JP2024516507A - Uuインターフェースおよびサイドリンクインターフェースについての測位基準信号処理能力間の相互作用 - Google Patents

Uuインターフェースおよびサイドリンクインターフェースについての測位基準信号処理能力間の相互作用 Download PDF

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Abstract

ワイヤレス通信のための技法が開示される。一態様では、ユーザ機器(UE)が、1つまたは複数の第1のネットワークエンティティとの、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することと、少なくとも1つの測位能力報告を1つまたは複数の第2のネットワークエンティティに送信することと、少なくとも1つの測位能力報告が、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)の両方を処理する、UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、を行う。

Description

関連出願の相互参照
[0001]本特許出願は、その両方が本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2021年3月31日に出願された「INTERACTION BETWEEN POSITIONING REFERENCE SIGNAL PROCESSING CAPABILITIES FOR THE UU AND SIDELINK INTERFACES」と題するギリシャ特許出願第20210100222号、および2022年2月28日に出願された「INTERACTION BETWEEN POSITIONING REFERENCE SIGNAL PROCESSING CAPABILITIES FOR THE UU AND SIDELINK INTERFACES」と題する米国非仮特許出願第17/683,312号の優先権を主張する。
[0002]本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信に関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)と、(中間の2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービスと、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービスと、第4世代(4G)サービス(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))またはWiMax(登録商標))とを含む、様々な世代を通して発展してきた。現在、セルラーおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む、使用されている多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムがある。知られているセルラーシステムの例は、セルラーアナログ高度モバイルフォンシステム(AMPS)、および符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))に基づくデジタルセルラーシステムなどを含む。
[0004]新無線(NR)と呼ばれる第5世代(5G)ワイヤレス規格は、改善の中でも、より高いデータ転送速度と、より多い数の接続と、より良いカバレージとを必要とする。次世代モバイルネットワークアライアンスによる5G規格は、数万人のユーザの各々に数十メガビット毎秒のデータレートを提供し、オフィスフロア上の数十人の労働者に1ギガビット毎秒のデータレートを提供するように設計されている。大きいセンサー展開をサポートするために、数十万の同時接続がサポートされるべきである。したがって、5Gモバイル通信のスペクトル効率は、現在の4G規格と比較して著しく拡張されるべきである。さらに、現在の規格と比較して、シグナリング効率が拡張されるべきであり、レイテンシが大幅に低減されるべきである。
[0005]以下は、本明細書で開示される1つまたは複数の態様に関係する簡略化された概要を提示する。したがって、以下の概要は、すべての企図された態様に関係する広範な概観と見なされるべきではなく、また、以下の概要は、すべての企図された態様に関係する重要なまたは重大な要素を識別するか、あるいは特定の態様に関連する範囲を定めるものと見なされるべきではない。したがって、以下の概要は、以下で提示される発明を実施するための形態に先行して、簡略化された形で、本明細書で開示される機構に関係する1つまたは複数の態様に関係するいくつかの概念を提示する唯一の目的を有する。
[0006]一態様では、ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法が、1つまたは複数の第1のネットワークエンティティとの、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することと、少なくとも1つの測位能力報告を第2のネットワークエンティティに送信することと、少なくとも1つの測位能力報告が、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)の両方を処理する、UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、を含む。
[0007]一態様では、ユーザ機器(UE)は、メモリと、通信インターフェースと、メモリおよび通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数の第1のネットワークエンティティとの、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することと、通信インターフェースに、少なくとも1つの測位能力報告を第2のネットワークエンティティに送信させることと、少なくとも1つの測位能力報告が、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)の両方を処理する、UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、を行うように構成される。
[0008]一態様では、ユーザ機器(UE)は、1つまたは複数の第1のネットワークエンティティとの、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与するための手段と、少なくとも1つの測位能力報告を第2のネットワークエンティティに送信するための手段と、少なくとも1つの測位能力報告が、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)の両方を処理する、UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、を含む。
[0009]一態様では、非一時的コンピュータ可読媒体が、コンピュータ実行可能命令を記憶し、コンピュータ実行可能命令は、ユーザ機器(UE)によって実行されたとき、UEに、1つまたは複数の第1のネットワークエンティティとの、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することと、少なくとも1つの測位能力報告を第2のネットワークエンティティに送信することと、少なくとも1つの測位能力報告が、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)の両方を処理する、UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、を行わせる。
[0010]本明細書で開示される態様に関連する他の目的および利点は、添付の図面および発明を実施するための形態に基づいて当業者に明らかになるであろう。
[0011]添付の図面は、本開示の様々な態様の説明を助けるために提示され、態様の限定ではなく、単に態様の例示のために提供される。
[0012]本開示の態様による、例示的なワイヤレス通信システムを示す図。 [0013]本開示の態様による、例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図。 本開示の態様による、例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図。 [0014]ユーザ機器(UE)において採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 基地局において採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 ネットワークエンティティにおいて採用され、本明細書で教示される通信をサポートするように構成され得る構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。 [0015]本開示の態様による、ユニキャストサイドリンク確立をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。 [0016]本開示の態様による、例示的なフレーム構造およびフレーム構造内のチャネルを示す図。 本開示の態様による、例示的なフレーム構造およびフレーム構造内のチャネルを示す図。 本開示の態様による、例示的なフレーム構造およびフレーム構造内のチャネルを示す図。 本開示の態様による、例示的なフレーム構造およびフレーム構造内のチャネルを示す図。 [0017]本開示の態様による、知られているロケーションをもつUEが、ターゲットUEのロケーション推定値を改善するために使用され得る、例示的なシナリオを示す図。 [0018]本開示の態様による、セルラー接続性をもたないターゲットUEのロケーションが、セルラー接続性をもつ複数のUEの支援を受けて決定される、例示的なシナリオを示す図。 [0019]本開示の態様による、リレーUEがリモートUEの測位を支援する、例示的なシナリオを示す図。 [0020]本開示の態様による、フィードバックリソースをもたない例示的なスロット構造の図。 [0021]本開示の態様による、リソースプールと測位のためのリソースプールとの間の例示的な重複を示す図。 [0022]本開示の態様による、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)処理とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)処理との間の例示的な重複シナリオを示す図。 本開示の態様による、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)処理とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)処理との間の例示的な重複シナリオを示す図。 本開示の態様による、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)処理とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)処理との間の例示的な重複シナリオを示す図。 [0023]本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的な方法を示す図。
[0024]本開示の態様が、説明のために提供される様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において提供される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替態様が考案され得る。さらに、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている要素については詳細に説明されないか、または省略される。
[0025]「例示的」および/または「例」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきであるとは限らない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、説明される特徴、利点または動作モードを含むことを必要としない。
[0026]以下で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的に特定の適用例、部分的に所望の設計、部分的に対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0027]さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実施されるべき一連のアクションに関して説明される。本明細書で説明される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実施され得ることを認識されよう。さらに、本明細書で説明される一連のアクションは、実行時に、本明細書で説明される機能をデバイスの関連するプロセッサに実施させるかまたは実施するように命令するコンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で全体として実施されるべきものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、請求される主題の範囲内に入ることがすべて企図されているいくつかの異なる形態で実施され得る。さらに、本明細書で説明される態様の各々について、任意のそのような態様の対応する形態は、本明細書では、たとえば、説明されるアクションを実施する「ように構成された論理」として説明されることがある。
[0028]本明細書で使用される「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、いずれかの特定の無線アクセス技術(RAT)に固有であるかまたは他の方法でそれに限定されることを意図されていない。概して、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、消費者アセット位置特定デバイス、ウェアラブル(たとえば、スマートウォッチ、グラス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車など)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であり得る。UEは、モバイルであり得るかまたは(たとえば、いくつかの時間において)固定であり得、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用される「UE」という用語は、「アクセス端末」または「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」または「UT」、「モバイルデバイス」、「モバイル端末」、「移動局」、あるいはそれらの変形形態と互換的に呼ばれることがある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通して、UEは、インターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEと接続され得る。もちろん、ワイヤードアクセスネットワーク、(たとえば、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11仕様などに基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどを介したものなど、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構もUEに対して可能である。
[0029]基地局は、それが展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作し得、代替的に、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、次世代eNB(ng-eNB)、(gNBまたはgノードBとも呼ばれる)新無線(NR)ノードBなどと呼ばれることがある。基地局は、主に、サポートされるUEのためのデータ、音声、および/またはシグナリング接続をサポートすることを含む、UEによるワイヤレスアクセスをサポートするために使用され得る。いくつかのシステムでは、基地局は、純粋にエッジノードシグナリング機能を提供し得るが、他のシステムでは、それは、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を提供し得る。UEがそれを通して基地局に信号を送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。基地局がそれを通してUEに信号を送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)または順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用されるトラフィックチャネル(TCH)という用語は、アップリンク/逆方向トラフィックチャネルまたはダウンリンク/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことがある。
[0030]「基地局」という用語は、単一の物理的送信受信ポイント(TRP)、またはコロケートされることもされないこともある複数の物理的TRPを指し得る。たとえば、「基地局」という用語が、単一の物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局のセル(またはいくつかのセルセクタ)に対応する基地局のアンテナであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされた物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局の(たとえば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるような、または基地局がビームフォーミングを採用する場合における)アンテナのアレイであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされない物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、分散アンテナシステム(DAS)(トランスポート媒体を介して共通ソースに接続された、空間的に分離されたアンテナのネットワーク)またはリモートラジオヘッド(RRH)(サービング基地局に接続されたリモート基地局)であり得る。代替的に、コロケートされない物理的TRPは、UEから測定報告を受信するサービング基地局と、UEがその基準無線周波数(RF)信号を測定しているネイバー基地局とであり得る。TRPは、基地局がワイヤレス信号をそれから送信および受信するポイントであるので、本明細書で使用される、基地局からの送信または基地局における受信への言及は、基地局の特定のTRPを指すものとして理解されたい。
[0031]UEの測位をサポートするいくつかの実装形態では、基地局は、UEによるワイヤレスアクセスをサポートしないことがある(たとえば、UEのためのデータ、音声、および/またはシグナリング接続をサポートしないことがある)が、代わりに、UEによって測定されるべき基準信号をUEに送信し得、および/またはUEによって送信された信号を受信し、測定し得る。そのような基地局は、(たとえば、信号をUEに送信するとき)測位ビーコンと呼ばれ、および/または(たとえば、信号をUEから受信し、測定するとき)ロケーション測定ユニットと呼ばれることがある。
[0032]「RF信号」は、送信機と受信機との間の空間を通して情報をトランスポートする所与の周波数の電磁波を備える。本明細書で使用される送信機は、単一の「RF信号」または複数の「RF信号」を受信機に送信し得る。しかしながら、受信機は、マルチパスチャネルを通るRF信号の伝搬特性により、各送信されるRF信号に対応する複数の「RF信号」を受信し得る。送信機と受信機との間の異なる経路上の同じ送信されるRF信号は、「マルチパス」RF信号と呼ばれることがある。
[0033]図1は、本開示の態様による、例示的なワイヤレス通信システム100を示す。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)と呼ばれることもある)ワイヤレス通信システム100は、(「BS」と標示された)様々な基地局102と、様々なUE104とを含み得る。基地局102は、マクロセル基地局(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル基地局(低電力セルラー基地局)を含み得る。一態様では、マクロセル基地局102は、ワイヤレス通信システム100がLTEネットワークに対応するeNBおよび/もしくはng-eNB、またはワイヤレス通信システム100がNRネットワークに対応するgNB、あるいは両方の組合せを含み得、スモールセル基地局は、フェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどを含み得る。
[0034]基地局102は、集合的にRANを形成し、バックホールリンク122を通してコアネットワーク174(たとえば、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC))とインターフェースし、コアネットワーク174を通して1つまたは複数のロケーションサーバ172(たとえば、ロケーション管理機能(LMF)またはセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP))へとインターフェースし得る。(1つまたは複数の)ロケーションサーバ172は、コアネットワーク174の一部であり得るか、またはコアネットワーク174の外部にあり得る。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータを転送することと、無線チャネル暗号化および解読と、完全性保護と、ヘッダ圧縮と、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)と、セル間干渉協調と、接続セットアップおよび解放と、負荷分散と、非アクセス層(NAS)メッセージのための分配と、NASノード選択と、同期と、RAN共有と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)と、加入者および機器トレースと、RAN情報管理(RIM)と、ページングと、測位と、警告メッセージの配信とのうちの1つまたは複数に関係する機能を実施し得る。基地局102は、ワイヤードまたはワイヤレスであり得るバックホールリンク134を介して、直接または間接的に(たとえば、EPC/5GCを通して)互いに通信し得る。
[0035]基地局102はUE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。一態様では、1つまたは複数のセルは、各地理的カバレージエリア110中の基地局102によってサポートされ得る。「セル」は、(たとえば、キャリア周波数、コンポーネントキャリア、キャリア、帯域などと呼ばれる、何らかの周波数リソースを介した)基地局との通信のために使用される論理的通信エンティティであり、同じまたは異なるキャリア周波数を介して動作するセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCI)、拡張セル識別子(ECI)、仮想セル識別子(VCI)、セルグローバル識別子(CGI)など)に関連し得る。いくつかの場合には、異なるセルは、異なるタイプのUEにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、またはその他)に従って構成され得る。セルは特定の基地局によってサポートされるので、「セル」という用語は、コンテキストに応じて、論理的通信エンティティと、それをサポートする基地局とのいずれかまたは両方を指し得る。いくつかの場合には、「セル」という用語はまた、キャリア周波数が検出され、地理的カバレージエリア110の何らかの部分内の通信のために使用され得る限り、基地局の地理的カバレージエリア(たとえば、セクタ)を指し得る。
[0036]ネイバリングマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110は、(たとえば、ハンドオーバ領域において)部分的に重複し得るが、地理的カバレージエリア110のうちのいくつかは、より大きい地理的カバレージエリア110によってかなり重複され得る。たとえば、(「スモールセル」のために「SC」と標示された)スモールセル基地局102’は、1つまたは複数のマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110とかなり重複する地理的カバレージエリア110’を有し得る。スモールセル基地局とマクロセル基地局の両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られ得る。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG)として知られる制限されたグループにサービスを提供し得るホームeNB(HeNB)を含み得る。
[0037]基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL)送信を含み得る。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、MIMOアンテナ技術を使用し得る。通信リンク120は、1つまたは複数のキャリア周波数を通したものであり得る。キャリアの割振りは、ダウンリンクとアップリンクとに関して非対称であり得る(たとえば、ダウンリンクの場合、アップリンクの場合よりも多いまたは少ないキャリアが割り振られ得る)。
[0038]ワイヤレス通信システム100は、無認可周波数スペクトル(たとえば、5GHz)中で通信リンク154を介してワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)152と通信しているWLANアクセスポイント(AP)150をさらに含み得る。無認可周波数スペクトル中で通信するとき、WLAN STA152および/またはWLAN AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)プロシージャまたはリッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを実施し得る。
[0039]スモールセル基地局102’は、認可および/または無認可周波数スペクトル中で動作し得る。無認可周波数スペクトル中で動作するとき、スモールセル基地局102’は、LTEまたはNR技術を採用し、WLAN AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用し得る。無認可周波数スペクトル中でLTE/5Gを採用するスモールセル基地局102’は、アクセスネットワークへのカバレージをブーストし、および/またはアクセスネットワークの容量を増加させ得る。無認可スペクトルにおけるNRは、NR-Uと呼ばれることがある。無認可スペクトルにおけるLTEは、LTE-U、認可支援アクセス(LAA)、またはMulteFireと呼ばれることがある。
[0040]ワイヤレス通信システム100は、UE182と通信している、mmW周波数および/または近mmW周波数中で動作し得るmmW基地局180をさらに含み得る。極高周波(EHF)は、電磁スペクトル中のRFの一部である。EHFは、30GHz~300GHzの範囲と、1ミリメートルから10ミリメートルの間の波長とを有する。この帯域中の電波は、ミリメートル波と呼ばれることがある。近mmWは、100ミリメートルの波長をもつ3GHzの周波数まで下方に延在し得る。超高周波(SHF)帯域は、センチメートル波とも呼ばれる、3GHzから30GHzの間に延在する。mmW/近mmW無線周波数帯域を使用する通信は、高い経路損失と比較的短い範囲とを有する。mmW基地局180とUE182とは、極めて高い経路損失と短い範囲とを補償するために、mmW通信リンク184を介してビームフォーミング(送信および/または受信)を利用し得る。さらに、代替構成では、1つまたは複数の基地局102はまた、mmWまたは近mmWとビームフォーミングとを使用して送信し得ることが諒解されよう。したがって、上記の説明は、例にすぎず、本明細書で開示される様々な態様を限定すると解釈されるべきではないことが諒解されよう。
[0041]送信ビームフォーミングは、RF信号を特定の方向に集束させるための技法である。旧来、ネットワークノード(たとえば、基地局)がRF信号をブロードキャストするとき、それは、信号をすべての方向に(全方向的に)ブロードキャストする。送信ビームフォーミングでは、ネットワークノードは、所与のターゲットデバイス(たとえば、UE)が(送信ネットワークノードに対して)どこに位置するかを決定し、より強いダウンリンクRF信号をその特定の方向に投射し、それにより、(データレートに関して)より高速でより強いRF信号を(1つまたは複数の)受信デバイスに提供する。送信するときにRF信号の方向性を変更するために、ネットワークノードは、RF信号をブロードキャストしている1つまたは複数の送信機の各々において、RF信号の位相と相対振幅とを制御することができる。たとえば、ネットワークノードは、アンテナを実際に移動させることなしに、異なる方向に向くように「ステアリング」され得るRF波のビームを作成する(「フェーズドアレイ」または「アンテナアレイ」と呼ばれる)アンテナのアレイを使用し得る。特に、送信機からのRF電流は、別個のアンテナからの電波が互いに加算されて所望の方向における放射が増加される一方で、望ましくない方向における放射を打ち消して抑制するように、適正な位相関係とともに個々のアンテナに供給される。
[0042]送信ビームは擬似コロケートされ得、これは、ネットワークノードの送信アンテナ自体が物理的にコロケートされるか否かにかかわらず、送信ビームが受信機(たとえば、UE)には同じパラメータを有するように見えることを意味する。NRでは、4つのタイプの擬似コロケーション(QCL)関係がある。特に、所与のタイプのQCL関係は、第2のビーム上の第2の基準RF信号に関するいくつかのパラメータが、ソースビーム上のソース基準RF信号に関する情報から導出され得ることを意味する。したがって、ソース基準RF信号がQCLタイプAである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトと、ドップラー拡散と、平均遅延と、遅延拡散とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプBである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトとドップラー拡散とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプCである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号のドップラーシフトと平均遅延とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプDである場合、受信機は、同じチャネル上で送信される第2の基準RF信号の空間受信パラメータを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。
[0043]受信ビームフォーミングでは、受信機は、所与のチャネル上で検出されたRF信号を増幅するために受信ビームを使用する。たとえば、受信機は、特定の方向から受信されるRF信号を増幅する(たとえば、それの利得レベルを増加させる)ために、その方向においてアンテナのアレイの利得設定を増加させ、および/または位相設定を調整することができる。したがって、受信機が、ある方向にビームフォーミングすると言われるとき、それは、その方向におけるビーム利得が、他の方向に沿ったビーム利得に対して高いこと、またはその方向におけるビーム利得が、受信機にとって利用可能なすべての他の受信ビームのその方向におけるビーム利得と比較して最も高いことを意味する。これは、その方向から受信されるRF信号のより強い受信信号強度(たとえば、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)など)を生じる。
[0044]送信ビームと受信ビームとは、空間的に関係し得る。空間関係は、第2の基準信号のための第2のビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)のためのパラメータが、第1の基準信号のための第1のビーム(たとえば、受信ビームまたは送信ビーム)に関する情報から導出され得ることを意味する。たとえば、UEは、基地局から基準ダウンリンク基準信号(たとえば、同期信号ブロック(SSB))を受信するために、特定の受信ビームを使用し得る。UEは、次いで、受信ビームのパラメータに基づいて、その基地局にアップリンク基準信号(たとえば、サウンディング基準信号(SRS))を送るための送信ビームを形成することができる。
[0045]「ダウンリンク」ビームは、それを形成しているエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得ることに留意されたい。たとえば、基地局が、UEに基準信号を送信するためにダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームは送信ビームである。しかしながら、UEがダウンリンクビームを形成している場合、それは、ダウンリンク基準信号を受信するための受信ビームである。同様に、「アップリンク」ビームは、それを形成しているエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得る。たとえば、基地局がアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク受信ビームであり、UEがアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク送信ビームである。
[0046]5Gでは、ワイヤレスノード(たとえば、基地局102/180、UE104/182)が動作する周波数スペクトルは、複数の周波数範囲、FR1(450から6000MHzまで)と、FR2(24250から52600MHzまで)と、FR3(52600MHz超)と、FR4(FR1からFR2の間)とに分割される。mmW周波数帯域は、概して、FR2、FR3、およびFR4周波数範囲を含む。したがって、「mmW」および「FR2」または「FR3」または「FR4」という用語は、概して、互換的に使用され得る。
[0047]5Gなど、マルチキャリアシステムでは、キャリア周波数のうちの1つは、「1次キャリア」または「アンカーキャリア」または「1次サービングセル」または「PCell」と呼ばれ、残りのキャリア周波数は、「2次キャリア」または「2次サービングセル」または「SCell」と呼ばれる。キャリアアグリゲーションにおいて、アンカーキャリアは、UE104/182と、UE104/182が初期無線リソース制御(RRC)接続確立プロシージャを実施するかまたはRRC接続再確立プロシージャを始動するかのいずれかであるセルとによって利用される1次周波数(たとえば、FR1)上で動作するキャリアである。1次キャリアは、すべての共通のおよびUE固有の制御チャネルを搬送し、認可周波数中のキャリアであり得る(ただし、これは常に当てはまるとは限らない)。2次キャリアは、RRC接続がUE104とアンカーキャリアとの間で確立されると構成され得、追加の無線リソースを提供するために使用され得る、第2の周波数(たとえば、FR2)上で動作するキャリアである。いくつかの場合には、2次キャリアは、無認可周波数中のキャリアであり得る。2次キャリアは、必要なシグナリング情報および信号のみを含んでいることがあり、たとえば、1次アップリンクキャリアと1次ダウンリンクキャリアの両方が典型的にはUE固有であるので、UE固有であるものは、2次キャリア中に存在しないことがある。これは、セル中の異なるUE104/182が、異なるダウンリンク1次キャリアを有し得ることを意味する。同じことが、アップリンク1次キャリアについて当てはまる。ネットワークは、任意の時間において任意のUE104/182の1次キャリアを変更することが可能である。これは、たとえば、異なるキャリアに対する負荷を分散させるために行われる。(PCellであるかSCellであるかにかかわらず)「サービングセル」は、何らかの基地局がそれを介して通信しているキャリア周波数/コンポーネントキャリアに対応するので、「セル」、「サービングセル」、「コンポーネントキャリア」、「キャリア周波数」などの用語は、互換的に使用され得る。
[0048]たとえば、まだ図1を参照すると、マクロセル基地局102によって利用される周波数のうちの1つは、アンカーキャリア(または「PCell」)であり得、マクロセル基地局102および/またはmmW基地局180によって利用される他の周波数は、2次キャリア(「SCell」)であり得る。複数のキャリアの同時送信および/または受信は、UE104/182がそれのデータ送信および/または受信レートを著しく増加させることを可能にする。たとえば、マルチキャリアシステムにおける2つの20MHzのアグリゲートされたキャリアは、理論的には、単一の20MHzキャリアによって達成されるものと比較して、データレートの倍増(すなわち、40MHz)につながるであろう。
[0049]図1の例では、1つまたは複数の地球周回衛星測位システム(SPS)スペースビークル(SV)112(たとえば、衛星)が、(簡単のために単一のUE104として図1に示されている)図示されたUEのいずれかのためのロケーション情報の独立したソースとして使用され得る。UE104は、SV112からジオロケーション情報を導出するためのSPS信号124を受信するように特別に設計された1つまたは複数の専用SPS受信機を含み得る。SPSは、一般に、受信機(たとえば、UE104)が、送信機(たとえば、SV112)から受信された信号(たとえば、SPS信号124)に少なくとも部分的に基づいて地球上または地球上空で受信機のロケーションを決定することを可能にするように配置された、送信機のシステムを含む。そのような送信機は、一般に、設定された数のチップの反復擬似ランダム雑音(PN)コードでマークされた信号を送信する。一般にSV112中に位置するが、送信機は、時々、地上ベース制御局、基地局102、および/または他のUE104上に位置し得る。
[0050]SPS信号124の使用は、1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星システムに関連するかまたはさもなければそれとともに使用するために有効にされ得る、様々な衛星ベースオーグメンテーションシステム(SBAS:satellite-based augmentation system)によってオーグメントされ得る。たとえば、SBASは、ワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS:Wide Area Augmentation System)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS:European Geostationary Navigation Overlay Service)、多機能衛星オーグメンテーションシステム(MSAS:Multi-functional Satellite Augmentation System)、全地球測位システム(GPS)支援ジオオーグメンテッドナビゲーションまたはGPSおよびジオオーグメンテッドナビゲーションシステム(GAGAN:GPS Aided Geo Augmented NavigationまたはGPS and Geo Augmented Navigation system)など、完全性情報、差分補正などを提供する(1つまたは複数の)オーグメンテーションシステムを含み得る。したがって、本明細書で使用されるSPSは、1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星システムならびに/あるいはオーグメンテーションシステムの任意の組合せを含み得、SPS信号124は、SPS信号、SPS様の信号、および/またはそのような1つまたは複数のSPSに関連する他の信号を含み得る。
[0051]特に、NRの増加されたデータレートおよび減少されたレイテンシを活用して、車両対あらゆるモノ(V2X)通信技術が、車両間(車両間(V2V))、車両と路側インフラストラクチャとの間(車両対インフラストラクチャ(V2I))、および車両と歩行者との間(車歩間(V2P))のワイヤレス通信など、インテリジェントトランスポートシステム(ITS)アプリケーションをサポートするために実装されている。目標は、車両がそれらの周囲の環境を検知し、その情報を他の車両、インフラストラクチャ、およびパーソナルモバイルデバイスに通信することができることである。そのような車両通信は、現在の技術が提供することができない安全性、モビリティ、および環境の向上を可能にする。完全に実装されると、技術は、損傷を受けない(unimpaired)車両衝突を80%だけ低減することが予想される。
[0052]まだ図1を参照すると、ワイヤレス通信システム100は、(たとえば、Uuインターフェースを使用して)通信リンク120を介して基地局102と通信し得る複数のV-UE160を含み得る。V-UE160はまた、ワイヤレスサイドリンク162を介して互いに直接通信するか、ワイヤレスサイドリンク166を介して(「路側ユニット」とも呼ばれる)路側アクセスポイント164と通信するか、またはワイヤレスサイドリンク168を介してUE104と通信し得る。ワイヤレスサイドリンク(または単に「サイドリンク」)は、2つまたはそれ以上のUE間の直接通信を、その通信が基地局を通る必要なしに可能にするコアセルラー(たとえば、LTE、NR)規格の適応形態である。サイドリンク通信は、ユニキャストまたはマルチキャストであり得、デバイスツーデバイス(D2D)メディア共有、V2V通信、V2X通信(たとえば、セルラーV2X(cV2X)通信、拡張V2X(eV2X)通信など)、緊急救助アプリケーションなどのために使用され得る。サイドリンク通信を利用するV-UE160のグループのうちの1つまたは複数が、基地局102の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のV-UE160は、基地局102の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局102からの送信を受信することができないことがある。いくつかの場合には、サイドリンク通信を介して通信するV-UE160のグループは、各V-UE160がグループ中のあらゆる他のV-UE160に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの場合には、基地局102は、サイドリンク通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、サイドリンク通信は、基地局102の関与なしにV-UE160間で行われる。
[0053]一態様では、サイドリンク162、166、168は、他の車両および/またはインフラストラクチャアクセスポイント、ならびに他のRAT間の他のワイヤレス通信と共有され得る、関心のワイヤレス通信媒体を介して動作し得る。「媒体」は、1つまたは複数の送信機/受信機ペア間のワイヤレス通信に関連する(たとえば、1つまたは複数のキャリアにわたる1つまたは複数のチャネルを包含する)1つまたは複数の時間、周波数、および/または空間通信リソースから構成され得る。
[0054]一態様では、サイドリンク162、166、168は、cV2Xリンクであり得る。cV2Xの第1世代は、LTEにおいて規格化されており、次世代は、NRにおいて定義されることが予想される。cV2Xは、デバイスツーデバイス通信をも可能にするセルラー技術である。米国および欧州では、cV2Xは、サブ6GHzにおける認可ITS帯域中で動作することが予想される。他の国では、他の帯域が割り振られ得る。したがって、特定の例として、サイドリンク162、166、168によって利用される関心の媒体は、サブ6GHzの認可ITS周波数帯域の少なくとも一部分に対応し得る。しかしながら、本開示は、この周波数帯域またはセルラー技術に限定されない。
[0055]一態様では、サイドリンク162、166、168は、専用短距離通信(DSRC:dedicated short-range communication)リンクであり得る。DSRCは、V2V、V2I、およびV2P通信のために、IEEE802.11pとしても知られている車両環境用ワイヤレスアクセス(WAVE:wireless access for vehicular environments)プロトコルを使用する、一方向または双方向の短距離から中距離のワイヤレス通信プロトコルである。IEEE802.11pは、IEEE802.11規格に対する承認された補正書であり、米国では5.9GHz(5.85~5.925GHz)の認可ITS帯域中で動作する。欧州では、IEEE802.11pは、ITS G5A帯域(5.875~5.905MHz)中で動作する。他の国では、他の帯域が割り振られ得る。上記で手短に説明されたV2V通信は、安全チャネル上で行われ、この安全チャネルは、米国では、典型的には、安全の目的に専用である10MHzチャネルである。DSRC帯域の残り(総帯域幅は75MHzである)は、道路規則、通行料徴収、駐車自動化など、運転者にとって関心の他のサービスを対象とする。したがって、特定の例として、サイドリンク162、166、168によって利用される関心の媒体は、5.9GHzの認可ITS周波数帯域の少なくとも一部分に対応し得る。
[0056]代替的に、関心の媒体は、様々なRATの間で共有される無認可周波数帯域の少なくとも一部分に対応し得る。異なる認可周波数帯域が(たとえば、米国における連邦通信委員会(FCC)などの政府機関によって)いくつかの通信システムのために予約されているが、これらのシステム、特に、スモールセルアクセスポイントを採用するものは、最近、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)技術、最も顕著には一般に「Wi-Fi(登録商標)」と呼ばれるIEEE802.11x WLAN技術によって使用される無認可国家情報インフラストラクチャ(U-NII)帯域など、無認可周波数帯域に動作を拡張した。このタイプの例示的なシステムは、CDMAシステム、TDMAシステム、FDMAシステム、直交FDMA(OFDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)システムなどの異なる変形態を含む。
[0057]V-UE160間の通信は、V2V通信と呼ばれ、V-UE160と1つまたは複数の路側アクセスポイント164との間の通信は、V2I通信と呼ばれ、V-UE160と1つまたは複数のUE104(ここで、UE104はP-UEである)との間の通信は、V2P通信と呼ばれる。V-UE160間のV2V通信は、たとえば、V-UE160の位置、速度、加速度、方位、および他の車両データに関する情報を含み得る。1つまたは複数の路側アクセスポイント164からのV-UE160において受信されたV2I情報は、たとえば、道路規則、駐車自動化情報などを含み得る。V-UE160とUE104との間のV2P通信は、たとえば、V-UE160の位置、速度、加速度、および方位、ならびに、UE104の位置、速度(たとえば、UE104が自転車上のユーザによって携帯される場合)、および方位に関する情報を含み得る。
[0058]図1はUEのうちの2つのみをV-UE(V-UE160)として示しているが、図示されたUE(たとえば、UE104、152、182、190)のいずれもV-UEであり得ることに留意されたい。さらに、V-UE160および単一のUE104のみが、サイドリンクを介して接続されているものとして示されているが、図1に示されているUEのいずれも、V-UEかP-UEかなどにかかわらず、サイドリンク通信が可能であり得る。さらに、UE182のみが、ビームフォーミングすることが可能であるものとして説明されたが、V-UE160を含む、図示されたUEのいずれも、ビームフォーミングすることが可能であり得る。V-UE160がビームフォーミングすることが可能である場合、それらは、互いのほうへ(すなわち、他のV-UE160のほうへ)、路側アクセスポイント164のほうへ、他のUE(たとえば、UE104、152、182、190)のほうへなど、ビームフォーミングし得る。したがって、いくつかの場合には、V-UE160は、サイドリンク162、166、および168を介してビームフォーミングを利用し得る。
[0059]ワイヤレス通信システム100は、(「サイドリンク」と呼ばれる)1つまたは複数のデバイスツーデバイス(D2D)ピアツーピア(P2P)リンクを介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続する、UE190などの1つまたは複数のUEをさらに含み得る。図1の例では、UE190は、(たとえば、UE190がそれを通してセルラー接続性を間接的に取得し得る)基地局102のうちの1つに接続されたUE104のうちの1つとのD2D P2Pリンク192と、(UE190がそれを通してWLANベースインターネット接続性を間接的に取得し得る)WLAN AP150に接続されたWLAN STA152とのD2D P2Pリンク194とを有する。一例では、D2D P2Pリンク192および194は、LTE Direct(LTE-D)、WiFi Direct(登録商標)(WiFi(登録商標)-D)、Bluetooth(登録商標)など、任意のよく知られているD2D RATを用いてサポートされ得る。別の例として、D2D P2Pリンク192および194は、サイドリンク162、166、および168に関して上記で説明されたような、サイドリンクであり得る。
[0060]図2Aは、例示的なワイヤレスネットワーク構造200を示す。たとえば、(次世代コア(NGC)とも呼ばれる)5GC210は、機能的には、コアネットワークを形成するために協働的に動作する、制御プレーン機能(Cプレーン)214(たとえば、UE登録、認証、ネットワークアクセス、ゲートウェイ選択など)、およびユーザプレーン機能(Uプレーン)212(たとえば、UEゲートウェイ機能、データネットワークへのアクセス、IPルーティングなど)と見なされ得る。ユーザプレーンインターフェース(NG-U)213と制御プレーンインターフェース(NG-C)215とは、gNB222を5GC210に、特にそれぞれユーザプレーン機能212と制御プレーン機能214とに接続する。追加の構成では、ng-eNB224も、制御プレーン機能214へのNG-C215と、ユーザプレーン機能212へのNG-U213とを介して5GC210に接続され得る。さらに、ng-eNB224は、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、次世代RAN(NG-RAN)220は、1つまたは複数のgNB222のみを有し得るが、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはng-eNB224のいずれか(または両方)が、UE204(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)と通信し得る。一態様では、2つまたはそれ以上のUE204は、図1中のワイヤレスサイドリンク162に対応し得る、ワイヤレスサイドリンク242を介して互いに通信し得る。
[0061]別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を提供するために5GC210と通信していることがある、ロケーションサーバ230を含み得る。ロケーションサーバ230は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって拡散された異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得るか、または代替的に、各々単一のサーバに対応し得る。ロケーションサーバ230は、コアネットワーク、5GC210を介して、および/またはインターネット(示されず)を介してロケーションサーバ230に接続することができるUE204のための1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。さらに、ロケーションサーバ230は、コアネットワークの構成要素に統合され得るか、または代替的にコアネットワークの外部にあり得る。
[0062]図2Bは、別の例示的なワイヤレスネットワーク構造250を示す。(図2A中の5GC210に対応し得る)5GC260は、機能的には、コアネットワーク(すなわち、5GC260)を形成するために協働的に動作する、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)264によって提供される制御プレーン機能、ならびにユーザプレーン機能(UPF)262によって提供されるユーザプレーン機能と見なされ得る。ユーザプレーンインターフェース263と制御プレーンインターフェース265とは、ng-eNB224を5GC260に、特にそれぞれUPF262とAMF264とに接続する。追加の構成では、gNB222も、AMF264への制御プレーンインターフェース265と、UPF262へのユーザプレーンインターフェース263とを介して5GC260に接続され得る。さらに、ng-eNB224は、5GC260へのgNB直接接続性を用いてまたは用いずに、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、NG-RAN220は、1つまたは複数のgNB222のみを有し得、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。NG-RAN220の基地局は、N2インターフェースを介してAMF264と通信し、N3インターフェースを介してUPF262と通信する。gNB222またはng-eNB224のいずれか(または両方)が、UE204(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)と通信し得る。一態様では、2つまたはそれ以上のUE204は、図1中のサイドリンク162に対応し得る、サイドリンク242を介して互いに通信し得る。
[0063]AMF264の機能は、登録管理と、接続管理と、到達可能性管理と、モビリティ管理と、合法的傍受と、UE204とセッション管理機能(SMF)266との間のセッション管理(SM)メッセージのためのトランスポートと、SMメッセージをルーティングするための透過的プロキシサービスと、アクセス認証およびアクセス許可と、UE204とショートメッセージサービス機能(SMSF)(図示せず)との間のショートメッセージサービス(SMS)メッセージのためのトランスポートと、セキュリティアンカー機能(SEAF)とを含む。AMF264はまた、認証サーバ機能(AUSF)(図示せず)およびUE204と対話し、UE204認証プロセスの結果として確立された中間キーを受信する。UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム)加入者識別モジュール(USIM)に基づく認証の場合、AMF264は、AUSFからセキュリティ資料を取り出す。AMF264の機能はまた、セキュリティコンテキスト管理(SCM)を含む。SCMは、それがアクセスネットワーク固有のキーを導出するために使用するキーをSEAFから受信する。AMF264の機能はまた、規制サービスのためのロケーションサービス管理と、UE204と、ロケーションサーバ230として働くLMF270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポートと、NG-RAN220とLMF270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポートと、発展型パケットシステム(EPS)との相互動作のためのEPSベアラ識別子割振りと、UE204モビリティイベント通知とを含む。さらに、AMF264はまた、非3GPP(登録商標)(第3世代パートナーシッププロジェクト)アクセスネットワークのための機能をサポートする。
[0064]UPF262の機能は、(適用可能なとき)RAT内/間モビリティのためのアンカーポイントとして働くことと、データネットワーク(図示せず)への相互接続の外部プロトコルデータユニット(PDU)セッションポイントとして働くことと、パケットルーティングおよびフォワーディングを提供することと、パケット検査と、ユーザプレーンポリシールール執行(たとえば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング)と、合法的傍受(ユーザプレーン収集)と、トラフィック使用報告と、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)ハンドリング(たとえば、アップリンク/ダウンリンクレート執行、ダウンリンクにおける反射性QoSマーキング)と、アップリンクトラフィック検証(サービスデータフロー(SDF)対QoSフローマッピング)と、アップリンクおよびダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキングと、ダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガリングと、ソースRANノードに1つまたは複数の「終了マーカー」を送ることおよびフォワーディングすることとを含む。UPF262はまた、UE204と、SLP272などのロケーションサーバとの間のユーザプレーンを介したロケーションサービスメッセージの転送をサポートし得る。
[0065]SMF266の機能は、セッション管理と、UEインターネットプロトコル(IP)アドレス割振りおよび管理と、ユーザプレーン機能の選択および制御と、トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPF262におけるトラフィックステアリングの構成と、ポリシー執行およびQoSの一部の制御と、ダウンリンクデータ通知とを含む。SMF266がそれを介してAMF264と通信するインターフェースは、N11インターフェースと呼ばれる。
[0066]別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を提供するために5GC260と通信していることがある、LMF270を含み得る。LMF270は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって拡散された異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得るか、または代替的に、各々単一のサーバに対応し得る。LMF270は、コアネットワーク、5GC260を介して、および/またはインターネット(示されず)を介してLMF270に接続することができるUE204のための1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。SLP272は、LMF270と同様の機能をサポートし得るが、LMF270は、(たとえば、音声またはデータでなくシグナリングメッセージを伝達することを意図されたインターフェースおよびプロトコルを使用して)制御プレーンを介してAMF264、NG-RAN220、およびUE204と通信し得、SLP272は、(たとえば、伝送制御プロトコル(TCP)および/またはIPのような音声および/またはデータを搬送することを意図されたプロトコルを使用して)ユーザプレーンを介してUE204および外部クライアント(図2Bに図示せず)と通信し得る。
[0067]図3Aと、図3Bと、図3Cとは、本明細書で教示されるファイル送信動作をサポートするために、(本明細書で説明されるUEのいずれかに対応し得る)UE302と、(本明細書で説明される基地局のいずれかに対応し得る)基地局304と、(ロケーションサーバ230とLMF270とを含む、本明細書で説明されるネットワーク機能のいずれかに対応するかまたはそれを実施し得る)ネットワークエンティティ306とに組み込まれ得る、(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。これらの構成要素は、異なる実装形態では異なるタイプの装置において(たとえば、ASICにおいて、システムオンチップ(SoC)においてなど)実装され得ることが諒解されよう。図示された構成要素は、通信システム中の他の装置にも組み込まれ得る。たとえば、システム中の他の装置は、同様の機能を提供するために説明されるものと同様の構成要素を含み得る。また、所与の装置が、構成要素のうちの1つまたは複数を含んでいることがある。たとえば、装置は、装置が複数のキャリア上で動作し、および/または異なる技術によって通信することを可能にする、複数のトランシーバ構成要素を含み得る。
[0068]UE302と基地局304とは、各々、少なくとも1つのワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ310および350をそれぞれ含み、NRネットワーク、LTEネットワーク、GSMネットワークなど、1つまたは複数のワイヤレス通信ネットワーク(図示せず)を介して通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、調節するための手段、送信するのを控えるための手段など)を提供する。WWANトランシーバ310および350は、関心のワイヤレス通信媒体(たとえば、特定の周波数スペクトル中の時間/周波数リソースの何らかのセット)上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、NR、LTE、GSMなど)を介して、他のUE、アクセスポイント、基地局(たとえば、eNB、gNB)などの他のネットワークノードと通信するために、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ316および356に接続され得る。WWANトランシーバ310および350は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、ならびに逆に、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成され得る。特に、WWANトランシーバ310および350は、それぞれ、信号318および358を送信および符号化するために、1つまたは複数の送信機314および354をそれぞれ含み、それぞれ、信号318および358を受信および復号するために、1つまたは複数の受信機312および352をそれぞれ含む。
[0069]UE302と基地局304とはまた、各々、少なくともいくつかの場合には、それぞれ、少なくとも1つの短距離ワイヤレストランシーバ320および360を含む。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ326および366に接続され、関心のワイヤレス通信媒体上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、WiFi、LTE-D、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、Z-Wave(登録商標)、PC5、専用短距離通信(DSRC:dedicated short-range communications)、車両環境用ワイヤレスアクセス(WAVE:wireless access for vehicular environments)、ニアフィールド通信(NFC)など)を介して、他のUE、アクセスポイント、基地局などの他のネットワークノードと通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、調節するための手段、送信するのを控えるための手段など)を提供し得る。短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、ならびに逆に、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成され得る。特に、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、それぞれ、信号328および368を送信および符号化するために、1つまたは複数の送信機324および364をそれぞれ含み、それぞれ、信号328および368を受信および復号するために、1つまたは複数の受信機322および362をそれぞれ含む。特定の例として、短距離ワイヤレストランシーバ320および360は、WiFiトランシーバ、Bluetooth(登録商標)トランシーバ、Zigbee(登録商標)および/またはZ-Wave(登録商標)トランシーバ、NFCトランシーバ、あるいは車両間(V2V)および/または車両対あらゆるモノ(V2X)トランシーバであり得る。
[0070]少なくとも1つの送信機と少なくとも1つの受信機とを含むトランシーバ回路は、いくつかの実装形態では、(たとえば、単一の通信デバイスの送信機回路および受信機回路として実施される)統合されたデバイスを備え得、いくつかの実装形態では、別個の送信機デバイスと別個の受信機デバイスとを備え得、または他の実装形態では、他の方法で実施され得る。一態様では、送信機は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置が送信「ビームフォーミング」を実施することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含むかまたはそれらに結合され得る。同様に、受信機は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置が受信ビームフォーミングを実施することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含むかまたはそれらに結合され得る。一態様では、送信機と受信機とは、それぞれの装置が、同時に受信と送信の両方を行うのではなく、所与の時間において受信または送信のみを行うことができるように、同じ複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を共有し得る。UE302および/または基地局304のワイヤレス通信デバイス(たとえば、トランシーバ310および320ならびに/または350および360の一方または両方)はまた、様々な測定を実施するためのネットワークリッスンモジュール(NLM)などを備え得る。
[0071]UE302と基地局304とはまた、少なくともいくつかの場合には、衛星測位システム(SPS)受信機330および370を含む。SPS受信機330および370は、1つまたは複数のアンテナ336および376にそれぞれ接続され得、全地球測位システム(GPS)信号、グローバルナビゲーション衛星システム(GLONASS)信号、ガリレオ信号、北斗信号、インドの地域ナビゲーション衛星システム(NAVIC)、準天頂衛星システム(QZSS)など、それぞれ、SPS信号338および378を受信および/または測定するための手段を提供し得る。SPS受信機330および370は、それぞれ、SPS信号338および378を受信および処理するための、任意の好適なハードウェアおよび/またはソフトウェアを備え得る。SPS受信機330および370は、他のシステムに適宜に情報と動作とを要求し、任意の好適なSPSアルゴリズムによって取得された測定値を使用してUE302と基地局304との位置を決定するのに必要な計算を実施する。
[0072]基地局304とネットワークエンティティ306とは、各々、少なくとも1つのネットワークインターフェース380および390をそれぞれ含み、他のネットワークエンティティと通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段など)を提供する。たとえば、ネットワークインターフェース380および390(たとえば、1つまたは複数のネットワークアクセスポート)は、ワイヤベースまたはワイヤレスバックホール接続を介して1つまたは複数のネットワークエンティティと通信するように構成され得る。いくつかの態様では、ネットワークインターフェース380および390は、ワイヤベースまたはワイヤレス信号通信をサポートするように構成されたトランシーバとして実装され得る。この通信は、たとえば、メッセージ、パラメータ、および/または他のタイプの情報を送ることおよび受信することを伴い得る。
[0073]一態様では、少なくとも1つのWWANトランシーバ310および/または少なくとも1つの短距離ワイヤレストランシーバ320は、UE302の(ワイヤレス)通信インターフェースを形成し得る。同様に、少なくとも1つのWWANトランシーバ350、少なくとも1つの短距離ワイヤレストランシーバ360、および/または少なくとも1つのネットワークインターフェース380は、基地局304の(ワイヤレス)通信インターフェースを形成し得る。同様に、少なくとも1つのネットワークインターフェース390は、ネットワークエンティティ306の(ワイヤレス)通信インターフェースを形成し得る。様々なワイヤレストランシーバ(たとえば、トランシーバ310、320、350、および360)およびワイヤードトランシーバ(たとえば、ネットワークインターフェース380および390)は、概して、少なくとも1つのトランシーバとして、または代替的に、少なくとも1つの通信インターフェースとして特徴づけられ得る。したがって、特定のトランシーバまたは通信インターフェースが、それぞれ、ワイヤードまたはワイヤレストランシーバまたは通信インターフェースに関係するかどうかは、実施される通信のタイプから推論され得る(たとえば、ネットワークデバイスまたはサーバ間のバックホール通信が、概して、少なくとも1つのワイヤードトランシーバを介したシグナリングに関係する)。
[0074]UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とはまた、本明細書で開示される動作とともに使用され得る他の構成要素を含む。UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、それぞれ、たとえば、ワイヤレス測位に関係する機能を提供するために、および他の処理機能を提供するために、少なくとも1つのプロセッサ332、384および394を含む。プロセッサ332、384、および394は、したがって、決定するための手段、計算するための手段、受信するための手段、送信するための手段、示すための手段など、処理するための手段を提供し得る。一態様では、プロセッサ332、384、および394は、たとえば、少なくとも1つの汎用プロセッサ、マルチコアプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、ASIC、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、他のプログラマブル論理デバイスまたは処理回路、あるいはそれらの様々な組合せを含み得る。
[0075]UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、情報(たとえば、予約済みリソース、しきい値、パラメータなどを示す情報)を維持するために、(たとえば、各々メモリデバイスを含む)メモリ構成要素340、386、および396をそれぞれ実装するメモリ回路を含む。メモリ構成要素340、386、および396は、したがって、記憶するための手段、取り出すための手段、維持するための手段などを提供し得る。いくつかの場合には、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、それぞれ、測位構成要素342、388、および398を含み得る。測位構成要素342、388、および398は、実行されたとき、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とに本明細書で説明される機能を実施させる、それぞれプロセッサ332、384、および394の一部であるかまたはそれらに結合されたハードウェア回路であり得る。他の態様では、測位構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394の外部にあり得る(たとえば、モデム処理システムの一部である、別の処理システムと統合される、など)。代替的に、測位構成要素342、388、および398は、プロセッサ332、384、および394(またはモデム処理システム、別の処理システムなど)によって実行されたとき、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とに本明細書で説明される機能を実施させる、それぞれメモリ構成要素340、386、および396に記憶されたメモリモジュールであり得る。図3Aは、少なくとも1つのWWANトランシーバ310、メモリ構成要素340、少なくとも1つのプロセッサ332、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素342の可能なロケーションを示す。図3Bは、少なくとも1つのWWANトランシーバ350、メモリ構成要素386、少なくとも1つのプロセッサ384、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素388の可能なロケーションを示す。図3Cは、少なくとも1つのネットワークインターフェース390、メモリ構成要素396、少なくとも1つのプロセッサ394、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素398の可能なロケーションを示す。
[0076]UE302は、少なくとも1つのWWANトランシーバ310、少なくとも1つの短距離ワイヤレストランシーバ320、および/またはSPS受信機330によって受信された信号から導出される動きデータとは無関係である移動および/または配向情報を検知または検出するための手段を提供するために、少なくとも1つのプロセッサ332に結合された1つまたは複数のセンサー344を含み得る。例として、(1つまたは複数の)センサー344は、加速度計(たとえば、マイクロ電気機械システム(MEMS)デバイス)、ジャイロスコープ、地磁気センサー(たとえば、コンパス)、高度計(たとえば、気圧高度計)、および/または任意の他のタイプの移動検出センサーを含み得る。その上、(1つまたは複数の)センサー344は、複数の異なるタイプのデバイスを含み、動き情報を提供するためにそれらの出力を合成し得る。たとえば、(1つまたは複数の)センサー344は、2Dおよび/または3D座標系における位置を算出する能力を提供するために、多軸加速度計と配向センサーとの組合せを使用し得る。
[0077]さらに、UE302は、ユーザに指示(たとえば、可聴および/または視覚指示)を提供するための手段、および/または(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどの検知デバイスのユーザ作動時に)ユーザ入力を受信するための手段を提供するユーザインターフェース346を含む。図示されていないが、基地局304およびネットワークエンティティ306もユーザインターフェースを含み得る。
[0078]より詳細に少なくとも1つのプロセッサ384を参照すると、ダウンリンクにおいて、ネットワークエンティティ306からのIPパケットが少なくとも1つのプロセッサ384に提供され得る。少なくとも1つのプロセッサ384は、RRCレイヤと、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとのための機能を実装し得る。少なくとも1つのプロセッサ384は、システム情報(たとえば、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB))のブロードキャスティングと、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)と、RAT間モビリティと、UE測定報告のための測定構成とに関連するRRCレイヤ機能、ヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)と、ハンドオーバサポート機能とに関連するPDCPレイヤ機能、上位レイヤPDUの転送と、自動再送要求(ARQ)を介した誤り訂正と、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、スケジューリング情報報告と、誤り訂正と、優先度ハンドリングと、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を提供し得る。
[0079]送信機354と受信機352とは、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1(L1)機能を実装し得る。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含み得る。送信機354は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、多値直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングをハンドリングする。コーディングされ、変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームにスプリットされ得る。各ストリームは、次いで、時間ドメインOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、直交周波数分割多重(OFDM)サブキャリアにマッピングされ、時間および/または周波数ドメインにおいて基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して互いに合成され得る。OFDMシンボルストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE302によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、1つまたは複数の異なるアンテナ356に提供され得る。送信機354は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0080]UE302において、受信機312は、それのそれぞれの(1つまたは複数の)アンテナ316を通して信号を受信する。受信機312は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を少なくとも1つのプロセッサ332に提供する。送信機314と受信機312とは、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。受信機312は、UE302に宛てられた空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実施し得る。複数の空間ストリームがUE302に宛てられた場合、それらは、受信機312によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。受信機312は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間ドメインから周波数ドメインにコンバートする。周波数ドメイン信号は、OFDM信号の各サブキャリアについて別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと、基準信号とは、基地局304によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器によって算出されたチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上で基地局304によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元するために復号およびデインターリーブされる。データと制御信号とは、次いで、レイヤ3(L3)およびレイヤ2(L2)機能を実装する少なくとも1つのプロセッサ332に提供される。
[0081]アップリンクでは、少なくとも1つのプロセッサ332は、コアネットワークからのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを提供する。少なくとも1つのプロセッサ332はまた、誤り検出を担当する。
[0082]基地局304によるダウンリンク送信に関して説明される機能と同様に、少なくとも1つのプロセッサ332は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得と、RRC接続と、測定報告とに関連するRRCレイヤ機能、ヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)とに関連するPDCPレイヤ機能、上位レイヤPDUの転送と、ARQを介した誤り訂正と、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化と、TBからのMAC SDUの逆多重化と、スケジューリング情報報告と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を介した誤り訂正と、優先度ハンドリングと、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を提供する。
[0083]基地局304によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、送信機314によって使用され得る。送信機314によって生成された空間ストリームは、(1つまたは複数の)異なるアンテナ316に提供され得る。送信機314は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0084]アップリンク送信は、UE302における受信機機能に関して説明される様式と同様の様式で基地局304において処理される。受信機352は、それのそれぞれの(1つまたは複数の)アンテナ356を通して信号を受信する。受信機352は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を少なくとも1つのプロセッサ384に提供する。
[0085]アップリンクでは、少なくとも1つのプロセッサ384は、UE302からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを提供する。少なくとも1つのプロセッサ384からのIPパケットは、コアネットワークに提供され得る。少なくとも1つのプロセッサ384はまた、誤り検出を担当する。
[0086]便宜上、UE302、基地局304、および/またはネットワークエンティティ306は、図3A~図3Cでは、本明細書で説明される様々な例に従って構成され得る様々な構成要素を含むものとして示されている。しかしながら、図示されたブロックは、異なる設計では異なる機能を有し得ることが諒解されよう。
[0087]UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306との様々な構成要素は、それぞれ、データバス334、382、および392を介して互いに通信し得る。一態様では、データバス334、382、および392は、それぞれ、UE302、基地局304、およびネットワークエンティティ306の通信インターフェースを形成するか、またはそれらの一部であり得る。たとえば、異なる論理エンティティが同じデバイスにおいて実施される場合(たとえば、同じ基地局304に組み込まれたgNB機能およびロケーションサーバ機能)、データバス334、382、および392は、それらの間の通信を提供し得る。
[0088]図3A~図3Cの構成要素は様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、図3A~図3Cの構成要素は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサおよび/または(1つまたは複数のプロセッサを含み得る)1つまたは複数のASICなど、1つまたは複数の回路において実装され得る。ここで、各回路は、この機能を提供するために回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリ構成要素を使用し、および/または組み込み得る。たとえば、ブロック310~346によって表される機能の一部または全部は、UE302のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。同様に、ブロック350~388によって表される機能の一部または全部は、基地局304のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。また、ブロック390~398によって表される機能の一部または全部は、ネットワークエンティティ306のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。簡単のために、様々な動作、行為、および/または機能は、本明細書では、「UEによって」、「基地局によって」、「ネットワークエンティティによって」などで実施されるものとして説明される。しかしながら、諒解されるように、そのような動作、行為、および/または機能は、実際は、プロセッサ332、384、394、トランシーバ310、320、350、および360、メモリ構成要素340、386、および396、測位構成要素342、388、および398など、UE302、基地局304、ネットワークエンティティ306などの特定の構成要素または構成要素の組合せによって実施され得る。
[0089]図4は、本開示の態様による、ワイヤレスユニキャストサイドリンク確立をサポートするワイヤレス通信システム400の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム400は、ワイヤレス通信システム100、200、および250の態様を実装し得る。ワイヤレス通信システム400は、本明細書で説明されるUEのいずれかの例であり得る、第1のUE402と第2のUE404とを含み得る。特定の例として、UE402および404は、図1中のV-UE160、D2D P2Pリンク192を介して接続された図1中のUE190およびUE104、または図2Aおよび図2B中のUE204に対応し得る。
[0090]図4の例では、UE402は、UE402とUE404との間のV2Xサイドリンクであり得る、UE404とのサイドリンクを介したユニキャスト接続を確立することを試み得る。特定の例として、確立されたサイドリンク接続は、図1中のサイドリンク162および/または168、あるいは図2Aおよび図2B中のサイドリンク242に対応し得る。サイドリンク接続は、全方向周波数範囲(たとえば、FR1)および/またはmmW周波数範囲(たとえば、FR2)において確立され得る。いくつかの場合には、UE402は、サイドリンク接続プロシージャを開始する開始UEと呼ばれることがあり、UE404は、開始UEによるサイドリンク接続プロシージャの対象にされるターゲットUEと呼ばれることがある。
[0091]ユニキャスト接続を確立するために、アクセス層(AS)(ワイヤレスリンクを介してデータをトランスポートすることと無線リソースを管理することとを担当し、レイヤ2の一部である、RANとUEとの間のUMTSおよびLTEプロトコルスタック中の機能的レイヤ)パラメータが、UE402とUE404との間で構成され、ネゴシエートされ得る。たとえば、送信および受信能力マッチングが、UE402とUE404との間でネゴシエートされ得る。各UEは異なる能力(たとえば、送信および受信、64直交振幅変調(QAM)、送信ダイバーシティ、キャリアアグリゲーション(CA)、(1つまたは複数の)サポートされる通信周波数帯域など)を有し得る。いくつかの場合には、異なるサービスが、UE402およびUE404のための対応するプロトコルスタックの上位レイヤにおいてサポートされ得る。さらに、セキュリティアソシエーションが、ユニキャスト接続のためにUE402とUE404との間で確立され得る。ユニキャストトラフィックは、リンクレベルにおけるセキュリティ保護(たとえば、完全性保護)から恩恵を受け得る。セキュリティ要件は、異なるワイヤレス通信システムについて異なり得る。たとえば、V2XシステムとUuシステムとは、異なるセキュリティ要件を有し得る(たとえば、Uuセキュリティは機密性保護を含まない)。さらに、IP構成(たとえば、IPバージョン、アドレスなど)が、UE402とUE404との間のユニキャスト接続についてネゴシエートされ得る。
[0092]いくつかの場合には、UE404は、サイドリンク接続確立を支援するためにセルラーネットワーク(たとえば、cV2X)を介して送信すべきサービス告知(たとえば、サービス能力メッセージ)を作成し得る。従来、UE402は、近くのUE(たとえば、UE404)によって暗号化解除されたブロードキャストされた基本サービスメッセージ(BSM)に基づいて、サイドリンク通信のための候補を識別し、その位置を特定し得る。BSMは、対応するUEのための、ロケーション情報と、セキュリティおよび識別情報と、車両情報(たとえば、速度、操作、サイズなど)とを含み得る。しかしながら、異なるワイヤレス通信システム(たとえば、D2DまたはV2X通信)について、UE402が(1つまたは複数の)BSMを検出することができるように、発見チャネルが構成されないことがある。したがって、UE404および他の近くのUEによって送信されるサービス告知(たとえば、発見信号)は、上位レイヤ信号であり、(たとえば、NRサイドリンクブロードキャストにおいて)ブロードキャストされ得る。いくつかの場合には、UE404は、それが所有する接続パラメータおよび/または能力を含む、それ自体についての1つまたは複数のパラメータをサービス告知中に含め得る。UE402は、次いで、対応するサイドリンク接続のための潜在的UEを識別するために、ブロードキャストされたサービス告知を監視し、受信し得る。いくつかの場合には、UE402は、各UEがそれらのそれぞれのサービス告知中で示す能力に基づいて、潜在的UEを識別し得る。
[0093]サービス告知は、サービス告知を送信するUE(図4の例ではUE404)を識別するためにUE402(たとえば、または任意の開始UE)を支援するための情報を含み得る。たとえば、サービス告知は、直接通信要求が送られ得る場合、チャネル情報を含み得る。いくつかの場合には、チャネル情報は、RAT固有(たとえば、LTEまたはNRに固有)であり得、UE402がその中で通信要求を送信するリソースプールを含み得る。さらに、サービス告知は、宛先アドレスが現在のアドレス(たとえば、ストリーミングプロバイダまたはサービス告知を送信するUEのアドレス)とは異なる場合、UEのための特定の宛先アドレス(たとえば、レイヤ2宛先アドレス)を含み得る。サービス告知は、UE402が通信要求を送信するためのネットワークまたはトランスポートレイヤをも含み得る。たとえば、(「レイヤ4」または「L3」とも呼ばれる)ネットワークレイヤまたは(「レイヤ4」または「L4」とも呼ばれる)トランスポートレイヤは、サービス告知を送信するUEのためのアプリケーションのポート番号を示し得る。いくつかの場合には、シグナリング(たとえば、PC5シグナリング)がプロトコル(たとえば、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP))を直接搬送するか、または局所的に生成されたランダムプロトコルを与える場合、IPアドレス指定が必要とされないことがある。さらに、サービス告知は、証明確立およびQoS関係パラメータのための、あるタイプのプロトコルを含み得る。
[0094]潜在的サイドリンク接続ターゲット(図4の例ではUE404)を識別した後に、開始UE(図4の例ではUE402)は、識別されたターゲットUE404に接続要求415を送信し得る。いくつかの場合には、接続要求415は、UE404とのユニキャスト接続を要求するためにUE402によって送信される第1のRRCメッセージ(たとえば、「RRCDirectConnectionSetupRequest」メッセージ)であり得る。たとえば、ユニキャスト接続はサイドリンクのためにPC5インターフェースを利用し得、接続要求415はRRC接続セットアップ要求メッセージであり得る。さらに、UE402は、接続要求415をトランスポートするためにサイドリンクシグナリング無線ベアラ405を使用し得る。
[0095]接続要求415を受信した後に、UE404は、接続要求415を受け付けるべきなのか拒否すべきなのかを決定し得る。UE404は、この決定を、送信/受信能力、サイドリンクを介したユニキャスト接続に適応する能力、ユニキャスト接続について示された特定のサービス、ユニキャスト接続を介して送信されるべきコンテンツ、またはそれらの組合せに基づかせ得る。たとえば、UE402がデータを送信または受信するために第1のRATを使用することを希望するが、UE404が第1のRATをサポートしない場合、UE404は接続要求415を拒否し得る。追加または代替として、UE404は、限られた無線リソース、スケジューリング問題などにより、サイドリンクを介したユニキャスト接続に適応することができないことに基づいて、接続要求415を拒否し得る。したがって、UE404は、要求が接続応答420において受け付けられるのか拒否されるのかの指示を送信し得る。UE402および接続要求415と同様に、UE404は、接続応答420をトランスポートするためにサイドリンクシグナリング無線ベアラ410を使用し得る。さらに、接続応答420は、接続要求415に応答してUE404によって送信される第2のRRCメッセージ(たとえば、「RRCDirectConnectionResponse」メッセージ)であり得る。
[0096]いくつかの場合には、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405とサイドリンクシグナリング無線ベアラ410とは、同じサイドリンクシグナリング無線ベアラであり得るか、または別個のサイドリンクシグナリング無線ベアラであり得る。したがって、無線リンク制御(RLC)レイヤ確認応答モード(AM)が、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405および410のために使用され得る。ユニキャスト接続をサポートするUEは、サイドリンクシグナリング無線ベアラに関連する論理チャネル上でリッスンし得る。いくつかの場合には、ASレイヤ(すなわち、レイヤ2)は、V2Xレイヤ(たとえば、データプレーン)の代わりにRRCシグナリング(たとえば、制御プレーン)を通して直接情報をパスし得る。
[0097]接続応答420が、UE404が接続要求415を受け付けたことを示す場合、UE402は、ユニキャスト接続セットアップが完了したことを示すために、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405上で接続確立425メッセージを送信し得る。いくつかの場合には、接続確立425は、第3のRRCメッセージ(たとえば、「RRCDirectConnectionSetupComplete」メッセージ)であり得る。接続要求415、接続応答420、および接続確立425の各々は、一方のUEから他方のUEにトランスポートされているとき、各UEが、対応する送信(たとえば、RRCメッセージ)を受信し、復号することができることを可能にするために、基本能力を使用し得る。
[0098]さらに、接続要求415、接続応答420、および接続確立425の各々について、識別子が使用され得る。たとえば、識別子は、どちらのUE402/304がどちらのメッセージを送信しているか、および/またはそのメッセージがどちらのUE402/304を対象とするかを示し得る。物理(PHY)レイヤチャネルでは、RRCシグナリングと後続のデータ送信とは、同じ識別子(たとえば、レイヤ2ID)を使用し得る。しかしながら、論理チャネルでは、識別子は、RRCシグナリングについて、およびデータ送信について別個であり得る。たとえば、論理チャネル上で、RRCシグナリングとデータ送信とは、別様に扱われ、異なる確認応答(ACK)フィードバックメッセージングを有し得る。いくつかの場合には、RRCメッセージングについて、対応するメッセージが適切に送信および受信されることを保証するために物理レイヤACKが使用され得る。
[0099]ユニキャスト接続について、対応するASレイヤパラメータのネゴシエーションを可能にするために、1つまたは複数の情報要素が、それぞれ、UE402および/またはUE404のための接続要求415および/または接続応答420中に含まれ得る。たとえば、UE402および/またはUE404は、ユニキャスト接続についてパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)コンテキストを設定するために、対応するユニキャスト接続セットアップメッセージ中にPDCPパラメータを含め得る。いくつかの場合には、PDCPコンテキストは、PDCP複製がユニキャスト接続のために利用されるか否かを示し得る。さらに、UE402および/またはUE404は、ユニキャスト接続についてRLCコンテキストを設定するために、ユニキャスト接続を確立するとき、RLCパラメータを含め得る。たとえば、RLCコンテキストは、ユニキャスト通信のRLCレイヤのために、AMが使用される(たとえば、並べ替えタイマー(t-reordering)が使用される)のか非確認応答モード(UM)が使用されるのかを示し得る。
[0100]さらに、UE402および/またはUE404は、ユニキャスト接続について媒体アクセス制御(MAC)コンテキストを設定するためにMACパラメータを含め得る。いくつかの場合には、MACコンテキストは、ユニキャスト接続について、リソース選択アルゴリズム、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方式(たとえば、ACKまたは否定ACK(NACK)フィードバック)、HARQフィードバック方式のためのパラメータ、キャリアアグリゲーション、またはそれらの組合せを可能にし得る。さらに、UE402および/またはUE404は、ユニキャスト接続についてPHYレイヤコンテキストを設定するために、ユニキャスト接続を確立するとき、PHYレイヤパラメータを含め得る。たとえば、PHYレイヤコンテキストは、ユニキャスト接続について、(各UE402/304について送信プロファイルが含まれない限り)送信フォーマットと、無線リソース構成(たとえば、帯域幅部分(BWP)、ヌメロロジーなど)とを示し得る。これらの情報要素は、異なる周波数範囲構成(たとえば、FR1およびFR2)についてサポートされ得る。
[0101]いくつかの場合には、セキュリティコンテキストも、(たとえば、接続確立425メッセージが送信された後に)ユニキャスト接続について設定され得る。セキュリティアソシエーション(たとえば、セキュリティコンテキスト)がUE402とUE404との間で確立される前に、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405および410は保護されないことがある。セキュリティアソシエーションが確立された後に、サイドリンクシグナリング無線ベアラ405および410は保護され得る。したがって、セキュリティコンテキストは、ユニキャスト接続ならびにサイドリンクシグナリング無線ベアラ405および410を介したセキュアデータ送信を可能にし得る。さらに、IPレイヤパラメータ(たとえば、リンクローカルIPv4またはIPv6アドレス)もネゴシエートされ得る。いくつかの場合には、IPレイヤパラメータは、RRCシグナリングが確立された(たとえば、ユニキャスト接続が確立された)後に動作する上位レイヤ制御プロトコルによってネゴシエートされ得る。上述のように、UE404は、接続要求415を受け付けるべきなのか拒否すべきなのかについてのそれの決定を、ユニキャスト接続について示された特定のサービスおよび/またはユニキャスト接続を介して送信されるべきコンテンツ(たとえば、上位レイヤ情報)に基づかせ得る。特定のサービスおよび/またはコンテンツはまた、RRCシグナリングが確立された後に動作する上位レイヤ制御プロトコルによって示され得る。
[0102]ユニキャスト接続が確立された後に、UE402およびUE404は、サイドリンク430を介したユニキャスト接続を使用して通信し得、ここで、サイドリンクデータ435が2つのUE402および404間で送信される。サイドリンク430は、図1中のサイドリンク162および/または168、ならびに/あるいは図2Aおよび図2B中のサイドリンク242に対応し得る。いくつかの場合には、サイドリンクデータ435は、2つのUE402および404間で送信されるRRCメッセージを含み得る。サイドリンク430上のこのユニキャスト接続を維持するために、UE402および/またはUE404は、キープアライブメッセージ(たとえば、「RRCDirectLinkAlive」メッセージ、第4のRRCメッセージなど)を送信し得る。いくつかの場合には、キープアライブメッセージは、周期的にまたはオンデマンドで(たとえば、イベントトリガ型)トリガされ得る。したがって、キープアライブメッセージのトリガリングおよび送信は、UE402によって、またはUE402とUE404の両方によって呼び出され得る。追加または代替として、(たとえば、サイドリンク430を介して定義された)MAC制御要素(MAC-CE)は、サイドリンク430上のユニキャスト接続のステータスを監視し、その接続を維持するために使用され得る。ユニキャスト接続がもはや必要とされない(たとえば、UE402がUE404から十分に遠く離れて進む)とき、UE402および/またはUE404のいずれかが、サイドリンク430を介したユニキャスト接続をドロップするために解放プロシージャを開始し得る。したがって、後続のRRCメッセージは、ユニキャスト接続上でUE402とUE404との間で送信されないことがある。
[0103]ネットワークノード(たとえば、基地局およびUE)間のダウンリンクおよびアップリンク送信をサポートするために、様々なフレーム構造が使用され得る。図5Aは、本開示の態様による、ダウンリンクフレーム構造の一例を示す図500である。図5Bは、本開示の態様による、ダウンリンクフレーム構造内のチャネルの一例を示す図530である。図5Cは、本開示の態様による、アップリンクフレーム構造の一例を示す図550である。図5Dは、本開示の態様による、アップリンクフレーム構造内のチャネルの一例を示す図580である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有し得る。
[0104]LTE、およびいくつかの場合には、NRは、ダウンリンク上ではOFDMを利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重(SC-FDM)を利用する。しかしながら、LTEとは異なり、NRはアップリンク上でもOFDMを使用するためのオプションを有する。OFDMおよびSC-FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K)個の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアはデータで変調され得る。概して、変調シンボルは、OFDMでは周波数ドメインで、SC-FDMでは時間ドメインで送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、サブキャリアの間隔は15キロヘルツ(kHz)であり得、最小リソース割振り(リソースブロック)は、12個のサブキャリア(または180kHz)であり得る。したがって、公称FFTサイズは、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、それぞれ、128、256、512、1024、または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHz(すなわち、6つのリソースブロック)をカバーし得、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ、1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のサブバンドがあり得る。
[0105]LTEは、単一のヌメロロジー(サブキャリア間隔(SCS)、シンボル長など)をサポートする。対照的に、NRは複数のヌメロロジー(μ)をサポートし得、たとえば、15kHz(μ=0)、30kHz(μ=1)、60kHz(μ=2)、120kHz(μ=3)、および240kHz(μ=4)の、またはそれよりも大きいサブキャリア間隔が利用可能であり得る。各サブキャリア間隔では、スロットごとに14個のシンボルがある。15kHz SCS(μ=0)の場合、サブフレームごとに1つのスロット、フレームごとに10個のスロットがあり、スロット持続時間は1ミリ秒(ms)であり、シンボル持続時間は66.7マイクロ秒(μs)であり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は50である。30kHz SCS(μ=1)の場合、サブフレームごとに2つのスロット、フレームごとに20個のスロットがあり、スロット持続時間は0.5msであり、シンボル持続時間は33.3μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は100である。60kHz SCS(μ=2)の場合、サブフレームごとに4つのスロット、フレームごとに40個のスロットがあり、スロット持続時間は0.25msであり、シンボル持続時間は16.7μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は200である。120kHz SCS(μ=3)の場合、サブフレームごとに8つのスロット、フレームごとに80個のスロットがあり、スロット持続時間は0.125msであり、シンボル持続時間は8.33μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は400である。240kHz SCS(μ=4)の場合、サブフレームごとに16個のスロット、フレームごとに160個のスロットがあり、スロット持続時間は0.0625msであり、シンボル持続時間は4.17μsであり、4K FFTサイズをもつ最大公称システム帯域幅(MHz単位)は800である。
[0106]図5A~図5Dの例では、15kHzのヌメロロジーが使用される。したがって、時間ドメインでは、10msフレームが各々1msの10個の等しいサイズのサブフレームに分割され、各サブフレームは1つのタイムスロットを含む。図5A~図5Dでは、時間は水平方向に(X軸上で)表され、時間は左から右に増加し、周波数は垂直方向に(Y軸上で)表され、周波数は下から上に増加する(または減少する)。
[0107]タイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットは、周波数ドメインにおける1つまたは複数の(物理RB(PRB)とも呼ばれる)時間並列リソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE)にさらに分割される。REは、時間ドメインにおける1つのシンボル長および周波数ドメインにおける1つのサブキャリアに対応し得る。図5A~図5Dのヌメロロジーでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計84個のREについて、周波数ドメインにおいて12個の連続するサブキャリアを含んでいることがあり、時間ドメインにおいて7つの連続するシンボルを含んでいることがある。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計72個のREについて、周波数ドメインにおいて12個の連続するサブキャリアを含んでいることがあり、時間ドメインにおいて6つの連続するシンボルを含んでいることがある。各REによって搬送されるビット数は変調方式に依存する。
[0108]REのうちのいくつかが、ダウンリンク基準(パイロット)信号(DL-RS)を搬送する。DL-RSは、PRS、TRS、PTRS、CRS、CSI-RS、DMRS、PSS、SSS、SSBなどを含み得る。図5Aは、(「R」と標示された)PRSを搬送するREの例示的なロケーションを示す。
[0109]PRSの送信のために使用されるリソース要素(RE)の集合は、「PRSリソース」と呼ばれる。リソース要素の集合は、周波数ドメインにおいて複数のPRBにまたがることができ、時間ドメインにおいてスロット内の(1つまたは複数などの)「N」個の連続するシンボルにまたがることができる。時間ドメインにおける所与のOFDMシンボルにおいて、PRSリソースは、周波数ドメインにおける連続するPRBを占有する。
[0110]所与のPRB内のPRSリソースの送信は、特定の(「コム密度」とも呼ばれる)コムサイズを有する。コムサイズ「N」は、PRSリソース構成の各シンボル内のサブキャリア間隔(または周波数/トーン間隔)を表す。詳細には、コムサイズ「N」の場合、PRSは、PRBのシンボルのN番目ごとのサブキャリア中で送信される。たとえば、コム4の場合、PRSリソース構成の各シンボルについて、(サブキャリア0、4、8などの)4番目ごとのサブキャリアに対応するREが、PRSリソースのPRSを送信するために使用される。現在、コム2、コム4、コム6、およびコム12のコムサイズが、DL-PRSのためにサポートされる。図5Aは、(6つのシンボルにまたがる)コム6のための例示的なPRSリソース構成を示す。すなわち、(「R」と標示された)影付きREのロケーションは、コム6PRSリソース構成を示す。
[0111]現在、DL-PRSリソースが、完全周波数ドメインスタッガードパターン(fully frequency-domain staggered pattern)をもつスロット内の2つ、4つ、6つまたは12個の連続するシンボルにまたがり得る。DL-PRSリソースは、スロットの任意の上位レイヤ構成されたダウンリンクまたはフレキシブル(FL)シンボルにおいて構成され得る。所与のDL-PRSリソースのすべてのREについて一定のリソース要素単位エネルギー(EPRE)があり得る。以下は、2つ、4つ、6つおよび12個のシンボルにわたるコムサイズ2、4、6および12についてのシンボル間の周波数オフセットである。2シンボルのコム2:{0,1}、4シンボルのコム2:{0,1,0,1}、6シンボルのコム2:{0,1,0,1,0,1}、12シンボルのコム2:{0,1,0,1,0,1,0,1,0,1,0,1}、4シンボルのコム4:{0,2,1,3}、12シンボルのコム4:{0,2,1,3,0,2,1,3,0,2,1,3}、6シンボルのコム6:{0,3,1,4,2,5}、12シンボルのコム6:{0,3,1,4,2,5,0,3,1,4,2,5}、および12シンボルのコム12:{0,6,3,9,1,7,4,10,2,8,5,11}。
[0112]「PRSリソースセット」は、PRS信号の送信のために使用されるPRSリソースのセットであり、ここで、各PRSリソースはPRSリソースIDを有する。さらに、PRSリソースセット中のPRSリソースは、同じTRPに関連付けられる。PRSリソースセットは、PRSリソースセットIDによって識別され、(TRP IDによって識別される)特定のTRPに関連付けられる。さらに、PRSリソースセット中のPRSリソースは、スロットにわたって、同じ周期性と、共通ミューティングパターン構成と、(「PRS-ResourceRepetitionFactor」などの)同じ反復係数とを有する。周期性は、第1のPRSインスタンスの最初のPRSリソースの最初の反復から、次のPRSインスタンスの同じ最初のPRSリソースの同じ最初の反復までの時間である。周期性は、2^μ*{4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,160,320,640,1280,2560,5120,10240}スロットから選択された長さを有し得、μ=0、1、2、3である。反復係数は、{1,2,4,6,8,16,32}スロットから選択された長さを有し得る。
[0113]PRSリソースセット中のPRSリソースIDは、単一のTRPから送信される単一のビーム(またはビームID)に関連付けられる(ここで、TRPは1つまたは複数のビームを送信し得る)。すなわち、PRSリソースセットの各PRSリソースは、異なるビーム上で送信され得、したがって、「PRSリソース」または単に「リソース」は、「ビーム」と呼ばれることもある。これは、TRPと、PRSが送信されるビームとが、UEに知られているかどうかに関するいかなる暗示をも有しないことに留意されたい。
[0114]「PRSインスタンス」または「PRSオケージョン」は、PRSが送信されることが予想される周期的に反復される(1つまたは複数の連続するスロットのグループなどの)時間ウィンドウの1つのインスタンスである。PRSオケージョンは、「PRS測位オケージョン」、「PRS測位インスタンス」、「測位オケージョン」、「測位インスタンス」、「測位反復」、あるいは単に「オケージョン」、「インスタンス」、または「反復」と呼ばれることもある。
[0115](単に「周波数レイヤ」とも呼ばれる)「測位周波数レイヤ」は、いくつかのパラメータについて同じ値を有する1つまたは複数のTRPにわたる1つまたは複数のPRSリソースセットの集合である。詳細には、PRSリソースセットの集合は、同じサブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス(CP)タイプ(物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)についてサポートされるすべてのヌメロロジーが、PRSについてもサポートされることを意味する)と、同じポイントAと、ダウンリンクPRS帯域幅の同じ値と、同じ開始PRB(および中心周波数)と、同じコムサイズとを有する。ポイントAパラメータは、パラメータ「ARFCN-ValueNR」(「ARFCN」は、「絶対無線周波数チャネル番号」を表す)の値をとり、送信および受信のために使用される物理無線チャネルのペアを指定する識別子/コードである。ダウンリンクPRS帯域幅は、4つのPRBのグラニュラリティを有し得、最小24個のPRBであり、最大272個のPRBである。現在、最高4つの周波数レイヤが定義されており、最高2つのPRSリソースセットが周波数レイヤごとのTRPごとに構成され得る。
[0116]周波数レイヤの概念はやや、コンポーネントキャリアおよび帯域幅部分(BWP)の概念のようであるが、コンポーネントキャリアおよびBWPが1つの基地局(またはマクロセル基地局およびスモールセル基地局)によって、データチャネルを送信するために使用され、周波数レイヤが、いくつかの(通常3つ以上の)基地局によって、PRSを送信するために使用されることが異なる。UEは、LTE測位プロトコル(LPP)セッション中などに、それの測位能力をネットワークに送るとき、それがサポートすることができる周波数レイヤの数を示し得る。たとえば、UEは、それが1つまたは4つの測位周波数レイヤをサポートすることができるかどうかを示し得る。
[0117]図5Bは、無線フレームのダウンリンクスロット内の様々なチャネルの一例を示す。NRでは、チャネル帯域幅またはシステム帯域幅は、複数のBWPに分割される。BWPは、所与のキャリア上の所与のヌメロロジーのための共通RBの連続サブセットから選択されたPRBの連続セットである。概して、ダウンリンクおよびアップリンクにおいて、最大4つのBWPが指定され得る。すなわち、UEは、ダウンリンク上の最高4つのBWP、およびアップリンク上の最高4つのBWPで構成され得る。所与の時間において、1つのBWP(アップリンクまたはダウンリンク)のみがアクティブであり得、これは、UEが、一度に1つのBWP上でのみ、受信または送信し得ることを意味する。ダウンリンク上では、各BWPの帯域幅は、SSBの帯域幅に等しいかまたはそれよりも大きくなるべきであるが、それは、SSBを含んでいることも含んでいないこともある。
[0118]図5Bを参照すると、1次同期信号(PSS)が、サブフレーム/シンボルタイミングと物理レイヤ識別情報とを決定するためにUEによって使用される。2次同期信号(SSS)は、物理レイヤセル識別情報グループ番号と無線フレームタイミングとを決定するためにUEによって使用される。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEはPCIを決定することができる。PCIに基づいて、UEは上述のDL-RSのロケーションを決定することができる。MIBを搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、(SS/PBCHとも呼ばれる)SSBを形成するためにPSSおよびSSSを用いて論理的にグループ化され得る。MIBは、ダウンリンクシステム帯域幅中のRBの数と、システムフレーム番号(SFN)とを提供する。PDSCHは、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを通して送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
[0119]物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、各CCEは(時間ドメインにおいて複数のシンボルにまたがり得る)1つまたは複数のREグループ(REG)バンドルを含み、各REGバンドルは1つまたは複数のREGを含み、各REGは、周波数ドメインにおける12個のリソース要素(1つのリソースブロック)、および時間ドメインにおける1つのOFDMシンボルに対応する。PDCCH/DCIを搬送するために使用される物理リソースのセットは、NRでは制御リソースセット(CORESET)と呼ばれる。NRでは、PDCCHは単一のCORESETに限定され、それ自体のDMRSとともに送信される。これは、PDCCHのためのUE固有ビームフォーミングを可能にする。
[0120]図5Bの例では、BWPごとに1つのCORESETがあり、CORESETは時間ドメインにおいて3つのシンボルにまたがる(ただし、それは1つまたは2つのシンボルのみであり得る)。システム帯域幅全体を占有するLTE制御チャネルとは異なり、NRでは、PDCCHチャネルは、周波数ドメインにおける固有の領域(すなわち、CORESET)に局在化される。したがって、図5Bに示されているPDCCHの周波数成分は、周波数ドメインにおける単一のBWPよりも小さいものとして示されている。図示されたCORESETは周波数ドメインにおいて連続しているが、それは連続している必要がないことに留意されたい。さらに、CORESETは、時間ドメインにおいて3つよりも少ないシンボルにまたがり得る。
[0121]PDCCH内のDCIは、それぞれ、アップリンク許可およびダウンリンク許可と呼ばれる、アップリンクリソース割振り(永続的および非永続的)に関する情報と、UEに送信されるダウンリンクデータに関する説明とを搬送する。より詳細には、DCIは、ダウンリンクデータチャネル(たとえば、PDSCH)とアップリンクデータチャネル(たとえば、PUSCH)とのためにスケジュールされたリソースを示す。複数の(たとえば、最高8つの)DCIが、PDCCHにおいて構成され得、これらのDCIは複数のフォーマットのうちの1つを有することができる。たとえば、アップリンクスケジューリングのために、ダウンリンクスケジューリングのために、アップリンク送信電力制御(TPC)のためになど、異なるDCIフォーマットがある。PDCCHは、異なるDCIペイロードサイズまたはコーディングレートに適応するために、1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のCCEによってトランスポートされ得る。
[0122]図5Cに示されているように、(「R」と標示された)REのうちのいくつかが、受信機(たとえば、基地局、別のUEなど)におけるチャネル推定のためのDMRSを搬送する。UEは、たとえば、スロットの最後のシンボル中でSRSをさらに送信し得る。SRSはコム構造を有し得、UEは、コムのうちの1つ上でSRSを送信し得る。図5Cの例では、図示されたSRSは、1つのシンボルにわたるコム2である。SRSは、各UEについてのチャネル状態情報(CSI)を取得するために基地局によって使用され得る。CSIは、RF信号がUEから基地局にどのように伝搬するかを記述し、距離による散乱、フェージング、および電力減衰の複合効果を表す。システムは、リソーススケジューリング、リンク適応、大規模MIMO、ビーム管理などのためにSRSを使用する。
[0123]現在、SRSリソースは、コム2、コム4、またはコム8のコムサイズをもつスロット内の1つ、2つ、4つ、8つ、または12個の連続するシンボルにまたがり得る。以下は、現在サポートされているSRSコムパターンについてのシンボル間の周波数オフセットである。1シンボルのコム2:{0}、2シンボルのコム2:{0,1}、4シンボルのコム2:{0,1,0,1}、4シンボルのコム4:{0,2,1,3}、8シンボルのコム4:{0,2,1,3,0,2,1,3}、12シンボルのコム4:{0,2,1,3,0,2,1,3,0,2,1,3}、4シンボルのコム8:{0,4,2,6}、8シンボルのコム8:{0,4,2,6,1,5,3,7}、および12シンボルのコム8:{0,4,2,6,1,5,3,7,0,4,2,6}。
[0124]SRSの送信のために使用されるリソース要素の集合は、「SRSリソース」と呼ばれ、パラメータ「SRS-ResourceId」によって識別され得る。リソース要素の集合は、周波数ドメインにおいて複数のPRBにまたがることができ、時間ドメインにおけるスロット内でN個(たとえば、1つまたは複数)の連続するシンボルにまたがることができる。所与のOFDMシンボルにおいて、SRSリソースは、連続するPRBを占有する。「SRSリソースセット」は、SRS信号の送信のために使用されるSRSリソースのセットであり、SRSリソースセットID(「SRS-ResourceSetId」)によって識別される。
[0125]概して、UEは、受信基地局(サービング基地局またはネイバリング基地局のいずれか)がUEと基地局との間のチャネル品質を測定することを可能にするために、SRSを送信する。しかしながら、SRSは、アップリンク到着時間差(UL-TDOA)、ラウンドトリップ時間(RTT)、アップリンク到着角度(UL-AoA)など、アップリンクベース測位プロシージャのためのアップリンク測位基準信号としても特に構成され得る。本明細書で使用される「SRS」という用語は、チャネル品質測定のために構成されたSRSまたは測位目的のために構成されたSRSを指し得る。SRSのその2つのタイプを区別することが必要とされるとき、前者は、本明細書では「通信のためのSRS(SRS-for-communication)」と呼ばれることがあり、および/または後者は「測位のためのSRS(SRS-for-positioning)」と呼ばれることがある。
[0126](単一シンボル/コム2を除く)SRSリソース内の新しいスタッガードパターン、SRSのための新しいコムタイプ、SRSのための新しいシーケンス、コンポーネントキャリアごとのより高い数のSRSリソースセット、およびコンポーネントキャリアごとのより高い数のSRSリソースなど、SRSの以前の定義に勝るいくつかの拡張が、(「UL-PRS」とも呼ばれる)測位のためのSRSのために提案されている。さらに、パラメータ「SpatialRelationInfo」および「PathLossReference」は、ネイバリングTRPからのダウンリンク基準信号またはSSBに基づいて構成されるべきである。さらにまた、1つのSRSリソースが、アクティブBWPの外側で送信され得、1つのSRSリソースが、複数のコンポーネントキャリアにわたってまたがり得る。また、SRSは、RRC接続状態で構成され、アクティブBWP内でのみ送信され得る。さらに、周波数ホッピング、反復係数がなく、単一のアンテナポート、およびSRSのための新しい長さ(たとえば、8つおよび12個のシンボル)があり得る。また、開ループ電力制御があり、閉ループ電力制御がないことがあり、コム8(すなわち、同じシンボルにおける8番目ごとのサブキャリア中で送信されるSRS)が使用され得る。最後に、UEは、UL-AoAのための複数のSRSリソースから同じ送信ビームを通して送信し得る。これらのすべては、現在のSRSフレームワークに追加される特徴であり、それらは、RRC上位レイヤシグナリングを通して構成される(および、MAC制御要素(CE)またはDCIを通して潜在的にトリガまたはアクティブ化される)。
[0127]図5Dは、本開示の態様による、フレームのアップリンクスロット内の様々なチャネルの一例を示す。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)とも呼ばれるランダムアクセスチャネル(RACH)は、PRACH構成に基づいてフレーム内の1つまたは複数のスロット内にあり得る。PRACHは、スロット内に6つの連続するRBペアを含み得る。PRACHは、UEが、初期システムアクセスを実施し、アップリンク同期を達成することを可能にする。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)が、アップリンクシステム帯域幅のエッジ上に位置し得る。PUCCHは、スケジューリング要求、CSI報告、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなど、アップリンク制御情報(UCI)を搬送する。物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)は、データを搬送し、バッファステータス報告(BSR)、電力ヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するためにさらに使用され得る。
[0128]「測位基準信号」および「PRS」という用語は、概して、NRおよびLTEシステムにおいて測位のために使用される固有の基準信号を指すことに留意されたい。しかしながら、本明細書で使用される「測位基準信号」および「PRS」という用語は、限定はしないが、LTEおよびNRにおいて定義されているPRS、TRS、PTRS、CRS、CSI-RS、DMRS、PSS、SSS、SSB、SRS、UL-PRSなど、測位のために使用され得る任意のタイプの基準信号をも指し得る。さらに、「測位基準信号」および「PRS」という用語は、コンテキストによって別段に示されていない限り、ダウンリンクまたはアップリンク測位基準信号を指し得る。PRSのタイプをさらに区別することが必要とされる場合、ダウンリンク測位基準信号は、「DL-PRS」と呼ばれることがあり、アップリンク測位基準信号(たとえば、測位のためのSRS、PTRS)は、「UL-PRS」と呼ばれることがあり、サイドリンク測位基準信号は、「SL-PRS」と呼ばれることがある。さらに、アップリンク方向、ダウンリンク方向、およびサイドリンク方向において送信され得る信号(たとえば、DMRS、PT-RSなど)の場合、それらの信号は、方向を区別するために、それぞれ、「UL」、「DL」、または「SL」が前に付加され得る。たとえば、「UL-DMRS」は、「SL-DMRS」と弁別され得る。
[0129]NRは、ダウンリンクベース測位方法と、アップリンクベース測位方法と、ダウンリンクおよびアップリンクベース測位方法とを含む、いくつかのセルラーネットワークベース測位技術をサポートする。ダウンリンクベース測位方法は、LTEにおける観測到着時間差(OTDOA)と、NRにおけるダウンリンク到着時間差(DL-TDOA)と、NRにおけるダウンリンク離脱角度(DL-AoD)とを含む。OTDOAまたはDL-TDOAの測位プロシージャでは、UEは、基準信号時間差(RSTD)または到着時間差(TDOA)測定値と呼ばれる、基地局のペアから受信された基準信号(たとえば、PRS、TRS、CSI-RS、SSBなど)の到着時間(ToA)間の差を測定し、それらを測位エンティティに報告する。より詳細には、UEは、支援データ中で基準基地局(たとえば、サービング基地局)および複数の非基準基地局の識別子(ID)を受信する。UEは、次いで、基準基地局と非基準基地局の各々との間のRSTDを測定する。関与する基地局の知られているロケーションとRSTD測定値とに基づいて、測位エンティティはUEのロケーションを推定することができる。
[0130]DL-AoD測位の場合、測位エンティティは、UEと(1つまたは複数の)送信基地局との間の(1つまたは複数の)角度を決定するために、複数のダウンリンク送信ビームの受信信号強度測定の、UEからのビーム報告を使用する。測位エンティティは、次いで、(1つまたは複数の)決定された角度と、(1つまたは複数の)送信基地局の(1つまたは複数の)知られているロケーションとに基づいて、UEのロケーションを推定することができる。
[0131]アップリンクベース測位方法は、アップリンク到着時間差(UL-TDOA)とアップリンク到着角度(UL-AoA)とを含む。UL-TDOAは、DL-TDOAと同様であるが、UEによって送信されたアップリンク基準信号(たとえば、SRS)に基づく。UL-AoA測位の場合、1つまたは複数の基地局は、1つまたは複数のアップリンク受信ビーム上でUEから受信された1つまたは複数のアップリンク基準信号(たとえば、SRS)の受信信号強度を測定する。測位エンティティは、UEと(1つまたは複数の)基地局との間の(1つまたは複数の)角度を決定するために、信号強度測定と、(1つまたは複数の)受信ビームの(1つまたは複数の)角度とを使用する。(1つまたは複数の)決定された角度と、(1つまたは複数の)基地局の(1つまたは複数の)知られているロケーションとに基づいて、測位エンティティは、次いで、UEのロケーションを推定することができる。
[0132]ダウンリンクおよびアップリンクベース測位方法は、拡張セルID(E-CID)測位と(「マルチセルRTT」とも呼ばれる)マルチラウンドトリップ時間(RTT)測位とを含む。RTTプロシージャでは、イニシエータ(基地局またはUE)が、レスポンダ(UEまたは基地局)にRTT測定信号(たとえば、PRSまたはSRS)を送信し、レスポンダは、イニシエータにRTT応答信号(たとえば、SRSまたはPRS)を返送する。RTT応答信号は、受信-送信(Rx-Tx)時間差と呼ばれる、RTT測定信号のToAとRTT応答信号の送信時間との間の差を含む。イニシエータは、送信-受信(Tx-Rx)時間差と呼ばれる、RTT測定信号の送信時間とRTT応答信号のToAとの間の差を計算する。イニシエータとレスポンダとの間の(「飛行時間」とも呼ばれる)伝搬時間は、Tx-RxおよびRx-Tx時間差から計算され得る。伝搬時間および光の知られている速度に基づいて、イニシエータとレスポンダとの間の距離が決定され得る。マルチRTT測位の場合、UEは、基地局の知られているロケーションに基づいてそれのロケーションが三角測量されることを可能にするために、複数の基地局とのRTTプロシージャを実施する。RTT方法およびマルチRTT方法は、ロケーション精度を改善するために、UL-AoAおよびDL-AoDなど、他の測位技法と組み合わせられ得る。
[0133]E-CID測位方法は、無線リソース管理(RRM)測定に基づく。E-CIDでは、UEは、サービングセルID、タイミングアドバンス(TA)、ならびに検出されたネイバー基地局の識別子、推定されたタイミング、および信号強度を報告する。次いで、この情報および(1つまたは複数の)基地局の知られているロケーションに基づいて、UEのロケーションが推定される。
[0134]測位動作を支援するために、ロケーションサーバ(たとえば、ロケーションサーバ230、LMF270、SLP272)は、UEに支援データを提供し得る。たとえば、支援データは、そこから基準信号を測定すべき基地局(または基地局のセル/TRP)の識別子、基準信号構成パラメータ(たとえば、連続する測位サブフレームの数、測位サブフレームの周期性、ミューティングシーケンス、周波数ホッピングシーケンス、基準信号識別子、基準信号帯域幅など)、および/または特定の測位方法に適用可能な他のパラメータを含み得る。代替的に、支援データは、(たとえば、周期的にブロードキャストされるオーバーヘッドメッセージ中でなど)基地局自体から直接発信し得る。いくつかの場合には、UEは、支援データを使用せずにそれ自体でネイバーネットワークノードを検出することが可能であり得る。
[0135]OTDOAまたはDL-TDOAの測位プロシージャの場合、支援データは、予想されるRSTD値および関連する不確かさ、または予想されるRSTDの周りの探索ウィンドウをさらに含み得る。いくつかの場合には、予想されるRSTDの値範囲は、+/-500マイクロ秒(μs)であり得る。いくつかの場合には、測位測定のために使用されるリソースのいずれかがFR1中にあるとき、予想されるRSTDの不確かさの値範囲は、+/-32μsであり得る。他の場合には、(1つまたは複数の)測位測定のために使用されるリソースのすべてがFR2中にあるとき、予想されるRSTDの不確かさの値範囲は、+/-8μsであり得る。
[0136]ロケーション推定値は、位置推定値、ロケーション、位置、位置フィックス、フィックスなど、他の名前で呼ばれることがある。ロケーション推定値は、測地であり、座標(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度)を備え得るか、あるいは、都市のものであり、所在地住所、郵便宛先、またはロケーションの何らかの他の言葉の記述を備え得る。ロケーション推定値はさらに、何らかの他の知られているロケーションに対して定義されるか、または絶対的な用語で(たとえば、緯度、経度、および場合によっては高度を使用して)定義され得る。ロケーション推定値は、(たとえば、何らかの指定されたまたはデフォルトの信頼性レベルでロケーションが含まれることが予想される面積または体積を含めることによって)予想される誤差または不確実性を含み得る。
[0137]ダウンリンクベース測位方法と、アップリンクベース測位方法と、ダウンリンクおよびアップリンクベース測位方法とに加えて、NRは、様々なサイドリンク測位技法をサポートする。たとえば、サイドリンクラウンドトリップ時間(SL-RTT)測位プロシージャが、UE間の使用のために導入され、SL-RTT測位プロシージャは、基地局とUEとの間のRTT測位プロシージャと同様である。SL-RTT測位プロシージャでは、イニシエータUE(たとえば、位置を特定されることになるターゲットUE)が、イニシエータUEのサービング基地局によって割り振られたか、または他のサイドリンク対応UEとネゴシエートされたサイドリンクリソース上で、サイドリンク基準信号(たとえば、SL-PRS)を送信する。サイドリンク基準信号を受信すると、レスポンダUE(たとえば、別のサイドリンク対応UE)が、(レスポンダの受信-送信(Rx-Tx)時間差測定値と呼ばれる)サイドリンク基準信号の受信時間と応答サイドリンク基準信号の送信時間との間の差の測定値を含む、応答サイドリンク基準信号(たとえば、SL-PRS)を送信する。
[0138]応答サイドリンク基準信号を受信すると、イニシエータUE(または他の測位エンティティ)は、受信されたRx-Tx時間差測定値と、(イニシエータUEの送信-受信(Tx-Rx)時間差測定値と呼ばれる)第1のサイドリンク基準信号の送信時間と応答サイドリンク基準信号の受信時間との間の差の測定値とに基づいて、イニシエータUEとレスポンダUEとの間のRTTを計算することができる。イニシエータUE(または他の測位エンティティ)は、イニシエータUEとレスポンダUEとの間の距離を推定するために、RTTと光の速度とを使用する。イニシエータUEおよびレスポンダUEの一方または両方が、ビームフォーミングすることが可能である場合、UE間の角度も決定されることが可能であり、さらに、レスポンダUEに対するイニシエータUEの相対ロケーションを改良し得る。さらに、レスポンダUEが、応答サイドリンク基準信号においてそれの地理的ロケーションを提供する場合、イニシエータUE(または他の測位エンティティ)は、レスポンダUEに対するイニシエータUEの相対ロケーションとは対照的に、イニシエータUEの絶対地理的ロケーションを決定することが可能であり得る。
[0139]図6~図8を参照しながら以下で示され、説明されるように、サイドリンク測位技法についての、関心および使用事例の様々なシナリオがある。図6は、本開示の態様による、知られているロケーションをもつUEが、ターゲットUE604のロケーション推定値を改善するために使用され得る、例示的なシナリオ600を示す。図6の例では、ターゲットUE604は、3つの基地局602とのマルチセルRTT測位プロシージャを実施しており、詳細には、(「gNB1」と標示された)第1の基地局602-1との(「RTT1」と標示された)第1のRTT測位プロシージャと、(「gNB2」と標示された)第2の基地局602-2との(「RTT2」と標示された)第2のRTT測位プロシージャと、(「gNB3」と標示された)第3の基地局602-3との(「RTT3」と標示された)第3のRTT測位プロシージャとを実施している。上述のように、UE(たとえば、ターゲットUE604)と基地局(たとえば、基地局602)との間のエアインターフェースは、「Uu」インターフェースと呼ばれる。したがって、サイドリンク測位のコンテキストでは、UEと基地局との間の測位プロシージャは、Uu測位プロシージャと呼ばれることがある。したがって、たとえば、図6に示されているマルチRTT測位プロシージャは、UuマルチRTT測位プロシージャと呼ばれることがある。
[0140]図6の例では、ターゲットUE604は、(たとえば、GPS、セルラー測位技法などを介して)知られているロケーションを有する支援UE606との(「SL-RTT」と標示された)SL-RTT測位プロシージャをも実施することができる。支援UE606は知られているロケーションを有するので、支援UE606は、ターゲットUE604と基地局602との間のマルチRTT測位プロシージャのための追加のアンカーポイントとして働くことができる。すなわち、支援UE606は、知られている地理的ロケーションに関する追加のRTT推定値を提供し、それにより、最終ロケーション推定値を改善することができる。
[0141]図6は、3つの基地局602と、1つの支援UE606とを示しているが、より多くのまたはより少ない基地局602、およびより多くの支援UE606があり得ることに留意されたい。
[0142]図7は、本開示の態様による、セルラー接続性をもたないターゲットUE704のロケーションが、セルラー接続性をもつ複数のUEの支援を受けて決定される、例示的なシナリオ700を示す。図7の例では、ターゲットUE704は、3つの支援UE706の各々とのSL-RTT測位プロシージャを実施しており、詳細には、第1の支援UE706-1との(「RTT1」と標示された)第1のSL-RTT測位プロシージャと、第2の支援UE706-2との(「RTT2」と標示された)第2のSL-RTT測位プロシージャと、第3の支援UE706-3との(「RTT3」と標示された)第3のSL-RTT測位プロシージャとを実施している。支援UE706の各々は、(「gNB」と標示された)1つまたは複数の基地局702に接続され、知られているロケーションを有し得る。ターゲットUE704と支援UE706との間の決定されたRTTと、支援UE706の知られているロケーションとに基づいて、ターゲットUE704のロケーションが、知られているRTT技法を使用して推定され得る。
[0143]図8は、本開示の態様による、リレーUE806がリモートUEの測位を支援する、例示的なシナリオ800を示す。図8の例では、リモートUE804は、(たとえば、リモートUEの送信電力が、基地局802によって聴取されるためにはあまりに低いことにより)UL-PRSを基地局802に送信することが可能でない。この場合、知られているロケーションを有するリレー806は、リモートUE804の測位推定に参加することができる。
[0144]サイドリンク通信は、送信または受信リソースプールにおいて行われる。周波数ドメインでは、最小リソース割振りユニットは、サブチャネル(たとえば、周波数ドメインにおける連続するPRBの集合)である。時間ドメインでは、リソース割振りは、1スロット間隔単位である。しかしながら、いくつかのスロットはサイドリンクのために利用可能ではなく、いくつかのスロットはフィードバックリソースを含んでいる。さらに、サイドリンクは、スロットの14個のシンボルよりも少数を占有するように(事前)構成され得る。
[0145]サイドリンクリソースは、RRCレイヤにおいて構成される。RRC構成は、(たとえば、UE上にプリロードされる)事前構成、または(たとえば、サービング基地局からの)構成によるものであり得る。
[0146]図9は、本開示の態様による、フィードバックリソースをもたない例示的なスロット構造の図900である。図9の例では、時間が水平方向に表され、周波数が垂直方向に表される。時間ドメインでは、各ブロックの長さはOFDMシンボルであり、14個のシンボルがスロットを構成する。周波数ドメインでは、各ブロックの高さは、サブチャネルである。現在、(事前)構成されたサブチャネルサイズは、{10,15,20,25,50,75,100}個のPRBのセットから選択され得る。
[0147]サイドリンクスロットについて、第1のシンボルは、先行するシンボルの反復であり、自動利得制御(AGC)設定のために使用される。これは、垂直および水平ハッシングによって図9に示されている。図9に示されているように、サイドリンクについて、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)と、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)とは、同じスロット中で送信される。PDCCHと同様に、PSCCHは、サイドリンクリソース割振りに関する制御情報と、UEに送信されるサイドリンクデータに関する説明とを搬送する。同じく、PDSCHと同様に、PSSCHは、UEについてのユーザデータを搬送する。図9の例では、PSCCHは、サブチャネルの帯域幅の半分、および3つのシンボルのみを占有する。最後に、PSSCHの後にギャップシンボルが存在する。
[0148]測位の別の態様は、ダウンリンクおよび/またはサイドリンク測位目的のために使用され得る、測位のためのリソースプール(RP-P)の構成である。(AGCのための)第1のシンボルと最後のシンボル(ギャップ)との間の12個のシンボルは、送信および/または受信のためのリソースプールを形成する。RP-Pは、特に測位目的のためにリソースプール内に構成され得る。各RP-Pは、オフセット、周期性、スロット内の連続するシンボルの数(たとえば、わずか1つのシンボル)、および/またはコンポーネントキャリア内の帯域幅(または複数コンポーネントキャリアにわたる帯域幅)を含む。さらに、各RP-Pは、ゾーン、または基準ロケーションからの距離に関連付けられ得る。
[0149]基地局(またはUE)は、別のUEに、RP-Pからの1つまたは複数のリソース構成を割り当てることができる。追加または代替として、UE(たとえば、リレーまたはリモートUE)は、1つまたは複数のRP-P構成を要求することができ、UEは、その要求中に、(1)それのロケーション情報(またはゾーンID)と、(2)周期性と、(3)帯域幅と、(4)オフセットと、(5)シンボルの数と、(6)(割り当てられたQoSまたは優先度を通して決定され得る)「低干渉」を伴う構成が必要とされるかどうかとのうちの1つまたは複数を含めることができる。
[0150]基地局またはUEは、サイドリンクUEに、レートマッチングおよび/またはミューティングのためにレートマッチングリソースまたはRP-Pを構成する/割り当てることができ、したがって、割り当てられたリソースと、データ(PSSCH)および/または制御(PSCCH)を含んでいる別のリソースプールとの間に衝突が存在するとき、サイドリンクUEは、衝突するリソース内のデータ、DMRS、および/またはCSI-RSをレートマッチング、ミュート、および/またはパンクチャすることが予想される。これは、PRS信号の増加されたカバレージについて、測位とデータ送信との間の直交化を可能にすることになる。
[0151]図10は、本開示の態様による、リソースプールと測位のためのリソースプールとの間の例示的な重複を示す図1000である。図10の例では、時間が水平方向に表され、周波数が垂直方向に表される。時間ドメインでは、各ブロックの長さはOFDMシンボルであり、14個のシンボルがスロットを構成する。周波数ドメインでは、各ブロックの高さは、サブチャネルである。
[0152]図10の例では、(第1および最後のシンボルを除く)スロット全体は、送信および/または受信のためのリソースプールであり得る。すなわち、第1および最後のもの以外のシンボルのいずれかが、送信および/または受信のために割り振られ得る。しかしながら、サイドリンク送信/受信のためのRP-Pは、スロットの最後の4つのプリギャップシンボルにおいて割り振られる。したがって、ユーザデータ、CSI-RS、および制御情報などの非サイドリンクデータが、構成されたRP-Pとの衝突を防ぐために、最初の8つのポストAGCシンボルにおいてのみ送信され、最後の4つのプリギャップシンボルにおいて送信されない。さもなければ最後の4つのプリギャップシンボルにおいて送信されることになる非サイドリンクデータは、パンクチャまたはミュートされ得るか、あるいは、通常、8つ超のポストAGCシンボルにまたがることになる非サイドリンクデータは、8つのポストAGCシンボルに適合するようにレートマッチングされ得る。
[0153](たとえば、測位セッションの始まりにおけるLPP能力提供メッセージ中で)UEが報告し得るいくつかのDL-PRS処理能力がある。たとえば、UEは、UEによってサポートされる最大DL-PRS帯域幅(たとえば、MHz単位)を報告し得る。FR1帯域の場合、これは、{5,10,20,40,50,80,100}のセットから選択され得る。FR2帯域の場合、これは、{50,100,200,400}のセットから選択され得る。別のパラメータは、UEのDL-PRSバッファリング能力であり、これは、タイプ1またはタイプ2のいずれかであり得る。タイプ1はサブスロット/シンボルレベルバッファリングであり、タイプ2はスロットレベルバッファリングである。
[0154]別の能力パラメータは、UEによってサポートされる最大DL-PRS帯域幅(たとえば、MHz単位)を仮定すると、UEが「T」ミリ秒(ms)ごとに処理することができるDL-PRSシンボルの持続時間「N」(たとえば、msの単位)である。「T」の値は、{8,16,20,30,40,80,160,320,640,1280}msのセットから選択され得る。「N」の値は、{0.125,0.25,0.5,1,2,4,6,8,12,16,20,25,30,32,35,40,45,50}msのセットから選択され得る。UEは、帯域ごとに(N,T)値の1つの組合せを報告する。最大帯域幅についての(N,T)値の報告は、サブキャリア間隔(SCS)に依存しない。UEは、報告されたDL-PRS帯域幅値を超えるDL-PRS帯域幅をサポートすることが予想されない。UE DL-PRS処理能力は、単一の測位周波数レイヤについて定義される。測位周波数レイヤにわたる同時DL-PRS処理のためのUEの能力は、現在サポートされない(すなわち、複数の測位周波数レイヤをサポートするUEの場合、UEは、一度に1つの周波数レイヤを処理することが予想される)。UE DL-PRS処理能力は、DL-PRSコムファクタ構成にアグノスティックである。UEが、帯域または帯域組合せについてこの能力を示さない場合、UEは、この帯域または帯域組合せにおいてこの測位方法をサポートしない。
[0155]また別の能力パラメータは、UEがスロットにおいて処理することができるDL-PRSリソースの最大数である。FR1帯域の場合、これは、各SCS(たとえば、15kHz、30kHz、60kHz)について、{1,2,4,6,8,12,16,24,32,48,64}のセットから選択され得る。FR2帯域の場合、これは、各SCS(たとえば、60kHz、120kHz)について、{1,2,4,6,8,12,16,24,32,48,64}のセットから選択され得る。
[0156]上記のパラメータは、構成された測定ギャップ、および30%以下の測定ギャップ長(MGL)/測定ギャップ反復期間(MGRP)の最大比を仮定して報告されることに留意されたい。
[0157]また別の能力パラメータは、UEがすべての帯域にわたるすべての測位方法にわたってサポートする測位周波数レイヤの最大数である。このパラメータは、{1,2,3,4}のセットから選択された値を有し得る。
[0158]また別の能力パラメータは、UEがLTE PRSとNR PRSとの並列処理をサポートするかどうかである。
[0159]特定の測位技法に関係する能力パラメータもある。たとえば、DL-AoDのためのDL-PRSリソースについて、UEは、UEによってサポートされる周波数レイヤごとのTRPごとのDL-PRSリソースセットの最大数を示すことができる。このパラメータは、{1,2}のセットから選択された値を有することができる。DL-AoDのための別の能力パラメータは、UEごとのすべての測位周波数レイヤにわたるTRPの最大数である。このパラメータは、{4,6,12,16,24,32,64,128,256}のセットから選択された値を有することができる。また別のパラメータは、UEがサポートする測位周波数レイヤの最大数である。このパラメータは、{1,2,3,4}のセットから選択された値を有し得る。
[0160]別の例として、帯域上のDL-AoDのためのDL-PRSリソースについて、UEは、DL-PRSリソースセットごとのDL-PRSリソースの最大数を示すことができる。このパラメータは、{2,4,8,16,32,64}のセットから選択された値を有することができる(値{16,32,64}は、FR2帯域にのみ適用可能であることに留意されたい)。別の能力パラメータは、測位周波数レイヤごとのDL-PRSリソースの最大数である。このパラメータは、{6,24,32,64,96,128,256,512,1024}のセットから選択された値を有することができる(値{6}は、FR1帯域にのみ適用可能であることに留意されたい)。
[0161]また別の例として、帯域組合せ上のDL-AoDのためのDL-PRSリソースについて、UEは、FR1のみの場合、すべての周波数レイヤ、TRP、およびDL-PRSリソースセットにわたってUEによってサポートされるDL-PRSリソースの最大数を示すことができる。このパラメータは、{6,24,64,128,192,256,512,1024,2048}のセットから選択された値を有することができる。別の能力パラメータは、FR2のみの場合、すべての周波数レイヤ、TRP、およびDL-PRSリソースセットにわたってUEによってサポートされるDL-PRSリソースの最大数である。このパラメータは、{24,64,96,128,192,256,512,1024,2048}のセットから選択された値を有することができる。別の能力パラメータは、FR1/FR2混合動作におけるFR1の場合、すべての周波数レイヤ、TRP、およびDL-PRSリソースセットにわたってUEによってサポートされるDL-PRSリソースの最大数である。このパラメータは、{6,24,64,128,192,256,512,1024,2048}のセットから選択された値を有することができる。帯域組合せ上のDL-AoDのためのDL-PRSリソースのためのまた別の能力パラメータは、FR1/FR2混合動作におけるFR2の場合、すべての周波数レイヤ、TRP、およびDL-PRSリソースセットにわたってUEによってサポートされるDL-PRSリソースの最大数である。このパラメータは、{24,64,96,128,192,256,512,1024,2048}のセットから選択された値を有することができる。
[0162]アップリンク基準信号(たとえば、SRS)に関係する能力パラメータもある。たとえば、UEは、UEが、PUSCH、PUCCHおよび/またはSRS送信のためにサービングセルごとに維持する最高4つの経路損失推定値に加えて、UEが、サービングセルごとの測位のためにすべてのSRSリソースセットについて同時に維持することができる経路損失推定値の最大数を示すことができる。このパラメータは、{1,4,8,16}のセットから選択された値を有することができる。上記における「SRS送信」は、SRS-Resourceパラメータによって構成されたSRSを指すことに留意されたい。
[0163]別のアップリンク能力パラメータは、UEが、PUSCH、PUCCHおよび/またはSRS送信のためにサービングセルごとに維持する最高4つの経路損失推定値に加えて、UEが、すべてのセルにわたる測位のためにすべてのSRSリソースセットについて同時に維持することができる経路損失推定値の最大数である。このパラメータは、{1,4,8,16}のセットから選択された値を有することができる。この場合も、上記における「SRS送信」は、SRS-Resourceパラメータによって構成されたSRSを指す。
[0164]また別のアップリンク能力パラメータは、PUSCH、PUCCHおよび/またはSRS送信のためのサービングセルごとの空間関係が維持される空間関係に加えて、すべてのサービングセルにわたる測位のためのすべてのSRSリソースセットについての維持される空間関係の最大数である。このパラメータは、{0,1,2,4,8,16}のセットから選択された値を有することができる。この場合も、上記における「SRS送信」は、SRS-Resourceパラメータによって構成されたSRSを指す。
[0165]このバックグラウンドを念頭に置いて、本開示は、UuインターフェースおよびサイドリンクインターフェースにわたるUEのPRS処理能力間の相互作用のための技法を提供する。すなわち、UEは、DL-PRSとSL-PRSの両方を処理するために、UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む測位能力報告を(たとえば、LPP能力提供メッセージ中で)提供することができる。上記で説明されたUu能力の場合のように、別個のサイドリンクのみの能力が依然としてあり得ることに留意されたい。しかしながら、提案されるものは、サイドリンクのみの能力に加えて、追加の能力である。これらの追加の能力は、報告されている能力に応じて、(たとえば、LPPを介して)ロケーションサーバに、(たとえば、RRCを介して)サービング基地局に、または別のサイドリンクUEにシグナリングされ得る。
[0166]一態様では、能力パラメータは、最大PRS帯域幅(たとえば、MHz単位)を仮定すると、UEが「T」msごとに処理することができるDL/SL-PRSシンボルの持続時間「N」(たとえば、msの単位)の最大値について定義され得る。たとえば、「T」ms内に、同じ帯域上に、DL-PRSのために割り振られたダウンリンクスロットと、SL-PRSのために割り振られたアップリンクスロットとがある場合、UEがサイドリンクリソースとダウンリンクリソースの両方にわたって処理することができるPRSシンボルの最大数があることになる。
[0167]一態様では、能力パラメータは、UEがスロットにおいて処理することができるDL/SL PRSリソースの最大数について定義され得る。たとえば、スロット内に、ダウンリンクシンボルとアップリンクシンボルの両方があり得、ここで、アップリンクシンボルは、サイドリンク通信のために使用される。UEが、ダウンリンク部分においてDL-PRSを測定することと、アップリンク部分においてSL-PRSを送信または受信することとを行うように構成された場合、UEが処理することができるリソースの数に関する共通最大値があるべきである。
[0168]一態様では、能力パラメータは、共通DL/SL PRSバッファリング能力について定義され得る。共通DL/SL PRSバッファリング能力は、ダウンリンク処理について報告されるタイプ1能力またはタイプ2能力であり得る。言い換えれば、UEがダウンリンク処理についてタイプ1またはタイプ2を報告する場合、UEは、サイドリンクについても、それぞれ、タイプ1またはタイプ2を報告することになる。
[0169]一態様では、能力パラメータは、UEがダウンリンクとサイドリンクの両方についてサポートする周波数レイヤの最大数について定義され得る。言い換えれば、UEがすべての帯域にわたるすべての測位方法にわたってサポートする測位周波数レイヤの最大数を示す能力パラメータは、Uu測位周波数レイヤとともに、サイドリンク測位周波数レイヤを含むことになる。
[0170]一態様では、能力パラメータは、帯域ごとの、基地局ごとの、またはUEごとの、PRSリソース、PRSリソースセット、TRPのジョイントダウンリンク/サイドリンク最大数について定義され得る。言い換えれば、SL-PRSおよびDL-PRSにわたる、PRSリソース、PRSリソースセット、および/またはTRPのジョイント最大値を提供する、別個の特徴グループ(FG)(UEが、UEが特徴の特定のグループをサポートするか否かを報告することを可能にする、能力)があり得る。
[0171]一態様では、能力パラメータは、経路損失推定値または空間関係維持について定義され得る。第1のオプションとして、(レガシー経路損失および/または空間関係推定値に加えて)UEが同時に維持することができる経路損失推定値および/または空間関係の最大数は、サイドリンク基準信号上で導出されたものを含むことができる。第2のオプションとして、経路損失および/または空間関係推定値についての別個の最大値が、Uu測位のために使用される最大値に加えて提供され得る(これは、すでにレガシー経路損失および/または空間関係推定値に加えてである)。
[0172]一態様では、能力パラメータは、NR DL-PRSとNR SL-PRSとの並列処理をサポートするか、またはLTE PRSとNR SL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力について定義され得る。別のオプションとして、UEが、UEが同時のNR PRSとLTE PRSとをサポートすることを報告するとき、UEは、UEが同時のSL-PRSとLTE PRSとをもサポートすることを示す。この特徴がサポートされない(すなわち、UEが、SL-PRSとDL-PRSとを同時に処理することができない)場合、第1のオプションとして、DL-PRSは、SL-PRSよりもより高い優先度を与えられ得るか、またはSL-PRSは、DL-PRSよりも低い優先度を与えられ得る。第2のオプションとして、UEがDL-PRSを優先させる(したがって、処理する)のか、SL-PRSを優先させる(したがって、処理する)のかは、各測位方法についてのQoS要件に基づき得る。より高いQoS要件をもつ測位方法についてのPRSが、優先されることになる。第3のオプションとして、UEは、先着順でDL-PRSとSL-PRSとを処理し得る。第4のオプションとして、DL-PRSとSL-PRSとが重複するとき、UEがDL-PRSを処理するのか、SL-PRSを処理するのかは、レイテンシ要件に基づき得、したがって、最初に終了する必要があるPRS処理のタイプが、最初に処理されるべきである。第5のオプションとして、DL-PRSとSL-PRSとは、異なるインターフェースからラウンドロビンベースで処理され得る。
[0173]図11A~図11Cは、本開示の態様による、DL-PRS処理とSL-PRS処理との間の例示的な重複シナリオを示す。図11A~図11Cの各々は、DL-PRSインスタンス1110とSL-PRSインスタンス1120とを示す。各インスタンスは、時間ドメインにおける1つまたは複数のシンボルと、周波数ドメインにおける1つまたは複数のサブチャネルとを備え得る。ギャップによって分離されたように示されているが、DL-PRSインスタンス1110とSL-PRSインスタンス1120とは、代替的に、スロット内で連続し得る。
[0174]図11Aは、UEがDL-PRSインスタンス1110とSL-PRSインスタンス1120の両方を同時に処理することが可能であるシナリオの図1100である。図11Aに示されているように、UEがDL-PRSインスタンス1110を処理するDL-PRS処理期間と、UEがSL-PRSインスタンス1120を処理するSL-PRS処理期間との間に重複がある。
[0175]図11Bは、(DL-PRSインスタンス1110が、より高い優先度を有すること、最初に受信されること、順に、次に処理すべきであることなどにより)UEが、受信されたSL-PRSインスタンス1120をメモリ中に保持する間、UEが、DL-PRSインスタンス1110を最初に処理する、シナリオの図1130である。DL-PRSインスタンス1110を処理することを終了すると、UEは、次いで、記憶されたSL-PRSインスタンス1120を処理する。
[0176]図11Cは、SL-PRSインスタンス1120がDL-PRS処理期間内に生じるので、UEがSL-PRSインスタンス1120をドロップする、シナリオの図1150である。図11Cは、UEがSL-PRSインスタンス1120をドロップすることを示すが、UEは、代わりに、DL-PRSインスタンス1110を、前に生じるSL-PRS処理期間内にそれが生じる場合、ドロップし得る。
[0177]図12は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的な方法1200を示す。一態様では、方法1200はUE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)によって実施され得る。
[0178]1210において、UEは、1つまたは複数の第1のネットワークエンティティ(たとえば、ロケーションサーバ、1つまたは複数の基地局/TRP、1つまたは複数サイドリンクUE)との、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与する。一態様では、動作1210は、少なくとも1つのWWANトランシーバ310、少なくとも1つのプロセッサ332、メモリ構成要素340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0179]1220において、UEは、少なくとも1つの測位能力報告を1つまたは複数の第2のネットワークエンティティ(たとえば、ロケーションサーバ、基地局/TRP、他のサイドリンクUE)に送信し、少なくとも1つの測位能力報告は、DL-PRSとSL-PRSの両方を処理する、UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む。一態様では、動作1220は、少なくとも1つのWWANトランシーバ310、少なくとも1つのプロセッサ332、メモリ構成要素340、および/または測位構成要素342によって実施され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実施するための手段と見なされ得る。
[0180]諒解されるように、方法1200の技術的利点は、UEが、DL-PRSとSL-PRSの両方を処理する、UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を提供することを可能にし、それにより、リソーススケジューリングおよび利用を改善することである。
[0181]上記の詳細な説明では、異なる特徴が例にまとめられていることがわかる。開示のこの様式は、例示的な条項が、各条項において明示的に述べられるものよりも多くの特徴を有するという意図として理解されるべきではない。むしろ、本開示の様々な態様は、開示される個々の例示的な条項のすべての特徴よりも少数を含み得る。したがって、以下の条項は、本明細書に組み込まれると見なされるべきであり、各条項はそれ自体によって別個の例として存在することができる。各従属条項は、条項において、他の条項のうちの1つとの特定の組合せを指すことができるが、その従属条項の(1つまたは複数の)態様は、特定の組合せに限定されない。他の例示的な条項が、任意の他の従属条項または独立条項の主題との(1つまたは複数の)従属条項態様の組合せ、あるいは他の従属および独立条項との任意の特徴の組合せをも含むことができることが諒解されよう。本明細書で開示される様々な態様は、特定の組合せ(たとえば、要素を絶縁体と導体の両方として定義することなど、矛盾する態様)が意図されないことが明示的に表されるかまたは容易に推論され得ない限り、これらの組合せを明確に含む。さらに、条項の態様が任意の他の独立条項に含まれ得ることが、その条項がその独立条項に直接従属していない場合でも、同じく意図される。
[0182]実装例が、以下の番号を付けられた条項において説明される。
[0183]条項1.ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、1つまたは複数の第1のネットワークエンティティとの、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することと、測位能力報告を第2のネットワークエンティティに送信することと、測位能力報告が、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)の両方を処理する、UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、を備える、方法。
[0184]条項2.1つまたは複数のパラメータは、UEがTミリ秒(ms)ごとに処理することができるDL-PRSシンボルおよびSL-PRSシンボルの最大持続時間Nを示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1に記載の方法。
[0185]条項3.UEがTミリ秒(ms)ごとに処理することができるDL-PRSシンボルおよびSL-PRSシンボルの最大持続時間Nを示す少なくとも1つのパラメータが、DL-PRSとSL-PRSの両方についての最大帯域幅を仮定する、条項2に記載の方法。
[0186]条項4.UEがTmsごとに処理することができるDL-PRSシンボルおよびSL-PRSシンボルの最大持続時間Nがミリ秒の単位である、条項2に記載の方法。
[0187]条項5.1つまたは複数のパラメータは、UEが1つまたは複数のスロットのグループにおいて処理することができるDL-PRSリソースおよびSL-PRSリソースの最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1から4のいずれかに記載の方法。
[0188]条項6.1つまたは複数のパラメータが、DL-PRSとSL-PRSの両方についての共通バッファリング能力を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1から5のいずれかに記載の方法。
[0189]条項7.共通バッファリング能力が、タイプ1バッファリング能力またはタイプ2バッファリング能力である、条項6に記載の方法。
[0190]条項8.少なくとも1つのパラメータは、UEがDL-PRSとSL-PRSの両方についてタイプ1バッファリング能力を使用すること、またはUEがDL-PRSとSL-PRSの両方についてタイプ2バッファリング能力を使用することを示す、条項7に記載の方法。
[0191]条項9.1つまたは複数のパラメータは、UEがサポートする周波数レイヤのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1から8のいずれかに記載の方法。
[0192]条項10.ジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大値は、UEがすべての周波数帯域にわたるすべての測位方法にわたってサポートする測位周波数レイヤの最大数であり、UEがサポートするすべてのサイドリンク測位周波数レイヤとすべてのダウンリンク測位周波数レイヤとを含む、条項9に記載の方法。
[0193]条項11.1つまたは複数のパラメータが、PRSリソース、PRSリソースセット、TRP、またはそれらの任意の組合せのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1から10のいずれかに記載の方法。
[0194]条項12.ジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大値が、帯域ごと、帯域組合せごと、帯域ごと、周波数範囲ごと、またはUEごとである、条項11に記載の方法。
[0195]条項13.1つまたは複数のパラメータは、UEが同時に維持することができる経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1から12のいずれかに記載の方法。
[0196]条項14.ジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大値は、UEがダウンリンク基準信号とサイドリンク基準信号の両方から導出することができる経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方を含む、条項13に記載の方法。
[0197]条項15.1つまたは複数のパラメータが、経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のダウンリンク最大数と、経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のサイドリンク最大数とを示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1から14のいずれかに記載の方法。
[0198]条項16.1つまたは複数のパラメータが、DL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1から15のいずれかに記載の方法。
[0199]条項17.DL-PRSが、第5世代(5G)新無線(NR)において定義されているDL-PRSを備える、条項16に記載の方法。
[0200]条項18.DL-PRSが、ロングタームエボリューション(LTE)において定義されているDL-PRSを備える、条項16に記載の方法。
[0201]条項19.DL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータが、5G NRにおいて定義されているDL-PRSと、LTEにおいて定義されているDL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータを備える、条項16から18のいずれかに記載の方法。
[0202]条項20.少なくとも1つのパラメータが、UEがDL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートする能力を有しないことを示すことに基づいて、UEは、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項16から18のいずれかに記載の方法。
[0203]条項21.UEが、サイドリンク測位セッションのサービス品質(QoS)要件と比較した、ダウンリンク測位セッションのQoS要件に基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項20に記載の方法。
[0204]条項22.UEは、DL-PRSがSL-PRSの前に受信されたのか、SL-PRSがDL-PRSの前に受信されたのかに基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項20から21のいずれかに記載の方法。
[0205]条項23.UEが、サイドリンク測位セッションのレイテンシ要件と比較した、ダウンリンク測位セッションのレイテンシ要件に基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項20から22のいずれかに記載の方法。
[0206]条項24.UEが、ラウンドロビンスケジューリングに基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項20から23のいずれかに記載の方法。
[0207]条項25.DL-PRSとSL-PRSとの並列処理が、少なくとも部分的に重複する時間期間中に、DL-PRSとSL-PRSとを処理することを備える、条項16から24のいずれかに記載の方法。
[0208]条項26.第2のネットワークエンティティが、ロケーションサーバであり、関与することが、ダウンリンク測位セッションに関与することを備える、条項1から25のいずれかに記載の方法。
[0209]条項27.第2のネットワークエンティティが、第2のUEであり、関与することが、サイドリンク測位セッションに関与することを備える、条項1から25のいずれかに記載の方法。
[0210]条項28.関与することが、第2のネットワークエンティティから測位能力報告についての要求を受信することを備える、条項1から27のいずれかに記載の方法。
[0211]条項29.1つまたは複数の第1のネットワークエンティティと第2のネットワークエンティティとが、同じネットワークエンティティである、条項1から28のいずれかに記載の方法。
[0212]条項30.メモリと、メモリに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える装置であって、メモリおよび少なくとも1つのプロセッサが、条項1から29のいずれかに記載の方法を実施するように構成された、装置。
[0213]条項31.条項1から29のいずれかに記載の方法を実施するための手段を備える、装置。
[0214]条項32.コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能が、コンピュータまたはプロセッサに条項1から29のいずれかに記載の方法を実施させるための少なくとも1つの命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[0215]追加の実装例が、以下の番号付けされた条項において説明される。
[0216]条項1.ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、1つまたは複数の第1のネットワークエンティティとの、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することと、少なくとも1つの測位能力報告を1つまたは複数の第2のネットワークエンティティに送信することと、少なくとも1つの測位能力報告が、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)の両方を処理する、UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、を備える、方法。
[0217]条項2.1つまたは複数のパラメータは、UEがTミリ秒(ms)ごとに処理することができるDL-PRSシンボルおよびSL-PRSシンボルの最大持続時間Nを示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1に記載の方法。
[0218]条項3.UEがTミリ秒(ms)ごとに処理することができるDL-PRSシンボルおよびSL-PRSシンボルの最大持続時間Nを示す少なくとも1つのパラメータが、DL-PRS、SL-PRS、またはその両方についての最大帯域幅を仮定する、条項2に記載の方法。
[0219]条項4.1つまたは複数のパラメータは、UEが1つまたは複数のスロットのグループにおいて処理することができるDL-PRSリソースおよびSL-PRSリソースの最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1から3のいずれかに記載の方法。
[0220]条項5.1つまたは複数のパラメータが、DL-PRSとSL-PRSの両方についての共通バッファリング能力を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1から4のいずれかに記載の方法。
[0221]条項6.共通バッファリング能力が、タイプ1バッファリング能力またはタイプ2バッファリング能力である、条項5に記載の方法。
[0222]条項7.少なくとも1つのパラメータは、UEがDL-PRSとSL-PRSの両方についてタイプ1バッファリング能力を使用すること、またはUEがDL-PRSとSL-PRSの両方についてタイプ2バッファリング能力を使用することを示す、条項6に記載の方法。
[0223]条項8.1つまたは複数のパラメータは、UEがサポートする周波数レイヤのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1から7のいずれかに記載の方法。
[0224]条項9.ジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大値は、UEがすべての周波数帯域にわたるすべての測位方法にわたってサポートする測位周波数レイヤの最大数であり、UEがサポートするすべてのサイドリンク測位周波数レイヤとすべてのダウンリンク測位周波数レイヤとを含む、条項8に記載の方法。
[0225]条項10.1つまたは複数のパラメータが、PRSリソース、PRSリソースセット、TRP、またはそれらの任意の組合せのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1から9のいずれかに記載の方法。
[0226]条項11.1つまたは複数のパラメータが、帯域ごとに、帯域組合せごとに、周波数範囲ごとに、またはUEごとに報告される、条項1から10のいずれかに記載の方法。
[0227]条項12.1つまたは複数のパラメータは、UEが同時に維持することができる経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1から11のいずれかに記載の方法。
[0228]条項13.ジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大値は、UEがダウンリンク基準信号とサイドリンク基準信号の両方から導出することができる経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方を含む、条項12に記載の方法。
[0229]条項14.1つまたは複数のパラメータが、経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のダウンリンク最大数と、経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のサイドリンク最大数とを示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1から13のいずれかに記載の方法。
[0230]条項15.1つまたは複数のパラメータが、DL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項1から14のいずれかに記載の方法。
[0231]条項16.DL-PRSが、第5世代(5G)新無線(NR)において定義されているDL-PRSを備える、またはDL-PRSが、ロングタームエボリューション(LTE)において定義されているDL-PRSを備える、条項15に記載の方法。
[0232]条項17.DL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータが、5G NRにおいて定義されているDL-PRSと、LTEにおいて定義されているDL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータを備える、条項16に記載の方法。
[0233]条項18.少なくとも1つのパラメータが、UEがDL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートする能力を有しないことを示すことに基づいて、UEは、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項16から17のいずれかに記載の方法。
[0234]条項19.UEが、サイドリンク測位セッションのサービス品質(QoS)要件と比較した、ダウンリンク測位セッションのQoS要件に基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項18に記載の方法。
[0235]条項20.UEは、DL-PRSがSL-PRSの前に受信されたのか、SL-PRSがDL-PRSの前に受信されたのかに基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項18から19のいずれかに記載の方法。
[0236]条項21.UEが、サイドリンク測位セッションのレイテンシ要件と比較した、ダウンリンク測位セッションのレイテンシ要件に基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項18から20のいずれかに記載の方法。
[0237]条項22.UEが、ラウンドロビンスケジューリングに基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項18から21のいずれかに記載の方法。
[0238]条項23.DL-PRSとSL-PRSとの並列処理が、少なくとも部分的に重複する時間期間中に、DL-PRSとSL-PRSとを処理することを備える、条項16から22のいずれかに記載の方法。
[0239]条項24.1つまたは複数の第2のネットワークエンティティが、ロケーションサーバであり、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することが、ダウンリンク測位セッションに関与することを備える、条項1から23のいずれかに記載の方法。
[0240]条項25.1つまたは複数の第2のネットワークエンティティが、第2のUE、ロケーションサーバ、またはその両方であり、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することが、サイドリンク測位セッションに関与することを備える、条項1から23のいずれかに記載の方法。
[0241]条項26.ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することが、1つまたは複数の第2のネットワークエンティティから少なくとも1つの測位能力報告についての要求を受信することを備える、条項1から25のいずれかに記載の方法。
[0242]条項27.1つまたは複数の第1のネットワークエンティティと1つまたは複数の第2のネットワークエンティティとが、同じ1つまたは複数のネットワークエンティティである、条項1から26のいずれかに記載の方法。
[0243]条項28.メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリおよび少なくとも1つのトランシーバに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える、ユーザ機器(UE)であって、少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数の第1のネットワークエンティティとの、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することと、少なくとも1つのトランシーバを介して、少なくとも1つの測位能力報告を1つまたは複数の第2のネットワークエンティティに送信することと、少なくとも1つの測位能力報告が、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)の両方を処理する、UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、を行うように構成された、ユーザ機器(UE)。
[0244]条項29.1つまたは複数のパラメータは、UEがTミリ秒(ms)ごとに処理することができるDL-PRSシンボルおよびSL-PRSシンボルの最大持続時間Nを示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項28に記載のUE。
[0245]条項30.UEがTミリ秒(ms)ごとに処理することができるDL-PRSシンボルおよびSL-PRSシンボルの最大持続時間Nを示す少なくとも1つのパラメータが、DL-PRS、SL-PRS、またはその両方についての最大帯域幅を仮定する、条項29に記載のUE。
[0246]条項31.1つまたは複数のパラメータは、UEが1つまたは複数のスロットのグループにおいて処理することができるDL-PRSリソースおよびSL-PRSリソースの最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項28から30のいずれかに記載のUE。
[0247]条項32.1つまたは複数のパラメータが、DL-PRSとSL-PRSの両方についての共通バッファリング能力を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項28から31のいずれかに記載のUE。
[0248]条項33.共通バッファリング能力が、タイプ1バッファリング能力またはタイプ2バッファリング能力である、条項32に記載のUE。
[0249]条項34.少なくとも1つのパラメータは、UEがDL-PRSとSL-PRSの両方についてタイプ1バッファリング能力を使用すること、またはUEがDL-PRSとSL-PRSの両方についてタイプ2バッファリング能力を使用することを示す、条項33に記載のUE。
[0250]条項35.1つまたは複数のパラメータは、UEがサポートする周波数レイヤのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項28から34のいずれかに記載のUE。
[0251]条項36.ジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大値は、UEがすべての周波数帯域にわたるすべての測位方法にわたってサポートする測位周波数レイヤの最大数であり、UEがサポートするすべてのサイドリンク測位周波数レイヤとすべてのダウンリンク測位周波数レイヤとを含む、条項35に記載のUE。
[0252]条項37.1つまたは複数のパラメータが、PRSリソース、PRSリソースセット、TRP、またはそれらの任意の組合せのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項28から36のいずれかに記載のUE。
[0253]条項38.1つまたは複数のパラメータが、帯域ごとに、帯域組合せごとに、周波数範囲ごとに、またはUEごとに報告される、条項28から37のいずれかに記載のUE。
[0254]条項39.1つまたは複数のパラメータは、UEが同時に維持することができる経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項28から38のいずれかに記載のUE。
[0255]条項40.ジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大値は、UEがダウンリンク基準信号とサイドリンク基準信号の両方から導出することができる経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方を含む、条項39に記載のUE。
[0256]条項41.1つまたは複数のパラメータが、経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のダウンリンク最大数と、経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のサイドリンク最大数とを示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項28から40のいずれかに記載のUE。
[0257]条項42.1つまたは複数のパラメータが、DL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項28から41のいずれかに記載のUE。
[0258]条項43.DL-PRSが、第5世代(5G)新無線(NR)において定義されているDL-PRSを備える、またはDL-PRSが、ロングタームエボリューション(LTE)において定義されているDL-PRSを備える、条項42に記載のUE。
[0259]条項44.DL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータが、5G NRにおいて定義されているDL-PRSと、LTEにおいて定義されているDL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータを備える、条項43に記載のUE。
[0260]条項45.少なくとも1つのパラメータが、UEがDL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートする能力を有しないことを示すことに基づいて、UEは、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項43から44のいずれかに記載のUE。
[0261]条項46.UEが、サイドリンク測位セッションのサービス品質(QoS)要件と比較した、ダウンリンク測位セッションのQoS要件に基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項45に記載のUE。
[0262]条項47.UEは、DL-PRSがSL-PRSの前に受信されたのか、SL-PRSがDL-PRSの前に受信されたのかに基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項45から46のいずれかに記載のUE。
[0263]条項48.UEが、サイドリンク測位セッションのレイテンシ要件と比較した、ダウンリンク測位セッションのレイテンシ要件に基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項45から47のいずれかに記載のUE。
[0264]条項49.UEが、ラウンドロビンスケジューリングに基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項45から48のいずれかに記載のUE。
[0265]条項50.DL-PRSとSL-PRSとの並列処理が、少なくとも部分的に重複する時間期間中に、DL-PRSとSL-PRSとを処理することを備える、条項43から49のいずれかに記載のUE。
[0266]条項51.1つまたは複数の第2のネットワークエンティティが、ロケーションサーバであり、少なくとも1つのプロセッサが、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与するように構成されることは、少なくとも1つのプロセッサが、ダウンリンク測位セッションに関与するように構成されることを備える、条項28から50のいずれかに記載のUE。
[0267]条項52.1つまたは複数の第2のネットワークエンティティが、第2のUE、ロケーションサーバ、またはその両方であり、少なくとも1つのプロセッサが、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与するように構成されることは、少なくとも1つのプロセッサが、サイドリンク測位セッションに関与するように構成されることを備える、条項28から50のいずれかに記載のUE。
[0268]条項53.ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与するように構成された少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つのトランシーバを介して、1つまたは複数の第2のネットワークエンティティから少なくとも1つの測位能力報告についての要求を受信するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、条項28から52のいずれかに記載のUE。
[0269]条項54.1つまたは複数の第1のネットワークエンティティと1つまたは複数の第2のネットワークエンティティとが、同じ1つまたは複数のネットワークエンティティである、条項28から53のいずれかに記載のUE。
[0270]条項55.ユーザ機器(UE)であって、1つまたは複数の第1のネットワークエンティティとの、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与するための手段と、少なくとも1つの測位能力報告を1つまたは複数の第2のネットワークエンティティに送信するための手段と、少なくとも1つの測位能力報告が、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)の両方を処理する、UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、を備える、ユーザ機器(UE)。
[0271]条項56.1つまたは複数のパラメータは、UEがTミリ秒(ms)ごとに処理することができるDL-PRSシンボルおよびSL-PRSシンボルの最大持続時間Nを示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項55に記載のUE。
[0272]条項57.UEがTミリ秒(ms)ごとに処理することができるDL-PRSシンボルおよびSL-PRSシンボルの最大持続時間Nを示す少なくとも1つのパラメータが、DL-PRS、SL-PRS、またはその両方についての最大帯域幅を仮定する、条項56に記載のUE。
[0273]条項58.1つまたは複数のパラメータは、UEが1つまたは複数のスロットのグループにおいて処理することができるDL-PRSリソースおよびSL-PRSリソースの最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項55から57のいずれかに記載のUE。
[0274]条項59.1つまたは複数のパラメータが、DL-PRSとSL-PRSの両方についての共通バッファリング能力を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項55から58のいずれかに記載のUE。
[0275]条項60.共通バッファリング能力が、タイプ1バッファリング能力またはタイプ2バッファリング能力である、条項59に記載のUE。
[0276]条項61.少なくとも1つのパラメータは、UEがDL-PRSとSL-PRSの両方についてタイプ1バッファリング能力を使用すること、またはUEがDL-PRSとSL-PRSの両方についてタイプ2バッファリング能力を使用することを示す、条項60に記載のUE。
[0277]条項62.1つまたは複数のパラメータは、UEがサポートする周波数レイヤのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項55から61のいずれかに記載のUE。
[0278]条項63.ジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大値は、UEがすべての周波数帯域にわたるすべての測位方法にわたってサポートする測位周波数レイヤの最大数であり、UEがサポートするすべてのサイドリンク測位周波数レイヤとすべてのダウンリンク測位周波数レイヤとを含む、条項62に記載のUE。
[0279]条項64.1つまたは複数のパラメータが、PRSリソース、PRSリソースセット、TRP、またはそれらの任意の組合せのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項55から63のいずれかに記載のUE。
[0280]条項65.1つまたは複数のパラメータが、帯域ごとに、帯域組合せごとに、周波数範囲ごとに、またはUEごとに報告される、条項55から64のいずれかに記載のUE。
[0281]条項66.1つまたは複数のパラメータは、UEが同時に維持することができる経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項55から65のいずれかに記載のUE。
[0282]条項67.ジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大値は、UEがダウンリンク基準信号とサイドリンク基準信号の両方から導出することができる経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方を含む、条項66に記載のUE。
[0283]条項68.1つまたは複数のパラメータが、経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のダウンリンク最大数と、経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のサイドリンク最大数とを示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項55から67のいずれかに記載のUE。
[0284]条項69.1つまたは複数のパラメータが、DL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項55から68のいずれかに記載のUE。
[0285]条項70.DL-PRSが、第5世代(5G)新無線(NR)において定義されているDL-PRSを備える、またはDL-PRSが、ロングタームエボリューション(LTE)において定義されているDL-PRSを備える、条項69に記載のUE。
[0286]条項71.DL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータが、5G NRにおいて定義されているDL-PRSと、LTEにおいて定義されているDL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータを備える、条項70に記載のUE。
[0287]条項72.少なくとも1つのパラメータが、UEがDL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートする能力を有しないことを示すことに基づいて、UEは、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項70から71のいずれかに記載のUE。
[0288]条項73.UEが、サイドリンク測位セッションのサービス品質(QoS)要件と比較した、ダウンリンク測位セッションのQoS要件に基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項72に記載のUE。
[0289]条項74.UEは、DL-PRSがSL-PRSの前に受信されたのか、SL-PRSがDL-PRSの前に受信されたのかに基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項72から73のいずれかに記載のUE。
[0290]条項75.UEが、サイドリンク測位セッションのレイテンシ要件と比較した、ダウンリンク測位セッションのレイテンシ要件に基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項72から74のいずれかに記載のUE。
[0291]条項76.UEが、ラウンドロビンスケジューリングに基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項72から75のいずれかに記載のUE。
[0292]条項77.DL-PRSとSL-PRSとの並列処理が、少なくとも部分的に重複する時間期間中に、DL-PRSとSL-PRSとを処理することを備える、条項70から76のいずれかに記載のUE。
[0293]条項78.1つまたは複数の第2のネットワークエンティティが、ロケーションサーバであり、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与するための手段が、ダウンリンク測位セッションに関与するための手段を備える、条項55から77のいずれかに記載のUE。
[0294]条項79.1つまたは複数の第2のネットワークエンティティが、第2のUE、ロケーションサーバ、またはその両方であり、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与するための手段が、サイドリンク測位セッションに関与するための手段を備える、条項55から77のいずれかに記載のUE。
[0295]条項80.ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与するための手段が、1つまたは複数の第2のネットワークエンティティから少なくとも1つの測位能力報告についての要求を受信するための手段を備える、条項55から79のいずれかに記載のUE。
[0296]条項81.1つまたは複数の第1のネットワークエンティティと1つまたは複数の第2のネットワークエンティティとが、同じ1つまたは複数のネットワークエンティティである、条項55から80のいずれかに記載のUE。
[0297]条項82.コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令は、ユーザ機器(UE)によって実行されたとき、UEに、1つまたは複数の第1のネットワークエンティティとの、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することと、少なくとも1つの測位能力報告を1つまたは複数の第2のネットワークエンティティに送信することと、少なくとも1つの測位能力報告が、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)の両方を処理する、UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
[0298]条項83.1つまたは複数のパラメータは、UEがTミリ秒(ms)ごとに処理することができるDL-PRSシンボルおよびSL-PRSシンボルの最大持続時間Nを示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項82に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0299]条項84.UEがTミリ秒(ms)ごとに処理することができるDL-PRSシンボルおよびSL-PRSシンボルの最大持続時間Nを示す少なくとも1つのパラメータが、DL-PRS、SL-PRS、またはその両方についての最大帯域幅を仮定する、条項83に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0300]条項85.1つまたは複数のパラメータは、UEが1つまたは複数のスロットのグループにおいて処理することができるDL-PRSリソースおよびSL-PRSリソースの最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項82から84のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0301]条項86.1つまたは複数のパラメータが、DL-PRSとSL-PRSの両方についての共通バッファリング能力を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項82から85のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0302]条項87.共通バッファリング能力が、タイプ1バッファリング能力またはタイプ2バッファリング能力である、条項86に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0303]条項88.少なくとも1つのパラメータは、UEがDL-PRSとSL-PRSの両方についてタイプ1バッファリング能力を使用すること、またはUEがDL-PRSとSL-PRSの両方についてタイプ2バッファリング能力を使用することを示す、条項87に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0304]条項89.1つまたは複数のパラメータは、UEがサポートする周波数レイヤのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項82から88のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0305]条項90.ジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大値は、UEがすべての周波数帯域にわたるすべての測位方法にわたってサポートする測位周波数レイヤの最大数であり、UEがサポートするすべてのサイドリンク測位周波数レイヤとすべてのダウンリンク測位周波数レイヤとを含む、条項89に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0306]条項91.1つまたは複数のパラメータが、PRSリソース、PRSリソースセット、TRP、またはそれらの任意の組合せのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項82から90のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0307]条項92.1つまたは複数のパラメータが、帯域ごとに、帯域組合せごとに、周波数範囲ごとに、またはUEごとに報告される、条項82から91のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0308]条項93.1つまたは複数のパラメータは、UEが同時に維持することができる経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項82から92のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0309]条項94.ジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大値は、UEがダウンリンク基準信号とサイドリンク基準信号の両方から導出することができる経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方を含む、条項93に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0310]条項95.1つまたは複数のパラメータが、経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のダウンリンク最大数と、経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のサイドリンク最大数とを示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項82から94のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0311]条項96.1つまたは複数のパラメータが、DL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータを含む、条項82から95のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0312]条項97.DL-PRSが、第5世代(5G)新無線(NR)において定義されているDL-PRSを備える、またはDL-PRSが、ロングタームエボリューション(LTE)において定義されているDL-PRSを備える、条項96に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0313]条項98.DL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータが、5G NRにおいて定義されているDL-PRSと、LTEにおいて定義されているDL-PRSとの並列処理をサポートするUEの能力を示す少なくとも1つのパラメータを備える、条項97に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0314]条項99.少なくとも1つのパラメータが、UEがDL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートする能力を有しないことを示すことに基づいて、UEは、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項97から98のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0315]条項100.UEが、サイドリンク測位セッションのサービス品質(QoS)要件と比較した、ダウンリンク測位セッションのQoS要件に基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項99に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0316]条項101.UEは、DL-PRSがSL-PRSの前に受信されたのか、SL-PRSがDL-PRSの前に受信されたのかに基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項99から100のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0317]条項102.UEが、サイドリンク測位セッションのレイテンシ要件と比較した、ダウンリンク測位セッションのレイテンシ要件に基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項99から101のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0318]条項103.UEが、ラウンドロビンスケジューリングに基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、条項99から102のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0319]条項104.DL-PRSとSL-PRSとの並列処理が、少なくとも部分的に重複する時間期間中に、DL-PRSとSL-PRSとを処理することを備える、条項97から103のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0320]条項105.1つまたは複数の第2のネットワークエンティティが、ロケーションサーバであり、UEによって実行されたとき、UEに、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することを行わせるコンピュータ実行可能命令が、UEによって実行されたとき、UEに、ダウンリンク測位セッションに関与することを行わせるコンピュータ実行可能命令を備える、条項82から104のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0321]条項106.1つまたは複数の第2のネットワークエンティティが、第2のUE、ロケーションサーバ、またはその両方であり、UEによって実行されたとき、UEに、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することを行わせるコンピュータ実行可能命令が、UEによって実行されたとき、UEに、サイドリンク測位セッションに関与することを行わせるコンピュータ実行可能命令を備える、条項82から104のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0322]条項107.UEによって実行されたとき、UEに、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することを行わせるコンピュータ実行可能命令が、UEによって実行されたとき、UEに、1つまたは複数の第2のネットワークエンティティから少なくとも1つの測位能力報告についての要求を受信することを行わせるコンピュータ実行可能命令を備える、条項82から106のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0323]条項108.1つまたは複数の第1のネットワークエンティティと1つまたは複数の第2のネットワークエンティティとが、同じ1つまたは複数のネットワークエンティティである、条項82から107のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[0324]情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0325]さらに、本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能に関して上記で説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるのかソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
[0326]本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明される機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
[0327]本明細書で開示される態様に関して説明された方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、ハードウェアで直接実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。ASICはユーザ端末(たとえば、UE)中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として存在し得る。
[0328]1つまたは複数の例示的な態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0329]上記の開示は本開示の例示的な態様を示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明された本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実施される必要がない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。

Claims (30)

  1. ユーザ機器(UE)によって実施されるワイヤレス通信の方法であって、
    1つまたは複数の第1のネットワークエンティティとの、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することと、
    少なくとも1つの測位能力報告を1つまたは複数の第2のネットワークエンティティに送信することと、前記少なくとも1つの測位能力報告が、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)の両方を処理する、前記UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、
    を備える、方法。
  2. 前記1つまたは複数のパラメータは、前記UEがTミリ秒(ms)ごとに処理することができるDL-PRSシンボルおよびSL-PRSシンボルの最大持続時間Nを示す少なくとも1つのパラメータを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記UEがTミリ秒(ms)ごとに処理することができるDL-PRSシンボルおよびSL-PRSシンボルの前記最大持続時間Nを示す前記少なくとも1つのパラメータが、DL-PRS、SL-PRS、またはその両方についての最大帯域幅を仮定する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記1つまたは複数のパラメータは、前記UEが1つまたは複数のスロットのグループにおいて処理することができるDL-PRSリソースおよびSL-PRSリソースの最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記1つまたは複数のパラメータが、DL-PRSとSL-PRSの両方についての共通バッファリング能力を示す少なくとも1つのパラメータを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記共通バッファリング能力が、タイプ1バッファリング能力またはタイプ2バッファリング能力である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つのパラメータは、前記UEがDL-PRSとSL-PRSの両方について前記タイプ1バッファリング能力を使用すること、または前記UEがDL-PRSとSL-PRSの両方について前記タイプ2バッファリング能力を使用することを示す、請求項6に記載の方法。
  8. 前記1つまたは複数のパラメータは、前記UEがサポートする周波数レイヤのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大値は、前記UEがすべての周波数帯域にわたるすべての測位方法にわたってサポートする測位周波数レイヤの最大数であり、前記UEがサポートするすべてのサイドリンク測位周波数レイヤとすべてのダウンリンク測位周波数レイヤとを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記1つまたは複数のパラメータが、PRSリソース、PRSリソースセット、TRP、またはそれらの任意の組合せのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記1つまたは複数のパラメータが、帯域ごとに、帯域組合せごとに、周波数範囲ごとに、またはUEごとに報告される、請求項1に記載の方法。
  12. 前記1つまたは複数のパラメータは、前記UEが同時に維持することができる経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大数を示す少なくとも1つのパラメータを含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記ジョイントダウンリンクおよびサイドリンク最大値は、前記UEがダウンリンク基準信号とサイドリンク基準信号の両方から導出することができる前記経路損失推定値、前記空間関係推定値、またはその両方を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記1つまたは複数のパラメータが、経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のダウンリンク最大数と、経路損失推定値、空間関係推定値、またはその両方のサイドリンク最大数とを示す少なくとも1つのパラメータを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記1つまたは複数のパラメータが、DL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートする前記UEの能力を示す少なくとも1つのパラメータを含む、請求項1に記載の方法。
  16. 前記DL-PRSが、第5世代(5G)新無線(NR)において定義されているDL-PRSを備える、または
    前記DL-PRSが、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))において定義されているDL-PRSを備える、
    請求項15に記載の方法。
  17. DL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートする前記UEの前記能力を示す前記少なくとも1つのパラメータが、5G NRにおいて定義されている前記DL-PRSと、LTEにおいて定義されている前記DL-PRSとの並列処理をサポートする前記UEの能力を示す少なくとも1つのパラメータを備える、請求項16に記載の方法。
  18. 前記少なくとも1つのパラメータが、前記UEがDL-PRSとSL-PRSとの並列処理をサポートする前記能力を有しないことを示すことに基づいて、前記UEは、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、請求項16に記載の方法。
  19. 前記UEが、前記サイドリンク測位セッションのサービス品質(QoS)要件と比較した、前記ダウンリンク測位セッションのQoS要件に基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記UEは、DL-PRSがSL-PRSの前に受信されたのか、前記SL-PRSが前記DL-PRSの前に受信されたのかに基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、請求項18に記載の方法。
  21. 前記UEが、前記サイドリンク測位セッションのレイテンシ要件と比較した、前記ダウンリンク測位セッションのレイテンシ要件に基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、請求項18に記載の方法。
  22. 前記UEが、ラウンドロビンスケジューリングに基づいて、SL-PRSよりもDL-PRSを処理することを優先させること、またはDL-PRSよりもSL-PRSを処理することを優先させることが予想される、請求項18に記載の方法。
  23. DL-PRSとSL-PRSとの前記並列処理が、少なくとも部分的に重複する時間期間中に、DL-PRSとSL-PRSとを処理することを備える、請求項16に記載の方法。
  24. 前記1つまたは複数の第2のネットワークエンティティが、ロケーションサーバであり、
    前記ダウンリンク測位セッション、前記サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することが、前記ダウンリンク測位セッションに関与することを備える、
    請求項1に記載の方法。
  25. 前記1つまたは複数の第2のネットワークエンティティが、第2のUE、ロケーションサーバ、またはその両方であり、
    前記ダウンリンク測位セッション、前記サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することが、前記サイドリンク測位セッションに関与することを備える、
    請求項1に記載の方法。
  26. 前記ダウンリンク測位セッション、前記サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することが、
    前記1つまたは複数の第2のネットワークエンティティから前記少なくとも1つの測位能力報告についての要求を受信すること
    を備える、請求項1に記載の方法。
  27. 前記1つまたは複数の第1のネットワークエンティティと前記1つまたは複数の第2のネットワークエンティティとが、同じ1つまたは複数のネットワークエンティティである、請求項1に記載の方法。
  28. メモリと、
    通信インターフェースと、
    前記メモリおよび前記通信インターフェースに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備える、ユーザ機器(UE)であって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    1つまたは複数の第1のネットワークエンティティとの、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することと、
    前記通信インターフェースに、少なくとも1つの測位能力報告を1つまたは複数の第2のネットワークエンティティに送信させることと、前記少なくとも1つの測位能力報告が、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)の両方を処理する、前記UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、
    を行うように構成された、ユーザ機器(UE)。
  29. ユーザ機器(UE)であって、
    1つまたは複数の第1のネットワークエンティティとの、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与するための手段と、
    少なくとも1つの測位能力報告を1つまたは複数の第2のネットワークエンティティに送信するための手段と、前記少なくとも1つの測位能力報告が、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)の両方を処理する、前記UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、
    を備える、ユーザ機器(UE)。
  30. コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、ユーザ機器(UE)によって実行されたとき、前記UEに、
    1つまたは複数の第1のネットワークエンティティとの、ダウンリンク測位セッション、サイドリンク測位セッション、またはその両方に関与することと、
    少なくとも1つの測位能力報告を1つまたは複数の第2のネットワークエンティティに送信することと、前記少なくとも1つの測位能力報告が、ダウンリンク測位基準信号(DL-PRS)とサイドリンク測位基準信号(SL-PRS)の両方を処理する、前記UEのジョイントダウンリンクおよびサイドリンク能力を示す1つまたは複数のパラメータを含む、
    を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
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