JP2007135677A - 空気清浄器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 騒音が小さく軽量薄型とされた空気清浄器を提供する。
【解決手段】 空気を吸い込む入口(12)と、吸い込んだ空気を紫外線照射してオゾンを発生させる複数の紫外線ランプ(20)と、空気を吐き出す出口(14)とを備える空気清浄器(10)において、各紫外線ランプの外部に取り付けられた外部電極(28)と、各紫外線ランプ及び各外部電極に接続されたインバータとを備える。このインバータは、各紫外線ランプ及び各外部電極に対して入口側から出口側に向かって順次位相の遅れた矩形波を供給することを繰り返す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気清浄器であって、さらに詳細には、空気を紫外線照射することによりオゾンを発生させ、オゾンによって殺菌と消臭を行うともに、騒音を減らした空気清浄器に関する。
空気に紫外線を照射するとオゾンが発生することが知られている。そして、オゾンは、強力な酸化剤であり、この酸化力により殺菌、消毒、脱臭、漂白及び鎮痛作用を発揮することも知られている。オゾンを発生させるためには、空気の紫外線照射の他にも、空気中での無声放電、電解質膜の電気分解等があるが、空気の紫外線照射が、装置が簡単でコストも安くしかも安全性が高く、最も利用し易い。
空気の紫外線照射で発生させたオゾンを利用した空気清浄器としては、下記非特許文献1及び2に記載されたようなものが知られている。この空気清浄器は、ファンで吸い込んだ空気を紫外線ランプ等の紫外線源で照射してオゾンを発生させ、このオゾンの強力な酸化力で空気の殺菌と消臭を行った後に、残ったオゾンをオゾン分解触媒で酸素に分解して、殺菌と消臭のなされた空気を吐き出すものである。また、この空気清浄器は、電源スイッチを入れてから、所定時間たつとタイマーが働き、電源スイッチが切れるようにもなっていて、有毒なオゾンを必要以上に発生しないようにもしている。
新井浩一,渡辺 聰,山本 隆,熊谷知哉:院内感染予防のための脱臭・除菌用オゾン発生装置の試作,日本歯科道具学会誌,No.6,P.34〜36,2000年. 新井浩一:歯科材料・器械、第22巻第2号、P.126、2003年
前記非特許文献1及び2に開示された空気清浄器は、ファンによって空気を吸い込み吐き出すものであるから、ファンモータの回転音やファンの風切り音等が騒音となるうえ、ファンとファンモータの存在によって、空気清浄器が厚くなるとともに重くなるという問題があった。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであって、騒音が小さく軽量薄型とされた空気清浄器を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、空気を吸い込む入口と、吸い込んだ空気を紫外線照射してオゾンを発生させる複数の紫外線源と、空気を吐き出す出口とを備える空気清浄器において、前記各紫外線源の外部に取り付けられた外部電極と、前記各紫外線源及び前記各外部電極に接続された紫外線源電源回路とを備え、前記紫外線源電源回路は、前記各紫外線源及び前記各外部電極に対して前記入口側から出口側に向かって順次位相の遅れた電圧波を供給することを繰り返すことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記紫外線源は複数本づつの複数組に分けられ、前記紫外線源電源回路は、各組の各紫外線源及び各外部電極に対して前記入口側から出口側に向かって順次位相の遅れた電圧波を供給することを繰り返すことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、最も前記出口寄りに配置された組の紫外線源は、オゾンを分解する紫外線を放射するものとし、その他の組の紫外線源は、空気を紫外線照射してオゾン及びイオンを発生させるものとしたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1、2又は3に係る発明において、前記紫外線源と前記出口との間にオゾン分解光触媒を設置したことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1、2、3又は4に係る発明において、前記紫外線源を囲むベルトと、前記ベルトの内側に付着されたオゾン分解光触媒と、前記ベルトを駆動するベルト駆動手段と、前記オゾン分解光触媒表面の汚れを除去するワイパーとを備えたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1、2、3、4又は5に係る発明の空気清浄器において、その厚さ50mm以内として、壁又はパーテーション内に組み込めることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1、2、3、4又は5に係る発明の空気清浄器の出口が天井に取り付けられたノズルに連通されていて、該ノズルから室内に空気を吹き出すことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1、2、3、4又は5に係る発明の空気清浄器が移動可能に設置されたことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1から8のいずれかに係る発明において、人感知センサによって人を感知したときは、前記紫外線源を点灯しないようにする制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項5に係る発明において、人感知センサによって人を感知したときは、前記ベルト駆動手段を作動させないようにする制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、紫外線源電源回路が各紫外線源及び各外部電極に対して入口側から出口側に向かって順次位相の遅れた電圧波を供給するから、この空気清浄器では、入口側から出口側に向かって高電位又は低電位の部分が移動する。この高電位又は低電位の部分の移動に伴って空気中のイオンが引きずられて加速され、このイオンに空気も引きずられるから、この空気清浄器では、ファンを用いることなく、入口から空気を吸い込み、出口から吐き出すことができる。このように、この空気清浄器は、ファン用いないから、モータの回転やファンの風切り音等の騒音がなく静かである。しかも、この空気清浄器は、ファンとファンモータが無いため薄型軽量化され、設置するスペースが少なくて済むので便利である。
請求項2に係る発明によれば、さらに、紫外線源は複数本づつの複数組に分けられ、紫外線源電源回路は、各組の各紫外線源及び各外部電極に対して入口側から出口側に向かって順次位相の遅れた電圧波を供給することを繰り返すから、一度に複数の紫外線源から出される多量の紫外線により多量のオゾンを発生させて殺菌消臭できるとともに、一度に多量に発生したイオンを複数の外部電極で加速して風量を増加させることができる。
請求項3に係る発明によれば、さらに、最も出口寄りに配置された組の紫外線源は、オゾンを分解する紫外線を放射するものとし、その他の組の紫外線源は、空気を紫外線照射してオゾン及びイオンを発生させるものとしたから、殺菌消臭のために発生させたオゾンを、最も出口寄りに配置された組の紫外線源によって分解して酸素に戻すから、有害なオゾンが除去され安全である。この際、最も出口寄りに配置された組の紫外線源は、オゾンを分解するだけでなく、外部電極によってイオンを加速することによって風量を増加させるから、オゾン分解触媒でオゾンを分解するものに比べて、風量を増加させることができる。
請求項4に係る発明によれば、さらに、紫外線源と出口との間にオゾン分解光触媒を設置したから、このオゾン分解光触媒でも殺菌消臭後の余剰オゾンを分解して酸素にし、有毒なオゾンを出さないようにできていっそう安全である。
請求項5に係る発明によれば、さらに、紫外線源を囲むベルトと、ベルトの内側に付着されたオゾン分解光触媒と、ベルトを駆動するベルト駆動手段と、ベルトの汚れを除去するワイパーとを備えたから、オゾン分解光触媒によって、殺菌消臭後の余剰オゾンを分解して酸素にする。そして、ベルトを駆動してワイパーでオゾン分解光触媒表面の汚れを除去できるので、オゾン分解光触媒の能力を常に良好に維持できるので、いっそう安全である。
請求項6に係る発明によれば、さらに、空気清浄器において、その厚さ50mm以内として、壁又はパーテーション内に組み込めるようにしたから、スペースを取らないうえ、ハウスシック症候群を予防できる。また、病院のベッドとベッドとの間や、歯科チェアと歯科チェアとの間のパーテーション内に組み込み、出口から殺菌消臭後の空気をエアカーテンとして吹き出すことにより、肺炎やMRSA(耐性黄色ブドウ球菌)等の病原菌の感染を予防できる。さらに、養鶏場や豚舎や牛舎等のパーテーション内に組み込み、出口から殺菌消臭後の空気をエアカーテンとして吹き出すことにより、鳥インフルエンザ等の伝染病を予防できる。
請求項7に係る発明によれば、さらに、空気清浄器の出口が天井に取り付けられたノズルに連通されていて、該ノズルから室内に殺菌消臭後の空気を吹き出すから、吹き出された空気によるエアカーテンで室内の特定の区域を病原菌から守ることができる。
請求項8に係る発明によれば、さらに、空気清浄器が移動可能に設置されたから、所望の個所に殺菌消臭後の空気を吹き出して所望の区域を病原菌から守ることができるとともに、空気清浄器がじゃまなときは簡単にじゃまにならない場所へ移動させることができて便利である。例えば、コンビニのおでん鍋を病原菌か守るため、通常は空気清浄器からコンビニのおでん鍋の上方に空気を吹き出しているが、おでんを取り出すときは空気清浄器を下方へ移動させてじゃまにならないようにできる。
請求項9に係る発明によれば、さらに、人感知センサによって人を感知したときは、紫外線源を点灯しないようにする制御手段を備えたから、人がいるときにオゾンを発生することがなくなり安全である。
請求項10に係る発明によれば、さらに、人感知センサによって人を感知したときは、ベルト駆動手段を作動させないようにする制御手段を備えたから、人がいるときにベルト駆動手段が騒音を発生することがない。
以下、図面に基づいて、本発明の空気清浄器の第1実施例を説明する。図1は、この空気清浄器の縦断面図である。図2は、この空気清浄器の配線図である。図3は、この空気清浄器の紫外線源電源回路から出力される電圧波を示す図である。
図1に示したように、この空気清浄器10は、下方に入口12を有し上方に出口14を有するハウジング16内に、上下方向へ延びるブラケット18が固定され、このブラケット18上に紫外線源である9本の紫外線ランプ20を水平に上下方向に9段に並べて配置している。ハウジング16内面及びブラケット18表面は、紫外線を良く反射する反射面にされていて、紫外線が有効にオゾン発生に利用されるようになっている。入口12と出口14には、風量と風向調節用のルーバ22が取り付けられている。また、入口12付近と出口14付近には、それぞれ吸い込んだ空気又は吐き出す空気から塵埃や細菌等を除去するフィルタ24が配置されている。
紫外線ランプは、特に紫外線を多く発生させる放電管であり、通常、タングステン(W)電極を備えていて、アルゴン(Ar)ガスと水銀(Hg)ガスを0.3%程度封入して、内圧を50mmHg程度としている。
本実施例では、通常の紫外線ランプを用いてもよいが、改良された紫外線ランプを用いる。この改良された紫外線ランプは、アルゴンガスと水銀ガスの他に、塩化水素(HCl)ガス又は沃化水素(HI)ガスを0.01%〜0.1%封入するとともに、六硼化ガドリニウム(GdB)の電極を備える。塩化水素ガス又は沃化水素ガスは、赤外線スペクトルを発生させるので、放電管内のガスが速く加熱され、1分以内に所定の安定した放電電流に達して所望のオゾンを発生する。これに対して、従来の紫外線ランプは、所望のオゾンを発生する放電電流に達するまでに数分を要していた。このため、本実施例の紫外線ランプは、従来の紫外線ランプよりも省電力を実現できる。
ただし、塩化水素ガス又は沃化水素ガスを入れすぎると、放電電圧が高くなって、不経済である。さらに速やかに所定の放電電流に達するようにするには、電極面積を従来のものの50%〜75%程度に小さくし、放電管の内圧を25mmHg〜35mmHgと従来のものよりも低くすることが望ましい。また、六硼化ガドリニウムの電極は、従来のタングステンの電極よりも塩化水素ガス又は沃化水素ガスに冒され難く、放電管を長寿命化させるためのものである。
紫外線ランプ20に替えて、エキシマランプ、紫外線LED(発光ダイオード)等の適宜紫外線源の使用が可能である。エキシマランプとは、有毒な水銀を使用しないようにした紫外線ランプで、ハロゲンガス及び不活性ガスを含む無水銀の混合ガスを封入した紫外線ランプである。なお、有害な水銀を封入している紫外線ランプは、近いうちに使用禁止になるから注意を要する。
本実施例では、9本の紫外線ランプ20は、3本づつの3組A、B、Cに分けられる。入口12側の2組A、Bの紫外線ランプ20は、波長170〜200nmの紫外線を出すものであり、空気を紫外線照射することにより、殺菌するとともにオゾンとイオンを発生させる。出口14側の1組Cの紫外線ランプ20は、波長200〜360nmの紫外線を出すものであり、オゾンに吸収されてオゾンを酸素に戻す働きを有するとともに、紫外線による殺菌作用が強い。
図2に示したように、紫外線ランプ20は、内部に一対の内部電極26が設けられていて、内部電極26間で放電させることにより、紫外線を発生させるものである。この紫外線ランプ20は、さらに表面に外部電極28を固定している。外部電極28は、1本の導線又は細長い金属板からなり、誘電体(絶縁体)30でカバーされるとともに、この誘電体30によって紫外線ランプ20表面に固着される。
コンセントから得られた電灯線電圧は、プラグ32、電源コード34、電源回路36に加えられる。電源回路36は、マイコン38と紫外線源電源回路であるインバータ40に電力を供給する。電源回路36とインバータ40との間には、紫外線源スイッチ42が介在される。マイコン36からの指令で紫外線源スイッチ42がONになると、インバータ40が紫外線ランプ20を点灯するに必要な電圧を発生する。
インバータ40は、3本の給電線44A、44B、44Cそれぞれに、図3に示したように、紫外線ランプ20を作動させるに必要な電圧で120°づつ位相のずれた負極性の矩形波(パルス)46A、46B、46Cを送り出す。この矩形波46A、46B、46Cは、各紫外線ランプ20の一方の内部電極26と外部電極に加えられる。各紫外線ランプ20の他方の内部電極26はアースされており、各紫外線ランプ20とは直列に安定器(図示省略)が接続される。ここで、矩形波46A、46B、46Cを負極性とするのは、空気中では、−イオンよりも+イオンが生成されやすいので、+イオンを外部電極28に引き付け易くするためである。
ところで、インバータ40は、完全な矩形波を出力する必要はなく、三相交流を生成し、この三相交流を紫外線ランプ20の作動に必要なだけ昇圧し、これを半波整流したような電圧波等、適宜波形の電圧波を入口12側から出口14側に向かって120°づつ位相を遅らしながら供給するものでもよい。
紫外線源スイッチ42からの出力はパイロットランプ48にも加えられ、紫外線源スイッチ42がONになるとパイロットランプ48が点灯して、空気清浄器10が作動していることが分かるようになっている。パイロットランプ40には、消費電力の小さなLED(発光ダイオード)を用いる。
マイコン38には、人感知センサ50と手動スイッチ52が接続される。人感知センサ50は、人又は動物から放射される赤外線を検出することにより、人又は動物の存在を検出するものである。手動スイッチ52は、紫外線源スイッチ42を強制的にONするものである。
マイコン30は、時計を内蔵していて、図示しない表示部に時間を表示する他、設定時間毎に紫外線源スイッチ52をONとして、空気清浄器10を作動開始させて殺菌消臭を行い、空気清浄器10の作動開始から設定された作動継続時間が経過すると、紫外線源スイッチ42をOFFとして、空気清浄器10を作動停止して殺菌消臭を終了するものである。ただし、人感知センサ20が人又は動物の存在を検出しているときは、設定時間になった場合にも紫外線源スイッチ14をONとせずに、人感知センサ50によって人又は動物の存在を検出できなくなってから、紫外線源スイッチ42をONとして殺菌消臭を開始し、設定された作動継続時間後に紫外線源スイッチ42をOFFとして殺菌消臭を終了する。これで、有毒なオゾンを人又は動物がいるときは発生させないようにするとともに、過剰なオゾン発生を防止して、安全を図ることができる。手動スイッチ52の操作で紫外線源スイッチ42をONとした場合も、設定された作動継続時間が経過すると、紫外線源スイッチ42をOFFとなって、空気清浄器10を作動停止するようになっている。
空気清浄器10を作動させる設定時間及び作動継続時間は、図示しないキーによって、殺菌消臭する室の大きさ等に応じて調節できるようにする。この設定時間の間隔が長過ぎたり、作動継続時間が短すぎると、殺菌効果が不充分となり、この設定時間間隔が短過ぎたり、作動継続時間が長すぎると有毒のオゾンの発生量が多くなって危険だからである。設定時間又は作動継続時間の設定操作したときは、操作した内容が表示部に表示されるようになっていて、それらの操作を容易にしている。
次に、この空気清浄器10の動作について説明する。紫外線源スイッチ42がONになると、インバータから3本の給電線44A、44B、44Cそれぞれに120°づつ位相のずれた矩形波46A、46B、46Cが送り出される。
最初の矩形波46Aは、紫外線ランプ20の各組A、B、C内で最も入口12側の紫外線ランプ20の外部電極28と一方の内部電極26とに加えられる。これで、矩形波46Aを加えられた3本の紫外線ランプ20が点灯して紫外線による殺菌がなされるとともに、オゾンとイオンが発生し、オゾンによる空気の殺菌と消臭がなされる。ただし、最も出口14側の組Cの紫外線ランプ20は、オゾンを分解して酸素に戻している。
次の矩形波46Bは、各組A、B、C内で真中に位置する紫外線ランプ20の外部電極28と一方の内部電極26とに加えられる。これで、矩形波46Aを加えられた場合と同様に、空気の殺菌と消臭がなされ、最も出口14側の組Cの紫外線ランプ20によってオゾンが分解されて酸素に戻されている。
次の矩形波46Cは、各組A、B、C内の最も出口14側の紫外線ランプ20の外部電極28と一方の内部電極26とに加えられる。これで、矩形波46Aを加えられた場合と同様に、空気の殺菌と消臭がなされ、最も出口14側の組Cの紫外線ランプ20によってオゾンが分解されて酸素に戻されている。
この間、各紫外線ランプ20の外部電極28には、入口12側から出口14側に向かって順次位相の遅れた矩形波46A、46B、46Cが供給されるから、入口12側から出口14側に向かって低電位の部分が移動する。この低電位の部分の移動に伴って空気中の+イオンが引きずられて加速され、この+イオンに空気も引きずられて加速されるから、ファンを用いることなく、入口12から空気を吸い込み、出口14から吐き出すことができる。また、紫外線ランプ20により空気が加熱されることによる対流によっても、空気を入口12から吸い込み出口14から吐き出す作用が増強される。
こうして、各組A、B、C内の各紫外線ランプ20が入口12側から出口14側に向かって順次点灯することを繰り返すことにより、入口12から吸い込んだ汚れた空気は殺菌と消臭がなされ、きれいになった空気が出口14から吐き出される。この際、最も出口14側の組Cの紫外線ランプ20によってオゾンの多くは分解され酸素に戻る。また、最も出口14側の組Cの紫外線ランプ20付近では、オゾン分解光触媒54がハウジング16内面に塗布されていて、このオゾン分解光触媒54によっても、オゾンを分解して酸素に戻すようにもしている。これで、出口14からは、極力オゾンが出ないようにされている。
ところで、インバータ40から出力される矩形波46A、46B、46Cは、図示しないつまみで、周波数変更可能にされるとともに、パルス幅変調可能にもされている。周波数を変えることによって風速の調節を行うことができ、パルス幅を変えることによって殺菌消臭能力を調節できる。
本実施例の空気清浄器10によれば、ファン用いずに、空気を主に電気力によって加速しているから、モータの回転やファンの風切り音等の騒音がなく静かである。しかも、ファンとモータが無いから薄くできるうえ軽量化もできる。こうして、薄型軽量化された本実施例の空気清浄器10は、設置するスペースが少なくて済むので便利である。また、人感知センサ50によって人又は動物を感知したときは、マイコン38は紫外線ランプ20を点灯しないように制御するから、人又は動物がいるときにオゾンを発生することがなくなり安全である。
図4に本発明の第2実施例を示す。本実施例では、空気清浄器10の入口12付近と出口14付近に配置された一対のプーリ56間にベルトが58掛け渡されていて、このベルト58内に9本の紫外線ランプ20が配置されている。ベルト58の内面にはオゾン分解光触媒54が付着されている。オゾン分解光触媒54表面の汚れを除去するワイパー60と、ワイパー60に水分を補給する給水部62も備えらる。一方のプーリ56はモータ64に連結されている。このモータ64は、第1実施例のマイコン38と同じ機能のマイコンからの指令で動作する。
このマイコンは、その他、設定時間毎にモータ64を回転させて、オゾン分解光触媒54表面を清掃して汚れを除去し、清掃開始から設定された作動継続時間が経過すると、モータ64を停止させて、オゾン分解光触媒54表面の清掃を終了させる働きもある。ただし、人感知センサ50が人又は動物の存在を検出しているときは、設定時間になった場合にも、オゾン分解光触媒54表面の清掃を開始せずに、人感知センサ50によって人又は動物の存在を検出できなくなってから、オゾン分解光触媒54表面の清掃を開始し、設定された作動継続時間後にオゾン分解光触媒54表面の清掃を終了する。これで、人又は動物がいるときは、騒音が発生させないようにするとともに、オゾン分解光触媒54で過剰なオゾン分解するから安全である。さらに、ときどきベルト58を駆動してワイパー60でオゾン分解光触媒54表面の汚れを除去できるので、オゾン分解光触媒58の能力を常に良好に維持でき、いっそう安全である。
これ以外は、本実施例は、前記第1実施例と同じであるから、図4に図1と共通な部分に同じ符号を付すに止めて、これ以上の説明は省略する。
ところで、本発明は、前記実施例のものに限るものではなく、例えば、次のように種々の変形が可能である。
前記両実施例では、最も出口14側の組Cにオゾン分解用の紫外線ランプ20を用いたが、全部の紫外線ランプ20をオゾンとイオン発生用のものとしてもよい。この場合は、有害なオゾンを除去するため、出口14の前にオゾン分解用触媒を配置することが望ましい。
前記両実施例では、紫外線ランプ20を3本づつの3組A、B、Cに分けたが、必ずしも紫外線ランプ20を3本づつの3組A、B、Cに分けずに、9本で1組としてもよい。この場合は、9本の紫外線ランプ20に入口12側から出口14側に向かって位相が40°づつ遅れた矩形波等、適宜波形の電圧波を順次供給することを繰り返すことになる。また、紫外線ランプ20の組分けでは、組数と各組内の紫外線ランプ20の本数を任意の数にしてもよい。この場合、各組内の紫外線ランプ20の数に応じた数の矩形波等の適宜波形の電圧波を順次位相を遅らしながら各組へ送るようにする。
前記両実施例では、インバータ42では負極性の電圧波(矩形波)を発生させたが、インバータ42が正極性の電圧波を発生するようにしてもよい。
前記両実施例では、空気清浄機10を床に設置するものとしたが、空気清浄器10の厚さを50mm以下にして、これを壁又はパーテーション(仕切り)内に埋め込むようにしてもよい。この場合は、設置するスペースを全く必要としないので便利である。
前記両実施例では、空気清浄機10の出口14から空気を吹き出すようにしたが、空気を出口14から導管によって適宜個所のノズル(例えば、天井に取り付けられたノズル)まで導いて、このノズルから吹き出すようにしてもよい。この場合は、室内の特定の区域を病原菌から守ることができる。
前記実施例では、空気清浄機10は、位置固定されているが、水平方向又は上下方向へ移動自在に設置してもよい。この場合は、所望の個所に殺菌消臭後の空気を吹き出して所望の区域を病原菌から守ることができるとともに、空気清浄器10がじゃまなときは、簡単にじゃまにならない場所へ移動させることができて便利である。
本発明の第1実施例に係る空気清浄器の縦断面図である。 前記空気清浄器の配線図ある。 紫外線源電源回路から出力される電圧波を示す図である。 本発明の第2実施例に係る空気清浄器の縦断面図である。
符号の説明
10 空気清浄器
12 入口
14 出口
20 紫外線ランプ(紫外線源)
26 内部電極
28 外部電極
38 マイコン(制御手段)
40 インバータ(紫外線源電源回路)
46A、46B、46C 矩形波(電圧波)
50 人感知センサ
54 オゾン分解光触媒

Claims (10)

  1. 空気を吸い込む入口と、吸い込んだ空気を紫外線照射してオゾンを発生させる複数の紫外線源と、空気を吐き出す出口とを備える空気清浄器において、
    前記各紫外線源の外部に取り付けられた外部電極と、前記各紫外線源及び前記各外部電極に接続された紫外線源電源回路とを備え、
    前記紫外線源電源回路は、前記各紫外線源及び前記各外部電極に対して前記入口側から出口側に向かって順次位相の遅れた電圧波を供給することを繰り返すことを特徴とする空気清浄器。
  2. 前記紫外線源は複数本づつの複数組に分けられ、前記紫外線源電源回路は、各組の各紫外線源及び各外部電極に対して前記入口側から出口側に向かって順次位相の遅れた電圧波を供給することを繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の空気清浄器。
  3. 最も前記出口寄りに配置された組の紫外線源は、オゾンを分解する紫外線を放射するものとし、その他の組の紫外線源は、空気を紫外線照射してオゾン及びイオンを発生させるものとしたことを特徴とする請求項2に記載の空気清浄器。
  4. 前記紫外線源と前記出口との間にオゾン分解光触媒を設置したことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の空気清浄器。
  5. 前記紫外線源を囲むベルトと、前記ベルトの内側に付着されたオゾン分解光触媒と、前記ベルトを駆動するベルト駆動手段と、前記オゾン分解光触媒表面の汚れを除去するワイパーとを備えたことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の空気清浄器。
  6. 厚さ50mm以内として、壁又はパーテーション内に組み込めることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の空気清浄器。
  7. 前記出口が天井に取り付けられたノズルに連通されていて、該ノズルから室内に空気を吹き出すことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の空気清浄器。
  8. 移動可能に設置されたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の空気清浄器。
  9. 人感知センサによって人を感知したときは、前記紫外線源を点灯しないようにする制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の空気清浄器。
  10. 人感知センサによって人を感知したときは、前記ベルト駆動手段を作動させないようにする制御手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の空気清浄器。
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