JP2024512169A - 皿状製品パッケージを製造するための装置および方法 - Google Patents

Abstract

本発明の目的は、皿状製品パッケージを製造するための装置および方法であり、該装置は、製品パッケージ用の成形ステーション（１０）を備え、この成形ステーションには、二次成形型（２１）を有する二次ツール（２０）、加熱ステーション、および製品パッケージに成形されるシート状繊維ベースブランクを製品パッケージの成形に供給するための一次成形型（１９）を有する一次ツール（１８）が接続される。該装置はさらに、該装置の機能を制御するための制御システムを備え、該装置には、成形された製品パッケージに内側ライニングとして機能するフィルムを提供するためのフィルムトラック（１２）が接続される。好ましくは、一次ツール（１８）は、横並びの２つ以上の一次成形型（１９）を備える。【選択図】図９

Description

本発明の目的は、請求項１の前提部分で定義される皿状製品パッケージを製造するための装置および請求項１０の前提部分で定義される皿状製品パッケージを製造するための方法である。

当該技術分野において周知であるのは、皿状の食品パッケージおよびそれらを製造するための方法であり、食品パッケージは、例えば板紙または対応する材料で製造され、従来のプラスチックパッケージのように、別個の食品用フィルムでライニングされる。

そのような解決策の１つが、欧州特許第２４４１６９７（Ｂ１）号に示されている。当該特許公報の解決策は、予め切断され互いに分離されている真っ直ぐで折り畳まれていない板紙ブランクから食品パッケージを製造する方法に適用される。この特許によれば、一度に１つの折り畳まれていないブランクが、成形型内で皿状のボウルの形状にプレス成形され、成形されたボウルの内面に別個の食品用フィルムが設けられる。この特許の図１Ａ～図１Ｃは、この製造段階を示している。

前述の特許の説明の段落００３５では、いくつかの箱がプラスチック箔によって一緒に保持され得るように、いくつかの箱を同時に単一のプラスチック箔で被覆することが好ましい場合もあり得ると記載されている。これに関連して、完成した皿がプラスチックフィルムによって一緒に保持されることが特に強調される。しかしながら、これに関連して、ブランクを成形型に圧入することについては何も述べられていないが、この表現から、ブランクが成形型に圧入される段階において、ブランクが既に分離されていると仮定される。また、明細書は、他の部分で、別個のブランクを成形型に圧入することを立証しており、したがって、この特許は、どの段階においても、ブランクを成形型に圧入するときに２つ以上のブランクが互いに取り付けられ、同時に２つ以上の成形型が存在するという印象を与えない。

一般的に言えば、当技術分野で知られている解決策では、互いに対して移動しない固定成形型が使用される。その場合、１つの欠点は、成形される製品パッケージがフィルムの浪費を削減するために互いに十分に近接するように、２つの吸引成形型フィーダステーションを使用する必要があることである。一括打ち抜きは、ブランクを製造し、材料の消費を低減するために広く使用されている方法であるが、製品パッケージの成形前に、群をなしたブランクは、通常、１つずつ使用されるように分離される。固定成形型はフィルムの浪費を引き起こし、一方で、製品パッケージを成形する前に打ち抜き群のブランクからブランクを分離することは、ツールおよび完全に別個の作業段階を必要とし、このことはコスト負担になり、生産能力を低下させる。当技術分野で周知されているところでは、ブランク群から分離されたブランクは、通常、手で成形機内に配置されるか、または成形機へのブランクの供給は、ブランクパレットから成形機のブランクマガジンへの中間移送を必要とする。これら全ては、コストおよび処理時間を増大させると共に、エラーの可能性を増やす。

欧州特許第３１４１３７３号は、皿状製品パッケージを製造するための装置および方法を開示している。しかしながら、この解決策は、本発明の解決策とは異なる。

本発明の目的は、上述の欠点を解消し、製造段階において食品用プラスチックを節約する、皿状製品パッケージを製造するための安価で迅速な方法および装置を提供することである。皿状製品パッケージを製造するための本発明の装置は、請求項１の特徴部分に開示されている内容を特徴とする。これに対応して、皿状製品パッケージを製造するための本発明の方法は、請求項１０の特徴部分に開示されている内容を特徴とする。本発明の他の実施形態は、他の請求項に開示されている内容を特徴とする。

この目的を達成するために、皿状製品パッケージを製造するための本発明の装置は、製品パッケージ用の成形ステーションを備え、このステーションには、二次成形型を有する二次ツール、加熱ステーション、および製品パッケージに成形されるシート状の繊維ベースの個々のブランクを製品パッケージの成形に供給するための一次成形型を有する一次ツールが接続される。該装置はまた、該装置の機能を制御するための制御システムを備え、該装置には、成形された製品パッケージに内側ライニングとして機能するフィルムを提供するためのフィルムトラックが接続される。好ましくは、一次ツールは、横並びの２つ以上の一次成形型を備える。さらに、一次ツールは、製品パッケージの２つ以上の個々のブランクであって、横並びで互いに取り付けられた個々のブランクによって形成されたブランク群を二次ツールに供給するための把持手段を備える。

本発明の１つの好ましい解決策では、該装置は、製品パッケージの製造段階において、二次成形型を互いに向かっておよび互いから離れるように移動させるための手段を備える。

本発明はまた、製品パッケージ用の成形ステーションを備える装置であり、成形ステーションには、二次成形型を有する二次ツール、加熱ステーション、および製品パッケージに成形されるシート状の繊維ベースの個々のブランクを製品パッケージの成形に供給するための一次成形型を有する一次ツールが接続され、該装置は、該装置の機能を制御するための制御システムを備え、該装置には、成形された製品パッケージに内側ライニングとして機能するフィルムを提供するためのフィルムトラックが接続される、装置において皿状製品パッケージを製造する方法であり、製品パッケージは、皿状製品パッケージ用の成形型内で個々のブランクの各々を成形することによって製造され、製品パッケージの第２の表面には、内側ライニングとして機能する食品用フィルムが設けられる、方法に関する。好ましくは、該方法は、
・２つ以上の横並びの一次成形型と、製品パッケージに成形される２つ以上の横並びの個々のブランクを備えるシート状ブランク群とが、２つ以上の二次成形型に移送される段階、
・一次成形型が二次成形型の上の垂直線上にあるときに、ブランク群が上部成形型と二次成形型との間に残り、ブランク群の１つの個々のブランクが各上部成形型および各二次成形型の位置にくるように成形型が一緒に押圧される段階、
・製品パッケージの成形が、上部成形型と二次成形型との間にあるブランク群に力を加えることによって行われ、この力によって、ブランク群内の個々のブランクが互いから分離され、分離された個々のブランクが二次成形型内のそれらの位置に圧入される段階、
・成形後、内側ライニングとして機能するフィルムの製品パッケージの第２の表面への止着が、成形された全ての製品パッケージに対して毎回本質的に同時に行われる段階
のうちの１つまたは複数の段階を含む。

本発明の１つの好ましい方法では、一次成形型は、成形後に二次成形型の上から離れるように移動され、成形段階において一次成形型と同じ垂直線上にあった二次成形型は、最も外側の二次成形型の互いからの水平距離が最も外側の一次成形型の互いからの水平距離よりも短い位置まで互いに向かって直線列をなして移動され、その後、製品パッケージの第２の表面への内側ライニングとして機能するフィルムの止着が、成形された製品パッケージの全てに対して毎回本質的に同時に行われる。これに対応して、フィルムを止着した後、二次成形型は、最も外側の二次成形型の互いからの水平距離が最も外側の一次成形型の互いからの水平距離と同じである位置まで互いから離れて直線列をなして移動する。

本発明の別の好ましい方法では、成形後、製品パッケージの第２の表面に内側ライニングとして止着されるフィルムは、各々の横並びの製品パッケージの自身のフィルムトラック上のフィルムから取り出され、このフィルムは、製品パッケージの幅に対して特定の幅のフィルムである。

本発明の解決策の１つの利点は、とりわけ、製品パッケージを製造する速度および成形の精度が向上することである。さらに、本発明の解決策は、配送バッチ当たりより大量の材料の配送を可能にすることによって、食品用フィルムおよびフレーム材料の使用ならびに輸送物流における効率を高める。打ち抜き段階における製品パッケージブランクの緊密に詰まったブランク群は、それらの輸送効率を高める。さらに、１ブランク当たりに必要とされる材料の量が低減され、これはサプライチェーン全体の効率を高める。１つの利点はまた、カーボンフットプリントの低減である。製造段階における別の利点はさらに、各押圧サイクルにおいて皿を形成するための個々のブランクが互いに横並びであるので、より大きなトルクアームによる個々のブランクの位置決めにおける回転誤差の低減である。さらに別の利点は、本発明の解決策が、皿を形成するためのブランクをブランクパレットから直接取り出し、ブランクパレットを用いて、形状に切断されたブランク群を製造ユニットに供給するのを可能にすることである。この場合、個々のブランクを分離する必要がなく、それらを別々に取り扱う必要もない。多数の個々のブランクを１つのブランク群として同時に処理することにより、成形段階が簡略化される。さらに別の主要な利点は、本発明の解決策によるフィルムの浪費の削減である。

以下では、添付図面を参照しながら、いくつかの好ましい実施形態を用いて本発明をより詳細に説明する。

本発明に係る装置および方法を用いて製造された１つの製品パッケージを側方かつ上方から斜めに見た図である。 図１の製品パッケージおよびその内面に止着される食品用フィルムの概略側面図である。 本発明に係る１つのタイプの製品パッケージを製造するための１つのブランク群の上面図である。 図３の製品パッケージを製造するための第２の群のブランクの上面図である。 皿状製品パッケージを製造するための本発明に係る一装置の一部の略示側面図である。 皿状製品パッケージを製造するための図５の一装置の一部の略示正面図である。 シート状ブランク群から２つ以上の皿状製品パッケージを同時に成形するためにブランク群が成形型内に移送される状態にある、皿状製品パッケージを製造するための図５の第２の装置の一部の略示正面図である。 ブランク群を横並びの成形型内に圧入することによって複数の皿状製品パッケージがちょうど成形された状態にある、皿状製品パッケージを製造するための図７の装置の一部の略示正面図である。 装置の二次成形型が互いに向かって移動したか、さらには互いに接触しており、成形されたばかりの製品パッケージの内面の食品用フィルムによるライニングの準備をしている状態にある、皿状製品パッケージを製造するための図７の装置の一部の略示正面図である。

図１は、本発明に係る装置および方法を用いて製造された１つの製品パッケージ１を、側方かつ上方から斜めに見た図であり、製品パッケージのフレーム部分は、基部２と、８つの壁部（すなわち、２つの側壁３、２つの端壁４、および４つのコーナー壁５、コーナー壁は側壁３と端壁４との間にある）とを備える。さらに、製品パッケージ１は、壁部２～４の上縁から外側に延在する縁部６、７を有し、これらの縁部は、製品パッケージの蓋のための本質的に平坦な表面を形成するように配置される。第１の縁部６は製品パッケージ１の側部にあり、第２の縁部７は製品パッケージの端部にある。好ましくは、第１の縁部６の端部および第２の縁部７の端部は、コーナー壁５の垂直中心線上で互いに対して取り付けられ、この場合、第１の縁部６と第２の縁部７との間の継ぎ目５もまた、本質的にコーナー壁５の垂直中心線上にある。

好ましくは、フレーム部分の基部２、壁３～５、および縁部６、７の折り目８には小さな開口部が設けられ、製品パッケージ１の製造段階において、この開口部を通して空気が吸い込まれ得る。開口部は、ミシン目のように連続した開口部であり得、それらのサイズおよび形状は様々であり得る。したがって、それらは、例えば、本質的に円形の開口部または狭いダッシュ形で長方形の開口部であり得る。折り畳みやすくするために、折り目８に筋、または何らかの対応する構造が存在し得る。

好ましくは、製品パッケージ１は、均一な厚さの１つの個別のシート状の繊維ベースのブランクから製造され、このブランクには、必要な切り込み線および折り目８が作られており、切り込み線および折り目は、好ましくは、ミシン目、すなわち、本質的に直線上に等間隔でブランク材料を貫通して作られた前述の開口を含む。

図２は、図１の製品パッケージ１、および食品用フィルム（すなわち、より簡潔にはフィルム１ａ）を形成する、製品パッケージの内面に止着される内側ライニングの側面図であり、内側ライニングは図２の状態ではまだ取り付けられていない。内側ライニングであるフィルム１ａは、例えば食品用のプラスチックであり、使用後にフレーム部分から容易に取り外され得、この場合、繊維ベースのフレーム部分はリサイクルに送られ、フィルム１ａを別個の破片としてプラスチックリサイクルに送られ得る。

内側ライニングとして意図されたフィルム１ａは、フレーム部分に止着され、図示されていない蓋と共にパッケージを気密にするように配置される。フィルム１ａの止着は、例えば、負圧がフレーム部分の下に生成され、この負圧によってフィルム１ａがフレーム部分の内面に付着するように吸引され、フィルム１ａがその特性によってフレーム部分の内面に密着するように行われる。この止着は、フレーム部分とその内側に配置されたフィルム１ａとの間から負圧によってフレーム部分を介して空気を吸い出すことによって行われる。吸引効果を強め、パッケージの形状への折り畳みを容易にするために、製品パッケージに折り目８があり、製品パッケージ１の内面へのフィルム１ａの吸引は、前記折り目の開口を介して行われる。

上述した方法では、内側ライニングであるフィルム１ａは、フレーム部分の内面に漏れ止め状態で取り付けられ、同時に皿構造全体をより頑丈なものにする。

本発明の方法では、皿状製品パッケージ１のフレーム部分の２つ以上、好ましくは例えば２つ、４つまたは８つのユニットが、本質的に直線状のブランク群９を成形型ツールで機械的に、かつ負圧および／または正圧によって皿状の製品パッケージ１に折り畳むことによって、同じ成形サイクルで製造される。同じ成形サイクルで製造された製品パッケージ１の縁部６、７の内面および上面にも、前述のフィルム１ａが本質的に同時に設けられ、フィルム１ａは、好ましくは製品パッケージ１の成形直後に製品パッケージ１に止着される。以下において、製品パッケージ１の製造およびフィルムの止着についてより詳細に説明する。

図３および図４は、本発明の装置を用いて製品パッケージ１を製造するときに本発明の方法において使用されるブランク群９の上面図である。好ましくは、ブランク群９は、製品パッケージの２つ以上の個々のブランク９ａを含み、個々のブランクは横並びである。適切には、例えば、２つ、３つ、４つ、５つ、６つ、またはそれ以上の個々のブランク９ａが、１列に横並びで互いに取り付けられている。好ましくは、同じブランク群９内の製品パッケージ１の全ての個々のブランク９ａは、互いに類似しており、互いに横並びに取り付けられ、継ぎ目８ａで分離されている。継ぎ目８ａは、製品パッケージ１の成形段階において個々のブランク９ａが互いに分離される穴または他の弱化点を有するミシン目タイプの継ぎ目であり得る。継ぎ目８ａの１つの好ましい構造は、継ぎ目に長く直線状の薄い間隙があり、さらに継ぎ目を横切る狭いブリッジがあり、狭いブリッジが隣接する個々のブランク９ａを互いに取り付けるような構造である。継ぎ目８ａは単なる切れ目であってもよく、個々のブランク９ａを成形型内で折り畳む直前に、横並びの個々のブランク９ａがこの切れ目に沿って互いに切断される。

図４は、ブランク群９を示しており、このブランク群９は、図３に示されたブランク群９と同様であるが、ここでは、ブランク群９は、互いに取り付けられた２列の個々のブランク９ａを含む。この場合、個々のブランク９ａは、それらの側縁部およびそれらの端縁部の両方において互いに取り付けられている。適切には、例えば、２つ、３つ、４つ、５つ、６つ、またはそれ以上の個々のブランク９ａが、２列以上の列になって横並びで互いに取り付けられている。成形段階において、個々のブランク９ａは、継ぎ目８ａの位置で互いの側縁部から分離され、継ぎ目８ｂの位置で互いの端縁部から分離される。継ぎ目８ａ、８ｂは、図３のブランク群９に関連して説明したものと同様であり得る。

図５は、皿状製品パッケージを製造するための本発明に係る一装置の一部の略示側面図である。明確にするために、図５は、装置の構造の一部のみ、および示される構成要素の構造のいくつかの部分のみを示す。

該装置は、皿状製品パッケージ用の成形ステーション１０を備え、この成形ステーションには、支持構造体１８ａと横方向支持体１８ｂと一次成形型１９とを有し、送り込みツールとして機能する一次ツール１８、二次成形型２１を有し、受け取りツールとして機能する二次ツール２０、ホットプレートおよび切断装置を有する加熱ステーション２３、およびリフト手段を有する受け取りステーション２４が接続される。二次成形型２１には負圧を発生させる吸引機能が設けられているので、二次成形型２１を吸引成形型と呼ぶこともできる。該装置はまた、装置の機能を制御するために装置に接続された制御システムを備える。

さらに、該装置には、フィルムロール１１上にある食品用プラスチックを含む薄いフィルムを成形ステーション１０に通過させて移動させるための折りロール１３～１６が設けられたフィルムトラック１２が接続される。フィルムロール１１、１７およびフィルムを有するフィルムトラック１２は、横並びで成形される全ての製品パッケージ１に共通であり得、この場合、１つのフィルムトラック１２のみが存在し得、または、成形される各製品パッケージ１に対してフィルムロール１１、１７およびフィルムを有する自身のフィルムトラック１２が存在し得、この場合、横並びで成形される製品パッケージ１と同数の横並びのフィルムトラック１２が存在する。

各フィルムは、少なくとも２つの連続した部分、すなわち、フィルムロール１１を出て、加熱ステーション２３に接続された切断装置の位置で終わる第１の（すなわち、無傷の未切断）部分１２ａと、前述の切断装置の位置で始まり、残留フィルムロール１７で終わる第２の（すなわち、切断残留）部分１２ｂとを含む。

成形ステーション１０において、フィルムの無傷の第１の部分１２ａから切り取られた部分、すなわち内側ライニング用のフィルム１ａは、成形ステーション１０においてブランク群９から成形された皿状製品パッケージ１の第２の表面、好ましくは上面に止着され、この部分を内面と呼ぶこともできる。切断および止着の後、切り欠きを含むフィルムの第２の部分、すなわち残留フィルム１２ｂは、折りロール１４～１６によって案内されるフィルムトラック１２に沿って残留フィルムロール１７へと送られる。

フィルムの幅は、できるだけ狭いが、ブランク群９の幅と同じ大きさであり、切断後に残留フィルム１２ｂの両縁部に薄いストリップが残るようにブランク群９の幅に対応し、このストリップは残留フィルム１２ｂを残留フィルムロール１７へと走行させることができる。

加熱ステーション２３およびそのホットプレート（前記ホットプレートは互いに並べて配置される）は、成形ステーション１０において、好ましくは二次成形型２１およびフィルムの無傷の第１の部分１２ａの真上にあり、各ホットプレートは１つの二次成形型２１の上にある。ホットプレートの数は、ブランク群９内の横並びの個々のブランク９ａの数と同じである。

一次ツール１８内の一次成形型１９は、一直線上に横並びで固定される。一次成形型１９の数、大きさおよび相互配置は、ブランク群９内の個々のブランク９ａの数、大きさおよび相互配置に対応する。一次ツール１８は、ブランクパレット２２から二次成形型２１へブランク群９を移送するためのアクチュエータを備える。アクチュエータは、例えば、一次ツール１８を水平方向かつ垂直方向に前後に移動させるための手段と、一次成形型１９がブランク群９の上面を（例えば吸引によって）把持するための手段と、ブランク群９を二次成形型２１の上部の正しい位置まで下げるための手段とを備える。この手段はまた、とりわけ、様々なセンサおよび測定装置を備える。

好ましくは、加熱ステーション２３の直下には、二次成形型２１と吸引ホース２８とを有する二次ツール２０があり、吸引ホース２８を介して二次成形型２１内で吸引が可能になる。二次成形型２１は、互いに横並びで直線列に固定されている。皿状製品パッケージ１のフレームを成形するために、二次成形型２１の数、サイズおよび相互配置は、一次成形型１９およびブランク群９の個々のブランク９ａの数、サイズおよび相互配置に対応する。さらに、該装置は、二次成形型２１を少なくとも垂直方向に前後に移動させ、特定の実施形態では水平方向にも前後に移動させるためのアクチュエータを備える。

リフト手段を備えた受け取りステーション２４は、二次成形型２１の近くで成形ステーション１０の前部に配置されることが好ましい。内側ライニングとして機能するフィルム１ａを止着した後、製品パッケージ１は、例えば、前後に移動する把持手段の助けによって、二次成形型２１から受け取りステーション２４に移送される。受け取りステーション２４から、内側ライニングが設けられた製品パッケージ１は、さらなる処理、例えば、充填および蓋固定に移送され、それに関連して、目的の食品ポーションまたは食品が製品パッケージ内に配置される。

図６は、皿状製品パッケージを製造するための図５の一装置の一部の略示正面図である。図６の装置および方法において、製品パッケージ１の成形は、一度に４つの製品パッケージを成形する群として実行される。この解決策では、二次成形型２１は、横方向に互いに対して常に静止状態に保持され、フィルムの浪費を最小限に抑えるために、内側ライニングに使用されるフィルムは、成形される各製品パッケージ１の幅に対して特定の寸法に、できるだけ狭くなるように、幅方向に予め切断される。成形される各製品パッケージ１に対して、フィルムロール１１、１７を有する専用のフィルムトラック１２があり、すなわち、この場合、横並びの４つのフィルムトラック１２がある。フィルムトラック１２上のフィルムの互いからの水平距離は、二次成形型２１の互いからの水平距離に対応する。各フィルムトラック１２は、独自の折りロール１３～１６を有し得る、または４つのフィルムトラック１２全てにわたって延在する、全てのフィルムトラック１２のロールごとに１つの共通ロールのみを有し得る。

図６は、製品パッケージ１を成形するために、一次ツール１８が１つのブランク群９を二次成形型２１上へと運んでいる状態を示している。明確にするために、図６には、折りロール１４の後ろのフィルムの第１の部分１２ａの上方に加熱ステーション２３が示されていない。残留フィルム１２ｂには、内側ライニングに使用されるフィルム１ａが切り抜かれた開口部２５が見られる。開口部２５間には、動作を保護するために残留フィルム１２ｂを可能な限り無傷に保つための短い横方向フィルムブリッジがある。

本発明の方法の説明において、２つの方法および装置が以下に提示されており、この場合、製品パッケージ１の成形は、一度に１つのそのようなブランク群９で行われ、ブランク群は、一列に横並びの４つの個々のブランク９ａを含み、１つの個々のブランクは、片側で別のブランクの片側に取り付けられる。本発明の方法では、皿状製品パッケージ１の成形、および内側ライニングに使用されるフィルム１ａの第２の表面（好ましくは内表面）への止着は、例えば以下のように行われる。

成形段階の開始時に、ブランク群９が、例えば吸引によって、ブランクパレット２２上にあるブランクスタックから取り出され、二次ツール２０内の二次成形型２１の上に移送される。好ましくは、ブランク群９は、片側で互いに取り付けられた４つの個々のブランク９ａを含む。好ましくは、二次成形型２１は、一次成形型２１の数、サイズおよび相互配置が、ブランク群９内の製品パッケージ１の個々のブランク９ａの数、サイズおよび相互配置に対応するように、互いに並べて配置される。

ブランク群９が一次成形型１９によって支持された二次成形型２１の上方にあるとき、ブランク群の１つの個々のブランク９ａは常に１つの二次成形型２１の位置にあり、上部成形型または二次成形型２１のいずれかは、上部成形型および二次成形型が互いに対して押圧し、ブランク群９が上部成形型と二次成形型との間に残るように、全て同時に移動する。

この後、製品パッケージ１の成形は、従来技術に従って個々のブランク９ａを、機械的に、および／または吸引によって、および／または圧力によって、二次成形型２１内のそれらの位置へと圧入することによって行われる。この方法では、ブランク群９内にあった全ての個々のブランク９ａが同時に製品パッケージ１に成形される、すなわち、この場合、４つの製品パッケージ１が同時に成形される。

成形後、製品パッケージ１の内面の縁部６、７の上面に内側ライニングとしてフィルム１ａが止着される。この機能のために、製品パッケージ１を有する二次成形型２１が、フィルムトラック１２上にあるフィルムの第１の部分１２ａの底面へと持ち上げられ、製品パッケージ１の位置にある加熱ステーション２３のホットプレートが、フィルムの第１の部分１２ａの上面に押し付けられる。全ての製品パッケージ１の上面へのフィルム１ａの本質的に同時の止着は、従来技術に従って、機械的圧力ならびに吸引および／または圧力の両方によって行われる。

フィルム１ａを止着した後、二次成形型２１は、次の成形サイクルを待つために所定位置まで下げられ、製品パッケージ１は二次成形型から受け取りステーション２４に取り出される。

この後、成形段階の作業サイクルが最初から開始され得る。

図７～図９は、皿状製品パッケージを製造するための本発明に係る１つの第２の好ましい方法および装置を示す。この解決策では、本発明に係る装置は、該装置が二次成形型２１を互いに向かっておよび互いから離れるように移動させるための手段を備えるという点においてのみ、上記で提示された装置とは異なる。同様に、該装置は、二次成形型２１の移動を制御する目的に適した制御システムおよびセンサ・測定装置を備える。

二次成形型２１を互いに対して移動させるための手段は、好ましくは、リニアサーボモータ、空気圧シリンダまたは油圧シリンダなどの１つまたは複数のアクチュエータ２７を備え、アクチュエータ２７は、好ましくは該装置の制御システムに接続され、ガイドレール２６上の二次成形型２１を成形型列の方向に互いに向かっておよび互いから離れるように移動させるように構成される。製品パッケージ１の成形段階において、二次成形型２１は互いからより離れており、内側ライニングとして意図されたフィルム１ａの止着段階において、二次成形型２１は互いにより近くなり、好ましくは本質的に互いに接触している。１つの好ましい解決策では、最も外側の二次成形型２１は、その位置にしっかりと留まるように配置され、他の二次成形型２１は、最も外側の二次成形型２１に向かっておよびそれから離れるように移動するように配置される。この配置はまた、全ての二次成形型２１が互いに向かっておよび互いから離れるように行われ得る。第２の好ましい解決策は、二次成形型２１を横並びで組み合わせることに関連して、全ての二次成形型２１を、アクチュエータ２７を使用して組み合わせるために、成形段階における最も外側の両方の二次成形型の位置に対して側方へ同方向に移動させ、後退させることである。

この解決策は、フィルムの浪費を非常に少なくすることができるので、この解決策では、図６に示されている方法を実施する装置の場合よりも狭い、折りロール１３～１６とフィルムロールおよび残留フィルムロール１１、１７とを有するフィルムトラック１２を使用する必要がある。二次成形型２１がフィルム１ａの止着段階で互いに完全に接触していない場合、フィルムの長手方向のウェブが二次成形型２１間の間隙の位置で残留フィルム１２ｂに残り得、この場合、１つの広い開口部２５ではなく、残留フィルム１２ｂに横並びの狭い口部２５の列が存在する。

図７は、横並びの４つの個々のブランク９ａを含むブランク群９が、シート状のブランク群９から４つの皿状製品パッケージ１を同時に成形するために二次成形型２１に移送されている状態を示している。図８は、ブランク群９の個々のブランク９ａを横並びの二次成形型２１に圧入することによって、複数の皿状製品パッケージがちょうど成形された状態を示している。図７および図８の方法段階は、図６の方法段階と同じであり得る。

これに対応して、図９は、該装置の二次成形型２１が互いに対して移動され、成形されたばかりの製品パッケージ１の内面を内側ライニングを形成するフィルム１ａで覆う準備をしている状態を示している。一度に製造される製品パッケージ１が成形されると、一次成形型１９を有する一次ツール１８は、二次成形型２１の軌道から離れるように移送され、互いに離間された列の二次成形型２１は、１つまたは複数のアクチュエータ２７によって互いに向かって、好ましくは互いに対して移送される。

この後、製品パッケージ１と共に、互いに接触しているかまたは少なくとも成形段階よりも近くにある二次成形型２１が、フィルムトラック１２上にあるフィルムの第１の部分１２ａの底面へと持ち上げられ、製品パッケージ１の位置にある加熱ステーション２３のホットプレートが、フィルムの第１の部分１２ａの上面に押し付けられる。全ての製品パッケージ１の上面への内側ライニングであるフィルム１ａの同時の止着は、従来技術に従って、機械的圧力によって、さらに吸引および／または圧力によって行われる。

フィルム１ａを止着した後、二次成形型２１は、次の成形サイクルを待つために所定位置まで下げられ、１つまたは複数のアクチュエータ２７によって成形段階のための位置まで互いから離れるように移送され、製品パッケージ１は二次成形型から受け取りステーション２４に取り出される。製品パッケージ１は、二次成形型２１を成形段階のための位置まで移送する前にも、二次成形型２１から取り出され得る。

この後、成形段階の作業サイクルが最初から開始され得る。

本発明は上述の実施例のみに限定されず、以下に提示される特許請求の範囲内で変更され得ることが当業者には明らかである。したがって、例えば、いくつかの構造的解決策もまた、上記で提示されたものとは異なり得る。この場合、例えば、ブランク群内で横並びに次々に並んだ個々のブランクの数を変えることができる。例えば、２つ、３つ、４つ、５つ、６つ、７つ、８つ、またはそれ以上の個々のブランクが横並びで存在してもよく、１つではなく、２つ、３つ、４つ、５つ、６つ、７つ、８つ、またはそれ以上の個々のブランクが次々に存在してもよい。

さらに、製品パッケージがリサイクル可能な繊維材料以外の他の材料から作られてもよいことは、当業者には明らかである。したがって、製品パッケージのフレーム部分は、段ボール以外の何らかの他の折り畳み可能な材料から製造可能である。製品パッケージのフレーム部分は、例えば、異なる板紙、ボール紙もしくは紙から、さらには織布から、または異なる材料の組み合わせから製造可能である。

製造に関連して内側ライニングを止着する際の補助として正圧を使用することもでき、この正圧によって内側ライニングが製品パッケージのフレーム部分の内面に押し付けられることも、当業者には明らかである。そのような場合、該装置は、内側ライニングの止着段階において、製品パッケージのフレーム部分に対して内側ライニングの反対側に正圧を生成するための手段を備える。正圧、すなわちこの場合にはブローイングによる正圧は、製品パッケージの縁部上の内側ライニングフィルムの形成を促進する。

フィルムトラックが、成形される製品パッケージの長手方向に対して横断方向であってもよいことも、当業者には明らかである。この解決策では、二次成形型は、横方向に互いに対して常に静止状態に保持されるか、または内側ライニングとして機能するフィルムを止着する前に、二次成形型が上述の方法で一緒に移動され、フィルムの浪費を最小限に抑えるために、フィルムトラック上のフィルムは、フィルムの幅方向に、成形される各製品パッケージの長さに対して、できるだけ狭くなるように特定の寸法に予め切断される。同時に成形される各々の製品パッケージ列のためのフィルムロールを有する専用のフィルムトラックが存在するのが好ましい。

１つのブランク群の全ての個々のブランクを同時にライニングすることができる、ある１つの幅のフィルムの代わりに、より狭いフィルムを本発明に係る解決策において使用することも可能であることも当業者には明らかである。このような場合、例えば、ブランク群の個々のブランクの数の半分（例えば、ブランク群に４つの個々のブランクがある場合、２つの個々のブランク）をカバーするのに十分な幅をそれぞれが有する２つの横並びのフィルムが使用される。

また、上記の実施形態で説明した垂直動作方向の代わりに、多くの機能を他の方向、例えば水平方向に実装できることも当業者には明らかである。この場合、一次成形型を有する一次ツールおよび二次成形型を有する二次ツールは、垂直面上で互いに同一線上で動作する必要はなく、代わりに別の平面、例えば水平面で動作する必要がある。

Claims (14)

1. 皿状製品パッケージを製造するための装置であり、前記装置は製品パッケージ用の成形ステーション（１０）を備え、前記成形ステーション（１０）には、二次成形型（２１）を有する二次ツール（２０）、加熱ステーション（２３）、および製品パッケージ（１）に成形されるシート状の繊維ベースの個々のブランク（９ａ）を製品パッケージの成形に供給するための一次成形型（１９）を有する一次ツール（１８）が接続され、前記装置は、前記装置の機能を制御するための制御システムを備え、前記装置には、成形された製品パッケージ（１）に内側ライニングとして機能するフィルム（１ａ）を提供するためのフィルムトラック（１２）が接続される、装置であって、前記一次ツール（１８）は、横並びの２つ以上の一次成形型（１９）を備えること、および前記装置は、前記製品パッケージ（１）の成形後に横並び二次成形型（２１）を互いに向かっておよび互いから離れるように移動させるための手段を備え、この場合、前記二次成形型（２１）を互いに向かっておよび互いから離れるように移動させるための手段は、前記装置の前記制御システムに接続された１つまたは複数のアクチュエータ（２７）を備えることを特徴とする装置。
2. 前記一次ツール（１８）は、製品パッケージ（１）の２つ以上の個々のブランク（９ａ）であって、横並びで互いに取り付けられた個々のブランク（９ａ）によって形成されたブランク群（９）を二次ツール（２０）に供給するための把持手段を備えることを特徴とする、請求項１に記載の装置。
3. 前記一次ツール（１８）内の前記一次成形型（１９）間の水平距離は、前記一次ツール（１８）によって供給されるブランク群内の前記横並びの個々のブランク（９ａ）間の水平距離と本質的に同じであることを特徴とする、請求項１または請求項２に記載の装置。
4. 一次ツール（１８）内の一次成形型（１９）の数は、前記一次ツール（１８）によって供給されるブランク群（９）内の個々のブランク（９ａ）の数と本質的に同じであることを特徴とする、請求項３に記載の装置。
5. 二次成形型列の１つの二次成形型（２１）は、定位置に留まるように配置され、前記二次成形型列の他の二次成形型（２１）は、アクチュエータ（２７）によって前記固定二次成形型（２１）に向かってさらに前記固定二次成形型（２１）から離れる両方に移動するように配置されることを特徴とする、請求項１～請求項４のいずれか一項に記載の装置。
6. 前記二次成形型列の全ての二次成形型（２１）は、アクチュエータ（２７）を使用して、前記二次成形型（２１）を組み合わせるために成形段階の最も外側の二次成形型の一方または他方の位置に対して側方へ同方向に移動し、後退するように配置されることを特徴とする、請求項１～請求項５のいずれか一項に記載の装置。
7. 前記フィルムトラック（１２）のフィルムの幅は、一次成形型列の２つの最も外側の一次成形型（１９）の外縁間の水平距離よりも短いことを特徴とする、請求項１～請求項６のいずれか一項に記載の装置。
8. 前記装置には、横並びの２つ以上のフィルムトラック（１２）であって、製品パッケージ（１）のブランク群（９）内の横並びの個々のブランク（９ａ）に対して１つのフィルムトラック（１２）、または製品パッケージ（１）のブランク群（９）内の横並びの２つ以上の個々のブランク（９ａ）の各々に対して１つのフィルムトラック（１２）が接続されることを特徴とする、請求項１～請求項４のいずれか一項に記載の装置。
9. 前記横並びのフィルムトラック（１２）の長手方向中心線間の水平距離は、前記二次成形型（２１）の中心点間の水平距離と同じであることを特徴とする、請求項８に記載の装置。
10. 製品パッケージ（１）用の成形ステーション（１０）を備える装置であり、前記成形ステーションには、二次成形型（２１）を有する二次ツール（２０）、加熱ステーション（２３）、および製品パッケージ（１）に成形されるシート状の繊維ベースの個々のブランク（９ａ）を製品パッケージ（１）の成形に供給するための一次成形型（１９）を有する一次ツール（１８）が接続され、前記装置は、前記装置の機能を制御するための制御システムを備え、前記装置には、成形された製品パッケージ（１）に内側ライニングとして機能するフィルム（１ａ）を提供するためのフィルムトラック（１２）が接続される装置において、皿状製品パッケージを製造する方法であり、前記方法において、製品パッケージ（１）は、皿状製品パッケージ（１）用の二次成形型（２１）内で個々のブランク（９ａ）の各々を成形することによって製造され、製品パッケージの第２の表面には、内側ライニングとして機能する食品用フィルム（１ａ）が設けられる、方法であって、
    ２つ以上の横並びの一次成形型（１９）と、製品パッケージ（１）に成形するための２つ以上の横並びの個々のブランク（９ａ）を備えるシート状ブランク群とが、２つ以上の二次成形型（２１）に移送される段階、
    前記一次成形型（１９）が前記二次成形型（２１）の上の垂直線上にあるときに、前記ブランク群（９）が前記一次成形型（１９）と前記二次成形型（２１）との間に残り、１つの個々のブランク（９ａ）が各々の一次成形型および二次成形型の位置にくるように前記成形型が一緒に押圧される段階、
    前記製品パッケージ（１）の成形が、前記一次成形型と前記二次成形型との間にある前記ブランク群（９）に力を加えることによって行われ、この力によって、前記ブランク群（９）内の前記個々のブランク（９ａ）が互いから分離され、前記分離された個々のブランク（９ａ）が前記二次成形型（２１）内のそれらの位置に圧入される段階、
    成形後、内側ライニングとして機能する前記フィルム（１ａ）の前記製品パッケージ（１）の前記第２の表面への止着が、前記成形された全ての製品パッケージ（１）に対して毎回本質的に同時に行われる段階、
    成形後、前記一次成形型（１９）は、前記二次成形型（２１）の上から離れるように移動され、前記成形段階において前記一次成形型（１９）と同じ垂直線上にあった前記二次成形型は、最も外側の前記二次成形型（２１）の互いからの水平距離が最も外側の前記一次成形型（１９）の互いからの水平距離よりも短い位置まで互いに向かって直線列をなして移動され、その後、前記製品パッケージ（１）の前記第２の表面への内側ライニングとして機能する前記フィルム（１ａ）の止着が、前記成形された製品パッケージ（１）の全てに対して毎回本質的に同時に行われる段階
    のうちの１つまたは複数の段階を含むことを特徴とする方法。
11. 前記フィルム（１ａ）を止着した後、前記二次成形型（２１）は、前記最も外側の二次成形型（２１）の互いからの水平距離が前記最も外側の一次成形型（１９）の互いからの水平距離と同じである位置まで互いから離れて直線列をなして移動することを特徴とする、請求項１０に記載の方法。
12. 前記二次成形型（２１）が移動して、好ましくは最も外側の１つ二次成形型（２１）がその位置にしっかりと留まるように配置される場合、他の二次成形型（２１）は前記最も外側の１つの二次成形型（２１）に向かっておよびそれから離れるように移動する、請求項１０または請求項１１に記載の方法。
13. 前記二次成形型（２１）が移動しているとき、全ての前記二次成形型（２１）は、前記最も外側の二次成形型（２１）の側部に向かって同方向に移動し、後退することを特徴とする、請求項１０または請求項１１に記載の方法。
14. 成形後、前記製品パッケージ（１）の前記第２の表面に内側ライニングとして止着される前記フィルム（１ａ）は、各々の横並びの製品パッケージ（１）の自身のフィルムトラック（１２）上のフィルムから取り出され、前記フィルムは、前記製品パッケージ（１）の幅に対して特定の幅のフィルムであることを特徴とする、請求項１０に記載の方法。

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