JP2024505300A - サービス指示方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

この出願は、サービス指示方法及び装置を開示する。マルチリンク送信デバイスは、リンクのサービス品質情報及びリンク指示情報をサービス品質測定報告に含める。リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示す。リンクのサービス品質情報は、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む。したがって、ピアエンドは、サービス品質測定報告に基づいて、複数のリンクのそれぞれのサービス品質を正確に決定してもよい。これは、サービス伝送の信頼性を改善する。

Description

[関連出願への相互参照]
この出願は、2021年2月4日に中国国家知識産権局に出願された「SERVICE INDICATION METHOD AND APPARATUS」という名称の中国特許出願第202110155010.2号、2021年3月17日に中国国家知識産権局に出願された「SERVICE INDICATION METHOD AND APPARATUS」という名称の中国特許出願第202110287709.4号、及び2021年5月18日に中国国家知識産権局に出願された「SERVICE INDICATION METHOD AND APPARATUS」という名称の中国特許出願第202110542644.3号の優先権を主張し、これらの全内容を参照により援用する。
[技術分野]
この出願は、通信技術の分野に関し、特に、サービス指示方法及び装置に関する。
低遅延は、802.11beの重要な特徴である。送信デバイスと受信デバイスとの間でマルチリンク(multi-link)伝送を実行することは、データパケットの遅延を大幅に低減できる。しかし、現在、マルチリンクシナリオにおける複数のリンクのサービス品質(quality of service, QoS)を指示するための解決策は存在せず、受信デバイスは、どのリンクが低遅延サービスの劣悪なQoSを引き起こすかを決定できない。
この出願は、複数のリンクのそれぞれのサービス品質を正確に決定するためのサービス指示方法及び装置を提供する。
第1の態様によれば、サービス指示方法が提供される。当該方法は、サービス品質測定報告を生成するステップであり、サービス品質測定報告は、リンク指示情報及びリンクのサービス品質情報を含み、リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示し、リンクのサービス品質情報は、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む、ステップと、サービス品質測定報告を送信するステップとを含む。この態様では、マルチリンク送信デバイスは、リンクのサービス品質情報及びリンク指示情報をサービス品質測定報告に含める。リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示す。リンクのサービス品質情報は、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む。したがって、ピアエンドは、サービス品質測定報告に基づいて、複数のリンクのそれぞれのサービス品質を正確に決定してもよい。これは、サービス伝送の信頼性を改善する。
第2の態様によれば、サービス指示方法が提供される。当該方法は、サービス品質測定報告を受信するステップであり、サービス品質測定報告は、リンク指示情報及びリンクのサービス品質情報を含み、リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示し、リンクのサービス品質情報は、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む、ステップと、サービス品質測定報告に基づいて、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのサービス品質を決定するステップとを含む。この態様では、マルチリンク受信デバイスは、マルチリンク送信デバイスにより送信されたサービス品質測定報告を受信する。サービス品質測定報告は、リンク指示情報及びリンクのサービス品質情報を含む。リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示す。リンクのサービス品質情報は、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む。したがって、複数のリンクのそれぞれのサービス品質は、サービス品質測定報告に基づいて正確に決定されてもよい。これは、サービス伝送の信頼性を改善する。
マルチリンク受信デバイスがサービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのサービス品質を決定した後に、リンク上で搬送される低遅延サービスのサービス品質を更に改善するために、対応する動作が、サービス品質が低遅延サービスのサービス品質要件よりも低いリンクに対して実行されてもよい。具体的には、1つの方式では、APは、サービスの遅延を低減するために、複数のリンクが1つのTIDに対応するように、トラフィック識別子とリンクとの間の対応関係(TID-to-link)をネゴシエートすることを選択してもよい。他の方式では、低遅延サービスに対して他のサービスにより引き起こされる干渉等を回避するために、低遅延サービスのみが制限サービス期間内に伝送されるように、サービス品質が低遅延サービスのサービス品質要件よりも低いリンクについて、対応する制限サービス期間が確立される。
第1の態様又は第2の態様を参照して、可能な実現方式では、リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクの数と、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのリンク識別子とを含む。
第1の態様又は第2の態様を参照して、他の可能な実現方式では、リンク指示情報は、ビットマップを使用することにより実現される。ビットマップの第1の値は、サービスを搬送する複数のリンクを示す。
第1の態様又は第2の態様を参照して、更に他の可能な実現方式では、サービス品質測定報告は、以下の情報、すなわち、トラフィック分類サービス識別子、サービス品質測定報告の実際の測定開始時間、サービスを搬送する複数のリンク上で正常に送信された媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数、サービスを搬送する複数のリンク上で破棄された媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数、サービスを搬送する複数のリンク上で送信に失敗した媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数、サービスを搬送する複数のリンク上で複数回再送された媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数、サービスを搬送する複数のリンクの平均伝送遅延、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで肯定応答を受信しなかった回数、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで重複基本サービスセットを受信した回数、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのチャネル負荷、基本遅延範囲、及び少なくとも1つの遅延範囲内でサービスを搬送する複数のリンク上の媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数のうち少なくとも1つを更に含む。少なくとも1つの遅延範囲は、基本遅延範囲に基づいて取得される。この実現方式では、サービス品質測定報告内の全ての上記のパラメータは、低遅延サービスを搬送する複数のリンクのサービス品質を表してもよい。サービス品質測定報告は、上記のパラメータを含んでもよく、或いは、複数のパラメータのうちいくつかを含んでもよい。
第3の態様によれば、サービス指示方法が提供される。当該方法は、サービス品質要件情報を生成するステップであり、サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む、ステップと、サービス品質要件情報を送信するステップとを含む。この態様では、送信デバイスは、サービス品質要件情報を生成する。サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む。送信デバイスは、サービス品質要件情報を受信デバイスに送信する。したがって、受信デバイスは、サービス品質要件情報に基づいて、低遅延サービスの確立に同意するか否かを決定してもよい。低遅延サービスの確立が合意された場合、パケットロス率は、遅延要件を満たしつつ最小化される必要がある。この態様では、送信デバイスは、サービス品質要件情報を生成する。サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む。送信デバイスは、サービス品質要件情報を受信デバイスに送信する。したがって、受信デバイスは、サービス品質要件情報に基づいて、低遅延サービスの確立に同意するか否かを決定してもよい。低遅延サービスの確立が合意された場合、パケットロス率は、遅延要件を満たしつつ最小化される必要がある。
第4の態様によれば、サービス指示方法が提供される。当該方法は、サービス品質要件情報を受信するステップであり、サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む、ステップと、サービス品質要件情報に基づいてサービス品質要件を決定するステップとを含む。この態様では、受信デバイスは、送信デバイスにより送信されたサービス品質要件情報を受信する。サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む。受信デバイスは、サービス品質要件情報に基づいて、低遅延サービスの確立に同意するか否かを決定してもよい。低遅延サービスの確立が合意された場合、パケットロス率は、遅延要件を満たしつつ最小化される必要がある。
第3の態様又は第4の態様を参照して、可能な実現方式では、パケットロス率指示情報は、許容最大喪失パケット数と、サービスデータパケットの基準数とを含む。
第3の態様又は第4の態様を参照して、他の可能な実現方式では、パケットロス率指示情報は、許容最大パケットロス率と、サービスデータパケットの基準数とを含む。
第3の態様又は第4の態様を参照して、更に他の可能な実現方式では、サービス品質要件情報は、平均パケットロス率に基づいて、サービス品質要件情報を送信するトリガを有効化するか否かを示す指示情報と、平均パケットロス率の閾値とを更に含む。
第3の態様又は第4の態様を参照して、更に他の可能な実現方式では、サービス品質要件情報は、以下の情報、すなわち、サービスが高信頼性サービスであるか否かを示す指示情報、サービスの最大遅延ジッタ、バックアップ伝送モードを使用するか否かを示す指示情報、想定チャネルアクセス方式を示す指示情報、及び制限サービス期間が確立される必要があるか否かを示す指示情報のうち少なくとも1つを更に含む。
第5の態様によれば、第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように構成されたサービス指示装置が提供される。サービス指示装置は、第1の態様若しくは第1の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる端末、又は端末において使用されるモジュール、例えば、チップ若しくはチップシステムでもよい。サービス指示装置は、上記の方法を実現するための対応するモジュール、ユニット又は手段(means)を含む。モジュール、ユニット又は手段は、ハードウェア、ソフトウェア、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュール又はユニットを含む。
第5の態様を参照して、可能な実現方式では、サービス指示装置は、トランシーバユニットと、処理ユニットとを含む。処理ユニットは、サービス品質測定報告を生成するように構成される。サービス品質測定報告は、リンク指示情報及びリンクのサービス品質情報を含む。リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示す。リンクのサービス品質情報は、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む。トランシーバユニットは、サービス品質測定報告を送信するように構成される。
第5の態様を参照して、他の可能な実現方式では、サービス指示装置は、入力インタフェースと、出力インタフェースと、処理回路とを含む。処理回路は、サービス品質測定報告を生成するように構成される。サービス品質測定報告は、リンク指示情報及びリンクのサービス品質情報を含む。リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示す。リンクのサービス品質情報は、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む。出力インタフェースは、サービス品質測定報告を送信するように構成される。
例えば、サービス指示装置は、メモリを更に含む。メモリは、少なくとも1つのプロセッサに結合される。少なくとも1つのプロセッサは、サービス指示装置が第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように、メモリに記憶されたプログラム命令を実行するように構成される。
可能な実現方式では、メモリは、プログラム命令及びデータを記憶するように構成される。メモリは、少なくとも1つのプロセッサに結合される。少なくとも1つのプロセッサは、サービス指示装置が第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように、メモリに記憶されたプログラム命令を呼び出して実行してもよい。
例えば、サービス指示装置は、通信インタフェースを更に含む。通信インタフェースは、他のデバイスと通信するためにサービス指示装置により使用される。サービス指示装置が端末であるとき、通信インタフェースは、トランシーバ、入出力インタフェース、回路等である。
可能な設計では、サービス指示装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ及び通信インタフェースを含む。具体的には、少なくとも1つのプロセッサは、通信インタフェースを通じて外部デバイスと通信する。少なくとも1つのプロセッサは、サービス指示装置が第1の態様又は第1の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように、コンピュータプログラムを実行するように構成される。外部デバイスは、プロセッサ以外のオブジェクト又はサービス指示装置以外のオブジェクトでもよいことが理解され得る。
他の可能な設計では、サービス指示装置はチップ又はチップシステムである。通信インタフェースは、チップ又はチップシステム内の入出力インタフェース、インタフェース回路、出力回路、入力回路、ピン、関連する回路等でもよい。プロセッサは、代替として、処理回路又は論理回路として具現化されてもよい。
第5の態様のいずれかの設計において達成される技術的効果については、第1の態様の異なる設計において達成される技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
第6の態様によれば、第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように構成されたサービス指示装置が提供される。サービス指示装置は、第2の態様若しくは第2の態様の可能な実現方式のいずれか1つによるアクセスネットワークデバイス、又はアクセスネットワークデバイスにおいて使用されるモジュール、例えば、チップ若しくはチップシステムでもよい。サービス指示装置は、上記の方法を実現するための対応するモジュール、ユニット又は手段を含む。モジュール、ユニット又は手段は、ハードウェア、ソフトウェア、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュール又はユニットを含む。
第6の態様を参照して、可能な実現方式では、サービス指示装置は、トランシーバユニットと、処理ユニットとを含む。トランシーバユニットは、サービス品質測定報告を受信するように構成される。サービス品質測定報告は、リンク指示情報及びリンクのサービス品質情報を含む。リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示す。リンクのサービス品質情報は、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む。処理ユニットは、サービス品質測定報告に基づいて、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのサービス品質を決定するように構成される。
第6の態様を参照して、他の可能な実現方式では、サービス指示装置は、入力インタフェースと、出力インタフェースと、処理回路とを含む。入力インタフェースは、サービス品質測定報告を受信するように構成される。サービス品質測定報告は、リンク指示情報及びリンクのサービス品質情報を含む。リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示す。リンクのサービス品質情報は、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む。処理回路は、サービス品質測定報告に基づいて、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのサービス品質を決定するように構成される。
可能な実現方式では、メモリは、プログラム命令及びデータを記憶するように構成される。メモリは、少なくとも1つのプロセッサに結合される。少なくとも1つのプロセッサは、サービス指示装置が第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように、メモリに記憶されたプログラム命令を呼び出して実行してもよい。
例えば、サービス指示装置は、通信インタフェースを更に含む。通信インタフェースは、他のデバイスと通信するためにサービス指示装置により使用される。サービス指示装置がアクセスネットワークデバイスであるとき、通信インタフェースは、トランシーバ、入出力インタフェース、回路等である。
可能な設計では、サービス指示装置は、第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ及び通信インタフェースを含む。具体的には、少なくとも1つのプロセッサは、通信インタフェースを通じて外部デバイスと通信する。少なくとも1つのプロセッサは、サービス指示装置が第2の態様又は第2の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように、コンピュータプログラムを実行するように構成される。外部デバイスは、プロセッサ以外のオブジェクト又はサービス指示装置以外のオブジェクトでもよいことが理解され得る。
他の可能な設計では、サービス指示装置はチップ又はチップシステムである。通信インタフェースは、チップ又はチップシステム内の入出力インタフェース、インタフェース回路、出力回路、入力回路、ピン、関連する回路等でもよい。プロセッサは、代替として、処理回路又は論理回路として具現化されてもよい。
第6の態様のいずれかの設計において達成される技術的効果については、第2の態様の異なる設計において達成される技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
第7の態様によれば、第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように構成されたサービス指示装置が提供される。サービス指示装置は、第3の態様若しくは第3の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる端末、又は端末において使用されるモジュール、例えば、チップ若しくはチップシステムでもよい。サービス指示装置は、上記の方法を実現するための対応するモジュール、ユニット又は手段(means)を含む。モジュール、ユニット又は手段は、ハードウェア、ソフトウェア、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュール又はユニットを含む。
第7の態様を参照して、可能な実現方式では、サービス指示装置は、トランシーバユニットと、処理ユニットとを含む。処理ユニットは、サービス品質要件情報を生成するように構成される。サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む。トランシーバユニットは、サービス品質要件情報を送信するように構成される。
第7の態様を参照して、他の可能な実現方式では、サービス指示装置は、入力インタフェースと、出力インタフェースと、処理回路とを含む。処理回路は、サービス品質要件情報を生成するように構成される。サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む。出力インタフェースは、サービス品質要件情報を送信するように構成される。
例えば、サービス指示装置は、メモリを更に含む。メモリは、少なくとも1つのプロセッサに結合される。少なくとも1つのプロセッサは、サービス指示装置が第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように、メモリに記憶されたプログラム命令を実行するように構成される。
可能な実現方式では、メモリは、プログラム命令及びデータを記憶するように構成される。メモリは、少なくとも1つのプロセッサに結合される。少なくとも1つのプロセッサは、サービス指示装置が第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように、メモリに記憶されたプログラム命令を呼び出して実行してもよい。
例えば、サービス指示装置は、通信インタフェースを更に含む。通信インタフェースは、他のデバイスと通信するためにサービス指示装置により使用される。サービス指示装置が端末であるとき、通信インタフェースは、トランシーバ、入出力インタフェース、回路等である。
可能な設計では、サービス指示装置は、第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ及び通信インタフェースを含む。具体的には、少なくとも1つのプロセッサは、通信インタフェースを通じて外部デバイスと通信する。少なくとも1つのプロセッサは、サービス指示装置が第3の態様又は第3の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように、コンピュータプログラムを実行するように構成される。外部デバイスは、プロセッサ以外のオブジェクト又はサービス指示装置以外のオブジェクトでもよいことが理解され得る。
他の可能な設計では、サービス指示装置はチップ又はチップシステムである。通信インタフェースは、チップ又はチップシステム内の入出力インタフェース、インタフェース回路、出力回路、入力回路、ピン、関連する回路等でもよい。プロセッサは、代替として、処理回路又は論理回路として具現化されてもよい。
第7の態様のいずれかの設計において達成される技術的効果については、第3の態様の異なる設計において達成される技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
第8の態様によれば、第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように構成されたサービス指示装置が提供される。サービス指示装置は、第4の態様若しくは第4の態様の可能な実現方式のいずれか1つによるアクセスネットワークデバイス、又はアクセスネットワークデバイスにおいて使用されるモジュール、例えば、チップ若しくはチップシステムでもよい。サービス指示装置は、上記の方法を実現するための対応するモジュール、ユニット又は手段を含む。モジュール、ユニット又は手段は、ハードウェア、ソフトウェア、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュール又はユニットを含む。
第8の態様を参照して、可能な実現方式では、サービス指示装置は、トランシーバユニットと、処理ユニットとを含む。トランシーバユニットは、サービス品質要件情報を受信するように構成される。サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む。処理ユニットは、サービス品質要件情報に基づいてサービス品質要件を決定するように構成される。
第6の態様を参照して、他の可能な実現方式では、サービス指示装置は、入力インタフェースと、出力インタフェースと、処理回路とを含む。入力インタフェースは、サービス品質要件情報を受信するように構成される。サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む。処理回路は、サービス品質要件情報に基づいてサービス品質要件を決定するように構成される。
可能な実現方式では、メモリは、プログラム命令及びデータを記憶するように構成される。メモリは、少なくとも1つのプロセッサに結合される。少なくとも1つのプロセッサは、サービス指示装置が第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように、メモリに記憶されたプログラム命令を呼び出して実行してもよい。
例えば、サービス指示装置は、通信インタフェースを更に含む。通信インタフェースは、他のデバイスと通信するためにサービス指示装置により使用される。サービス指示装置がアクセスネットワークデバイスであるとき、通信インタフェースは、トランシーバ、入出力インタフェース、回路等である。
可能な設計では、サービス指示装置は、第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ及び通信インタフェースを含む。具体的には、少なくとも1つのプロセッサは、通信インタフェースを通じて外部デバイスと通信する。少なくとも1つのプロセッサは、サービス指示装置が第4の態様又は第4の態様の可能な実現方式のいずれか1つによる方法を実行するように、コンピュータプログラムを実行するように構成される。外部デバイスは、プロセッサ以外のオブジェクト又はサービス指示装置以外のオブジェクトでもよいことが理解され得る。
他の可能な設計では、サービス指示装置はチップ又はチップシステムである。通信インタフェースは、チップ又はチップシステム内の入出力インタフェース、インタフェース回路、出力回路、入力回路、ピン、関連する回路等でもよい。プロセッサは、代替として、処理回路又は論理回路として具現化されてもよい。
第8の態様のいずれかの設計において達成される技術的効果については、第4の態様の異なる設計において達成される技術的効果を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
第9の態様によれば、通信システムが提供され、第5の態様又は第5の態様の実現方式のいずれか1つによるサービス指示装置と、第6の態様又は第6の態様の実現方式のいずれか1つによるサービス指示装置とを含む。
第10の態様によれば、通信システムが提供され、第7の態様又は第7の態様の実現方式のいずれか1つによるサービス指示装置と、第8の態様又は第8の態様の実現方式のいずれか1つによるサービス指示装置とを含む。
第11の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で動作するとき、上記の態様又は態様の実現方式のいずれか1つによる方法が実行される。
第12の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作するとき、上記の態様又は態様の実現方式のいずれか1つによる方法が実行される。
第13の態様によれば、コンピュータプログラムが提供される。コンピュータプログラムがコンピュータ上で動作するとき、上記の態様又は態様の実現方式のいずれか1つによる方法が実行される。
この出願が適用可能な通信システムの構造の概略図である。 この出願の実施形態による例示的なマルチリンク伝送シナリオの概略図である。 この出願の実施形態によるマルチリンクデバイスの構造の概略図である。 この出願の実施形態によるサービス指示方法の概略フローチャートである。 この出願の実施形態によるトラフィック仕様要素のフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態による他のトラフィック仕様要素のフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態による他のサービス指示方法の概略フローチャートである。 この出願の実施形態による更に他のトラフィック仕様要素のフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態による更に他のトラフィック仕様要素のフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態による更に他のサービス指示方法の概略フローチャートである。 この出願の実施形態による更に他のサービス指示方法の概略フローチャートである。 この出願の実施形態による更に他のトラフィック仕様要素のフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態による更に他のトラフィック仕様要素のフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態によるスペクトル測定要求フレームのフレームフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態による測定要求要素のフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態による測定要求のフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態によるトラフィック識別子フィールドのフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態によるスペクトル測定応答フレームのフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態による測定報告要素のフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態による測定報告のフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態によるトリガ報告サブ要素のフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態による他の測定報告のフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態によるマルチリンク測定報告サブ要素のフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態によるサービス指示装置の構造の概略図である。 この出願の実施形態による他のサービス指示装置の構造の概略図である。 SCS要求フレームのフォーマットの概略図である。 SCS記述子のフォーマットの概略図である。 SCS応答フレームのフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態による更に他のトラフィック仕様要素のフォーマットの概略図である。 この出願の実施形態による更に他のトラフィック仕様要素のフォーマットの概略図である。
以下に、この出願の実施形態における添付図面を参照して、この出願の実施形態について説明する。
この出願の解決策は、主に無線ローカルエリアネットワークに適用され、特にマルチリンク伝送シナリオに適用される。図1は、この出願が適用可能な通信システムの構造の概略図である。通信システム100は、マルチリンク送信デバイス11とマルチリンク受信デバイス12とを含む。マルチリンク送信デバイス11及びマルチリンク受信デバイス12(まとめて「マルチリンクデバイス」と呼ばれる)は、N個のリンクを通じて互いに通信する。Nは正の整数である。マルチリンクデバイスが動作する周波数帯域は、以下の帯域、すなわち、1GHz、2.4GHz、5GHz、6GHz、高周波数60GHzの全部又は一部等のうちいずれか1つでもよい。図2は、マルチリンク伝送シナリオの概略図である。マルチリンク送信デバイスは、1つ以上のアクセスポイント(access point, AP)(アクセスポイントマルチリンクデバイス(access point multi-link device, AP MLD)とも呼ばれてもよい)を含んでもよく、マルチリンク受信デバイスは、1つ以上のステーション(station, STA)(非アクセスポイントマルチリンクデバイス(non-access point multi-link device, NON-AP MLD)とも呼ばれてもよい)を含んでもよい。代替として、マルチリンク送信デバイスは、1つ以上のSTAを含んでもよく、マルチリンク受信デバイスは、1つ以上のAPを含んでもよい。
図3は、マルチリンクデバイスの構造の概略図である。この出願のこの実施形態におけるAP MLD及びnon-AP MLDの構造は、媒体アクセス制御(media access control, MAC)層及び物理層(physical, PHY)を含んでもよい。MAC層は、高MAC(high MAC)層及び低MAC(low MAC)層に更に分割される。具体的には、AP MLD内の複数のAPは、1つのAP high MACを共有し、各APは、1つのAP low MACに対応する。non-AP MLD内の複数のSTAは、1つのSTA high MACを共有し、各APは、1つのSTA low MACに対応する。AP MLD内の各APのAP PHYは、リンクを通じて、対応するnon-AP MLD内の1つのSTAのSTA PHYと通信する。
送信デバイスが低遅延サービスを確立する必要があるとき、送信デバイスは、トラフィック仕様要素(traffic specification element, TSPEC element)を使用することにより、低遅延サービスの特定のQoS要件を受信デバイスに通知してもよい。しかし、トラフィック仕様は、満たされる必要があるパケットロス率の指示を含まない。さらに、無線システムにとって、遅延要件が満たされるときに0のパケットロス率を確保することは困難である。
これを考慮して、この出願は、サービス指示解決策を提供する。送信デバイスは、サービス品質要件情報を生成する。サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む。送信デバイスは、サービス品質要件情報を受信デバイスに送信する。したがって、受信デバイスは、サービス品質要件情報に基づいて、低遅延サービスの確立に同意するか否かを決定してもよい。低遅延サービスの確立が合意された場合、パケットロス率は、遅延要件を満たしつつ最小化される必要がある。
図4は、この出願の実施形態によるサービス指示方法の概略フローチャートである。当該方法は、以下のステップを含んでもよい。
S101:送信デバイスは、サービス品質要件情報を生成する。サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む。
この実施形態におけるサービスは低遅延サービスでもよい。送信デバイスは、トラフィック仕様要素を受信デバイスに送信して、低遅延サービスのサービス品質要件情報を受信デバイスに通知する。無線システムにとって、遅延要件を満たしつつ0のパケットロス率を確保することは困難であるが、低遅延を満たしつつパケットロス率は最小化され得る。したがって、この実施形態では、サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を更に含む。パケットロス率指示情報は、許容最大パケットロス情報を示す。送信デバイスは、マルチリンク送信デバイス内の1つの送信デバイスである。受信デバイスは、マルチリンク受信デバイス内の1つの受信デバイスである。例えば、送信デバイスはAPでもよく、受信デバイスはSTAである。代替として、送信デバイスはSTAでもよく、受信デバイスはAPである。
図5に示すように、サービス品質要件情報に対応するトラフィック仕様要素は、以下の要素を含む。
要素識別子(element ID):要素を識別する。例えば、要素識別子は1バイトを占有する。
長さ(length):要素により占有されるバイト数を示す。例えば、長さは1バイトを占有する。
トラフィック識別子ビットマップ(traffic identifier bitmap):要素に対応するトラフィック識別子(traffic identifier, TID)を示す。TIDは、0~7、0~15又は8~15でもよい。例えば、トラフィック識別子ビットマップは1バイトを占有する。
伝送方向(direction):トラフィックストリームの方向を示す。00はアップリンクを示し、10はダウンリンクを示し、01はダイレクトリンクを示し、11はアップリンク及びダウンリンクを示す。例えば、伝送方向は1バイトを占有する。
最小サービス間隔(minimum service interval):トラフィックストリームのいずれかの2つのサービス期間の間の最小間隔を示す。例えば、最小サービス間隔は4バイトを占有する。
最大サービス間隔(maximum service interval):トラフィックストリームのいずれかの2つのサービス期間の間の最大間隔を示す。例えば、最大サービス間隔は4バイトを占有する。
無活動間隔(inactivity interval):トラフィックストリーム内のデータパケットが到着しない最小間隔を示す。例えば、無活動間隔は4バイトを占有する。
中断間隔(suspension interval):トラフィックストリームを中断するための最小間隔を示す。例えば、中断間隔は4バイトを占有する。
サービス開始時間(service start time):サービスの開始時間を示す。例えば、サービス開始時間は4バイトを占有する。
最小データレート(minimum data rate):媒体アクセス制御(media access control, MAC)層におけるサービスアクセスポイントの位置に対応する最小データレートを示す。例えば、最小データレートは4バイトを占有する。
平均データレート(mean data rate):MAC層におけるサービスアクセスポイントの位置に対応する平均データレートを示す。例えば、平均データレートは4バイトを占有する。
バーストサイズ(burst size):トラフィックストリームの最大バーストサイズを示す。例えば、バーストサイズは4バイトを占有する。
遅延限界(delay bound):トラフィックストリームの許容最大遅延を示す。例えば、遅延限界は4バイトを占有する。
破棄期限(discard age):対応する媒体アクセス制御サービスデータユニット(media access control service data unit, MSDU)の最大有効期間を示し、送信端は、有効期間が満了したときにMSDUを破棄する必要がある。例えば、廃棄期限は2バイトを占有する。
実現方式では、パケットロス率指示情報は、許容最大喪失パケット数及びサービスデータパケットの基準数を含む。したがって、サービス品質要件情報に対応するトラフィック仕様要素は、以下の要素を更に含む。
許容最大喪失パケット数(maximum discarded MSDU count):所与の最大遅延で対応する低遅延サービスの許容最大喪失パケット数を示す。例えば、許容最大喪失パケット数が4バイトを占有する場合、許容最大喪失パケット数の範囲は、0~232でもよい。他の例では、最大喪失パケット数はまた、最大パケットロス範囲でもよい。例えば、複数の最大パケットロス範囲とインデックスとの間の対応関係が予め設定され、送信デバイス及び受信デバイスの双方が対応関係を記憶する。この場合、許容最大喪失パケット数は、上記のインデックスの値でもよい。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減できる。
最大パケットロス範囲とインデックスとの間の対応関係の例が表1に示される。
Figure 2024505300000002
サービスデータパケットの基準数(measurement count):パケットロス率をカウントするための基準測定数、すなわち、送信デバイスにより実際に送信されたデータパケットの数を示す。例えば、サービスデータパケットの基準数が4バイトを占有してもよい場合、サービスデータパケットの基準数の範囲は、0~232でもよい。
許容最大喪失パケット数及びサービスデータパケットの基準数を受信した後に、受信デバイスは、送信デバイスの許容最大パケットロス率:許容最大喪失パケット数/サービスデータパケットの基準数を計算してもよい。
他の実現方式では、図6に示すように、パケットロス率指示情報は、許容最大パケットロス率及びサービスデータパケットの基準数を含む。したがって、サービス品質要件情報に対応するトラフィック仕様要素は、以下の要素を更に含む。
許容最大パケットロス率(maximum discarded MSDU rate):所与の最大遅延で対応する低遅延サービスの許容最大パケットロス率を示す。許容最大パケットロス率=許容最大喪失パケット数/サービスデータパケットの基準数である。例えば、複数の最大パケットロス率とインデックスとの間の対応関係が予め設定されてもよく、送信デバイス及び受信デバイスの双方が対応関係を記憶する。この場合、許容最大パケットロス率は、上記のインデックスの値でもよい。
許容最大パケットロス率とインデックスとの間の対応関係の例が表2に示される。
Figure 2024505300000003
サービスデータパケットの基準数:基準数の意味は上記のものと同じである。
受信デバイスは、サービスデータパケットの基準数及び実際に受信されたサービスデータパケットの数に基づいて実際のパケットロス率を計算し、次いで、実際のパケットロス率が上記の許容最大パケットロス率内にあるか否かを決定してもよい。
さらに、サービス品質要件情報に対応するトラフィック仕様要素は、トリガ報告パラメータ(triggered reporting parameters)を更に含んでもよい。
平均パケットロス率に基づいて、サービス品質要件情報を送信するトリガを有効化するか否かを示す指示情報(triggered report enable):平均パケットロス率に基づいて測定報告をトリガすることを有効化するか否かを示す。例えば、指示情報は1ビットを占有する。1ビットの値が「1」である場合、これは、平均パケットロス率に基づいて測定報告をトリガすることが有効化されることを示す。1ビットの値が「0」である場合、これは、平均パケットロス率に基づいて測定報告をトリガすることが無効化されることを示す。平均パケットロス率に基づいて測定報告をトリガすることが無効化されることは、送信デバイスが、受信デバイスにより送信された要求を受信したときにのみ、測定報告を受信デバイスに送信することを意味する。
平均パケットロス率の閾値(discarded threshold):測定報告をトリガするための平均パケットロス率の閾値を示す。閾値は、一般的に、許容最大喪失パケット数よりも小さい。例えば、平均パケットロス率に基づいてサービス品質要件情報を送信することをトリガすることを有効化するか否かを示す指示情報が、平均パケットロス率に基づいて測定報告をトリガすることを無効化することを示すとき、平均パケットロス率の閾値に対応するビットは、予約済みでもよく或いは存在しなくてもよい。
基本遅延範囲(Bin 0 range):伝送遅延(transmit delay)ヒストグラムにおける第1のビン(Bin 0)の遅延範囲、すなわち、遅延が0以上且つB0未満であるMSDUの数を示す。他のビン(Bin i)は、基本遅延範囲に基づいて取得される。
さらに、サービス品質要件情報に対応するトラフィック仕様要素は、以下の要素を更に含んでもよい。
サービスが高信頼性サービスであるか否かを示す指示情報:低遅延サービスが高信頼性サービスであるか否かを更に示す。高信頼性サービスは、低遅延に対してより高い要件を有する。例えば、指示情報は1ビットでもよい。例えば、1ビットの値が「1」である場合、これは、サービスが高信頼性サービスであることを示す。1ビットの値が「0」である場合、これは、サービスが高信頼性サービスでないことを示す。
サービスの最大遅延ジッタ:送信デバイスが、低遅延サービスの遅延ジッタが最大遅延ジッタを超えることができないことを要求することを示す。サービスの最大遅延ジッタは、いくつかのビットにより示されてもよい。
バックアップ伝送モードを使用するか否かを示す指示情報:送信デバイス及び/又は受信デバイスがバックアップ伝送モードを使用するか否かを示す。バックアップ伝送モードは、MSDUについて、送信デバイスが受信デバイスから成功受信応答(acknowledgement, ACK)を受信しない前に、MSDUの複数のバックアップが1つ以上のリンク上で伝送されてもよいことを意味する。代替として、受信デバイスが送信デバイスからACKを受信しない前に、MSDUの複数のバックアップが1つ以上のリンク上で伝送されてもよい。例えば、指示情報は1ビットでもよい。例えば、1ビットの値が「1」である場合、これは、バックアップ伝送モードが使用されてもよいことを示す。1ビットの値が「0」である場合、これは、バックアップ伝送モードが使用されないことを示す。
想定チャネルアクセス方式を示す指示情報:想定チャネルアクセス方式は、拡張分散チャネルアクセス(enhanced distributed channel access, EDCA)又はトリガベースアップリンク(trigger-based link)チャネルアクセスでもよい。EDCAは、比較的一般的なランダムアクセス方式である。トリガベースアップリンクチャネルアクセスは、送信デバイスがトリガ指示を送信し、受信デバイスがアップリンクデータを送信することを意味する。指示情報は1ビットでもよく、指示情報のビット値と想定チャネルアクセス方式との間の対応関係は、以下の通りでもよい。「0」は、想定チャネルアクセス方式がEDCAであることを示し、「1」は、想定チャネルアクセス方式がトリガベースアップリンクチャネルアクセスであることを示す。
制限サービス期間(restricted service period)が確立される必要があるか否かを示す指示情報:制限サービス期間は、低遅延サービスに対して他のサービスにより引き起こされる干渉を回避し、低遅延サービスの遅延を低減するために、制限サービス期間において、低遅延サービスのみが伝送でき、他のサービスが送信できないことを意味する。制限サービス期間を確立する2つの方式が存在する。1つの方式は、ターゲットウェイクタイム(target wake time, TWT)を使用することにより制限サービス期間を確立することであり、他の方式は、クワイエット要素(quiet element)を使用することにより制限サービス期間を確立することである。指示情報は1ビットでもよい。1ビットの値が「1」である場合、これは、制限サービス期間が確立される必要があることを示す。1ビットの値が「0」である場合、これは、制限サービス期間が確立される必要がないことを示す。
S102:送信デバイスは、サービス品質要件情報を受信デバイスに送信する。
S103:受信デバイスは、サービス品質要件情報を受信し、サービス品質要件情報に基づいてサービス品質要件を決定する。
受信デバイスは、サービス品質要件情報を受信し、サービス品質要件情報を解析して取得して、受信デバイスのサービス品質要件を知る。さらに、サービス伝送プロセスにおいて、サービス品質がサービス品質要件を満たさないとき、フィードバックが送信デバイスに送信されてもよい。
この出願のこの実施形態において提供されるサービス指示情報によれば、送信デバイスは、サービス品質要件情報を生成する。サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む。送信デバイスは、サービス品質要件情報を受信デバイスに送信する。したがって、受信デバイスは、サービス品質要件情報に基づいて、低遅延サービスの確立に同意するか否かを決定してもよい。低遅延サービスの確立が合意された場合、パケットロス率は、遅延要件を満たしつつ最小化される必要がある。
低遅延サービスのサービス品質要件をより良く満たすために、送信デバイスは、サービス品質測定報告を受信デバイスに送信して、現在の低遅延サービスにより達成されるサービス品質を通知してもよい。しかし、現在、マルチリンク送信デバイスがマルチリンクシナリオにおいてサービス品質測定報告をどのように送信するかについての解決策は存在せず、マルチリンク受信デバイスは、複数のリンクのそれぞれのサービス品質を決定できない。
これを考慮して、この出願は、サービス指示解決策を提供する。マルチリンク送信デバイスは、サービス品質測定報告に含まれるリンクのサービス品質情報及びリンク指示情報を含める。リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示す。リンクのサービス品質情報は、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む。したがって、ピアエンドは、サービス品質測定報告に基づいて、複数のリンクのそれぞれのサービス品質を正確に決定してもよい。これは、サービス伝送の信頼性を改善する。
図7は、この出願の実施形態による他のサービス指示方法の概略フローチャートである。当該方法は、以下のステップを含んでもよい。
S201:マルチリンク送信デバイスは、サービス品質測定報告を生成する。
複数のリンクが、サービスを搬送又は伝送するために使用される。これは、サービスのパケット遅延を低減できる。サービス伝送プロセスにおいて、マルチリンク送信デバイスは、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのサービス品質を取得し、サービス品質測定報告を生成する。
この実施形態では、サービス品質測定報告は、リンク指示情報及びリンクのサービス品質情報を含む。リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示す。マルチリンクシナリオでは、全てのリンク又はいくつかのリンクがサービスを搬送してもよい。実際にサービスを搬送する複数のリンクは、リンク指示情報により示される。リンクのサービス品質情報は、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われたMSDUの数(MSDU lost count)を含む。失われたMSDUの数は、マルチリンク送信デバイスにより送信されるが、マルチリンク受信端により送信された成功受信応答/ブロック肯定応答(acknowledgement/block acknowledgement, ACK/BA)が受信されないか、或いは、ACK/BAが受信されるが受信エラーが表示されるMSDUの数である。
実現方式では、図8に示すように、リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクの数(number of links)と、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのリンク識別子(link ID)とを含む。
したがって、サービス品質測定報告は、以下を含む。
サービスを搬送する複数のリンクの数:低遅延サービスを現在搬送しているリンクの数を示す。
サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのリンク識別子:MSDU lost countに対応するリンク識別子である。
リンクのサービス品質情報に含まれるサービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われたMSDUの数(MSDU lost count):サービスを搬送する複数のリンクの数がNである場合、N個の失われたMSDUが存在する。Nは正の整数である。
さらに、サービス品質測定報告は、以下を更に含む。
要素識別子(element ID):要素を識別する。例えば、要素識別子は1バイトを占有する。
長さ(length):要素により占有されるバイト数を示す。例えば、長さは1バイトを占有する。
トラフィック識別子ビットマップ(traffic identifier bitmap):要素に対応するトラフィック識別子(traffic identifier, TID)を示す。TIDは、0~7、0~15又は8~15でもよい。例えば、トラフィック識別子ビットマップは1バイトを占有する。
サービス品質測定報告の実際の測定開始時間(actual measurement start time):測定報告がトリガされた場合にトリガ条件が満たされる時点である。例えば、実際の測定開始時間は、トリガ時点におけるタイミング同期機能(timing synchronization function, TSF)値でもよい。トリガ条件が満たされることは、実際の平均パケットロス率が上記の実施形態における平均パケットロス率の閾値以上であるとき、測定報告を送信することがトリガされることを意味する。
サービスを搬送する複数のリンク上で正常に送信された媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数(transmitted MSDU count):マルチリンク送信デバイスにより正常に送信され、マルチリンク受信デバイスにより送信されたACK/BRが受信されたMSDUの数である。
サービスを搬送する複数のリンク上で破棄された媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数(MSDU discarded count):タイムアウト又は再送の数を超えたという事実のためマルチリンク送信デバイスにより破棄されたMSDUの数である。
サービスを搬送する複数のリンク上で送信に失敗した媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数(MSDU failed count):再送の数を超えたという事実のためマルチリンク送信デバイスにより破棄されたMSDUの数である。
サービスを搬送する複数のリンク上で複数回再送された媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数(MSDU multiple retry count):マルチリンク送信デバイスにより正常に送信され、1回よりも多く再送されたMSDUの数である。
サービスを搬送する複数のリンクの平均伝送遅延(average transmit delay):サービスを搬送する複数のリンクの全ての遅延の合計の平均値である。平均伝送遅延は、マルチリンク送信デバイスの伝送遅延を表す。
サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで肯定応答を受信しなかった回数:サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれでのACK/BR失敗の数である。
サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで重複基本サービスセット(overlapping basic service set, OBSS)フレームを受信した回数。
サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのチャネル負荷:例えば、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれにおけるビジーチャネルの割合。
基本遅延範囲:伝送遅延(transmit delay)ヒストグラムにおける第1のビン(Bin 0)の遅延範囲、すなわち、遅延が0以上且つB0未満であるMSDUの数を示す。
少なくとも1つの遅延範囲内でサービスを搬送する複数のリンク上の媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数、すなわち、ビンi:遅延が2^(i-1)*B0以上且つ2^i*B0未満であるMSDUの数。ビンiは、上記の基本遅延範囲に基づいて取得される。図8において、iは1~5の範囲である。
サービス品質測定報告内の全ての上記のパラメータは、低遅延サービスを搬送する複数のリンクのサービス品質を表してもよい。サービス品質測定報告は、上記のパラメータを含んでもよく、或いは、複数のパラメータのうちいくつかを含んでもよい。
他の実現方式では、図9は、他のサービス品質測定報告のフォーマットの概略図である。図8とは異なり、図9では、サービス品質測定報告は以下を含む。
リンク指示情報:ビットマップを使用することにより実現される。ビットマップの第1の値は、サービスを搬送する複数のリンクを示す。例えば、マルチリンクシナリオは、合計で5つのリンク、すなわち、リンク1~リンク4を含む。ビットマップのビット値「1」は、サービスを搬送するリンクを示す。リンク指示情報のビットマップが「11001」である場合、これは、リンク1、リンク2、及びリンク5がサービスを搬送するリンクであることを示す。
サービスを搬送する複数のリンクの各リンクで失われたMSDUの数:図8で説明したものと同じ意味を有する。対応するビットマップは「11001」である。MSDU lost countは3回繰り返される。
サービス品質測定報告に含まれる他のパラメータは、図8で説明したものと同じでもよい。
例えば、サービス品質測定報告は、要素(element)に含まれる。
マルチリンク送信デバイスはまた、他のパラメータを測定してもよく、パラメータの測定報告は、送信するための要素で搬送される。
S202:マルチリンク送信デバイスは、サービス品質測定報告をマルチリンク受信デバイスに送信する。
マルチリンク送信デバイスは、サービスを搬送するいずれかのリンクを使用することによりサービス品質測定報告をマルチリンク受信デバイスに送信してもよく、或いは、サービスを搬送しないリンクを通じてサービス品質測定報告を送信してもよい。
S203:マルチリンク受信デバイスは、サービス品質測定報告を受信し、サービス品質測定報告に基づいて、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのサービス品質を決定する。
サービス品質測定報告を受信した後に、マルチリンク受信デバイスは、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのサービス品質を取得してもよい。低遅延サービスのサービス品質が劣悪である場合、低遅延サービスの劣悪なサービス品質を引き起こすリンクが正確に決定され得る。
さらに、マルチリンク受信デバイスがサービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのサービス品質を決定した後に、リンク上で搬送される低遅延サービスのサービス品質を更に改善するために、対応する動作が、サービス品質が低遅延サービスのサービス品質要件よりも低いリンクに対して実行されてもよい。具体的には、1つの方式では、APは、サービスの遅延を低減するために、複数のリンクが1つのTIDに対応するように、トラフィック識別子とリンクとの間のマッピング(TID-to-link)をネゴシエートすることを選択してもよい。他の方式では、低遅延サービスに対して他のサービスにより引き起こされる干渉等を回避するために、低遅延サービスのみが制限サービス期間内に伝送されるように、サービス品質が低遅延サービスのサービス品質要件よりも低いリンクについて、対応する制限サービス期間が確立される。
TID-to-linkマッピングのネゴシエーションについて、TID-to-linkマッピングは、各リンクが有効化(enable)されるか無効化(disable)されるかを示すために使用される。例えば、TIDがリンクにマッピングされない場合、リンクは無効化される。これに対して、いずれかのTIDがリンクにマッピングされる場合、リンクは有効化され、AP MLD及びnon-AP MLDは有効化されたリンクを通じて伝送を実行できる。
TID-to-linkマッピングのネゴシエーションについて、応答側は、以下の方式のいずれか1つで応答できる。
方式1:TID-to-linkマッピング指示が、1つ以上のリンクの無効化のみを含む場合、応答側は、このTID-to-link方式を受け入れる必要があるか、或いは、これらのリンクは無効化される。
方式2:TID-to-linkマッピング指示が、1つ以上のリンクの有効化のみを含む場合、応答側は、このTID-to-linkマッピング方式を受け入れてもよく或いは拒否してもよい。
方式3:TID-to-linkマッピング指示が、1つ以上のリンクの無効化及び1つ以上のリンクの有効化を含む場合、応答側は、このTID-to-linkマッピング方式を受け入れてもよく或いは拒否してもよい。
さらに、方式1~方式3について、TID-to-linkマッピング指示が1つ以上のリンクの無効化を含む場合、任意選択で、要求側は、この無効化動作が必須であるか否かを示し、すなわち、応答側がリンクを無効化する必要があるか否かを尋ねる。
代替として、方式3に対応して、TID-to-linkマッピングのネゴシエーションについて、TID-to-linkマッピング指示が、1つ以上のリンクの無効化及び1つ以上のリンクの有効化を含む場合、任意選択で、要求側は、この無効化動作が必須であるか否かを示し、すなわち、応答側がリンクを無効化する必要があるか否かを尋ねる。
この出願のこの実施形態において提供される他のサービス指示方法によれば、マルチリンク送信デバイスは、リンクのサービス品質情報及びリンク指示情報をサービス品質測定報告に含める。リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示す。リンクのサービス品質情報は、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む。したがって、ピアエンドは、サービス品質測定報告に基づいて、複数のリンクのそれぞれのサービス品質を正確に決定してもよい。これは、サービス伝送の信頼性を改善する。
図10は、この出願の実施形態による更に他のサービス指示方法の概略フローチャートである。当該方法は、以下のステップを含んでもよい。
S301:マルチリンク送信デバイスは、サービス品質要件情報を生成する。サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む。
複数のリンクが、サービスを搬送又は伝送するために使用される。これは、サービスのパケット遅延を低減できる。この実施形態では、マルチリンク送信デバイスは、サービスのサービス品質要件情報を生成する。サービスは複数のリンクで搬送される。サービス品質要件情報を生成する具体的な実現方式については、図4に示す実施形態におけるステップS101を参照する。
S302:マルチリンク送信デバイスは、サービス品質要件情報をマルチリンク受信デバイスに送信する。
マルチリンク送信デバイスは、いずれかのリンクを使用することにより、サービス品質要件情報をマルチリンク受信デバイスに送信する。
S303:マルチリンク受信デバイスは、サービス品質要件情報を受信し、サービス品質要件情報に基づいてサービス品質要件を決定する。
上記の実施形態とは異なり、この実施形態では、低遅延サービスのサービス品質要件をより良く満たすために、マルチリンク送信デバイスがサービス品質要件情報を送信した後に、マルチリンク送信デバイスは、各リンクのサービス品質を更に取得し、マルチリンク受信デバイスが各リンクのサービス品質を理解できるように、サービス品質測定報告をマルチリンク受信デバイスに送信してもよい。
S304:マルチリンク送信デバイスは、サービス品質測定報告を生成する。
サービス品質測定報告は、リンク指示情報及びリンクのサービス品質情報を含む。リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示す。リンクのサービス品質情報は、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む。
このステップの具体的な実現方式については、図7に示す実施形態におけるステップS201を参照する。
S305:マルチリンク送信デバイスは、サービス品質測定報告をマルチリンク受信デバイスに送信する。
このステップの具体的な実現方式については、図7に示す実施形態におけるステップS202を参照する。
S306:マルチリンク受信デバイスは、サービス品質測定報告を受信し、サービス品質測定報告に基づいて、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのサービス品質を決定する。
このステップの具体的な実現方式については、図7に示す実施形態におけるステップS203を参照する。
さらに、マルチリンク受信デバイスがサービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのサービス品質を決定した後に、リンク上で搬送される低遅延サービスのサービス品質を更に改善するために、対応する動作が、サービス品質が低遅延サービスのサービス品質要件よりも低いリンクに対して実行されてもよい。具体的には、1つの方式では、APは、サービスの遅延を低減するために、複数のリンクが1つのTIDに対応するように、トラフィック識別子とリンクとの間のマッピング(TID-to-link)をネゴシエートすることを選択してもよい。他の方式では、低遅延サービスに対して他のサービスにより引き起こされる干渉等を回避するために、低遅延サービスのみが制限サービス期間内に伝送されるように、サービス品質が低遅延サービスのサービス品質要件よりも低いリンクについて、対応する制限サービス期間が確立される。
この出願のこの実施形態において提供されるサービス指示方法によれば、マルチリンク送信デバイスは、サービス品質要件情報を生成する。サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む。マルチリンク送信デバイスは、サービス品質要件情報をマルチリンク受信デバイスに送信する。したがって、マルチリンク受信デバイスは、サービス品質要件情報に基づいて、低遅延サービスの確立に同意するか否かを決定してもよい。低遅延サービスの確立が合意された場合、パケットロス率は、遅延要件を満たしつつ最小化される必要がある。さらに、マルチリンク送信デバイスは、リンクのサービス品質情報及びリンク指示情報をサービス品質測定報告に含める。リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示す。リンクのサービス品質情報は、サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む。したがって、ピアエンドは、サービス品質測定報告に基づいて、複数のリンクのそれぞれのサービス品質を正確に決定してもよい。
図11は、この出願の実施形態による更に他のサービス指示方法の概略フローチャートである。当該方法は、以下のステップを含んでもよい。
S401:マルチリンク送信デバイスは、測定要求をマルチリンク受信デバイスに送信する。対応して、マルチリンク受信デバイスは、測定要求を受信する。測定要求は、測定されるように要求されるリンクのリンク指示情報を含む。
現在、複数の無線測定要求(radio measurement request)タイプ、例えば、チャネル負荷(channel load)測定及びクリアチャネル評価(clear channel assessment, CCA)測定が定義されている。具体的には、無線測定要求は、チャネル負荷を測定すること、クリアチャネル評価を実行すること等を要求するために使用される。
マルチリンクシナリオについて、1つの方式では、無線測定要求/応答フレーム相互作用は、各リンクを測定するために、各リンク上で1回実行されてもよい。しかし、この方式におけるシグナリングオーバーヘッドは高い。
この実施形態では、測定されるように要求されるリンクのリンク指示情報は、測定要求で搬送される。リンク指示情報は、測定されるように要求されるリンクを示す。
具体的には、測定要求要素(measurement request element)でサブ要素(subelement)が搬送される。サブ要素は、測定されるように要求されるリンクのリンク指示情報を含む。
図12に示すように、測定要求要素は、要素識別子(element ID)と、要素長さ(element length)と、測定要求情報(measurement request information)とを含む。この実施形態では、測定要求要素は、サブ要素を更に含む。サブ要素は、具体的には、サブ要素識別子(subelement ID)、サブ要素長さ(subelement length)、測定されるように要求されるリンクのリンク識別子リスト(link ID list)、又は測定されるように要求されるリンクのリンクビットマップ(link bitmap)を含む。測定されるように要求されるリンクのリンク識別子リストは、測定されるように要求される全てのリンクの識別子を含む。リンクビットマップ内のNビットが「1」に設定された場合(この値は単なる例であり、Nビットはまた、同じ意味を示すために「0」に設定されてもよい)、これは、測定要求が全ての対応するリンクに対して実行される必要があることを示す。
S402:マルチリンク受信デバイスは、測定応答をマルチリンク送信デバイスに送信する。対応して、マルチリンク送信デバイスは、測定応答を受信する。測定応答は、リンク指示情報により示されるリンクの測定報告情報を含む。
測定要求を受信した後に、マルチリンク受信デバイスは、測定されるように要求され且つリンク指示情報により示されるリンクに基づいて、これらのリンクに対して対応するタイプの測定を実行する。例えば、測定されるように要求されるリンクのリンク識別子リストがリンク1、リンク2及びリンク5を含み、測定タイプがチャネル負荷測定である場合、マルチリンク受信デバイスは、リンク1、リンク2及びリンク5のチャネル負荷を測定し、測定応答をマルチリンク送信デバイスに送信する。測定応答は、リンク1、リンク2及びリンク5のチャネル負荷測定結果を含む。
代替として、測定要求を受信した後に、マルチリンク受信デバイスは、複数のリンクのリンク識別子及びリンクビットマップに基づいて、測定されるように要求されるリンクを決定し、これらのリンクに対して対応するタイプの測定を実行する。例えば、複数のリンクがリンク1~リンク5を含み、リンクビットマップが「11001」であり、測定タイプがチャネル負荷測定である場合、マルチリンク受信デバイスは、リンク1、リンク2及びリンク5のチャネル負荷を測定することを決定し、測定応答をマルチリンク送信デバイスに送信する。測定応答は、リンク1、リンク2及びリンク5のチャネル負荷測定結果を含む。
図13は、測定応答要素(measurement response element)のフォーマットの概略図である。測定応答要素は、要素識別子、要素長さ及び測定報告情報を含む。測定されるように要求されるN個のリンクが存在する場合、N個の測定応答要素が存在する。
QoS測定は、現在のプロトコルにおいて定義された伝送ストリーム(transmit stream)/カテゴリ要求/報告(category request/report)を使用し、新たに定義された指示ルールと組み合わせることにより、ストリーム分類サービス識別子(stream classification service identifier, SCSID)に対して実行されてもよい。
一例では、AP又はAP MLDは、スペクトル測定要求フレーム(spectrum measurement request frame)又は無線測定要求フレーム(radio measurement request frame)を送信して、STA又はnon-AP MLDに対して伝送ストリーム/カテゴリ測定を実行するように要求する。
図14は、スペクトル測定要求フレームのフレームフォーマットの概略図であり、以下を含む。
1バイトを占有するカテゴリ、
1バイトを占有するスペクトル管理アクション(spectrum management action)、
1バイトを占有するダイアログトークン(dialog token)及び
バイトが可変である測定要求要素。
測定要求要素のフォーマットは図15に示されており、以下を含む。
1バイトを占有する要素識別子、
1バイトを占有する要素長さ、
1バイトを占有する測定トークン(measurement token)、
1バイトを占有する測定要求モード(measurement request mode)、
1バイトを占有する測定タイプ(measurement type)及び
バイトが可変である測定要求(measurement request)。
測定タイプは、伝送ストリーム/カテゴリ測定に対応するインデックス番号に設定される。測定タイプが伝送ストリーム/カテゴリ測定に対応するインデックス番号に設定されるとき、測定要求のフォーマットは図16に示されており、以下を含む。
2バイトを占有するランダム化間隔(randomization interval、
2バイトを占有する測定持続時間(measurement duration)、
6バイトを占有するピアステーションアドレス(peer STA address)、
1バイトを占有するトラフィック識別子(traffic identifier, TID)、
1バイトを占有するビン0範囲(Bin 0 range)及び
バイトが可変である任意選択のサブ要素(optional subelement)。
トラフィック識別子フィールドのフォーマットが図17に示されている。B0が1である場合、これは、SCSIDに対応するトラフィックストリーム(traffic stream)が測定され、SCSIDの値がトラフィック識別子フィールドで搬送されることを示す。B0が0である場合、これは、TIDに対応するトラフィックストリーム又はトラフィックカテゴリが測定されることを示す。
STA又はnon-AP MLDが伝送ストリーム/カテゴリ測定に基づいてスペクトル測定要求フレームを受信したとき、SCSIDに対応するトラフィックストリーム、又はTIDに対応するトラフィックストリーム若しくはトラフィックカテゴリに対して、対応するタイプの測定が実行される。STA又はnon-AP MLDは、スペクトル測定応答フレーム(spectrum measurement response frame)をAP又はAP MLDに送信する。スペクトル測定応答フレームのフォーマットは図18に示されており、以下を含む。
1バイトを占有するカテゴリ、
1バイトを占有するスペクトル管理アクション、
1バイトを占有するダイアログトークン及び
可変数のバイトを有する測定報告要素(measurement report element)。
測定報告要素のフォーマットが図19に示されており、以下を含む。
1バイトを占有する要素識別子、
1バイトを占有する要素長さ、
1バイトを占有する測定トークン、
1バイトを占有し、具体的には、それぞれ1ビット、1ビット、1ビット及び5ビットを占有する遅延(late)、不可(unable)、拒否(refused)及び予約済みビットを含む測定報告モード(measurement report mode)、
1バイトを占有する測定タイプ及び
可変数のバイトを有する測定報告。
測定タイプが伝送ストリーム/カテゴリ測定に対応するインデックス番号に設定されるとき、測定報告のフォーマットは図20に示されており、以下を含む。
実際の測定開始時間(actual measurement start time)、測定持続時間、ピアSTAアドレス、TID、報告理由(reporting reason)、伝送MSDUカウント(transmitted MSDU count)、MSDU破棄カウント(MSDU discarded count)、MSDU失敗カウント(MSDU failed count)、MSDU複数リトライカウント(MSDU multiple retry count)、サービス品質CF-Poll喪失カウント(QoS CF-Polls lost count)、平均伝送遅延(average transmit delay)、Bin 0範囲、Bin 0、Bin 1、Bin 2、Bin 3、Bin 4、Bin 5及び任意選択のサブ要素。
TIDフィールドのB0が1である場合、これは、SCSIDに対応するトラフィックストリームが測定され、SCSIDの値がトラフィック識別子フィールドで搬送されることを示す。B0が0である場合、これは、TIDに対応するトラフィックストリーム又はトラフィックカテゴリが測定されることを示す。
したがって、既存の伝送ストリーム/カテゴリ測定要求/報告がSCSIDのトラフィックストリームを測定するために再利用され得るように、伝送ストリーム/カテゴリ測定要求/報告内のTIDフィールドが再定義される。
他の例では、AP又はAP MLDは、スペクトル測定要求フレーム又は無線測定要求フレームを送信して、STA又はnon-AP MLDに対して伝送ストリーム/カテゴリ測定を実行するように要求する。
スペクトル測定要求フレームのフレームフォーマットは図14に示されている。
測定要求要素のフォーマットは図15に示されている。
測定タイプは、伝送ストリーム/カテゴリ測定に対応するインデックス番号に設定される。測定タイプが伝送ストリーム/カテゴリ測定に対応するインデックス番号に設定されるとき、測定要求のフォーマットは図16に示されている。
測定要求内の任意選択のサブ要素について、任意選択のサブ要素がトリガ報告サブ要素(triggered reporting subelement)を含むとき、トリガ報告サブ要素のフォーマットが図21に示されており、以下を含む。
1バイトを占有するサブ要素識別子(subelement identifier)、
1バイトを占有するサブ要素長さ、
1バイトを占有するトリガ条件(trigger condition)、
1バイトを占有する平均誤り閾値(average error threshold)、
1バイトを占有する連続誤り閾値(consecutive error threshold)、
1バイトを占有し、遅延MSDU範囲(delayed MSDU range)と遅延MSDUカウント(delayed MSDU count)とを含む遅延閾値(delay threshold)、
1バイトを占有する測定カウント(measurement count)及び
1バイトを占有するトリガタイムアウト(trigger timeout)。
トリガ条件は以下を更に含む。
1ビットを占有する平均(average)、
1ビットを占有する連続(consecutive)、
1ビットを占有する遅延(delay)、
1ビットを占有するパケット配信比(packet delivery ratio, PDR)及び
4ビットを占有する予約済みビット。
すなわち、トリガ報告サブ要素について、PDRベースのトリガ報告が要求されることを示すために、PDRがトリガ条件フィールドに新たに追加される。
任意選択のサブ要素がトリガ報告サブ要素を搬送し、トラフィック識別子フィールドがSCSIDを搬送する(すなわち、トラフィック識別子フィールド内のB0が1に設定される)とき、トリガ条件内のPDRのビットが1に設定される場合、トリガ報告サブ要素内のトリガ条件フィールド、トリガタイムアウトフィールド及びMSDUカウントフィールド以外の他のフィールドは全て予約済みフィールドである。
STA又はnon-AP MLDが伝送ストリーム/カテゴリ測定に基づいてスペクトル測定要求フレームを受信したとき、SCSIDに対応するトラフィックストリーム、又はTIDに対応するトラフィックストリーム若しくはトラフィックカテゴリに対して、対応するタイプの測定が実行される。STA又はnon-AP MLDは、スペクトル測定応答フレーム(spectrum measurement response frame)をAP又はAP MLDに送信する。スペクトル測定応答フレームのフォーマットは図18に示されている。
測定報告要素のフォーマットは図19に示されている。
測定タイプが伝送ストリーム/カテゴリ測定に対応するインデックス番号に設定されるとき、測定報告のフォーマットは図22に示されており、以下を含む。
実際の測定開始時間(actual measurement start time)、測定持続時間、ピアSTAアドレス、TID、報告理由(reporting reason)、伝送MSDUカウント(transmitted MSDU count)、MSDU破棄カウント(MSDU discarded count)、MSDU失敗カウント(MSDU failed count)、MSDU複数リトライカウント(MSDU multiple retry count)、サービス品質CF-Poll喪失カウント又はMSDU配信カウント(QoS CF-Polls lost count又はMSDU delivery count)、平均伝送遅延(average transmit delay)、Bin 0範囲、Bin 0、Bin 1、Bin 2、Bin 3、Bin 4、Bin 5及び任意選択のサブ要素。
報告理由フィールドは、以下のフィールドを更に含む。平均トリガ(average trigger)、連続トリガ(consecutive trigger)、遅延トリガ(delay trigger)、PDRトリガ(PDR trigger)及び予約済みフィールド。PDRトリガフィールドは、1つの予約済みビットを占有し、PDRがターゲット値よりも小さいために、伝送ストリーム/カテゴリ測定報告がトリガされることを示す。
トラフィック識別子フィールドがSCSIDを搬送するとき、QoS CF-Poll喪失カウントフィールドは、MSDU配信カウント(MSDU delivery count)を搬送するために使用されてもよく、MSDU配信カウントは、要求される遅延限界(delay bound)内で送信端により正常に送信されたMSDUの数を示す。遅延限界は、対応するTSPEC要素で搬送される。
さらに、ステーション側がnon-AP MLDであるとき、新たに定義されたマルチリンク測定報告サブ要素(multi-link measurement report subelement)は、測定されたサービスを搬送する各関連リンク(per-link)についての情報を搬送するために、伝送ストリーム/カテゴリ測定報告で搬送されてもよい。新たに定義されたマルチリンク測定報告サブ要素のフォーマットが図23に示されており、以下を含む。
サブ要素識別子、
サブ要素長さ、
対応するサービスが伝送できるリンクを示すリンクビットマップ(link bitmap)、
サービスを搬送する各リンク上のサービスに対応する伝送されたMSDU/MPDUの数を示す、伝送MSDU/MPDUカウントリスト(transmitted MSDU/MPDU count list)、及び
サービスを搬送する各リンク上でサービスに対応する失われたMSDU/MPDUの数を示し、すなわち、ACKが受信されないか、或いは、ACKが受信されるが受信失敗が表示されるMSDU/MPDU喪失カウントリスト(MSDU/MPDU lost count list)。
したがって、既存の伝送ストリーム/カテゴリ測定要求/報告がSCSIDのトラフィックストリームを測定するために再利用され得るように、伝送ストリーム/カテゴリ測定要求/報告内のTIDフィールドが再定義される。
この出願のこの実施形態において提供されるサービス指示方法によれば、マルチリンク送信デバイスは、無線測定要求において測定されるように要求されるリンクのリンク指示情報を搬送することにより、測定されるように要求されるリンクを示し、それにより、マルチリンク受信デバイスは、リンク指示情報に基づいて、測定されるように要求されるリンクを測定し、測定報告を報告してもよい。これは、測定要求/応答フレーム相互作用が複数のリンクのそれぞれで1回実行される場合を回避し、シグナリングオーバーヘッドを低減し、測定効率を改善する。
上記は、この出願の実施形態において提供される解決策を記載している。上記の機能を実現するために、サービス指示装置(例えば、AP、STA、AP MLD又はnon-AP MLD)は、機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、この明細書で開示される実施形態に記載の例のユニット及びアルゴリズムステップと組み合わせて、この出願がハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合せにより実現されてもよいことを容易に認識すべきである。機能がハードウェアにより実行されるか、コンピュータソフトウェアにより駆動されるハードウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計制約に依存する。当業者は、特定の用途毎に記載の機能を実現するために異なる方法を使用してもよいが、実現方式がこの出願の範囲を超えると考えられるべきではない。
この出願の実施形態では、サービス指示装置は、上記の方法の例に基づいて機能モジュールに分割されてもよい。例えば、各機能モジュールは、それぞれ対応する機能に基づく分割を通じて取得されてもよく、或いは、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。機能モジュールは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、或いは、ソフトウェア機能モジュールの形式で実現されてもよい。この出願の実施形態では、モジュール分割は一例であり、単に論理的な機能分割である点に留意すべきである。実際の実現方式の中で、他の分割方式が使用されてもよい。以下に、説明のための例として、対応する機能に基づく各機能モジュールの分割を使用する。
サービス指示装置の可能な構造の概略図が図24に示されている。サービス指示装置は、処理ユニット及びトランシーバユニットを含む。
実施形態では、サービス指示装置は、図4に記載の送信デバイスでもよい。処理ユニットは、上記の実施形態におけるステップS101を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。トランシーバユニットは、上記の実施形態におけるステップS102を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。上記の方法の実施形態に含まれる各ステップの全ての関連する内容については、対応する機能モジュールの機能説明を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
他の実施形態では、サービス指示装置は、図4に記載の受信デバイスでもよい。トランシーバユニットは、上記の実施形態におけるステップS102を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。処理ユニットは、上記の実施形態におけるステップS103を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。上記の方法の実施形態に含まれる各ステップの全ての関連する内容については、対応する機能モジュールの機能説明を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
他の実施形態では、サービス指示装置は、図7に記載のマルチリンク送信デバイスでもよい。処理ユニットは、上記の実施形態におけるステップS201を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。トランシーバユニットは、上記の実施形態におけるステップS202を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。上記の方法の実施形態に含まれる各ステップの全ての関連する内容については、対応する機能モジュールの機能説明を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
更に他の実施形態では、サービス指示装置は、図7に記載のマルチリンク受信デバイスでもよい。トランシーバユニットは、上記の実施形態におけるステップS202を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。処理ユニットは、上記の実施形態におけるステップS203を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。上記の方法の実施形態に含まれる各ステップの全ての関連する内容については、対応する機能モジュールの機能説明を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
図25は、この出願の実施形態によるサービス指示装置の可能な製品形式の構造図である。
実施形態の可能な製品形式では、サービス指示装置は、情報送信デバイスでもよい。サービス指示装置は、プロセッサ及びトランシーバを含む。プロセッサは、サービス指示装置のアクションを制御及び管理するように構成され、例えば、上記の実施形態におけるステップS101を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成され、及び/又は、この明細書に記載の他の技術的プロセスを実行するように構成される。トランシーバは、上記の実施形態におけるステップS102を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。任意選択で、サービス指示装置は、メモリを更に含んでもよい。
実施形態の他の可能な製品形式では、サービス指示装置は、情報送信ボードでもよい。サービス指示装置は、プロセッサ及びトランシーバを含む。プロセッサは、サービス指示装置のアクションを制御及び管理するように構成され、例えば、上記の実施形態におけるステップS101を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成され、及び/又は、この明細書に記載の他の技術的プロセスを実行するように構成される。トランシーバは、上記の実施形態におけるステップS102を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。任意選択で、サービス指示ボードは、メモリを更に含んでもよい。
他の実施形態の可能な製品形式では、サービス指示装置は、情報送信デバイスでもよい。サービス指示装置は、プロセッサ及びトランシーバを含む。プロセッサは、サービス指示装置のアクションを制御及び管理するように構成され、例えば、上記の実施形態におけるステップS103を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成され、及び/又は、この明細書に記載の他の技術的プロセスを実行するように構成される。トランシーバは、上記の実施形態におけるステップS102を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。任意選択で、サービス指示装置は、メモリを更に含んでもよい。
他の実施形態の他の可能な製品形式では、サービス指示装置は、情報送信ボードでもよい。サービス指示ボードは、プロセッサ及びトランシーバを含む。プロセッサは、サービス指示装置のアクションを制御及び管理するように構成され、例えば、上記の実施形態におけるステップS103を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成され、及び/又は、この明細書に記載の他の技術的プロセスを実行するように構成される。トランシーバは、上記の実施形態におけるステップS102を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。任意選択で、サービス指示ボードは、メモリを更に含んでもよい。
更に他の実施形態の可能な製品形式では、サービス指示装置は、情報送信デバイスでもよい。サービス指示装置は、プロセッサ及びトランシーバを含む。プロセッサは、サービス指示装置のアクションを制御及び管理するように構成され、例えば、上記の実施形態におけるステップS201を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成され、及び/又は、この明細書に記載の他の技術的プロセスを実行するように構成される。トランシーバは、上記の実施形態におけるステップS202を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。任意選択で、サービス指示装置は、メモリを更に含んでもよい。
更に他の実施形態の他の可能な製品形式では、サービス指示装置は、情報送信ボードでもよい。サービス指示ボードは、プロセッサ及びトランシーバを含む。プロセッサは、サービス指示装置のアクションを制御及び管理するように構成され、例えば、上記の実施形態におけるステップS201を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成され、及び/又は、この明細書に記載の他の技術的プロセスを実行するように構成される。トランシーバは、上記の実施形態におけるステップS202を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。任意選択で、サービス指示ボードは、メモリを更に含んでもよい。
更に他の実施形態の可能な製品形式では、サービス指示装置は、情報送信デバイスでもよい。サービス指示装置は、プロセッサ及びトランシーバを含む。プロセッサは、サービス指示装置のアクションを制御及び管理するように構成され、例えば、上記の実施形態におけるステップS103を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成され、及び/又は、この明細書に記載の他の技術的プロセスを実行するように構成される。トランシーバは、上記の実施形態におけるステップS102を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。任意選択で、サービス指示装置は、メモリを更に含んでもよい。
実施形態の他の可能な製品形式では、サービス指示装置は、情報送信ボードでもよい。サービス指示ボードは、プロセッサ及びトランシーバを含む。プロセッサは、サービス指示装置のアクションを制御及び管理するように構成され、例えば、上記の実施形態におけるステップS103を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成され、及び/又は、この明細書に記載の他の技術的プロセスを実行するように構成される。トランシーバは、上記の実施形態におけるステップS102を実行する際にサービス指示装置をサポートするように構成される。任意選択で、サービス指示ボードは、メモリを更に含んでもよい。
上記の実施形態の更に他の可能な製品形式では、サービス指示装置はまた、汎用プロセッサにより実現され、すなわち、一般的にチップと呼ばれるものにより実現される。汎用プロセッサは、処理回路と通信インタフェースとを含む。任意選択で、汎用プロセッサは、記憶媒体を更に含んでもよい。
上記の実施形態の更に他の可能な製品形式では、サービス指示装置は、代替として、以下のもの、すなわち、1つ以上のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device, PLD)、コントローラ、状態機械、論理ゲート、ディスクリートハードウェアコンポーネント、いずれかの他の適切な回路、又はこの出願全体を通じて記載される様々な機能を実行できる回路のいずれかの組み合せを使用することにより実現されてもよい。
プロセッサは、中央処理装置、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ若しくは他のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェアコンポーネント、又はこれらのいずれかの組み合せでもよい。プロセッサは、この出願において開示される内容を参照して記載される様々な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路を実現又は実行してもよい。代替として、プロセッサは、コンピューティング機能を実現するプロセッサの組み合せ、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサの組み合せ又はデジタルシグナルプロセッサとマイクロプロセッサとの組み合せでもよい。バスは、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト(peripheral component interconnect, PCI)バス又は拡張業界標準アーキテクチャ(extended industry standard architecture, EISA)バス等でもよい。バスは、アドレスバス、データバス、制御バス等に分類されてもよい。表現を容易にするために、1つの太線のみが図8においてバスを表すためのものであるが、これは、1つのバスのみ又は1つのタイプのバスのみが存在することを意味するものではない。
当業者は、方法の実施形態のステップの全部又は一部がプログラム命令に関連するハードウェアにより実現されてもよいことを理解し得る。プログラム命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。プログラム命令が実行されたとき、方法の実施形態のステップが実行される。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクのような、プログラムコードを記憶できるいずれかの媒体を含む。
一態様では、この出願の実施形態は、可読記憶媒体を更に提供する。可読記憶媒体はコンピュータ実行可能命令を記憶し、コンピュータ実行可能命令が実行されたとき、デバイス(シングルチップマイクロコンピュータ、チップ、コントローラ等でもよい)又はプロセッサは、この出願において提供されるサービス指示方法におけるステップを実行することが可能になる。
一態様では、この出願の実施形態は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品はコンピュータ実行可能命令を含み、コンピュータ実行可能命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶される。デバイスの少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ可読記憶媒体からコンピュータ実行可能命令を読み取ってもよく、少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、デバイスがこの出願において提供されるサービス指示方法におけるステップを実行する。
クライアント(例えば、STA)は、ストリーム分類サービス(stream classification service, SCS)要求フレーム(SCS request frame)をサーバ(例えば、AP)に送信してもよい。SCS要求フレームは、アプリケーション層に関連する低遅延サービスをアソシエーションされたAPに追加することを要求するために使用される。サーバは、肯定応答(acknowledgement, ACK)をクライアントに送信し、次いで、SCS応答フレーム(SCS response frame)を送信する。SCS応答フレームは、SCS要求フレームが受信されたことを示し、低遅延サービスが正常に追加されたこと又は追加に失敗したことを示すために使用される。
図26は、SCS要求フレームのフォーマットの概略図である。SCS要求フレームは、以下のフィールドを含む。
要求フレームが属するカテゴリを示すカテゴリ(category)、
カテゴリ内のどのフレームかを示すロバストアクション(robust action)、
ダイアログトークン(dialog token)及び
1つ以上のSCS記述子を含むSCS記述子リスト(SCS descriptor list)。
図27は、SCS記述子のフォーマットの概略図である。SCS記述子は、以下のフィールド又は要素を含む。
要素識別子(element ID)、
長さ(length)、
1バイトを含み、SCSフローに割り当てられた識別子を示すストリーム分類サービス識別子(stream classification service identifier, SCSID)(既存のプロトコルにおける伝送ストリーム(transmit stream)/カテゴリ要求/報告(category request/report)を再利用するために、SCSIDを割り当てるとき、EHT STA又はnon-AP MLDは、図17に示すTIDフィールド内のB0を常に1に設定し、これは、フィールドがSCSID(B0~B7を占有する)を含むことを示し、TIDフィールド内のB0が0に設定される場合、これは、TIDがフィールド内のB3~B7に含まれることを示し、したがって、TIDフィールドを再利用することにより異なる指示が実現される)、
1バイトを含み、要求のタイプを示し、要求追加(add)、要求除去(remove)及び要求変更(change)のいずれか1つでもよい要求タイプ(request type)、
任意選択であるアクセスカテゴリ内優先度要素(intra-access category priority element)、
任意選択であり、どのようにSCSフローを識別するかを示し、SCSフローを決定するための基準を搬送するトラフィック分類要素(TCLAS element)、
任意選択であり、複数のトラフィック分類要素が存在するとき、どのように複数のトラフィック分類要素を処理するかを示すトラフィック分類処理要素(TCLAS processing element)、及び
対応するSCSフローのQoSパラメータのような情報を示すトラフィック仕様要素(TSPEC element)又は新たに定義された要素(例えば、TSPEC-lite要素)。
任意選択のサブ要素が更に含まれてもよい。
図27に示すように、アクセスカテゴリ内優先度要素は、具体的には、以下のフィールドを更に含む。
3ビットを含み、ユーザの優先度を示すユーザ優先度(user priority)、
1ビットを含み、SCSフローのための新たな代替キューを確立するか否かを示す代替キュー(alternate queue)、
1ビットを含み、十分なリソースが存在しないとき、SCSフローのデータパケットが破棄できるか否かを示すドロップ適格性(drop eligibility)、及び
予約済み(reserved)フィールド。
図28は、SCS応答フレームのフォーマットの概略図である。SCS応答フレームは、以下のフィールドを含む。
応答フレームが属するカテゴリを示すカテゴリ(category)、
カテゴリ内のどのフレームかを示すロバストアクション(robust action)、
対応するSCS要求フレーム内のダイアログトークンと一致してもよいダイアログトークン(dialog token)、及び
1つ以上のSCS状態グループを含み、以下の2つのサブフィールドを含むSCS状態リスト(SCS status list)。
SCSの識別子を示すSCS ID及び
要求されたSCS IDが受け入れられたか否かを示す状態コード(status code)。
しかし、マルチリンクシナリオについて、APが低遅延サービスを追加した後に、低遅延サービスは複数のリンクで搬送されてもよいが、APが、低遅延サービスを搬送するSTAの各リンクのサービス品質を取得することを可能にするための関連する解決策は存在しない。
これを考慮して、この出願の実施形態は、更に他のサービス指示方法を提供する。当該方法の手順は、図7と同じである。サービス品質測定報告の内容も基本的に図7に示す実施形態と同じである。違いは、図7に示す実施形態では、サービス品質測定報告がトラフィック識別子ビットマップを含むのに対して、この実施形態では、サービス品質測定報告がSCS IDを含み、APが、受信したサービス品質測定報告で搬送されるSCS IDに基づいて、各リンク上のSCS IDに対応する低遅延サービスのサービス品質を取得し得ることにある。サービス品質測定報告の具体的なフォーマットが図29及び図30に示されている。
この出願のこの実施形態において提供される更に他のサービス指示方法によれば、マルチリンク送信デバイスは、リンクのサービス品質情報及びリンク指示情報をサービス品質測定報告に含める。リンク指示情報は、低遅延サービスを搬送する複数のリンクを示す。リンクのサービス品質情報は、低遅延サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む。したがって、ピアエンドは、サービス品質測定報告に基づいて、複数のリンクのそれぞれのサービス品質を正確に決定してもよい。これは、サービス伝送の信頼性を改善する。
説明を容易且つ簡潔にするために、上記のシステム、装置及びユニットの詳細な動作プロセスについては、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することが、当業者により明確に理解され得る。詳細はここでは再び説明しない。
この出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示のシステム、装置及び方法は、他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、ユニットへの分割は、単に論理的な機能分割であり、実際の実現方式の中で他の分割でもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは結合されてもよく或いは他のシステムに結合されてもよく、或いは、いくつかの特徴が無視されてもよく或いは実行されなくてもよい。表示又は議論された相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを通じて実現されてもよい。装置又はユニットの間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的又は他の形式で実現されてもよい。
別個の部分として記載されるユニットは、物理的に別個でもよく或いは別個でなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理的ユニットでもよく或いは物理的ユニットでなくてもよく、言い換えると、1つの場所に位置してもよく、或いは、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために実際の要件に基づいて選択されてもよい。
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらのいずれかの組み合せにより実現されてもよい。実施形態を実現するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態の全部又は一部は、コンピュータプログラム製品の形式で実現されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされて実行されたとき、この出願の実施形態による手順又は機能は、全部或いは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能装置でもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、或いは、コンピュータ可読記憶媒体を使用することにより伝送されてもよい。コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ又はデジタル加入者線(digital subscriber line, DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線又はマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタに伝送されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能ないずれかの使用可能媒体、又は1つ以上の使用可能媒体を統合するサーバ若しくはデータセンタのようなデータ記憶デバイスでもよい。使用可能媒体は、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)、又は磁気媒体、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ、磁気ディスク、又は光媒体、例えば、デジタル多用途ディスク(digital versatile disc, DVD)、又は半導体媒体、例えば、ソリッドステートドライブ(solid state disk, SSD)でもよい。

Claims (15)

  1. サービス指示方法であって、
    サービス品質測定報告を生成するステップであり、前記サービス品質測定報告は、リンク指示情報及びリンクのサービス品質情報を含み、前記リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示し、前記リンクのサービス品質情報は、前記サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む、ステップと、
    前記サービス品質測定報告を送信するステップと
    を含む方法。
  2. サービス指示方法であって、
    サービス品質測定報告を受信するステップであり、前記サービス品質測定報告は、リンク指示情報及びリンクのサービス品質情報を含み、前記リンク指示情報は、サービスを搬送する複数のリンクを示し、前記リンクのサービス品質情報は、前記サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで失われた媒体アクセス制御サービスデータユニットの数を含む、ステップと、
    前記サービス品質測定報告に基づいて、前記サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのサービス品質を決定するステップと
    を含む方法。
  3. 前記リンク指示情報は、前記サービスを搬送する複数のリンクの数と、前記サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのリンク識別子とを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記リンク指示情報は、ビットマップを使用することにより実現され、前記ビットマップの第1の値は、前記サービスを搬送する複数のリンクを示す、請求項1又は2に記載の方法。
  5. 前記サービス品質測定報告は、以下の情報、すなわち、トラフィック分類サービス識別子、前記サービス品質測定報告の実際の測定開始時間、前記サービスを搬送する複数のリンク上で正常に送信された媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数、前記サービスを搬送する複数のリンク上で破棄された媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数、前記サービスを搬送する複数のリンク上で送信に失敗した媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数、前記サービスを搬送する複数のリンク上で複数回再送された媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数、前記サービスを搬送する複数のリンクの平均伝送遅延、前記サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで肯定応答を受信しなかった回数、前記サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれで重複基本サービスセットを受信した回数、前記サービスを搬送する複数のリンクのそれぞれのチャネル負荷、基本遅延範囲、及び少なくとも1つの遅延範囲内で前記サービスを搬送する複数のリンク上の媒体アクセス制御サービスデータユニットの総数のうち少なくとも1つを更に含み、前記少なくとも1つの遅延範囲は、前記基本遅延範囲に基づいて取得される、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の方法。
  6. サービス指示方法であって、
    サービス品質要件情報を生成するステップであり、前記サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む、ステップと、
    前記サービス品質要件情報を送信するステップと
    を含む方法。
  7. サービス指示方法であって、
    サービス品質要件情報を受信するステップであり、前記サービス品質要件情報は、パケットロス率指示情報を含む、ステップと、
    前記サービス品質要件情報に基づいてサービス品質要件を決定するステップと
    を含む方法。
  8. 前記パケットロス率指示情報は、許容最大喪失パケット数と、サービスデータパケットの基準数とを含む、請求項6又は7に記載の方法。
  9. 前記パケットロス率指示情報は、許容最大パケットロス率と、サービスデータパケットの基準数とを含む、請求項6又は7に記載の方法。
  10. 前記サービス品質要件情報は、平均パケットロス率に基づいて、前記サービス品質要件情報を送信するトリガを有効化するか否かを示す指示情報と、前記平均パケットロス率の閾値とを更に含む、請求項6乃至9のうちいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記サービス品質要件情報は、以下の情報、すなわち、サービスが高信頼性サービスであるか否かを示す指示情報、サービスの最大遅延ジッタ、バックアップ伝送モードを使用するか否かを示す指示情報、想定チャネルアクセス方式を示す指示情報、及び制限サービス期間が確立される必要があるか否かを示す指示情報のうち少なくとも1つを更に含む、請求項6乃至10のうちいずれか1項に記載の方法。
  12. 請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されたユニットを含むサービス指示装置。
  13. コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の方法を実行するために使用される命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
  14. コンピュータプログラムであって、
    請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の方法を実行するために使用される命令を含むコンピュータプログラム。
  15. メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作できるコンピュータプログラムとを含むサービス指示装置であって、
    前記コンピュータプログラムを実行したとき、前記プロセッサは、請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の方法を実現する、サービス指示装置。
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