JP2024090706A - 電気消毒器 - Google Patents
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Abstract
【課題】照明器具との連動の制御が適切に実施される電気消毒器を提供すること。【解決手段】実施形態によれば、電気消毒器は、除菌・脱臭動作をする除菌・脱臭部を備えている。電気消毒器は、検知部と制御部とを備える。検知部は、人の存在を検出する。制御部は、除菌・脱臭部の動作を制御する第1の信号を除菌・脱臭部に出力するとともに、電気消毒器と同一の電源系統に接続された照明器具の動作を制御する第2の信号を電源系統を介して出力する。制御部は、除菌・脱臭部の動作と照明器具の動作とを連動させると設定された場合、検知部によって人の存在が検出されたときには除菌・脱臭部の動作を開始させるための第1の信号を出力するとともに、照明器具を点灯させるための第2の信号を電源系統を介して出力し、検知部によって人の存在が検出されないときには除菌・脱臭部の動作を停止させるための第1の信号を出力するとともに、照明器具を消灯させるための第2の信号を電源系統を介して出力する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、電気消毒器に関する。
施設の空間除菌及び脱臭をする電気消毒器が知られている。電気消毒器として、例えば紫外線(UV)を使って空間の空気の除菌をしつつ、光触媒によって脱臭された空気をファンの回転によって空間に循環させるものが知られている。
通常、電気消毒器は、単体で用いられる。このため、電気消毒機器は複数の動作モードを備えていて動作モード毎に定められた設定で動作する。動作モードの設定は、通常、電気消毒器に備えられているスイッチ又はリモコンをユーザが操作することによって行われる。
ここで、電気消毒器は、1日のうちのある時刻に運転を開始し、そのまま常時運転しつつ、1日のうちの別のある時刻に運転を停止するように使われることが多い。このような使われ方は、照明器具と類似している。したがって、電気消毒器と照明器具とが連動して制御されることが今後増えていくと予想される。一方で、照明器具は、省エネルギー化及び節電の観点から小まめに消灯及び点灯されることもあるものでもある。電気消毒器についてはこまめな運転開始と運転停止とが求められていないので、必要に応じて電気消毒器と照明器具とが連動せずに制御されることも必要である。
本発明が解決しようとする課題は、照明器具との連動の制御が適切に実施される電気消毒器を提供することである。
実施形態によれば、電気消毒器は、除菌・脱臭動作をする除菌・脱臭部を備えている。電気消毒器は、検知部と制御部とを備える。検知部は、人の存在を検出する。制御部は、除菌・脱臭部の動作を制御する第1の信号を除菌・脱臭部に出力するとともに、電気消毒器と同一の電源系統に接続された照明器具の動作を制御する第2の信号を電源系統を介して出力する。制御部は、除菌・脱臭部の動作と照明器具の動作とを連動させると設定された場合、検知部によって人の存在が検出されたときには除菌・脱臭部の動作を開始させるための第1の信号を出力するとともに、照明器具を点灯させるための第2の信号を電源系統を介して出力し、検知部によって人の存在が検出されないときには除菌・脱臭部の動作を停止させるための第1の信号を出力するとともに、照明器具を消灯させるための第2の信号を電源系統を介して出力する。
本発明によれば、照明器具との連動の制御が適切に実施される電気消毒器が提供される。
実施形態に係る電気消毒器(1)は、除菌・脱臭動作をする除菌・脱臭部(15)を備えている。電気消毒器(1)は、検知部(14)と、制御部(163)とを備える。検知部(14)は、人の存在を検出する。制御部(163)は、除菌・脱臭部(15)の動作を制御する第1の信号を除菌・脱臭部(15)に出力するとともに、電気消毒器(1)と同一の電源系統に接続された照明器具(2)の動作を制御する第2の信号を電源系統を介して出力する。制御部(163)は、除菌・脱臭部(15)の動作と照明器具(2)の動作とを連動させると設定された場合、検知部(14)によって人の存在が検出されたときには除菌・脱臭部(15)の動作を開始させるための第1の信号を出力するとともに、照明器具(2)を点灯させるための第2の信号を電源系統を介して出力し、検知部(14)によって人の存在が検出されないときには除菌・脱臭部(15)の動作を停止させるための第1の信号を出力するとともに、照明器具(2)を消灯させるための第2の信号を電源系統を介して出力する。
また、実施形態において、制御部(163)は、除菌・脱臭部(15)の動作の制御と照明器具(2)の動作の制御とを連動させないと設定されたときには、検知部(14)によって人の存在が検出されないときであっても、除菌・脱臭部(15)の動作を継続させるための第1の信号を出力する。
また、実施形態において、除菌・脱臭部(15)の動作の制御と照明器具(2)の動作の制御とを連動させるか否かの設定は、電気消毒器(1)の外部機器(5)の操作によって行われる。
また、実施形態において、制御部(163)は、第2の信号を電気消毒器(1)と同一の電源系統に接続された電気消毒器(1)及び照明器具(2)とは別の器具(3)を経由して照明器具(2)に出力する。
また、実施形態において、検知部(14)は、人感センサ、画像センサ及び空気質センサの少なくとも何れかを含む。
以上の構成によれば、照明器具との連動/非連動の制御が適切に実施される。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、電気消毒器を含む照明システムが使用される環境の一例を示す図である。実施形態に係る照明システムは、部屋Rに配設される。部屋Rは、オフィス環境、カフェ、貸会議室、ファミリーレストランといった各種の施設に設けられ得る。さらに、ここでは、「部屋」と記載しているが、実施形態に係る部屋Rは、コンサート会場といった各種の施設内に設けられてもよい。
部屋Rの天井、側壁等の壁面には、電気消毒器1と、照明器具2と、電気消毒器3とが設けられている。電気消毒器1と、照明器具2と、電気消毒器3とは、同じ電源系統に接続されている。つまり、電気消毒器1と、照明器具2と、電気消毒器3とは、共通の交流電源4からの電力を受けて動作し得る。
電気消毒器1は、照明光源11を一体的に含む電気消毒器である。電気消毒器1は、着脱可能な照明光源11と一体であってもよいし、着脱不可能な照明光源11と一体であってもよい。電気消毒器1は、照明光源11を用いて部屋Rの空間を照明する。照明光源11は、発光ダイオード(LED)等によって構成される可視光源である。照明光源11は、非LED(Light Emitting Diode)の蛍光灯、電球であってもよい。電気消毒器1は、部屋Rの空気を自装置の中へ吸い込み、吸い込んだ空気を処理した後、自装置から吐き出すように構成されている。図1では、電気消毒器1による空気の循環経路が矢印A1で示されている。電気消毒器1は、紫外線(UV)光源や、光触媒を備えており、紫外線や光触媒の作用によって、自装置に吸い込んだ空気に対して、殺菌、除菌、減菌、滅菌、脱臭のいずれかの処理を行う。電気消毒器1には、接続線との接続のための端子台12と送り端子台13とが設けられている。さらに、電気消毒器1には、人感センサ14が設けられている。人感センサ14は検知部の一例である。人感センサ14は、例えば部屋Rの検知範囲内の熱源を検出することによって室内の人の有無を検出する。人感センサ14は、例えば赤外線領域に感度を持つフォトダイオードであり得る。この他、人感センサ14は、部屋Rの室内の人の有無を検出できるセンサであればよい。例えば、人感センサ14は、画像センサであり得る。画像センサは、例えばCMOSイメージセンサを備え、部屋Rの室内の画像を検出する。また、人感センサ14に代えて空気質センサが設けられていてもよい。空気質センサは、例えば半導体式ガスセンサ等を備え、部屋Rにおける空気質に関する情報、例えば室内のCO2の量、SO2の量、PM(粒子状物質)の量、VOC(揮発性有機化合物)の量といった情報を検出し、その検出された情報から人の有無を検出する。
照明器具2は、照明光源21を用いて部屋Rの空間を照明するように構成されている。照明光源21は、LED等によって構成される可視光源である。照明器具2には、接続線との接続のための端子台22と端子台23とが設けられている。図1において照明器具2には、人感センサ14が設けられていない。一方で、照明器具2に人感センサが設けられていてもよい。
電気消毒器3は、照明光源を含まない電気消毒器である。電気消毒器3は、電気消毒器1から着脱可能な照明光源11と、照明光源11の駆動に関係する部材と、を取り外した構成であってもよい。この場合、電気消毒器3は、取り外した照明光源11の代わりに別のユニットが取り付けられていてもよい。電気消毒器3は、電気消毒器1と同様に、部屋Rの空気を自装置の中へ吸い込み、吸い込んだ空気を処理した後、自装置から吐き出すように構成されている。図1では、電気消毒器3による空気の循環経路が矢印A3で示されている。電気消毒器3には、接続線との接続のための端子台31と送り端子台32とが設けられている。さらに、電気消毒器3には、人感センサ33が設けられている。人感センサ33は、例えば赤外線領域に感度を持つフォトダイオードを備えており、例えば部屋Rの検知範囲内の熱源を検出することによって室内の人の有無を検出する。
交流電源4は、電気消毒器1、照明器具2及び電気消毒器3に電力を供給するための例えば単相3線電源である。交流電源4は、必ずしも単相3線電源に限定されるものではない。電気消毒器1、照明器具2及び電気消毒器3は、端子台又は送り端子台によって交流電源4に接続されている。具体的には、端子台12の第1の端子と端子台23の第1の端子とは、部屋Rの第1の壁面に設けられた壁スイッチ5が接続される第1の接続線に接続されている。また、端子台12の第2の端子と端子台31の第1の端子とは、部屋Rの第1の壁面に設けられた壁スイッチ5が接続される第2の接続線に接続されている。また、端子台12の第3の端子と、端子台23の第2の端子と、端子台31の第2の端子とは、第3の接続線に接続されている。また、端子台22の第1の端子と送り端子台32の第1の端子とは、第1の接続線によって接続されている。また、端子台22の第2の端子と送り端子台32の第2の端子とは、第2の接続線によって接続されている。また、端子台31の第3の端子は、部屋Rの第2の壁面に設けられた壁スイッチ5が接続される第1の接続線に接続されている。
壁スイッチ5は、部屋Rの例えば側壁面に設けられており、部屋Rに滞在しているユーザが電気消毒器1、照明器具2、電気消毒器3の操作をするためのスイッチ等を含む外部機器である。
以下、電気消毒器1についてさらに詳しく説明する。図2は、電気消毒器1の外観斜視図である。図2に示すように、電気消毒器1は、筐体底面と筐体底側側面に開口が設けられるとともに、筐体底面に可視光を照射する照明光源11を備えている。そして、開口から部屋Rの空気を吸い込んだり、開口から部屋Rへ空気を吐き出したり、照明光源11から部屋Rへ可視光を照射したりすることができるように部屋Rの例えば天井に設置される。
図3は、電気消毒器1の内部の構成を示す断面図である。図3に示すように、電気消毒器1は、照明光源11と、紫外線(UV)光源15と、制御基板16と、光触媒フィルタ17と、ファン18とを有する。
前述したように、照明光源11は、発光ダイオード(LED)等によって構成される可視光源である。照明光源11からの照明光は、部屋Rの室内に照射される。
UV光源15は、例えばUV-Aと呼ばれる315nm-400nmの紫外線を照射する除菌・脱臭部として動作する光源である。UV光源15は、光触媒フィルタ17と面するように設置され、光触媒フィルタ17に紫外線を照射する。UV光源15は、UV-Cと呼ばれる100nm-280nmの紫外線を照射する光源を有していてもよい。
制御基板16は、照明光源11の駆動回路、UV光源15の駆動回路、人感センサ14のセンサ信号等の検出回路、ファン18の駆動回路等の電気消毒器1に関わる各種の制御のための回路が搭載された基板である。制御基板16は、変圧回路等を介して端子台12及び送り端子台13と電気的に接続され、交流電源4から供給される電力に従って動作し得る。
光触媒フィルタ17は、光触媒を備えたフィルタである。光触媒は、UV-Aの照射によって活性酸素及びOHラジカルを生成する。この活性酸素及びOHラジカルによって、光触媒フィルタ17を通過する空気の除菌・脱臭が行われ得る。
ファン18は、回転することによって、光触媒フィルタ17を通過した除菌・脱臭された空気電気消毒器1の内部を循環させて部屋Rに排出させる。ここで、図3では、電気消毒器1の内部での空気の循環経路が矢印で示されている。すなわち、一例の電気消毒器1は、底面から流入した空気を内部で除菌・脱臭し、側面から排出するように構成されている。
図4は、電気消毒器1の制御基板16に実装される回路ブロックの構成を示す図である。図4に示すように、制御基板16は、UV光源15の点灯回路161と、照明光源11の点灯回路162と、制御部の一例である検出回路163と、点滅器164とを有している。ここで、図4では、ファン18の駆動回路についての図示は省略されている。実際には、制御基板16には、ファン18の駆動回路も設けられている。ここで、図4は、電気消毒器1の回路ブロックを示している。一方で、照明器具2は、概略的には点灯回路161が省略された構成を有していればよい。また、電気消毒器3は、概略的には点灯回路162が省略された構成を有していればよい。
点灯回路161は、UV光源15を点灯させるための回路である。点灯回路161は、検出回路163からの点灯信号を受けたときに、端子台12を介して供給される電力に基づいてUV光源15を点灯させるための制御信号を生成し、生成した制御信号をUV光源15に出力する。
点灯回路162は、照明光源11を点灯させるための回路である。点灯回路162は、検出回路163からの点灯信号を受けたときに、端子台12を介して供給される電力に基づいて照明光源11を点灯させるための制御信号を生成し、生成した制御信号を照明光源11に出力する。
検出回路163は、人感センサ14からの信号及び壁スイッチ5からの信号と、事前に設定された照明動作と除菌・脱臭動作の連動/非連動の設定とに基づいて、点灯回路161及び/又は点灯回路162に点灯信号を出力する。また、検出回路163は、点滅器164に対しても点灯信号を出力し得る。検出回路163は、例えばプロセッサ及び記憶媒体を備える。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイコン、FPGA(Field Programmable Gate Array)及びDSP(Digital Signal Processor)等であってよい。なお、本実施形態における、照明(動作)と、電気消毒器(動作)と、の連動とは、照明と電気消毒器とが一緒に動作すること、または、照明と電気消毒器のどちらか一方の動作に関連付けられて他方が動作すること、を指す。例えば、連動の一例としては、照明と電気消毒器とが同じタイミングで動作を開始し、同じタイミングで動作を終了する。また、連動の一例としては、照明が動作を終了したタイミングで、電気消毒器が動作を開始する。
点滅器164は、例えば、検出回路163から送信された信号が入力されることによって開閉動作が行われるように構成された開閉器である。点滅器164が閉じることにより、交流電源4から端子台12に送られた電力が送り端子台か接続線に送られる。点滅器164は、スイッチであってもよい。
図5は、一例の壁スイッチ5について示す図である。壁スイッチ5は、例えば照明設定スイッチ51と、連動設定スイッチ52と、点灯継続時間設定ツマミ53と、除菌継続時間設定ツマミ54とを有する。壁スイッチ5のこれらのスイッチ等が操作された場合には、スイッチ等の操作に応じた操作信号が検出回路163に入力される。検出回路163は、操作信号に応じて照明設定、連動設定、点灯継続時間設定、除菌継続時間設定を更新する。なお、点灯継続時間設定ツマミ53と、除菌継続時間設定ツマミ54と、はツマミでなくてもよく、例えばディップスイッチなど、所定の手法でパラメータを設定可能な手段であればどのような手段を用いて実現されてもよい。
照明設定スイッチ51は、電気消毒器1及び照明器具2の照明動作の設定をするためのスイッチであり、例えば、タンブラスイッチである。照明設定スイッチ51は、例えば「入」、「切」の2つの状態を取る。「入」は、照明光源11を点灯させる設定である。照明設定スイッチ51が「入」となっているときには、検出回路163は、人感センサ14によって人の存在が検出されているときには点灯回路162による点灯を実施させるための点灯信号を出力し、人感センサ14によって人の存在が検出されていないときには点灯回路162による消灯を実施させるための点灯信号を出力する。「切」は、照明光源を消灯させる設定である。照明設定スイッチ51が「切」となっているときには、検出回路163は、人感センサ14の信号の状態によらずに点灯回路162による消灯を実施させるための点灯信号を出力する。
ここで、図1の例では、照明器具2には、人感センサが備えられていないが、照明器具2の照明光源21は、電気消毒器1と連動して動作する電気消毒器3の送り端子台32から入力される点灯信号に従って点灯/消灯し得る。したがって、照明設定スイッチ51の設定に応じて照明器具2の照明光源21も人感センサ14の信号の状態に応じて点灯/消灯し得る。照明器具2の照明光源21は、電気消毒器1の送り端子台13から入力される点灯信号に従って点灯/消灯するように構成されてもよい。
連動設定スイッチ52は、照明と電気消毒との連動/非連動の設定をするためのスイッチであり、例えば、タンブラスイッチである。連動設定スイッチ52は、例えば「連動」、「非連動」の2つの状態を取る。「連動」は、照明動作と除菌・脱臭動作とを連動させる設定である。連動設定スイッチ52が「連動」となっているときには、検出回路163は、照明光源11の点灯/消灯と合わせるように点灯回路161に点灯信号の出力/出力停止を切り替える。つまり、検出回路163は、照明光源11の点灯回路162の制御状態と、UV光源15の点灯回路161の制御状態とを連動させるように、点灯回路161と、点灯回路162と、を制御する。「非連動」は、照明動作と除菌・脱臭動作とを連動させない設定である。連動設定スイッチ52が「非連動」となっているときには、検出回路163は、照明光源11の点灯/消灯の状態によらずに予め設定された時間の経過後に点灯回路161への点灯信号の出力を停止する。
点灯継続時間設定ツマミ53は、人感センサ14によって人の不在が検出された後の照明光源の点灯の継続時間を設定するためのツマミである。点灯継続時間設定ツマミ53は、例えば「1分」、「30秒」、「0秒」の3つの状態を取る。「1分」は、人の不在が検出された後の1分後に照明光源を消灯させる設定である。「30秒」は、人の不在が検出された後の30秒後に照明光源を消灯させる設定である。「0秒」は、人の不在が検出された直後に照明光源を消灯させる設定である。なお、点灯継続時間設定ツマミ53の状態の数は、図5で示した3つの状態に限るものではない。
除菌継続時間設定ツマミ54は、人感センサ14によって人の不在が検出された後の電気消毒器の除菌・脱臭動作の継続時間を設定するためのツマミである。除菌継続時間設定ツマミ54は、例えば「1分」、「30秒」、「0秒」の3つの状態を取る。「1分」は、人の不在が検出された後の1分後に除菌・脱臭動作の運転を停止させる設定である。「30秒」は、人の不在が検出された後の30秒後に除菌・脱臭動作の運転を停止させる設定である。「0秒」は、人の不在が検出された直後に除菌・脱臭動作の運転を停止させる設定である。なお、除菌継続時間設定ツマミ54の設定は、連動設定スイッチ52が「連動」の状態のときだけ反映されてよい。また、除菌継続時間設定ツマミ54の状態の数は、図5で示した3つの状態に限るものではない。
以下、照明システムの動作を説明する。図6は、連動設定スイッチ52が「非連動」であるときの電気消毒器1、照明器具2、電気消毒器3の動作の一例を示すタイミングチャートである。ここで、図6の「交流電源」は、交流電源4の状態を示す。図6の「電気消毒器 除菌・脱臭」は、電気消毒器1及び電気消毒器3の除菌・脱臭動作の状態を示す。図6の「電気消毒器 照明」は、電気消毒器1の照明動作の状態を示す。図6の「照明器具 照明」は、照明器具2の照明動作の状態を示す。図6の「壁スイッチ」は、壁スイッチ5の状態を示す。図6の「人感センサ」は、人感センサ14の状態を示す。
交流電源4は、例えば1日のある時刻にオンした後、常時オンのままであり、1日の別のある時刻になったときにオフになる。
連動設定スイッチ52が「非連動」の状態であるとき、電気消毒器1及び電気消毒器3による除菌・脱臭動作は、基本的には、交流電源4と同様に例えば1日のある時刻に運転を開始し、常時運転を継続し、1日の別のある時刻になったときに停止する。
一方で、連動設定スイッチ52が「非連動」の状態であっても、少なくとも一部の電気消毒器1の照明動作と、少なくとも一部の照明器具2の照明動作とは連動するように構成されていてもよい。すなわち、電気消毒器1の照明光源11と照明器具2の照明光源21とは、壁スイッチ5がオンで、かつ、人感センサ14によって人の存在が検出されているときに点灯する(図6においては、タイミング61からタイミング62の間)。一方で、電気消毒器1の照明光源11と照明器具2の照明光源21とは、壁スイッチ5がオンであっても、人感センサ14によって人の不在が検出されているときには消灯する(図6においては、タイミング62からタイミング63の間)。また、電気消毒器1の照明光源11と照明器具2の照明光源21とは、人感センサ14によって人の存在が検出されているときであっても、壁スイッチ5がオフであるときには消灯する(図6においては、タイミング64からタイミング65の間)。
このように、実施形態では、照明光源を点灯させる際には人感センサ14の状態が優先され、照明光源を消灯させる際には壁スイッチ5の状態が優先される。そして、連動設定スイッチ52が「非連動」の状態の場合、電気消毒器1及び電気消毒器3による除菌・脱臭動作は、壁スイッチ5の状態及び人感センサ14の状態によらずに継続される。
ここで、図6は、点灯継続時間設定ツマミ53が「0秒」の状態の例である。点灯継続時間設定ツマミ53が「1分」又は「30秒」のときには、電気消毒器1の照明光源11と照明器具2の照明光源21とは、人感センサ14によって人の不在が検出された後の設定時間の経過後に消灯する。
図7は、連動設定スイッチ52が「連動」であるときの電気消毒器1、照明器具2、電気消毒器3の動作を示すタイミングチャートである。図7の「交流電源」、「電気消毒器 除菌・脱臭」、「電気消毒器 照明」、「照明器具 照明」、「壁スイッチ」、「人感センサ」は、図6と同様の状態を示す。
連動設定スイッチ52が「連動」である場合であっても、交流電源4は、例えば1日のある時刻にオンした後、常時オンのままであり、1日の別のある時刻になったときにオフになる。
連動設定スイッチ52が「連動」の状態であるとき、電気消毒器1及び電気消毒器3による除菌・脱臭動作は、少なくとも一部の電気消毒器1の照明動作と、少なくとも一部の照明器具2の照明動作と連動するように構成されていてもよい。前述したように、電気消毒器1の照明光源11と照明器具2の照明光源21とは、壁スイッチ5がオンで、かつ、人感センサ14によって人の存在が検出されているときに点灯する(図7においては、タイミング71からタイミング72の間)。さらに、連動設定スイッチ52が「連動」の状態であるとき、電気消毒器1及び電気消毒器3による除菌・脱臭動作も、壁スイッチ5がオンで、かつ、人感センサ14によって人の存在が検出されているときに運転を継続する(図7においては、タイミング71からタイミング72の間)。一方で、電気消毒器1の照明光源11と照明器具2の照明光源21とは、壁スイッチ5がオンであっても、人感センサ14によって人の不在が検出されているときには消灯する(図7においては、タイミング72からタイミング73の間)。同様に、連動設定スイッチ52が「連動」の状態であるとき、電気消毒器1及び電気消毒器3による除菌・脱臭動作も運転を停止する(図7においては、タイミング72からタイミング73の間)。また、電気消毒器1の照明光源11と照明器具2の照明光源21とは、人感センサ14によって人の存在が検出されているときであっても、壁スイッチ5がオフであるときには消灯する(図7においては、タイミング74からタイミング75の間)。一方で、連動設定スイッチ52が「連動」の状態であって人感センサ14によって人の存在が検出されているときには、壁スイッチ5がオフであっても電気消毒器1及び電気消毒器3による除菌・脱臭動作は運転を継続する(図7においては、タイミング74からタイミング75の間)。
このように、実施形態では、照明光源を点灯させる際には人感センサ14の状態が優先され、照明光源を消灯させる際には壁スイッチ5の状態が優先される。そして、連動設定スイッチ52が「連動」の状態の場合、電気消毒器1及び電気消毒器3による除菌・脱臭動作は、人感センサ14の状態に連動する。
ここで、図7は、点灯継続時間設定ツマミ53及び除菌継続時間設定ツマミ54が「0秒」の状態の例である。点灯継続時間設定ツマミ53が「1分」又は「30秒」のときには、電気消毒器1の照明光源11と照明器具2の照明光源21とは、人感センサ14によって人の不在が検出された後の設定時間の経過後に消灯する。同様に、除菌継続時間設定ツマミ54が「1分」又は「30秒」のときには、電気消毒器1及び電気消毒器3の除菌・脱臭動作は、人感センサ14によって人の不在が検出された後の設定時間の経過後に運転を停止する。
以上説明したように本実施形態では、壁スイッチ5の状態によって端子台及び送り端子台によって1つの電源系統に接続された電気消毒器の除菌・脱臭動作と照明器具の照明動作との連動/非連動を適切に制御することができる。つまり、照明の消灯動作については人感センサの状態よりも壁スイッチの状態が優先される。これは、室内のユーザが意図を持って消灯の操作をしたと考えられるためである。また、照明の点灯動作については壁スイッチの状態よりも人感センサの状態が優先される。これは、室内にユーザが入った時点で照明が点灯することによってユーザの手間の軽減が図られるためである。さらには、電気消毒器の除菌・脱臭動作と照明器具の照明動作との連動/非連動が切り替えられることにより、個々のユーザに適した除菌・脱臭動作と照明器具の照明動作が実施され得る。
また、実施形態では、除菌・脱臭動作と照明器具の照明動作との連動/非連動の設定は、電気消毒器1のような照明光源を一体的に備えた電気消毒機器においても反映される。したがって、電気消毒器1のような照明光源を一体的に備えた電気消毒機器においても通常の照明器具及び通常の電気消毒器と同様の動作をさせることも可能である。
[変形例]
以下、実施形態の変形例を説明する。前述の実施形態では、照明の点灯動作については壁スイッチの状態よりも人感センサの状態が優先されるとされているが、照明の点灯動作についても壁スイッチの状態のほうが人感センサの状態よりも優先されてもよい。壁スイッチの状態と人感センサの状態のどちらを優先させるかを壁スイッチの操作によってユーザが設定できてもよい。
以下、実施形態の変形例を説明する。前述の実施形態では、照明の点灯動作については壁スイッチの状態よりも人感センサの状態が優先されるとされているが、照明の点灯動作についても壁スイッチの状態のほうが人感センサの状態よりも優先されてもよい。壁スイッチの状態と人感センサの状態のどちらを優先させるかを壁スイッチの操作によってユーザが設定できてもよい。
また、前述の実施形態では、1つの壁スイッチによって電気消毒器と照明器具の両方がされるものとされているが、電気消毒器と照明器具とで別々の壁スイッチが設けられていてもよい。また、壁スイッチに代えてリモートコントローラの操作によって前述した壁スイッチと同様の設定等が実施されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…電気消毒器、2…照明器具、3…電気消毒器、4…交流電源、5…壁スイッチ、11…照明光源、12…端子台、13…送り端子台、14…人感センサ、15…紫外線(UV)光源、16…制御基板、17…光触媒フィルタ、18…ファン、21…照明光源、22…端子台、23…端子台、31…端子台、32…送り端子台、33…人感センサ、51…照明設定スイッチ、52…連動設定スイッチ、53…点灯継続時間設定ツマミ、54…除菌継続時間設定ツマミ、161…点灯回路、162…点灯回路、163…検出回路、164…点滅器。
Claims (5)
- 除菌・脱臭動作をする除菌・脱臭部を備えた電気消毒器であって、
人の存在を検出する検知部と;
前記除菌・脱臭部の動作を制御する第1の信号を前記除菌・脱臭部に出力するとともに、前記電気消毒器と同一の電源系統に接続された照明器具の動作を制御する第2の信号を前記電源系統を介して出力する制御部と;
を具備し、
前記制御部は、
前記除菌・脱臭部の動作の制御と前記照明器具の動作の制御とを連動させると設定された場合、
前記検知部によって人の存在が検出されたときには前記除菌・脱臭部の動作を開始させるための前記第1の信号を出力するとともに、前記照明器具を点灯させるための前記第2の信号を前記電源系統を介して出力し、
前記検知部によって人の存在が検出されないときには前記除菌・脱臭部の動作を停止させるための前記第1の信号を出力するとともに、前記照明器具を消灯させるための前記第2の信号を前記電源系統を介して出力する、
電気消毒器。 - 前記制御部は、
前記除菌・脱臭部の動作の制御と前記照明器具の動作の制御とを連動させないと設定されたときには、前記検知部によって人の存在が検出されないときであっても、前記除菌・脱臭部の動作を継続させるための前記第1の信号を出力する、
請求項1に記載の電気消毒器。 - 前記除菌・脱臭部の動作の制御と前記照明器具の動作の制御とを連動させるか否かの設定は、前記電気消毒器の外部機器の操作によって行われる、
請求項1に記載の電気消毒器。 - 前記制御部は、前記第2の信号を前記電気消毒器と同一の電源系統に接続された前記電気消毒器及び前記照明器具とは別の器具を経由して前記照明器具に出力する、
請求項1に記載の電気消毒器。 - 前記検知部は、人感センサ、画像センサ及び空気質センサの少なくとも何れかを含む、
請求項1に記載の電気消毒器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022206773A JP2024090706A (ja) | 2022-12-23 | 2022-12-23 | 電気消毒器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022206773A JP2024090706A (ja) | 2022-12-23 | 2022-12-23 | 電気消毒器 |
Publications (1)
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---|---|
JP2024090706A true JP2024090706A (ja) | 2024-07-04 |
Family
ID=91714921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022206773A Pending JP2024090706A (ja) | 2022-12-23 | 2022-12-23 | 電気消毒器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2024090706A (ja) |
-
2022
- 2022-12-23 JP JP2022206773A patent/JP2024090706A/ja active Pending
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