JP2024516105A - プラスチック製のクイックコネクタ - Google Patents
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Abstract
本発明は、流体接続システムの管状の オス部(50)とメス部(40;40A)との間のスナップ係合を確立するためのプラスチック材料製のクイックコネクタを提供する。コネクタは保持手段(10)を有し、保持手段(10)は、メス部(40; 40A)の口部(41; 41A)内にセットされるようになっているとともに、オス部(50)およびメス部(40;40A)のそれぞれとのスナップ係合のための第一および第二の屈曲部材(11、12)を有している。周方向において隣り合う各組の第一および第二の屈曲部材(11、12)は、第一の屈曲部材(11)から第二の屈曲部材(12)までまっすぐに延びた主縦軸(L)を有する横ウェブ部(13)で相互接続されている。【選択図】図2A
Description
クイックコネクタ(スナップコネクタとも呼ばれる)は、パイプソケット、スピゴット、ニップル等のオス部と、メス部、特に、流体誘導システムのブロック部の穴部またはチューブエンドとを簡単に接続できるようにするために広く用いられている。
欧州特許第1104530号明細書および欧州特許第1682810号明細書には、プラスチック製の従来のクイックコネクタが開示されている。コネクタは、オス部とのスナップ係合のために径方向内側に向かって突出した第一のタン部と、メス部とのスナップ係合のために径方向外側に向かって突出した第二のタン部と、を有している。これら従来のクイックコネクタは、比較的複雑で、ダメージを受けやすい構造配置を有している。実際、第一および第二のタン部は、タン部の屈曲のためのヒンジジョイントとして機能する小さなウェブだけでリング状のベース部に接続されている。これらの小さなウェブ部は、所定回数の屈曲操作の後、または、材料の疲労のために破断する可能性がある。さらに、第一および第二のタン部が、コネクタの、軸方向に離れた部分に設けられているので、コネクタは、かなり長い軸方向の延長部を有する。
本発明の目的は、コネクタの重量およびコストを低減し、構造配置および製造作業を簡略化し、軸方向の延長を短縮し、長期間の使用および屈曲部分の繰り返し操作に対しても耐破壊性を向上することにある。
この目的は、本請求項1に定義されたクイックコネクタにより達成される。従属請求項は、好ましい実施形態に関連し、さらに、クイックコネクタと、互いに接続されるオスおよびメス部と、を備える接続システムを要求する。
本発明によれば、クイックコネクタは、メス部の口部内に配置される保持手段を備え、当該保持手段は、周方向に離れた部位に設けられた、それぞれメス部およびオス部とスナップ係合するための第一および第二の屈曲部材を備える。プラスチック製のクイックコネクタの従来のソリューションとは異なり、周方向において隣り合う各組の第一および第二の屈曲部材は、第一の屈曲部材から第二の屈曲部材までまっすぐに(directly)延びた主縦軸を有するウェブ部によって相互接続される。これにより、クイックコネクタの構造配置および製造が簡略化され、その軸方向寸法を最小化することができる。さらに、隣り合う第一および第二の屈曲部材を横(transversal)ウェブ部で相互接続することにより、径方向の弾力性が向上し、長期間の使用下でも破断のリスクが低減する。
本発明の好しい実施形態によれば、第一の屈曲部材は、保持手段の第一の軸方向端部に設けられ、第二の屈曲部材は、保持手段の、第一の軸方向端部とは反対側の第二の軸方向端部に設けられている。保持手段は、全体として、第二の軸方向端部から第一の軸方向端部に向かうにしたがって直径が減少するテーパ付きリングの形状を有しており、第一の軸方向端部において、周方向において隣り合う2つの第一の屈曲部材の間に設けられた第一の隙間と、第二の軸方向端部において、周方向において隣り合う2つの第二の屈曲部材の間に設けられた第二の隙間とによって、径方向の弾力性が与えられる。
保持手段の全体形状はn回対称性を有することができ、nは整数、最も好ましい実施形態ではn=6である。
ウェブ部は、保持手段の周方向に沿ってジグザグ形状に第一および第二の屈曲部材を接続する。したがって、保持手段の全体形状は、隣接するアームで相互接続されてクラウンを形成するいくつか(最も好ましくは6つ)のV形状セグメントということもできる。
本発明の好ましい実施形態によれば、各ウェブ部の主縦軸は、クイックコネクタの軸方向に対して傾きを形成しており、この傾きは、2つの角度、すなわち、ウェブ部が第二の屈曲部材から第一の屈曲部材までに径方向内側に傾斜する量を与える第一の角度α、および、ウェブ部が第二の屈曲部材から周方向において隣り合う第一の屈曲部材までに保持手段の周方向に傾斜する量を与える第二の角度βによって表される。安定性と可撓性の観点で良好な特性を有する保持手段を実現するため、好ましくは、第一の角度αは、5°から30°の間、特に10°から20°の間、第二の角度βは、10°~60°の間、特に20°から50°の間である。
クライン状のリテーナリングが軸方向に向かって徐々に比較的わずかに細くなるように設計されているため、オス部を押し込むために小さな挿入力しか必要とされない。屈曲部材の内向きの角度はとても小さいが、オス部の挿入プロセスにリテーナリングの軸方向全長を用いることができ、その間、リテーナリングは全体として径方向に広がる可能性がある。これが組み合わさることにより、必要な挿入力が小さくなるが、オス部の引き抜きに対して高い抵抗力が保証される。
シーリング手段に隣接する第一の軸方向端部における保持手段の前面は、第一の屈曲部材から第二の屈曲部材に向かうにしたがって主縦軸に沿って幅が減少するようにテーパ付きの形状を有するウェブ部によって拡大されてもよい。これにより、保持手段の第一の軸方向端部と、シーリング手段または保持手段とシーリング手段との間に任意に介在するワッシャとの間の接触面積を拡大することができる。
好ましくは、保持手段は、高分子プラスチック材料で形成されている。射出成形等によって成形用プラスチック材料から保持手段を一体的な構造体として形成することが特に好ましい。これにより、コネクタの製造コストおよび耐久性が、最も競争力のある価値を実現する。
好ましい他の実施形態によれば、クイックコネクタは、適当な外径のリング部を有する解放手段をさらに備え、解放手段が保持手段の下側(第一の)軸方向端部に向かって押し込まれると、第一の屈曲部材が径方向に撓んでオス部から外れる。リング部に接続されるとともに、メス部の口部から突きだすようにリング部から軸方向に間隔をおいて設けられたグリップ部によって、押し込み操作が軽減される。径方向の突起をリング部の外周に設けて、隣り合う2つの第一の屈曲部材の間の切り込み状の第一の隙間へのラッチ係合ができるようにしてもよい。
シーリング手段、好ましくは、Oリング、Xシール、リップシールが、メス部の口部内において、保持手段の軸方向前方に位置付けられる配置される。クイックコネクタがロック状態にあるときにシーリング手段がオス部およびメス部の双方と接触できるように、シール位置は保持手段と軸方向に重なり合わない。これにより、オス部とメス部との間の結合にはシール位置が一つで十分であるため、漏出の可能性がある位置が一つだけとなる。
本発明の詳細およびその実施形態を、添付の図面を参照しながら説明する。
FIG.1Aは、本発明の一実施形態に係る保持手段の側面図を示し、
FIG.1Bは、FIG.1AのA-Aに沿って切った保持手段の断面図を示し、
FIG.1Cは、FIG.1Aの保持手段の上面図を示し、
FIG.1Dは、FIG.1Aの保持手段の斜視図を示し、
FIG.2Aは、本発明の第一の実施形態に係る流体接続システムのクイックコネクタとメス・オス部の、非接続状態における分解斜視図を示し、
FIG.2Bは、FIG.2Aの流体接続システム構成部品の、接続状態における断面図を示し、
FIG.2Cは、FIG.2Bの細部Bの拡大図を示し、
FIG.3Aは、本発明の第二の実施形態に係る流体接続システムの、非接続状態における分解斜視図を示し、
FIG.3Bは、FIG.3Aの流体接続システム構成部品の、接続状態における断面図を示し、
FIG.3Cは、FIG.3Bの細部Bの拡大図を示し、
FIG.4Aは、本発明に係る流体接続システムのオス部の斜視図を示し、
FIG.4Bは、FIG.4Aに示したオス部の側面図を示し、
FIG.4Cは、FIG.4BのA-A線に沿って切った断面図を示し、
FIG.4Dは、FIG.4Cの細部Cの拡大図を示し、
FIG.5Aは、本発明の第三および第四の実施形態に係る流体接続システムの解放手段の斜視図を示し、
FIG.5Bは、FIG.5Aを示した解放手段の側面図を示し、
FIG.5Cは、FIG.5Bの細部Dの拡大図を示し、
FIG.6Aは、本発明の第三の実施形態に係る流体接続システムの、非接続状態における分解斜視図を示し、
FIG.6Bは、FIG.6Aの流体接続システム構成部品の、接続状態における断面図を示し、
FIG.6Cは、FIG.6Bの細部Bの拡大図を示し、
FIG.7Aは、本発明の第四の実施形態に係る流体接続システムの、非接続状態における分解斜視図を示し、
FIG.7Bは、FIG.7Aの流体接続システム構成部品の、接続状態における断面図を示し、
FIG.7Cは、FIG.7Bの細部Bの拡大図を示し、
FIG.8Aは、本発明の第五の実施形態に係るメス部の側面図を示し、
FIG.8Bは、FIG.8AのA-A線に沿って切った断面図を示し、
FIG.9Aは、本発明の第五の実施形態に係る流体接続システムの、非接続状態における分解斜視図を示し、
FIG.9Bは、FIG.9Aの流体接続システム構成部品の、接続状態における断面図を示し、
FIG.9Cは、FIG.9Bの細部Bの拡大図を示す。
FIG.1Aは、本発明の一実施形態に係る保持手段の側面図を示し、
FIG.1Bは、FIG.1AのA-Aに沿って切った保持手段の断面図を示し、
FIG.1Cは、FIG.1Aの保持手段の上面図を示し、
FIG.1Dは、FIG.1Aの保持手段の斜視図を示し、
FIG.2Aは、本発明の第一の実施形態に係る流体接続システムのクイックコネクタとメス・オス部の、非接続状態における分解斜視図を示し、
FIG.2Bは、FIG.2Aの流体接続システム構成部品の、接続状態における断面図を示し、
FIG.2Cは、FIG.2Bの細部Bの拡大図を示し、
FIG.3Aは、本発明の第二の実施形態に係る流体接続システムの、非接続状態における分解斜視図を示し、
FIG.3Bは、FIG.3Aの流体接続システム構成部品の、接続状態における断面図を示し、
FIG.3Cは、FIG.3Bの細部Bの拡大図を示し、
FIG.4Aは、本発明に係る流体接続システムのオス部の斜視図を示し、
FIG.4Bは、FIG.4Aに示したオス部の側面図を示し、
FIG.4Cは、FIG.4BのA-A線に沿って切った断面図を示し、
FIG.4Dは、FIG.4Cの細部Cの拡大図を示し、
FIG.5Aは、本発明の第三および第四の実施形態に係る流体接続システムの解放手段の斜視図を示し、
FIG.5Bは、FIG.5Aを示した解放手段の側面図を示し、
FIG.5Cは、FIG.5Bの細部Dの拡大図を示し、
FIG.6Aは、本発明の第三の実施形態に係る流体接続システムの、非接続状態における分解斜視図を示し、
FIG.6Bは、FIG.6Aの流体接続システム構成部品の、接続状態における断面図を示し、
FIG.6Cは、FIG.6Bの細部Bの拡大図を示し、
FIG.7Aは、本発明の第四の実施形態に係る流体接続システムの、非接続状態における分解斜視図を示し、
FIG.7Bは、FIG.7Aの流体接続システム構成部品の、接続状態における断面図を示し、
FIG.7Cは、FIG.7Bの細部Bの拡大図を示し、
FIG.8Aは、本発明の第五の実施形態に係るメス部の側面図を示し、
FIG.8Bは、FIG.8AのA-A線に沿って切った断面図を示し、
FIG.9Aは、本発明の第五の実施形態に係る流体接続システムの、非接続状態における分解斜視図を示し、
FIG.9Bは、FIG.9Aの流体接続システム構成部品の、接続状態における断面図を示し、
FIG.9Cは、FIG.9Bの細部Bの拡大図を示す。
FIG.1Aないし1Dには、保持手段10を様々な図で示している。図示された保持手段10は、プラスチック材料、より具体的には高分子プラスチック材料で形成され、さらにより具体的には射出成形等により一体として得られる。保持手段10は、保持手段の第一および第二の軸方向端部に交互に設けられたいくつかの三角形状の隙間14、15によって径方向に可撓性を有するテーパテーパ付きリングの全体形状を有している。
第一の(下側)軸方向端部から第二の(上側)軸方向端部に向かうにしたがってリング状の保持手段の直径が大きくなるという事実によって、リテーナリング10の上部のリム部は径方向外側に突出し、下部のリム部は径方向内側に突出している。上側の隙間15および下側の隙間14がプラスチック材料の一般的な特性と組み合わされることで、下側の隙間14の間のリム部が第一の(下側)屈曲部材11を形成し、上側の隙間15の間のリム部が第二の(高い方の)屈曲部材12を形成する。換言すれば、第一および第二の屈曲部材11、12は径方向に弾性変形能を有する、つまり、それらは、管状の保持手段10の軸方向延長部Xと直行する径方向に、ある程度まで柔軟に変形することができる。
隣り合う各組の第一および第二の屈曲部材11、12は、横ウェブ部13によって相互接続されている。各ウェブ部13は、軸方向Xに対して傾斜しており、より具体的には、隣り合う一対の第一および第二の屈曲部材11、12を相互接続している各ウェブ部13の主縦軸Lが傾斜している。傾きは、2つの角度αおよびβにより表すことができる。第一の角度αは、リテーナリング10のテーパ量、つまり、第二の軸方向端部から第一の軸方向端部までに外径が減少する程度を特定する。第二の角度βは、横ウェブ部13の周方向傾斜量、つまり、ウェブ部13の主縦軸Lがリテーナリング10の(テーパ付き)外周面への軸方向Xの直線投影から逸脱する量を特定する。
図示された実施形態では、ウェブ部13の内側の面は、平坦面ではなく、肩部16を有している。FIG.5ないし7および9について後述するように、この肩部16は、非接続状態においては、オス部50の軸方向下端のためのレストとして機能し、接触状態においては、解放手段60のリング部61のためのレストとして機能する。肩部16は単なる任意の構成であり、ウェブ部13のロート状(funnel-like)の内側の面も(外側の面と同様に)、径方向の弾力性と安定性に関してリテーナリング10の同じ性能を発揮する平坦面であってもよい。
図示された実施形態では、第一の屈曲部材11が6つ、第二の屈曲部材12が6つある。したがって、管状の保持手段10は6回回転対称性を有しており、6つのV形状のリングセグメントを相互接続することで形成することができる。しかし、第一および第二の屈曲部材11,12が6つより少なくても多くてもソリューションは可能であリ、一般的なn回回転対称からの逸脱さえ可能である。特に、4つのウェブ部13だけで相互接続された2つの第一第二の屈曲部材11および2つの第二の屈曲部材12だけがあってもよい。
FIG.2Aの分解斜視図には、保持手段10が、組み立て前の状態で、軸方方向においてシーリング手段30と隣り合い、かつ、管状のオス部50とメス部40との間に示されている。組み立てられた位置をFIG.2Bおよび2Cに示す。FIG.2B、3B、6B、7B、および9Bの各断面図は、隣り合う2つの第一の屈曲部材11の間に形成された切り込み状の下側の隙間14のうちの2つの隙間の中間軸に沿って切り取られたものである。
FIG.2Aないし2Cに示した流体接続システムの斜視図において、メス部40は、ブロックの穴として形成されている。従来の流体接続システムでは、コネクタのネジ部をねじ込むための穴内に雌ネジを設けていたのに対して、メス部40の口部41は、そのようなネジ部がなくても、コネクタを完全に受けいれてコネクタと係合するようになっている。スピゴット50の挿入方向は、図面において下側に延びており、以下、前方向と表される。反対方向は後方向と表される。
メス部40は、シーリング手段30で囲まれたオス部50を受けるのに十分な大きさの直径を有する口部41を有している。口部41は、直径が大きくなる段部43を有しており、この段部はシーリング手段30用の軸方向レストとして機能する。メス部40は、口部41部にその軸方向上端部から間隔をあけて、口部41の他の部分よりも直径が大きな凹部42を有している。凹部42の軸方向長さは、リテーナリング10の軸方向長さとほぼ同じである。
口部41の軸方向上端部の直径は、弛緩状態における第二の屈曲部材12の外径よりも小さい。保持手段10を口部41内へ下方に押し込むことにより、第二の屈曲部材12は、それらの外径が口部に入る程度に小さくなるように径方向内側に向かって弾性変形することになる。口部41の外側の面から軸方向に離れて形成された凹部42の軸方向位置に第二の屈曲部材12が到達するとすぐに、第二の屈曲部材12は、元の状態に弛緩して、メス部40の溝状の凹部42とパチンと係合することになる。
保持手段10が口部41に前方向に押し込まれたときに第二の屈曲部材12が凹部42にはまり込んだ状態は、FIG.2Cに最もよく示されている。それから第二の屈曲部材12が凹部42の上側エッジに当接するので、第二の屈曲部材12を径方向内側に曲げない限り、保持手段10を口部41から取り出すことはできなくなる。
同様に、オス部50は、より直径が小さく、オス部50の軸方向前方端部から間隔をおいた凹部51を有する。FIG.4Aないし4Dに、オス部50の形状が、より詳細に示されている。オス部50がリテーナリング10を介して前方向に押し込まれると、FIG.2Cで最もよく分かるように、第一の屈曲部材11が凹部51にはめ込まれる。このため、第一の屈曲部材11は、凹部51の上側エッジに当接し、第一の屈曲部材11を軸方向外側に曲げなければオス部50を保持手段10から取り出すことはできなくなる。
これにより、FIG.2Bおよび2Cに示された接続状態が得られ、この状態では、シーリング手段30および保持手段10はロック状態に達し、保持手段10は、第二の屈曲部材12と凹部42とのスナップ式の相互接続によってメス部40と係合している。FIG.2Bから分かるように、保持手段10は、メス部40から軸方向に突出しておらず、その口部41内に完全に受け入れられる。このことは、保持手段10付きのメス部40を、このプリロック状態で処理および配送する上で特に有利である。さらに、保持手段10は、その軸方向にロックされた配置により、シーリング手段30が口部4から脱落するのを阻止する。シーリング手段30は、メス部40の段部43で停止する。段部43は、シーリング手段30がメス部40内でそれ以上内方にも動けないように、メス部40の下方向の軸方向隣接部分よりも大きな直径を有している。
シーリング手段としてのOリング30は、口部41の前方領域に形成された環状の段部43(FIG.2B参照)に位置付けられる。Oリング30およびコネクタの他の部分は、FIG.2Aに、口部41から軸方向に離れて示されており、オス部としてのスピゴット50は、そこからさらにより後方に間隔をおいて示されている。FIG.2Bに示された流体接続システムの完全接続状態を確立するには、まず、シーリング手段30が口部41内でメス部40の段部43に配置され、それから、リング形状の保持手段10が、軸方向後方にシーリング手段30に隣接して配置される。
コネクタは、口部41に挿入されるとすでにプリロック係合状態になっている。これは、保持手段10の第二の屈曲部材12が、口部41に入るときにある程度圧縮され、それからメス部40の凹部42にはめ込まれることになるからである。これにより、第二の屈曲部材12は、保持手段10とシーリング手段30とが、搬送中等に口部41から脱落するのを防止する。
最終的に、オス部50は、径方向内側に向かって突出した第一の屈曲部材11がオス部50の凹部51とスナップ係合するまで、保持手段10およびシーリング手段30を通って押し込まれる。オス部50がコネクタ10内でロックされたまま後方に移動できなくなるように、凹部51の後方端部に形成されたラチェットが第一の屈曲部材11に当接する。
オス部50が、保持手段10とシーリング手段30とを介して、FIG.2Bに示した完全ロック位置に押し込まれると、シーリング手段30が広がる。これにより、流体接続システムは、オス部50がメス部40に対して完全にシールされた状態に達する。これは、オス部50の最前方部分がシーリング手段30の内径よりもわずかに大きな外径を有しているため、シーリング手段30は。オス部50の最前方部分が押し通されると径方向に拡張しなければならないという事実によるものである。
FIG.3Aないし3Cは、本発明の第二の実施形態を示し、この実施形態は、ワッシャ20がリテーナリング10とシーリング手段30との間に軸方向に配置されるという点においてのみ、FIG.2Aないし2Cに示された第一の実施形態と異なる。ワッシャ20が設けられていることが上述の第一の実施形態との唯一の相違を形成しているため、ここでは、この部分についてのみ説明し、他の部分については、説明および参照符号による指定を行わずに、図面に示すのみとする。
ワッシャまたはスペーサ20は、メス部40の凹部42の前方エッジ上で停止するとともに、軸方向Xにおいて、シーリング手段30のための周方向に一様なストッパとして機能する。これは、オス部50の挿入によりシーリング手段が径方向に広がるときに特に重要である。ワッシャ20は、その後、シーリング手段30が軸方向に変形するのを阻止する。特に、シーリング手段30は、圧力下において、リテーナリング10の軸方向下端部で第一の屈曲部材11間に形成された切り込み状の隙間14に入ることができない。
図示するように、ワッシャ20は径方向の突起21を有している。突起21は、ワッシャ20を口部41に位置付けるとともにワッシャ20がメス部40内へ極端に落ち込むことを阻止するのに役立つ。図示するように、4つの突起21を、周方向に4回対称に配置してもよい。もちろん、突起の他の配置または数も可能であり、そのような突起21のないワッシャ20も可能である。
また、オス部50が挿入された後、保持手段10を二次的なラッチ操作(例えば、不図示のラッチツールによる)で前方向に操作して、シーリング手段30の上面に向かう平坦な保持面を提供するように隙間14を閉じてもよい。これにより、ワッシャ20を設けなくても、シーリング手段30が軸方向両端からきつく均一に圧縮されることで、流体接続システムは、完全にロックされてシールされた状態になる。
FIG.5Aないし5Cは、保持手段10の第一の屈曲部材11とのスナップ係合からオス部50を解除するためのツールとして使用可能な解放手段60を示す。解放ツール60は、リング状の部分61を有し、その直径は、第一の屈曲部材11により形成されたリテーナリング10の第一の軸方向端部の直径より大きいが、第二の屈曲部材12により形成されたリテーナリング10の第二の軸方向端部の直径よりは小さい。したがって、FIG.6Aないし6Cに示すように、オス部50の凹部51をリテーナリング10から解放するために、リング部61を用いて、第一の屈曲部材11を軸方向外側に向かって湾曲させることができる。
解放手段60は、さらにグリップ部62を有しており、グリップ部62は、口部41の外側に残るように設計されており、操作者が、必要に応じて、前方向への押し込み操作でオス部50を解放するために解放手段60を操作できるようにする。リング部61は、FIG.6Bに示した接続状態における第二の屈曲部材12の位置に対応して周方向に配置された6つのウィンドウ64を有する。直径方向において対向する2つのウィンドウ64の下に、リング部61は、リテーナリング10の隣り合う2つの第一の屈曲部材11間の切り込み状の隙間14と係合するための径方向の突起63を有している。ウィンドウ64および突起63の数は、適当な方法で選択することができ、図示した実施形態に限定されない。
FIG.6Bおよび6Cに示すように、解放手段60は、そのリング部61がリテーナリング10内に係合するように軸方向に配置されている。特に、楔状の突起63は下側の隙間14内に受け入れられ、第二の屈曲部材12はウィンドウ64内に受け入れられる。 これは、リテーナリング10内における、解放手段60の確実かつ明確(defined)な径方向位置決めを意味する。軸方向の位置決めは、ウェブ部13の内側の面の肩部16によって与えられる。解放ツール60は、FIG.6Bに示された、弛緩して完全に接続された状態で、これらの肩部16に当接して停止する。
ここで、操作者は、グリップ部62の使用により、軸方向前方に解放手段60を押し込むことができる。解放手段60の軸方向前端部が停止位置でウェブ部13の肩部16に当接しているから、操作者は、この押し込み操作に対して一定の抵抗を感じることになる。この抵抗を乗り越えると、リング部61は、オス部50の凹部51との係合を解除するために、第一の屈曲部材11を径方向外側に広げることになる。操作者が手を離すとすぐに、解放手段60は、保持手段10の径方向の弾性的な柔軟性のために弛緩状態に戻っていくことになる。
FIG.7Aないし7Cは、本発明の第四の実施形態を示しており、この実施形態は、リテーナリング10とシーリング手段30との間にワッシャ20が軸方向に位置付けられている点においてのみ、FIG.6Aないし6Cに示した第三の実施形態とは異なっている。第二の実施形態の場合と同様に、ワッシャまたはスペーサ20は、メス部40の凹部42の前方エッジ上で停止するとともに、軸方向Xにおいて、シーリング手段30のための周方向に一様なストッパとして機能する。
FIG.8Aおよび8Bは、本発明の第五の実施形態で使用される他のタイプのメス部40Aを示す。このメス部40Aは、パイプまたはチューブのエンドであり、第一ないし第四の実施形態のようにブロックの穴として形成されてはいない。しかしながら、他の実施形態に関して説明したのと同じ原理が第五の実施形態にも適用される。メス部40Aは口部41Aを有し、そのなかには、FIG.2Aないし2Bについてさらに上述したのと同様に、凹部42Aおよび段部43Aが形成されている。
FIG.9Aないし9Cは、第五の実施形態におけるメス部40Aの使用を示す。個々の部品およびそれらの機能は、ブロック状のメス部40が管状のメス部40Aに置き換えられる点を除いて、FIG.6Aないし6Cに示した第三の実施形態の場合と同じである。したがって、FIG.6Aないし6Cの部品の機能性の説明は、変更すべき点を変更してFIG.9Aないし9Cに適用される。
もちろん、ワッシャ20は、実施形態4のためにFIG.7Aないし7Cに示されたものと同様に、第五の実施形態に追加することができ、および/または、解放手段は、実施形態1および2のためにFIG.2Aないし2Cおよび3Aないし3Cに示されたものと同様に第五の実施形態から省略してもよい。
要約すれば、本発明は、流体接続システムの管状のオス部50とメス部40との間のスナップ係合を確立するためのプラスチック材料製のクイックコネクタを提供する。コネクタは保持手段10を有しており、保持手段10は、メス部40の口部41内にセットされるようになっているとともに、オス部50およびメス部40とそれぞれスナップ係合するための第一および第二の屈曲部材11、12を有している。周方向において隣り合う各組の第一および第二の屈曲部材11、12は、第一の屈曲部材11から第二の屈曲部材12までまっすぐに延びた主縦軸Lを有する横ウェブ部13によって相互接続されている。
10 保持手段
11 第一の屈曲部材(径方向内向き)
12 第二の屈曲部材(径方向外向き)
13 ウェブ部(11および12を相互接続)
14 第一の隙間
15 第二の隙間
16 肩部
20 ワッシャ/スペーサ
21 径方向の突起
30 シーリング手段
40、40A メス部
41、41A 口部
42、42A 凹部
43、43A 段部
50 管状のオス部
51 凹部
60 解放手段
61 リング部
62 グリップ部
63 突起
64 ウィンドウ
X 軸方向
L 主縦軸
α ウェブ部13の縦軸Lが、軸方向Xに対して径方向内側に傾斜する角度
β ウェブ部13の縦軸Lが、軸方向Xに対して周方向に傾斜する角度
11 第一の屈曲部材(径方向内向き)
12 第二の屈曲部材(径方向外向き)
13 ウェブ部(11および12を相互接続)
14 第一の隙間
15 第二の隙間
16 肩部
20 ワッシャ/スペーサ
21 径方向の突起
30 シーリング手段
40、40A メス部
41、41A 口部
42、42A 凹部
43、43A 段部
50 管状のオス部
51 凹部
60 解放手段
61 リング部
62 グリップ部
63 突起
64 ウィンドウ
X 軸方向
L 主縦軸
α ウェブ部13の縦軸Lが、軸方向Xに対して径方向内側に傾斜する角度
β ウェブ部13の縦軸Lが、軸方向Xに対して周方向に傾斜する角度
Claims (15)
- 管状のオス部(50)を軸方向(X)にメス部(40;40A)に接続するためのクイックコネクタであって、
前記メス部(40;40A)の口部(41; 41A)内にセットされて、前記オス部(50)と前記メス部(40;40A)との間をシールするようになっているシーリング手段(30)と、
前記口部(41;41A)内にセットされるようになっているとともに、前記オス部(50)とのスナップ係合のために径方向内側に突出した少なくとも2つの第一の屈曲部材(11)と、前記メス部(50)との係合のために径方向外側に突出した少なくとも2つの第二の屈曲部材(12)と、を有する保持手段(10)と、を備え、
周方向において隣り合う各組の第一および第二の屈曲部材(11,12)は、前記第一の屈曲部材(11)から前記第二の屈曲部材(12)までまっすぐに延びた主縦軸(L)を有するウェブ部(13)によって相互接続されている
ことを特徴とするクイックコネクタ。 - 請求項1記載のクイックコネクタであって、
前記第一の屈曲部材(11)は、前記保持手段(10)の第一の軸方向端部に設けられており、前記第二の屈曲部材(12)は、前記保持手段(10)の、前記第一の軸方向端部とは反対側の第二の軸方向端部に設けられているクイックコネクタ。 - 請求項2に記載のクイックコネクタであって、
前記保持手段(10)は、全体として、前記第二の軸方向端部から前記第一の軸方向端部に向かうにしたがって直径が減少するテーパ付きリングの形状を有し、前記第一の軸方向端部において、周方向において隣り合う2つの第一の屈曲部材(11)間に設けられた第一の隙間(14)と、前記第二の軸方向端部において、周方向において隣り合う2つの第二の屈曲部材(12)の間に設けられた第二の隙間(15)と、によって径方向の弾力性が与えられるクイックコネクタ。 - 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のクイックコネクタであって、
前記ウェブ部(13)は、前記保持手段(10)の周方向に沿って、前記第一および第二の屈曲部材(11、12、22)をジグザグ形状に接続しているクイックコネクタ。 - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載のクイックコネクタであって、
各ウェブ部(13)の前記主縦軸(L)は、前記クイックコネクタの前記軸方向(X)に対する傾きを形成しており、当該傾きは、0°より大きな2つの角度により表され、
当該2つの角度は、
前記第二の屈曲部材(12)から前記第一の屈曲部材(11)までに前記ウェブ部(13)が径方向内側に傾斜する量を与える第一の角度(α)、および、
前記第二の屈曲部材(12)から周方向において隣り合う第一の屈曲部材(11)までに前記ウェブ部(13)が前記保持手段(10)の周方向に傾斜する量を与える第二の角度(β)であるクイックコネクタ。 - 請求項5記載のクイックコネクタであって、
前記第一の角度(α)は、5°から30°の間、好ましくは10°から20°の間であり、
前記第二の角度(β)は、10°から60°の間、好ましくは20°から50°の間であるクイックコネクタ。 - 請求項1ないし6のいずれか一項に記載のクイックコネクタであって、
前記第一の屈曲部材(11)および前記第二の屈曲部材(12)は、前記保持手段(10)の円周に沿って周方向に離れた部分に互いに交互に設けられているクイックコネクタ。 - 請求項1ないし7のいずれか一項に記載のクイックコネクタであって、
前記ウェブ部(13)の幅が前記第一の屈曲部材(11)から前記第二の屈曲部材(12)に向かうにしたがって前記主縦軸(L)に沿って減少するように、前記ウェブ部(13)は、テーパ付き形状を有するクイックコネクタ。 - 請求項1ないし8のいずれか一項に記載のクイックコネクタであって、
前記保持手段(10)はプラスチック材料で形成され、および/または、一体的な構造体として、好ましくは射出成形により形成されているクイックコネクタ。 - 請求項1ないし9のいずれか一項に記載のクイックコネクタであって、
前記保持手段(10)が、前記シーリング手段(30)を、軸方向において前記保持手段(10)と隣りあうが重ならないシール位置に保持するようになっているため、前記シーリング手段(30)は、前記クイックコネクタのロック状態において、前記オス部(50)および前記メス部(40;40A)の双方に接触するようになっているクイックコネクタ。 - 請求項1ないし10のいずれか一項に記載のクイックコネクタであって、
さらに解放手段(60)を備え、当該解放手段(60)は、
前記第一の屈曲部材(11)が設けられた第一の軸方向端部における前記保持手段(10)の内径よりも大きいが、前記第二の屈曲部材(12)が設けられた第二の軸方向端部における前記保持手段(10)の内径よりも小さな外径を有するリング部(61)と、
前記リング部(61)に接続され、前記メス部(40;40A)の前記口部(41;41A)から突出するように前記リング部(61)から軸方向に間隔をあけて設けられたグリップ部(62)と、を備え、
前記グリップ部(62)により、操作者は、解放操作時に、前記第一の屈曲部材(11)が径方向に撓んで前記オス部(50)から外れるように、前記保持手段(10)の前記第一の軸方向端部に向けて前記リング部(61)を押し込むことができるクイックコネクタ。 - 請求項11記載のクイックコネクタであって、
前記リング部(61)の外周は、隣り合う2つの第一の屈曲部材(11)間の切り込み状の第一の隙間(14)にラッチするための径方向の突起(63)を少なくとも1つ有するクイックコネクタ。 - 請求項1ないし12のいずれか一項に記載のクイックコネクタと、
好ましくはスピゴッドである管状のオス部(50)と、
好ましくはコネクタブロックの穴として形成されたメス部(40;40A)と、
を備える流体接続システム。 - 請求項13記載のシステムであって、
前記管状のオス部(50)は、外径が減少する凹部(51)を有し、
前記保持手段(10)の前記第一の屈曲部材(11)は、前記オス部(50)が前記軸方向(X)方向に前記クイックコネクタを通って押し込まれると、前記凹部(51)と係合するようになっているシステム。 - 請求項13または14に記載のシステムであって、
前記メス部(40;40A)は、その口部(41;41A)の周りに形成された凹部(42;42A)を有し、
前記保持手段(10)の前記第二の屈曲部材(12)は、前記保持手段(10)が前記軸方向(X)に前記メス部(40;40A)へ押し込まれると前記メス部(40;40A)の前記凹部(42;42A)と係合するようになっているシステム。
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