JP2024111814A - 精練セグメント - Google Patents

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Abstract

【課題】 リグノセルロース含有繊維材料を精練するための精練器(1)のための精練セグメント(4)を提供する。【解決手段】 精練セグメントは、内端縁(20)と、内端縁の反対側の外端縁(21)と、精練バー(25)及びそれら精練バーの間の精練溝(26)を含む精練表面(5)とを含む。精練表面は、精練セグメントの外端縁から内端縁に向けて少なくとも部分的に延びる少なくとも1つの凹部(27、27’、27’’)を含み、精練セグメントの外端縁から内端縁に向けて少なくとも部分的に延びる少なくとも1つの逆流案内溝(28)を少なくとも部分的に形成する。少なくとも1つの凹部の体積は、内端縁に向けて減少するように構成され、少なくとも1つの逆流案内溝の体積が内端縁に向けて減少するようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、繊維材料の精練(refining:リファイニング)に関し、特に、リグノセルロース含有繊維材料を精練するための精練器に関する精練セグメントに関する。
繊維材料を精練するために使用される精練器、例えば機械パルプの製造に使用される精練器、又は任意の低濃度精練に使用される精練器は、典型的には、互いに対向し、互いに相対的に回転する、つまり一方又は両方が回転する2つの精練要素を含む。精練要素は、精練バーとそれら精練バーの間の精練溝とが設けられた精練表面を含み、精練バーは、精練される材料、すなわちパルプを解繊及び精練することを目的としており、精練溝は、精練される材料を精練表面に沿って前方に搬送することを目的としている。精練要素の精練表面は、典型的に、それぞれの精練要素の本体に固定されたいくつかの精練セグメントから形成され、それにより精練セグメントは、精練バーとそれら精練バーの間の精練溝とが設けられた精練表面を含む。この場合に、精練要素の完全な精練表面は、こうして精練要素内で互いに隣り合って固定されたいくつかの精練セグメントの精練表面から形成される。そのような精練セグメントの例は、フィンランド国特許第126263号に示されており、ここで、精練セグメントは、精練バーとそれら精練バーの間の精練溝とが設けられた精練表面を含み、精練表面には、精練バーの内端縁(inner end edge)から精練セグメントの外端縁(outer end edge)に向けて延び、精練される材料及び既に精練した材料を精練セグメントの外縁に向けて搬送し、それにより精練の能力を増加させることを目的とする特定の供給溝が設けられる。あるいはまた、精練セグメントは、それぞれの精練要素の全周に亘って延びる単一の均一なピース(piece)であってもよく、それによりこの単一の均一なピースの精練表面内の精練バー及び精練溝が、精練要素の完全な精練表面を形成する。このタイプの精練セグメントは精練充填(refiner filling)とも呼ばれる。
リグノセルロース系材料からパルプを製造する全てのプロセスは、望ましくない品質問題としてシーブ(shives:結束繊維)を生成する。シーブは、加工(cooking)又は機械的処理中に木材材料が繊維に不完全に分割されることによって生成される粒子、繊維束、又は木材の破片である。シーブは、生産されるパルプの品質を汚染するだけでなく、精練器等のいくつかの処理装置の動作を悪化させる。シーブは、精練表面を塞ぎ、それにより生産されるパルプの品質を低下させ、精練器の能力を低下させる傾向がある。従って、パルプ中のシーブの量又は割合を減らす必要がある。
本発明の目的は、繊維材料を精練するための新規な精練セグメントを提供することである。
本発明は、独立請求項の特徴によって特徴付けられる。
本発明は、予想される精練効果を達成するために、繊維材料を集め、その中のシーブを精練セグメントの精練表面上を逆流させ、逆流する繊維材料及びその中のシーブを制御した方法で案内して精練器内の精練ギャップに戻すことにより、精練される繊維材料に施される精練効果を向上させるという着想に基づいている。
本発明の利点は、パルプ特性、実際には強度等の他のパルプ品質パラメータを損なうことなく、繊維製造の副産物として知られ、繊維加工中に除去されるはずであるシーブの量を減少させることであり、パルプ中のシーブの量が減ると、形成及び滑らかさが向上する。
本発明のいくつかの実施形態は、従属請求項に開示される。
以下に、添付の図面を参照して、好ましい実施形態によって本発明をより詳細に説明する。
円錐形の精練要素を含む円錐形の精練器を概略的に示す部分断面側面図である。 斜め上から見たステータ精練セグメントを概略的に示す図である。 実際の精練実験の試験結果の一例を概略的に示す図である。 第2のステータ精練セグメントを上から見た概略図である。 図4Aの精練セグメントの断面を概略的に示す側面図である。 第3のステータ精練セグメントを上から見た概略図である。 図5Aの精練セグメントの断面を概略的に示す側面図である。 互いに隣り合って配置された一組の第4のステータ精練セグメントを斜め上から見た概略図である。 斜め上から見た第5のステータ精練セグメントを概略的に示す図である。 明確にするために、図は本発明のいくつかの実施形態を簡略化して示している。同様の参照番号は、図中の同様の要素を特定する。
図1は、精練器1の断面の概略側面図である。精練器1は、例えば、リグノセルロースを含む木質又は植物由来の繊維材料を精練するために使用することができる。精練器1で精練される繊維材料は、パルプ懸濁液の形態、すなわち、水と繊維材料と、場合によってはいくつかの添加剤との混合物である。精練において、精練器1に供給されるパルプ懸濁液の濃度(consistency)は、実際のニーズに応じて変化し得る。精練器1に供給されるパルプ懸濁液の濃度は、例えば、原料及び意図する最終製品に基づいて変化し得る。低濃度の精練用途では、精練器1に供給されるパルプ懸濁液の濃度は、典型的には6%未満であり、典型的には2.5%~5.5%の間である。高濃度の精練用途では、精練器1に供給されるパルプ懸濁液の濃度は、典型的には25%を超え、典型的には35%~50%の間である。本明細書に開示する精練セグメントは、低濃度精練器と高濃度精練器との両方で使用することができる。さらに、図1に示される精練器1は円錐形の精練器であるが、ディスク(disc)型の精練器、円錐ディスク型の精練器、及び円筒形の精練器も同様に使用することができる。
図1の精練器1は、フレーム2と、フレーム2に支持される固定ステータ3とを含み、ステータ3は、精練器1の固定精練要素を形成する。ステータ3は、2つ以上のステータ精練セグメント4を含み、各ステータ精練セグメント4は、ステータ3の周囲に亘って部分的にのみ延びる。このようなステータ精練セグメント4の例が図2に概略的に示される。ステータ精練セグメント4は、精練バーとそれら精練バーの間の精練溝とを含む。ステータ精練セグメント4の精練バー及び精練溝は、それぞれの精練セグメント4の精練表面5を形成し、それにより各ステータ精練セグメント4の精練表面5は、ステータ3の精練表面の一部を提供する。ステータ3の完全な精練表面5には、必要数のステータ精練セグメント4が互いに隣り合ってステータ3に固定された精練表面5が形成され、それによってステータ3の全周に亘って延びる完全な精練表面5が設けられる。明確にするために、本明細書では、各単一のステータ精練セグメント4の精練表面とステータ3の完全な精練表面との両方が同じ参照符号5で示される。
精練器1は、精練器1のロータ6をさらに含み、ロータ6は、精練器1の回転可能な精練要素を形成する。ロータ6はロータフレーム7を含む。ロータフレーム7は、ロータ6をその中心軸線の周りに回転させるために使用される回転可能なシャフト10に接続される。ロータ6は、2つ以上のロータ精練セグメント8をさらに含み、各ロータ精練セグメント8は、ロータ3の周囲に亘って部分的にのみ延びる。こうして、ロータ精練セグメント8は、例えば、図2に概略的に示されるステータ精練セグメント4に類似し得る。ロータ精練セグメント8はロータフレーム7に支持されており、各ロータ精練セグメント8は精練バーとそれら精練バーの間の精練溝とを含む。ロータ精練セグメント8の精練バー及び精練溝は、それぞれの精練セグメント8の精練表面9を形成し、それにより各ロータ精練セグメント8の精練表面9は、ロータ6の精練表面の一部を提供する。ロータ6の完全な精練表面には、必要数のロータ精練セグメント8が互いに隣り合ってロータ6に固定された精練表面9が形成され、それによってロータ6の全周に亘って延びる完全な精練表面9が提供される。明確にするために、本明細書では、各単一のロータ精練セグメント8の精練表面とロータ6の完全な精練表面との両方が同じ参照符号9で示される。
あるいはまた、精練セグメントは、ステータ3又はロータ6の全周に亘って延びる単一の均一なピースであってもよく、それにより、この単一の均一なピースの精練表面内の精練バー及び精練溝が、ステータ3又はロータ6の完全な精練表面を形成する。
精練される繊維材料は、精練器1内に供給され、矢印Fで示すように、供給チャネル12を介して、互いに対向するステータ2とロータ6との間に残された精練ギャップ11に供給される。精練した材料は、矢印Dで概略的に示されるように、排出チャネル13を介して精練器1から取り除かれる。
図2は、斜め上から見たステータ精練セグメント4を概略的に示す。ステータ精練セグメント4は、本体4aと、精練器1の精練ギャップ11に向かう、すなわちロータ6に向き合う前面4bと、精練器1のフレーム2に向き合う背面4cとを含む。
図2のステータ精練セグメント4は、円錐形の精練器1のステータ3の精練表面5の一部を形成するために使用するのに適用可能であり、それにより、ステータ3における完全な精練表面5は、図2の必要数のステータ精練セグメント4を互いに隣り合わせてステータ3の周囲に沿って配置することによって提供される。以下のこの明細書で説明する解決策は、特に、円錐形の精練器1、ディスク型の精練器、又は円錐ディスク型の精練器での使用に適用可能な円錐形及びディスク状のステータ精練セグメント4について例示するが、この解決策は、円錐形の精練器1、ディスク型の精練器、又は円錐ディスク型の精練器での使用に適用可能なロータ精練セグメント、及び円筒形の精練器での使用に適用可能なステータ及びロータ精練セグメントにそれぞれ適用することができる。さらに、この解決策は、単一の均一なピースとしてステータ3又はロータ6の全周に亘って延びる精練セグメントにそれぞれ適用してもよい。
精練セグメント4は、ステータ3の内周に向けられるように意図した内端縁20又は第1の端部エッジ(first end edge)20を含む。精練セグメント4はさらに、精練セグメント4の長手方向において内端縁20とは反対側にある外端縁21又は第2の端部エッジ21を含み、外端縁21は、ステータ3の外周に向かうように意図される。一般に、精練セグメントは、内端縁20から外端縁21まで延びる長手方向、すなわち長手方向軸線LAを有しており、幅方向は長手方向軸線を横切る方向である。精練器に取り付けるときに、精練セグメントの長手方向軸線LAは、円錐形及び円筒形の精練器の場合には精練器の実質的に軸方向(axial)に向き合わせされ、ディスク型の精練器の場合には精練器の半径方向に向き合わせされる。さらに、円錐形の精練器では、典型的に、ステータ/ロータの半径方向に小さい端部はステータ/ロータの内周を指すと考えられ、ステータ/ロータの半径方向に大きい端部はステータ/ロータの外周を指すと考えられる。ディスク型の精練器では、精練器の中心に半径方向に最も近い精練セグメントの部分はステータ/ロータの内周を指すと考えられ、精練器の中心から半径方向に最も遠く離れた精練セグメントの部分はステータ/ロータの外周を指すと考えられる。
精練セグメント4は、精練セグメント4の内端縁20から精練セグメント4の外端縁21まで延びる第1の側縁22をさらに含む。精練セグメント4は、精練セグメント4の周方向に第1の側縁22の反対側にある第2の側縁23をさらに含む。第2の側縁23は、精練セグメント4の内端縁20から精練セグメント4の外端縁21まで延びる。内端縁20及び外端縁21は、第1の側縁22及び第2の側縁23とともに、精練セグメント4の周囲24を規定するのに寄与する。単一の均一なピースとしてステータ3又はロータ6の全周に亘って延びる精練セグメントでは、精練セグメントの側縁は存在せず、対応する端縁20、21のみが存在する。
精練セグメント4の前面には、精練バー25と、精練バー25の間の精練溝26とが設けられ、精練バー25及び精練溝26が一緒になって精練セグメント4の精練表面5を提供する。精練バー25は、精練される材料を解繊して精練することを目的としており、精練溝26は、精練バー26の間で精練される材料を精練表面5に沿って前方に搬送することを目的としている。精練される材料は、精練セグメント4の内端縁20を越えて精練表面5上に供給され、既に精練した材料は、精練セグメント4の外端縁21を越えて精練表面5から離れる方向に排出される。一般に、精練セグメントは、実際の製造ニーズに応じて特定の性能を提供するために、精練バーと精練溝の様々な構成からなる異なるパターンを有することができ、例示のみを目的として、精練セグメント4の精練表面5を、精練バー25及び精練溝26を考慮して図2に示す。こうして、精練表面5の実際の実施態様は、多くの方法で変化し得る。精練セグメント4において、精練セグメント4の上面4a’は、精練バー25及び精練溝26の底部レベルを形成する。換言すれば、精練セグメント4の上面4a’は、底部、すなわち精練溝26の底面を形成する。
ステータ精練セグメント4の精練表面5における精練バー25及び精練溝26の寸法は、例えば精練される原材料及び意図する精練度又は最終製品に基づいて、多くの方法で変化し得る。典型的には、精練バー25の幅W25は約1.3~7mmであり、精練溝26の幅W26は約1.3~7mmである。精練バー25の高さ、すなわち精練バー25の頂部から精練溝26の底部までの精練溝26の深さは、典型的に約5~10mmである。しかしながら、精練バー25及び精練溝26の幅、並びに精練溝26の深さについては他の範囲も可能である。精練バー25の幅W25及び精練溝26の幅W26は、以下の図4Aに概略的に開示される。精練バー及び精練溝の寸法は、典型的には、それぞれのロータ精練セグメントにおいて同じである。
図1の精練セグメント4は、精練セグメント4の外端縁21から(精練セグメント4の内端縁20まで延びることなく)ステータ精練セグメント4の内端縁20に向けて少なくとも部分的に延びる延びる凹部27をさらに含む。凹部27は、精練セグメント4の外端縁21から(もっとも精練セグメント4の内端縁20まで延びることなく)精練セグメント4の内端縁20に向けて少なくとも部分的に延びる逆流案内溝28を形成する。凹部27は、精練セグメント4の本体4aにおいて、精練バー25及び精練溝26の底部レベルより下に形成される。こうして、凹部27の上部レベルは、精練セグメント4の本体4aの上面4a’と同じレベルにあり、凹部27の底部、すなわち底面は、精練セグメント4の本体4a内に延びる。これは、凹部27及びそれぞれの逆流案内溝28が、精練セグメントの本体4aにおいて精練セグメント4の外端縁21から精練セグメント4の内端縁20に向けて少なくとも部分的に延び、精練バー25及び精練溝26の底部レベルより下に延びることを意味する。逆流とは、精練される繊維材料の流れが、精練セグメントの精練表面で逆方向に、すなわち精練セグメントの外端縁から精練セグメント内端縁に向かう方向に流れることを指す。逆流案内溝28の目的は、その繊維材料及びその中のシーブを精練ギャップ11内に逆流させて精練させるように案内することである。さらに、精練セグメント4の外端縁21から精練セグメント4の内端縁20に向かう凹部27の長手方向において、凹部27の体積は、精練セグメント4の内端縁に向かうにつれて減少し、逆流案内溝28の体積が精練セグメント4の内端縁20に向けて減少するように構成される。図2の例、後で示す図4A、図4B、図5A、及び図5Bの例では、精練セグメント4は単一の逆流案内溝28を含むが、実際の実施形態では、ステータ精練セグメント内の逆流案内溝28の数は1つより多くてもよい。凹部27は、精練セグメント4から材料を除去することによって、又は精練セグメント4から材料を除くことによって、精練セグメント4の本体4aに形成することができる。
精練セグメント4における逆流案内溝28の使用目的は、精練セグメント4の精練表面5上を逆流する、すなわち精練セグメント4の外端縁21から精練セグメント4の内端縁20に向かう方向に流れる繊維材料及びその中のシーブを集めること、及び逆流する繊維材料及びその中のシーブを精練ギャップ11内にさらに案内して精練することにある。繊維材料及びその中のシーブの精練ギャップ11内への案内は、逆流案内溝28のその長手方向における体積が精練セグメント4の内端縁20に向けて減少することに応答して行われる。こうして、逆流案内溝28の体積の減少によって、逆流する繊維材料及びその中のシーブを精練ギャップ11内に押し込み、精練させる。精練セグメント4の精練表面5上での繊維材料のこの逆流は、例えば、精練セグメント4の外端縁21に広がる圧力が精練セグメント4の内端縁20に広がる圧力よりも高いことに応答して起こり得、可能性のある逆流は、典型的には、ロータ側よりもステータ側で強くなる。逆流案内溝28は、精練セグメント4の内端縁20まで延びてもよいが、逆流案内溝28が精練セグメント4の内端縁20まで延びない場合には、繊維材料が逆流案内溝内を逆流して精練セグメント4の内端縁20まで到達する可能性があることにより、精練される繊維材料を精練ギャップ11内に供給する際の乱れ(disturbances)の可能性を回避することができる。
こうして、逆流案内溝28の効果は、逆流する繊維材料及びその中のシーブを案内し、又は逆流する繊維材料及びその中のシーブを精練ギャップ11に押し込んで精練させることである。また、逆流制御溝28は、精練セグメント内により多くの開放体積を提供し、それにより、精練セグメントの精練表面上での繊維材料をより多く混合する。逆流案内溝28のこれらの効果により、パルプの特性及び強度等の他のパルプ品質パラメータを損なうことなく、シーブの量が減少し、パルプ内のシーブの量が減少すると、形成及び平滑性等も改善される。
図4Aは、第2のステータ精練セグメント4を上から概略的に示し、図4Bは、図4Aの精練セグメント4の断面の側面図を概略的に示す。図4A及び4Bは、逆流案内溝28のいくつかの特徴をより詳細に説明するために示されており、明確にするために、精練バー25、精練溝26、及びその中の逆流案内溝28の寸法は、精練セグメント4の寸法に対して非常に大きく誇張される。さらに、精練バー25、精練溝26、及び逆流案内溝28の寸法も、必ずしも互いに対して一定の縮尺である必要はない。
図4A及び図4Bを参照すると、逆流案内溝28は、精練セグメント4の外端縁21にある第1の端部28aと、精練セグメント4の内端縁20に面する第2の端部28bとを有する。こうして、逆流案内溝28の長手方向は、逆流案内溝28の第1の端部28aから逆流案内溝28の第2の端部28bに向かう溝の方向である。
図2、図4A、及び図4Bの実施形態では、逆流案内溝28は、直線状であり、その長手方向に、精練セグメント4の外端縁21から精練セグメント4の内端縁20への実質的に直線方向に延びるように構成される。換言すれば、図2、図4A、及び図4Bの実施形態では、逆流案内溝28の仮想中心線の接線は、精練セグメント4の外端縁21から精練セグメント4の内端縁20に向けて実質的に直線方向に延び、すなわち精練セグメント4の長手方向又は長手方向軸線LAに実質的に平行な位置にある。このような実施形態では、逆流案内溝28は、精練セグメント4の外端縁21から精練セグメント4の内端縁20に向けて実質的に完全に延びると考えられる。
図示しない別の実施形態によれば、直線状の逆流案内溝28を精練セグメント4の長手方向又は長手方向軸線LAに対して傾斜した位置に配置することができ、それにより、逆流案内溝28をその長手方向に精練セグメント4の内端縁20に向けて部分的にのみ延びるように構成することができる。この場合に、図2、図4A、及び図4Bの実施形態とは異なり、逆流案内溝の仮想中心線の接線は、精練セグメント4の内端縁20に向けて部分的に延びており、及び精練セグメント4の側縁22、23の一方に向けて部分的に延びており、それにより、逆流案内溝28は、精練セグメント4の外端縁21から精練セグメント4の内端縁20に向けて部分的にのみ延びると考えられる。逆流案内溝28の中心線と精練セグメント4の長手方向軸線LAとの間の角度、すなわち、逆流案内溝28の中心線の接線と精練セグメント4の長手方向軸線LAとの間の角度は、例えば、逆流案内溝28の長手方向に沿って10~50度の間であってもよい。
以下の図7に概略的に示す代替実施形態によれば、逆流案内溝28は湾曲しており、それにより、逆流案内溝28は、その長手方向に、精練セグメント4の外端縁21から少なくとも部分的に精練セグメント4の外端縁22に向かうように湾曲して延びるように構成される。その場合に、図2、図4A、図4B、図5A、図5B、及び図6の実施形態とは異なり、逆流案内溝28の仮想中心線の接線は、逆流案内溝28の長手方向の少なくともいくつかの点で、精練セグメント4の内端縁20に向けて部分的にのみ延び、及び精練セグメント4の側縁22、23の一方に向けて部分的に延び、それにより、逆流案内溝28は、精練セグメント4の外端縁21から精練セグメント4の内端縁20に向けて部分的にのみ延びる。
この解決策によれば、凹部27の体積は、精練セグメント4の内端縁20に向けて減少し、逆流案内溝28の体積が精練セグメント4の内端縁20に向けて減少するように構成される。精練セグメント4の内端縁20に向かう、すなわち逆流案内溝28の体積を逆流案内溝28の第2の端部28bに向けて減少させることは、例えば精練セグメント4の内端縁20に向けて凹部27の幅を減少させること、又は精練セグメント4の内端縁20に向けて凹部27の深さを減少させること、のうちの少なくとも1つによって実施することができる。こうして、逆流案内溝28の体積を精練セグメント4の内端縁20に向けて減少させることは、例えば、凹部27の幅及び/又は深さを精練セグメント4の内端縁20に向けて減少させることによって実現され得る。
一実施形態によれば、逆流案内溝28の幅は、その長手方向に、逆流案内溝28のその第2の端部28bにおける幅W28bが、逆流案内溝28のその第1の端部28aにおける幅W28aの約0%~95%となるように、減少するように構成される。逆流案内溝28の第1の端部28aにおける幅W28aは、例えば約5mm~20mmとすることができる。
一実施形態によれば、逆流案内溝28の深さは、その長手方向において、逆流案内溝28の第2の端部28bにおける深さが、逆流案内溝28の第1の端部28aにおける深さよりも小さくなるように、減少するように構成される。逆流案内溝28の深さD28は、図4Bに逆流案内溝28の第1の端部28aにおいて概略的に示される。一実施形態によれば、逆流案内溝28の深さD28は、その第2の端部28bに向けて減少するように構成され、それによって、逆流案内溝28の底部28c、すなわち凹部27の底部が、逆流案内溝28の第1の端部28aから逆流案内溝28の第2の端部28bに向けて約0.1~5度の角度αで立ち上がり、逆流案内溝28の第2の端部28に向かう逆流案内溝28の体積を減少させるように構成される。逆流案内溝28の第1の端部28aにおける深さは、例えば、精練溝26の底部から約3~10mm下にあり得る。こうして、上で述べたように、凹部27、従ってそれぞれの逆流案内溝28は、精練セグメント4の本体4aにおいて、精練セグメント4の外端縁21から少なくとも部分的に精練セグメント4の内端縁20に向けて、精練バー25及び精練溝26の底部レベルより下に延びる。
一実施形態によれば、凹部27、ひいては逆流案内溝28は、精練セグメント4の外端縁21と精練セグメント4の内端縁20との間で、精練セグメント4の外端縁21から精練セグメントの長さの約25%~75%の距離まで延びるように構成される。換言すると、逆流案内溝28は、精練セグメント4の外端縁から、精練セグメント4の外端縁21から精練セグメント4の長手方向の寸法の約25%~75%まで延びる精練セグメントの部分に位置するように構成される。こうして、逆流案内溝28は、精練セグメント4の外端縁21で始まり、精練セグメント4の外端縁21と内端縁20との間の精練セグメント4のある部分で終わる。直線状の逆流案内溝28を含む図4Aの例を参照すると、これは、直線状の逆流案内溝28の長さL28が、精練セグメント4の長手方向における精練セグメント4の寸法の約25%~75%となるように選択されることを意味する。ステータ精練セグメント4の精練表面5上で繊維材料が逆流し得る体積が大きいほど、繊維材料の精練ギャップ11への逆流を効率的に案内するために、より広い逆流案内溝28を選択することができる。
図5Aは、第3のステータ精練セグメント4を上から概略的に示し、図5Bは、図5Aの精練セグメント4の断面の側面図を概略的に示す。図5A及び図5Bの実施形態は、図4A及び4Bの実施形態と実質的に同様であるが、それに加えて、図5A及び図5Bの実施形態は、精練セグメント本体4aを貫通して延びる孔29a、29b、29cを含む。孔29a、29b、29cは逆流案内溝28に沿って(in line with:と一直線上に)配置されており、それにより孔29a、29b、29cは、逆流案内溝28の底部28cから精練セグメントの背面4cまで延びる。明確にするために、孔29a、29b、29cの寸法は必ずしも一定の縮尺ではなく、精練セグメントの他の特徴に比べて誇張してある。
孔29a、29b、29cは、逆流案内溝28内を逆流する繊維材料の少なくとも一部が孔29a、29b、29cに入り、孔29a、29b、29cを通って、精練セグメント4の背面4cに流入する可能性を提供する。繊維材料のその一部は、精練セグメント4の内端縁20まで流れ、精練セグメント4の内端縁20でステータ3とロータ6との間の精練ギャップ1内に逆流することができる。図5Bに参照符号Rで示される矢印で概略的に示されるように、繊維材料のこの循環は、繊維材料を精練器内で再循環させ、それによって精練効果を複数回受ける効果を有する。
図示していない実施形態によれば、孔29a、29b、29cの少なくともいくつかは、精練セグメント4の中央部分、すなわち、精練バー25及び精練溝26を含む精練セグメント4の部分に位置することができるが、逆流案内溝28とは一直線上に配置されず、これにより、繊維材料の上述した再循環が増加する可能性がある。
図5A及び図5Bの実施形態では、孔29a、29b、29cは円形である。孔の形状及びサイズは、精練セグメント4の実際の実施態様に応じて変化し得るが、典型的には、孔の形状及びサイズは、単一の精練セグメント4において一定である。孔の数が多いほど、また、孔のサイズが大きいほど、一般に、より効率的な再循環効果を提供することができるが、孔の数及びサイズは、もちろん、例えば精練セグメント4の構造的耐久性及び精練の意図した能力を考慮して制限しなければならない。何故ならば、孔が多ければ多いほど、精練セグメント4の刃先長さが短くなり、精練される繊維材料が受ける精練効果が少なくなるためである。
精練におけるシーブ削減の一例は、実際の実験の試験結果を示す図3の図に概略的に示されており、繊維材料は、逆流案内溝28が設けられ、この溝28に開口部29a、29b、29cが設けられたステータ精練セグメントを含む精練器内で精練され(三角形の識別子が付いた実線)、逆流案内溝28が設けられ、この溝28に開口部29a、29b、29cが設けられていないステータ精練セグメントを含む精練器内で精練され(正方形の識別子が付いた実線)、及び逆流案内溝28が設けられておらず、他の点では同様の精練表面を含むテータ精練セグメントを含む精練器内で精練した(xのような識別子が付いた破線)。図の横軸は、ISO規格ISO5267に従って測定した、繊維懸濁液のCSF(Canadian Standard Freeness)値をミリリットル(ml)で表し、図の縦軸はシーブの減少率(%)を表す。図3の図面は、逆流案内溝28が設けられたステータ精練セグメントを適用した場合に、精練繊維材料におけるシーブの量が明らかに減少したことを示している。ステータ精練セグメントに、逆流案内溝28と一直線に整列した孔29a、29b、29cが設けられた場合に、シーブの量の減少はさらに顕著であった。
図6は、互いに隣り合って配置された一組の第4のステータ精練セグメント4を斜め上から見た概略図である。図6の精練セグメント4の基本構造は、上の図に示し上述したものと同様であるが、精練セグメント4の実質的に中間セクションに単一の凹部27を有する代わりに、図6の精練セグメント4は、精練セグメント4の第1の側縁22にある第1の凹部27’と、精練セグメント4の第2の側縁23にある第2の凹部27’’とを含む。第1の凹部27’及び第2の凹部27’’は、精練セグメント4のそれぞれの側縁22、23に沿って、精練セグメント4の外端縁21から精練セグメント4の内端縁20に向けて延びる。さらに、第1の凹部27’及び第2の凹部27’’の体積は、精練セグメント4の内端縁20に向けて減少するように構成される。
ステータ3の精練表面5を組み付けるときに、精練セグメント4は互いに隣り合って配置され、それにより、精練セグメント4の第1の側縁22が、図6に2つの隣接する精練セグメント4を例として示すように、隣接する精練セグメントの第2の側縁23に対して配置されることになる。右側の精練セグメント4の第1の側縁22が、右側の精練セグメント4の第2の側縁23に対して配置されるときに、右側の精練セグメント4の第1の凹部27’と、左側の精練セグメント4の第2の凹部27’'とが、精練セグメント4の接続部で、精練セグメント4の外端縁21から精練セグメント4の内端縁20に向けて延びる逆流案内溝28を一緒に形成し、逆流案内溝28の体積は、精練セグメント4の内端縁20に向けて減少するように構成される。
図6に示される精練セグメント4の実施形態の利点は、精練セグメント4の中間セクションにおける均一な精練表面であり、これにより精練セグメント4の刃先長さの損失が、典型的に、逆流案内溝28が精練セグメント4の中間セクション上にある精練セグメント4より少ないことである。別の利点は、特に逆流案内溝28のこの位置でも孔が使用される場合に、精練セグメント4の製造が容易であることである。
図7は、斜め上から見た第5のステータ精練セグメント4を概略的に示す。図7の精練セグメント4は、ディスク型の精練器又は円錐ディスク型の精練器での使用に適用可能な平坦又はディスク状の精練セグメント4である。図7の精練セグメント4の基本構造は、上で開示したものと同様である。図7の精練セグメント4はまた、逆流案内溝28を形成する凹部27を含む。さらに、逆流案内溝28と整列する孔29a、29bがある。図7は、精練セグメント本体4aを貫通して延び、精練セグメント4を精練器1のフレーム2に固定するためのボルト等の適切な固定部材を受け取るように意図する締結開口部30も開示する。
図7の精練セグメント4の実施形態では、逆流案内溝28は湾曲しており、これにより、逆流案内溝28は、その長手方向に、精練セグメント4の外端縁21から少なくとも部分的に精練セグメント4の内端縁20に向けて湾曲して延びるように構成され、これにより、逆流案内溝28の仮想中心線CLの接線が、逆流案内溝28の長手方向の少なくともいくつかの点で、精練セグメント4の内端縁20に向けて部分的にのみ延び、精練セグメント4の第1の側縁22に向けて部分的に延びており、それにより、逆流案内溝28は、精練セグメント4の外端縁21から精練セグメント4の内端縁20に向けて部分的にのみ延びる。逆流案内溝28の中心線CLと精練セグメント4の長手方向軸線LAとの間の角度β、すなわち、逆流案内溝28の中心線CLの接線と精練セグメント4の長手方向軸線LAとの間の角度βは、逆流案内溝28の長手方向に沿って、例えば10~50度の範囲で変化してもよい。
技術が進歩するにつれて、本発明の概念を様々な方法で実現し得ることは、当業者には明らかであろう。本発明及びその実施形態は、上述の例に限定されず、特許請求の範囲内で変更することができる。

Claims (13)

  1. リグノセルロース含有繊維材料を精練するための精練器(1)のための精練セグメント(4)であって、当該精練セグメントは、
    内端縁(20)と、該内端縁(20)とは反対側の外端縁(21)と、
    精練バー(25)及びそれら精練バーの間の精練溝(26)を含む精練表面(5)と、を含み、
    当該精練セグメント(4)の前記精練表面(5)は、当該精練セグメント(4)の前記外端縁(21)から当該精練セグメント(4)の前記内端縁(20)に向けて少なくとも部分的に延びる少なくとも1つの凹部(27、27’、27’’)であって、当該精練セグメント(4)の前記外端縁(21)から当該精練セグメント(4)の内端縁(20)に向けて少なくとも部分的に延びる少なくとも1つの逆流案内溝(28)を少なくとも部分的に形成するための少なくとも1つの凹部(27、27’、27’’)を含み、
    該少なくとも1つの凹部(27、27’、27’')の体積は、当該精練セグメント(4)の前記内端縁(20)に向けて減少するように構成され、当該精練セグメント(4)の前記内端縁(20)に向けて減少するように前記少なくとも1つの逆流案内溝(28)の体積を提供する、
    精練セグメント。
  2. 前記少なくとも1つの凹部(27、27’、27’')は、当該精練セグメント(4)の前記内端縁(20)まで延びることなく、当該精練セグメント(4)の前記外端縁(21)から当該精練セグメント(4)の前記内端縁(20)に向けて少なくとも部分的に延びるように構成されており、当該精練セグメント(4)の前記内端縁(20)まで延びることなく、当該精練セグメント(4)の外端縁(21)から当該精練セグメント(4)の内端縁(20)に向けて少なくとも部分的に延びる少なくとも1つの逆流案内溝(28)を形成する、請求項1に記載の精練セグメント。
  3. 前記凹部(27、27’、27’')の幅が、前記精練セグメント(4)の前記内端縁(20)に向けて減少するように構成されており、当該精練セグメント(4)の前記内端縁(20)に向けて前記逆流案内溝(28)の前記体積を減少させる、請求項1又は2に記載の精練セグメント。
  4. 前記逆流案内溝(28)は、前記精練セグメント(4)の前記外端縁(21)にある第1の端部(28a)と、当該精練セグメント(4)の前記内端縁(20)に向けて少なくとも部分的に面する第2の端部(28b)とを有しており、前記逆流案内溝(28)の前記第2の端部(28b)の幅(W28b)が、前記逆流案内溝(28)の前記第1の端部(28a)の幅(W28a)の約0~95%である、請求項3に記載の精練セグメント。
  5. 前記逆流案内溝(28)の第1の端部(28a)の前記幅(W28a)は約5~20mmである、請求項3又は4に記載の精練セグメント。
  6. 前記凹部(27、27’、27’’)の深さが、当該精練セグメントの前記内端縁(20)に向けて減少するように構成されており、前記逆流案内溝(28)の前記体積を当該精練セグメント(4)の前記内端縁(20)に向けて減少させる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の精練セグメント。
  7. 前記逆流案内溝(28)は、前記精練セグメント(4)の前記外端縁(21)にある第1の端部(28a)と、当該精練セグメント(4)の前記内端縁(20)に向けて少なくとも部分的に面する第2の端部(28b)とを有しており、前記逆流案内溝(28)の底部(28c)が、前記逆流案内溝(28)の前記第1の端部(28a)から前記逆流案内溝(28b)の前記第2の端部(28b)に向けて約0.1~5度の角度(α)で立ち上がるように構成され、前記逆流案内溝(28)の前記体積を当該精練セグメント(4)の前記内端縁(20)に向けて減少させる、請求項6に記載の精練セグメント。
  8. 前記逆流案内溝(28)の第1の端部(28a)における前記深さ(D28)は、前記精練溝(26)の底部から約3~10mm下にある、請求項6又は7に記載の精練セグメント。
  9. 前記逆流案内溝(28)は、当該精練セグメント(4)の前記外端縁(21)と当該精練セグメント(4)の前記内端縁(20)との間で、当該精練セグメント(4)の前記外端縁(21)から当該精練セグメント(4)の長さの25%~75%の距離まで延びるように構成される、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の精練セグメント。
  10. 前記逆流案内溝(28)は、実質的に直線であり、当該精練セグメント(4)の前記外端縁(21)から当該精練セグメント(4)の前記内端縁(20)に向けて実質的に直線方向に延びるように構成される、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の精練セグメント。
  11. 前記逆流案内溝(28)は、湾曲しており、当該精練セグメント(4)の前記外端縁(21)から当該精練セグメント(4)の前記内端縁(20)に向けて湾曲して延びるように構成される、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の精練セグメント。
  12. 当該精練セグメント(4)の前記精練表面(5)は、ブレードセグメント本体(4c)を貫通して延びる孔(29a、29b、29c)を含む、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の精練セグメント。
  13. 前記孔(29a、29b、29c)は、前記少なくとも1つの逆流案内溝(28)と整列して配置される、請求項12に記載の精練セグメント。
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