JP2024077411A - 水中油滴型白濁化粧料 - Google Patents

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真吾 澤田
嘉純 佐藤
令以子 小松
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Abstract

【課題】 広範な油性原料を配合することができ、経時安定性に優れる水中油滴型白濁化粧料を提供することを目的とする。【解決手段】 下記(a)~(c)を含有し、乳化粒子の平均径および中位径が1.0μm未満である水中油滴型白濁化粧料;(a)ポリクオタニウム-61、(b)液状の油性原料、(c)水。本発明によれば、経時的な乳化安定性に優れる水中油滴型白濁化粧料を得ることができる。本発明を、ポリクオタニウム-61以外の界面活性剤を配合しない態様で実施する場合には、いわゆる界面活性剤フリーな白濁化粧料として、皮膚や毛髪等に低刺激な印象を消費者に訴求することができる。【選択図】 図7

Description

本発明は、水中油滴型白濁化粧料に関する。
近年、化粧水などの液状化粧料の分野では、白濁という外観的特徴が好まれる傾向がある。これは、透明な化粧水よりも白濁したものの方が、高級なイメージや保湿効果が高いイメージが強いからではないかと考えられる。
白濁した外観を有する化粧料は、一般に、油性原料あるいはスチレン/ビニルピロリドン共重合体のような高分子ポリマーを配合することでつくられる。このうち、保湿効果が得られるのは油性原料を配合したものである。しかしながら、油性原料により白濁させた化粧料は基本的に不安定系であるため、濁度の低下ないし上昇や分離などが生じやすく、経時安定性を担保することは容易ではない。
そこで、配合成分を工夫するなどして、経時安定性に優れる白濁化粧料が研究開発されており、例えば、特許文献1には、油分としてアシルアミノ酸エステルを配合し、さらに特定の増粘剤(タマリンドガム)を配合することで、経時的にリング形成が起きない白濁化粧料が得られることが開示されている。
特許第6226843号公報
しかしながら、特許文献1に記載の白濁化粧料では、油性原料の種類が限定される点で、製品設計が難しい場合がある。すなわち、係る特許文献を鑑みても、未だ、広範な油性原料を配合可能で、経時安定性に優れる白濁化粧料は十分に供給されている状況ではない。本発明は、係る課題を解決するためになされたものであって、広範な油性原料を配合することができ、経時安定性に優れる水中油滴型白濁化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究の結果、ポリクオタニウム-61と液状の油性原料と水とを組み合わせて乳化し、油滴(乳化粒子)の粒子径の平均径および中位径を1.0μm未満にすることにより、経時安定性の高い水中油滴型白濁化粧料を製造できることを見出した。そこで、係る知見に基づいて下記の各発明を完成した。
(1)本発明に係る水中油滴型白濁化粧料は、下記(a)~(c)を含有し、乳化粒子の平均径および中位径が1.0μm未満である;
(a)ポリクオタニウム-61、
(b)液状の油性原料、
(c)水。
(2)本発明に係る水中油滴型白濁化粧料において、乳化粒子の平均径および中位径は、0.5μm未満であってもよい。
(3)本発明に係る水中油滴型白濁化粧料は、(a)ポリクオタニウム-61が1重量部に対して、(b)液状の油性原料を14重量部未満含有するものであってもよい。
(4)本発明に係る水中油滴型白濁化粧料は、(c)水を、水中油滴型白濁化粧料100質量%中に9.7質量%超含有するものであってもよい。
本発明によれば、経時的な乳化安定性に優れる水中油滴型白濁化粧料を得ることができる。
ポリクオタニウム-61は、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとメタクリル酸ステアリルとを重合してなる、共重合体である。高い親水性をもつ2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンと、疎水性のアルキルメタクリエートとからなる両親媒性物質であるが、従来、化粧料には保湿作用を期待して用いられており、保湿剤に分類されている。すなわち、界面活性能は皮膚や毛髪への吸着作用を発揮する程度の弱いものであり、主たる効果は親水基(2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン)による保湿作用と認識されていた。
ところが、本発明によれば、水と、油性原料と、ポリクオタニウム-61とを組み合わせて乳化し、乳化粒子の平均径および中位径を所定の範囲に調整等することで、例え、他に界面活性剤を配合せずとも、経時安定性に優れる白濁化粧料を得ることができる。すなわち、本発明を、ポリクオタニウム-61以外の界面活性剤を配合しない態様で実施する場合には、いわゆる界面活性剤フリーな白濁化粧料として、皮膚や毛髪等に低刺激な印象を消費者に訴求することができる。
高圧乳化処理の条件を変えて製造した白濁化粧料における、粒子径、白濁度および安定性の評価結果を示す表である。 ポリクオタニウム-61と油性原料との配合割合、乳化方法および高圧乳化処理の条件を変えて製造した白濁化粧料における、粒子径、白濁度および安定性の評価結果を示す表である。 油性原料の種類および高圧乳化処理の条件を変えて製造した白濁化粧料における、粒子径、白濁度および安定性の評価結果を示す表である。 ポリクオタニウム-61と油性原料との配合割合を変えて製造した白濁化粧料における、粒子径、白濁度および安定性の評価結果を示す表である。 ポリクオタニウム-61と油性原料との配合割合を変えて製造した白濁化粧料の外観を示す写真である。 ポリクオタニウム-61、油性原料および水の配合割合を変えて製造した白濁化粧料における、粒子径、白濁度および安定性の評価結果を示す表である。 ポリクオタニウム-61、油性原料および水の配合割合を変えて製造した白濁化粧料の外観を示す写真である。 ポリクオタニウム-61および油性原料の合計配合量を変えて製造した白濁化粧料における、粒子径および白濁度の評価結果を示す表である。 ポリクオタニウム-61および油性原料の合計配合量を変えて製造した白濁化粧料の外観を示す写真である。 ポリクオタニウム-61と油性原料との配合割合、油性原料の種類および高圧乳化処理の条件を変えて製造した白濁化粧料における、粒子径、白濁度および安定性の評価結果を示す表である。
以下、本発明について詳細に説明する。
水中油滴(O/W)型の化粧料とは、油と水または水溶液とが混ざり、油が水または水溶液中に細かい滴粒となって分散している乳化物である化粧料をいう。すなわち、水中油滴(O/W)型化粧料における乳化粒子とは油滴のことを指す。化粧料が水中油滴型か油中水滴型かは、例えば、当該乳化物に粉末色素をふりかけて拡がり方を観察することにより確認することができる。具体的には、粉末状の水溶性色素(例えばメチレンブルー)または油溶性色素(例えばスダンIII)を化粧料にふりかける。前者をふりかけた場合に色素が拡がり、後者をふりかけた場合に色素が拡がらないものは、水中油滴型化粧料であると判断することができる。
白濁化粧料とは、白濁した外観を有する化粧料をいう。本発明の白濁化粧料においては、目視で一定程度白濁していることが認識できればよい。すなわち、化粧料の背後にある物の色や形が視認できないほど白濁していてもよく、視認できる程度に透き通っていてもよい。
白濁の程度は、例えば、波長660nmにおける吸光度を指標とすることができる。本発明の白濁化粧料は、660nmで吸光度を測定した場合の値としては、0.05以上、0.06以上、0.07以上、0.08以上、0.09以上、0.1以上を例示することができる。また、当該吸光度は値が高い程、白濁の程度が大きいという関係にあるが、経時安定性の観点からは5.0未満であることが好ましい。
本発明において「経時安定性」あるいは「安定性」は、乳化物である白濁化粧料を一定期間保存した場合の状態変化の程度をいう。ここで、係る状態変化としては、リング(化粧料の液面上端と容器壁面との境目に生じる付着物が容器全周に形成される現象)の出現や、クリーミング(乳化粒子が外相との比重差によって浮上あるいは沈降し、部分的に濃縮される現象)の出現、油相と水相との分離などが例示される。すなわち、「経時安定性がある(高い、良い)」あるいは「経時安定性に優れる」とは、一定期間経過後の状態変化が無いもしくは少ないこと、または、状態変化を生じるまでの期間が長いことをいう。反対に、「経時安定性が無い(低い、悪い)」とは、一定期間経過後の状態変化が大きいこと、または、状態変化を生じるまでの保存期間が短いことをいう。安定性は、例えば、化粧料を密閉容器に入れ、常温~40℃程度の比較的高温下にて一定期間保存した後、その状態を目視や顕微鏡にて観察することにより評価することができる。
「乳化粒子の平均径」とは、乳化粒子の粒子径の合計を粒子数で割った値(平均値)をいう。また、「乳化粒子の中位径」とは、乳化粒子の粒子径の中央値をいう。平均径および中位径は、市販の粒度分布測定装置を用いて乳化粒子の粒子径を測定し、その測定値に基づいて算出すれば、求めることができる。
本発明の白濁化粧料において、乳化粒子の平均径および中位径は、白濁化粧料に高い経時安定性を具備させる観点から、1.0μm未満が好ましく、0.9μm以下、0.9μm未満、0.8μm以下、0.8μm未満、0.7μm以下、0.7μm未満、0.6μm以下、0.6μm未満、0.5μm以下あるいは0.5μm未満がより好ましい。
乳化粒子の粒子径(平均径および中位径)は、化粧料に配合する成分の種類、各成分の配合量ないし配合割合、乳化法などにより、適宜調整することができる。例えば、(a)ポリクオタニウム-61に対する(b)油性原料の配合割合を小さくすると、粒子径(平均径および中位径)は小さくなる傾向がある。
本発明の白濁化粧料は、上記(a)~(c)を常法に従って混合し、乳化させることにより製造することができる。乳化法は、特に限定されず、化学的乳化法および機械的乳化法のいずれも、あるいはこれらを組み合わせて行うことができる。化学的乳化法としては、例えば、転相乳化法、D相乳化法、転相温度乳化法、液晶乳化法、ゲル乳化法などを例示することができる。また、機械的乳化法は、一般に、乳化装置の機械的剪断力を利用してエマルションを得る方法であり、乳化装置としては、プロペラ撹搾機、パドルミキサー、掻取ミキサー(アンカー式ミキサー)、高速剪断力を有するホモミキサー、ディスパーミキサー、ウルトラミキサー、高圧ホモジナイザーやフィルミックスなどを例示することができる。
例えば、白濁化粧料は、後述する実施例で示すように、化学的乳化法(例えば、D相乳化)にて予備乳化を行った後、機械的乳化(例えば、高圧乳化)を行うことにより、粒子径(平均径および中位径)を1.0μm未満あるいは0.5μm未満とし、高い経時安定性を得ることができる。
D相乳化法は、一般に、右記[1]および[2]の2段階の工程からなる。[1]多価アルコールと界面活性剤を含んだ溶液に、油性原料を分散させることによってO/Dゲルエマルションを形成させる。[2]このO/Dゲルエマルションを水で希釈することにより、O/W(水中油滴型)エマルションとする。
すなわち、本発明においてD相乳化を行う場合は、白濁化粧料に多価アルコールを配合してもよい。多価アルコールは、白濁化粧料に通常用いられるものであればよく、特に限定されない。例えば、多価アルコールとしては、1,3-ブチレングリコール(BG)、グリセリン、ジグリセリン、1,3-プロパンジオール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、ペンチレングリコール、ポリエチレングリコールなどを例示することができ、必要に応じて1種または2種以上が用いられる。
高圧乳化は、処理物に圧力を付加して細管を通過させることにより微細なエマルションを得る機械的乳化法であり、市販の高圧乳化装置(高圧ホモジナイザー)により行うことができる。例えば、高圧乳化を行う際の圧力を高くする、あるいは処理回数を複数回にすると、粒子径(平均径および中位径)は小さくなる傾向がある。
(a)ポリクオタニウム-61は、上述のとおり、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとメタクリル酸ステアリルとの共重合体である。ポリクオタニウム-61の重量平均分子量としては、例えば、5,000~5,000,000が例示されるが、本発明の効果を奏し得る限り特に限定されず、任意の分子量のものを用いることができる。なお、重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定し、スチレン換算で求められる。ポリクオタニウム-61の窒素含量も、例えば0.5~5質量%程度が例示されるが、本発明の効果を奏し得る限り特に限定されず、任意の窒素含量のものを用いることができる。
ポリクオタニウム-61は、グリセリンおよびBGを溶媒とする溶液の形態、あるいは、グリセリン、BGおよび水を溶媒とし、カチオン界面活性剤(ココイルアルギニンエチルPCA等)を含有する溶液の形態で市販されており、本発明に係るポリクオタニウム-61として、これらを用いることもできる。
(b)液状の油性原料とは、常温で液体の形態を呈する油性原料をいう。具体的には、25℃における粘度が500mPa・S以下の油性原料ということができる。本発明では、化粧品や医薬部外品、医薬品、食品などに使用可能な液状油性原料を用いることができる。例えば、油性原料は、その化学構造に基づいて、油脂、高級脂肪酸、ロウ類、炭化水素、エステル類、高級アルコールおよびシリコーン油などに分けられる場合があるが、これらのうちの液状物のいずれも用いることができる。
例えば、油脂としては、オリーブ果実油、ヒマワリ種子油、アーモンド油、コメ胚芽油、ツバキ油、グレープシードオイル、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、アプリコット油等を例示することができ、高級脂肪酸としては、イソステアリン酸、オレイン酸等を例示することができ、ロウ類としては、ホホバ種子油等を例示することができ、炭化水素としては、水添ポリイソブテン、イソドデカン、テトラデセン等のオレフィン系炭化水素、ミネラルオイル(流動パラフィン)、スクワラン等を例示することができ、エステル類としては、イソステアリン酸イソステアリル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸エチルヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セチル等を例示することができ、高級アルコールとしては、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール等を例示することができ、シリコーン油としては、ジメチコン、アモジメチコン、メチルフェニルポリシロキサン、シクロペンタシロキサン等を例示することができる。また、紫外線吸収剤としては、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オクトクリレン、ポリシリコン-15等を例示することができる。油性原料は1種類を単独で白濁化粧料に配合してもよく、2種以上を組み合わせて配合してもよい。
本発明の水中油滴型白濁化粧料における、前記(a)成分および(b)成分の含有量は、当該化粧料の製剤形態や所望の作用効果の程度等に応じて適宜設定することができる。例えば、ポリクオタニウム-61が1重量部に対して、液状油性原料が14重量部未満、13.5重量部以下、13重量部以下、12.5重量部以下、12重量部以下、11.5重量部以下、11重量部以下、10.5重量部以下の含有量を例示することができる。また、ポリクオタニウム-61と液状油性原料との合計の含有量は、白濁化粧料全体に対して、0.15~90質量%を例示することができる。
本発明の水中油滴型白濁化粧料における、前記(c)水の含有量もまた、当該化粧料の製剤形態や所望の作用効果の程度等に応じて適宜設定することができる。例えば、水の含有量は、白濁化粧料全体に対して、9.7質量%超、10質量%超、10質量%以上、11質量%以上、12質量%以上、13質量%以上、14質量%以上、15質量%以上、16質量%以上、17質量%以上、18質量%以上、19質量%以上、20質量%以上、21質量%以上、22質量%以上、23質量%以上、24質量%以上、25質量%以上を例示することができる。
本発明の水中油滴型白濁化粧料の形態は特に限定されないが、例えば、液状、クリーム状、ジェル状とすることができる。化粧料の品目としては、例えば、化粧液(化粧水、保湿液、美容液等)、クリーム、乳液などを例示することができる。
本発明の水中油滴型白濁化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、上記(a)~(c)以外の成分を配合することができる。係る他の成分としては、例えば、溶媒ないし分散媒、エタノール、多価アルコール、ソルビトール等の糖類、界面活性剤、pH調整剤、着色剤、動植物エキス、ビタミン及びその誘導体、美白剤、抗炎症剤、キレート剤、無機又は有機塩類、可溶化剤、防腐剤、殺菌剤、保湿剤、酸化防止剤、湿潤剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、増粘剤、香料、カチオンポリマー、清涼剤、冷感剤等を例示することができ、これら他の成分は、必要に応じて乳化物調製時または乳化物調製後に配合できる。
以下、本発明について各実施例に基づいて説明する。なお、本発明の技術的範囲は、これらの実施例によって示される特徴に限定されない。また、本実施例の配合における単位は、特段の記載のない限り質量比を表す。
<試験方法>試験は、特段の記載のない限り下記の方法により行った。
(1)使用原料
表1に示す原料(全て市販品)を用いて白濁化粧料(ミルクローション)を製造した。表1に示すように、ポリクオタニウム-61としては、ポリクオタニウム-61のグリセリン/BG溶液を用いた。
(2)白濁化粧料の製造
≪2-1≫D相乳化法
D相乳化法による白濁化粧料の製造は、以下[1]-[4]の手順により行った。
[1]ポリクオタニウム-61と油性原料とを高速攪拌機で混合・撹拌し、均一にした。
[2]精製水に、フェノキシエタノールを添加後、攪拌し、均一にした。
[3]攪拌しながら[1]に[2]を徐々に添加して、予備乳化物を得た。
[4]予備乳化物を、超高圧湿式微粒化装置(「ナノヴェイタ」吉田機械興業株式会社)に供して、高圧乳化処理を行った。本処理は、高圧(50~200MPa)のプランジャポンプにてスラリー(予備乳化物)をノズル部に送り込み、ノズル通過時に発生する高速せん断力によって分散質の粒子径を小さくするものである。高圧乳化処理は1回(1Pass)または2回(2Pass)行った。
≪2-2≫機械乳化法
機械乳化法による白濁化粧料の製造は、以下[1]-[3]の手順により行った。
[1]精製水に、フェノキシエタノールを添加後、攪拌し、均一にした。
[2]ポリクオタニウム-61と油性原料と[1]とを高速攪拌機で混合・撹拌し、予備乳化物を得た。
[3]予備乳化物を、高圧微粒化装置(「ナノヴェイタ」吉田機械興業株式会社)に供して、高圧乳化処理を1回(1Pass)または2回(2Pass)行った。
(3)粒子径の測定
製造直後の白濁化粧料について、粒度分布測定装置(「LS 13 320」ベックマン・コールター株式会社)を用いて、分散質(乳化粒子)の粒度分布を測定し、平均径、中位径および最頻径を算出した。
(4)白濁度の測定
製造直後の白濁化粧料について、レシオビーム分光光度計 U-5100(株式会社日立ハイテクサイエンス)を用いて波長660nmにおける吸光度を測定した。当該吸光度は、その値が大きいほど、目視で確認される白濁の程度が大きいという関係にある。そこで当該吸光度を白濁度とした。
(5)安定性の評価
製造した白濁化粧料を透明の円柱型ポリエチレンテレフタレート(PET)製容器に入れ、室温または40℃で放置した。1週間後および1ヶ月(28日)後に化粧料の状態を目視で観察し、下記の評価基準により○、△または×の三段階で評価した。すなわち、○は、当該期間における経時安定性に優れることを示す。なお、「リング」は、化粧料の液面上端と容器壁面との境目に生じる付着物が容器全周に形成される現象をいう。また、「クリーミング」は、乳化粒子が外相との比重差によって浮上あるいは沈降し、部分的に濃縮される現象をいう。「分離」は、油相と水相との分離をいう。
≪評価基準≫
〇:リング、クリーミングおよび分離が全く認められず、均一な状態である。
△:リングがわずかに認められるが、少し振とうすると均一になる。
×:クリーミングまたは分離が顕著に認められる。
<実施例1>粒子径の検討
高圧乳化処理の条件を変えて、試験方法(2)≪2-1≫D相乳化法によりNo.1~4の白濁化粧料を製造した。No.1~4の配合および製造条件を図1の上段に示す。高圧乳化処理は、No.1が50MPa、No.2が75MPa、No.3が100MPaおよびNo.4が150MPaで、いずれも1Pass行った。No.1~4について粒子径、白濁度および安定性を評価した結果を図1の下段に示す。
図1の下段に示すように、乳化粒子の粒子径(平均径および中位径)は、No.1~2では1μmを超えていたのに対して、No.3~4では0.4~0.5μm前後であった。また、No.1~4の白濁度は4.6~5.08の範囲であり、いずれの試料も目視でも白濁していることが確認された。経時安定性は、No.1およびNo.2は室温1ヶ月および40℃1週間が△であったが、No.3およびNo.4は当該期間の評価がいずれも○であった。
経時安定性の結果を乳化粒子の粒子径の観点から考察すると、平均径および中位径が1.0μmを超えるもの(No.1、2)は室温1ヶ月および40℃1週間でクリーミングが生じたが、1.0μmを下回るもの(No.3、4)では当該期間においてもクリーミングが生じず安定に保たれた。すなわち、乳化粒子の平均径および中位径を1.0μm未満とすることにより、界面活性剤を配合せずとも、ポリクオタニウム-61と油性原料とを用いて優れた経時安定性を有する白濁化粧料が製造できることが明らかになった。
<実施例2>粒子径の検討
ポリクオタニウム-61と油性原料との配合割合、乳化方法および高圧乳化処理の条件を変えて、No.1~4の白濁化粧料を製造した。No.1~4の配合および製造条件を図2の上段に示す。ポリクオタニウム-61と油性原料との配合割合は、No.1およびNo.2が1:10、No.3およびNo.4が1:1とした。また、乳化は、No.2およびNo.4が試験方法(2)≪2-1≫D相乳化法により、No.1およびNo.3が試験方法(2)≪2-2≫機械乳化法により、行った。高圧乳化処理は、No.1およびNo.2が200MPa、No.3およびNo.4が150MPaで、いずれも1Pass行った。No.1~4について粒子径、白濁度および安定性を評価した結果を図2の下段に示す。
図2の下段に示すように、乳化粒子の粒子径(平均径および中位径)は、No.1では0.5μm前後、No.2では0.3μm前後、No.3では0.2~0.65μmの範囲、No.4では0.3μ前後であった。また、No.1~4の白濁度は1.59~4.57の範囲であり、いずれの試料も目視でも白濁していることが確認された。経時安定性は、No.1~4のいずれも室温1ヶ月および40℃1週間が○であった。一方、40℃1ヶ月は、No.1およびNo.3で△、No.2およびNo.4で○であった。
経時安定性の結果を乳化粒子の粒子径の観点から考察すると、No.1~4はいずれも平均径および中位径が1.0μm未満であったため、室温1ヶ月および40℃1週間の優れた経時安定性を発揮したと考えられる。そして、40℃1ヶ月については、平均径が0.5μmを超えるもの(No.1、3)はクリーミングが生じたが、0.5μmを下回るもの(No.2、4)では当該期間においてもクリーミングが生じず安定に保たれた。すなわち、乳化粒子の平均径および中位径を0.5μm未満とすることにより、界面活性剤を配合せずとも、ポリクオタニウム-61と油性原料とを用いて顕著に優れた経時安定性を有する白濁化粧料が製造できることが明らかになった。
また、経時安定性の結果を乳化法の観点から考察すると、機械乳化によるもの(No.1、3)も、D相乳化によるもの(No.2、4)も、室温1ヶ月および40℃1週間の優れた経時安定性を発揮した。このことから、本発明において、乳化法は特に限定されず、ポリクオタニウム-61と油性原料とを用いて優れた経時安定性を有する白濁化粧料が製造できることが明らかになった。
一方、40℃1ヶ月については、機械乳化によるもの(No.1、3)はクリーミングが生じたが、D相乳化によるもの(No.2、4)では当該期間においてもクリーミングが生じず安定に保たれた。このことから、ポリクオタニウム-61と油性原料とを含む白濁化粧料の製造にあたり、顕著に優れた経時安定性を得るためには、D相乳化を行うことが好ましいことが明らかになった。
<実施例3>粒子径の検討
油性原料の種類および高圧乳化処理の条件を変えて、試験方法(2)≪2-1≫D相乳化法によりNo.1~12の白濁化粧料を製造した。No.1~12の配合および製造条件を図3の上段に示す。油性原料として、No.1~3はオリーブ果実油を、No.4~6はホホバ種子油を、No.7~9はイソステアリン酸ステアリルを、No.10~12はジメチコンを、それぞれ配合した。また、高圧乳化処理は、No.1、4、7および10が100MPa、No.2、5、8および11が150MPa、No.3、6、9および12が200MPaで、いずれも1Pass行った。No.1~12について粒子径、白濁度および安定性を評価した結果を図3の下段に示す。
図3の下段に示すように、乳化粒子の粒子径(平均径および中位径)は、No.1、2、4、7、8、10および11では1μm以上であったのに対して、No.5では1μm未満0.5μm以上であり、No.3、6、9および12では0.5μm未満であった。また、No.1~12の白濁度は3.78~5.13の範囲であり、いずれの試料も目視でも白濁していることが確認された。経時安定性は、No.1、2、4、7、8、10および11は、室温1ヶ月および40℃1週間に△または×があったのに対して、No.3、5、6、9および12は当該期間の評価が○であった。40℃1ヶ月は、No.1、2、4、7、8、10および11で×、No.5で△、No.3、6、9および12で○であった。
経時安定性の結果を乳化粒子の粒子径の観点から考察すると、平均径および中位径のいずれか一以上が1.0μmを超えるもの(No.1、2、4、7、8、10、11)は、室温1ヶ月ないし40℃1週間でクリーミングまたは分離が生じたが、平均径および中位径のいずれもが1.0μmを下回るもの(No.3、5、6、9、12)では、当該期間においてもクリーミングや分離が生じず安定に保たれた。すなわち、乳化粒子の平均径および中位径を1.0μm未満とすることにより、界面活性剤を配合せずとも、ポリクオタニウム-61と油性原料とを用いて優れた経時安定性を有する白濁化粧料が製造できることが明らかになった。
そして、平均径および中位径が0.5μmを上回るもの(No.1、2、4、5、7、8、10、11)では40℃1ヶ月でクリーミングまたは分離が生じたが、平均径および中位径のいずれもが0.5μmを下回るもの(No.3、6、9、12)では、当該期間においてもクリーミングや分離が生じず安定に保たれた。すなわち、乳化粒子の平均径および中位径を0.5μm未満とすることにより、界面活性剤を配合せずとも、ポリクオタニウム-61と油性原料とを用いて顕著に優れた経時安定性を有する白濁化粧料が製造できることが明らかになった。
また、経時安定性の結果を油性原料の種類と粒子径の観点とから考察すると、油性原料がオリーブ果実油(No.1~3)、ホホバ種子油(No.4~6)、イソステアリン酸イソステアリル(No.7~9)およびジメチコン(No.10~12)のいずれの場合も、平均径および中位径が1μm未満(No.3、5、6、9、12)では、室温1ヶ月および40℃1週間において安定であり、0.5μm未満(No.3、6、9、12)では、40℃1ヶ月において安定であった。すなわち、油性原料の種類にかかわらず、乳化粒子の平均径および中位径を1.0μm未満または0.5μm未満とすることにより、ポリクオタニウム-61と油性原料とを用いて優れた経時安定性を有する白濁化粧料が製造できることが明らかになった。
<実施例4>油性原料の割合の検討
ポリクオタニウム-61と油性原料との配合割合を変えて、試験方法(2)≪2-1≫D相乳化法によりNo.1~10の白濁化粧料を製造した。No.1~10の配合および製造条件を図4の上段に示す。No.1~10では、ポリクオタニウム-61が1重量部に対して、油性原料を0.1~20重量部の範囲で変化させた。No.1~10について粒子径、白濁度および安定性を評価した結果を図4の下段に示す。また、製造直後のNo.1~10の外観を撮影した写真を図5に示す。
図5に示すように、No.1~10は、いずれも目視で白濁が確認される外観を有しており、その白濁度は0.17~5.76の範囲であった。また、図4の下段に示すように、乳化粒子の粒子径(平均径および中位径)は、No.1~7では0.5μm未満(0.114~0.285μmの範囲)だったのに対して、No.3~4では1μm以上(1.417~1.945μmの範囲)たった。経時安定性は、No.1~7は室温1ヶ月、40℃1週間および40℃1ヶ月が全て○であったが、No.8~10は当該期間の評価がいずれも△ないし×であった。
すなわち、ポリクオタニウム-61:油性原料=1:0.1~1のもの(No.1~7)は、乳化粒子の粒子径(平均径および中位径)が0.5μm未満で、室温1ヶ月、40℃1週間および40℃1ヶ月のいずれの期間においてもクリーミングや分離が生じず安定だった。これに対して、ポリクオタニウム-61:油性原料=1:14~20のもの(No.8~10)は、乳化粒子の粒子径が1μm以上で、室温1ヶ月および40℃1週間においてクリーミングが生じ、40℃1ヶ月において分離が生じた。この結果から、ポリクオタニウム-61が1重量部に対して油性原料が14重量部未満の配合割合とすることにより、乳化粒子の平均径および中位径を1.0μm未満ないしは0.5μm未満とすることができ、優れた経時安定性を有する白濁化粧料が得られることが明らかになった。
<実施例5>水および油性原料の割合の検討
ポリクオタニウム-61、油性原料および水の配合割合を変えて、試験方法(2)≪2-1≫D相乳化法によりNo.1~4の白濁化粧料を製造した。No.1~4の配合および製造条件を図6の上段に示す。ポリクオタニウム-61と油性原料との配合割合は、No.1が1:1、No.2~4が1:10とした。また、精製水の配合割合は、No.1が78.70質量%、No.2が92.20質量%、No.3が24.70質量%およびNo.4が9.70質量%とした。No.1~3について粒子径、白濁度および安定性を評価した結果を図6の下段に示す。No.4については、試験方法(2)≪2-1≫D相乳化法の工程[3]にて予備乳化物ができなかったため、そこで製造終了とし、粒子径、白濁度および安定性の評価を行わなかった。また、製造直後のNo.1~4の外観を撮影した写真を図7に示す。
図7に示すように、No.1(水の配合量が78.7質量%)、No.2(水の配合量が92.2質量%)およびNo.3(水の配合量が24質量%)は白濁化粧料が製造できたが、No.4(水の配合量が9.7質量%)は分離して予備乳化物も作製できなかった。また、図6の下段に示すように、乳化粒子の平均径および中位径は、No.1~3のいずれも0.5μm未満(0.201~0.437μmの範囲)だった。また、No.1~3の白濁度は3.86~4.44の範囲であり、いずれの試料も目視でも白濁していることが確認された。経時安定性は、No.1~3のいずれも室温1ヶ月、40℃1週間および40℃1ヶ月が全て○であった。
すなわち、ポリクオタニウム-61:油性原料=1:10で、水の配合量が9.7質量%のもの(No.4)は白濁化粧料を製造できなかった。一方、ポリクオタニウム-61:油性原料=1:1または1:10で、水の配合量が24質量%(No.3)、78.7質量%(No.1)および92.2質量%(No.2)のものは、乳化粒子の粒子径(平均径および中位径)が0.5μm未満で、40℃1ヶ月まで安定だった。この結果と実施例4の結果とから、ポリクオタニウム-61が1重量部に対して油性原料が14重量部未満の配合割合とし、水の配合量を全体の9.7質量%超とすることにより、乳化粒子の平均径および中位径を1.0μm未満または0.5μm未満とすることができ、優れた経時安定性を有する白濁化粧料が得られることが明らかになった。
<実施例6>ポリクオタニウム-61および油性原料の合計量の検討
ポリクオタニウム-61および油性原料の合計配合量を変えて、試験方法(2)≪2-1≫D相乳化法によりNo.1~3の白濁化粧料を製造した。No.1~3の配合および製造条件を図8の上段に示す。ポリクオタニウム-61および油性原料の合計配合量は、No.1が0.051質量%、No.2が0.101質量%およびNo.3が0.151質量%とした。No.1~3について粒子径および白濁度を評価した結果を図8の下段に示す。また、製造直後のNo.1~3の外観を撮影した写真を図9に示す。
図8の下段に示すように、No.1~3はいずれも白濁化粧料が製造できたが、No.1(合計配合量が0.051質量%)については、透明の程度が極めて高いため、粒子径の測定値が得られなかった。No.2(合計配合量が0.101質量%)およびNo.3(合計配合量が0.151質量%)の乳化粒子の平均径および中位径は、いずれも0.5μm未満だった。また、No.1~3の白濁度はそれぞれ0.01、0.04および0.07であった。図9に示すように、肉眼では、No.1はほぼ透明であり、No.2はやや白濁しており、No.3は白濁していることが視認された。
すなわち、ポリクオタニウム-61および油性原料の合計配合量が0.151質量%のもの(No.3)は、乳化粒子の粒子径(平均径および中位径)が0.5μm未満であり、白濁度が0.07で、肉眼でも充分に白濁していることが確認された。この結果から、ポリクオタニウム-61および油性原料の合計配合量を0.15質量%以上とすることにより、優れた経時安定性を有し、かつ白濁している化粧料が得られることが明らかになった。また、波長660nmにおける吸光度は、0.04超ないしは0.05以上とすれば、白濁していることが充分に視認できる水中油滴型化粧料が得られることが明らかになった。
<実施例7>油性原料の種類の検討
ポリクオタニウム-61と油性原料との配合割合、油性原料の種類および高圧乳化処理の条件を変えて、試験方法(2)≪2-1≫D相乳化法によりNo.1~12の白濁化粧料を製造した。No.1~12の配合および製造条件を図10の上段に示す。ポリクオタニウム-61と油性原料との配合割合は、No.1~6が1:1で、No.7~12が1:10とした。油性原料として、No.1および7はミネラルオイルを、No.2および8はスクワランを、No.3および9はオリーブ果実油を、No.4および10はホホバ種子油を、No.5および11はイソステアリン酸イソステアリルを、No.6および12はジメチコンを、それぞれ配合した。高圧乳化処理は、No.1~6が150MPa、No.7~12が200MPaで、いずれも1Pass行った。No.1~12について粒子径、白濁度および安定性を評価した結果を図10の下段に示す。
図10の下段に示すように、乳化粒子の粒子径(平均径および中位径)は、No.1~12のいずれも0.5μm未満であった。また、No.1~12の白濁度は1.56~4.53の範囲であり、いずれの試料も目視でも白濁していることが確認された。経時安定性は、No.1~12のいずれも、室温1ヶ月、40℃1週間および40℃1ヶ月が全て○であった。
すなわち、油性原料として、ミネラルオイル(No.1、7)、スクワラン(No.2、8)、オリーブ果実油(No.3、9)、ホホバ種子油(No.4、10)、イソステアリン酸イソステアリル(No.5、11)、ジメチコン(No.6、12)のいずれを用いた場合も、乳化粒子の平均径および中位径を0.5μm未満とすることができ、経時安定性が顕著に高かった。この結果から、油性原料の種類にかかわらず、乳化粒子の平均径および中位径を1.0μm未満または0.5μm未満とすることにより、ポリクオタニウム-61と油性原料とを用いて優れた経時安定性を有する白濁化粧料が製造できることが明らかになった。

Claims (4)

  1. 下記(a)~(c)を含有し、乳化粒子の平均径および中位径が1.0μm未満である、水中油滴型白濁化粧料;
    (a)ポリクオタニウム-61、
    (b)液状の油性原料、
    (c)水。
  2. 前記乳化粒子の平均径および中位径が0.5μm未満である、請求項1に記載の水中油滴型白濁化粧料。
  3. 前記(a)ポリクオタニウム-61が1重量部に対して、前記(b)液状の油性原料を14重量部未満含有する、請求項1に記載の水中油滴型白濁化粧料。
  4. 前記(c)水を、前記水中油滴型白濁化粧料100質量%中に9.7質量%超含有する、請求項1に記載の水中油滴型白濁化粧料。
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