JP2024515935A - 針本体、複合針アセンブリ、経編み機 - Google Patents

針本体、複合針アセンブリ、経編み機 Download PDF

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Abstract

複合針アセンブリの針本体は、シャンクとフックを含む。フックの下縁は、フックの折り曲げ部に対向して配置され、フックの折り曲げ部から離れる方向に向いている。フックの上縁は、フックの折り曲げ部に配置され、フックの下縁から離れる方向を向いている。請求される針本体は、長手方向において、下側フック縁と上側フック縁との間の高さ方向の距離が最大となる点で測定されるフック高さが最大で0.81mmであり、ループスライド部におけるシャンクの断面において厚さ方向と直交する方向に測定される断面高さが最大で0.81mmであることを特徴とする。請求される複合針アセンブリは、本発明に従う針本体とクローザーとを含み、フックとクローザーのループ形成長さが2.3mm以下である。【選択図】図6

Description

様々な構成の経編み機とそれに関連する編み具が知られている。経編み機は、コストのかかる資本財である。同様に、多様な用途のために多くの異なる種類の経編み地が知られている。すべてのタイプの経編み機がすべての種類の経編み地の生産に適しているわけではないため、新規の経編み地の生産には新しい経編み機の購入が必要になることもある。編み手にかかるコストが高いため、経編み機のメーカーは可能な限り、多種多様な経編み地に使用できる経編み機を提供するよう努めている。そのため、最新の経編み機には包括的な制御ソフトウェアが付属しており、さまざまなパラメータをプログラムできるようになっている。
米国特出願公開第20150361603号には、指定された経編み地を製造するために経編み機を構成および設定するための詳細な手順が開示されている。ニードルループの大きさは、例えば、糸の供給と生地の取出しの相互作用によってある程度影響されることがある。
編み具、特に針およびクローザーの幾何学的寸法は、例えば経編み地のニードルループの大きさ、ひいてはその外観に直接的な影響を及ぼす可能性がある。経編み機の駆動装置の特定の構成のために、編み具の特定の寸法、例えば針、クローザー、およびシンカーの寸法は、駆動装置の動きによって予め定められているか、または互いに独立してある程度しか変化させることができない。これまでのところ、実質的に例外なく、各世代の編み機に対して、各ゲージにつき1種類の針しか市販されていない。驚くべきことに、既知の編み具、特に針本体とクローザーを含む複合針は、それらが使用される経編み機のゲージに関係なく、所定の機能上の寸法について均一な値を有している。
ここから逸脱した編み機の形状は、非常に古い低速の経編み機の場合に知られている。例えば独国特許発明第512850号は、針本体の下にクローザーが配置された針を開示している。この特殊な配置は、針本体の形状に一定の制約を与える。仏国特許第936411号は、針本体とクローザーが管状の出発材料から成形された針を開示している。このように成形された複合針は、管状断面が負荷方向に適切な曲げモーメントを持たないため、最新の高速の経編み機では使用できない。
平編み機または丸編み機の場合、経編み機とは逆に、針、特にフックの寸法を変えることによって、同じ編み機で異なるサイズのループを作る試みがなされてきた。例えば欧州特許出願公開第1767679号に示されているように、この種のアプローチは、経編み機と平編み機または丸編み機とでは針の駆動装置に関する状況が全く異なるため、経編み機には適用できない。
本発明の目的は、新規な編み具および編み具アセンブリを提供することにより、異なる種類の経編み地の製造に関する経編み機の汎用性を高めることである。
本発明に従う針本体は、シャンクを含み、このシャンクは、針本体の厚さ方向が直交する2つの平行な互いに対向する平坦側面と、上縁と、下縁とによって境界が定まる。針本体はさらに、糸の長さを受けるためのフックを含む。針本体は、経編み機の複合針アセンブリ用に構成される。シャンクの駆動部は、経編み機の駆動装置に針本体を取り付けるために構成される。原則として、経編み機の針本体のシャンクの駆動部は、他の要素(通常は、同一の針本体)と共に、経編み機の駆動装置(例えば、バー)内に保持され、特にシャンクの駆動の上縁と下縁との間で、ねじ張力下でクランプされ、シャンクの駆動部の互いに対向する平坦側面がバーの溝内に支持されることによって、横方向の傾きが防止される。シャンクは、有利には、丸められた縁を有する長方形の断面を有する。駆動部は、針本体の長手方向における後端を定めるものであってもよい。
フックの下縁は、フックの折り曲げ部とは反対側にフックの折り曲げ部から離れる方向を向いて配置される。編み具のフックは、実質的に例外なく、約180°折り曲げられた構造である。したがって、約180°折り曲げられ、折り曲げられていない部分の反対側に配置された部分が得られる。 この構造は、曲げ加工によって製造される必要はなく、「曲げ」という用語は、単に形状を説明するために使用される。フックの下縁は、少なくとも針本体の長手方向に延びている。少なくとも折り曲げ部の反対側では、フックの下縁は、少なくとも部分的に、ほぼ直線状に延びている。この種の直線状またはほぼ直線状の部分は、針本体の長手方向を定める。長手方向は、針本体の厚さ方向と直交し、かつ同じく厚さ方向と直交する高さ方向と直交する。フックの上縁は、高さ方向において、フックの下縁の上方にある。本明細書において、「上」および「下」という用語は、この高さ方向に対する位置関係に従って理解される。フックは、長手方向から見て針本体の前端を形成する。経編み機の針は、一般に、長手方向に変位可能な方法でツールキャリアに案内されることはなく、また、編み工程中であっても、一般に直線運動は行わないため、フックの下縁が明瞭な直線部分を有していない場合には、長手方向およびそれと直交する高さ方向の定義は、少なくともある程度は恣意的なものとなる。その場合、長手方向は、折り曲げ部より下の部分で平均化されなければならない。針本体のシャンクは、主として長手方向に延びるが、1つ以上の屈曲部を有することもある。
フックの上縁は、フックの折り曲げ部に配置され、フックの下縁から離れる方向を向いている。フックの上縁は、部分的に直線状であってもよく、好ましくはフックの下縁に向かって数度、例えば最大で5度、傾斜している。これは、クローザーとの衝突を防ぐために有利である。クローザーは、針本体に対して相対的に移動するとき、フックの上縁に支持されてもよく、またはフックの上縁に接触せずにそのすぐ上方で自由走行するものであってもよい。針本体とクローザーとが直線状の経路に沿って移動することはほとんどないものの、針本体とクローザーとの間の相対的な移動は、ほとんどの部分で、ほぼ長手方向である。
本発明に従う針本体は、長手方向においてフックの下縁とフックの上縁との間の高さ方向の距離が最大となる点で測定されるフック高さが最大で0.81mmであり、ループスライド部分において厚さ方向と直交する方向に測定される断面高さが最大で0.81mmであることを特徴とする。フック高さは、0.78mm以下が特に有利な場合がある。ループスライド部の断面高さが0.65mm以下である場合も特に有利である。フック高さの低減およびループスライド部の断面高さの低減は、より小さいニードルループの作製のために糸の供給または編み地の取出しなどの経編み機のパラメータを特に調整する必要なく、より小さいニードルループの作製を可能にする。ループスライド部は、編み工程の間にループがその上を滑動したりその上に止まったりするものであり、このループスライド部のシャンクの高さが限定されているため、 ループはあまり大きくならず、その大きさは、主としてフックの低減された高さに従って決まる。ループスライド部の断面高さは、例えば0.7mmまたは0.75mmとすることができる。長手方向に測定すると、ループスライド部は、フックの針の前端からシャンク上15mm後方へ延びるものであってもよい。このことは、少なくとも上述した経編み機のパラメータを、経編み地に関する他の要求に合わせて特別に調整することができることを意味し、それにより、これまでこの方法では製造できなかった新規な編み地を製造することができる。特に、フックとシャンクの断面が小さいにもかかわらず、小さなニードルループによる格子状の経編み地の形成を防止することが可能である。経編み地の外観には、より直立したニードルループによって好影響が与えられ得る。また、より密に編まれた、あるいはより高品質の経編み地を製造することも可能である。フックの任意の箇所における断面、または少なくともフックの延長上の半分における断面において、フックは、厚さ方向と直交する方向に0.26mm以下の最大延長を有するものであってもよい。

フックの断面またはシャンクの断面は、次のように形成される。針本体は、全体的に長く延びるため、その延長の各点で、局所的な本体中心の長手軸を定める。任意の点での断面は、常にこの局所的な本体中心の長手軸に対して直角である。原則として、本体中心の長手軸は、2つの平坦側面によって定まる厚さ方向に対して直角である可能性が高い。編み具の針本体は、一般に鋼帯から打ち抜かれ、針本体の厚さ方向は、編み具が打ち抜かれる鋼帯の厚さ方向に対応する。
駆動部の中央部分において、針本体のシャンクの上縁の中央部分は、上縁の2つの隣接する軸受部分と比較して凹んでいてもよく、上縁の2つの隣接する軸受部分は、1つの軸受面内にあるものであってもよい。上縁がこのような形状を有することにより、針本体は、駆動装置に対して正確に定まり得る方法で安定的に位置決めされる。中央部分は、5mm以上の長さを有していてもよい。針本体のフックの上縁は、有利には、高さ方向において駆動部の軸受面の下側1.5mmと1.6mmの間に位置する。
針本体のフックの折り曲げ部は、フック先端で終了する。フック先端は丸みを帯び、隣接するフックの折り曲げ部に対して偏心して配置されてもよい。フック先端から長手方向においてフックの最も離れた点までの先端距離は、少なくとも1.15mmである。フックの折り曲げ部に配置されるフックの上縁は、長手方向に対する角度が5°を超える点で、長手方向における前方、すなわちフック先端から長手方向に離れる方向に終了する。フックの下縁もまた、長手方向からの角度偏差が5°を超える点で前方に終了する。
針本体はバット部を有するものであってもよい。このバット部は、シャンクの駆動部に配置される。バット部は、バット部の前縁が対向する軸受面に接触している点で、針本体の変位を防止する役割を果たすことがある。このバット部の前縁から長手方向においてフックの最も離れた点までの作動距離は、45mmから49mmの値を有するものであってもよい。
針本体のシャンクは、駆動部とフックとの間に、シャンクの上縁にスロットによる窪みが形成されているスロット部を有するものであってもよい。このスロットは、スロット部の上縁に置かれているかまたはスロット部の上縁を滑動するループの下にクローザーを案内する目的を有するものであってもよい。したがって、スロット部は、ループスライド部を含んでいてもよい。スロットのスロット底部は、少なくとも部分的に、フックの上縁の最近接点と位置合わせされていてもよく、フックの上縁の最近接点の接戦方向に接触して長手方向に延びる線の下側に位置していてもよい。このようにしてクローザーの回動運動のための自由空間がフック先端の上方に形成され、それによってクローザーとフック先端との衝突が起こりにくくなる。スロットに対するフックの上縁の最近接点は、多くの場合、丸められたフック先端上の点ではなく、フック先端の丸みに接するフックの上縁の最後の点である。スロット底部は、クローザーの回動運動に対して最適に調整されるように、またそれによって針本体のシャンクを不必要に弱めないように、長手方向に湾曲するものであってもよい。
本発明に従う複合針アセンブリは、本発明に従う針本体と、クローザーとを含む。複合針アセンブリは、特に最新の経編み機で使用するように構成されている。クローザーは、クローザーの下縁がフックの上縁の反対側に配置されるように、針本体に対して相対的に配置される。複合針アセンブリは、ループ形成長さが2.3mm以下であることを特徴とする。ここで、ループ形成長さは、フックの上縁とフックの下縁とが互いに対向する長手方向における任意の位置において、長手方向に対して垂直な断面について測定されなければならない。そして、ループ形成長さは、フックおよびクローザーの断面の輪郭を囲む最も短い閉曲線の長さに相当する。ループ形成長さは、ノックオーバーのためにループがフックとクローザーの上を滑動する際に、ループスライド部の断面高さと共にニードルループの大きさを決定する上で重要な役割を果たすため、先行技術と比較してループ形成長さを短くすることにより、既知の経編み地に対してこれまで可能であったよりも小さなニードルループを有する編み地を作成することができる。特許請求の範囲の複合針アセンブリは、ループがノックオーバーされるループ形成サイクル内の時点またはその前後で発生する針本体とクローザーのアセンブリに関する。編み工程で行われる一連の動きのために、これまで知られている2.4mm以上のループ形成長さでは、例えば糸の供給や編み地の取出しのための特定のパラメータを選択することによって対応するニードルループを生成することはできない。新規な経編み地は、より直立したニードルループによる新規な外観を有するか、より緊密な列により緊密に編まれる。
針本体とクローザーは、フックの上縁とクローザーの下縁との間に安全間隙が存在するように複合針アセンブリに配置することができる。経編み機では、一般に、針本体とクローザーの両方が駆動装置に堅固に取り付けられているため、例えば相互に案内するための針本体とクローザーとの間の接触は不要である。接触があれば摩耗にもつながるため、複合針アセンブリが最適に調整されるときには、針本体とクローザーは互いに接触させないことが一般的である。互いの間隔が離れている距離は、それに応じてループ形成長さに含まれる。必要であれば、糸の張力を強くすることで、この間隔に影響を与え、特に小さくすることができる。
クローザーの下縁はフックの上縁に接するものであってもよい。ほとんどの場合、フックの上縁とクローザーの下縁との接触は点状である。複合針配列のループ形成長さは、有利には2.14mm以下であり得る。この文脈では、ループ形成長さは、長手方向に対して直角であり、長手方向においてフックの上縁と下縁が相互に対向する任意の点にある断面において測定されなければならない。ループ形成長さは、フックとクローザーの断面の輪郭を囲む最も短い閉曲線の長さに相当する。
本発明に従う経編み機は、本発明に従う複数の複合針アセンブリによって特徴付けられる。少なくとも1つの複合針アセンブリは、少なくとも1つのフックの下縁が、経編み機のトランスミッションによって定まるフックの上縁の理論線から最大で0.81mm下方に位置するように、経編み機内に配置することができる。少なくとも1つの複合針アセンブリが、少なくとも1つのフックの下縁がフックの上縁の理論線から少なくとも0.78mm下方に位置するように経編み機内に配置されていれば、特に利点が得られる。このようにして、経編み機が高い生産性で機能することが保証される。複数の針本体のうちの少なくとも2つは、互いに対して移動不能に、経編み機の第1の駆動装置に固定されるものであってもよい、および/または、複数のクローザーのうちの少なくとも2つは、互いに対して移動不能に、経編み機の第2の駆動装置に固定されるものであってもよい。
図1は、厚さ方向から見た針本体を模式的に示す図である。 図2は、図1に示す針本体のシャンクの駆動部の断面を示す図である。 図3は、図1に示す針本体の駆動部の中央部分と軸受部分を模式的に示す拡大図である。 図4は、図1に示す針本体のフックとスロット部の一部を模式的に示す拡大図である。 図5は、図4に示す針本体とクローザーの一部を含む複合針アセンブリを模式的に示す図である。 図6は、図5の複合針アセンブリのフックとクローザーを通る断面図である。
図1は、厚さ方向Dから見た針本体1を模式的に示す図である。図1および他の図面は、針本体の外形を定める線のみを示している。針本体は、長手方向Lおよび高さ方向Hに延びており、針本体1のシャンク2は、図1の右側に示す駆動部8に、経編み機の駆動装置に当接可能な前縁18を有するバット部19を有している。厚さ方向Dは、平坦側面3に対して直角であり、反対側の平坦側面4は、図2の断面図に示されている。シャンク2は、高さ方向Hにおいて、上方では上縁5によって、下方では下縁6によって境界が定められる。シャンク2は、図2に示されるように、角がわずかに丸められた長方形の断面を有する。
図1の左側において、針本体1は、折り曲げ部10と、フックの上縁11と、フックの下縁9とを有するフック7を有する。長手方向Lにおいて、バット部19の前縁18は、フック7の最も遠い点に達する作動距離20を有する。駆動部8とフック7との間には、スロット部21が配置されている。スロット部21は、ループスライド部32を含み、このループスライド部32は、スロット部21のスロット部縁部上でループを支持および案内するように構成される。シャンク2のループスライド部32は、ループの伸張を防止するように、高さ方向Hにおいて駆動部8よりも著しく低い。
図3は、図1に示す針本体1の駆動部8の中央部分13と軸受部分14を模式的に示す拡大図である。この拡大図では、図1では見えないシャンク2の特徴を見ることができる。図3は、駆動部8の中央部分13を示しており、この中央部分13は、高さ方向Hにおいて、シャンク2の2つの隣接する軸受部分14と比較して凹んでいる。2つの軸受部分14は平面状であり、破線で示される一様な軸受面15内にある。中央部分13は、桶の形状に示されている。この桶状の実施形態は例示的なものであり、中央部分13が、高さ方向Hにおいて、隣接する軸受部分14によって定まる軸受面15に接触しないか、またはそれを超えて延びるような、任意の数の実施形態が考えられる。
図4は、図1に示す針本体1のフック7とスロット部21の大部分を模式的に示す拡大図である。フックの下縁9は、直線状で長手方向Lに延びており、フックの上縁11は、フック先端16の方向に、フックの下縁9に向かって傾斜している。フック高さ12は、フックの下縁9とフックの上縁11との間の、高さ方向Hにおける最大距離である。長手方向Lにおいて、フック先端16は、フック7のフック先端16から長手方向Lにおいて最も離れている点から先端距離17だけ離れている。スロット22は破線で示されている。少なくともフック7の近傍において、スロット22のスロット底部23は、高さ方向Hにおいて、フックの上縁11の下方にあり、特に、長手方向Lにおいて上方から接するようにフック先端16に接触する線24の下方にある。この例では、スロット部21におけるシャンク2の断面において、厚さ方向Dに直角な方向に測定された断面高さ25は、0.65mmである。
図5は、図4に示す針本体1と、クローザー27とを含む複合針アセンブリ26を模式的に示す図である。クローザー27は、図5では部分的にしか示されていない。クローザー27は、高さ方向Hにおいて上部で切断された状態で示されているが、これは、クローザー27のさらなる形状は本発明には無関係であり、したがって、任意の既知の形状を選択することができるからである。破線は、クローザー27がスロット22内に沈み込んでいることを示している。クローザー27の下縁28は、フックの上縁11の上方に配置されている。複合針アセンブリ26のこの位置において、クローザー27上のループがノックオーバーされ得る。クローザーの下縁28とフックの上縁11との間には安全間隙29が存在する。これは、図6を見るとわかりやすい。理論線30は、経編み機の設置状態において、フックの上縁11が、経編み機のトランスミッションおよび関連する駆動装置によって予め決められた理想的な線上にあることを示している。
図6は、図5の複合針アセンブリ26の折り曲げ部10を有するフック7とクローザー27とを通る断面を示す。外側に加えられた連続線31は、その長さがループ形成長さに相当する曲線を示す。
1:針本体
2:シャンク
3:平坦側面
4:平坦側面
5:上縁
6:下縁
7:フック
8:駆動部
9:フックの上縁
10:折り曲げ部
11:フックの下縁
12:フック高さ
13:中央部分
14:軸受部分
15:軸受面
16:フック先端
17:先端距離
18:前縁
19:バット部
20:作動距離
21:スロット部
22:スロット
23:スロット底部
24:線
25:断面高さ
26:複合針アセンブリ
27:クローザー
28:クローザーの下縁
29:安全間隙
30:理論線
31:連続線
32:ループスライド部
D:厚さ方向
H:高さ方向
L:長手方向

Claims (14)

  1. 経編み機の複合針アセンブリ用の針本体(1)であって、
    厚さ方向(D)が直交する互いに平行な2つの平坦側面(3、4)と、上縁(5)と、下縁(6)とによって境界が定められたシャンク(2)と、
    糸を受けるためのフック(7)と、を含み、
    シャンク(2)の駆動部(8)は、経編み機の駆動装置に針本体(1)を取り付けるように構成され、
    シャンク(2)のループスライド部(32)は、ノックオーバーされるループを案内するように構成され、
    フックの下縁(9)は、フック(7)の折り曲げ部(10)の反対側にフック(7)の折り曲げ部(10)から離れる方向を向いて配置され、フックの下縁(9)は、少なくとも針本体(1)の長手方向(L)に延び、長手方向(L)は、厚さ方向(D)と直交し、かつ、厚さ方向(D)と直交する針本体1の高さ方向(H)と直交し、
    フックの上縁(11)は、フック(7)の折り曲げ部(10)に配置され、フックの下縁(9)から離れる方向を向いており、
    長手方向(L)においてフックの下縁(9)とフックの上縁(11)との間の高さ方向(H)の距離が最大となる点で測定されるフック高さ(12)は、最大で0.81mmであり、
    ループスライド部(32)におけるシャンク(2)の断面において、厚さ方向(D)と直交する方向に測定される断面高さ(25)は、最大で0.81mmである、ことを特徴とする針本体。
  2. 駆動部(8)の中央部分において、シャンク(2)の上縁(5)の中央部分(13)は、該上縁(5)の2つの隣接する軸受部分(14)と比較して凹んでおり、該上縁(5)の2つの隣接する軸受部分(14)は、1つの軸受面(15)内にある、ことを特徴とする請求項1に記載の針本体(1)。
  3. フックの上縁(11)は、高さ方向(H)において、少なくとも部分的に、駆動部(8)の軸受面(15)の下側1.5mmから1.6mmの間に位置する、ことを特徴とする請求項2に記載の針本体(1)。
  4. フック(7)の折り曲げ部(10)は、フック先端(16)で終了し、フック先端(16)から長手方向(L)においてフック(7)の最も離れた点までの先端距離(17)は、少なくとも1.15mmである、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の針本体(1)。
  5. シャンク(2)の駆動部(8)に配置されるバット部(19)の前縁(18)は、該前縁(18)から長手方向(L)においてフック(7)の最も離れた点までの作動距離(20)が45mmから49mmである、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の針本体(1)。
  6. シャンク(2)は、駆動部(8)とフック(7)との間に、スロット底部(23)を有するスロット(22)の窪みが上縁(5)に形成されているスロット部(21)を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の針本体(1)。
  7. 高さ方向(H)において、スロット(22)のスロット底部(23)は、少なくとも部分的に、フックの上縁(11)の最近接点と位置合わせされているか、または、長手方向(L)に走り、フックの上縁(11)の最近接点の接線方向に接触する線(24)の下側にある、ことを特徴とする請求項6に記載の針本体(1)。
  8. スロット底部(23)は、長手方向に湾曲している、ことを特徴とする請求項6または7に記載の針本体(1)。
  9. 経編み機用の複合針アセンブリ(26)であって、
    請求項1に記載の針本体(1)と、クローザー(27)とを含み、該クローザー(27)は、クローザーの下縁(28)がフックの上縁(11)に対向して配置されるように、針本体(1)に対して相対的に配置されており、
    ループ形成長さが2.3mm以下であり、ループ形成長さは、フックの上縁(11)とフックの下縁(9)とが互いに対向する長手方向(L)における任意の位置において、長手方向(L)に対して垂直な断面について測定されなければならず、ループ形成長さは、フック(7)およびクローザー(27)の断面の輪郭を囲む最も短い閉曲線に対応する、ことを特徴とする複合針アセンブリ。
  10. 針本体(1)とクローザ(27)は、フックの上縁(11)とクローザーの下縁(28)との間に安全間隙(29)が存在するように配置されている、ことを特徴とする。請求項9に記載の複合針アセンブリ(26)。
  11. ループ形成長さは、2.14mm以下の値を有し、ループ形成長さは、フックの上縁(11)とフックの下縁(9)とが互いに対向する長手方向(L)における任意の位置において、長手方向(L)に対して垂直な断面について測定されなければならず、ループ形成長さは、フック(7)およびクローザー(27)の断面の輪郭を囲む最も短い閉曲線に対応し、クローザーの下縁(28)は、フックの上縁(11)に接している、ことを特徴とする請求項9に記載の複合針アセンブリ(26)。
  12. 複数の請求項9に記載の複合針アセンブリ(26)を含む、ことを特徴とする経編み機。
  13. 少なくとも1つの複合針アセンブリ(26)は、少なくとも1つのフックの下縁(9)が、経編み機のトランスミッションによって定まるフックの上縁(11)の理論線(30)の最大で0.81mm下方に位置するように、経編み機内に配置されている、ことを特徴とする請求項12に記載の経編み機。
  14. 複数の針本体(1)のうちの少なくとも2つが、互いに移動不能に、経編み機の第1の駆動装置に固定され、および/または、複数のクローザー(27)のうちの少なくとも2つが、互いに移動不能に、経編み機の第2の駆動装置に固定される、ことを特徴とする請求項12または13に記載の経編み機。
JP2023556567A 2021-01-13 2021-12-08 針本体、複合針アセンブリ、経編み機 Pending JP2024515935A (ja)

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