JP2502887B2 - はんだ付け装置 - Google Patents

はんだ付け装置

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JP2502887B2
JP2502887B2 JP4151209A JP15120992A JP2502887B2 JP 2502887 B2 JP2502887 B2 JP 2502887B2 JP 4151209 A JP4151209 A JP 4151209A JP 15120992 A JP15120992 A JP 15120992A JP 2502887 B2 JP2502887 B2 JP 2502887B2
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義昭 橘
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品を仮着したプ
リント基板をチャンバ内に形成した不活性ガス雰囲気の
低酸素状態の中ではんだ付けを行うはんだ付け装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のはんだ付け装置の一例として、入
口部と出口部のみを開口してプリヒータとはんだ槽とか
らなるはんだ付け部を収容したチャンバ内に非酸化性,
非腐食性のガス雰囲気を形成し、入口部と出口部とを介
してチャンバ内にプリント基板を搬送させ、ガス雰囲気
中ではんだ付けを行わせるはんだ付け装置が公知である
(実開昭56−142869号公報参照)。
【0003】また、従来のはんだ付け装置の他の例とし
て、ガス雰囲気を形成するチャンバの入口部と出口部に
封止フラップ、すなわち、シャッター機構を備えたトン
ネル区画がそれぞれ接続構成されたはんだ付け装置も公
知である(特開平2−303675号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリント基
板をあらかじめ加熱処理させるプリヒータと、プリント
基板を搬送させながらはんだ付け処理するはんだ付け部
を覆うチャンバ内に不活性ガスの雰囲気を形成し、その
低酸素状態の中ではんだ付けを行わせる場合、チャンバ
内に設けられているプリヒータあるいははんだ槽の溶解
はんだ熱の影響でチャンバ内は高温化される。
【0005】一方、チャンバの両端にプリント基板を搬
送するための入口開口部と出口開口部とが形成されてい
るので、チャンバ内の温度分布が不安定化し、熱対流現
象が生じる。そのため、チャンバ内の高温部におけるガ
ス分布密度は希薄化し、低温部との間にガス分布密度の
むらを生じてチャンバ内の均一化されたガス分布の維持
が困難となり、はんだ付け精度に悪い結果をもたらすこ
とが確認されている。
【0006】また、チャンバの入口開口部と出口開口部
は外気との境界に形成されているため、前記熱対流現象
と相まって、チャンバ内における不活性ガスの漏洩によ
るガス消費量が多いという問題点があった。
【0007】さらに、チャンバ内の外気を遮断してガス
消費を抑制するため、チャンバにシャッター機構を備え
たトンネル区画を接続構成するものにおいては、搬送さ
れるプリント基板とシャッター機構の関連的な開閉操作
機構など技術的に複雑化し、さらには、チャンバ構成が
大型化するという問題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、不活性ガスの分布密度を均一に保持さ
せるはんだ付け装置を得ることを目的とする。
【0009】また、はんだ付け装置のチャンバ内に隔壁
を設けることにより、不活性ガスの漏洩を抑制しうるは
んだ付け装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるはんだ付
け装置は、プリント基板の搬送方向に対し少なくとも3
個以上の不活性ガス供給ノズルをチャンバ内に順次配設
し、チャンバ内の雰囲気温度の高い部分では不活性ガス
の供給量を増やし、低い部分では不活性ガスの供給量を
少なくする不活性ガス供給装置を設けたものである。
【0011】また、チャンバ内にはプリント基板の搬送
方向と直角方向に形成した隔壁を、プリント基板の搬送
方向に沿って順次設けたものである。
【0012】
【作用】本発明においては、プリント基板の搬送方向に
設けた少なくとも3個以上の不活性ガス供給ノズルを設
けたそれぞれの部分におけるチャンバ内の雰囲気温度の
高低に応じて不活性ガスの供給量を増減することより、
チャンバ内が不活性ガス雰囲気の低酸素状態で均一に保
持される。
【0013】また、チャンバ内の隔壁により不活性ガス
の分布密度がより均一化し、不活性ガスの漏洩が抑制さ
れる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す構成図、図2
は、図1の平面図を示す。これらの図において、1はチ
ャンバで、プリント基板5を保持し搬送する手段として
のコンベヤ2が貫通され配設されている。3,4は前記
チャンバ1の入口開口部と出口開口部を示す。チャンバ
1内には、予備加熱部を構成するプリヒータ6と、はん
だ付け部を構成するはんだ槽7とが収容されている。8
A〜8Fは前記チャンバ1の長手方向に順次配設された
不活性ガス供給ノズル(以下、供給ノズルという)を示
し、各供給ノズル8A〜8Fはそれぞれ流量調整計9A
〜9F,ストップバルブ10A〜10F,調整バルブ1
1A〜11Fを介してガス供給源12から不活性ガスの
供給を受ける。13はフィルタ、14は前記流量調整計
9A〜9F,ストップバルブ10A〜10F,調整バル
ブ11A〜11F,ガス供給源12,フィルタ13から
なる不活性ガス供給装置を示す。また、17A〜17F
は後述の噴出ノズル(図2の1点鎖線で示す)である。
【0015】次に、動作について説明する。プリント基
板5はコンベヤ2に保持されて矢印A方向に搬送され、
チャンバ1内の不活性ガス雰囲気の低酸素状態にあるプ
リヒータ6ではんだが溶解する温度付近まで加熱処理さ
れ、次いで、はんだ槽7ではんだ付け処理される。
【0016】不活性ガスを満たしていたチャンバ1内に
は、プリヒータ6とはんだ槽7が収容されていて、プリ
ヒータ6による加熱やはんだ槽7内のはんだ融液の熱に
よりチャンバ1内が高温化される。
【0017】一方、チャンバ1の両端にはプリント基板
5のコンベヤ2を貫通する入口側開口部3と出口側開口
部4とが形成され、これら各開口部3,4の付近におけ
るチャンバ1内は、その中央部に比較して低温化される
ため、チャンバ1内に熱対流現象が発生し、高温部にお
けるほど不活性ガスの分布密度が希薄化されて、チャン
バ1内のガス分布密度は不均一な状況をつくる。
【0018】また、チャンバ1にはプリント基板5の搬
送方向(矢印A方向)、すなわち、チャンバ1の長手方
向に少なくとも3個以上の供給ノズル8A〜8Fが順次
配設されていて、チャンバ1内の雰囲気温度の高温部,
低温部に該当する箇所の供給ノズル8A〜8Fへの不活
性ガスの供給量を、それぞれガス供給源12からの不活
性ガスを流量調整計9A〜9F,ストップバルブ10A
〜10F,調整バルブ11A〜11Fの調整によって増
減することが可能である。
【0019】なお、チャンバ1の入口開口部3と出口開
口部4はプリント基板5と接触しないように狭くするこ
とで、一層の不活性ガスのシーリング効果が得られる。
【0020】図3は、図1に示すチャンバ1内に形成さ
れる不活性ガスの供給量と雰囲気温度分布を示す図で、
供給ノズル8Bと8C付近において、最も高温化されて
いることが示されている。したがって、供給ノズル8B
と8C付近のガス分布密度が低くなっていることから、
この部分の供給ノズル8Bと8Cへのガスの供給量を最
高に噴出できるように調整し、他の供給ノズル8Aおよ
び8D〜8Fの箇所はいずれもチャンバ1内の雰囲気温
度の定価に応じて減少させて供給する。その結果、チャ
ンバ1内のガス分布密度が均一化されることが確認され
た。
【0021】また、供給ノズル8A〜8Fからチャンバ
1内に供給される不活性ガスは、供給ノズル8A〜8F
から直接的に供給してもよいし、図2,図4に示すよう
に、その長手方向がプリント基板5の搬送方向(図2の
矢印A方向)と直角方向に形成し、多数の噴出孔16を
下方に向けて形成した噴出ノズル17A〜17E(図2
の1点鎖線で示す)を供給ノズル8A〜8Fにそれぞれ
取り付けて供給するようにしてもよい。
【0022】図5は本発明の他の実施例を示す構成図
で、図1と同一符号は同一部分を示し、チャンバ1内の
長手方向に複数の隔壁15A〜15Eをプリント基板5
の搬送方向と直角方向に形成し、かつプリント基板5の
搬送方向に沿って順次配設している。隔壁15A〜15
Eは、例えば、耐熱処理を施したゴム等で形成されたシ
ート状をなしており、少なくともプリント基板5の搬送
に支障を生じない程度に設けられることはいうまでもな
い。
【0023】チャンバ1内の隔壁15A〜15Eは互い
に隣接する各隔壁15Aと15B,15Bと15C,…
…15Dと15Eとの間に独立された空間部を複数形成
することから、チャンバ1内に生ずる熱対流現象を分散
発生させて小型化し、不活性ガスの分布密度を均一化す
ると同時に、チャンバ1内のガス漏洩を最小限に止ど
め、ガス消費量を抑制する効果をもたらすものである。
【0024】また、チャンバ1内は不活性ガスが満たさ
れ低酸素状態の中にあるから、プリント基板5の被はん
だ付け部やはんだ融液の酸化防止に効果的で、比較的精
度の高いはんだ付けが行われる。また、不活性ガス雰囲
気の低酸素状態の中でのはんだ付けは、はんだ付け処理
に不可欠とされているフラックス処理の低残渣成分によ
るフラックスの使用やノンフラックス処理も可能であ
り、はんだ付け処理後のプリント基板の洗浄が比較的に
簡単、かつ簡易であり、また、無洗浄化も可能となる。
【0025】なお、チャンバ1の入口開口部3および出
口開口部4に不活性ガスによるカーテン(図示せず)を
設けた場合には、一層のシーリング効果が得られる。
【0026】上記実施例おけるはんだ付け装置は、はん
だ槽7による不活性ガス雰囲気下の浸漬はんだ付け装置
に基づいて説明したが、同じ不活性ガス雰囲気下のホッ
トエア・リフローはんだ付け方式などの炉構成によるリ
フローはんだ付け方式に、本発明のチャンバ1を適用し
ても、同様の効果を得ることができるのはいうまでもな
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、プリン
ト基板の搬送方向に対し少なくとも3個以上の不活性ガ
ス供給ノズルをチャンバ内に順次配設し、チャンバ内の
雰囲気温度の高い部分では不活性ガスの供給量を増や
し、低い部分では不活性ガスの供給量を少なくする不活
性ガス供給装置を設けたことにより、チャンバ内の不活
性ガス分布密度を常時均一に維持させるので、低酸素状
態の中で良好なはんだ付けを行うことができる。
【0028】また、チャンバ内にはプリント基板の搬送
方向と直角方向に形成した隔壁を、プリント基板の搬送
方向に沿って順次設けたことにより、チャンバ内の不活
性ガスの分布密度をより均一化させるとともに、チャン
バ内の不活性ガスの漏洩を最小限に抑制できる効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】チャンバ内に形成される不活性ガスの供給量と
雰囲気温度分布を示す図である。
【図4】噴出ノズルを示す拡大断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 チャンバ 2 コンベヤ 5 プリント基板 6 プリヒータ 7 はんだ槽 8A〜8F 不活性ガス供給ノズル 14 不活性ガス供給装置 15A〜15E 隔壁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバ内に、電子部品を仮着したプリ
    ント基板の搬送手段と、予備加熱部と、はんだ付け部と
    が設けられ、前記チャンバ内に複数のノズルにより不活
    性ガスを供給して低酸素状態の中で前記プリント基板に
    はんだ付けをするはんだ付け装置において、前記プリン
    ト基板の搬送方向に対し少なくとも3個以上の不活性ガ
    ス供給ノズルを前記チャンバ内に順次配設し、前記チャ
    ンバ内の雰囲気温度の高い部分では不活性ガスの供給量
    を増やし、低い部分では不活性ガスの供給量を少なく
    る不活性ガス供給装置を設けたことを特徴とするはんだ
    付け装置。
  2. 【請求項2】 チャンバ内にはプリント基板の搬送方向
    と直角方向に形成した隔壁を、前記プリント基板の搬送
    方向に沿って順次設けたことを特徴とする請求項1記載
    のはんだ付け装置。
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