JP2024084336A - 加熱調理器および情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】通知などのメッセージ情報を所望のタイミングで送信可能な加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器1は、情報端末6に通信可能な無線通信装置19と、通知の送信を指示する通信送信指示手段56および操作手段18と、を備え、通信送信指示手段56が操作手段18により選択操作されることで、通知が情報端末6へと送信される構成としている。そのためユーザが通知を所望のタイミングで送信することができ、ユーザの利便性をより向上させることができる。【選択図】図6

Description

本発明は、他の通信機器と無線通信可能な加熱調理器および通信機器用の情報処理プログラムに関する。
他の通信機器と無線通信可能な加熱調理器として、例えば特許文献1には、遠隔操作部と通信可能な信号送受信部を備え、遠隔操作部からの操作信号により機器本体が制御モードを作動させて加熱動作を行ない、また加熱監視部から検出される温度情報を遠隔操作部に信号出力して被調理物の加熱状態を遠隔操作部で知ることができるものが開示されている。
また特許文献2には、ホーム端末と通信可能なBTアダプタを備え、ホーム端末において、例えば加熱調理終了時に「『ごはん・あたため』調理を終了しました」という報知を行ない、故障診断終了後に「異常ありませんでした」という報知を行なうものが開示されている。
特許第4179154号公報 特開2003-214631号公報
特許文献1の加熱調理機器では、機器本体に設けられた制御部の第3の制御モードにより、予め定められた情報である温度情報を予め定められたタイミングである加熱調理時に亘って遠隔操作部に自動的に信号出力しており、ユーザ自身が所望のタイミングで所望の通知を送信することができなかった。これは特許文献2の加熱調理器でも同様であり、加熱調理器に設けられた制御回路のプログラムにより、例えば予め定められた情報である「『ごはん・あたため』調理を終了しました」という報知を予め定められたタイミングである加熱調理終了時に行なうが、ユーザ自身が所望のタイミングで所望の通知を送信することができなかった。
そこで本発明は、通知などのメッセージ情報を所望のタイミングで送信可能な加熱調理器を提供することを目的とする。
また本発明は、このような加熱調理器と相互通信を行なう情報端末用の情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の加熱調理器は、情報端末と通信可能な通信手段と、メッセージ情報の送信を指示する送信指示手段と、を備え、前記送信指示手段が操作されることにより、前記メッセージ情報が前記情報端末へと送信されることを特徴とする。
また本発明の情報処理プログラムは、加熱調理器と相互通信可能な情報端末に実行させ、前記第1の通信選択手段で送信を指示する前記メッセージ情報の送信先の前記情報端末を設定する機能と、前記第2の通信選択手段で送信を指示する前記メッセージ情報の送信先の前記情報端末を設定する機能と、前記第1の通信選択手段で送信を指示する前記メッセージ情報を設定する機能と、前記第2の通信選択手段で送信を指示する前記メッセージ情報を設定する機能と、を実行させることを特徴とする。
本発明の加熱調理器によれば、ユーザがメッセージ情報を所望のタイミングで送信することができ、ユーザの利便性をより向上させることができる。
また本発明の情報処理プログラムによれば、情報端末で、加熱調理器が送信可能なメッセージ情報の送信先やメッセージ情報の内容を設定することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。また当該情報処理プログラムを有する情報端末を持つユーザと容易に連絡を取ることができるため、ユーザの利便性をより向上させることができる。
本発明の一実施形態における加熱調理システムの概要を示す説明図である。 同上、加熱調理器の外観斜視図である。 同上、加熱調理器のキャビネットを外した状態の正面前方から見た図である。 同上、加熱調理器における熱風ユニットと、上ヒータ及び下ヒータと、マイクロ波加熱手段の内部説明図である。 同上、加熱調理器におけるスチームユニットの内部説明図である。 同上、加熱調理器の電気的構成を示すブロック図である。 同上、情報端末の外観平面図である。 同上、情報端末の電気的構成を示すブロック図である。 同上、サーバの電気的構成を示すブロック図である。 同上、料理メニューのレシピ情報の表示時における情報端末の表示部の画面の変遷を示す図である。 同上、加熱調理器の表示手段の画面の変遷を示す図である。 同上、(A)通知設定画面を表示手段に表示した状態の情報端末の部分拡大図、(B)通知内容設定画面を表示手段に表示した状態の情報端末の部分拡大図である。 本発明の一実施形態の変形例における、通知内容設定画面の表示時における情報端末の表示部の画面の変遷を示す図である。 本発明の一実施形態のさらなる変形例における加熱調理器の外観正面図である。
以下、本発明における好ましい加熱調理器の実施形態について、添付図面を参照して説明する。以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態における加熱調理システム100の全体構成を概略的に示したものである。同図において、1は被調理物の加熱調理が可能なオーブンレンジなどの加熱調理器、2は無線端末となるアクセスポイントとしての無線LANルータであり、加熱調理器1が無線LANルータ2に無線で接続される。無線LANルータ2は、ネットワーク3へのアクセス手段としての機能を有し、無線LANルータ2を経由して、加熱調理器1との間で、相互に各種情報やデータのやり取りを行なう構成となっている。
6は表示及び通信の機能を有するスマートフォンやタブレット端末などの情報端末、7は無線端末となるアクセスポイントであり、情報端末6がアクセスポイント7に無線で接続される。アクセスポイント7は、ネットワーク3へのアクセス手段としての機能を有し、アクセスポイント7を経由して、情報端末6と、ネットワーク3に接続するクラウド4上のサーバ5との間で、相互に各種情報やデータのやり取りを行なう構成となっている。なお、無線LANルータ2とアクセスポイント7が同一のものであってもよい。
サーバ5には、加熱調理器1について、その加熱調理器1で調理が可能な全てのメニューのレシピ情報が記憶保持される。サーバ5に記憶するメニューのレシピ情報は、ユーザが加熱調理器1を利用してそのメニューの料理を作り上げるのに必要なあらゆる情報を含む。サーバ5については、後程詳しく説明する。
次に図2~図4を参照して加熱調理器1の構成を説明する。本実施形態の加熱調理器1は、調理室15内に供給した熱風により被調理物Sを加熱するオーブン加熱による調理機能と、ヒータの熱により被調理物Sを加熱するグリル加熱による調理機能と、マイクロ波を被調理物Sに照射して被調理物Sを加熱調理するレンジ加熱による調理機能と、過熱水蒸気により被加熱物Sを加熱するスチーム加熱による調理機能と、を備えており、略矩形箱状に構成される本体11と、本体11の前面の略全体を覆うように設けられた開閉自在な扉13と、を有して構成される。また本体11は、製品となる加熱調理器1の外郭を覆う部材として、金属製のキャビネット12を備えている。
扉13の上部には、縦開きの扉13を開閉するときに手をかける開閉操作用のハンドル14を備えており、扉13の右側部には、表示や報知や操作のための操作パネル部16を備えている。操作パネル部16は、調理の設定内容や進行状況を表示する表示手段17と、加熱調理に関する各種の操作入力を可能にする操作手段18が配設されている。操作手段18は、調理開始指示手段18aや、取消し指示手段18bや、表示手段17の表面に配設される静電式のタッチパネル18cなどで構成され、そのため操作手段18は加熱条件を選択する選択手段として作用している。また扉13には、加熱調理器1と無線LANルータ2との間の無線通信を可能とする通信手段として無線通信装置19が配設されており、無線通信装置19は扉13の内部であって下側中央部に位置している。
本体11の下部には、本体1の前面より着脱が可能な給水カセット21と水受け22が各々配設される。給水カセット21は、後述する調理室15に入れられた被調理物Sをスチーム加熱するための液体供給源として、液体となる水を入れる有底状の容器である。また水受け22は、本体11からの食品カスや水滴、蒸気などを受ける有底状の容器である。
表示手段17は、例えば加熱の種類や、料理名や、加熱時間や、温度や、調理の写真などの加熱調理に関するあらゆる情報を、文字,数字,記号,写真などでカラー表示するバックライト付きの表示器で、ここではTFT(薄膜トランジスタ)をスイッチング素子として使用した液晶ディスプレイで構成されるが、有機ELなどの他の表示デバイスを用いてもよく、カラー表示に限らず白黒表示でもよい。また当該表示手段17を点灯/消灯させる点灯操作手段が設けられてもよい。この場合、例えばプログラムの設定や、表示手段17に「表示手段OFF」のボタン表示体を表示させるなど、ソフトウェア的に表示手段17を点灯/消灯できるように構成してもよく、また例えば機械的なスイッチを設けるなど、ハードウェア的に表示手段17を点灯/消灯できるように構成してもよい。
本実施形態の調理開始指示手段18aおよび取消し指示手段18bは、ユーザからの押動操作を受け付ける押動操作部として設けられている。調理開始指示手段18aは加熱調理を開始するときに押動操作するものであり、取消し指示手段18bは途中で加熱調理をやめるときに、また操作や設定を取り消すときに押動操作するものである。タッチパネル18cは表示手段17の表面となる上面に設けられ、表示手段17に表示される複数の表示体の何れかを指先のタッチ操作で選択することで情報端末6からの操作を可能にするものである。
調理室15の底壁15aの下方には、電波であるマイクロ波を調理室15内に供給し、被調理物Sにマイクロ波を照射してレンジ加熱を行なうマイクロ波加熱手段25が配設されている。マイクロ波加熱手段25は、マイクロ波を発生させるマグネトロン26と、マグネトロン26から導波管27を介して調理室15に導かれるマイクロ波を受け、当該マイクロ波を調理室15の内部に放射するアンテナ28と、直立した軸を中心にアンテナ28を水平回転させるACモータ等のアンテナモータ29と、マグネトロン26の駆動電源となるインバータ30(図6参照)などを有して構成されている。
調理室15の天井壁15bにはグリルヒータ23が配設されている。本実施形態では、このグリルヒータ23により調理室15内の被調理物Sを輻射熱で加熱するグリル加熱を行なう構成となっている。
調理室15の奥壁15cには調理室15内に熱風を供給する複数の供給孔33が設けられており、奥壁15cの後側には、空気を加熱するための熱風ヒータ35や、熱風ヒータ35により加熱した空気を調理室15内に送り込んで循環させる熱風ファン36や、熱風ファン36を回転駆動させる熱風モータ37などを備える熱風ユニット34が配設されている。本実施形態では、熱風ファン36を回転させ、熱風ヒータ35により加熱した空気を調理室15内に供給することで、調理室15内の被調理物Sを熱風コンベクション加熱(オーブン加熱)する構成となっている。
調理室15の左側壁15dには、蒸気供給装置41に連通する蒸気噴出孔42が設けられている。本実施形態では、この蒸気噴出孔42から調理室15内の被調理物Sに蒸気を噴出することで、調理室15内の被調理物Sをスチーム加熱する構成となっている。蒸気供給装置41は、給水カセット21からの水を蒸発容器(図示せず)内に導く給水ポンプ43や、金属製の蒸発容器に装着されるシーズヒータなどの蒸発用ヒータ44などを主な構成要素とする。蒸発用ヒータ44により水を蒸気化し、調理室15の内部に飽和蒸気や過熱蒸気を供給することで、調理室15内の被調理物Sをスチーム加熱することができる。
その他、調理室15の左側壁15dの上方には、温度検出手段47が組み込まれ、調理室15の右側壁15eの上方には、食品温度検出手段48が組み込まれる。温度検出手段47は調理室15内の温度を検出するものであり、例えばサーミスタで構成される。食品温度検出手段48は、赤外線センサ(図示せず)にスイング機構を装備して構成され、調理室15内の温度分布を検出することで、そこに収容される被調理物の温度を非接触に検出可能にするものである。
図7は、オーブンレンジ1の主な電気的構成を示している。同図において、51はマイクロコンピュータにより構成される制御手段であり、この制御手段51は周知のように、演算処理手段としてのCPUや、メモリなどの記憶手段52や、計時手段としてのタイマや、入出力デバイスなどを備えている。
制御手段51の入力ポートには、前述した操作手段18と、無線通信装置19と、温度検出手段47と、食品温度検出手段48とが、それぞれ電気的に接続される。制御手段51の出力ポートには、前述した表示手段17と、無線通信装置19と、グリルヒータ23と、アンテナモータ29やインバータ30を含むマイクロ波加熱手段25と、熱風ヒータ35や熱風ファン36や熱風モータ37を含む熱風ユニット34と、給水ポンプ43や蒸発用ヒータを含む蒸気供給装置41とが、それぞれ電気的に接続される。
制御手段51は、操作手段18からの操作信号と、温度検出手段47や、食品温度検出手段48からの各検出信号を受け、無線通信装置19から取り込んだ情報に基づき、計時手段からの計時に基づく所定のタイミングで、加熱手段となるグリルヒータ23と、マイクロ波加熱手段25と、熱風ユニット34と、蒸気供給装置41とに駆動用の制御信号を出力し、また表示手段17に表示用の制御信号を出力し、無線通信装置19から情報を出力する機能を有する。こうした機能は、記憶媒体としての記憶手段52に記録したプログラムを、制御手段51が読み取ることで実現するが、特に本実施形態では、制御手段51を加熱制御手段53と、表示制御手段54と、通信制御手段55として主に機能させるプログラムを備えている。
加熱制御手段53は、主に調理室15に入れられた被調理物Sへの加熱調理に関わる各部の動作を制御するものある。操作手段18の操作に伴う操作信号を受け取ると、その操作信号に応じて、グリルヒータ23や、マイクロ波加熱手段25や、熱風ユニット34や、蒸気供給装置41に制御信号を送出して、調理室15内の被調理物Sに対する加熱調理を制御する。
表示制御手段54は、加熱制御手段65および通信制御手段72と連携して、表示手段17の表示に係る動作を制御するもので、ここでは操作手段18からの操作信号を受けて、制御手段51の記憶手段52に記憶される全ての画像情報の中から、表示手段17に表示させるべき画像に対応した画像情報を選択して、その画像情報を表示用の制御信号として表示手段17に送出する機能を有する。また本実施形態では、表示制御手段54が通信送信指示手段56を有しており、この通信送信指示手段56が、例えば表示手段17に「通知ボタン1」「通知ボタン2」などのボタン表示体で表示される。ユーザが、通信送信指示手段56としてのこれらのボタン表示体を選択することにより、サーバ5が、対応する通知を情報端末6に送信するように構成される。なお本実施形態では、表示制御手段54は、加熱調理器1の電源ON時は常に通信送信指示手段56を表示するように表示手段17を制御しており、任意のタイミングで通知を送信できるようにしている。通信送信指示手段56に関しては、後程詳しく説明する。
通信制御手段55は、無線通信装置19からの情報の送受信に係る動作を制御するもので、ここでは主にサーバ5に対しての情報の送受信を制御している。また、無線通信装置6の通信の接続と切断の切り換えを制御する機能も有している。
本実施形態では、記憶手段52が料理メニュー記憶部57および調理工程記憶部58を有して構成されている。料理メニュー記憶部57は、加熱調理器1で加熱調理を行なうことが可能な料理メニューのレシピ情報を記憶保持するものであり、表示制御手段54は、所定の料理メニューが選択されると、料理メニュー記憶部57に記憶される情報の中から、選択された料理メニューのレシピ情報を選択して表示手段17に表示する。
また調理工程記憶部58は、例えば加熱調理器1が被調理物Sを加熱調理するのに必要な加熱の種類や出力、調理時間や温度などの項目を有する加熱条件などの調理用情報としての調理工程の情報を記憶保持するものであり、例えば料理メニュー記憶部57に記憶された料理メニューのレシピ情報と連携している。そして加熱制御手段53は、所定の料理メニューが選択されて操作手段18から調理開始を指示する操作が行われると、調理工程記憶部58に記憶される情報の中から、選択された料理メニューのレシピ情報と連携した調理工程の情報を選択し、その選択された調理工程に従う所定の手順で被調理物Sを加熱調理する構成となっている。また加熱調理手段53は、情報端末6からの操作により選択された特定の料理メニューと連携した調理工程の情報を無線通信装置19で受信したのに続いて、操作手段18から調理開始を指示する操作が行われた場合にも、その選択された調理工程に従う所定の手順で、被調理物を加熱調理する構成となっている。
以上、レンジ調理の機能を有する加熱調理器1の主な構成を説明したが、これはあくまでも一例で、例えばブザーなどの報知機能を備えた加熱調理器1であってもよい。
図7は、情報端末6の外観構成を例示したものである。同図において、情報端末6は、画面表示が可能な表示手段61や、表示手段61の表面となる上面に設けられ、表示手段61に表示される複数の表示体の何れかを指先のタッチ操作で選択することで情報端末6からの操作を可能にする操作手段としてのタッチパネル62と、スピーカーなどの報知手段67と、を備えて構成される。また、端末通信手段となる通信モジュール63は、加熱調理器1と無線LANルータ2或いはアクセスポイント7との間の無線通信を可能とする送受信部として、情報端末6の本体内部に搭載される。なお、情報端末6はその他に、マイクなどの通話手段や、カメラなどの撮影手段などを備えているが、ここでは図示を省略する。
図8は、情報端末6の主な電気的構成を示している。同図において、64はマイクロコンピュータにより構成される端末制御手段であり、この端末制御手段64は周知のように、演算処理手段としてのCPUや、記憶手段としてのメモリや、計時手段としてのタイマや、入出力デバイスなどを備えている。端末制御手段64の入力ポートには、タッチパネル62と通信モジュール63がそれぞれ電気的に接続され、端末制御手段64の出力ポートには、表示手段61と通信モジュール63がそれぞれ電気的に接続される。
端末制御手段64は、タッチパネル62からの操作信号を受けて、通信モジュール63から取り込んだ料理メニューのレシピ情報に基づき、表示手段61に表示用の制御信号を出力する機能を有する。こうした機能は、記憶媒体としての前記メモリに記録したプログラムを、端末制御手段64が読み取ることで実現するが、特に本実施形態では、端末制御手段64を通信制御手段65と表示制御手段66として主に機能させるプログラムである情報処理プログラムを備えている。そして当該情報処理プログラムによりサーバ5を介して加熱調理器1に情報を送受信することができ、当該情報により加熱調理器1を操作することができるように構成される。
通信制御手段65は、主に通信モジュール63に関わる動作を制御するもので、必要に応じて通信モジュール63を動作させることにより、端末制御手段64からネットワーク3を介して、サーバ5に各種情報やデータを送り出したり、逆にサーバ5からネットワーク3を介して、端末制御手段64に料理メニューのレシピ情報を含む各種情報やデータを取り込んだりする機能を有する。
表示制御手段66は、主に表示手段61の表示や、報知手段67の報知に関わる動作を制御するもので、表示手段61に様々な画面を切換えて表示させる機能や、報知手段67から音による報知を実施させる機能を備えている。特に本実施形態では、サーバ5からの料理メニューのレシピ情報や栄養情報を通信モジュール63で受信すると、表示制御手段66がそのレシピ情報や栄養情報を表示手段61に表示させる構成となっている。
図9は、情報処理装置の一例となるサーバ5の主な電気的構成を示している。同図において、71はマイクロコンピュータにより構成されるサーバ制御手段であり、このサーバ制御手段71は周知のように、演算処理手段としてのCPUや、記憶手段としてのメモリや、計時手段としてのタイマや、入出力デバイスなどを備えている。サーバ制御手段71の入力ポートには、加熱調理システム100の管理者からの操作を可能にする操作手段72と、ネットワーク3への接続を可能にする通信モジュール73がそれぞれ電気的に接続され、サーバ制御手段71の出力ポートには、通信モジュール73と、画面表示が可能な表示手段74がそれぞれ電気的に接続される。サーバ通信手段となる通信モジュール73は、ネットワーク3を介して加熱調理器1や情報端末6との通信を可能にする送受信部として、サーバ5に搭載される。
サーバ制御手段71は、記憶媒体としてのメモリに記憶したプログラムを読み取ることにより、料理メニュー提供部75と、調理工程提供部76と、通知提供部77として主に機能する構成を有する。またサーバ制御手段71に内蔵するメモリには、こうしたプログラムとは別に、サーバ5に接続可能な加熱調理器1に関する料理メニューのレシピ情報を記憶保存する全レシピ情報記憶部78や、後述する通知に関する情報を記憶保持する通知情報記憶部79が設けられる。なお、ここでいう料理メニューのレシピ情報とは、その料理メニューに関連した画像を情報端末6の表示手段61に表示させるためのあらゆる表示用情報と、その料理メニューで被調理物を調理できる加熱調理器1に対して、被調理物の調理に必要な加熱の種類や加熱条件などの調理用情報としての調理工程を含んでいる。
料理メニュー提供部75は、ネットワーク3を介してサーバ5にアクセスが可能な複数台の情報端末6に対して、全レシピ情報記憶部78に記憶する全てのメニューのレシピ情報の中から、一乃至複数のレシピ情報を抽出して送信し、これを情報端末6の表示制御手段66と連携して表示手段61に表示させるものである。
具体的には、上述の例でユーザによる情報端末6のタッチパネル62からの操作により、加熱調理器1に関する料理メニューのレシピ情報の表示要求がネットワーク3を介してサーバ5に送信されると、サーバ5の料理メニュー提供部75は、サーバ5の全レシピ情報記憶部78に記憶される、加熱調理器1で調理が可能なメニューのレシピ情報を抽出して情報端末6に送信する。これを受けた情報端末6の表示制御手段66は、加熱調理器1に対応したメニューのレシピ情報を好適に表示手段61に表示させることが可能になる。
料理メニュー提供部75は、情報端末6からの操作により、表示手段61に表示される複数のメニューのレシピ情報の中から、特定の料理メニューのレシピ情報が選択されると、その選択された料理メニューのレシピ情報について、レシピの写真や、レシピの名称や、レシピで使用する道具の有無や、調理工程の設定や、調理時間の設定や、レシピで使用する主な材料や、料理の作りかたなどの情報を、情報端末6の表示手段61に一画面で表示させるように、情報端末6の表示制御手段66と連携した構成を有する。
調理工程提供部76は、情報端末6からの操作により、料理メニュー提供部75がその情報端末6の表示手段61に表示させた複数の料理メニューのレシピ情報の中から、特定の料理メニューのレシピ情報が選択されると、その選択された料理メニューのレシピ情報の中で、被調理物Sの調理に関する調理工程の情報を加熱調理器1に送信するものである。
通知提供部77は、ネットワーク3を介してサーバ5にアクセスが可能な複数台の情報端末6に対して、通知情報記憶部79に記憶する通知情報の中から、一乃至複数の通知情報を抽出して送信し、これを情報端末6の表示制御手段66と連携して表示手段61に表示させるものである。
本実施形態のサーバ5は、管理者が操作手段72からの操作により、全レシピ情報記憶部78に記憶登録されたメニューのレシピ情報を管理する管理装置を兼用するが、操作手段72や表示手段74を含む管理装置をサーバ5とは別体に設け、これをネットワーク3に通信可能に接続して、管理装置とサーバ5との間で各種情報やデータのやり取りを行なう構成としてもよい。また同様の構成で通知情報記憶部79に記憶登録された通知情報を管理する管理装置を別体に設けてもよい。
次に上記構成の加熱調理システム100について、その作用を詳しく説明する。先ず図7、図9~図11を参照して、情報端末6による遠隔操作により料理メニューを加熱調理器1に送信して加熱調理する場合について、その作用を詳しく説明する。
情報端末6の表示制御手段66は、サーバ5の料理メニュー提供部75からネットワーク3を介して、加熱調理器1に関する料理メニューのレシピ情報を受信すると、図7に示すようなレシピ画面G1を表示手段61に表示させる。このレシピ画面G1は、オーブンレンジ1で調理が可能な料理メニューのレシピについて、その概要をユーザが見やすいように各々を一覧で表示したもので、予め管理者がレシピ提供管理システム100の管理システムとなるサーバ5に、メニューのレシピ情報に関する必要な項目や情報を入力し、これを全レシピ情報記憶部78に記憶登録することで表示可能となる。
図7を参照して説明すると、サーバ5の料理メニュー提供部75が送信するメニューのレシピ情報には、レシピの写真や、レシピの名称や、レシピで使用する道具の有無や、調理工程の設定や、調理時間の設定や、レシピで使用する主な材料や、料理の作りかたなどの情報が含まれており、それに対応して情報端末6の表示手段61に表示されるレシピ画面G1の左欄には、レシピの写真を示す画像表示体P1と、料理メニューのレシピの名称を例えば「5 ハンバーグ」のように示すテキスト表示体D1と、角皿などレシピで使用する道具の図を示す画像表示体P2と、レシピで使用する主な材料の種類や量、および何人分の材料かを示すテキスト表示体D3と、が上から下に順に配置される。またレシピ画面G1の右欄には、「作りかた」なるテキスト表示体D4と、料理の作りかたを例えば「1 耐熱容器に玉ねぎ、バターを入れ、ラップなしで庫内中央に置いて加熱し、冷ます。」のように示すテキスト表示体D5と、付属品なしの図を示す画像表示体P5と、調理工程の設定を例えば「レンジ600W」のように示すテキスト表示体D6と、調理時間の設定を例えば「2分」のように示すテキスト表示体D7と、「送信」なるテキスト表示体D8を有するボタン表示部B8と、料理の作りかたを例えば「2 パン粉は器に入れ、牛乳に浸しておく。」のように示すテキスト表示体D9と、料理の作りかたを例えば「3 ボウルにひき肉と塩を入れ、粘りが出るまでよく混ぜ合わせる(約2分)。粘りが出たら、1・2・こしょう・ナツメグを入れ、混ぜ合わせる。」のように示すテキスト表示体D10と、料理の作りかたを例えば「4 庫内には何も入れず、予熱する。」のように示すテキスト表示体D11と、付属品なしの図を示す画像表示体P11と、調理工程の設定を例えば「オーブン250℃ 予熱」のように示すテキスト表示体D12と、調理時間の設定を例えば「予熱時間の目安 約12分」のように示すテキスト表示体D13と、「送信」なるテキスト表示体D14を有するボタン表示部B14と、料理の作りかたを例えば「5 3を2等分にして、ハンバーグの形に整えて角皿に並べ、中央をくぼませる。」のように示すテキスト表示体D15と、料理の作りかたを例えば「6 予熱終了後、5を上段に入れて加熱する。」のように示すテキスト表示体D16と、角皿を上段に配置する図を示す画像表示体P16と、調理工程の設定を例えば「オーブン250℃」のように示すテキスト表示体D17と、調理時間の設定を例えば「13分」のように示すテキスト表示体D18と、「送信」なるテキスト表示体D19を有するボタン表示部B19と、料理の作りかたを例えば「7 加熱終了後、ハンバーグを盛り付け、ソースをかける。」のように示すテキスト表示体D20と、が、それぞれ上から下に順に配置される。
図10(A)では、作りかたの「1」である下準備を示す説明であるテキスト表示体D5と併せて、「レンジ600W」という加熱工程の種類、出力を示すテキスト表示体D6と、「2分」という加熱の時間を示すテキスト表示体D7と、「送信」のボタン表示部B8が表示されており、テキスト表示体D6およびD7はタッチパネル62を使用して適宜変更が可能である。なお加熱の種類、出力、温度などを示すテキスト表示体D6,D7、D12、D13、D17およびD18に対応する、全レシピ情報記憶部78に記憶されたデータには判定温度の情報も含まれており、この判定温度は、加熱条件に応じて加熱を禁止するために加熱条件を送信しない庫内温度の値が設定されている。
ここで、テキスト表示体D5の通りに材料を耐熱容器に入れ、この耐熱容器を調理室15に配置しハンドル14を手で握りながら扉13を閉め、図10(A)に示されるように、ユーザの指Fにより、テキスト表示体D5に対応するボタン表示部B8に重なる部位のタッチパネル62を選択操作すると、タッチパネル62から端末制御手段64に、レシピ画面G1に表示されていた「レンジ600W」という加熱工程の種類および「2分」という加熱の時間の操作信号が送信される。
端末制御手段64の通信制御手段65は、この操作信号を受信すると、通信モジュール63からネットワーク3および通信モジュール73を介してサーバ制御手段71に、テキスト表示体D6に対応する「レンジ600W」という調理工程の種類、出力を示すデータおよびテキスト表示体D7に対応する「2分」という調理時間を示すデータを加熱条件のデータとして送信する。そして、この加熱条件のデータを受信したサーバ制御手段71の調理工程提供部76は、被調理物の調理に関する調理工程の情報として、この加熱条件のデータを加熱調理器1に送信する。
この加熱条件のデータを通信制御手段55が、通信モジュール73からネットワーク3および無線通信装置19を介して受信すると、加熱制御手段53が、受信した被調理物Sの調理に関する調理工程のデータである加熱条件のデータに基づいて、「レンジ600W」で「2分」加熱調理を行なうための設定を行なう。そして表示制御手段54は、図11(A)に示されるような「0」の表示要素D31のみの表示から、図11(B)に示されるような、「600W」の表示要素D32および「2分00秒」の表示要素D33に加えて、「レンジ」の表示要素D34、レンジ加熱のときに表示される「金属×」の表示要素D35およびマイクロ波の表示要素D36の表示に切り換えるように表示手段17を制御する。
加熱制御手段53が加熱条件のデータに基づいて加熱調理を行なうための設定が完了すると、通信制御手段55が、加熱条件設定が完了した旨の信号を無線通信装置19からネットワーク3および通信モジュール73を介してサーバ制御手段71に送信する。その後、この信号を受信したサーバ制御手段71が当該信号を情報端末6に送信する。
サーバ制御手段71からの信号が、通信モジュール73からネットワーク3および通信モジュール63を介して端末制御手段64に受信されると、表示制御手段66がブラウザソフトと連携して、図10(B)に示されるように、「送信しました」という加熱開始準備完了のテキスト表示体D22を有するポップアップ表示部P22をポップアップで表示させ、併せてポップアップ表示部P22以外の画面を暗くするように表示手段61の制御を行なう。このように構成することで、加熱調理器1が加熱条件のデータを受信したことをユーザが速やかに確認することができる。また、ユーザが加熱調理器1まで行って操作パネル部16で加熱条件を設定する必要がなく、例えば外出先などの離れた場所からネットワーク3経由で加熱条件を加熱調理器1に送信して、遠隔操作で加熱条件を設定することができる。そしてポップアップ表示部P22の「X」なるテキスト表示体D23を有するボタン表示部B23を選択操作すると、表示制御手段66はポップアップ表示部P22のポップアップ表示を消去して、レシピ画面G1を表示するように表示手段61を制御する。
その後、加熱調理器1の操作手段18の調理開始指示手段18aを押圧操作すると、加熱調理器1では加熱条件の設定が完了しているため、加熱調理器1で設定された600Wのレンジ加熱を2分行なう加熱調理が開始される。このとき表示制御手段54は、図11(C)に示されるように「レンジ」の表示要素D34およびマイクロ波の表示要素D36を点滅させるように表示手段17を制御し、加熱調理器1が加熱中であることを示している。
その後、加熱制御手段53が、加熱調理が開始されて調理時間である2分が経過した判断すると、マグネトロン26からのマイクロ波を停止させるようにインバータ30を制御し、併せてアンテナ28の回転を停止させるようにアンテナモータ29を制御して、レンジ加熱を終了させる。また表示制御部66は、調理が終了したことを表示するように表示手段17を制御する。そして通信制御手段55は、無線通信装置19からネットワーク3および通信モジュール73を介してサーバ制御手段71に調理終了の信号を送信し、通知提供部77が、この調理終了の信号を情報端末6に送信する。
通知提供部77からの調理終了の信号が、通信モジュール73からネットワーク3および通信モジュール63を介して端末制御手段64に受信されると、端末制御手段64がブラウザソフトと連携して、図10(C)に示されるように、「加熱終了しました」という加熱終了のテキスト表示体D24を有するポップアップ表示部P24をポップアップで表示させ、併せてポップアップ表示部P24以外の画面を暗くするように表示手段61の制御を行なう。このように構成することで、加熱調理器1の加熱調理が終了したことをユーザが速やかに確認することができる。そしてポップアップ表示部P22の「X」なるテキスト表示体D25を有するボタン表示部B25を選択操作すると、表示制御手段66はポップアップ表示部P24のポップアップ表示を消去して、レシピ画面G1を表示するように表示手段61を制御する。
その後ユーザが、作りかたの「1」の説明であるテキスト表示体D5と同様に、作りかたの「2」~「7」の説明であるテキスト表示体D9、D10、D11、D15、D16およびD20に従って順番に作業を進め、料理のメニューであるハンバーグの調理を完成させる。
なお本明細書では、情報端末6による遠隔操作により料理メニューを加熱調理器1に送信して加熱調理する場合について説明したが、レシピ画面G1を表示手段17に表示させて、タッチパネル18cで操作することにより上述と同様に加熱調理できるように構成してもよい。
次に図11および図12を参照して、加熱調理器1によりメッセージとしての通知を情報端末6に送信する場合について、その作用を詳しく説明する。
先ず通知に関する設定を行なう場合について説明する。情報端末6では通知に関する設定を行なうことができ、例えばレシピ画面G1に移行する前の画面で、料理メニューを選択する項目に加えて通知の設定を行なう項目が表示されており、この通知の設定を行なう項目を選択すると、情報端末6の通信制御手段65が通知に関する設定を行なう旨の信号を送信するように通信モジュール63を制御する。この信号をサーバ5のサーバ制御手段71が通信モジュールを介して受信すると、通知提供部77は、通知情報記憶部79に記憶された通知に関する設定の情報を情報端末6に送信する。
情報端末6の表示制御手段66は、ネットワーク3を介して、この通知に関する設定の情報を受信すると、図12(A)に示すような通知設定画面G2や図12(B)に示すような通知内容設定画面G3を表示手段61に表示させる。これらの通知設定画面G2や通知内容設定画面G3は、サーバ5に登録された現在の通知の設定や内容について、その概要をユーザが見やすいように各々を一覧で表示したものであり、これらの内容を設定、編集することにより通知の設定や変更を行なう構成となっている。
ここでサーバ5の通知提供部77が送信する通知に関する設定の情報には、選択されると対応する通知が送信されるボタン表示部の数や、通知の記載の内容や、通知先の情報端末6の設定などの情報が含まれており、情報端末6の表示手段61に表示される通知設定画面G2や通知内容設定画面G3は、これらの情報に対応したものが表示される。また本実施形態では、タッチパネル62でフリック操作やスワイプ操作を行なうことにより、表示制御手段66は、通知設定画面G2と通知内容設定画面G3とを切替えて表示するように表示手段61を制御しており、通知設定画面G2と通知内容設定画面G3とで、通知に関する設定が同時に実施できるように構成されている。
図12(A)を参照して通知設定画面G2について説明すると、通知設定画面G2の上部には、「通知の設定1」なるテキスト表示体D31と、「設定完了」なるテキスト表示体D32を有するボタン表示部B32と、が左右に並べて配置される。またテキスト表示体D31およびボタン表示部B32の下方には、左部に「通知ボタン1」なるテキスト表示体D33と、「通知ボタン2」なるテキスト表示体D34と、が上下に並べて配置される。そして「通知ボタン1」のテキスト表示体D33の右側には、3つのボタン表示部B35~B37を上下に並べて表示した第1の通知内容設定領域A1が形成されている。ここで「通知1」のボタン表示部B35は、「( )通知1」なるテキスト表示体D35を含む。また「通知2」のボタン表示部B36は、「( )通知2」なるテキスト表示体D35を含む。そして「通知3」のボタン表示部B37は、「( )通知3」なるテキスト表示体D37を含む。
第1の通知内容設定領域A1の右側には、3つのボタン表示部B38~B40を上下に並べて表示した第1の通知先設定領域A2が形成されている。ここで「端末1」のボタン表示部B38は、「( )端末1」なるテキスト表示体D38を含む。また「端末2」のボタン表示部B39は、「( )端末2」なるテキスト表示体D39を含む。そして「端末3」のボタン表示部B37は、「( )端末3」なるテキスト表示体D37を含む。
また「通知ボタン2」のテキスト表示体D34の右側にも、「通知ボタン1」のテキスト表示体D33と同様に、3つのボタン表示部B35~B37を上下に並べて表示した第2の通知内容設定領域A3が形成され、第2の通知内容設定領域A1の右側に、3つのボタン表示部B38~B40を上下に並べて表示した第2の通知先設定領域A4が形成されている。
「設定完了」のボタン表示部B32は、通知に関する設定を完了する際に操作されるもので、「設定完了」のボタン表示部B32をタッチ操作すると、情報端末6の通信制御手段65が、現在、通知設定画面G2や通知内容設定画面G3に表示されている設定を今回の通知に関する設定としてサーバ5に送信するように通信モジュール63を制御し、この設定をサーバ制御手段71が通信モジュールを介して受信すると、通知提供部77は、現在の通知に関する設定として通知情報記憶部79に記憶保存する。
第1の通知内容設定領域A1や第2の通知内容設定領域A3内のボタン表示部B35~B47は、対応する通知ボタンを選択したときに送信される通知の内容を選択するのに操作されるものであり、「通知ボタン1」のテキスト表示体D33の右側に配置される第1の通知内容設定領域A1が「通知ボタン1」の設定を示しており、「通知ボタン2」のテキスト表示体D34の右側に配置される第2の通知内容設定領域A3が「通知ボタン1」の設定を示している。ボタン表示部B35~B37のいずれか、例えば「通知1」のボタン表示部B35をタッチ操作すると、表示制御手段66が、選択されたボタン表示部の「( )」内に印を付けるように表示手段6を制御し、例えば図12(A)の第1の通知内容設定領域A1に示されるように、「( )通知1」のテキスト表示体D35の表示を「(●)通知1」に変更して表示するように表示手段61を制御する。なお本実施形態では、送信される通知の内容は1つのみであるため、ボタン表示部B35~B37のいずれかに印を付けた場合はその他のボタン表示部の印が消去されるように構成されているが、本発明はこれに限定されず、送信される通知の内容が複数であってもよく、印を複数付けることが可能な構成にしてもよい。
第1の通知先設定領域A2や第2の通知先設定領域A4内のボタン表示部B38~B40は、対応する通知ボタンを選択したときに通知が送信される送信先の端末を選択するのに操作されるものであり、「通知ボタン1」のテキスト表示体D33の右側に配置される第1の通知先設定領域A2が「通知ボタン1」の設定を示しており、「通知ボタン2」のテキスト表示体D34の右側に配置される第2の通知先設定領域A4が「通知ボタン1」の設定を示している。
ボタン表示部B38~B40は、サーバ5に登録された情報端末6に対応して表示されるものであり、本実施形態では加熱調理器1に対応させて登録された情報端末6が3台であるので、第1の通知先設定領域A2や第2の通知先設定領域A4で、それぞれ「端末1」のボタン表示部B38、「端末2」のボタン表示部B39および「端末3」のボタン表示部B40が表示されるように構成されているが、本発明はこれに限定されず、加熱調理器1に対応させて登録された情報端末6は3台よりも多くても少なくてもよく、また登録されても第1の通知先設定領域A2や第2の通知先設定領域A4に表示させないように構成してもよい。
ここでボタン表示部B38~B40、例えば「端末1」のボタン表示部B38および「端末2」のボタン表示部B39をタッチ操作すると、表示制御手段66が、選択されたボタン表示部の「( )」内に印を付けるように表示手段6を制御し、例えば図12(A)の第2の通知先設定領域A4に示されるように、「( )端末1」のテキスト表示体D38の表示を「(v)端末1」に変更して表示し、「( )端末2」のテキスト表示体D39の表示を「(v)端末2」に変更して表示するように表示手段61を制御する。なお本実施形態では、通知が送信される送信先の装置は情報端末6であるが、加熱調理器1にも通知を送信可能に構成してもよく、この場合に第1の通知先設定領域A2や第2の通知先設定領域A4内に、例えば「オーブンレンジ」のボタン表示部を設けるように構成してもよい。また本実施形態では、第1の通知内容設定領域A1や第2の通知内容設定領域A3内のボタン表示部B35~B37はいずれか1つだけに印を付けることが可能で、第1の通知先設定領域A2や第2の通知先設定領域A4内のボタン表示部B38~B40は複数に印を付けることが可能であるため、ボタン表示部B35~B37と、ボタン表示部B38~B40とで印の形状を相違させて、「●」印は1つだけ、「v」印は複数付けることができるような印象をユーザに連想させているが、本発明はこれに限定されず、これらの印をすべて同一にしてもよい。
次に図12(B)を参照して通知内容設定画面G3について説明すると、通知内容設定画面G3の上部には、「通知の設定2」なるテキスト表示体D42と、「設定完了」のボタン表示部B32と、が左右に並べて配置される。またテキスト表示体D42およびボタン表示部B32の下方には、「通知1」なるテキスト表示体D43と、図12(B)では「ごはんができたよ」が表示された第1の設定表示体D44と、が左右に並べて配置される。そしてテキスト表示体D43および第1の設定表示体D44の下方には、「通知2」なるテキスト表示体D45と、図12(B)では「休憩しようよ」が表示された第2の設定表示体D46と、が左右に並べて配置される。またテキスト表示体D45および第2の設定表示体D46の下方には、「通知3」なるテキスト表示体D47と、図12(B)では「出かけるよ」が表示された第3の設定表示体D48と、が左右に並べて配置される。
第1の設定表示体D44、第2の設定表示体D46および第3の設定表示体D48は、対応する通知ボタンを選択したときに送信される通知の内容を選択、編集するのに操作されるものである。ここで第1の設定表示体D44、第2の設定表示体D46および第3の設定表示体D48は、初期時からテンプレートとして、例えば「ごはんができたよ」「休憩しようよ」「出かけるよ」などの記載が入力されており、設定表示体D44~46を編集しなくても初期時のテンプレートの設定表示体D44~46から、第1の通知内容設定領域A1や第2の通知内容設定領域A3で選択することにより送信される通知の内容を選択できるように構成してもよい。
第1~第3の設定表示体D44~D46のいずれか、例えば第1の設定表示体D44をタッチ操作すると、表示制御手段66が、選択された設定表示体のコメントが編集できるように表示手段61を制御し、例えば「|」などのカーソルを、選択された設定表示体に点滅表示するように表示手段61を制御して、選択された設定表示体のコメントが編集可能である旨をユーザに報知している。ユーザは、通知設定画面G2で設定領域A1~A4の設定を選択し、および/または通知内容設定画面G3で第1~第3の設定表示体D44~D46のコメントを編集した後で「設定完了」のボタン表示部B32をタッチ操作して、これらの設定をサーバ5の通知情報記憶部79に記憶保存することにより、通知に関する設定を選択、編集している。
なお本明細書では、情報端末6による遠隔操作により通知に関する設定を行なう場合について説明したが、通知設定画面G2や通知内容設定画面G3を表示手段17に表示させて、タッチパネル18cで操作することにより上述と同様に通知に関する設定を行うことができるように構成してもよい。
ここで、通知に関する設定が通知情報記憶部79に記憶されているときに加熱調理器1の、例えば「通知ボタン1」の通信送信指示手段56を選択操作すると、通信制御手段55は、対応する通知、例えば「通知ボタン1」の通知指示をサーバ5に送信するように無線通信装置19を制御する。この通知指示をサーバ制御手段71が、ネットワーク3および通信モジュール73を介して受信すると、通知提供部77は、通知情報記憶部79に記憶された情報からこの通知指示に対応する通知に関する情報を当該通知に関する設定に基づいて送信し、例えば「通知ボタン1」の場合は、図12(A)(B)に示されるように、第1の通知内容設定領域A1の設定である「通知1」、および「通知1」のコメントに対応する第1の設定表示体D44の記載である「ごはんができたよ」という通知に関する情報を、第1の通知先設定領域A2の設定である端末1~3に対応する情報端末6-1、6-2、6-3(図示せず)に送信する。
通知提供部77からの通知に関する情報が、通信モジュール73からネットワーク3および通信モジュール63を介して情報端末6-1~6-3の端末制御手段64に受信されると、端末制御手段64がブラウザソフトと連携して、図10(D)に示されるように、第1の設定表示体D44の記載に対応する「ごはんができたよ」というテキスト表示体D31を有するポップアップ表示部P31をポップアップで表示させ、併せてポップアップ表示部P31以外の画面を暗くするように表示手段61の制御を行なう。このように、ユーザが任意のタイミングで所望の通知を加熱調理器1から送信することができる。そしてポップアップ表示部P31の「X」なるテキスト表示体D32を有するボタン表示部B32を選択操作すると、表示制御手段66はポップアップ表示部P31のポップアップ表示を消去して、ポップアップ表示部P31のポップアップ表示が行なわれる前の画面、例えばレシピ画面G1を表示するように表示手段61を制御する。
また加熱調理器1の、例えば「通知ボタン2」の通信送信指示手段56を選択操作したときも同様に、対応する、例えば「通知ボタン2」の通知指示が無線通信装置19からサーバ5に送信され、通知情報記憶部79に記憶された、「通知ボタン2」に対応する通知に関する情報、例えば「通知ボタン2」の場合は、図12(A)(B)に示されるように、第1の通知内容設定領域A2の設定である「通知2」、および「通知2」のコメントに対応する第2の設定表示体D46の記載である「休憩しようよ」という通知に関する情報を、第1の通知先設定領域A4の設定である端末1,2に対応する情報端末6-1,6-2に送信する。
そして通知提供部77からの通知に関する情報が、情報端末6-1,6-2の端末制御手段64に受信されると、端末制御手段64がブラウザソフトと連携して、図10(E)に示されるように、第2の設定表示体D46の記載に対応する「休憩しようよ」というテキスト表示体D31を有するポップアップ表示部P31をポップアップで表示させ、併せてポップアップ表示部P31以外の画面を暗くするように表示手段61の制御を行なう。
以上のように、本実施形態の加熱調理器1では、ネットワーク3およびサーバ5経由で情報端末6に通信可能な通信手段としての無線通信装置19と、メッセージ情報としての通知の送信を指示する送信指示手段としての通信送信指示手段56および操作手段18と、を備え、通信送信指示手段56が操作手段18により選択操作されることで、サーバ5経由で通知が情報端末6へと送信される構成としている。そのためユーザが通知を所望のタイミングで送信することができ、ユーザの利便性をより向上させることができる。
また本実施形態の無線通信装置19は、複数の情報端末6としての、例えば情報端末6-1~6-3と通信可能であり、通知を当該複数の情報端末6-1~6-3に同時に送信可能である構成としており、例えば各自が情報端末6を持っている家族など、複数のユーザに同時に同一の通知を送信することができる。
また本実施形態の加熱調理器1では、複数の情報端末6-1~6-3から、通信を送信する情報端末6を選択可能な通信先選択手段としての第1の通知先設定領域A2および第2の通知先設定領域A4を備える構成としており、情報端末6を持っている複数のユーザから、必要なユーザだけに通知を送信することができる。
また本実施形態の加熱調理器1では、通信送信指示手段56により送信指示可能な通知を複数有し、当該複数の通知から送信する通知を選択可能な通知内容選択手段としての、例えば「通知ボタン1」の通信送信指示手段56および「通知ボタン2」の通信送信指示手段56や、第1の通知内容設定領域A1および第2の通知内容設定領域A3を備える構成としており、必要な通知を選択して送信することができる。
また本実施形態の加熱調理器1では、通知の内容のテンプレートとしての第1の設定表示体D44、第2の設定表示体D46および第3の設定表示体D48を備え、「通知ボタン1」の通信送信指示手段56および「通知ボタン2」の通信送信指示手段56は、第1の通知内容設定領域A1および第2の通知内容設定領域A3で選択することにより、複数のテンプレートとしての第1の設定表示体D44、第2の設定表示体D46および第3の設定表示体D48から所望の通知の内容を選択可能である構成としている。そのため設定表示体D44~46を編集しない初期時でも、第1の通知内容設定領域A1や第2の通知内容設定領域A3で必要な通知を選択して送信することができる。
また本実施形態の加熱調理器1では、通信送信指示手段56が第1の通信先選択手段および第2の通信先選択手段としての「通知ボタン1」の通信送信指示手段56および「通知ボタン2」の通信送信指示手段56を有し、「通知ボタン1」の通信送信指示手段56および「通知ボタン2」の通信送信指示手段56でそれぞれ、通知を送信する情報端末6を、第1の通知先設定領域A2および第2の通知先設定領域A4で予め設定可能である構成としており、手間を掛けず簡単に、必要なユーザだけに通知を送信することができる。
また本実施形態の加熱調理器1では、テンプレートとしての通知の内容を作成、編集可能なテンプレート作成手段としての第1の設定表示体D44、第2の設定表示体D46および第3の設定表示体D48を備える構成としており、手間を掛けず簡単に、必要な通知内容を作成、編集することができる。
また本実施形態の加熱調理器1では、「通知ボタン1」の通信送信指示手段56および「通知ボタン2」の通信送信指示手段56でそれぞれ、複数の通知から送信する通知を選択可能な通知内容選択手段としての第1の通知内容設定領域A1および第2の通知内容設定領域A3を備える構成としており、手間を掛けず簡単に、必要なユーザだけに必要な通知を送信することができる。
また本実施形態の加熱調理器1では、情報端末6を介して第1の設定表示体D44、第2の設定表示体D46および第3の設定表示体D48の内容の作成、編集を実行可能である構成としており、ユーザが普段使い慣れた機器である情報端末6で通知の内容の作成、編集ができるため、ユーザの利便性をより向上させることができる。
また本実施形態の加熱調理器1では、通知の内容を表示可能な、液晶ディスプレイで構成される表示手段17と、表示手段17を点灯/消灯させる点灯操作手段と、を備える構成としてもよく、表示手段17の画面で通知の内容を見やすくすることができ、また表示手段17の点灯/消灯をユーザの意思で実施することができる。
また本実施形態の加熱調理器1とサーバ5を介して相互通信可能な情報端末6の端末制御手段64に実行させる情報処理プログラムとしての通信制御手段65および表示制御手段66は、「通知ボタン1」の通信送信指示手段56で送信を指示する通知の送信先の情報端末6を、第1の通知先設定領域A2により設定する機能と、「通知ボタン2」の通信送信指示手段56で送信を指示する通知の送信先の情報端末6を、第2の通知先設定領域A4により設定する機能と、「通知ボタン1」の通信送信指示手段56で送信を指示する通知の内容を、第1の通知内容設定領域A1により設定する機能と、「通知ボタン2」の通信送信指示手段56で送信を指示する通知の内容を、第2の通知内容設定領域A3により設定する機能と、を実行させる構成としている。そのため、キーボードなどがなく加熱調理器1の限られたスペースに配設されたタッチパネル18cで操作しなくても、情報端末6で、加熱調理器1が送信可能な通知の送信先や通知の内容を設定することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。また当該情報処理プログラムを有する情報端末6を持つユーザと容易に連絡を取ることができるため、ユーザの利便性をより向上させることができる。
図13(A)(B)は、本実施形態の変形例を示したものである。本変形例では、通知の内容の設定により、通知を送信可能な期間が異なるように構成されている。
本変形例の加熱調理器1では、通知設定画面G2の第1および第2の通知先設定領域A2,A4の設定により通知が送信可能な期間が規制される構成としており、例えば通知1が設定されている場合は加熱調理後に通知が送信可能になるように構成され、通知2が設定されている場合は加熱調理中に通知が送信可能になるように構成され、通知3が設定されている場合は、加熱調理器1の通電中はいつでも通知が送信可能になるように構成される。なお、これらは一例であり、本発明はこれに限定されない。
本変形例では、記憶手段52が、第1および第2の通知先設定領域A2,A4の通知先の設定を記憶保持する通知先情報記憶部を備えて構成される。また、この通知先情報記憶部に記憶保持された第1および第2の通知先設定領域A2,A4の通知先の設定と、サーバ5の通知情報記憶部79に記憶保持されている第1および第2の通知先設定領域A2,A4の通知先の設定とが同期するように構成される。具体的には、例えば情報端末6により、通知情報記憶部79の第1および第2の通知先設定領域A2,A4の通知先の設定が変更された場合、サーバ5の通知提供部77が、通信モジュール73からネットワーク3および通信モジュール63を介して制御手段51に、変更後の第1および第2の通知先設定領域A2,A4の通知先の設定の情報が送信され、通信制御手段55は、当該変更後の情報を記憶手段52の通知先情報記憶部に記憶保持するように構成されている。
本変形例の加熱調理器1について、その作用を詳しく説明すると、例えば図12(A)に示されるような第1および第2の通知先設定領域A2,A4の設定が通知先情報記憶部に記憶されている場合、例えばユーザが「通知ボタン1」の通信送信指示手段56を、通知が送信可能な期間ではない加熱調理前や加熱調理中に選択操作したとき、通信制御手段55は通知先情報記憶部に記憶保持された第1および第2の通知先設定領域A2,A4の通知先の設定を確認する。そして通信制御手段55は、送信可能な期間ではない期間に通信送信指示手段56、例えば「通知ボタン1」の通信送信指示手段56が選択操作されたと判定すると、通信制御手段55は「通知ボタン1」の通知指示をサーバ5に送信せず何もしないように無線通信装置19を制御し、表示制御手段54が、例えば「通知1は加熱調理後に送信可能です」などの、現在通知が送信不可である記載がされたポップアップ表示部(図示せず)をポップアップで表示させるように表示手段17を制御する。
また例えば「通知ボタン2」の通信送信指示手段56を、通知が送信可能な期間ではない加熱調理前や加熱調理後に選択操作した場合も同様であり、通信制御手段55は、送信可能な期間ではない期間に「通知ボタン2」の通信送信指示手段56が選択操作されたと判定すると、「通知ボタン2」の通知指示をサーバ5に送信せず何もしないように無線通信装置19を制御し、表示制御手段54が、例えば「通知2は加熱調理中に送信可能です」などの、現在通知が送信不可である記載がされたポップアップ表示部(図示せず)をポップアップで表示させるように表示手段17を制御する。
なお、これらの場合に当該通知指示が加熱調理器1で保持され、「通知1(または2)は加熱調理中(または加熱調理後)に送信可能です」などのポップアップで表示せずに、加熱調理が終了したら、通信制御手段55が、対応する通信指示、すなわち「通知ボタン1」または「通信ボタン2」の通知指示を、自動的にサーバ5に送信するように無線通信装置19を制御する構成にしてもよい。また表示制御手段54は、通知が送信可能な期間ではないときには通信送信指示手段56を表示しないように表示手段17を制御する構成としてもよく、例えば加熱調理中は「通知ボタン1」の通信送信指示手段56が表示されないため、現在「通知1」で送信できないことをユーザが一目で認識することができる。
次に図13(A)(B)を参照して通知内容設定画面G3’について説明すると、それぞれの第1~第3の設定表示体D44~D46が、「▼」なるテキスト表示体D51~D53を含むプルダウンボタン表示部B51~B53を含んで構成される点が本実施形態の通知内容設定画面G3と相違している。
プルダウンボタン表示部B51~B53は、対応する通知ボタンを選択したときに送信される通知の内容を選択するのに操作されるものである。プルダウンボタン表示部B51~B53のいずれか、例えば図13(B)に示されるようにプルダウンボタン表示部B52をタッチ操作すると、通信制御手段55は、プルダウンボタン表示部が選択された旨の信号をサーバ5に送信するように無線通信装置19を制御する。この信号をサーバ制御手段71が、ネットワーク3および通信モジュール73を介して受信すると、通知提供部77は、通知情報記憶部79に記憶された情報からこの信号に対応する通知に関する情報、例えば通知2に対応した内容の情報を情報端末6に送信する。そして通知提供部77からの通知に関する情報が、通信モジュール73からネットワーク3および通信モジュール63を介して情報端末6の端末制御手段64に受信されると、表示制御手段66が、選択されたプルダウンボタン表示部がある設定表示体、例えば図13(B)に示されるように第2の設定表示体D45の下方にプルダウン領域A11をプルダウン表示するように表示手段61を制御する。
プルダウン領域A11は、選択されたプルダウンボタン表示部がある設定表示体に対応する通知の内容がテンプレートとして表示されるものであり、これらのテンプレートの情報は、予めサーバ5の通知情報記憶部79に記憶保存されている。例えば図13(B)に示されるようにプルダウンボタン表示部B52が選択された場合、表示制御手段66が、通知提供部77からの通知に関する情報である内容、すなわち今回の場合は加熱調理中に送信可能な通知である通知2に対応した内容をプルダウン領域A11に表示するように表示手段61を制御し、例えば「卵、買ってきて」なるテキスト表示体D61や「18時に夕食だよ」なるテキスト表示体D62をプルダウン領域A11に表示するように表示手段61を制御する。なおプルダウン領域A11は図13(B)に示された通知内容設定画面G3’の下方にも延びており、例えばタッチパネル62でスライド操作などを行なうことにより、図13(B)に示されていないテキスト表示体もプルダウン領域A11に表示される。
そしてプルダウン領域A11のテキスト表示体のいずれか、例えば「18時に夕食だよ」のテキスト表示体D62が選択されると、表示制御手段66は、編集されている設定表示体、例えば第2の設定表示体D45の表示を、選択されたテキスト表示体、例えば「18時に夕食だよ」に変更し、プルダウン領域A11を消去するように表示手段61を制御する。そして本実施形態と同様に、第1~第3の設定表示体D44~D46のいずれか、例えば第2の設定表示体D45をタッチ操作すると、表示制御手段66が、選択された設定表示体のコメントが編集できるように表示手段61を制御する。そしてユーザは、設定表示体のコメント、例えば第2の設定表示体D45のコメントを、例えば「12時に食事だよ」と編集し、および/または通知設定画面G2で設定領域A1~A4の設定を選択した後で「設定完了」のボタン表示部B32をタッチ操作して、これらの設定をサーバ5の通知情報記憶部79に記憶保存することにより、通知に関する設定を選択、編集している。
このように構成することにより、通知に関する設定を行なうときに、通知が送信可能な期間に対応させた通知の内容をテンプレートで表示することができるため、ユーザが当該テンプレートで通知の内容を選択したり、当該テンプレートを基にして通知の内容を編集したりすることができ、選択、編集された通知において送信可能な期間と通知の内容とに齟齬が生じる虞を抑制することができる。
なお上述の構成は一例であり、例えば第1および第2の通知先設定領域A2,A4がどのような設定でも、加熱調理器1のマイクロ波加熱手段25が駆動しているときには、通信制御手段55が通知指示をサーバ5に送信せず何もしないように無線通信装置19を制御するように構成してもよく、無線通信装置19からの無線信号とマグネトロン26からのマイクロ波とが干渉することを防止することができ、加熱調理器1とサーバ5との通信をより確実に行なうことができる。また記憶手段52が通知先情報記憶部を備える構成に代えて、例えば第1および第2の通知先設定領域A2,A4がどのような設定でも「通知ボタン1」の通信送信指示手段56は加熱調理後に通知が送信可能になるように構成され、「通知ボタン2」の通信送信指示手段56は加熱調理中に通知が送信可能になるように構成されるなど、通信送信指示手段56ごとに通知が送信可能な期間が規制される構成としてもよい。
以上のように、本実施形態の変形例の加熱調理器1では、複数の通知から送信する通知を選択可能な通知内容選択手段としての、例えば第1の通知内容設定領域A1および第2の通知内容設定領域A3を備える構成としており、必要な通知を選択して送信することができる。
また本実施形態の加熱調理器1では、通知の内容のテンプレートとして、プルダウン領域A11のテキスト表示体D61,D62を備え、第1の通知内容設定領域A1や第2の通知内容設定領域A3では、複数のテンプレートとしてのテキスト表示体D61,D61から所望の通知の内容を選択可能である構成としている。そのため、通知に関する設定を行なうときに、通知が送信可能な期間に対応させた通知の内容をテンプレートで表示することができ、選択された通知において送信可能な期間と通知の内容とに齟齬が生じる虞を抑制することができる。
また本実施形態の加熱調理器1では、テンプレートとしてのテキスト表示体D61,D62の内容を作成、編集可能なテンプレート作成手段としてのプルダウン領域A11を備える構成としており、手間を掛けず簡単に、必要な通知内容を作成、編集することができる。
図14は、本実施形態のさらなる変形例を示したものである。本変形例の加熱調理器1’では、操作手段18’が、すべて物理キー・物理ボタンで設けられる構成としている。
同図を参照して本変形例の加熱調理器1’について説明すると、本変形例の加熱調理器1’の操作手段18’は、タッチパネル18cの代わりに、料理メニュー・調理時間選択手段18dと、手動加熱選択手段18eと、第1の通信送信指示手段56-1と、第2の通信送信指示手段56-2とが設けられている。
料理メニュー・調理時間選択手段18dは、例えば本実施形態において図7などで示されているハンバーグなど、時間や出力や温度などの加熱条件を設定せずに使用するメニューである料理メニューを選択するときに操作し、またはオーブン加熱やグリル加熱やレンジ加熱やスチーム加熱の加熱条件を手動で設定するときに操作する回転式のダイヤルである。また手動加熱選択手段18eは、調理加熱する方法としてオーブン加熱、グリル加熱、レンジ加熱またはスチーム加熱を選択するときに押動操作するものである。
通信送信指示手段56としての第1の通信送信指示手段56-1および第2の通信送信指示手段56-2は、通知指示をサーバ5に送信するときに押動操作するものであり、押動操作部として設けられている。通信送信指示手段56、例えば第1の通信送信指示手段56-1を押動操作すると、通信制御手段55は、対応する通知、例えば「通知ボタン1」の通知指示をサーバ5に送信するように無線通信装置19を制御し、また例えば第2の通信送信指示手段56-2を押動操作すると、通信制御手段55は、対応する通知、例えば「通知ボタン2」の通知指示をサーバ5に送信するように無線通信装置19を制御する。
以上のように、本変形例の加熱調理器1’では、ネットワーク3およびサーバ5経由で情報端末6に通信可能な通信手段としての無線通信装置19と、メッセージ情報としての通知の送信を指示する送信指示手段としての第1の通信送信指示手段56-1および第2の通信送信指示手段56-2と、を備え、第1の通信送信指示手段56-1や第2の通信送信指示手段56-2が押動操作されることにより、サーバ5経由で通知が情報端末6へと送信される構成としている。そのため、このように構成しても、通知を所望のタイミングで送信することができ、ユーザの利便性をより向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更可能である。例えば、加熱調理器1,1’の記憶手段52が、ユーザが保有する情報端末6とユーザが使用する加熱調理器1,1’とを関連付けた機器情報を記憶する機器情報記憶部や、サーバ5の通知情報記憶部79を有し、加熱調理器1,1’が制御手段51をサーバ5の通知提供部77として機能させるプログラムを有する構成にして、加熱調理器1,1’の無線通信装置19と情報端末6の通信モジュール63とがサーバ5を介さずに通信可能とする構成にしてもよい。この場合、加熱調理器1,1’が、通知情報記憶部79に記憶された情報から、選択操作された通信送信指示手段56に対応する通知に関する情報を当該通知に関する設定に基づいて情報端末6に送信するように構成される。また本実施形態および変形例中で示した構成については、同様の主旨で様々な追加や変更などが可能である。また、ネットワークについては、現状の例えばインターネット網などに限らず、将来的に構築される様々な通信網を利用できる。
1,1’ 加熱調理器
6,6-1,6-2,6-3 情報端末
17 表示手段
18 操作手段(送信指示手段)
19 無線通信装置(通信手段)
56 通信送信指示手段(送信指示手段、通知内容選択手段、通信先選択手段)
56-1 第1の通信送信指示手段(送信指示手段)
56-2 第2の通信送信指示手段(送信指示手段)
61 表示手段(端末表示手段)
63 通信モジュール(端末通信手段)
64 端末制御手段(プロセッサ)
65 通信制御手段(情報処理プログラム)
66 表示制御手段(情報処理プログラム)
A1 第1の通知内容設定領域(通知内容選択手段)
A2 第1の通知先設定領域(通信先選択手段)
A3 第2の通知内容設定領域(通知内容選択手段)
A4 第2の通知先設定領域(通信先選択手段)
A11 プルダウン領域(テンプレート作成手段)
D44 第1の設定表示体(テンプレート、テンプレート作成手段)
D46 第2の設定表示体(テンプレート、テンプレート作成手段)
D48 第3の設定表示体(テンプレート、テンプレート作成手段)
D61,D62 テキスト表示体(テンプレート)

Claims (11)

  1. 情報端末と通信可能な通信手段と、
    メッセージ情報の送信を指示する送信指示手段と、を備え、
    前記送信指示手段が操作されることにより、前記メッセージ情報が前記情報端末へと送信されることを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記通信手段は複数の前記情報端末と通信可能であり、
    前記メッセージ情報を当該複数の情報端末に同時に送信可能であることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記通信手段は複数の前記情報端末と通信可能であり、
    前記複数の情報端末から、前記メッセージ情報を送信する前記情報端末を選択可能な通信先選択手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 複数の前記メッセージ情報から、送信する前記メッセージ情報を選択可能な通信内容選択手段を備えることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記メッセージ情報がテンプレートを備え、
    前記通信内容選択手段は、複数の前記テンプレートから所望の前記テンプレートを選択可能であることを特徴とする請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 前記通信先選択手段は、第1の通信先選択手段と、第2の通信先選択手段とを少なくとも有し、
    前記第1の通信先選択手段および前記第2の通信先選択手段でそれぞれ、前記メッセージ情報を送信する前記情報端末を予め設定可能であることを特徴とする請求項3に記載の加熱調理器。
  7. 前記テンプレートを作成、編集可能なテンプレート作成手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の加熱調理器。
  8. 前記第1の通信先選択手段および前記第2の通信先選択手段でそれぞれ、複数の前記メッセージ情報から、送信する前記メッセージ情報を選択可能な通信内容選択手段を有することを特徴とする請求項6に記載の加熱調理器。
  9. 前記情報端末を介して前記テンプレート作成手段を実行可能である構成であることを特徴とする請求項7に記載の加熱調理器。
  10. 前記メッセージ情報を表示可能な、液晶ディスプレイで構成される表示手段と、
    前記表示手段を点灯/消灯させる点灯操作手段と、を備えることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  11. 請求項8に記載の加熱調理器と相互通信可能な情報端末に実行させる情報処理プログラムであって、
    前記第1の通信先選択手段で送信を指示する前記メッセージ情報の送信先の前記情報端末を設定する機能と、
    前記第2の通信先選択手段で送信を指示する前記メッセージ情報の送信先の前記情報端末を設定する機能と、
    前記第1の通信先選択手段で送信を指示する前記メッセージ情報を設定する機能と、
    前記第2の通信先選択手段で送信を指示する前記メッセージ情報を設定する機能と、を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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