JP2024518317A - 狭いフレームを伴うガラスドアのための、電気機械式のドア係止アクチュエータデバイス、このようなデバイスを伴うドア、及び組み込み方法 - Google Patents

Abstract

アクチュエータモジュール（２）を伴う電気機械式のドア係止アクチュエータデバイス（１）は、アクチュエータモジュール（２）がドアの開放を遮らないよう、ドア係止部からずらされて、ガラスドアの金属製外郭（２１）に取り付けられる。【選択図】図１

Description

本発明は、対応する独立請求項のプリアンブルによる、電気機械式のドア係止アクチュエータデバイスに関する。本発明は、このようなデバイスを伴うガラスドア、及びこのようなデバイスをガラスドアに取り付けるための組み込み方法にも関する。

Ｏｖｅｒｇａａｒｄによる出願で、Ｄａｎａｌｏｃｋに譲渡された、国際公開第２０１７／１１４５３４号は、ドア羽根の内側のドア係止部を作動させるために、ドア羽根の表面に取り付けられた、電気機械式のドア係止アクチュエータを開示している。このアクチュエータは、円筒形のケーシングを有し、その内側にバッテリ駆動のモータが設けられる。このモータは、ドア係止部からアクチュエータの後部の中に延びたドライバピンに接続する、ピンレシーバを回転させる。このピンレシーバは、アクチュエータが、モータを一方の方向または他方の方向に始動させるワイヤレス信号によって動作するとき、モータによって回転される。手動の回転ノブは、モータの代わりの、手による係止及び係止解除のために設けられる。

Ｏｖｅｒｇａａｒｄによる、米国特許第９，５４６，５０４号明細書は、モータによって回転される中央ピンレシーバと類似の構造である、電気機械式のドア係止アクチュエータを開示している。３つのタイプのアダプタが、ピンレシーバを、ドア係止部における特定のタイプのドライバピンに適合させるために設けられる。

Ａｐｔｕｓ Ｅｌｅｋｔｒｏｎｉｋ ＡＢに譲渡された、国際公開第２００５／０２４１６０号は、ドライバピンによってドア係止部に接続された、手動で回す係止ハンドルを伴う、電気機械式のドア係止アクチュエータを開示している。

国際公開第２０１６／１９４３０４号は、係止モータ／ハンドルモジュール、ならびに、把持ピン及び既に存在するドア係止部のノブのためのアダプタモジュール、を伴う電気機械式のドア係止アクチュエータを開示している。適切に適応させるために、このモジュールには、異なる長さ及び幅の溝を有する連結部を装備させる場合がある。

米国式係止部に特有の、米国特許出願公開第２０１０／００１１８２２号明細書は、挿入のための係止ユニットを開示しており、それは、アクチュエータと係止ユニットとの間にピンコネクタを提供するために改変されている。挿入可能な米国式係止シリンダの適合も、米国特許出願公開第２０１０／０１５４４９４号明細書に開示されている。

これら全ての係止部には、適合可能なコネクタが設けられる。しかし、ガラス周りの狭い外郭を有するガラスドアのために、係止部は、外郭の縁部に近付けて設けられる。実際、現存の適合可能な電気機械式のドア係止アクチュエータは、このようなドアには大き過ぎる高さを有し、そのためアクチュエータはドア周りのフレームにおける垂直部分にぶつかり、このような係止部が設定された場合、ドアを自由に開放することはできない。このため、このようなガラスドアには、このタイプのドアのために特別に設計された電気機械式のドア係止アクチュエータが装備される。しかし、ガラスドアのために特別に設計されていない、いくつかのタイプの組み込みドア係止部が、その多様性、適合性、及び容易な使用のために高い評判を得ている。このような係止部が、ガラスドアに適合可能であれば、望ましい。

国際公開第２０１７／１１４５３４号 米国特許第９５４６５０４号明細書 国際公開第２００５／０２４１６０号 国際公開第２０１６／１９４３０４号 米国特許出願公開第２０１０／００１１８２２号明細書 米国特許出願公開第２０１０／０１５４４９４号明細書

したがって、本発明の目的は、従来技術に改良を加えることである。詳細には、ガラスパネルの周りの狭い外郭を伴う、特定のタイプのガラスドアのための、より普遍的なドア係止アクチュエータデバイスを提供することが目的である。この目的、及びさらなる利点は、本明細書及び特許請求の範囲に記載される、電気機械式のドア係止アクチュエータデバイスを用いて実現される。

要約すると、アクチュエータモジュールを備えた、電気機械式のドア係止アクチュエータデバイスは、ガラスドアの金属製外郭に取り付けられ、それによってこのアクチュエータモジュールがドアの開放を遮らないよう、ドア係止部からずらされる。

詳細には、本デバイスはガラスドアにおける縦框の外郭の表面、特に縦框の外郭が狭い場合に取り付けられる。

本デバイスが特に有用である典型的なドアは、金属製外郭で囲まれたガラスパネルを含んだタイプのドアであり、ドアはその外郭によって、周りのフレームにヒンジ留めされ、金属製外郭と組み合わせたガラスパネルによってヒンジ式ドアを形成する。ガラスパネルを囲んだ金属製外郭は、縦框の外郭を備え、そこにドア係止部が設けられる。一般的に、ドア係止部は、ドアをフレームに係止するための係止ボルトを備える。この係止ボルトは、縦框の外郭の内側における係止挿入部のカムによって作動される。

このようなドアの係止挿入部は、キースロットを有し、キーによって操作されることが多い。代替として、係止挿入部は、例えばドアノブなどの回転ハンドルによって操作される。手動操作を電気機械式動作に交換する組み込みのために、ハンドルは取り外される。係止挿入部は、電気機械式のドア係止アクチュエータデバイスに適応させるよう、かつ協働させるよう、改変または組み込むために交換する必要があることが多い。

例えば、係止挿入部は、米国で一般に使用されるタイプであり、そこで係止挿入部は、外側にネジ山を伴う円筒形部品を有する。上述のような特定のドアのために、縦框の外郭は、円筒形の凹部に協働するネジ山を有し、係止挿入部、または凹部に対応した組み込み係止挿入部を受け入れる。

組み込みのため、現存の係止挿入部を、ドアからネジを抜くなどして、ドアから取り外し、改変または交換する必要があることが多く、そのため組み込み係止挿入部は、延びたコネクタピンを備える。本デバイスは、ドアの係止ボルトを駆動するために、このコネクタピンを受け入れて回転させるよう構成される。これは、以下でより詳細に説明する。

電気機械式のドア係止アクチュエータデバイスは、カバープレートを伴うコネクタモジュールを備える。このコネクタモジュールは、カバープレートの下に回転コネクタレシーバを含む。組み込み中に、コネクタピン及び嵌合係止挿入部が設けられたとき、コネクタレシーバは、コネクタピンによって、係止挿入部のカムに接続される。コネクタレシーバによってコネクタピンを回転させると、カムの回転をもたらして、このカムによって係止ボルトを作動させる。

電気機械式のドア係止アクチュエータデバイスは、ケーシングを伴うアクチュエータモジュールと、このケーシングの内側の電気モータと、をさらに備える。このモータは、ギアホイール装置を介して、コネクタレシーバに機能的かつ機械的に接続され、モータを作動させることによって、ギアホイール装置におけるギアホイールを回転させて、コネクタレシーバと、コネクタピンと、カムとの組み合わせを回転させる。

有利には、しかし必須ではないが、アクチュエータモジュールは、モータに加えて、手動でコネクタレシーバを回転させるためのハンドルを備え、それはモータによる回転の代わりに、噛合ギアホイール装置を介する。

任意選択で、アクチュエータモジュールのケーシングは、モータに電力を供給するためのバッテリ、ならびにコネクタレシーバを介したモータによって、係止及び係止解除の動作を制御するためのエレクトロニクス、も含む。このエレクトロニクスは、モータのための制御器と、さらに任意選択で、係止及び係止解除のためのワイヤレス命令を受信するため、ならびにワイヤレス状態の情報を送るための、ワイヤレス通信のワイヤレスレシーバと、を備える。このようなワイヤレス制御を用いて、ドア係止部は、例えばスマートフォンからアクチュエータモジュールへ、またはＷｉｆｉなどの他のワイヤレスデータ通信を介して、ワイヤレス命令信号によって電気機械式に操作することができる。

実用的な実施形態において、コネクタモジュールは、後部プレートまたは後部外郭を備え、それは縦框の外郭に当接する後側と、アクチュエータモジュールならびにカバープレートを横並びの関係で保持する反対側と、を伴う。

前述のように、アクチュエータモジュールは、ドア面から横断方向に測定したときに、それはドアが閉鎖方向に回転されるか、または閉鎖方向から回転されたときに、アクチュエータモジュールがフレームにぶつかることになる高さを有することが多い。このため、アクチュエータモジュールは、ドア係止部の位置においてフレームから離れる方向に、コネクタレシーバからずらされる。コネクタモジュールは、コネクタレシーバの位置において、アクチュエータモジュールの高さＨ２未満である、カバープレートを含んだ高さＨ１を有する。高さＨ１は、ドアの開閉が可能になるよう、ドアに関連して設計される。有用な高さＨ１は、１０～３０ｍｍの範囲である。コネクタモジュールよりも大幅に大きい、アクチュエータモジュールのずれは、ドアが開放位置と閉鎖位置との間においてフレーム内で回転するとき、アクチュエータモジュールがフレームにぶつかるのを防止する。例えば、コネクタモジュールの高さＨ１は、アクチュエータモジュールの高さＨ２の半分未満であり、Ｈ２の１／３未満でも可能である。

しかし、このずれは、例えば組み込み後にアクチュエータモジュールが、ガラスパネルの上を縦框の外郭まで延びることを意味し得る。これは、本デバイスが、縦框の外郭に対して横断方向の側方延長Ｗ２を有し、Ｗ２＞Ｗ１である場合にそうなる。ここで、Ｗ１はドアの縦框の外郭幅で、ドアに対して平行である。

モータの動作は、制御器によって様々な方法で調整することができる。重要なのは、係止部の係止ボルトが端部位置まで動かされたとき、または少なくとも係止もしくは係止解除が保護された位置まで動かされたときに、モータが停止されることである。

例えば、係止ボルトは、ハードウェアの停止に応じるまで駆動され、それはモータによる係止ボルトのさらなる駆動を不可能にし、モータの電力消費を増加させ、それは電子装置で測定され、この方向におけるモータの運動は停止される。代替として、角運動デコーダが使用され、それは角度の最大値、またはコネクタレシーバの少なくとも十分な回転を制御し、係止ボルトがハードウェアの停止に達する前にモータを停止させる。

本デバイスのモータは、原則的に、電気回路を閉じる押ボタン接点を手動で押し込むことで始動される電源からの電力によって、起動することができる。押ボタン接点の代わりに、例えば自動で操作される電気リレースイッチを使用することができる。代替または追加として、モータはハンドルを回すことによって起動される。デコーダは、手動回転ハンドルによってコネクタレシーバの回転を読み取り、使用者がドアを係止または係止解除する補助のために、モータを起動する。

特に有利な選択肢として、本デバイスは、ワイヤレス信号によって遠隔操作される。例えば、本デバイスは、ドア係止部を係止または係止解除するよう、ワイヤレスデジタル命令データを受信して実行するために、ケーシングの内側にレシーバを備える。このレシーバは、係止及び係止解除の命令に基づいてモータを起動するために、モータに機能的に連結される。例えばレシーバは、ブルートゥース（登録商標）、ＷｉＦｉ、Ｚ－ｗａｖｅ、ＺｉｇＢｅｅ、または他の無線周波数信号など、ワイヤレスデジタル命令信号のために構成される。ケーシングの内側の集積回路は、例えば通常はスマートフォンまたはポケットベルからの対応したワイヤレス命令信号を、レシーバによって受信したときに、いずれかの方向でモータを起動するよう構成、及びプログラムされる。しかし本デバイスは、例えばスマートフォンまたは他のタイプのコンピュータなどによって、本デバイスを遠隔で制御するためのプログラム可能なコンピュータシステムとの、任意選択で暗号化されたデジタル通信を伴う双方向デジタル通信をするための、トランシーバを含むことになる。暗号化されたデジタル通信は、集積回路と、本デバイスを遠隔操作するために使用されるスマートフォンまたは他のタイプのコンピュータとの間で通信される、対応した暗号キーを用いて実現することができる。複数のデバイスへ追加のＷｉＦｉ送信することも、選択肢にある。

本発明を、図面を参照してより詳細に説明する。

ガラスドアに取り付けられたデバイスの斜視図である。 デバイスがガラスドアに取り付けられた、実際の状況の写真である。 ケーシングの一部が取り除かれたデバイスを示す図である。 デバイスの後面図である。 係止挿入部を示す図である。

図１は、ドア２０における縦框の外郭２１に取り付けられた、電気機械式のドア係止アクチュエータデバイス１を例示する。ドア２０はガラスパネル２２を備え、それは周りの外郭によって枠に入れられ、その縦框の外郭２１は、他の周りの外郭に機械的に接続されるものである。図５に例示されるような係止挿入部３は、縦框の外郭２１の内側に取り付けられ、デバイス１によって起動される。係止挿入部３は、縦框の外郭２１の係止ボルト５を起動させる。

デバイス１は、アクチュエータモジュール２及びコネクタモジュール４を伴うダブルモジュールを備え、コネクタモジュール４は、アクチュエータモジュール２を係止挿入部３に接続する。

コネクタモジュール４が、係止挿入部３の上に位置される一方で、アクチュエータモジュール２は、ガラスパネル２２に向けてずらされる。コネクタモジュール４の高さＨ１は、縦框の外郭２１に対して垂直に測定すると、アクチュエータモジュール２の高さＨ２よりも大幅に小さい。例えば、Ｈ１は１０～３０ｍｍの範囲であり、それはこのようなドアに有益であることが判明している。

図２の写真で最良に例示されるように、所与の高さＨ２を伴うアクチュエータモジュール２が、ドア２０の周りのフレーム２３にぶつかる課題は、排除される。図２は、コネクタモジュール４の位置にアクチュエータモジュール２を取り付けると、開放するときにアクチュエータモジュール２がフレーム２３にぶつかるので、ドアが開くのを妨げることも例示する。

デバイス１の利点は、他のタイプのドアに首尾よく使用される所与の高さのアダプタモジュール２が、係止挿入部３の位置においても、狭い縦框の外郭２１を伴うガラスドアに利用できることである。

例示されるように、コネクタモジュール４は、アクチュエータモジュール２を縦框の外郭２１の係止挿入位置からガラスパネル２２に向けて延ばすことによって、及び可能であればガラスパネル２２の上を延ばすことによって、係止挿入部３に接続する。コネクタモジュール４は、係止挿入部３を覆う第１の部分４Ａ、及びアクチュエータモジュール２が取り付けられる第２の部分４Ｂを有する。第２の部分は、示される図において、ガラスパネルまで、かつガラスパネルの上に延びる。第１の部分４Ａ及び第２の部分４Ｂは、横並びに位置付けられ、それによってアクチュエータモジュール２は、フレーム２３から離れる方向に、係止挿入部３から側方にずらされる。

図１に例示されるように、縦框の外郭２１はＷ１の幅を有し、デバイス１は、縦框の外郭２１に対して横断方向、かつドア２０に対して平行である横断延長Ｗ２を有する。Ｗ２はＷ１よりも大きい。したがって、アクチュエータモジュール２は、ガラスパネル２２の上を、縦框の外郭２１から離れた位置へ延びる。

アクチュエータモジュール２は、円筒形壁７を有し、それはコネクタモジュール４から手動ハンドル８まで延び、手動ハンドル８は、アクチュエータモジュール２のカバーとして機能する。手動ハンドル８は、モータ化機能に加えて、手動でドアを係止及び係止解除するために使用することができる。アクチュエータモジュール２の円筒形壁７の一部として、扉９が、アクチュエータモジュール２の内側のバッテリ１０へ接近するために設けられる。

コネクタモジュール４のカバープレート６は、コネクタモジュール４の下方の、縦框の外郭２１の中の係止挿入部３の位置において、コネクタモジュール４の内部を覆う。

図３は、内部を示すために壁５及び７、ならびにカバープレート６が取り除かれた、デバイス１を例示する。

アクチュエータモジュール２は、モータ１１に電気を提供するための、いくつかのバッテリ１０を備え、それは電流方向を切替えることによって、双方向に駆動され得る。動作中、モータ１１は、噛合ギアホイールの装置１２を駆動する。アクチュエータモジュール２のギアホイールは、コネクタモジュール４のギアホイールと噛合する。

コネクタモジュール４は、モータ駆動のギアホイール装置１２を、ドア係止部の回転係止アクチュエータのコネクタピン１４に接続するために、コネクタレシーバ１３を備える。

アクチュエータモジュール２は、アダプタモジュール３を介してモータ１１によって係止及び係止解除の動作を制御するために、エレクトロニクス１５を備える。エレクトロニクス１５は、モータ１１の制御器１６と、例えばプログラム命令または差動命令などのデジタルワイヤレス命令を受信するため、ならびにワイヤレス状態の情報を送るための、ワイヤレストランシーバ１７と、を備える。

一般的に、ワイヤレス通信は、スマートフォンを伴うブルートゥース（登録商標）、及び／またはＷｉＦｉシステムを介して行われる。Ｚ－ｗａｖｅ、ＺｉｇＢｅｅ、または他のタイプの無線周波数信号を含んだ、様々な他の選択肢が存在する。

制御器１６は、開始／停止機能を備え、それは回転コネクタレシーバ１３を、それによってドア係止挿入部３のコネクタピン１４を、ドアの係止ボルト５がドア２０の開閉状態の適切な位置に至るまで、回転させる。開始－停止機能は、制御器１６のコンピュータプログラムの中にプログラムすることができ、または係止ボルト５の抵抗を測定するセンサによって実現することができる。例えば制御器は、コネクタピン１４の角運動を制御するためにプログラムされ、それは係止ボルト５が実際にドア２０を係止するよう確実に十分移動するために、係止ボルト５の移動距離に関連付けられる。

アクチュエータモジュール２は、アクチュエータモジュール２の下端部であるベースプレート１８を備える。ベースプレート１８は、コネクタモジュール４に取り付けられ、コネクタモジュール４は同様にドア２０に取り付けられる。したがって、コネクタモジュール４は、アクチュエータモジュール２とドア２０との間に位置される。アクチュエータモジュール２のギアホイールは、コネクタモジュール４のギアホイールと噛合し、モータ１１によってコネクタレシーバ１３を駆動する。

図４は、コネクタモジュール４の後側を例示し、その平坦面は、取り付けられたときにドア２０の表面に当接する。係止挿入部３は、コネクタピン１４に接続されたカム２４を備え、それは、コネクタピン１４がモータ１１によって回転されるとき、回転によって係止ボルト５を作動させる。

本デバイスがドア２０に取り付けられたとき、係止挿入部３はドアの縦框の外郭２１に取り付けられ、コネクタピン１４は、コネクタモジュール４の後部プレート１９が、縦框の外郭２１に、アクチュエータモジュール２がドア２０の周りでフレーム２３の遠位となる方向で取り付けられたとき、コレクタレシーバ１３の中に誘導される。

１ 電気機械式のドア係止アクチュエータデバイス１
２ アクチュエータモジュール
３ 係止挿入部
４ コネクタモジュール
４Ａ 係止挿入部３を覆う、コネクタモジュール４の第１の部分
４Ｂ アクチュエータモジュール２が取り付けられる第２の部分
５ 係止ボルト
６ アダプタモジュールのカバープレート
７ アクチュエータモジュール２の円筒形壁
８ 手動ハンドル
９ バッテリ用扉
１０ バッテリ
１１ モータ
１２ 噛合ギアホイール装置
１３ コネクタレシーバ
１４ コネクタピン
１５ エレクトロニクス
１６ 制御器
１７ ワイヤレストランシーバ
１８ アクチュエータモジュール２のベースプレート
１９ コネクタモジュール４の後部プレート
２０ ドア
２１ 縦框の外郭
２２ ガラスパネル
２３ フレーム
２４ 駆動係止ボルト５のカム

Claims (10)

1. 金属製外郭で囲まれたガラスパネル（２２）を備えたドア（２０）であって、前記ドアは、前記金属製外郭と組み合わせた前記ガラスパネル（２２）によってヒンジ式ドアを形成するために、周りのフレーム（２３）にヒンジ留めされ、前記ガラスパネル（２２）を囲んだ前記金属製外郭は縦框の外郭（２１）を備え、そこにドア係止部が設けられ、前記ドア係止部は、前記ドア（２０）を前記フレーム（２０）に係止するための係止ボルト（５）を備え、前記係止ボルト（５）は、前記縦框の外郭（２１）の内側における係止挿入部（３）のカム（２４）によって作動され、
   電気機械式のドア係止アクチュエータデバイス（１）は、前記縦框の外郭（２１）の表面に取り付けられ、
   前記電気機械式のドア係止アクチュエータデバイス（１）は、
   カバープレート（６）を備え、かつ前記カバープレート（６）の下に回転コネクタレシーバ（１３）を含んだ、コネクタモジュール（４）であって、前記コネクタレシーバ（１３）は、コネクタピン（１４）によって前記係止挿入部（３）の前記カム（２４）に接続され、前記コネクタレシーバ（１３）による前記コネクタピン（１４）の回転によって前記カム（２４）を回転させ、前記カム（２４）によって前記係止ボルト（５）を作動させる、コネクタモジュール（４）と、
   ケーシング（５、７）、及び前記ケーシング（５、７）の内側の電気モータ（１１）を備えたアクチュエータモジュール（２）であって、前記モータ（１１）は、ギアホイール装置（１２）を介して、前記コネクタレシーバ（１３）に機能的かつ機械的に接続され、前記モータ（１１）を作動させて、前記ギアホイール装置（１２）におけるギアホイールを回転させ、前記コネクタレシーバ（１３）、前記コネクタピン（１４）、及び前記カム（５）の組み合わせを回転させる、アクチュエータモジュール（２）と、を備え、
   前記アクチュエータモジュール（２）は、前記モータ（１１）による回転の代替として、噛合ギアホイール装置（１２）を介して、前記コネクタレシーバ（１３）を手動で回転させるためのハンドル（８）を備え、
   前記コネクタモジュール（４）は、後部プレート（１９）を備え、その後側は前記縦框の外郭（２１）に当接し、その反対側は、前記アクチュエータモジュール（２）及び前記カバープレート（６）を横並びの関係に保持し、
   前記アクチュエータモジュール（２）は、前記ドア係止部の位置において前記フレーム（２３）から離れる方向に、前記コネクタレシーバ（１３）からずらされ、
   前記カバープレート（６）を含んだ、前記コネクタレシーバ（１３）の位置における前記コネクタモジュール（４）の高さＨ１は、前記ドア（２０）が開放位置と閉鎖位置との間の前記フレーム（２３）内で回転するときに、前記アクチュエータモジュール（２）が前記フレーム（２３）とぶつかるのを防止するために、前記アクチュエータモジュールの高さＨ２未満である、ドア（２０）。
2. 前記縦框の外郭（２１）は幅Ｗ１を有し、前記デバイスは、前記縦框の外郭（２１）に対して横断方向、かつ前記ドアに対して平行の側方延長Ｗ２を有し、Ｗ２はＷ１よりも大きく、前記アクチュエータモジュール（２）は前記ガラスパネル（２２）の上を、前記縦框の外郭（２１）から離れた位置まで延びる、請求項１に記載のドア。
3. Ｈ１はＨ２の半分未満である、請求項１または２に記載のドア。
4. 前記アクチュエータモジュール（２）の前記ケーシング（５、７）は、前記モータ（１１）に電力を供給するためのバッテリ（１０）と、前記コネクタレシーバ（１３）を介して、前記モータ（１１）によって係止及び係止解除作用を制御するためのエレクトロニクス（１５）と、を含み、前記エレクトロニクス（１５）は、前記モータ（１１）のための制御器（１６）と、係止及び係止解除のためのワイヤレス命令を受信するため、及びワイヤレス状態の情報を送るための、ワイヤレス通信のワイヤレストランシーバ（１７）と、を備える、請求項１～３の内いずれか一項に記載のドア。
5. 前記係止挿入部（３）は、外側にネジ山を伴う円筒形部分を有し、前記縦框の外郭（２１）は、円筒形凹部に協働するネジ山を有して、前記係止挿入部（３）を前記凹部に受け入れる、請求項１～４の内いずれか一項に記載のドア。
6. 請求項１～５の内いずれか一項に記載のドア（２０）における、縦框の外郭（２１）の表面に取り付けるための、電気機械式のドア係止アクチュエータデバイス（１）であって、
   前記電気機械式のドア係止アクチュエータデバイス（１）は、
   カバープレート（６）を備え、かつ前記カバープレート（６）の下に回転コネクタレシーバ（１３）を含んだ、コネクタモジュール（４）であって、前記コネクタレシーバ（１３）は、コネクタピン（１４）によって前記係止挿入部（３）の前記カム（２４）に接続され、前記コネクタレシーバ（１３）による前記コネクタピン（１４）の回転によって前記カム（２４）を回転させ、前記カム（２４）によって前記係止ボルト（５）を作動させるよう構成される、コネクタモジュール（４）と、
   ケーシング（５、７）、及び前記ケーシング（５、７）の内側の電気モータ（１１）を備えたアクチュエータモジュール（２）であって、前記モータ（１１）は、ギアホイール装置（１２）を介して、前記コネクタレシーバ（１３）に機能的かつ機械的に接続され、前記モータ（１１）を作動させて、前記ギアホイール装置（１２）におけるギアホイールを回転させ、前記コネクタレシーバ（１３）、前記コネクタピン（１４）、及び前記カム（５）の組み合わせを回転させる、アクチュエータモジュール（２）と、を備え、
   前記アクチュエータモジュール（２）は、前記モータ（１１）による回転の代替として、前記噛合ギアホイール装置（１２）を介して、前記コネクタレシーバ（１３）を手動で回転させるためのハンドル（８）を備え、
   前記コネクタモジュール（４）は、後部プレート（１９）を備え、その後側は前記縦框の外郭（２１）に当接し、その反対側は、前記アクチュエータモジュール（２）及び前記カバープレート（６）を横並びの関係に保持し、
   前記アクチュエータモジュール（２）は、前記ドア係止部の位置において前記フレーム（２３）から離れる方向に、前記コネクタレシーバ（１３）からずらされ、
   前記カバープレート（６）を含んだ、前記コネクタレシーバ（１３）の位置における前記コネクタモジュール（４）の高さＨ１は、前記ドア（２０）が開放位置と閉鎖位置との間の前記フレーム（２３）内で回転するときに、前記アクチュエータモジュール（２）が前記フレーム（２３）とぶつかるのを防止するために、前記アクチュエータモジュールの高さＨ２未満である、機械式のドア係止アクチュエータデバイス（１）。
7. 前記アクチュエータモジュール（２）の前記ケーシング（５、７）は、前記モータ（１１）に電力を供給するためのバッテリ（１０）と、前記コネクタレシーバ（１３）を介して前記モータ（１１）によって係止及び係止解除作用を制御するためのエレクトロニクス（１５）と、を含み、前記エレクトロニクス（１５）は、前記モータ（１１）のための制御器（１６）と、係止及び係止解除のためのワイヤレス命令を受信するため、及びワイヤレス状態の情報を送るための、ワイヤレス通信のワイヤレストランシーバ（１７）と、を備える、請求項６に記載の機械式のドア係止アクチュエータデバイス（１）。
8. 前記アクチュエータの前記ケーシング（５、７）は円筒形であり、Ｈ１はＨ２の半分未満である、請求項７に記載の機械式のドア係止アクチュエータデバイス（１）。
9. 枠に入れられたガラスドアに、請求項６、７、または８に記載の電気機械式のドア係止アクチュエータデバイス（１）を組み込むための方法であって、
   金属製外郭で囲まれたガラスパネル（２２）を備えたドア（２０）を提供するステップであって、前記ドアは、前記金属製外郭と組み合わせた前記ガラスパネル（２２）によってヒンジ式ドアを形成するために、周りのフレーム（２３）にヒンジ留めされ、前記ガラスパネル（２２）を囲んだ前記金属製外郭は縦框の外郭（２１）を備え、そこにドア係止部が設けられ、前記ドア係止部は、前記ドア（２０）を前記フレーム（２０）に係止するための係止ボルト（５）を備え、前記係止ボルト（５）は、前記縦框の外郭（２１）の内側における係止挿入部（３）のカム（２４）によって作動され、前記ドア係止挿入部（３）は、前記ドア（２０）を開閉するためのハンドルまたはキーによって手動で操作される、提供するステップを含み、
   組み込みのために、前記方法は、
   現存の係止挿入部（３）を前記ドア（２０）から取り外すステップと、
   前記係止挿入部（３）を、延長コネクタピン（１４）を備えた組み込み係止挿入部（３）に改変または交換するステップと、
   前記コネクタレシーバ（１３）の中の延びた前記コネクタピン（１４）を用いて、かつ前記デバイス（１）を、前記ドア（２０）が開放位置と閉鎖位置との間で前記フレーム（２３）内で前記ドア（２０）が回転したときに、前記アクチュエータモジュール（２）が前記フレーム（２３）にぶつかるのを防止するために、前記ドア挿入部（３）の位置において、前記アクチュエータモジュール（２）が前記フレーム（２３）から離れる方向に、前記コネクタレシーバ（１３）からずらされるよう方向付けて、前記デバイス（１）を前記縦框の外郭（２１）の表面に取り付けるステップと、
   を含む、方法。
10. スマートフォンから前記アクチュエータモジュール（２）へのワイヤレス命令信号によって、前記ドア係止部を電気機械式に操作するステップを含む、請求項６に記載の方法。

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