JPH0713669U - 車輛用床材 - Google Patents

車輛用床材

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JPH0713669U
JPH0713669U JP4491693U JP4491693U JPH0713669U JP H0713669 U JPH0713669 U JP H0713669U JP 4491693 U JP4491693 U JP 4491693U JP 4491693 U JP4491693 U JP 4491693U JP H0713669 U JPH0713669 U JP H0713669U
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洋二 花井
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日進木材工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 経済性、省資源性に優れ、しかも強度、耐久
性、耐摩耗性、遮音性、制振性、軽量性等の各種の特性
に優れた車輛用床材を提供する。 【構成】 中質繊維板、又はパーティクルボード又は配
向性パーティクルボードよりなる芯材1の両面に、アピ
トン等の南洋硬質木材のクロス積層板2、2を熱圧成形
して車輛用床材とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バス用床材やトラック用床材として用いるに適した車輛用床材に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記のような車輛用床材には、強度、耐久性、耐摩耗性が大きく、しかもでき るだけ軽量であることが求められており、特にバス用の床材については上記の他 に滑りにくく遮音性や制振性があることが求められている。このような特性を完 全に満足することは容易ではないが、本考案者は比重が大きいが強度に優れたア ピトン単板と、比重が小さく弾性に優れたベイマツ単板とを積層することにより これらの要求を満たした車輛用床材を開発し、既に実開平4-49577 号として提案 済みである。
【0003】 ところが、地球環境問題による木材伐採制限の影響から今年におけるベイマツ の価格は昨年に比較して2倍近くまで急騰しており、これを利用した車輛用床材 はコスト面において生産が困難となりつつある。一方、南洋材であるアピトンの 価格上昇はベイマツに比較して少ないものの、全体をアピトン製とすることは省 資源の観点から好ましくないうえ、コスト面でもやはり割高になるという問題が ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した従来の問題点を解決して、経済性、省資源性に優れ、しかも 強度、耐久性、耐摩耗性、遮音性、制振性、軽量性等の特性を満足することがで きる新規な車輛用床材を提供するために完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する本考案の車輛用床材は、中質繊維板(MDF)又はパー ティクルボード(PB)又は配向性パーティクルボード(OSB)よりなる芯材 の両面に、南洋硬質木材のクロス積層板を熱圧成形したことを特徴とするもので ある。 本考案において芯材として使用される中質繊維板は、業界においてMDF(ミ ディアムデンシティファイバーボード)と呼ばれているもので、木材繊維を樹脂 系接着材とともに熱圧成形したものであり、JIS A 5906において密度が0.4 〜0. 8g/cm3と規定と規定されている。またパーティクルボードは木材のフレークを樹 脂系接着材とともに熱圧成形したものであり、中質繊維板と同様の特性を有する ものである。更に配向性パーティクルボードは業界においてOSB(オリエンテ ッドストランドボード)と呼ばれているもので、配向性を与えることにより強度 をより強化させた材料である。なお、これらの芯材の両面に熱圧成形される南洋 硬質木材としては、アピトンを使用することが好ましい。
【0006】
【作用】
このように構成された本考案の車輛用床材は、芯材を構成する中質繊維板、パ ーティクルボード、配向性パーティクルボード等がいずれも強度、剛性、防水性 、遮音性、制振性に優れているうえに、その両面にアピトンのような南洋硬質木 材のクロス積層板を熱圧成形したことにより耐摩耗性が向上し、更に強度、剛性 、防水性、耐衝撃性、部分圧縮性、遮音性、制振性も一段と高められている。ま た中質繊維板、パーティクルボード、配向性パーティクルボードは木材フレーク や木材繊維を樹脂系接着剤で熱圧成形したものであるから、各種の廃材を原料と して使用することができ、低コストで製造することができるので、木材価格の変 動の影響を受けにくい利点がある。更に全体が熱圧成形されているので寸法精度 が高く、反り等の変形を生じにくい利点もある。
【0007】
【実施例】
次に本考案を実施例によって更に詳細に説明する。 図1はバス用床板の実施例を示すものであり、1は厚さが9mm程度の中質繊維 板よりなる芯材、2はその両面に熱圧成形された南洋硬質木材のクロス積層板で ある。前記したように芯材1を構成する中質繊維板は木材の短繊維を樹脂系接着 剤とともに熱圧成形したものであって、樹脂系接着剤としてはメラミン系接着剤 以上の防水性に優れた種類を使用することが好ましい。この中質繊維板よりなる 芯材1はそれ自体が強度、剛性、防水性、遮音性、制振性、耐衝撃性に優れてお り、また廃材を原料として製造することができるので低コストで製造できるもの である。
【0008】 一方、実施例の南洋硬質木材のクロス積層板2は図示のように3枚のアピトン 単板をクロスさせて積層したもので、ここでは1枚の厚みが0.5mm のアピトン単 板を3枚積層したうえ、熱圧成形することにより厚みを1.0mm に圧縮してある。 このようなクロス積層板2が両面に形成されているので、実施例のバス用床板の 厚みは全体で11mmとなっている。このような硬質木材のクロス積層板2は極めて 硬く耐摩耗性に優れているので、車輛の走行中に石等がはね上げられても傷付く おそれが少ない。また剛性が大きく、床板全体の撓みを防止することができ、部 分圧縮荷重によく耐える利点もある。
【0009】 このようなバス用床板はそのまま使用することも可能であるが、美観を向上さ せるためにその上面にロンリウムを張って使用することが好ましい。またロンリ ウムを張る代わりに、滑り止めコートを施すと防水性と安全性とを高めることが できる。
【0010】 実施例のバス用床板を同じ厚みのラワン合板及びアピトンフローリングと比較 すると、表1の通りとなる。この表に示されるように、本考案の車輛用床材は極 めて優れた特性を備えていることが分かる。なお、本考案の車輛用床材はバス用 床材として優れたものであるが、トラック用床材としても優れたものであること はいうまでもないところである。また芯材1としてパーティクルボード(PB) 又は配向性パーティクルボード(OSB)を使用した場合にも、実施例と同様の 結果を得ることができる。
【0011】
【表1】
【0012】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案の車輛用床材は経済性、省資源性に優れ、しか も強度、耐久性、耐摩耗性、遮音性、制振性、軽量性等の各種の特性に優れたも のであるから、従来の問題点を解決した車輛用床材として、その実用的価値はき わめて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
1 芯材 2 南洋硬質木材のクロス積層板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中質繊維板(MDF)又はパーティクル
    ボード(PB)又は配向性パーティクルボード(OS
    B)よりなる芯材(1) の両面に、南洋硬質木材のクロス
    積層板(2) を熱圧成形したことを特徴とする車輛用床
    材。
JP1993044916U 1993-08-18 1993-08-18 車輛用床材 Expired - Lifetime JP2500869Y2 (ja)

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JPS53117783U (ja) * 1977-02-25 1978-09-19
WO2014065649A1 (en) * 2012-10-24 2014-05-01 Besgrade Products Sdn. Bhd Veneer laminated wood strand board

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