JP2500869Y2 - 車輛用床材 - Google Patents

車輛用床材

Info

Publication number
JP2500869Y2
JP2500869Y2 JP1993044916U JP4491693U JP2500869Y2 JP 2500869 Y2 JP2500869 Y2 JP 2500869Y2 JP 1993044916 U JP1993044916 U JP 1993044916U JP 4491693 U JP4491693 U JP 4491693U JP 2500869 Y2 JP2500869 Y2 JP 2500869Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicles
apiton
present
vehicle
floor material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993044916U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0713669U (ja
Inventor
洋二 花井
Original Assignee
日進木材工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日進木材工業株式会社 filed Critical 日進木材工業株式会社
Priority to JP1993044916U priority Critical patent/JP2500869Y2/ja
Publication of JPH0713669U publication Critical patent/JPH0713669U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2500869Y2 publication Critical patent/JP2500869Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バス用床材やトラック
用床材として用いるに適した車輛用床材に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】上記のような車輛用床材には、強度、耐
久性、耐摩耗性が大きく、しかもできるだけ軽量である
ことが求められており、特にバス用の床材については上
記の他に滑りにくく遮音性や制振性があることが求めら
れている。このような特性を完全に満足することは容易
ではないが、本考案者は比重が大きいが強度に優れたア
ピトン単板と、比重が小さく弾性に優れたベイマツ単板
とを積層することによりこれらの要求を満たした車輛用
床材を開発し、既に実開平4-49577 号として提案済みで
ある。
【0003】ところが、地球環境問題による木材伐採制
限の影響から今年におけるベイマツの価格は昨年に比較
して2倍近くまで急騰しており、これを利用した車輛用
床材はコスト面において生産が困難となりつつある。一
方、南洋材であるアピトンの価格上昇はベイマツに比較
して少ないものの、全体をアピトン製とすることは省資
源の観点から好ましくないうえ、コスト面でもやはり割
高になるという問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した従来
の問題点を解決して、経済性、省資源性に優れ、しかも
強度、耐久性、耐摩耗性、遮音性、制振性、軽量性等の
特性を満足することができる新規な車輛用床材を提供す
るために完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
考案の車輛用床材は、中質繊維板(MDF)よりなる芯
材(1) の両面に、南洋硬質木材よりなる肉薄のクロス積
層板(2) を熱圧成形したことを特徴とするものである。
本考案において芯材として使用される中質繊維板は、業
界においてMDF(ミディアムデンシティファイバーボ
ード)と呼ばれているもので、木材繊維を樹脂系接着材
とともに熱圧成形したものであり、JIS A 5906において
密度が0.4 〜0.8g/cm3と規定と規定されている。なお、
これらの芯材の両面に熱圧成形される南洋硬質木材とし
ては、アピトンを使用することが好ましい。
【0006】
【作用】このように構成された本考案の車輛用床材は、
芯材を構成する中質繊維板が強度、剛性、防水性、遮音
性、制振性に優れているうえに、その両面にアピトンの
ような南洋硬質木材よりなる肉薄のクロス積層板を熱圧
成形したことにより耐摩耗性が向上し、更に強度、剛
性、防水性、耐衝撃性、部分圧縮性、遮音性、制振性も
一段と高められている。また中質繊維板(MDF)は、
木材繊維を樹脂系接着剤で熱圧成形したものであるか
ら、各種の廃材を原料として使用することができ、低コ
ストで製造することができるので、木材価格の変動の影
響を受けにくい利点がある。更に全体が熱圧成形されて
いるので寸法精度が高く、反り等の変形を生じにくい利
点もある。
【0007】
【実施例】次に本考案を実施例によって更に詳細に説明
する。図1はバス用床板の実施例を示すものであり、1
は厚さが9mm程度の中質繊維板(MDF)よりなる芯
材、2はその両面に熱圧成形された南洋硬質木材のクロ
ス積層板である。前記したように芯材1を構成する中質
繊維板は木材の短繊維を樹脂系接着剤とともに熱圧成形
したものであって、樹脂系接着剤としてはメラミン系接
着剤以上の防水性に優れた種類を使用することが好まし
い。この中質繊維板よりなる芯材1はそれ自体が強度、
剛性、防水性、遮音性、制振性、耐衝撃性に優れてお
り、また廃材を原料として製造することができるので低
コストで製造できるものである。
【0008】一方、実施例の南洋硬質木材のクロス積層
板2は図示のように3枚のアピトン単板をクロスさせて
積層したもので、ここでは1枚の厚みが0.5mm のアピト
ン単板を3枚積層したうえ、熱圧成形することにより厚
みを1.0mm に圧縮してある。このような肉薄のクロス積
層板2が両面に形成されているので、実施例のバス用床
板の厚みは全体で11mmとなっている。このような硬質木
材のクロス積層板2は極めて硬く耐摩耗性に優れている
ので、肉薄であるにもかかわらず車輛の走行中に石等が
はね上げられても傷付くおそれが少ない。また剛性が大
きく、床板全体の撓みを防止することができ、部分圧縮
荷重によく耐える利点もある。
【0009】このようなバス用床板はそのまま使用する
ことも可能であるが、美観を向上させるためにその上面
にロンリウムを張って使用することが好ましい。またロ
ンリウムを張る代わりに、滑り止めコートを施すと防水
性と安全性とを高めることができる。
【0010】実施例のバス用床板を同じ厚みのラワン合
板及びアピトンフローリングと比較すると、表1の通り
となる。この表に示されるように、本考案の車輛用床材
は極めて優れた特性を備えていることが分かる。なお、
本考案の車輛用床材はバス用床材として優れたものであ
るが、トラック用床材としても優れたものであることは
いうまでもないところである。
【0011】
【表1】
【0012】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案の車輛用
床材は経済性、省資源性に優れ、しかも強度、耐久性、
耐摩耗性、遮音性、制振性、軽量性等の各種の特性に優
れたものであるから、従来の問題点を解決した車輛用床
材として、その実用的価値はきわめて大きいものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
1 芯材 2 南洋硬質木材のクロス積層板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中質繊維板(MDF)よりなる芯材(1)
    の両面に、南洋硬質木材よりなる肉薄のクロス積層板
    (2) を熱圧成形したことを特徴とする車輛用床材。
JP1993044916U 1993-08-18 1993-08-18 車輛用床材 Expired - Lifetime JP2500869Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993044916U JP2500869Y2 (ja) 1993-08-18 1993-08-18 車輛用床材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993044916U JP2500869Y2 (ja) 1993-08-18 1993-08-18 車輛用床材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0713669U JPH0713669U (ja) 1995-03-07
JP2500869Y2 true JP2500869Y2 (ja) 1996-06-12

Family

ID=12704792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993044916U Expired - Lifetime JP2500869Y2 (ja) 1993-08-18 1993-08-18 車輛用床材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2500869Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5649045Y2 (ja) * 1977-02-25 1981-11-16
WO2014065649A1 (en) * 2012-10-24 2014-05-01 Besgrade Products Sdn. Bhd Veneer laminated wood strand board

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0162416U (ja) * 1987-10-14 1989-04-21
JPH0449577U (ja) * 1990-08-31 1992-04-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0713669U (ja) 1995-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NL2013046B1 (en) Panel suitable for assembling a waterproof floor or wall covering, method of producing a panel.
CN101878113B (zh) 多层基板和使用这种基板的贴面板
JP2005522605A5 (ja)
CN201137277Y (zh) 高耐磨实木饰面的板材
JP2500869Y2 (ja) 車輛用床材
CN1330469C (zh) 一种集装箱底板用竹木胶合板
CN201154507Y (zh) 集装箱、车厢底板用复合板
CN209760680U (zh) 一种高弹性强化复合地板
CN201471547U (zh) 木质复合板材
CN215519714U (zh) 一种厚芯浸渍纸层压实木复合地板
JP4783710B2 (ja) 浮造り床材
CN212097798U (zh) 一种不易变形的复合板材
KR100875535B1 (ko) 마루 바닥재 및 그 제조방법
CN2372126Y (zh) 高性能复合板材
CN2213712Y (zh) 多层竹木复合集装箱底板
KR200350424Y1 (ko) 난연성을 갖는 표면강화처리 마루바닥재 및 이를 이용한마루판
CN2485131Y (zh) 一种新型复合板
CN216616696U (zh) 一种高硬度实木复合地板
CN2823418Y (zh) 实木复合地板
CN219360510U (zh) 一种油棕和橡胶木复合层积材
JP3256202B2 (ja) 積層板
CN2898176Y (zh) 夹芯结构的复合实木地板
CN2926381Y (zh) 复合实木地板
JP4851783B2 (ja) 化粧板
CN1330470C (zh) 一种集装箱、车箱底板用竹木胶合板

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960209

EXPY Cancellation because of completion of term