JP2003269671A - ホース用継ぎ手装置 - Google Patents

ホース用継ぎ手装置

Info

Publication number
JP2003269671A
JP2003269671A JP2002071931A JP2002071931A JP2003269671A JP 2003269671 A JP2003269671 A JP 2003269671A JP 2002071931 A JP2002071931 A JP 2002071931A JP 2002071931 A JP2002071931 A JP 2002071931A JP 2003269671 A JP2003269671 A JP 2003269671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
hose
sleeve
tail
joint according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002071931A
Other languages
English (en)
Inventor
George Stark David
デビッド・ジョージ・スターク
An Martel Stark Cynthia
シンシア・アン・マーテル・スターク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002071931A priority Critical patent/JP2003269671A/ja
Publication of JP2003269671A publication Critical patent/JP2003269671A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】それぞれのホース区分を自由に回転可能にし、
典型的な本管水道の水圧および/又は高い水圧で、継ぎ
手において漏洩が生じるのを回避する。またホースをテ
ール部に接続する回転継ぎ手を提供しバリエーションを
可能にする。 【解決手段】ホースと接続されるテール部4、5および
テール部の実質的に反対側にスリーブ部を有する第一部
品2および第二部品3を含む継ぎ手1において、第一部
品2のスリーブ部は外部スリーブとして作用する第二部
品のスリーブ部と雄一雌関係で係合する内部スリーブで
あり、両スリーブ部が係合すると、内側スリーブの外面
は外側スリーブの内面と実質的に同一面で且つ密接関係
であり、両スリーブは共通の長手軸の周りに自由に回転
可能であり、両面は相互に長手方向への分離に抵抗する
ように相互に作用する継ぎ手。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホースに取り付けら
れる継ぎ手装置に関する。本発明の好適用途は、各端に
取り付けられるホースが相互に回転して、絡みおよびそ
れに関する問題を回避するようにすることである。水道
の標準水圧および/又はそれ以上で、それぞれのホース
部を、継ぎ手における漏洩を避けながら自由回転させる
ことを考慮する。用途は、水、溶液、油圧、圧搾空気、
空気および真空システムを含む全ての流体システムであ
る。
【0002】
【発明の背景】本発明の用途は、任意長のホースの接続
にあるが、その主要機能は継ぎ手であり、ホースの隣接
区分が相互に回転可能である。その主な役割は、現在市
販されている多くの迅速に分離可能なコネクタを想定す
るものではなく、従ってその設計上の検討事項は実質的
に異なる。この用途を念頭に本発明が開発され且つそこ
に焦点を当てて説明する。
【0003】既存のホース用コネクタの主要機能は、本
発明とは異なる。コネクタの主要機能は、ある長さのホ
ースを接続することであり、ホース端を接続装置に接続
できること以外の要素には殆んど考慮を払わない。多く
のホースコネクタは、一体構成であり、多くの場合モー
ルド(成型品)により形成され、各端にホース区分の端
部がスライドされる中空筒状のチューブに少し手を加え
た物でしかない。多くの場合、各区分の長さが不足する
場合にホースの長さを伸長させるのに使用される。
【0004】一般的に使用されている他のタイプのコネ
クタは、分離可能なコネクタである。これらの例は、米
国特許第5, 048, 875号の明細書および家庭用に
ガーデナ(Gardena )により製造され特許取得されたも
のがある。しかし、これら分離可能なタイプのコネクタ
の主な要件および機能は、ユーザにより簡単且つ迅速に
切り離しおよび再接続することである。実際に、それら
のデザインは、接合部が相互に容易且つ自由に回転する
ものではない。限定された回転は可能であるが、回転に
は一般的に相当の抵抗があり、(本発明でいうところ
の)継ぎ手装置として十分に機能するものではない。更
に、この回転に対する抵抗は、内部の流体圧が増加する
に連れて増加する。これらのタイプのデザインにおい
て、Oリングシールは、故障し易く且つある条件下では
漏洩を生じる。
【0005】更に別のタイプのコネクタが米国特許第
5, 826, 920号および第5, 775, 738号に
開示されている。これらは極めて高圧化で動作するよう
設計されたデバイスであり、構成が複雑であり、多数の
個別コンポーネントを含んでいる。これらデバイスは高
価であり、組立が困難であり、多くの場合には戸外およ
び汚れた環境下での使用には不適当である。多くの点で
これらは、本発明の目的には過剰設計であり且つ他のコ
ネクタと同様に、接続されたホースの各区分が自由に回
転可能に設計されていない。
【0006】継ぎ手の必要性を処理するために、本件出
願人はWO01/01031号の明細書で継ぎ手装置の
特許を出願した。これは3体構造であり、オーバーラッ
プしたスリーブ部を有する2個の接続部と中間のロッキ
ング素子により構成される。
【0007】しかし、実際には、この設計は大径(典型
的には20mm以上)のフレキシブルホースの接続には
十分であることが判明したが、その構成はこのレンジの
下の直径のホースには制限があった。小径(典型的には
30mm未満)では、3番目のロッキング素子が潜在的
に問題となった。前記継ぎ手装置を小型化すると、前記
継ぎ手装置の中央でオーバーラップする個別部分(即ち
内部のスリーブ部および外部のスリーブ部とロッキング
素子)も潜在的に薄く且つ一層デリケートになる。もし
壁厚を保持すると、デバイスは大型となり過ぎる。従っ
て、これら潜在的な制限を処理する継ぎ手装置が必要に
なる。
【0008】また、本件出願人による考慮は、各ホース
区分の継ぎ手装置への取り付け方である。本件出願人に
よる設計のテールピースは、多くの接続装置と同様であ
るが、一般にホースの端部をテールピース(テール部)
に固定するクランプが必要である。クランプの設計によ
り、多くはホース面から突出し且つ鋭いエッジ部を有す
る。これらの部分は、これらが地面に接触すると、回転
に抵抗して自由な回転を阻止する。戸外(芝生上又はそ
の他の軟らかい地面上)で使用されると、これらのクラ
ンプ部は、地面内に食い込むか又は他の物体を捕らえ、
自由な回転を阻止するか組立体が地面に引っかかる。ま
た、本件出願人は、これを検討してホースコネクタおよ
び継ぎ手で処理した。
【0009】また、小径では、大部分のホースクランプ
はホースの外面を均一に支持しない。その結果、接合部
の周囲で漏洩を生じる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の1つ
の目的は、上述の課題を検討および/又は対処すること
である。即ち、本発明の1つの目的は、上述したWO0
1/01031Aの公開公報に開示されたデザインの改
良又は変更を行い且つ小径のホースに好適な設計とする
ことである。
【0011】本発明の他の目的は、ホースをコネクタお
よび本発明の継ぎ手に固定するための外部ホースクラン
プ又はナットの使用の変形を検討することである。
【0012】本発明の最後の目的は、既知のものの代替
品を一般大衆に提供することである。
【0013】
【発明の開示】本発明の1つのアスペクトによると、第
1および第2部品により構成される継ぎ手であって、各
部品はホースに接続されるテール部およびこのテール部
の実質的に反対側にスリーブ部を有し、前記第1部品の
スリーブ部は外部スリーブとして機能する前記第2部品
のスリーブ部と雄−雌関係で相互作用する内部スリーブ
であり、これらスリーブが係合すると、前記内部スリー
ブの外面は前記外部スリーブの内面と実質的に同一面且
つ親密関係であり、これらスリーブは共通長手軸の周り
に自由に回転可能であり、これらの面は長手方向への分
離に抵抗するよう相互作用するように構成された継ぎ手
が提供される。
【0014】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、同一面のスリーブ部面に
は相補状の山および谷を含み、一方のスリーブ部の他方
のスリーブ部に対する長手方向のスライドに抵抗する継
ぎ手が提供される。
【0015】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、相補状の山および谷は両
部品の組立を可能にするために、各スリーブ部を一方向
へ押し込み可能に構成された継ぎ手が提供される。
【0016】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された継ぎ手であって、組み立てられるとス
リーブからの流体の漏洩に抵抗する継ぎ手が提供され
る。
【0017】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された継ぎ手であって、300kPaまで、
好ましくは少なくとも700kPaまでの圧力に対して
スリーブ領域からの水の漏洩に抵抗する継ぎ手が提供さ
れる。
【0018】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、少なくとも1つのシール
を含む継ぎ手が提供される。
【0019】本発明の更なるアスペクトによると、実質
的に上述された継ぎ手であって、シールがOリングであ
る継ぎ手が提供される。
【0020】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された継ぎ手であって、組み立てられた継ぎ
手において中空部は継ぎ手を通る流体が流れる穴である
継ぎ手が提供される。
【0021】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、内部の穴は実質的に直線
状である継ぎ手が提供される。
【0022】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、テール部が実質的に長手
方向を向いている継ぎ手が提供される。
【0023】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、テール部は実質的に筒状
の部分よりなり、その外部がホースの少なくとも一方向
へのスライド移動に抵抗するよう構成された継ぎ手が提
供される。
【0024】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、筒状の部分はその外面の
主要部全体で実質的にスムーズである継ぎ手が提供され
る。
【0025】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、実質的に筒状の部分は好
ましくは浅い傾斜および高さのバーブである山を含む継
ぎ手が提供される。
【0026】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、山はホースが筒状の部分
の外面上を一方向へスライドするのを助けるが、反対方
向へのスライドに抵抗するよう形成されている継ぎ手が
提供される。
【0027】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、実質的に筒状の部分の外
面はねじ切りされている継ぎ手が提供される。
【0028】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、実質的に筒状の部分の外
部は山および/又はバーブを含み、前記筒状の部分に対
してホースの一方向への回転に抵抗し、この回転方向は
ホースが筒状の部分からねじが緩められる方向である継
ぎ手が提供される。
【0029】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、実質的に筒状の部分が配
置される部品は取り付けられたホースの端部の外部シー
スを含み、このシースの内面は前記筒状の部分の外面か
ら半径方向に離れており、この間隔は接続される典型的
なホースの壁厚に対応する継ぎ手が提供される。
【0030】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、シースと前記筒状の部分
との間の半径方向の間隔は、スリーブ部に向けて内方へ
進むにつれて減少する継ぎ手が提供される。
【0031】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された継ぎ手であって、シース部の内側がね
じ切りされている継ぎ手が提供される。
【0032】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、内部にねじ切りされたシ
ース部に対し、実質的に筒状の部分の外側には山および
/又はバーブを含み、前記筒状の部分に対してホースの
一方向への回転に抵抗し、この回転方向はホースを筒状
の部分からねじを緩める方向である継ぎ手が提供され
る。
【0033】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された継ぎ手であって、外部にねじ切りされ
た筒状の部分に対し、シース部の内側は山および/又は
バーブを含み、前記筒状の部分に対してホースの一方向
への回転に抵抗し、この回転方向はホースをテール部か
らねじを緩める方向である継ぎ手が提供される。
【0034】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、シース(存在する場合)
および筒状の部分の両方は、山、バーブおよび/又は突
起を含み、一度接続されたホースのテール部からの離脱
に抵抗する継ぎ手が提供される。
【0035】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、両部品の少なくとも一方
のスリーブ部は実質的にスリーブ部の長手軸の実質的に
全ての場所について実質的に軸対称である継ぎ手が提供
される。
【0036】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された継ぎ手であって、少なくとも第1部品
のスリーブ部の壁厚は内部スリーブ部を含め半径方向へ
の撓みに十分に抵抗する継ぎ手が提供される。
【0037】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された継ぎ手であって、第2部品の外部スリ
ーブの壁厚は、相補状の山および谷の位置と構成体の材
料との協力により、前記外部スリーブが前記内部スリー
ブ上にスライドして組立可能にする十分な可撓性および
/または弾性を有する継ぎ手が提供される。
【0038】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手であって、少なくとも一方の部品は
実質的に可塑性の材料により製造される継ぎ手が提供さ
れる。
【0039】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された継ぎ手であって、前記可塑性の材料は
耐UV特性、非破壊特性、高張力強度(組み立てに必要
以上の可撓性に抵抗する)および硬直性の少なくとも1
つを有する継ぎ手が提供される。
【0040】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された継ぎ手であって、両部品の少なくとも
一方は射出成型により製造される継ぎ手が提供される。
【0041】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された継ぎ手であって、テール部は継ぎ手の
主長手軸に対して任意角度でホース又は導管が接続可能
に構成された継ぎ手が提供される。
【0042】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された継ぎ手であって、前記角度が継ぎ手の
主長手軸に対して実質的に直角である継ぎ手が提供され
る。
【0043】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された継ぎ手であって、第1部品又は第2部
品の何れかが2以上のホース又は導管を接続可能に構成
された継ぎ手が提供される。
【0044】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された継ぎ手であって、ホース又は導管は、
取り付けられると、継ぎ手のボディと実質的にY又はT
状に構成される継ぎ手が提供される。
【0045】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された継ぎ手であって第1部品および第2部
品のテール部の構成は、それに接続されるホース又は導
管の数および傾斜角に一方又は両方において異なる継ぎ
手が提供される。
【0046】本発明の他のアスペクトによると、少なく
とも第1部品および第2部品より構成される継ぎ手であ
って、前記第1部品は実質的に中空筒状の長さを有し、
一端にはホースの端部が接続されるテール部が構成さ
れ、他端には雄−雌接続関係の押す部材として機能する
内部スリーブ部が構成され、前記第2部品も実質的に中
空の筒状の部分の長さを有し、一端にはテール部が構成
され、他端には雄−雌接続関係の雌部材として機能する
外部部材が構成され、組み立てられると、雌スリーブの
内側は雄スリーブ部の外側と密接関係であり、これら両
スリーブ部は相互に自由に回転可能であり且つ内部の液
圧により長手方向の分離に抵抗する相補形状を含む継ぎ
手が提供される。
【0047】本発明の更なるアスペクトによると、実質
的に上述された継ぎ手であって、中空内部により規定さ
れる流体を流す内部穴は実質的に一定断面である継ぎ手
が提供される。
【0048】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手の組立に使用される第1部品、第2
部品又はその一部分よりなるコンポーネントが提供され
る。
【0049】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述されたコンポーネントであって、テール部は、
(i)組み立てられた継ぎ手の主長手軸に任意角度でホ
ース又は導管の取り付けおよび(ii)組み立てられた
継ぎ手の一端に複数のホース又は導管の取り付けの一方
又は両方を可能にするコンポーネントが提供される。
【0050】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述されたコンポーネントであって、更に複数の
サブコンポーネントに分離可能であり、前記複数のサブ
コンポーネントの内少なくとも1つのサブコンポーネン
トはホース又は導管を接続するためのテール部を含むコ
ンポーネントが提供される。
【0051】本発明の他のアスペクトによると、実質的
に上述された継ぎ手に接続されるホースと継ぎ手との組
み合わせが提供される。
【0052】本発明の更に他のアスペクトによると、実
質的に上述された少なくとも1つの継ぎ手を任意長のホ
ースに挿入してなり、可撓性ホースの絡みの傾向を低減
する方法が提供される。
【0053】本発明は、ホースの一部を相互に回転可能
にする継ぎ手装置に関する。典型的には、厳密にコネク
タのみを意図するものではないが、この継ぎ手はホース
又は他の可撓性を有する導管等を回転可能に接続するも
のである。典型的には、ホースは流体又は流体状の物質
の運搬に使用される。本発明はコネクタとして使用し、
ホースの隣接部分を相互に回転可能にするという付加機
能を有するが、その主要機能は継ぎ手である。コネクタ
は一連のホースの全長を伸ばすために使用され、他方本
発明では、1本のホースを複数の短い区分に切断し、本
発明による継ぎ手を使用してそれらを再度連結するとい
う具体例により区別できよう。
【0054】本発明の意図するところは、特に軟質材料
の1本のホースの長さ方向に沿って捩れおよび絡みが生
じるのを阻止する。典型的には、本発明は、ホースの区
分が地面に沿って絶えず移動又は引っ張られるか又は頻
繁に巻き取り又は引き伸ばされる場合に有用である。
【0055】典型的な用途は、家庭でのガーデン用ホー
スおよび工場用機器、搾乳庫等の洗浄に一般的に使用さ
れる工場用ホースを含んでいる。また、本発明は圧縮空
気が使用される航空会社等でも使用できるが、このよう
な高圧の場合には定格を上げた設計が必要である(例え
ば、プラスチック製の標準設計はレギュレータから塗料
スプレイガンへの空気供給ラインに使用できるが、コン
プレッサ/サプライおよびレギュレータ間の高圧には必
ずしも好適ではない)。油圧、圧縮空気および真空等を
含む他の流体への適用も可能である。
【0056】本発明の一連の実施形態は、簡単な設計の
継ぎ手に焦点を当て、そして公開公報WO01/010
3Aに開示されるタイプの設計に関連する課題の幾つか
を解決する。このシリーズの好適実施形態は、2個の主
要部品(オプションのシールを除く)により構成され
る。
【0057】典型的には、この継ぎ手は、相互作用(イ
ンタラクト)する第1部品および第2部品により構成さ
れる。
【0058】好ましくは、この相互作用は雄−雌構成で
あり、第1部品の一部は第2部品の一部に挿入される。
また、この関係は、一度このように係合されると、両部
品は相互に自由に回転可能である。
【0059】大部分の実施形態において、各部品は他の
部品のスリーブと相互作用するスリーブ部を含んでい
る。第1部品において、このスリーブ部は実質的に中空
の筒状体(シリンダ)であり、相互作用の雄部となる。
反対に、第2部品の相補的なスリーブ部は、この関係の
雌部材として機能する。
【0060】好ましくは、雄部の外面は雌部の内面と実
質的に相補状である。これら両部品が継ぎ手装置として
係合されると、それぞれの内面および外面は相互に実質
的に相補状であり且つ相互に実質的に同一面である。ま
た、これらは相互に密接且つ親密な関係となる。これに
は、製造上のある程度の精度(精密加工)を要し、低精
度の場合には漏洩、内面の過度の磨耗および回転の不具
合等の問題を生じることとなる。
【0061】長手方向の分離に抵抗するために、それぞ
れ接触する内外面は、継ぎ手が一度組み立てられた後に
長手方向の分離に抵抗するような形状とする。これは1
以上の山(リッジ又は隆起部)を形成し、一方又は他方
に相補状の谷(凹部)を形成することにより容易に実現
可能である。理想的には、これらが組み立てられたと
き、区分が相互に押し付けられるようにする。これら組
み立てられた部品を分離するには一層大きい力が必要に
なるように設計される。これは、山の傾斜角度を変え
て、雄部を雌部に容易に挿入可能に幾らかのテーパを設
けることにより容易に実現可能である。
【0062】更に、環状の山は各部品の他に対する回転
を助けるベアリング面として作用する。同様に、相補形
状を変更して、相互に少し異ならせると、回転を容易に
する。このような差異は、山および谷の面が全面ではな
く少ない点のみで接触するようにする。これは、表面積
を減少させ、摩擦力の処理を助け、回転に影響する。流
体に圧力が加えられている場合には、(設計にもよる
が)装置の両部品が長手方向へ分離しようとする傾向が
あることに留意されたい。流体の圧力下で、相互に押し
付けられるテーパ又は垂直部の全接触面積を最小にして
自由な回転に影響する摩擦を低減するのを助ける。
【0063】更に、山および谷が存在すると、雄部を雌
部内に正確に位置決めするのを助けることを含めて潜在
的な利点を提供する。例えば、引っ張ることによりホー
スに加えられる力は、継ぎ手を曲げ又は撓めることにな
り得る。これに対する措置をとらなければ、内面に過度
の摩擦および磨耗を生じ得るので、最終的には両部品が
相互に自由に回転する機能を低減させ、内部の流体の漏
洩を生じることになり得る。また、このようなステップ
は、シールの破損又は両部品の自由回転の阻止に至る不
当なストレスからシールを保護する。
【0064】また、オプションとして、内部シールを設
ける。好適実施形態では、Oリングを設け且つこのシー
ルを収容する凹部を設ける。複数のシールも可能であ
る。シール用のベアリングも考慮可能である。
【0065】スリーブ部に加えて、典型的には、各部品
にホースの端部を接続するテール部を含んでいる。この
テール部は、中空筒状の如き実質的に従来設計でもよ
く、その上をホースの端部が通過する。この区分には山
又はその他の設計上の特徴部を含み、ホースがテール部
からスライドするのを阻止する。好ましくは、山は長く
且つ緩やかなテーパ状であり、その上をホースがスライ
ドするのを助けるが、バーブの如く反対方向には鋭い面
が形成され、スライドに抵抗する。また、外部ホースク
ランプが取り付けられるようにしている。
【0066】後述する如く、ホースクランプの必要性を
排除する又はその使用をオプションにするテール部の他
の変形も可能である。
【0067】本発明の実施形態は、種々の方法および種
々の材料で製造可能である。好適実施形態では、高強度
射出可能な熱可塑性プラスチックを使用した。これらは
高温が使用されない各種の用途に好適である。高温の熱
可塑性プラスチック又は他のタイプのプラスチックも高
温の流体を使用する場合に使用可能である。また、用途
に応じて適当なプラスチック又は他の材料を選択しても
よいこと、当業者には容易に理解できよう。
【0068】また、プラスチック以外の材料、例えば金
属も使用可能であると考えられる。しかし、少なくとも
雌部には、雄部の挿入のために一般に多少の弾性又は可
撓性が必要である。その逆であってもよい。大部分のプ
ラスチックは、これを可能にする十分な弾性を有する
が、各部の設計もまた組み立て容易性に貢献する。例え
ば、好適実施形態では、比較的硬質のプラスチック材料
を使用する。スリーブ部のテール部に近い端部に角度を
持って外方に突出するリブが設けられる。これは雌スリ
ーブ部の最も外部の収容溝部に対応する。雌スリーブ部
が雄部の挿入時に拡張する能力は、テール部に隣接する
雌スリーブ部の他端に対して、この最も外側位置で僅か
に増加される。この点で、壁厚は大きく且つ曲げに大き
な抵抗があり、リブの挿入を可能にする。更に、雄スリ
ーブ部の最も外側端にリブを配置すると、短い距離では
なく、雌スリーブ部の実質的に全長にわたりリブに力が
加えられる。このような設計上の考慮は、製造に使用さ
れる材料の選択により少なく又は大きくなる。
【0069】もし金属を使用すると、雌部がプラスチッ
ク又はより弾性を有する材料により構成されるようにす
るのが好ましい。或いは、一方又は両方部品を金属で製
造することも可能であるが、理想的には一方又は両方の
スリーブ部の接触面は、プラスチック材料により構成さ
れる。理想的には、これは製造工程の適当な時点で接
着、接合又はその他により金属に導入され、これにより
継ぎ手装置は実質的に2つの部品から構成されるように
する。
【0070】両部品の形状も変化し且つここでもユーザ
の選択幅がある。図示した実施形態では、第1部品およ
び第2部品は、それぞれ実質的に長く且つ本質的に筒状
である。これにより流体通路を直線状となし且つこれら
両部品は更に流体が継ぎ手内を通過するチャンネルの内
径が実質的に一定にとどまるように構成される。
【0071】テール部にベンド(曲げ部)が設けられ、
流体が種々の角度でアプローチするようにしてもよい。
例えば、テール部の一方に90°のベンドを設けてもよ
い。このような用途では、本発明の装置は継ぎ手特性を
有する直角コネクタとしての用途を見付け易い。それは
ホースの移動により取り付け部におけるストレスや緊
(特に捩れストレス)を和らげるのを助ける利点を有す
る。それがなければ、典型的な直角ベンドコネクタの破
壊又は故障を生じる。
【0072】また、本発明は2以上のテール部をスプリ
ットし、T型又はY型コネクタとすることも可能であ
る。他のバリエーションおよび角度付きコネクタの角度
を異ならせることも可能であることが理解できよう。
【0073】コネクタのこの役割において、本発明は従
来のコネクタを改善可能である。直角ベンドのT型およ
びY型コネクタでは、特に地面に沿って引っ張る場合
に、ホースの捻りおよび移動により捩れストレスがコネ
クタ装置に加えられる。このような装置は回転に抵抗す
るので、このようなタイプのコネクタおよび連結器が使
用されるとホースの捩れが生じ易い。本発明のこのよう
な変形された継ぎ手は、これらの問題を処理して軽減す
る。
【0074】本発明の原理を使用して種々の異なる実施
形態が構成可能であることが分かる。同様に、ユーザは
異なる第1部品および第2部品を単に置換して最終装置
に組み立てることにより、カスタムメードのコネクタお
よび連結器を得ることが可能である。例えば、異なる設
計の第1部品および異なる設計の第2部品(それぞれ典
型的には一体構造)があるが、これらを混ぜ合わせ且つ
マッチさせて異なる継ぎ手装置を形成できる。このオプ
ションはエンドユーザに提供する必要はないが、本発明
の継ぎ手メーカーが実質的に製造工程を変更することな
く異なる設計の実施形態を容易に製造可能にするのに使
用可能である。(メーカー段階で又はエンドユーザによ
り)第1部品又は第2部品に接続される異なるテール部
もまた可能である。これらは何れかの部品にねじ、クリ
ップその他により取り付けられる。これらは異なるサイ
ズ又は形状のテール部であり、継ぎ手機能を有する中央
の第1および第2部品に接続する。
【0075】上述の如く、幾つかの実施形態はテール部
にホースの端部を保持する改良を含んでいる。また、こ
れらの変形は上述した2体の実施形態のみに形成される
のではなく、上述したWO01/01031号の公開公
報に開示する如き他の継ぎ手の実施形態でもよい。しか
し、説明を簡単にするため、ここでは主として上述した
実施形態(即ち、2体構造の実施形態)について説明す
る。
【0076】典型的には、ホースの端部を保持する変形
は、テールの長さの少なくとも一部と実質的に同軸であ
るシース部を設ける。テール部は典型的にはホース端部
の内壁と相互作用するが、シースは典型的にはホース端
部の外壁と相互作用する。両者間にクランプ作用があ
り、典型的には一方又は両方は、ホース端部が継ぎ手装
置からのスライドに共同で抵抗するような特徴を含んで
いる。
【0077】一実施形態によると、テール部の外面はね
じ切りされ、テール部がホース端部内にねじ込まれるよ
うにする。これは標準のコネクタでは通常可能ではな
い。ホースに対して装置の回転を可能にする継ぎ手のみ
でねじ込みを可能にし、さもなければ、第2テール部に
第2ホースがねじ込まれている場合には、これは問題を
生じる。ねじ切りされたナット付コネクタの多くは、少
なくとも1つのナットがコネクタに個別にねじ切りされ
ている必要がある。更に、このようなコネクタの多く
は、装置をホース端部にねじ込み使用とすると問題に遭
遇する。典型的には、第2ホース端を取り付ける際に出
会う困難は、そのねじ込み時にホース全体が回転するこ
とである。その他の問題もある。本発明の継ぎ手による
と、各テール部が他と独立して回転可能であるので、こ
れらの問題を処理可能である。
【0078】ねじ切りされたテール部において、外部シ
ースは内部がスムーズであり、好ましくは内部テール部
に十分密着し、ホースの壁をそれに対して押し込む、即
ち、ホース端部の壁はシースとテール部間に挟み込まれ
る。好ましくは、テール部とシース間の間隔は一定では
なく、理想的には両者間の間隔は一方が内方(スリーブ
部に向けて)シースおよびテール部の長さに沿って進む
につれて減少する。これはまた異なる壁厚のホースの収
容を助ける。この構成により、ホース端部は両部分間に
確実に挟み込まれ、設けられたねじがホースの長手方向
へテール部からスライドするのを阻止する。シースの内
面には山又はバーブを設けてもよい。
【0079】更なる変形として、ねじは前向きのねじ面
(即ち、スリーブ部に近い面)が直角(即ち、テール部
の長手軸に放射方向)に近い角度であり且つねじの他の
面より急な角度となる断面にする。よって、ねじの断面
はバーブに近似し、これはホースがテール部から長手方
向へ分離するのをねじが抵抗するのを助ける。
【0080】更なる変形として、ねじはシースの内面に
設けてもよい。(前の節の説明と)同様の変形を、テー
ル部のねじに行った変形に変えて又はそれに加えてシー
スのねじに行ってもよい。更なる変形として、外部シー
スにねじを設け、テール部のスムーズな外面にはねじで
はなく山(好ましくは、ホース端部の挿入を容易にする
方向に緩やかにテーパする)および/又はバーブを形成
する。
【0081】また、歯又はリブをテール部又はシースに
設け、テール部に対するホースの一方向へのみの回転運
動を停止させる。これにより、ホース端部がテール部に
ねじ込まれるようにテール部に対してホース端部を回転
させ、ホース端部のねじを緩める反対方向への回転に抵
抗させることが可能である。
【0082】更に他のバリエーションとして、内側シー
ス面とテール部の外面の何れかに環状のバーブを設け
る。この場合には、ホースの挿入は、典型的にはねじ込
み動作ではなく長手方向へのスライドにより行う。しか
し、ユーザの便宜上、ねじ込み実施形態が好ましい。
【0083】
【発明の実施の形態】本発明の更なるアスペクトは、実
施形態につき添付図面を参照して行う以下の説明から明
らかになろう。
【0084】図面を参照し且つ単なる例示として、図1
は本発明の好適且つ単純な実施形態を示す。これはアセ
チルポリマ等のプラスチック材料で射出成型により製造
される。ここで、継ぎ手装置(全体を矢印1で示す)
は、第1部品(全体を矢印2で示す)および第2部品
(全体を矢印3で示す)により構成される。各部品はテ
ール部(矢印4および5で示す)およびスリーブ部(第
2部分3の雌外部スリーブ部6のみが見える)を有す
る。
【0085】この実施形態のテール部は、一連のバーブ
7を有し、その上にホース端部(図1には図示せず)が
スライドされ、その後固定される。適当な固定手段はホ
ースクランプを含む。
【0086】図2は、図1に示す実施形態と類似点を共
有する変形実施形態の断面図を示す。図2の実施形態
(全体を矢印20で示す)は、第1部品21および第2
部品22を含んでいる。第1部品21は、図1のそれと
同一である。しかし、第2部品22は、図1の第2部品
と類似するが、テール部27のエリアが図1のテール部
7および図2のテール部28と異なる。
【0087】図2において、テール部27は、ねじ切り
され、ホース端部が第2部品22に対してねじ込まれて
取り付けられる。しかし、更に外部シース29が設けら
れ、テール部28に設けられたのと同様の一連のバーブ
26を有する。更に、一連の放射方向に分布されたバー
ブ25が存在するが、それは図5(後述)によく示して
いる。中央スリーブ部において、第2部品22には、外
部スリーブ部10が設けられ、一方第1部品21には内
部スリーブ部11が設けられている。
【0088】これらスリーブ10、11の周囲には相補
状の山(リッジ)および谷(グルーブ)セット12、1
3が設けられている。また、谷には、シール部材として
作用するOリング14が設けられている。これら山およ
び谷の配列により、これら両部品21、22を相互に配
置するのを助けると共にこの装置から流体の漏出又は異
物の進入を(ある程度)シールする。これら各部品2
1、22は、別ユニットとして製造され、スリーブ部を
適当に押し込むことにより最終装置20に組み立てられ
る。理想的には、これら部品は高精度加工され、ホース
を引っ張った結果、これらの部品が(長手軸から)曲げ
に抵抗するようにする。これにより、シールおよび端部
接触点の不当な磨耗の回避を助ける。
【0089】図3は、他の実施形態を示し、シースおよ
びテール部31/32および33/34が異なる。第1
部品35において、シース31およびテール部32の両
方は、ねじ切りされ且つ他の多くの実施形態と同様にシ
ース31とテール部32間の間隔は、スリーブ部へ向け
て進むに連れて狭くなる。
【0090】第2部品36については、そのシース部3
3は、ねじ切りされておりバーブがテール部に存在す
る。
【0091】図4において、第1部品41がシース42
を有する実施形態を示す。これを適用する構成は図2又
は図3に示す構成又はその他の構成であっても本発明の
範囲内である。第2部品43のテール部44は、流体の
流れを2つのアームにスプリット(又は合成)する。図
示の実施形態において、テール部45a、bは、図2に
示すテール部28と同様のバーブを有する。ホースクラ
ンプ46が設けられている。
【0092】図5はシース構成の特定実施形態の端面図
を示す。ここで、外部シース51には一連の環状バーブ
52が見え、これは挿入されたホース端部を一方向へは
回転可能にするが、他方向への回転には抵抗する。典型
的には、内部テール部は、ねじ切りされ、バーブ52が
テール部53をホース端へねじ込み可能にするが、ねじ
を緩めることには抵抗する。
【0093】図6は、シースのねじの詳細図を示す。図
には、長手軸60およびこれに対する垂線であるレイ
(光線)61を示す。各ねじの第1面62は、1つおき
の面63よりも垂線61に近いことが分かる。この変形
はオプションであり、図6中では誇張されている。しか
し、この場合のねじは、バーブとしても作用し、ホース
端部がテール部からの長手の外方向へ離脱するのに抵抗
することが分かる。同様の変形は、テール部にあるねじ
について行ってもよい。
【0094】図7は、スリーブ部70、71を一層詳細
に示す。ここで、各山部72、73は、相補状の谷部7
4、75に、好ましくは2〜3点で接触することを示
す。これは、山および谷部を、拡大した山73および谷
75に示す如く僅かに異なる断面形状とすることにより
実現する。異なる断面形状の適用は、本発明の全ての実
施形態に存する必要はない。しかし、この変形(拡大図
では大幅に誇張している)は、流体の内部圧がスリーブ
部70、71を分離させようとする結果生じる摩擦を低
減する。
【0095】図8は、全体を矢印81で示す継ぎ手装置
を示す。雄部82および雌部83の2個の主要部品から
カップリングが行われる。雌部83は、テール部84を
含み、これは複数のバーブ85を含んでいる。雄部82
は、バーブ87付の同様のテール部86を有する。
【0096】雌部83は内面88を有し、雄部82の外
面89と共にこの装置81の継ぎ手ベアリングとして作
用する。これは、雄部82および雌部83の外面を実質
的に相補状および中心軸の周りに対称とし、これら両部
品を相互に制約されない回転継ぎ手とすることにより達
成される。
【0097】雄部92の外方に延びるフランジ部90
は、雌部83の相補状の谷91内に適合する。カップリ
ング81が製造された材料の僅かの変形と結合し手ロッ
キングメカニズムを提供し、これにより両部品を相互に
保持する。本件出願人は、ガーデンホースとして使用す
る場合には、カップリングの分離阻止にはこれで十分で
あると確認した。
【0098】雄部82は、Oリング92の形体のシール
を配置する凹部を有する。このOリング92は、加圧さ
れた水が存在するときコネクタ91から流体が漏洩する
のを阻止する。また、Oリング92は、カップリングが
相互に回転するのを阻止しないようにおよび雄部および
雌部が相互に保持されるのを助けるような十分な構成と
する。
【0099】相互接続端部から遠い雄部および雌部の端
部は、これらにホースおよび導管が容易に接続可能に構
成される。多くの接続構成が可能であるが、好適実施形
態では、これらはバーブ状である。ガーデンホース等の
可撓性を有する導管は、バーブ上へ押し込み、これによ
りホースをカップリングに対して保持する。
【0100】好ましくは、カップリングはOリング等の
シールを含み、雄部および雌部がカップリングされる
と、Oリングは雄部の外面と雌部の内面間にフィットす
る。しかし、シールは、雌部に対する雄部の回転を十分
に阻害せず且つ回転継ぎ手動作を妨害しないことが必要
である。従って、雄部又は雌部の何れかにシールがフィ
ット可能な凹部を設け、シールのごく一部のみが両部間
に露出されるようにする。
【0101】最後に、2つの半体が一度カップリングさ
れると、分離されるのを阻止するようにシールが作用す
るのが好ましく、これにより接続を一層確実にする。
【0102】図10は、WO01/01031に開示す
るのと同様の3体構造の実施形態を示し、1つのシース
112は、第3ロッキング素子に接続される。シース1
12およびテール部111、113の一方又は双方は、
(それぞれ端部において)ねじ切りされている。簡単に
するために、同図において、ねじおよびバーブは省略し
ている。
【0103】図9は、他の実施形態を示す。ここで、一
端101はねじ切りされたテール部102を示し、外部
シース103の内面は実質的にスムーズである。設計上
および/又は製造する材料において部分的に弾性を有
し、きつく挿入されたホース端部をテール部102に対
して連続したバイアスを加える。外端105は内方にね
じ切りされたシース106を有し、テール部107は実
質的にスムーズである。これは外側に向けて僅かにテー
パを設けるか実質的にストレート又はその長手軸に対し
て平行である。
【0104】本発明には多くのバリエーションが存在す
ることが明らかであり、それらの全てをここでは示して
いない。当業者は、ここで説明した原理を使用して本発
明の範囲内に入る、異なる実施形態の製造に適用可能で
ある。
【0105】ここで使用された用語は、本発明を最も広
く説明するため使用されたものであり、他のコンポーネ
ントと組み合わせて使用することを除外することを意図
するものではない。
【0106】また、発明者が背景部分で行った説明は、
本発明の開発の一部として問題や検討事項の理解を示す
ものであり、必ずしも従来技術の存在を認めることを意
図するものではない。
【0107】本発明の多数のアスペクトを単に例として
説明したが、付属する特許請求の範囲に限定される本発
明の精神および範囲を逸脱することなく種々の変形およ
び付加が可能であること理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1好適実施形態の側面図である。
【図2】本発明の他の実施形態の側断面図を示し、一部
品がテール部にシースを含む1実施形態である。
【図3】本発明の他の実施形態を示し、各テール部は上
述とは異なるシース部を含む側断面図である。
【図4】一部分にYジャンクションを含む更に他の実施
形態の平面図である。
【図5】シースにねじが設けられたシースおよびテール
部の特定実施形態の端断面図である。
【図6】幾つかの実施形態におけるシースの内部ねじの
詳細図である。
【図7】本発明の幾つかの好適実施形態における内部お
よび外部スリーブの相補状の谷および山の詳細図であ
る。
【図8】図1のような実施形態の断面図である。
【図9】シースが3体継ぎ手装置に含まれる実施形態で
ある。
【図10】2つの更に可能な実施形態の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シンシア・アン・マーテル・スターク ニュージーランド国 テ アワムツ バン ク ストリート 41 ファースト フロア ー Fターム(参考) 3H017 DA00

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれホースと接続されるテール部お
    よび該テール部の実質的に反対側にスリーブ部を有する
    第1部品および第2部品を含む継ぎ手において、前記第
    1部品の前記スリーブ部は外部スリーブとして作用する
    第2部品の前記スリーブ部と雄−雌関係で係合する内部
    スリーブであり、前記両スリーブ部が係合すると、前記
    内側スリーブの外面は前記外側スリーブの内面と実質的
    に同一面で且つ密接関係であり、前記両スリーブは共通
    の長手軸の周りに自由に回転可能であり、前記両面は相
    互に長手方向への分離に抵抗するように相互に作用する
    継ぎ手。
  2. 【請求項2】 前記同一面をなす両スリーブ面は、相補
    状の山および谷を含むよう構成され、一方のスリーブに
    対して他方のスリーブの長手方向へのスライドに抵抗す
    る請求項1に記載の継ぎ手。
  3. 【請求項3】 前記相補状の山および谷は、前記両部品
    の組立を可能にするために、各スリーブ部を一方向へ押
    し込み可能に構成されている請求項2に記載の継ぎ手。
  4. 【請求項4】 前記スリーブ部からの液漏れに抵抗する
    請求項1、2又は3に記載の継ぎ手。
  5. 【請求項5】 少なくとも300kPaまでの水圧に対
    して前記スリーブ領域からの漏洩に抵抗する請求項4に
    記載の継ぎ手。
  6. 【請求項6】 少なくとも700kPaまでの水圧に対
    して前記スリーブ領域からの漏洩に抵抗する請求項4に
    記載の継ぎ手。
  7. 【請求項7】 少なくとも1個のシール部材を含む請求
    項1乃至6の何れかに記載の継ぎ手。
  8. 【請求項8】 前記シール部材はOリングである請求項
    7に記載の継ぎ手。
  9. 【請求項9】 継ぎ手が組み立てられたとき、中空部は
    前記継ぎ手を通して流体を流す穴を形成する請求項1乃
    至8の何れかに記載の継ぎ手。
  10. 【請求項10】 前記内部穴は実質的に直線状である請
    求項9に記載の継ぎ手。
  11. 【請求項11】 前記テール部は実質的に長手方向を向
    いている請求項1乃至10の何れかに記載の継ぎ手。
  12. 【請求項12】 テール部は実質的に筒状の部分を有
    し、ホースが少なくとも一方の長手方向へのスライド移
    動に抵抗するように外面が形成されている請求項1乃至
    11の何れかに記載の継ぎ手。
  13. 【請求項13】 前記筒状の部分は、その外面の大部分
    が実質的にスムーズである請求項12に記載の継ぎ手。
  14. 【請求項14】 前記実質的に筒状の部分は、好ましく
    は浅い傾斜および高さのバーブである山を含む請求項1
    2又は13に記載の継ぎ手。
  15. 【請求項15】 前記山は、ホースが前記筒状の部分上
    を一方向へはスライドを助けるが、反対の外方へのスラ
    イドには抵抗する請求項14に記載の継ぎ手。
  16. 【請求項16】 前記実質的に筒状の部分の外側は、ね
    じ切りされている請求項12乃至15の何れかに記載の
    継ぎ手。
  17. 【請求項17】 前記実質的に筒状の部分の外面は、山
    および/又はバーブを含み、前記筒状の部分に対しホー
    スの一方向への回転に抵抗し、該回転方向は前記筒状の
    部分からホースのねじを緩める方向である請求項12乃
    至16の何れかに記載の継ぎ手。
  18. 【請求項18】 前記実質的に筒状の部分が位置する前
    記部品は、取り付けられたホースの端部の外部シースを
    含み、前記シースの内面は前記筒状の部分の外面から半
    径方向に離間しており、この間隔は、接続される代表的
    なホースの壁厚と釣り合う請求項12乃至17の何れか
    に記載の継ぎ手。
  19. 【請求項19】 前記シースと前記筒状の部分との間の
    半径方向の間隔は、前記テール部から前記スリーブ部へ
    向けて進むにつれて減少する請求項18に記載の継ぎ
    手。
  20. 【請求項20】 前記シース部の内部にねじ切りされて
    いる請求項18又は19に記載の継ぎ手。
  21. 【請求項21】 内部にねじ切りされたシース部に対
    し、前記実質的に筒状の部分の外面は、ホースが前記筒
    状の部分に対して一方向への回転に抵抗する山および/
    又はバーブを有し、前記回転方向はホースの前記筒状の
    部分からねじを緩める方向である請求項20に記載の継
    ぎ手。
  22. 【請求項22】 外部にねじ切りされた筒状の部分に対
    し、前記シース部の内側は山および/又はバーブを含
    み、前記筒状の部分に対しホースの一方向への回転に抵
    抗し、該回転方向は前記ホースを前記テール部からねじ
    を緩める方向である請求項16乃至21の何れかに記載
    の継ぎ手。
  23. 【請求項23】 前記シース(存在時)および筒状の部
    分の双方は、一度接続されたホースのテール部からの離
    脱に抵抗する山、バーブおよび/又は突起部を含む請求
    項18乃至22の何れかに記載の継ぎ手。
  24. 【請求項24】 前記部品の少なくとも一方の前記スリ
    ーブ部は、該スリーブ部の長手軸に沿う実質的に全ての
    場所で実質的に軸対称である請求項1乃至23の何れか
    に記載の継ぎ手。
  25. 【請求項25】 少なくとも前記第1部品の前記内側ス
    リーブ部を含む前記スリーブ部の壁厚は、半径方向への
    撓みに抵抗する十分な硬度を有する請求項1乃至24の
    何れかに記載の継ぎ手。
  26. 【請求項26】 前記第2部品の前記外部スリーブの壁
    厚は、相補状の山および谷の位置と構成体の材料との協
    力により、前記外部スリーブが前記内部スリーブ上にス
    ライドして組立可能にする十分な可撓性および/または
    弾性を有する請求項1乃至25の何れかに記載の継ぎ
    手。
  27. 【請求項27】 前記部品の少なくとも一方は実質的に
    可塑性の材料で製造される請求項1乃至26の何れかに
    記載の継ぎ手。
  28. 【請求項28】 前記可塑性の材料は、耐UV(紫外
    線)特性、非破壊特性、高張力性(組立に必要以上の撓
    みに抵抗)および剛性の少なくとも1つの特性を有する
    請求項27に記載の継ぎ手。
  29. 【請求項29】 前記両部品の少なくとも一方は、射出
    成型により製造される請求項27又は28に記載の継ぎ
    手。
  30. 【請求項30】 テール部は、ホース又は導管を継ぎ手
    の主長手軸に対して任意角度で接続可能にするよう構成
    されている請求項1乃至29の何れかに記載の継ぎ手。
  31. 【請求項31】 前記角度は、前記継ぎ手の主長手軸に
    対して実質的に直角である請求項30に記載の継ぎ手。
  32. 【請求項32】 前記第1又は第2部品は、2以上のホ
    ース又は導管を接続可能に構成されている請求項1ない
    し31の何れかに記載の継ぎ手。
  33. 【請求項33】 前記ホース又は導管は、取り付けられ
    たとき、継ぎ手の本体と共に実質的にY状又はT状に構
    成される請求項32に記載の継ぎ手。
  34. 【請求項34】 前記第1および第2部品のテール部の
    形状は、接続されるホース又は導管の本数および傾斜角
    度の一方又は双方に関して異なる請求項30乃至33の
    何れかに記載の継ぎ手。
  35. 【請求項35】 少なくとも第1部品および第2部品に
    より構成され、前記第1部品は、実質的に中空の筒状の
    長さを有し、一端に接続されるホースの端部を受けるよ
    うに構成されたテール部を備え、他端に雄−雌接続関係
    の雄部材として機能する内部スリーブ部を備え、前記第
    2部品も実質的に中空の筒状の長さを有し、一端にテー
    ル部を備え、他端には雄−雌接続関係の雌部材として機
    能する外部スリーブ部を備え、組み立てると、前記雌ス
    リーブの内側は前記雄スリーブ部の外側と密接関係であ
    り、前記両スリーブ部は、相互に自由に回転できるが内
    部の流体圧により長手方向への分離に抵抗するよう相補
    状に構成される継ぎ手。
  36. 【請求項36】 流体が流れる中空内部により形成され
    る内部穴は、実質的に一定の断面となるよう構成される
    請求項35に記載の継ぎ手。
  37. 【請求項37】 請求項1乃至36の何れかに記載され
    た継ぎ手の組立に使用される前記第1部品、前記第2部
    品又はその一部分により構成されるコンポーネント。
  38. 【請求項38】 前記テール部分は、(i)組み立てら
    れた継ぎ手の主長手軸に任意角度でホース又は導管の取
    り付けおよび(ii)組み立てられた継ぎ手の端部に複
    数のホース又は導管を取り付けの一方又は両方を可能に
    する請求項37に記載のコンポーネント。
  39. 【請求項39】 更に複数のサブコンポーネントに分離
    可能であり、前記複数のサブコンポーネントの内少なく
    とも1つのサブコンポーネントはホース又は導管を接続
    するためのテール部を含む請求項38に記載のコンポー
    ネント。
  40. 【請求項40】 請求項1乃至36の何れかに記載の継
    ぎ手に接続されるホースを備えるホースおよび継ぎ手の
    組み合わせ。
  41. 【請求項41】 可撓性を有するホースが絡まる傾向を
    減少させる方法であって、請求項1乃至36の何れかに
    記載の少なくとも1つの継ぎ手を任意長さの前記可撓性
    を有するホースに挿入することよりなる方法。
JP2002071931A 2002-03-15 2002-03-15 ホース用継ぎ手装置 Pending JP2003269671A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071931A JP2003269671A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 ホース用継ぎ手装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071931A JP2003269671A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 ホース用継ぎ手装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003269671A true JP2003269671A (ja) 2003-09-25

Family

ID=29202071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002071931A Pending JP2003269671A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 ホース用継ぎ手装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003269671A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006059650B3 (de) * 2006-12-18 2008-06-26 Veritas Ag Kupplungseinrichtung zum Verbinden von Leitungseinrichtungen
JP2009255187A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Z Engineering Kk ドリル装着治具
DE102008026863A1 (de) 2008-06-05 2010-01-21 Veritas Ag Kupplungseinrichtung zum Verbinden von Leitungseinrichtungen
JP2020165714A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 密閉性検査方法及び密閉性検査システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006059650B3 (de) * 2006-12-18 2008-06-26 Veritas Ag Kupplungseinrichtung zum Verbinden von Leitungseinrichtungen
JP2009255187A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Z Engineering Kk ドリル装着治具
DE102008026863A1 (de) 2008-06-05 2010-01-21 Veritas Ag Kupplungseinrichtung zum Verbinden von Leitungseinrichtungen
JP2020165714A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 密閉性検査方法及び密閉性検査システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU749874B2 (en) Tube coupling
US4893848A (en) Hose coupling
US4313628A (en) Coupling for hoses and similar conduits
US6899355B2 (en) Fitting for flexible tubing
AU2005337422B2 (en) A pipe coupling adapted for sealing the end of a pipe
WO2013168306A1 (ja) 管継手
US7758085B2 (en) Tube couplings
ATE471738T1 (de) Medizinische schlauchkupplung für flüssigkeiten und deren andwendungen
US5624139A (en) Elastomeric hose coupling
JP3968397B1 (ja) 合成樹脂製通水管用の継手
US20040130150A1 (en) Swivel device for hoses
KR100366129B1 (ko) 관 커플러
US4934745A (en) Flexible hose coupling
JP2003269671A (ja) ホース用継ぎ手装置
US5403046A (en) Elastomeric house coupling
US20080106092A1 (en) Manifold arrangement
GB2189302A (en) Pipe couplings
EP2447532B1 (en) Clamping ring for peristaltic pumps
JPH0781656B2 (ja) 管継手密封装置
JP5515495B2 (ja) 継手
CN210830972U (zh) 止脱圈、连接组件、止脱组件和连接管件
JP2008256012A (ja) 合成樹脂製流体管用の継手
CS195274B2 (en) Dismountable adapter connection for the pipeline
KR200409780Y1 (ko) 배관 연결구
NZ510557A (en) swivel with inner and outer sleeves having respective complementary outer and inner surfaces for resisting relative longitudinal movement