JP2500600B2 - 回転駆動装置 - Google Patents

回転駆動装置

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JP2500600B2
JP2500600B2 JP5129293A JP12929393A JP2500600B2 JP 2500600 B2 JP2500600 B2 JP 2500600B2 JP 5129293 A JP5129293 A JP 5129293A JP 12929393 A JP12929393 A JP 12929393A JP 2500600 B2 JP2500600 B2 JP 2500600B2
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JP
Japan
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clutch plate
plate
clutch
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rotary drive
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清彦 福田
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転駆動装置に関し、特
にクラッチ板どうしを連結解離する際に、被駆動側クラ
ッチ板と一体の被駆動側回転軸の回転を固定するための
ロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の回転駆動装置を示す概略構
成図である。
【0003】従来の回転駆動装置において、図3に示す
ように、相対する駆動側機構108の第1クラッチ板1
02と被駆動側機構109の第2クラッチ板103とを
連結して回転力を伝達するものが知られている。
【0004】前記被駆動側機構109は、第2クラッチ
板103の中心部に駆動側機構108と反対方向に延び
る被駆動側回転軸104と、被駆動側回転軸104を軸
線方向に固定し、かつ、軸回りには回転自在に支持する
回転軸支持部110と、被駆動側回転軸104に設けら
れている第2クラッチ板103と反対側の軸端部に形成
されたウォーム105とから構成され、ウォーム105
にはウォームホイール106が噛み合っている。
【0005】一方、前記駆動側機構108は、第1クラ
ッチ板102を回転駆動させる回転駆動源101と、回
転駆動源101を矢印A方向に移動させて第1クラッチ
板102と第2クラッチ板103とを連結解離させるた
めの連結解離駆動源107とから構成されている。
【0006】このような従来の回転駆動装置では、連結
解離駆動源107により回転駆動源101を被駆動側機
構109側に移動させて第1クラッチ板102と第2ク
ラッチ板103とを連結する。そして、回転駆動源10
1により被駆動側回転軸104が回転することによっ
て、ウォーム105と噛み合うウォームホイール106
が回転する。また、第1クラッチ板102と第2クラッ
チ板103とが解離した際には被駆動側回転軸104は
ウォーム105とウォームホイール106との噛み合い
にて固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記装置
において、ウォーム105とウォームホイール106と
にはバックラッシがあり、第1クラッチ板102と第2
クラッチ板との解離時にウォームホイール106側から
の負荷や振動によって被駆動側回転軸104に回転ずれ
が生じることがある。このため、回転駆動源101によ
りウォームホイール106側で精密な位置出しを行った
後にクラッチ板を解離すると、この回転ずれに起因して
所定の位置出しが狂ってしまうことがあるという問題点
がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑み、駆動側クラッチ
板と被駆動側クラッチ板との連結または解離時に被駆動
側クラッチ板と一体に被駆動側回転軸に回転ずれを生じ
させない回転駆動装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の回転駆動装置は、第1のクラッチ板を有する
駆動側機構と、該第1のクラッチ板の回転軸線を同じに
して前記第1のクラッチ板と面対向する第2のクラッチ
板を有する被駆動側機構とを備える回転駆動装置であっ
て、前記駆動側機構は、一端部が該回転駆動源に固定さ
れ、先端となる他端部が前記第1のクラッチ板よりも第
2のクラッチ板側となり、かつ、前記第1のクラッチ板
と所定距離を有する爪と、前記回転駆動源とともに前記
第1のクラッチ板を前記回転軸線方向に移動させ前記従
動側回転体と連結または解離させるための連結解離駆動
源とを具備し、前記被駆動側機構は、前記第2のクラッ
チ板の前記第1のクラッチ板と反対側面に前記第2のク
ラッチ板との厚さが前記所定距離よりも長くなるように
設けたロック受板と、該ロック受板の前記第2のクラッ
チ板と反対側面に前記回転軸線を同じにして形成され前
記回転軸線回りに回転可能に支持された被駆動回転軸
と、該被駆動回転軸に前記回転軸線方向に摺動自在でか
つ前記ロック受板に当接可能なロック板と、該ロック板
をロック受板側へ付勢する弾性体とを含み構成されてお
り、前記第1のクラッチ板もしくは第2のクラッチ板の
対向面の少なくとも一方には連結されたときに反軸端方
向に縮む緩衝手段が設けられていることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成のとおりの本発明では、第1のクラッ
チ板と、該第1のクラッチ板の回転軸線を同じにして前
記第1のクラッチ板と面対向する第2のクラッチ板とが
解離した駆動前の状態では、前記第2のクラッチ板の前
記第1のクラッチ板と反対側面に設けたロック受板に、
該ロック受板の前記第2のクラッチ板と反対側面に前記
回転軸線を同じにして形成され前記回転軸線回りに回転
可能に支持された被駆動回転軸に前記回転軸線方向に摺
動自在でかつ前記ロック受板に当接可能なロック板が弾
性体によって付勢されて当接するので、前記ロック受板
に設けた被駆動回転軸は固定されている。
【0011】このような状態にて第1のクラッチ板と第
2のクラッチ板とを連結させ、連結解離駆動源により回
転駆動源を前記回転軸線方向の前記第2クラッチ板側に
移動させることに伴い、回転駆動源により前記回転軸線
回りに回転する前記第1のクラッチ板を前記第2クラッ
チ板側に移動させると、爪の先端とロック板とが距離を
有した状態でまず第2のクラッチ板に第1のクラッチ板
が当接する。すなわち、回転駆動源に固定された爪の先
端が前記第1のクラッチ板よりも前記第2のクラッチ板
側となり、かつ、前記第1のクラッチ板と所定距離を有
し、該所定距離よりも前記第2のクラッチ板と前記ロッ
ク受板との厚みのほうが長い為である。そして、前記第
1のクラッチ板を連結解離駆動源により第2クラッチ板
へ押し付けると、前記第1のクラッチ板もしくは第2の
クラッチ板の対向面の少なくとも一方には連結したとき
に反軸端方向に縮む緩衝手段が設けられているので、該
緩衝手段は縮んで爪の先端がロック板に当接し、さらに
前記緩衝手段が縮んで爪の先端がロック板を押しロック
板を付勢する弾性体が縮む。これにより、ロック板はロ
ック受板から離れて前記被駆動回転軸の固定が解除され
る。
【0012】このように第1のクラッチ板と第2のクラ
ッチ板を連結した後に被駆動回転軸の固定を解除するの
で、振動などによる被駆動回転軸の回転ずれが生じるこ
とがない。
【0013】次に、回転駆動源によって被駆動回転軸側
にて所定の位置出しが終了した後、連結解離駆動源によ
って第2のクラッチ板側から回転駆動源を後退させる
と、回転駆動源に伴いこれに固定された爪の先端も後退
する。この爪先端には弾性体によって付勢されたロック
板が当接しているので、ロック板は爪先端の後退に従っ
てロック受板側に移動してロック受板に当接する。この
ため、前記ロック受板に設けた被駆動回転軸は固定さ
れ、その後、前記回転駆動源の後退に伴い第1クラッチ
板と第2クラッチ板とが解離する。
【0014】ここでも被駆動回転軸を固定した後に第1
クラッチ板と第2クラッチ板とを解離するので、振動な
どによる被駆動回転軸の回転ずれが生じることがない。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0016】図1は本発明の回転駆動装置の一実施例を
示す概略構成図であり、この図はクラッチが解離され従
動軸の回転がロックされた状態を示している。
【0017】本実施例の回転駆動装置は、図1に示すよ
うに第1クラッチ板2を含む駆動側機構11と、第1ク
ラッチ板2に連結される第2クラッチ板4を含む被駆動
側機構12と有している。
【0018】前記駆動側機構11は、前記被駆動側機構
12の第2クラッチ板4と相対し回転を伝達するための
第1クラッチ板2と、第1クラッチ板2を回転駆動す
る、例えば電動モータなどの回転駆動源1と、一端部が
回転駆動源1に固定され、先端となる他端部が被駆動側
機構12側に第1クラッチ板2を超えて第1クラッチ板
2と距離Cを有するように延在する爪3と、回転駆動源
1を矢印B方向に被駆動側機構12側と対向移動させ第
1クラッチ板2と第2クラッチ板4とを連結または解離
するための連結解離駆動源8とを含み構成されている。
連結解離駆動源8は、例えばエアシリンダなどの直線駆
動源が考えられる。
【0019】また被駆動側機構12は、第1クラッチ板
2と連結または解離される第2クラッチ板4と、第2ク
ラッチ板4の反駆動側機構11側の面に形成されるロッ
ク受板9と、ロック受板9の回転軸心に一体に形成さ
れ、回転軸支持部10に回転自在に支持された被駆動側
回転軸6と、ロック受板9が当接されるロック板7と、
ロック板7を駆動側機構11方向、すなわちロック受板
9方向へ付勢する弾性体である圧縮コイルばね5とを含
み構成されている。ここでロック板7は被駆動回転軸6
の軸方向へ移動自在となっている。また、ロック板7に
ロック受板9が当接された状態で、ロック受板9が接す
るロック板7の面から第2クラッチ板4の駆動側機構1
1側の面までは距離Dである。この距離Dは、回転駆動
源1の第1クラッチ板2と爪3の先端との距離Cより長
く設計されている。
【0020】さらに上記第1クラッチ板2または第2ク
ラッチ板4の少なくとも一方には、連結されたときに反
軸端方向に押されて沈む緩衝手段を有している。緩衝手
段は例えばクラッチ板の一部をゴムとしてもよいし、あ
るいはクラッチ板と回転軸とをばねを介して結合しても
達成することができる。
【0021】次に、上記第1クラッチ板2と第2クラッ
チ板4との連結動作について説明する。
【0022】図2は、本発明の回転駆動装置の一実施例
におけるクラッチ連結から回転軸のロック解除までの動
作を示す概略側面図である。
【0023】まず図2(a)に示す駆動側機構11全体
が被駆動側機構12側に連結解離駆動源8によって駆動
されると、図2(b)に示すように第1クラッチ板2が
第2クラッチ板4に当接し、第1クラッチ板2と第2ク
ラッチ板4とが連結される。さらに連結解離駆動源8が
駆動側機構11全体を被駆動側機構10へ押し進める
と、ロック板7を付勢するばね力よりも第2クラッチ板
4のみに有する緩衝手段の弾性の方が弱い為、図2
(c)に示すように第2クラッチ板4の有する緩衝手段
がロック板9側に押されて縮み、爪3の先端がロック板
7を押す。これにより、圧縮コイルばね5が縮みロック
受板9とロック板7とが離れ、被駆動回転軸6の固定
(回転ロック)が解除される。
【0024】次に、第1クラッチ板2と第2クラッチ板
4との解離操作について説明する。まず連結解離駆動源
8によって駆動側機構11全体を被駆動側機構12から
後退させると、前述とは全く逆の動作にて、ロック板7
が圧縮コイルばね5の付勢によりロック受板9に当接し
被駆動回転軸6を固定する。さらに連結解離駆動源8に
より駆動側機構11全体を後退させると、第1クラッチ
板2と第2クラッチ4とが解離する。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、駆動側機
構の有する第1のクラッチ板と面対向する第2のクラッ
チ板と一体のロック受板にロック板が弾性体により付勢
され、一方、このロック板を押し付けるための爪が駆動
側機構の回転駆動源に設けられているので、回転駆動源
と解離している回転軸において回転駆動源と回転軸との
連結または解離時に回転軸の固定が1回の動作で完了す
るとともに、回転ずれが防止できる。このため、回転駆
動源により回転軸側で精密な位置出しを行った後にその
所定の位置出しが振動などの影響を受けないで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転駆動装置の一実施例の概略構成図
である。
【図2】本発明の回転駆動装置の一実施例におけるクラ
ッチ連結から回転軸のロック解除までの動作を示す概略
側面図である。
【図3】従来の回転駆動装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 回転駆動源 2 第1クラッチ板 3 爪 4 第2クラッチ板 5 圧縮コイルばね 6 被駆動回転軸 7 ロック板 8 連結解離駆動源 9 ロック受板 10 回転軸支持部 11 駆動側機構 12 被駆動側機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のクラッチ板を有する駆動側機構
    と、該第1のクラッチ板の回転軸線を同じにして前記第
    1のクラッチ板と面対向する第2のクラッチ板を有する
    被駆動側機構とを備える回転駆動装置であって、 前記駆動側機構は、 前記第1のクラッチ板を前記回転軸線回りに回転させる
    ための回転駆動源と、 一端部が該回転駆動源に固定され、先端となる他端部が
    前記第1のクラッチ板よりも第2のクラッチ板側とな
    り、かつ、前記第1のクラッチ板と所定距離を有する爪
    と、 前記回転駆動源とともに前記第1のクラッチ板を前記回
    転軸線方向に移動させ前記従動側回転体と連結または解
    離させるための連結解離駆動源とを具備し、 前記被駆動側機構は、 前記第2のクラッチ板の前記第1のクラッチ板と反対側
    面に前記第2のクラッチ板との厚さが前記所定距離より
    も長くなるように設けたロック受板と、 該ロック受板の前記第2のクラッチ板と反対側面に前記
    回転軸線を同じにして形成され前記回転軸線回りに回転
    可能に支持された被駆動回転軸と、 該被駆動回転軸に前記回転軸線方向に摺動自在でかつ前
    記ロック受板に当接可能なロック板と、 該ロック板をロック受板側へ付勢する弾性体とを含み構
    成されており、 前記第1のクラッチ板もしくは第2のクラッチ板の対向
    面の少なくとも一方には連結されたときに反軸端方向に
    縮む緩衝手段が設けられていることを特徴とする回転駆
    動装置。
JP5129293A 1993-05-31 1993-05-31 回転駆動装置 Expired - Lifetime JP2500600B2 (ja)

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JPH06341456A JPH06341456A (ja) 1994-12-13
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003268461A (ja) * 2002-03-14 2003-09-25 Boeing Co:The 反応性金属合金からハードアルファ介在物を濾過するためのシステムおよびフィルタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003268461A (ja) * 2002-03-14 2003-09-25 Boeing Co:The 反応性金属合金からハードアルファ介在物を濾過するためのシステムおよびフィルタ

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JPH06341456A (ja) 1994-12-13

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