JP2024517265A - サイドリンク測位のための最小および最大測位範囲指示とゾーン識別子とをシグナリングすること - Google Patents

サイドリンク測位のための最小および最大測位範囲指示とゾーン識別子とをシグナリングすること Download PDF

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Abstract

ワイヤレス通信のための技法が開示される。一態様では、支援ユーザ機器(UE)は、ターゲットUEから測位要求を受信すること、測位要求は、ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーン識別子(ID)を含む、と、支援UEがターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することと、支援UEがターゲットUEのMin-PR内にあることに基づいて、ターゲットUEに測位応答を送信することと、を行う。【選択図】図14

Description

[0001]本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信に関する。
[0002]ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)と、(中間の2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービスと、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービスと、第4世代(4G)サービス(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))またはWiMax(登録商標))とを含む、様々な世代を通して発展してきた。現在、セルラーおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む、使用されている多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムがある。知られているセルラーシステムの例は、セルラーアナログ高度モバイルフォンシステム(AMPS)、および符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))に基づくデジタルセルラーシステムなどを含む。
[0003]新無線(NR)と呼ばれる第5世代(5G)ワイヤレス規格は、改善の中でも、より高いデータ転送速度と、より多い数の接続と、より良いカバレージとを必要とする。次世代モバイルネットワークアライアンスによる5G規格は、数万人のユーザの各々に数十メガビット毎秒のデータレートを提供し、オフィスフロア上の数十人の労働者に1ギガビット毎秒のデータレートを提供するように設計されている。大きいセンサー展開をサポートするために、数十万の同時接続がサポートされるべきである。したがって、5Gモバイル通信のスペクトル効率は、現在の4G規格と比較して著しく拡張されるべきである。さらに、現在の規格と比較して、シグナリング効率が拡張されるべきであり、レイテンシが大幅に低減されるべきである。
[0004]特に、5Gの増加されたデータレートおよび減少されたレイテンシを活用して、車両対あらゆるモノ(V2X)通信技術が、車両間、車両と路側インフラストラクチャとの間、車両と歩行者との間などのワイヤレス通信など、自律運転アプリケーションをサポートするために実装されている。
[0005]以下は、本明細書で開示される1つまたは複数の態様に関係する簡略化された概要を提示する。したがって、以下の概要は、すべての企図された態様に関係する広範な概観と見なされるべきではなく、また、以下の概要は、すべての企図された態様に関係する重要なまたは重大な要素を識別するか、あるいは特定の態様に関連する範囲を定めるものと見なされるべきではない。したがって、以下の概要は、以下で提示される発明を実施するための形態に先行して、簡略化された形で、本明細書で開示される機構に関係する1つまたは複数の態様に関係するいくつかの概念を提示する唯一の目的を有する。
[0006]一態様では、支援ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法が、ターゲットUEから測位要求を受信することと、測位要求は、ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーン識別子(ID)を含む;支援UEがターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することと;支援UEがターゲットUEのMin-PR内にあることに基づいて、ターゲットUEに測位応答を送信することとを含む。
[0007]一態様では、ターゲットユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法が、少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、測位要求は、ターゲットUEが位置する3次元ゾーンの第1のゾーン識別子(ID)を含む;少なくとも1つの支援UEから、測位応答を受信することと、測位応答は、少なくとも1つの支援UEが位置する第2のゾーンの第2のゾーンIDを含む、を含む。
[0008]一態様では、ターゲットユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法が、ゾーン識別子(ID)のセットを受信することと、ゾーンIDのセット中の各ゾーンIDは、そのゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルを示す1つまたは複数のメトリックに関連する;ゾーンIDのセットに基づいて、サイドリンク測位セッションに関与する(engage in)こととを含む。
[0009]一態様では、支援ユーザ機器(UE)が、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、ターゲットUEから測位要求を受信することと、測位要求は、ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーン識別子(ID)を含む;支援UEがターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することと;支援UEがターゲットUEのMin-PR内にあることに基づいて、少なくとも1つのトランシーバを介して、ターゲットUEに測位応答を送信することとを行うように構成される。
[0010]一態様では、ターゲットユーザ機器(UE)が、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、測位要求は、ターゲットUEが位置する3次元ゾーンの第1のゾーン識別子(ID)を含む;少なくとも1つのトランシーバを介して、少なくとも1つの支援UEから、測位応答を受信することと、測位応答は、少なくとも1つの支援UEが位置する第2のゾーンの第2のゾーンIDを含む、を行うように構成される。
[0011]一態様では、ターゲットユーザ機器(UE)が、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介して、ゾーン識別子(ID)のセットを受信することと、ゾーンIDのセット中の各ゾーンIDは、そのゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルを示す1つまたは複数のメトリックに関連する;ゾーンIDのセットに基づいて、サイドリンク測位セッションに関与することとを行うように構成される。
[0012]一態様では、支援ユーザ機器(UE)が、ターゲットUEから測位要求を受信するための手段と、測位要求は、ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーン識別子(ID)を含む;支援UEがターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定するための手段と;支援UEがターゲットUEのMin-PR内にあることに基づいて、ターゲットUEに測位応答を送信するための手段とを含む。
[0013]一態様では、ターゲットユーザ機器(UE)が、少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信するための手段と、測位要求は、ターゲットUEが位置する3次元ゾーンの第1のゾーン識別子(ID)を含む;少なくとも1つの支援UEから、測位応答を受信するための手段と、測位応答は、少なくとも1つの支援UEが位置する第2のゾーンの第2のゾーンIDを含む、を含む。
[0014]一態様では、UEが、ゾーン識別子(ID)のセットを受信するための手段と、ゾーンIDのセット中の各ゾーンIDは、そのゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルを示す1つまたは複数のメトリックに関連する;ゾーンIDのセットに基づいて、サイドリンク測位セッションに関与するための手段とを含む。
[0015]一態様では、非一時的コンピュータ可読媒体が、コンピュータ実行可能命令を記憶し、コンピュータ実行可能命令は、支援ユーザ機器(UE)によって実行されたとき、UEに、ターゲットUEから測位要求を受信することと、測位要求は、ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーン識別子(ID)を含む;支援UEがターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することと;支援UEがターゲットUEのMin-PR内にあることに基づいて、ターゲットUEに測位応答を送信することとを行わせる。
[0016]一態様では、非一時的コンピュータ可読媒体が、コンピュータ実行可能命令を記憶し、コンピュータ実行可能命令は、ターゲットユーザ機器(UE)によって実行されたとき、UEに、少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、測位要求は、ターゲットUEが位置する3次元ゾーンの第1のゾーン識別子(ID)を含む;少なくとも1つの支援UEから、測位応答を受信することと、測位応答は、少なくとも1つの支援UEが位置する第2のゾーンの第2のゾーンIDを含む、を行わせる。
[0017]一態様では、非一時的コンピュータ可読媒体が、コンピュータ実行可能命令を記憶し、コンピュータ実行可能命令は、UEによって実行されたとき、UEに、ゾーン識別子(ID)のセットを受信することと、ゾーンIDのセット中の各ゾーンIDは、そのゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルを示す1つまたは複数のメトリックに関連する;ゾーンIDのセットに基づいて、サイドリンク測位セッションに関与することとを行わせる。
[0018]本明細書で開示される態様に関連する他の目的および利点は、添付の図面および発明を実施するための形態に基づいて当業者に明らかになるであろう。
[0019]添付の図面は、本開示の様々な態様の説明を助けるために提示され、態様の限定ではなく、単に態様の例示のために提供される。
[0020]本開示の態様による、例示的なワイヤレス通信システムを示す図。 [0021]本開示の態様による、例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図。 本開示の態様による、例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図。 [0022]ユーザ機器(UE)において採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 基地局において採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 ネットワークエンティティにおいて採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 [0023]本開示の態様による、ユニキャストサイドリンク確立をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。 [0024]本開示の態様による、車両ユーザ機器(V-UE)が路側ユニット(RSU)および別のV-UEと測距信号を交換している例示的なワイヤレス通信システムを示す図。 [0025]本開示の態様による、例示的なフレーム構造を示す図。 [0026]本開示の態様による、フィードバックリソースをもたない例示的なスロット構造の図。 [0027]本開示の態様による、フィードバックリソースをもつ例示的なスロット構造の図。 [0028]本開示の態様による、共有チャネル(SCH)が2つまたはそれ以上のUE間のサイドリンク上でどのように確立されるかを示す図。 [0029]本開示の態様による、最小測位範囲(Min-PR)および最大測位範囲(Max-PR)を示す図。 [0030]本開示の態様による、2つの隣接するゾーンエリアの図。 [0031]本開示の態様による、球面ゾーンの一例を示す図。 [0032]本開示の態様による、例示的なゾーンIDマップを示す図。 [0033]本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的な方法を示す図。 本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的な方法を示す図。 本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的な方法を示す図。
[0034]本開示の態様が、説明のために提供される様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において提供される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替態様が考案され得る。さらに、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている要素については詳細に説明されないか、または省略される。
[0035]「例示的」および/または「例」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきであるとは限らない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、説明される特徴、利点または動作モードを含むことを必要としない。
[0036]以下で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的に特定の適用例、部分的に所望の設計、部分的に対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0037]さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実施されるべき一連のアクションに関して説明される。本明細書で説明される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実施され得ることを認識されよう。さらに、本明細書で説明される一連のアクションは、実行時に、本明細書で説明される機能をデバイスの関連するプロセッサに実施させるかまたは実施するように命令するコンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で全体として実施されるべきものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、請求される主題の範囲内に入ることがすべて企図されているいくつかの異なる形態で実施され得る。さらに、本明細書で説明される態様の各々について、任意のそのような態様の対応する形態は、本明細書では、たとえば、説明されるアクションを実施する「ように構成された論理」として説明され得る。
[0038]本明細書で使用される、「ユーザ機器」(UE)、「車両UE」(V-UE)、「歩行者UE」(P-UE)、および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、いずれかの特定の無線アクセス技術(RAT)に固有であること、または場合によってはそれに限定されることを意図されていない。概して、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、車両オンボードコンピュータ、車両ナビゲーションデバイス、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、アセット位置特定デバイス、ウェアラブル(たとえば、スマートウォッチ、グラス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車など)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であり得る。UEは、モバイルであり得るかまたは(たとえば、いくつかの時間において)固定であり得、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用される「UE」という用語は、「モバイルデバイス」、「アクセス端末」または「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」またはUT、「モバイル端末」、「移動局」、あるいはそれらの変形形態と互換的に呼ばれることがある。
[0039]V-UEは、あるタイプのUEであり、ナビゲーションシステム、警告システム、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、オンボードコンピュータ、車両内インフォテインメントシステム、自動運転システム(ADS)、先進運転者支援システム(ADAS)など、任意の車載ワイヤレス通信デバイスであり得る。代替的に、V-UEは、車両の運転者または車両内の乗客によって携帯されるポータブルワイヤレス通信デバイス(たとえば、セルフォン、タブレットコンピュータなど)であり得る。「V-UE」という用語は、コンテキストに応じて、車載ワイヤレス通信デバイスまたは車両自体を指し得る。P-UEは、あるタイプのUEであり、歩行者(すなわち、運転していないかまたは車両内に乗っていないユーザ)によって携帯されるポータブルワイヤレス通信デバイスであり得る。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通して、UEは、インターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEと接続され得る。もちろん、ワイヤードアクセスネットワーク、(たとえば、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11などに基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどを介したものなど、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構もUEに対して可能である。
[0040]基地局は、それが展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作し得、代替的に、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、次世代eNB(ng-eNB)、(gNBまたはgノードBとも呼ばれる)新無線(NR)ノードBなどと呼ばれることがある。基地局は、主に、サポートされるUEのためのデータ、音声および/またはシグナリング接続をサポートすることを含む、UEによるワイヤレスアクセスをサポートするために使用され得る。いくつかのシステムでは、基地局は、純粋にエッジノードシグナリング機能を提供し得るが、他のシステムでは、それは、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を提供し得る。UEがそれを通して基地局に信号を送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。基地局がそれを通してUEに信号を送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)または順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用されるトラフィックチャネル(TCH)という用語は、UL/逆方向トラフィックチャネルまたはDL/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことができる。
[0041]「基地局」という用語は、単一の物理的送信受信ポイント(TRP)、またはコロケートされることもされないこともある複数の物理的TRPを指し得る。たとえば、「基地局」という用語が、単一の物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局のセル(またはいくつかのセルセクタ)に対応する基地局のアンテナであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされた物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局の(たとえば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるような、または基地局がビームフォーミングを採用する場合における)アンテナのアレイであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされない物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、分散アンテナシステム(DAS)(トランスポート媒体を介して共通ソースに接続された、空間的に分離されたアンテナのネットワーク)またはリモートラジオヘッド(RRH)(サービング基地局に接続されたリモート基地局)であり得る。代替的に、コロケートされない物理的TRPは、UEから測定報告を受信するサービング基地局と、UEがその基準無線周波数(RF)信号を測定しているネイバー基地局とであり得る。TRPは、基地局がワイヤレス信号をそこから送信および受信するポイントであるので、本明細書で使用される、基地局からの送信または基地局における受信への言及は、基地局の特定のTRPを指すものとして理解されるべきである。
[0042]UEの測位をサポートするいくつかの実装形態では、基地局は、UEによるワイヤレスアクセスをサポートしないことがある(たとえば、UEのためのデータ、音声、および/またはシグナリング接続をサポートしないことがある)が、代わりに、UEによって測定されるべき基準RF信号をUEに送信し得、および/またはUEによって送信された信号を受信し、測定し得る。そのような基地局は、(たとえば、RF信号をUEに送信するとき)測位ビーコンと呼ばれ、および/または(たとえば、UEからRF信号を受信し、測定するとき)ロケーション測定ユニットと呼ばれることがある。
[0043]「RF信号」は、送信機と受信機との間の空間を通して情報をトランスポートする所与の周波数の電磁波を備える。本明細書で使用される送信機は、単一の「RF信号」または複数の「RF信号」を受信機に送信し得る。しかしながら、受信機は、マルチパスチャネルを通るRF信号の伝搬特性により、各送信されるRF信号に対応する複数の「RF信号」を受信し得る。送信機と受信機との間の異なる経路上の同じ送信されるRF信号は、「マルチパス」RF信号と呼ばれることがある。本明細書で使用されるRF信号は、「ワイヤレス信号」と呼ばれるか、あるいは、「信号」という用語がワイヤレス信号またはRF信号を指すことがコンテキストから明らかである場合、単に「信号」と呼ばれることもある。
[0044]図1は、本開示の態様による、例示的なワイヤレス通信システム100を示す。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)と呼ばれることもある)ワイヤレス通信システム100は、(「BS」と標示された)様々な基地局102と、様々なUE104とを含み得る。基地局102は、マクロセル基地局(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル基地局(低電力セルラー基地局)を含み得る。一態様では、マクロセル基地局102は、ワイヤレス通信システム100がLTEネットワークに対応するeNBおよび/もしくはng-eNB、またはワイヤレス通信システム100がNRネットワークに対応するgNB、あるいは両方の組合せを含み得、スモールセル基地局は、フェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどを含み得る。
[0045]基地局102は、集合的にRANを形成し、バックホールリンク122を通してコアネットワーク174(たとえば、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC))とインターフェースし、コアネットワーク174を通して1つまたは複数のロケーションサーバ172(たとえば、ロケーション管理機能(LMF)またはセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP))へとインターフェースし得る。(1つまたは複数の)ロケーションサーバ172は、コアネットワーク174の一部であり得るか、またはコアネットワーク174の外部にあり得る。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータを転送することと、無線チャネル暗号化および解読と、完全性保護と、ヘッダ圧縮と、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)と、セル間干渉協調と、接続セットアップおよび解放と、負荷分散と、非アクセス層(NAS)メッセージのための分配と、NASノード選択と、同期と、RAN共有と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)と、加入者および機器トレースと、RAN情報管理(RIM)と、ページングと、測位と、警告メッセージの配信とのうちの1つまたは複数に関係する機能を実施し得る。基地局102は、ワイヤードまたはワイヤレスであり得るバックホールリンク134を介して、直接または間接的に(たとえば、EPC/5GCを通して)互いに通信し得る。
[0046]基地局102は、UE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。一態様では、1つまたは複数のセルは、各地理的カバレージエリア110中の基地局102によってサポートされ得る。「セル」は、(たとえば、キャリア周波数、コンポーネントキャリア、キャリア、帯域などと呼ばれる、何らかの周波数リソースを介した)基地局との通信のために使用される論理的通信エンティティであり、同じまたは異なるキャリア周波数を介して動作するセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCI)、拡張セル識別子(ECI)、仮想セル識別子(VCI)、セルグローバル識別子(CGI)など)に関連し得る。いくつかの場合には、異なるセルは、異なるタイプのUEにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、またはその他)に従って構成され得る。セルは特定の基地局によってサポートされるので、「セル」という用語は、コンテキストに応じて、論理的通信エンティティと、それをサポートする基地局とのいずれかまたは両方を指し得る。いくつかの場合には、「セル」という用語はまた、キャリア周波数が検出され、地理的カバレージエリア110の何らかの部分内の通信のために使用され得る限り、基地局の地理的カバレージエリア(たとえば、セクタ)を指し得る。
[0047]ネイバリングマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110は、(たとえば、ハンドオーバ領域において)部分的に重複し得るが、地理的カバレージエリア110のうちのいくつかは、より大きい地理的カバレージエリア110によってかなり重複され得る。たとえば、(「スモールセル」のために「SC」と標示された)スモールセル基地局102’は、1つまたは複数のマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110とかなり重複する地理的カバレージエリア110’を有し得る。スモールセル基地局とマクロセル基地局の両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られ得る。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG)として知られる制限されたグループにサービスを提供し得るホームeNB(HeNB)を含み得る。
[0048]基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL)送信を含み得る。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、MIMOアンテナ技術を使用し得る。通信リンク120は、1つまたは複数のキャリア周波数を通したものであり得る。キャリアの割振りは、ダウンリンクとアップリンクとに関して非対称であり得る(たとえば、ダウンリンクの場合、アップリンクの場合よりも多いまたは少ないキャリアが割り振られ得る)。
[0049]ワイヤレス通信システム100は、無認可周波数スペクトル(たとえば、5GHz)中で通信リンク154を介してワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)152と通信しているWLANアクセスポイント(AP)150をさらに含み得る。無認可周波数スペクトル中で通信するとき、WLAN STA152および/またはWLAN AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)プロシージャまたはリッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを実施し得る。
[0050]スモールセル基地局102’は、認可および/または無認可周波数スペクトル中で動作し得る。無認可周波数スペクトル中で動作するとき、スモールセル基地局102’は、LTEまたはNR技術を採用し、WLAN AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用し得る。無認可周波数スペクトル中でLTE/5Gを採用するスモールセル基地局102’は、アクセスネットワークへのカバレージをブーストし、および/またはアクセスネットワークの容量を増加させ得る。無認可スペクトル中のNRは、NR-Uと呼ばれることがある。無認可スペクトル中のLTEは、LTE-U、認可支援アクセス(LAA)、またはMulteFireと呼ばれることがある。
[0051]ワイヤレス通信システム100は、UE182と通信している、ミリメートル波(mmW)周波数および/または近mmW周波数中で動作し得るmmW基地局180をさらに含み得る。極高周波(EHF)は、電磁スペクトル中のRFの一部である。EHFは、30GHz~300GHzの範囲と、1ミリメートルから10ミリメートルの間の波長とを有する。この帯域中の電波は、ミリメートル波と呼ばれることがある。近mmWは、100ミリメートルの波長をもつ3GHzの周波数まで下方に延在し得る。超高周波(SHF)帯域は、センチメートル波とも呼ばれる、3GHzから30GHzの間に延在する。mmW/近mmW無線周波数帯域を使用する通信は、高い経路損失と比較的短い範囲とを有する。mmW基地局180とUE182とは、極めて高い経路損失と短い範囲とを補償するために、mmW通信リンク184を介してビームフォーミング(送信および/または受信)を利用し得る。さらに、代替構成では、1つまたは複数の基地局102はまた、mmWまたは近mmWとビームフォーミングとを使用して送信し得ることが諒解されよう。したがって、上記の説明は、例にすぎず、本明細書で開示される様々な態様を限定すると解釈されるべきではないことが諒解されよう。
[0052]送信ビームフォーミングは、RF信号を特定の方向に集束させるための技法である。旧来、ネットワークノード(たとえば、基地局)がRF信号をブロードキャストするとき、それは、信号をすべての方向に(全方向的に)ブロードキャストする。送信ビームフォーミングでは、ネットワークノードは、所与のターゲットデバイス(たとえば、UE)が(送信ネットワークノードに対して)どこに位置するかを決定し、より強いダウンリンクRF信号をその特定の方向に投射し、それにより、(データレートに関して)より高速でより強いRF信号を(1つまたは複数の)受信デバイスに提供する。送信するときにRF信号の方向性を変更するために、ネットワークノードは、RF信号をブロードキャストしている1つまたは複数の送信機の各々において、RF信号の位相と相対振幅とを制御することができる。たとえば、ネットワークノードは、アンテナを実際に移動させることなしに、異なる方向に向くように「ステアリング」され得るRF波のビームを作成する(「フェーズドアレイ」または「アンテナアレイ」と呼ばれる)アンテナのアレイを使用し得る。特に、送信機からのRF電流は、別個のアンテナからの電波が互いに加算されて所望の方向における放射が増加される一方で、望ましくない方向における放射を打ち消して抑制するように、適正な位相関係とともに個々のアンテナに供給される。
[0053]送信ビームは擬似コロケートされ得、これは、ネットワークノードの送信アンテナ自体が物理的にコロケートされるか否かにかかわらず、送信ビームが受信機(たとえば、UE)には同じパラメータを有するように見えることを意味する。NRでは、4つのタイプの擬似コロケーション(QCL)関係がある。特に、所与のタイプのQCL関係は、第2のビーム上の第2の基準RF信号に関するいくつかのパラメータが、ソースビーム上のソース基準RF信号に関する情報から導出され得ることを意味する。したがって、ソース基準RF信号がQCLタイプAである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトと、ドップラー拡散と、平均遅延と、遅延拡散とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプBである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトとドップラー拡散とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプCである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトと平均遅延とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプDである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号の空間受信パラメータを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。
[0054]受信ビームフォーミングでは、受信機は、所与のチャネル上で検出されたRF信号を増幅するために受信ビームを使用する。たとえば、受信機は、特定の方向から受信されるRF信号を増幅する(たとえば、それの利得レベルを増加させる)ために、その方向においてアンテナのアレイの利得設定を増加させ、および/または位相設定を調整することができる。したがって、受信機が、ある方向にビームフォーミングすると言われるとき、それは、その方向におけるビーム利得が、他の方向に沿ったビーム利得に対して高いこと、またはその方向におけるビーム利得が、受信機にとって利用可能なすべての他の受信ビームのその方向におけるビーム利得と比較して最も高いことを意味する。これは、その方向から受信されるRF信号のより強い受信信号強度(たとえば、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)など)を生じる。
[0055]送信ビームと受信ビームとは、空間的に関係し得る。空間関係は、第2の基準信号のための第2のビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)のためのパラメータが、第1の基準信号のための第1のビーム(たとえば、受信ビームまたは送信ビーム)に関する情報から導出され得ることを意味する。たとえば、UEは、基地局から基準ダウンリンク基準信号(たとえば、同期信号ブロック(SSB))を受信するために、特定の受信ビームを使用し得る。UEは、次いで、受信ビームのパラメータに基づいて、その基地局にアップリンク基準信号(たとえば、サウンディング基準信号(SRS))を送るための送信ビームを形成することができる。
[0056]「ダウンリンク」ビームは、それを形成しているエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得ることに留意されたい。たとえば、基地局が、UEに基準信号を送信するためにダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームは送信ビームである。しかしながら、UEがダウンリンクビームを形成している場合、それは、ダウンリンク基準信号を受信するための受信ビームである。同様に、「アップリンク」ビームは、それを形成しているエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得る。たとえば、基地局がアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク受信ビームであり、UEがアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク送信ビームである。
[0057]5Gでは、ワイヤレスノード(たとえば、基地局102/180、UE104/182)が動作する周波数スペクトルは、複数の周波数範囲、FR1(450から6000MHzまで)と、FR2(24250から52600MHzまで)と、FR3(52600MHz超)と、FR4(FR1からFR2の間)とに分割される。mmW周波数帯域は、概して、FR2、FR3、およびFR4周波数範囲を含む。したがって、「mmW」および「FR2」または「FR3」または「FR4」という用語は、概して、互換的に使用され得る。
[0058]5Gなど、マルチキャリアシステムでは、キャリア周波数のうちの1つは、「1次キャリア」または「アンカーキャリア」または「1次サービングセル」または「PCell」と呼ばれ、残りのキャリア周波数は、「2次キャリア」または「2次サービングセル」または「SCell」と呼ばれる。キャリアアグリゲーションでは、アンカーキャリアは、UE104/182と、UE104/182が初期無線リソース制御(RRC)接続確立プロシージャを実施するかまたはRRC接続再確立プロシージャを始動するかのいずれかであるセルとによって利用される1次周波数(たとえば、FR1)上で動作するキャリアである。1次キャリアは、すべての共通のおよびUE固有の制御チャネルを搬送し、認可周波数中のキャリアであり得る(ただし、これは常に当てはまるとは限らない)。2次キャリアは、RRC接続がUE104とアンカーキャリアとの間で確立されると構成され得、追加の無線リソースを提供するために使用され得る、第2の周波数(たとえば、FR2)上で動作するキャリアである。いくつかの場合には、2次キャリアは、無認可周波数中のキャリアであり得る。2次キャリアは、必要なシグナリング情報および信号のみを含んでいることがあり、たとえば、1次アップリンクキャリアと1次ダウンリンクキャリアの両方が典型的にはUE固有であるので、UE固有であるものは、2次キャリア中に存在しないことがある。これは、セル中の異なるUE104/182が、異なるダウンリンク1次キャリアを有し得ることを意味する。同じことが、アップリンク1次キャリアについて当てはまる。ネットワークは、任意の時間において任意のUE104/182の1次キャリアを変更することが可能である。これは、たとえば、異なるキャリアに対する負荷を分散させるために行われる。(PCellであるのかSCellであるのかにかかわらず)「サービングセル」は、何らかの基地局がそれを介して通信しているキャリア周波数/コンポーネントキャリアに対応するので、「セル」、「サービングセル」、「コンポーネントキャリア」、「キャリア周波数」などの用語は、互換的に使用され得る。
[0059]たとえば、まだ図1を参照すると、マクロセル基地局102によって利用される周波数のうちの1つは、アンカーキャリア(または「PCell」)であり得、マクロセル基地局102および/またはmmW基地局180によって利用される他の周波数は、2次キャリア(「SCell」)であり得る。複数のキャリアの同時送信および/または受信は、UE104/182がそれのデータ送信および/または受信レートを著しく増加させることを可能にする。たとえば、マルチキャリアシステムにおける2つの20MHzのアグリゲートされたキャリアは、理論的には、単一の20MHzキャリアによって達成されるものと比較して、データレートの倍増(すなわち、40MHz)につながるであろう。
[0060]図1の例では、(簡単のために単一のUE104として図1に示されている)図示されたUEのいずれかが、1つまたは複数の地球周回スペースビークル(SV)112(たとえば、衛星)から信号124を受信し得る。一態様では、SV112は、UE104がロケーション情報の独立したソースとして使用することができる衛星測位システムの一部であり得る。衛星測位システムは、一般に、受信機(たとえば、UE104)が、送信機(たとえば、SV112)から受信された測位信号(たとえば、信号124)に少なくとも部分的に基づいて地球上または地球上空で受信機のロケーションを決定することを可能にするように配置された、送信機のシステムを含む。そのような送信機は、一般に、設定された数のチップの反復擬似ランダム雑音(PN)コードでマークされた信号を送信する。一般にSV112中に位置するが、送信機は、時々、地上ベース制御局、基地局102、および/または他のUE104上に位置し得る。UE104は、SV112からジオロケーション情報を導出するための信号124を受信するように特別に設計された1つまたは複数の専用受信機を含み得る。
[0061]衛星測位システムでは、信号124の使用は、1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星システムに関連するかまたはさもなければそれとともに使用するために有効にされ得る、様々な衛星ベースオーグメンテーションシステム(SBAS:satellite-based augmentation system)によってオーグメントされ得る。たとえば、SBASは、ワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS:Wide Area Augmentation System)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS:European Geostationary Navigation Overlay Service)、多機能衛星オーグメンテーションシステム(MSAS:Multi-functional Satellite Augmentation System)、全地球測位システム(GPS)支援ジオオーグメンテッドナビゲーションまたはGPSおよびジオオーグメンテッドナビゲーションシステム(GAGAN:GPS Aided Geo Augmented NavigationまたはGPS and Geo Augmented Navigation system)など、完全性情報、差分補正などを提供する(1つまたは複数の)オーグメンテーションシステムを含み得る。したがって、本明細書で使用される、衛星測位システムは、そのような1つまたは複数の衛星測位システムに関連する1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星の任意の組合せを含み得る。
[0062]一態様では、SV112は、追加または代替として、1つまたは複数の非地上波ネットワーク(NTN)の一部であり得る。NTNでは、SV112は、(地上局、NTNゲートウェイ、またはゲートウェイとも呼ばれる)地球局に接続され、地球局は、(地上波アンテナなしの)修正された基地局102または5GCにおけるネットワークノードなど、5Gネットワークにおける要素に接続される。この要素は、5Gネットワークにおける他の要素へのアクセス、および、最終的に、インターネットウェブサーバおよび他のユーザデバイスなど、5Gネットワークの外部のエンティティへのアクセスを提供することになる。そのようにして、UE104は、地上波基地局102からの通信信号の代わりに、またはそれに加えて、SV112からの通信信号(たとえば、信号124)を受信し得る。
[0063]特に、NRの増加されたデータレートおよび減少されたレイテンシを活用して、車両対あらゆるモノ(V2X)通信技術が、車両間(車両対車両(V2V))、車両と路側インフラストラクチャとの間(車両対インフラストラクチャ(V2I))、および車両と歩行者との間(車両対歩行者(V2P))のワイヤレス通信など、インテリジェントトランスポートシステム(ITS)アプリケーションをサポートするために実装されている。目標は、車両がそれらの周囲の環境を検知し、その情報を他の車両、インフラストラクチャ、およびパーソナルモバイルデバイスに通信することができることである。そのような車両通信は、現在の技術が提供することができない安全性、モビリティ、および環境の向上を可能にする。完全に実装されると、技術は、損傷を受けない(unimpaired)車両衝突を80%だけ低減することが予想される。
[0064]まだ図1を参照すると、ワイヤレス通信システム100は、(たとえば、Uuインターフェースを使用して)通信リンク120を介して基地局102と通信し得る複数のV-UE160を含み得る。V-UE160はまた、ワイヤレスサイドリンク162を介して互いに直接通信するか、ワイヤレスサイドリンク166を介して(「路側ユニット」とも呼ばれる)路側アクセスポイント164と通信するか、またはワイヤレスサイドリンク168を介してUE104と通信し得る。ワイヤレスサイドリンク(または単に「サイドリンク」)は、2つまたはそれ以上のUE間の直接通信を、その通信が基地局を通る必要なしに可能にするコアセルラー(たとえば、LTE、NR)規格の適応形態である。サイドリンク通信は、ユニキャストまたはマルチキャストであり得、デバイスツーデバイス(D2D)メディア共有、V2V通信、V2X通信(たとえば、セルラーV2X(cV2X)通信、拡張V2X(eV2X)通信など)、緊急救助アプリケーションなどのために使用され得る。サイドリンク通信を利用するV-UE160のグループのうちの1つまたは複数が、基地局102の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のV-UE160は、基地局102の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局102からの送信を受信することができないことがある。いくつかの場合には、サイドリンク通信を介して通信するV-UE160のグループは、各V-UE160がグループ中のあらゆる他のV-UE160に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの場合には、基地局102は、サイドリンク通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、サイドリンク通信は、基地局102の関与なしにV-UE160間で行われる。
[0065]一態様では、サイドリンク162、166、168は、他の車両および/またはインフラストラクチャアクセスポイント、ならびに他のRAT間の他のワイヤレス通信と共有され得る、関心のワイヤレス通信媒体を介して動作し得る。「媒体」は、1つまたは複数の送信機/受信機ペア間のワイヤレス通信に関連する(たとえば、1つまたは複数のキャリアにわたる1つまたは複数のチャネルを包含する)1つまたは複数の時間、周波数、および/または空間通信リソースから構成され得る。
[0066]一態様では、サイドリンク162、166、168は、cV2Xリンクであり得る。cV2Xの第1世代は、LTEにおいて規格化されており、次世代は、NRにおいて定義されることが予想される。cV2Xは、デバイスツーデバイス通信をも可能にするセルラー技術である。米国および欧州では、cV2Xは、サブ6GHzにおける認可ITS帯域中で動作することが予想される。他の国では、他の帯域が割り振られ得る。したがって、特定の例として、サイドリンク162、166、168によって利用される関心の媒体は、サブ6GHzの認可ITS周波数帯域の少なくとも一部分に対応し得る。しかしながら、本開示は、この周波数帯域またはセルラー技術に限定されない。
[0067]一態様では、サイドリンク162、166、168は、専用短距離通信(DSRC:dedicated short-range communication)リンクであり得る。DSRCは、V2V、V2I、およびV2P通信のために、IEEE802.11pとしても知られている車両環境用ワイヤレスアクセス(WAVE:wireless access for vehicular environments)プロトコルを使用する、一方向または双方向の短距離から中距離のワイヤレス通信プロトコルである。IEEE802.11pは、IEEE802.11規格に対する承認された補正書であり、米国では5.9GHz(5.85~5.925GHz)の認可ITS帯域中で動作する。欧州では、IEEE802.11pは、ITS G5A帯域(5.875~5.905MHz)中で動作する。他の国では、他の帯域が割り振られ得る。上記で手短に説明されたV2V通信は、安全チャネル上で行われ、この安全チャネルは、米国では、典型的には、安全の目的に専用である10MHzチャネルである。DSRC帯域の残り(総帯域幅は75MHzである)は、道路規則、通行料徴収、駐車自動化など、運転者にとって関心の他のサービスを対象とする。したがって、特定の例として、サイドリンク162、166、168によって利用される関心の媒体は、5.9GHzの認可ITS周波数帯域の少なくとも一部分に対応し得る。
[0068]代替的に、関心の媒体は、様々なRATの間で共有される無認可周波数帯域の少なくとも一部分に対応し得る。異なる認可周波数帯域が(たとえば、米国における連邦通信委員会(FCC)などの政府機関によって)いくつかの通信システムのために予約されているが、これらのシステム、特に、スモールセルアクセスポイントを採用するものは、最近、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)技術、最も顕著には一般に「Wi-Fi(登録商標)」と呼ばれるIEEE802.11x WLAN技術によって使用される無認可国家情報インフラストラクチャ(U-NII)帯域など、無認可周波数帯域に動作を拡張した。このタイプの例示的なシステムは、CDMAシステム、TDMAシステム、FDMAシステム、直交FDMA(OFDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)システムなどの異なる変形態を含む。
[0069]V-UE160間の通信は、V2V通信と呼ばれ、V-UE160と1つまたは複数の路側アクセスポイント164との間の通信は、V2I通信と呼ばれ、V-UE160と1つまたは複数のUE104(ここで、UE104はP-UEである)との間の通信は、V2P通信と呼ばれる。V-UE160間のV2V通信は、たとえば、V-UE160の位置、速度、加速度、方位、および他の車両データに関する情報を含み得る。1つまたは複数の路側アクセスポイント164からのV-UE160において受信されたV2I情報は、たとえば、道路規則、駐車自動化情報などを含み得る。V-UE160とUE104との間のV2P通信は、たとえば、V-UE160の位置、速度、加速度、および方位、ならびに、UE104の位置、速度(たとえば、UE104が自転車上のユーザによって携帯される場合)、および方位に関する情報を含み得る。
[0070]図1はUEのうちの2つのみをV-UE(V-UE160)として示しているが、図示されたUE(たとえば、UE104、152、182、190)のいずれもV-UEであり得ることに留意されたい。さらに、V-UE160および単一のUE104のみが、サイドリンクを介して接続されているものとして示されているが、図1に示されているUEのいずれも、V-UEかP-UEかなどにかかわらず、サイドリンク通信が可能であり得る。さらに、UE182のみが、ビームフォーミングすることが可能であるものとして説明されたが、V-UE160を含む、図示されたUEのいずれも、ビームフォーミングすることが可能であり得る。V-UE160がビームフォーミングすることが可能である場合、それらは、互いのほうへ(すなわち、他のV-UE160のほうへ)、路側アクセスポイント164のほうへ、他のUE(たとえば、UE104、152、182、190)のほうへなど、ビームフォーミングし得る。したがって、いくつかの場合には、V-UE160は、サイドリンク162、166、および168を介してビームフォーミングを利用し得る。
[0071]ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数のデバイスツーデバイス(D2D)ピアツーピア(P2P)リンクを介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続する、UE190などの1つまたは複数のUEをさらに含み得る。図1の例では、UE190は、(たとえば、UE190がそれを通してセルラー接続性を間接的に取得し得る)基地局102のうちの1つに接続されたUE104のうちの1つとのD2D P2Pリンク192と、(UE190がそれを通してWLANベースインターネット接続性を間接的に取得し得る)WLAN AP150に接続されたWLAN STA152とのD2D P2Pリンク194とを有する。一例では、D2D P2Pリンク192および194は、LTE Direct(LTE-D)、WiFi Direct(登録商標)(WiFi-D)、Bluetooth(登録商標)など、任意のよく知られているD2D RATを用いてサポートされ得る。別の例として、D2D P2Pリンク192および194は、サイドリンク162、166、および168に関して上記で説明されたような、サイドリンクであり得る。
[0072]図2Aは、例示的なワイヤレスネットワーク構造200を示す。たとえば、(次世代コア(NGC)とも呼ばれる)5GC210は、機能的には、コアネットワークを形成するために協働的に動作する、制御プレーン(Cプレーン)機能214(たとえば、UE登録、認証、ネットワークアクセス、ゲートウェイ選択など)、およびユーザプレーン(Uプレーン)機能212(たとえば、UEゲートウェイ機能、データネットワークへのアクセス、IPルーティングなど)と見なされ得る。ユーザプレーンインターフェース(NG-U)213と制御プレーンインターフェース(NG-C)215とは、gNB222を5GC210に、特にそれぞれユーザプレーン機能212と制御プレーン機能214とに接続する。追加の構成では、ng-eNB224も、制御プレーン機能214へのNG-C215と、ユーザプレーン機能212へのNG-U213とを介して5GC210に接続され得る。さらに、ng-eNB224は、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、次世代RAN(NG-RAN)220は、1つまたは複数のgNB222を有し得るが、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはng-eNB224のいずれか(または両方)が、1つまたは複数のUE204(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)と通信し得る。
[0073]別の随意の態様は、(1つまたは複数の)UE204にロケーション支援を提供するために5GC210と通信していることがある、ロケーションサーバ230を含み得る。ロケーションサーバ230は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって拡散された異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得るか、または代替的に、各々単一のサーバに対応し得る。ロケーションサーバ230は、コアネットワーク、5GC210を介して、および/またはインターネット(示されず)を介してロケーションサーバ230に接続することができるUE204のための1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。さらに、ロケーションサーバ230は、コアネットワークの構成要素に統合され得るか、または代替的にコアネットワークの外部にあり得る(たとえば、相手先商標製造会社(OEM)サーバまたはサービスサーバなど、サードパーティサーバ)。
[0074]図2Bは、別の例示的なワイヤレスネットワーク構造250を示す。(図2A中の5GC210に対応し得る)5GC260は、機能的には、コアネットワーク(すなわち、5GC260)を形成するために協働的に動作する、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)264によって提供される制御プレーン機能、ならびにユーザプレーン機能(UPF)262によって提供されるユーザプレーン機能と見なされ得る。AMF264の機能は、登録管理と、接続管理と、到達可能性管理と、モビリティ管理と、合法的傍受と、1つまたは複数のUE204(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)とセッション管理機能(SMF)266との間のセッション管理(SM)メッセージのためのトランスポートと、SMメッセージをルーティングするための透過的プロキシサービスと、アクセス認証およびアクセス許可と、UE204とショートメッセージサービス機能(SMSF)(図示せず)との間のショートメッセージサービス(SMS)メッセージのためのトランスポートと、セキュリティアンカー機能(SEAF)とを含む。AMF264はまた、認証サーバ機能(AUSF)(図示せず)およびUE204と対話し、UE204認証プロセスの結果として確立された中間キーを受信する。UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム)加入者識別モジュール(USIM)に基づく認証の場合、AMF264は、AUSFからセキュリティ資料を取り出す。AMF264の機能はまた、セキュリティコンテキスト管理(SCM)を含む。SCMは、それがアクセスネットワーク固有のキーを導出するために使用するキーをSEAFから受信する。AMF264の機能はまた、規制サービスのためのロケーションサービス管理と、UE204と(ロケーションサーバ230として働く)ロケーション管理機能(LMF)270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポートと、NG-RAN220とLMF270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポートと、発展型パケットシステム(EPS)との相互動作のためのEPSベアラ識別子割振りと、UE204モビリティイベント通知とを含む。さらに、AMF264はまた、非3GPP(登録商標)(第3世代パートナーシッププロジェクト)アクセスネットワークのための機能をサポートする。
[0075]UPF262の機能は、(適用可能なとき)RAT内/間モビリティのためのアンカーポイントとして働くことと、データネットワーク(図示せず)への相互接続の外部プロトコルデータユニット(PDU)セッションポイントとして働くことと、パケットルーティングおよびフォワーディングを提供することと、パケット検査と、ユーザプレーンポリシールール執行(たとえば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング)と、合法的傍受(ユーザプレーン収集)と、トラフィック使用報告と、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)ハンドリング(たとえば、アップリンク/ダウンリンクレート執行、ダウンリンクにおける反射性QoSマーキング)と、アップリンクトラフィック検証(サービスデータフロー(SDF)対QoSフローマッピング)と、アップリンクおよびダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキングと、ダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガリングと、ソースRANノードに1つまたは複数の「終了マーカー」を送ることおよびフォワーディングすることとを含む。UPF262はまた、UE204と、SLP272などのロケーションサーバとの間のユーザプレーンを介したロケーションサービスメッセージの転送をサポートし得る。
[0076]SMF266の機能は、セッション管理と、UEインターネットプロトコル(IP)アドレス割振りおよび管理と、ユーザプレーン機能の選択および制御と、トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPF262におけるトラフィックステアリングの構成と、ポリシー執行およびQoSの一部の制御と、ダウンリンクデータ通知とを含む。SMF266がそれを介してAMF264と通信するインターフェースは、N11インターフェースと呼ばれる。
[0077]別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を提供するために5GC260と通信していることがある、LMF270を含み得る。LMF270は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって拡散された異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得るか、または代替的に、各々単一のサーバに対応し得る。LMF270は、コアネットワーク5GC260を介して、および/またはインターネット(示されず)を介してLMF270に接続することができるUE204のための1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。SLP272は、LMF270と同様の機能をサポートし得るが、LMF270は、(たとえば、音声またはデータでなくシグナリングメッセージを伝達することを意図されたインターフェースおよびプロトコルを使用して)制御プレーンを介してAMF264、NG-RAN220、およびUE204と通信し得、SLP272は、(たとえば、伝送制御プロトコル(TCP)および/またはIPのような音声および/またはデータを搬送することを意図されたプロトコルを使用して)ユーザプレーンを介してUE204および外部クライアント(図2Bに図示せず)と通信し得る。
[0078]ユーザプレーンインターフェース263と制御プレーンインターフェース265とは、5GC260を、特にそれぞれ、UPF262とAMF264とを、NG-RAN220中の1つまたは複数のgNB222および/またはng-eNB224に接続する。(1つまたは複数の)gNB222および/または(1つまたは複数の)ng-eNB224とAMF264との間のインターフェースは、「N2」インターフェースと呼ばれ、(1つまたは複数の)gNB222および/または(1つまたは複数の)ng-eNB224とUPF262との間のインターフェースは「N3」インターフェースと呼ばれる。NG-RAN220の(1つまたは複数の)gNB222および/または(1つまたは複数の)ng-eNB224は、「Xn-C」インターフェースと呼ばれるバックホール接続223を介して互いに直接通信し得る。gNB222および/またはng-eNB224のうちの1つまたは複数は、「Uu」インターフェースと呼ばれるワイヤレスインターフェースを介して1つまたは複数のUE204と通信し得る。
[0079]gNB222の機能は、gNB中央ユニット(gNB-CU)226と、1つまたは複数のgNB分散ユニット(gNB-DU)228との間で分割される。gNB-CU226と1つまたは複数のgNB-DU228との間のインターフェース232は、「F1」インターフェースと呼ばれる。gNB-CU226は、(1つまたは複数の)gNB-DU228に排他的に割り振られた機能を除いて、ユーザデータを転送すること、モビリティ制御、無線アクセスネットワーク共有、測位、セッション管理などの基地局機能を含む論理ノードである。より詳細には、gNB-CU226は、gNB222の無線リソース制御(RRC)と、サービスデータ適応プロトコル(SDAP)と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)プロトコルとをホストする。gNB-DU228は、gNB222の無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤと、物理(PHY)レイヤとをホストする論理ノードである。それの動作は、gNB-CU226によって制御される。1つのgNB-DU228は1つまたは複数のセルをサポートすることができ、1つのセルは1つのgNB-DU228のみによってサポートされる。したがって、UE204は、RRCレイヤと、SDAPレイヤと、PDCPレイヤとを介してgNB-CU226と通信し、RLCレイヤと、MACレイヤと、PHYレイヤとを介してgNB-DU228と通信する。
[0080]図3Aと、図3Bと、図3Cとは、本明細書で教示されるファイル送信動作をサポートするために、(本明細書で説明されるUEのいずれかに対応し得る)UE302と、(本明細書で説明される基地局のいずれかに対応し得る)基地局304と、(ロケーションサーバ230とLMF270とを含む、本明細書で説明されるネットワーク機能のいずれかに対応するかまたはそれを実施し得る、あるいは、代替的に、プライベートネットワークなど、図2Aおよび図2Bに示されたNG-RAN220および/または5GC210/260のインフラストラクチャとは無関係であり得る)ネットワークエンティティ306とに組み込まれ得る、(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。これらの構成要素は、異なる実装形態では異なるタイプの装置において(たとえば、ASICにおいて、システムオンチップ(SoC)においてなど)実装され得ることが諒解されよう。図示された構成要素は、通信システム中の他の装置にも組み込まれ得る。たとえば、システム中の他の装置は、同様の機能を提供するために説明されるものと同様の構成要素を含み得る。また、所与の装置が、構成要素のうちの1つまたは複数を含んでいることがある。たとえば、装置は、装置が複数のキャリア上で動作し、および/または異なる技術によって通信することを可能にする、複数のトランシーバ構成要素を含み得る。
[0081]UE302と基地局304とは、各々、1つまたは複数のワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ310および350をそれぞれ含み、NRネットワーク、LTEネットワーク、GSMネットワークなど、1つまたは複数のワイヤレス通信ネットワーク(図示せず)を介して通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、調整するための手段、送信するのを控えるための手段など)を提供する。WWANトランシーバ310および350は、各々、当該のワイヤレス通信媒体(たとえば、特定の周波数スペクトル中の時間/周波数リソースの何らかのセット)上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、NR、LTE、GSMなど)を介して、他のUE、アクセスポイント、基地局(たとえば、eNB、gNB)などの他のネットワークノードと通信するために、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ316および356に接続され得る。WWANトランシーバ310および350は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、ならびに逆に、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成され得る。特に、WWANトランシーバ310および350は、それぞれ、信号318および358を送信および符号化するために、1つまたは複数の送信機314および354をそれぞれ含み、それぞれ、信号318および358を受信および復号するために、1つまたは複数の受信機312および352をそれぞれ含む。
[0082]UE302と基地局304とはまた、各々、少なくともいくつかの場合には、それぞれ、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320および360を含む。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ326および366に接続され、当該のワイヤレス通信媒体上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、WiFi、LTE-D、Bluetooth、Zigbee(登録商標)、Z-Wave(登録商標)、PC5、専用短距離通信(DSRC)、車両環境用ワイヤレスアクセス(WAVE:wireless access for vehicular environments)、ニアフィールド通信(NFC)など)を介して、他のUE、アクセスポイント、基地局などの他のネットワークノードと通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、調整するための手段、送信するのを控えるための手段など)を提供し得る。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、ならびに逆に、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成され得る。特に、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、信号328および368を送信および符号化するために、1つまたは複数の送信機324および364をそれぞれ含み、それぞれ、信号328および368を受信および復号するために、1つまたは複数の受信機322および362をそれぞれ含む。特定の例として、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、WiFiトランシーバ、Bluetoothトランシーバ、Zigbeeおよび/またはZ-Wave(登録商標)トランシーバ、NFCトランシーバ、あるいは車両間(V2V)および/または車両対あらゆるモノ(V2X)トランシーバであり得る。
[0083]UE302と基地局304とはまた、少なくともいくつかの場合には、衛星信号受信機330および370を含む。衛星信号受信機330および370は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ336および376に接続され得、それぞれ、衛星測位/通信信号338および378を受信および/または測定するための手段を提供し得る。衛星信号受信機330および370が衛星測位システム受信機である場合、衛星測位/通信信号338および378は、全地球測位システム(GPS)信号、グローバルナビゲーション衛星システム(GLONASS)信号、ガリレオ信号、北斗信号、インドの地域ナビゲーション衛星システム(NAVIC)、準天頂衛星システム(QZSS)などであり得る。衛星信号受信機330および370が非地上波ネットワーク(NTN)受信機である場合、衛星測位/通信信号338および378は、5Gネットワークから発信した(たとえば、制御および/またはユーザデータを搬送する)通信信号であり得る。衛星信号受信機330および370は、それぞれ、衛星測位/通信信号338および378を受信および処理するための、任意の好適なハードウェアおよび/またはソフトウェアを備え得る。衛星信号受信機330および370は、他のシステムに適宜に情報と動作とを要求し、少なくともいくつかの場合には、任意の好適な衛星測位システムアルゴリズムによって取得された測定値を使用して、それぞれ、UE302および基地局304のロケーションを決定するために計算を実施し得る。
[0084]基地局304とネットワークエンティティ306とは、各々、1つまたは複数のネットワークトランシーバ380および390をそれぞれ含み、他のネットワークエンティティ(たとえば、他の基地局304、他のネットワークエンティティ306)と通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段など)を提供する。たとえば、基地局304は、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレスバックホールリンクを介して他の基地局304またはネットワークエンティティ306と通信するために、1つまたは複数のネットワークトランシーバ380を採用し得る。別の例として、ネットワークエンティティ306は、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレスバックホールリンクを介して1つまたは複数の基地局304と通信するために、あるいは、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレスコアネットワークインターフェースを介して他のネットワークエンティティ306と通信するために、1つまたは複数のネットワークトランシーバ390を採用し得る。
[0085]トランシーバは、ワイヤードまたはワイヤレスリンクを介して通信するように構成され得る。(ワイヤードトランシーバであるかワイヤレストランシーバであるかにかかわらず)トランシーバは、送信機回路(たとえば、送信機314、324、354、364)と、受信機回路(たとえば、受信機312、322、352、362)とを含む。送信機は、いくつかの実装形態では、(たとえば、単一のデバイスにおける送信機回路および受信機回路として実施する)集積デバイスであり得、いくつかの実装形態では、別個の送信機回路および別個の受信機回路を備え得、または他の実装形態では、他の方法で実施され得る。ワイヤードトランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態では、ネットワークトランシーバ380および390)の送信機回路および受信機回路は、1つまたは複数のワイヤードネットワークインターフェースポートに結合され得る。ワイヤレス送信機回路(たとえば、送信機314、324、354、364)は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置(たとえば、UE302、基地局304)が送信「ビームフォーミング」を実施することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含むかまたはそれらに結合され得る。同様に、ワイヤレス受信機回路(たとえば、受信機312、322、352、362)は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置(たとえば、UE302、基地局304)が受信ビームフォーミングを実施することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含むかまたはそれらに結合され得る。一態様では、送信機回路と受信機回路とは、それぞれの装置が、同時に受信と送信の両方を行うのではなく、所与の時間において受信または送信のみを行うことができるように、同じ複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を共有し得る。ワイヤレストランシーバ(たとえば、WWANトランシーバ310および350、短距離ワイヤレストランシーバ320および360)はまた、様々な測定を実施するためのネットワークリッスンモジュール(NLM)などを含み得る。
[0086]本明細書で使用される様々なワイヤレストランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態では、トランシーバ310、320、350、および360、ならびにネットワークトランシーバ380および390)と、ワイヤードトランシーバ(たとえば、いくつかの実装形態では、ネットワークトランシーバ380および390)とは、概して、「トランシーバ」、「少なくとも1つのトランシーバ」、または「1つまたは複数のトランシーバ」として特徴づけられ得る。したがって、特定のトランシーバがワイヤードトランシーバであるのか、ワイヤレストランシーバであるのかは、実施される通信のタイプから推論され得る。たとえば、ネットワークデバイスまたはサーバ間のバックホール通信が、概して、ワイヤードトランシーバを介したシグナリングに関係するが、UE(たとえば、UE302)と基地局(たとえば、基地局304)との間のワイヤレス通信が、概して、ワイヤレストランシーバを介したシグナリングに関係する。
[0087]UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とはまた、本明細書で開示される動作とともに使用され得る他の構成要素を含む。UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、それぞれ、たとえば、ワイヤレス通信に関係する機能を提供するために、および他の処理機能を提供するために、1つまたは複数のプロセッサ332、384および394を含む。プロセッサ332、384、および394は、したがって、決定するための手段、計算するための手段、受信するための手段、送信するための手段、示すための手段など、処理するための手段を提供し得る。一態様では、プロセッサ332、384、および394は、たとえば、1つまたは複数の汎用プロセッサ、マルチコアプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、ASIC、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、他のプログラマブル論理デバイスまたは処理回路、あるいはそれらの様々な組合せを含み得る。
[0088]UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、情報(たとえば、予約済みリソース、しきい値、パラメータなどを示す情報)を維持するために、(たとえば、各々メモリデバイスを含む)メモリ340、386、および396をそれぞれ実装するメモリ回路を含む。メモリ340、386、および396は、したがって、記憶するための手段、取り出すための手段、維持するための手段などを提供し得る。いくつかの場合には、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、それぞれ、測位構成要素342、388、および398を含み得る。測位構成要素342、388、および398は、実行されたとき、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とに本明細書で説明される機能を実施させる、それぞれプロセッサ332、384、および394の一部であるかまたはそれらに結合されたハードウェア回路であり得る。他の態様では、測位構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394の外部にあり得る(たとえば、モデム処理システムの一部である、別の処理システムと統合される、など)。代替的に、測位構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394(またはモデム処理システム、別の処理システムなど)によって実行されたとき、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とに本明細書で説明される機能を実施させる、それぞれメモリ340、386、および396に記憶されたメモリモジュールであり得る。図3Aは、たとえば、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、メモリ340、1つまたは複数のプロセッサ332、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素342の可能なロケーションを示す。図3Bは、たとえば、1つまたは複数のWWANトランシーバ350、メモリ386、1つまたは複数のプロセッサ384、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素388の可能なロケーションを示す。図3Cは、たとえば、1つまたは複数のネットワークトランシーバ390、メモリ396、1つまたは複数のプロセッサ394、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素398の可能なロケーションを示す。
[0089]UE302は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320、および/または衛星受信機330によって受信された信号から導出される動きデータとは無関係である移動および/または配向情報を検知または検出するための手段を提供するために、1つまたは複数のプロセッサ332に結合された1つまたは複数のセンサー344を含み得る。例として、(1つまたは複数の)センサー344は、加速度計(たとえば、マイクロ電気機械システム(MEMS)デバイス)、ジャイロスコープ、地磁気センサー(たとえば、コンパス)、高度計(たとえば、気圧高度計)、および/または任意の他のタイプの移動検出センサーを含み得る。その上、(1つまたは複数の)センサー344は、複数の異なるタイプのデバイスを含み、動き情報を提供するためにそれらの出力を合成し得る。たとえば、(1つまたは複数の)センサー344は、2次元(2D)および/または3次元(3D)座標系における位置を算出する能力を提供するために、多軸加速度計と配向センサーとの組合せを使用し得る。
[0090]さらに、UE302は、ユーザに指示(たとえば、可聴および/または視覚指示)を提供するための手段、および/または(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどの検知デバイスのユーザ作動時に)ユーザ入力を受信するための手段を提供するユーザインターフェース346を含む。図示されていないが、基地局304およびネットワークエンティティ306もユーザインターフェースを含み得る。
[0091]より詳細に1つまたは複数のプロセッサ384を参照すると、ダウンリンクにおいて、ネットワークエンティティ306からのIPパケットがプロセッサ384に提供され得る。1つまたは複数のプロセッサ384は、RRCレイヤと、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとのための機能を実装し得る。1つまたは複数のプロセッサ384は、システム情報(たとえば、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB))のブロードキャスティングと、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)と、RAT間モビリティと、UE測定報告のための測定構成とに関連するRRCレイヤ機能、ヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)と、ハンドオーバサポート機能とに関連するPDCPレイヤ機能、上位レイヤPDUの転送と、自動再送要求(ARQ)を介した誤り訂正と、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、スケジューリング情報報告と、誤り訂正と、優先度ハンドリングと、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を提供し得る。
[0092]送信機354と受信機352とは、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1(L1)機能を実装し得る。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含み得る。送信機354は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、多値直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングをハンドリングする。コーディングされ、変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームにスプリットされ得る。各ストリームは、次いで、時間ドメインOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、直交周波数分割多重(OFDM)サブキャリアにマッピングされ、時間および/または周波数ドメインにおいて基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して互いに合成され得る。OFDMシンボルストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE302によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、1つまたは複数の異なるアンテナ356に提供され得る。送信機354は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0093]UE302において、受信機312は、それのそれぞれの(1つまたは複数の)アンテナ316を通して信号を受信する。受信機312は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を1つまたは複数のプロセッサ332に提供する。送信機314と受信機312とは、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。受信機312は、UE302に宛てられた空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実施し得る。複数の空間ストリームがUE302に宛てられた場合、それらは、受信機312によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。受信機312は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間ドメインから周波数ドメインにコンバートする。周波数ドメイン信号は、OFDM信号の各サブキャリアについて別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと、基準信号とは、基地局304によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器によって算出されたチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上で基地局304によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号およびデインターリーブされる。データと制御信号とは、次いで、レイヤ3(L3)およびレイヤ2(L2)機能を実装する1つまたは複数のプロセッサ332に提供される。
[0094]アップリンクでは、1つまたは複数のプロセッサ332は、コアネットワークからのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを提供する。1つまたは複数のプロセッサ332はまた、誤り検出を担当する。
[0095]基地局304によるダウンリンク送信に関して説明される機能と同様に、1つまたは複数のプロセッサ332は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得と、RRC接続と、測定報告とに関連するRRCレイヤ機能、ヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)とに関連するPDCPレイヤ機能、上位レイヤPDUの転送と、ARQを介した誤り訂正と、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化と、TBからのMAC SDUの逆多重化と、スケジューリング情報報告と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を介した誤り訂正と、優先度ハンドリングと、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を提供する。
[0096]基地局304によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、送信機314によって使用され得る。送信機314によって生成された空間ストリームは、(1つまたは複数の)異なるアンテナ316に提供され得る。送信機314は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0097]アップリンク送信は、UE302における受信機機能に関して説明される様式と同様の様式で基地局304において処理される。受信機352は、それのそれぞれの(1つまたは複数の)アンテナ356を通して信号を受信する。受信機352は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を1つまたは複数のプロセッサ384に提供する。
[0098]アップリンクでは、1つまたは複数のプロセッサ384は、UE302からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを提供する。1つまたは複数のプロセッサ384からのIPパケットは、コアネットワークに提供され得る。1つまたは複数のプロセッサ384はまた、誤り検出を担当する。
[0099]便宜上、UE302、基地局304、および/またはネットワークエンティティ306は、図3A、図3B、および図3Cでは、本明細書で説明される様々な例に従って構成され得る様々な構成要素を含むものとして示されている。しかしながら、図示された構成要素は、異なる設計では異なる機能を有し得ることが諒解されよう。特に、図3A~図3C中の様々な構成要素は、代替構成において随意であり、様々な態様が、設計選択、コスト、デバイスの使用、または他の考慮事項により変動し得る構成を含む。たとえば、図3Aの場合、UE302の特定の実装形態が、(1つまたは複数の)WWANトランシーバ310を省略し得る(たとえば、ウェアラブルデバイスまたはタブレットコンピュータまたはPCまたはラップトップが、セルラー能力なしのWi-Fiおよび/またはBluetooth能力を有し得る)、または(1つまたは複数の)短距離ワイヤレストランシーバ320を省略し得る(たとえば、セルラーのみなど)、または衛星受信機330を省略し得る、または(1つまたは複数の)センサー344を省略し得る、などである。別の例では、図3Bの場合、基地局304の特定の実装形態が、(1つまたは複数の)WWANトランシーバ350を省略し得る(たとえば、セルラー能力なしのWi-Fi「ホットスポット」アクセスポイント)、または(1つまたは複数の)短距離ワイヤレストランシーバ360を省略し得る(たとえば、セルラーのみなど)、または衛星受信機370を省略し得る、などである。簡潔のために、様々な代替構成の説明は本明細書で提供されないが、当業者に容易に理解可能であろう。
[0100]UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の様々な構成要素は、それぞれ、データバス334、382、および392を介して互いに通信可能に結合され得る。一態様では、データバス334、382、および392は、それぞれ、UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の通信インターフェースを形成するか、またはそれらの一部であり得る。たとえば、異なる論理エンティティが同じデバイスにおいて実施される場合(たとえば、同じ基地局304に組み込まれたgNB機能およびロケーションサーバ機能)、データバス334、382、および392は、それらの間の通信を提供し得る。
[0101]図3A、図3B、および図3Cの構成要素は様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、図3A、図3B、および図3Cの構成要素は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサおよび/または(1つまたは複数のプロセッサを含み得る)1つまたは複数のASICなど、1つまたは複数の回路において実装され得る。ここで、各回路は、この機能を提供するために回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリ構成要素を使用し、および/または組み込み得る。たとえば、ブロック310~346によって表される機能の一部または全部は、UE302のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。同様に、ブロック350~388によって表される機能の一部または全部は、基地局304のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。また、ブロック390~398によって表される機能の一部または全部は、ネットワークエンティティ306のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。簡単のために、様々な動作、行為、および/または機能は、本明細書では、「UEによって」、「基地局によって」、「ネットワークエンティティによって」などで実施されるものとして説明される。しかしながら、諒解されるように、そのような動作、行為、および/または機能は、実際は、プロセッサ332、384、394、トランシーバ310、320、350、および360、メモリ340、386、および396、測位構成要素342、388、および398など、UE302、基地局304、ネットワークエンティティ306などの特定の構成要素または構成要素の組合せによって実施され得る。
[0102]いくつかの設計では、ネットワークエンティティ306は、コアネットワーク構成要素として実装され得る。他の設計では、ネットワークエンティティ306は、セルラーネットワークインフラストラクチャ(たとえば、NG RAN220および/または5GC 210/260)のネットワーク事業者または動作とは別個であり得る。たとえば、ネットワークエンティティ306は、基地局304を介して、または基地局304とは無関係に(たとえば、WiFiなどの非セルラー通信リンクを介して)UE302と通信するように構成され得るプライベートネットワークの構成要素であり得る。
[0103]図4は、本開示の態様による、ワイヤレスユニキャストサイドリンク確立をサポートするワイヤレス通信システム400の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム400は、ワイヤレス通信システム100、200、および250の態様を実装し得る。ワイヤレス通信システム400は、本明細書で説明されるUEのいずれかの例であり得る、第1のUE402と第2のUE404とを含み得る。特定の例として、UE402および404は、図1中のV-UE160、D2D P2Pリンク192を介して接続された図1中のUE190およびUE104、または図2Aおよび図2B中のUE204に対応し得る。
[0104]図4の例では、UE402は、UE402とUE404との間のV2Xサイドリンクであり得る、UE404とのサイドリンクを介したユニキャスト接続を確立することを試み得る。特定の例として、確立されたサイドリンク接続は、図1中のサイドリンク162および/または168に対応し得る。サイドリンク接続は、全方向周波数範囲(たとえば、FR1)および/またはmmW周波数範囲(たとえば、FR2)において確立され得る。いくつかの場合には、UE402は、サイドリンク接続プロシージャを開始する開始UEと呼ばれることがあり、UE404は、開始UEによるサイドリンク接続プロシージャの対象にされるターゲットUEと呼ばれることがある。
[0105]ユニキャスト接続を確立するために、アクセス層(AS)(ワイヤレスリンクを介してデータをトランスポートすることと無線リソースを管理することとを担当し、レイヤ2の一部である、RANとUEとの間のUMTSおよびLTEプロトコルスタック中の機能的レイヤ)パラメータが、UE402とUE404との間で構成され、ネゴシエートされ得る。たとえば、送信および受信能力マッチングが、UE402とUE404との間でネゴシエートされ得る。各UEは異なる能力(たとえば、送信および受信、64直交振幅変調(QAM)、送信ダイバーシティ、キャリアアグリゲーション(CA)、(1つまたは複数の)サポートされる通信周波数帯域など)を有し得る。いくつかの場合には、異なるサービスが、UE402およびUE404のための対応するプロトコルスタックの上位レイヤにおいてサポートされ得る。さらに、セキュリティアソシエーションが、ユニキャスト接続のためにUE402とUE404との間で確立され得る。ユニキャストトラフィックは、リンクレベルにおけるセキュリティ保護(たとえば、完全性保護)から恩恵を受け得る。セキュリティ要件は、異なるワイヤレス通信システムについて異なり得る。たとえば、V2XシステムとUuシステムとは、異なるセキュリティ要件を有し得る(たとえば、Uuセキュリティは機密性保護を含まない)。さらに、IP構成(たとえば、IPバージョン、アドレスなど)が、UE402とUE404との間のユニキャスト接続についてネゴシエートされ得る。
[0106]いくつかの場合には、UE404は、サイドリンク接続確立を支援するためにセルラーネットワーク(たとえば、cV2X)を介して送信すべきサービス告知(たとえば、サービス能力メッセージ)を作成し得る。従来、UE402は、近くのUE(たとえば、UE404)によって暗号化解除されたブロードキャストされた基本サービスメッセージ(BSM)に基づいて、サイドリンク通信のための候補を識別し、その位置を特定し得る。BSMは、対応するUEのための、ロケーション情報と、セキュリティおよび識別情報と、車両情報(たとえば、速度、操作、サイズなど)とを含み得る。しかしながら、異なるワイヤレス通信システム(たとえば、D2DまたはV2X通信)について、UE402が(1つまたは複数の)BSMを検出することができるように、発見チャネルが構成されないことがある。したがって、UE404および他の近くのUEによって送信されるサービス告知(たとえば、発見信号)は、上位レイヤ信号であり、(たとえば、NRサイドリンクブロードキャストにおいて)ブロードキャストされ得る。いくつかの場合には、UE404は、それが所有する接続パラメータおよび/または能力を含む、それ自体についての1つまたは複数のパラメータをサービス告知中に含め得る。UE402は、次いで、対応するサイドリンク接続のための潜在的UEを識別するために、ブロードキャストされたサービス告知を監視し、受信し得る。いくつかの場合には、UE402は、各UEがそれらのそれぞれのサービス告知中で示す能力に基づいて、潜在的UEを識別し得る。
[0107]サービス告知は、サービス告知を送信するUE(図4の例ではUE404)を識別するためにUE402(たとえば、または任意の開始UE)を支援するための情報を含み得る。たとえば、サービス告知は、直接通信要求が送られ得る場合、チャネル情報を含み得る。いくつかの場合には、チャネル情報は、RAT固有(たとえば、LTEまたはNRに固有)であり得、UE402がその中で通信要求を送信するリソースプールを含み得る。さらに、サービス告知は、宛先アドレスが現在のアドレス(たとえば、ストリーミングプロバイダまたはサービス告知を送信するUEのアドレス)とは異なる場合、UEのための特定の宛先アドレス(たとえば、レイヤ2宛先アドレス)を含み得る。サービス告知は、UE402が通信要求を送信するためのネットワークまたはトランスポートレイヤをも含み得る。たとえば、(「レイヤ3」または「L3」とも呼ばれる)ネットワークレイヤまたは(「レイヤ4」または「L4」とも呼ばれる)トランスポートレイヤは、サービス告知を送信するUEのためのアプリケーションのポート番号を示し得る。いくつかの場合には、シグナリング(たとえば、PC5シグナリング)がプロトコル(たとえば、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP))を直接搬送するか、または局所的に生成されたランダムプロトコルを与える場合、IPアドレス指定が必要とされないことがある。さらに、サービス告知は、証明確立およびQoS関係パラメータのための、あるタイプのプロトコルを含み得る。
[0108]潜在的サイドリンク接続ターゲット(図4の例ではUE404)を識別した後に、開始UE(図4の例ではUE402)は、識別されたターゲットUE404に接続要求415を送信し得る。いくつかの場合には、接続要求415は、UE404とのユニキャスト接続を要求するためにUE402によって送信される第1のRRCメッセージ(たとえば、「RRCDirectConnectionSetupRequest」メッセージ)であり得る。たとえば、ユニキャスト接続はサイドリンクのためにPC5インターフェースを利用し得、接続要求415はRRC接続セットアップ要求メッセージであり得る。さらに、UE402は、接続要求415をトランスポートするためにサイドリンクシグナリング無線ベアラ405を使用し得る。
[0109]接続要求415を受信した後に、UE404は、接続要求415を受け付けるべきなのか拒否すべきなのかを決定し得る。UE404は、この決定を、送信/受信能力、サイドリンクを介したユニキャスト接続に適応する能力、ユニキャスト接続について示された特定のサービス、ユニキャスト接続を介して送信されるべきコンテンツ、またはそれらの組合せに基づかせ得る。たとえば、UE402がデータを送信または受信するために第1のRATを使用することを希望するが、UE404が第1のRATをサポートしない場合、UE404は接続要求415を拒否し得る。追加または代替として、UE404は、限られた無線リソース、スケジューリング問題などにより、サイドリンクを介したユニキャスト接続に適応することができないことに基づいて、接続要求415を拒否し得る。したがって、UE404は、要求が接続応答420において受け付けられるのか拒否されるのかの指示を送信し得る。UE402および接続要求415と同様に、UE404は、接続応答420をトランスポートするためにサイドリンクシグナリング無線ベアラ410を使用し得る。さらに、接続応答420は、接続要求415に応答してUE404によって送信される第2のRRCメッセージ(たとえば、「RRCDirectConnectionResponse」メッセージ)であり得る。
[0110]いくつかの場合には、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405とサイドリンクシグナリング無線ベアラ410とは、同じサイドリンクシグナリング無線ベアラであり得るか、または別個のサイドリンクシグナリング無線ベアラであり得る。したがって、無線リンク制御(RLC)レイヤ確認応答モード(AM)が、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405および410のために使用され得る。ユニキャスト接続をサポートするUEは、サイドリンクシグナリング無線ベアラに関連する論理チャネル上でリッスンし得る。いくつかの場合には、ASレイヤ(すなわち、レイヤ2)は、V2Xレイヤ(たとえば、データプレーン)の代わりにRRCシグナリング(たとえば、制御プレーン)を通して直接情報をパスし得る。
[0111]接続応答420が、UE404が接続要求415を受け付けたことを示す場合、UE402は、ユニキャスト接続セットアップが完了したことを示すために、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405上で接続確立425メッセージを送信し得る。いくつかの場合には、接続確立425は、第3のRRCメッセージ(たとえば、「RRCDirectConnectionSetupComplete」メッセージ)であり得る。接続要求415、接続応答420、および接続確立425の各々は、一方のUEから他方のUEにトランスポートされているとき、各UEが、対応する送信(たとえば、RRCメッセージ)を受信し、復号することができることを可能にするために、基本能力を使用し得る。
[0112]さらに、接続要求415、接続応答420、および接続確立425の各々について、識別子が使用され得る。たとえば、識別子は、どちらのUE402/404がどちらのメッセージを送信しているか、および/またはそのメッセージがどちらのUE402/404を対象とするかを示し得る。物理(PHY)レイヤチャネルでは、RRCシグナリングと後続のデータ送信とは、同じ識別子(たとえば、レイヤ2ID)を使用し得る。しかしながら、論理チャネルでは、識別子は、RRCシグナリングについて、およびデータ送信について別個であり得る。たとえば、論理チャネル上で、RRCシグナリングとデータ送信とは、別様に扱われ、異なる確認応答(ACK)フィードバックメッセージングを有し得る。いくつかの場合には、RRCメッセージングについて、対応するメッセージが適切に送信および受信されることを保証するために物理レイヤACKが使用され得る。
[0113]ユニキャスト接続について、対応するASレイヤパラメータのネゴシエーションを可能にするために、1つまたは複数の情報要素が、それぞれ、UE402および/またはUE404のための接続要求415および/または接続応答420中に含まれ得る。たとえば、UE402および/またはUE404は、ユニキャスト接続についてパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)コンテキストを設定するために、対応するユニキャスト接続セットアップメッセージ中にPDCPパラメータを含め得る。いくつかの場合には、PDCPコンテキストは、PDCP複製がユニキャスト接続のために利用されるか否かを示し得る。さらに、UE402および/またはUE404は、ユニキャスト接続についてRLCコンテキストを設定するために、ユニキャスト接続を確立するとき、RLCパラメータを含め得る。たとえば、RLCコンテキストは、ユニキャスト通信のRLCレイヤのために、AMが使用される(たとえば、並べ替えタイマー(t-reordering)が使用される)のか非確認応答モード(UM:unacknowledged)が使用されるのかを示し得る。
[0114]さらに、UE402および/またはUE404は、ユニキャスト接続について媒体アクセス制御(MAC)コンテキストを設定するためにMACパラメータを含め得る。いくつかの場合には、MACコンテキストは、ユニキャスト接続について、リソース選択アルゴリズム、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方式(たとえば、ACKまたは否定ACK(NACK)フィードバック)、HARQフィードバック方式のためのパラメータ、キャリアアグリゲーション、またはそれらの組合せを可能にし得る。さらに、UE402および/またはUE404は、ユニキャスト接続についてPHYレイヤコンテキストを設定するために、ユニキャスト接続を確立するとき、PHYレイヤパラメータを含め得る。たとえば、PHYレイヤコンテキストは、ユニキャスト接続について、(各UE402/404について送信プロファイルが含まれない限り)送信フォーマットと、無線リソース構成(たとえば、帯域幅部分(BWP)、ヌメロロジーなど)とを示し得る。これらの情報要素は、異なる周波数範囲構成(たとえば、FR1およびFR2)についてサポートされ得る。
[0115]いくつかの場合には、セキュリティコンテキストも、(たとえば、接続確立425メッセージが送信された後に)ユニキャスト接続について設定され得る。セキュリティアソシエーション(たとえば、セキュリティコンテキスト)がUE402とUE404との間で確立される前に、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405および410は保護されないことがある。セキュリティアソシエーションが確立された後に、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405および410は保護され得る。したがって、セキュリティコンテキストは、ユニキャスト接続ならびにサイドリンクシグナリング無線ベアラ405および410を介したセキュアデータ送信を可能にし得る。さらに、IPレイヤパラメータ(たとえば、リンクローカルIPv4またはIPv6アドレス)もネゴシエートされ得る。いくつかの場合には、IPレイヤパラメータは、RRCシグナリングが確立された(たとえば、ユニキャスト接続が確立された)後に動作する上位レイヤ制御プロトコルによってネゴシエートされ得る。上述のように、UE404は、接続要求415を受け付けるべきなのか拒否すべきなのかについてのそれの決定を、ユニキャスト接続について示された特定のサービスおよび/またはユニキャスト接続を介して送信されるべきコンテンツ(たとえば、上位レイヤ情報)に基づかせ得る。特定のサービスおよび/またはコンテンツはまた、RRCシグナリングが確立された後に動作する上位レイヤ制御プロトコルによって示され得る。
[0116]ユニキャスト接続が確立された後に、UE402およびUE404は、サイドリンク430を介したユニキャスト接続を使用して通信し得、ここで、サイドリンクデータ435が2つのUE402および404間で送信される。サイドリンク430は、図1中のサイドリンク162および/または168に対応し得る。いくつかの場合には、サイドリンクデータ435は、2つのUE402および404間で送信されるRRCメッセージを含み得る。サイドリンク430上のこのユニキャスト接続を維持するために、UE402および/またはUE404は、キープアライブメッセージ(たとえば、「RRCDirectLinkAlive」メッセージ、第4のRRCメッセージなど)を送信し得る。いくつかの場合には、キープアライブメッセージは、周期的にまたはオンデマンドで(たとえば、イベントトリガ型)トリガされ得る。したがって、キープアライブメッセージのトリガリングおよび送信は、UE402によって、またはUE402とUE404の両方によって呼び出され得る。追加または代替として、(たとえば、サイドリンク430を介して定義された)MAC制御要素(MAC-CE)は、サイドリンク430上のユニキャスト接続のステータスを監視し、その接続を維持するために使用され得る。ユニキャスト接続がもはや必要とされない(たとえば、UE402がUE404から十分に遠く離れて進む)とき、UE402および/またはUE404のいずれかが、サイドリンク430を介したユニキャスト接続をドロップするために解放プロシージャを開始し得る。したがって、後続のRRCメッセージは、ユニキャスト接続上でUE402とUE404との間で送信されないことがある。
[0117]NRは、ダウンリンクベース測位方法と、アップリンクベース測位方法と、ダウンリンクおよびアップリンクベース測位方法とを含む、いくつかのセルラーネットワークベース測位技術をサポートする。ダウンリンクベース測位方法は、LTEにおける観測到着時間差(OTDOA)と、NRにおけるダウンリンク到着時間差(DL-TDOA)と、NRにおけるダウンリンク離脱角度(DL-AoD)とを含む。OTDOAまたはDL-TDOAの測位プロシージャでは、UEは、基準信号時間差(RSTD)または到着時間差(TDOA)測定と呼ばれる、基地局のペアから受信された基準信号(たとえば、測位基準信号(PRS))の到着時間(ToA)間の差を測定し、それらを測位エンティティに報告する。より詳細には、UEは、支援データ中で基準基地局(たとえば、サービング基地局)および複数の非基準基地局の識別子(ID)を受信する。UEは、次いで、基準基地局と非基準基地局の各々との間のRSTDを測定する。関与する基地局の知られているロケーションとRSTD測定値とに基づいて、測位エンティティはUEのロケーションを推定することができる。
[0118]DL-AoD測位の場合、測位エンティティは、UEと(1つまたは複数の)送信基地局との間の(1つまたは複数の)角度を決定するために、複数のダウンリンク送信ビームの受信信号強度測定の、UEからのビーム報告を使用する。測位エンティティは、次いで、(1つまたは複数の)決定された角度と、(1つまたは複数の)送信基地局の(1つまたは複数の)知られているロケーションとに基づいて、UEのロケーションを推定することができる。
[0119]アップリンクベース測位方法は、アップリンク到着時間差(UL-TDOA)とアップリンク到着角度(UL-AoA)とを含む。UL-TDOAは、DL-TDOAと同様であるが、UEによって送信されたアップリンク基準信号(たとえば、サウンディング基準信号(SRS))に基づく。UL-AoA測位の場合、1つまたは複数の基地局は、1つまたは複数のアップリンク受信ビーム上でUEから受信された1つまたは複数のアップリンク基準信号(たとえば、SRS)の受信信号強度を測定する。測位エンティティは、UEと(1つまたは複数の)基地局との間の(1つまたは複数の)角度を決定するために、信号強度測定と、(1つまたは複数の)受信ビームの(1つまたは複数の)角度とを使用する。(1つまたは複数の)決定された角度と、(1つまたは複数の)基地局の(1つまたは複数の)知られているロケーションとに基づいて、測位エンティティは、次いで、UEのロケーションを推定することができる。
[0120]ダウンリンクおよびアップリンクベース測位方法は、拡張セルID(E-CID)測位と(「マルチセルRTT」とも呼ばれる)マルチラウンドトリップ時間(RTT)測位とを含む。RTTプロシージャでは、イニシエータ(基地局またはUE)が、レスポンダ(UEまたは基地局)にRTT測定信号(たとえば、PRSまたはSRS)を送信し、レスポンダは、イニシエータにRTT応答信号(たとえば、SRSまたはPRS)を返送する。RTT応答信号は、受信-送信(Rx-Tx)時間差と呼ばれる、RTT測定信号のToAとRTT応答信号の送信時間との間の差を含む。イニシエータは、送信-受信(Tx-Rx)時間差と呼ばれる、RTT測定信号の送信時間とRTT応答信号のToAとの間の差を計算する。イニシエータとレスポンダとの間の(「飛行時間」とも呼ばれる)伝搬時間は、Tx-RxおよびRx-Tx時間差から計算され得る。伝搬時間および光の知られている速度に基づいて、イニシエータとレスポンダとの間の距離が決定され得る。マルチRTT測位の場合、UEは、基地局の知られているロケーションに基づいて(たとえば、マルチラテレーションを使用して)それのロケーションが決定されることを可能にするために、複数の基地局とのRTTプロシージャを実施する。RTT方法およびマルチRTT方法は、ロケーション精度を改善するために、UL-AoAおよびDL-AoDなど、他の測位技法と組み合わせられ得る。
[0121]E-CID測位方法は、無線リソース管理(RRM)測定に基づく。E-CIDでは、UEは、サービングセルID、タイミングアドバンス(TA)、ならびに検出されたネイバー基地局の識別子、推定されたタイミング、および信号強度を報告する。次いで、この情報および(1つまたは複数の)基地局の知られているロケーションに基づいて、UEのロケーションが推定される。
[0122]測位動作を支援するために、ロケーションサーバ(たとえば、ロケーションサーバ230、LMF270、SLP272)は、UEに支援データを提供し得る。たとえば、支援データは、そこから基準信号を測定すべき基地局(または基地局のセル/TRP)の識別子、基準信号構成パラメータ(たとえば、連続する測位サブフレームの数、測位サブフレームの周期性、ミューティングシーケンス、周波数ホッピングシーケンス、基準信号識別子、基準信号帯域幅など)、および/または特定の測位方法に適用可能な他のパラメータを含み得る。代替的に、支援データは、(たとえば、周期的にブロードキャストされるオーバーヘッドメッセージ中でなど)基地局自体から直接発信し得る。いくつかの場合には、UEは、支援データを使用せずにそれ自体でネイバーネットワークノードを検出することが可能であり得る。
[0123]OTDOAまたはDL-TDOAの測位プロシージャの場合、支援データは、予想されるRSTD値および関連する不確かさ、または予想されるRSTDの周りの探索ウィンドウをさらに含み得る。いくつかの場合には、予想されるRSTDの値範囲は、+/-500マイクロ秒(μs)であり得る。いくつかの場合には、測位測定のために使用されるリソースのいずれかがFR1中にあるとき、予想されるRSTDの不確かさの値範囲は、+/-32μsであり得る。他の場合には、(1つまたは複数の)測位測定のために使用されるリソースのすべてがFR2中にあるとき、予想されるRSTDの不確かさの値範囲は、+/-8μsであり得る。
[0124]ロケーション推定値は、位置推定値、ロケーション、位置、位置フィックス、フィックスなど、他の名前で呼ばれることがある。ロケーション推定値は、測地であり、座標(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度)を備え得るか、あるいは、都市のものであり、所在地住所、郵便宛先、またはロケーションの何らかの他の言葉の記述を備え得る。ロケーション推定値はさらに、何らかの他の知られているロケーションに対して定義されるか、または絶対的な用語で(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度を使用して)定義され得る。ロケーション推定値は、(たとえば、何らかの指定されたまたはデフォルトの信頼性レベルでロケーションが含まれることが予想される面積または体積を含めることによって)予想される誤差または不確実性を含み得る。
[0125]ダウンリンクベース測位方法と、アップリンクベース測位方法と、ダウンリンクおよびアップリンクベース測位方法とに加えて、NRは、様々なサイドリンク測位技法をサポートする。たとえば、リンクレベル測距信号は、ラウンドトリップ時間(RTT)測位プロシージャと同様に、V-UEのペア間のまたはV-UEと路側ユニット(RSU)との間の距離を推定するために使用され得る。
[0126]図5は、本開示の態様による、V-UE504がRSU510および別のV-UE506と測距信号を交換している例示的なワイヤレス通信システム500を示す。図5に示されているように、広帯域(たとえば、FR1)測距信号(たとえば、Zadoff Chuシーケンス)が両方のエンドポイント(たとえば、V-UE504およびRSU510、ならびにV-UE504およびV-UE506)によって送信される。一態様では、測距信号は、アップリンクリソース上で、関与するV-UE504および506によって送信されたサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)であり得る。送信機(たとえば、V-UE504)から測距信号を受信すると、受信機(たとえば、RSU510および/またはV-UE506)は、受信機の受信-送信(Rx-Tx)時間差測定値と呼ばれる、測距信号の受信時間と応答測距信号の送信時間との間の差の測定値を含む測距信号を送ることによって応答する。
[0127]応答測距信号を受信すると、送信機(または他の測位エンティティ)は、受信機のRx-Tx時間差測定値と、(送信機の送信-受信(Tx-Rx)時間差測定値と呼ばれる)第1の測距信号の送信時間と応答測距信号の受信時間との間の差の測定値とに基づいて、送信機と受信機との間のRTTを計算することができる。送信機(または他の測位エンティティ)は、送信機と受信機との間の距離を推定するために、RTTと光の速度とを使用する。送信機および受信機の一方または両方が、ビームフォーミングすることが可能である場合、V-UE504とV-UE506との間の角度も決定されることが可能であり得る。さらに、受信機が、応答測距信号においてそれの全地球測位システム(GPS)ロケーションを提供する場合、送信機(または他の測位エンティティ)は、受信機に対する送信機の相対ロケーションとは対照的に、送信機の絶対ロケーションを決定することが可能であり得る。
[0128]諒解されるように、測距精度は測距信号の帯域幅により改善する。詳細には、より高い帯域幅は、測距信号の異なるマルチパスをより良く分離することができる。
[0129]この測位プロシージャは、関与するV-UEが時間同期された(すなわち、それらのシステムフレーム時間が(1つまたは複数の)他のV-UEと同じであるか、または(1つまたは複数の)他のV-UEに対する知られているオフセットを有する)と仮定することに留意されたい。さらに、図5は2つのV-UEを示しているが、諒解されるように、それらは、V-UEである必要がなく、代わりに、サイドリンク通信が可能な任意の他のタイプのUEであり得る。
[0130]ネットワークノード(たとえば、基地局およびUE)間のダウンリンク、アップリンク、およびサイドリンク送信をサポートするために、様々なフレーム構造が使用され得る。図6は、本開示の態様による、サイドリンクフレーム構造の一例を示す図600である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有し得る。
[0131]図6に示されているように、システム帯域幅は、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K)個の直交サブキャリアに区分される。各サブキャリアはデータで変調され得る。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、サブキャリアの間隔は15キロヘルツ(kHz)であり得、最小リソース割振り(リソースブロック)は、12個のサブキャリア(または180kHz)であり得る。したがって、公称FFTサイズは、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、それぞれ、128、256、512、1024、または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHz(すなわち、6つのリソースブロック)をカバーし得、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ、1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のサブバンドがあり得る。
[0132]LTEは、単一のヌメロロジー(サブキャリア間隔(SCS)、シンボル長など)をサポートする。対照的に、NRは複数のヌメロロジー(μ)をサポートし得、たとえば、15kHz(μ=0)、30kHz(μ=1)、60kHz(μ=2)、120kHz(μ=3)、および240kHz(μ=4)の、またはそれよりも大きいサブキャリア間隔が利用可能であり得る。各サブキャリア間隔では、スロットごとに14個のシンボルがある。15kHz SCS(μ=0)の場合、サブフレームごとに1つのスロット、フレームごとに10個のスロットがあり、スロット持続時間は1ミリ秒(ms)であり、シンボル持続時間は66.7マイクロ秒(μs)であり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は50である。30kHz SCS(μ=1)の場合、サブフレームごとに2つのスロット、フレームごとに20個のスロットがあり、スロット持続時間は0.5msであり、シンボル持続時間は33.3μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は100である。60kHz SCS(μ=2)の場合、サブフレームごとに4つのスロット、フレームごとに40個のスロットがあり、スロット持続時間は0.25msであり、シンボル持続時間は16.7μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は200である。120kHz SCS(μ=3)の場合、サブフレームごとに8つのスロット、フレームごとに80個のスロットがあり、スロット持続時間は0.125msであり、シンボル持続時間は8.33μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は400である。240kHz SCS(μ=4)の場合、サブフレームごとに16個のスロット、フレームごとに160個のスロットがあり、スロット持続時間は0.0625msであり、シンボル持続時間は4.17μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は800である。
[0133]図6の例では、15kHzのヌメロロジーが使用される。したがって、時間ドメインでは、10msフレームが各々1msの10個の等しいサイズのサブフレームに分割され、各サブフレームは1つのタイムスロットを含む。図6では、時間は水平方向に(X軸上で)表され、時間は左から右に増加し、周波数は垂直方向に(Y軸上で)表され、周波数は下から上に増加する(または減少する)。
[0134]タイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットは、周波数ドメインにおける1つまたは複数の(物理RB(PRB)とも呼ばれる)時間並列リソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE)にさらに分割される。REは、時間ドメインにおける1つのシンボル長および周波数ドメインにおける1つのサブキャリアに対応し得る。図6のヌメロロジーでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計84個のREについて、周波数ドメインにおいて12個の連続するサブキャリアを含んでいることがあり、時間ドメインにおいて7つの連続するシンボルを含んでいることがある。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計72個のREについて、周波数ドメインにおいて12個の連続するサブキャリアを含んでいることがあり、時間ドメインにおいて6つの連続するシンボルを含んでいることがある。各REによって搬送されるビットの数は変調方式に依存する。
[0135]サイドリンク通信は、送信または受信リソースプールにおいて行われる。周波数ドメインでは、最小リソース割振りユニットは、サブチャネル(たとえば、周波数ドメインにおける連続するPRBの集合)である。時間ドメインでは、リソース割振りは、1スロット間隔単位である。しかしながら、いくつかのスロットはサイドリンクのために利用可能ではなく、いくつかのスロットはフィードバックリソースを含んでいる。さらに、サイドリンクは、スロットの14個のシンボルよりも少数を占有するように(事前)構成され得る。
[0136]サイドリンクリソースは、RRCレイヤにおいて構成される。RRC構成は、(たとえば、UE上にプリロードされる)事前構成、または(たとえば、サービング基地局からの)構成によるものであり得る。
[0137]NRサイドリンクは、HARQ再送信をサポートする。図7は、本開示の態様による、フィードバックリソースをもたない例示的なスロット構造の図700である。図7の例では、時間が水平方向に表され、周波数が垂直方向に表される。時間ドメインでは、各ブロックの長さは1つのOFDMシンボルであり、14個のシンボルがスロットを構成する。周波数ドメインでは、各ブロックの高さは1つのサブチャネルである。現在、(事前)構成されたサブチャネルサイズは、{10,15,20,25,50,75,100}個のPRBのセットから選択され得る。
[0138]サイドリンクスロットについて、第1のシンボルは、先行するシンボルの反復であり、自動利得制御(AGC)設定のために使用される。これは、垂直および水平ハッシングによって図7に示されている。図7に示されているように、サイドリンクについて、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)と、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)とは、同じスロット中で送信される。物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と同様に、PSCCHは、サイドリンクリソース割振りに関する制御情報と、UEに送信されるサイドリンクデータに関する説明とを搬送する。同じく、物理ダウンリンク共有チャネル(PDCCH)と同様に、PSSCHは、UEについてのユーザ日付を搬送する。図7の例では、PSCCHは、サブチャネルの帯域幅の半分、および3つのシンボルのみを占有する。最後に、PSSCHの後にギャップシンボルが存在する。
[0139]図8は、本開示の態様による、フィードバックリソースをもつ例示的なスロット構造の図800である。図8の例では、時間が水平方向に表され、周波数が垂直方向に表される。時間ドメインでは、各ブロックの長さは1つのOFDMシンボルであり、14個のシンボルがスロットを構成する。周波数ドメインでは、各ブロックの高さは1つのサブチャネルである。
[0140]図8に示されているスロット構造は、図8に示されているスロット構造がフィードバックリソースを含むことを除いて、図7に示されているスロット構造と同様である。詳細には、スロットの最後における2つのシンボルが、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)に専用となった。第1のPSFCHシンボルが、AGC設定のための第2のPSFCHシンボルの繰返しである。PSSCHの後のギャップシンボルに加えて、2つのPSFCHシンボルの後にギャップシンボルがある。現在、PSFCHのためのリソースが、{0,1,2,4}スロットのセットから選択された周期性で構成され得る。
[0141]PSCCHは、サイドリンク制御情報(SCI)を搬送する。(「SCI-1」と呼ばれる)第1段階制御は、PSCCH上で送信され、リソース割振りのための情報と(「SCI-2」と呼ばれる)第2段階制御を復号するための情報とを含んでいる。第2段階制御は、PSSCH上で送信され、サイドリンクの共有チャネル(SCH)上で送信されることになるデータを復号するための情報を含んでいる。第1段階制御情報はすべてのUEによって復号可能であるが、第2段階制御情報は、いくつかのUEのみによって復号可能であるフォーマットを含み得る。これは、新しい特徴が、第1段階制御におけるリソース予約後方互換性を維持しながら第2段階制御において導入され得ることを保証する。
[0142]第1段階制御と第2段階制御の両方は、図9に示されている、PDCCHポーラコーディングチェーン(polar coding chain)を使用する。図9は、本開示の態様による、SCHが、2つまたはそれ以上のUE間のサイドリンク上でどのように確立されるかを示す図900である。詳細には、SCI-1 902中の情報は、SCI-2 906およびSCH908のための(ネットワークまたは関与するUEによる)リソース割振り904のために使用される。さらに、SCI-1 902中の情報は、割り振られたリソース上で送信されたSCI-2 906のコンテンツを決定/復号するために使用される。したがって、受信機UEは、SCI-2 906を復号するためにリソース割振り904とSCI-1 902の両方を必要とする。SCI-2 906中の情報は、次いで、SCH908を決定/復号するために使用される。
[0143]サイドリンクSCH送信のためのSCI中に含まれるサイドリンク送信情報は、最小通信範囲要件とゾーン識別子(ID)とを含む。最小通信範囲内のUEは、送信機UEとのサイドリンク通信に参加することが予想されるが、最小通信範囲外のUEは、そのサイドリンク通信に参加しないことが予想される。最小通信範囲は、値{20,50,80,100,120,150,180,200,220,250,270,300,350,370,400,420,450,480,500,550,600,700,1000}メートルのセットから選択され得る。アプリケーション依存MCRも、値の上記のセットの16値サブセットへのインデックスの場合のように、SCI-2中で示され得る。
[0144]最小通信範囲(MCR)は、RRCシグナリングを介してUEに構成される。詳細には、「SL-ZoneConfigMCR」フィールドが、サービング基地局からのリソースプール構成情報要素(IE)(たとえば、「SL-ResourcePool」IE)中に含まれる。「SL-ZoneConfigMCR」フィールドは、SCI中で、対応する「sl-ZoneConfigMCR-Index」についての最小通信範囲要件を示す「sl-TransRange」フィールドと、対応する「sl-ZoneConfigMCR-Index」についてのゾーン構成を示す「sl-ZoneConfig」フィールドと、通信範囲要求フィールドのコードポイントを示す「sl-ZoneConfigMCR-Index」フィールドとを含む。「sl-TransRange」フィールドは、セット{20,50,80,100,120,150,180,200,220,250,270,300,350,370,400,420,450,480,500,550,600,700,1000}メートルについての値のうちの1つを含む。
[0145](ターゲットなのか支援なのかにかかわらず)UEは、以下の式を使用して、それが位置するゾーンの識別情報(すなわち、ゾーンID)を決定する。
Figure 2024517265000002
ここで、Lは、ゾーン構成(たとえば、「sl-ZoneConfig」フィールド)中に含まれる(たとえば、パラメータ「sl-ZoneLength」によって与えられた)ゾーン長さの値であり、xは、メートルで表される、UEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の経度における測地距離であり、yは、メートルで表される、UEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の緯度における測地距離である。
[0146]ゾーンは、セット{5,10,20,30,40,50}メートルから選択された(事前)構成された長さをもつ正方形(square)である。UEは、ゾーンIDをシグナリングするために12ビットを使用する。これらの12ビットは、UEのロケーションの地理的緯度および経度(GLL)の最下位ビット(LSB)である。あらゆるUEは、それのゾーンIDを計算し、それをSCI-2中で近くのUEにブロードキャストまたはユニキャストすることが予想される。受信機UEは、送信機UEのゾーンIDと、(たとえば、GPSまたはそれ自体のゾーンIDによって決定された)受信機UEのロケーションとに基づいて、それ自体と送信機UEとの間の距離を計算する。
[0147]5G測位技法は、将来においてセンチメートルレベル測位精度を提供することが予想される。諒解されるように、5~50メートルのゾーン寸法は、そのような所望のレベルの精度を達成するのに十分でない。本開示は、サイドリンク測位のための測位精度を改善するための様々な技法を提供する。
[0148]現在、上記で説明されたように、最小通信範囲(MCR)のみが定義されている。最小通信範囲外の受信機UEが送信機UEとのサイドリンク通信に参加しないという予想は、受信機UEの、それの緯度および経度の推定値が、数メートルの水平および/または垂直誤差を有することになるという仮定の下で行われる。すなわち、最小通信範囲の値は、可能な限り、最小通信範囲内の受信機UEが、通信信号を送信機UEと確実に交換することが可能であることを保証するように構成される。
[0149]旧来、通信信号とは異なり、測位信号は、コード、時間、および周波数直交性による、より良い干渉特性を有する。それは、測位信号が、通常の通信信号と比較してより長い距離、進むことができることを意味する。したがって、測位目的(すなわち、サイドリンク測位セッション)のために、本開示は、最小測位範囲(Min-PR)および最大測位範囲(Max-PR)を定義する。一態様では、Min-PRは、サイドリンク通信目的のために現在定義されている最小通信範囲(MCR)と同じであり得るが、Min-PRは、そうである必要はない。
[0150]図10は、本開示の態様による、最小測位範囲(Min-PR)1010および最大測位範囲(Max-PR)1020を示す図1000である。図10に示されているように、最小測位範囲1010および最大測位範囲1020は、送信機UE1004-1のロケーションに対して定義される。すなわち、送信機UE1004-1は、最小測位範囲1010および最大測位範囲1020の中心にある。最小測位範囲1010内の受信機UEは、(たとえば、図5を参照しながら上記で説明されたように)送信機UE1004-1との測位セッションに参加することが予想される。図10の例では、受信機UE1004-2のみが、最小測位範囲1010内にある。
[0151]最小測位範囲1010の外の、ただし最大測位範囲1020内の受信機UEは、送信機UE1004-1との測位セッションに参加するオプションを有する。すなわち、送信機UE1004-1から、最小測位範囲1010の値と最大測位範囲1020の値とを含む、発見信号、測距信号、または他のサイドリンク信号を受信すると、受信機UE(ここでは、受信機UE1004-3)が最大測位範囲1020内にあるが、最小測位範囲1010外にある場合、受信機UEは、送信機UE1004-1に応答し、送信機UE1004-1との測位セッションに参加すべきか否かを決定することができる。受信機UE(たとえば、受信機UE1004-3)は、この決定を、受信機UEのバッテリーレベル(たとえば、受信機UEのバッテリーレベルがしきい値を下回る場合、それは応答しないことを決定する)、受信機UEの速度(たとえば、受信機UEがしきい値よりも速く移動している場合、それは応答しないことを決定する)、最大測位範囲1020境界までの受信機UEの距離(たとえば、受信機UEが最大測位範囲1020境界までのしきい値距離内にある場合、それは応答しないことを決定する)、最大測位範囲1020境界に対する方向(たとえば、受信機UEが最大測位範囲1020境界のほうへ進んでいる場合、それは応答しないことを決定する)、受信機UEの処理能力(たとえば、受信機UEが要求の時間において測位プロシージャを実施するための十分な処理リソースを有しない場合、それは応答しないことを決定する)、受信機UEが(たとえば、GPSを介して)知られているロケーションを有するかどうかなど、様々なファクタまたはパラメータに基づいて、行うことができる。
[0152]最大測位範囲1020の外の受信機UEは、送信機UE1004-1との測位セッションに参加することが予想されず、それに参加するべきではない。これは、最大測位範囲1020外では、送信機UE1004-1と受信機UE(ここでは、受信機UE1004-4のみ)との間で交換された測位信号でさえ、確実に受信/測定されないことがあるからである。
[0153]受信機UEは、送信機UE1004-1のゾーンIDと、それ自体のゾーンIDまたはGPSロケーションとに基づいて、受信機UEが最小測位範囲1010内にあるのか、最小測位範囲1010外にあるが、最大測位範囲1020内にあるのか、最大測位範囲1020外にあるのかを決定し得る。代替的に、受信機UEは、それ自体と送信機UEとの間の距離を決定するために、送信機UEとの測距測位プロシージャ(たとえば、RTTプロシージャ)を実施し得る。
[0154]最小測位範囲1010および最大測位範囲1020は、ネットワークおよび/または送信機UE1004-1などによって設定/構成された、適用可能なワイヤレス通信規格において指定された(たとえば、しきい値を上回るまたは下回る)信号強度ファクタに基づいて決定され得る。
[0155]サイドリンク測位精度を改善するための、本明細書で説明される第2の技法は、ゾーンIDに関係する。上記で説明されたように、現在、2次元(2D)ゾーンIDのみが定義される。これは、屋内活動(たとえば、複数のフロアをもつ建築物、屋内工場シナリオ、ロボティクス実装形態など)についてなど、高精度測位について有用でない。したがって、本開示は、3次元(3D)ゾーンID(すなわち、3次元ゾーンについてのゾーンID)を指定することを提案する。
[0156]3DゾーンIDは、「Zone_id」=h1*N*N+y1*N+x1として表され得、ここで、
Figure 2024517265000003
Nは、立方体次元ユニット(2DゾーンIDについて、値は64である)であり、
Lは、「sl-ZoneConfig」中に含まれる「sl-ZoneLength」の値であり、
xは、メートルで表される、UEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の経度における測地距離であり、
yは、メートルで表される、UEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の緯度における測地距離であり、
hは、メートルで表される、UEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との高さである
[0157]サイドリンク測位精度を改善するための、本明細書で説明される第3の技法は、ゾーン形状に関係する。現在、ゾーンは正方形の矩形グリッドとして定義され、ゾーンIDは、隣接するゾーンエリアにおいて再使用される。たとえば、ゾーンIDが10ビットによって表され、最高1024個の一意のゾーンIDを可能にし、隣接するゾーンエリアが1024個のゾーンを含む場合、各ゾーンエリアは、必然的に、同じ1024個のゾーンIDを再使用しなければならないことになる。このラップアラウンド問題は、受信機UEが、送信機UEから受信されたゾーンIDに基づいて、送信機UEまでの距離を決定する必要があるが、受信機UEが、示されたゾーンIDがどのゾーンエリアに属するかを知らないとき、特に問題がある。
[0158]図11は、本開示の態様による、2つの隣接するゾーンエリア1110-1および1110-2の図1100である。図11の例では、ゾーンエリア1110-1および1110-2(まとめて、ゾーンエリア1110)は、各々、16×16のサイズのゾーンを有する。受信機UEが、ゾーンエリア1110-1の黒いゾーン中に位置し、送信機UEから、送信機UEのロケーションを示すゾーンIDを受信する。示されたゾーンIDは、ゾーンエリア1110にわたるゾーンIDの再使用により、ゾーンエリア1110中の影付きゾーンの各々に対応する。しかしながら、受信機UEは、送信機UEが受信機UE504と同じゾーンエリア(すなわち、ゾーンエリア1110-1)内の影付きゾーン中にあるかどうか、または、ラップアラウンド(wraparound)により、それが隣接するゾーンエリア(たとえば、ゾーンエリア1110-2)内の同じゾーン中にある(すなわち、同じゾーンIDを有する)かどうかを知らないことがある。送信機UEのゾーンが受信機UEと送信機UEとの間の距離を決定するために使用される場合、この不確かさは、受信機UEがその距離を計算することを、不可能ではないとしても、困難にすることになる。さらに、矩形グリッドエリアは、ビーム方向の良好の指示を提供しない。
[0159]これらの問題に対処するために、本開示は、サイドリンク測位のための球面または円錐形のゾーンを指定することを提案する。球面または円錐形ゾーンについてのゾーンIDが、「Zone_id」=関数{r1,θ1,Φ1}として表され得、ここで、
Figure 2024517265000004
1、θ1、ф1は、それぞれ、メートルおよび度で表される、地理的座標(0,0,0)に対するUEのロケーションの球面座標であり、
L2、L2、N1、およびN2は、球面および円錐ゾーンの形状を定義するためのパラメータである。
[0160]図12は、本開示の態様による、球面ゾーン1210の一例を示す図1200である。図12に示されているように、球面ゾーン1210の座標が、地理的原点(0,0,0)に対する(Δr,Δθ,ΔΦ)として定義される。球面ゾーン1210のサイズは、最小および最大測位範囲などに基づいて、サービング基地局によって構成された適用可能な規格において指定され得る。球面ゾーン1210内のUEのゾーンIDは、座標(Δr,Δθ,ΔΦ)の関数であり得る。たとえば、「Zone_id」=関数(Δr,Δθ,ΔΦ)である。たとえば、関数は、各座標Δr、Δθ、およびΔΦの「m」個の最下位ビットの連結であり得る。
[0161]サイドリンク測位精度を改善するための、本明細書で説明される第4の技法は、サイドリンク測位のためのゾーンIDマッピングに関係する。ロケーションサーバ(たとえば、LMF270)が、エリア中の5G測位統計値(たとえば、精度、信号強度など)に気づいているシナリオを考慮する。たとえば、ロケーションサーバは、いくつかのロケーションにおいて、5G測位精度が良好であり(たとえば、あるしきい値を上回り)、いくつかのロケーションにおいて、それが不十分であり(たとえば、精度があるしきい値を下回り)、いくつかのロケーションにおいて、それが利用不可能であるか、または有用であるには不十分すぎることに気づいていることがある。諒解されるように、測位精度の4つ以上の等級またはグラニュラリティ(granularities)があり得る。不十分な精度のゾーン中に位置するUEについてさえ、LMFは、サイドリンク測位を可能にする能力を有するべきである。
[0162]ロケーションサーバは、より多くのUEがそれらの測位精度を改善することを可能にするために、ゾーンIDのセット(たとえば、リスト)またはゾーンIDの範囲を提供することができる。たとえば、ターゲットUE(測位されるべきUE)は、測位について良好であることが予想されるゾーンIDのリストを提供して欲しいとの要求を、ネットワークエンティティ(たとえば、サービング基地局、ロケーションサーバ、AMFなど)に送り得る。ターゲットUEはまた、ゾーンIDのリストがより関連のあるものであるように、それ自体のゾーンIDの粗い推定値を含め得る。ネットワークエンティティは、次いで、ゾーンIDマップで返答し得る(図13参照)。UEは、そのようなゾーンIDマップについての周期的またはオンデマンド要求を送り得る。
[0163]図13は、本開示の態様による、例示的なゾーンIDマップ1300を示す。図13の例では、ゾーンは、3つの測位精度レベル、「不十分」、「平均」、および「良好」のうちの1つに関連し得る。3つの精度レベルの各々は、それぞれの品質インデックスに対応するか、またはいくつかのしきい値に関連し得る。要求時に、ターゲットUEは、ゾーンIDマップ1300全体(すなわち、各ゾーンIDに関連する品質インデックス)、または「良好」の測位精度に関連するゾーンIDのリストのみが提供され得る。ゾーンが「不十分」の測位精度を提供するのか、「平均」の測位精度を提供するのか、「良好」の測位精度を提供するのかは、ゾーン中の測位ピア(Pos-Peer)UEの数、ゾーンの地理(たとえば、建築物の内部、多数の障害物を有する屋外環境中など)などに依存し得る。
[0164]2つのタイプのゾーンIDマップがあり得る。一方のタイプのマップは、ターゲットUEのゾーンIDが与えられれば、良好のPos-Peer UEがどこで見つけられることが予想されるかを示し得る。このタイプのマップは、より動的であり、ターゲットUEのゾーンIDが変化するにつれて、経時的に変化することができる。他方のタイプのマップは、ターゲットUEのゾーンIDが与えられれば、サイドリンク測位を実施することが、良好の測位結果(たとえば、ある精度しきい値を上回る)を生じることになるか否かを示す。たとえば、十分なPos-Peer UEが近くにないことがあるか、またはゾーンが、不十分の地理(たとえば、建築物の地階、建築物の後ろなど)を有することがある。このタイプのマップは、より静的であることになる。
[0165]ターゲットUEが「不十分」の測位精度ゾーン中にある場合、ロケーションサーバは、ターゲットUEが異なる測位技術を使用することを推奨し得る。別の例として、ターゲットUEが「不十分」の測位精度ゾーン中に位置するPos-Peer UEから応答を受信した場合、ターゲットUEは、測位目的のためにそのPos-Peer UEを無視することを決定し得る。
[0166]ゾーンIDマップ1300などのゾーンIDマップは、サイドリンクUEからの情報をクラウドソーシングすることに基づいて生成され得る。すなわち、UEは、ロケーションサーバ(または他のネットワークエンティティ)に、経時的に実施されるサイドリンク測位プロシージャの結果を報告し得る。ロケーションサーバは、品質メトリックに基づいて結果をカテゴリー分類して、報告するUEが位置するゾーンIDが、たとえば、「不十分」の測位精度に関連するのか、「平均」の測位精度に関連するのか、「良好」の測位精度に関連するのかを決定し得る。そのようにして、ロケーションサーバは、経時的なゾーンIDマップを構築することができる。
[0167]本明細書で説明される第5の技法は、送信機(ターゲット)UEのみが測位要求中でそれのゾーンIDを送信するのではなく、受信機(支援)UEも、それらの測位応答中にそれらのゾーンIDを含め得る。これは、ゾーンIDごとにいくつのUEがサイドリンク測位セッションに参加しているかを知るために、(ターゲットUEにおいてなのかLMFにおいてなのかにかかわらず)測位エンジンを支援することになる。この情報は、上記で説明されたゾーンIDマップを生成するために使用され得る。すなわち、ゾーン測位推定値に基づいて、ロケーションサーバまたはターゲットUEは、そのゾーンIDについて報告される支援UEの数を増加または減少させることができる。さらに、支援UEのゾーンIDは、ターゲットUEを測位するための概算推定値を提供することになり、これは、後続の測位推定値を抑制するのを助けることになる。
[0168]図14は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的な方法1400を示す。一態様では、方法1400は、支援UE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)によって実施され得る。
[0169]1410において、支援UEは、ターゲットUE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれかの他のもの)から測位要求を受信し、測位要求は、ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーンIDを含む。一態様では、動作1410は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320、1つまたは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0170]1420において、支援UEがターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、支援UEは、ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定する。一態様では、動作1420は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320、1つまたは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0171]1430において、支援UEがターゲットUEのMin-PR内にあることに基づいて、支援UEは、ターゲットUEに測位応答を送信する。一態様では、動作1430は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320、1つまたは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0172]図15は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的な方法1500を示す。一態様では、方法1500は、ターゲットUE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)によって実施され得る。
[0173]1510において、ターゲットUEは、少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信し、測位要求は、ターゲットUEが位置する3次元ゾーンの第1のゾーンIDを含む。一態様では、動作1510は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320、1つまたは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0174]1520において、ターゲットUEは、少なくとも1つの支援UE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれかの他のもの)から、測位応答を受信し、測位応答は、少なくとも1つの支援UEが位置する第2のゾーンの第2のゾーンIDを含む。一態様では、動作1520は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320、1つまたは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0175]図16は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的な方法1600を示す。一態様では、方法1600は、支援UE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)によって実施され得る。
[0176]1610において、ターゲットUEは、ゾーンIDのセットを受信し、ゾーンIDのセット中の各ゾーンIDは、そのゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルを示す1つまたは複数のメトリックに関連する。一態様では、動作1610は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320、1つまたは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0177]1620において、ターゲットUEは、ゾーンIDのセットに基づいて、サイドリンク測位セッションに関与する(engage in)。一態様では、動作1620は、1つまたは複数のWWANトランシーバ310、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ320、1つまたは複数のプロセッサ332、メモリ340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0178]諒解されるように、方法1400~1600の技術的利点は、サイドリンク測位セッションのための増加された精度である。
[0179]上記の詳細な説明では、異なる特徴が例にまとめられていることがわかる。開示のこの様式は、例示的な条項が、各条項において明示的に述べられるものよりも多くの特徴を有するという意図として理解されるべきではない。むしろ、本開示の様々な態様は、開示される個々の例示的な条項のすべての特徴よりも少数を含み得る。したがって、以下の条項は、本明細書に組み込まれると見なされるべきであり、各条項はそれ自体によって別個の例として存在することができる。各従属条項は、条項において、他の条項のうちの1つとの特定の組合せを指すことができるが、その従属条項の(1つまたは複数の)態様は、特定の組合せに限定されない。他の例示的な条項が、任意の他の従属条項または独立条項の主題との(1つまたは複数の)従属条項態様の組合せ、あるいは他の従属および独立条項との任意の特徴の組合せをも含むことができることが諒解されよう。本明細書で開示される様々な態様は、特定の組合せ(たとえば、要素を絶縁体と導体の両方として定義することなど、矛盾する態様)が意図されないことが明示的に表されるかまたは容易に推論され得ない限り、これらの組合せを明確に含む。さらに、条項の態様が任意の他の独立条項に含まれ得ることが、その条項がその独立条項に直接従属していない場合でも、同じく意図される。
[0180]実装例が、以下の番号付けされた条項において説明される。
[0181]条項1.支援ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、ターゲットUEから測位要求を受信すること、測位要求は、ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーン識別子(ID)を含む、と、支援UEがターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することと、支援UEがターゲットUEのMin-PR内にあることに基づいて、ターゲットUEに測位応答を送信することとを備える、方法。
[0182]条項2.支援UEがターゲットUEのMin-PR外におよびMax-PR内にあることに基づいて、ターゲットUEに測位応答を送信することをさらに備える、条項1に記載の方法。
[0183]条項3.支援UEがターゲットUEのMax-PR外にあることに基づいて、測位要求を無視することをさらに備える、条項1から2のいずれかに記載の方法。
[0184]条項4.Min-PRが最小通信範囲と同じである、条項1から3のいずれかに記載の方法。
[0185]条項5.Min-PRが最小通信範囲とは異なる、条項1から3のいずれかに記載の方法。
[0186]条項6.Min-PRとmax-PRとの構成を受信することをさらに備える、条項1から5のいずれかに記載の方法。
[0187]条項7.構成がサービング基地局から受信される、条項6に記載の方法。
[0188]条項8.構成がターゲットUEから受信される、条項6に記載の方法。
[0189]条項9.ターゲットユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信すること、測位要求は、ターゲットUEが位置する3次元ゾーンの第1のゾーン識別子(ID)を含む、と、少なくとも1つの支援UEから、測位応答を受信すること、測位応答は、少なくとも1つの支援UEが位置する第2のゾーンの第2のゾーンIDを含む、と、を備える、方法。
[0190]条項10.3次元ゾーンが立方体であり、立方体のサイズが、ターゲットUEの地理的緯度および経度(GLL)座標に基づく、条項9に記載の方法。
[0191]条項11.立方体のサイズが、(x1,y1,h1)として表され、ここで、x1=Floor(x/L)Modulo N、y1=Floor(y/L)Modulo N、h1=Floor(h/L)Modulo N、Nが、立方体次元ユニットであり、Lが、事前構成されたゾーン長さ値であり、xが、ターゲットUEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の経度における測地距離であり、yが、ターゲットUEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の緯度における測地距離であり、hが、ターゲットUEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との高さである、条項10に記載の方法。
[0192]条項12.第1のゾーンIDが、h1*N*N+y1*N+x1として表される、条項11に記載の方法。
[0193]条項13.3次元ゾーンが球体であり、球体のサイズが、ターゲットUEの球面座標に基づく、条項9に記載の方法。
[0194]条項14.立方体のサイズが、(r1,θ1,ф1)として表され、ここで、r1=Floor(r/L1)Modulo N1、θ1=Floor(θ/L2)Modulo N2、ф1=Floor(ф/L2)Modulo N2、r1、θ1、ф1が、地理的座標(0,0,0)に対するターゲットUEの現在ロケーションの球面座標であり、L2、L2、N1、およびN2が、球体の形状を定義するためのパラメータである、条項13に記載の方法。
[0195]条項15.第1のゾーンIDが、r1、θ1、ф1の関数として表される、条項14に記載の方法。
[0196]条項16.第2のゾーンIDが、第2の3次元ゾーンIDである、条項9から15のいずれかに記載の方法。
[0197]条項17.ターゲットユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、ゾーン識別子(ID)のセットを受信すること、ゾーンIDのセット中の各ゾーンIDは、そのゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルを示す1つまたは複数のメトリックに関連する、と、ゾーンIDのセットに基づいて、サイドリンク測位セッションに関与することとを備える、方法。
[0198]条項18.ロケーションサーバにゾーンIDのセットについての要求を送信することをさらに備える、条項17に記載の方法。
[0199]条項19.要求が周期的に送信される、条項18に記載の方法。
[0200]条項20.要求がオンデマンドで送信される、条項18から19のいずれかに記載の方法。
[0201]条項21.要求が、ターゲットUEのロケーション推定値を含む、条項18から20のいずれかに記載の方法。
[0202]条項22.ロケーション推定値が、ターゲットUEのゾーンIDを備える、条項21に記載の方法。
[0203]条項23.1つまたは複数のメトリックが、ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数を備える、条項17から22のいずれかに記載の方法。
[0204]条項24.1つまたは複数のメトリックが、ゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルのレーティング(rating)を備える、条項17から23のいずれかに記載の方法。
[0205]条項25.レーティングが、ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数に基づく、条項24に記載の方法。
[0206]条項26.レーティングが、ゾーンIDに関連する地理的特徴に基づく、条項24から25のいずれかに記載の方法。
[0207]条項27.サイドリンク測位セッションに関与することは、少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、少なくとも1つの支援UEから測位応答を受信することと、測位応答が、少なくとも1つの支援UEのゾーンIDを含む、を備える、条項17から26のいずれかに記載の方法。
[0208]条項28.少なくとも1つの支援UEのゾーンIDを、測位エンティティに報告することをさらに備える、条項27に記載の方法。
[0209]条項29.測位エンティティがターゲットUEである、条項28に記載の方法。
[0210]条項30.測位エンティティがロケーションサーバである、条項28に記載の方法。
[0211]条項31.メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、少なくとも1つのプロセッサとが、条項1から30のいずれかに記載の方法を実施するように構成された、装置。
[0212]条項32.条項1から30のいずれかに記載の方法を実施するための手段を備える、装置。
[0213]条項33.コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能が、コンピュータまたはプロセッサに条項1から30のいずれかに記載の方法を実施させるための少なくとも1つの命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[0214]情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0215]さらに、本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能に関して上記で説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるのかソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
[0216]本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明される機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
[0217]本明細書で開示される態様に関して説明された方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、ハードウェアで直接実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。ASICはユーザ端末(たとえば、UE)中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として存在し得る。
[0218]1つまたは複数の例示的な態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は媒体の定義の中に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0219]上記の開示は本開示の例示的な態様を示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明された本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実施される必要がない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
[0219]上記の開示は本開示の例示的な態様を示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明された本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実施される必要がない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
支援ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
ターゲットUEから測位要求を受信することと、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーン識別子(ID)を含む、
前記支援UEが前記ターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することと、
前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信することと、
を備える、方法。
[C2]
前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR外におよび前記Max-PR内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信すること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Max-PR外にあることに基づいて、前記測位要求を無視すること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記Min-PRは最小通信範囲と同じである、C1に記載の方法。
[C5]
前記Min-PRは最小通信範囲とは異なる、C1に記載の方法。
[C6]
サービング基地局から前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信すること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記ターゲットUEから前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信すること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することは、1つまたは複数のファクタに基づき、
前記1つまたは複数のファクタは、
前記支援UEのバッテリーレベル、
前記支援UEの速度、
前記支援UEと前記Max-PRとの間の距離、
前記支援UEから前記Max-PRへの方向、
前記支援UEの処理能力、
前記支援UEが知られているロケーションを有するかどうか、または、
それらの任意の組合せ、
を備える、C1に記載の方法。
[C9]
ターゲットユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置する3次元ゾーンの第1のゾーン識別子(ID)を含む、
前記少なくとも1つの支援UEから、測位応答を受信することと、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEが位置する第2のゾーンの第2のゾーンIDを含む、
を備える、方法。
[C10]
前記3次元ゾーンは立方体であり、
前記立方体のサイズは、前記ターゲットUEの地理的緯度および経度(GLL)座標に基づく、
C9に記載の方法。
[C11]
前記立方体の前記サイズは、(x 1 ,y 1 ,h 1 )として表され、ここで、
Nは、立方体次元ユニットであり、
Lは、事前構成されたゾーン長さ値であり、
xは、前記ターゲットUEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の経度における測地距離であり、
yは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の緯度における測地距離であり、
hは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との高さである、
C10に記載の方法。
[C12]
前記第1のゾーンIDは、h 1 *N*N+y 1 *N+x 1 として表される、C11に記載の方法。
[C13]
前記3次元ゾーンは球体であり、
前記球体のサイズは、前記ターゲットUEの球面座標に基づく、
C9に記載の方法。
[C14]
前記立方体の前記サイズは、(r 1 ,θ 1 ,ф 1 )として表され、ここで、
1 、θ 1 、ф 1 は、地理的座標(0,0,0)に対する前記ターゲットUEの現在ロケーションの球面座標であり、
L2、L2、N1、およびN2は、前記球体の形状を定義するためのパラメータである、
C13に記載の方法。
[C15]
前記第1のゾーンIDは、r 1 、θ 1 、ф 1 の関数として表される、C14に記載の方法。
[C16]
前記第2のゾーンIDは、第2の3次元ゾーンIDである、C9に記載の方法。
[C17]
ターゲットユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
ゾーン識別子(ID)のセットを受信することと、ゾーンIDの前記セット中の各ゾーンIDは、そのゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルを示す1つまたは複数のメトリックに関連する、
ゾーンIDの前記セットに基づいて、サイドリンク測位セッションに関与することと、
を備える、方法。
[C18]
ロケーションサーバにゾーンIDの前記セットについての要求を送信すること、
をさらに備える、C17に記載の方法。
[C19]
前記要求は周期的に送信される、C18に記載の方法。
[C20]
前記要求はオンデマンドで送信される、C18に記載の方法。
[C21]
前記要求は、前記ターゲットUEのロケーション推定値を含む、C18に記載の方法。
[C22]
前記ロケーション推定値は、前記ターゲットUEのゾーンIDを備える、C21に記載の方法。
[C23]
前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数を備える、C17に記載の方法。
[C24]
前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度の前記レベルのレーティングを備える、C17に記載の方法。
[C25]
前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数に基づく、C24に記載の方法。
[C26]
前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連する地理的特徴に基づく、C24に記載の方法。
[C27]
前記サイドリンク測位セッションに関与することは、
少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、
前記少なくとも1つの支援UEから測位応答を受信することと、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEのゾーンIDを含む、
を備える、C17に記載の方法。
[C28]
前記少なくとも1つの支援UEの前記ゾーンIDを、測位エンティティに報告すること、
をさらに備える、C27に記載の方法。
[C29]
前記測位エンティティは前記ターゲットUEである、C28に記載の方法。
[C30]
前記測位エンティティはロケーションサーバである、C28に記載の方法。
[C31]
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える、支援ユーザ機器(UE)であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、ターゲットUEから測位要求を受信することと、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーン識別子(ID)を含む、
前記支援UEが前記ターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することと、
前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR内にあることに基づいて、前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信することと、
を行うように構成された、支援ユーザ機器(UE)。
[C32]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR外におよび前記Max-PR内にあることに基づいて、前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信すること、
を行うようにさら構成された、C31に記載の支援UE。
[C33]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Max-PR外にあることに基づいて、前記測位要求を無視すること、
を行うようにさらに構成された、C31に記載の支援UE。
[C34]
前記Min-PRは最小通信範囲と同じである、C31に記載の支援UE。
[C35]
前記Min-PRは最小通信範囲とは異なる、C31に記載の支援UE。
[C36]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、サービング基地局から前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信すること、
を行うようにさらに構成された、C31に記載の支援UE。
[C37]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記ターゲットUEから前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信すること、
を行うようにさらに構成された、C31に記載の支援UE。
[C38]
前記少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数のファクタに基づいて、前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定するように構成され、前記1つまたは複数のファクタは、
前記支援UEのバッテリーレベル、
前記支援UEの速度、
前記支援UEと前記Max-PRとの間の距離、
前記支援UEから前記Max-PRへの方向、
前記支援UEの処理能力、
前記支援UEが知られているロケーションを有するかどうか、または、
それらの任意の組合せ、
を備える、C31に記載の支援UE。
[C39]
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える、ターゲットユーザ機器(UE)であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置する3次元ゾーンの第1のゾーン識別子(ID)を含む、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記少なくとも1つの支援UEから、測位応答を受信することと、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEが位置する第2のゾーンの第2のゾーンIDを含む、
を行うように構成された、ターゲットユーザ機器(UE)。
[C40]
前記3次元ゾーンは立方体であり、
前記立方体のサイズは、前記ターゲットUEの地理的緯度および経度(GLL)座標に基づく、
C39に記載のターゲットUE。
[C41]
前記立方体の前記サイズは、(x 1 ,y 1 ,h 1 )として表され、ここで、
Nは、立方体次元ユニットであり、
Lは、事前構成されたゾーン長さ値であり、
xは、前記ターゲットUEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の経度における測地距離であり、
yは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の緯度における測地距離であり、
hは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との高さである、
C40に記載のターゲットUE。
[C42]
前記第1のゾーンIDは、h 1 *N*N+y 1 *N+x 1 として表される、C41に記載のターゲットUE。
[C43]
前記3次元ゾーンは球体であり、
前記球体のサイズは、前記ターゲットUEの球面座標に基づく、
C39に記載のターゲットUE。
[C44]
前記立方体の前記サイズは、(r 1 ,θ 1 ,ф 1 )として表され、ここで、
1 、θ 1 、ф 1 は、地理的座標(0,0,0)に対する前記ターゲットUEの現在ロケーションの球面座標であり、
L2、L2、N1、およびN2は、前記球体の形状を定義するためのパラメータである、
C43に記載のターゲットUE。
[C45]
前記第1のゾーンIDは、r 1 、θ 1 、ф 1 の関数として表される、C44に記載のターゲットUE。
[C46]
前記第2のゾーンIDは、第2の3次元ゾーンIDである、C39に記載のターゲットUE。
[C47]
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える、ターゲットユーザ機器(UE)であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、ゾーン識別子(ID)のセットを受信することと、ゾーンIDの前記セット中の各ゾーンIDは、そのゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルを示す1つまたは複数のメトリックに関連する、
ゾーンIDの前記セットに基づいて、サイドリンク測位セッションに関与することと、
を行うように構成された、ターゲットユーザ機器(UE)。
[C48]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、ロケーションサーバにゾーンIDの前記セットについての要求を送信すること、
を行うようにさらに構成された、C47に記載のターゲットUE。
[C49]
前記要求は周期的に送信される、C48に記載のターゲットUE。
[C50]
前記要求はオンデマンドで送信される、C48に記載のターゲットUE。
[C51]
前記要求は、前記ターゲットUEのロケーション推定値を含む、C48に記載のターゲットUE。
[C52]
前記ロケーション推定値は、前記ターゲットUEのゾーンIDを備える、C51に記載のターゲットUE。
[C53]
前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数を備える、C47に記載のターゲットUE。
[C54]
前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度の前記レベルのレーティングを備える、C47に記載のターゲットUE。
[C55]
前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数に基づく、C54に記載のターゲットUE。
[C56]
前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連する地理的特徴に基づく、C54に記載のターゲットUE。
[C57]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記サイドリンク測位セッションに関与するように構成されることは、前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、
前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記少なくとも1つの支援UEから測位応答を受信することと、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEのゾーンIDを含む、
を行うように構成されることを備える、C47に記載のターゲットUE。
[C58]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つの支援UEの前記ゾーンIDを、測位エンティティに報告すること、
を行うようにさらに構成された、C57に記載のターゲットUE。
[C59]
前記測位エンティティは前記ターゲットUEである、C58に記載のターゲットUE。
[C60]
前記測位エンティティはロケーションサーバである、C58に記載のターゲットUE。
[C61]
支援ユーザ機器(UE)であって、
ターゲットUEから測位要求を受信するための手段と、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーン識別子(ID)を含む、
前記支援UEが前記ターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定するための手段と、
前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信するための手段と、
を備える、支援ユーザ機器(UE)。
[C62]
前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR外におよび前記Max-PR内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信するための手段、
をさらに備える、C61に記載のUE。
[C63]
前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Max-PR外にあることに基づいて、前記測位要求を無視するための手段、
をさらに備える、C61に記載のUE。
[C64]
前記Min-PRは最小通信範囲と同じである、C61に記載のUE。
[C65]
前記Min-PRは最小通信範囲とは異なる、C61に記載のUE。
[C66]
サービング基地局から前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信するための手段、
をさらに備える、C61に記載のUE。
[C67]
前記ターゲットUEから前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信するための手段、
をさらに備える、C61に記載のUE。
[C68]
決定するための前記手段は、1つまたは複数のファクタに基づいて、前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定し、前記1つまたは複数のファクタは、
前記支援UEのバッテリーレベル、
前記支援UEの速度、
前記支援UEと前記Max-PRとの間の距離、
前記支援UEから前記Max-PRへの方向、
前記支援UEの処理能力、
前記支援UEが知られているロケーションを有するかどうか、または、
それらの任意の組合せ、
を備える、C61に記載のUE。
[C69]
ターゲットユーザ機器(UE)であって、
少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信するための手段と、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置する3次元ゾーンの第1のゾーン識別子(ID)を含む、
前記少なくとも1つの支援UEから、測位応答を受信するための手段と、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEが位置する第2のゾーンの第2のゾーンIDを含む、
を備える、ターゲットユーザ機器(UE)。
[C70]
前記3次元ゾーンは立方体であり、
前記立方体のサイズは、前記ターゲットUEの地理的緯度および経度(GLL)座標に基づく、
C69に記載のUE。
[C71]
前記立方体の前記サイズは、(x 1 ,y 1 ,h 1 )として表され、ここで、
Nは、立方体次元ユニットであり、
Lは、事前構成されたゾーン長さ値であり、
xは、前記ターゲットUEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の経度における測地距離であり、
yは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の緯度における測地距離であり、
hは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との高さである、
C70に記載のUE。
[C72]
前記第1のゾーンIDは、h 1 *N*N+y 1 *N+x 1 として表される、C71に記載のUE。
[C73]
前記3次元ゾーンは球体であり、
前記球体のサイズは、前記ターゲットUEの球面座標に基づく、
C69に記載のUE。
[C74]
前記立方体の前記サイズは、(r 1 ,θ 1 ,ф 1 )として表され、ここで、
1 、θ 1 、ф 1 は、地理的座標(0,0,0)に対する前記ターゲットUEの現在ロケーションの球面座標であり、
L2、L2、N1、およびN2は、前記球体の形状を定義するためのパラメータである、
C73に記載のUE。
[C75]
前記第1のゾーンIDは、r 1 、θ 1 、ф 1 の関数として表される、C74に記載のUE。
[C76]
前記第2のゾーンIDは、第2の3次元ゾーンIDである、C69に記載のUE。
[C77]
ゾーン識別子(ID)のセットを受信するための手段と、ゾーンIDの前記セット中の各ゾーンIDは、そのゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルを示す1つまたは複数のメトリックに関連する、
ゾーンIDの前記セットに基づいて、サイドリンク測位セッションに関与するための手段と、
を備える、ユーザ機器(UE)。
[C78]
ロケーションサーバにゾーンIDの前記セットについての要求を送信するための手段、
をさらに備える、C77に記載のUE。
[C79]
前記要求は周期的に送信される、C78に記載のUE。
[C80]
前記要求はオンデマンドで送信される、C78に記載のUE。
[C81]
前記要求は、ターゲットUEのロケーション推定値を含む、C78に記載のUE。
[C82]
前記ロケーション推定値は、前記ターゲットUEのゾーンIDを備える、C81に記載のUE。
[C83]
前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数を備える、C77に記載のUE。
[C84]
前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度の前記レベルのレーティングを備える、C77に記載のUE。
[C85]
前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数に基づく、C84に記載のUE。
[C86]
前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連する地理的特徴に基づく、C84に記載のUE。
[C87]
前記サイドリンク測位セッションに関与するための前記手段は、
少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信するための手段と、
前記少なくとも1つの支援UEから測位応答を受信するための手段と、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEのゾーンIDを含む、
を備える、C77に記載のUE。
[C88]
前記少なくとも1つの支援UEの前記ゾーンIDを、測位エンティティに報告するための手段、
をさらに備える、C87に記載のUE。
[C89]
前記測位エンティティは前記ターゲットUEである、C88に記載のUE。
[C90]
前記測位エンティティはロケーションサーバである、C88に記載のUE。
[C91]
コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、支援ユーザ機器(UE)によって実行されたとき、前記UEに、
ターゲットUEから測位要求を受信することと、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーン識別子(ID)を含む、
前記支援UEが前記ターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することと、
前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信することと、
を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C92]
1つまたは複数の命令は、前記UEに、
前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR外におよび前記Max-PR内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信すること、
をさらに行わせる、C91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C93]
前記1つまたは複数の命令は、前記UEに、
前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Max-PR外にあることに基づいて、前記測位要求を無視すること、
をさらに行わせる、C91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C94]
前記Min-PRは最小通信範囲と同じである、C91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C95]
前記Min-PRは最小通信範囲とは異なる、C91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C96]
前記1つまたは複数の命令は、前記UEに、
サービング基地局から前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信すること、
をさらに行わせる、C91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C97]
前記1つまたは複数の命令は、前記UEに、
前記ターゲットUEから前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信すること、
をさらに行わせる、C91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C98]
前記コンピュータ実行可能命令が、前記UEに、前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することを行わせることは、1つまたは複数のファクタに基づき、
前記1つまたは複数のファクタは、
前記支援UEのバッテリーレベル、
前記支援UEの速度、
前記支援UEと前記Max-PRとの間の距離、
前記支援UEから前記Max-PRへの方向、
前記支援UEの処理能力、
前記支援UEが知られているロケーションを有するかどうか、または、
それらの任意の組合せ、
を備える、C91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C99]
コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、ターゲットユーザ機器(UE)によって実行されたとき、前記UEに、
少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置する3次元ゾーンの第1のゾーン識別子(ID)を含む、
前記少なくとも1つの支援UEから、測位応答を受信することと、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEが位置する第2のゾーンの第2のゾーンIDを含む、
を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C100]
前記3次元ゾーンは立方体であり、
前記立方体のサイズは、前記ターゲットUEの地理的緯度および経度(GLL)座標に基づく、
C99に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C101]
前記立方体の前記サイズは、(x 1 ,y 1 ,h 1 )として表され、ここで、
Nは、立方体次元ユニットであり、
Lは、事前構成されたゾーン長さ値であり、
xは、前記ターゲットUEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の経度における測地距離であり、
yは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の緯度における測地距離であり、
hは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との高さである、
C100に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C102]
前記第1のゾーンIDは、h 1 *N*N+y 1 *N+x 1 として表される、C101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C103]
前記3次元ゾーンは球体であり、
前記球体のサイズは、前記ターゲットUEの球面座標に基づく、
C99に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C104]
前記立方体の前記サイズは、(r 1 ,θ 1 ,ф 1 )として表され、ここで、
1 、θ 1 、ф 1 は、地理的座標(0,0,0)に対する前記ターゲットUEの現在ロケーションの球面座標であり、
L2、L2、N1、およびN2は、前記球体の形状を定義するためのパラメータである、
C103に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C105]
前記第1のゾーンIDは、r 1 、θ 1 、ф 1 の関数として表される、C104に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C106]
前記第2のゾーンIDは、第2の3次元ゾーンIDである、C99に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C107]
コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、UEによって実行されたとき、前記UEに、
ゾーン識別子(ID)のセットを受信することと、ゾーンIDの前記セット中の各ゾーンIDは、そのゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルを示す1つまたは複数のメトリックに関連する、
ゾーンIDの前記セットに基づいて、サイドリンク測位セッションに関与することと、
を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C108]
1つまたは複数の命令は、前記UEに、
ロケーションサーバにゾーンIDの前記セットについての要求を送信すること、
をさらに行わせる、C107に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C109]
前記要求は周期的に送信される、C108に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C110]
前記要求はオンデマンドで送信される、C108に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C111]
前記要求は、ターゲットUEのロケーション推定値を含む、C108に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C112]
前記ロケーション推定値は、前記ターゲットUEのゾーンIDを備える、C111に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C113]
前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数を備える、C107に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C114]
前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度の前記レベルのレーティングを備える、C107に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C115]
前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数に基づく、C114に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C116]
前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連する地理的特徴に基づく、C114に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C117]
実行されたとき、前記UEに、前記サイドリンク測位セッションに関与することを行わせる、前記コンピュータ実行可能命令は、実行されたとき、前記UEに、
少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、
前記少なくとも1つの支援UEから測位応答を受信することと、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEのゾーンIDを含む、
を行わせる、コンピュータ実行可能命令を備える、C107に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C118]
前記1つまたは複数の命令は、前記UEに、
前記少なくとも1つの支援UEの前記ゾーンIDを、測位エンティティに報告すること、
をさらに行わせる、C117に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C119]
前記測位エンティティは前記ターゲットUEである、C118に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C120]
前記測位エンティティはロケーションサーバである、C118に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。

Claims (120)

  1. 支援ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
    ターゲットUEから測位要求を受信することと、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーン識別子(ID)を含む、
    前記支援UEが前記ターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することと、
    前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信することと、
    を備える、方法。
  2. 前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR外におよび前記Max-PR内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信すること、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Max-PR外にあることに基づいて、前記測位要求を無視すること、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記Min-PRは最小通信範囲と同じである、請求項1に記載の方法。
  5. 前記Min-PRは最小通信範囲とは異なる、請求項1に記載の方法。
  6. サービング基地局から前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信すること、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記ターゲットUEから前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信すること、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することは、1つまたは複数のファクタに基づき、
    前記1つまたは複数のファクタは、
    前記支援UEのバッテリーレベル、
    前記支援UEの速度、
    前記支援UEと前記Max-PRとの間の距離、
    前記支援UEから前記Max-PRへの方向、
    前記支援UEの処理能力、
    前記支援UEが知られているロケーションを有するかどうか、または、
    それらの任意の組合せ、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  9. ターゲットユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
    少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置する3次元ゾーンの第1のゾーン識別子(ID)を含む、
    前記少なくとも1つの支援UEから、測位応答を受信することと、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEが位置する第2のゾーンの第2のゾーンIDを含む、
    を備える、方法。
  10. 前記3次元ゾーンは立方体であり、
    前記立方体のサイズは、前記ターゲットUEの地理的緯度および経度(GLL)座標に基づく、
    請求項9に記載の方法。
  11. 前記立方体の前記サイズは、(x1,y1,h1)として表され、ここで、
    Figure 2024517265000005
    Nは、立方体次元ユニットであり、
    Lは、事前構成されたゾーン長さ値であり、
    xは、前記ターゲットUEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の経度における測地距離であり、
    yは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の緯度における測地距離であり、
    hは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との高さである、
    請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1のゾーンIDは、h1*N*N+y1*N+x1として表される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記3次元ゾーンは球体であり、
    前記球体のサイズは、前記ターゲットUEの球面座標に基づく、
    請求項9に記載の方法。
  14. 前記立方体の前記サイズは、(r1,θ1,ф1)として表され、ここで、
    Figure 2024517265000006
    1、θ1、ф1は、地理的座標(0,0,0)に対する前記ターゲットUEの現在ロケーションの球面座標であり、
    L2、L2、N1、およびN2は、前記球体の形状を定義するためのパラメータである、
    請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1のゾーンIDは、r1、θ1、ф1の関数として表される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第2のゾーンIDは、第2の3次元ゾーンIDである、請求項9に記載の方法。
  17. ターゲットユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
    ゾーン識別子(ID)のセットを受信することと、ゾーンIDの前記セット中の各ゾーンIDは、そのゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルを示す1つまたは複数のメトリックに関連する、
    ゾーンIDの前記セットに基づいて、サイドリンク測位セッションに関与することと、
    を備える、方法。
  18. ロケーションサーバにゾーンIDの前記セットについての要求を送信すること、
    をさらに備える、請求項17に記載の方法。
  19. 前記要求は周期的に送信される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記要求はオンデマンドで送信される、請求項18に記載の方法。
  21. 前記要求は、前記ターゲットUEのロケーション推定値を含む、請求項18に記載の方法。
  22. 前記ロケーション推定値は、前記ターゲットUEのゾーンIDを備える、請求項21に記載の方法。
  23. 前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数を備える、請求項17に記載の方法。
  24. 前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度の前記レベルのレーティングを備える、請求項17に記載の方法。
  25. 前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数に基づく、請求項24に記載の方法。
  26. 前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連する地理的特徴に基づく、請求項24に記載の方法。
  27. 前記サイドリンク測位セッションに関与することは、
    少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、
    前記少なくとも1つの支援UEから測位応答を受信することと、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEのゾーンIDを含む、
    を備える、請求項17に記載の方法。
  28. 前記少なくとも1つの支援UEの前記ゾーンIDを、測位エンティティに報告すること、
    をさらに備える、請求項27に記載の方法。
  29. 前記測位エンティティは前記ターゲットUEである、請求項28に記載の方法。
  30. 前記測位エンティティはロケーションサーバである、請求項28に記載の方法。
  31. メモリと、
    少なくとも1つのトランシーバと、
    前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備える、支援ユーザ機器(UE)であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、ターゲットUEから測位要求を受信することと、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーン識別子(ID)を含む、
    前記支援UEが前記ターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することと、
    前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR内にあることに基づいて、前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信することと、
    を行うように構成された、支援ユーザ機器(UE)。
  32. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR外におよび前記Max-PR内にあることに基づいて、前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信すること、
    を行うようにさら構成された、請求項31に記載の支援UE。
  33. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Max-PR外にあることに基づいて、前記測位要求を無視すること、
    を行うようにさらに構成された、請求項31に記載の支援UE。
  34. 前記Min-PRは最小通信範囲と同じである、請求項31に記載の支援UE。
  35. 前記Min-PRは最小通信範囲とは異なる、請求項31に記載の支援UE。
  36. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、サービング基地局から前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信すること、
    を行うようにさらに構成された、請求項31に記載の支援UE。
  37. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記ターゲットUEから前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信すること、
    を行うようにさらに構成された、請求項31に記載の支援UE。
  38. 前記少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数のファクタに基づいて、前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定するように構成され、前記1つまたは複数のファクタは、
    前記支援UEのバッテリーレベル、
    前記支援UEの速度、
    前記支援UEと前記Max-PRとの間の距離、
    前記支援UEから前記Max-PRへの方向、
    前記支援UEの処理能力、
    前記支援UEが知られているロケーションを有するかどうか、または、
    それらの任意の組合せ、
    を備える、請求項31に記載の支援UE。
  39. メモリと、
    少なくとも1つのトランシーバと、
    前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備える、ターゲットユーザ機器(UE)であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置する3次元ゾーンの第1のゾーン識別子(ID)を含む、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記少なくとも1つの支援UEから、測位応答を受信することと、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEが位置する第2のゾーンの第2のゾーンIDを含む、
    を行うように構成された、ターゲットユーザ機器(UE)。
  40. 前記3次元ゾーンは立方体であり、
    前記立方体のサイズは、前記ターゲットUEの地理的緯度および経度(GLL)座標に基づく、
    請求項39に記載のターゲットUE。
  41. 前記立方体の前記サイズは、(x1,y1,h1)として表され、ここで、
    Figure 2024517265000007
    Nは、立方体次元ユニットであり、
    Lは、事前構成されたゾーン長さ値であり、
    xは、前記ターゲットUEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の経度における測地距離であり、
    yは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の緯度における測地距離であり、
    hは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との高さである、
    請求項40に記載のターゲットUE。
  42. 前記第1のゾーンIDは、h1*N*N+y1*N+x1として表される、請求項41に記載のターゲットUE。
  43. 前記3次元ゾーンは球体であり、
    前記球体のサイズは、前記ターゲットUEの球面座標に基づく、
    請求項39に記載のターゲットUE。
  44. 前記立方体の前記サイズは、(r1,θ1,ф1)として表され、ここで、
    Figure 2024517265000008
    1、θ1、ф1は、地理的座標(0,0,0)に対する前記ターゲットUEの現在ロケーションの球面座標であり、
    L2、L2、N1、およびN2は、前記球体の形状を定義するためのパラメータである、
    請求項43に記載のターゲットUE。
  45. 前記第1のゾーンIDは、r1、θ1、ф1の関数として表される、請求項44に記載のターゲットUE。
  46. 前記第2のゾーンIDは、第2の3次元ゾーンIDである、請求項39に記載のターゲットUE。
  47. メモリと、
    少なくとも1つのトランシーバと、
    前記メモリおよび前記少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備える、ターゲットユーザ機器(UE)であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、ゾーン識別子(ID)のセットを受信することと、ゾーンIDの前記セット中の各ゾーンIDは、そのゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルを示す1つまたは複数のメトリックに関連する、
    ゾーンIDの前記セットに基づいて、サイドリンク測位セッションに関与することと、
    を行うように構成された、ターゲットユーザ機器(UE)。
  48. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、ロケーションサーバにゾーンIDの前記セットについての要求を送信すること、
    を行うようにさらに構成された、請求項47に記載のターゲットUE。
  49. 前記要求は周期的に送信される、請求項48に記載のターゲットUE。
  50. 前記要求はオンデマンドで送信される、請求項48に記載のターゲットUE。
  51. 前記要求は、前記ターゲットUEのロケーション推定値を含む、請求項48に記載のターゲットUE。
  52. 前記ロケーション推定値は、前記ターゲットUEのゾーンIDを備える、請求項51に記載のターゲットUE。
  53. 前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数を備える、請求項47に記載のターゲットUE。
  54. 前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度の前記レベルのレーティングを備える、請求項47に記載のターゲットUE。
  55. 前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数に基づく、請求項54に記載のターゲットUE。
  56. 前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連する地理的特徴に基づく、請求項54に記載のターゲットUE。
  57. 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記サイドリンク測位セッションに関与するように構成されることは、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、
    前記少なくとも1つのトランシーバを介して、前記少なくとも1つの支援UEから測位応答を受信することと、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEのゾーンIDを含む、
    を行うように構成されることを備える、請求項47に記載のターゲットUE。
  58. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記少なくとも1つの支援UEの前記ゾーンIDを、測位エンティティに報告すること、
    を行うようにさらに構成された、請求項57に記載のターゲットUE。
  59. 前記測位エンティティは前記ターゲットUEである、請求項58に記載のターゲットUE。
  60. 前記測位エンティティはロケーションサーバである、請求項58に記載のターゲットUE。
  61. 支援ユーザ機器(UE)であって、
    ターゲットUEから測位要求を受信するための手段と、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーン識別子(ID)を含む、
    前記支援UEが前記ターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定するための手段と、
    前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信するための手段と、
    を備える、支援ユーザ機器(UE)。
  62. 前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR外におよび前記Max-PR内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信するための手段、
    をさらに備える、請求項61に記載のUE。
  63. 前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Max-PR外にあることに基づいて、前記測位要求を無視するための手段、
    をさらに備える、請求項61に記載のUE。
  64. 前記Min-PRは最小通信範囲と同じである、請求項61に記載のUE。
  65. 前記Min-PRは最小通信範囲とは異なる、請求項61に記載のUE。
  66. サービング基地局から前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信するための手段、
    をさらに備える、請求項61に記載のUE。
  67. 前記ターゲットUEから前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信するための手段、
    をさらに備える、請求項61に記載のUE。
  68. 決定するための前記手段は、1つまたは複数のファクタに基づいて、前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定し、前記1つまたは複数のファクタは、
    前記支援UEのバッテリーレベル、
    前記支援UEの速度、
    前記支援UEと前記Max-PRとの間の距離、
    前記支援UEから前記Max-PRへの方向、
    前記支援UEの処理能力、
    前記支援UEが知られているロケーションを有するかどうか、または、
    それらの任意の組合せ、
    を備える、請求項61に記載のUE。
  69. ターゲットユーザ機器(UE)であって、
    少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信するための手段と、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置する3次元ゾーンの第1のゾーン識別子(ID)を含む、
    前記少なくとも1つの支援UEから、測位応答を受信するための手段と、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEが位置する第2のゾーンの第2のゾーンIDを含む、
    を備える、ターゲットユーザ機器(UE)。
  70. 前記3次元ゾーンは立方体であり、
    前記立方体のサイズは、前記ターゲットUEの地理的緯度および経度(GLL)座標に基づく、
    請求項69に記載のUE。
  71. 前記立方体の前記サイズは、(x1,y1,h1)として表され、ここで、
    Figure 2024517265000009
    Nは、立方体次元ユニットであり、
    Lは、事前構成されたゾーン長さ値であり、
    xは、前記ターゲットUEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の経度における測地距離であり、
    yは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の緯度における測地距離であり、
    hは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との高さである、
    請求項70に記載のUE。
  72. 前記第1のゾーンIDは、h1*N*N+y1*N+x1として表される、請求項71に記載のUE。
  73. 前記3次元ゾーンは球体であり、
    前記球体のサイズは、前記ターゲットUEの球面座標に基づく、
    請求項69に記載のUE。
  74. 前記立方体の前記サイズは、(r1,θ1,ф1)として表され、ここで、
    Figure 2024517265000010
    1、θ1、ф1は、地理的座標(0,0,0)に対する前記ターゲットUEの現在ロケーションの球面座標であり、
    L2、L2、N1、およびN2は、前記球体の形状を定義するためのパラメータである、
    請求項73に記載のUE。
  75. 前記第1のゾーンIDは、r1、θ1、ф1の関数として表される、請求項74に記載のUE。
  76. 前記第2のゾーンIDは、第2の3次元ゾーンIDである、請求項69に記載のUE。
  77. ゾーン識別子(ID)のセットを受信するための手段と、ゾーンIDの前記セット中の各ゾーンIDは、そのゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルを示す1つまたは複数のメトリックに関連する、
    ゾーンIDの前記セットに基づいて、サイドリンク測位セッションに関与するための手段と、
    を備える、ユーザ機器(UE)。
  78. ロケーションサーバにゾーンIDの前記セットについての要求を送信するための手段、
    をさらに備える、請求項77に記載のUE。
  79. 前記要求は周期的に送信される、請求項78に記載のUE。
  80. 前記要求はオンデマンドで送信される、請求項78に記載のUE。
  81. 前記要求は、ターゲットUEのロケーション推定値を含む、請求項78に記載のUE。
  82. 前記ロケーション推定値は、前記ターゲットUEのゾーンIDを備える、請求項81に記載のUE。
  83. 前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数を備える、請求項77に記載のUE。
  84. 前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度の前記レベルのレーティングを備える、請求項77に記載のUE。
  85. 前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数に基づく、請求項84に記載のUE。
  86. 前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連する地理的特徴に基づく、請求項84に記載のUE。
  87. 前記サイドリンク測位セッションに関与するための前記手段は、
    少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信するための手段と、
    前記少なくとも1つの支援UEから測位応答を受信するための手段と、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEのゾーンIDを含む、
    を備える、請求項77に記載のUE。
  88. 前記少なくとも1つの支援UEの前記ゾーンIDを、測位エンティティに報告するための手段、
    をさらに備える、請求項87に記載のUE。
  89. 前記測位エンティティは前記ターゲットUEである、請求項88に記載のUE。
  90. 前記測位エンティティはロケーションサーバである、請求項88に記載のUE。
  91. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、支援ユーザ機器(UE)によって実行されたとき、前記UEに、
    ターゲットUEから測位要求を受信することと、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置するゾーンを識別するゾーン識別子(ID)を含む、
    前記支援UEが前記ターゲットUEの最小測位範囲(Min-PR)外におよび最大測位範囲(Max-PR)内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することと、
    前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信することと、
    を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
  92. 1つまたは複数の命令は、前記UEに、
    前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Min-PR外におよび前記Max-PR内にあることに基づいて、前記ターゲットUEに前記測位応答を送信すること、
    をさらに行わせる、請求項91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  93. 前記1つまたは複数の命令は、前記UEに、
    前記支援UEが前記ターゲットUEの前記Max-PR外にあることに基づいて、前記測位要求を無視すること、
    をさらに行わせる、請求項91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  94. 前記Min-PRは最小通信範囲と同じである、請求項91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  95. 前記Min-PRは最小通信範囲とは異なる、請求項91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  96. 前記1つまたは複数の命令は、前記UEに、
    サービング基地局から前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信すること、
    をさらに行わせる、請求項91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  97. 前記1つまたは複数の命令は、前記UEに、
    前記ターゲットUEから前記Min-PRと前記Max-PRとの構成を受信すること、
    をさらに行わせる、請求項91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  98. 前記コンピュータ実行可能命令が、前記UEに、前記ターゲットUEに測位応答を送信すべきかどうかを決定することを行わせることは、1つまたは複数のファクタに基づき、
    前記1つまたは複数のファクタは、
    前記支援UEのバッテリーレベル、
    前記支援UEの速度、
    前記支援UEと前記Max-PRとの間の距離、
    前記支援UEから前記Max-PRへの方向、
    前記支援UEの処理能力、
    前記支援UEが知られているロケーションを有するかどうか、または、
    それらの任意の組合せ、
    を備える、請求項91に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  99. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、ターゲットユーザ機器(UE)によって実行されたとき、前記UEに、
    少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、前記測位要求は、前記ターゲットUEが位置する3次元ゾーンの第1のゾーン識別子(ID)を含む、
    前記少なくとも1つの支援UEから、測位応答を受信することと、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEが位置する第2のゾーンの第2のゾーンIDを含む、
    を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
  100. 前記3次元ゾーンは立方体であり、
    前記立方体のサイズは、前記ターゲットUEの地理的緯度および経度(GLL)座標に基づく、
    請求項99に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  101. 前記立方体の前記サイズは、(x1,y1,h1)として表され、ここで、
    Figure 2024517265000011
    Nは、立方体次元ユニットであり、
    Lは、事前構成されたゾーン長さ値であり、
    xは、前記ターゲットUEの現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の経度における測地距離であり、
    yは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との間の緯度における測地距離であり、
    hは、前記ターゲットUEの前記現在ロケーションと地理的座標(0,0)との高さである、
    請求項100に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  102. 前記第1のゾーンIDは、h1*N*N+y1*N+x1として表される、請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  103. 前記3次元ゾーンは球体であり、
    前記球体のサイズは、前記ターゲットUEの球面座標に基づく、
    請求項99に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  104. 前記立方体の前記サイズは、(r1,θ1,ф1)として表され、ここで、
    Figure 2024517265000012
    1、θ1、ф1は、地理的座標(0,0,0)に対する前記ターゲットUEの現在ロケーションの球面座標であり、
    L2、L2、N1、およびN2は、前記球体の形状を定義するためのパラメータである、
    請求項103に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  105. 前記第1のゾーンIDは、r1、θ1、ф1の関数として表される、請求項104に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  106. 前記第2のゾーンIDは、第2の3次元ゾーンIDである、請求項99に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  107. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、UEによって実行されたとき、前記UEに、
    ゾーン識別子(ID)のセットを受信することと、ゾーンIDの前記セット中の各ゾーンIDは、そのゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度のレベルを示す1つまたは複数のメトリックに関連する、
    ゾーンIDの前記セットに基づいて、サイドリンク測位セッションに関与することと、
    を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
  108. 1つまたは複数の命令は、前記UEに、
    ロケーションサーバにゾーンIDの前記セットについての要求を送信すること、
    をさらに行わせる、請求項107に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  109. 前記要求は周期的に送信される、請求項108に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  110. 前記要求はオンデマンドで送信される、請求項108に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  111. 前記要求は、ターゲットUEのロケーション推定値を含む、請求項108に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  112. 前記ロケーション推定値は、前記ターゲットUEのゾーンIDを備える、請求項111に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  113. 前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数を備える、請求項107に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  114. 前記1つまたは複数のメトリックは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク測位精度の前記レベルのレーティングを備える、請求項107に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  115. 前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連するサイドリンク対応UEの数に基づく、請求項114に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  116. 前記レーティングは、前記ゾーンIDに関連する地理的特徴に基づく、請求項114に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  117. 実行されたとき、前記UEに、前記サイドリンク測位セッションに関与することを行わせる、前記コンピュータ実行可能命令は、実行されたとき、前記UEに、
    少なくとも1つの支援UEに測位要求を送信することと、
    前記少なくとも1つの支援UEから測位応答を受信することと、前記測位応答は、前記少なくとも1つの支援UEのゾーンIDを含む、
    を行わせる、コンピュータ実行可能命令を備える、請求項107に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  118. 前記1つまたは複数の命令は、前記UEに、
    前記少なくとも1つの支援UEの前記ゾーンIDを、測位エンティティに報告すること、
    をさらに行わせる、請求項117に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  119. 前記測位エンティティは前記ターゲットUEである、請求項118に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  120. 前記測位エンティティはロケーションサーバである、請求項118に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
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