JP2500679Y2 - フイルムキヤリア位置合せ構造 - Google Patents

フイルムキヤリア位置合せ構造

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JP2500679Y2
JP2500679Y2 JP1988015614U JP1561488U JP2500679Y2 JP 2500679 Y2 JP2500679 Y2 JP 2500679Y2 JP 1988015614 U JP1988015614 U JP 1988015614U JP 1561488 U JP1561488 U JP 1561488U JP 2500679 Y2 JP2500679 Y2 JP 2500679Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はフイルムから感光材料へ画像を焼付ける焼付
部に用いるフイルムキヤリア位置合せ構造に関する。
〔背景技術〕
ネガフイルム等から感光材料へ画像を焼付ける場合に
は、フィルムをフイルムキヤリアへ送り込み、画像毎に
フイルムを停止させ、且つ押圧して平面性を維持した状
態で焼付けるようになっている。
このフイルムキヤリアは焼付装置の支持台上へ搭載し
て設置するようになっている。
この搭載操作はフイルムキヤリアの底面に形成される
凹部を支持台上の突起へ嵌め込むことによって位置合せ
を行う。
ところがこの位置決め構造はフイルムキヤリアの底面
に凹部が形成されているので、フイルムキヤリアを支持
台上へ移動させながら凹部と突起とを合わせる操作が煩
雑で正確に凹部を突起へ一致させるために迅速な操作が
不可能である。
本考案は上記事実を考慮し、フイルムキヤリアを容易
且つ迅速に焼付装置へ搭載することができるフイルムキ
ヤリア位置合せ構造を得ることが目的である。
〔考案の概要及び作用〕
本考案はフイルムを光軸へ送り込んで焼付けを行うた
めに焼付装置に装填されるフイルムキヤリアの位置合せ
構造であって、焼付装置に設けられ前記フイルムキヤリ
アを支持する支持台と、この支持台と前記フイルムキヤ
リアとに形成され、フイルムキヤリアを支持台へ搭載す
る場合の位置決めをする位置決め手段と、焼付装置に設
けられ前記支持台へ搭載されるフイルムキヤリアの周囲
を覆うカバープレートと、このカバープレートとに形成
され、フイルムキヤリアを支持台へ落とし込んで搭載す
る降下動作時にフイルムキヤリアを前記位置決め手段の
位置決め位置へ案内する案内部と、前記カバープレート
の前記案内部の周囲に高さを低くして形成され、支持台
へ搭載されたフイルムキヤリアにおける横方向突出部の
下方へ指を挿入可能とする凹部と、を有することを特徴
としている。
このため本考案では、フイルムキヤリアの搭載に際し
ては、フイルムキアヤリアを焼付装置のカバープレート
に形成される案内部で案内させながら落とし込めば位置
決め手段がフイルムキヤリアを正確に支持台上へ位置決
めするので、単にフイルムキヤリアを案内手段に沿って
落とし込むだけの迅速な操作でフイルムキヤリアの搭載
が可能となる。
さらに本考案では、カバープレートの案内部の周囲に
高さを低くして凹部を形成し、支持台へ搭載されたフイ
ルムキヤリアにおける横方向突出部の下方へ指を挿入可
能とするので、フイルムキヤリアの取扱時にはこの凹部
へ指を挿入し、フイルムキヤリアにおける横方向突出部
を持ち上げることができ、これによってフイルムキヤリ
アの搭載、取り外し操作が容易になる。
〔考案の実施例〕
第1、2図には本考案が適用されたフイルムキヤリア
10が示されている。
このフイルムキヤリア10ではベースブロツク12へ固着
されるベースプレート14が焼付装置の支持台16上へ搭載
支持されるようになっている。この場合、支持台16には
複数個の位置決めピン18が突出しており、ベースプレー
ト14に形成された位置決め孔20がこれと合致することに
より正確に光軸Pへ位置決めできるようになっている。
(固定キヤリアベース及びロアマスクの説明) ベースブロツク12の上部には固定キヤリアベース22が
固着されている。この固定キヤリアベース22はベースブ
ロツク12から第2図左右方向に突出した端部を作業員が
支持して持ち上げればフイルムキヤリア10を支持台16か
ら取外すことができるようになっている。このため焼付
装置の支持台16へ固着されるカバープレート24には固定
キヤリアベース22の下側へ作業員が指を挿入できるよう
に凹部26が形成されている。またこのカバープレート24
はベースブロツク12の両側に対応した案内用垂下部24A
が形成されており、フイルムキヤリア10を支持台16へ載
置する場合に、ベースブロツク12をこの垂下部24Aに案
内させながら挿入することができるようになっている。
このため、垂下部24Aを下端にかけて次第に内径が小さ
くなるテーパ状としてもよい。
固定キヤリアベース22上へは矢印A方向に図示しない
フイルムが挿入されて光軸Pへと送り込まれるようにな
っている。
固定キヤリアベース22には光軸Pへと送り込まれるフ
イルムの下側及び上側に対応してロアマスク30及びアツ
パマスク32が配置されている。
ロアマスク30は第6、8図にも示される如く薄板形状
であり、中央部には焼付画像の大きさを決定するための
焼付開口であるアパーチヤ34が光軸Pと同軸的に形成さ
れている。またこのロアマスク30は固定キヤリアベース
22に形成される凹部22Bへ収容されてこの凹部22Bへ埋設
された磁石33で吸着されるようになっている。またこの
ロアマスク30はフイルム案内面22Aと同一平面を形成
し、フイルムを円滑に案内できるようになっている。こ
のためこのロアマスク30にはアパーチヤ34の上流側及び
下流側の端面に面取り30A、30Bが形成されている。
また凹部22Bにもその上端部に面取り30A、30Bに対応
した面取り22C、22Dが形成されてフイルム案内面22Aか
らロアマスク30上へとフイルムFを円滑に受渡すように
なっている。更にロアマスク30は第9図に示される如く
矢印A方向に搬送されるフイルムFの幅方向中央部に対
応する部分の幅寸法Bが最大とされており、この最大幅
寸法部分から第9図の上下方向に向かってその幅寸法が
減少されている。更にこのロアマスク30を収容する凹部
22Bも同様の形状となっている。これによってロアマス
ク30の外周部と凹部22Bの内周部との間に形成される隙
間Sは長手方向がフイルム幅方向線に対してずれたV字
状となっている。このため矢印A方向に搬送されるフイ
ルムFはその先端部に下向きのカールを生じている場合
にもこのフイルムFの先端部がロアマスク30の端面と凹
部22Bのエツジとの間の隙間Sへ入り込むことなく容易
に通り過ぎて光軸Pへと移動することができるようにな
っている。
このロアマスク30にはフイルムFの移動軌跡の片側に
対応して突起部36が設けられ、この突起部36の片面がフ
イルムFの幅方向端面に対応している。このためこの光
軸Pへ矢印A方向と直角方向に、すなわち第1図の下側
から矢印C方向にフイルムFを挿入する場合の位置決め
用となっている。
なお、固定キヤリアベース22には第1、2図に示され
る如く、光軸P及びアパーチヤ34の上流側と下流側に、
フイルムFを収容して矢印A方向に案内する溝28A、28B
が形成されている。
(アツパマスクの説明) 第6図に示される如くこのアツパマスク32はマスク本
体40が平板から形成され、中央部には光軸Pに対応した
アパーチヤ42が形成されている。このアパーチヤ42はア
パーチヤ34よりも大きな開口面積を有しており、ロアマ
スク30へ押圧されてフイルムFの焼付画像の周囲を挟持
する役目を有している。
このマスク本体40の四隅から立設されるピン44はその
周囲に圧縮コイルばね46が挿入されると共に、先端部は
ホルダ48を貫通し、止め輪50が取りつけられている。こ
のためこの圧縮コイルばね46の押圧力でマスク本体40が
ロアマスク30へと押圧されるようになっている。このホ
ルダ48にもマスク本体40と同様なアパーチヤ52が光軸P
と同軸的に形成されている。なおマスク本体40及びアパ
ーチヤ42は第9図に示されるロアマスク30の外形状と同
様に貫通するフイルムFの幅方向中央部が最も幅寸法が
大きくされてフイルムFの先端部に上向きのカールがあ
った場合にもこのアパーチヤ42のエツジ部分へ引っ掛か
らないような構成となっている。
ホルダ48は一部から突片48Aが突出され、回動ブラケ
ツト54へ挿入して組付けられるようになっている。この
回動ブラケツト54は薄肉板材から形成され、両側部には
直角に屈曲された脚板54Aが設けられ、第3、4図に示
される如くベースプレート14の一部へピン56で軸支され
ている。このピン56は矢印A方向と平行に配置されてい
る。
回動ブラケツト54の頂面には4個のビス58でカバープ
レート60が固着されている。このカバープレート60は回
動ブラケツト54の頂面との間に突片48Aを収容するため
の凹部60Aが形成されている。このため突片48Aは矢印C
方向にこの凹部60A内へ挿入可能である。
カバープレート60には凹部60Aが設けられて薄肉とな
った部分にアツパマスク32へ向けて凸形状とされたU字
溝62が貫通形成され、これによってアツパマスク32へ向
けて突出した片持状のアーム64を形成している。
第10図に示される如くこのアーム64には回動ブラケツ
ト54に面して半球状の凹部64Aが形成されボール66の半
周面が収容されている。このためこのボール66の一部は
回動ブラケツト54と当接しており、突片48Aが凹部60A内
へ挿入されると、アーム64は弾性変形して持ち上げら
れ、ボール66が突片48Aに形成される溝48B内へ挿入され
るとこのボール66はアツパマスク32を位置決めして回動
ブラケツト54及びカバープレート60へと保持するように
なっている。アツパマスク32が横方向のガタつきを生じ
ないように、突片48Aの幅寸法と凹部60Aの幅寸法を決定
することが好ましい。
回動ブラケツト54を軸支するピン56には第4図に示さ
れる如くねじりコイルばね68が取りつけられており、ア
ツパマスク32を常にロアマスク30から離す方向に、即ち
第3図時計方向に回転付勢力を付与している。このねじ
りコイルばね68はこの回転力を付与すると共に、そのコ
イル部がピン56の軸方向に拡張する付勢力を有してお
り、脚板54Aをベースプレート14のブラケツト14Aから離
す方向に、即ち第4図の右方向に付勢力を生ずる圧縮コ
イルばねとしての役目も有している。これによってアツ
パマスク32が正確にロアマスク30に対して矢印A方向の
位置決めがなされている。
回動ブラケツト54にはアツパマスク32の反対側に突起
54Bが突出しており、第6図に示される円筒カム70と対
応している。第3図に示される如くこの円筒カム70は固
定キヤリアベース22の一部から突出するアム22Eとの間
に圧縮コイルばね72が介在されると共に、アーム22Eの
頂面へ取りつけられる回動レバー74とボルト76で連結さ
れている。このボルト76は軸心が垂直とされており、回
動レバー74は必要時に作業員がボルト76の軸心回りにこ
れを回転すれば、円筒カム70を回転させてアツパマスク
32を上昇操作することができるように連結されている。
これを詳しく説明すると、円筒カム70は円筒上端面70
Aが突起54Bと対応している場合には突起54Bが円筒上端
面70Aとの間に若干の隙間を有し、第3図に示される如
くアツパマスク32がフイルムFを押圧する略水平状態か
ら若干量だけ傾斜した状態との間の角度θ1だけ回動可
能と小開状態となっており、切欠部70Bが突起54Bと対応
すると突起54Bはこの切欠部70B内へ入り込むことができ
るため、アツパマスク32は角度θ2だけ大きく上昇する
まで回動できる大開状態になるようになる。
この結果、切欠部70Bが突起54Bに対応するとねじりコ
イルばね68の付勢力によってアツパマスク32は自動的に
角度θ2の上端まで回転されてアツパマスク32がロアマ
スク30との間に大きなフイルム挿入空間を形成するよう
になる。
第3図に示される如く回動ブラケツト54の下面に対応
してソレノイド78が設けられ、角度θ1の上限まで上昇
しているアツパマスク32はこのソレノイド78の励磁力に
よって略水平状態まで吸引されてマスク本体40によって
フイルムFを焼付け可能なようにロアマスク30へ押圧し
て平面状態を保持させるようになっている。
更に第6図に示される如く回動ブラケツト54の下面に
は樹脂ブロツク80が固着されており、ベースプレート14
へ螺合されるビス82の頭部へ固着されたゴム84と対応し
ている。この樹脂ブロツク80とゴム84とはストツパーを
構成しており、アツパマスク32がソレノイド78によって
吸引された状態でマスク本体40のロアマスク30への押圧
方向移動量を制限する役目を有している。
即ちホルダ48は回動ブラケツト54と共にソレノイド78
へ吸着されるまで略水平状態へと回転するが、マスク本
体40は圧縮コイルばね46の付勢力を介してアツパマスク
32へと押圧されるため、ホルダ48は直接的にはマスク本
体40をロアマスク30と押圧する力を生じていない。しか
しこのアツパマスク32及び回動ブラケツト54の停止位置
によって圧縮コイルばね46に加わる圧縮力が変化するの
で、これを制限するためにビス82のベースプレート14へ
の螺合量を調節するようになっている。
また樹脂ブロツク80がゴム84へ密着して回動ブラケツ
ト54の回転角が制限されるので回動ブラケツト54はソレ
ノイド78へ密着することはなく、回動ブラケツト54がソ
レノイド78へ密着することによる騒音が生ずることはな
い。
(フイルム駆動部の説明) 光軸Pの上流側(第1、2図左側)及び下流側にはそ
れぞれ駆動軸92、94が軸支されている。第11図には示さ
れる如く駆動軸92は軸受96を介して固定キヤリアベース
22へ軸支されており、軸心が矢印C方向と平行となって
いる。駆動軸92も同様な構成で軸支されている。
これらの駆動軸92、94には軸方向中間部に所定長さ離
れてリング98が固着されている。これらのリング98は固
定キヤリアベース22に形成された貫通孔22Fを通って固
定キヤリアベース22の頂面へと露出している。このリン
グ98の外周面はフイルム案内面22Aの表面と同一平面か
又は若干量だけ突出するようになっている。
更にこれらの駆動軸92、94には第2図に示される如く
モータ100からの駆動力がタイミングベルト102を介して
伝達され、フイルム駆動力を生ずるようになっている。
(押圧ローラの説明) 光軸Pの上流側及び下流側には駆動軸92、94に対応し
て押圧ローラ軸110、112が配置され、これらの軸方向両
端へ各々押圧ローラ111、113が軸支されている。これら
の押圧ローラ111、113は駆動軸92、94のリング98との間
にフイルムFを挟持してフイルムFへ矢印A方向の駆動
力を生じさせるようになっている。
これらの押圧ローラ111間及び113間には小径テーパロ
ーラ111A、113Aが軸支されてフイルムFと接触すること
なく、かつ押圧ローラを位置決めしている。
これらの押圧ローラ軸110、112は両端部がそれぞれ回
動ブラケツト114、116へ軸支され、押圧ローラ111、113
がリング98と当接た状態で軸心が水平となるように配置
されている。これらの回動ブラケツト114、116はピン11
8、120によりそれぞれ固定ブラケツト122、124へ軸支さ
れている。これらの固定ブラケツト122、124は第11図に
示される如く下方が開放されたコ字形となるように脚板
122A、122B及び脚板124A、124Bが延長され、脚板122B、
124Bの先端部は水平方向に取付板126が延長されビス128
で固定キヤリアベース22へと固定されて片持アーム状と
なっている。これらの固定ブラケツト122、124は回動ブ
ラケツト114、116との間にねじりコイルばね130が介在
され、これによって押圧ローラ111、113をリング98へ押
圧する付勢力を生じるようになっている。
(フイルム案内手段の説明) 押圧ローラ112の更に後流側には固定キヤリアベース2
2との間に狭いフイルム案内空間を形成するガイド板140
が配置されている。このガイド板140は第2図に示され
る如く押圧ローラ113を介して光軸Pと反対側で且つフ
イルム案内面22Aと若干離れて上流側端部が配置されて
おり、下流側端部付近が昇降ブラケツト142へ固着され
ている。
この昇降ブラケツト142は両側部から立設される脚板1
42Aが水平ピン144で固定キヤリアベース22のブラケツト
145へ軸支されている。この水平ピン144は矢印A方向と
平行な軸心を有しており、外周へ取りつけられるねじり
コイルばね146の付勢力によってガイド板140がフイルム
案内面22Aへ接近する方向の付勢力を与えている。しか
しこのガイド板140はフイルム案内面22Aへ接触すること
がないように配置されている。
従ってこのガイド板140が押圧ローラ112から送り出さ
れるフイルムFをフイルム案内面22Aとの間に下流側へ
と案内するようになっている。
なお押圧ローラ111の上流側には第2図に示される如
く固定ブラケツト122へアーム148を介して固定ガイド板
150が取りつけられ、フイルム案内面22Aとの間に同様に
案内空間を形成して押圧ローラ111へとフイルムFを案
内するようになっている。
(バーコード読取部の説明) 押圧ローラ111の上流側にはバーコード読取部160が設
けられている。このバーコード読取部160は第5図に示
される如くハウジング162が固定キヤリアベース22から
突出するブラケツト164へピン166で軸支されている。こ
のピン166は軸心が矢印A方向と平行に配置され、ねじ
りコイルばね168の付勢力でハウジング162を通過するフ
イルムFへと押圧させるようになっている。
これによってハウジング162の下端面162Aがフイルム
案内面22Aへと当接している。このねじりコイルばね158
はねじりコイルばね68と同様にそのコイル部が圧縮コイ
ルばねとしての役目をも有しており、ハウジング162を
第1図に右方向へ押圧し、これによってバーコード読取
部160の矢印A方向の位置決めをも行うようになってい
る。
ハウジング162内には矢印A方向と平行な一対のピン1
70によって押圧アーム172が軸支されている。これらの
押圧アーム172はハウジング162との間に介在される圧縮
コイルばね174の付勢力で対向面172AがフイルムFの幅
方向両端へと軽い付勢力で押圧されてフイルムFの幅方
向端部に追従移動するようになっている。従ってこれら
の押圧アーム172へ固着されたセンサ176は常にフイルム
Fの幅方向端面から所定距離に配置され、フイルムFの
幅方向端面から特定位置に形成されたサイドプリントと
してのバーコードを適切に読取ることができるようにな
っている。このバーコードにはフイルム種類、コマNo等
が記録されている。
ハウジング162には一対のセンサ176の中間部に対応し
て押圧ローラ178が板ばねブラケツト179(第2図)を介
して軸支されて、通過するフイルムFの片側に当接し、
フイルム案内面22Aの延長面を形成するフイルム案内板1
80に軸支された押圧ローラ182が対応している。これら
の押圧ローラ178と押圧ローラ182は押圧アーム172によ
って幅方向に押圧力を受けたフイルムFが撓みを生じな
いように幅方向中央部を押さえる役目を有している。
フイルム案内板180にはフイルムFのバーコード記録
部に対応して透明ガラス184が取りつけられており、そ
の下面に投光手段186が設けられている。この透明ガラ
ス184は第12図に示される如くフイルム案内板180へ幅方
向寸法を拡大する突起部180Aを約半円状に形成してい
る。これはフイルムFに形成されるバーコードがフイル
ムFの幅方向端部に極めて接近して配置されているため
である。従って押圧アーム172にもこの突起部180Aと対
応してこれを収容するための凹部172Bが形成されてい
る。
第12図に示される如く押圧アーム172の上流側には先
端部が円弧状に屈曲された検出アーム190が設けられて
いる。この検出アーム190はフイルムFの幅方向端部を
押圧する付勢力を生じている。このためフイルムFが短
尺ネガフイルムを連結した長尺ネガフイルムである場合
に、その連結部に対応して予め形成されたノツチがあっ
た場合に、このノツチ内へと入り込んでリミツトスイツ
チ192を作動させ、ハウジング162に設けられるソレノイ
ド194を付勢して押圧アーム172を互いに離間させ、この
フイルム連結部が押圧アーム172の対向面172Aへ接触す
ることによる送り不良を生じないようにしている。
またこの検出アーム190と同様の役目を付与するため
に反射センサ196が設けられている。この反射センサ196
はフイルム繋ぎ目に予め付与される識別テープ等の反射
部を検出したり、接着テープ部の光透過量の変化を検出
して同様にソレノイド194を作動させるようになってい
る。
(連動機構の説明) 押圧ローラ111、113、ガイド板140、バーコード読取
部160を手動で操作してフイルム通路を開放する連動機
構が設けられている。
この連動機構は固定ブラケツト124へ軸心が矢印C方
向と平行に配置される操作軸212を有している。この操
作軸212は手前側端部が脚板124Aから突出して操作ノブ2
14が固着されている。また操作軸212の中間部は切欠平
面部212Aとされており、回動ブラケツト116の下面に対
応している。即ち操作軸212はこの切欠平面部212Aが回
動ブラケツト116の下面と対応した状態では押圧ローラ1
13がリング98へ接触可能な状態とし、この操作ノブ214
を第7図の矢印F方向に回転すると操作軸212の外周面
が回動ブラケツト116をピン120回りにねじりコイルばね
130の付勢力に抗して回転させ押圧ローラ113をリング98
から離間させるようになっている。
脚板124Aから突出した操作軸212の先端部にはリンク2
18の一端が固着されている。このリンク218の先端部か
ら突出するピン220はスライドレバー222のアーム224と
連結している。このスライドレバー222は第1図に示さ
れる如く固定キヤリアベース22上へ配置されて固定キヤ
リアベース22から突出されるピン226が貫通する長孔228
を有している。この長孔228の軸線は矢印A方向と平行
になっている。このため操作ノブ214を矢印F方向に回
転させるとスライドレバー222は第7図矢印G方向にス
ライドするようになっている。
このスライドレバー222にはフイルム搬送方向の下流
側端部に一対の脚板230が一体的に突出され、ローラ232
をピン234で保持している。このローラ232は昇降ブラケ
ツト142の端部に形成される斜板カム142Bと対応してい
る。従ってこのローラ232はスライドレバー222が矢印G
方向に移動されると斜板カム142Bを下方向へ押圧するの
で昇降ブラケツト142及びガイド板140が水平ピン144を
中心にねじりコイルばね146の付勢力に抗して回転され
ガイド板140がフイルム案内面22Aとの間に大きな開放空
間を形成するようになっている。
またスライドレバー222のフイルム搬送方向上流側端
部に形成されるアーム236はピン238を介してリンク240
の一端と連結されている。このリンク240の他の一端は
回転軸242の端部へ固着されている。この回転軸242は脚
板122A、122Bへ軸心が矢印C方向と平行に軸支されてお
り、操作軸212の場合と同様に切欠平面部242Aが形成さ
れて回動ブラケツト114の下面と対応している。従って
この切欠平面部242Aは回動ブラケツト114と対応した場
合に押圧ローラ111がリング98と当接するのを可能とし
ているが、スライドレバー222が矢印G方向に駆動され
ると回転軸242の外周面が回動ブラケツト114と対応する
ので、回動ブラケツト114はピン118の回りに回転されて
押圧ローラ111がリング98と離れるようになっている。
脚板122Aから突出した回転軸242の先端にはアーム246
が固着されている。このアーム246の先端はハウジング1
62から突出したアーム162Bと対応しており、スライドレ
バー222が矢印G方向に移動された場合にアーム162Bを
押し上げてハウジング162をピン166回りに回転させフイ
ルムFから離すようになっている。
(実施例の作用) このフイルムキヤリア10を焼付装置へ搭載するには、
第2図に示される如くカバープレート24の垂下部24Aへ
ベースブロツク12を案内させながら、落し込むように挿
入することができるので極めて挿入作業が簡単である。
またベースプレート14は位置決めピン18及び位置決め孔
20によって正確に光軸Pへと位置決めされてフイルムキ
ヤリアが支持台16上へ搭載される。
フイルムFを装填する場合には矢印A方向又は矢印C
方向のいずれから挿入してもよい。矢印A方向からフイ
ルムFを挿入する場合には押圧ローラ111、113をそれぞ
れ駆動軸92、94のリング98へ当接した状態としておくこ
とができる。しかしバーコード読取部160の押圧アーム1
72はソレノイド194を作動させて開いた状態としておく
のが好ましい。
このようにフイルムFを矢印A方向から装填する場
合、フイルムFの先端に下向き、又は上向きのカールを
生じていても、ロアマスク30と凹部22Bとの間の隙間S
はその長手方向がフイルム幅方向とずれており、さらに
面取り22C、22D、30A、30Bが形成されているので、フイ
ルムFは円滑にフイルム案内面22A及びロアマスク30上
を滑って移動できる。
フイルムFを矢印C方向から挿入する場合には操作ノ
ブ214を矢印F方向へ回転させる。これによって動作軸2
12は回動ブラケツト116を回転させるので押圧ローラ113
がリング98と離れて上昇し、スライドレバー222を介し
て操作ノブ214の駆動力を受ける回転軸242は回動ブラケ
ツト114を押し上げるので押圧ローラ111も同様にリング
98と離れてフイルム案内路を大きく開放する。
またスライドレバー222は矢印G方向への移動によっ
てローラ232、斜板カム142Bを介して昇降ブラケツト142
が水平ピン144回りに回動されるのでガイド板140も同様
にフイルム案内面22Aと大きく離れる。更にバーコード
読取部160も回転軸242の回転力をアーム162Bが受けて上
昇するのでフイルム案内路を大きく開放している。
従ってフイルムFは容易に矢印C方向から挿入するこ
とができる。この場合、アツパマスク32はねじりコイル
ばね68の付勢力で角度θ1だけ上昇した状態とされてい
るのでマスク本体40も同様にフイルム案内路を大きく開
放している。さらに回動レバー74を回転させてアツパマ
スク32を第3図の角度θ2の上限まで上昇させてもよ
い。
フイルムFを光軸Pと一致させるまで挿入した後に操
作ノブ214を元の状態に戻すと回動ブラケツト114、116
は切欠平面部242A及び切欠平面部212Aが回動ブラケツト
114、116と対応するのでねじりコイルばね130の付勢力
で押圧ローラ111、113がそれぞれリング98へ押圧されて
フイルムFを挟持する。これと共にガイド板140もねじ
りコイルばね146の付勢力で第2図の図示状態まで降下
してフイルム案内面22Aとの間にフイルム案内路を構成
する。
更にハウジング162もねじりコイルばね168の付勢力で
降下して押圧アーム172がフイルムFの両端部を軽く押
圧することになる。
ここでフイルムFを矢印A方向に移動しつつ所定の画
像齣を光軸Pと一致させる。
焼付時にはソレノイド78を駆動することによってアツ
パマスク32を降下させるとマスク本体40はフイルムFを
ロアマスク30へと押圧し、焼付画像の周囲が挟持されて
焼付画像が平面状態となり、図示しない光源からの焼付
光で図示しない感光材料へと焼付けを行う。
このようにアツパマスク32がソレノイド78の付勢力で
降下される場合に回動ブラケツト54は樹脂ブロツク80が
ゴム84へ当接されることによって下降動作が停止される
ので、不必要な駆動力がマスク本体40へ加わることはな
く、また停止時の騒音はない。
その後フイルムFは別の画像コマを光軸Pに対応させ
て焼付けを行うがその焼付動作は前記と同様である。フ
イルムFの送り時にはモータ100の駆動により、リング9
8を回転させて迅速な送りが可能である。
またアツパマスク32の交換時には回動レバー74を回転
させることによって切欠部70Bを突起54Bと対応させると
アツパマスク32はねじりコイルばね68の付勢力で角度θ
2だけ上昇されるのでアツパマスク32を回動ブラケツト
54から抜き出して点検したり、他のアツパマスク32と交
換することができる。またロアマスク30を交換する場合
にもアツパマスク32が大きく上昇されていれば操作が便
利である。
アツパマスク32のマスク本体48及びホルダ48を交換す
る場合には、ホルダ48を回動ブラケツト54から抜出す。
別のマスク本体48を取付けた新規なホルダ48は凹部60A
へ所定量挿入することにより、アーム64のボール66が溝
48B内へ入り込むことによってホルダ48の位置決めがな
される。
バーコード読取部160はモータ100の駆動力によって駆
動軸92、94を回転させ、長尺フイルムの複数の画像コマ
を連続的に焼付ける場合に用いる。即ち押圧アーム172
がフイルムFの両端部を軽く押圧してセンサ176を正確
にフイルムFのバーコード記録位置へと対応させる。こ
のセンサ176の追従位置が微小変化してもバーコードの
読取りは不可能となる。一般的にこのずれは0.1mm以下
が必要となる。
従ってフイルムFに記録されたフイルム種類、コマナ
ンバー等のバーコードが適切に読取られ焼付時の焼付け
条件を変更したり焼付画像コマの記録をすることができ
る。
このバーコード読取部160の押圧アーム172はフイルム
Fが通過した後は対向面172Aが圧縮コイルばね174の付
勢力でフイルム案内板180の両側部へ押圧されるため、
対向間隔はフイルムFの幅寸法よりも0.2mm程狭くな
り、次のフイルムFが挿入される場合にフイルムFの剛
性で再び若干量押し拡げられてフイルムFの両側面に対
応することになる。
また複数本のフイルムが連結されている場合に、連結
スプライス部が検出アーム190、又は反射センサ196で検
出されると、ソレノイド194が励磁され、押圧アーム172
は一時的にフイルムFの幅方向端面から離される。これ
によって押圧アーム172がスプライス部と引掛り、フイ
ルムの送りを妨げることはない。
なお上記実施例において、光軸上流側の固定ガイド板
150を光軸下流側のガイド板140と同様に昇降させる構成
としてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上記の構成としたので、フイルムキヤリアを
迅速且つ容易に焼付装置へ搭載することができる優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されたフイルムキヤリアを示す平
面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は第1
図のIII−III線断面図、第4図は第1図のIV−IV線断面
に相当するフイルムキヤリアの背面図、第5図は第1図
のV−V線断面図、第6図はロアマスク及びアツパマス
クを示す分解斜視図、第7図は連動機構を示す分解斜視
図、第8図はロアマスクの取付状態を示す第2図の一部
拡大断面図、第9図はロアマスクの平面図、第10図はア
ツパマスクの取付けを示す第6図のX−X線拡大断面
図、第11図は第1図XI−XI線断面図、第12図はバーコー
ド読取手段の第5図XII−XII線断面、第13図は押圧アー
ムとフイルム案内板との関係を示す斜視図である。 F……フイルム、P……光軸、10……フイルムキヤリ
ア、12……ベースブロツク、14……ベースプレート、16
……支持台、18……位置決めピン、20……位置決め孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルムを光軸へ送り込んで焼付けを行う
    ために焼付装置に装填されるフイルムキヤリアの位置合
    せ構造であって、 焼付装置に設けられ前記フイルムキヤリアを支持する支
    持台と、 この支持台と前記フイルムキヤリアとに形成され、フイ
    ルムキヤリアを支持台へ搭載する場合の位置決めをする
    位置決め手段と、 焼付装置に設けられ前記支持台へ搭載されるフイルムキ
    ヤリアの周囲を覆うカバープレートと、 このカバープレートに形成され、フイルムキヤリアを支
    持台へ落とし込んで搭載する降下動作時にフイルムキヤ
    リアを前記位置決め手段の位置決め位置へ案内する案内
    部と、 前記カバープレートの前記案内部の周囲に高さを低くし
    て形成され、支持台へ搭載されたフイルムキヤリアにお
    ける横方向突出部の下方へ指を挿入可能とする凹部と、 を有することを特徴とするフイルムキヤリア位置合せ構
    造。
JP1988015614U 1988-02-08 1988-02-08 フイルムキヤリア位置合せ構造 Expired - Lifetime JP2500679Y2 (ja)

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