の切替弁bとの間に
は、排油時にのみ開く第3の切替弁cを介して出口側電
動弁7のフィルタ側に接続された排油管が接続され、更
に電動ポンプ9の出口側には、排油時にのみ開いて給排
油口と連通する第4の切替弁dが設けられ、これら切替
弁a,b,c,dおよび電動ポンプ9とで、フィルタ内の油を
交換する油交換回路を形成している。
次に動作について説明する。今エンジン1が運転され
ると、エンジン内のクーラー1aに連動したポンプにより
補助油タンク3内の潤滑油は、管路アから吸引されてエ
ンジン内を潤滑して管路イを通って補助タンク3内に戻
り両者を循環する。同時にエンジンの運転信号で入口側
および出口側の電動弁6および7は開かれ、また油循環
ポンプ5が運転される。この油循環ポンプ5の運転によ
って補助油タンク3内の潤滑油は、フィルタ4内に送り
込まれる。この潤滑油は、管路ウ内の減圧弁(図示省
略)で、例えば2.0kg/cm2程度に保たれてフィルタ4に
流入し、そこで濾過された後、出口側電動弁7を通って
管路オを経て補助タンク3に戻り、油清浄回路の管路
ウ,エ,オを循環し、補助タンク3内の潤滑油を清浄す
る。ここで清浄された補助油タンク3内の潤滑油がエン
ジン1内を循環することになる。
エンジン1が停止すると、その停止信号で油循環ポン
プ5の運転は停止し、同時に電動弁6および7を閉じ、
潤滑油が補助油タンク3内に落下するのを防止する。
安全弁8は、前記入口側電動弁6の潤滑油の流れ方向
手前側に配設されていて、油圧が設定圧力を越えると、
潤滑油を管路カを経て補助タンク3にバイパスさせる。
フィルタ4には、圧力計4a及び自動エア抜き弁4bが付
設され、更に目詰まりの警報手段として、圧力スイッチ
10が設けられている。この圧力スイッチはフィルタ4の
内圧が設定値以上になるとコントローラ11に信号を出す
と同時に警報を発し、油の交換を促す。また必要に応じ
コントローラ11からは電動弁の閉成信号が出され、電動
弁を閉じる。電動弁が閉じられると、安全弁8の部分の
圧力が上昇して安全弁8が動作してバイパス回路に切り
替わる。
上記フィルタの目詰まりの警報が出たときには速やか
にエンジンを停止して補助油タンク内およびフィルタ内
の潤滑油の交換を行う。フィルタ内の潤滑油を交換する
場合は、エンジン1を停止し、両電動バルブ6,7が閉じ
た状態で、第3の切替弁cと、第4の切替弁dを開き、
電動ポンプ9を運転する。しかるときは、フィルタ4内
の油は切替弁c−電動ポンプ9−切替弁d−給排油口13
の回路で、フィルタ4内の潤滑油は排出される。排出が
終わったときに、電動ポンプ9の運転を止め、前記の開
いた切替弁cとdを閉じ、次に切替弁aとbを開き、給
排油口13をドラム罐等の貯油槽に連通して電動ポンプ9
を運転する。しかるときは、新しい潤滑油は、切替弁b
−電動ポンプ9−切替弁a−フィルタ4の回路でフィル
タ4内に給油され、潤滑油の交換が行われる。
このように、本実施例は、全自動化された熱電併給シ
ステムの標準設備に対応させ、フィルタと、このフィル
タの入口,出口側に電動弁を設け、更に補助油タンクを
設けて、この補助油タンクに潤滑油回路と潤滑油清浄回
路とを別回路として設けたので、潤滑油清浄回路の油潤
滑ポンプと電動弁とをエンジンの運転信号に連動させて
操作すれば、自動潤滑油清浄ができる。またフィルタの
目詰まりが生じた場合でも、潤滑油回路は、フィルタ回
路とは関係なく補助油タンク内の油を循環させるので、
エンジンを必ずしも停止(エンジンと連動)する必要が
なく、エンジンを運転したままフィルタ内の油の交換が
できる。
なお、実験の結果、上記の熱電併給システムの標準的
設備に本実施例を適用した場合、フィルタを設けて清浄
することによって潤滑油を交換する間隔が従来の250時
間から500時間以上伸ばすことができ、更に補助油タン
クを設置することで約500時間、合計1000時間伸ばすこ
とができた。また価格も従来の遠心分離単体の約1/7以
下で出来、標準設備に適した低価格の簡易潤滑油清浄装
置が得られた。またフィルタへの給排油も1台の電動ポ
ンプで行うことができ、その潤滑油交換時間も極めて短
縮できた。
H.考案の効果 以上、説明したとおり、本考案によれば、完全自動化
された熱電併給システムの標準設備に対応させて自動清
浄を行い、標準設備に好適な低価格で、油の交換回数が
少なく、且つ油交換時間を短縮する簡易な潤滑油清浄装
置を提供することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成図である。 1……エンジン、2……オイルパン、3……補助タン
ク、4……フィルタ、5……油循環ポンプ、6……入口
側電動弁、7……出口側電動弁、8……安全弁、9……
電動ポンプ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】潤滑油を貯蔵した補助油タンクを設け、該
    補助油タンクとエンジンとの間にエンジン運転時に潤滑
    油を循環する潤滑油回路を設けるとともに、この潤滑油
    回路とは別回路として前記補助油タンクに該補助油タン
    ク内の潤滑油を清浄するための潤滑油清浄回路を設けて
    この清浄回路にフィルタと、前記エンジンの起動信号で
    運転してフィルタ内に潤滑油を送り込み、停止信号で運
    転を停止する油循環ポンプと、フィルタの入口側と出口
    側に設けられエンジンの起動信号で開き、停止信号で閉
    じる入力側電動弁および出力側電動弁を配設するととも
    に、入口側電動弁のフィルタ側に、給油時のみ開く第1
    の切替弁と、潤滑油の交換時に運転する電動ポンプと、
    給油時のみ開く第2の切替弁を順次配列して給油口に接
    続し、且つ出口側電動弁のフィルタ側に、排油時のみ開
    く第3の切替弁を介して前記電動ポンプと第2の切替弁
    との間に接続した排油路を設けるとともに、前記電動ポ
    ンプと第1の切替弁間に排油時のみ開く第4の切替弁を
    介して給排油口に連通したバイパス回路を設けたことを
    特徴とするエンジンの潤滑油清浄装置。
JP1989093301U 1989-08-08 1989-08-08 エンジンの潤滑油清浄装置 Expired - Lifetime JP2503633Y2 (ja)

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JPH0332107U JPH0332107U (ja) 1991-03-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4648363A (en) * 1985-11-12 1987-03-10 Tecumseh Products Company Lubricating oil filtration system for an engine
JPH0334859Y2 (ja) * 1986-09-06 1991-07-24

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