JP2024077706A - 潤滑ローション用除去剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 肌に付着した潤滑ローションを安全かつ簡便に除去する方法を提供する。
【解決手段】潤滑ローション用除去剤は、溶媒とミョウバンとを含み、そのpH値が酸性又は弱酸性であることを特徴とする。また、潤滑ローション用除去シートは、溶媒とミョウバンとを含んだ除去剤を不織布に含浸させたものであり、ミョウバンの濃度が3重量%以上であることを特徴とする。
ミョウバンは身体に安全な物質であるため、上記構成とすることにより、安全性を損なわず、水のみで潤滑ローションを除去した時と比較し簡便に潤滑ローションを除去することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、潤滑ローションの除去剤及び前記除去剤を含浸した潤滑ローションの除去シートに関する。
ポリアクリル酸ナトリウム水溶液を含む潤滑ローションは、マッサージ等で潤滑剤として用いられ、身体に直接使用される。使用後は速やかに除去することが望ましいが、粘度の高い液体であるため水で洗浄しても完全には拭いきれず、肌に残存してしまうことがある。そこで特許文献1は、溶媒にカルシウム塩又はマグネシウム塩を溶かした除去剤を使用することで、水のみで洗浄した場合と比較して簡便に潤滑ローションを除去することを提案している。
特開2021-35927号公報
特許文献1で示すよう、溶媒とカルシウム塩又はマグネシウム塩を含む除去剤は簡便に潤滑ローションを除去することが可能かもしれない。しかし、当該除去剤は身体に直接触れるにも関わらず、肌への負担が考慮されていなかった。一般的に、カルシウム塩又はマグネシウム塩が長時間又は多量に肌に付着した場合、肌が炎症等を起こすと言われている。かかる課題は、潤滑ローションに限らず、エコー検査で用いる超音波ゼリーまたは超音波ローションなど、身体に使用する種々の潤滑ローションに共通する課題であった。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、潤滑ローションを簡便に除去することができ、その上で肌への負担が少ないことを目的とする。
本発明は、
潤滑ローションを除去するための潤滑ローション用除去剤であって、
溶媒と、
ミョウバンとを含み、
酸性又は弱酸性である潤滑ローション用除去剤(以下、「除去剤」という)とすることができる。
本発明の除去剤によれば、手や身体に付着した潤滑ローションを、水のみで洗浄した場合と比較して簡便に除去することができる。また、ミョウバンは、食品添加物としても使われており、皮膚から吸収されにくい物質であるから人体への危険性も低い。従って、カルシウム塩又はマグネシウム塩を用いた特許文献1の除去剤よりも炎症等のトラブルを生じさせる可能性が極めて低いといえる。
また、潤滑ローションはポリアクリル酸ナトリウムを含むことが多く、アルカリ性であることが多い。通常、アルカリ性のものを長時間肌に付着させた場合、肌が被れたり炎症等を起こしたりする可能性が高いため、肌へ直接触れる物質としては弱酸性または中性に近いことが望ましい。本発明の除去剤は酸性又は弱酸性の性質を持つため、アルカリ性である潤滑ローションと中和し、肌の上では弱酸性または中性に近づく。そうすることで、肌への負担が少なくなる。
潤滑ローションは、製品の特性上手や身体の表面に限らず、膣内などの粘膜へ直接使用することも考えられ、そのまま乾燥し粘膜に張り付いてしまうこともあり得る。本発明の除去剤は安全性が高いため、このような場合に特に有用性が高いといえる。
ここで、弱酸性とは、概ねpH4.5~6.0の範囲をいい、酸性とは、それよりもpHが小さい範囲を言う。もっとも、ミョウバンのpH値は約3.6程度と言われており、本発明における酸性のpHの下限値はこの値を意味することになる。
本発明が対象とする潤滑ローションは、ポリアクリル酸ナトリウムを含むものに限られずアルカリ性を示す身体の潤滑用ローションとすることができる。例えば、いわゆるラブローション、超音波ローションなど種々のものが含まれる。肌が弱酸性であることを考えると、本発明の除去剤は、中性の潤滑用ローションに対して用いても良い。
本発明の除去剤は、溶液を直接塗布する方法、スプレー等で噴射する方法、溶液をシートに含浸させる方法など種々の態様で用いることができる。また除去剤をそのまま使用してもよいし、薄めるなど濃度を調整して使用してもよい。
本発明の除去剤には、適宜、その他の添加物を含んでも良い。
本発明の除去剤は、
pH調整剤を含まない潤滑ローション用除去剤としてもよい。
一般に肌は弱酸性であると言われているから、除去剤を用いることによって、アルカリ性の潤滑ローションを中和し、さらに弱酸性にすることが好ましい。かかる観点から、ミョウバンのpH値は約3.6であるため、pH調整剤を含まない酸性である除去剤とすることが好ましいと言える。
本発明の除去剤においては、
ミョウバンの濃度は、溶媒に対して1重量%以上であることが望ましい。
重量%とは、ミョウバンの重量/(溶媒の重量+ミョウバンの重量)(%)を意味する。従って、除去剤に添加物を含む場合、添加物の重量は、ミョウバンの濃度に影響を与えない。
後述する通り、前記構成とすることで、水のみで洗浄した場合と比較し効果的に潤滑ローションを除去することができることが確認された。ミョウバンの濃度が高ければ高いほどより簡便に潤滑ローションを除去することが可能となる。ミョウバンの量が不足する場合には、除去剤の量を増やせばよいが、ミョウバンが1重量%を下回る場合には、除去剤を多量に要することになり、使い勝手が悪くなる。この意味で、上記構成とすることが好ましい。
潤滑ローションを完全に除去できたか否かの感覚は人によって異なるため、一度の塗布では潤滑ローションを拭いきれないと感じる場合には除去剤を2回、3回と肌に塗布すればよい。ミョウバンの濃度が高い場合、効果的に除去できるものの、使用する除去剤に含まれるミョウバンの量を細かく調整しにくいという短所もある。この意味では、ミョウバンの濃度は低い方が除去剤を不要な分まで手に取り過ぎてしまうといった無駄を省くこともでき、単位体積当たりのミョウバンの量も少なくなるため、製造コストも抑えることができる。
ミョウバンの濃度は、これらの要素のバランスを考慮して任意に決めることができる。
本発明は、
潤滑ローションを除去するための潤滑ローション用除去シートであって、
不織布と、
溶媒にミョウバンを溶かした溶液とを備え、
前記溶液は酸性又は弱酸性であり、前記不織布に含浸されている潤滑ローション用除去シート(以下「除去シート」という)とすることもできる。
こうすることにより、溶液状の除去剤よりも取扱が容易になるという利点がある。特に、エコー検査において用いた潤滑ゼリーを除去する場合など、溶液状の除去剤で洗い流すことに向かない状況において、有用性が高い。
本発明に係る除去シートにおいて、
前記溶液は、前記ミョウバンの濃度が、溶媒に対して3重量%以上であることが望ましい。
上述した様、溶媒に対するミョウバンの濃度は高ければ高いほどより効果的に潤滑ローションの除去が可能となる。除去剤は直接肌に使用するのに対し、除去シートは一度除去剤を不織布等に染みこませた上で肌に使用することとなるため、除去シートを用いる場合には前記除去剤の肌へ付着する量が少なくなる。従って、効果的に潤滑ローションを除去するためには、溶媒に対するミョウバンの濃度も高くある必要がある。実験の結果、3重量%以上とすることが好ましいことが確認された。
ただし、先に述べた様、ミョウバンの濃度が高くなればなるほど製造コストも上がる。よって、本発明に係る除去シートは、潤滑ローションを効果的に除去することができ、さらに製造コストを抑えるためには3重量%とすることがより望ましい。
本発明は、上述した種々の特徴を、必ずしも全てを備えている必要はなく、適宜、その一部を省略したり組み合わせたりしてもよい。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明に係る除去剤は、溶媒とミョウバンを含む溶液である。
本実施に用いるミョウバンとしては、1価の陽イオンの硫酸塩と3価の金属イオンの硫酸塩の複塩であれば特に限定されず、例えばカリミョウバンとも呼ばれる硫酸カリウムアルミニウム十二水和物(AlK(SO4)2・12H2O)や無水ミョウバンとも呼ばれる無水硫酸アルミニウムカリウム(KAl(SO4)2)等があげられる。
ミョウバンの濃度は任意に定めることができるが、1重量%以上であることが望ましい。
溶媒としては、例えば精製水や水道水が挙げられる。精製水としてはイオン交換水、蒸留水、及び限外濾過水等が挙げられるが、特にそれらに限定されるものではない。また、水に限らず、ミョウバンが溶解する種々の溶媒を用いることができ、複数種類の溶媒を混合して用いてもよい。
除去剤は、添加物を含んでも良い。例えば、保湿剤、防腐剤、色素、香料、殺菌剤などが挙げられる。保湿剤としては、プロピレングリコール、防腐剤としては、フェノキシエタノール、メチルパラベン等が挙げられるが、特にそれらに限定されるものではない。
また、除去剤には、pH調整剤は含まないことが好ましいが、含む場合であっても、除去剤を中性に調整するものではなく、弱酸性または酸性を保つ範囲で用いることが好ましい。pH調整剤としては水酸化カリウム等が挙げられるが、特にそれらに限定されるものではない。
除去シートは、溶媒にミョウバンを溶かした除去剤を含浸したものである。
除去シートの大きさ及び形状は特に限定されない。形状としては、例えば、正方形、長方形、台形、菱形、円形、楕円形、半円形、三日月型、樽形、鼓形等が挙げられる。また、シートの表面に切れ込みやくり抜き、凹凸等があっても良い。
除去シートには不織布が使用される。その種類としては、例えばスパンボンド不織布、スパンレース不織布、サーマルボンド不織布、ニードルパンチ不織布、スティッチボンド不織布などが挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。また、不織布を積層構造等とすることもできる。
除去シートで使用される不織布の素材としては、天然素材又は化学繊維どちらを用いても良い。天然素材としては、例えば、綿、パルプ、セルロース、麻、毛、絹等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。化学繊維としては、例えば、金属繊維等の無機繊維、リヨセル等の精製繊維、レーヨン、カゼイン繊維等の再生繊維、アセテート等の半合成繊維、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン等の合成繊維が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。また、これらの素材は、一種類のみで不織布を構成しても良いし、二種類以上で構成しても良い。
除去シートへ含浸させる除去剤の量は、特に限定されず、不織布の種類や厚み、大きさ等によって変えることができる。また、除去剤を除去シートへ含浸させる方法も特に限定されない。
一例として、レーヨン及びポリエステルからなるスパンレース不織布であって、大きさが縦150ミリメートル、横200ミリメートルである除去シートの場合、2立法センチメートルの除去剤を含浸させることが好ましい。こうすることで、除去シートから除去剤が漏れることもなく、その上乾燥もしづらい。
以下、除去剤および除去シートの実施例について説明する。
カリミョウバンを精製水に溶解した溶液を、0.5重量%~5.0重量%まで0.5重量%刻みで濃度を変化させた10種類の除去剤を用意した。添加物は含んでいない。また、レーヨン50%、ポリエステル50%を素材とする150ミリメートル×200ミリメートルのスパンレース不織布をシートとした。そして、このシートを、四つ折り(75ミリメートル×100ミリメートル)にして10枚用意し、上述の10種類の除去剤をそれぞれ2ccずつ均一に含浸させたものをサンプル1~サンプル10とした。
(試験Aについて)
試験Aでは、水、ポリアクリル酸ナトリウム(1.5重量%)及びメチルパラベンを混ぜた検体1ccを被験者の右手の平に均一に塗布し、サンプル1~10で拭き取った場合に、拭き取りに要した回数、拭き取り後の残留感を記録したものである。被験者は男女各5名ずつとした。
拭き取りに要した回数を表1に示す。
拭き取り回数は、サンプル2(1.0重量%)はサンプル1(0.5重量%)に対して、拭き取り回数が極端に下がっていることが分かる。従って、ミョウバンの濃度は1.0重量%以上とすることが好ましいと考えられる。
なお、サンプル10(5.0重量%)に近づけば近づくほど、拭き取り回数は少なくなる傾向にある。つまり、ミョウバン濃度が高い方が拭き取り回数が少なくなると言える。ただし、サンプル5(2.5重量%)とサンプル10(5重量%)では、合計の拭き取り回数で10回程度の差しかないため、2.5重量%以上であれば、濃度を高めても拭き取り効果が劇的に向上するとまでは言えないように思われる。
残留感に関する評価結果を表2に示す。
◎:検体が完全に拭き取れた
○:検体はほとんど拭き取れたが、僅かに手の平に残っている
△:検体があまり拭き取れず、ほとんど手の平に残っている
×:検体が手の平に残っている
「残留感」とは、カリミョウバンを精製水で希釈した溶液を含浸させた不織布で検体を拭き取った後、それでも完全には拭き取れなかった検体がどれほど手の平に残留しているか、を被験者の主観で評価したものである。
上記試験においても、サンプル2(1.0重量%)はサンプル1(0.5重量%)より残留感があると答えた人が大幅に減った。
(試験Bについて)
試験Bでは、試験Aと同じ検体4ccを用い、これにカリミョウバンを精製水に溶解した溶液を、0.5重量%~5.0重量%まで0.5重量%刻みで濃度を変化させた10種類の除去剤10ccをそれぞれ加えて撹拌し、検体の糸引きがなくなるまでの時間を計測したものである。サンプル1(0.5重量%)~サンプル4(2.0重量%)は、5分間撹拌しても糸引きがなくならなかったことを示している。しかし、サンプル5(2.5重量%)では、糸引きがなくなる時間が22秒と一気に短縮された。かかる観点からは、ミョウバン濃度は2.5重量%以上とすることが好ましいと考えられる。
また、サンプル1(0.5重量%)では、5分間撹拌しても糸引きがなくならなかったのに対して、サンプル10(5.0重量%)では、6秒で糸引きがなくなった。
試験Aでは、精製水に対してカリミョウバンの濃度が高ければ高いほど検体の拭き取り回数が減り、拭き取り切れなかった検体の残留感を感じる人も少なかった。試験Bでも、カリミョウバンの濃度が高ければ高いほど、糸引きがなくなる時間が短くなっており、試験Aの結果を客観的に裏付けるものとなっている。
試験A、Bの結果から、精製水に対してカリミョウバンの濃度が高くあれば、それだけ検体の除去が簡便にできることがわかる。また、試験Aによれば、ミョウバンが1重量%以上の範囲で十分に効果があることが確認された。また、試験Bによれば、ミョウバンの濃度が2.5重量%以上がより好ましいことが確認された。
(試験Cについて)
試験Cでは、試験Aと同じ検体を被験者の右手の平に塗布し、クエン酸、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウムをそれぞれ精製水で溶解した溶液及び精製水単体を不織布に含浸させ、拭き取りに要した回数、拭き取り後のかさつき感、ピーリング感をサンプル6(ミョウバンの濃度3.0重量%)と比較して記録したものである。各物質の濃度は3.0重量%とした。被験者は男女各5名ずつ、使用した不織布および含浸させた溶液の量は試験Aに合わせた。
拭き取りに要した回数を表4に示す。
表4によれば、拭き取り回数は、塩化カルシウムが24回、カリミョウバン、塩化マグネシウムが共に28回となっており、他の物質と比べて有意に少ないため、当該発明の主な目的である「潤滑ローションを簡便に除去する」点においては、前記3物質が適しているといえる。以下、前記3物質において比較検討を行う。
かさつき感についての評価結果を表5に示す。

◎:手の平の状態が、検体を塗布する前と全く変わらない
○:手の平を触ると少しかさかさとした感覚があるが、検体を塗布する前とほぼ変わらない
△:手の平を触るとかなりかさかさとした感覚がある
×:手の平を触るとかさかさとした感覚がある、その後乾燥する
表5によれば、かさつき感を覚える人は、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、カリミョウバン(サンプル6)の順で少なくなっている。カリミョウバン(サンプル6)では、全被験者が「手の平の状態が、検体を塗布する前と全く変わらない」と評価しており、除去剤が肌に与える影響が、塩化カルシウム、塩化マグネシウムに比べて明らかに低いことが確認された。
ピーリング感についての評価結果を表6に示す。
◎:手の平の状態が、検体を塗布する前と全く変わらない
○:手の平を触ると少しつるつるとした感覚があるが、検体を塗布する前とほぼ変わらない
△:手の平を触るとかなりつるつるとした感覚がある
×:手の平がつるつるとした感覚があり、炎症を起こしかけている
「ピーリング感」とは、検体を拭き取った後、肌がつるつる、ピリピリとした状態となり、手の平が突っ張るような感覚を被験者の主観で評価したものである。このピーリング感は、少ない方が肌への負担も低く安全性が高いといえる。
表6に示す通り、塩化マグネシウムは塩化カルシウム及びカリミョウバンより強くピーリング感を感じる人が多かった。塩化カルシウムとカリミョウバンでは、ほぼ同等の結果となった。
試験Cの結果、拭き取り回数に関しては、カリミョウバン、塩化カルシウム、塩化マグネシウムはほぼ同等の結果であった。しかし、かさつき感、ピーリング感においてカリミョウバンは塩化カルシウム、塩化マグネシウムよりも優れていることが確認され、除去剤として使用するには最も性能が良く、安全性が高いことが判明した。
本発明は、上述の実施例に限らず、種々の態様をとることができる。
上述の実施例では、ポリアクリル酸ナトリウムを含む潤滑ローション、いわゆるラブローション、を検体とする例を示したが、本実施例は、この他、エコー検査で用いる超音波ローション、超音波ジェルなど、種々の潤滑ローションに使用可能である。
本発明は、肌に付着した潤滑ローションを簡便に除去するために利用することができる。

Claims (5)

  1. 潤滑ローションを除去するための潤滑ローション用除去剤であって、
    溶媒と、
    ミョウバンとを含み、
    酸性又は弱酸性である潤滑ローション用除去剤。
  2. 請求項1記載の潤滑ローション用除去剤であって、
    pH調整剤を含まない潤滑ローション用除去剤。
  3. 請求項1記載の潤滑ローション用除去剤であって、
    ミョウバンの濃度が、溶媒に対して1重量%以上である潤滑ローション用除去剤。
  4. 潤滑ローションを除去するための潤滑ローション用除去シートであって、
    不織布と、
    溶媒にミョウバンを溶かした溶液とを備え、
    前記溶液は酸性又は弱酸性であり、前記不織布に含浸されている潤滑ローション用除去シート。
  5. 請求項4記載の潤滑ローション用除去シートであって、
    前記溶液は、前記ミョウバンの濃度が、溶媒に対して3重量%以上である潤滑ローション用除去シート。

JP2022189809A 2022-11-29 潤滑ローション用除去剤 Pending JP2024077706A (ja)

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