JP2501240B2 - モグラ駆除剤 - Google Patents
モグラ駆除剤Info
- Publication number
- JP2501240B2 JP2501240B2 JP2095076A JP9507690A JP2501240B2 JP 2501240 B2 JP2501240 B2 JP 2501240B2 JP 2095076 A JP2095076 A JP 2095076A JP 9507690 A JP9507690 A JP 9507690A JP 2501240 B2 JP2501240 B2 JP 2501240B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood vinegar
- moles
- mole
- creosote oil
- naphthol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はモグラの駆除剤に関するものである。
(従来の技術) モグラが田畑の作物、芝生に少なからず障害を与える
ことは周知の事実で、最近の有機農業の復活により、モ
グラも活発化し、それによる障害も増加している。モグ
ラによる被害を防止するため古くからその捕獲、駆除法
が試みられている。例えば駆除剤として古く石ケン及び
ナフタリン含有散布用水溶液、BHC配合駆除剤などが使
用されていたが、有機塩素系農薬の使用禁止に伴いBHC
配合駆除剤は使用されなくなった。その後種々の駆除剤
が、例えば特公昭60−52721号公報はナフタリンとβ−
ナフトールとの混合剤を、特公昭63−5364号公報はスル
ファミン酸又はその塩を、特公昭63−32328号公報は生
薬抽出物を提案している。モグラの駆除剤は、田畑に使
用されるものであるので長時間効果が接続するとともに
人体、農作物に無害で安価なものである必要がある。現
在β−ナフトール、クレオソート系の薬剤が使用されて
いるが、いずれも劇物に属し取扱いに注意を必要として
いる。
ことは周知の事実で、最近の有機農業の復活により、モ
グラも活発化し、それによる障害も増加している。モグ
ラによる被害を防止するため古くからその捕獲、駆除法
が試みられている。例えば駆除剤として古く石ケン及び
ナフタリン含有散布用水溶液、BHC配合駆除剤などが使
用されていたが、有機塩素系農薬の使用禁止に伴いBHC
配合駆除剤は使用されなくなった。その後種々の駆除剤
が、例えば特公昭60−52721号公報はナフタリンとβ−
ナフトールとの混合剤を、特公昭63−5364号公報はスル
ファミン酸又はその塩を、特公昭63−32328号公報は生
薬抽出物を提案している。モグラの駆除剤は、田畑に使
用されるものであるので長時間効果が接続するとともに
人体、農作物に無害で安価なものである必要がある。現
在β−ナフトール、クレオソート系の薬剤が使用されて
いるが、いずれも劇物に属し取扱いに注意を必要として
いる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は人体、農作物に無害であるため取扱いが容易
で、しかも安価なモグラの駆除剤を提供することを目的
としている。
で、しかも安価なモグラの駆除剤を提供することを目的
としている。
(課題を解決するための手段及び作用) 上記の目的を達成するため種々検討した結果、木酢液
とクレオソート油の混合液がモグラの駆除剤として有効
であることを認めた。
とクレオソート油の混合液がモグラの駆除剤として有効
であることを認めた。
すなわち、本発明は、木酢液とこれに対し重量で0.1
〜30%のクレオソート油を含有してなるモグラ駆除剤で
ある。
〜30%のクレオソート油を含有してなるモグラ駆除剤で
ある。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
木酢液は木材を乾留してえられる液体成分で、使用す
る原木の種類、製造方法によりその成分を異にするが一
般にその主成分は、酢酸及び溶解タール中に含む低分子
フェノール類で、例えば酢酸約3〜5%、蟻酸0.2%、
溶解タール2.97%、アセント0.38%、メタノール1.60
%、アルデヒド類0.1%、ケトン類0.1%、レボクルコー
ザン0.5%、などを含み、また溶解タール中にはフェノ
ール、クレゾール異性体、クレオゾール等が、更に有機
酸としてはプロピオン酸、酪酸、バレリアン酸、クロト
ン酸、イソカプロン酸など約200種の成分が含まれてい
る。木酢液は古くは酢酸、アセトンなどの製造原料とし
て使用されたこともあったが、最近では薫煙香料、土壌
消毒剤、消臭剤として僅かに使用されているにすぎな
い。木酢液とクレオソート油の混合液をモグラの駆除に
仕様するには、混合液をそのままもぐらの出没する地域
に穴を掘って埋め込むか、5〜20倍、好ましくは7〜15
倍に水で希釈して畑に散布する。又埋め込む場合は、木
酢液とクレオソート油の混合液を適当な担体に担持させ
て埋め込むことも可能であり担体としては、酸性白土、
珪藻土、ゼオライト、その他多孔性吸着剤として一般に
使用されるものであればいかなるものでも使用できる。
る原木の種類、製造方法によりその成分を異にするが一
般にその主成分は、酢酸及び溶解タール中に含む低分子
フェノール類で、例えば酢酸約3〜5%、蟻酸0.2%、
溶解タール2.97%、アセント0.38%、メタノール1.60
%、アルデヒド類0.1%、ケトン類0.1%、レボクルコー
ザン0.5%、などを含み、また溶解タール中にはフェノ
ール、クレゾール異性体、クレオゾール等が、更に有機
酸としてはプロピオン酸、酪酸、バレリアン酸、クロト
ン酸、イソカプロン酸など約200種の成分が含まれてい
る。木酢液は古くは酢酸、アセトンなどの製造原料とし
て使用されたこともあったが、最近では薫煙香料、土壌
消毒剤、消臭剤として僅かに使用されているにすぎな
い。木酢液とクレオソート油の混合液をモグラの駆除に
仕様するには、混合液をそのままもぐらの出没する地域
に穴を掘って埋め込むか、5〜20倍、好ましくは7〜15
倍に水で希釈して畑に散布する。又埋め込む場合は、木
酢液とクレオソート油の混合液を適当な担体に担持させ
て埋め込むことも可能であり担体としては、酸性白土、
珪藻土、ゼオライト、その他多孔性吸着剤として一般に
使用されるものであればいかなるものでも使用できる。
クレオソート油はタールから蒸留によりえられる中油
以上の留分の黄色又は暗緑色油状の物質で、特異の臭気
を有し、アントラセン、ナフタリンなどの結晶成分、及
びクレゾール、高級フェノール、ナフトールなどの酸成
分を含有しており、木材防腐剤、魚網染料、燃料、塗料
などに使用されている。効果が弱く、被害を効果的に防
止しえなかったが、ナフタリンは古くからモグラ駆除剤
として石ケン、BHCなどとの配合で使用され、又β−ナ
フトールとナフタリン、β−ナフトールとクレオソート
との混合物がモグラ駆除剤として使用されている。これ
らのことにより、クレオソート油にナフタリンやナフト
ールが含有されているので、モグラの駆除に使用される
であろうと考えられるかも知れないが、クレオソート油
がナフタリン、ナフトール以外にも種々の化合物を含
み、加えてナフトールがβ−ナフトールかどうか明らか
でないので、クレオソート油のモグラの駆除効果は明ら
かであるとは云えず、まてし木酢液に少量添加されたと
き、その駆除力が著しく増強されることは出願人が初め
て明らかにしたことである。木酢液に添加するクレオソ
ート油は木酢液に対し重量で0.1〜30であり%、乳化剤
を使用して均一な溶液とする。30重量%を越えて添加し
ても木酢液とクレオソート油が2相に分離し易く、目的
とする効果の増加がえられがたい。乳化剤としてはノニ
オン、アニオン及びチオン性いずれの界面活性剤でも使
用できるが、ノニオン性活性剤、特にポリオキシエチレ
ン系活性剤が好ましく、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテルは好ましい乳化剤と云える。又クレオソート油が
特異の臭気を有するので、木酢液との混合に鉄、亜鉛な
どの脱臭用塩を使用して、取扱いを容易にしても、その
効果に悪影響を及ぼすことはない。
以上の留分の黄色又は暗緑色油状の物質で、特異の臭気
を有し、アントラセン、ナフタリンなどの結晶成分、及
びクレゾール、高級フェノール、ナフトールなどの酸成
分を含有しており、木材防腐剤、魚網染料、燃料、塗料
などに使用されている。効果が弱く、被害を効果的に防
止しえなかったが、ナフタリンは古くからモグラ駆除剤
として石ケン、BHCなどとの配合で使用され、又β−ナ
フトールとナフタリン、β−ナフトールとクレオソート
との混合物がモグラ駆除剤として使用されている。これ
らのことにより、クレオソート油にナフタリンやナフト
ールが含有されているので、モグラの駆除に使用される
であろうと考えられるかも知れないが、クレオソート油
がナフタリン、ナフトール以外にも種々の化合物を含
み、加えてナフトールがβ−ナフトールかどうか明らか
でないので、クレオソート油のモグラの駆除効果は明ら
かであるとは云えず、まてし木酢液に少量添加されたと
き、その駆除力が著しく増強されることは出願人が初め
て明らかにしたことである。木酢液に添加するクレオソ
ート油は木酢液に対し重量で0.1〜30であり%、乳化剤
を使用して均一な溶液とする。30重量%を越えて添加し
ても木酢液とクレオソート油が2相に分離し易く、目的
とする効果の増加がえられがたい。乳化剤としてはノニ
オン、アニオン及びチオン性いずれの界面活性剤でも使
用できるが、ノニオン性活性剤、特にポリオキシエチレ
ン系活性剤が好ましく、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテルは好ましい乳化剤と云える。又クレオソート油が
特異の臭気を有するので、木酢液との混合に鉄、亜鉛な
どの脱臭用塩を使用して、取扱いを容易にしても、その
効果に悪影響を及ぼすことはない。
本発明によりえられるモグラ駆除剤は人畜、農作物に
無害、安価であり、従来使用されているモグラ駆除剤と
同様、畑に散布したり、土中に埋込むことにより目的を
達成できる。
無害、安価であり、従来使用されているモグラ駆除剤と
同様、畑に散布したり、土中に埋込むことにより目的を
達成できる。
(実施例) 以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。
実施例1 以下に示す組成でモグラ駆除剤を調製した。
エマルゲンA−60(ポリオキシエチレン誘導体)4.32kg エマルゲン120(ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル) 2.88kg クレオソート油 6.12kg 木酢液 36.0kg 硫酸第一鉄 4.5kg 水を加えて全量を180.0kgにする。
ル) 2.88kg クレオソート油 6.12kg 木酢液 36.0kg 硫酸第一鉄 4.5kg 水を加えて全量を180.0kgにする。
注1:エマルゲンA−60及びエマルゲン120は花王株式会
社製のものである。
社製のものである。
注2:木酢液は曾田化学研究所(水戸市)製である。
実施例2 実施例1でえた溶液及び木酢液を使用し、モグラの駆
除効果を試験した。
除効果を試験した。
木酢液の10倍希釈液を試験液A、実施例1でえられた
液の10倍希釈液を試験液Bとする。
液の10倍希釈液を試験液Bとする。
畑10m平方に巾10cm、深さ10cmの溝を堀り、この溝に
試験液A,Bを夫々40l均等に散布し、その上に土をかぶせ
て試験区A及びBとする。試験区A,Bを対照区の左右に
隣接して設置し、6ケ月の間、1ケ月毎にモグラが出没
したかどうか確かめて以下の結果をえた。
試験液A,Bを夫々40l均等に散布し、その上に土をかぶせ
て試験区A及びBとする。試験区A,Bを対照区の左右に
隣接して設置し、6ケ月の間、1ケ月毎にモグラが出没
したかどうか確かめて以下の結果をえた。
Claims (1)
- 【請求項1】木酢液とこれに対し重量で0.1〜30%のク
レオソート油を含有してなるモグラ駆除剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2095076A JP2501240B2 (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | モグラ駆除剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2095076A JP2501240B2 (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | モグラ駆除剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03294208A JPH03294208A (ja) | 1991-12-25 |
JP2501240B2 true JP2501240B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=14127879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2095076A Expired - Lifetime JP2501240B2 (ja) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | モグラ駆除剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501240B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005179330A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Seikoo Sangyo Kk | もぐら忌避剤 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0651613B2 (ja) * | 1989-04-14 | 1994-07-06 | 三朗 苗村 | ゴルフ場、公園等の広場に於けるもぐらの駆除方法 |
-
1990
- 1990-04-12 JP JP2095076A patent/JP2501240B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03294208A (ja) | 1991-12-25 |
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