JP2502154B2 - 使用済み木枠フィルタの処理方法及び処理装置 - Google Patents

使用済み木枠フィルタの処理方法及び処理装置

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JP2502154B2 JP1231247A JP23124789A JP2502154B2 JP 2502154 B2 JP2502154 B2 JP 2502154B2 JP 1231247 A JP1231247 A JP 1231247A JP 23124789 A JP23124789 A JP 23124789A JP 2502154 B2 JP2502154 B2 JP 2502154B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は原子力発電所をはじめ放射性物質を使用する
設備において放射能の除去に使用された使用済み木枠フ
ィルタの処理方法及び処理装置に関するものである。
(従来の技術) 放射能の除去に使用されてきた角型の使用済み木枠フ
ィルタは、保管スペースを減少させるために減容処理を
行う必要がある。このため、従来は作業員が人手により
木枠とフィルタ部分を分離し、フィルタ部分をプレス機
により圧縮するとともに、木枠を人手により切断したう
え焼却処分するフィルタ処理方法が採用されていた。
しかしこのような従来の方法は作業員が放射能により
被曝されるおそれがあり、また分離作業時や木枠の切断
作業時にダストが周囲に飛散して作業環境が汚染される
おそれがあった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、使
用済み木枠フィルタを作業員が放射能により被曝された
り、作業環境が汚染されたりすることなく減容処理する
ことできる使用済み木枠フィルタの処理方法及び処理装
置を目的として完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題は、使用済み木枠フィルタからフィルタ部
分を打ち抜いて、水平断面四角形の単一空間からフィル
タ圧縮ボックス内において圧縮減容処理する一方、フィ
ルタ部分を分離した木枠の対角の一方にはその対角を挟
んで一対のセットローラを当接させ、他方の対角には圧
壊プレートを当接させながら移動させて、その木枠を対
角方向に圧縮して偏平形状に圧壊し、偏平形状のまま切
断することを特徴とする使用済み木枠フィルタの処理方
法によって解決することができる。
また上記の課題は、密閉ボックスの内部に使用済み木
枠フィルタからフィルタ部分を打ち抜くカッタ機構とそ
の下方に収納したフィルタ部分を直交する水平方向から
圧縮するための押圧板を隣接する側壁部のそれぞれに備
えた、水平断面四角形の単一空間からなるフィルタ圧縮
ボックスとを設けるとともに、その側方にはフィルタ部
分を分離した木枠を対角部分で保持し圧縮して、強制的
に木枠を偏平形状に圧壊するための一対のセットローラ
と圧壊プレートとを含む木枠圧壊機構と、回転刃とを設
けたことを特徴とする使用済み木枠フィルタの処理装置
によって解決することができる。
(実施例) 以下に本発明を図示の実施例により更に詳細に説明す
る。
図中、(1)は内部を微負圧に維持できる密閉ボック
ス、(2)はその内部に設けられたフィルタ打ち抜き用
のカッタ機構、(3)はその下方に設けられたフィルタ
圧縮ボックス、(4)はカッタ機構(2)の側方に設け
られた木枠圧壊機構である。
カッタ機構(2)は、例えば610×610×300mmの大き
さの使用済み木枠フィルタ木枠(W)のみを支持するこ
とができる無底板(5)と、その上方に位置しシリンダ
(6)により上下動するカッタ(7)とから構成され
る。カッタ(7)は木枠フィルタ部分(F)の大きさに
対応する寸法のものであり、30〜60°の角度を持つ刃先
によって無底板(5)上の木枠フィルタのフィルタ部分
(F)のみを下方へ打ち抜くことができる。
第1図に示されるように、この無底板(5)の下方に
は打ち抜かれたフィルタ部分(F)を受けるフィルタ圧
縮ボックス(3)が設けられている。このフィルタ圧縮
ボックス(3)は、水平断面が四角形の単一の空間から
なるものであって、その4つの側壁面のうちの第1の壁
面は第3図のように全面が固定壁(8)とされており、
これに対向する第2の壁面はシリンダ(9)によって前
進することができる押圧板(10)により構成されてい
る。またこれと直交する第3の壁面はシリンダ(11)に
より開閉できるシャッタ(12)付きの壁面であり、第4
の壁面はシリンダ(13)により前進できる1/2幅の押圧
板(14)を備えている。このように、押圧板(10)と押
圧板(14)とは直交する水平方向であるX、Y両方向に
順次前進できるもので、打ち抜かれたフィルタ部分
(F)X、Y両方向に圧縮減容することができる。
木枠圧縮機構(4)は第2図に示されるように、ガイ
ドレール(15)と送りねじ(16)とによって駆動される
T字状の圧壊プレート(17)と、これに対向する一対の
セットローラー(18)とを備えている。前記のカッタ機
構(2)によってフィルタ部分(F)を打ち抜かれた木
枠(W)は、図示のように対角をセットローラー(18)
と圧壊プレート(17)とに保持したのち、送りねじ(1
6)を回転させ例えば150kg程度の力を加え、圧壊プレー
ト(17)をセットローラー(18)の方向に駆動すれば、
偏平形状に圧壊される。このように一対のセットローラ
ー(18)を用いれば木枠(W)の変形移動に対してセッ
トローラー(18)が自然に追従し、木枠(W)が途中で
破壊されてしまうことがない。
なおこの木枠圧壊機構(4)の下方には多数の回転刃
(19)が設けられており、偏平形状に圧壊された木枠
(W)を例えば120×300mm程度の寸法に切断することが
できる。
(作用) このように構成された本発明の使用済み木枠フィルタ
の処理装置は、まず密閉ボックス(1)の扉(20)を開
いて使用済み木枠フィルタを無底板(5)上に置き、シ
リンダ(6)によりカッタ(7)を下降させてフィルタ
部分(F)のみを下方へ打ち抜いてフィルタ圧縮ボック
ス(3)中へ落下させる。その後もなおカッタ(7)を
下降させ、フィルタ部分(F)を上方から圧縮してその
厚みを例えば300mmから250mmまで減少させる。次にシリ
ンダ(9)によって押圧板(10)が固定壁(8)に向っ
て前進し、フィルタ部分(F)のX方向の寸法を610mm
から250mmまで圧縮する。次にシリンダ(13)によって1
/2幅の押圧板(14)がシャッタ(12)の方向に前進し、
フィルタ部分(F)のY方向の寸法を610mmから400mmま
で圧縮する。その後、シャッタ(10)を開くと、体積が
約1/4まで圧縮減容されたフィルタ部分(F)が密閉ボ
ックス(1)の下部から外側へ排出されることとなる。
一方、残った木枠(W)は密閉ボックス(1)の内部
で木枠圧壊機構(4)へ移送され、その対角をセットロ
ーラー(18)と圧壊プレート(17)との間に置き、送り
ねじ(16)により圧壊プレート(17)をセットローラー
(18)の方へ移動させると、木枠(W)の変形に応じて
セットローラー(18)が自然に回転し追従し、木枠
(W)が変形途中で部分的に破損することがなく、木枠
全体が偏平形状に圧壊される。圧壊された木枠(W)は
第1図のように90°回転させたうえその下側に設けられ
た回転刃(19)間に送り込まれ、一定寸法に切断され
る。
このように、本発明によれば、使用済み木枠フィルタ
からフィルタ部分(F)のみを打ち抜いて下方の水平断
面四角形の単一空間からなるフィルタ圧縮ボックス
(3)内へ収納し、引き続いてこのフィルタ圧縮ボック
ス(3)の内部で押圧板(10)、(14)を直交する水平
方向であるX、Y両軸方向に順次前進させることによっ
てフィルタ部分(F)の圧縮減容を自動的に行わせるこ
とができる。また本発明によれば、木枠(W)の変形移
動に対してセットローラー(18)が自然に追従し、木枠
(W)が変形途中で部分的に破損することがなく、同一
の密閉ボックス(1)の内部で偏平に圧壊し、切断する
ことができる。従って従来のように作業員が被曝される
おそれがなく、また全体を密閉ボックス(1)の内部で
行わせることにより、作業環境の悪化を防止することが
できる。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明によれば放射性物質の
除去に使用された使用済み木枠フィルタからフィルタ部
分を分離し、フィルタ部分を自動的に圧縮減容処理する
とともに木枠を圧壊、切断することできるものであり、
作業員の被曝事故や作業環境の汚染を防止することがで
きる。よって本発明は従来の問題点を一掃した使用済み
木枠フィルタの処理方法及び処理装置として、産業の発
展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す一部切欠正面図、第2図
はその一部切欠平面図、第3図はフィルタ圧縮ボックス
の斜視図、第4図は木枠圧壊機構を示す断面図である。 (1):密閉ボックス、(2):カッタ機構、(3):
フィルタ圧縮ボックス、(4):木枠圧壊機構、F:フィ
ルタ部分、W:木枠。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用済み木枠フィルタからフィルタ部分を
    打ち抜いて、水平断面四角形の単一空間からなるフィル
    タ圧縮ボックス内において圧縮減容処理する一方、フィ
    ルタ部分を分離した木枠の対角の一方にはその対角を挟
    んで一対のセットローラを当接させ、他方の対角には圧
    壊プレートを当接させながら移動させて、その木枠を対
    角方向に圧縮して偏平形状に圧壊し、偏平形状のまま切
    断することを特徴とする使用済み木枠フィルタの処理方
    法。
  2. 【請求項2】密閉ボックスの内部に使用済み木枠フィル
    タからフィルタ部分を打ち抜くカッタ機構とその下方に
    収納したフィルタ部分を直交する水平方向から圧縮する
    ための押圧板を隣接する側壁部のそれぞれに備えた、水
    平断面四角形の単一空間からなるフィルタ圧縮ボックス
    とを設けるとともに、その側方にはフィルタ部分を分離
    した木枠を対角部分で保持し圧縮して、強制的に木枠を
    偏平形状に圧壊するための一対のセットローラと圧壊プ
    レートとを含む木枠圧壊機構と、回転刃とを設けたこと
    を特徴とする使用済み木枠フィルタの処理装置。
JP1231247A 1989-09-06 1989-09-06 使用済み木枠フィルタの処理方法及び処理装置 Expired - Fee Related JP2502154B2 (ja)

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