JP2024513276A - 画像センサ、その画像出力方法及び使用 - Google Patents

画像センサ、その画像出力方法及び使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2024513276A
JP2024513276A JP2022574788A JP2022574788A JP2024513276A JP 2024513276 A JP2024513276 A JP 2024513276A JP 2022574788 A JP2022574788 A JP 2022574788A JP 2022574788 A JP2022574788 A JP 2022574788A JP 2024513276 A JP2024513276 A JP 2024513276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
aps
evs
branch
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022574788A
Other languages
English (en)
Inventor
査穎雲
▲デン▼堅
万小芳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shenzhen Ruishizhixin Technology Co Ltd
Original Assignee
Shenzhen Ruishizhixin Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shenzhen Ruishizhixin Technology Co Ltd filed Critical Shenzhen Ruishizhixin Technology Co Ltd
Publication of JP2024513276A publication Critical patent/JP2024513276A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/779Circuitry for scanning or addressing the pixel array
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/703SSIS architectures incorporating pixels for producing signals other than image signals
    • H04N25/707Pixels for event detection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/47Image sensors with pixel address output; Event-driven image sensors; Selection of pixels to be read out based on image data
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/75Circuitry for providing, modifying or processing image signals from the pixel array
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/77Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/78Readout circuits for addressed sensors, e.g. output amplifiers or A/D converters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computing Systems (AREA)

Abstract

本願は画像センサ、その画像出力方法及び使用を提供する。画像センサは、EVSモードで作動する期間内に、入射光に対して第1光電変換を行って光電流を生成するとともに、APSモードで作動する期間内に、入射光に対して第2光電変換を行って光電荷を生成する入力回路と、第1光電変換中に、光電流に対応する第1電圧と基準電圧との差に基づいて、対応するイベント信号を出力するEVS回路と、第1光電変換の持続中に、光電荷に対応する第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力するAPS回路と、階調信号に基づいて対応するAPS画像を出力するとともに、イベント信号に基づいて対応するEVS画像を出力する制御回路と、を含み、1つのAPSモードで作動する期間は隣り合うEVSモードで作動する期間の間にある。本願は画像センサのサイズを小さくできるだけでなく、1フレームのAPS画像を出力すると同時にマルチフレームのEVS画像を出力することも実現できる。【選択図】図1

Description

本願は感光素子の技術分野に関し、特に画像センサ、その画像出力方法及び使用に関する。
関連技術では、能動ピクセルセンサ(APS:Active Pixel Sensor、)とイベントベースビジョンセンサ(EVS:Event-based Vision Sensor)を互いに融合する手段は、EVSのフォトダイオードから発生した光電流を複製してAPSを形成することで、EVSとAPSの相互融合を実現することである。しかし、このような手段では、光電流の複製中に大量のノイズが導入されやすく、それによって、APSの結像品質に深刻な悪影響を、しかも、画像の出力中において、1画素がAPS画像とEVS画像を同時に出力することも実現できない。また、APSもEVSも光を検出するための光電変換デバイスが必要であり、光電変換デバイスが画像センサのスペースの大部分を占めるため、画像センサのサイズが大幅に増加する。以上から分かるように、上記の融合手段を用いた画像センサには、消費電力が大きく、ノイズが大きく、サイズが大きいなどのような多くの弊害がある。
このため、従来の画像センサの構造を改良する必要がある。
本願は、APSとEVSを互いに融合した画像センサのサイズが大きく、しかも、1画素がAPS画像とEVS画像を同時に出力することを実現できないという関連技術の問題を解決するために、画像センサ、その画像出力方法及び使用を提供する。
上記の技術的課題を解决するために、本願の実施例の第1態様は、
複数の画素からなる画素アレイを含む画像センサであって、
前記画素アレイはAPS画素とEVS画素の2種類の画素タイプとして構成され、
前記画像センサは入力回路と、APS回路と、EVS回路と、制御回路と、を含み、前記入力回路は前記APS回路及び前記EVS回路に接続され、前記制御回路は前記APS回路及び前記EVS回路に接続され、前記APS画素は前記入力回路、前記APS回路及び前記制御回路を含み、前記EVS画素は前記入力回路、前記EVS回路及び前記制御回路を含み、前記入力回路の作動時間単位はEVSモードで作動する期間とAPSモードで作動する期間を含み、1つの前記APSモードで作動する期間は隣り合う前記EVSモードで作動する期間の間にあり、
前記入力回路は、前記EVSモードで作動する期間内に、入射光に対して第1光電変換を行って、対応する光電流を生成するとともに、前記APSモードで作動する期間内に、前記入射光に対して第2光電変換を行って、対応する光電荷を生成し、
前記EVS回路は、前記第1光電変換中に、前記光電流に対応する第1電圧と基準電圧との差に基づいて、対応するイベント信号を出力し、
前記APS回路は、前記第1光電変換の持続中に、前記光電荷に対応する第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力し、
前記制御回路は、前記イベント信号に基づいて対応するEVS画像を出力するとともに、前記階調信号に基づいて対応するAPS画像を出力する画像センサを提供する。
本願の実施例の第2態様は、
複数の画素からなる画素アレイを含む画像センサに適用される画像出力方法であって、
前記画素アレイは、APS画素とEVS画素の2種類の画素タイプとして構成され、
前記画像センサは入力回路と、APS回路と、EVS回路と、制御回路と、を含み、前記入力回路は前記APS回路及び前記EVS回路に接続され、前記制御回路は前記APS回路及び前記EVS回路に接続され、
前記APS画素は前記入力回路と、前記APS回路と、前記制御回路と、を含み、前記EVS画素は前記入力回路と、前記EVS回路と、前記制御回路と、を含み、前記入力回路の作動時間単位はEVSモードで作動する期間とAPSモードで作動する期間を含み、1つの前記APSモードで作動する期間は隣り合う前記EVSモードで作動する期間の間にあり、
前記画像出力方法は、
前記入力回路が、前記EVSモードで作動する期間内に、入射光に対して第1光電変換を行って、対応する光電流を生成するとともに、前記APSモードで作動する期間内に、前記入射光に対して第2光電変換を行って、対応する光電荷を生成するステップと、
前記EVS回路が、前記第1光電変換中に、前記光電流に対応する第1電圧と基準電圧との差に基づいて、対応するイベント信号を出力するステップと、
前記APS回路が、前記第1光電変換の持続中に、前記光電荷に対応する第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力するステップと、
前記制御回路が、前記イベント信号に基づいて対応するEVS画像を出力するとともに、前記階調信号に基づいて対応するAPS画像を出力するステップと、を含む画像出力方法を提供する。
本願の実施例の第3態様は、本願の実施例の第1態様に記載の画像センサの、光電デバイスにおける使用を提供する。
上記の説明から分かるように、関連技術に比べて、本願の有益な効果は以下のとおりである。
画像センサは複数の画素からなる画素アレイを含み、画素アレイはAPS画素とEVS画素の2種の画素タイプとして構成される。具体的には、画像センサは、入力回路、APS回路、EVS回路及び制御回路の4種類の回路を含み、これらのうち、入力回路の作動時間単位はEVSモードで作動する期間とAPSモードで作動する期間を含み、1つのAPSモードで作動する期間は隣り合うEVSモードで作動する期間の間にある。本願では、入力回路は、EVSモードで作動する期間内に、入射光に対して第1光電変換(すなわち、EVSの露光)を行い、EVS回路が使用するための対応する光電流を生成して、対応するイベント信号を得るとともに、APSモードで作動する期間内に、入射光に対して第2光電変換(すなわち、APSの露光)を行い、APS回路が使用するための対応する光電荷を生成して、対応する階調信号を得ることに用いられ、制御回路は階調信号に基づいて対応するAPS画像を出力するとともに、イベント信号に基づいて対応するEVS画像を出力することに用いられ、これにより、APS画素とEVS画素同士が同一の入力回路と同一の制御回路を共用することが分かり、すなわち、APS画素とEVS画素のそれぞれに入力回路と制御回路を設ける必要がなく、それにより、画像センサのサイズを大幅に減少させることができる。重要なことに、1つのAPSモードで作動する期間は隣り合うEVSモードで作動する期間の間にあり、これは、EVSの露光過程から、APSの露光が実行されるための一部の期間(すなわち、APSモードで作動する期間)が切り分けられることを意味し、、APS回路が第1光電変換の持続中に(すなわち、第2光電変換完了後の次の第1光電変換中に、言い換えれば、APSモードで作動する期間に隣り合う次のEVSモードで作動する期間内に)、光電荷に対応する第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力するので、APSの読み出しがEVSの露光と読み出しに影響を与えることはなく、これによって、1フレームのAPS画像を出力するとともに、マルチフレームのEVS画像を出力することを実現でき、1画素がAPS画素とEVS画素の両方を含む場合、この1画素がAPS画像とEVS画像を同時に出力できるようになり、APSとEVS間の相互融合が確実に実現される。
関連技術又は本願の実施例の技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、関連技術又は本願の実施例の説明に使用されるべき図面について簡単に説明するが、明らかに、以下の説明における図面は本願のいくつかの実施例に過ぎず、全ての実施例ではなく、当業者であれば、創造的な努力をせずにこれらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
本願の実施例による画素の第一のモジュールブロック図である。 本願の実施例による入力回路の作動時間単位の概略図である。 本願の実施例による画素の第二のモジュールブロック図である。 本願の実施例による画素の第一の回路構造概略図である。 本願の実施例による画素アレイの構造概略図である。 本願の実施例による画素構造が図4に示される場合の、画素の各トランジスタの第一のオン/オフ状態の概略図である。 本願の実施例による画素の各トランジスタのオン/オフ状態が図6に示される場合の、出力画像の概略図である。 本願の実施例による画素構造が図4に示される場合の、画素の各トランジスタの第二のオン/オフ状態の概略図である。 本願の実施例による画素の各トランジスタのオン/オフ状態が図8に示される場合の、出力画像の概略図である。 本願の実施例による画素の第二の回路構造概略図である。 本願の実施例による画素構造が図10に示される場合の、画素の各トランジスタの第一のオン/オフ状態の概略図である。 本願の実施例による画素構造が図10に示される場合の、画素の各トランジスタの第二のオン/オフ状態の概略図である。 本願の実施例による画素の第三の回路構造概略図である。 本願の実施例による画素構造が図13に示される場合の、画素の各トランジスタのオン/オフ状態の概略図である。 本願の実施例による画像出力方法の流れの概略図である。
本願の目的、技術的解決手段及び利点をより明確で理解しやすくするために、以下、本願の実施例及び対応する図面を参照して、本願を明確かつ完全に説明し、同一又は類似の符号は全文を通じて同一若しくは類似の素子又は同一若しくは類似の機能を有する素子を表す。なお、以下で説明する本願の各実施例は本願を解釈するために用いられるに過ぎず、本願を限定するためのものではなく、つまり、当業者が本願の各実施例に基づいて創造的な努力をせずに得る他の全ての実施例はいずれも本願の特許範囲に属する。さらに、互いに矛盾しない限り、以下で説明する本願の各実施例に係る技術的特徴は組み合わせられてもよい。
画像センサは自体の感光面上の入射光を対応する電信号に変換する素子であり、一般には、相補型金属酸化物半導体(CMOS:Complementary Metal Oxide Semiconductor)画像センサとダイナミックビジョンセンサ(DVS:Dynamic Vision Sensor)を含み、これらのうち、CMOS画像センサは能動ピクセルセンサ(APS:Active Pixel Sensor)であり、DVSはイベントベースビジョンセンサ(EVS:Event-based Vision Sensor)である。近年、APSは急速に発展しつつあるため、自動車電子、スマート製造、工業監視や軍事偵察などの分野においてますます広く使用されてきているが、高解像度及び/又は高フレームレートの条件では、巨大なデータが発生するので、チップの消費電力増加を招き、これは、チップの伝送帯域幅、データ計算能力等に対する要求が高まることを意味する。一方、EVSは入射光の強度が変化するイベントだけを検出し、検出したイベントに基づいてEVS画像(すなわち、イベント画像)を出力するため、EVSのデータ量が少なく、その結果、EVSの解像度も低い。これに鑑み、APSとEVSを互いに融合する技術は産業の焦点となっている。
関連技術では、APSとEVSを互いに融合する手段は、EVSのフォトダイオードから発生した光電流を複製してAPSを形成することで、EVSとAPSの相互融合を実現することである。しかし、このような手段では、光電流の複製中に大量のノイズが導入されやすく、それによって、APSの結像品質に深刻な悪影響を与え、しかも、画像の出力中において、1画素がAPS画像とEVS画像を同時に出力することも実現できない。また、APSもEVSも光を検出するための光電変換デバイスが必要であり、光電変換デバイスが画像センサのスペースの大部分を占めるため、画像センサのサイズが大幅に増加する。以上から、上記の融合手段を用いた画像センサには、消費電力が大きく、ノイズが大きく、サイズが大きいなどのような多くの弊害があることが分かる。このため、本願の実施例は、入射光を対応する電信号に変換するべきデバイス、例えばデジタルカメラ、ビデオカメラ、レコーダ、ファクシミリ装置、画像スキャナやデジタルテレビなどの光電デバイスに適用され得る画像センサを提供する。
図1を参照し、図1は本願の実施例による画素の第一のモジュールブロック図である。本願の実施例による画像センサは、複数の画素からなる画素アレイを含み、画素アレイはAPS画素とEVS画素の2種の画素タイプとして構成され、画像センサは、入力回路100、APS回路200、EVS回路300及び制御回路400の4種類の回路を含み、これらのうち、入力回路100はAPS回路200及びEVS回路300に接続され、制御回路400はAPS回路200及びEVS回路300に接続される。ここで、説明すべきこととして、APS画素は入力回路100と、APS回路200と、制御回路400と、を含み、EVS画素は入力回路100と、EVS回路300と、御回路400と、を含み、これにより、APS画素とEVS画素同士が同一の入力回路100と同一の制御回路400を共用することが分かり、すなわち、APS画素とEVS画素のそれぞれに入力回路100と制御回路400を設ける必要がない。理解できることとして、APS画素はAPS画像を出力するために用いられ、EVS画素はEVS画像を出力するために用いられ、そうすると、1画素がAPS画素とEVS画素の両方を含む場合、この1画素はAPS画像とEVS画像の両方を出力でき、1画素がAPS画素のみを含む場合、この1画素はAPS画像しか出力できず、1画素がEVS画素のみを含む場合、この1画素はEVS画像しか出力できない。以下では、本願の実施例において、1画素がAPS画素とEVS画素の両方を含む場合を例として、本願の実施例による画像センサについてさらに詳細に説明する。
本願の実施例では、入力回路100の作動時間単位はEVSモードで作動する期間とAPSモードで作動する期間を含み、1つのAPSモードで作動する期間は隣り合うEVSモードで作動する期間の間にあり、本明細書では、上記した作動時間単位は1フレームのAPS画像を正常に出力する作動時間であってもよい。一例として、さらに図2を参照し、図2は本願の実施例による入力回路の作動時間単位の概略図であり、ここで、A1、A2、A3及びA4は全てEVSモードで作動する期間であり、B1、B2及びB3は全てAPSモードで作動する期間である。
具体的には、入力回路100は、入射光の光電変換を実行し、すなわち、EVSモードで作動する期間内に、入射光に対して第1光電変換を行って、対応する光電流を生成するとともに、APSモードで作動する期間内に、入射光に対して第2光電変換を行って、対応する光電荷を生成するように構成される光電変換素子を含み、第1光電変換はEVSの露光であり、第2光電変換はAPSの露光である。以上から、EVSの露光過程から、APSの露光が実行されるための一部の期間(すなわち、APSモードで作動する期間)が切り分けられ、すなわち、EVSの露光とAPSの露光とが交互に行われることが分かり、例えば、図2のA1、B1及びA2を例にして、EVSの露光過程(すなわち、A1とA2との間の連続的な期間)から、APSの露光が実行されるための一部の期間(すなわち、B1)が切り分けられる。さらに、入力回路100の配置形態については、画素アレイの画素毎に1つの入力回路100が設けられてもよく、又は、1つだけの入力回路100が設けられることで、画素アレイの画素の全てが同一の入力回路100を共用してもよく、又は、複数の入力回路100が設けられることで、画素アレイの同一アレイ単位内の全ての画素が同一の入力回路100を共用してもよく、ここでは、画素アレイは複数のアレイ単位に分割され、各アレイ単位は所定の数の画素を含むようにしてもよい。一例として、画素アレイの各列の画素は1つのアレイ単位となり、又は、画素アレイの各行の画素は1つのアレイ単位となる。
具体的には、EVS回路300は、第1光電変換中に、光電流に対応する第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて、対応するイベント信号を出力することに用いられ、イベント信号は対応するEVS画像を生成することに用いられる。実際の適用では、画素がEVS画像出力中である場合、入力回路100は入射光に対して第1光電変換を行って、対応する光電流をEVS回路300に出力し、次に、EVS回路300は、受信した光電流に対応する第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて、後で出力したイベント信号を利用して対応するEVS画像を生成するように、対応するイベント信号を出力する。ここでは、説明すべきこととして、第1電圧と基準電圧との間の差は入射光の強度変化(すなわち、増大、減少又は不変)を表すためのものであり、これは、EVS回路300が実際には入射光の強度変化に基づいて対応するイベント信号を出力することを意味し、例えば、入射光の強度変化は第1電圧と基準電圧との間の差が0よりも大きいか否か、0未満であるか否か、又は0に等しいか否かによって決定される。
具体的には、APS回路200は第1光電変換の持続中に(すなわち、第2光電変換完了後の次の第1光電変換中に、言い換えれば、APSモードで作動する期間に隣り合う次のEVSモードで作動する期間内に)、光電荷に対応する第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力することに用いられ、ここで、階調信号は対応するAPS画像を生成することに用いられる。例えば、図2のA1、B1及びA2を例にして、入力回路100はB1内で入射光に対して第2光電変換を行って、対応する光電荷を生成し、APS回路200は、A2内で、生成した光電荷に対応する第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力する。理解できることとして、APS回路200による階調信号出力過程は実際にはAPSの読み出し過程であり、APS回路200による階調信号出力過程はAPSモードで作動する期間(例えばB1)に隣り合う次のEVSモードで作動する期間(例えば、A2)内に行われ、一方、A2内でEVS操作が持続されてもよく、すなわち、APSの読み出し過程はEVSの露光及び読み出しに影響を与えることはなく、これによって、1画素がAPS画素とEVS画素の両方を含む場合、この1画素はAPS画像とEVS画像を同時に出力することができる。
具体的には、制御回路400は階調信号に基づいて対応するAPS画像を出力するとともに、イベント信号に基づいて対応するEVS画像を出力することに用いられる。実際の適用では、画素がAPS画像出力中である場合、APS回路200は受信した光電荷に対応する第2電圧に基づいて、対応する階調信号を制御回路400に出力し、次に、制御回路400は受信した階調信号に基づいて対応するAPS画像を出力して、ユーザに表示する。同様に、画素がEVS画像出力中である場合、EVS回路300は受信した光電流に対応する第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて、対応するイベント信号を制御回路400に出力し、次に、制御回路400は受信したイベント信号に基づいて対応するEVS画像を出力して、ユーザに表示する。さらに、説明されるべきこととして、制御回路400の配置形態については、画素アレイの画素毎に1つの制御回路400が設けられてもよく、又は、1つだけの制御回路400が設けられることで、画素アレイの画素の全てが同一の制御回路400を共用してもよく、又は、複数の制御回路400が設けられることで、画素アレイの同一アレイ単位内の全ての画素が同一の制御回路400を共用してもよい。
前述したように、1画素がAPS画素とEVS画素の両方を含む場合、この1画素は少なくともAPS回路200とEVS回路300を含み、入力回路100及び制御回路400については、この1画素が他の画素と共用してもよく、個別に設けられてもよい。
また、前述したように、入力回路100が入射光に対して第2光電変換を行って対応する光電荷を生成する過程は実際にはAPS画像を出力するときの露光過程である。通常、APSの露光方式はグローバルシャッターとローリングシャッターに分けられる。これらのうち、グローバルシャッターとは、画素アレイの全ての画素がある時刻に同時に露光し、別の時刻に同時に露光を終了し、露光終了後、生成した全ての光電荷が感光領域(すなわち、入力回路100)から電荷検出増幅器(すなわち、以下のフローティングディフュージョンノードFD1)に移動し、その後、APS読み出し回路220により画素アレイの全ての画素データ(すなわち、階調信号)を1行ずつ読み出すことであり、この過程において、画素アレイの1行目の画素について画素データを読み出してから、画素アレイの最後行の画素の画素データを読み出すまでの時間長は読み出し時間長である。ローリングシャッターでは、画素アレイの各行の画素の露光時間長が同じであるが、画素アレイの異なる行の画素の露光開始・終了時間が異なり、すなわち、画素アレイの異なる行の画素の露光時間が完全に重なるものではなく、言い換えれば、画素アレイの各行の画素の露光開始時刻は前の行の画素の露光開始時刻よりも遅く、また、画素アレイの各行の画素の露光終了後にのみ、この行で生成した光電荷が感光領域から電荷検出増幅器に移動することができ、APS読み出し回路220は1行の画素データを読み出した後にのみ、次の画素データを読み出し、このため、APS読み出し回路220が画素アレイの1行目の画素の画素データを出力してから、APS読み出し回路220が画素アレイの最後の行の画素の画素データを出力するまでの時間長は読み出し時間長である。
本願の実施例による画像センサは複数の画素からなる画素アレイを含み、画素アレイはAPS画素とEVS画素の2種の画素タイプとして構成される。具体的には、画像センサは、入力回路100、APS回路200、EVS回路300及び制御回路400の4種類の回路を含み、入力回路100の作動時間単位はEVSモードで作動する期間とAPSモードで作動する期間を含み、1つのAPSモードで作動する期間は隣り合うEVSモードで作動する期間の間にある。本願の実施例では、入力回路100は、EVSモードで作動する期間内に、入射光に対して第1光電変換(すなわち、EVSの露光)を行い、EVS回路300が使用するための対応する光電流を生成して、対応するイベント信号を得るとともに、APSモードで作動する期間内に、入射光に対して第2光電変換(すなわち、APSの露光)を行い、APS回路200が使用するための対応する光電荷を生成して、対応する階調信号を得ることに用いられ、制御回路400は、階調信号に基づいて対応するAPS画像を出力するとともに、イベント信号に基づいて対応するEVS画像を出力することに用いられる。これにより、APS画素とEVS画素同士が同一の个入力回路100と同一の制御回路400を共用することが分かり、すなわち、APS画素とEVS画素のそれぞれに入力回路100と制御回路400を設ける必要がなく、それにより、画像センサのサイズを大幅に減少させることができる。重要なことに、1つのAPSモードで作動する期間は隣り合うEVSモードで作動する期間の間にあり、これは、EVSの露光過程から、APSの露光が実行されるための一部の期間(すなわち、APSモードで作動する期間)が切り分けられることを意味し、APS回路200が第1光電変換の持続中に(すなわち、第2光電変換完了後の次の第1光電変換中に、言い換えれば、APSモードで作動する期間に隣り合う次のEVSモードで作動する期間内に)、光電荷に対応する第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力するので、APSの読み出しがEVSの露光と読み出しに影響を与えることはなく、これによって、1フレームのAPS画像を出力するとともに、マルチフレームのEVS画像を出力することを実現でき、1画素がAPS画素とEVS画素を含む場合、この1画素がAPS画像とEVS画像を同時に出力できるようになり、APSとEVS間の相互融合が確実に実現される。
いくつかの実施例では、さらに図3を参照し、図3は本願の実施例による画素の第二のモジュールブロック図である。EVS回路300はEVS伝送回路310とEVS読み出し回路320を含んでもよく、EVS伝送回路310は入力回路100及びEVS読み出し回路320に接続され、制御回路400はEVS伝送回路310及びEVS読み出し回路320に接続される。具体的には、EVS伝送回路310は、第1光電変換中に、光電流に基づいて、対応する第1電圧を出力することに用いられ、EVS読み出し回路320は第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて、対応するイベント信号を出力することに用いられる。理解できることとして、本実施例では、EVS回路300は、まず、EVS伝送回路310によって、受信した光電流に基づいて、対応する第1電圧を出力し、次に、EVS読み出し回路320によって、受信した第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて、対応するイベント信号を出力して、後で出力したイベント信号を利用して対応するEVS画像を生成する。さらに、説明すべきこととして、EVS読み出し回路320の配置形態については、画素アレイの画素ごとに1つのEVS読み出し回路320が設けられてもよく、又は、1つだけのEVS読み出し回路320が設けられることで、画素アレイの画素の全てが同一のEVS読み出し回路320を共用してもよく、又は、複数のEVS読み出し回路320が設けられることで、画素アレイの同一アレイ単位内の全ての画素が同一のEVS読み出し回路320を共用してもよい。
APS回路200はAPS伝送回路210とAPS読み出し回路220を含んでもよく、APS伝送回路210は入力回路100及びAPS読み出し回路220に接続され、制御回路400はAPS伝送回路210及びAPS読み出し回路220に接続される。具体的には、APS伝送回路210は、第1光電変換の持続中に、光電荷に基づいて、対応する第2電圧を出力することに用いられ、APS読み出し回路220は第2電圧に基づいて対応する階調信号を出力することに用いられる。理解できることとして、本実施例では、APS回路200は、まず、APS伝送回路210によって、受信した光電荷に基づいて、対応する第2電圧を出力し、次に、APS読み出し回路220によって、受信した第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力して、後で出力した階調信号を利用して対応するAPS画像を生成する。さらに、説明すべきこととして、APS読み出し回路220の配置形態については、画素アレイの画素毎に1つのAPS読み出し回路220が設けられてもよく、又は、1つだけのAPS読み出し回路220が設けられることで、画素アレイの画素の全てが同一のAPS読み出し回路220を共用してもよく、又は、複数のAPS読み出し回路220が設けられることで、画素アレイの同一アレイ単位内の全ての画素が同一のAPS読み出し回路220を共用してもよい。
以上から、本実施例では、1画素がAPS画素とEVS画素の両方を含む場合、この1画素が少なくともAPS伝送回路210とEVS伝送回路310を含み、APS読み出し回路220及びEVS読み出し回路320については、この1画素が他の画素と共用してもよく、個別に設けられてもよいことが分かる。
一実施形態として、さらに図4を参照し、図4は本願の実施例による画素の第一の回路構造概略図である。APS伝送回路210は、第1伝送分岐と、フローティングディフュージョンノードFD1と、出力分岐と、を含んでもよく、第1伝送分岐は入力回路100、制御回路400及びフローティングディフュージョンノードFD1に接続され、出力分岐はフローティングディフュージョンノードFD1、制御回路400及びAPS読み出し回路220に接続される。本実施形態では、第1伝送分岐は、第1光電変換の持続中に、制御回路400によって送信された制御信号TX1により作動状態をトリガーすることに用いられ、第1伝送分岐は、作動状態である場合、入力回路100によって生成された光電荷をフローティングディフュージョンノードFD1に伝送することに用いられる。フローティングディフュージョンノードFD1は光電荷を蓄積して、対応する第2電圧を生成することに用いられる。出力分岐は制御回路400によって送信された制御信号SELにより作動状態をトリガーすることに用いられ、出力分岐は、作動状態である場合、後でAPS読み出し回路220が受信した第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力するように、フローティングディフュージョンノードFD1での第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送することに用いられる。
具体的には、出力分岐は第1駆動分岐と選択分岐を含んでもよく、選択分岐は第1駆動分岐、制御回路400及びAPS読み出し回路220に接続され、第1駆動分岐はさらにフローティングディフュージョンノードFD1に接続される。本実施形態では、第1駆動分岐はフローティングディフュージョンノードFD1の電位を緩衝し、第2電圧を選択分岐に出力することに用いられる。選択分岐は制御回路400によって送信された制御信号SELにより作動状態をトリガーすることに用いられ、選択分岐は、作動状態時である場合、後でAPS読み出し回路220が受信した第2電圧に基づいて対応する階調信号を出力するように、フローティングディフュージョンノードFD1での第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送することに用いられる。
さらに、APS伝送回路210は第1復位分岐をさらに含んでもよく、第1復位分岐はフローティングディフュージョンノードFD1及び制御回路400に接続される。本実施形態では、第1復位分岐は、選択分岐が第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送し終わった後、制御回路400によって送信された制御信号RST1により作動状態をトリガーすることに用いられ、第1復位分岐が作動状態である場合、フローティングディフュージョンノードFD1に蓄積された光電荷が外部に移動する。
具体的には、第1復位分岐は、ソースがフローティングディフュージョンノードFD1に接続され、ゲートが制御回路400に接続され、ドレインが電源VDDに接続されることに用いられる第1復位トランジスタT2を含んでもよい。本実施形態では、第1復位トランジスタT2は、選択分岐が第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送し終わった後、制御回路400によって送信された制御信号RST1によりオン状態をトリガーすることに用いられ、第1復位トランジスタT2がオン状態である場合、フローティングディフュージョンノードFD1に蓄積された光電荷が電源VDDに移動する。
本実施形態では、図4を参照し続け、EVS伝送回路310は第2復位分岐と第2駆動分岐を含んでもよく、第2復位分岐及び第2駆動分岐はそれぞれ入力回路100に接続され、第2復位分岐はさらに制御回路400に接続され、第2駆動分岐はさらにEVS読み出し回路320に接続される。本実施形態では、第2復位分岐は、第1光電変換中に、制御回路400によって送信された制御信号RST2により作動状態をトリガーすることに用いられ、第2復位分岐は、作動状態である場合、入力回路100によって生成された光電流に基づいて、対応する第1電圧を出力することに用いられる。第2駆動分岐は、後でEVS読み出し回路320が受信した第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて、対応するイベント信号を出力するように、第2復位分岐によって生成された第1電圧をEVS読み出し回路320に伝送することに用いられる。
具体的には、第2復位分岐は第2復位トランジスタT5をさらに含んでもよく、第2復位トランジスタT5のドレインとゲートがそれぞれ電源VDDに接続されることに用いられ、第2復位トランジスタT5のソースと第2駆動分岐がそれぞれ入力回路100に接続されることに用いられ、第2復位トランジスタT5のゲートがさらに制御回路400に接続される。本実施形態では、第2復位トランジスタT5は、第1光電変換中に、制御回路400によって送信された制御信号RST2によりオン状態をトリガーすることに用いられ、第2復位トランジスタT5は、オン状態である場合、入力回路100によって生成された光電流に基づいて、対応する第1電圧を出力することに用いられ、ここで、光電流は第2復位トランジスタT5のドレインとソースとの間の電流に等しく、第1電圧は第2復位トランジスタT5のドレインとソースとの間の電圧に等しく、光電流と第1電圧同士は対数関係にある。
本実施形態の1つの具体的な態様として、図4を参照し続け、APS伝送回路210では、第1復位分岐が第1復位トランジスタT2からなる以外、残りの分岐は対応するトランジスタから構成されてもよく、例えば、第1伝送分岐は第1伝送トランジスタT1を含み、第1駆動分岐は第1駆動トランジスタT3を含み、選択分岐は選択トランジスタT4を含む。それに対応して、EVS伝送回路310では、第2復位分岐が第2復位トランジスタT5からなる以外、残りの分岐は対応するトランジスタから構成されてもよく、例えば、第2駆動分岐は第2駆動トランジスタT6を含む。
この具体的な態様では、APS伝送回路210は第1伝送トランジスタT1、第1復位トランジスタT2、第1駆動トランジスタT3、選択トランジスタT4及びフローティングディフュージョンノードFD1を含んでもよく、第1伝送トランジスタT1の第1端は入力回路100に接続され、第1伝送トランジスタT1の第2端、第1復位トランジスタT2のソース及び第1駆動トランジスタT3のゲートはそれぞれフローティングディフュージョンノードFD1に接続され、第1復位トランジスタT2のドレイン及び第1駆動トランジスタT3のドレインはそれぞれ電源VDDに接続されることに用いられ、第1駆動トランジスタT3のソースは選択トランジスタT4のドレインに接続され、選択トランジスタT4のソースはAPS読み出し回路220に接続され、第1伝送トランジスタT1の第3端、第1復位トランジスタT2のゲート及び選択トランジスタT4のゲートはそれぞれ制御回路400に接続される。
具体的には、第1復位トランジスタT2は、第1光電変換の持続中に、第1伝送トランジスタT1がオン状態になるまでに、制御回路400によって送信された制御信号RST1によりオフ状態をトリガーすることに用いられる。一例として、第1復位トランジスタT2は制御信号RST1のレベル状態に基づいて、自体のオン状態又はオフ状態をトリガーしてもよく、例えば、制御信号RST1が高レベルである場合、第1復位トランジスタT2はオン状態をトリガーし、制御信号RST1が低レベルである場合、第1復位トランジスタT2はオフ状態をトリガーし、また、下記する他のトランジスタも同様である。
具体的には、第1伝送トランジスタT1は、第1光電変換の持続中に、第1復位トランジスタT2がオフ状態になった後、制御回路400によって送信された制御信号TX1によりオン状態をトリガーすることに用いられ、ここで、第1伝送トランジスタT1は、オン状態である場合、入力回路100によって生成された光電荷をフローティングディフュージョンノードFD1に伝送することに用いられる。さらに、第1伝送トランジスタT1は、第1光電変換の持続中に、入力回路100によって生成された光電荷をフローティングディフュージョンノードFD1に伝送した後、制御回路400によって送信された制御信号TX1によりオフ状態をトリガーすることに用いられ、第1伝送トランジスタT1はオフ状態である場合、入力回路100によって生成された光電荷をフローティングディフュージョンノードFD1に伝送することができない。
具体的には、フローティングディフュージョンノードFD1は、第1光電変換の持続中に、第1伝送トランジスタT1によって伝送されてきた光電荷を蓄積して、対応する第2電圧を形成する。ここでは、説明すべきこととして、この具体的な態様では、フローティングディフュージョンノードFD1は電荷検出増幅器に相当する。
具体的には、第1駆動トランジスタT3は、第1光電変換の持続中に、フローティングディフュージョンノードFD1による第2電圧を選択トランジスタT4に伝送することに用いられる。ここでは、説明すべきこととして、この具体的な態様では、第1駆動トランジスタT3はソースフォロワ増幅器に相当し、フローティングディフュージョンノードFD1での電位を緩衝することで、選択トランジスタT4に第2電圧と一致する電圧を出力することができる。
具体的には、選択トランジスタT4は、第1光電変換の持続中に、制御回路400によって送信された制御信号SELによりオン状態をトリガーすることに用いられ、選択トランジスタT4は、オン状態である場合、後でAPS読み出し回路220が受信した第2電圧に基づいて対応する階調信号を出力するように、受信した第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送してもよい。さらに、選択トランジスタT4は、第1光電変換の持続中に、受信した第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送し終わった後、制御回路400によって送信された制御信号SELによりオフ状態をトリガーすることに用いられ、選択トランジスタT4は、オフ状態である場合、受信した第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送することができない。
具体的には、第1復位トランジスタT2はさらに、選択トランジスタT4が受信した第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送し終わった後、制御回路400によって送信された制御信号RST1によりオン状態をトリガーすることに用いられ、第1復位トランジスタT2がオン状態である場合、フローティングディフュージョンノードFD1は電源VDDと短絡し、すなわち、フローティングディフュージョンノードFD1に蓄積された光電荷は電源VDDに移動し、フローティングディフュージョンノードFD1は復位し、それに対応して、第1復位トランジスタT2がオフ状態である場合、フローティングディフュージョンノードFD1に蓄積された光電荷は電源VDDに移動せず、すなわち、フローティングディフュージョンノードFD1は復位しない。理解できることとして、APSの読み出しを行う際には、フローティングディフュージョンノードFD1に光電荷が蓄積されなければならず、すなわち、フローティングディフュージョンノードFD1は復位してはならず、このため、第1光電変換の持続中に、第1伝送トランジスタT1がオン状態になるまでに、第1復位トランジスタT2は制御回路400によって送信された制御信号RST1によりオフ状態をトリガーする必要がある。
この具体的な態様では、図4を参照し続け、EVS伝送回路310は第2復位トランジスタT5と第2駆動トランジスタT6を含んでもよく、第2復位トランジスタT5のソース及び第2駆動トランジスタT6のゲートはそれぞれ入力回路100に接続され、第2駆動トランジスタT6のドレイン及び第2復位トランジスタT5のドレインとゲートはそれぞれ電源VDDに接続されることに用いられ、第2駆動トランジスタT6のソースはEVS読み出し回路320に接続され、第2復位トランジスタT5のゲートはさらに制御回路400に接続される。理解できることとして、第2復位トランジスタT5のドレインとゲートがそれぞれ電源VDDに接続されたとき、第2復位トランジスタT5のドレインとソースとの間にドレイン・ソース電圧及びドレイン・ソース電流が形成され、形成されたドレイン・ソース電圧とドレイン・ソース電流同士は対数関係にある。
具体的には、第2復位トランジスタT5は、第1光電変換中に(図2を例にすれば、図2のA1に対応)、及び第1光電変換の持続中に(図2を例にすれば、図2のA2、A3及びA4に対応)、選択トランジスタT4が受信した第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送し終わった後、又は選択トランジスタT4が受信した第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送中、制御回路400によって送信された制御信号RST2によりオン状態をトリガーし、これにより、入力回路100によって伝送されてきた光電流に基づいて、対応する第1電圧を第2駆動トランジスタT6に出力することに用いられ、ここで、光電流は第2復位トランジスタT5のドレインとソースとの間の電流(すなわち、ドレイン・ソース電流)に等しく、第1電圧は第2復位トランジスタT5のドレインとソースとの間の電圧(すなわち、ドレイン・ソース電圧)に等しく、光電流と第1電圧同士は対数関係にある。
具体的には、第2駆動トランジスタT6は、後でEVS読み出し回路320が受信した第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて、対応するイベント信号を出力するように、受信した第1電圧をEVS読み出し回路320に伝送することに用いられる。ここでは、説明すべきこととして、この具体的な態様では、第2駆動トランジスタT6は電圧バッファに相当するため、EVS読み出し回路320に第1電圧と一致する電圧を出力する。
具体的には、第2復位トランジスタT5はさらに、APSの露光を行うときに、制御回路400によって送信された制御信号RST2によりオフ状態をトリガーすることに用いられ、第2復位トランジスタT5は、オフ状態である場合、第2駆動トランジスタT6に第1電圧を出力することができない。
この具体的な態様に関する上記記載から、この具体的な態様では、APS伝送回路210とEVS伝送回路310には合計6つのトランジスタが使用されることが分かる。このような場合については、入力回路100の光電変換素子はフォトダイオードやフォトトランジスタを採用し得るが、これらに限定されない。
この具体的な態様を明確に理解するために、以下、具体例によってこの具体的な態様を詳細に説明する。さらに図5を参照し、図5は本願の実施例による画素アレイの構造概略図であり、この例では、画素アレイは4×4のマトリックス(すなわち、合計16個の画素を含む)であり、A、B、C、Dはそれぞれ画素アレイの1行目、2行目、3行目及び4行目を表し、すなわち、それぞれA行の画素、B行の画素、C行の画素及びD行の画素であり、そして、画素アレイの列方向における並列読み出し(すなわち、画素アレイの同一列にある画素は同一のAPS読み出し回路を共用する)を完了する4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)があり、例えば、A行の画素のA11、A12、A13及びA14が選択された場合、これらの画素データはそれぞれ4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)により読み出され、同様に、A行の画素の画素データが読み出された後、B、C、D行の画素は4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)によって1行ずつ読み出されてもよく、ただし、A行の画素が選択された場合、B、C、D行の画素の読み出しチャンネルが閉じられる。理解できることとして、以上は一例に過ぎず、画素マトリックスのサイズは実際の適用場面に応じて、例えば480×640マトリックスなどに設定されてもよく、本願の実施例はこれについて特に限定しない。
APSの露光方式がグローバルシャッターである場合、さらに図6を参照し、図6は本願の実施例による画素構造が図4に示される場合の、画素の各トランジスタの第一のオン/オフ状態の概略図であり、ここで、「-」の前に制御信号が示され(例えば「-」の前にRST2が記載された場合、制御信号RST2を表す)、「-」の後に画素の行数が示され(例えば「-」の後にAが記載された場合、A行の画素を表し、「-」後にA、B、C、Dが記載された場合、A行の画素、B行の画素、C行の画素、D行の画素を表す)、他のオン/オフ状態の概略図も同様である。T0時刻よりも前に、画素はEVS画像の出力中であり、制御回路400はA~D行の画素のRST2を高レベルに制御し、A~D行の画素の第2復位トランジスタT5のゲートとドレインは短絡し、そして、A~D行の画素の第1伝送トランジスタT1はオフ状態になる。この場合、入力回路100は入射光の第1光電変換を実行して、対応する光電流を生成するように構成される。生成した光電流は第2復位トランジスタT5に伝送され、これにより、第2復位トランジスタT5は光電流に基づいて対応する第1電圧を生成し、第2駆動トランジスタT6は第1電圧をEVS読み出し回路320に伝送し、これにより、EVS読み出し回路320は第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて入射光の強度変化を決定し、対応するイベント信号を出力する。T0時刻には、画素はAPS画像の出力を開始し、制御回路400はA~D行の画素のRST2を低レベルに制御し、A~D行の画素の第2復位トランジスタT5はオフになる。この場合、入力回路100は、入射光の第2光電変換を実行して、対応する光電荷を生成するように構成される。T1時刻には、制御回路400はA~D行の画素のRST1を低レベルに制御し、これにより、A~D行の画素の第1復位トランジスタT2はオフ状態になり、フローティングディフュージョンノードFD1の復位を解除するように構成される。t4時刻には、制御回路400はA~D行の画素中のTX1を高レベルに制御し、これにより、A~D行の画素の第1伝送トランジスタT1はオン状態になり、このとき、A~D行の画素の第1伝送トランジスタT1は光電荷をそれぞれのフローティングディフュージョンノードFD1に伝送して、対応する第2電圧を形成する。第1駆動トランジスタT3は第2電圧を選択トランジスタT4に伝送する。T3時刻には、制御回路400はA行の画素のSELを高レベルに制御し、これにより、A行の画素の選択トランジスタT4はオン状態になり、すなわち、A行の画素中のA11、A12、A13及びA14を選択し、4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)によってA行の画素中のA11、A12、A13及びA14の画素データを読み出す。T4時刻には、制御回路400はB行の画素のSELを高レベルに制御し、これにより、B行の画素の選択トランジスタT4はオン状態になり、すなわち、B行の画素中のB11、B12、B13及びB14を選択し、4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)によってB行の画素中のB11、B12、B13及びB14の画素データを読み出す。T5時刻には、制御回路400はC行の画素のSELを高レベルに制御し、これにより、C行の画素の選択トランジスタT4はオン状態になり、すなわち、C行の画素中のC11、C12、C13及びC14を選択し、4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)によってC行の画素中のC11、C12、C13及びC14の画素データを読み出す。T6時刻には、制御回路400はD行の画素のSELを高レベルに制御し、これにより、D行の画素の選択トランジスタT4はオン状態になり、すなわち、D行の画素中のD11、D12、D13及びD14を選択し、4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)によってD行の画素中のD11、D12、D13及びD14の画素データを読み出す。これで、1フレームの完全なAPS画像が出力される。
上記の過程においては、T3時刻~T7時刻は読み出し時間長であり、この読み出し時間長では、制御回路400はA~D行の画素のRST2を高レベルに制御し、A~D行の画素の第2復位トランジスタT5のゲートとドレインが短絡し、A~D行の画素の第1伝送トランジスタT1はオフ状態になるようにしてもよい。この場合、入力回路100は入射光の第2光電変換を実行して、対応する光電流を生成する(すなわち、画素はEVS画像を出力する)ように構成される。生成した光電流は第2復位トランジスタT5に伝送され、これにより、第2復位トランジスタT5は光電流に基づいて対応する第1電圧を生成し、第2駆動トランジスタT6は第1電圧をEVS読み出し回路320に伝送し、これにより、EVS読み出し回路320は第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて入射光の強度変化を決定し、対応するイベント信号を出力する。さらに、上記の過程で出力された画像は図7を参照してもよく、図7は本願の実施例による画素の各トランジスタのオン/オフ状態が図6に示される場合の、出力画像の概略図である。
理解できることとして、上記の過程においては、A~D行の画素のSELが前記のように設定されるのはA~D行の画素のRST1が高レベルになるタイミングと組み合わせるためであり、すなわち、A、B、C及びD行の画素のうちの各行の画素が読み出されるときに、対応するAPS読み出し回路220は対応するフローティングディフュージョンノードFD1での電信号とRST1とを減算して、電荷検出増幅器(すなわち、フローティングディフュージョンノードFD1)のアンバランスを解消する。また、上記の過程から明らかなように、本願の実施例では、EVS画像を出力するときの僅か一部の時間が利用されてAPSの露光(すなわち、入射光の第2光電変換)が実行され、APSの読み出し時間長内でEVS作動が実行されることができ、EVS画像の出力が影響を受けない。
APSの露光方式がローリングシャッターである場合、さらに図8を参照し、図8は本願の実施例による画素構造が図4に示される場合の、画素の各トランジスタの第二のオン/オフ状態の概略図である。T0時刻には、制御回路400はA行の画素のRST2及びRST1を低レベルに制御し、これにより、第1復位トランジスタT2及び第2復位トランジスタT5がオフ状態になる。この場合、入力回路100は入射光の第2光電変換を実行して、対応する光電荷を生成するように構成される。t3時刻には、制御回路400はA行の画素のTX1を高レベルに制御し、これにより、A行の画素の第1伝送トランジスタT1がオン状態になり、A行の画素の第1伝送トランジスタT1は光電荷をフローティングディフュージョンノードFD1に伝送して、対応する第2電圧を形成する。第1駆動トランジスタT3は第2電圧を選択トランジスタT4に伝送する。T1時刻には、制御回路400はA行の画素のSELを高レベルに制御し、これにより、A行の画素の選択トランジスタT4がオン状態になり、すなわち、A行の画素中のA11、A12、A13及びA14を選択し、4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)によって、A行の画素中のA11、A12、A13及びA14の画素データを読み出す。また、制御回路400はA行の画素のRST2及びRST1を高レベル、TX1を低レベルに制御し、これにより、A行の画素の第1復位トランジスタT2及び第2復位トランジスタT5がオン状態になり、第1伝送トランジスタT1がオフになり、すなわち、T1時刻には、A行の画素についてEVS画像の出力を開始する。また、T0時刻には、制御回路400はA行の画素のRST1を低レベルに制御しなくてもよく、第1伝送トランジスタT1がオン状態になる前にRST1を低レベルに制御すればよい。
同様に、T1~T2時刻には、上記の過程のように、B行の画素中のB11、B12、B13及びB14を選択し、4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)によってB行の画素中のB11、B12、B13及びB14の画素データを読み出してもよく、T2~T3時刻には、上記の過程のように、C行の画素中のC11、C12、C13及びC14を選択し、4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)によって、C行の画素中のC11、C12、C13及びC14の画素データを読み出してもよく、T3~T4時刻には、上記の過程のように、D行の画素中のD11、D12、D13及びD14を選択し、4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)によってD行の画素中のD11、D12、D13及びD14の画素データを読み出してもよい。ここでは、説明すべきこととして、A行の画素がAPS画像を出力するときに、B、C、D行の画素はEVS画像を出力することができ、各行の画素同士は互いに影響を与えることはなく、しかも、各行の画素に対応するAPS画像が出力されると、当該行の画素のRST2及びRST1を高レベルに制御し、これにより、当該行の画素の第2復位トランジスタT5及び第1復位トランジスタT2がオン状態になって、当該行の画素によるEVS画像出力作動を開始してもよい。さらに、上記の過程で出力された画像は図9を参照してもよく、図9は本願の実施例による画素の各トランジスタのオン/オフ状態が図8に示される場合の出力画像の概略図である。
上記の過程では、A~D行の画素のSELが上記のように設定されるのはA~D行の画素のRST1が低レベルになるタイミングと組み合わせるためであり、すなわち、A、B、C及びD行の画素のうちの各行の画素が読み出されるときに、対応するAPS読み出し回路220は対応するフローティングディフュージョンノードFD1での電信号とRST1とを減算して、フローティングディフュージョンノードFD1の復位解除時に生じたKT/Cノイズ及び電荷検出増幅器(すなわち、フローティングディフュージョンノードFD1)のアンバランスを解消する。
さらに、ローリングシャッターは1行目の画素が露光し、2行目の画素が露光せず、3行目の画素が露光し、4行目の画素が露光しない、又は画素が2行おきに露光するなどのように制御することができ、露光しない行については、画素はEVS画像を出力してもよい。例えば、上記の例では、A行の画素とC行の画素が時分割に露光し、時分割に読み出され、B行の画素とD行の画素が露光しないように制御し、そうすると、画素マトリックスはAPSに対応する2×2マトリックス、及びEVSに対応する4×4マトリックスである。このような方式は、興味のある領域に対して画像を出力する適用分野や、画像情報量に対する要求が低い適用分野に応用できる。もちろん、ローリングシャッターは、1行目の画素の画素データが読み出され終わった直後(例えば、図8のT1時刻)に、2行目の画素が露光するのではなく(すなわち、図8においてB行の画素のRST2はT1時刻後にも高レベルに保持される)、1行目の画素の画素データの読み出しの終了から2行目の画素の露光開始までの時間差においても2行目の画素がEVS画像を出力するように制御してもよい。
別の実施形態として、さらに図10を参照し、図10は本願の実施例による画素の第二の回路構造概略図である。前の実施形態に基づいて、EVS伝送回路310は第2伝送分岐をさらに含んでもよく、第2伝送分岐は第2復位分岐、第2駆動分岐、入力回路100及び制御回路400に接続される。本実施形態では、第2伝送分岐は、第1光電変換中に、制御回路400によって送信された制御信号TX2により作動状態をトリガーすることに用いられ、第2伝送分岐は、作動状態である場合、入力回路100によって生成された光電流を第2復位分岐に伝送することに用いられる。
本実施形態の1つの具体的な態様として、図10を参照し続け、第2伝送分岐は第2伝送トランジスタT7から構成されてもよい。すなわち、この具体的な態様では、EVS伝送回路310は、前の実施形態よりも1つ多い伝送トランジスタ(すなわち、第2伝送トランジスタT7)を設けており、この場合、第2復位トランジスタT5のソース及び第2駆動トランジスタT6のゲートはそれぞれ第2伝送トランジスタT7の第1端に接続され、第2伝送トランジスタT7の第2端は入力回路100に接続され、第3端は制御回路400に接続される。
具体的には、第2伝送トランジスタT7は、第1光電変換中に(図2を例にすれば、図2のA1に対応)、及び第1光電変換の持続中に(図2を例にすれば、図2のA2、A3及びA4に対応)、選択トランジスタT4が受信した第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送し終わった後、又は選択トランジスタT4が受信した第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送している中、制御回路400によって送信された制御信号TX2によりオン状態をトリガーすることに用いられ、第2伝送トランジスタT7は、オン状態である場合、入力回路100によって生成された光電流を第2復位トランジスタT5に伝送することに用いられる。
具体的には、第2伝送トランジスタT7はさらに、APSの露光を行うときに、制御回路400によって送信された制御信号TX2によりオフ状態をトリガーすることに用いられ、第2伝送トランジスタT7がオフ状態である場合、入力回路100は第2伝送トランジスタT7によって光電流を第2復位トランジスタT5に伝送することができない。
理解できることとして、この具体的な態様では、第2伝送トランジスタT7は、APS伝送回路210の第1伝送トランジスタT1と同様な役割を果たす。さらに、APSの露光方式がグローバルシャッターである場合、画素の各トランジスタのオン/オフ状態は図11を参照してもよく、APSの露光方式がローリングシャッターである場合、画素の各トランジスタのオン/オフ状態は図12を参照してもよく、一方、具体的な作動過程は、前の実施形態に類推することができ、第2伝送トランジスタT7がオンである場合にしか、入力回路100が第2伝送トランジスタT7によって光電流を第2復位トランジスタT5に伝送できないこと以外、前の実施形態と同様である。
この具体的な態様に対する上記記載から、この具体的な態様では、APS伝送回路210及びEVS伝送回路310には合計7つのトランジスタが使用されることが分かる。このような場合については、入力回路100の光電変換素子はフォトダイオードやフォトトランジスタを採用し得るが、これらに限定されない。好ましくは、入力回路100の光電変換素子はクランプフォトダイオードを採用する。
更なる実施形態として、さらに図13を参照し、図13は本願の実施例による画素の第三の回路構造概略図である。APS伝送回路210はフローティングディフュージョンノードFD、出力分岐及び復位分岐を含んでもよく、フローティングディフュージョンノードFDは出力分岐、入力回路100及び復位分岐に接続され、出力分岐はさらにAPS読み出し回路220に接続される。本実施形態では、復位分岐は、第1光電変換の持続中に、制御回路400によって送信された制御信号RSTにより非作動状態をトリガーすることに用いられる。フローティングディフュージョンノードFDは、第1光電変換の持続中に、復位分岐が非作動状態であるときに、入力回路100によって送信された光電荷を蓄積して、対応する第2電圧を生成することに用いられる。出力分岐は制御回路400によって送信された制御信号SELにより作動状態をトリガーすることに用いられ、出力分岐は、作動状態である場合、後でAPS読み出し回路220が受信した第2電圧に基づいて対応する階調信号を出力するように、フローティングディフュージョンノードFDでの第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送することに用いられる。
具体的には、出力分岐は第1駆動分岐と選択分岐を含んでもよく、選択分岐は第1駆動分岐、制御回路400及びAPS読み出し回路220に接続され、第1駆動分岐はさらにフローティングディフュージョンノードFDに接続される。本実施形態では、第1駆動分岐は、第1光電変換の持続中に、フローティングディフュージョンノードFDの電位を緩衝し、第2電圧を選択分岐に出力することに用いられる。選択分岐は制御回路400によって送信された制御信号SELにより作動状態をトリガーすることに用いられ、選択分岐は、作動状態である場合、後でAPS読み出し回路220が受信した第2電圧に基づいて対応する階調信号を出力するように、フローティングディフュージョンノードFDでの第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送することに用いられる。
本実施形態では、図13を参照し続け、EVS伝送回路310は第2駆動分岐を含んでもよく、第2駆動分岐はフローティングディフュージョンノードFD及びEVS読み出し回路320に接続される。本実施形態では、復位分岐はさらに、第1光電変換の持続中に、選択分岐が受信した第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送し終わった後、制御回路400によって送信された制御信号RSTにより作動状態をトリガーすることに用いられ、復位分岐は、作動状態である場合、入力回路100によって生成された光電流に基づいて、対応する第1電圧を出力することに用いられる。第2駆動分岐は、後でEVS読み出し回路320が受信した第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて、対応するイベント信号を出力するように、第1電圧をEVS読み出し回路320に伝送することに用いられる。
具体的には、復位分岐は、ソースがフローティングディフュージョンノードFDに接続され、ドレインとゲートがそれぞれ電源VDDに接続されることに用いられ、ゲートがさらに制御回路400に接続される復位トランジスタT1をさらに含んでもよい。本実施形態では、復位トランジスタT1は、第1光電変換の持続中に、制御回路400によって送信された制御信号RSTによってオフ状態をトリガーするとともに、第1光電変換の持続中に、選択分岐が第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送し終わった後、制御回路400によって送信された制御信号RSTによりオン状態をトリガーすることに用いられ、復位トランジスタT1は、オン状態である場合、入力回路100によって生成された光電流に基づいて、対応する第1電圧を出力することに用いられ、ここで、光電流は復位トランジスタT1のドレインとソースとの間の電流に等しく、第1電圧は復位トランジスタT1のドレインとソースとの間の電圧に等しく、光電流と第1電圧同士は対数関係にある。
本実施形態の1つの具体的な態様として、図13を参照し続け、APS伝送回路210では、復位分岐が復位トランジスタT1からなる以外、残りの分岐は対応するトランジスタから構成されてもよく、例えば、第1駆動分岐は第1駆動トランジスタT2を含み、選択分岐は選択トランジスタT3を含む。それに対応して、EVS伝送回路310では、第2駆動分岐も対応するトランジスタから構成されてもよく、例えば、第2駆動分岐は第2駆動トランジスタT4を含む。
この具体的な態様では、APS伝送回路210は復位トランジスタT1、第1駆動トランジスタT2、選択トランジスタT3及びフローティングディフュージョンノードFDを含んでもよく、入力回路100、EVS伝送回路310、復位トランジスタT1のソース及び第1駆動トランジスタT2のゲートはそれぞれフローティングディフュージョンノードFDに接続され、第1駆動トランジスタT2のドレイン及び復位トランジスタT1のドレインとゲートはそれぞれ電源VDDに接続されることに用いられ、復位トランジスタT1のゲートはさらに制御回路400に接続され、第1駆動トランジスタT2のソースは選択トランジスタT3のドレインに接続され、選択トランジスタT3はソースがAPS読み出し回路220に接続され、ゲートが制御回路400に接続される。理解できることとして、復位トランジスタT1のドレインとゲートがそれぞれ電源VDDに接続されたとき、復位トランジスタT1のドレインとソースとの間にドレイン・ソース電圧及びドレイン・ソース電流が形成され、形成されたドレイン・ソース電圧とドレイン・ソース電流同士は対数関係にある。
具体的には、復位トランジスタT1は、第1光電変換の持続中に、まず、制御回路400によって送信された制御信号RSTによりオフ状態をトリガーすることに用いられる。
具体的には、フローティングディフュージョンノードFDは、第1光電変換の持続中に、復位トランジスタT1がオフ状態であるときに、入力回路100によって生成された光電荷を蓄積して、対応する第2電圧を形成することに用いられる。ここでは、説明すべきこととして、この具体的な態様では、フローティングディフュージョンノードFDは電荷検出増幅器に相当する。
具体的には、第1駆動トランジスタT2は、第1光電変換の持続中に、フローティングディフュージョンノードFDによる第2電圧を選択トランジスタT3に伝送することに用いられる。ここでは、説明すべきこととして、この具体的な態様では、第1駆動トランジスタT2はソースフォロワ増幅器に相当し、フローティングディフュージョンノードFDでの電位を緩衝して、選択トランジスタT3に第2電圧と一致する電圧を出力することができる。
具体的には、選択トランジスタT3は、第1光電変換の持続中に、制御回路400によって送信された制御信号SELによってオン状態をトリガーすることに用いられ、選択トランジスタT3は、オン状態である場合、後でAPS読み出し回路220が受信した第2電圧に基づいて対応する階調信号を出力するように、受信した第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送してもよい。それに対応して、選択トランジスタT3はさらに、第1光電変換の持続中に、選択トランジスタT3が受信した第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送し終わった後、制御回路400によって送信された制御信号SELによりオフ状態をトリガーすることに用いられ、選択トランジスタT3は、オフ状態である場合、受信した第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送することができない。
この具体的な態様では、図13を参照し続け、EVS伝送回路310は、ゲートがフローティングディフュージョンノードFDに接続され、ソースがEVS読み出し回路320に接続され、ドレインが電源VDDに接続されることに用いられる第2駆動トランジスタT4を含んでもよい。
具体的には、復位トランジスタT1はさらに、第1光電変換中に(図2を例にすれば、図2のA1に対応)、及び第1光電変換の持続中に(図2を例にすれば、図2のA2、A3及びA4に対応)、選択トランジスタT3が受信した第2電圧をAPS読み出し回路220に伝送し終わった後、制御回路400によって送信された制御信号RSTによりオン状態をトリガーすることに用いられ、復位トランジスタT1は、オン状態である場合、入力回路100によって伝送されてきた光電流に基づいて、対応する第1電圧を第2駆動トランジスタT4に出力することに用いられ、ここで、光電流は復位トランジスタT1のドレインとソースとの間の電流(すなわち、ドレイン・ソース電流)に等しく、第1電圧は復位トランジスタT1のドレインとソースとの間の電圧(すなわち、ドレイン・ソース電圧)に等しく、光電流と第1電圧同士は対数関係にある。理解できることとして、復位トランジスタT1は、オフ状態である場合、第2駆動トランジスタT4に第1電圧を出力することができない。
具体的には、第2駆動トランジスタT4は、後でEVS読み出し回路320が受信した第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて対応するイベント信号を出力するように、受信した第1電圧をEVS読み出し回路320に伝送することに用いられる。ここでは、説明すべきこととして、この具体的な態様では、第2駆動トランジスタT4は電圧バッファに相当するため、EVS読み出し回路320に第1電圧と一致する電圧を出力することができる。
この具体的な態様では、1画素のAPS伝送回路210とEVS伝送回路310は同一の復位トランジスタT1を共用し、これにより、1画素のサイズがより小さくなって、画像センサ全体のサイズがさらに減少することができる。また、この具体的な態様では、APS伝送回路210とEVS伝送回路310には合計4つのトランジスタが使用され、このような場合については、入力回路100の光電変換素子は、フォトダイオードやフォトトランジスタを採用し得るが、これらに限定されない。
この具体的な態様を明確に理解するために、以下においても、図5に示す画素アレイを例として、この具体的な態様を詳細に説明する。APSの露光方式がローリングシャッターである場合、さらに図14を参照し、図14は、本願の実施例による画素構造が図13に示される場合の、画素の各トランジスタのオン/オフ状態の概略図である。T0時刻よりも前に、画素はEVS画像の出力中であり、制御回路400はA~D行の画素のRSTを高レベルに制御し、復位トランジスタT1のゲートとドレインは短絡する。この場合、入力回路100は入射光の第1光電変換を実行して、対応する光電流を生成するように構成される。T0時刻には、制御回路400はA行の画素のRSTを低レベルに制御し、第1駆動トランジスタT2はフローティングディフュージョンノードFDでの、光電荷により形成された第2電圧を選択トランジスタT3に伝送する。制御回路100はA行の画素のSELを高レベルに制御し、これにより、A行の画素の選択トランジスタT3がオン状態になり、すなわち、A行の画素中のA11、A12、A13及びA14を選択し、4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)によって、A行の画素中のA11、A12、A13及びA14の画素データを読み出す。T1時刻には、制御回路400はA行の画素のRSTを高レベルに制御し、これにより、A行の画素がEVS画像を出力するようにする。ここでは、説明すべきこととして、4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)はRSTの立上りエッジよりも前にA行の画素の読み出しを完了しなければならない。
同様に、T1~T2時刻には、上記の過程のように、B行の画素中のB11、B12、B13及びB14を選択し、4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)によって、B行の画素中のB11、B12、B13及びB14の画素データを読み出してもよく、T2~T3時刻には、上記の過程のように、C行の画素中のC11、C12、C13及びC14を選択し、4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)によって、C行の画素中のC11、C12、C13及びC14の画素データを読み出してもよく、T3~T4時刻には、上記の過程のように、D行の画素中のD11、D12、D13及びD14を選択し、4つのAPS読み出し回路220(すなわち、a、b、c及びd)によって、D行の画素中のD11、D12、D13及びD14の画素データを読み出してもよい。
なお、上記いくつかの実施形態は本願の実施例の好適な態様に過ぎず、本願の実施例における1画素の具体的な構成に対する一意な限定ではなく、よって、当業者は本願の実施例に基づいて、実際の適用場面に応じて柔軟に設定してもよい。
図15を参照し、図15は本願の実施例による画像出力方法の流れの概略図である。本願の実施例はさらに、本願の実施例による画像センサに適用される画像出力方法を提供し、この画像出力方法は、以下のステップ1501~1504を含む。
ステップ1501において、入力回路は、EVSモードで作動する期間内に、入射光に対して第1光電変換を行って、対応する光電流を生成するとともに、APSモードで作動する期間内に、入射光に対して第2光電変換を行って、対応する光電荷を生成する。
本願の実施例では、入力回路100は、入射光の光電変換を実行し、すなわち、EVSモードで作動する期間内に、入射光に対して第1光電変換を行って、対応する光電流を生成するとともに、APSモードで作動する期間内に、入射光に対して第2光電変換を行って、対応する光電荷を生成するように構成される光電変換素子を含み、第1光電変換はEVSの露光であり、第2光電変換はAPSの露光である。以上から、EVSの露光過程から、APSの露光が実行されるための一部の期間(すなわち、APSモードで作動する期間)が切り分けられ、すなわち、EVSの露光とAPSの露光とが交互に行われることが分かり、例えば、図2のA1、B1及びA2を例にして、EVSの露光過程(すなわち、A1とA2との間の連続的な期間)から、APSの露光が実行されるための一部の期間(すなわち、B1)が切り分けられる。
ステップ1502において、EVS回路は、第1光電変換中に、光電流に対応する第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて、対応するイベント信号を出力する。
本願の実施例では、EVS回路300は、第1光電変換中に、光電流に対応する第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて、対応するイベント信号を出力し、イベント信号は対応するEVS画像を生成することに用いられる。実際の適用では、画素がEVS画像出力中である場合、入力回路100は入射光に対して第1光電変換を行って、対応する光電流をEVS回路300に出力し、次に、EVS回路300は、受信した光電流に対応する第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて、後で出力したイベント信号を利用して対応するEVS画像を生成するように、対応するイベント信号を出力する。ここでは、説明すべきこととして、第1電圧と基準電圧との間の差は入射光の強度変化(すなわち、増大、減少又は不変)を表すためのものであり、これは、EVS回路300が実際には入射光の強度変化に基づいて対応するイベント信号を出力することを意味し、例えば、入射光の強度変化は第1電圧と基準電圧との間の差が0よりも大きいか否か、0未満であるか否か、又は0に等しいか否かによって決定される。
ステップ1503において、APS回路は、第1光電変換の持続中に、光電荷に対応する第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力する。
本願の実施例では、APS回路200は、第1光電変換の持続中に(すなわち、第2光電変換完了後の次の第1光電変換中に、言い換えれば、APSモードで作動する期間に隣り合う次のEVSモードで作動する期間内に)、光電荷に対応する第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力し、ここで、階調信号は対応するAPS画像を生成することに用いられる。例えば、図2のA1、B1及びA2を例にして、入力回路100はB1内で入射光に対して第2光電変換を行って、対応する光電荷を生成し、APS回路200は、A2内で、生成した光電荷に対応する第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力する。理解できることとして、APS回路200による階調信号出力過程は実際にはAPSの読み出し過程であり、APS回路200による階調信号出力過程はAPSモードで作動する期間(例えばB1)に隣り合う次のEVSモードで作動する期間(例えばA2)内で行われ、一方、A2内でEVS操作が実行され続けてもよく、すなわち、APSの読み出し過程はEVSの露光及び読み出しに影響を与えることはなく、これによって、1画素がAPS画素とEVS画素の両方を含む場合、この1画素はAPS画像とEVS画像を同時に出力することができる。
ステップ1504において、制御回路は、階調信号に基づいて対応するAPS画像を出力するとともに、イベント信号に基づいて対応するEVS画像を出力する。
本願の実施例では、制御回路400は、階調信号に基づいて対応するAPS画像を出力するとともに、イベント信号に基づいて対応するEVS画像を出力する。実際の適用では、画素がAPS画像出力中である場合、APS回路200は受信した光電荷に対応する第2電圧に基づいて、対応する階調信号を制御回路400に出力し、次に、制御回路400は受信した階調信号に基づいて対応するAPS画像を出力して、ユーザに表示する。同様に、画素がEVS画像出力中である場合、EVS回路300は受信した光電流に対応する第1電圧と基準電圧との間の差に基づいて、対応するイベント信号を制御回路400に出力し、次に、制御回路400は受信したイベント信号に基づいて対応するEVS画像を出力して、ユーザに表示する。
本明細書に開示された実施例を参照して説明された方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又は両方の組み合わせによって直接実施されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、読出し専用メモリ(ROM)、電気的プログラマブルROM、電気的に消去可能なプログラマブルROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は技術分野で知られている他の任意の形態の記憶媒体に配置することができる。
上記した実施例では、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの任意の組み合わせによって全体的に又は部分的に実現されてもよい。ソフトウェアによって実現される場合、コンピュータプログラム製品の形態で全体的に又は部分的に実現されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。前記コンピュータプログラム命令がコンピュータ上でロードされ、実行されると、本願に記載されたプロセス又は機能は、全体的又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブルデバイスとされることができる。コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよく、又は、あるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から別のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に、例えば、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線)又は無線(例えば、赤外線、無線、マイクロ波など)を介して、あるウェブサイトサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから別のウェブサイトサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターに送信してもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ又は複数の使用可能な媒体を含む統合サーバ、データセンターなどのデータ記憶装置とされてもよい。利用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(Solid State Disk))などであり得る。
説明すべきこととして、本願の内容における各実施例は、全て漸進的に説明されており、各実施例は、他の実施例との相違点に重点を置いて説明されており、各実施例間の同一や類似の部分は相互に参照すればよい。製品実施例については、方法実施例と類似しているので、簡単に説明されているが、関連点については、方法実施例の説明部分を参照すればよい。
さらに説明すべきこととして、本願の内容では、第1及び第2のような関係用語は、1つのエンティティ又は動作を他のエンティティ又は動作から区別するためにのみ使用され、これらのエンティティ又は動作の間に任意のそのような実際の関係又は順序が存在することを必ずしも要求又は示唆するものではない。さらに、用語「含む」、「包含する」、又はその他の任意の変形は、非排他的包含をカバーすることを意図しており、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、又は設備は、それらの要素だけでなく、明示的にリストされていない他の要素も含むか、又はそのようなプロセス、方法、物品、又は設備に固有の要素も含む。これ以上の制限がない場合、「1つの......を含む」という文によって限定される要素は、前記要素を含むプロセス、方法、物品又は設備にさらに別の同一の要素が存在することを排除するものではない。
開示された実施例の上記の説明は、当業者が本願の内容を実現又は使用することを可能にする。これらの実施例の様々な修正は、当業者には自明であり、本願の内容に定義された一般的原理は、本願の内容の精神又は範囲から逸脱することなく、他の実施例において実現することができる。したがって、本願の内容は、本願の内容に示されるこれらの実施例に限定されるものではなく、本願の内容に開示される原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲に適合するべきものである。

Claims (20)

  1. 複数の画素からなる画素アレイを含む画像センサであって、
    入力回路と、APS回路と、EVS回路と、制御回路とを含み、各前記画素はいずれも前記APS回路と前記EVS回路を含み、前記入力回路は前記APS回路及び前記EVS回路に接続され、前記制御回路は前記APS回路及び前記EVS回路に接続され、前記入力回路の作動時間単位は1フレームのAPS画像を出力する作動時間長であり、前記作動時間単位はEVSモードで作動する期間とAPSモードで作動する期間を含み、1つの前記APSモードで作動する期間は隣り合う前記EVSモードで作動する期間の間にあり、
    前記入力回路は、前記EVSモードで作動する期間内に、入射光に対して第1光電変換を行って、対応する光電流を生成するとともに、前記APSモードで作動する期間内に、前記入射光に対して第2光電変換を行って、対応する光電荷を生成することに用いられ、
    前記EVS回路は、前記第1光電変換中に、前記光電流に対応する第1電圧と基準電圧との差に基づいて、対応するイベント信号を出力することに用いられ、
    前記APS回路は、前記第1光電変換の持続中に、前記光電荷に対応する第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力することに用いられ、
    前記制御回路は、前記イベント信号に基づいて対応するEVS画像を出力するとともに、前記階調信号に基づいて対応するAPS画像を出力することに用いられることを特徴とする画像センサ。
  2. 前記EVS回路はEVS伝送回路とEVS読み出し回路を含み、前記EVS伝送回路は前記入力回路及び前記EVS読み出し回路に接続され、前記制御回路は前記EVS伝送回路及び前記EVS読み出し回路に接続され、
    前記EVS伝送回路は、前記第1光電変換中に、前記光電流に基づいて、対応する第1電圧を出力することに用いられ、
    前記EVS読み出し回路は、前記第1電圧と基準電圧との差に基づいて、対応するイベント信号を出力することに用いられることを特徴とする請求項1に記載の画像センサ。
  3. 前記EVS伝送回路は復位分岐と駆動分岐を含み、前記復位分岐及び前記駆動分岐はそれぞれ前記入力回路に接続され、前記復位分岐はさらに前記制御回路に接続され、前記駆動分岐はさらに前記EVS読み出し回路に接続され、
    前記復位分岐は、前記第1光電変換中に、前記制御回路によって送信された第1制御信号により作動状態をトリガーすることに用いられ、
    前記復位分岐は、前記作動状態である場合、前記光電流に基づいて、対応する第1電圧を出力することに用いられ、
    前記駆動分岐は前記第1電圧を前記EVS読み出し回路に伝送することに用いられることを特徴とする請求項2に記載の画像センサ。
  4. 前記復位分岐は復位トランジスタを含み、前記復位トランジスタのドレインとゲートがそれぞれ電源に接続されることに用いられ、前記復位トランジスタのソースと前記駆動分岐がそれぞれ前記入力回路に接続され、前記復位トランジスタのゲートがさらに前記制御回路に接続され、
    前記復位トランジスタは、前記第1光電変換中に、前記制御回路によって送信された第1制御信号によりオン状態をトリガーすることに用いられ、
    前記復位トランジスタは、前記オン状態である場合、前記光電流に基づいて、対応する第1電圧を出力することに用いられ、
    前記光電流は前記復位トランジスタのドレインとソースとの間の電流に等しく、前記第1電圧は前記復位トランジスタのドレインとソースとの間の電圧に等しく、前記光電流と前記第1電圧同士は対数関係にあることを特徴とする請求項3に記載の画像センサ。
  5. 前記EVS伝送回路はさらに伝送分岐を含み、前記伝送分岐は前記復位分岐、前記駆動分岐、前記入力回路及び前記制御回路に接続され、
    前記伝送分岐は、前記第1光電変換中に、前記制御回路によって送信された第2制御信号により作動状態をトリガーすることに用いられ、
    前記伝送分岐は、前記作動状態である場合、前記光電流を前記復位分岐に伝送することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像センサ。
  6. 前記APS回路はAPS伝送回路とAPS読み出し回路を含み、前記APS伝送回路は前記入力回路及び前記APS読み出し回路に接続され、前記制御回路は前記APS伝送回路及び前記APS読み出し回路に接続され、
    前記APS伝送回路は、前記第1光電変換の持続中に、前記光電荷に基づいて、対応する第2電圧を出力することに用いられ、
    前記APS読み出し回路は、前記第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力することに用いられることを特徴とする請求項2に記載の画像センサ。
  7. 前記APS伝送回路は伝送分岐と、フローティングディフュージョンノードと、出力分岐と、を含み、
    前記伝送分岐は前記入力回路、前記制御回路及び前記フローティングディフュージョンノードに接続され、前記出力分岐は前記フローティングディフュージョンノード、前記制御回路及び前記APS読み出し回路に接続され、
    前記伝送分岐は、前記第1光電変換の持続中に、前記制御回路によって送信された第1制御信号により作動状態をトリガーすることに用いられ、前記伝送分岐は、前記作動状態である場合、前記光電荷を前記フローティングディフュージョンノードに伝送することに用いられ、
    前記フローティングディフュージョンノードは、前記光電荷を蓄積して、対応する第2電圧を生成することに用いられ、
    前記出力分岐は、前記制御回路によって送信された第2制御信号により作動状態をトリガーすることに用いられ、
    前記出力分岐は、前記作動状態である場合、前記第2電圧を前記APS読み出し回路に伝送することに用いられることを特徴とする請求項6に記載の画像センサ。
  8. 前記出力分岐は駆動分岐と選択分岐を含み、前記選択分岐は前記駆動分岐、前記制御回路及び前記APS読み出し回路に接続され、前記駆動分岐はさらに前記フローティングディフュージョンノードに接続され、
    前記駆動分岐は前記フローティングディフュージョンノードの電位を緩衝し、前記第2電圧を前記選択分岐に出力することに用いられ、
    前記選択分岐は、前記制御回路によって送信された第2制御信号により作動状態をトリガーすることに用いられ、
    前記選択分岐は、前記作動状態である場合、前記第2電圧を前記APS読み出し回路に伝送することに用いられることを特徴とする請求項7に記載の画像センサ。
  9. 前記APS伝送回路はさらに復位分岐を含み、前記復位分岐は前記フローティングディフュージョンノード及び前記制御回路に接続され、
    前記復位分岐は、前記第2電圧の前記APS読み出し回路への伝送が終了した後、前記制御回路によって送信された第3制御信号により作動状態をトリガーすることに用いられ、
    前記復位分岐が前記作動状態である場合、前記フローティングディフュージョンノードに蓄積された前記光電荷が外部に移動することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像センサ。
  10. 前記復位分岐は、ソースが前記フローティングディフュージョンノードに接続され、ゲートが前記制御回路に接続され、ドレインが電源に接続される復位トランジスタを含み、
    前記復位トランジスタは、前記第2電圧の前記APS読み出し回路への伝送が終了した後、前記制御回路によって送信された第3制御信号によりオン状態をトリガーすることに用いられ、
    前記復位トランジスタが前記オン状態である場合、前記フローティングディフュージョンノードに蓄積された前記光電荷が前記電源に移動することを特徴とする請求項9に記載の画像センサ。
  11. 前記APS伝送回路はフローティングディフュージョンノードと、出力分岐と、復位分岐と、を含み、前記フローティングディフュージョンノードは前記出力分岐、前記入力回路及び前記復位分岐に接続され、前記出力分岐はさらに前記APS読み出し回路に接続され、
    前記復位分岐は、前記第1光電変換の持続中に、前記制御回路によって送信された第1制御信号により非作動状態をトリガーすることに用いられ、
    前記フローティングディフュージョンノードは、前記復位分岐が前記非作動状態である場合、前記光電荷を蓄積して、対応する第2電圧を生成することに用いられ、
    前記出力分岐は、前記制御回路によって送信された第2制御信号により作動状態をトリガーすることに用いられ、
    前記出力分岐は、前記作動状態である場合、前記第2電圧を前記APS読み出し回路に伝送することに用いられることを特徴とする請求項6に記載の画像センサ。
  12. 前記出力分岐は第1駆動分岐と選択分岐を含み、前記選択分岐は前記第1駆動分岐、前記制御回路及び前記APS読み出し回路に接続され、前記第1駆動分岐はさらに前記フローティングディフュージョンノードに接続され、
    前記第1駆動分岐は前記フローティングディフュージョンノードの電位を緩衝し、前記第2電圧を前記選択分岐に出力することに用いられ、
    前記選択分岐は前記制御回路によって送信された第2制御信号により作動状態をトリガーすることに用いられ、
    前記選択分岐は、前記作動状態である場合、前記第2電圧を前記APS読み出し回路に伝送することに用いられることを特徴とする請求項11に記載の画像センサ。
  13. 前記EVS伝送回路は前記フローティングディフュージョンノード及び前記EVS読み出し回路に接続される第2駆動分岐を含み、
    前記復位分岐はさらに、前記第2電圧の前記APS読み出し回路への伝送が終了した後、前記制御回路によって送信された第1制御信号により作動状態をトリガーすることに用いられ、
    前記復位分岐は、前記作動状態である場合、前記光電流に基づいて、対応する第1電圧を出力することに用いられ、
    前記第2駆動分岐は前記第1電圧を前記EVS読み出し回路に伝送することに用いられることを特徴とする請求項11又は12に記載の画像センサ。
  14. 前記復位分岐は、ソースが前記フローティングディフュージョンノードに接続され、ドレインとゲートがそれぞれ電源に接続されることに用いられ、ゲートがさらに前記制御回路に接続される復位トランジスタを含み、
    前記復位トランジスタは、前記第2電圧の前記APS読み出し回路への伝送が終了した後、前記制御回路によって送信された第1制御信号によりオン状態をトリガーすることに用いられ、前記復位トランジスタは、前記オン状態である場合、前記光電流に基づいて、対応する第1電圧を出力することに用いられ、
    前記光電流は前記復位トランジスタのドレインとソースとの間の電流に等しく、前記第1電圧は前記復位トランジスタのドレインとソースとの間の電圧に等しく、前記光電流と前記第1電圧同士は対数関係にあることを特徴とする請求項13に記載の画像センサ。
  15. 前記画素アレイにおいて同一アレイ単位内の全ての前記画素は同一の前記APS読み出し回路を共用し、又は、
    前記画素アレイにおける全ての前記画素は同一の前記APS読み出し回路を共用し、又は、
    前記画素アレイにおける全ての前記画素はそれぞれ1つの前記APS読み出し回路を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像センサ。
  16. 前記画素アレイにおいて同一アレイ単位内の全ての前記画素は同一の前記EVS読み出し回路を共用し、又は、
    前記画素アレイにおける全ての前記画素は同一の前記EVS読み出し回路を共用し、又は、
    前記画素アレイにおける全ての前記画素はそれぞれ1つの前記EVS読み出し回路を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像センサ。
  17. 前記画素アレイにおいて同一アレイ単位内の全ての前記画素は同一の前記制御回路を共用し、又は、
    前記画素アレイにおける全ての前記画素は同一の前記制御回路を共用し、又は、
    前記画素アレイにおける全ての前記画素はそれぞれ1つの前記制御回路を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像センサ。
  18. 前記画素アレイにおいて同一アレイ単位内の全ての前記画素は同一の前記入力回路を共用し、又は、
    前記画素アレイにおける全ての前記画素は同一の前記入力回路を共用し、又は、
    前記画素アレイにおける全ての前記画素はそれぞれ1つの前記入力回路を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像センサ。
  19. 複数の画素からなる画素アレイを含む画像センサに適用される画像出力方法であって、
    前記画像センサは入力回路と、APS回路と、EVS回路と、制御回路と、を含み、各前記画素はいずれも前記APS回路と前記EVS回路を含み、前記入力回路は前記APS回路及び前記EVS回路に接続され、前記制御回路は前記APS回路及び前記EVS回路に接続され、前記入力回路の作動時間単位は1フレームのAPS画像を出力する作動時間長であり、前記作動時間単位はEVSモードで作動する期間とAPSモードで作動する期間を含み、1つの前記APSモードで作動する期間は隣り合う前記EVSモードで作動する期間の間にあり、
    前記画像出力方法は、
    前記入力回路が、前記EVSモードで作動する期間内に、入射光に対して第1光電変換を行って、対応する光電流を生成するとともに、前記APSモードで作動する期間内に、前記入射光に対して第2光電変換を行って、対応する光電荷を生成するステップと、
    前記EVS回路が、前記第1光電変換中に、前記光電流に対応する第1電圧と基準電圧との差に基づいて、対応するイベント信号を出力するステップと、
    前記APS回路が、前記第1光電変換の持続中に、前記光電荷に対応する第2電圧に基づいて、対応する階調信号を出力するステップと、
    前記制御回路が、前記イベント信号に基づいて対応するEVS画像を出力するとともに、前記階調信号に基づいて対応するAPS画像を出力するステップとを含むことを特徴とする画像出力方法。
  20. 請求項1~18のいずれか1項に記載の画像センサの光電デバイスにおける使用。
JP2022574788A 2022-03-15 2022-07-11 画像センサ、その画像出力方法及び使用 Pending JP2024513276A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN202210250010.5A CN114422726B (zh) 2022-03-15 2022-03-15 一种图像传感器及其图像输出方法和应用
CN202210250010.5 2022-03-15
PCT/CN2022/104987 WO2023173635A1 (zh) 2022-03-15 2022-07-11 一种图像传感器及其图像输出方法和应用

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024513276A true JP2024513276A (ja) 2024-03-25

Family

ID=81263682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022574788A Pending JP2024513276A (ja) 2022-03-15 2022-07-11 画像センサ、その画像出力方法及び使用

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20230297158A1 (ja)
EP (1) EP4274251A4 (ja)
JP (1) JP2024513276A (ja)
KR (1) KR20230135501A (ja)
CN (1) CN114422726B (ja)
WO (1) WO2023173635A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114422726B (zh) * 2022-03-15 2022-07-01 深圳锐视智芯科技有限公司 一种图像传感器及其图像输出方法和应用
CN115988348B (zh) * 2023-03-22 2023-06-09 深圳锐视智芯科技有限公司 一种图像传感器及其图像输出方法、光电设备
CN116546337B (zh) * 2023-07-04 2023-10-27 深圳锐视智芯科技有限公司 一种图像传感器及其图像输出方法、光电设备
CN116528066B (zh) * 2023-07-04 2023-10-27 深圳锐视智芯科技有限公司 一种图像传感器及其图像输出方法、光电设备

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11140349B2 (en) * 2018-09-07 2021-10-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Image sensor incuding CMOS image sensor pixel and dynamic vision sensor pixel
US10827135B2 (en) * 2018-11-26 2020-11-03 Bae Systems Information And Electronic Systems Integration Inc. BDI based pixel for synchronous frame-based and asynchronous event-driven readouts
US11240449B2 (en) * 2019-09-18 2022-02-01 Sony Semiconductor Solutions Corporation Solid-state imaging device and imaging device with combined dynamic vision sensor and imaging functions
JP2021129265A (ja) * 2020-02-17 2021-09-02 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 センサ装置、読み出し方法
US11240454B2 (en) * 2020-04-29 2022-02-01 Omnivision Technologies, Inc. Hybrid CMOS image sensor with event driven sensing
CN113727079B (zh) * 2020-05-25 2023-03-31 华为技术有限公司 一种图像信号处理方法及装置、电子设备
JP2023123881A (ja) * 2020-07-09 2023-09-06 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置及び撮像方法
CN113971635A (zh) * 2021-10-27 2022-01-25 深圳锐视智芯科技有限公司 一种图像阵列格式转换方法、装置及电子设备和存储介质
CN114051108A (zh) * 2021-12-10 2022-02-15 深圳锐视智芯科技有限公司 一种模式可切换图像传感器及图像传感器控制方法
CN114422726B (zh) * 2022-03-15 2022-07-01 深圳锐视智芯科技有限公司 一种图像传感器及其图像输出方法和应用
CN114422725B (zh) * 2022-03-15 2022-07-01 深圳锐视智芯科技有限公司 一种图像输出方法、图像传感器及其应用

Also Published As

Publication number Publication date
CN114422726A (zh) 2022-04-29
TW202339485A (zh) 2023-10-01
KR20230135501A (ko) 2023-09-25
CN114422726B (zh) 2022-07-01
EP4274251A1 (en) 2023-11-08
WO2023173635A1 (zh) 2023-09-21
US20230297158A1 (en) 2023-09-21
EP4274251A4 (en) 2023-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2024513276A (ja) 画像センサ、その画像出力方法及び使用
JP4337779B2 (ja) 物理情報取得方法および物理情報取得装置並びに物理量分布検知の半導体装置
US6215113B1 (en) CMOS active pixel sensor
KR100750778B1 (ko) 능동 화소 센서 및 그 제조 방법
KR100597651B1 (ko) 이미지 센서, 실제 이미지를 전기적 신호로 바꾸는 장치 및 그 방법
CN114422725B (zh) 一种图像输出方法、图像传感器及其应用
US20160105624A1 (en) Imaging device, imaging system, and method for driving imaging device
CN106713789B (zh) 图像传感器
JP6341675B2 (ja) 固体撮像装置及びその駆動方法並びにそれを用いた撮像システム
US9055241B2 (en) Solid-state image pickup device, image pickup device, and signal reading method including an averaging circuit for averaging accumulated signals
JP6614133B2 (ja) 撮像素子、制御方法、並びに、撮像装置
US9202831B2 (en) Imaging apparatus and imaging system
CN112004037B (zh) 图像传感器像素结构
JP5434485B2 (ja) 固体撮像素子、固体撮像素子の駆動方法、およびカメラシステム
CN110336953B (zh) 四元像素结构图像传感器及读取控制方法
US8786723B2 (en) Photoelectric-conversion device
JP2015002415A (ja) 光電変換装置、光電変換システム、光電変換装置の駆動方法
JP5672363B2 (ja) 固体撮像素子およびカメラシステム
TWI842059B (zh) 一種圖像感測器及其圖像輸出方法和應用
CN116528066B (zh) 一种图像传感器及其图像输出方法、光电设备
TWI842060B (zh) 一種圖像輸出方法、圖像感測器及其應用
JP2008042347A (ja) 撮像素子及びその制御方法、及び撮像装置
US20240031709A1 (en) Photoelectric conversion device, method of driving photoelectric conversion device, and imaging system
JP7136168B2 (ja) 撮像素子及び撮像装置
JP6375614B2 (ja) 固体撮像素子及び撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20240329