JP2501568B2 - 線状物体の被覆方法 - Google Patents
線状物体の被覆方法Info
- Publication number
- JP2501568B2 JP2501568B2 JP61268364A JP26836486A JP2501568B2 JP 2501568 B2 JP2501568 B2 JP 2501568B2 JP 61268364 A JP61268364 A JP 61268364A JP 26836486 A JP26836486 A JP 26836486A JP 2501568 B2 JP2501568 B2 JP 2501568B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- linear object
- ultraviolet
- coated
- linear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は通信用光伝送フアイバなどの線状物体に紫外
線硬化樹脂の被覆を施す線状物体の被覆装置に関し、と
くに線状物体に塗布した紫外線樹脂を硬化する紫外線硬
化炉の改良に関するものである。
線硬化樹脂の被覆を施す線状物体の被覆装置に関し、と
くに線状物体に塗布した紫外線樹脂を硬化する紫外線硬
化炉の改良に関するものである。
従来、光伝送フアイバ(以下光フアイバという。)な
どの線状物体に紫外線硬化樹脂(以下UV樹脂という。)
を被覆してUV樹脂被覆線状物体を製造する方法として
は、たとえば通常第5図に製造工程概要を示す方法がと
られている。サプライ装置1から供給する線状物体2の
表面に、UV樹脂塗布装置3によりUV樹脂を塗布し、UV樹
脂塗布線状物体4をUV樹脂塗布装置3の下方に配置した
紫外線硬化炉5(以下UV炉という。)を通過させること
により、塗布したUV樹脂を硬化させ、UV樹脂被覆線状体
を形成してキヤプスタン6を介し、巻取線7に巻取る。
どの線状物体に紫外線硬化樹脂(以下UV樹脂という。)
を被覆してUV樹脂被覆線状物体を製造する方法として
は、たとえば通常第5図に製造工程概要を示す方法がと
られている。サプライ装置1から供給する線状物体2の
表面に、UV樹脂塗布装置3によりUV樹脂を塗布し、UV樹
脂塗布線状物体4をUV樹脂塗布装置3の下方に配置した
紫外線硬化炉5(以下UV炉という。)を通過させること
により、塗布したUV樹脂を硬化させ、UV樹脂被覆線状体
を形成してキヤプスタン6を介し、巻取線7に巻取る。
第6a図およびbに従来のUV炉の一例の構造概要を示
す。第6図aは正面断面概要で、第6図bは上面断面概
要である。UV樹脂を塗布されたUV樹脂塗布線状物体4
は、UV炉5を構成する楕円形反射鏡5aの一つの焦点に位
置して透明石英管5cを挿通して形成した通過孔の中心の
焦点位置を通過する。楕円形反射鏡5aの他の一つの焦点
の位置には、紫外線ランプ(以下UVランプという。)5b
を設置する。UV樹脂塗布線状物体4を通過させる透明石
英管5cは、一般にUV樹脂は硬化時に酸素と反応して硬化
不良を発生することから、この硬化不良を防止するた
め、不活性ガスをパージした透明石英管で構成し、この
透明石英管5c内をUV樹脂塗布線状物体4を通過させなが
ら、UVランプ5bにより紫外線を照射し、UV樹脂を硬化さ
せる。
す。第6図aは正面断面概要で、第6図bは上面断面概
要である。UV樹脂を塗布されたUV樹脂塗布線状物体4
は、UV炉5を構成する楕円形反射鏡5aの一つの焦点に位
置して透明石英管5cを挿通して形成した通過孔の中心の
焦点位置を通過する。楕円形反射鏡5aの他の一つの焦点
の位置には、紫外線ランプ(以下UVランプという。)5b
を設置する。UV樹脂塗布線状物体4を通過させる透明石
英管5cは、一般にUV樹脂は硬化時に酸素と反応して硬化
不良を発生することから、この硬化不良を防止するた
め、不活性ガスをパージした透明石英管で構成し、この
透明石英管5c内をUV樹脂塗布線状物体4を通過させなが
ら、UVランプ5bにより紫外線を照射し、UV樹脂を硬化さ
せる。
一般にUV樹脂が硬化するのには、一定以上の紫外線エ
ネルギを必要とする。このため製造ラインの線状物体を
走行させる速度(以下線速という。)が高速化した場
合、UV炉内を通過する線状物体の通過時間は短かくな
り、線状物体に塗布したUV樹脂がUVランプから照明され
る紫外線エネルギ料は減少し、UV樹脂の硬化が不十分と
なる。これを防ぐため、従来のUV炉を使用する場合に
は、製造ラインの線速の高速化に伴い、UV炉を直列に複
数台配置し、線状物体のUV炉内通過時間を長くしてUV樹
脂の硬化を行わせている。このため、線速を高速化する
製造ラインを形成するためには、UV炉を複数台配置する
のに要するスペースや、配置に伴う設備が必要となり、
結果として製造ラインが高価・大規模化となるという問
題がある。
ネルギを必要とする。このため製造ラインの線状物体を
走行させる速度(以下線速という。)が高速化した場
合、UV炉内を通過する線状物体の通過時間は短かくな
り、線状物体に塗布したUV樹脂がUVランプから照明され
る紫外線エネルギ料は減少し、UV樹脂の硬化が不十分と
なる。これを防ぐため、従来のUV炉を使用する場合に
は、製造ラインの線速の高速化に伴い、UV炉を直列に複
数台配置し、線状物体のUV炉内通過時間を長くしてUV樹
脂の硬化を行わせている。このため、線速を高速化する
製造ラインを形成するためには、UV炉を複数台配置する
のに要するスペースや、配置に伴う設備が必要となり、
結果として製造ラインが高価・大規模化となるという問
題がある。
また、従来のUV炉は、楕円形反射鏡の楕円の加工精
度、組立精度の問題などから、楕円の一つの焦点位置に
配置したUVランプから照射された紫外線光を、UV樹脂塗
布線状物体の通過する他の一つの焦点位置に効率よく集
光することは技術的に難かしい。また、たとえ楕円形反
射鏡を精度よく作成したとしても、UV樹脂塗布線状物体
を、一つの焦点位置に正確に通過させることは、技術的
に極めて困難である。このため、UVランプから照射され
た紫外線光は、効率良くUV樹脂塗布線状物体に集光され
ず、したがつて塗布されたUV樹脂の硬化効率が悪くな
り、先に述べた製造ラインの線速の高速化に伴いUV炉を
複数台直列に配置する必要が生じてくるという問題の大
きな要因となつている。また、第5図に示したような従
来方法では一度に複数本の光ファイバまたは線状物体の
被覆を行うことが出来ず、これを行うには複数台の被覆
設備が必要であった。
度、組立精度の問題などから、楕円の一つの焦点位置に
配置したUVランプから照射された紫外線光を、UV樹脂塗
布線状物体の通過する他の一つの焦点位置に効率よく集
光することは技術的に難かしい。また、たとえ楕円形反
射鏡を精度よく作成したとしても、UV樹脂塗布線状物体
を、一つの焦点位置に正確に通過させることは、技術的
に極めて困難である。このため、UVランプから照射され
た紫外線光は、効率良くUV樹脂塗布線状物体に集光され
ず、したがつて塗布されたUV樹脂の硬化効率が悪くな
り、先に述べた製造ラインの線速の高速化に伴いUV炉を
複数台直列に配置する必要が生じてくるという問題の大
きな要因となつている。また、第5図に示したような従
来方法では一度に複数本の光ファイバまたは線状物体の
被覆を行うことが出来ず、これを行うには複数台の被覆
設備が必要であった。
本発明は従来の問題点を解決し、効率良く線状物体に
塗布したUV樹脂を硬化させる線状物体の被覆方法を提供
するもので、光フアイバまたはその他の線状物体の表面
に紫外線硬化樹脂を塗布する紫外線硬化樹脂塗布装置
と、前記紫外線硬化樹脂塗布装置により光フアイバまた
はその他の線状物体に塗布した紫外線硬化樹脂を硬化す
る紫外線硬化炉とを備えた線状物体の被覆装置におい
て、前記紫外線硬化炉は、中心に紫外線ランプを有し、
前記中心を楕円の一つの焦点位置とする複数個の楕円形
反射鏡を配置し、前記複数個のそれぞれの楕円形反射鏡
の他の一つの焦点位置に、前記紫外線硬化樹脂塗布装置
により紫外線硬化樹脂を塗布した光フアイバまたはその
他の線状物体を通過させる通過孔を備えた線状物体の紫
外線硬化樹脂塗布装置により、紫外線硬化樹脂を塗布し
た光フアイバまたはその他の線状物体を前記複数個の楕
円形反射鏡の焦点位置にある通過孔の一つに通過させ、
その後、ローラ等により該光フアイバまたは線状物体の
方向を転じて該紫外線硬化樹脂塗布装置にある別の楕円
形反射鏡の焦点位置にある通過孔を通過させることを特
徴とする線状物体の被覆方法で、複数の前記紫外線硬化
樹脂塗布装置により紫外線硬化樹脂を塗布した複数の光
フアイバまたはその他の線状物体をそれぞれ異なる楕円
形反射鏡の焦点位置にある通過孔を通過させることによ
り同時に複数本の光フアイバまたは線状物体の被覆を行
う態様を含むことを特徴としている。
塗布したUV樹脂を硬化させる線状物体の被覆方法を提供
するもので、光フアイバまたはその他の線状物体の表面
に紫外線硬化樹脂を塗布する紫外線硬化樹脂塗布装置
と、前記紫外線硬化樹脂塗布装置により光フアイバまた
はその他の線状物体に塗布した紫外線硬化樹脂を硬化す
る紫外線硬化炉とを備えた線状物体の被覆装置におい
て、前記紫外線硬化炉は、中心に紫外線ランプを有し、
前記中心を楕円の一つの焦点位置とする複数個の楕円形
反射鏡を配置し、前記複数個のそれぞれの楕円形反射鏡
の他の一つの焦点位置に、前記紫外線硬化樹脂塗布装置
により紫外線硬化樹脂を塗布した光フアイバまたはその
他の線状物体を通過させる通過孔を備えた線状物体の紫
外線硬化樹脂塗布装置により、紫外線硬化樹脂を塗布し
た光フアイバまたはその他の線状物体を前記複数個の楕
円形反射鏡の焦点位置にある通過孔の一つに通過させ、
その後、ローラ等により該光フアイバまたは線状物体の
方向を転じて該紫外線硬化樹脂塗布装置にある別の楕円
形反射鏡の焦点位置にある通過孔を通過させることを特
徴とする線状物体の被覆方法で、複数の前記紫外線硬化
樹脂塗布装置により紫外線硬化樹脂を塗布した複数の光
フアイバまたはその他の線状物体をそれぞれ異なる楕円
形反射鏡の焦点位置にある通過孔を通過させることによ
り同時に複数本の光フアイバまたは線状物体の被覆を行
う態様を含むことを特徴としている。
また、本発明は紫外線硬化樹脂塗布装置の複数個のそ
れぞれの楕円形反射鏡の他の一つの焦点位置に前記UV樹
脂を塗布した1本の光フアイバまたは線状物体をローラ
等を介して順次複数回通過させることを特徴としてい
る。
れぞれの楕円形反射鏡の他の一つの焦点位置に前記UV樹
脂を塗布した1本の光フアイバまたは線状物体をローラ
等を介して順次複数回通過させることを特徴としてい
る。
さらに、本発明は紫外線硬化樹脂塗布装置の複数個の
それぞれの楕円形反射鏡の他の一つの焦点位置に前記UV
樹脂を塗布した複数本のファイバまたは線状物体を通過
させることにより単一の紫外線硬化炉を用いて一度に複
数本の光ファイバまたは線状物体の被覆を行うことを特
徴としている。
それぞれの楕円形反射鏡の他の一つの焦点位置に前記UV
樹脂を塗布した複数本のファイバまたは線状物体を通過
させることにより単一の紫外線硬化炉を用いて一度に複
数本の光ファイバまたは線状物体の被覆を行うことを特
徴としている。
本発明は、UV樹脂塗布装置とUV炉で構成される線状物
体のUV樹脂被覆装置において、UV炉は、UVランプを中心
に配し、このUVランプを配置した中心位置を楕円の一つ
の焦点位置とする複数個の楕円反射鏡を配置し、それぞ
れの楕円形反射鏡の他の一つの焦点位置に設けた通過孔
を、UV樹脂塗布線状物体を複数回、反復して通過させる
構成とすることにより、楕円形反射鏡の加工精度、組立
精度が従来と同程度であれば、従来よりもUVランプから
照射された紫外線光は、UV樹脂を塗布された線状物体に
効率よく集光される。さらには、それぞれの楕円形反射
鏡の他の一つの焦点位置に設けた通過孔に複数本のUV樹
脂塗布線状物体を通過させることにより、単一の紫外線
硬化炉により一度に複数本の線状物体の被覆を行うこと
ができる。以下図面にもとづき実施例について説明す
る。
体のUV樹脂被覆装置において、UV炉は、UVランプを中心
に配し、このUVランプを配置した中心位置を楕円の一つ
の焦点位置とする複数個の楕円反射鏡を配置し、それぞ
れの楕円形反射鏡の他の一つの焦点位置に設けた通過孔
を、UV樹脂塗布線状物体を複数回、反復して通過させる
構成とすることにより、楕円形反射鏡の加工精度、組立
精度が従来と同程度であれば、従来よりもUVランプから
照射された紫外線光は、UV樹脂を塗布された線状物体に
効率よく集光される。さらには、それぞれの楕円形反射
鏡の他の一つの焦点位置に設けた通過孔に複数本のUV樹
脂塗布線状物体を通過させることにより、単一の紫外線
硬化炉により一度に複数本の線状物体の被覆を行うこと
ができる。以下図面にもとづき実施例について説明す
る。
第1図は本発明の線状物体の被覆方法による線状物体
のUV樹脂被覆方法の概要を説明するもので、第2図は第
1図における本発明に係るUV炉の実施例の上面からの断
面構造を示すものである。1は線状物体2を供給するサ
プライ装置、3はUV樹脂塗布装置、4はUV樹脂塗布線状
物体、10はUV炉である。UV炉10は、中心にUVランプ10b
を設置し、UVランプ10bの位置を一つの焦点として2個
の楕円形反射鏡10a1,10a2を配置し、2個の楕円形反射
鏡10a1,10a2のそれぞれの他の一つの焦点の位置に、UV
樹脂塗布線状物体4を通過させる通過孔を設けてある。
通過孔は、酸素の混入を防止するために、不活性ガスを
パージした透明石英管10c1,10c2を挿通して形成する。U
V樹脂塗布線状物体4は、まず楕円形反射鏡10a1の一つ
の焦点位置の透明石英管10c1内部を通過し、UVランプ10
bからの紫外線光の照射を受け、ローラ50およびローラ5
1により走行方向を転じて、再度他の一つの楕円形反射
鏡10a2の一つの焦点位置の透明石英管10c2内部を通過
し、UVランプ10bからの紫外線光の照射を受け、UV樹脂
を硬化させ、UV樹脂被覆を形成した線状物体をローラ5
2、キヤプスタン6を介して巻取機7に巻取る。
のUV樹脂被覆方法の概要を説明するもので、第2図は第
1図における本発明に係るUV炉の実施例の上面からの断
面構造を示すものである。1は線状物体2を供給するサ
プライ装置、3はUV樹脂塗布装置、4はUV樹脂塗布線状
物体、10はUV炉である。UV炉10は、中心にUVランプ10b
を設置し、UVランプ10bの位置を一つの焦点として2個
の楕円形反射鏡10a1,10a2を配置し、2個の楕円形反射
鏡10a1,10a2のそれぞれの他の一つの焦点の位置に、UV
樹脂塗布線状物体4を通過させる通過孔を設けてある。
通過孔は、酸素の混入を防止するために、不活性ガスを
パージした透明石英管10c1,10c2を挿通して形成する。U
V樹脂塗布線状物体4は、まず楕円形反射鏡10a1の一つ
の焦点位置の透明石英管10c1内部を通過し、UVランプ10
bからの紫外線光の照射を受け、ローラ50およびローラ5
1により走行方向を転じて、再度他の一つの楕円形反射
鏡10a2の一つの焦点位置の透明石英管10c2内部を通過
し、UVランプ10bからの紫外線光の照射を受け、UV樹脂
を硬化させ、UV樹脂被覆を形成した線状物体をローラ5
2、キヤプスタン6を介して巻取機7に巻取る。
第3図は、3個の楕円形反射鏡20a1,20a2,20a3により
形成した本発明に係るUV炉20の他の実施例の断面構造図
である。20bはUV炉20の中心の楕円形反射鏡20a1,20a2,2
0a3それぞれに共通の一つの焦点位置に配置したUVラン
プ、20c1,20c2,20c3はそれぞれ楕円形反射鏡20a1,20a2,
20a3の他の一つの焦点位置に挿通した、不活性ガスをパ
ージした透明石英管、4はUV樹脂塗布線状体である。
形成した本発明に係るUV炉20の他の実施例の断面構造図
である。20bはUV炉20の中心の楕円形反射鏡20a1,20a2,2
0a3それぞれに共通の一つの焦点位置に配置したUVラン
プ、20c1,20c2,20c3はそれぞれ楕円形反射鏡20a1,20a2,
20a3の他の一つの焦点位置に挿通した、不活性ガスをパ
ージした透明石英管、4はUV樹脂塗布線状体である。
第4図は、4個の楕円形反射鏡30a1,30a2,30a3,30a4
により形成した本発明に係るUV炉30のさらに他の実施例
の断面構造図である。30bはUV炉30の中心の楕円形反射
鏡30a1,30a2,30a3,30a4それぞれに共通の一つの焦点位
置に配置したUVランプ、30c1,30c2,30c3,30c4はそれぞ
れ楕円形反射鏡30a1,30a2,30a3,30a4の他の一つの焦点
位置に挿通した、不活性ガスをパージした透明石英管、
4はUV樹脂塗布線状体である。
により形成した本発明に係るUV炉30のさらに他の実施例
の断面構造図である。30bはUV炉30の中心の楕円形反射
鏡30a1,30a2,30a3,30a4それぞれに共通の一つの焦点位
置に配置したUVランプ、30c1,30c2,30c3,30c4はそれぞ
れ楕円形反射鏡30a1,30a2,30a3,30a4の他の一つの焦点
位置に挿通した、不活性ガスをパージした透明石英管、
4はUV樹脂塗布線状体である。
第2図に示した本発明に係るUV炉の実施例を用い、第
1図に示した製造工程により、サプライ装置1から、線
状物体2の例として直径125μmφの光フアイバを供給
し、UV樹脂塗布装置3でUV樹脂を直径250μmφに塗布
した後、UV炉10の透明石英管10c1を通過させ、ローラ5
0,ローラ51により走行方向を転じて再び透明石英管10c2
を通過させてUV樹脂を硬化させ、UV樹脂被覆光フアイバ
を製造してローラ52,キヤプスタン6を介して巻取機7
に巻取つた。なお本実施例の製造において、線速は150m
/分としてUV樹脂の被覆を行なつた。得られたUV樹脂被
覆光フアイバの被覆のUV樹脂の硬化度を調査した結果、
充分硬化していることが確認された。
1図に示した製造工程により、サプライ装置1から、線
状物体2の例として直径125μmφの光フアイバを供給
し、UV樹脂塗布装置3でUV樹脂を直径250μmφに塗布
した後、UV炉10の透明石英管10c1を通過させ、ローラ5
0,ローラ51により走行方向を転じて再び透明石英管10c2
を通過させてUV樹脂を硬化させ、UV樹脂被覆光フアイバ
を製造してローラ52,キヤプスタン6を介して巻取機7
に巻取つた。なお本実施例の製造において、線速は150m
/分としてUV樹脂の被覆を行なつた。得られたUV樹脂被
覆光フアイバの被覆のUV樹脂の硬化度を調査した結果、
充分硬化していることが確認された。
本実施例と比較するため、本実施例に用いたUVランプ
と同じパワーのUVランプを用い、第6図に示した従来の
UV炉を使用し、第5図の製造工程により、線速150m/分
で被覆を行い、UV樹脂被覆光フアイバを作製した結果、
本実施例で得られたと同じ程度の充分なUV樹脂の硬化を
得るのには、2台のUV炉が直列に配置する必要があつ
た。また、第7図は本発明に係る線状物体の被覆方法の
実施の一例であり、2つのサプライ装置から供給された
2本の線状物体は、それぞれUV樹脂塗布装置により樹脂
を塗布されしかる後に1台のUV炉内を通過し樹脂を硬化
させ各々別のキャプスタンを介して別の巻取機に巻取ら
れる。本方法により2本同時に紫外線硬化樹脂被覆を実
施することができる。
と同じパワーのUVランプを用い、第6図に示した従来の
UV炉を使用し、第5図の製造工程により、線速150m/分
で被覆を行い、UV樹脂被覆光フアイバを作製した結果、
本実施例で得られたと同じ程度の充分なUV樹脂の硬化を
得るのには、2台のUV炉が直列に配置する必要があつ
た。また、第7図は本発明に係る線状物体の被覆方法の
実施の一例であり、2つのサプライ装置から供給された
2本の線状物体は、それぞれUV樹脂塗布装置により樹脂
を塗布されしかる後に1台のUV炉内を通過し樹脂を硬化
させ各々別のキャプスタンを介して別の巻取機に巻取ら
れる。本方法により2本同時に紫外線硬化樹脂被覆を実
施することができる。
以上説明したように、本発明に係るUV炉を使用した線
状物体の被覆方法は、従来の被覆装置による被覆方法に
比べて効率良くUV樹脂を硬化することができる。したが
つて、製造ラインの線速が高速した場合にも、従来に比
べて少数台のUV炉で対応することが可能となり、製造ラ
イン設備の精能向上化に併せて小型化、経済化に効果が
大きい。
状物体の被覆方法は、従来の被覆装置による被覆方法に
比べて効率良くUV樹脂を硬化することができる。したが
つて、製造ラインの線速が高速した場合にも、従来に比
べて少数台のUV炉で対応することが可能となり、製造ラ
イン設備の精能向上化に併せて小型化、経済化に効果が
大きい。
第1図は本発明の線状物体の被覆方法による。線状物体
のUV樹脂被覆方法の概要を説明する図、第2図乃至第4
図は本発明に係るUV炉の実施例1乃至実施例3の断面構
造図、第5図は従来の線状物体のUV樹脂被覆方法の概要
説明図、第6図a,bは従来のUV炉例の構造概要図、第7
図は本発明に係る線状物体の被覆方法の実施の一例であ
る。 1……サプライ装置、2……線状物体、3……UV樹脂塗
布装置、4……UV樹脂塗布線状物体、5……UV炉、5a…
…楕円形反射鏡、5b……UVランプ、5c……透明石英管、
6……キヤプスタン、7……巻取機、10,20,30……UV
炉、10a1,10a2,20a1,20a2,20a3,30a1,30a2,30a3,30a4…
…楕円形反射鏡、10b,20b,30b……UVランプ、10c1,10
c2,20c1,20c2,20c3,30c1,30c2,30c3,30c4……透明石英
管、50,51,52……ローラ
のUV樹脂被覆方法の概要を説明する図、第2図乃至第4
図は本発明に係るUV炉の実施例1乃至実施例3の断面構
造図、第5図は従来の線状物体のUV樹脂被覆方法の概要
説明図、第6図a,bは従来のUV炉例の構造概要図、第7
図は本発明に係る線状物体の被覆方法の実施の一例であ
る。 1……サプライ装置、2……線状物体、3……UV樹脂塗
布装置、4……UV樹脂塗布線状物体、5……UV炉、5a…
…楕円形反射鏡、5b……UVランプ、5c……透明石英管、
6……キヤプスタン、7……巻取機、10,20,30……UV
炉、10a1,10a2,20a1,20a2,20a3,30a1,30a2,30a3,30a4…
…楕円形反射鏡、10b,20b,30b……UVランプ、10c1,10
c2,20c1,20c2,20c3,30c1,30c2,30c3,30c4……透明石英
管、50,51,52……ローラ
Claims (2)
- 【請求項1】光フアイバまたはその他の線状物体(2)
の表面に紫外線硬化樹脂を塗布する紫外線硬化樹脂塗布
装置(3)と、前記紫外線硬化樹脂塗布装置(3)によ
り光フアイバまたはその他の線状物体に塗布した紫外線
硬化樹脂を硬化する紫外線硬化炉(10)とを備え、前記
紫外線硬化炉(10)は、中心に紫外線ランプ(10b)を
有し、前記中心を楕円の一つの焦点位置とする複数個の
楕円形反射鏡(10a1,10a2,20a1〜20a3,30a1〜30a4)を
配置し、前記複数個のそれぞれの楕円形反射鏡(10a1,1
0a2,20a1〜20a3,30a1〜30a4)の他の一つの焦点位置
に、前記紫外線硬化樹脂塗布装置(3)により紫外線硬
化樹脂を塗布した光フアイバまたはその他の線状物体を
通過させる通過孔を備えた紫外線硬化樹脂塗布装置
(3)により紫外線硬化樹脂を塗布した光フアイバまた
はその他の線状物体を、複数個の楕円形反射鏡(10a1,1
0a2,20a1〜20a3,30a1〜30a4)の焦点位置にある通過孔
の一つに通過させ、その後、ローラ(50,51,52)等によ
り該光フアイバまたは線状物体の方向を転じて該紫外線
硬化樹脂塗布装置(3)にある別の楕円形反射鏡の焦点
位置にある通過孔を通過させることを特徴とする線状物
体の被覆方法。 - 【請求項2】複数の前記紫外線硬化樹脂塗布装置(3)
により紫外線硬化樹脂を塗布した複数の光フアイバまた
はその他の線状物体をそれぞれ異なる楕円反射鏡(10
a1,10a2,20a1〜20a3,30a1〜30a4)の焦点位置にある通
過孔を通過させることにより同時に複数本の光フアイバ
または線状物体の被覆を行うことを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の線状物体の被覆方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61268364A JP2501568B2 (ja) | 1986-11-11 | 1986-11-11 | 線状物体の被覆方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61268364A JP2501568B2 (ja) | 1986-11-11 | 1986-11-11 | 線状物体の被覆方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63123464A JPS63123464A (ja) | 1988-05-27 |
JP2501568B2 true JP2501568B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=17457490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61268364A Expired - Fee Related JP2501568B2 (ja) | 1986-11-11 | 1986-11-11 | 線状物体の被覆方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501568B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09278495A (ja) * | 1996-04-19 | 1997-10-28 | At & T Ipm Corp | 光ファイバの被膜形成と硬化を高速で行う方法 |
US6596203B1 (en) * | 2000-05-02 | 2003-07-22 | Fitel Usa Corp. | Method and apparatus for increasing UV dose and throughput of high speed UF curing processes |
CN102623114B (zh) * | 2012-04-17 | 2014-01-29 | 池州九华汉高电工材料有限公司 | 用紫外光固化技术同步生产多根纤维绝缘套管的设备 |
JP6878762B2 (ja) * | 2015-12-18 | 2021-06-02 | ウシオ電機株式会社 | 光照射装置及び光照射方法 |
US10737292B2 (en) | 2015-12-18 | 2020-08-11 | Ushio Denki Kabushiki Kaisha | Light irradiation device and light irradiation method |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06104217B2 (ja) * | 1984-08-31 | 1994-12-21 | 住友電気工業株式会社 | 紫外線照射装置 |
-
1986
- 1986-11-11 JP JP61268364A patent/JP2501568B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63123464A (ja) | 1988-05-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1386893B1 (en) | Method for UV-curing a coated fiber | |
US4038062A (en) | Method and apparatus for introducing geometrical perturbations in optical fiber waveguides | |
JP4966920B2 (ja) | 光ファイバテープ心線の製造方法及びその装置 | |
ATE114362T1 (de) | Leuchttafeln und herstellungsverfahren. | |
JPS63159236A (ja) | ダイから直接得られるガラス単糸の製造方法及び装置 | |
JPS6118463A (ja) | フイメント体のuv硬化性コーテイング物質に紫外光を照射する装置 | |
JP2501568B2 (ja) | 線状物体の被覆方法 | |
US6596203B1 (en) | Method and apparatus for increasing UV dose and throughput of high speed UF curing processes | |
JP2950264B2 (ja) | 光ファイバテープ心線の製造方法 | |
JP5469044B2 (ja) | 光ファイバテープ心線の製造方法及び製造装置 | |
TW348223B (en) | Manufacture of coated optical fiber tapes | |
US4774104A (en) | Irradiation device, arrangement for and method of cladding a filamentary body | |
JP2547793B2 (ja) | 光ファイバ被覆樹脂の硬化方法 | |
CN108349797A (zh) | 光纤的制造方法、光纤的制造装置及光纤 | |
KR100334779B1 (ko) | 광섬유 다중 인출 설비 | |
JP2862214B2 (ja) | 光ファイバの着色のための方法及び装置 | |
DE4226343A1 (de) | Verfahren zur Herstellung einer optischen Faser | |
US6454894B1 (en) | Method of manufacturing optical fiber ribbons | |
US20230025312A1 (en) | Laser-enabled multi-layer ink adhesion onto optical fibers | |
JP3952169B2 (ja) | テープ状光ファイバ心線の製造装置,製造方法 | |
US10486194B2 (en) | Post-draw tower optical fiber coating curing | |
JPS5969439A (ja) | 光フアイバの線引方法 | |
US20220404571A1 (en) | Low-attenuation rollable optical fiber ribbon | |
JPH0580238A (ja) | 光フアイバテープ心線の製造方法および製造装置 | |
JPH07134215A (ja) | 光ファイバテープの製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |