JP2501923B2 - 発泡ポリスチレン模型を用いたフルモ―ルド成形法により成形される金型の製造方法 - Google Patents

発泡ポリスチレン模型を用いたフルモ―ルド成形法により成形される金型の製造方法

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、発泡ポリスチレン模型を用いたフルモール
ド成形法により成形される金型の製造方法の改良に関す
る。
従来の技術 従来、フルモールド型の成形は第5〜8図に示したよ
うな方法にて製造されている。すなわち、本例は自動車
のフェンダパネルの成形に用いられる金型を成形する場
合を示すものであって、先ず発泡ポリスチレン模型1の
表面に、塗型剤2を塗布し、下枠4の硬化砂3内に埋設
する。該硬化砂3が硬化した後下枠4を反転し、発泡ポ
リスチレンで成形された堰5、湯道6、湯口7を、前記
発泡ポリスチレン模型1に固定するとともに、前記下枠
4上に上型8をセットする。該上型8内に、硬化砂9を
造形し、該硬化砂9が硬化した後、前記湯口7に受湯口
10を連通するとともに、硬化砂9上にウエイト11を載置
する。
次に、取鍋12にて溶解した鋳鉄13を受湯口10内に流し
込むと、鋳鉄13は湯口7、湯道6、堰5を経て、発泡ポ
リスチレン模型1に到達する。これにより、該発泡ポリ
スチレン模型1は消失し塗型剤2のみが消失せず残存す
る。そして、鋳鉄13が冷却した後、型ばらしを行い堰5
の部分で折ることにより、フルモールド型14が完成され
る。次に、鋳物粗材底面14aを切削加工し、底面最終形
状14bを得るとともに、鋳物粗材表面14cをNC加工及び仕
上げ加工して、表面最終形状14dを得るのである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の方法においては、鋳
込み温度が1,350℃前後である鋳鉄13を用いて成形を行
っていることから、該鋳鉄13の冷却に時間を要するとと
もに、硬化砂3に対する焼き付きを防止するために、塗
型剤2の塗布及び乾燥に時間を要する。
又、鋳造された鋳物粗材はその全面に亙って凹凸状と
なることから、製品領域Aのみならず、余肉部B及びプ
ロファイル面Cに対しても、NC加工及び仕上げ加工を行
うことが必要となる。このため、NCデータの作成に工数
を要するとともに、切削加工、仕上げ加工に時間を要
し、よって、前述した鋳鉄13の冷却や、塗型剤2の塗布
及び乾燥に時間を要することと相俟って、特に試作型、
少量生産型においては高コストを要するものであった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたも
のであり、各製造工程の時間短縮を図ることにより、コ
ストの低下を可能にしたフルモールド成形法により成形
される金型の製造方法を提供することを目的とするもの
である。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するために本発明にあっては、発泡ポ
リエチレン模型を用いたフルモールド成形法により成形
される金型の製造方法において、前記フルモールド成形
法により成形される亜鉛合金の金型を、NC加工仕上げ領
域と精密鋳造領域とに区分し、該精密鋳造領域に対応す
る前記発泡ポリスチレン模型の部分に表面平滑部材を貼
着してモールド成形を行った後、前記亜鉛合金の金型の
NC加工仕上げ領域に対してのみNC加工及び仕上げ加工を
行うようにしたことを特徴としている。
作用 前記構成において、亜鉛合金は480℃前後の比較的低
温で溶融することから、注湯後、長時間を要することな
く冷却するとともに、焼き付きを防止するために、発泡
ポリスエチレン模型に塗型剤を塗布する必要はない。
又、前記精密鋳造領域は表面平滑部材を貼着してモール
ド形成を行うことにより、必要な平滑性が得られること
から、NC加工及び仕上げ加工を行う必要はなく、前記NC
加工仕上げ領域のみを、NC加工及び仕上げ加工すればよ
く、必然的にNC加工データの作成も前記NC加工仕上げ領
域についてのみ行えばよいこととなる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面に従って説明す
る。すなわち、第1〜4図は、自動車のフェンダパネル
の成形に用いられる金型を成形する場合を示すものであ
って、第2図に示した金型14は、NC加工仕上げ領域αと
斜線で示した精密鋳造領域βに区分されており、前記NC
加工仕上げ領域αは、第3図に示した製品領域A1、プロ
ファイル面C1及び第4図に示た製品領域A2とで構成さ
れ、一方精密鋳造領域βは、第3図に示した余肉部B1
プロファイル面C2及び第4図に示した余肉部B2、プロフ
ァイル面C3で構成されている。
そして、前記金型14を成形する際には、先ず発泡ポリ
スチレン模型1の前記精密鋳造領域βに対応する表面
に、表面平滑部材たる表面平滑紙15又は紙テープを貼着
するとともに、堰5及び湯口7を構成する発泡ポリスチ
レンを接着して、下枠4の硬化砂3内に埋設し、該硬化
砂3が硬化した後バックサンド16を造形する。
しかる後に、下枠4を反転し、前記湯口7を形成する
発泡ポリスチレンを除去した後、上枠8をセットする。
該上枠8内に、前記発泡ポリスチレン模型1に連通する
保温材17と、湯口7に連通する保温材20とを配置し、硬
化砂18を造形して硬化させる。そして、硬化砂18上にブ
ロック19を介してウエイト11を載置し、引き続き保温材
20の先端開口部に受湯口10を差し込むことにより、鋳込
み準備が完了する。
次に、取鍋12に480℃前後の溶融した亜鉛合金2から
なる溶湯を収容し、受湯口10及び保温材20を介して湯口
7内に鋳込む。すると、溶温は、堰5を経て発泡ポリス
チレン模型1に到達し、該発泡ポリスチレン模型1を消
失させ、この消失時に生ずる煙を保温材17内で、バーナ
ー等により燃焼させるとともに、発泡ポリスチレンの燃
えかす及び液体生成物を保温材17を介して除去する。し
かる後に、ひけの発生を防止するために、保温材17から
バーナー等で加熱しつつ、足し湯を行う。
そして、亜鉛合金21が冷却した後、型ばらしを行い保
温材20の部分で折ることにより、金型14が完成される。
このとき、亜鉛合金21は前述のように480℃前後である
ことから、該亜鉛合金21の冷却が短時間となり、又硬化
砂18に対する焼き付けを防止するための、塗型剤2(第
5図参照)の塗布及び乾燥が不要となる。次に、鋳物粗
材底面14aを切削加工し、底面最終形状14bを得るととも
に、NC加工仕上げ領域αの鋳物粗材表面14cのみを、NC
加工と仕上げ加工を行い表面最終形状14dを成形し、精
密鋳造領域βは加工を行うことなく鋳肌状態を表面最終
形状とする。
すなわち、鋳造された鋳物粗材はその全面に亙って、
NC加工及び仕上げ加工を行うことなく、NC加工仕上げ領
域αについてのみ、NC加工及び仕上げ加工を行うことか
ら、NCデータの作成に工数が低減するとともに、切削加
工、仕上げ加工に要する時間を短縮化することができ
る。よって、前述した亜鉛合金21の冷却が短時間であっ
て、塗型剤2の塗布及び乾燥が不要となることとも相俟
って、特に試作型、少量生産型であっても、低コストに
て製造を行うことが可能となるのである。
発明の効果 以上説明したように本発明は、フルモールド成形方法
により成形される金型を、NC加工仕上げ領域と精密鋳造
領域とに区分して、亜鉛合金により成形するとともに、
前記NC加工仕上げ領域対してNC加工及び仕上げ加工を行
うようにした。よって、溶融温度が480℃である亜鉛合
金を用いることにより、溶融の冷却を短時間にすること
ができ、又硬化砂に対する焼き付きを防止するための、
塗型剤の塗布及び乾燥を不要にすることができる。
又、NC加工仕上げ領域のみを、NC加工と仕上げ加工を
行い、精密鋳造領域は加工を行うことなく鋳肌でよいこ
とから、NCデータの作成に工数が低減するとともに、切
削加工、仕上げ加工に要する時間を短縮化することがで
きる。よって、前述した溶湯の冷却が短時間であって、
塗型剤の塗布及び乾燥が不要となることも相俟って、特
に試作型、少量生産型であっても、低コストにて製造を
行うことが可能となる。
加えて、本実施例においては、溶融した亜鉛合金の鋳
込みを行った後、さらに、バーナー等で加熱しつつ足し
湯を行うようにしたことから、ひけの発生を確実に防止
することができ、成形精度に向上を図ることも可能にす
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概念図、第2図は同実
施例により成形された金型の斜視図、第3図は第2図II
I−III線に沿う断面説明図、第4図は第2図IV−IV線に
沿う断面説明図、第5図は従来の製造方法を示す概念
図、第6図は同方法により成形された金型を示す斜視
図、第7図は第6図VII−VII線に沿う断面説明図、第8
図は第7図VIII−VIII線に沿う断面説明図である。 1……発泡ポリスエチレン模型、14……金型、15……表
面平滑紙(表面平滑部材)、21……亜鉛合金、α……NC
加工仕上げ領域、β……精密鋳造領域。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡ポリスチレン模型を用いたフルモール
    ド成形法により成形される金型の製造方法において、 前記フルモールド成形法により成形される亜鉛合金の金
    型を、NC加工仕上げ領域と精密鋳造領域とに区分し、該
    精密鋳造領域に対応する前記発泡ポリスチレン模型の部
    分に表面平滑部材を貼着してモールド成形を行った後、
    前記亜鉛合金の金型NC加工仕上げ領域に対してのみNC加
    工及び仕上げ加工を行うようにしたことを特徴とする発
    泡ポリスチレン模型を用いたフルモールド成形法により
    成形される金型の製造方法。
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