JP2024094004A - 放射線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遠隔操作部の着脱状態に応じた作業を行う必要性を低減し、利便性を向上させることが可能な放射線照射装置を提供する。【解決手段】放射線を照射する装置本体と、装置本体を遠隔操作可能であり、かつ装置本体に着脱自在な遠隔操作部と、プロセッサと、を備え、プロセッサは、遠隔操作部の装置本体に対する着脱状態を検出し、検出された着脱状態に応じて装置本体の動作の制御を実行する放射線照射装置。【選択図】図6

Description

本開示は、放射線照射装置に関する。
特許文献1には、放射線を発生する放射線発生部と、放射線発生部からの放射線の出射を制御するスイッチ部とを備えた放射線照射装置が記載されている。放射線発生部とスイッチ部とは別々の筐体から構成されるものであり、放射線発生部とスイッチ部とがそれぞれの筐体の一部の面を介して着脱可能に構成されている。
国際公開WO2018/159011号
このような放射線照射装置において、遠隔操作部(特許文献1においてはスイッチ部)の着脱状態を確認するというユーザの作業が必要になる場合がある。例えば、遠隔操作部の紛失を防止するため、放射線照射装置の電源を切る前に、遠隔操作部が装置本体に取り付けられていることを確認する必要がある。しかし、放射線照射装置を取り扱う上で、ユーザのこのような遠隔操作部の着脱状態に応じた作業は、ユーザにとって負担となる。
本開示の技術は、遠隔操作部の着脱状態に応じた作業を行う必要性を低減し、利便性を向上させることが可能な放射線照射装置を提供する。
本開示の技術に係る第1の態様は、放射線を照射する装置本体と、装置本体を遠隔操作可能な遠隔操作部と、プロセッサと、を備え、プロセッサは、遠隔操作部の装置本体に対する着脱状態を検出し、検出された着脱状態に応じて装置本体の動作の制御を実行する放射線照射装置である。
本開示の技術に係る第2の態様は、装置本体は、ユーザに対して報知を行う報知部をさらに備え、制御は、報知部に対して着脱状態に関する報知を行わせることを含む第1の態様に係る放射線照射装置である。
本開示の技術に係る第3の態様は、制御は、遠隔操作部が装置本体から取り外されている状態で、装置本体の機能の少なくとも一部を停止させる操作が行われた場合に遠隔操作部が装置本体に取り付けられていないことを報知部に報知させることを含む第2の態様に係る放射線照射装置である。
本開示の技術に係る第4の態様は、装置本体の機能の少なくとも一部を停止させる操作は、装置本体の電源を切る操作である第3の態様に係る放射線照射装置である。
本開示の技術に係る第5の態様は、装置本体において放射線を照射する照射窓が設けられた面を前面とした場合に、報知部は、装置本体の前面と反対側の面である背面に設けられたディスプレイである第2の態様に係る放射線照射装置である。
本開示の技術に係る第6の態様は、報知部は、装置本体の外周面から外側に突出した表示灯である第2の態様に係る放射線照射装置である。
本開示の技術に係る第7の態様は、無線通信に先立って、装置本体と遠隔操作部との相互間で通信相手として認識させるペアリングが必要な場合において、制御は、遠隔操作部が装置本体に取り付けられたと判定された場合に、ペアリングを開始させることを含む第1の態様に係る放射線照射装置である。
本開示の技術に係る第8の態様は、プロセッサは、放射線の照射を開始させる指示である照射開始指示が遠隔操作部から入力された場合に、制御として、照射に関する制御を実行する、第1の態様に係る放射線照射装置である。
本開示の技術に係る第9の態様は、照射に関する制御は、遠隔操作部が装置本体に取り付けられている場合に、装置本体による放射線の照射を禁止すること、又は照射してよいか否かを警告することを含む第8の態様に係る放射線照射装置である。
本開示の技術に係る第10の態様は、照射に関する制御は、遠隔操作部が装置本体から取り外されている場合に、装置本体による放射線の照射を許可することを含む第8の態様に係る放射線照射装置である。
本開示の技術に係る第11の態様は、制御は、遠隔操作部が装置本体から取り外された場合に、放射線の照射の準備を開始することを含む第1の態様に係る放射線照射装置である。
本開示の技術に係る第12の態様は、プロセッサは、遠隔操作部から無線通信によって受信する信号強度に基づいて、遠隔操作部と装置本体との間の通信距離を導出し、導出された通信距離に基づいて、着脱状態を検出する第1の態様に係る放射線照射装置である。
本開示の技術は、遠隔操作部の着脱状態に応じた作業を行う必要性を低減し、利便性を向上させることが可能な放射線照射装置を提供する。
放射線照射装置の使用態様の一例を示す斜視図である。 放射線照射装置の構成の一例を示す外観斜視図である。 放射線照射装置の構成の一例を示す外観斜視図である。 放射線照射装置の電気系のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 検出センサによる着脱状態に応じた信号の出力の態様の一例を示す概念図である。 取得部、検出部、及び制御部の処理内容の一例を示す概念図である。 表示灯による着脱状態の報知の態様の一例を示す概念図である。 取得部、検出部、及び制御部の処理内容の一例を示す概念図である。 取得部、検出部、及び制御部の処理内容の一例を示す概念図である。 取得部、検出部、及び制御部の処理内容の一例を示す概念図である。 取得部、検出部、及び制御部の処理内容の一例を示す概念図である。 取得部、検出部、及び制御部の処理内容の一例を示す概念図である。 取得部、検出部、及び制御部の処理内容の一例を示す概念図である。
以下、図面を参照して本開示の実施形態を詳細に説明する。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、放射線照射装置10の高さ方向、幅方向及び前後方向(奥行方向ともいう)をX、Y及びZの3つの矢印で示す。まず、高さ方向を矢印Zで示し、矢印Zが指し示す矢印Z方向を放射線照射装置10の上方向とし、その逆方向を下方向とする。高さ方向は鉛直方向である。幅方向を、矢印Zと直交する矢印Xで示し、矢印Xが指し示す方向を放射線照射装置10の右方向とし、その逆方向を左方向とする。前後方向を、矢印Z及び矢印Xと直交する方向を矢印Yで示し、矢印Yが指し示す方向を放射線照射装置10の前方向とし、その逆を後方向とする。すなわち、放射線照射装置10において放射線の照射方向が前方向であり、被検者Aが立つ側(図1参照)が前方向である。また、以下において、上側、下側、左側、右側、前側、及び後側といった側を用いた表現も方向を用いた表現と意味は同じである。
また、本実施形態において、「鉛直方向」とは、完全な鉛直方向のほかに、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差であって、本開示の技術の趣旨に反しない程度の誤差を含めた意味合いでの鉛直方向を指す。また、「水平方向」についても同様であり、完全な水平方向の他に、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差であって、本開示の技術の趣旨に反しない程度の誤差を含めた意味合いでの水平方向を指す。
<第1実施形態>
一例として図1に示すように、放射線照射装置10は、装置本体11と、遠隔操作部12とを備えている。装置本体11は、被検者Aに対して放射線Rを照射可能な装置である。装置本体11は、内部に放射線の発生源である放射線管15を備えており、放射線管15において発生させた放射線(例えば、X線又はγ線)を照射野限定器(図3参照)及び照射窓(図3参照)等を介して、被検者Aに向けて照射する。放射線照射装置10は、本開示の技術に係る「放射線照射装置」の一例であり、装置本体11は、本開示の技術に係る「装置本体」の一例であり、遠隔操作部12は、本開示の技術に係る「遠隔操作部」の一例である。なお、ここで、遠隔とは、物理的に分離されることにより離隔している程度の意味であり、距離の多寡を意味するものではない。
放射線照射装置10は、持ち運び可能な大きさ及び重量となっている。すなわち、放射線照射装置10は、可搬型の放射線照射装置である。放射線照射装置10は、例えば、医療施設において、簡易的な放射線検査で使用されてもよいし、在宅診療の際の放射線検査に用いられてもよい。また、放射線照射装置10は、屋外で用いられてもよい。例えば、放射線照射装置10は、被災地又は医療過疎地域における出張診療に用いられてもよい。
装置本体11は、例えば、三脚14を介して被検者Aに対して予め定められた位置(例えば、高さ、及び距離)に設定されている。装置本体11の下面には、三脚14と装置本体11とを固定する固定部17が設けられている。固定部17は、例えば、ねじ穴である。固定部17は、放射線Rの線束の中心軸RAと直交する直線であって放射線管15の焦点Fを通る直線L上に位置している。放射線管15は、例えば、陰極から放出された電子をターゲットに衝突させることにより放射線Rを発生する。焦点Fは、ターゲット上において電子が衝突する位置である。放射線Rの線束は、焦点Fを基点として錐形に広がる。中心軸RAは、こうした線束の中心軸である。固定部17は、直線Lと装置本体11の下面との交差する位置に設けられている。放射線照射装置10において、放射線管15の焦点Fが位置する部分が重心に近い。直線L上に固定部17を設けることで、三脚14上の放射線照射装置10を安定させやすい。
遠隔操作部12は、装置本体11を遠隔操作可能な装置である。遠隔操作部12は、装置本体11に対して着脱自在である。遠隔操作部12は、例えば、装置本体11と無線通信を行うことで、装置本体11を遠隔操作する。遠隔操作部12による遠隔操作には、例えば、装置本体11に対して、放射線Rを被検者Aヘ向けて照射させる操作が含まれる。
放射線照射装置10の操作者であるユーザBは、遠隔操作部12を装置本体11から取り出した後、予め定められた距離、装置本体11から離れた状態で、遠隔操作部12を操作する。これにより、装置本体11の放射線管15から放射線Rが被検者Aに照射される。被検者Aを透過した放射線Rは、検出器16によって検出される。検出器16は、例えば、いわゆるフラットパネルディテクタであり、二次元に画素が配列された検出面を有し、各画素に入射する放射線Rの強度に応じた画像信号を出力する。放射線Rは、被検者Aを透過することによって被検者Aの体内組織の情報を担持する。検出器16は、検出面の各画素においてこうした放射線Rを検出することにより、被検者Aの体内組織の投影像を表す画像信号を放射線画像として出力する。
また、ユーザBは、放射線照射装置10を用いた撮影の終了後、遠隔操作部12を装置本体11に収容する。遠隔操作部12が装置本体11に収容された状態で、放射線照射装置10は、ユーザBによって持ち運ばれたり、放射線照射装置10の収納ケースに収納されたりする。
一例として図2に示すように、装置本体11は、左右方向に長手方向を有する略直方体形状を有している。装置本体11の前面11Aには、放射線Rを照射方向に向かって突出する筒状部18が設けられている。前面11Aは、本開示の技術に係る「前面」の一例である。筒状部18の内部には、後述する照射野限定器(コリメータとも呼ばれる)及び照射窓が取り付けられている。また、筒状部18の先端には、スキンガード20が取り付けられている。スキンガード20は、装置本体11と被検者Aとの間に必要な間隔を確保するためのもので、被検者Aに対して装置本体11が過度に接近した状態で放射線Rが照射されることを抑制する。
装置本体11の背面11Bには、収容部24が設けられている。収容部24は、装置本体11の背面11Bに遠隔操作部12を着脱自在に収容可能とされている。具体的には、収容部24は、凹型の内壁面34を有している。遠隔操作部12が収容部24に収容された状態において、内壁面34は、遠隔操作部12の裏面12B以外の全ての面と対向する。このように、収容部24は、遠隔操作部12を着脱自在に収容する。
また、装置本体11の背面11Bには、ディスプレイ22が設けられている。ディスプレイ22には、放射線撮影に関する種々の情報が表示される。ディスプレイ22は、例えば、液晶ディスプレイであってもよいし、EL(Electro-Luminescence)ディスプレイであってもよい。ディスプレイ22は、本開示の技術に係る「報知部」及び「ディスプレイ」の一例である。また、装置本体11の左側面には、把持部材11Cが取り付けられている。ユーザBは、把持部材11Cを介して放射線照射装置10を把持する。
遠隔操作部12は、装置本体11に収容された状態において、上下方向に長手方向を有する略直方体形状を有している。遠隔操作部12は、操作面12A及び裏面12Bを有している。操作面12Aには、照射ボタン13Aと撮影ボタン13Bとが設けられている。
照射ボタン13Aは、放射線Rの照射を指示するための操作ボタンである。照射ボタン13AがユーザBによって押下されることで、遠隔操作部12から装置本体11に対して放射線Rを照射させる信号が出力される。また、放射線照射装置10には、光学カメラ47(図4参照)が内蔵されている。撮影ボタン13Bは、光学カメラ47による撮影を指示するための操作ボタンである。撮影ボタン13BがユーザBによって押下されることで、遠隔操作部12から装置本体11に対して後述する光学カメラ47に撮像をさせる信号が出力される。裏面12Bは、操作面12Aの反対側の面であり、裏面12Bには、照射ボタン13A及び撮影ボタン13Bを含む操作キーは設けられていない。
なお、ここでは、照射ボタン13A及び撮影ボタン13Bは、ボタンである例を挙げて説明したが、これはあくまでも一例にすぎない。照射ボタン13A及び撮影ボタン13Bは、カーソル、スライドスイッチの他、タッチパッドであってもよい。
一例として図3に示すように、装置本体11の前面11Aから突出した筒状部18は、照射野限定器26と、照射窓28とを有している。照射野限定器26は、放射線Rの照射範囲を予め定められた範囲に規定する照射野限定器である。また、照射窓28は、放射線Rに対して透明な部材で構成され、外部と筒状部18内とを区画する窓部材である。放射線管15から出射された放射線Rは、照射野限定器26によって照射範囲が規定され、さらに照射窓から被検者Aに向かって照射される。また、筒状部18内には、光学カメラ47(図4参照)が設けられている。光学カメラ47は、例えば、CCD(charge coupled device)イメージセンサ及びCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサなどのイメージセンサを有する撮像装置である。符号30は、光学カメラ47のレンズの一部である撮影窓である。撮影窓30を通じて被検者Aの像光が光学カメラ47内のイメージセンサに入射する。光学カメラ47は、例えば、被検者Aを撮像する。撮像した被検者Aの光学画像は、例えば、放射線Rの照射位置の位置合わせを行うために用いられる。
一例として図4に示すように、装置本体11は、制御装置36を備えている。制御装置36は、装置本体11の全体の動作を制御する。制御装置36は、プロセッサ38、ストレージ40、及びRAM(Random Access Memory)42、及び外部I/F(インタフェース)44を備えている。プロセッサ38、ストレージ40、RAM42、及び外部I/F44は、バス46に接続されている。プロセッサ38は、本開示の技術に係る「プロセッサ」の一例である。
プロセッサ38には、メモリが接続されている。メモリは、ストレージ40及びRAM42を含む。プロセッサ38は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を有する。なお、プロセッサ38に、CPUとは別に、画像処理専用のGPU(Graphics Processing Unit)を設けてもよい。
ストレージ40は、各種プログラム及び各種パラメータ等を記憶する不揮発性の記憶装置である。ストレージ40としては、例えば、フラッシュメモリ(例えば、EEPROM(electrically erasable and programmable read only memory)及びSSD(Solid State Drive)等)及び/又はHDD(Hard Disk Drive)が挙げられる。なお、フラッシュメモリ及びHDDは、あくまでも一例に過ぎず、フラッシュメモリ、HDD磁気抵抗メモリ、及び強誘電体メモリのうちの少なくとも1つをストレージ40として用いてもよい。
RAM42は、一時的に情報が記憶されるメモリであり、プロセッサ38によってワークメモリとして用いられる。RAM42としては、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)又はSRAM(Static Random Access Memory)等が挙げられる。
外部I/F44は、制御装置36の外部に存在する装置との間の各種情報の授受を司る。外部I/F44は、放射線管15、ディスプレイ22、及び光学カメラ47と通信可能に接続されている。また、外部I/F44は、後述する無線通信部48及び検出センサ50と接続されている。
装置本体11は、無線通信部48を備えている。無線通信部48は、遠隔操作部12との間で操作指示49を含む情報を無線通信する。無線通信方式は、例えば、Bluetooth(登録商標)の仕様に準拠した通信方式である。操作指示49は、装置本体11を遠隔操作する指示を指す。操作指示49には、装置本体11に対して放射線の照射を開始させる照射開始指示49Aが含まれる。その他の例として、操作指示49には、光学カメラ47による撮像を開始させる指示、及び/又は、装置本体11の電源を切る指示が含まれる。無線通信部48は、遠隔操作部12と無線通信を行うためのハードウェアであり、無線通信I/F(インタフェース)である。無線通信部48としての無線通信I/Fは、例えば、通信用アンテナ及び送受信回路を含んで構成される。
なお、ここでは、無線通信部48と遠隔操作部12との間の無線通信方式としてBluetooth(登録商標)を例示したが、本開示の技術はこれに限定されない。第1方式として、Zigbee(登録商標)又は赤外線通信が用いられてもよい。
装置本体11は、検出センサ50を備えている。検出センサ50は、遠隔操作部12の着脱状態に応じた信号を出力する。検出センサ50から出力された信号は、外部I/F44を介してプロセッサ38により取得される。検出センサ50の詳細については、後述する。
ところで、放射線照射装置10において、遠隔操作部12が収容部24に収容されていないまま、放射線照射装置10が収納ケースに収納されたり、他の場所へ持ち運ばれたりすると、遠隔操作部12の紛失が生じる場合がある。そのため、放射線照射装置10の使用後に、ユーザは、遠隔操作部12の装置本体11への着脱状態を確認するという作業が必要になる。しかし、放射線照射装置10を取り扱う上で、このような遠隔操作部12の着脱状態の確認作業は、ユーザにとって負担となっていた。
そこで、このような事情に鑑み、本実施形態に係る放射線照射装置10では、制御装置36において、プロセッサ38は、ストレージ40から制御プログラム40Aを読み出し、読み出された制御プログラム40AをRAM42上で実行する。これにより、プロセッサ38は、取得部38A、検出部38B、及び制御部38Cとして動作する。
一例として図5に示すように、取得部38Aは、検出センサ50から出力された信号を取得する。図5に示す例では、検出センサ50は、磁力センサ50Aである。磁力センサ50Aは、磁界の変化を検出するセンサであり、装置本体11の収容部24の下面34Aに設けられている。一方、遠隔操作部12には、磁性体12Cが設けられている。遠隔操作部12が収容部24に収容された状態において、磁性体12Cは、下面34Aと対向する位置に設けられている。これにより、磁力センサ50Aは、遠隔操作部12が装置本体11に取り付けられたことに伴う、磁性体12Cに起因した磁界の変化を信号として取得部38Aに対して出力する。
なお、ここでは、検出センサ50が収容部24の下面34Aに設けられた形態例を挙げて説明したが、これはあくまでも一例にすぎない。検出センサ50の設置される位置は、遠隔操作部12の着脱を検出できる位置であれば、特に限定されない。また、検出センサ50が、磁力センサ50Aである形態例を挙げて説明したが、これはあくまでも一例にすぎない。検出センサ50は、例えば、フォトカプラ等の光学センサを用いて遠隔操作部12の収容部24への取り付けを検出する態様であってもよい。また、検出センサ50は、マイクロスイッチ等の機械的なスイッチとして、遠隔操作部12が収容部24へ取り付けられた場合にマイクロスイッチが押下されることで取付を検出する態様であってもよい。
また、検出センサ50は、収容部24に設けられた電気接点として、遠隔操作部12が収容部24へ取り付けられた場合に、電気接点の導通が確保されることで取り付けを検出する態様であってもよい。また、検出センサ50は、受光センサとして、遠隔操作部12が収容部24へ取り付けられた場合に、装置本体11に設けられた赤外光源からの光が遠隔操作部12で反射され、受光センサが反射光を検出する態様であってもよい。
一例として図6に示すように、遠隔操作部12が装置本体11から取り外されているとする。この場合、検出センサ50は、遠隔操作部12が取り外された状態の信号を出力する。すなわち、検出センサ50は、着脱状態情報51を出力する。ここで、着脱状態情報51は、遠隔操作部12が取り外されていることを示す情報を含む。図6に示す例では、着脱状態情報51として、遠隔操作部12が取り外される前の電流値と比較して、遠隔操作部12が取り外されている状態の低い値の電流値が出力されている。
遠隔操作部12が取り外された状態で、ユーザにより電源ボタン52が操作される。例えば、電源ボタン52がユーザの指Cによって押下される。電源ボタン52は、放射線照射装置10の機能を停止又は開始させるためのボタンである。電源ボタン52が操作されると電源操作情報53が出力される。電源操作情報53は、放射線照射装置10の機能を停止させる操作がされたことを示す情報である。例えば、放射線照射装置10の機能を停止させる操作とは、放射線照射装置10の電源を切る操作である。
なお、ここでは、電源を切る操作として電源ボタン52が押下される形態例を挙げて説明したが、これはあくまでも一例にすぎない。電源ボタン52は、カーソル、スライドスイッチの他、タッチパッドであってもよい。また、電源ボタン52は、ディスプレイ22に表示されたソフトキーであってもよい。
また、ここでは、放射線照射装置10の電源を切る操作が行われる形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。遠隔操作部12が取り外されている状態において、放射線照射装置10の機能を一部停止させる操作が行われれば、本開示の技術は成立する。例えば、遠隔操作部12が取り外されている状態において、放射線照射装置10をスリープ状態(例えば、ユーザからの操作の受付以外の機能を停止した状態)とする操作が行われてもよい。
取得部38Aは、検出センサ50から着脱状態情報51を取得する。また、取得部38Aは、電源ボタン52から電源操作情報53を取得する。そして、取得部38Aは、着脱状態情報51を検出部38Bへ出力する。
検出部38Bは、遠隔操作部12の収容部24に対する着脱状態を検出する。ここで、着脱状態は、遠隔操作部12が装置本体11に取り付けられた状態、又は、遠隔操作部12が装置本体11から取り外された状態を含む。検出部38Bは、取得部38Aから取得した着脱状態情報51に基づいて着脱状態を検出する。例えば、検出部38Bは、着脱状態情報51により示される電流値を予め定められた値と比較することで、着脱状態を検出する。具体的には、検出部38Bは、着脱状態情報51により示される電流値が予め定められた値より低い場合、遠隔操作部12が装置本体11から取り外されていることを検出する。
制御部38Cは、検出部38Bにおいて検出された着脱状態に応じた制御を実行する。例えば、遠隔操作部12が取り外されていることが検出された場合、制御部38Cは、取得部38Aから電源操作情報53を取得する。そして、制御部38Cは、電源操作情報53に基づいて電源を切る操作が行われたか否かを判定する。電源を切る操作が行われたと判定した場合、制御部38Cは、遠隔操作部12が取り付けられていないことを警告する制御を実行する。
制御部38Cは、警告メッセージ54をディスプレイ22に対して表示させる。具体的には、制御部38Cは、警告メッセージ54を表示するためのGUI(Graphical User Interface)制御を行うことで、ディスプレイ22に対して警告メッセージ54を含む画面を表示させる。図6に示す例では、警告メッセージ54として「遠隔操作部が取り付けられていません」というテキストがディスプレイ22に表示されている。ユーザは、ディスプレイ22に表示された警告メッセージ54を視認することで、遠隔操作部12の着脱状態を認識できる。
なお、ここでは、警告メッセージ54が表示される形態例を挙げて説明したが、これはあくまでも一例にすぎない。警告メッセージ54の内容は、適宜設定され得る。また、警告メッセージ54に代えて、又は、警告メッセージ54とともに、遠隔操作部12が取り外されていることを示すマーク(例えば、エクスクラメーションマーク)が表示されてもよい。
以上説明したように、本第1実施形態に係る放射線照射装置10では、プロセッサ38において、検出部38Bによって遠隔操作部12の収容部24に対する着脱状態が検出される。そして、制御部38Cは、検出された着脱状態に応じた制御を実行する。例えば、制御部38Cは、ユーザが電源を切る操作が行われた場合に、遠隔操作部12が取り外されている場合には、ユーザに対して遠隔操作部12が取り外されていることを報知する制御を実行する。これにより、ユーザが遠隔操作部12の着脱状態を確認する作業の必要性が低減される。このように、着脱状態に応じた制御が実行されることで、ユーザが着脱状態に応じた作業を行う必要性が低減される。この結果、放射線照射装置の利便性が向上する。
また、例えば、遠隔操作部12が取り外されている状態で、放射線照射装置10の使用が終了した場合、放射線照射装置10がケースに収納されたり、持ち運ばれたりすると、遠隔操作部12の紛失を招くおそれがある。例えば、遠隔操作部12と装置本体11とが無線通信を行う場合には、有線接続が行われないため、このような紛失が生じやすい。本構成では、遠隔操作部12の着脱状態に応じて制御が実行されるので、遠隔操作部12の着脱状態がユーザに認識させやすくなる。これにより、遠隔操作部12の紛失が抑制される。
また、本第1実施形態に係る放射線照射装置10では、装置本体11にはディスプレイ22が設けられている。そして、制御部38Cは、ディスプレイ22に対して着脱状態に関する報知を行わせる。これにより、ユーザに対して遠隔操作部12の着脱状態を認識させることが実現される。
また、本第1実施形態に係る放射線照射装置10では、検出部38Bにおいて、遠隔操作部12の着脱状態が検出される。遠隔操作部12が取り外されている状態において、制御部38Cは、装置本体11の機能の少なくとも一部を停止させる操作が行われたかを判定する。そして、装置本体11の機能の少なくとも一部を停止させる操作が行われた場合、制御部38Cは、遠隔操作部12が収容部24に取り付けられていないことをディスプレイ22に表示させる。これにより、遠隔操作部12が収容部24に取り付けられていないことをユーザに認識させることが実現される。
例えば、装置本体11の機能の少なくとも一部が停止される(例えば、電源が切られたり、スリープ状態とされたりする)とユーザに対する報知ができず、ユーザに遠隔操作部12の着脱状態を把握させることができなくなる場合がある。そこで、装置本体11の機能が停止される前に、遠隔操作部12が収容部24に取り付けられていないことを報知することで、遠隔操作部12の着脱状態をユーザに認識させる。
また、本第1実施形態に係る放射線照射装置10では、装置本体11の機能の少なくとも一部を停止させる操作は、装置本体11の電源を切る操作である。遠隔操作部12取り外されている状態で、装置本体11の電源を切る操作が行われた場合、制御部38Cは、遠隔操作部12が収容部24に取り付けられていないことをディスプレイ22に表示させる。これにより、遠隔操作部12が収容部24に取り付けられていないことをユーザに認識させることが実現される。
装置本体11の電源が切られてしまうとユーザに対する報知ができず、ユーザに遠隔操作部12の着脱状態を認識させることができなくなる。また、装置本体11の電源が切られるということは、放射線照射装置10の使用が終了し、このまま放射線照射装置10がケースに保管される可能性が高い。そこで、装置本体11の電源が切られる前に、遠隔操作部12が収容部24に取り付けられていないことをディスプレイ22に表示させる。これにより、遠隔操作部12が収容部24に取り付けられていないことをユーザに認識させることが実現される。
また、本第1実施形態に係る放射線照射装置10では、装置本体11の背面11Bに設けられたディスプレイ22に警告メッセージ54が表示される。装置本体11の背面11Bに設けられたディスプレイ22に遠隔操作部12の着脱状態が報知されるので、ユーザが着脱状態を認識しやすくなる。
例えば、装置本体11の前面11Aにディスプレイ22が設けられている場合、前面11Aには、照射野限定器等を備えた筒状部18が設けられているので、ディスプレイ22の大きさを十分確保することができない。一方、背面11Bには、筒状部18が設けられていないので、ディスプレイ22の大きさを確保でき、ユーザが認識しやすくなる。
また、例えば、装置本体11の前面11Aにディスプレイ22が設けられている場合、前面11Aには、照射野限定器等を備えた筒状部18が設けられている。すなわち、装置本体11の前面11Aから放射線が被検者に対して照射される。そのため、前面11Aにディスプレイ22が設けられていると、ディスプレイ22の報知内容をユーザが確認する場合に、意図しない曝射が生じる場合がある。本構成では、背面11Bにディスプレイ22が設けられていることで、ユーザが報知の内容を確認する場合に、ユーザが放射線の照射側に位置しないので、放射線の誤曝射が抑制される。
なお、上記第1実施形態では、放射線照射装置10の電源を切る操作が行われた場合に、遠隔操作部12が取り付けられていないことの警告が行われる形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、遠隔操作部12の着脱状態がディスプレイ22に常時表示される態様であってもよい。具体的には、遠隔操作部12が装置本体11に取り外された場合に、ディスプレイ22に遠隔操作部12が取り外されたことを示すメッセージ、又はアイコンが表示されてもよい。そして、遠隔操作部12が収容部24に取り付けられると、これらのメッセージ又はアイコンの表示が終了する。
(第1変形例)
上記第1実施形態では、ディスプレイ22によって遠隔操作部12の着脱状態が報知される形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。本第1変形例では、表示灯56によって遠隔操作部12の着脱状態が報知される。
一例として図7に示すように、装置本体11は、表示灯56を備えている。表示灯56は、装置本体11の上面11Dに設けられており、上面11Dから外側に突出している。表示灯56は、例えば、LED(light-emitting diode)を光源として用いた表示灯である。表示灯56は、本開示の技術に係る「表示灯」の一例である。
検出センサ50は、遠隔操作部12の着脱状態に応じた信号を制御装置36へ出力する。制御装置36において、制御部38C(図4参照)は、検出センサ50から出力された着脱状態情報51(図5参照)に基づいて表示灯56を制御する。図7に示す例では、遠隔操作部12が取り外されている場合に、制御装置36の制御下において表示灯56が点灯している。ユーザは、表示灯56の点灯を視認することで、遠隔操作部12の着脱状態を認識できる。
なお、ここでは、遠隔操作部12が取り外されている場合に、表示灯56が点灯する形態例を挙げて説明したが、これはあくまでも一例にすぎない。表示灯56が明滅してもよいし、表示灯56の色が着脱状態に応じて変化する(例えば、遠隔操作部12が取り付けられている場合には、青色であり、遠隔操作部12が取り付けられている場合には、赤色が点灯する)態様であってもよい。
以上説明したように、本第1変形例に係る放射線照射装置10では、装置本体11の上面11Dから外側に突出した表示灯56によって遠隔操作部12の着脱状態が報知される。装置本体11の上面11Dから表示灯56が突出していることで、ユーザは、遠隔操作部12の着脱状態を認識しやすくなる。
上記第1変形例では、装置本体11の上面11Dに表示灯56が設けられている形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。表示灯56が装置本体11の背面11Bに設けられてもよい。この場合、表示灯56が放射線の照射側と反対側に設けられているので、ユーザが報知の内容を確認する場合に、ユーザが放射線の照射側に位置しないので、放射線の誤曝射が抑制される。
また、上記第1変形例では、表示灯56によって遠隔操作部12の着脱状態が表示される形態例を挙げて説明したが、これはあくまでも一例にすぎない。表示灯56とともにディスプレイ22が設けられてもよい。
なお、上記第1実施形態及び第1変形例では、ディスプレイ22又は表示灯56によって視覚的に着脱状態が報知される形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、装置本体11に設けられたスピーカ(図示省略)によって音声による着脱状態の報知が行われてもよい。
<第2実施形態>
上記第1実施形態では、遠隔操作部12の着脱状態に応じてユーザに対する報知が行われる形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。本第2実施形態では、遠隔操作部12が取り付けられた場合に、遠隔操作部12と装置本体11とのペアリングが開始される。
一例として図8に示すように、遠隔操作部12が装置本体11に取り付けられると、検出センサ50は、着脱状態情報51を取得部38Aに出力する。ここで、着脱状態情報51は、遠隔操作部12が取り付けられたことを示す情報を含んでいる。図8に示す例では、着脱状態情報51として、電流値の時系列変化が出力されている。すなわち、着脱状態情報51として、遠隔操作部12が取り付けられる前の相対的に低い値から、遠隔操作部12が取り付けられた後の相対的に高い値への電流値の変化が出力されている。
検出部38Bは、取得部38Aから取得した着脱状態情報51に基づいて着脱状態を検出する。例えば、検出部38Bは、着脱状態情報51により示される電流値の変化を予め定められた差分と比較することで、着脱状態を検出する。具体的には、検出部38Bは、電流値の変化が、予め定められた差分より大きい正の値である場合に、遠隔操作部12が装置本体11に取り付けられたことを検出する。
遠隔操作部12が取り付けられたことが検出された場合、制御部38Cは、遠隔操作部12と装置本体11の無線通信部48とのペアリングが必要な場合において、ペアリングを開始させる。ここで、ペアリングとは、無線通信に先立って、無線通信部48と遠隔操作部12との相互間で通信相手として認識させる通信を指す。無線通信部48と遠隔操作部12とのペアリングが完了した後、無線通信部48と遠隔操作部12との無線通信が行われる。
以上説明したように、本第2実施形態に係る放射線照射装置10では、遠隔操作部12が装置本体11に取り付けられると、遠隔操作部12と装置本体11の無線通信部48とのペアリングが開始される。これにより、遠隔操作部12を装置本体11に取り付けるという単純な操作で遠隔操作部12と無線通信部48とのペアリングを行うことができる。この結果、設定画面を通じてユーザがペアリングを開始させる場合と比較して、ユーザの操作の手間を減らすことができる。
<第3実施形態>
上記第1実施形態では、遠隔操作部12の着脱状態に応じてユーザに対する報知が行われる形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。本第3実施形態では、遠隔操作部12の着脱状態に応じて放射線の照射に関する制御が行われる。
一例として図9に示すように、遠隔操作部12が装置本体11に取り付けられているとする。この場合、検出センサ50は、着脱状態情報51として遠隔操作部12が取り付けられた状態の信号を出力する。ここで、着脱状態情報51は、遠隔操作部12が取り付けられていることを示す情報を含む。図9に示す例では、着脱状態情報51として、遠隔操作部12が取り付けられる前の電流値と比較して、遠隔操作部12が取り付けられている状態の高い値の電流値が出力されている。
遠隔操作部12がと取り付けられている状態で、ユーザにより照射ボタン13Aが操作される。照射ボタン13Aが操作されると、照射開始指示49Aが、遠隔操作部12から無線通信部48に送信される。無線通信部48は、受信した照射開始指示49Aを取得部38Aに出力する。
取得部38Aは、検出センサ50から着脱状態情報51を取得する。また、取得部38Aは、無線通信部48から照射開始指示49Aを取得する。そして、取得部38Aは、着脱状態情報51を検出部38Bへ出力する。
検出部38Bは、遠隔操作部12の収容部24に対する着脱状態を検出する。ここで、着脱状態は、遠隔操作部12が装置本体11に取り付けられている状態を含む。例えば、検出部38Bは、着脱状態情報51により示される電流値が予め定められた値より高い場合、遠隔操作部12が装置本体11から取り付けられていることを検出する。
検出部38Bにより遠隔操作部12が取り付けられていることが検出された場合、制御部38Cは、取得部38Aから照射開始指示49Aを取得する。照射開始指示49Aが入力された場合、制御部38Cは、放射線の照射を禁止する。具体的には、照射開始指示49Aが入力された場合でも、制御部38Cは、放射線管15への放射線の照射のための電力の供給を停止する。これにより、遠隔操作部12が、装置本体11に取り付けられている場合には、被検者Aに対して放射線の照射が行われなくなる。
以上説明したように、本第3実施形態に係る放射線照射装置10では、プロセッサ38において、遠隔操作部12から照射開始指示49Aが入力された場合に、制御部38Cは、遠隔操作部12の着脱状態に応じて、放射線の照射に関する制御を行う。これにより、ユーザが遠隔操作部12の着脱状態を確認して、放射線の照射を開始させる場合と比較して、ユーザの作業を行う必要性が低減されるので、放射線照射装置10の利便性が向上する。
また、本第3実施形態に係る放射線照射装置10では、プロセッサ38において、遠隔操作部12から照射開始指示49Aが入力された場合に、制御部38Cは、遠隔操作部12が取り付けられている場合に、放射線の照射を禁止する。これにより、ユーザが装置本体11に近づいた状態での放射線の照射等、ユーザの意図しない放射線の照射が行われることが抑制される。
例えば、遠隔操作部12が装置本体11に取り付けられている状態ということは、遠隔操作部12を操作するユーザが、装置本体11に近い位置にいることを意味する。この状態で、放射線が照射されると、装置本体11に近い位置にいるユーザが少なからず被爆してしまう等、ユーザの意図しない放射線の照射が生じるおそれがある。本構成では、遠隔操作部12が装置本体11に取り付けられている場合には、照射開始指示49Aが受信されても制御部38Cにより放射線の照射が禁止されるので、ユーザの意図しない放射線の照射が抑制される。
(第2変形例)
上記第3実施形態では、遠隔操作部12の着脱状態に応じた制御として放射線の照射が禁止される形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。本第2変形例では、放射線を照射してもよいか否かの警告する制御が行われる。
一例として図10に示すように、取得部38Aは、検出センサ50から着脱状態情報51を取得する。また、取得部38Aは、無線通信部48から照射開始指示49Aを取得する。そして、取得部38Aは、着脱状態情報51を検出部38Bへ出力する。
検出部38Bにより遠隔操作部12が取り付けられていることが検出された場合、制御部38Cは、取得部38Aから照射開始指示49Aを取得する。照射開始指示49Aが入力された場合、制御部38Cは、放射線をしてもよいか否かの警告を行う。具体的には、照射開始指示49Aが受け付けられた場合、制御部38Cは、ディスプレイ22に警告メッセージ58を表示させる。図10に示す例では、警告メッセージ58として「放射線を照射しますか?」というテキストが表示される例が示されている。これにより、遠隔操作部12が、装置本体11に取り付けられている場合には、ユーザに対して放射線を照射してもよいかを確認することが実現される。
以上説明したように、本第2変形例に係る放射線照射装置10では、プロセッサ38において、遠隔操作部12から照射開始指示49Aが入力された場合に、制御部38Cは、遠隔操作部12が取り付けられている場合に、放射線を照射してもよいか否かの警告を行う。ユーザは、警告内容を確認した上で、放射線の照射を行うか、中断するかの判断ができる。これにより、ユーザの意図しない放射線の照射が行われることが抑制される。
例えば、遠隔操作部12が装置本体11に取り付けられている状態ということは、遠隔操作部12を操作するユーザが、装置本体11に近い位置にいることを意味する。この状態で、放射線が照射されると、装置本体11に近い位置にいるユーザが少なからず被爆してしまう等、ユーザの意図しない放射線の照射が生じるおそれがある。本構成では、遠隔操作部12が装置本体11に取り付けられている場合には、照射開始指示49Aが受信されると、放射線の照射をしてもよいか、警告が行われる。これにより、ユーザの意図しない放射線の照射が抑制される。
(第3変形例)
上記第3実施形態では、遠隔操作部12の着脱状態に応じた制御として放射線の照射が禁止される形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。本第3変形例では、放射線の照射を許可する制御が行われる。
一例として図11に示すように、遠隔操作部12が装置本体11から取り外されている場合、検出センサ50は、着脱状態情報51を出力する。図11に示す例では、着脱状態情報51として、遠隔操作部12が取り外される前の電流値と比較して、遠隔操作部12が取り外されている状態の低い値の電流値が出力されている。
取得部38Aは、検出センサ50から着脱状態情報51を取得する。また、取得部38Aは、無線通信部48から照射開始指示49Aを取得する。そして、取得部38Aは、着脱状態情報51を検出部38Bへ出力する。
検出部38Bにより遠隔操作部12が取り外されていることが検出された場合、制御部38Cは、取得部38Aから照射開始指示49Aを取得する。照射開始指示49Aが入力された場合、制御部38Cは、放射線の照射を許可する制御を行う。具体的には、制御部38Cは、照射開始指示49Aに基づいて、予め定められた管電圧、管電流、及び照射時間で、放射線Rを照射するように、放射線管15を制御する。
以上説明したように、本第3変形例に係る放射線照射装置10では、プロセッサ38において、遠隔操作部12から照射開始指示49Aが入力された場合に、制御部38Cは、遠隔操作部12が取り外されている場合に、放射線の照射を許可する。これにより、ユーザの意図しない放射線の照射が行われることが抑制される。
例えば、遠隔操作部12が装置本体11から取り外されている状態ということは、ユーザが装置本体11から十分離れた位置にいることを意味する。この状態では、放射線が照射されてもユーザへの影響は小さい。本構成では、遠隔操作部12が取り外されている場合には、放射線の照射が許可される。これにより、ユーザの意図しない放射線の照射が抑制される。
(第4変形例)
上記第1実施形態では、遠隔操作部12の着脱状態に応じた制御として放射線の照射が禁止される形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。本第4変形例では、放射線の照射の準備を開始する制御が行われる。
一例として図12に示すように、遠隔操作部12が装置本体11から取り外されると、検出センサ50は、着脱状態情報51を取得部38Aに出力する。ここで、着脱状態情報51は、遠隔操作部12が取り外されたことを示す情報を含んでいる。図12に示す例では、着脱状態情報51として、遠隔操作部12が取り外される前の相対的に高い値から、遠隔操作部12が取り外された後の相対的に低い値への電流値の変化が出力されている。
検出部38Bは、取得部38Aから取得した着脱状態情報51に基づいて着脱状態を検出する。例えば、検出部38Bは、具体的には、検出部38Bは、電流値の変化が、予め定められた差分より小さい負の値である場合に、遠隔操作部12が装置本体11に取り外されたことを検出する。
検出部38Bにより遠隔操作部12が取り付けられていることが検出された場合、制御部38Cは、放射線の照射準備を開始する。具体的には、制御部38Cは、駆動部(図示省略)に準備動作を開始させる。ここで、駆動部は、例えば、放射線管15に印加する高電圧を発生する高電圧発生部(図示省略)を含む。準備動作としては、高電圧発生部のトランスに昇圧を開始させる動作させることを含む。また、放射線管15が陰極として熱電子を放出するフィラメント(図示省略)を有する場合は、準備動作は、フィラメントに電流を流してフィラメントを加熱させる動作などを含む。
以上説明したように、本第4変形例に係る放射線照射装置10では、プロセッサ38において、制御部38Cは、遠隔操作部12が取り外された場合に、放射線の照射準備を開始する。これにより、放射線の照射の準備に要する時間が短縮されるので、放射線照射装置10の利便性が向上する。
なお、上記第1実施形態~第3実施形態に記載の制御部38Cにより実行される各種制御は、組み合わせて実行されてもよいことはもちろんである。すなわち、上記第1実施形態~第3実施形態に記載の制御が、着脱状態に応じて、適宜選択されて実行されてもよい。また、上記第1実施形態~第3実施形態に記載の制御のうちの何れを行うかを予めユーザが選択できるようにしてもよい。
<第4実施形態>
上記第1実施形態~第3実施形態及び各変形例では、検出センサ50によって遠隔操作部12の着脱状態に応じた信号が出力される形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。本第4実施形態では、遠隔操作部12との無線通信によって受信する信号強度に基づいて、装置本体11と遠隔操作部12との距離(以下単に、「通信距離」とも称する)が導出され、さらに、通信距離に基づいて着脱状態が検出される。
一例として図13に示すように、無線通信部48は、遠隔操作部12との間で無線通信を行う。無線通信部48は、無線通信によって受信する信号強度を示す情報である信号強度情報60を出力する。ここで、無線通信における信号強度は、通信距離に応じて変化する。すなわち、遠隔操作部12と装置本体11が近い場合には、信号強度は比較的大きく、遠隔操作部12と装置本体11が離れている場合には、信号強度は比較的小さくなる。
取得部38Aは、無線通信部48から信号強度情報60を取得する。また、取得部38Aは、電源ボタン52から電源操作情報53を取得する。そして、取得部38Aは、信号強度情報60を検出部38Bへ出力する。
検出部38Bは、遠隔操作部12と第1無線通信部48との間の無線通信の信号強度に基づいて、通信距離を導出する。例えば、検出部38Bは、距離導出テーブル(図示省略)を用いて、通信距離を導出する。距離導出テーブルは、信号強度を入力値とし、通信距離を出力値とするテーブルである。検出部38Bは、距離導出テーブルを用いて、信号強度に応じた通信距離を導出し、制御部38Cへ出力する。
なお、ここでは、距離導出テーブルを用いて通信距離が導出される例を挙げたが、これはあくまでも一例に過ぎず、距離演算式が用いられてもよい。距離演算式は、信号強度を独立変数とし、通信距離を従属変数とする演算式である。
そして、検出部38Bは、導出した通信距離に基づいて遠隔操作部12の着脱状態を検出する。例えば、検出部38Bは、予め定められた値と通信距離とを比較することで、遠隔操作部12の着脱状態を判定する。具体的には、検出部38Bは、導出した通信距離が予め定められた値(例えば、5m)以上である場合には、遠隔操作部12が装置本体11に取り付けられていないことを検出する。
遠隔操作部12が取り付けられていないことが検出された場合、制御部38Cは、取得部38Aから電源操作情報53を取得する。そして、制御部38Cは、電源操作情報53に基づいて電源を切る操作が行われたか否かを判定する。電源を切る操作が行われたと判定した場合、制御部38Cは、遠隔操作部12が取り付けられていないことを警告する制御を実行する。制御部38Cは、警告メッセージ54をディスプレイ22に対して表示させる。ユーザは、ディスプレイ22に表示された警告メッセージ54(図6参照)を視認することで、遠隔操作部12の着脱状態を認識できる。
以上説明したように、本第4実施形態に係る放射線照射装置10では、プロセッサ38において、検出部38Bは、遠隔操作部12との無線通信によって得られた信号強度に基づく通信距離に基づいて遠隔操作部12の着脱状態が検出される。これにより、着脱状態を検出するためのセンサを別途設けることなく、着脱状態を検出することが実現されるので、放射線照射装置10の構成が簡素化される。
なお、上記実施形態では、遠隔操作部12が収容部24に収容された状態において、内壁面34は、遠隔操作部12の裏面12B以外の全ての面と対向する形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、遠隔操作部12が収容部24に収容された状態において、遠隔操作部12の操作面12Aが露出する態様であってもよい。また、遠隔操作部12が収容部24に収容された状態において、遠隔操作部12の複数の面が露出する態様であってもよい。すなわち、収容部24が装置本体11の角部を切り欠いて形成され、遠隔操作部12のうちの2つの面を介して収容部24に取り付けられる態様であってもよい。
また、遠隔操作部12が装置本体11に着脱自在であれば、本開示の技術は成立する。例えば、遠隔操作部12の1つの面を介して装置本体11の外周面に取り付けられる態様であってもよいし、装置本体11に設けられたフックに遠隔操作部12の一部が引っ掛けられる態様であってもよい。
また、上記実施形態では、遠隔操作部12と装置本体11とが無線通信を行う形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。遠隔操作部12と装置本体11とは、有線通信を行ってもよい。
また、上記実施形態では、ストレージ40に制御プログラム40Aが記憶されている形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、制御プログラム40AがSSD又はUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの記憶媒体(図示省略)に記憶されていてもよい。記憶媒体は、可搬型のコンピュータ読取可能な非一時的記憶媒体である。記憶媒体に記憶されている制御プログラム40Aは、放射線照射装置10にインストールされる。プロセッサ38は、制御プログラム40Aに従って処理を実行する。
また、ネットワークを介して放射線照射装置10に接続される他のコンピュータ又はサーバ等の記憶装置に制御プログラム40Aを記憶させておき、放射線照射装置10の要求に応じて制御プログラム40Aがダウンロードされ、放射線照射装置10にインストールされるようにしてもよい。つまり、本実施形態で説明したプログラム(プログラム製品)は、記録媒体で提供するほか、外部のコンピュータから配信する形態であっても良い。
また、上記実施形態では、放射線照射装置10のプロセッサ38、ストレージ40、RAM42、及び外部I/F44がコンピュータとして例示されているが、本開示の技術はこれに限定されず、コンピュータに代えて、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、及び/又はPLD(Programmable Logic Device)を含むデバイスを適用してもよい。また、コンピュータに代えて、ハードウェア構成及びソフトウェア構成の組み合わせを用いてもよい。
上記実施形態で説明した処理を実行するハードウェア資源としては、次に示す各種のプロセッサを用いることができる。プロセッサとしては、例えば、ソフトウェア、すなわち、プログラムを実行することで、処理を実行するハードウェア資源として機能する汎用的なプロセッサであるCPUが挙げられる。また、プロセッサとしては、例えば、FPGA、PLD、又はASICなどの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路が挙げられる。何れのプロセッサにもメモリが内蔵又は接続されており、何れのプロセッサもメモリを使用することで処理を実行する。
処理を実行するハードウェア資源は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ、又はCPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、処理を実行するハードウェア資源は1つのプロセッサであってもよい。
1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが、処理を実行するハードウェア資源として機能する形態がある。第2に、SoC(System-on-a-chip)などに代表されるように、処理を実行する複数のハードウェア資源を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、処理は、ハードウェア資源として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて実現される。
これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路を用いることができる。また、上記の画像処理はあくまでも一例である。従って、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
以上に示した記載内容及び図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用、及び効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用、及び効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容及び図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことは言うまでもない。また、錯綜を回避し、本開示の技術に係る部分の理解を容易にするために、以上に示した記載内容及び図示内容では、本開示の技術の実施を可能にする上で特に説明を要しない技術常識等に関する説明は省略されている。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
上記実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
<付記1>
放射線を照射する装置本体と、
上記装置本体を遠隔操作可能な遠隔操作部と、
プロセッサと、
を備え、
上記プロセッサは、
上記遠隔操作部の上記装置本体に対する着脱状態を検出し、
検出された上記着脱状態に応じて上記装置本体の動作の制御を実行する
放射線照射装置。
<付記2>
上記装置本体は、ユーザに対して報知を行う報知部をさらに備え、
上記制御は、上記報知部に対して上記着脱状態に関する報知を行わせることを含む
付記1に記載の放射線照射装置。
<付記3>
上記制御は、上記遠隔操作部が上記装置本体から取り外されている状態で、上記装置本体の機能の少なくとも一部を停止させる操作が行われた場合に上記遠隔操作部が上記装置本体に取り付けられていないことを上記報知部に報知させることを含む
付記2に記載の放射線照射装置。
<付記4>
上記装置本体の機能の少なくとも一部を停止させる操作は、上記装置本体の電源を切る操作である
付記3に記載の放射線照射装置。
<付記5>
上記装置本体において上記放射線を照射する照射窓が設けられた面を前面とした場合に、上記報知部は、上記装置本体の上記前面と反対側の面である背面に設けられたディスプレイである
付記2から付記4の何れか一つに記載の放射線照射装置。
<付記6>
上記報知部は、上記装置本体の外周面から外側に突出した表示灯である
付記2から付記4の何れか一つに記載の放射線照射装置。
<付記7>
無線通信に先立って、上記装置本体と上記遠隔操作部との相互間で通信相手として認識させるペアリングが必要な場合において、
上記制御は、上記遠隔操作部が上記装置本体に取り付けられたと判定された場合に、上記ペアリングを開始させることを含む
付記1から付記6の何れか一つに記載の放射線照射装置。
<付記8>
上記プロセッサは、上記放射線の照射を開始させる指示である照射開始指示が上記遠隔操作部から入力された場合に、上記制御として、上記照射に関する制御を実行する、
付記1から付記7の何れか一つに記載の放射線照射装置。
<付記9>
上記照射に関する制御は、上記遠隔操作部が上記装置本体に取り付けられている場合に、上記装置本体による上記放射線の照射を禁止すること、又は照射してよいか否かを警告することを含む
付記8に記載の放射線照射装置。
<付記10>
上記照射に関する制御は、上記遠隔操作部が上記装置本体から取り外されている場合に、上記装置本体による上記放射線の照射を許可することを含む
付記8又は付記9に記載の放射線照射装置。
<付記11>
上記制御は、上記遠隔操作部が上記装置本体から取り外された場合に、上記放射線の照射の準備を開始することを含む
付記1から付記10の何れか一つに記載の放射線照射装置。
<付記12>
上記プロセッサは、
上記遠隔操作部から無線通信によって受信する信号強度に基づいて、上記遠隔操作部と上記装置本体との間の通信距離を導出し、
導出された上記通信距離に基づいて、上記着脱状態を検出する
付記1から付記11の何れか一つに記載の放射線照射装置。
10 放射線照射装置
11 装置本体
11A 前面
11B 背面
11C 把持部材
11D 上面
12 遠隔操作部
12A 操作面
12B 裏面
12C 磁性体
13A 照射ボタン
13B 撮影ボタン
14 三脚
15 放射線管
16 検出器
17 固定部
18 筒状部
20 スキンガード
22 ディスプレイ
24 収容部
26 照射野限定器
28 照射窓
30 撮影窓
34 内壁面
34A 下面
36 制御装置
38 プロセッサ
38A 取得部
38B 検出部
38C 制御部
40 ストレージ
40A 照射制御プログラム
42 RAM
44 外部I/F
46 バス
47 光学カメラ
48 無線通信部
49 操作指示
49A 照射開始指示
50 検出センサ
50A 磁力センサ
51 着脱状態情報
52 電源ボタン
53 電源操作情報
54,58 警告メッセージ
56 表示灯
60 信号強度情報
A 被検者
B ユーザ
F 焦点
L 直線
R 放射線
RA 中心軸
X,Y,Z 矢印
本開示の技術に係る第1の態様は、放射線を照射する装置本体と、装置本体を遠隔操作可能であり、かつ装置本体に着脱自在な遠隔操作部と、プロセッサと、を備え、プロセッサは、遠隔操作部の装置本体に対する着脱状態を検出し、検出された着脱状態に応じて装置本体の動作の制御を実行する放射線照射装置である。
一例として図2に示すように、装置本体11は、左右方向に長手方向を有する略直方体形状を有している。装置本体11の前面11Aには、放射線R照射方向に向かって突出する筒状部18が設けられている。前面11Aは、本開示の技術に係る「前面」の一例である。筒状部18の内部には、後述する照射野限定器(コリメータとも呼ばれる)及び照射窓が取り付けられている。また、筒状部18の先端には、スキンガード20が取り付けられている。スキンガード20は、装置本体11と被検者Aとの間に必要な間隔を確保するためのもので、被検者Aに対して装置本体11が過度に接近した状態で放射線Rが照射されることを抑制する。
ストレージ40は、各種プログラム及び各種パラメータ等を記憶する不揮発性の記憶装置である。ストレージ40としては、例えば、フラッシュメモリ(例えば、EEPROM(electrically erasable and programmable read only memory)及びSSD(Solid State Drive)等)及び/又はHDD(Hard Disk Drive)が挙げられる。なお、フラッシュメモリ及びHDDは、あくまでも一例に過ぎず、フラッシュメモリ、HDD磁気抵抗メモリ、及び強誘電体メモリのうちの少なくとも1つをストレージ40として用いてもよい。
なお、ここでは、遠隔操作部12が取り外されている場合に、表示灯56が点灯する形態例を挙げて説明したが、これはあくまでも一例にすぎない。表示灯56が明滅してもよいし、表示灯56の色が着脱状態に応じて変化する(例えば、遠隔操作部12が取り付けられている場合には、青色であり、遠隔操作部12が取り外されている場合には、赤色が点灯する)態様であってもよい。
検出部38Bにより遠隔操作部12が取り付けられていることが検出された場合、制御部38Cは、取得部38Aから照射開始指示49Aを取得する。照射開始指示49Aが入力された場合、制御部38Cは、放射線を照射してもよいか否かの警告を行う。具体的には、照射開始指示49Aが受け付けられた場合、制御部38Cは、ディスプレイ22に警告メッセージ58を表示させる。図10に示す例では、警告メッセージ58として「放射線を照射しますか?」というテキストが表示される例が示されている。これにより、遠隔操作部12が、装置本体11に取り付けられている場合には、ユーザに対して放射線を照射してもよいかを確認することが実現される。
(第4変形例)
上記第実施形態では、遠隔操作部12の着脱状態に応じた制御として放射線の照射が禁止される形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。本第4変形例では、放射線の照射の準備を開始する制御が行われる。
検出部38Bは、取得部38Aから取得した着脱状態情報51に基づいて着脱状態を検出する。具体的には、検出部38Bは、電流値の変化が、予め定められた差分より小さい負の値である場合に、遠隔操作部12が装置本体11に取り外されたことを検出する。
検出部38Bは、遠隔操作部12と無線通信部48との間の無線通信の信号強度に基づいて、通信距離を導出する。例えば、検出部38Bは、距離導出テーブル(図示省略)を用いて、通信距離を導出する。距離導出テーブルは、信号強度を入力値とし、通信距離を出力値とするテーブルである。検出部38Bは、距離導出テーブルを用いて、信号強度に応じた通信距離を導出し、制御部38Cへ出力する。
<付記1>
放射線を照射する装置本体と、
上記装置本体を遠隔操作可能であり、かつ装置本体に着脱自在な遠隔操作部と、
プロセッサと、
を備え、
上記プロセッサは、
上記遠隔操作部の上記装置本体に対する着脱状態を検出し、
検出された上記着脱状態に応じて上記装置本体の動作の制御を実行する
放射線照射装置。
<付記2>
上記装置本体は、ユーザに対して報知を行う報知部をさらに備え、
上記制御は、上記報知部に対して上記着脱状態に関する報知を行わせることを含む
付記1に記載の放射線照射装置。
<付記3>
上記制御は、上記遠隔操作部が上記装置本体から取り外されている状態で、上記装置本体の機能の少なくとも一部を停止させる操作が行われた場合に上記遠隔操作部が上記装置本体に取り付けられていないことを上記報知部に報知させることを含む
付記2に記載の放射線照射装置。
<付記4>
上記装置本体の機能の少なくとも一部を停止させる操作は、上記装置本体の電源を切る操作である
付記3に記載の放射線照射装置。
<付記5>
上記装置本体において上記放射線を照射する照射窓が設けられた面を前面とした場合に、上記報知部は、上記装置本体の上記前面と反対側の面である背面に設けられたディスプレイである
付記2から付記4の何れか一つに記載の放射線照射装置。
<付記6>
上記報知部は、上記装置本体の外周面から外側に突出した表示灯である
付記2から付記4の何れか一つに記載の放射線照射装置。
<付記7>
無線通信に先立って、上記装置本体と上記遠隔操作部との相互間で通信相手として認識させるペアリングが必要な場合において、
上記制御は、上記遠隔操作部が上記装置本体に取り付けられたと判定された場合に、上記ペアリングを開始させることを含む
付記1から付記6の何れか一つに記載の放射線照射装置。
<付記8>
上記プロセッサは、上記放射線の照射を開始させる指示である照射開始指示が上記遠隔操作部から入力された場合に、上記制御として、上記照射に関する制御を実行する、
付記1から付記7の何れか一つに記載の放射線照射装置。
<付記9>
上記照射に関する制御は、上記遠隔操作部が上記装置本体に取り付けられている場合に、上記装置本体による上記放射線の照射を禁止すること、又は照射してよいか否かを警告することを含む
付記8に記載の放射線照射装置。
<付記10>
上記照射に関する制御は、上記遠隔操作部が上記装置本体から取り外されている場合に、上記装置本体による上記放射線の照射を許可することを含む
付記8又は付記9に記載の放射線照射装置。
<付記11>
上記制御は、上記遠隔操作部が上記装置本体から取り外された場合に、上記放射線の照射の準備を開始することを含む
付記1から付記10の何れか一つに記載の放射線照射装置。
<付記12>
上記プロセッサは、
上記遠隔操作部から無線通信によって受信する信号強度に基づいて、上記遠隔操作部と上記装置本体との間の通信距離を導出し、
導出された上記通信距離に基づいて、上記着脱状態を検出する
付記1から付記11の何れか一つに記載の放射線照射装置。
10 放射線照射装置
11 装置本体
11A 前面
11B 背面
11C 把持部材
11D 上面
12 遠隔操作部
12A 操作面
12B 裏面
12C 磁性体
13A 照射ボタン
13B 撮影ボタン
14 三脚
15 放射線管
16 検出器
17 固定部
18 筒状部
20 スキンガード
22 ディスプレイ
24 収容部
26 照射野限定器
28 照射窓
30 撮影窓
34 内壁面
34A 下面
36 制御装置
38 プロセッサ
38A 取得部
38B 検出部
38C 制御部
40 ストレージ
40A 制御プログラム
42 RAM
44 外部I/F
46 バス
47 光学カメラ
48 無線通信部
49 操作指示
49A 照射開始指示
50 検出センサ
50A 磁力センサ
51 着脱状態情報
52 電源ボタン
53 電源操作情報
54,58 警告メッセージ
56 表示灯
60 信号強度情報
A 被検者
B ユーザ
F 焦点
L 直線
R 放射線
RA 中心軸
X,Y,Z 矢印

Claims (12)

  1. 放射線を照射する装置本体と、
    前記装置本体を遠隔操作可能であり、かつ前記装置本体に着脱自在な遠隔操作部と、
    プロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、
    前記遠隔操作部の前記装置本体に対する着脱状態を検出し、
    検出された前記着脱状態に応じて前記装置本体の動作の制御を実行する
    放射線照射装置。
  2. 前記装置本体は、ユーザに対して報知を行う報知部をさらに備え、
    前記制御は、前記報知部に対して前記着脱状態に関する報知を行わせることを含む
    請求項1に記載の放射線照射装置。
  3. 前記制御は、前記遠隔操作部が前記装置本体から取り外されている状態で、前記装置本体の機能の少なくとも一部を停止させる操作が行われた場合に前記遠隔操作部が前記装置本体に取り付けられていないことを前記報知部に報知させることを含む
    請求項2に記載の放射線照射装置。
  4. 前記装置本体の機能の少なくとも一部を停止させる操作は、前記装置本体の電源を切る操作である
    請求項3に記載の放射線照射装置。
  5. 前記装置本体において前記放射線を照射する照射窓が設けられた面を前面とした場合に、前記報知部は、前記装置本体の前記前面と反対側の面である背面に設けられたディスプレイである
    請求項2に記載の放射線照射装置。
  6. 前記報知部は、前記装置本体の外周面から外側に突出した表示灯である
    請求項2に記載の放射線照射装置。
  7. 無線通信に先立って、前記装置本体と前記遠隔操作部との相互間で通信相手として認識させるペアリングが必要な場合において、
    前記制御は、前記遠隔操作部が前記装置本体に取り付けられたと判定された場合に、前記ペアリングを開始させることを含む
    請求項1に記載の放射線照射装置。
  8. 前記プロセッサは、前記放射線の照射を開始させる指示である照射開始指示が前記遠隔操作部から入力された場合に、前記制御として、前記照射に関する制御を実行する、
    請求項1に記載の放射線照射装置。
  9. 前記照射に関する制御は、前記遠隔操作部が前記装置本体に取り付けられている場合に、前記装置本体による前記放射線の照射を禁止すること、又は照射してよいか否かを警告することを含む
    請求項8に記載の放射線照射装置。
  10. 前記照射に関する制御は、前記遠隔操作部が前記装置本体から取り外されている場合に、前記装置本体による前記放射線の照射を許可することを含む
    請求項8に記載の放射線照射装置。
  11. 前記制御は、前記遠隔操作部が前記装置本体から取り外された場合に、前記放射線の照射の準備を開始することを含む
    請求項1に記載の放射線照射装置。
  12. 前記プロセッサは、
    前記遠隔操作部から無線通信によって受信する信号強度に基づいて、前記遠隔操作部と前記装置本体との間の通信距離を導出し、
    導出された前記通信距離に基づいて、前記着脱状態を検出する
    請求項1に記載の放射線照射装置。
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