JP2501899Y2 - 映写幕の形成装置 - Google Patents
映写幕の形成装置Info
- Publication number
- JP2501899Y2 JP2501899Y2 JP1990040516U JP4051690U JP2501899Y2 JP 2501899 Y2 JP2501899 Y2 JP 2501899Y2 JP 1990040516 U JP1990040516 U JP 1990040516U JP 4051690 U JP4051690 U JP 4051690U JP 2501899 Y2 JP2501899 Y2 JP 2501899Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- projection screen
- scent
- mist
- nozzle
- spray layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は映写幕の形成装置に係わり、特に気液混合ノ
ズルにより噴霧したミストの層に映像を写すようにした
映写幕の形成装置に関する。
ズルにより噴霧したミストの層に映像を写すようにした
映写幕の形成装置に関する。
従来、映像を写す映写幕を噴霧層によつて形成し、実
際の幕を使用しない方法の映写幕の生成装置がある。こ
の主の装置は、映写幕を形成する霧を噴霧するノズル
と、前記ノズルに圧縮空気を供給するコンプレツサと、
液体を供給するポンプと、前記流体を制御するバルブと
制御機器により構成されている。前記ノズルを縦に並列
して並べ、気液混合してミスト状に噴霧することにより
噴霧層を形成する。この噴霧層に映写機により映像を投
影して写し出すことができる。
際の幕を使用しない方法の映写幕の生成装置がある。こ
の主の装置は、映写幕を形成する霧を噴霧するノズル
と、前記ノズルに圧縮空気を供給するコンプレツサと、
液体を供給するポンプと、前記流体を制御するバルブと
制御機器により構成されている。前記ノズルを縦に並列
して並べ、気液混合してミスト状に噴霧することにより
噴霧層を形成する。この噴霧層に映写機により映像を投
影して写し出すことができる。
しかし上記の従来の映写幕の形成装置の構成にあつて
は、香りなどの演出効果が必要な場合においては、香り
発生装置が必要になる問題点と同時に、香り発生源が噴
霧層とはなれ、十分な演出効果が得られないという問題
点がある。
は、香りなどの演出効果が必要な場合においては、香り
発生装置が必要になる問題点と同時に、香り発生源が噴
霧層とはなれ、十分な演出効果が得られないという問題
点がある。
この考案の目的は、前記従来技術の欠点を解消し、噴
霧した霧の中から香りが発生するような構造とした香り
のある映写幕の形成装置を提供することにある。
霧した霧の中から香りが発生するような構造とした香り
のある映写幕の形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案に係わる映写幕の
形成装置は、液体をコンプレツサから供給される圧縮空
気によりノズルから噴射して映写幕となる噴霧層を形成
する映写幕の形成装置において、前記液体中に液状の香
り成分を混合して前記ノズルに供給するように構成し
た。
形成装置は、液体をコンプレツサから供給される圧縮空
気によりノズルから噴射して映写幕となる噴霧層を形成
する映写幕の形成装置において、前記液体中に液状の香
り成分を混合して前記ノズルに供給するように構成し
た。
上記構成によれば、ノズルから噴射され映写幕として
利用される噴霧層のミストは香り成分をもつているた
め、噴霧層を通過する人が通過時に呼吸することにより
ミストを吸い込み香りを感じることができる。このよう
な構成にあつては、香り発生装置が必要でなくなると同
時に、香りがミストの中に封じ込められている事によ
り、ミストキヤツチヤによりミストを吸引することによ
り、香りが拡散しにくゝ映写幕近辺のみで香りがすると
いう事ができ、香りのある噴霧層の形成に極めて有効な
ものとなる。当然ミストの蒸発によりある程度の香り成
分の気化が行われることが実際に生じ、香りが気流に乗
り一部広範囲に拡散することが生じるが、香りの絶対量
が少ないため、香りの認識は極めては低く、映写幕を通
過するときに香りがするという効果は持続する。
利用される噴霧層のミストは香り成分をもつているた
め、噴霧層を通過する人が通過時に呼吸することにより
ミストを吸い込み香りを感じることができる。このよう
な構成にあつては、香り発生装置が必要でなくなると同
時に、香りがミストの中に封じ込められている事によ
り、ミストキヤツチヤによりミストを吸引することによ
り、香りが拡散しにくゝ映写幕近辺のみで香りがすると
いう事ができ、香りのある噴霧層の形成に極めて有効な
ものとなる。当然ミストの蒸発によりある程度の香り成
分の気化が行われることが実際に生じ、香りが気流に乗
り一部広範囲に拡散することが生じるが、香りの絶対量
が少ないため、香りの認識は極めては低く、映写幕を通
過するときに香りがするという効果は持続する。
以下に、本考案に係る映写幕の形成装置の具体的実施
例を図面を参照して詳細に説明する。
例を図面を参照して詳細に説明する。
第1図〜第2図に実施例に係る映写幕の形成装置の構
成を示す。これ等の図に示すように、映写幕の形成装置
は、映写幕の形成領域の一端側にノズルユニツト10を配
置している。このノズルユニツト10には一定間隔をおい
て上下方向に配列された複数のノズル12が取り付けられ
ている。また、前記ノズル12に水を供給するポンプ14が
接続され、水タンク16に充填されている香り成分を入れ
た水を吸い上げて供給するようになつている。また、前
記ノズルユニツト10にはノズル12から噴射される香り成
分を入れた水を霧状に噴霧させるように圧搾空気が供給
されるものとされ、これは後述するコンプレツサとを結
ぶ空気管路を通じて送られるものとなつている。したが
つて、縦列配置された複数のノズル12から圧搾空気の作
用によりミスト状になつて香り成分を含んだ噴霧が形成
され、これは縦平面状の香りのある噴霧層18となり、香
りのする映写幕として利用することができる。
成を示す。これ等の図に示すように、映写幕の形成装置
は、映写幕の形成領域の一端側にノズルユニツト10を配
置している。このノズルユニツト10には一定間隔をおい
て上下方向に配列された複数のノズル12が取り付けられ
ている。また、前記ノズル12に水を供給するポンプ14が
接続され、水タンク16に充填されている香り成分を入れ
た水を吸い上げて供給するようになつている。また、前
記ノズルユニツト10にはノズル12から噴射される香り成
分を入れた水を霧状に噴霧させるように圧搾空気が供給
されるものとされ、これは後述するコンプレツサとを結
ぶ空気管路を通じて送られるものとなつている。したが
つて、縦列配置された複数のノズル12から圧搾空気の作
用によりミスト状になつて香り成分を含んだ噴霧が形成
され、これは縦平面状の香りのある噴霧層18となり、香
りのする映写幕として利用することができる。
一方、映写領域の反対端である前記ノズル12の噴射方
向前方位置には、ノズル12に圧搾空気を供給するコンプ
レツサ20を内蔵設置したコンプレツサ室22が設けられて
いる。このコンプレツサ室22における前記ノズル12との
対面部には前記香りのある噴霧層18の到達領域全体をカ
バーする開口が形成され、この開口部分にミストキヤツ
チヤ24を装着している。ミストキヤツチヤ24は矩形の箱
体であり、前記香りのある噴霧層18に対面する開口部に
フイルタ26を配置するとともに、その後方位置には吸引
フアン28を取り付け、積極的にフイルタ26を通じて香り
のある噴霧層18を吸引導入するようにしている。吸引さ
れた香りのある噴霧層18はフイルタ26により気液に分離
され、香り成分を含んだ液体は液滴として図示しない容
器等に回収される。フイルタ26を通過した空気は吸引フ
アン28により排気されるが、このミストキヤツチヤ24に
は吸引フアン28の排気通路30をコンプレツサ室22に開口
させ、コンプレツサ室22内部を香りのある噴霧層18の分
離空気により充満させるようにしている。これによりコ
ンプレツサ20はミストキヤツチヤ24からの排気を吸引
し、これを圧搾空気として前記ノズルユニツト10にいた
る配管32を通じて供給するようになつている。コンプレ
ツサ室22の余剰排気は、室内上部に設けた排気口34を通
じて外部に排出される。
向前方位置には、ノズル12に圧搾空気を供給するコンプ
レツサ20を内蔵設置したコンプレツサ室22が設けられて
いる。このコンプレツサ室22における前記ノズル12との
対面部には前記香りのある噴霧層18の到達領域全体をカ
バーする開口が形成され、この開口部分にミストキヤツ
チヤ24を装着している。ミストキヤツチヤ24は矩形の箱
体であり、前記香りのある噴霧層18に対面する開口部に
フイルタ26を配置するとともに、その後方位置には吸引
フアン28を取り付け、積極的にフイルタ26を通じて香り
のある噴霧層18を吸引導入するようにしている。吸引さ
れた香りのある噴霧層18はフイルタ26により気液に分離
され、香り成分を含んだ液体は液滴として図示しない容
器等に回収される。フイルタ26を通過した空気は吸引フ
アン28により排気されるが、このミストキヤツチヤ24に
は吸引フアン28の排気通路30をコンプレツサ室22に開口
させ、コンプレツサ室22内部を香りのある噴霧層18の分
離空気により充満させるようにしている。これによりコ
ンプレツサ20はミストキヤツチヤ24からの排気を吸引
し、これを圧搾空気として前記ノズルユニツト10にいた
る配管32を通じて供給するようになつている。コンプレ
ツサ室22の余剰排気は、室内上部に設けた排気口34を通
じて外部に排出される。
このように構成された映写幕の形成装置は次のように
用いられる。
用いられる。
ポンプ14とコンプレツサ室22を運転することにより、
ノズルユニツト10の各ノズル12から噴霧した香りのある
噴霧層18により形成したスクリーンに対し、映写機Aに
より映像Bを映写する。ノズル12の前方位置にはコンプ
レツサ室22が配置され、香りのある噴霧層18の端部領域
にはミストキヤツチヤ24が対面している。予め吸引フア
ン28を稼働しておくことにより、香りのある噴霧層18は
ミストキヤツチヤ24により回収される。ミストキヤツチ
ヤ24に設けたフイルタ26で霧を水滴として回収し、吸引
フアン28により空気を吸引し、冷気をコンプレツサ室22
に送風し、これをコンプレツサ20の吸引空気として利用
し、ノズルユニツト10への圧搾空気として再循環され
る。
ノズルユニツト10の各ノズル12から噴霧した香りのある
噴霧層18により形成したスクリーンに対し、映写機Aに
より映像Bを映写する。ノズル12の前方位置にはコンプ
レツサ室22が配置され、香りのある噴霧層18の端部領域
にはミストキヤツチヤ24が対面している。予め吸引フア
ン28を稼働しておくことにより、香りのある噴霧層18は
ミストキヤツチヤ24により回収される。ミストキヤツチ
ヤ24に設けたフイルタ26で霧を水滴として回収し、吸引
フアン28により空気を吸引し、冷気をコンプレツサ室22
に送風し、これをコンプレツサ20の吸引空気として利用
し、ノズルユニツト10への圧搾空気として再循環され
る。
なお、本実施例では、ノズルユニツトとミストキヤツ
チヤを左右に配置したが上下方向に配置しても良い。こ
の場合コンプレツサ室を地下室としても、又ミストキヤ
ツチヤからダクトにより地下に配置したコンプレツサ室
に送風しても良い。
チヤを左右に配置したが上下方向に配置しても良い。こ
の場合コンプレツサ室を地下室としても、又ミストキヤ
ツチヤからダクトにより地下に配置したコンプレツサ室
に送風しても良い。
以上説明したように、本考案に係わる映写幕の形成装
置によれば、香り成分がミストの中に封じ込められてい
るために映写幕を通過する時に香りが感じられると共
に、ミストの回収と共に、ある量の香り成分が回収でき
る。
置によれば、香り成分がミストの中に封じ込められてい
るために映写幕を通過する時に香りが感じられると共
に、ミストの回収と共に、ある量の香り成分が回収でき
る。
第1図は本考案の実施例に係る映写幕の形成装置の断面
構成図、第2図は同装置の平面断面図である。 10……ノズルユニツト,12……ノズル,20……コンプレツ
サ,22……コンプレツサ室,24……ミストキヤツチヤ,26
……フイルタ,28……吸引フアン,16……水タンク,18…
…香りのある噴霧層。
構成図、第2図は同装置の平面断面図である。 10……ノズルユニツト,12……ノズル,20……コンプレツ
サ,22……コンプレツサ室,24……ミストキヤツチヤ,26
……フイルタ,28……吸引フアン,16……水タンク,18…
…香りのある噴霧層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−80426(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】液体をコンプレツサから供給される圧搾空
気によりノズルから噴射して映写幕となる噴霧層を形成
する映写幕の形成装置において、前記液体中に香り成分
を入れ映写幕から香りが発生することを特徴とする映写
幕の形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990040516U JP2501899Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 映写幕の形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990040516U JP2501899Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 映写幕の形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH041539U JPH041539U (ja) | 1992-01-08 |
JP2501899Y2 true JP2501899Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31550372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990040516U Expired - Lifetime JP2501899Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 映写幕の形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501899Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101160255A (zh) * | 2006-05-19 | 2008-04-09 | 三菱电机株式会社 | 电梯的信息显示系统 |
US10197904B2 (en) * | 2015-03-27 | 2019-02-05 | Tampereen Yliopisto | Method and apparatus for creating a fast vanishing light scattering volume/surface |
-
1990
- 1990-04-16 JP JP1990040516U patent/JP2501899Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH041539U (ja) | 1992-01-08 |
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