JP2503571Y2 - Ｖ型エンジンの吸気装置 - Google Patents
Ｖ型エンジンの吸気装置Info
- Publication number
- JP2503571Y2 JP2503571Y2 JP2427790U JP2427790U JP2503571Y2 JP 2503571 Y2 JP2503571 Y2 JP 2503571Y2 JP 2427790 U JP2427790 U JP 2427790U JP 2427790 U JP2427790 U JP 2427790U JP 2503571 Y2 JP2503571 Y2 JP 2503571Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- bank
- branch
- pipe
- inlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は自動車用Ｖ型エンジンに好適な吸気装置に関
する。
する。
（従来の技術及びその課題） 自動車用Ｖ型エンジンにおいては、その据付上の要請
から、第２図に示すように、第１のバンク４と第２のバ
ンク６の間のスペースにこれら第１のバンク４の各気筒
ａ、ｂ、ｃ、ｄに連通する第１の分岐吸入管８及び第２
のバンク６の各気筒ｅ、ｆ、ｇ、ｈにそれぞれ連通する
第２の分岐吸入管10が互いに対向するように配設され、
かつ、これら各気筒ａ〜ｈに燃料を噴射するための図示
しない燃料噴射ポンプ、これら燃料噴射ポンプと各気筒
ａ〜ｈの燃料噴射ノズルとを連結する図示しない燃料噴
射管、エアクリーナ15からの吸気を第１の分岐吸入管８
及び第２の分岐吸入管10に供給するための吸気集合管12
等が配設されている。
から、第２図に示すように、第１のバンク４と第２のバ
ンク６の間のスペースにこれら第１のバンク４の各気筒
ａ、ｂ、ｃ、ｄに連通する第１の分岐吸入管８及び第２
のバンク６の各気筒ｅ、ｆ、ｇ、ｈにそれぞれ連通する
第２の分岐吸入管10が互いに対向するように配設され、
かつ、これら各気筒ａ〜ｈに燃料を噴射するための図示
しない燃料噴射ポンプ、これら燃料噴射ポンプと各気筒
ａ〜ｈの燃料噴射ノズルとを連結する図示しない燃料噴
射管、エアクリーナ15からの吸気を第１の分岐吸入管８
及び第２の分岐吸入管10に供給するための吸気集合管12
等が配設されている。
吸気集合管12は燃料噴射ポンプ、燃料噴射管並びに一
方のバンクの変速機側に配設されたスタータやコンプレ
ッサ等の補機類によってその配設位置が大巾に制約され
るため、図示のように、第１の分岐吸入管８に沿って伸
び、更に、第１の分岐吸入管８の吸気取入口９から第２
の分岐吸入管10の吸気取入口11に亘って伸びている。
方のバンクの変速機側に配設されたスタータやコンプレ
ッサ等の補機類によってその配設位置が大巾に制約され
るため、図示のように、第１の分岐吸入管８に沿って伸
び、更に、第１の分岐吸入管８の吸気取入口９から第２
の分岐吸入管10の吸気取入口11に亘って伸びている。
この結果、第１のバンク４の各気筒ａ〜ｄに至る吸気
通路の長さと第２のバンク６の各気筒ｅ〜ｈに至る吸気
通路の長さとの間に差が生じるため、第１のバンク４の
各気筒ａ〜ｄに吸入される吸気の圧力振巾と第２のバン
ク６の各気筒ｅ〜ｈに吸入される吸気の圧力振巾が不均
一となって両者間に吸気干渉が発生する。かくして、特
に、エンジンの高回転領域においてその体積効率が低下
し、従って、エンジンの出力も低下するという不具合が
あった。
通路の長さと第２のバンク６の各気筒ｅ〜ｈに至る吸気
通路の長さとの間に差が生じるため、第１のバンク４の
各気筒ａ〜ｄに吸入される吸気の圧力振巾と第２のバン
ク６の各気筒ｅ〜ｈに吸入される吸気の圧力振巾が不均
一となって両者間に吸気干渉が発生する。かくして、特
に、エンジンの高回転領域においてその体積効率が低下
し、従って、エンジンの出力も低下するという不具合が
あった。
そこで、第２図に破線で示すように、吸気集合管12内
に吸気集合管の入口13から第１の分岐管８の吸気取入口
９の近傍に至る隔壁14を設け、この隔壁14によって吸気
干渉を抑制するようにしたものが提案されたが、これも
未だエンジンの高回転領域における体積効率が不十分で
あるという問題があった。
に吸気集合管の入口13から第１の分岐管８の吸気取入口
９の近傍に至る隔壁14を設け、この隔壁14によって吸気
干渉を抑制するようにしたものが提案されたが、これも
未だエンジンの高回転領域における体積効率が不十分で
あるという問題があった。
（課題を解決するための手段） 本考案は上記課題を解決するために提案されたもので
あって、その要旨とするところは、第１のバンクと第２
のバンクとの間にこれら第１及び第２のバンクの各気筒
に各々連通し、かつ、互いに対向する第１及び第２の分
岐吸入管が配設されるとともに上記第１及び第２の分岐
吸入管の入口に各々連通するとともに上記第１の分岐吸
入管に沿って延び更に上記第１の分岐吸入管の入口から
上記第２の分岐吸入管の入口に亘って延びる吸気集合管
が配管されたＶ型エンジンの吸気装置において、上記吸
気集合管内にこの吸気集合管の入口から第１の分岐吸入
管に沿って延びる第１壁部とこの第１壁部と連続して第
１の分岐吸入管の入口近傍から第２の分岐吸入管の入口
近傍に亘って延びる第２の壁部とから成り、第１のバン
クの気筒への第１の吸気通路及びこれとほぼ長さが等し
い第２のバンクの気筒への第２の吸気通路をそれぞれ限
界する隔壁を設けたことを特徴とするＶ型エンジンの吸
気装置にある。
あって、その要旨とするところは、第１のバンクと第２
のバンクとの間にこれら第１及び第２のバンクの各気筒
に各々連通し、かつ、互いに対向する第１及び第２の分
岐吸入管が配設されるとともに上記第１及び第２の分岐
吸入管の入口に各々連通するとともに上記第１の分岐吸
入管に沿って延び更に上記第１の分岐吸入管の入口から
上記第２の分岐吸入管の入口に亘って延びる吸気集合管
が配管されたＶ型エンジンの吸気装置において、上記吸
気集合管内にこの吸気集合管の入口から第１の分岐吸入
管に沿って延びる第１壁部とこの第１壁部と連続して第
１の分岐吸入管の入口近傍から第２の分岐吸入管の入口
近傍に亘って延びる第２の壁部とから成り、第１のバン
クの気筒への第１の吸気通路及びこれとほぼ長さが等し
い第２のバンクの気筒への第２の吸気通路をそれぞれ限
界する隔壁を設けたことを特徴とするＶ型エンジンの吸
気装置にある。
（作用） 本考案においては、上記構成を具えているため、第１
のバンクの各気筒への第１の吸気通路の長さと、第２の
バンクの各気筒への第２の吸気通路との長さがほぼ等し
くなり、第１のバンクの各気筒への吸気と第２のバンク
の各気筒への吸気の圧力振巾が均等化されるため、これ
ら吸気間の吸気干渉が大巾に改善される。
のバンクの各気筒への第１の吸気通路の長さと、第２の
バンクの各気筒への第２の吸気通路との長さがほぼ等し
くなり、第１のバンクの各気筒への吸気と第２のバンク
の各気筒への吸気の圧力振巾が均等化されるため、これ
ら吸気間の吸気干渉が大巾に改善される。
（実施例） 本考案の１実施例が第１図に示されている。
吸気集合管20の内部には吸気集合管20の入口21から第
１の分岐吸入管８に沿って延びる第１壁部22とこの第１
壁部22と連続して第１の分岐吸入管８の入口９近傍から
第２の分岐吸入管10の入口11の近傍に延びる第２壁部23
とから成る隔壁24を設け、この隔壁24により吸気集合管
20の内部に第１の吸気通路25と第２の吸気通路26が限界
されている。
１の分岐吸入管８に沿って延びる第１壁部22とこの第１
壁部22と連続して第１の分岐吸入管８の入口９近傍から
第２の分岐吸入管10の入口11の近傍に延びる第２壁部23
とから成る隔壁24を設け、この隔壁24により吸気集合管
20の内部に第１の吸気通路25と第２の吸気通路26が限界
されている。
そして、第２の壁部23に対向する第２の吸気通路26の
壁面を膨出させて第２の膨出部28を形成することにより
第２の吸気通路26の断面積の変化をできるだけ小さくし
ている。
壁面を膨出させて第２の膨出部28を形成することにより
第２の吸気通路26の断面積の変化をできるだけ小さくし
ている。
また、第２の壁部23に対向する第１の吸気通路25の壁
面を膨出させてに第１の膨出部27を形成することによっ
てこの第１の膨出部27と第２壁部23とによって囲まれる
空間29を形成し、この空間29は第１の吸気通路25の一部
を構成する。
面を膨出させてに第１の膨出部27を形成することによっ
てこの第１の膨出部27と第２壁部23とによって囲まれる
空間29を形成し、この空間29は第１の吸気通路25の一部
を構成する。
かくして、第１のバンク４の各気筒ａ〜ｄに連通する
第１の吸気通路25の長さと第２のバンクの各気筒ｅ〜ｈ
に連通する第２の吸気通路26の長さがほぼ等しくなり、
各気筒ａ〜ｈ間の吸気の圧力振幅が均等化されるため、
吸気干渉が大幅に改善され、従って、特にエンジンの高
回転領域における吸気の体積効率が向上する。
第１の吸気通路25の長さと第２のバンクの各気筒ｅ〜ｈ
に連通する第２の吸気通路26の長さがほぼ等しくなり、
各気筒ａ〜ｈ間の吸気の圧力振幅が均等化されるため、
吸気干渉が大幅に改善され、従って、特にエンジンの高
回転領域における吸気の体積効率が向上する。
（考案の効果） 本考案においては、吸気集合管内にこの吸気集合管の
入口から第１の分岐吸入管に沿って延びる第１壁部とこ
の第１壁部と連続して第１の分岐吸入管の入口近傍から
第２の分岐吸入管の入口近傍に亘って延びる第２の壁部
とから成る隔壁を設けたため、第１のバンクの各気筒へ
の第１の吸気通路の長さと、第２のバンクの各気筒への
第２の吸気通路の長さがほぼ等しくなり、第１のバンク
の各気筒への吸気と第２のバンクの各気筒への吸気の圧
力振巾が均等化されるため、これら吸気間の吸気干渉が
大巾に改善される。
入口から第１の分岐吸入管に沿って延びる第１壁部とこ
の第１壁部と連続して第１の分岐吸入管の入口近傍から
第２の分岐吸入管の入口近傍に亘って延びる第２の壁部
とから成る隔壁を設けたため、第１のバンクの各気筒へ
の第１の吸気通路の長さと、第２のバンクの各気筒への
第２の吸気通路の長さがほぼ等しくなり、第１のバンク
の各気筒への吸気と第２のバンクの各気筒への吸気の圧
力振巾が均等化されるため、これら吸気間の吸気干渉が
大巾に改善される。
この結果、特にエンジンの高回転領域におけるエンジ
ンの体積効率を向上してその出力を増大させることがで
きる。
ンの体積効率を向上してその出力を増大させることがで
きる。
第１図は本考案の１実施例を示す略示的上面図、第２図
は従来の装置の略示的上面図である。 第１のバンク……４、気筒……ａ〜ｄ、第２のバンク…
…６、気筒……ｅ〜ｈ、第１の分岐吸入管……８、入口
……９、第２の分岐吸入管……10、入口……11、吸気集
合管……20、入口……21、隔壁……24、第１壁部……2
2、第２壁部……23、第１の吸気通路……25、第２の吸
気通路……26
は従来の装置の略示的上面図である。 第１のバンク……４、気筒……ａ〜ｄ、第２のバンク…
…６、気筒……ｅ〜ｈ、第１の分岐吸入管……８、入口
……９、第２の分岐吸入管……10、入口……11、吸気集
合管……20、入口……21、隔壁……24、第１壁部……2
2、第２壁部……23、第１の吸気通路……25、第２の吸
気通路……26
Claims (1)
- 【請求項１】第１のバンクと第２のバンクとの間にこれ
ら第１及び第２のバンクの各気筒に各々連通し、かつ、
互いに対向する第１及び第２の分岐吸入管が配設される
とともに上記第１及び第２の分岐吸入管の入口に各々連
通するとともに上記第１の分岐吸入管に沿って延び更に
上記第１の分岐吸入管の入口から上記第２の分岐吸入管
の入口に亘って延びる吸気集合管が配設されたＶ型エン
ジンの吸気装置において、上記吸気集合管内にこの吸気
集合管の入口から第１の分岐吸入管に沿って延びる第１
壁部とこの第１壁部と連続して第１の分岐吸入管の入口
近傍から第２の分岐吸入管の入口近傍に亘って延びる第
２の壁部とから成り、第１のバンクの気筒への第１の吸
気通路及びこれとほぼ長さが等しい第２のバンクの気筒
への第２の吸気通路をそれぞれ限界する隔壁を設けたこ
とを特徴とするＶ型エンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2427790U JP2503571Y2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | Ｖ型エンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2427790U JP2503571Y2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | Ｖ型エンジンの吸気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03114531U JPH03114531U (ja) | 1991-11-25 |
| JP2503571Y2 true JP2503571Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=31527246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2427790U Expired - Lifetime JP2503571Y2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | Ｖ型エンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2503571Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP2427790U patent/JP2503571Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03114531U (ja) | 1991-11-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |