JP2502787Y2 - 面付蝶番取付治具 - Google Patents

面付蝶番取付治具

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JP2502787Y2
JP2502787Y2 JP1924993U JP1924993U JP2502787Y2 JP 2502787 Y2 JP2502787 Y2 JP 2502787Y2 JP 1924993 U JP1924993 U JP 1924993U JP 1924993 U JP1924993 U JP 1924993U JP 2502787 Y2 JP2502787 Y2 JP 2502787Y2
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俊雄 谷井
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高橋金物株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば折戸を蝶着する
場合に、面付蝶番を戸等の取り付け部位に位置決めする
ための蝶番取付治具であって、複数の蝶番の羽根板の幅
寸法に適応できる面付蝶番取付治具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば折戸を製造する場合には、二枚の
戸を、複数の面付蝶番で蝶着する。この場合、蝶番の位
置決めをするために有用な治具がなく、眼で確認しなが
ら、手で押さえて取り付けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、眼で確
認しながら手で押さえて取り付ける方法は、蝶番を正確
に位置決めすることが難しく、また、蝶番のねじ穴の中
心に正確にねじを取り付けることも困難であった。その
ため、例えば、戸等に対して蝶番が斜めになったり、蝶
番の左右の羽根板の少なくとも一方が取付け幅よりずれ
てしまったりするという問題があった。また、例えば複
数個の蝶番を取り付けて折戸等を製造する場合に、それ
らのうちの少なくとも一個以上がずれて取り付けられ、
折戸として作用しにくくなる等の問題もあった。
【0004】さらに、蝶番の位置決めや、正確に取り付
けるための作業、または正確に取り付けられなかった蝶
番を取り付け直すためなどに時間がかかり、取付け作業
時間が長くなるという問題もあった。
【0005】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、戸等に蝶番を正確に位置決めし、規制した状態でね
じ止めすることができるとともに、羽根板の幅寸法が異
なる複数の蝶番に使用することができる面付蝶番取付治
具を提供することを目的とする。
【0006】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の面付蝶番取付治具は、面付蝶番を取り付け
る際に戸等の所定の部位に位置決めするための蝶番取付
治具であって、前記戸等の端面に押し当てする対の爪部
材と、この爪部材の上部から前記戸等の一面側に延設さ
れて蝶番の羽根板を取付け部位に位置決めする枠部材
と、この枠部材と前記爪部材との取付け位置を変更する
ことで前記羽根板の幅寸法を調整可能とする調整手段と
からなる。
【0007】また、本考案の好ましい態様においては、
前記調整手段が前記爪部材と前記枠部材との間に形成さ
れた係合可能な凹部と凸部とからなり、前記凹部と凸部
との係合位置を変更することにより前記枠部材と前記爪
部材との取付け位置が変更され前記蝶番の羽根板の幅寸
法が調整される。
【0008】さらに、本考案の他の好ましい態様におい
ては、前記調整手段が、前記爪部材または枠部材の何れ
か一方に形成された長孔と、他方に形成された穴とから
なり、前記長孔と穴とにねじを貫通させることにより前
記枠部材と前記爪部材との取付け位置が変更され前記蝶
番の羽根板の幅寸法が調整される。
【0009】
【作用】面付蝶番取付治具を、調整手段により取り付け
る蝶番の羽根板の幅寸法に合致させ、爪部材を枠部材の
取付け位置に固定する。次に、戸等の蝶番取付け位置の
端面に対の爪部材を押し当てると、枠部材が戸等の一面
側の羽根板取付け位置に当接される。ついで、枠部材に
蝶番を嵌合させると羽根板の位置決めがされる。この状
態で、ねじ止めすると、規制された状態でのねじ止めが
なされ、羽根板の一方が取り付けられる。その後、他方
の戸の上下を合わせてねじで止めることによって一組の
折戸ができあがる。
【0010】また、枠部材に対する爪部材の取付け位置
を変更すると、羽根板の幅寸法の異なる蝶番を取り付け
られる。
【0011】さらに、調整手段が、調整手段が爪部材と
枠部材との間に形成された係合可能な凹部と凸部とから
なる場合、係合させる凹部と凸部とを変更することによ
り枠部材と爪部材との取付け位置が変更され蝶番の羽根
板の幅寸法が調整される。
【0012】そしてまた、調整手段が、爪部材または枠
部材の何れか一方に形成された長孔と、他方に形成され
た穴からなる場合には、長孔と穴とにねじを貫通させる
ことによって蝶番の羽根板の幅寸法の調節がなされる。
【0013】
【実施例】以下、実施例により本考案を詳細に説明す
る。図1、図2には本考案の面付蝶番取付治具の一実施
例が示されている。図1は本考案の面付蝶番取付治具の
一実施例を示す斜視図であり、図2はその分解斜視図で
ある。
【0014】図1において、面付蝶番取付治具1は、戸
11の蝶番5を取り付ける部位の端面11aに押し当て
する対の爪部材2・2と、この爪部材2・2の上部2b
・2bから戸11の一面側11bに延設されて蝶番5の
羽根板5aを取付け部位に位置決めする枠部材3とから
構成される。そして、枠部材3に対する爪部材2の取付
け位置を変更することで羽根板の幅寸法の異なる蝶番に
適応できるようにする調整手段7が設けられている。な
お、爪部材2・2は例えば略直方体に形成することがで
き、戸11の端面11aとの当接面2dを有する。ま
た、枠部材3は、取付ける蝶番5の形状に応じた形状に
すればよく、蝶番5が例えば略長方形である場合、略コ
字状の平板にすることができる。
【0015】図2を合わせて説明すると、この実施例に
おいては、調整手段7は、爪部材2の上部2bに形成さ
れた十字状の凹部2aと、枠部材3と一体に固着された
凸部形成部材3bに形成された直線状の凸部3aとから
なり、十字状の凹部2aと凸部3aとを係合させること
によって蝶番の羽根板の幅寸法の調節がなされるように
構成されている。十字状の凹部2aは、略直方体からな
る爪部材2の長辺方向の直線状の凹部21aと、短辺方
向の直線状の凹部21bとから形成される。ここで、例
えば爪部材2の長辺方向を縦とし、短辺方向を横とする
と、凹部21aと、凸部3aとを係合させると、爪部材
2は、枠部材3に対して縦になり、凹部21bと、凸部
3aとを係合させると、爪部材2は、枠部材3に対して
横になる。
【0016】蝶番の羽根板は、爪部材2を戸11の端面
11aに押し当てた際に、略コ字状の枠部材3が戸11
の一面側11b上に形成する空間部Aに、枠部材3に嵌
合させた状態で配置する。したがって、爪部材2と端面
11aとの当接面2dと、枠部材3の略コ字を形成する
三辺のうちの爪部材2を保持することのない連結部3e
の内側の面3dとの距離dが蝶番の羽根板の幅に相当
し、この距離dは、前述のように略直方体の爪部材2
を、縦にした場合と、横にした場合とでは変化する。十
字状の凹部2aの十字の少なくとも一方を中心からずら
して形成すると距離dをさらに変えることが可能にな
る。
【0017】なお、この実施例においては、凸部形成部
材3bに凸部3aを形成した後、凸部形成部材3bを枠
部材3の所定位置に固着している。これは成形しやすい
からであって、凸部3aは、枠部材3に直接形成するこ
ともできる。
【0018】また、枠部材3と爪部材2とには、孔3c
と、ねじ溝を有する孔2cとが形成されていて、この孔
3c、2cにねじ4を螺合させることにより、枠部材3
に爪部材2を保持させることができるようにされてい
る。
【0019】さらに、枠部材3の略コ字状の両角部に皿
穴3f・3fを設けておくと、例えば所定長さの保持板
に、複数個の面付蝶番取付治具1・1・・・を所定間隔
で取り付ける場合に、皿穴3f・3fを利用して螺着す
ることもできる。
【0020】さらにまた、枠部材3の略コ字を形成する
三辺のうちの爪部材2を保持することのない連結部3e
の中央部にセンターを示すための表示部3gを設けて、
位置決めしやすくすることもできる。
【0021】次に図3、図4により、爪部材2を前述の
ように枠部材3に対して縦または横にした際の、蝶番の
羽根板の幅への対応について説明する。図3は羽根板の
幅が狭い蝶番を枠部材に嵌合させた場合の平面図、図4
は羽根板の幅が広い蝶番を枠部材に嵌合させた場合の平
面図である。
【0022】図3において爪部材2は、枠部材3に対し
て縦方向に係合されており、爪部材2と端面11aとの
当接面2dと、枠部材3の略コ字を形成する三辺のうち
の爪部材2を保持することのない連結部3eの内側の面
3dとの距離d1 は例えば30mmである。そして、枠部
材3には、羽根板5aの幅D1 が同じく30mmである蝶
番5が嵌合されている。この場合、距離d1 と、羽根板
5aの幅D1 とは前述のごとく等しい幅寸法である。
【0023】図4においては、爪部材2は、枠部材3に
対して横方向に係合されており、爪部材2と端面11a
との当接面2eと、枠部材3の略コ字を形成する三辺の
うちの爪部材2が保持されない連結部3eの内側の面3
dとの距離d2 は例えば35.5mmである。そして、枠部
材3には、羽根板51aの幅D2 が同じく35.5mmであ
る蝶番51が嵌合されている。この場合、距離d2 と、
羽根板51aの幅D2とは前述のごとく等しい幅寸法で
ある。
【0024】図5には、本考案の面付蝶番取付治具の他
の実施例の斜視図が示されている。図5において、面付
蝶番取付治具11は、対の略直方体の爪部材22・22
と、略コ字状の枠部材32とから構成されている。そし
て、枠部材32の両先端部位にはそれぞれ長孔32a・
32aが形成され、爪部材22・22にはそれぞれ所定
間隔で、例えばねじ溝を有する穴22a・22aが形成
されている。このため、長孔32aの所定位置と、穴2
2aとにねじ42を貫通させることによって蝶番の羽根
板の幅寸法の調節がなされるように構成されている。
【0025】次に、本考案の面付蝶番取付治具を用いて
蝶番を取付け、折戸を蝶着する方法について説明する。
図6には蝶着された折戸の斜視図が示され、図7には折
戸を蝶着する際に使用することができるスペーサーとそ
の使用方法を表す斜視図が示されている。
【0026】図6においては、折戸10は、上下のレー
ル13、14に取り付けられ、一方の戸11と他方の戸
12とが、3個の蝶番5・5・5により蝶着されてい
る。この折戸10は、前述したように本考案の面付蝶番
取付治具を用いて、戸11に蝶番5の一方の羽根板5a
を位置決めし、規制した状態で螺着した後、他方の戸1
2をならべ、蝶番5の他方の羽根板5bを螺着して形成
される。この場合、3個の蝶番5・5・5がすべて、正
確に位置決めされ、規制した状態で螺着されるので、容
易に、確実に、短時間で蝶着することができ、折戸10
を容易に製造することができる。
【0027】図7において、折戸10を蝶着する際に使
用することができるスペーサー6は、所定の厚さを有す
る平板からなる隙間挟持部6aと、この隙間挟持部6a
の一端部に形成された保持部6bとから構成される。
【0028】なお、このスペーサー6は、例えば、一方
の戸11と、他方の戸12との間の空間部10aに所定
の隙間を設けたい場合に、蝶番5の一方の羽根板5aを
螺着した後、他方の戸12を並べる際に、その間の空間
部10aに挟持するように配置して用いる。
【0029】また、大量に高さが同寸法の戸に、戸ごと
に複数枚の蝶番を取り付ける場合には、戸高さの支持板
に本考案の面付蝶番取付治具を蝶番の取付け枚数分取付
け、それを戸に押し当てて蝶番を取り付けることもでき
る。この場合、前述した皿穴3f、センターを示すため
の表示部3gを形成しておくと保持板への位置決め、取
付けが容易である。
【0030】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の面付蝶番
取付治具を用いると、戸等の蝶番取付け位置に、正確に
位置決めすることができ、蝶番を規制した状態でねじ止
めすることができる。したがって戸等に蝶番を軸心ずれ
を生じることなく正確に、容易に、短時間で取り付ける
ことができる。
【0031】また、本考案の面付蝶番取付治具は、枠部
材と爪部材との取付け位置を変更することで羽根板の幅
寸法を調整可能な調整手段を有しているので、羽根板の
幅寸法が異なる複数の蝶番に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の面付蝶番取付治具の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】同分解斜視図である。
【図3】羽根板の幅が狭い蝶番を枠部材に嵌合させた場
合の平面図である。
【図4】羽根板の幅が広い蝶番を枠部材に嵌合させた場
合の平面図である。
【図5】本考案の面付蝶番取付治具の他の実施例を示す
斜視図である。
【図6】蝶着された折戸を示す斜視図である。
【図7】折戸を蝶着する際に使用することができるスペ
ーサーとその使用方法示す斜視図である。
【符号の説明】
1、11 面付蝶番取付治具 2、22 爪部材 3、32 枠部材 4、42 ねじ 5、51 蝶番 7 調整手段 11 戸 2a 十字状の凹部 3a 凸部 11a 戸の端面 11b 戸の一面側 32a 長孔 22a 穴

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】面付蝶番を取り付ける際に戸等の所定の部
    位に位置決めするための蝶番取付治具であって、前記戸
    等の端面に押し当てする対の爪部材と、この爪部材の上
    部から前記戸等の一面側に延設されて蝶番の羽根板を取
    付け部位に位置決めする枠部材と、この枠部材と前記爪
    部材との取付け位置を変更することで前記羽根板の幅寸
    法を調整可能とする調整手段とからなる面付蝶番取付治
    具。
  2. 【請求項2】前記調整手段が前記爪部材と前記枠部材と
    の間に形成された係合可能な凹部と凸部とからなり、前
    記凹部と凸部との係合位置を変更することにより前記枠
    部材と前記爪部材との取付け位置が変更され前記蝶番の
    羽根板の幅寸法が調整される請求項1記載の面付蝶番取
    付治具。
  3. 【請求項3】前記調整手段が、前記爪部材または枠部材
    の何れか一方に形成された長孔と、他方に形成された穴
    とからなり、前記長孔と穴とにねじを貫通させることに
    より前記枠部材と前記爪部材との取付け位置が変更され
    前記蝶番の羽根板の幅寸法が調整される請求項1記載の
    面付蝶番取付治具。
JP1924993U 1993-04-15 1993-04-15 面付蝶番取付治具 Expired - Lifetime JP2502787Y2 (ja)

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JPH0678563U JPH0678563U (ja) 1994-11-04
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