JP2024512066A - NR2Bの負のアロステリックモジュレーターである新規なシクロペンタ[c]ピロール - Google Patents

NR2Bの負のアロステリックモジュレーターである新規なシクロペンタ[c]ピロール Download PDF

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phenoxyhexahydrocyclopenta
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パトリック ヒーリー,マーク
パン,ユエ
ヤーピン ワン,ケイト
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ノバルティス アーゲー
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Abstract

本開示は、式(I)の化合物【化1】TIFF2024512066000138.tif4498またはその薬学的に許容される塩;本開示の化合物を製造するための方法、およびその治療的使用を提供する。本開示は、薬理学的活性剤と医薬組成物との組合せをさらに提供する。

Description

本開示は、NR1/NR2B受容体活性を選択的にモジュレートする化合物に関する。
NMDA受容体は、おそらくヒト脳における重要なシグナル伝達機序である。脳は、過去の情報を保存し、この情報を現在の背景において分析して応答し、未来の計画を立てることをヒトが機能できるように複雑な整理された情報を処理する。これらの信じられないほど複雑な計算は、神経細胞間の伝達のためのノードであるシナプス(ヒト脳において約60兆個存在すると推測されている)の強度を断続的に調整することによって分子レベルで介在されている。
グルタミン酸は、脳における主要な興奮性神経伝達物質であり、これらのシナプスの80%が利用される。NMDA受容体は、グルタミン酸を使用してシナプス伝達を介在する3種類のクラスのうちの1つである。NMDA受容体は、シナプスの強度の調節、すなわち、シナプス可塑性の調節において重要な役割を果たす。したがって、NMDA受容体は、脳機能、特に学習および記憶の認知機能の分子の中核にある。これらの事実は、広範囲の神経精神医学的疾患および認知機能障害を処置するための、新規の薬物を用いてNMDA受容体機能をモジュレートする広範囲な治療的有用性の基礎となる。
NMDA受容体機能の分子的基盤は次第によく理解されてきている。NMDA受容体は、2種類のNR1サブユニットおよび2種類のNR2サブユニットの4種類のタンパク質サブユニットからなる。単一の遺伝子に由来するNR1サブユニットは、脳全体にわたって遍在的に発現し、全てのNMDA受容体に共通である。しかし、4種類の異なるNR2サブユニットであるNR2A~Dは、異なる脳領域において、特定の領域内のニューロンの異なる集団によって差時的に発現する別々の遺伝子に由来する。さらに、個々のニューロンは1種類を超えるNR2サブユニットを発現する場合があり、このようなニューロンによって発現される個々のNMDA受容体は、同じNR2サブユニットのうちの2種類(例えば、2種類のNR2Bサブユニット)または2種類の異なるサブユニット(1種類はNR2A、もう1種類はNR2Bサブユニット)を含む場合がある。したがって、1種類のNR2サブユニットの活性を選択的にモジュレートする薬物は、標的サブユニットのうちの2種類、または標的サブユニットのうちの1種類のみを発現する受容体においてもモジュレートする場合がある。したがって、NR1/NR2B受容体と関連する疾患のための新規の処置が必要とされている。
本開示のさまざまな実施形態が本明細書において記載される。
ある特定の態様の範囲内で、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩が本明細書において提供される:
Figure 2024512066000002
別の態様において、本開示は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を提供する。
本開示はさらに、2種類のNR2Bサブユニット、または1種類の他のNR2サブユニットと組み合わせたもう1種類のNR2Bサブユニット(すなわち、NR2A/NR2B、NR2B/NR2C、またはNR2B/NR2D受容体)を含む受容体を包含するNR2Bサブユニットを含む、NMDA受容体活性を選択的にモジュレートする化合物に関する。このような化合物は、NR2B含有NMDA受容体活性を低下させることができる。本開示はまた、このような化合物の治療的使用に関する。
さらなる態様において、本開示は、治療有効量の化合物を投与することを含む治療法において、特に、パーキンソン病、ハンチントン病、レット症候群、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、発作性障害、自閉症、自閉症スペクトル障害、脆弱X症候群、結節性硬化症、ダウン症候群、疼痛、片頭痛、耳鳴、双極性障害、強迫性障害、不安障害、外傷後ストレス障害(PTSD)、コカイン使用による障害、大鬱病性障害、難治性もしくは処置抵抗性抑鬱、または自殺傾向の処置において使用するための式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
したがって、本開示は式(I)の化合物:
Figure 2024512066000003
またはその薬学的に許容される塩を提供する(式中、
は、C3~8シクロアルキル、3から7員ヘテロシクリル、フェニル、ナフチル、またはヘテロアリールであり、これらはそれぞれ、1つまたは複数のRで必要に応じて置換されており;
は、OH、CN、ハロゲン、OR、SH、SR、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、NH、NHR、ヒドロキシC1~6アルキル、N(R)(R’)、NHS(O)、またはNHCORであり;
は、H、O、またはOHであり;
は、HまたはOHであり;
は、ハロゲン、OH、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、OR、CN、NH、NHR、N(R)(R’)、SH、SR、SOR、SO、SONHR、SON(R)(R’)、CONH、CONHR、またはCON(R)(R’)であり;
各RおよびR’は、H、O-C1~6アルキル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルからなる群から独立して選択され;
Bは、NまたはCRxであり;
各Rxは、独立して、H、C1~3アルキル、またはハロゲンであり;
各nは、独立して、0、1、または2である)。
1つの実施形態は式(II)の化合物:
Figure 2024512066000004
またはその薬学的に許容される塩である(式中、
は、OH、CN、ハロゲン、OR、SH、SR、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、NH、NHR、ヒドロキシC1~6アルキル、N(R)(R’)、NHS(O)、またはNHCORであり;
は、H、O、またはOHであり;
は、HまたはOHであり;
は、ハロゲン、OH、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、OR、CN、NH、NHR、N(R)(R’)、SH、SR、SOR、SO、SONHR、SON(R)(R’)、CONH、CONHR、またはCON(R)(R’)であり;
各RおよびR’は、H、O-C1~6アルキル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルからなる群から独立して選択され;
Bは、NまたはCRxであり;
各Rxは、独立して、H、C1~3アルキル、またはハロゲンであり;
各nは、独立して、0、1、または2である)。
別の実施形態は式(III)の化合物
Figure 2024512066000005
またはその薬学的に許容される塩である(式中、
は、ハロゲンであり;
は、HまたはOHであり;
は、HまたはOHであり;
は、ハロゲンであり;
各Aは、独立して、NまたはCHであり、ただし、一方のAがNである場合、他方のAはCHであり;
Bは、NまたはCHであり;
各nは、独立して、0、1、または2である)。
別の実施形態は式IIIaの化合物:
Figure 2024512066000006
またはその薬学的に許容される塩である。
別の実施形態は式IIIbの化合物:
Figure 2024512066000007
またはその薬学的に許容される塩である。
別の実施形態は式IIIcの化合物:
Figure 2024512066000008
またはその薬学的に許容される塩である。
別の実施形態は式IIIdの化合物:
Figure 2024512066000009
またはその薬学的に許容される塩である。
別の実施形態は式IIIeの化合物:
Figure 2024512066000010
またはその薬学的に許容される塩である。
別の実施形態は式IIIfの化合物:
Figure 2024512066000011
またはその薬学的に許容される塩である。
別の実施形態において、RはFである。
別の実施形態において、Rは、FまたはClである。
別の実施形態において、RはHである。
別の実施形態において、RはOHである。
別の実施形態において、RはHである。
別の実施形態において、RはOHである。
別の実施形態において、BはNである。
別の実施形態において、BはCHである。
別の実施形態において、AはNであり、ただし、一方のAがNである場合、他方のAはCHである。
別の実施形態において、AはCHである。
別の実施形態において、Rは、CN、ハロゲン、OR、SH、SR、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、またはヒドロキシC1~6アルキルである。
別の実施形態において、Rは、ハロゲン、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、またはヒドロキシC1~6アルキルである。
別の実施形態において、Rは、ハロゲン、C1~6アルキル、またはハロC1~6アルキルである。
別の実施形態において、Rは、ハロゲン、OH、C1~6アルキル、OR、CN、SH、またはSRである。
別の実施形態においてRは、ハロゲン、OH、C1~6アルキル、またはORである。
別の実施形態において、Rは、ハロゲン、OH、またはC1~6アルキルである。
具体的な化合物としては:
(3aS,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-5-((3-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)-2-(4-ヒドロキシフェネチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-5-((3-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)-2-(4-ヒドロキシフェネチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-5-((2-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)-2-(4-ヒドロキシフェネチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-5-((2-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)-2-(4-ヒドロキシフェネチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-(2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aR,5R,6aS)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-(2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
(3aS,5S,6aR)-5-((2-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)-2-(2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;および
(3aR,5R,6aS)-5-((2-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)-2-(2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール、またはその薬学的に許容される塩がある。
1つの実施形態は、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物である。
別の実施形態は、パーキンソン病、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、発作性障害、自閉症、自閉症スペクトル障害、脆弱X症候群、結節性硬化症、ダウン症候群、双極性障害、強迫性障害、不安障害、大鬱病性障害、難治性もしくは処置抵抗性抑鬱、または自殺傾向を処置するための方法であって、治療有効量の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩をその処置を必要とする患者に投与することを含む、方法である。
別の実施形態は、外傷後ストレス障害(PTSD)を処置するための方法である。
別の実施形態は、コカイン使用による障害を処置するための方法である。
別の実施形態は、疼痛および片頭痛を処置するための方法である。
別の実施形態は、レット症候群を処置するための方法である。
別の実施形態は、耳鳴を処置するための方法である。
別段指定のない限り、「本開示の化合物(複数)」または「本開示の化合物(単数)」という用語は、式(I)の化合物、その部分式、および例示された化合物、およびそれらの塩、ならびに全ての立体異性体(ジアステレオ異性体およびエナンチオマーを含む)、回転異性体、互変異性体、および同位体標識化合物(ジュウテリウム置換を含む)、ならびに固有に形成された部分を指す。
定義
本明細書において使用する場合、「ハロゲン」、「ハロゲン化物」、あるいは「ハロ」という用語は、ブロモ、クロロ、フルオロ、またはヨードを指す。
本明細書において使用する場合、「C1~6アルキル」という用語は、炭素および水素原子のみからなり、不飽和を含まず、1から6個の炭素原子を有し、単結合によって分子の残りに結合している、直鎖状または分岐状の炭化水素鎖ラジカルを指す。「C1~4アルキル」という用語は適宜解釈されるべきである。C1~6アルキルの例としては、これらに限定されるものではないが、メチル、エチル、n-プロピル、1-メチルエチル(イソプロピル)、n-ブチル、n-ペンチル、および1,1-ジメチルエチル(t-ブチル)がある。
本明細書において使用する場合、「C3~8シクロアルキル」という用語は、炭素および水素のみを含み、3から8個の環原子を有し、飽和または部分不飽和であってもよい、単環式または多環式ラジカルを指す。C3~8シクロアルキルの例としては、これらに限定されるものではないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンチエニル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、およびシクロオクチルがある。
本明細書において使用する場合、「ヒドロキシC1~6アルキル」という用語は、上記で定義したようなC1~6アルキルラジカルであって、C1~6アルキルラジカルの水素原子のうちの1つがOHによって置き換えられたC1~6アルキルラジカルを指す。ヒドロキシC1~6アルキルの例としては、これらに限定されるものではないが、ヒドロキシ-メチル、2-ヒドロキシ-エチル、2-ヒドロキシ-プロピル、3-ヒドロキシ-プロピルおよび5-ヒドロキシ-ペンチルがある。
本明細書において使用する場合、「ハロC1~6アルキル」という用語は、上記で定義したようなC1~6アルキルラジカルであって、上記で定義したような1つまたは複数のハロラジカルによって置換されたC1~6アルキルラジカルを指す。ハロC1~6アルキルの例としては、これらに限定されるものではないが、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、トリクロロメチル、2,2,2-トリフルオロエチル、1,3-ジブロモプロパン-2-イル、3-ブロモ-2-フルオロプロピル、および1,4,4-トリフルオロブタン-2-イルがある。
本明細書において使用する場合、「アリール」という用語は、芳香族炭化水素環系を指す。アリール基は、単環式環系または二環式環系である。単環式アリール環はフェニルを指す。二環式アリール環はナフチルを指す。アリール基は、式(I)において定義されるような1つまたは複数の置換基で必要に応じて置換されていてもよい。
本明細書において使用する場合、「複素環式」または「ヘテロシクリル」という用語は、1から5個のヘテロ原子を含む、3から8員飽和または部分不飽和の単環式または二環式環を指す。複素環式環系は芳香族ではない。1つを超えるヘテロ原子を含む複素環式基は、異なるヘテロ原子を含んでいてもよい。複素環式としては、炭素原子が酸化され、環式ケトンまたはラクタム基を形成している環系がある。複素環式としては、硫黄原子が酸化されてSOまたはSOを形成している環系もある。複素環式基は、式(I)において定義されるような1つまたは複数の置換基で必要に応じて置換されていてもよい。複素環式基は、単環式、スピロ、または縮合、または橋掛けの二環式環系である。単環式複素環式化合物は、特に定義されていない限り、3から7個の環原子を有する。単環式複素環式基の例としては、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、1,4-ジオキサニル、モルホリニル、1,4-ジチアニル、ピペラジニル、ピペリジニル、1,3-ジオキソラニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピロリニル、ピロリジニル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピラニル、オキサチオラニル、ジチオラニル、1,3-ジオキサニル、1,3-ジチアニル、オキサチアニル、チオモルホリニルなどがある。縮合複素環式環系は、8から11個の環原子を有し、複素環式環がフェニルまたは単環式ヘテロアリール環に縮合した基を含む。縮合複素環式環の例としては、3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オンイルなどがある。
本明細書において使用する場合、「ヘテロアリール」という用語は、1から5個のヘテロ原子を含む芳香族環系を指す。1つを超えるヘテロ原子を含むヘテロアリール基は、異なるヘテロ原子を含んでいてもよい。ヘテロアリール基は、式(I)において定義されるような1つまたは複数の置換基で必要に応じて置換されていてもよい。ヘテロアリール基は、単環式環系であるかまたは縮合二環式環系である。単環式ヘテロアリール環は5から6個の環原子を有する。二環式ヘテロアリール環は8から10員の原子を有する。ヘテロアリールとしては、これらに限定されるものではないが、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、フラニル、フランザニル(furanzanyl)、チエニル、トリアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トラジニル(trazinyl)、テトラジニル(tetrazinyl)、テトラゾリル、インドニル(indonyl)、イソインドリル、インドリジニル(indolizinyl)、インダゾリル、プリニル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、キナゾリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾピラニル、ベンゾピラニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソキサゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、およびナフチリジニル(naphthyridinyl)がある。
出発材料および手順の選択に応じて、化合物は、可能な立体異性体のうちの1つの形態で、またはこれらの混合物として、例えば、純粋光学異性体として、もしくは立体異性体混合物、例えばラセミ体およびジアステレオ異性体混合物として、不斉炭素原子の数に応じて存在していてもよい。本開示は、ラセミ混合物、ジアステレオマー混合物、および光学的に純粋な形態を含む、全てのこのような可能な立体異性体を含むことを意味する。光学活性(R)-および(S)-立体異性体は、キラルシントンまたはキラル試薬を使用して調製しても、従来技術を使用して分割してもよい。化合物が二重結合を含む場合、置換基は、EまたはZ配置であってもよい。化合物が二置換シクロアルキルを含む場合、シクロアルキル置換基は、シス-またはトランス-配置を有していてもよい。全ての互変異性体も含まれることが意図される。
本明細書において使用する場合、「塩(単数)」または「塩(複数)」という用語は、本開示の化合物の酸付加塩または塩基付加塩を指す。「塩」は特に「薬学的に許容される塩」を含む。「薬学的に許容される塩」という用語は、本開示の化合物の生物学的有効性および特性を保持し、典型的には、生物学的なものあるいは不所望なものではない塩を指す。多くの場合、本開示の化合物は、アミノおよび/またはカルボキシル基またはそれらに類似した基の存在が理由で酸および/または塩基塩を形成することができる。
薬学的に許容される酸付加物塩は、無機酸および有機酸とともに形成してもよい。
塩を誘導することができる無機酸としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などがある。
塩を誘導することができる有機酸としては、例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、スルホサリチル酸などがある。
薬学的に許容される塩基付加塩は、無機および有機塩基とともに形成してもよい。
塩を誘導することができる無機塩基としては、例えば、周期表の第IからXII列までのアンモニウム塩および金属がある。ある特定の実施形態において、塩は、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銀、亜鉛、および銅から誘導され;特に好適な塩としては、アンモニウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、およびマグネシウムの塩がある。
塩を誘導することができる有機塩基としては、例えば、第一級、第二級、および第三級アミン、天然置換アミンを含む置換アミン、環式アミン、塩基性イオン交換樹脂などがある。ある特定の有機アミンとしては、イソプロピルアミン、ベンザチン、コリネート(cholinate)、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、リシン、メグルミン、ピペラジン、およびトロメタミンがある。
別の態様において、本開示は、酢酸塩、アスコルビン酸塩、アジピン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベシル酸塩、臭化物塩/臭化水素酸塩、重炭酸塩/炭酸塩、重硫酸塩/硫酸塩、カンファースルホン酸塩、カプリン酸塩、塩化物塩/塩酸塩、クロロテオフィロン酸(chlortheophyllonate)塩、クエン酸塩、エタンジスルホン酸塩、フマル酸塩、グルセプト酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、グルタミン酸塩、グルタル酸塩、グリコール酸塩、馬尿酸塩、ヨウ化水素酸塩/ヨウ化物塩、イセチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチル硫酸塩、ムチン酸塩、ナフトエ酸塩、ナプシ酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オクタデカン酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸、パモ酸、リン酸塩/リン酸水素塩/リン酸二水素塩、ポリガラクツロン酸塩、プロピオン酸塩、セバシン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、スルホサリチル酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、トシル酸塩、トリフェニル酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、またはキシナホ酸塩の形態での本開示の化合物を提供する。
本明細書において与えられるいずれの式もまた、化合物の非標識形態ならびに同位体標識形態を表すことを意図する。同位体標識化合物は、1つまたは複数の原子が、選択された原子質量または質量数を有する原子によって置き換えられている点を除いて、本明細書において与えられる式によって図示される構造を有する。本開示の化合物に組み込んでもよい同位体としては、例えば水素の同位体がある。
例えば、式(III)またはその薬学的に許容される塩は、式(IIIg)の化合物:
Figure 2024512066000012
(式中、R、R、およびnは、式(I)で定義された通りであり、RDからRD18は、独立して、HまたはDであり、R、Rは、独立して、H、D、またはOHであり、各Aは、独立して、N、CH、またはCDであり、ただし、一方のAがNである場合、他方のAはCHまたはCDであり;Bは、N、CH、またはCDである)で示すように重水素化されている。
さらに、ある特定の同位体、特にジュウテリウム(すなわち、HまたはD)の組み込みによって、優れた代謝安定性に起因するある特定の治療的利点、例えば、in vivo半減期の増加、または必要な投薬量の減少、または治療インデックスもしくは忍容性における改善を得る場合がある。この文脈におけるジュウテリウムは、本開示の化合物の置換基としてみなされることを理解されたい。ジュウテリウムの濃度は、同位体濃縮係数によって定義してもよい。「同位体濃縮係数」という用語は、本明細書において使用する場合、同位体の存在量と指定の同位体の自然界での存在量との間の比率を意味する。本開示の化合物における置換基がジュウテリウムとして示された場合、このような化合物は、各指定されたジュウテリウム原子に関して、少なくとも3500(各指定されたジュウテリウム原子で52.5%のジュウテリウム組み込み)、少なくとも4000(60%のジュウテリウム組み込み)、少なくとも4500(67.5%のジュウテリウム組み込み)、少なくとも5000(75%のジュウテリウム組み込み)、少なくとも5500(82.5%のジュウテリウム組み込み)、少なくとも6000(90%のジュウテリウム組み込み)、少なくとも6333.3(95%のジュウテリウム組み込み)、少なくとも6466.7(97%のジュウテリウム組み込み)、少なくとも6600(99%のジュウテリウム組み込み)、または少なくとも6633.3(99.5%のジュウテリウム組み込み)の同位体濃縮係数を有する。「同位体濃縮係数」という用語は、ジュウテリウムに関して記載されているのと同じ様式でいずれの同位体に適用してもよいことは理解されるべきである。
本開示の化合物に組み込んでもよい同位体の他の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、および塩素の同位体、例えばそれぞれ、H、11C、13C、14C、15N、1831P、32P、35S、36Cl、123I、124I、125Iがある。したがって、本開示は、例えば、放射性同位体、例えばHおよび14Cを含む前述の同位体のいずれかのもののうちの1つもしくは複数が組み込まれた化合物、または非放射性同位体、例えばHおよび13Cが存在するものを含むことは理解されるべきである。このような同位体標識化合物は、代謝研究(14Cを用いたもの)、反応速度研究(例えば、HまたはHを用いたもの)、検出またはイメージング技術、例えば、薬物または基質の組織分布アッセイを含む陽電子放出断層撮影(PET)または単光子放出型コンピュータ断層撮影(SPECT)において、または患者の放射線処置において有用である。特に、18Fまたは標識化合物は、PETまたはSPECT研究に特に望ましい場合がある。本開示の同位体標識化合物は、一般的に、当業者に既知の従来技術によって、または前述で用いられた非標識試薬の代わりに適切な同位体標識試薬を使用して添付の実施例および調製に記載されているものと類似の処理によって調製してもよい。
本明細書において使用する場合、「医薬組成物」という用語は、少なくとも1種類の薬学的に許容される担体と一緒になった本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、経口または非経口投与に好適な形態の本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩を指す。
本明細書において使用する場合、「薬学的に許容される担体」という用語は、医薬組成物の調製または使用において有用な物質を指し、例えば、当業者であれば既知であろうような、好適な希釈剤、溶媒、分散媒体、界面活性剤、抗酸化剤、保存剤、等張化剤、緩衝剤、乳化剤、吸収遅延剤、塩、薬物安定化剤、結合剤、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、湿潤剤、甘味剤、香味剤、染料、およびそれらの組合せ(例えば、Remington The Science and Practice of Pharmacy, 22nd Ed. Pharmaceutical Press, 2013, pp. 1049-1070を参照のこと)を含む。
本開示の化合物の「治療有効量」という用語は、対象の生物学的または医薬的応答、例えば、酵素、受容体、イオンチャネル、もしくはタンパク質活性の減少または阻害、または症状の回復、状態の軽減、疾患の進行の減速もしくは遅延、または疾患の予防などを誘発することになる本開示の化合物の量を指す。1つの実施形態において、「治療有効量」という用語は、対象に投与した場合、(1)(i)NR2B受容体が介在するか、または(ii)NR2B受容体活性と関連するか、または(iii)NR2B受容体活性(正常または異常なもの)によって特徴付けられるか、状態または障害または疾患を少なくとも部分的に軽減する、予防する、および/または回復させるのに;または(2)NR2B受容体活性を低下させるかまたは阻害するのに;または(3)NR2B受容体の発現を減少させるかまたは阻害するのに有効な本開示の化合物の量を指す。別の実施形態において、「治療有効量」という用語は、細胞または組織または非細胞性生物学的材料、または培地に投与した場合、NR2B受容体活性を少なくとも部分的に低下させるかまたは阻害するのに;またはNR2B受容体の発現を少なくとも部分的に減少させるかまたは阻害するのに有効な本開示の化合物の量を指す。NR2B受容体に関して上記実施形態において示されるような「治療有効量」という用語の意味は、その他の適切なタンパク質/ペプチド/酵素/受容体/イオンチャネル、例えばNMDA受容体などにも同じ意味で適用される。
本明細書において使用する場合、「対象」という用語は、霊長目(例えば、ヒト、男性または女性)、イヌ、ウサギ、モルモット、ブタ、ラット、およびマウスを指す。ある特定の実施形態において、対象は霊長類である。さらに他の実施形態において、対象はヒトである。
本明細書において使用する場合、「阻害する」、「阻害」、または「阻害すること」という用語は、所与の状態、症状、もしくは障害、もしくは疾患の減少もしくは抑制、または生物学的な活性またはプロセスのベースライン活性における顕著な低下を指す。
本明細書において使用する場合、任意の疾患または障害を「処置する」、「処置すること」、またはそれらの「処置」という用語は、疾患または障害を軽減または改善すること(すなわち、疾患またはそれらの臨床的症状のうちの少なくとも1つの発症を遅延または停止させること);または患者が識別することができない場合があるものを含む疾患または障害と関連する少なくとも1つの身体的パラメータまたはバイオマーカーを軽減または改善することを指す。
本明細書において使用する場合、任意の疾患または障害を「予防する」、「予防すること」、またはそれらの「予防」という用語は、疾患または障害の予防的処置;または疾患または障害の発病または進行を遅延させることを指す。
本明細書において使用する場合、対象が、このような処置から生物学的に、医薬的に、またはクオリティーオブライフにおいて利益を得ることになる場合、このような対象は処置「を必要とする」ものである。
本明細書において使用する場合、「a」、「an」、「the」という用語、および本開示の文脈において(特に特許請求の範囲の文脈において)使用される類似の用語は、本明細書において別段指示がないかまたは文脈と明らかに矛盾しない限り、単数形と複数形の両方をカバーすると解釈されるべきである。
本明細書において記載する全ての方法は、本明細書において別段指示がないかあるいは文脈と明らかに矛盾しない限り、任意の好適な順序で行ってもよい。本明細書において提供される任意のおよび全ての例、または例示的な言語(例えば「などの(such as)」)の使用は、本開示を単により明らかにすることを意図しており、別途請求する本開示の範囲の限定を提示するものではない。
本開示の化合物のいずれの不斉原子(例えば炭素など)も、ラセミ体またはエナンチオリッチで、例えば(R)-、(S)-、または(R,S)-配置で存在していてもよい。ある特定の実施形態において、各不斉原子は、(R)-または(S)-配置において、少なくとも50%のエナンチオ過剰率、少なくとも60%のエナンチオ過剰率、少なくとも70%のエナンチオ過剰率、少なくとも80%のエナンチオ過剰率、少なくとも90%のエナンチオ過剰率、少なくとも95%のエナンチオ過剰率、または少なくとも99%のエナンチオ過剰率である。不飽和二重結合を有する原子における置換基は、可能な場合、シス-(Z)-またはトランス-(E)-形態で存在してもよい。
したがって、本明細書において使用する場合、本開示の化合物は、可能な立体異性体、回転異性体、アトロプ異性体、互変異性体、またはこれらの混合物のうちの1つの形態のもの、例えば、実質的に純粋な幾何(シスまたはトランス)立体異性体、ジアステレオマー、光学異性体(アンチポード)、ラセミ体、またはこれらの混合物としてのものであってもよい。
立体異性体のいずれの得られた混合物も、構成成分の物理化学的違いに基づいて、例えば、クロマトグラフィーおよび/または分別結晶化によって、純粋または実質的に純粋な幾何または光学異性体、ジアステレオマー、ラセミ体に分離してもよい。
本開示の化合物または中間体の得られたいずれのラセミ体も、既知の方法によって、例えば、光学活性酸または塩基を用いて得られたそれらのジアステレオマー塩を分離し、遊離光学活性酸性または塩基性化合物によって、光学アンチポードに分割することができる。したがって、特に、塩基性部分は、例えば、光学活性酸、例えば、酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジ-O,O’-p-トルオイル酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸、またはカンフアー-10-スルホン酸を用いて形成された塩を分別結晶化することによって、本開示の化合物をその光学アンチポードに分割するために用いてもよい。ラセミ本開示の化合物またはラセミ中間体も、キラルクロマトグラフィー、例えば、キラル吸着を使用する高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)で分割することができる。
本開示には、本方法のいずれの段階においても、入手可能な中間体を出発材料として使用し、残りのステップを行うか、または出発材料を反応条件下in situで形成するか、または反応構成要素をその塩もしくは光学的に純粋な材料の形態で使用する、本方法のいずれの変形もさらに含まれる。本開示の化合物および中間体はまた、当業者であれば一般的に既知の方法に従って互いに変換してもよい。
医薬組成物
別の態様において、本開示は、本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩と薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物を提供する。さらなる実施形態において、組成物は、少なくとも2種類の薬学的に許容される担体、例えば、本明細書において述べられるものを含む。医薬組成物は、特定の投与経路、例えば、経口投与、非経口投与(例えば、注射、注入、経皮、または局所投与によるもの)、および直腸投与用に製剤化してもよい。局所投与は、吸入または鼻腔内適用にも関連する場合がある。本開示の医薬組成物は、固体形態(限定するものではないが、カプセル剤、錠剤、丸剤、顆粒粒、散剤、または坐剤を含む)、または液体形態(限定するものではないが、溶液剤、懸濁剤、または乳剤を含む)として作製してもよい。錠剤は、当技術分野において既知の方法に従って、フィルムコーティングを行っても腸溶性コーティングを行ってもよい。典型的には、医薬組成物は、以下のうちの1つまたは複数とともに活性成分を含む錠剤またはゼラチンカプセル剤である:
a)希釈剤、例えば、ラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロース、および/またはグリシン;
b)滑沢剤、例えば、シリカ、タルカム、ステアリン酸、そのマグネシウムもしくはカルシウム塩、および/またはポリエチレングリコール;錠剤の場合、さらに、
c)結合剤、例えば、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、デンプンペースト、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、および/またはポリビニルピロリドン;必要に応じて
d)崩壊剤、例えば、デンプン、寒天、アルギン酸もしくはそのナトリウム塩、または発泡性混合物;および
e)吸着剤、着色料、香味料、および甘味料。
使用方法
遊離形態または薬学的に許容される塩の形態としての本開示の化合物は、有益な薬理学的特性、例えばNR2B受容体モジュレート特性であって、例えば、次のセクションにおいて提供され、in vitroおよびin vivo試験で示されるような、例えば、NR2B受容体の負のアロステリックモジュレーターとしての特性を示し、したがって治療法用に、または研究用化学物質としての、例えばツール化合物としての使用に適応される。
本開示の化合物は、パーキンソン病、ハンチントン病、レット症候群、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、発作性障害、自閉症、自閉症スペクトル障害、脆弱X症候群、結節性硬化症、ダウン症候群、疼痛、片頭痛、耳鳴、双極性障害、強迫性障害、不安障害、外傷後ストレス障害(PTSD)、コカイン使用による障害、大鬱病性障害、難治性または処置抵抗性抑鬱、または自殺傾向から選択される適応の処置において有用であり得る。特に本開示の化合物は、大鬱病性障害、難治性または処置抵抗性抑鬱、および自殺傾向から選択される適応の処置において有用であり得る。
したがって、さらなる態様として、本開示は、治療法における本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。さらなる実施形態において、治療法は、NR2B受容体の負のアロステリックモジュレートによって処置することができる疾患から選択される。別の実施形態において、疾患は、前述のリストから選択される。
したがって、さらなる態様として、本開示は、医薬を製造するための本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。さらなる実施形態において、医薬は、NR2B受容体の負のアロステリックモジュレートによって処置することができる疾患を処置するためのものである。別の実施形態において、疾患は、前述のリストから選択される。
本開示の1つの実施形態において、パーキンソン病、ハンチントン病、レット症候群、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、発作性障害、自閉症、自閉症スペクトル障害、脆弱X症候群、結節性硬化症、ダウン症候群、疼痛、片頭痛、耳鳴、双極性障害、強迫性障害、不安障害、外傷後ストレス障害(PTSD)、コカイン使用による障害、大鬱病性障害、難治性または処置抵抗性抑鬱、または自殺傾向の処置において使用するための式(I)の化合物が提供される。特に、大鬱病性障害、難治性または処置抵抗性抑鬱、または自殺傾向の処置において使用するための式(I)の化合物が提供される。
本開示の医薬組成物または組合せは、約50~70kgの対象に関しては活性成分が約1~1000mgの単位投薬量のもの、または活性成分が約1~500mg、もしくは約1~250mg、もしくは約1~150mg、もしくは約0.5~100mg、もしくは約1~50mgの単位投薬量のものであってもよい。化合物、医薬組成物、またはそれらの組合せの治療有効投薬量は、対象の種、体重、年齢、および個々の状態、処置されることになる障害もしくは疾患またはそれらの重症度に依存する。通常の技量を有する医師、臨床医、または獣医師であれば、障害または疾患の進行を予防、処置、または阻害するのに必要とされる活性成分のそれぞれの有効量を容易に判定することができる。
上記で挙げた投薬特性は、有利には哺乳動物、例えば、マウス、ラット、イヌ、サル、またはそれらの単離された臓器、組織、および調製物を使用したin vitroおよびin vivo試験で実証可能である。本開示の化合物は、溶液剤、例えば、水溶液の形態でin vitroで、および内服で、非経口で、有利には静脈内で、例えば、懸濁剤としてまたは水溶液中でin vivoで適用してもよい。in vitroでの投薬量は、約10-3モル濃度から10-9モル濃度の間の範囲であってもよい。in vivoでの治療有効量は、投与経路に応じて、約0.1~500mg/kgの間または約1~100mg/kgの間の範囲であってもよい。
組合せ
「組合せ」は、1つの投薬量単位形態として固定の組合せか、または本開示の化合物と組合せパートナー(例えば以下で説明する別の薬物、「治療剤」または「補助剤(co-agent)」とも称される)とを、独立して、同時に、もしくは時間間隔内で、特に、組合せパートナーが共同的な効果、例えば相乗効果を示すのを可能にする時間間隔で、個別に投与してもよい組合せ投与を指す。単一の構成要素は、キット内にまたは個別に包装されていてもよい。構成要素(例えば、散剤または液剤)のうちの1つまたは両方は、所望の用量に復元または希釈してから投与してもよい。「同時投与」または「組合せ投与」などの用語は、本明細書において利用する場合、選択された組合せパートナーをそれを必要とする単一の対象(例えば患者)に投与することを包含することを意味し、薬剤が必ずしも同じ投与経路によって投与されないかまたは同時に投与されない処置レジメンを含むことを意図する。「医薬の組合せ」という用語は、本明細書において使用する場合、1種類を超える治療剤を混合または組み合わせることから生じる製品を意味し、治療剤の固定の組合せと非固定の組合せの両方を含む。「固定の組合せ」という用語は、治療剤、例えば、本開示の化合物と組合せパートナーとが単一の実体または投薬量の形態で両方同時に患者に投与されることを意味する。「非固定の組合せ」という用語は、治療剤、例えば本開示の化合物と組合せパートナーとが、患者に個別の実体として両方同時に、一緒に、または特定の時間制限を設けずに連続的に投与されることを意味し、このような投与は、患者の身体において2種類の化合物の治療有効レベルを提供する。後者はカクテル治療法、例えば3種類以上の治療剤の投与にも適用される。
本開示の化合物は、1つまたは複数の他の治療剤と同時に、またはその前もしくは後に投与してもよい。本開示の化合物は、個別に、同じかもしくは異なる投与経路で、または同じ医薬組成物中で一緒に他の薬剤と投与してもよい。治療剤は、例えば、本開示の化合物と組み合わせて患者に投与した場合、治療活性を有するかまたは治療活性を促進する、化学化合物、ペプチド、抗体、抗体断片、または核酸である。
1つの実施形態において、本開示は、治療法において同時に、個別に、または連続的に使用するための組合せ調製物として、本開示の化合物と少なくとも1種類の他の治療剤とを含む製品を提供する。1つの実施形態において、治療法は、NR2B受容体の負のアロステリックモジュレートが介在する疾患または状態の処置である。組合せ調製物として提供される製品としては、同じ医薬組成物中で一緒に本開示の化合物と他の治療剤とを含む組成物、または個別の形態で、例えばキットの形態で本開示の化合物と他の治療剤とを含む組成物がある。
1つの実施形態において、本開示は、本開示の化合物と別の治療剤とを含む医薬組成物を提供する。必要に応じて、医薬組成物は、上述のような薬学的に許容される担体を含んでいてもよい。
1つの実施形態において、本開示は、2種類以上の個別の医薬組成物を含むキットであって、そのうちの少なくとも1種類が本開示の化合物を含む、キットを提供する。1つの実施形態において、キットは、前記組成物を個別に保持するための手段、例えば、容器、分割された瓶、または分割されたホイルパケットを含む。このようなキットの例は、典型的には、錠剤、カプセル剤などを包装するために使用されるようなブリスターパックである。
本開示のキットは、異なる投薬形態で、例えば経口および非経口で投与するために、異なる投薬間隔で個別の組成物を投与するために、または個別の組成物を互いに滴定するために使用してもよい。コンプライアンスを補助するために、本開示のキットは、典型的には、投与のための説明書を含む。
本開示の組合せ療法において、本開示の化合物および他の治療剤は、同じかまたは異なる製造業者によって製造および/または製剤化してもよい。さらに、本開示の化合物および他の治療薬は、(i)医師に組合せ製品を発売するより前に(例えば、本開示の化合物と他の治療剤とを含むキットの場合);(ii)投与直前に医師自身によって(または医師の指導の下で);(iii)患者自身で、例えば、本開示の化合物と他の治療剤との連続投与中に、組合せ療法と一緒にしてもよい。
したがって、本開示は、NR2B受容体の負のアロステリックモジュレートが介在する疾患または状態を処置するための本開示の化合物の使用であって、医薬が別の治療剤と投与するために調製される使用を提供する。本開示はまた、NR2B受容体の負のアロステリックモジュレートが介在する疾患または状態を処置するための別の治療剤の使用であって、医薬が本開示の化合物とともに投与される使用を提供する。
本開示はまた、NR2B受容体の負のアロステリックモジュレートが介在する疾患または状態を処置する方法において使用するための本開示の化合物であって、別の治療剤と投与するために調製される本開示の化合物を提供する。本開示はまた、NR2B受容体の負のアロステリックモジュレートが介在する疾患または状態を処置する方法において使用するための別の治療剤であって、他の治療剤が本開示の化合物とともに投与するために調製される別の治療剤を提供する。本開示はまた、NR2B受容体の負のアロステリックモジュレートが介在する疾患または状態を処置する方法において使用するための本開示の化合物であって、別の治療剤とともに投与される本開示の化合物を提供する。本開示はまた、NR2B受容体の負のアロステリックモジュレートが介在する疾患または状態を処置する方法において使用するための別の治療剤であって、他の治療剤が本開示の化合物とともに投与される別の治療剤を提供する。
本開示はまた、NR2B受容体が介在する疾患または状態を処置するための本開示の化合物の使用であって、患者がすでに(例えば、24時間以内に)別の治療剤で処置されている使用を提供する。本開示はまた、NR2B受容体が介在する疾患または状態を処置するための別の治療剤の使用であって、患者がすでに(例えば、24時間以内に)本開示の化合物で処置されている使用を提供する。
1つの実施形態において、他の治療剤は以下から選択される:
(a)リチウム;
(b)刺激薬、例えば、アンフェタミンおよびデキストロアンフェタミン(Adderall(商標))またはメチルフェニデート(Litalin(商標));
(c)アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、例えば、ドネペジル(Aricept(商標))、リバスチグミン(Exelon(商標))、およびガランタミン(Razadyne(商標));
(d)気分の落ち込みおよび易怒性のための抗鬱医薬、例えば、シタロプラム(Celexa(商標))、フルオキセチン(Prozac(商標))、パロキセチン(Paxil(商標))、セルトラリン(Zoloft(商標))、トラゾドン(Desyrel(商標))、および三環式抗鬱薬、例えばアミトリプチリン(Elavil(商標));
(e)不安、不穏状態、言葉による破壊的行動、および抵抗性のための抗不安薬、例えば、ロラゼパム(Ativan(商標))およびオキサゼパム(Serax(商標));
(f)幻覚、妄想、攻撃性、興奮、敵意、および非協力性のための抗精神病医薬、例えば、アリピプラゾール(Abilify(商標))、クロザピン(Clozaril(商標))、ハロペリドール(Haldol(商標))、オランザピン(Zyprexa(商標))、クエチアピン(Seroquel(商標))、リスペリドン(Risperdal(商標))およびジプラシドン(Geodon(商標));
(g)気分安定剤、例えば、カルバマゼピン(Tegretol(商標))およびジバルプロエクス(Depakote(商標));
(h)プレガバリン;
(i)ガバペンチン(Neurontin(商標));
(j)ドーパミンアゴニスト、例えば、L-ドパ、プラミペキソール(Mirapex(商標))、およびロピニロール(Requip(商標));
(k)オピエートおよび非オピエートを含む鎮痛薬;
(k)カルビドパ;
(l)トリプタン、例えば、スマトリプタン(lmitrex(商標))およびゾルミトリプタン(Zomig(商標));
(m)ニコチン性アルファ-7アゴニスト;
(n)mGluR5アンタゴニスト;
(o)H3アゴニスト;
(p)アミロイド療法ワクチン;および
(q)化学療法剤。
本開示の1つの実施形態において、治療法において同時に、個別に、または連続的に使用するための組合せ調製物として、NR2Bモジュレーターと前述の組合せパートナーとを含む製品が提供される。
本開示の別の実施形態において、治療法において同時に、個別に、または連続的に使用するための組合せ調製物として、NR2Bモジュレーターと前述の組合せパートナーとを含む製品が提供される。
本開示の1つの実施形態において、NR2Bモジュレーター、前述の組合せパートナー、および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物が提供される。
本開示のさらなる実施形態において、NR2Bモジュレーター、前述の組合せパートナー、および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物が提供される。
化合物の調製
本開示の化合物は、以下の例において記載するように調製してもよい。
本明細書において記載する中間体は、以下のスキーム1で示すように調製してもよい。
Figure 2024512066000013
スキーム1では、プロパルギルアミン1はクロロギ酸ベンジルで処理して保護アミン2を得ることができ、次いでこれを、臭化アリルを用いてアリル化して、4を得ることができる。これは、ポーソンカンド環化付加を行って、二環式エノン5を得ることができる。この鍵となる中間体を橋頭の位置で酸化してシス-縮合アルコール6を得ることができ、これを相対立体化学の制御を用いてジオール7に還元することができる。フェノール、例えば、8(式中、R、nおよびAは、特許請求の範囲において定義されるようなものである)を用いた光延反応は、立体化学の反転を伴って進行し、エーテルの所望の全cis配置、例えば、9が生成され、水素化によって脱保護して、遊離アミン例えば、10(式中、RはHである)を得ることができる。あるいは、5は、ルーシェ条件下、アリルアルコール11に最初に還元することができる。フェノール、例えば、8を用いた光延型反応によってオレフィン、例えば12が得られ、これは、四酸化オスミウムを用いてジヒドロキシル化を行い、ジオール、例えば13を得ることができる。前述のように、保護基を水素化することによって、遊離アミン、例えば10(式中、RはOHである)を得ることができる。これをラセミ混合物として進めても、中間体7または13をそのエナンチオマーにキラル分離し、これらを残りの順序を通じて個別に進めてもよい。
本明細書において提供される化合物は、以下のスキーム2で示すように調製してもよい。
Figure 2024512066000014
スキーム2では、フェノール、例えば14(式中、R、n、およびBは、特許請求の範囲において定義されるようなものである)は、臭素化剤、例えば臭素で処理して15を得ることができ、これは、試薬、例えば臭化ベンジルまたは4-メトキシベンジル塩化物を使用して保護して、保護されたフェノール、例えば16を得ることができる。これは、パラジウム触媒および塩基の存在下、ビニルトリフルオロホウ酸カリウムを用いた鈴木宮浦カップリングを行って、オレフィン、例えば17を得ることができ、これを、水性条件下、臭素化試薬、例えばN-ブロモスクシンイミドを用いて、エポキシド、例えば18に変換することができる。あるいは、14は、塩基性水性条件下、ホルムアルデヒドで処理して、アルコール、例えば19を得ることができ、これは、前述のようにフェノール位置で選択的に保護して、保護されたフェノール、例えば20を得ることができる。遊離第一級アルコールは、酸化剤、例えば酸化マンガン(IV)で酸化して、アルデヒド、例えば21を得ることができ、次いで、これは、ハロゲン化スルホキソニウム、例えばヨウ化トリメチルスルホキソニウムから形成されたイリドと、塩基、例えば水素化ナトリウムとで処理して、エポキシド、例えば18を生成することができる。このエポキシドは、アミン、例えば10(式中、R、R、n、およびAは、特許請求の範囲において定義されるようなものである)で開環して、アミノアルコール、例えば22を得ることができ、これは、水素添加によって(ベンジルおよびp-メトキシベンジル保護基の場合)、または酸、例えばトリフルオロ酢酸での処理によって(p-メトキシベンジルの場合)脱保護して、例、例えば23を得ることができ、これは、キラルクロマトグラフィーによって、その単一のジアステレオマーに分離することができる。
あるいは、本明細書において提供される化合物は、以下のスキーム3で示すように調製することができる。
Figure 2024512066000015
スキーム3では、フェノール、例えば14(式中、R、n、およびBは、特許請求の範囲において定義されるようなものである)は、塩基、例えばピリジンの存在下、塩化アセチルと反応させて、アセテート、例えば24を得ることができ、これは、ルイス酸、例えば塩化アルミニウムで加熱しながら処理して、ケトン、例えば25への転位を誘発することができる。これは、ハロゲン化剤、例えば三臭化ピリジニウムまたは臭素で処理して、α-ハロケトン、例えば26を形成することができ、これは、塩基、例えば炭酸カリウムの存在下、アミン、例えば10(式中、R、R、n、およびAは、特許請求の範囲において定義されるようなものである)を用いて求核変位を行って、ケトン、例えば27を得ることができる。これは、還元剤、例えば水素化ホウ素ナトリウムを用いて還元して、例、例えば23を得てもよく、これは、キラルクロマトグラフィーによってその単一のジアステレオマーに分離することができる。
あるいは、本明細書において提供される化合物は、以下のスキーム4で示すように調製することができる。
Figure 2024512066000016
スキーム4では、ペンダントエステル基を有するフェノール、例えば28(式中、R、n、およびBは、特許請求の範囲において定義されるようなものであり、Rは、アルキル基、例えばメチルまたはエチルである)は、試薬、例えば臭化ベンジルまたは4-メトキシベンジル塩化物を使用して保護して、保護されたフェノール、例えば29を得ることができる。エステルは、還元剤、例えば水素化アルミニウムリチウムで還元して、第一級アルコール、例えば30を得ることができ、これは、トリフェニルホスフィンの存在下、臭素化剤、例えば四臭化炭素で臭化物31に変換することができる。あるいは、アルコール30は、オレフィン、例えば17にヒドロホウ素化/酸化を連続で行うことによって生成してもよい。31の臭化物は、塩基、例えばジイソプロピルエチルアミンの存在下、アミン、例えば10で置き換えて、化合物、例えば32を得ることができ、これは、水素添加によって(ベンジルおよびp-メトキシベンジル保護基の場合)、または酸、例えばトリフルオロ酢酸で処理することによって(p-メトキシベンジルの場合)脱保護して、例、例えば33を得ることができ、これは、キラルクロマトグラフィーによってその単一のエナンチオマーに分離することができる。
あるいは、本明細書において提供される化合物は、以下のスキーム5で示すように調製することができる。
Figure 2024512066000017
スキーム5では、オレフィン34(BがNである化合物17と同等のもの)は、アミン10と反応させて、化合物、例えば35を得ることができ、これは、水素添加によって(ベンジルおよびp-メトキシベンジル保護基の場合)または酸、例えばトリフルオロ酢酸で処理することによって(p-メトキシベンジルの場合)脱保護して、例、例えば36を得ることができ、これは、キラルクロマトグラフィーによってその単一のエナンチオマーに分離することができる。
中間体および例
以下の例は、本開示を例示することを意図しており、それを限定するものと解釈するべきではない。
多くの例では、2種類または4種類の立体異性体の混合物として作製し、次いで単一の異性体に分離し、これらを、以下の生物学的データの項に記載されているNR2Bラット皮質ニューロンカルシウム流入アッセイにおいて個々に試験した。しかし、全てのエナンチオマーの立体化学が判定されたわけではなかった。例10Dの立体化学を、単結晶X線結晶学によって、以下で図示するように、(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オールであると判定した。
Figure 2024512066000018
この結晶構造、構造-活性関連分析、化学的相関、およびWO2016/049165A1からの知見から、全ての例において、ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロールコアの(3aS,5S,6aR)配置[またはRがOHである場合には、(3aS,4S,5S,6aR)配置]は、(3aR,5R,6aS)配置[またはRがOHである場合には、(3aR,4R,5R,6aS)配置]よりも活性が高いことが想定される。(3aS,5S,6aR)[または(3aS,4S,5S,6aR)]配置がより活性が高い配置であることを示唆するための強力な根拠は存在するが、(3aR,5R,6aS)[または(3aR,4R,5R,6aS)]配置がいくつかの例において活性が高い配置があり得るという可能性は依然として存在する。
各例の立体化学が完全に判定されていない一連の例の範囲内では、可能性のある名称および化学構造がその構造の幾何学的配置に従って挙げられている。一般的に、(3aS,5S,6aR)[または(3aS,4S,5S,6aR)]コアを含む化合物は、(3aR,5R,6aS)[または(3aR,4R,5R,6aS)]コアを含む化合物より前に挙げられており、ベンジル型アルコールが、記載されているような「上向きの」幾何学的配置である化合物は、ベンジル型アルコールが、記載されているような「下向きの」幾何学的配置である化合物より前に挙げられている(このキラル中心の周囲の基の優先順位付けは、特許請求の範囲において定義されるBがCHまたはNに対応するかどうかに基づいて変化することになるため、この位置でR/S表記を使用することは必ずしも一貫しているとは限らないことに注意されたい)。この順序は、一連の例の範囲内で、必ずしもA/BまたはA/B/C/D順序に対応するものではない(A/BまたはA/B/C/Dの順序は一般的に、化合物がキラル分離から得られた順序を指す)。
説明のため、一連の例10A/10B/10C/10Dの範囲内で、4種類の可能性がある名称および化学構造を以下の通りに列挙する:
(3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000019
この場合、例10Dは、(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オールであるとX線結晶学によって判定されているが、その名称および構造は、例全体にわたって使用されるオーダリングシステムに従って、このセット内の4つのうちの2番目に依然として挙げられている。
略語
使用される略語は、従来の当技術分野におけるものまたは以下のものである:
Ac アセチル
ACN アセトニトリル
AcOH 酢酸
ADDP 1,1’-(アゾジカルボニル)ジピペリジン
aq 水溶液
atm 気圧
BINAP 2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル
Bn ベンジル
Boc tert-ブチルオキシカルボニル
Bu ブチル
(pin) ビス(ピナコラト)ジボロン
C セルシウス
Cbz カルボキシベンジル
DCM ジクロロメタン
DEA ジエチルアミン
DIAD アゾジカルボン酸ジイソプロピル
DIPEA N,N-ジイソプロピルエチルアミン
DMF N,N-ジメチルホルムアミド
DMS ジメチルスルフィド
DMSO ジメチルスルホキシド
dppf 1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン
EtOAc 酢酸エチル
EtOH エタノール
EtO ジエチルエーテル
FCC フラッシュカラムクロマトグラフィー
g グラム
h 時間
HBSS ハンクス平衡塩溶液
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
IACUC 動物実験委員会(Institutional Animal Care and Use Committee)
IC50 50%最大阻害濃度
IPA イソプロピルアルコール
L リットル
LAH 水素化アルミニウムリチウム
LCMS 液体クロマトグラフィーおよび質量分析法
Me メチル
MeOH メタノール
mg ミリグラム
MHz メガヘルツ
min 分
mL ミリリットル
mm ミリメートル
mM ミリモル濃度
mmol ミリモル
MS 質量分析法
MTBE メチルtert-ブチルエーテル
m/z 質量電荷比
NaOAc 酢酸ナトリウム
NADPH ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸
NBS N-ブロモスクシンイミド
nm ナノメートル
nM ナノモル濃度
NMO N-メチルモルホリンN-酸化物
NMR 核磁気共鳴
Pd/C 炭素上パラジウム
PE 石油エーテル
PG 保護基
Ph フェニル
PMB パラ-メトキシベンジル
ppm 100万分の1
Py ピリジン;ピリジニウム
rac ラセミ
Rt 保持時間
RT 室温
SFC 超臨界流体クロマトグラフィー
t-Bu tert-ブチル
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
TLC 薄層クロマトグラフィー
TMTU N,N,N,N-テトラメチルチオ尿素
μL マイクロリットル
μm マイクロメートル;ミクロン
μM マイクロモル濃度
UPLC 超高速液体クロマトグラフィー
UV 紫外線
一般手順
調製経路が記載されていない場合、材料は市販のものである。市販の試薬は、特に記載がない限り、さらに精製せずに使用した。室温(RT)はおよそ20~25℃である。HNMRは、300MHz Varian、400MHz Varian、または400MHz Bruker NMR機器で記録した。化学シフトは、テトラメチルシランに対して100万分の1(ppm)として報告し、カップリング定数(J)はヘルツで報告する。多重度に関する略語は:s=シングレット、d=ダブレット、t=トリプレット、q=カルテット、dd=ダブレットのダブレット、dt=トリプレットのダブレット、br=ブロードである。
LCMS法A:
機器:Waters Acquity UPLC、フォトダイオードアレイ検出器;カラム:AcQuity UPLC BEH C18 1.7μm、2.1×30mm;実行時間2分、2%溶媒B 0から0.1分、2→98%溶媒B 0.1から1.8分、2%溶媒B 0.2分間。溶媒:溶媒A=水中の0.1%ギ酸(v/v)、溶媒B=アセトニトリル中の0.1%ギ酸(v/v)。注入容積2~5μL;UV検出アレイ210~400nm;質量検出120~1250(エレクトロスプレーイオン化);カラム50℃;流速1.0mL/分。
LCMS法B:
機器:Waters Acquity UPLC、フォトダイオードアレイ検出器;カラムAcQuity UPLC BEH C18 1.7μm 21×30mm;実行時間5.2分、2→98%溶媒B 0から5.15分、98%溶媒B 5.15から5.20分。溶媒:溶媒A=水中の0.1%ギ酸(v/v)、溶媒B=アセトニトリル中の0.1%ギ酸(v/v)。注入容積2~5μL;UV検出アレイ210~400nm;質量検出120~1600;カラム50℃、流速1.0mL/分。
LCMS法C:
機器:Waters Acquity UPLC、フォトダイオードアレイ検出器;カラム:AcQuity UPLC BEH C18 1.7μm、21×30mm;実行時間1.2分、2%溶媒B 0から0.1分、2→80%溶媒B 0.1から0.5分、80→95%溶媒B 0.5から0.6分、95%溶媒B 0.6から0.8分、95→2%溶媒B 0.8から0.9分、2%溶媒B 0.9から1.20分。溶媒:溶媒A=水中の0.05%ギ酸(v/v)、溶媒B=メタノール中の0.04%ギ酸(v/v)。UV検出アレイ200~300nm;質量検出100~1600(エレクトロスプレーイオン化);カラム55℃;流速1.0mL/分。
LCMS法D:
機器:API 2000、フォトダイオードアレイ検出器;カラム:Synergi 2.5ミクロンMAX-RP 100A Mercury;実行時間3.0分、30%溶媒B 0から0.5分、30→95%溶媒B 0.5から1.5分、95%溶媒B 1.5から2.4分、95→30%溶媒B 2.4から2.5分、30%溶媒B 2.5から3.0分。溶媒:溶媒A=水中の0.1%ギ酸(v/v)、溶媒B=アセトニトリル。UV検出アレイ190~400;質量検出100~1000(エレクトロスプレーイオン化);カラム30℃;流速2.0mL/分。
LCMS法E:
機器:API 2000、フォトダイオードアレイ検出器;カラム:Synergi 2.5ミクロンMAX-RP 100A Mercury;実行時間4.0分、20→50%溶媒B 0.0から0.2分、50→95%溶媒B 0.2から1.0分、95%溶媒B 1.0から2.5分、95→50%溶媒B 2.5から2.9分、50→20%溶媒B 2.9から3.2分、20%溶媒B 3.2から4.0分。溶媒:溶媒A=水中の0.1%ギ酸(v/v)、溶媒B=アセトニトリル。UV検出アレイ190~400;質量検出100~1000(エレクトロスプレーイオン化);カラム30℃;流速1.4mL/分。
LCMS法F:
機器:Shimadzu Nexera LCMS-2020、フォトダイオードアレイ検出器;カラム:Synergi 2.5ミクロンMAX-RP 100A Mercury(20×4mm);実行時間3.0分、5%溶媒B 0から0.5分、5→95%溶媒B 0.5から1.0分、95%溶媒B 1.0から1.5分、95→5%溶媒B 1.5から2.0分、5%溶媒B 2.0から3.0分。溶媒:溶媒A=水中の0.1%ギ酸(v/v)、溶媒B=アセトニトリル中の0.1%ギ酸(v/v)。UV検出アレイ200~400;質量検出100~1000(エレクトロスプレーイオン化);カラム40℃;流速2.0mL/分。
LCMS法G:
機器:API 3000、フォトダイオードアレイ検出器;カラム:Synergi 2.5ミクロンMAX-RP 100A Mercury;実行時間3.0分、10→20%溶媒B 0.0から0.5分、20→95%溶媒B 0.5から1.5分、95%溶媒B 1.5から2.0分、95→10%溶媒B 2.0から2.5分、10%溶媒B 2.5から3.0分、20%溶媒B 3.2から4.0分。溶媒:溶媒A=水中の0.1%ギ酸(v/v)、溶媒B=アセトニトリル。UV検出アレイ190~400;質量検出100~1000(エレクトロスプレーイオン化);カラム30℃;流速1.4mL/分。
LCMS法H:
機器:Waters Acquity UPLC、フォトダイオードアレイ検出器;カラム:SunFire C18 3.5μm 3.0×30mm;実行時間2.2分、5→95%溶媒B 0.0から1.7分、95%溶媒B 1.7から2.0分、95→5%溶媒B 2.0から2.1分、5%溶媒B 2.1から2.2分。溶媒:溶媒A=水中の0.05%TFA(v/v)、溶媒B=アセトニトリル。UV検出アレイ200~400nm;質量検出150~1600(エレクトロスプレーイオン化);カラム40℃;流速2.0mL/分。
LCMS法I:
カラム:Kinetex EVO C18 2.1×30mm、5μm;実行時間1.5分、5→95%溶媒B 0.0から0.8分、95%溶媒B 0.8から1.2分、95→5%溶媒B 1.2から1.21分、5%B 1.21から1.5分。溶媒:溶媒A=水中の0.05%NH・HO(v/v)、溶媒B=アセトニトリル。質量検出100~1000(エレクトロスプレーイオン化);カラム40℃;流速1.5mL/分。
LCMS法J:
カラム:Chromolith Flash RP-18e 25×2mm;実行時間1.5分、5%溶媒B 0.0から0.01分、5→95%溶媒B 0.01から0.80分、95%溶媒B 0.80から1.2分、95→5%溶媒B 1.2から1.21分、5%B 1.21から1.5分。溶媒:溶媒A=水中の0.0375%TFA(v/v)、溶媒B=アセトニトリル中の0.01875%TFA(v/v)。質量検出100~1000(エレクトロスプレーイオン化);カラム50℃;流速1.5mL/分。
LCMS法K:
機器:Waters Acquity UPLC、フォトダイオードアレイ検出器;カラム:AcQuity UPLC BEH C18 1.7μm、2.1×30mm;実行時間2分、2%溶媒B 0から0.1分、2→98%溶媒B 0.1から1.8分、2%溶媒B 0.2分間。溶媒:溶媒A=水中の5mM水酸化アンモニウム、溶媒B=アセトニトリル中の5mM水酸化アンモニウム。注入容積2~5μL;UV検出アレイ210~400nm;質量検出120~1250(エレクトロスプレーイオン化);カラム50℃;流速1.0mL/分。
中間体および例の合成
中間体1
(3aS,5S,6aR)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
のラセミ混合物:
Figure 2024512066000020
ステップ1:ベンジルプロパ-2-イン-1-イルカルバメート
Figure 2024512066000021
クロロギ酸ベンジル(273g、1.60mol)を、エタノール/水(2.4L、1:1、v/v)中のプロパルギルアミン(80g、1.45mol)およびNaHCO(243.6g、2.9mol)の撹拌溶液に0℃で滴加した。0℃で2時間、25℃で12時間撹拌後、混合物を水(1.0L)で希釈し、MTBE(1.0L)で抽出した。相を分離し、水性層をMTBE(500mL×2)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、ろ過し、蒸発させて、表題の中間体(280g、粗製物)を黄色固形物として得、これを精製せずに使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.38-7.32 (m, 5H), 5.24-5.08 (m, 3H), 4.05-3.93 (m, 2H), 2.26 (s, 1H).
ステップ2:ベンジルアリル(プロパ-2-イン-1-イル)カルバメート
Figure 2024512066000022
NaH(鉱油中60%、39g、0.98mol)を、THF(2.0L)中のベンジルプロパ-2-イン-1-イルカルバメート(155g、0.817mol)および臭化アリル(149g、1.23mol)の溶液に0℃で添加し、反応物を25℃で2時間撹拌した。混合物を飽和NHCl水溶液(500mL)でクエンチし、水性層をEtOAc(3×500mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗製材料をFCC(10%EtOAc:PE)で精製して、表題の中間体(135g)を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.44-7.31 (m, 5H), 5.87-5.74 (m, 1H), 5.29-5.15 (m, 4H), 4.17-3.96 (m, 4H), 2.23 (s, 1H).
ステップ3:(±)-ベンジル5-オキソ-3,3a,4,5-テトラヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
Figure 2024512066000023
トルエン(1.0L)中のベンジルアリル(プロパ-2-イン-1-イル)カルバメート(20g、89.6mmol)およびN,N,N,N-テトラメチルチオ尿素(5.89g、44.5mmol)の溶液に、Co(CO)(7.6g、22.4mmol)を1atmのCO圧力下、25℃で添加した。溶液を80℃に加熱し、3時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、セライトパットに通してろ過し、濃縮した。粗製材料をFCC(15~50%EtOAc:PE)で精製して、表題の中間体(12g)を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.38-7.33 (m, 5H), 6.11-6.07 (m, 1H), 5.21-5.14 (m, 2H), 4.36-4.28 (m, 2H), 4.18-4.11 (m, 1H), 3.28-3.26 (m, 1H), 2.97-2.92 (m, 1H), 2.68-2.64 (m, 1H), 2.23-2.19 (m, 1H).
ステップ4:
ベンジル(3aS,6aR)-3a-ヒドロキシ-5-オキソヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
ベンジル(3aR,6aS)-3a-ヒドロキシ-5-オキソヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
のラセミ混合物
Figure 2024512066000024
2-メチルテトラヒドロフラン(125mL)を窒素で10分間パージし、次いでCuCl(485mg、4.9mmol)およびrac-BINAP(3.03g、4.9mmol)を添加した。5分後、NaOt-Bu(470mg、4.9mmol)およびビス(ピナコラト)ジボロン(30g、117mmol)を添加し、反応物を窒素でさらに15分間パージした。2-メチルテトラヒドロフラン(125mL)中の(±)-ベンジル5-オキソ-3,3a,4,5-テトラヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(25g、97mmol)の溶液を添加し、反応物を窒素下、室温で2時間撹拌した。反応物を10℃に冷却し、MeOH(6.25g、7.89mL、194mmol)を添加した。これを10分間撹拌し、次いで30分間室温に加温し、次いでに10℃再び冷却した。NaOH(4.66g、117mmol)を添加し、続いて30%H水溶液(33g、99mL、292mmol)を滴加し、これを50分間撹拌した。これを水(150mL)で希釈し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。粗製材料をFCC(0~100%EtOAc:PE)で精製して、表題の中間体(20g、純度90%)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.43-7.24 (m, 5H), 5.55 (s, 1H), 5.12-4.99 (m, 2H), 3.79-3.65 (m, 1H), 3.53-3.38 (m, 2H), 3.22-3.11 (m, 1H), 2.70-2.62 (m, 1H), 2.58-2.52 (m, 1H), 2.34-2.29 (m, 1H), 2.17-2.06 (m, 1H). 溶媒ピーク下に1H.
ステップ5:
ベンジル(3aS,5R,6aR)-3a,5-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
ベンジル(3aR,5S,6aS)-3a,5-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
のラセミ混合物
Figure 2024512066000025
THF(200mL)中のベンジル(3aS,6aR)-3a-ヒドロキシ-5-オキソヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレートおよびベンジル(3aR,6aS)-3a-ヒドロキシ-5-オキソヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(20g、62.48mmol、純度90%)のラセミ混合物の溶液に、LiAlH(Ot-Bu)(124.9mL、124.9mmol、THF中1.0M)の溶液を0℃で滴加した。反応物を25℃に加温し、2時間撹拌した。反応混合物をNHCl(100mL)の飽和溶液に0℃で滴加した。混合物をEtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水(100mL)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮した。粗製材料をFCC(0~15%MeOH:DCM)で精製して、表題の中間体(16g)を無色油状物として得た。
LCMS: Rt 0.56分; MS m/z 278.1 [M+H]+; 方法J.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.39-7.29 (m, 5H), 5.06-5.01 (m, 3H), 4.67-4.65 (m, 1H), 4.28-4.19 (m, 1H), 3.65-3.52 (m, 2H), 3.38-3.34 (m, 1H), 3.27-3.17 (m, 1H), 2.32-2.13 (m, 2H), 2.05-1.92 (m, 1H), 1.73-1.64 (m, 1H), 1.29-1.16 (m, 1H).
ステップ6:
ベンジル(3aS,5S,6aR)-3a-ヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
ベンジル(3aR,5R,6aS)-3a-ヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
のラセミ混合物
Figure 2024512066000026
乾燥した反応フラスコにトリフェニルホスフィン(12.58g、48.0mmol)、無水THF(100mL)、およびフェノール(4.84g、51.4mmol)を窒素下、周囲温度で撹拌しながら入れた。無水THF(10.5mL)中のベンジル(3aS,5R,6aR)-3a,5-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレートおよびベンジル(3aR,5S,6aS)-3a,5-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(9.5g、34.3mmol)のラセミ混合物を添加し、溶液を氷浴中で冷却した。無水THF(50mL)中のDIAD(9.32mL、48.0mmol)の溶液を15~20分かけて激しく撹拌しながら滴加し、添加が完了した際、淡黄色は持続していた。添加中、最大内部温度は約14℃に達し、反応は浴槽中で45分間進行させた(aged)。反応を水(50mL)でクエンチし、混合物を約30分間撹拌した。混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、有機層を水(50mL)で2回洗浄した。合わせた水性洗浄液をEtOAc(100mL)で逆抽出し、合わせた有機抽出物を飽和食塩水(2×100mL)で洗浄し、次いでNaSOで乾燥させ、ろ過し、黄色油状物に濃縮した。残渣をEtO(100mL)で摩砕し、オフホワイト色沈殿物を得、混合物を氷/水浴中で撹拌し、同時にヘプタン(50mL)を激しく撹拌しながら滴加した。沈殿物を収集し、1:2ヘプタン/EtOで洗浄した。淡黄色固形生成物を、最初に35℃のロータリーエバポレーターで回転させることによって、次いで室温で一晩撹拌しながら、EtOで再びスラリー状にした。スラリーをろ過し、全てのろ液を合わせた。ろ液/洗浄液を濃縮して乾燥させ、黄色油状物を、EtO/ヘプタン(2:1)で処理し、FCC(10~60%EtOAc:ヘキサン)で精製して、表題の中間体(11.46g)を得た。
LCMS: Rt 2.29分; MS m/z 354.4 [M+H]+; 方法B.
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.38 - 7.28 (m, 7H), 7.01 - 6.96 (m, 1H), 6.88 - 6.85 (m, 2H), 5.14 (s, 2H), 4.95 - 4.92 (m, 1H), 3.81 - 3.78 (m, 2H), 3.50 - 3.46 (m, 1H), 3.30 - 3.25 (m, 1H), 2.76 - 2.72 (m, 2H), 2.47 - 2.41 (m, 1H), 2.32 - 2.27 (m, 1H), 2.18 - 2.10 (m, 1H), 1.75 (m, 1H).
ステップ7:
(3aS,5S,6aR)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
のラセミ混合物
Figure 2024512066000027
ベンジル(3aS,5S,6aR)-3a-ヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレートおよびベンジル(3aR,5R,6aS)-3a-ヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(11.46g、32.4mmol)を含むフラスコに磁気撹拌子を入れ、窒素でパージした。フラスコに無水MeOH(200mL)を撹拌しながら周囲温度で添加した。フラスコにマニフォールドで真空からNのサイクルを2回行うことによって酸素をパージし、次いでPd/C(10%Pdロード、Degussa湿潤タイプ、0.724g、6.80mmol)を撹拌しながら入れた。フラスコにゴムセプタムで栓をし、真空を、窒素から真空への2回のサイクルでパージした。Hバルーンを、液位下に伸びる長い注射針に取り付け、プラスチックルアー栓を使用し、真空フラスコに対してHバルーンを開口することによって真空を解除した。反応物を室温で2時間激しく撹拌した。窒素入口をフラスコに入れ、フラスコを15分間パージした。反応混合物をセライトパットに通してろ過し、DCMで洗浄した。ろ液を濃縮して、表題の中間体を白色固形物(6.3g)として得、これを精製せずに次のステップで使用した。
LCMS: Rt 0.85分; MS m/z 220.3 [M+H]+; 方法B.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.31 - 7.19 (m, 2H), 6.97 - 6.82 (m, 3H), 3.24 (dd, J = 11.6, 7.7 Hz, 1H), 2.94 - 2.81 (m, 2H), 2.66 - 2.48 (m, 2H), 2.31 - 2.15 (m, 2H), 2.09 (ddd, J = 13.9, 4.7, 1.8 Hz, 1H), 1.81 - 1.69 (m, 1H). 溶媒ピーク下に1H.
中間体2
(3aS,5S,6aR)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000028
ステップ1:ベンジル(3aS,5R,6aR)-3a,5-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
Figure 2024512066000029
ベンジル(3aS,5R,6aR)-3a,5-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレートおよびベンジル(3aR,5S,6aS)-3a,5-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(中間体1のステップ5からのもの)(450mg)のラセミ混合物を、以下の条件を使用したキラルSFCによって分離して、ベンジル(3aS,5R,6aR)-3a,5-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(190mg、ピーク1)を無色油状物としておよびベンジル(3aR,5S,6aS)-3a,5-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(220mg、ピーク2)を無色油状物として得た。
カラム:Chiralpak AD(250mm×30mm、10μm)、流速:70g/分
移動相:CO(A)、0.1%NHOHを含むMeOH(B)、アイソクラチック60:40(A:B)
ピーク1:
キラルSFC:Rt 1.58分(カラム:Chiralpak AD-3 50×4.6mm I.D.、3μm、流速:3mL/分、移動相:CO(A)、0.05%DEAを含むMeOH(B)、勾配溶出:5~40%B)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.38 - 7.29 (m, 5H), 5.16 (s, 2H), 4.56 - 4.52 (m, 1H), 3.82 - 3.76 (m, 2H), 3.56 - 3.53 (m, 1H), 3.44 - 3.41 (m, 1H), 2.48 - 2.39 (m, 2H), 2.24 - 2.18 (m, 1H), 1.99-1.94(m, 1H), 1.81 (brs, 1H), 1.65(brs, 1H), 1.54-1.41 (m, 1H).
ピーク2:
キラルSFC:Rt 2.04分(カラム:Chiralpak AD-3 50×4.6mm I.D.、3μm、流速:3mL/分、移動相:CO(A)、0.05%DEAを含むMeOH(B)、勾配溶出:5~40%B)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.38 - 7.31 (m, 5H), 5.14 (s, 2H), 4.56 - 4.51 (m, 1H), 3.82 - 3.76 (m, 2H), 3.56 - 3.52 (m, 1H), 3.44 - 3.41 (m, 1H), 2.47 - 2.39 (m, 2H), 2.24 - 2.18 (m, 1H), 1.99-1.94 (m, 1H), 1.82 (brs, 1H), 1.65 (brs, 1H), 1.51 -1.41 (m, 1H).
ステップ2:ベンジル(3aS,5S,6aR)-3a-ヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
Figure 2024512066000030
ベンジル(3aS,5R,6aR)-3a,5-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(前述のステップのピーク1)から出発し、中間体1のステップ6において使用した手順に従って、表題の中間体を得た。
LCMS: Rt 0.84分; MS m/z 354.2 [M+H]+; 方法J.
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.38 - 7.28 (m, 7H), 7.01 - 6.96 (m, 1H), 6.88 - 6.85 (m, 2H), 5.14 (s, 2H), 4.95 - 4.92 (m, 1H), 3.81 - 3.78 (m, 2H), 3.50 - 3.46 (m, 1H), 3.30 - 3.25 (m, 1H), 2.76 - 2.72 (m, 2H), 2.47 - 2.41 (m, 1H), 2.32 - 2.27 (m, 1H), 2.18 - 2.10 (m, 1H), 1.75 (m, 1H).
ステップ3:(3aS,5S,6aR)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000031
ベンジル(3aS,5S,6aR)-3a-ヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレートから出発し、中間体1のステップ7において使用した手順に従って、表題の中間体を得た。
LCMS: Rt 0.86分; MS m/z 220.0 [M+H]+; 方法I.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.33 - 7.21 (m, 2H), 6.94 - 6.84 (m, 3H), 4.88 - 4.66 (m, 2H), 3.06 - 3.01 (m, 1H), 2.72 - 2.65 (m, 2H), 2.53 - 2.51 (m, 1H), 2.46 - 2.42 (m, 1H), 2.30 - 2.14 (m, 2H), 2.04 - 1.94 (m, 1H), 1.92 - 1.86 (m, 1H), 1.80 - 1.71 (m, 1H).
中間体3
(3aS,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
のラセミ混合物
Figure 2024512066000032
これは、ステップ6における2-フルオロフェノールを使用して中間体1と同様の様式で合成した。
LCMS: Rt 0.66分; MS m/z 238.3 [M+H]+; 方法B.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.26 - 7.14 (m, 2H), 7.14 - 7.02 (m, 1H), 6.96 - 6.87 (m, 1H), 4.88 - 4.79 (m, 1H), 4.73 (br s, 1H), 3.07 - 3.01 (m, 1H), 2.73 - 2.66 (m, 2H), 2.47 - 2.43 (m, 1H), 2.36 - 2.26 (m, 1H), 2.23 - 2.17 (m, 1H), 2.08 - 1.99 (m, 1H), 1.96 - 1.91 (m, 1H), 1.80 - 1.73 (m, 1H). 溶媒ピーク下に1H.
中間体4
(3aS,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000033
これは、ステップ2における2-フルオロフェノールを使用して中間体2と同様の様式で合成した。
LCMS: Rt 0.87分; MS m/z 238.3 [M+H]+; 方法I.
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.21 - 7.15 (m, 2H), 7.12 - 7.08 (m, 1H), 6.95 - 6.89 (m, 1H), 4.85 - 4.79 (m, 1H), 4.74 (br s, 1H), 3.07 - 3.01 (m, 1H), 2.73 - 2.66 (m, 2H), 2.47 - 2.43 (m, 1H), 2.36 - 2.25 (m, 1H), 2.23 - 2.17 (m, 1H), 2.08 - 1.99 (m, 1H), 1.97 - 1.91 (m, 1H), 1.79 - 1.73 (m, 1H). 溶媒ピーク下に1H.
中間体5および6
(3aS,4S,5S,6aR)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000034
ステップ1:
ベンジル(3aS,5R)-5-ヒドロキシ-3,3a,4,5-テトラヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
ベンジル(3aR,5S)-5-ヒドロキシ-3,3a,4,5-テトラヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
のラセミ混合物
Figure 2024512066000035
メタノール(500mL)中の(±)-ベンジル5-オキソ-3,3a,4,5-テトラヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(中間体1のステップ3からのもの)(2.0g、7.8mmol)の撹拌溶液にCeCl.HO(5.7g、23.3mmol)、続いてNaBH(0.35g、9.36mmol)を-70℃で添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、材料をEtOAc中に溶解し、水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮し、FCC(60%EtOAc:ヘキサン)で精製して、表題の中間体(1.6g)を得た。
LCMS: Rt 0.50分; MS m/z 260.2 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.37-7.29 (m, 5H), 5.59 (d, J = 16 Hz, 1H), 5.14 (m, 3H), 4.04 (dd, J = 16.0, 6.0 Hz, 1H), 3.97-3.88 (m, 2H), 3.08-2.96 (m, 1H), 2.88 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 2.72-2.61 (m, 1H), 1.83 (t, J = 10.0 Hz, 1H), 1.40-1.28 (m, 1H).
ステップ2:
ベンジル(3aS,5S)-5-フェノキシ-3,3a,4,5-テトラヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
ベンジル(3aR,5R)-5-フェノキシ-3,3a,4,5-テトラヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
のラセミ混合物
Figure 2024512066000036
トルエン(500mL)中のベンジル(3aS,5R)-5-ヒドロキシ-3,3a,4,5-テトラヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレートおよびベンジル(3aR,5S)-5-ヒドロキシ-3,3a,4,5-テトラヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレートのラセミ体(6.0g、23.1mmol)、フェノール(2.6g、27.7mmol)、ならびに1,1’-(アゾジカルボニル)ジピペリジン(11.6g、46.2mmol)の溶液に、トリブチルホスフィン(14g、69.3mmol)を室温で添加し、反応混合物を100℃で16時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、ろ過し、ろ液を濃縮した。粗製材料をFCC(10%EtOAc:ヘキサン)で精製して、表題の中間体(3.5g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.39-7.26 (m, 7H), 6.96-6.92 (m, 1H), 6.89 (d, J = 8 Hz, 2H), 5.87 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 5.46 (dd, J = 3.6, 2.4 Hz, 1H), 5.19-5.12 (m, 2H), 4.08-3.95 (m, 3H), 3.60-3.50 (m, 1H), 2.80 (dt, 10.4, 1.2 Hz, 1H), 2.39-2.30 (m, 1H), 1.90-1.83 (m, 1H).
ステップ3:
ベンジル(3aS,4S,5S,6aR)-3a,4-ジヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
ベンジル(3aR,4R,5R,6aS)-3a,4-ジヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
のラセミ混合物
Figure 2024512066000037
アセトン(200mL)および水(200mL)中の、ベンジル(3aS,5S)-5-フェノキシ-3,3a,4,5-テトラヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレートおよびベンジル(3aR,5R)-5-フェノキシ-3,3a,4,5-テトラヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレートのラセミ体(2.5g、7.4mmol)ならびにN-メチルモルホリンN-酸化物一水和物(17g、126.5mmol)の溶液に、t-BuOH(20mL)中のOsO(96mg、0.37mmol)の溶液を室温で添加し、反応混合物を16時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、NaSOで乾燥させ、濃縮し、FCC(50%EtOAc:ヘキサン)で精製して、表題の中間体(2.5g)を得た。
LCMS:Rt 1.40分;MS m/z 370.3[M+H];方法D。
ステップ4:
ベンジル(3aS,4S,5S,6aR)-3a,4-ジヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
ベンジル(3aR,4R,5R,6aS)-3a,4-ジヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
のキラル分離
Figure 2024512066000038
ベンジル(3aS,4S,5S,6aR)-3a,4-ジヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレートおよびベンジル(3aR,4R,5R,6aS)-3a,4-ジヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレートのラセミ混合物(2.5g)を以下の方法を使用したキラルSFCによって分離して、ベンジル(3aS,4S,5S,6aR)-3a,4-ジヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(キラルSFC Rt 7.23分、1.2g)およびベンジル(3aR,4R,5R,6aS)-3a,4-ジヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(キラルSFC Rt 5.86分、1.2g)を得た。
カラム:Chiralpak IG(10mm×250mm、5ミクロン)、流速:13mL/分
移動相:CO(A)、EtOH:IPA、1:1(B)、アイソクラチック70:30(A:B)
ステップ5:(3aS,4S,5S,6aR)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール(中間体5
Figure 2024512066000039
EtOH(100mL)中のベンジル(3aS,4S,5S,6aR)-3a,4-ジヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(キラルSFC Rt 7.23分、ステップ4からのもの)(1.2g、3.24mmol)の溶液を10%炭素上Pd(120mg)とともにH(バルーン圧)下、6時間振とうした。反応混合物をセライトろ過し、濃縮して、表題の中間体(750mg)を得、これをさらに精製することなく使用した。
LCMS: Rt 0.55分; MS m/z 236.0 [M+H]+; 方法E.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.27-7.23 (m, 2H), 7.01-6.99 (m, 2H), 6.92 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 4.78-4.73 (m, 1H), 3.94 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 3.23-3.19 (m, 1H), 2.97 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 2.86 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 2.70-2.65 (m, 1H), 2.54-2.49 (m, 1H), 2.30-2.23 (m, 1H), 1.60-1.55 (m, 1H).
ステップ6:(3aR,4R,5R,6aS)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール(中間体6
Figure 2024512066000040
ステップ5と同じ方法を使用して、ベンジル(3aR,4R,5R,6aS)-3a,4-ジヒドロキシ-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(キラルSFC Rt 5.86分、ステップ4からのもの)(1.2g、3.24mmol)から出発し、表題の中間体を得た(750mg)。
LCMS: Rt 0.55分; MS m/z 236.0 [M+H]+; 方法E.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.27-7.23 (m, 2H), 7.01-6.99 (m, 2H), 6.92 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 4.78-4.73 (m, 1H), 3.93 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 3.20-3.15 (m, 1H), 2.94 (d, J = 12.4 Hz, 1H), 2.82 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 2.66-2.63 (m, 1H), 2.52-2.46 (m, 1H), 2.30-2.23 (m, 1H), 1.60-1.52 (m, 1H).
中間体7
(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
のラセミ混合物:
Figure 2024512066000041
ステップ1~3
ベンジル(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-3a,4-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
ベンジル(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-3a,4-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
のラセミ混合物
Figure 2024512066000042
表題の中間体を、フェノールの代わりにステップ2における2-フルオロフェノールを使用して、中間体5および6のステップ1~3と同じ方法を使用して合成した。
LCMS:Rt 1.44分;MS m/z 388.0[M+H];方法D。
ステップ4:
(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
のラセミ混合物
Figure 2024512066000043
中間体5のステップ5と同じ方法を使用して、ベンジル(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-3a,4-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレートおよびベンジル(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-3a,4-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(200mg)のラセミ混合物から出発し、表題の中間体を得た(130mg)。
LCMS:Rt 0.11分;MS m/z 253.9[M+H];方法D。
中間体8
(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000044
ステップ1
ベンジル(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-3a,4-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
ベンジル(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-3a,4-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート
のキラル分離
Figure 2024512066000045
ベンジル(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-3a,4-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレートおよびベンジル(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-3a,4-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレートのラセミ混合物(中間体7のステップ3、1.0g)を、以下の方法を使用してキラルSFCで分離して、ベンジル(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-3a,4-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(キラルSFC Rt 13.24分、0.5g)およびベンジル(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-3a,4-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(キラルSFC Rt 19.13分、0.5g)を得た。
カラム:Chiralpak IG(10mm×250mm、5ミクロン)、流速:15mL/分
移動相:CO(A)、EtOH:IPA、1:1(B)、アイソクラチック70:30(A:B)
ステップ2:(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000046
中間体5のステップ5と同じ方法を使用して、ベンジル(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-3a,4-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(キラルSFC Rt 13.24分、ステップ1からのもの)(500mg)から出発し、表題の中間体(260mg)を得た。
LCMS: Rt 0.11分; MS m/z 254.3 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.19 (dt, J = 8.4, 1.6 Hz, 1H), 7.11-7.06 (m, 2H), 6.97-6.91 (m, 1H), 4.78-4.73 (m, 1H), 3.92 (d, J = 3.2 Hz, 1 H), 3.16 (dd, J = 12.0, 7.6 Hz, 1H),2.93 (d, J = 12.4 Hz, 1H), 2.78 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 2.62 (dd, J = 11.2, 2.8 Hz, 1H), 2.55-2.49 (m, 1H), 2.32-2.24 (m, 1H), 1.55-1.49 (m, 1H).
中間体9
(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000047
中間体5のステップ5と同じ方法を使用して、ベンジル(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-3a,4-ジヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-カルボキシレート(キラルSFC Rt 19.13分、中間体8のステップ1からのもの)(500mg)から出発し、表題の中間体(270mg)を得た。
LCMS: Rt 0.10分; MS m/z 254.0 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.20 (dt, J = 8.0, 1.6 Hz, 1H), 7.12-7.06 (m, 2H), 6.98-6.94 (m, 1H), 4.83-4.79 (m, 1H), 4.03 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 3.47-3.42 (m, 1H), 3.16-3.06 (m, 2H), 2.92-2.87 (m, 1H), 2.72-2.68 (m, 1H), 2.37-2.30 (m, 1H), 1.69-1.62 (m, 1H).
以下の中間体を、適切な出発材料を用いた類似の手順を使用して作製した:
Figure 2024512066000048
中間体13
5-((4-メトキシベンジル)オキシ)-2-ビニルピリジン
Figure 2024512066000049
ステップ1:2-ブロモ-5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン
Figure 2024512066000050
DMF(52mL)中の2-ブロモ-5-ヒドロキシピリジン(CAS番号55717-45-8)(5.0g、26mmol)の撹拌溶液に炭酸カリウム(14.4g、104mmol)を室温で添加した。10分後、反応物を0℃に冷却し、4-メトキシベンジル塩化物(8.13g,52mmol)を滴加した。反応物を室温で16時間撹拌し、次いで水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水(2回)、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。粗製材料をFCC(10~20%EtOAc:ヘキサン)で精製して、表題の中間体(7.0g)を白色固形物として得た。
LCMS: Rt 1.63分; MS m/z 293.7および295.7 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.12 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.37-7.32 (m, 3H), 7.14 (dd, J = 8.4, 3.2 Hz, 1H), 6.93-6.91 (m, 2H), 5.01 (s, 2H), 3.82 (s, 3H).
ステップ2:5-((4-メトキシベンジル)オキシ)-2-ビニルピリジン
Figure 2024512066000051
イソプロパノール(35mL)中の2-ブロモ-5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン(3.0g、10.2mmol)、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(2.7g、20mmol)、およびトリエチルアミン(4.2mL、30.6mmol)の撹拌溶液をアルゴンで20分間脱気した。Pd(dppf)Cl.CHCl(0.83g、1.02mmol)を添加し、溶液をアルゴンで10分間再び脱気し、次いで80℃で16時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、セライトろ過し、酢酸エチルですすいだ。ろ液を濃縮し、FCC(10~20%EtOAc:ヘキサン)で精製して、表題の中間体(2.1g)を無色油状物として得た。
LCMS: Rt 0.72分; MS m/z 242.4 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.30 (d, J=2.9 Hz, 1H), 7.32 (d, J=8.7 Hz, 2H), 7.23 (d, J=3.5 Hz, 1H), 7.20 - 7.14 (m, 1H), 6.89 (d, J=8.7 Hz, 2H), 6.73 (dd, J=10.9, 17.5 Hz, 1H), 5.99 (dd, J=0.9, 17.6 Hz, 1H), 5.36 - 5.25 (m, 1H), 5.01 (s, 2H), 3.79 (s, 3H).
中間体14
(±)-5-((4-メトキシベンジル)オキシ)-2-(オキシラン-2-イル)ピリジン
Figure 2024512066000052
ジオキサン(80mL)および水(160mL)中のNBS(2.4g、51mmol)の溶液に、AcOH(0.9g、2.5mmol)、続いて5-((4-メトキシベンジル)オキシ)-2-ビニルピリジン(中間体13、3.3g、25mmol)をアルゴン下、0℃で添加した。反応物を室温で2時間撹拌して、ブロモヒドリン中間体を形成した。pHが完全に塩基性になるまで飽和NaCO溶液を添加し、次いで混合物を一晩撹拌した。反応物を酢酸エチルで抽出し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗製材料をFCC(3%EtOAc:ヘキサン)で精製して、表題の中間体(1.3g)を茶色固形物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.31 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 7.36-7.31 (m, 2H), 7.23 (dd, J = 4.8, 1.8 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.94-6.89 (m, 2H), 5.02 (s, 2H), 3.97-3.95 (m, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.14 (dd, J = 6.0, 4.8 Hz, 1H), 2.94 (dd, J = 5.7, 2.4 Hz, 1H).
中間体15
(±)-3-(ベンジルオキシ)-2-フルオロ-6-(オキシラン-2-イル)ピリジン
Figure 2024512066000053
ステップ1:6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-オール
Figure 2024512066000054
酢酸(130mL)中の2-フルオロピリジン-3-オール(CAS番号174669-74-0)(15.0g、44.2mmol)の溶液に酢酸ナトリウム(12.0g、48.6mmol)を添加し、続いて臭素(21.3g、44.2mmol)を0℃で滴加した。反応物を室温で1時間撹拌し、次いで氷冷水(100mL)に注ぎ入れ、1M NaOH溶液で中和した。粗製溶液を酢酸エチルで3回抽出し、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮して、表題の中間体を黄色油状物(24.0g)として得、これを精製せずに次のステップで使用した。
ステップ2:3-(ベンジルオキシ)-6-ブロモ-2-フルオロピリジン
Figure 2024512066000055
DMF(150mL)中の6-ブロモ-2-フルオロピリジン-3-オール(24g、125mmol)の溶液にKCO(69g、500mmol)、続いて臭化ベンジル(30mL、250mmol)を0℃で添加した。反応物を室温で12時間撹拌し、次いで水で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。粗製材料をFCC(0~1%EtOAc:ヘキサン)で精製して、表題の中間体(17.0g)を白色固形物として得た。
LCMS:Rt 2.16分;MS m/z 282.1および284.0[M+H];方法E。
ステップ3:3-(ベンジルオキシ)-2-フルオロ-6-ビニルピリジン
Figure 2024512066000056
中間体13のステップ2と同じ方法を使用して、3-(ベンジルオキシ)-6-ブロモ-2-フルオロピリジン(17g、60.5mmol)から出発し、FCC(5~10%EtOAc:ヘキサン)で精製し、表題の中間体(9.0g)を白色固形物として得た。
LCMS:Rt 1.60分;MS m/z 229.9[M+H];方法F。
ステップ4:(±)-3-(ベンジルオキシ)-2-フルオロ-6-(オキシラン-2-イル)ピリジン
Figure 2024512066000057
中間体14と同じ方法を使用して、3-(ベンジルオキシ)-2-フルオロ-6-ビニルピリジン(9.0g、39mmol)から出発するが、前半の反応は48時間実行し、後半の反応は72時間実行し、FCC(12%EtOAc:ヘキサン)で精製し、表題の中間体(4.1g)をオフホワイト色固形物として得た。
LCMS:Rt 1.56分;MS m/z 245.9[M+H];方法F。
中間体16および17
(S)-3-(ベンジルオキシ)-2-フルオロ-6-(オキシラン-2-イル)ピリジン
(R)-3-(ベンジルオキシ)-2-フルオロ-6-(オキシラン-2-イル)ピリジン
Figure 2024512066000058
(±)-3-(ベンジルオキシ)-2-フルオロ-6-(オキシラン-2-イル)ピリジン(中間体15、1.5g、6.1mmol)の2種類のエナンチオマーを、以下のキラルHPLC法を使用して分離した:
カラム:C-4、流速:20mL/分
移動相:ヘキサン(A)、IPA:EtOH1:1(B)、アイソクラチック80:20(A:B)
中間体16:キラルHPLC Rt 4.78分、0.6g。
中間体17:キラルHPLC Rt 5.48分、0.6g。
中間体18
(±)-3-(ベンジルオキシ)-2-クロロ-6-(オキシラン-2-イル)ピリジン
Figure 2024512066000059
ステップ1:2-クロロ-6-(ヒドロキシメチル)ピリジン-3-オール
Figure 2024512066000060
2-クロロピリジン-3-オール(CAS番号6636-78-8)(15g、115mmol)およびNaHCO(14.5g、172mmol)を水(120mL)中に溶解し、90℃に加熱した。ホルムアルデヒド水溶液(37%、30mL)を滴加した。反応物を90℃で16時間加熱し、次いで0℃に冷却し、6N HClでpH=1まで酸性化した。溶液を0℃で1時間撹拌し、次いでろ過した。ろ液を酢酸エチルで3回抽出し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮して、表題の中間体(15g)を得、これを精製せずに次のステップで使用した。
LCMS:Rt 0.41分;MS m/z 160.0[M+H];方法F。
ステップ2:(5-(ベンジルオキシ)-6-クロロピリジン-2-イル)メタノール
Figure 2024512066000061
中間体15のステップ2と同じ方法を使用して、2-クロロ-6-(ヒドロキシメチル)ピリジン-3-オール(10g、63mmol)から出発し、FCC(20%EtOAc:ヘキサン)で精製し、表題の中間体(12g)を得た。
LCMS: Rt 2.20分; MS m/z 250.1 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.45-7.34 (m, 5H), 7.26-7.22 (m, 1H), 7.17 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.18 (s, 2H), 4.67 (d, J = 5.6 Hz, 2H).
ステップ3:5-(ベンジルオキシ)-6-クロロピコリンアルデヒド
Figure 2024512066000062
CHCl(300mL)中の(5-(ベンジルオキシ)-6-クロロピリジン-2-イル)メタノール(9.0g、36mmol)の溶液にMnO(15.7g、181mmol)を室温で添加し、反応物を10時間還流した。反応混合物をセライトろ過し、クロロホルムで洗浄した。ろ液を濃縮して、表題の中間体(6.0g)を得、これを精製せずに次のステップで使用した。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 9.91 (s, 1H), 7.88 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 7.48-7.26 (m, 6H), 5.28 (s, 2H).
ステップ4:(±)-3-(ベンジルオキシ)-2-クロロ-6-(オキシラン-2-イル)ピリジン
Figure 2024512066000063
DMSO(20.0mL)中のNaH(60%鉱油中、1.42g、35.5mmol)の撹拌懸濁液にヨウ化トリメチルスルホキソニウム(7.1g、32mmol)を0℃で添加し、反応物を0℃で15分間撹拌した。DMSO(20.0mL)中の5-(ベンジルオキシ)-6-クロロピコリンアルデヒド(4.0g、16mmol)の溶液を滴加し、溶液を室温で45分間撹拌した。反応物を氷冷水で徐々にクエンチし、酢酸エチルで3回抽出し、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。粗製材料をFCC(20%EtOAc:ヘキサン)で精製して、表題の中間体(1.2g)を得た。
LCMS: Rt 1.62分; MS m/z 262.1 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.47-7.36 (m, 5H), 7.23 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.20 (s, 2H), 3.97-3.95 (m, 1H), 3.15 (dd, J = 5.6, 4.0 Hz, 1H), 2.91 (dd, J = 5.6, 2.4 Hz, 1H).
中間体19
(±)-2-クロロ-3-((4-メトキシベンジル)オキシ)-6-(オキシラン-2-イル)ピリジン
Figure 2024512066000064
これは、ステップ2において臭化ベンジルの代わりに4-メトキシベンジル塩化物を使用して中間体18と類似の様式で合成した。
LCMS:Rt 1.56分;MS m/z 292.1[M+H];方法D。
中間体20
(±)-2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェニル)オキシラン
Figure 2024512066000065
これは、ステップ1において臭化ベンジルを使用して、中間体13および14の方法に従って作製した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.45-7.42 (m, 2H), 7.39-7.31 (m, 3H), 6.85-6.78 (m, 2H), 5.16 (s, 2H), 3.77-3.75 (m, 1H), 3.13-3.10 (m, 1H), 2.71-2.69 (m, 1H).
中間体21
2-ブロモ-1-(4-ヒドロキシフェニル)エタン-1-オン
Figure 2024512066000066
AcOH(30mL)中の1-(4-ヒドロキシフェニル)エタン-1-オン(CAS番号99-93-4)(3.0g、22mmol)の溶液に三臭化ピリジニウム(7.0g、22mmol)を添加し、反応物を室温で3時間撹拌した。混合物をpH6~7に調整し、EtOAc(2×100mL)で抽出し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。粗製材料をFCC(5~10%EtOAc:PE)で精製して、表題の中間体(1.0g)を黄色固形物として得た。
中間体22
2-ブロモ-1-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)エタン-1-オン
Figure 2024512066000067
ステップ1:2,6-ジフルオロフェニルアセテート
Figure 2024512066000068
トルエン(130mL)およびピリジン(30mL、368mmol)中の2,6-ジフルオロフェノール(CAS番号28177-48-2)(15g、115mmol)の溶液に、塩化アセチル(25g、24mL、322mmol)を室温で滴加し、反応物を1時間撹拌した。反応物を水(300mL)で希釈し、有機層を分離し、濃縮した。残渣をEtOAc(200mL)で希釈し、1M HCl(2×100mL)、次いで5%KCO水溶液(100mL)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮して、表題の中間体(15g)を黄色油状物として得、これをさらに精製することなく使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.23-7.12 (m, 1H), 7.03-6.90 (m, 2H), 2.38 (s, 3H).
ステップ2:1-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)エタン-1-オン
Figure 2024512066000069
2,6-ジフルオロフェニルアセテート(15g、87.1mmol)にAlCl(24.4g、183mmol)を添加し、混合物を150℃で1時間撹拌した。反応物を冷却し、氷冷3N HCl(300mL)に注ぎ入れた。黄色固形物が形成され、これをろ過し、EtOAc(200mL)中に溶解し、食塩水(100mL)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮して、表題の中間体(11g)を黄色固形物として得、これをさらに精製することなく使用した。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.64-7.48 (m, 2H), 5.97 (s, 1H), 2.56 (s, 3H).
ステップ3:2-ブロモ-1-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)エタン-1-オン
Figure 2024512066000070
AcOH(80mL)中の1-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)エタン-1-オン(5g、29mmol)の溶液にAcOH(6.7g、29mmol)中の35%HBrを添加した。Br(4.6g、29mmol)を滴加し、反応物を室温で30分間撹拌した。反応を飽和NaHCO水溶液(300mL)でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。残渣を5:1のPE:EtOAcで希釈し、室温で30分間撹拌し、次いでろ過した。ろ液を濃縮して、表題の中間体(4g)を黄色固形物として得、これをさらに精製することなく使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.66-7.55 (m, 2H), 4.35 (s, 2H).
中間体23
2-(ベンジルオキシ)-5-(2-ブロモエチル)-1,3-ジフルオロベンゼン
Figure 2024512066000071
ステップ1:2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェニル)エタン-1-オール
Figure 2024512066000072
THF(10mL)中の2-(ベンジルオキシ)-1,3-ジフルオロ-5-ビニルベンゼン(中間体20のステップ2からのもの)(150mg、0.607mmol)の溶液に、ボランジメチルスルフィド(93mg、1.2mmol)を0℃で滴加した。反応物を室温で16時間撹拌し、次いで3N NaOH水溶液(1.2mL、3.6mmol)およびH(30%、0.375mL、3.6mmol)を添加し、混合物を55℃で4時間撹拌した。反応物を冷却し、EtOAcで抽出し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。粗製材料をFCC(10%EtOAc:ヘキサン)で精製して、表題の中間体(70mg)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.47-7.44 (m, 2H), 7.39-7.31 (m, 3H), 6.77 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 5.13 (s, 2H), 3.82 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 2.77 (t, J = 6.0 Hz, 2H).
ステップ2:2-(ベンジルオキシ)-5-(2-ブロモエチル)-1,3-ジフルオロベンゼン
Figure 2024512066000073
0℃のDCM(10mL)中の2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェニル)エタン-1-オール(70mg、0.26mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(104mg、0.396mmol)およびテトラブロモメタン(131mg、0.396mmol)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌し、次いで濃縮した。粗製材料をFCC(2%EtOAc:ヘキサン)で精製して、表題の中間体(20.0mg)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.46-7.44 (m, 2H), 7.39-7.31 (m, 3H), 6.78-6.72 (m, 2H), 5.15 (s, 2H), 3.52 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.07 (t, J = 7.6 Hz, 2H).
中間体24
1-(ベンジルオキシ)-4-(2-ブロモエチル)ベンゼン
Figure 2024512066000074
ステップ1:メチル2-(4-(ベンジルオキシ)フェニル)アセテート
Figure 2024512066000075
中間体15のステップ2と同じ方法を使用して、メチル2-(4-ヒドロキシフェニル)アセテート(CAS番号14199-15-6)(5.0g、30mmol)から出発し、表題の中間体(6.5g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.45-7.31 (m, 5H), 7.21-7.19 (m, 2H), 6.96-6.92 (m, 2H), 5.05 (s, 2H), 3.69 (s, 3H), 3.57 (s, 2H).
ステップ2:2-(4-(ベンジルオキシ)フェニル)エタン-1-オール
Figure 2024512066000076
ジエチルエーテル(80mL)中のメチル2-(4-(ベンジルオキシ)フェニル)アセテート(2.5g、9.8mmol)の溶液にLiAlH(1M、THF中、19.5mL、19.5mmol)を0℃で添加し、反応物を室温で16時間撹拌した。反応を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮して、表題の中間体(2.0g)を得、これをさらに精製することなく使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.46-7.30 (m, 5H), 7.18-7.12 (m, 2H), 6.97-6.90 (m, 2H), 5.05 (s, 2H), 3.83 (q, J = 6.4 Hz, 2H), 2.82 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 1.38 (t, J = 6.4 Hz, 1H).
ステップ3:1-(ベンジルオキシ)-4-(2-ブロモエチル)ベンゼン
Figure 2024512066000077
中間体23のステップ2と同じ方法を使用して、2-(4-(ベンジルオキシ)フェニル)エタン-1-オール(2.0g、8.8mmol)から出発し、表題の中間体(1.5g)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.45-7.32 (m, 5H), 7.15-7.12 (m, 2H), 6.96-6.92 (m, 2H), 5.06 (s, 2H), 3.54 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 3.11 (t, J = 8.0 Hz, 2H).
実施例1A、1B、1Cおよび1D
(3aS,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aS,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000078
ステップ1:
(3aS,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aS,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
の混合物:
Figure 2024512066000079
EtOH(10mL)中の中間体3(120mg、0.505mmol)および中間体14(130mg、0.505mmol)の溶液を90℃で4時間撹拌した。反応物を冷却し、濃縮し、FCC(5%MeOH:DCM)で精製して、表題の中間体(130mg)を得た。
LCMS:Rt 0.48分;MS m/z 495.2[M+H];方法D。
ステップ2:
(3aS,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aS,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
の混合物:
Figure 2024512066000080
TFA(3mL)中の(3aS,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール、(3aS,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール、(3aR,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール、および(3aR,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール(130mg、0.262mmol)の混合物を室温で4時間撹拌した。溶液を濃縮し、以下のHPLC条件を使用して粗製材料を精製し、表題の中間体(40mg)を得た。
カラム:Kinetex(150mm×21.2mm)、5.0μm、流速:20ml/分
移動相:水中の0.05%TFA(A)、アセトニトリル(B)
LCMS:Rt 0.12分;MS m/z 375.2[M+H];方法D。
ステップ3:キラル分離
4種類のジアステレオマーを、以下のキラルHPLC条件を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IC(10mm×250mm、5ミクロン)、流速:9mL/分
移動相:ヘキサン(A)、EtOH:MeOH 80:20中の0.1%DEA(B)、アイソクラチック94:6(A:B)
実施例1A(キラルHPLC Rt 5.68分):6.0mg。
LCMS: Rt 0.12分; MS m/z 375.1 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.02 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.23 (dd, J = 8.8, 2.8 Hz, 1H), 7.09-7.00 (m, 3H), 6.94-6.88 (m, 1H), 4.85-4.77 (m, 2H), 3.00 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 2.90-2.77 (m, 4H), 2.61-2.51 (m, 2H), 2.29 (dd, J = 13.2, 4.8 Hz, 1H), 2.23-2.15 (m, 1H), 2.05 (dd, J = 14.0, 5.6 Hz, 1H), 1.85-1.79 (m, 1H).
実施例1B(キラルHPLC Rt 8.59分):5.6mg。
LCMS: Rt 0.70分; MS m/z 375.2 [M+H]+; 方法G.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.01 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.22 (dd, J = 8.4, 2.8 Hz, 1H), 7.08-6.99 (m, 3H), 6.93-6.90 (m, 1H), 4.82-4.76 (m, 2H), 2.97 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 2.86 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.78-2.77 (m, 2H), 2.64 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.55-2.49 (m, 2H), 2.26-2.17 (m, 2H), 2.05 (dd, J = 13.6, 6.0 Hz, 1H), 1.85-1.81 (m, 1H).
実施例1C(キラルHPLC Rt 4.93分):5.5mg。
LCMS: Rt 0.83分; MS m/z 375.0 [M+H]+; 方法G.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.02 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.23 (dd, J = 8.8, 2.8 Hz, 1H), 7.09-7.00 (m, 3H), 6.94-6.88 (m, 1H), 4.85-4.77 (m, 2H), 3.00 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 2.90-2.77 (m, 4H), 2.61-2.51 (m, 2H), 2.29 (dd, J = 13.2, 4.8 Hz, 1H), 2.23-2.15 (m, 1H), 2.05 (dd, J = 14.0, 6.0 Hz, 1H), 1.83-1.77 (m, 1H).
実施例1D(キラルHPLC Rt 3.90分):6.0mg。
LCMS: Rt 0.70分; MS m/z 375.0 [M+H]+; 方法G.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.00 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.22 (dd, J = 8.4, 3.2 Hz, 1H), 7.08-6.98 (m, 3H), 6.93-6.88 (m, 1H), 4.80-4.74 (m, 2H), 2.90-2.81 (m, 2H), 2.73-2.63 (m, 2H), 2.55 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.50-2.46 (m, 2H), 2.24-2.16 (m, 2H), 2.04 (dd, J = 13.2, 6.0 Hz, 1H), 1.86-1.80 (m, 1H).
実施例2A、2B、2Cおよび2D
(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000081
ステップ1(中間体25Aおよび25B):
(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
の混合物:
Figure 2024512066000082
実施例1A/1B/1C/1Dのステップ1と同じ方法を使用して、中間体8(125mg、0.49mmol)および中間体14(151mg、0.58mmol)から出発し、表題の中間体(150mg)を得た。
LCMS:Rt 0.26分;MS m/z 511.2[M+H];方法D。
ステップ2(中間体25Cおよび25D):
(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
の混合物:
Figure 2024512066000083
ステップ1と同じ方法を使用して、中間体9(125mg、0.49mmol)および中間体14(151mg、0.58mmol)から出発し、表題の中間体(150mg)を得た。
LCMS:Rt 1.64分;MS m/z 510.9[M+H];方法E。
ステップ3(実施例2Aおよび2B):
(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000084
EtOH(10mL)中の(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオールおよび(3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール(中間体25Aおよび25B)の溶液(150mg、0.29mmol)を10%炭素上Pd(15.0mg)とともにHバルーン下で6時間振とうした。反応物をセライトろ過し、濃縮し、以下の分取HPLC法で精製して、実施例2Aおよび2Bの混合物(70mg)を得た。
カラム:Gemini-NX-C18(250mm×21.20mm)、5.0μm、流速:18mL/分
移動相:水中の0.02%TFA(A)、アセトニトリル:MeOH1:1(B)
LCMS:Rt 0.12分;MS m/z 391.1[M+H];方法D。
2種類のジアステレオマーを、以下のキラルSFC方法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IG21×250mm、5ミクロン、流速:80g/分
移動相:CO(A)、10mM NHOHを含むMeOH(B)、アイソクラチック65:35(A:B)
実施例2A(分取キラルSFC Rt 5.4分):19mg。
分析的キラルSFC:Rt 3.85分(カラム:Chiralpak IG4.6×100mm、5μm、流速5mL/分、移動相A:CO、相B:10mM NHOHを含むメタノール、勾配:5~55%B)。
LCMS: Rt 0.40分; MS m/z 391.2 [M+H]+; 方法C.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.00 (dd, J = 2.8, 0.7 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 8.5, 2.8 Hz, 1H), 7.13 - 7.02 (m, 3H), 6.99 - 6.88 (m, 1H), 4.74 (t, J = 6.5 Hz, 1H), 4.69 (td, J = 5.5, 3.6 Hz, 1H), 3.93 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 2.96 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.76 - 2.70 (m, 2H), 2.69 - 2.57 (m, 2H), 2.45 - 2.34 (m, 2H), 2.24 (ddd, J = 13.2, 9.8, 5.9 Hz, 1H), 1.54 (dt, J= 13.1, 5.3 Hz, 1H).
実施例2B(分取キラルSFC Rt 10.0分):16mg。
分析的キラルSFC:Rt 4.36分(カラム:Chiralpak IG4.6×100mm、5μm、流速5mL/分、移動相A:CO、相B:10mM NHOHを含むメタノール、勾配:5~55%B)。
LCMS: Rt 0.40分; MS m/z 391.2 [M+H]+; 方法C.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.01 (dd, J= 2.8, 0.7 Hz, 1H), 7.43- 7.35 (m, 1H), 7.20 (dd, J = 8.5, 2.8 Hz, 1H), 7.14- 7.02 (m, 3H), 6.98- 6.89 (m, 1H), 4.75 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 4.69 (td, J = 5.4, 3.6 Hz, 1H), 3.90 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 2.97 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.77 - 2.65 (m, 3H), 2.61 (dd, J = 9.2, 2.1 Hz, 1H), 2.45 - 2.32 (m, 2H), 2.24 (ddd, J = 13.2, 9.8, 5.8 Hz, 1H), 1.55 (dt, J = 13.2, 5.3 Hz, 1H).
ステップ4(実施例2Cおよび2D):
(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000085
ステップ3と同じ方法を使用して、中間体25Cおよび25D(150mg、0.29mmol)から出発し、例2Cおよび2Dの混合物(70mg)を得た。
LCMS:Rt 0.47分;MS m/z 391.1[M+H];方法E。
2種類のジアステレオマーを、以下のキラルSFC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IG(10mm×250mm、5ミクロン)、流速:10ml/分
移動相:CO(A)、IPA中の0.1%DEA(B)、アイソクラチック65:35(A:B)
実施例2C(キラルSFC Rt 5.26分):20mg。
LCMS: Rt 0.39分; MS m/z 391.1 [M+H]+; 方法E.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.00 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.38 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 8.8, 3.2 Hz, 1H), 7.10-7.02 (m, 3H), 6.96-6.90 (m, 1H), 4.75 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 4.69-4.66 (m, 1H), 3.90 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 2.97 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.73 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 2.70-2.66 (m, 1H), 2.61 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 2.41-2.34 (m, 2H), 2.27-2.20 (m, 1H), 1.58-1.51 (m, 1H).
実施例2D(キラルSFC Rt 7.25分):20mg。
LCMS: Rt 0.40分; MS m/z 391.0 [M+H]+; 方法E.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.99 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.38 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 8.8, 3.2 Hz, 1H), 7.10-7.05 (m, 3H), 6.95-6.92 (m, 1H), 4.74 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 4.69-4.66 (m, 1H), 3.92 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 2.95 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.73 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 2.66-2.60 (m, 2H), 2.39 (d, J = 10.0 Hz, 2H), 2.27-2.20 (m, 1H), 1.56-1.51 (m, 1H).
実施例3A、3B、3Cおよび3D
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000086
ステップ1(中間体26A、26B、26Cおよび26D):
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(5-(ベンジルオキシ)-6-フルオロピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(5-(ベンジルオキシ)-6-フルオロピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(5-(ベンジルオキシ)-6-フルオロピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(5-(ベンジルオキシ)-6-フルオロピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000087
実施例1A/1B/1C/1Dのステップ1と同じ方法を使用して、中間体6(100mg、0.425mmol)および中間体16(125mg、0.51mmol)から出発し、中間体26A(130mg)を得た。
LCMS:Rt 1.89分;MS m/z 481.3[M+H];方法E。
同じ方法を使用して、中間体6(100mg、0.425mmol)および中間体17(125mg、0.51mmol)から出発し、中間体26B(120mg)を得た。
LCMS:Rt 1.90分;MS m/z 481.3[M+H];方法E。
Figure 2024512066000088
同じ方法を使用して、中間体5(100mg、0.425mmol)および中間体16(125mg、0.51mmol)から出発し、中間体26C(110mg)を得た。
LCMS:Rt 1.34分;MS m/z 481.6[M+H];方法F。
同じ方法を使用して、中間体5(100mg、0.425mmol)および中間体17(125mg、0.51mmol)から出発し、中間体26D(105mg)を得た。
LCMS:Rt 1.33分;MS m/z 481.6[M+H];方法F。
ステップ2(実施例3A、3B、3C、および3D):
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000089
実施例3A:EtOH(10mL)中の中間体26A(120mg、0.25mmol)の溶液を、Hバルーン下、10%炭素上Pd(12mg)とともに6時間振とうした。反応物をセライトろ過し、濃縮し、以下の分取HPLC法で精製して、表題の化合物(75mg)を得た。
カラム:Waters X Bridge C18(150mm×21.2mm)、5.0μm
移動相:水中の0.02%NHOH(A)、アセトニトリル(B)、流速:15.0mL/分
LCMS: Rt 0.11分; MS m/z 391.2 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.85-7.26 (m, 4H), 6.94-6.92 (m, 3H), 4.72-4.67 (m, 2H), 3.93 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 3.00 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.83-2.73 (m, 3H), 2.66-2.63 (m, 1H), 2.44 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.42-2.38 (m, 1H), 2.28-2.21 (m, 1H), 1.65-1.60 (m, 1H).
実施例3B:同じ方法を使用して、中間体26B(120mg、0.25mmol)から出発し、表題の化合物(75mg)を得た。
LCMS: Rt 0.45分; MS m/z 391.3 [M+H]+; 方法E.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.34-7.24 (m, 4H), 6.94-6.91 (m, 3H), 4.73-4.67 (m, 2H), 3.95 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 3.00 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.86-2.74 (m, 3H), 2.66-2.63 (m, 1H), 2.50 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.44-2.38 (m, 1H), 2.28-2.20 (m, 1H), 1.63-1.57 (m, 1H).
Figure 2024512066000090
実施例3C:同じ方法を使用して、中間体26C(110mg、0.23mmol)から出発し、表題の化合物(60mg)を得た。
LCMS: Rt 0.45分; MS m/z 391.3 [M+H]+; 方法E.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 6.50-6.41 (m, 4H), 6.13-6.10 (m, 3H), 3.91-3.84 (m, 2H), 3.14 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 2.17 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 1.99-1.88 (m, 3H), 1.81 (dd, J = 9.6, 2.4 Hz, 1H), 1.64(d,J= 10.0 Hz, 1H), 1.60-1.53 (m, 1H), 1.46-1.40 (m, 1H), 0.81-0.75(m, 1H).
実施例3D:同じ方法を使用して、中間体26D(105mg、0.21mmol)から出発し、表題の化合物(50mg)を得た。
LCMS: Rt 1.25分; MS m/z 390.8 [M+H]+; 方法F.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.36-7.25 (m, 4H), 6.96-6.92 (m, 3H), 4.75-4.72 (m, 2H), 3.95 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 3.05 (d, J = 10.4 Hz, 1H), 3.04-2.85 (m, 3H), 2.74 (dd, J = 9.2, 2.8 Hz, 1H), 2.69-2.66 (m, 1H), 2.50-2.44 (m, 1H), 2.30-2.22 (m, 1H), 1.68-1.63 (m, 1H).
実施例4A、4B、4Cおよび4D
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000091
ステップ1(中間体27Aおよび27B):
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(5-(ベンジルオキシ)-6-クロロピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(5-(ベンジルオキシ)-6-クロロピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
の混合物:
Figure 2024512066000092
実施例1A/1B/1C/1Dのステップ1と同じ方法を使用して、中間体6(400mg、1.7mmol)および中間体18(533mg、2.0mmol)から出発し、表題の中間体(450mg)を得た。
LCMS:Rt 0.51分;MS m/z 497.3[M+H];方法D。
ステップ2(中間体27Cおよび27D):
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(5-(ベンジルオキシ)-6-クロロピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(5-(ベンジルオキシ)-6-クロロピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
の混合物:
Figure 2024512066000093
ステップ1と同じ方法を使用して、中間体5(300mg、1.27mmol)および中間体18(399mg、1.53mmol)から出発し、表題の中間体(350mg)を得た。
LCMS:Rt 0.40分;MS m/z 497.3[M+H];方法D。
ステップ3(実施例4Aおよび4B):
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000094
EtOH(35mL)中の(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(5-(ベンジルオキシ)-6-クロロピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオールおよび(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(5-(ベンジルオキシ)-6-クロロピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール(中間体27Aおよび27B)(425mg、0.85mmol)の溶液を、Hバルーン下、PtO(43mg)とともに18時間振とうした。反応物をセライトろ過し、濃縮し、以下の分取HPLC法で精製して、実施例4Aおよび4Bの混合物(90mg)を得た。
カラム:Kinetics Evo C18、21.2mm×150mm、流速:20mL/分
移動相:水中の0.02%NHOH(A)、アセトニトリル(B)
LCMS:Rt 0.14分;MS m/z 407.3[M+H];方法D。
2種類のジアステレオマーを、以下のキラルSFC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IG(10mm×250mm、5ミクロン)、流速:10mL/分
移動相:CO(A)、IPA中の0.02%アンモニア(B)、アイソクラチック60:40(A:B)
実施例4A(キラルSFC Rt 7.01分):20mg。
LCMS: Rt 0.11分; MS m/z 407.2 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.33-7.22 (m, 4H), 6.92-6.90 (m, 3H), 4.72-4.68 (m, 2H), 3.90 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 2.98 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.77-2.70 (m, 3H), 2.66-2.62 (m, 1H), 2.42 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.40-2.34 (m, 1H), 2.25-2.19 (m, 1H), 1.62-1.58 (m, 1H).
実施例4B(キラルSFC Rt 8.68分):22mg。
LCMS: Rt 0.11分; MS m/z 407.2 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.33 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.27-7.23 (m, 3H), 6.93-6.90 (m, 3H), 4.72-4.68 (m, 2H), 3.94 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 2.98 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.79-2.70 (m, 3H), 2.66-2.62 (m, 1H), 2.46 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.51-2.46 (m, 1H), 2.26-2.18 (m, 1H), 1.61-1.57 (m, 1H).
ステップ4(実施例4Cおよび4D):
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000095
ステップ3と同じ方法を使用して、中間体27Cおよび27D(350mg、0.70mmol)から出発し、以下の分取HPLC法で精製し、例4Cおよび4Dの混合物(120mg)を得た。
カラム:Kinetics Evo C18 21.2mm×150mm、流速:20mL/分
移動相:水中の0.1%TFA(A)、アセトニトリル(B)
LCMS:Rt 0.14分;MS m/z 407.2[M+H];方法D。
2種類のジアステレオマーを、以下のキラルHPLC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IA、流速:10mL/分
移動相:ヘキサン(A)、MeOH:IPA25:75中の0.1%DEA(B)、アイソクラチック85:15 A:B
実施例4C(キラルHPLC Rt 7.14分)。
この化合物を、以下のキラルSFC法でさらに精製し、生成物13mgを得た。
カラム:Chiralpak IG(10mm×250mm、5ミクロン)、流速:10mL/分
移動相:CO(A)、IPA:EtOH:MeOH(80:10:10)中の0.02%NHOH(B)、アイソクラチック75:25(A:B)
LCMS: Rt 0.12分; MS m/z 407.2 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.33-7.18 (m, 4H), 6.95-6.89 (m, 3H), 4.75-4.68 (m, 2H), 3.95 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 2.98 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.79-2.68 (m, 3H), 2.66-2.59 (m, 1H), 2.46 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.42-2.35 (m, 1H), 2.28-2.19 (m, 1H), 1.64-1.56 (m, 1H).
実施例4D(キラルHPLC Rt 9.02分):35mg。
LCMS: Rt 0.12分; MS m/z 407.2 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.31-7.16 (m, 4H), 6.94-6.88 (m, 3H), 4.73-4.66 (m, 2H), 3.90 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 3.00-2.95 (m, 1H), 2.77-2.68 (m, 3H), 2.66-2.60 (m, 1H), 2.43-2.33 (m, 2H), 2.27-2.18 (m, 1H), 1.63-1.57 (m, 1H).
実施例5A、5B、5Cおよび5D
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2a-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000096
ステップ1(中間体28Aおよび28B):
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
の混合物:
Figure 2024512066000097
実施例1A/1B/1C/1Dのステップ1と同じ方法を使用して、中間体5(600mg、2.55mmol)および中間体20(801mg、3.06mmol)から出発し、表題の中間体(600mg)を得た。
LCMS:Rt 1.36分;MS m/z 497.8[M+H];方法F。
ステップ2(中間体28Cおよび28D):
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
の混合物:
Figure 2024512066000098
ステップ1と同じ方法を使用して、中間体6(600mg、2.55mmol)および中間体20(801mg、3.06mmol)から出発し、表題の中間体(450mg)を得た。
LCMS:Rt 1.91分;MS m/z 498.1[M+H];方法E。
ステップ3(実施例5Aおよび5B):
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000099
実施例2A/2Bのステップ3と同じ方法を使用して、中間体28Aおよび28B(600mg、1.20mmol)から出発し、実施例5Aおよび5Bの混合物(450mg)を得た。
LCMS:Rt 0.47分;MS m/z 408.2[M+H];方法E。
2種類のジアステレオマーを、以下のキラルSFC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IG(10mm×250mm、5ミクロン)、流速:17mL/分
移動相:CO(A)、EtOH:MeOH 1:1中の0.1%DEA(B)、アイソクラチック75:25(A:B)
実施例5A(キラルSFC Rt 8.55分):70mg。
LCMS: Rt 0.14分; MS m/z 408.1 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.29-7.25 (m, 2H), 6.95-6.91 (m, 5H), 4.77-4.72 (m, 1H), 4.68-4.64 (m, 1H), 3.97 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 2.97 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.73-2.67 (m, 2H), 2.63-2.58 (m, 2H), 2.45 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.42-2.38 (m, 1H), 2.29-2.22 (m, 1H), 1.63-1.58 (m, 1H).
実施例5B(キラルSFC Rt 11.14分)。
この化合物を、以下の分取HPLC法でさらに精製し、55mgを得た。
カラム:Gemini-NX(150mm×21.2mm)、5.0μm、流速:20mL/分
移動相:水中の0.1%TFA(A)、アセトニトリル(B)、アイソクラチック75:25(A:B)
LCMS: Rt 0.14分; MS m/z 408.3 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.29-7.25 (m, 2H), 6.97-6.91 (m, 5H), 4.77-4.72 (m, 1H), 4.69-4.66 (m, 1H), 3.94 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 2.96 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.76-2.59 (m, 4H), 2.41 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 2.30-2.22 (m, 1H), 1.67-1.61 (m, 1H).
ステップ4(例5Cおよび5D):
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000100
ステップ3と同じ方法を使用して、中間体28Cおよび28D(450mg、0.90mmol)から出発し、以下の分取HPLC法で精製し、例5Cおよび5Dの混合物(250mg)を得た。
カラム:Kinetex、流速:20mL/分
移動相:水中の0.1%ギ酸(A)、アセトニトリル(B)
LCMS:Rt 0.14分;MS m/z 408.1[M+H];方法D。
2種類のジアステレオマーを、以下のキラルSFC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IG(10mm×250mm、5ミクロン)、流速:13mL/分
移動相:CO(A)、IPA中の0.02%NHOH(B)、アイソクラチック60:40(A:B)
実施例5C(キラルSFC Rt 8.55分):65mg。
LCMS: Rt 0.14分; MS m/z 408.2 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.29-7.25 (m, 2H), 6.97-6.91 (m, 5H), 4.77-4.72 (m, 1H), 4.69-4.66 (m, 1H), 3.94 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 2.96 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.76-2.59 (m, 4H), 2.41 (d, J = 10.0 Hz, 2H), 2.29-2.25 (m, 1H), 1.67-1.61 (m, 1H).
実施例5D(キラルSFC Rt 11.54分):65mg。
LCMS: Rt 0.14分; MS m/z 408.2 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.29-7.25 (m, 2H), 6.97-6.91 (m, 5H), 4.77-4.72 (m, 1H), 4.68-4.65 (m, 1H), 3.96 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 2.97 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.73-2.68 (m, 2H), 2.63-2.59 (m, 2H), 2.46 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.42-2.38 (m, 1H), 2.29-2.22 (m, 1H), 1.65-1.59 (m, 1H).
実施例6A、6B、6Cおよび6D
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
Figure 2024512066000101
ステップ1:
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
(3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール
の混合物:
Figure 2024512066000102
実施例1A/1B/1C/1Dのステップ1と同じ方法を使用して、中間体7(130mg、0.52mmol)および中間体20(163mg、0.62mmol)から出発し、表題の中間体(140mg)を得た。
LCMS:Rt 0.69分;MS m/z 515.9[M+H];方法D。
ステップ2:実施例6A、6B、6C、および6Dの混合物
Figure 2024512066000103
実施例2A/2Bのステップ3と同じ方法を使用して、前述のステップからの中間体の混合物(140mg、0.27mmol)から出発し、実施例6A、6B、6Cおよび6Dの混合物(80mg)を得た。
LCMS:Rt 1.24分;MS m/z 426.1[M+H];方法E。
ステップ3:実施例6A、6B、6Cおよび6Dのキラル分離
混合物を、以下のキラルHPLC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IA、流速:7mL/分
移動相:アセトニトリル(A)、IPA(B)、アイソクラチック90:10(A:B)
この方法によって、実施例6Aが、一緒に溶出された他の3種類の異性体から分離された。
実施例6A(キラルHPLC Rt 17.01分):15mg。
LCMS: Rt 0.12分; MS m/z 426.1 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.11-7.05 (m, 3H), 6.96-6.91 (m, 3H), 4.77-4.73 (m, 1H), 4.69-4.66 (m, 1H), 3.97 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 3.00 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.78-2.70 (m, 2H), 2.65 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 2.60-2.43 (m, 2H), 2.30-2.15 (m, 1H), 1.60-1.55 (m, 1H).
残りの混合物を、以下のキラルHPLC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IA、流速:7mL/分
移動相:ヘキサン(A)、EtOH(B)、アイソクラチック85:15(A:B)
この方法によって、例6Bが、一緒に溶出された他の2種類の異性体から分離された。
実施例6B(キラルHPLC Rt 5.24分):15mg。
LCMS: Rt 0.13分; MS m/z 426.0 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.10-7.06 (m, 3H), 6.95-6.92 (m, 3H), 4.77-4.72 (m, 1H), 4.68-4.62 (m, 1H), 3.96 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 2.98 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.76-2.59 (m, 4H), 2.48-2.40 (m, 2H), 2.30-2.20 (m, 1H), 1.60-1.53 (m, 1H).
残りの混合物を、以下のキラルSFC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IG(10mm×250mm、5ミクロン)、流速:14mL/分
移動相:CO(A)、EtOH:MeOH 1:1(B)、アイソクラチック65:35(A:B)
実施例6C(キラルSFC Rt 6.83分):10mg。
LCMS: Rt 0.61分; MS m/z 426.0 [M+H]+; 方法E.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.10-7.05 (m, 3H), 6.95-6.90 (m, 3H), 4.76-4.72 (m, 1H), 4.65-4.62 (m, 1H), 3.93 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 2.95 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.70-2.54 (m, 4H), 2.45-2.39 (m, 1H), 2.35 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.30-2.20 (m, 1H), 1.61-1.55 (m, 1H).
実施例6D(キラルSFC Rt 9.41分):10mg。
LCMS: Rt 1.28分; MS m/z 426.0 [M+H]+; 方法F.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.10-7.05 (m, 3H), 6.96-6.90 (m, 3H), 4.76-4.72 (m, 1H), 4.65-4.62 (m, 1H), 3.93 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 2.95 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.72-2.54 (m, 4H), 2.45-2.39 (m, 1H), 2.35 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.29-2.22 (m, 1H), 1.61-1.55 (m, 1H).
実施例7A、7B、7Cおよび7D
(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000104
実施例6A/6B/6C/6Dと同じ方法を使用して、中間体1および中間体14から出発し、実施例7A/7B/7C/7Dの混合物を得た。混合物を、以下のキラルSFC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak ID 21×250mm、流速:1分あたり80g
移動相:CO(A)、10mM NHOHを含むMeOH(B)、アイソクラチック65:35(A:B)
これによって、最初に実施例7Aおよび7Bの混合物(Rt=2.1分)、続いて例7C(Rt=3.1分)、次いで例7D(Rt=5.4分)が得られた。
実施例7C:11mg。
分析的キラルSFC:Rt 3.29分(カラム:Chiralpak ID 4.6×100mm、5μm、流速5mL/分、移動相A:CO、相B:10mM NHOHを含むメタノール、勾配:5~55%B)。
LCMS: Rt 0.41分; MS m/z 357.1 [M+H]+; 方法C.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.07 - 7.95 (m, 1H), 7.41 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.31 - 7.17 (m, 3H), 6.96- 6.79 (m, 3H), 4.81 -4.70 (m, 2H), 2.93 - 2.61 (m, 5H), 2.57 - 2.36 (m, 2H), 2.26 (dd, J = 13.3, 5.2 Hz, 1H), 2.22 - 1.93 (m, 2H), 1.80 (dt, J = 12.6, 5.1 Hz, 1H).
実施例7D:7.6mg。
分析的キラルSFC:Rt 3.79分(カラム:Chiralpak ID 4.6×100mm、5μm、流速5mL/分、移動相A:CO、相B:10mM NHOHを含むメタノール、勾配:5~55%B)。
LCMS: Rt 0.41分; MS m/z 357.0 [M+H]+; 方法C.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.02 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.30 - 7.18 (m, 3H), 6.94 - 6.80 (m, 3H), 4.82 - 4.71 (m, 2H), 2.95 - 2.86 (m, 1H), 2.82 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 2.78 - 2.67 (m, 2H), 2.57 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 2.52 - 2.40 (m, 2H), 2.26 - 2.10 (m, 2H), 2.00 (dd, J = 13.4, 5.9 Hz, 1H), 1.82 (dt, J = 12.8, 5.1 Hz, 1H).
実施例7Aおよび7Bを、以下のキラルSFC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IG21×250mm、流速:1分あたり80g
移動相:CO(A)、10mM NHOHを含むIPA(B)、アイソクラチック65:35(A:B)
実施例7A(分取キラルSFC Rt 2.3分):8mg。
分析的キラルSFC:Rt 3.07分(カラム:Chiralpak IG4.6×100mm、5μm、流速5mL/分、移動相A:CO、相B:10mM NHOHを含むIPA、勾配:5~55%B)。
LCMS: Rt 0.42分; MS m/z 357.1 [M+H]+; 方法C.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.02 (dd, J = 2.8, 0.7 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.30 - 7.18 (m, 3H), 6.92 - 6.82 (m, 3H), 4.82 - 4.70 (m, 2H), 2.95- 2.87 (m, 1H), 2.82 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 2.78 - 2.66 (m, 2H), 2.57 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 2.53 - 2.40 (m, 2H), 2.27 - 2.09 (m, 2H), 2.00 (ddd, J = 13.4, 6.0, 1.4 Hz, 1H), 1.88 - 1.77 (m, 1H).
実施例7B(分取キラルSFC Rt 3.9分):9.4mg。
分析的キラルSFC:Rt 3.42分(カラム:Chiralpak IG4.6×100mm、5μm、流速5mL/分、移動相A:CO、相B:10mM NHOHを含むIPA、勾配:5~55%B)。
LCMS: Rt 0.45分; MS m/z 357.3 [M+H]+; 方法C.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.03 (dd, J = 2.8, 0.6 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.30 - 7.18 (m, 3H), 6.94 - 6.81 (m, 3H), 4.83 - 4.72 (m, 2H), 3.00 - 2.89 (m, 1H), 2.89 - 2.68 (m, 4H), 2.60 - 2.43 (m, 2H), 2.28 (dd, J = 13.4, 5.3 Hz, 1H), 2.22 - 2.10 (m, 1H), 2.07 - 1.97 (m, 1H), 1.88 - 1.77 (m, 1H).
実施例8A、8B、8Cおよび8D
(3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000105
実施例6A/6B/6C/6Dと同じ方法を使用して、中間体3および中間体20から出発し、実施例8A/8B/8C/8Dの混合物を得た。混合物を、以下のキラルHPLC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IA(20mm×250mm、5ミクロン)、流速:18mL/分
移動相:ヘキサン(A)、EtOH(B)、アイソクラチック:70:30(A:B)
実施例8A(キラルHPLC Rt 3.31分):32mg。
LCMS: Rt 0.17分; MS m/z 410.0 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.09-7.00 (m, 3H), 6.94-6.88 (m, 3H), 4.87-4.81 (m, 1H), 4.68-4.62 (m, 1H), 2.90 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 2.80 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.70-2.63 (m, 1H), 2.58-2.46 (m, 4H), 2.28-2.18 (m, 2H), 2.06 (dd, J = 13.6, 6.0 Hz, 1H), 1.87-1.81 (m, 1H).
実施例8B(キラルHPLC Rt 3.02分):18mg。
LCMS: Rt 0.17分; MS m/z 410.0 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.09-7.04 (m, 3H), 6.96-6.90 (m, 3H), 4.87-4.83 (m, 1H), 4.70-4.67 (m, 1H), 3.02-2.97 (m, 1H), 2.87 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.79-2.74 (m, 2H), 2.66-2.62 (m, 1H), 2.58-2.52 (m, 2H), 2.30 (dd, J = 13.2, 5.2 Hz, 1H), 2.25-2.18 (m, 1H), 2.08 (dd, J = 13.6, 5.6 Hz, 1H), 1.87-1.81 (m, 1H).
実施例8C(キラルHPLC Rt 4.16分):41mg。
LCMS: Rt 0.17分; MS m/z 410.0 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.09-7.01 (m, 3H), 6.95-6.88 (m, 3H), 4.87-4.81 (m, 1H), 4.68-4.62 (m, 1H), 2.90-2.80 (m, 2H), 2.72-2.65 (m, 2H), 2.58-2.48 (m, 3H), 2.31-2.17 (m, 2H), 2.10-2.03 (m, 1H), 1.85-1.79 (m, 1H).
実施例8D(キラルHPLC Rt 6.48分):44mg。
LCMS: Rt 0.17分; MS m/z 409.9 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.08-7.01 (m, 3H), 6.94-6.89 (m, 3H), 4.85-4.81 (m, 1H), 4.67-4.64 (m, 1H), 2.95-2.90 (m, 1H), 2.82 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.70-2.65 (m, 1H), 2.60-2.55 (m, 2H), 2.52-2.48 (m, 2H), 2.28-2.18 (m, 2H), 2.06 (dd, J = 13.6, 6.0 Hz, 1H), 1.87-1.81 (m, 1H).
実施例9A、9B、9Cおよび9D
(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000106
実施例6A/6B/6C/6Dと同じ方法を使用して、中間体1および中間体15から出発し、実施例9A/9B/9C/9Dの混合物を得た。混合物を、以下のキラルHPLC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IA(20mm×250mm、5ミクロン)、流速:16mL/分
移動相:ヘキサン(A)、IPA:MeOH1:1(B)、アイソクラチック75:25(A:B)
実施例9A(キラルHPLC Rt 5.52分):12mg。
LCMS: Rt 0.11分; MS m/z 375.5 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.31-7.21 (m, 4H), 6.90-6.84 (m, 3H), 4.80-4.76 (m, 1H), 4.67-4.64 (m, 1H), 2.92 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 2.81 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.75-2.72 (m, 2H), 2.59 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.51-2.44 (m, 2H), 2.22 (dd, J = 13.2, 4.8 Hz, 1H), 2.19-2.12 (m, 1H), 2.03 (dd, J = 13.2, 5.6 Hz, 1H), 1.84-1.80 (m, 1H).
実施例9B(キラルHPLC Rt 11.83分):9mg。
LCMS: Rt 0.12分; MS m/z 375.4 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.32-7.21 (m, 4H), 6.90-6.84 (m, 3H), 4.81-4.76 (m, 1H), 4.66 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 2.88 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 2.82 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.75 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 2.67 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.53-2.43 (m, 2H), 2.26 (dd, J = 13.2, 5.2 Hz, 1H), 2.18-2.11 (m, 1H), 2.03 (dd, J = 13.2, 6.4 Hz, 1H), 1.83-1.78 (m, 1H).
実施例9C(キラルHPLC Rt 12.69分):10mg。
LCMS: Rt 0.12分; MS m/z 375.4 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.30-7.20 (m, 4H), 6.90-6.84 (m, 3H), 4.81-4.76 (m, 1H), 4.65 (t, J = 5.6 Hz, 1H), 2.88-2.84 (m, 1H), 2.80 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.74-2.72 (m, 2H), 2.64 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.51-2.44 (m, 2H), 2.26 (dd, J = 13.2, 5.2 Hz, 1H), 2.18-2.11 (m, 1H), 2.00 (dd, J = 13.6, 6.0 Hz, 1H), 1.83-1.78 (m, 1H).
実施例9D(キラルHPLC Rt 20.66分):10mg。
LCMS: Rt 0.12分; MS m/z 375.3 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.32-7.19 (m, 4H), 6.91-6.83 (m, 3H), 4.81-4.75 (m, 1H), 4.67-4.62 (m, 1H), 2.94-2.87 (m, 1H), 2.81 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.76-2.70 (m, 2H), 2.58 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 2.51-2.41 (m, 2H), 2.26-2.10 (m, 2H), 2.04-1.95 (m, 1H), 1.86-1.79 (m, 1H).
実施例10A、10B、10Cおよび10D
(3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000107
実施例6A/6B/6C/6Dと同じ方法を使用して、中間体1および中間体20から出発し、実施例10A/10B/10C/10Dの混合物を得た。混合物を、以下のキラルHPLC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IA(20mm×250mm、5ミクロン)、流速:18mL/分
移動相:ヘキサン(A)、EtOH中の0.1%DEA(B)、アイソクラチック65:35(A:B)
これによって、実施例10Aおよび10Bの第1の混合物、続いて例10C、次いで例10Dが得られた。
実施例10C(キラルHPLC Rt 4.84分):37mg。
LCMS: Rt 0.16分; MS m/z 392.0 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.25-7.21 (m, 2H), 6.94-6.86 (m, 5H), 4.85-4.80 (m, 1H), 4.67-4.64 (m, 1H), 2.86 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 2.79 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.71-2.64 (m, 2H), 2.56-2.47 (m, 3H), 2.27 (dd, J = 13.6, 5.6 Hz, 1H), 2.20-2.11 (m, 1H), 2.02 (dd, J = 13.2, 5.2 Hz, 1H), 1.85-1.80 (m, 1H).
実施例10D(キラルHPLC Rt 7.11分):46mg。
LCMS: Rt 0.16分; MS m/z 391.8 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.28 - 7.19 (m, 2H), 6.96 - 6.84 (m, 5H), 4.84 - 4.78 (m, 1H), 4.66 (dd, J = 8.2, 4.8 Hz, 1H), 2.91 (t, J = 9.3 Hz, 1H), 2.81 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 2.67 (dd, J = 12.5, 8.2 Hz, 1H), 2.62 - 2.54 (m, 2H), 2.52 - 2.43 (m, 2H), 2.29 - 2.12 (m, 2H), 2.02 (dd, J = 13.4, 5.6 Hz, 1H), 1.84 (dt, J = 13.1, 5.1 Hz, 1H).
例10DのX線構造:
Figure 2024512066000108
実施例10Aおよび10Bの混合物を、以下の方法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IA(20mm×250mm、5ミクロン)、流速:18mL/分
移動相:ヘキサン(A)、EtOH:MeOH 1:1中の0.1%DEA(B)、アイソクラチック85:15(A:B)
分離後、10Aと10Bの両方を以下の分取HPLC法でさらに精製した:
カラム:Waters X Bridge C18(150mm×21.2mm)、5.0μm、流速:15mL/分
移動相:水中の0.02%NHOH(A)、アセトニトリル(B)
実施例10A(キラルHPLC Rt 5.53分):21mg。
LCMS: Rt 0.14分; MS m/z 392.0 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.25-7.21 (m, 2H), 6.94-6.86 (m, 5H), 4.84-4.79 (m, 1H), 4.67-4.63 (m, 1H), 2.91 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 2.80 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.69-2.64 (m, 1H), 2.59-2.54 (m, 2H), 2.49-2.44 (m, 2H), 2.26-2.15 (m, 2H), 2.01 (dd, J = 12.8, 5.2 Hz, 1H), 1.87-1.81 (m, 1H).
実施例10B(キラルHPLC Rt 6.31分):28mg。
LCMS: Rt 0.15分; MS m/z 392.0 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.25-7.21 (m, 2H), 6.89-6.86 (m, 3H), 6.81-6.78 (m, 2H), 4.86-4.81 (m, 1H), 4.60-4.57 (m, 1H), 2.82 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 2.74-2.63 (m, 3H), 2.50-2.42 (m, 3H), 2.27 (dd, J = 13.6, 5.2 Hz, 1H), 2.18-2.11 (m, 1H), 2.01 (dd, J = 13.2, 5.2 Hz, 1H), 1.85-1.80 (m, 1H).
実施例11Aおよび11B
(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000109
実施例6A/6B/6C/6Dと同じ方法を使用して、中間体2および中間体19から出発し、実施例11Aおよび11Bの混合物を得た。混合物を、以下のキラルSFC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IG(10mm×250mm、5ミクロン)、流速:12mL/分
移動相:CO(A)、EtOH:MeOH 1:1中の0.1%DEA(B)、アイソクラチック60:40(A:B)
実施例11A(キラルHPLC Rt 5.80分):30mg。
LCMS: Rt 1.53分; MS m/z 391.0 [M+H]+; 方法E.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.30-7.18 (m, 4H), 6.90-6.85 (m, 3H), 4.81-4.77 (m, 1H), 4.70-4.67 (m, 1H), 2.88-2.80 (m, 2H), 2.75-2.64 (m, 3H), 2.50-2.44 (m, 2H), 2.29-2.24 (m, 1H), 2.18-2.11 (m, 1H), 2.03-1.98 (m, 1H), 1.82-1.78 (m, 1H).
実施例11B(キラルHPLC Rt 9.52分):30mg。
LCMS: Rt 1.31分; MS m/z 390.9 [M+H]+; 方法E.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.31-7.20 (m, 4H), 6.90-6.84 (m, 3H), 4.81-4.77 (m, 1H), 4.71-4.67 (m, 1H), 2.94-2.90 (m, 1H), 2.83 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.74 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 2.60 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.51-2.44 (m, 2H), 2.24-2.11 (m, 2H), 2.02-1.97 (m, 1H), 1.86-1.80 (m, 1H).
実施例12
(3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
の混合物:
Figure 2024512066000110
ステップ1:
1-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-((3aS,5S,6aR)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-3a-ヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-イル)エタン-1-オン
1-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-((3aR,5R,6aS)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-3a-ヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-イル)エタン-1-オン
のラセミ混合物:
Figure 2024512066000111
アセトニトリル(2mL)中の中間体10(74mg、0.29mmol)の溶液にKCO(120mg、0.87mmol)、続いて中間体22(76mg、0.30mmol)を添加し、反応物を室温で4時間撹拌した。反応物をろ過し、ろ液を濃縮して、表題の中間体(123mg)を得、これをさらに精製することなく使用した。
LCMS:Rt 0.75分;MS m/z 426.3[M+H];方法J。
ステップ2:
(3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
の混合物:
Figure 2024512066000112
MeOH(2ml)中の1-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-((3aS,5S,6aR)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-3a-ヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-イル)エタン-1-オンおよび1-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-((3aR,5R,6aS)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-3a-ヒドロキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-2(1H)-イル)エタン-1-オン(123mg、0.29mmol)の溶液にNaBH(32mg、0.87mmol)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌し、次いで濃縮し、以下の分取HPLC条件を使用して精製して、実施例12を4種類のジアステレオマーの混合物として得た。
カラム:Waters X Bridge C18(30×50mm)、5.0μm
移動相:水中の10mM NHOH(A)、アセトニトリル(B);勾配:10~30%B。
LCMS: Rt 0.47分; MS m/z 428.2 [M+H]+; 方法C.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.14 - 7.05 (m, 1H), 6.99 - 6.81 (m, 2H), 6.76 - 6.62 (m, 2H), 4.82 -4.76 (m, 1H), 4.58-4.50 (m, 1H), 2.93 - 2.58 (m, 4H), 2.55 - 2.38 (m, 3H), 2.31-2.13 (m, 2H), 2.05 (dd, J= 13.4, 5.7 Hz, 1H), 1.87-1.74 (m, 1H).
実施例13
(3aS,5S,6aR)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aS,5S,6aR)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
の混合物:
Figure 2024512066000113
実施例12と同じ方法を使用して、中間体10および中間体21から出発し、4種類のジアステレオマーの混合物を得た。
LCMS: Rt 0.63分; MS m/z 392.1 [M+H]+; 方法J.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.34-7.14 (m, 3H), 7.02-6.94 (m, 1H), 6.92-6.76 (m, 3H), 4.16-3.96 (m, 1H), 3.94-3.32 (m, 4H), 3.15-2.85 (m, 3H), 2.61-2.42 (m, 1H), 2.35-2.17 (m, 2H), 2.14-1.90 (m, 2H).
実施例14Aおよび14B
(3aS,5S,6aR)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000114
ステップ1:
(3aS,5S,6aR)-2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェネチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェネチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
のラセミ混合物:
Figure 2024512066000115
アセトニトリル(10mL)中の中間体3(100mg、0.42mmol)および中間体23(151mg、0.46mmol)の溶液にDIPEA(162mg、1.26mmol)を添加し、反応物を50℃で5時間撹拌した。反応物を濃縮し、FCC(3%MeOH:DCM)で精製して、表題の中間体(110mg)を得た。
LCMS:Rt 1.37分;MS m/z 484.2[M+H];方法D。
ステップ2:
(3aS,5S,6aR)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
のラセミ混合物:
Figure 2024512066000116
実施例2A/2Bのステップ3と同じ方法を使用して、(3aS,5S,6aR)-2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェネチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オールおよび(3aR,5R,6aS)-2-(4-(ベンジルオキシ)-3,5-ジフルオロフェネチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オールのラセミ混合物(110mg)から出発し、実施例14Aおよび14Bのラセミ混合物(50mg)を得た。
LCMS:Rt 0.23分;MS m/z 394.2[M+H];方法D。
ステップ3:
(3aS,5S,6aR)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
のキラル分離:
2種類のエナンチオマーを、以下のキラルHPLC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IA(20mm×250mm、5ミクロン)、流速:20mL/分
移動相:ヘキサン(A)、MeOH:IPA1:1(B)、アイソクラチック90:10(A:B)
実施例14A(キラルHPLC Rt 6.46分):15mg。
LCMS: Rt 0.22分; MS m/z 394.0 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.09-7.00 (m, 3H), 6.93-6.88 (m, 1H), 6.82-6.76 (m, 2H), 4.87-4.82 (m, 1H), 2.83-2.76 (m, 2H), 2.72-2.61 (m, 4H), 2.54-2.47 (m, 3H), 2.27-2.18 (m, 2H), 2.08 (dd, J = 13.6, 6.0 Hz, 1H), 1.84-1.78 (m, 1H).
実施例14B(キラルHPLC Rt 5.90分):12mg。
LCMS: Rt 0.21分; MS m/z 394.0 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.09-7.00 (m, 3H), 6.93-6.88 (m, 1H), 6.85-6.75 (m, 2H), 4.87-4.81 (m, 1H), 2.83-2.75 (m, 2H), 2.72-2.60 (m, 4H), 2.53-2.47 (m, 3H), 2.27-2.16 (m, 2H), 2.08 (dd, J = 13.2, 5.6 Hz, 1H), 1.84-1.78 (m, 1H).
実施例15Aおよび15B
(3aS,5S,6aR)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000117
実施例14A/14Bと同じ方法を使用して、中間体10および中間体23から出発し、実施例15Aおよび15Bのラセミ混合物を得た。材料を、以下の分取HPLC法を使用して最初に精製した:
カラム:Kinetex(150mm×21.2mm)、5.0μm、流速:20mL/分
移動相:水中の10mM酢酸アンモニウム(A)、アセトニトリル(B)
勾配プログラム:
時間(分) 移動相(%B)
0 10
2 20
7 40
溶媒を除去し、水を添加し、溶液をCHCl(3×10mL)中の10%MeOHで抽出し、NaSOで乾燥させ、濃縮して、15Aおよび15Bの混合物(30mg)を得た。混合物を、以下のキラルHPLC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IA(20mm×250mm、5ミクロン)、流速:18mL/分
移動相:ヘキサン(A)、MeOH:EtOH1:1(B)、アイソクラチック85:15(A:B)
実施例15A(キラルHPLC Rt 5.26分):10mg。
LCMS: Rt 0.26分; MS m/z 412.0 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.06-6.99 (m, 1H), 6.98-6.90 (m, 1H), 6.89-6.74 (m, 3H), 4.80-4.73 (m, 1H), 2.81 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.78-2.56 (m, SH), 2.54-2.45 (m, 3H), 2.25-2.14 (m, 2H), 2.07 (dd, J = 13.6, 5.6 Hz, 1H), 1.83-1.74 (m, 1H).
実施例15B(キラルHPLC Rt 6.22分):10mg。
LCMS: Rt 0.25分; MS m/z 412.1 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.06-6.98 (m, 1H), 6.98-6.90 (m, 1H), 6.89-6.74 (m, 3H), 4.80-4.73 (m, 1H), 2.81 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.78-2.56 (m, SH), 2.54-2.45 (m, 3H), 2.25-2.14 (m, 2H), 2.07 (dd, J = 13.6, 5.6 Hz, 1H), 1.83-1.74 (m, 1H).
実施例16Aおよび16B
(3aS,5S,6aR)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000118
実施例14A/14Bと同じ方法を使用して、中間体1および中間体23から出発し、実施例16Aおよび16Bのラセミ混合物を得た。混合物を、以下のキラルHPLC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IA(20mm×250mm、5ミクロン)、流速:15mL/分
移動相:ヘキサン(A)、IPA:MeOH4:6中の0.1%TFA(B)、アイソクラチック90:10(A:B)
実施例16A(キラルHPLC Rt 7.15分):26mg。
LCMS: Rt 0.17分; MS m/z 375.8 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.25-7.21 (m, 2H), 6.90-6.85 (m, 3H), 6.79 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 4.85-4.80 (m, 1H), 2.83-2.79 (m, 2H), 2.71-2.62 (m, 4H), 2.55-2.49 (m, 3H), 2.27-2.18 (m, 2H), 2.04 (dd, J = 12.8, 5.2 Hz, 1H), 1.86-1.80 (m, 1H).
実施例16B(キラルHPLC Rt 8.58分):27mg。
LCMS: Rt 0.12分; MS m/z 375.9 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.25-7.21 (m, 2H), 6.90-6.85 (m, 3H), 6.79 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 4.85-4.80 (m, 1H), 2.83-2.78 (m, 2H), 2.71-2.62 (m, 4H), 2.55-2.49 (m, 3H), 2.27-2.16 (m, 2H), 2.04 (dd, J = 12.8, 5.2 Hz, 1H), 1.86-1.80 (m, 1H).
実施例17Aおよび17B
(3aS,5S,6aR)-5-((3-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)-2-(4-ヒドロキシフェネチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-((3-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)-2-(4-ヒドロキシフェネチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000119
実施例14A/14Bと同じ方法を使用して、中間体11および中間体24から出発し、実施例17Aおよび17Bのラセミ混合物を得た。混合物を、以下のキラルHPLC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IG(4.6mm×250mm、5ミクロン)、流速:3mL/分
移動相:ヘキサン(A)、EtOH(B)、アイソクラチック85:15(A:B)
実施例17A(キラルHPLC Rt 11.07分):5mg。
LCMS: Rt 0.12分; MS m/z 359.4 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.90 (dd, J = 4.8, 1.2 Hz, 1H), 7.46-7.41 (m, 1H), 7.04 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.93-6.89 (m, 1H), 6.69 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 5.51-5.47 (m, 1H), 2.94 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 2.75-2.68 (m, 4H), 2.67-2.60 (m, 2H), 2.57-2.50 (m, 1H), 2.44-2.35 (m, 2H), 2.24-2.17 (m, 1H), 2.08-2.03 (m, 1H), 1.99-1.94 (m, 1H).
実施例17B(キラルHPLC Rt 21.48分):5mg。
LCMS: Rt 0.12分; MS m/z 359.4 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.90-7.89 (m, 1H), 7.46-7.41 (m, 1H), 7.04 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.93-6.89 (m, 1H), 6.69 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.51-5.47 (m, 1H), 2.97 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 2.76-2.62 (m, 6H), 2.59-2.52 (m, 1H), 2.46-2.35 (m, 2H), 2.25-2.17 (m, 1H), 2.06 (dd, J = 12.8, 6.0 Hz, 1H), 2.00-1.94 (m, 1H).
実施例18Aおよび18B
(3aS,5S,6aR)-5-((2-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)-2-(4-ヒドロキシフェネチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-((2-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)-2-(4-ヒドロキシフェネチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
Figure 2024512066000120
実施例14A/14Bと同じ方法を使用して、中間体12および中間体24から出発し、実施例18Aおよび18Bのラセミ混合物を得た。混合物を、以下のキラルHPLC法を使用して分離した:
カラム:Chiralpak IA(20mm×250mm、5ミクロン)、流速:18mL/分
移動相:ヘキサン(A)、IPA:MeOH1:1(B)、アイソクラチック85:15(A:B)
実施例18A(キラルHPLC Rt 5.13分):12mg。
LCMS: Rt 0.11分; MS m/z 359.3 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.67 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.46 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 7.24-7.20 (m, 1H), 7.03 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.68 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 2.86 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.76-2.68 (m, 3H), 2.66-2.59 (m, 2H), 2.56-2.46 (m, 3H), 2.29-2.19 (m, 2H), 2.08 (dd, J = 13.6, 5.6 Hz, 1H), 1.90-1.84 (m, 1H). 溶媒ピーク下に1H.
実施例18B(キラルHPLC Rt 6.20分):15mg。
LCMS: Rt 0.11分; MS m/z 359.5 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.69 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 7.48 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 7.26-7.23 (m, 1H), 7.05 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.70 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 2.88 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.78-2.70 (m, 3H), 2.66-2.61 (m, 2H), 2.58-2.49 (m, 3H), 2.32-2.21 (m, 2H), 2.11 (dd, J = 13.2, 5.6 Hz, 1H), 1.92-1.87 (m, 1H). 溶媒ピーク下に1H.
実施例19
(3aS,5S,6aR)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-(2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-(2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
のラセミ混合物:
Figure 2024512066000121
ステップ1:
(3aS,5S,6aR)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-(2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-(2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
のラセミ混合物:
Figure 2024512066000122
EtOH(0.2mL)中の中間体13(71mg、0.30mmol)の溶液に中間体10(50mg、0.20mmol)を添加した。反応物を90℃で96時間撹拌し、次いで濃縮し、分取TLC(10%MeOH:EtOAc)で精製して、表題の中間体(50mg)を黄色油状物として得た。
LCMS:Rt 0.76分;MS m/z 497.2[M+H];方法J。
ステップ2:
(3aS,5S,6aR)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-(2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-(2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
のラセミ混合物:
Figure 2024512066000123
実施例1A/1B/1C/1Dのステップ2と同じ方法を使用して、(3aS,5S,6aR)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-(2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オールおよび(3aR,5R,6aS)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-(2-(5-((4-メトキシベンジル)オキシ)ピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オールの混合物(50mg)から出発し、表題の化合物(8.0mg)を得た。
LCMS: Rt 0.79分; MS m/z 377.2 [M+H]+; 方法I.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 8.28 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.99 - 7.86 (m, 2H), 7.20 (dt, J = 9.1, 5.5 Hz, 1H), 7.04 - 6.95 (m, 1H), 6.94 - 6.84 (m, 1H), 5.02 - 4.95 (m, 3H), 3.98 (br s, 1H), 3.76 - 3.44 (m, SH), 3.04 - 2.93 (m, 1H), 2.56 (dd, J = 14.3, 4.9 Hz, 1H), 2.37 - 2.27 (m, 1H), 2.19 - 2.00 (m, 2H).
実施例20
(3aS,5S,6aR)-5-((2-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)-2-(2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
(3aR,5R,6aS)-5-((2-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)-2-(2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール
のラセミ混合物:
Figure 2024512066000124
実施例19と同じ方法を使用して、中間体12および中間体13から出発し、表題の化合物(12mg)を得た。
LCMS: Rt 0.10分; MS m/z 360.4 [M+H]+; 方法D.
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.96 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.67-7.65 (m, 1H), 7.45-7.40 (m, 1H), 7.22-7.12 (m, 3H), 4.86-4.81 (m, 1H), 2.89-2.84 (m, 3H), 2.76-2.70 (m, 3H), 2.56 (dd, J = 9.2, 2.8 Hz, 1H), 2.51-2.44 (m, 2H), 2.25-2.19 (m, 2H), 2.04 (dd, J = 13.6, 5.6 Hz, 1H), 1.86-1.81 (m, 1H).
生物学的アッセイおよびデータ
本開示による化合物の活性は、以下のin vitroおよびin vivo法によって評価することができる。
実施例1:NR2Bラット皮質ニューロンカルシウム流入アッセイのプロトコール
胎生18日目の時期の妊娠中のSprague Dawleyラットを動物実験委員会(IACUC)のプロトコールに従って安楽死させた。皮膚の正中線を切開後、子宮および胚を露出させ、胎仔を取り出し、冷却したHibernate培地に入れた。各胚の脳を抽出し、中脳および髄膜を除去することによって大脳皮質を単離した。次いで切り分けた皮質を製造業者のプロトコールに従って、パパイン解離システム(papain dissociation system)(Worthington Biochemical Corporation)を使用して、ニューロンに解離した。
解離したニューロンを計数し、384ウェルポリ-D-リシンコーティングプレート(Corning(登録商標)BioCoat(商標))にNeurobasal/B27完全培地30μL中20,000細胞/ウェルの密度でプレーティングした。ニューロンを37℃で2日間培養した。アッセイ当日、培地を除去し、細胞を、製造業者の取扱説明書に従って、1.8mM Ca2+を含むHBSS(Ca-HBSS)中に懸濁したカルシウム染料(Calcium 6 Assay Kit、Molecular Devices)20μL/ウェルとともにインキュベートした。
10mM原液からの目的の化合物を、1.8mM Ca-HBSS中で所望の濃度の3倍に連続希釈し、10μLをウェルに添加した。化合物およびニューロンを暗室中、37℃で2時間インキュベートした。
蛍光測定機器FDSS7000EX(Hamamatsu Photonics)で、1.8mM Ca2+-HBSS中で作製したグルタミン酸およびグリシンを含む4つのリガンド溶液10μLを各ウェルに添加した。蛍光シグナルを、リガンドを添加する前後の合計2分間で収集した。データを、測定開始時の蛍光に対するピーク蛍光の比率に変換した。
各データ点を繰り返して測定した。用量応答曲線を使用して、IC50および最大阻害値を同定した。IC50は、最大半量の化合物効果を示す化合物のμMでの濃度を表す。化合物の最大阻害率は、化合物不含対照に対する最も高い活性阻害パーセントとして示される。
Figure 2024512066000125
実施例2.ミクロソームおよび肝細胞アッセイプロトコール。
ミクロソームのインキュベート:実験は、自動プラットフォーム上、37℃で振とうインキュベートしながら96ウェルフォーマットで行った。DMSO中10mMの濃度の被験化合物を、補助因子(2mM NADPH、4mM MgCl)を含む100mMリン酸カリウム、pH7.4(KPi)溶液中で1:5000に希釈して、2μMの濃度とした。100mM KPi緩衝液中に懸濁したラットまたはヒト肝臓ミクロソームタンパク質(1mg/mL)に等体積で添加することによって反応を開始した。特定の反応時点(0、5、15、および30分)で、反応アリコートを取り出し、分析用内部標準(0.4μMグリブリド)を含む3倍体積のアセトニトリルを添加することによって反応を終了させた。次いで、試料を4000×g、4℃で10分間遠心分離し、上清をLC/MS/MSで分析して残りの被験化合物を定量化した。インキュベート時間0分に対する残りの被験化合物の百分率を使用して、in vitro排泄速度定数(kmic)を推定し、その後それを使用してin vitro代謝クリアランス速度を算出した。
肝細胞のインキュベート:実験は、自動プラットフォーム上、37℃で振とうインキュベートしながら96ウェルフォーマットで行った。DMSO中10mMの濃度の被験化合物を、ライボビッツL15培地(L-15)溶液中で1:5000に希釈して、2μMの濃度とした。L-15培地溶液中に200万細胞/mLで懸濁したラットまたはヒト肝細胞に等体積で添加することによって反応を開始した。特定の反応時点(0、10、20、40、60、および80分)で、反応アリコートを取り出し、分析用内部標準(0.4μMグリブリド)を含む3倍体積のアセトニトリルを添加することによって反応を終了させた。次いで、試料を4000×g、4℃で10分間遠心分離し、上清をLC/MS/MSで分析して残りの被験化合物を定量化した。インキュベート時間0分に対する残りの被験化合物の百分率を使用して、in vitro排泄速度定数(kmic)を推定し、その後それを使用してin vitro代謝クリアランス速度を算出した。
LC/MS/MS分析:試料を、Shimadzu 30シリーズオートサンプラーとAB Sciex API6500に接続したHPLCポンプとからなる高速液体クロマトグラフィー(HPLC)-タンデムマススペクトロメトリ(LC/MS/MS)システムで分析した。化合物固有のパラメータ(前駆イオン、生成物イオン、デクラスタリングポテンシャル、および衝突エネルギー、単一の反応をモニタリングするためのもの)を、MultiquantソフトウェアV3.0を使用した自動チューニングによって得た。試料を、Shimadzu 30シリーズオートサンプラーを用いてACE 3 C18、2.1mm×30mm、3μmカラムにロードした。構成要素を、水中の0.1%ギ酸(移動相A)およびアセトニトリル中の0.1%ギ酸(移動相B)の勾配で、700μL/分の流速で、以下の勾配:0分2%B;0.25分2%B;1.00分98%B;1.55分98%B;1.95分2%B;2.00分2%Bを使用して溶出した。分析物濃度を、MultiquantソフトウェアV3.0(Sciex、Framingham、MA)を使用して、内部標準(グリブリド、m/z 494→169)に対する分析物のクロマトグラフィーピーク面積比から計算した。
実施例3.hERG Qpatchアッセイプロトコール。
このアッセイは、Skepper et al., J. Med. Chem. 2020, 63, 7773-7816に記載されている方法で行った:
hERG発現細胞株を、すでに記載されているようにCHO-K1 T-Rex誘導性プラスミドシステム(lnvitrogen)を使用してNovartis社内で生成した(Cao et al., Assay Drug Dev. Technol. 2010, 8, 766-780)。細胞株を、SelecT自動細胞培養システム(TAP Biosystems、Cambridge、U.K.)を使用して、10%FBS、ブラストサイジン(10mg/mL;lnvivoGen)、ハイグロマイシンB(200mg/mL;lnvivoGen)、Zeocin(200mg/mL、lnvitrogen)、およびネオマイシン(200mg/mL、lnvitrogen)を含むHam’s F12 nutrient mixture中で維持した。hERGおよびhCav1.2チャネルの発現を、テトラサイクリン(0.25~1μg/mL、lnvitrogen)を用いて少なくとも24時間誘発してから実験を行った。
hERG電流を、Qpatch自動パッチクランプシステム(Sophion Bioscience Inc.、North Brunswick、NJ)を使用して、全(単一)細胞配置で記録した。hERG発現CHO-K1細胞を、Detachin(Genlantis)を用いて採取し、改変無血清SFM-2培地(Life Technologies)中、室温で保存した。細胞外溶液は、NaCl(145)、KCl(4)、MgCl(1)、CaCl(2)、およびNaOHを含むpH7.4のHEPES(10)を含んでいた(単位mM)。細胞内溶液は、KCl(135)、MgCl(1.75)、CaCl(5.4)、EGTA(10)、K2-ATP(4)、およびKOHを含むpH7.2のHEPES(10)を含んでいた。全細胞配置を達成した後、細胞を-90mVで保持し、-50mVまで0.1秒のパルスを送達し、漏出電流を測定し、それをオンラインのテール電流から差し引いた。次いで、細胞を+20mVに4秒間脱分極させ(プレパルス)、続いて-50mVまで4秒の試験パルスを与えて、hERGテール電流を明らかにした。電流振幅における変化をモニターするために、この電圧プロトコールを20秒ごとに繰り返し適用した。被験化合物を、6回の用量応答実験のために最初にDMSOで希釈し、次いで、Freedom EVOリキッドハンドリングロボットシステム(Tecan、Mannedorf、Switzerland)を使用して細胞外溶液中に溶解した。試料中の最終的なDMSO濃度は0.3%v/vであった。アミトリプチリン(Sigma)を陽性対照として試験した。データを、社内で開発されたMatLabベースのプログラム(MathWorks、Natick、MA)を使用して分析した。
Figure 2024512066000126
Figure 2024512066000127
Figure 2024512066000128
表2で認められるように、本開示からの化合物は、コアヒドロキシ基を有していない比較化合物と比較して性質が改善されている。本開示の化合物は、概ね、ミクロソームおよび肝細胞におけるクリアランスが低く、これは、より望ましい薬物動態プロファイルと関連すると考えられる。さらに、本開示の化合物は、hERG Qpatchアッセイにおける活性が低く、これは心臓安全プロファイルの改善と関連すると考えられる。

Claims (27)

  1. 式Iの化合物:
    Figure 2024512066000129
    またはその薬学的に許容される塩
    (式中、
    は、C3~8シクロアルキル、C3~7ヘテロシクリル、フェニル、ナフチル、またはヘテロアリールであり、これらはそれぞれ、1つまたは複数のRで必要に応じて置換されており;
    は、OH、CN、ハロゲン、OR、SH、SR、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、NH、NHR、ヒドロキシC1~6アルキル、N(R)(R’)、NHS(O)、またはNHCORであり;
    は、H、O、またはOHであり;
    は、HまたはOHであり;
    は、ハロゲン、OH、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、OR、CN、NH、NHR、N(R)(R’)、SH、SR、SOR、SO、SONHR、SON(R)(R’)、CONH、CONHR、またはCON(R)(R’)であり;
    各RおよびR’は、H、O-C1~6アルキル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルからなる群から独立して選択され;
    Bは、NまたはCRxであり;
    各Rxは、独立して、H、C1~3アルキル、またはハロゲンであり;
    各nは、独立して、0、1、または2である)。
  2. 式(II)の化合物:
    Figure 2024512066000130
    またはその薬学的に許容される塩
    (式中、
    は、OH、CN、ハロゲン、OR、SH、SR、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、NH、NHR、ヒドロキシC1~6アルキル、N(R)(R’)、NHS(O)、またはNHCORであり;
    は、H、O、またはOHであり;
    は、HまたはOHであり;
    は、ハロゲン、OH、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、OR、CN、NH、NHR、N(R)(R’)、SH、SR、SOR、SO、SONHR、SON(R)(R’)、CONH、CONHR、またはCON(R)(R’)であり;
    各RおよびR’は、H、O-C1~6アルキル、C1~6アルキル、およびハロC1~6アルキルからなる群から独立して選択され;
    Bは、NまたはCRxであり;
    各Rxは、独立して、H、C1~3アルキル、またはハロゲンであり;
    各nは、独立して、0、1、または2である)。
  3. 式(III)の化合物
    Figure 2024512066000131
    またはその薬学的に許容される塩
    (式中、
    は、ハロゲンであり;
    は、HまたはOHであり;
    は、HまたはOHであり;
    は、ハロゲンであり;
    各Aは、独立して、NまたはCHであり、ただし、一方のAがNである場合、他方のAはCHであり;
    Bは、NまたはCHであり;
    各nは、独立して、0、1、または2である)。
  4. 式IIIa:
    Figure 2024512066000132
    で表される、請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  5. 式IIIb:
    Figure 2024512066000133
    で表される、請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  6. 式IIIc:
    Figure 2024512066000134
    で表される、請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  7. 式IIId:
    Figure 2024512066000135
    で表される、請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  8. 式IIIe:
    Figure 2024512066000136
    で表される、請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  9. 式IIIf:
    Figure 2024512066000137
    で表される、請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  10. がFである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  11. がFまたはClである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  12. がHである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  13. がOHである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  14. がHである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  15. がOHである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  16. BがNである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  17. BがCHである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  18. AがNであり、ただし、一方のAがNである場合、他方のAはCHである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  19. AがCHである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  20. が、ハロゲン、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、またはヒドロキシC1~6アルキルである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  21. が、ハロゲン、C1~6アルキル、またはハロC1~6アルキルである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  22. が、ハロゲン、OH、C1~6アルキル、OR、CN、SH、またはSRである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  23. が、ハロゲン、OH、C1~6アルキル、またはORである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  24. が、ハロゲン、OH、またはC1~6アルキルである、請求項1から9のいずれか一項に記載の式(I)、(II)、または(III)の化合物。
  25. (3aS,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aS,4S,5S,6aR)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aR,4R,5R,6aS)-5-(2-フルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aS,4S,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aS,4S,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aR,4R,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aR,4R,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a,4(1H)-ジオール;
    (3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-(6-フルオロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(6-クロロ-5-ヒドロキシピリジン-2-イル)-2-ヒドロキシエチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-2-((R)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシエチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-((R)-2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-((S)-2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2-フルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-2-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシフェネチル)-5-フェノキシヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-5-((3-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)-2-(4-ヒドロキシフェネチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-5-((3-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)-2-(4-ヒドロキシフェネチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-5-((2-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)-2-(4-ヒドロキシフェネチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-5-((2-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)-2-(4-ヒドロキシフェネチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-(2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aR,5R,6aS)-5-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-2-(2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;
    (3aS,5S,6aR)-5-((2-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)-2-(2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オール;および
    (3aR,5R,6aS)-5-((2-フルオロピリジン-3-イル)オキシ)-2-(2-(5-ヒドロキシピリジン-2-イル)エチル)ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール-3a(1H)-オールである化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  26. 請求項1から25のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む、医薬組成物。
  27. パーキンソン病、ハンチントン病、レット症候群、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、発作性障害、自閉症、自閉症スペクトル障害、脆弱X症候群、結節性硬化症、ダウン症候群、疼痛、片頭痛、耳鳴、双極性障害、強迫性障害、不安障害、外傷後ストレス障害(PTSD)、コカイン使用による障害、大鬱病性障害、難治性もしくは処置抵抗性抑鬱、または自殺傾向を処置するための方法であって、治療有効量の請求項1から25のいずれか一項に記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩または請求項26に記載の組成物をその処置を必要とする患者に投与することを含む、方法。
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