JP2024513124A - コアドリルのコアドリルビットからコアサンプルを取り外す方法及びコアドリル - Google Patents

コアドリルのコアドリルビットからコアサンプルを取り外す方法及びコアドリル Download PDF

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Abstract

開示されるのは、コアドリル(1)のコアドリルビット(2)からコアサンプル(5)取り外す方法であって、以下の方法工程、すなわち、前記コアドリル(1)によって、コアドリル(1)の直感的な動作を検知する工程と、振動によってコアサンプル(5)を除去するプロセスを開始する工程とを含む、方法である。本発明の第2の態様は、提案した方法を実施するためのコアドリルに関する。【選択図】 図1

Description

本発明は、直感的な動作を認識し、ドリルコアの振動プロセスのトリガーとして使用する、コアドリルデバイスのドリルビットからドリルコアを解放する方法に関する。直感的な動作は、例えば、コアドリルデバイスの振動動作であり得る。第2の態様において、本発明は、提案した方法を実施するためのコアドリルデバイスに関する。コアドリルデバイスは、好ましくは、コアドリルデバイスの直感的な動作を検知するためのセンサシステムを含み、センサシステムは、例えば、ジャイロセンサを含み得る。
コンクリート、石材、又は石などの固体基材から円筒状のドリルコアを切り出すことができるコアドリルデバイスは、従来技術において知られている。コアドリルデバイスは、工具として実質的に円筒状のドリルビットを有し、このドリルビットは、ドリルコアを受け入れるために内側が中空である。コアドリルデバイスの使用者は、経験から、ドリルビットからドリルコアを除去することが困難となり得ることを知っている。
従来技術では、例えば、機械的手段によってドリルビットからドリルコアを除去することが知られている。これを行うために、ドリルビットをコアドリルデバイスから分離し、振る又はハンマーで叩くことによってドリルビットからドリルコアを解放し、ドリルコアをドリルビットの内側から除去しようとする。この手順は、時として、非常に手間と時間が掛かることがある。更に、ドリルビットはハンマーの打撃によって損傷する可能性があり、その耐用年数が短縮されることがある。
したがって、ドリルビットからドリルコアを解放する他の方法(以下、ドリルビットからドリルコアを解放するための電子的な方法と呼ぶ)が従来技術で知られるようになった。ドリルビットはコアドリルデバイス上に留まり、振動プロセスは、この目的のために特別に設けられたスイッチを作動させることにより、コアドリルデバイスに対して開始される。このようなプロセスは、本発明の意味においては、電子的な振動プロセスと呼ばれ得る。
しかしながら、電子的な振動機能のための別個のスイッチを設けることは、実施が複雑であることが判明している。加えて、そのようなスイッチを設けることは、スペースの理由から望ましくなく、コアドリルデバイスの使用者によってそのようなスイッチを作動させることが人間工学的に推奨可能であることを保証することはできない。更に、追加的なスイッチ及びオペレータ制御要素は、追加のスペースを必要とし、これは、コンパクトで便利な電動工具のニーズに反するものである。
本発明の基礎となる目的は、上記の従来技術の欠点を克服し、コアドリルデバイスの電子的な振動機能のための追加的なスイッチを必要としない、コアドリルデバイスのドリルビットからドリルコアを解放する方法を提供することである。更に、使用者が複雑なキーの組み合わせを押したり操作を実施したりする必要なく、振動機能をできるだけ直観的に開始できれば当業者はそれを評価するであろう。更に、提供されるコアドリルデバイスは、できるだけコンパクトで便利になるように形成されるべきである。
この目的は、独立請求項の対象によって達成される。独立請求項の対象に関連する有利な実施形態は、従属請求項に記載され得る。
本発明によれば、コアドリルデバイスのドリルビットからドリルコアを解放する方法が提供される。本方法は、以下の工程、すなわち、
a)コアドリルデバイスによって、コアドリルデバイスの直感的な動作を検知する工程と、
b)ドリルコアの振動プロセスを開始する工程と、
を特徴とする。
提案した方法によって、コアドリルデバイスの電子的な振動機能のための追加的なスイッチを必要としない、電子的な振動機能を好ましくは自動的に開始する方法を提供することが可能である。更に、本方法は、使用者がコアドリルデバイスにおいて直感的な動作を実施し、この動作をコアドリルデバイスによって認識することができるため、特に直感的に実行できる。この目的のために、コアドリルデバイスは、好ましくは、コアドリルデバイスの直感的な動作を検知するためのジャイロセンサを有する適切なセンサシステムを含む。センサシステムは、好ましくは、センサユニットとして設計されてもよく、このセンサユニットの少なくとも1つのジャイロセンサは、好ましくは、コアドリルデバイスの直感的な動作を検知するように設定されている。直感的な動作は、例えば、コアドリルデバイスの振動動作であり得る。換言すれば、本発明の意味においては、コアドリルデバイスの直感的な動作は振動動作を含み、直感的な動作の検知をドリルコアの振動プロセスのトリガー又は開始信号として使用することが可能であることが好ましい。振動動作中に、コアドリルデバイスは、仮想座標系のZ軸に沿って実質的に動き(図1を参照)、これが振動動作に相当する。ドリルコアを機械的に振動させてドリルビットから出すためのこのような振動動作は、従来技術から知られている。しかしながら、この振動動作は、3つ全ての空間的方向における運動の成分のみならず、3つ全ての空間軸の周りの回転も含み得る。本発明の文脈においては、ドリルコアを振動させてドリルビットから出すための好ましくは電子的な振動プロセスを始動又は開始するために、使用者に知られた馴染みのある振動動作が、直感的な動作として使用される。したがって、振動プロセスは、好ましくは、コアドリルデバイス又はそのセンサシステムが直感的な動作を認識した後に、自動的に開始する。使用者にとっての利点は、ドリルビットからドリルコアを除去するために、同じ挙動、特に、ドリルビットからドリルコアを解放するためにドリルデバイスを振動させることを実質的に維持できることである。しかしながら、本発明の文脈においては、振動動作をあまり激しく行わなくても十分である。むしろ、直感的な振動動作を示唆するだけ、又は直感的な振動動作を、コアドリルデバイス又はそのセンサシステム、すなわち特にジャイロセンサによって認識できるような程度まで実施するだけで十分な場合がある。使用者は、コアドリルデバイスがモータを電流によって振動させ始め、コアドリルデバイスが既知の電子的な振動プロセス(メカトロニックトルク制御、MTC)を開始したときに、自身の直感的な動作がコアドリルデバイスによってそのように認識されたかどうかを有利に認識する。この振動プロセス中に、強いトルクが交互の方向に好ましくは発生し、発生するトルクは、ドリルビットとドリルコアとの間の静止摩擦モーメントよりも大きい。ドリルコアは、トルクによって緩められ、ドリルビットから解放又は取り外すことができる。
本発明の意味においては、コアドリルデバイスはモータを含み、コアドリルデバイスは、モータを電流によって振動させるように設定されていることが好ましい。
本発明の意味においては、振動プロセスが、例えば、コアドリルデバイスに元から実装され得る電子的な機能であることも好ましい。従来技術から知られるような従来のコアドリルデバイスの場合とは異なり、本発明の文脈においては、この目的のために特別に設けられたボタン又はスイッチを用いて振動プロセスを開始する必要はない。むしろ、本発明の文脈においては、コアドリルデバイスの機能を利用し、コアドリルデバイスによって行われる又はコアドリルデバイスに作用する動作を認識及び評価し、それらを使用して、個々の機能を制御又は開始する。少なくとも1つのジャイロセンサを含むセンサシステムが、本発明の文脈で「直感的な動作」と呼ばれるこれらの動きを検知するために使用されることが好ましい。換言すれば、本発明の意味においては、コアドリルデバイスの直感的な動作は、少なくとも1つのジャイロセンサを含むセンサシステムによって検知されることが好ましい。少なくとも1つのジャイロセンサは、例えば、他の機能又はそれらの起動のためにも使用され得る。例えば、アクティブトルク制御(ATC:Active Torque Control)機能は、ジャイロセンサからのデータに基づき得る。
ジャイロセンサは、3つ全ての空間的方向におけるコアドリルデバイスの動作に関するデータを検知するように設定されることが好ましい。特に、3つ全ての空間軸X、Y及びZの周りの回転をこのようにして検知することができる。ジャイロセンサによって好ましくは決定されるX軸、Y軸及び/又はZ軸に関する回転データは、使用者によるコアドリルデバイスの直感的な動作を認識するために有利に使用することができる。3つの空間軸X、Y及びZから形成される例示的な座標系を図1に示す。本発明の意味においては、好ましくは3つ全ての空間的方向における動きがコアドリルデバイスによって直感的な動作として認識され得るため、所望の直感的な動作の選択及び定義における大きな柔軟性及び自由がある。本発明の意味において、直感的な動作は、「規定のデバイス動作」又は「顕著な動作」とも呼ばれることが好ましい場合がある。
本発明の意味においては、コアドリルデバイスのセンサシステムは、コアドリルデバイスの直感的な動作の特に「回転運動成分」を検知するように設定されることが好ましい。本発明の意味においては、これらは、好ましくは、3つの空間軸X、Y及びZの周りの回転に関連する運動成分である(図1を参照)。本発明の意味においては、直感的な動作は、直線及び/又は回転運動成分を含み得ることが好ましい。直線運動成分は、好ましくは、空間軸に沿った又はそれらに実質的に平行な運動に相当する。コアドリルデバイス又はそのセンサシステムは、直感的な動作の直線運動成分及び回転運動成分の両方を認識するように設定されることが好ましい。本発明者らは、コアドリルデバイスを使用者が振動させるとき、コアドリルデバイスは、例えば剛性の機械的試験構成から予想されるような厳密な直線運動を行わないことを認識している。本発明の文脈においては、特に、コアドリルデバイスの振動動作の曲線又は回転成分は、ジャイロセンサによって特に良く認識できることが認識されている。そのため、本発明の意味においては、コアドリルデバイスのセンサシステムは、コアドリルデバイスの直感的な動作の特に曲線運動成分の検知のための少なくとも1つのジャイロセンサを有することが好ましい。
本発明の好ましい実施形態において、コアドリルデバイスは、直感的な動作の検知と振動プロセスの開始との間に、使用者による更なる操作によって起動されるようになっていてもよい。換言すれば、この実施形態は、使用者が、コアドリルデバイスを始動させるために、直感的な動作に加えて、本発明の意味において「更なる操作」と呼ばれる操作を行う追加の方法工程を含んでもよい。
本発明の意味においては、コアドリルデバイスは、振動させている間に動作の準備が整っていることが好ましい。これは、好ましくは、本発明の意味においては、そのデバイスの電子機器及びそのセンサシステムがアクティブであることを意味する。しかしながら、コアドリルデバイスのモータは、振動プロセス中に動作していないことが好ましい。また、トリガーは、振動中に作動しない。本発明の意味においては、トリガーは振動後に押され、その結果、コアドリルデバイスが振動プロセスを開始することが好ましい。振動プロセスは、特に、コアドリルデバイスのモータによって開始されることが好ましい。その後、トリガーは、再度、放すことができ、これにより、モータの動作を有利に停止する。
コアドリルデバイスの使用者の更なる操作は、例えば、使用者がコアドリルデバイスのオンスイッチを作動させることであり得る。換言すれば、この好ましい実施形態における本方法は、コアドリルデバイスが使用者によってオンにされる追加の方法工程を含み、コアドリルデバイスのこのスイッチオンは、好ましくは、コアドリルデバイスのオンスイッチを作動させることによって実施される。コアドリルデバイスのオンスイッチは、好ましくは、本発明の意味においては、「トリガー」又は「スイッチデバイス」とも呼ばれ得る。
本発明の意味においては、ドリルビットからドリルコアを解放するための好ましくは電子的な振動プロセスを開始するために、本発明の文脈においては、実施形態に応じて、使用者による最大2つの動作、具体的には、コアドリルデバイスでの直感的な動作の実施と、任意選択的に、例えばコアドリルデバイスのトリガーを作動させる動作であってもよい別の動作が必要であることが好ましい。したがって、好ましくは電子的な形態である振動プロセスのアクティベーションは、本発明では、従来技術から知られるような従来のコアドリルデバイスよりも大幅に容易且つより直感的に行うことができる。有利には、提案されるコアドリルデバイスの取り扱いは、このようにして、従来のコアドリルデバイスと比較して大幅に容易になり得る。更に、コアドリルデバイスの構造は、好ましくは電子的な振動プロセスをオンにするための追加的なスイッチを必要としない。なぜなら、本発明の対象であるような、直感的な動作とコアドリルデバイスによるその認識の有利な相互作用により、そのようなスイッチはもはや必要ないからである。追加的なスイッチの必要性をなくすことによって、本発明は、取り扱いがより容易な特にコンパクトで便利なコアドリルデバイスを提供することを可能にする。
本発明の意味においては、振動プロセスは、コアドリルデバイスの使用者による第2の操作によって終了することが好ましい。これは、本発明の意味においては、ドリルビットからドリルコアを解放するための好ましくは電子的な振動プロセスを使用者が第2の操作を実施することによって終了させることができることを好ましくは意味する。これは、振動プロセスをオンにするときと同じ操作であってもよい。しかしながら、本発明の意味においては、振動プロセスのスイッチオンと振動プロセスのスイッチオフは、使用者による異なる操作によって行われることも好ましい場合がある。更なる操作と第2の操作とが同じである第1のケースにおいて、スイッチオンとスイッチオフは、それぞれ、例えば、コアドリルデバイスのオンスイッチを作動させることによって行われ得る。更なる操作と第2の操作とが同じでない第2のケースでは、振動プロセスのスイッチオンは、例えば、コアドリルデバイスのオンスイッチを作動させることによって行われてもよく、スイッチオフは、コアドリルデバイスのオンスイッチを放すなどの別の操作によって行われる。本発明の意味においては、振動プロセスは、コアドリルデバイスのトリガーを放すことによってオフにされることが特に好ましい。振動プロセスのスイッチオフは、好ましくは、本発明の意味においては、振動プロセスの停止とも呼ばれる。この場合、コアドリルデバイスは、好ましくは、コアドリルデバイスのモータの電流による振動を終了させ、ドリルビットからドリルコアを解放するための振動動作は停止する。
本発明の意味においては、振動プロセスは、コアドリルデバイスのモータを電流によって振動させることによりもたらされることが好ましい。これは、振動プロセスは、特に、コアドリルデバイスのモータを電流によって振動させることで構成されることを意味する。
第2の態様において、本発明は、提案した方法を実施するためのコアドリルデバイスに関する。ドリルビットからドリルコアを解放する方法のために導入される用語、定義、及び技術的利点は、好ましくは、コアドリルデバイスにも同様に適用される。本発明の意味においては、コアドリルデバイスは、少なくとも1つのジャイロセンサを含むセンサシステムを含むことが特に好ましい。ジャイロセンサは、特に、コアドリルデバイスの動作を検知し、本発明の意味における「直感的な動作」としてのコアドリルデバイスの特定の動作又は特定の動作パターンを認識するためのベースを提供するように設定される。この目的のために、「直感的な動作」と関連する例示的な動作及び/又は動作パターンがコアドリルデバイスに格納されてもよく、コアドリルデバイスは、本発明の意味における「直感的な動作」があるか否かを、センサシステムによって検知された動作及び/又は動作パターンと格納された動作及び/又は動作パターンとを比較することによって判定することができる。これらのプロセス又は評価は、例えば、コアドリルデバイスの制御デバイスにおいて進められ得る。コアドリルデバイスの「直感的な動作」がコアドリルデバイス又はそのセンサシステムによって認識された場合、コアドリルデバイスの好ましくは電子的な振動プロセスが好ましくは自動的に開始され、したがって、ドリルコアはドリルビットから取り外される。本発明の意味においては、コアドリルデバイスは、コアドリルデバイスの直感的な動作を認識し、直感的な動作の認識に対する応答として、振動プロセスを開始するように設定された制御デバイスを含むことが好ましい。
本発明の意味においては、コアドリルデバイスは、振動プロセスを起動するための追加的なスイッチを必要としないことが最も特に好ましい。説明したように、本発明によれば、コアドリルデバイスの直感的な動作を認識することによって振動プロセスが開始されるため、振動プロセスを開始することを特別に意図したスイッチを不要にすることが可能である。換言すれば、好ましくは、元から存在するセンサ又は別の場所ですでに収集したデータ、例えば回転データを本発明によってより良く利用することができるとともに、例えば振動プロセスなどの他の機能を制御するために使用することができる。
本発明の利点は、特に、ドリルビットからドリルコアを解放するための振動プロセスの特に直感的なアクティベーションを提供することができることである。
加えて、特に比較的少ない数のスイッチで管理するコアドリルデバイスの簡単で直感的で明快な動作が可能になる。その結果、特に、コアドリルデバイスの製造コストも低く保つことができ、省スペースでコンパクトなコアドリルデバイスを提供することができる。これは、特に、スタンド取付式のコアドリルデバイスではなく手持ち式のコアドリルデバイスが提供される場合に特に有利となり得る。
一例示的実施形態において、本発明は、コアドリルデバイスのドリルビットからドリルコアを除去する方法に関する。この場合、最初に、ドリルビットを有するコアドリルデバイスが提供される。ドリルビットは、以前に実施したコアドリリングによるドリルコアを含むことが可能である。コアドリルデバイスは、ドリルビットからドリルコアを除去するための規定のデバイス動作を認識するためのセンサユニットを含み、規定のデバイス動作は、コアドリルデバイスの使用者によってコアドリルデバイスに対して実施される。使用者がデバイスの動作を実施する間に追加的にコアドリルデバイスのスイッチデバイスを作動させた場合、ドリルビットからドリルコアを除去するための機械的なプロセスがコアドリルデバイスによって開始され得る。
更なる利点は、以下の図の説明から明らかとなるであろう。図、説明、及び特許請求の範囲は様々な特徴の組み合わせを含んでいる。当業者はまた、有用な更なる組み合わせを形成するために、適宜、特徴を個別に検討し、それらを組み合わせるであろう。
図では、同一及び類似の構成要素は同じ参照符号で示す。
本発明の例示的な好ましい実施形態の図を示す。
図1は、本発明の可能な実施形態を示す。特に、図1は、コンクリート、石、又は石材などの硬質基材からドリルコア5を切り出すためのコアドリルデバイス1を示す。コアドリルデバイス1の工具はドリルビット2であり、この中に、ドリルコア5が切削プロセス中に受け入れられる。ドリルビット2及びドリルコア5は、図1の左上に概略的に示されている。提案する発明の文脈において、コアドリルデバイス1のドリルビット2からそのようなドリルコア5を解放する方法が提案される。この目的のために、コアドリルデバイス1は、使用者によって振動させることができ、本発明の意味においては、この振動動作は、コアドリルデバイス1によって「直感的な動作」として認識することが可能である。コアドリルデバイス1は、この直感的な動作を、コアドリルデバイス1に実装され得る好ましくは電子的な振動プロセスの開始信号として用いることができる。コアドリルデバイス1の直感的な動作を認識するために、コアドリルデバイス1は、特にジャイロセンサ3aを含むセンサシステム3を含み得る。更に、コアドリルデバイス1は、制御デバイス7及びモータ6を含み得る。コアドリルデバイス1のモータ6は、有利には、ドリルコア5の好ましくは電子的な振動プロセスに至る振動電流を受けるように特に設定されている。コアドリルデバイス1は、スイッチ4も有してよく、スイッチ4により、コアドリルデバイス1は、使用者によって起動又はオンにされ得る。センサ3は、例えば、コアドリルデバイス1の電子機器に空間的に近接して配置されてもよい。
本発明の意味においては、コアドリルデバイス1は、振動プロセスを起動するための追加的なスイッチを必要としないことが好ましい。コアドリルデバイス1の制御デバイス7は、コアドリルデバイス1の直感的な動作を認識し、直感的な動作の認識に対する応答として、振動プロセスを好ましくは自動的に開始するように設定されていることが好ましい。コアドリルデバイス1の直感的な動作は、特に、図1の下領域に示される仮想座標系のZ軸に沿った振動動作であり得る。特に、図1には、コアドリルデバイス1によって実施され、コアドリルデバイス3のセンサシステム3によって直感的な動作として認識され得る、3つの空間軸X、Y及びZの周りの可能な回転運動も示されている。
一例示的実施形態において、本発明は、コアドリルデバイス1のドリルビット2からドリルコア5を除去する方法であって、本方法は、以下の方法工程、すなわち、
a)ドリルビット2を有するコアドリルデバイス1を用意する工程であって、ドリルビット2は、以前に実施したコアドリリングによるドリルコア5を含む、工程と、
b)ドリルビット5からドリルコア5を除去するための規定のデバイス動作をセンサユニット3によって認識する工程であって、規定のデバイス動作は、コアドリルデバイス1の使用者によってコアドリルデバイス1に対して実施される、工程と、
c)使用者がコアドリルデバイス1のスイッチデバイス4を作動させる工程と、
d)コアドリルデバイス1によってドリルビット2からドリルコア5を除去するプロセスを開始する工程と、
を特徴とし得る、方法に関する。
規定のデバイス動作は、好ましくは、本発明の意味においては、コアドリルデバイス1の直感的な動作とも呼ばれ得る。スイッチデバイス、オンスイッチ、又はトリガーという用語は、本発明の文脈においては同義語として使用され、参照番号4によって示される。図1に示されるオンスイッチ4の位置は、一例として理解されるべきであり、コアドリルデバイス1上の多くの他の位置が考えられ、且つ可能である。
本発明の意味においては、ドリルビット2からドリルコア5を除去するための振動プロセスは、使用者によるスイッチデバイス4の作動が終了したときに終了することが好ましい。コアドリルデバイス1は、好ましくは、コアドリルデバイス1の直感的な動作を認識するためのセンサユニット3を有し、この直感的な動作は、コアドリルデバイス1の使用者によってコアドリルデバイス1に対して実施されることが可能である。本発明の意味においては、センサユニット3は、ジャイロセンサ3aを含むことが好ましい。
1 コアドリルデバイス
2 ドリルビット
3 センサシステム
3a ジャイロセンサ
4 オンスイッチ
5 ドリルコア
6 コアドリルデバイスのモータ
7 コアドリルデバイスの制御デバイス

Claims (13)

  1. コアドリルデバイス(1)のドリルビット(2)からドリルコア(5)を解放する方法であって、以下の方法工程、すなわち、
    a)前記コアドリルデバイス(1)によって、前記コアドリルデバイス(1)の直感的な動作を検知する工程と、
    b)前記ドリルコア(5)の振動プロセスを開始する工程と、
    を含む、方法。
  2. 方法工程a)と方法工程b)との間に、前記コアドリルデバイス(1)は、前記コアドリルデバイス(1)の使用者による更なる操作によって起動されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記振動プロセスは、前記コアドリルデバイス(1)の前記使用者による第2の操作によって終了することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 前記振動プロセスは、前記コアドリルデバイス(1)に実装された電子的な機能であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記振動プロセスは、前記コアドリルデバイス(1)のモータ(6)を電流によって振動させることにより行われることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 前記コアドリルデバイス(1)の前記直感的な動作は、センサシステム(3)によって検知されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. 前記センサシステム(3)は、少なくとも1つのジャイロセンサ(3a)を含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 前記コアドリルデバイス(1)の前記直感的な動作は、振動動作を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  9. 請求項1~8のいずれか一項に記載の方法を実施するためのコアドリルデバイス(1)であって、
    前記コアドリルデバイス(1)は、前記コアドリルデバイス(1)の直感的な動作を検知するためのセンサシステム(3)を含むことを特徴とする、
    コアドリルデバイス(1)。
  10. 前記センサシステム(3)は、少なくとも1つのジャイロセンサ(3a)を含むことを特徴とする、請求項9に記載のコアドリルデバイス(1)。
  11. 前記振動プロセスを起動するための追加的なスイッチを必要としないことを特徴とする、請求項9に記載のコアドリルデバイス(1)。
  12. 前記コアドリルデバイス(1)の直感的な動作を認識し、前記直感的な動作の前記認識に対する応答として、前記振動プロセスを開始するように設定された制御デバイス(7)を含むことを特徴とする、請求項9に記載のコアドリルデバイス(1)。
  13. 前記コアドリルデバイス(1)はモータ(6)を含み、前記コアドリルデバイス(1)は、前記モータ(6)を電流によって振動させるように設定されていることを特徴とする、請求項9に記載のコアドリルデバイス(1)。
JP2023561857A 2021-04-26 2022-04-12 コアドリルのコアドリルビットからコアサンプルを取り外す方法及びコアドリル Pending JP2024513124A (ja)

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