JP2502748Y2 - サッシ枠と躯体の雨仕舞装置 - Google Patents

サッシ枠と躯体の雨仕舞装置

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JP2502748Y2
JP2502748Y2 JP10523989U JP10523989U JP2502748Y2 JP 2502748 Y2 JP2502748 Y2 JP 2502748Y2 JP 10523989 U JP10523989 U JP 10523989U JP 10523989 U JP10523989 U JP 10523989U JP 2502748 Y2 JP2502748 Y2 JP 2502748Y2
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貢 本沢
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立山アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、躯体とその開口部に取付けるサッシ枠と
の雨仕舞装置に関する。
〔従来の技術〕
躯体の開口部にサッシ枠を取付ける場合、外装部やサ
ッシ枠の取付部から侵入した浸透水が室内まで達しない
ようにしなければならない。そのために種々の工夫が凝
らされている。例えば特開昭60-123692号公報や実開昭6
2-18488号公報の如く、上枠に中空部を設け、上枠外周
壁の室内側に上向きの溝部を形成し、該溝部と上枠内周
壁に排水孔を設け、室外側にコーキングを施すか、内枠
と外枠の間に屋外と等圧になる主空間を形成する一方、
外枠の室内側外周部に躯体開口部の内面に接するタイト
材を嵌合し、該タイト材と室外側に設けるコーキングの
間に外空間を形成し、主空間と外空間の間に、主空間気
圧が外空間気圧より大きい時に閉鎖する逆止弁を取付け
るか、実開昭62-47684号公報の如く取付けサッシの室内
側外周部にタイト材を取付けたものが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前者雨仕舞装置にあっては、気圧差と浸透した貯水量
を利用して逆止弁を作動し、浸透水を排水するものであ
るが、躯体内を通った浸透水には埃や芥塵が混入するた
め、逆止弁が埃や芥塵によって作動不能になる問題点が
あった。又他の雨仕舞装置にあっては、一長一短がある
ので更にその改良が望まれていた。
本案は従来技術の有するこのような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、気圧差を
利用すると共に、浸透水が一定の所まで達した所で、貯
水することなく直ちに排水し得る雨仕舞装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案における雨仕舞装
置はサッシ上枠材に取付ける漏水受材の上面に内タイト
材と外タイト材を並列に設け、両タイト材の舌片を躯体
開口部の上部内面に密接し、両タイト材と躯体の間に外
空部を形成する一方、外タイト材の室外側にコーキング
を施し、コーキングを貫通して前記外空部と上枠材とを
連通させる排水ブロックを設け、外空部に溜水した雨水
を排水ブロックにより屋外に排水し得るようにしたもの
である。
〔作用〕
漏水受材は上枠材立上り壁の外側より室内に向けて取
付けられ、漏水受材の上面に躯体開口部の上部内面に密
接する内タイト材と外タイト材が並列に設けられている
ので、躯体に沿って侵入した浸透水は、躯体開口部の上
部内面に密接する外タイト材によって阻止される。
又躯体開口部の上部内面と内外タイト材の間に形成す
る外空部が、コーキングを貫通する排水ブロックによっ
て上枠材と連通しているので、外空部は外気と連通して
等気圧になると共に、外空部まで侵入した浸透水はブロ
ックと上枠材を介して屋外に排水される。
〔実施例〕
以下、本案雨仕舞装置の構造を実施例の図面により説
明すると、Fは上枠材F1と下枠材F2、及び縦枠材F3にて
構成するサッシ枠で、上枠材F1は内周壁11の室内側に内
側壁12を、室外側に中空部1を設け、中空部1は室外に
向けて下降傾斜する庇片1aと、庇片1aの内外より垂下す
る側片1b,1c、及び両側片1b,1cの下端部間に連続する横
片1dより形成され、庇片1aの室外側より上方に立上り壁
13を突設し、中空部1の下にガラス嵌合部10を設け、庇
片1aと横片1dの室外寄りに抜孔25,26を食違いに穿設す
る。
下枠材F2は室外に向けて下降傾斜する水切壁23の室内
側に内側壁22を設け、内側壁22の上部より室外に向けて
内周壁21を突出し、その室外側に上向きのガラス嵌合部
20を上枠材F1の嵌合部10と相対するように設け、嵌合部
20と水切壁23の間に支持壁24を設け、該支持壁24より室
外側の嵌合部20と、支持壁24の下部に貫通孔27,28を食
違いに穿設する。
縦枠材F3は室内側に中空部3を設け、室外側に内周向
きに開口した内向溝30を有する。
4はサッシ上枠材F1の室外側上部に取付ける下向きに
鈎状を成す漏水受材で、漏水受材4は上枠材立上り壁13
の室外側に外接する垂直壁4aの上端より室内に向けて内
向壁4bを突設し、内向壁4bの上面に室内向きに開口する
内横溝5aと、室外向きに開口する外横溝5bを並列に設け
るか、或は向い合って開口する内横溝5aと外横溝5bを設
け、外横溝5bに上枠材庇片1aの抜孔25に対応した切欠口
15を形成し、垂直壁4aを上枠材立上り壁13に外接し、こ
れをビス止め固定する。
この漏水受材4は、サッシ枠Fを構成する上枠材F1、
下枠材F2、縦枠材F3と同様に、軽金属材より押出し成形
するものである。
8Aは漏水受材4の内横溝5aに嵌合する弾性タイト材
で、該タイト材8Aは内横溝5aに嵌挿する基部8aより上方
にタイト片9aを突設し、タイト片9aの先部に躯体開口部
Hの上部内面hに密接する舌片9cを有する。
8Bは漏水受材4の外横溝5bに嵌合する弾性タイト材
で、該タイト材8Bは前記タイト材8Aと同じ形状を成し、
共通に使用するもので、説明の便宜上、以後内横溝5aに
嵌挿するものを内タイト材8A、外横溝5bに嵌挿するもの
を外タイト材8Bに区別する。
8は漏水受材4の内横溝5aと外横溝5bに跨がって嵌挿
する弾性タイト材で、該タイト材8は漏水受材4の内外
横溝5a,5bに跨がって嵌挿する基部8aの内外より上方に
タイト片9a,9bを突設し、タイト片9a,9bの先部に舌片9c
を形成するものである。
タイト材8A,8B,8のタイト片9a,9bは、躯体開口部Hの
上部内面hに密接し、タイト片9a,9bの間に外空間Aを
形成する。
Cは漏水受材4の外横溝5bに嵌合した外タイト材8Bよ
り室外側の、内向壁4bと躯体上部内面hとの間に設ける
コーキングである。
6はコーキングCを貫通して前記外空部Aと上枠材F1
とを連通させる排水ブロックで、該ブロック6は漏水受
材4の内向壁4bに外接する腕部7aと、垂直壁4aに外接す
る脚部7bとが略直角に連続して鉤状を成すもので、例え
ば天板6aの室内側に腕片6bを、室外側に腕片6bより長い
脚片6cを垂設し、腕片6bと脚片6cの間の左右に、漏水受
材4の内向壁4bより垂直壁4aに跨がって外接する鉤状側
板6d,6eを設け、一方の側板6dの腕片6b寄りに流入口7
を、脚片6c寄りの下部に排水口17を設け、流入口7が内
横溝5aと外横溝5bの間で開口するよう、腕部7aが漏水受
材外横溝5bに設けた切欠口15に挿入し、脚部7bが漏水受
材垂直壁4aに外接し、その下端部が上枠材庇片1aに設け
た抜孔25に挿入するものである。
図中40は下枠材F2の内周壁21に取付ける排水弁、Pは
躯体Bの室外側にモルタルMを介して着設する外装材。
Tは漏水受材4の内横溝5aに嵌合した内タイト材8Aより
室内側の躯体Bとサッシ枠Fの間に設けるモルタルやセ
メント等のトロである。
〔考案の効果〕
本案の雨仕舞装置は上記のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
サッシ上枠材の立上り壁より室内に向けて取付ける漏
水受材には、内横溝と外横溝が平行して設けられ、両横
溝より上方にタイト片を突出し、タイト片の先部に設け
た舌片を開口部内面に密接するので、例え外装材が損傷
したり、外装材を着設しているモルタルが老化し、そこ
から雨水が浸透し、躯体開口部の内面まで達しても、ま
ず外タイト片によって浸透が阻止される。しかも外タイ
ト片を乗越えて更に室内側まで浸透しても、外タイト片
と内タイト片の間に外空部が形成され、外空部が漏水受
材の外側に取付けた排水ブロックによって外気と連通し
て等気圧となるので、外空部まで浸透した雨水は内横溝
と外横溝の間に滴下し、内外横溝間で開口しているブロ
ックの流入口に流れ込み、ブロックによって上枠材の中
空部まで導かれ、屋外に排水される。又躯体開口部の内
面に密接する内タイト片と外タイト片の間に形成した外
空間は、開口部に沿って侵入する浸透水を室内側まで浸
透しないようにする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案雨仕舞装置によるサッシ枠の取付け例を示
す縦断面図、第2図と第3図はサッシ枠の類例縦断面
図、第4図は第1図における要部横断面図、第5図は縦
枠材の平面図、第6図(イ)(ロ)(ハ)は排水ブロッ
クの正面図と側面図及び底面図、第7図(イ)(ロ)は
切欠口の形成例を示す漏水受材の要部斜視図と縦断面
図、第8図(イ)(ロ)は切欠口に対するるブロックの
取付例を示す要部斜視図と断面図、第9図はブロックの
上下反転状態における斜視図、第10図(イ)(ロ)
(ハ)と第11図(イ)(ロ)(ハ)はタイト材の嵌合例
を示す漏水受材の側面図、第12図(イ)(ロ)は漏水受
材の側面図である。 F……サッシ枠、F1……上枠材、F2……下枠材、F3……
縦枠材、1,3……中空部、13……立上り壁、10,20……嵌
合部、30……内向溝、25,26……抜孔、27,28……貫通
孔、4……漏水受材、4a……垂直壁、4b……内向壁、5
a,5b……横溝、15……切欠口、6……排水ブロック、7
……流入口、17……排水口、8,8A,8B……タイト材、8a,
8b……基部、9a,9b……タイト片、9c……舌片、40……
排水弁、A……外空部、H……躯体開口部、h……開口
部内面、B……躯体、C……コーキング、M……モルタ
ル、P……外装材、T……トロ、

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サッシ上枠材(F1)に取付ける漏水受材
    (4)の上面に、内タイト片(9a)と外タイト片(9b)
    を並列して設け、両タイト片(9a,9b)の舌片(9c)を
    躯体開口部(H)の上部内面(h)に密接し、両タイト
    片(9a,9b)と躯体(B)の間に外空部(A)を形成す
    る一方、外タイト片(9b)の室外側にコーキング(C)
    を施し、コーキング(C)を貫通して前記外空部(A)
    と上枠材(F1)とを連通させる排水ブロック(6)を設
    け、外空部(A)に溜水した雨水を排水ブロック(6)
    により室外に排水し得るようにしたサッシ枠と躯体の雨
    仕舞装置。
  2. 【請求項2】サッシ上枠材(F1)の室外側に中空部
    (1)を設け、中空部(1)の室内側に立上り壁(13)
    を突設し、漏水受材(4)を上枠材立上り壁(13)の外
    側より室内側に向けて取付け、漏水受材(4)の上面に
    室内外向きに開口する内横溝(5a)と外横溝(5b)を並
    列に設け、内横溝(5a)より上方に内タイト片(9a)
    を、又外横溝(5b)より上方に外タイト片(9b)を突出
    し、両タイト片(9a,9b)の舌片(9C)と躯体上部内面
    (h)の間に外空部(A)を形成する一方、排水ブロッ
    ク(6)が漏水受材(4)に外接し、外空部(A)と上
    枠材中空部(1)に連通する請求項1記載のサッシ枠と
    躯体の雨仕舞装置。
JP10523989U 1989-09-07 1989-09-07 サッシ枠と躯体の雨仕舞装置 Expired - Lifetime JP2502748Y2 (ja)

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JP4093411B2 (ja) * 2002-03-08 2008-06-04 株式会社日本アルミ 改修引戸装置
JP6408391B2 (ja) * 2015-01-27 2018-10-17 株式会社レニアス 車両の側窓排水口の逆流防止構造

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