JPS6224197B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、帯鋼の幅寸法を整えるためのサイド
トリミングにより、連続的に発生するトリム屑を
処理するスクラツププレス装置に関する。

〔従来技術〕

従来、帯鋼等のサイドトリミングにより連続的
に発生するトリム屑を処理する方法としては、ボ
ーラマシンによりトリム屑を糸巻状に巻き取り、
処理していたのが一般的である。しかしこの方法
は、トリム屑の巻き始めや切断時にボーラマシン
のボーラにトリム屑を巻き付ける必要があり、こ
の巻き付けを自動的に行うことが困難であつた。
そのため、ボーラへのトリム屑の巻き付けは人手
によつて行つているのが現状で、作業員の危険を
伴い、能率の向上を図ることが困難であつた。

そこで、トリム屑を自動的に処理する手段とし
て、トリム屑をプレスによりブロツクに圧縮成形
する方法が採用されつつある。このプレス式のト
リム屑処理装置は、一般鉄屑をプレスする鉄屑圧
縮装置を応用したものであつて、サイドトリミン
グにより連続的に発生するトリム屑の特性を十分
に考慮していないため、種々の問題を生じてい
た。即ち、従来のトリム屑処理用のスクラツププ
レス装置は、第１図に示すように本体１０が形成
するプレス室１２の上端周縁と、加圧ヘヘツド１
４の上端部に刃板１６，１８を設け、このプレス
室１２を覆う図示しない蓋の周縁に設けた刃板と
により、トリム屑を切断するようにしていた。し
かし、このような装置にあつては、プレス室上方
にはみ出した多数のトリム屑を切断しなければな
らない。そのため、トリム屑の切断が不確実にな
り、圧縮成形したブロツクが切断されなかつたト
リム屑により連なつてしまうことがある。また、
トリム屑を完全に切断できない状態において無理
な圧縮成形をするため、加圧ヘツドと本体との間
の隙間やその他の摺動部にトリム屑が噛み込み、
摺動部を傷付ける。しかも多数のトリム屑を一度
に切断するため大きな駆動力を必要とする。ま
た、プレス室１２にトリム屑を導く図示しないホ
ツパが、ほぼ一様の断面を持つていたため、ホツ
パ内においてトリム屑が詰める現象を生じる。そ
して、トリム屑を切断する刃板がプレス室１２を
構成する本体１０に設けてあつたため、図示しな
い蓋体に設けた刃板と本体１０に設けた刃板との
間のギヤツプを調整することが困難であつた。こ
れらの欠点のため、従来のスクラツププレス装置
は、高速トリミング（ライン速度1000〜1600m／
min）に十分対応させることができず、生産性の
向上を図る上においても確実にトリム屑を切断で
き、トリム屑を自動的に処理できるようにするこ
とが要望されていた。

〔発明の目的〕

本発明は、前記従来技術の欠点を解消するため
になされたもので、プレス室に投入されるトリム
屑を確実に切断することができるスクラツププレ
ス装置を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明は、プレス室内にトリム屑を導くガイド
ホツパの中間に第１の刃を有する仕切板を設け、
前記ガイドホツパに配置した第２の刃と第１の刃
とにより、連続的に連なつて前記プレス室に落下
するトリム屑を切断するとともに、前記プレス室
内のトリム屑を圧縮する間前記仕切板によりトリ
ム屑がプレス室内に落下しないように構成したも
のである。

また、前記仕切板の先端部両端にクサビを設
け、前記第２の刃の取り付け部上方に配置した上
下動可能な押圧クサビにより前記第１の刃を前記
第２の刃の方向に押圧し、前記第１の刃と前記第
２の刃との間隙を減少させて、トリム屑を確実に
切断できるように構成している。

更に、本発明は、刃の交換をする際に、前記仕
切板に係合部材を取り付け、ハンドルのボス部に
螺合しているシヤフトの先端係合部を前記係合部
材に係合させ、ハンドルを回転することによりシ
ヤフトを後退させて前記仕切板の先端部を前記ホ
ツパから引き出し前記第１の刃の交換を容易に行
えるように構成したものである。

〔発明の実施例〕

本発明に係るスクラツププレス装置の好ましい
実施例を添付図面に従つて詳説する。

第２図においてスクラツププレス装置２０は、
ベース２２上に３台のプレス装置が設けられてお
り、中央部にプレス室２４が形成してある。この
３台のプレス装置の内第１のプレス装置２６は、
加圧面２８が平面であつて断面が略扇状をなす加
圧蓋３０と、この加圧蓋３０に対向するガイド蓋
３２とを有している。加圧蓋３０は、シリンダ３
４の作動により、軸３６を中心に矢印Ａをもつて
示すように回動する。また、ガイド蓋３２は、加
圧蓋３０を案内する円弧面３８が形成されてお
り、シリンダ４０の作動により軸４２を中心に矢
印Ｂをもつて示すように回動する。

第２のプレス装置は、シリンダ４４によつて第
１加圧ヘツド４６を、矢印Ｃに示すようにベース
２２の上面に沿つて移動するようにしている。そ
して第３のプレス装置は、第３図に示すようにシ
リンダ４８により第２加圧ヘツド５０を、ベース
２２の上面に沿つて第１加圧ヘツド４６の動きに
直交して移動するようにしてある。

そして、第３のプレス装置の前方には、第２図
及び第４図に示すように、シリンダ５２によつて
開閉できるゲート５４が設けてあり、第２加圧ヘ
ツド５０により最終的に成形したトリム屑成形品
５６をスクラツププレス装置２０から搬送装置５
８上に押し出すことができるようになつている。

プレス室２４の上方には、第２図に示すように
ガイドホツパ６０が設けられており、サイドトリ
ーマ６２が帯鋼６４をサイドトリミングして発生
したトリム屑６６をプレス室２４に導くようにな
つている。ガイドホツパ６０の周囲には、ベース
２２上に固定した架台６８が組まれており、この
架台６８にガイドホツパ６０内を落下するトリム
屑６６を切断するシヤー７０が設けてある。

シヤー７０は、レール７２に沿つて移動する仕
切板であるせき板７４の先端に固定した第１の刃
である上刃７６と、この上刃７６に対向してガイ
ドホツパ６０の下部に配置した第２の刃である下
刃７８を備えている。そして、せき板７４は、第
５図に示すように架台６８にブラケツト８０を介
して固定したシリンダ８２のロツドにピン８４を
介して取り付けた固定具８６に固定されており、
シリンダ８２の作動によりガイドホツパ６０内を
第５図において左上方から右下方に横断するよう
になつている。また、せき板７４には第６図に示
すようにガイド８８が固定してあつて、このガイ
ド８８がレール７２に案内されるようになつてい
る。なお、レール７２は、第６図に示すように架
台６８の側部に固定した略Ｌ字状をなすブラケツ
ト９０に設けられている。

下刃７８は、第５図に示すように架台６８に固
定した刃物台９２の上部先端に固定されている。
そして、刃物台９２の上方には押圧装置９４が設
けてある。更に、架台６８の前記せき板７４の進
行方向前方には、ハンドル９６を着脱自在、かつ
回転自在に取り付けることができるようになつて
いる。

第７図に示すように上刃７６は、先端部が中央
において両端部より後退し、略Ｖ字状をなしてい
る。そして、せき板７４の先端両端部が、上刃７
６より突出しており、上クサビ９６が設けてあ
る。また、刃物台９２には、下刃７８の両側方に
下刃７８より突出してクサビ９８が設けてある。

押圧装置９４は、第８図に示すように架台６８
に固定したスプリングガイド１００の上端に支持
プレート１０２を貫通している複数の支えボルト
１０４が植設してある。そして、スプリングガイ
ド１００の内部には、支持プレート１０２を遊貫
している調整ボルト１０６の一端に設けた押圧ク
サビ１０８が位置している。調整ボルト１０６
は、他端にネジ部１１０が形成されていて、ナツ
ト１１２により押圧クサビ１０８の高さを調節で
きるようになつている。また、押圧クサビ１０８
は、押圧クサビ１０８と支持プレート１０２との
間に圧縮介在しているばね１１４により下方に付
勢されている。

押圧装置９４は、刃物台９２に設けたクサビ９
８の上方に位置し、第８図及び第９図に示すよう
に、せき板７４に設けた下クサビ１１６が刃物台
９２のクサビ９８上に来たとき、せき板７４の上
クサビ９６を下方に押圧するようになつている。
このように押圧クサビ１０８が上クサビ９６を下
方に押圧することにより、下刃７８と上刃７６と
が重なつたときに、その間のギヤツプを小さくす
ることができ、トリム屑を確実に切断することが
できる。

なお、第５図に示すようにガイドホツパ６０
は、上部ガイドホツパ１１８と下部ガイドホツパ
１２０とに区分され、上部ガイドホツパ１１８
は、下方が末広がり状に形成してある。そして、
下部ガイドホツパ１２０は、上端部が上部ガイド
ホツパ１１８の下端より外側に位置し、また上端
付近にせき板７４の先端を引き出すための開口１
２２が設けてある。

上記の如く構成した実施例の作用は次の通りで
ある。

第１０図に示すようにサイドトリマ６２におい
て帯鋼６４の両サイドから発生するトリム屑６６
は、ガイドホツパ６０内を繋がつた状態において
落下し、プレス室２４内に到達する。プレス室２
４内に達したトリム屑が、プレス室２４の一定の
高さまで、即ち第１０図に示したH₁の高さまで
達すると、図示しない制御装置は、シリンダ８２
を作動し、せき板７４を矢印Ｄに示すようにガイ
ドホツパ６０内に進める。そして、せき板７４の
先端部に設けた上刃７６と架台６８を介してガイ
ドホツパ６０に配置してある下刃７８とによりト
リム屑６６を切断する。

この際、せき板７４には上刃７６より突出して
第８図に示すように下クサビ１１６が設けてあ
り、刃物台９２にはクサビ９８が下刃７８より突
出して設けてあるため、上刃７６と下刃７８とが
接触する直前に下クサビ１１６がクサビ９８と接
触し、せき板７４が確実に刃物台９２上を移動で
きるようにしてある。そして、下クサビ１１６が
クサビ９８上を移動するのに伴い、上クサビ９６
が押圧クサビ１０８と接触し、せき板７４はばね
１１４の付勢力により下方に押圧される。このた
め上刃７６と下刃７８との周動面におけるギヤツ
プが小さくされることになる。しかも、第７図に
示すように上刃７６は略Ｖ字状にされているた
め、上刃７６と下刃７８との接触は、両端部から
徐々に中央に向けて進行し、一層トリム層の切断
を容易にできるようにしてある。

せき板７４がガイドホツパ６０内を横断してプ
レス室２４の上方を覆うと、図示しない制御装置
は、第１１図に示すようにシリンダ４０を駆動し
てガイド蓋３２を所定量だけ時計方向に回動す
る。そしてガイド蓋３２が所定の位置に停止する
と、制御装置は、シリンダ３４を駆動し加圧蓋３
０を反時計方向に回動する。この際加圧蓋３０
は、その外縁部がガイド蓋３２の円弧面３８に沿
つて進行する。このガイド蓋３２は加圧蓋３０を
補助する役目をしている。即ち、加圧蓋３０がト
リム屑６６を圧縮する際における反力により、上
方に持上げられようとする作用を押える働きをし
ている。

加圧蓋３０の加圧面２８が水平位置まで回動す
ると、第１２図に示すように第２のプレス装置の
シリンダ４４が作動し、第１加圧ヘツド４６を駆
動してトリム屑を第３プレス装置の方向に圧縮す
る。そして、第２のプレス装置による圧縮が完了
すると、第３のプレス装置のシリンダ４８が作動
し、第１３図に示すように第２加圧ヘツド５０が
矢印Ｅに示すようにトリム屑を閉じているゲート
５４に押圧し、圧縮する。この結果、トリム屑
は、立方体状の成形品５６となる。

第３のプレス装置によるトリム屑の圧縮が完了
すると、図示しない制御装置は、第１４図に示す
ようにシリンダ５２を作動してゲート５４を矢印
Ｆに示すように引き上げ、第３のプレス装置のシ
リンダ４８を更に駆動し、成形品５６を矢印Ｇに
示すようにスクラツププレス１０に隣接して設け
てある搬送装置５８上に押し出す。そして、成形
品５６が搬送装置５８上に押し出された後は、各
プレス装置は初期状態まで戻され、ゲート５４が
閉じられて圧縮工程が完了する。この圧縮工程が
完了する間に、第１５図に示すようにせき板７４
上のガイドホツパ６０内には、トリム屑がH₂の
高さまで集積されている。即ち、第５図に示した
上ガイドホツパ１１８の容積は、プレス室内のト
リム屑を圧縮する工程が完了するまでに生じるト
リム屑の量を収納するのに十分な容積を持つてい
る。そして、プレス装置による圧縮工程が完了す
ると、シリンダ８２を作動し、せき板７４をガイ
ドホツパ６０内から避退し、せき板７４上のトリ
ム屑をプレス室２４内に落下させる。

以下上述した工程が繰り返し行われ、帯鋼６４
から発生するトリム屑を連続的に処理することが
できる。

上刃７６の交換は、第１６図に示すようにせき
板７４の先端部に固定してある係合ブロツク１２
４と係合しているシヤフト１２６を、ハンドル９
６の操作により、二点鎖線で示すように第１６図
の右方向に引き出すことによつて行う。即ち、係
合ブロツク１２４は、せき板７４に着脱自在に固
定することができ、ハンドル９６は、架台６８に
着脱自在にかつ回転自在に取り付けることがで
き、スクラツププレス装置２０の通常の稼動中は
これら係合ブロツク１２４及びハンドル９６はス
クラツププレス装置から取り外されている。シヤ
フト１２６は、第１７図に示すように先端部に一
対の係合フランジ１２８，１３０が形成されてお
り、他端側にはネジ部１３２が設けてある。この
ネジ部１３２は、ハンドル９６のボス部に形成し
たネジ部と螺合しており、ハンドル９６の回転に
より進退する。また、係合ブロツク１２４は、先
端部がＵ字形をなし、シヤフト１２６の係合フラ
ンジ１２８，１３０の間に嵌入することができ
る。シヤフト１２６は、係合フランジ１２８，１
３０間に平面部を有することにより、係合ブロツ
ク１２４と係合したときにシヤフト１２６の回転
が防止できるようになつている。上刃７６を交換
するときは、シリンダ８２を作動しせき板７４を
トリム屑切断位置において停止させる。そして、
係合ブロツク１２４をせき板７４の先端部に固定
した後、シヤフト１２６の係合フランジ１２８，
１３０間を係合ブロツク１２４に嵌入し、ハンド
ル９６を架台６８に回転自在に取り付ける。そし
て、ピン８４を外してせき板７４をシリンダ８２
から外し、ハンドル９６を回転することにより、
せき板７４をガイドホツパ外に引き出し、上刃７
６を交換する。なお、第１６図に示した符合１３
４は、刃物台９２に固定した下刃７８の先端を上
動することができる調整ボツトであつて、上刃７
６と下刃７８との摺動面のギヤツプを調整でき、
トリム屑の切断をより確実にできるようになつて
いる。この下刃の交換は、第１６図に示すように
下刃７８が上ガイドホツパ１１８の外部となつて
いるため、容易である。

なお、上部ガイドホツパ１１８の下部を末広が
り状に形成したのは、上部ガイドホツパ内に集積
したトリム屑６６を容易に落下させるためであ
る。そして、せき板７４がガイドホツパ６０内を
傾斜して進退し、トリム屑６６の落下をより容易
にするとともに、トリム屑６６が加圧蓋３０の回
動中心近くに落下するようにし、圧縮をより容易
に行うように構成してある。しかも、トリム屑６
６の切断は、第１０図に示すようにトリム屑の発
生部と集積部との中間において行うため、切断す
るトリム屑の本数は２本だけであり、トリム屑を
確実に切断できるとともに、トリム屑切断のため
の駆動力を小さくすることができる。従つて、従
来の如くトリム屑の切断が不良のために生じてい
たトリム屑の噛み込みや摺動部の損傷、それに伴
うロツク等を解消することができる。この結果、
信頼性の高い自動化したトリム屑処理装置を得る
ことができるとともに、高速トリミングへの適用
が可能となる。

なお前記実施例においては押圧クサビ１０８を
ばね１１４により付勢している場合について説明
したが、ばね１１４の代わりシリンダを用いても
よい。また、前記実施例においてはシヤフト１２
６の回転防止をシヤフト１２６に形成した平面を
利用して行う場合について説明したが、係合ブロ
ツク１２４にネジを設けて行つてもよい。また、
第１８図に示すように各摺動面、例えば第２図に
示したガイド蓋３２の円弧面３８と加圧蓋３０の
外周面とを櫛刃状に形成することにより、トリム
屑の噛み込みを確実に防止することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によればトリム屑を
確実に切断することができるとともに、トリム屑
を切断する切刃を容易に交換することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のスクラツププレス装置のプレス
室部の平面図、第２図は本発明に係るスクラツプ
プレス装置の実施例の説明図、第３図は前記実施
例の第２プレス装置と第３プレス装置との平面
図、第４図は前記実施例の第３プレス装置の側面
図、第５図は前記実施例のシヤーの説明図、第６
図は前記シヤーのせき板の取り付け状態を示す
図、第７図は前記実施例の上刃と下刃の一部平面
図、第８図は前記実施例の押圧装置の断面図、第
９図は前記実施例の上刃と下刃との接触状態を示
す図、第１０図は前記実施例のスクラツププレス
装置のプレス室内にトリム屑が集積された状態を
示す図、第１１図乃至第１４図は前記実施例の圧
縮工程の説明図、第１５図はガイドホツパ内にト
リム屑が集積された状態を示す図、第１６図は前
記実施例の上刃の交換を説明する断面図、第１７
図は上刃の交換に使用する係合ブロツク、シヤフ
ト及びハンドルを取り外した状態の概略図、第１
８図は前記実施例の摺動面の一例の構造を示す図
である。 １２，２４……プレス室、１４……加圧ヘツ
ド、１６，１８……刃板、２０……スクラツププ
レス装置、３０……加圧蓋、３２……ガイド蓋、
３４，４０，４４，４８，８２……シリンダ、４
６……第１加圧ヘツド、５０……第２加圧ヘツ
ド、６０……ガイドホツパ、６６……トリム屑、
６８……架台、７４……石板、７６……上刃、７
８……下刃、９６……ハンドル、１０８……押圧
クサビ、１１４……ばね、１２２……開口部、１
２４……係合ブロツク、１２６……シヤフト、１
２８，１３０……係合フランジ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 連続的にトリム屑が投入されるガイドホツパ
   と、このガイドホツパに投入されるトリム屑を切
   断する切刃と、前記ガイドホツパ下方に設けたプ
   レス室と、このプレス室内のトリム屑を圧縮する
   プレス装置とを備えたスクラツププレス装置にお
   いて、前記ガイドホツパ内を進退し前記トリム屑
   を一時的にせき止める仕切板を設け、前記切刃を
   前記仕切板の先端部に設けた第１の刃と、この第
   １の刃に対向して前記ガイドホツパに配置した第
   ２の刃とから構成したことを特徴とするスクラツ
   ププレス装置。 ２ 前記ガイドホツパは、前記仕切板の上方の下
   端部が末広がり状に形成され、前記仕切板が傾斜
   して進退することを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載のスクラツププレス装置。 ３ 連続的にトリム屑が投入されるガイドホツパ
   と、このガイドホツパに投入されるトリム屑を切
   断する切刃と、前記ガイドホツパ下方に設けたプ
   レス室と、このプレス室内のトリム屑を圧縮する
   プレス装置とを備えたスクラツププレス装置にお
   いて、前記ガイドホツパ内を進退し前記トリム屑
   を一時的にせき止める仕切板を設け、前記切刃は
   前記仕切板の先端部に設けた第１の刃と、この第
   １の刃に対向して前記ガイドホツパに配置した第
   ２の刃とからなり、前記仕切板先端両端部に前記
   第１の刃より突出して設けたクサビと、このクサ
   ビを押圧して前記第１の刃と前記第２の刃との摺
   動面の間隙を減少させる前記第２の刃の取り付け
   部上方に配置した上下動可能な押圧クサビとを設
   けたことを特徴とするスクラツププレス装置。 ４ 前記第１の刃は、長手方向中央が両端部より
   後退して略Ｖ字状をなすことを特徴とする特許請
   求の範囲第３項記載のスクラツププレス装置。 ５ 連続的にトリム屑が投入されるガイドホツパ
   と、このガイドホツパに投入されるトリム屑を切
   断する切刃と、前記ガイドホツパ下方に設けたプ
   レス室と、このプレス室内のトリム屑を圧縮する
   プレス装置とを備えたスクラツププレス装置にお
   いて、前記ガイドホツパ内を進退し前記トリム屑
   を一時的にせき止める仕切板を設け、前記切刃は
   前記仕切板の先端部に設けた第１の刃と、この第
   １の刃に対向して前記ガイドホツパに配置した第
   ２の刃とからなり、前記ガイドホツパに形成した
   前記仕切板を前方に引き出す開口部と、この開口
   部の前方において前記仕切板を支持する枠体に着
   脱自在に設けた、ボス部にネジ部が形成してある
   ハンドルと、このハンドルのネジ部に螺合しハン
   ドルの回転により進退するシヤフトと、このシヤ
   フトの先端部に設けた係合部と、この係合部と係
   合する前記仕切板に着脱自在な係合部材とを有す
   るスクラツププレス装置。