JP2500868Y2 - 自動製品収容装置 - Google Patents

自動製品収容装置

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JP2500868Y2
JP2500868Y2 JP3693693U JP3693693U JP2500868Y2 JP 2500868 Y2 JP2500868 Y2 JP 2500868Y2 JP 3693693 U JP3693693 U JP 3693693U JP 3693693 U JP3693693 U JP 3693693U JP 2500868 Y2 JP2500868 Y2 JP 2500868Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】
【従来の技術】図7に、精密射出成形機101で成形さ
れたプラスチック成形部品をプラスチック製容器102
に入れ込む作業をする自動部品収容装置103が示され
ている。この自動部品収容装置103は、精密射出成形
機101の前部に近接して平行に配置されており、一つ
の容器102の長さの略三倍の長さの外形とされてい
る。図において、右側の容器102は、空容器であり、
基台104上に複数積み重ねられており、中央の容器1
02は、一つ設置され、精密射出成形機101で成形さ
れたプラスチック部品がシュータ108を通って落下し
て収容されるようになっており、左側の容器102は、
プラスチック成形部品が充填された中央の容器102が
搬送されたものである。容器102の移動作業は、制御
部105の指令により、右側の空きの容器102の最下
段の容器が分離されて左側に搬送されて中央で部品が収
容され、左側に搬送されて積み上げられて行くこととな
る。これらの作業は、予め定められた手順で自動的に行
われるようになっているのである。すなわち、中央の容
器102にプラスチック部品が供給され終わると、左側
の容器102全体が一段上昇し、その一段空いたところ
に、中央の容器102が左側に搬送されて最下段の容器
と同時に、右側の空の容器の最下段の容器102だけが
中央に搬送されて配置され、その後、右側において、そ
の移動した容器の上にあった右側の残余の容器102が
一段だけ下降するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、自動部
品収容装置103の長さが一つの容器102の長さの三
倍以上であるので、精密射出成形機101の前部の空間
がほとんど覆われてしまうという不都合があった。特
に、精密射出成形機101のプラスチック成形部品排出
のための排出貫通孔106の右側に配置された操作パネ
ルを、自動部品収容装置103が覆ってしまい前記操作
ボタン等を操作できない。したがって、プラスチック成
形条件等を変えたい場合、いちいち自動部品収容装置1
03を移動させなければならなかった。
【0004】したがって、本考案は、自動部品収容装置
の長さを短縮し、射出成形機等の前部に空間を作りだ
し、射出成形機等の操作パネルの操作性等を向上させる
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案は、上方が開放されて積み重ね可能な容器が
下降しうる大きさに形成されている容器下降空間と、前
記容器の周囲を支持できるような大きさに形成されてい
て前記容器下降空間内を昇降できる昇降枠と、該昇降枠
から前記容器を下方に分離する下方分離部とを有する容
器分離部と、前記容器分離部の下部に配置され、容器下
降空間内の下部を左右方向に往復して前記分離された容
器を前記容器下降空間から出す左右搬送部と、製品が落
下できる大きさに形成されていて、前記容器下降部の側
面に所定高さで配置され、前記左右搬送部の左右方向と
直交な前後方向に往復動して、前記容器下降空間に進入
又は容器下降空間から退避できるシュータと、前記容器
が上昇しうる大きさに形成され上方が開放されるととも
に前記容器下降空間と左右方向に連通して前記左右搬送
部により前記容器下降空間から搬送されてくる前記容器
を収容できる容器上昇空間と、前記容器を載せることが
でき、前記容器上昇空間内を昇降する昇降枠と、該昇降
枠から前記容器を上方に分離する上方分離部とを有する
容器積上部と、前記昇降枠の昇降と、左右搬送部の左右
搬送と、シュータの前後移動と、シャッタの開閉とを自
動制御する自動制御部とを備えたことを特徴とする自動
製品収容装置を要旨とするものである。なお、「前記容
器下降部の側面に所定高さで配置され、・・・退避でき
るシュータ」とは、シュータの下に一つの容器が配置で
き、シュータから製品が落下できるような高さをいう。
【0006】前記下分離部が、水平かつ平行に前記容器
分離部の昇降枠内に配置された一対の回動軸と、該回動
軸の内側に固定された複数の突起と、前記回動軸に固定
され前記突起上面を水平に保てるバランサと、前記容器
分離部の下部に設けられ昇降でき、該上昇するときに、
前記バランサを持ち上げて前記回動軸を回動させるシリ
ンダとからなり、前記上分離部が、容器上昇空間の上部
に配置された支持枠と、水平かつ平行に前記支持枠内に
配置された一対の回動軸と、該回動軸の内側に固定され
た複数の突起と、前記回動軸に固定されて前記突起上面
を水平に保てるバランサとからなることが好ましい。
【0007】前記シュータの前記進入時に開放し、退避
時に閉じるシャッタを備えることが好ましい。
【0008】前記自動制御部が、前記昇降枠に積み重ね
られた容器の最下段を分離して、容器下降部の底部に置
き、シュータを容器下降空間に進入させ、シャッタを開
いて成形製品を落下させて前記容器に成形製品を収容
し、該容器を左右搬送部で容器上昇部に搬送させ、昇降
枠で持ち上げて、容器上昇部に積み重ねてゆくように制
御してなることが好ましい。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例の自動製品収容装置1
を図1ないし図6に基づいて説明する。自動製品収容装
置1は、プラスチック製容器2を昇降させ、左右に搬送
し、図6(a)の精密射出成形機101で成形されたプ
ラスチック部品を容器2に収容するものである。容器2
は、上方が開放されたものであり、次々と上から積み重
ね可能な構造である。図1に示すように、自動製品収容
装置1の長さは、容器2の長さの二倍より少し大きく形
成され、その幅は、容器2の幅より少し大きく形成され
ている。自動製品収容装置1の本体3は、全体形状が略
直方体となっており、容器分離部4と容器積上部5とこ
れらを制御する自動制御部6とを備え、これら三つの部
分が順に右から横並びに連結されているものである。図
1では、容器分離部4と容器積上部5の内部が見えるよ
うに、一部断面図とされている。容器分離部4は、空の
容器2を積み重ねることができるとともに最下段の容器
2を分離し下部に配置しておくものであり、容器積上部
5は、プラスチック部品が内部に収容された後の容器2
を積み重ねておくものであり、容器分離部4と容器積上
部5は、両側壁面や支柱等を除いて、外空間と連通して
おり、容器2の目視による点検等が容易となっている。
【0010】容器分離部4は、容器2が昇降可能な大き
さにされ上方が開放され最下段の容器2を下降するため
の容器下降空間4aと、容器2を載せて昇降する略正方
形枠状の昇降枠7とを有している。図3の矢印Zで示す
ように、昇降枠7は、それと連結している空圧シリンダ
8のシリンダロッドによって吊り下げられており、一対
の案内棒9に沿って昇降可能となっている。図2に示す
ように、昇降枠7の対向する枠の内側には、左右方向に
沿って一対の回動軸10a,10bが平行かつ水平に備
えられており、二対の突起11aないし11dが互いに
間隔を置いて各回動軸10a,10bにそれぞれ固着さ
れ、その回動軸10a,10bの軸方向とは直交する内
側方向にそれぞれ伸び出している。前記突起11aない
し11dの上面は水平であり、上面に容器2の両端突出
部を掛止することができ、また、下面はテーパとなって
おり、下方から上方へ容器2が昇降枠7を通過するとき
に、容器2が突起11aないし11dを持ち上げ易いよ
うになっている。突起11aないし11dの上面は、通
常の状態では、回動軸10a,10bに固着したバラン
サ12a,12bにより水平に配置されるようになって
おり、空圧シリンダ8によって昇降枠7が下降して最下
端に達する停止する。そのとき、図3に示すように、容
器分離用の空圧シリンダ13a,13bが上昇し、これ
により、矢印Rで示すようにバランサ12a,12bが
内側から外側に持ち上げられるように回動されることと
なる。すなわち、バランサ12a,12bと突起11a
ないし11dが一体的に回動し、容器2の図示せぬ両端
突出部を下側から支持していた突起11aないし11d
が容器2から外れてその上側にくることとなる。したが
って、容器2が昇降枠7の下方に分離され、待機してい
る断面L字状の左右搬送板14上に配置されることとな
る。昇降枠7が上昇して行くと矢印Rと逆方向にバラン
サ12a,12bと突起11aないし11dが一体的に
回動し、外側から内側に回動されて、元の水平位置に戻
るようになっている。空圧シリンダ8が所定高さ上昇す
ると、空圧シリンダ13a,13bは、下降して、本体
3内に収容されるようになっている。自動製品収容装置
1は、図2に示す左右搬送板14を案内棒9の下部左側
に備えており、左右搬送板14は、前述したように空圧
シリンダ13a,13bが昇降枠7から容器2を分離し
たときに容器2の右端を載せることができるものであ
る。この左右搬送板14は、空圧シリンダ15によっ
て、三本の平行な案内棒16a,16b,16cに沿っ
て矢印X(図2)に示す左右方向に、すなわち、容器分
離部4の底部の右端と左端の間を往復搬送が可能となっ
ている。左右搬送板14が左方向に移動するときは、容
器2の右端を押すようになっており、左右搬送板14が
左端に到達した後、右方向に反転移動するとき、左方向
に搬送した容器2から遠ざかるように移動するようにな
っている。
【0011】また、自動製品収容装置1は、図1、2及
び5(a)(b)に示すシュータ17を備えており、こ
れは、図1に示すように、最下段の一個の容器2が左右
搬送板14の上に置かれたときに、その容器2の上部に
進出できるような高さで容器分離部4の裏側面に配置さ
れているものである。シュータ17は、精密射出成形機
101から排出されるプラスチック成形部品が落下でき
る大きさに形成され、プラスチック成形部品が滑り落ち
るようにするため前後に傾斜して形成されており、ま
た、プラスチック成形部品の案内のため両側が直角に折
り曲げられている。シュータ17は、空圧シリンダ18
によって、案内枠19と一体になって、左右搬送板14
の搬送方向と直交する方向、すなわち、図2の矢印Yで
示す前後方向に往復移動可能となっており、その移動最
前端では容器下降空間4aの中央付近まで進入すること
ができ、その移動最後端では容器下降空間4aから完全
に退避できるようになっている。シュータ17は、L字
状の支持板20により前後移動可能に支持されており、
案内横板棒21に案内枠19の掛止部22が移動可能に
掛止され、シュータ17の往復軌跡が一定になってい
る。シュータ17の前端部には、板状のシャッタ23が
シュータ17の前端部を覆うように傾斜して設けられて
おり、空圧シリンダ24の往復動により、シュータ17
の上端部を連結する回動軸25を中心軸としてアーム2
6が回動し、シャッタ23が前後に開閉可能となってい
る。したがって、シャッタ23が前方に開くとシュータ
17の前端部に蓄積されているプラスチック成形部品
は、容器2に落下し収容されることとなり、シャッタ2
3が後方に閉じるとプラスチック成形部品は蓄積されて
ゆくこととなる。
【0012】さらに、自動製品収容装置1は、容器分離
部4に隣接する容器積上部5を備えている。容器積上部
5は、容器2が昇降可能な大きさにされ上方が開放され
るとともに前記容器下降空間4aと連通する容器上昇空
間5aと、容器2が載置できる支持枠30と、容器上昇
空間5a内を容器2を載せながら昇降する昇降枠31と
を備えている。容器2が左右搬送板14で容器分離部4
から容器積上部5へ左右方向に搬送できるように容器分
離部4と容器積上部5との隣接部には連通空間が設けら
れている。容器積上部5の底部には容器2を載せること
ができる略正方形状の昇降枠31が配置され、空圧シリ
ンダ32によって、1対の案内棒33a,33b,33
cに沿って容器上昇空間5a内を昇降可能となってい
る。案内棒33bの外周には、案内ねじが切ってあり、
それに適合するねじが昇降枠31に設けられている。し
たがって、昇降枠31は、空圧シリンダ32の駆動によ
り、案内棒33bが回転することにより、昇降すること
となる。支持枠30は、昇降枠7と同様な構造である
が、容器積上部5の上部に固定されている点で昇降枠7
とは異なっている。支持枠30の上部の対向する内側部
には、左右方向に一対の回動軸34a,34bが平行か
つ水平に回動可能に固定されており、その軸方向とは直
交する方向に二対の突起35aないし35dがそれぞれ
内側に伸び出している。突起35aないし35dの上面
は、通常の状態では、バランサ36a,36bにより水
平とされているが、昇降枠31に載せられた容器2が下
から上昇してくると、容器2の両端突出部により突起3
5aないし35dとバランサ36a,36bが持ち上げ
られるように下から上へ回動するようになっている。容
器2がさらに上昇すると、両端突出部が突起35aない
し35dとバランサ36a,36bの上にくるので、突
起35aないし35dとバランサ36a,36bは、元
の位置に戻るようになっている。なお、自動製品収容装
置1は、車輪37aないし37dにより移動と固定が可
能となっている。
【0013】つぎに、本実施例の自動制御部6について
説明する。自動制御部6は、電子制御回路を内蔵してお
り、操作パネル38の各種スイッチと後述の各種センサ
からの信号を入力して、予め定められたプログラムに従
って、所定の演算等を行い、制御信号を発生し、前述し
た空圧シリンダ8等の各種アクチュエータに制御信号を
出力し、さらに処理希望の容器2の数をセットして、そ
の数を液晶表示部39に表示させるものである。操作パ
ネル38には、原点復帰のための原点スイッチ、全自動
収容を行うためのスタートスイッチ、その他、昇降枠
7、空圧シリンダ13a,13b、シュータ17、シャ
ッタ23、昇降枠31を単独で動作できるようにするた
めのスイッチ等も設けられている。各種センサとしては
次のものがある。まず磁気センサ40が空圧シリンダ8
のストロークの下端を検出し下端信号を発生し、フォト
センサ41が空圧シリンダ32のストロークの上端と下
端を検知して上端及び下端信号を発生する。また、位置
センサ42が、案内枠16に近接して支持板20に固着
され、位置センサ42と協働する、先端がテーパー状と
なった突出部43が案内枠16の後端に固着され、シュ
ータ17が容器下降空間4aに進入して最前端に位置す
るときに進入信号を発生するようになっている。すなわ
ち、位置センサ42は、位置が固定されており、ばねで
支持された接触子を先端に設けており、通常状態では、
この接触子は、ばねに付勢されてシュータ17の移動方
向と直交する方向に突出しているが、シュータ17が容
器下降空間4a内に進入し最前端に位置するときには、
前記接触子が突出部43で押えられて引っ込むので、こ
れにより、進入信号を発生するのである。
【0014】つぎに、本実施例の配置を説明する。図6
(b)に示すように、自動製品収容装置1は、精密射出
成形機101に平行に近接配置され、丁度、容器分離部
4が精密射出成形機101の排出貫通孔106横に配置
されており、排出貫通孔106内をシュータ17が進退
自在となっており、排出されてくるプラスチック成形部
品をシュータ17で受けることができるようになってい
る。したがって、精密射出成形機の操作パネル107
a,107bの前は全くの空間となるので、操作パネル
の操作性が非常に良好となるのである。
【0015】つぎに、本実施例の動作を説明する。自動
製品収容装置1の動作の概略としては、図1に示すよう
に、空の容器2を昇降枠7に積み上げて置き、昇降枠7
を下降させ、最下段の容器2を分離して、左右搬送板1
4へ載せ、精密射出成形機101から排出されるプラス
チック部品をシュータ17で連続的に前記最下段の容器
2に落下させて、その容器2を左右搬送板14で容器積
上部5に搬送し昇降枠31で上昇させて、支持枠31に
順次に積み上げてゆくものである。さらに詳しく説明す
る。まず、操作パネル38の原点スイッチを押して、原
点復帰を行い、容器2の所望の処理数に対応した数をセ
ットして、その数を液晶表示部39に表示させる。空の
容器2を昇降枠7に落として、突起11aないし11d
と容器2の図示せぬ両端突出部とを係合させて保持さ
せ、その容器2の上に他の空の容器2を複数個積み上げ
る。スタートスイッチを押すと、昇降枠7が空圧シリン
ダ8により、下降をし始める。その時、シュータ17
は、容器下降空間4aから退避していて、昇降枠7と衝
突しないようになっている。シュータ17には、精密射
出成形機101から一定間隔でプラスチック成形部品が
落下していて、シャッタ23付近に堆積するようになっ
ている。空圧シリンダ8がストロークの下端に達する
と、磁気センサ40がそれを検出し下端信号を発生し自
動制御部6に送る。自動制御部6からの制御信号によ
り、空圧シリンダ13a,13bが上昇し、これによ
り、バランサ12a,12bと突起11aないし11d
が回動軸10a,10bを中心として回動し、突起11
aないし11dと最下段の容器2の両端突出部との掛止
が外れて、最下段の容器2だけが昇降枠7から分離され
て、左右搬送板14上に置かれることとなる。そして、
残余の容器2を載せた昇降枠7は上昇を開始し、空圧シ
リンダ8が上端に到達すると、磁気センサ40がそれを
検出して上端信号を自動制御部6に送る。自動制御部6
からの制御信号により、昇降枠7が容器分離部4の上端
で停止する。液晶表示部39で表示した容器2の数を全
部処理するまで、昇降枠7、空圧シリンダ13a,13
b等の動作が繰り返し行われることとなる。
【0016】自動制御部6からの制御信号により、空圧
シリンダ18が駆動してシュータ17が図5(b)の左
方向に移動して、容器下降空間4aに進入して、図2に
示す最前端位置で停止する。そのとき、図5(b)で示
すように、突出部43が前進して位置センサ42を押
し、位置センサ42から進入信号が自動制御部6に送ら
れる。自動制御部6からの制御信号により、空圧シリン
ダ24が駆動されて回動軸25を中心として前方にアー
ム26が回動し、シャッタ23が連動して開放する。し
たがって、シャッタ23付近に堆積したプラスチック成
形部品が容器2に落下するのである。シャッタ23は、
一定時間開いた後、空圧シリンダ24が駆動されて回動
軸25を中心としてアーム26が後方に回動してシャッ
タ23が閉じる。自動制御部6の制御信号により、空圧
シリンダ18が駆動してシュータ17が図5(b)の右
方向に移動して容器下降空間4aから完全に退避して停
止する。液晶表示部39で表示した容器2の数を全部処
理するまで、前記シュータ17とシャッタ23の動作が
繰り返し行われることとなる。
【0017】自動制御部6からの制御信号により、プラ
スチック成形部品を収容した容器2は、図2に示すよう
に、空圧シリンダ15と連動する左右搬送板14により
左方向に、容器分離部4の右端から左端まで搬送され
て、容器積上部5の底部に待機している昇降枠31の上
に載せられることとなる。そして、左右搬送板14は、
容器分離部4の左端から右端まで移動して、元の位置に
戻る。自動制御部6からの制御信号により、昇降枠31
は、空圧シリンダ32により、容器積上部5の上端部ま
で上昇して、支持枠30に近接する。容器2の両端突出
部が突起35aないし35dを持ち上げるので、回動軸
34a,34bが回動させられて、前記両端突出部が突
起35aないし35dの上に位置することとなる。つぎ
に、昇降枠31が下降するが、容器2の両端突出部が突
起35aないし35dに掛止され支持されて容器2が支
持枠30に保持されるので、容器2が昇降枠31から分
離され、昇降枠31は、容器2を載せることなく空の状
態で下降して、容器積上部5の底部の元の位置に停止す
る。液晶表示部39で表示した容器2の数を全部処理す
るまで、前記昇降枠31と支持枠30とが繰り返し動作
することとなる。
【0018】以上のようにして、各部が繰替えして、予
め定められた動作を繰り返すことにより、容器2の下
降、分離、プラスチック部品収容、左右搬送、上昇、及
び積上が自動的に繰り返される。最終的には、昇降枠7
に積み上げられた空の容器2は、全数、移動して、プラ
スチック部品が収容されて、全数、支持枠30に積み上
げられた状態となるのである。
【0019】なお、本考案の要旨を逸脱しない範囲で本
考案の構成を適宜変更しうることは勿論であり、これら
の変更も技術的思想が同一であるので、本考案に包含さ
れるものである。
【0020】
【考案の効果】本考案は、容器分離部と容器積上部の二
つの部分から構成され、シュータと左右搬送部が容器分
離部に設けられているので、全体の長さが三割位短縮化
され、射出成形機等の前面空間が完全に開放されて、自
動製品収容装置を移動させずとも射出成形機等の操作パ
ネルの操作が可能となり、操作性が大幅に向上する。
【0021】また、容器を昇降枠から下方に分離する下
分離部を有するので、分離された容器が正確に配置され
て、分離した容器が落下して、容器が装置からはみ出す
ようなことがなく、位置が一定となるのである。
【0022】そして、シュータの進入時に開放し、退避
時に閉じるシャッタを備えているので、退避時に製品等
がこぼれることがないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動製品収容装置の正面一部断面図である。
【図2】自動製品収容装置の平面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】(a)は、シュータの斜視図、(b)は、シュ
ータの側面図である。
【図6】(a)は、精密射出成形機の正面図、(b)
は、精密射出成形機と自動製品収納装置の配置を示す平
面図である。
【図7】従来の自動製品収容装置である。
【符号の説明】
1 自動収容装置 2 容器 3 本体 4 容器分離部 4a 容器下降空間 5 容器積上部 5a 容器上昇空間 6 自動制御部 7 昇降枠 8 空圧シリンダ 11aないし11d 突起 12a,12b バランサ 13 空圧シリンダ 14 左右搬送板 15 空圧シリンダ 16aないし16d 案内棒 17 シュータ 18 空圧シリンダ 19 案内枠 23 シャッタ 30 支持枠 31 昇降枠 32 空圧シリンダ 33 案内棒 39 操作パネル 101 精密射出成形機 106 排出貫通孔

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開放されて積み重ね可能な容器が
    下降しうる大きさに形成されている容器下降空間と、前
    記容器の周囲を支持できるような大きさに形成されてい
    て前記容器下降空間内を昇降できる昇降枠と、該昇降枠
    から前記容器を下方に分離する下方分離部とを有する容
    器分離部と、 前記容器分離部の下部に配置され、容器下降空間内の下
    部を左右方向に往復して前記分離された容器を前記容器
    下降空間から出す左右搬送部と、 製品が落下できる大きさに形成されていて、前記容器下
    降部の側面に所定高さで配置され、前記左右搬送部の左
    右方向と直交な前後方向に往復動して、前記容器下降空
    間に進入又は容器下降空間から退避できるシュータと、 前記容器が上昇しうる大きさに形成され上方が開放され
    るとともに前記容器下降空間と左右方向に連通して前記
    左右搬送部により前記容器下降空間から搬送されてくる
    前記容器を収容できる容器上昇空間と、前記容器を載せ
    ることができ、前記容器上昇空間内を昇降する昇降枠
    と、該昇降枠から前記容器を上方に分離する上方分離部
    とを有する容器積上部と、 前記昇降枠の昇降と、左右搬送部の左右搬送と、シュー
    タの前後移動と、シャッタの開閉とを自動制御する自動
    制御部とを備えたことを特徴とする自動製品収容装置。
  2. 【請求項2】 前記下分離部が、水平かつ平行に前記容
    器分離部の昇降枠内に配置された一対の回動軸と、該回
    動軸の内側に固定された複数の突起と、前記回動軸に固
    定され前記突起上面を水平に保てるバランサと、前記容
    器分離部の下部に設けられ昇降でき、該上昇するとき
    に、前記バランサを持ち上げて前記回動軸を回動させる
    シリンダとからなり、 前記上分離部が、容器上昇空間の上部に配置された支持
    枠と、水平かつ平行に前記支持枠内に配置された一対の
    回動軸と、該回動軸の内側に固定された複数の突起と、
    前記回動軸に固定されて前記突起上面を水平に保てるバ
    ランサとからなることを特徴とする請求項1記載の自動
    製品収容装置。
  3. 【請求項3】 前記シュータの前記進入時に開放し、退
    避時に閉じるシャッタを備えたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の自動製品収容装置。
  4. 【請求項4】 前記自動制御部が、前記昇降枠に積み重
    ねられた容器の最下段を分離して、容器下降部の底部に
    置き、シュータを容器下降空間に進入させ、シャッタを
    開いて成形製品を落下させて前記容器に成形製品を収容
    し、該容器を左右搬送部で容器上昇部に搬送させ、昇降
    枠で持ち上げて、容器上昇部に積み重ねてゆくように制
    御してなることを特徴とする請求項1ないし3記載の自
    動製品収容装置。
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