JP2024077312A - インプリント装置、インプリント方法、および、物品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 変形機構の駆動ストローク内で実行可能なインプリント装置を提供すること。【解決手段】 基板上のインプリント材と型とを接触させてパターンを形成するインプリント装置であって、前記型を保持する型保持部と、前記型保持部によって保持された前記型の側面に力を加えて前記型のパターン領域を変形させる第一の変形機構と、前記型保持部および前記第一の変形機構の駆動を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記第一の変形機構の駆動中に駆動力の飽和の有無を予測し、該予測に基づいて前記基板と前記型とのアライメント動作を制御することを特徴とする。【選択図】 図1
Description
本発明は、インプリント装置、インプリント方法、および、物品の製造方法に関する。
インプリント装置は、基板のショット領域上のインプリント材と型とを接触させ、インプリント材を硬化させることによって、基板のショット領域の上にインプリント材の硬化物からなるパターンを形成する。インプリント装置は、ショット領域と型(のパターン領域)との重ね合わせ誤差を低減するために、型の側面に力を加えることによって型のパターン領域を変形させる変形機構を備えうる。
特許文献1には、型ごとに、インプリント材を介して型と基板が接触しているときの変形機構の応答特性を前もって取得しておき、応答特性に基づき変形機構の事前駆動力を変化させる技術が開示されている。
特許文献2には、変形機構が補正するモード毎に、変形機構の駆動力にかける係数を調整することで、変形機構の上下左右のバランスが崩れないように保つ技術が開示されている。
変形機構は型と基板の相対倍率を補正するが、ときに、型と基板の相対倍率ずれが、変形機構の駆動ストロークを超えている場合がある。この場合、変形機構だけでは倍率ずれを補正しきれない。型と基板の倍率ずれが変形機構の駆動ストロークを超えてしまう理由としては、型または基板の倍率個体差、変形機構の駆動しやすさ(駆動効率)における型の個体差(特許文献1参照)などが挙げられ、さらに、インプリント毎の様々な要因の組み合わせにより、状況は都度変化し得る。
そこで本発明は、変形機構の駆動ストローク内で実行可能なインプリント装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明に係るインプリント装置は、
基板上のインプリント材と型とを接触させてパターンを形成するインプリント装置であって、
前記型を保持する型保持部と、
前記型保持部によって保持された前記型の側面に力を加えて前記型のパターン領域を変形させる第一の変形機構と、
前記型保持部および前記第一の変形機構の駆動を制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記第一の変形機構の駆動中に駆動力の飽和の有無を予測し、該予測に基づいて前記基板と前記型とのアライメント動作を制御する
ことを特徴とする。
基板上のインプリント材と型とを接触させてパターンを形成するインプリント装置であって、
前記型を保持する型保持部と、
前記型保持部によって保持された前記型の側面に力を加えて前記型のパターン領域を変形させる第一の変形機構と、
前記型保持部および前記第一の変形機構の駆動を制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記第一の変形機構の駆動中に駆動力の飽和の有無を予測し、該予測に基づいて前記基板と前記型とのアライメント動作を制御する
ことを特徴とする。
本発明によれば、変形機構の駆動ストローク内で好適に実行可能なインプリント装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1実施形態>
図1には、本発明の一実施形態のインプリント装置100の構成が示されている。インプリント装置100は、基板上に供給されたインプリント材を型と接触させ、インプリント材に硬化用のエネルギーを与えることにより、型の凹凸パターンが転写された硬化物のパターンを形成する装置である。このように、インプリント装置100は、インプリント処理によって基板Sの上にインプリント材IMの硬化物からなるパターンを形成するように構成される。インプリント処理は、接触処理、アライメント処理、硬化処理、分離処理を含みうる。接触処理は、基板Sのショット領域(インプリント対象領域)の上のインプリント材IMに型Mのパターン領域Pを接触させる処理である。アライメント処理は、基板Sのショット領域と型Mのパターン領域Pとのアライメントを行う処理である。インプリント処理におけるアライメント処理は、基板Sのショット領域と型Mのパターン領域Pとの重ね合わせ誤差が低減されるように型Mのパターン領域Pを変形させる変形処理を含む場合がある。硬化処理は、インプリント材IMを硬化させる処理である。分離処理は、インプリント材IMの硬化物からなるパターンと型Mのパターン領域Pとを分離する処理である。
図1には、本発明の一実施形態のインプリント装置100の構成が示されている。インプリント装置100は、基板上に供給されたインプリント材を型と接触させ、インプリント材に硬化用のエネルギーを与えることにより、型の凹凸パターンが転写された硬化物のパターンを形成する装置である。このように、インプリント装置100は、インプリント処理によって基板Sの上にインプリント材IMの硬化物からなるパターンを形成するように構成される。インプリント処理は、接触処理、アライメント処理、硬化処理、分離処理を含みうる。接触処理は、基板Sのショット領域(インプリント対象領域)の上のインプリント材IMに型Mのパターン領域Pを接触させる処理である。アライメント処理は、基板Sのショット領域と型Mのパターン領域Pとのアライメントを行う処理である。インプリント処理におけるアライメント処理は、基板Sのショット領域と型Mのパターン領域Pとの重ね合わせ誤差が低減されるように型Mのパターン領域Pを変形させる変形処理を含む場合がある。硬化処理は、インプリント材IMを硬化させる処理である。分離処理は、インプリント材IMの硬化物からなるパターンと型Mのパターン領域Pとを分離する処理である。
インプリント材としては、硬化用のエネルギーが与えられることにより硬化する硬化性組成物(未硬化状態の樹脂と呼ぶこともある)が用いられる。硬化用のエネルギーとしては、電磁波、熱等が用いられうる。電磁波は、例えば、その波長が10nm以上1mm以下の範囲から選択される光、例えば、赤外線、可視光線、紫外線などでありうる。硬化性組成物は、光の照射により、あるいは、加熱により硬化する組成物でありうる。これらのうち、光の照射により硬化する光硬化性組成物は、少なくとも重合性化合物と光重合開始剤とを含有し、必要に応じて非重合性化合物または溶剤を更に含有してもよい。非重合性化合物は、増感剤、水素供与体、内添型離型剤、界面活性剤、酸化防止剤、ポリマー成分などの群から選択される少なくとも一種である。インプリント材は、液滴状、或いは複数の液滴が繋がってできた島状又は膜状となって基板上に配置されうる。インプリント材の粘度(25℃における粘度)は、例えば、1mPa・s以上100mPa・s以下でありうる。基板の材料としては、例えば、ガラス、セラミックス、金属、半導体、樹脂等が用いられうる。必要に応じて、基板の表面に、基板とは別の材料からなる部材が設けられてもよい。基板は、例えば、シリコンウエハ、化合物半導体ウエハ、石英ガラスである。
本明細書および添付図面では、基板Sの表面に平行な方向をXY平面とするXYZ座標系において方向を示す。XYZ座標系におけるX軸、Y軸、Z軸にそれぞれ平行な方向をX方向、Y方向、Z方向とし、X軸周りの回転、Y軸周りの回転、Z軸周りの回転をそれぞれθX、θY、θZとする。X軸、Y軸、Z軸に関する制御または駆動は、それぞれX軸に平行な方向、Y軸に平行な方向、Z軸に平行な方向に関する制御または駆動を意味する。また、θX軸、θY軸、θZ軸に関する制御または駆動は、それぞれX軸に平行な軸の周りの回転、Y軸に平行な軸の周りの回転、Z軸に平行な軸の周りの回転に関する制御または駆動を意味する。また、位置は、X軸、Y軸、Z軸の座標に基づいて特定されうる情報であり、姿勢は、θX軸、θY軸、θZ軸の値で特定されうる情報である。位置決めは、位置および/または姿勢を制御することを意味する。位置合わせ(アライメント処理)は、基板および型の少なくとも一方の位置および/または姿勢の制御を含みうる。
インプリント装置100は、基板Sを保持し駆動する基板駆動機構SDM、基板駆動機構SDMを支持するベースフレームBF、型Mを保持し駆動する型駆動機構MDM、および、型駆動機構MDMを支持する構造体STを備えうる。基板駆動機構SDMは、基板Sを保持する基板チャックSCを含む基板ステージSSと、基板ステージSSを位置決めすることによって基板Sを位置決めする基板位置決め機構SAとを含みうる。型駆動機構MDMは、型Mを保持する型チャックMC(型保持部)と、型チャックMCを位置決めすることによって型Mを位置決めする型位置決め機構MAとを含みうる。型駆動機構MDMは、接触工程および/または分離工程において型Mに加えられる力を検出する検出部LCを含む。型駆動機構MDMは、更に、接触処理において、型Mのパターン領域Pが基板Sに向かって凸形状になるように型Mのパターン領域Pを変形させるようにパターン領域Pの反対側の面に圧力を加える圧力機構を備えうる。
基板駆動機構SDMおよび型駆動機構MDMは、基板Sと型Mとの相対位置が変更されるように基板Sおよび型Mの少なくとも一方を駆動する駆動機構DMを構成する。駆動機構DMによる相対位置の変更は、基板Sの上のインプリント材に対する型Mのパターン領域Pの接触、および、硬化したインプリント材(硬化物のパターン)からの型Mの分離のための駆動を含む。換言すると、駆動機構DMによる相対位置の変更は、接触処理および分離処理が行われるように基板Sと型Mとの相対位置を変更することを含む。基板駆動機構SDMは、基板Sを複数の軸(例えば、X軸、Y軸、θZ軸の3軸、好ましくは、X軸、Y軸、Z軸、θX軸、θY軸、θZ軸の6軸)について駆動するように構成されうる。型駆動機構MDMは、型Mを複数の軸(例えば、Z軸、θX軸、θY軸の3軸、好ましくは、X軸、Y軸、Z軸、θX軸、θY軸、θZ軸の6軸)について駆動するように構成されうる。
インプリント装置100は、更に、型Mのパターン領域Pを変形させる第一の変形機構MAGを備えうる。第一の変形機構MAGは、XY平面に平行な面内におけるパターン領域Pの形状(大きさを含む)が変更されるようにパターン領域Pを変形させうる。第一の変形機構MAGは、例えば、型Mの4つの側面に力を加えることによってパターン領域Pを変形させうる。
インプリント装置100は、更に、ディスペンサDSPを備えうる。ただし、ディスペンサDSPは、インプリント装置100の外部装置として構成されてもよい。ディスペンサDSP(供給部)は、基板Sのショット領域にインプリント材IMを配置(供給)する。基板Sのショット領域へのインプリント材IMの配置は、基板駆動機構SDMによって基板Sが駆動されている状態で、該駆動と同期してディスペンサDSPがインプリント材IMを吐出することによってなされうる。ここで、ディスペンサDSPが基板Sの上の1つのショット領域にインプリント材IMを配置する度に接触処理、アライメント処理、硬化処理および分離処理が実行されうる。あるいは、ディスペンサDSPが基板Sの上の複数のショット領域にインプリント材IMを配置した後に、該複数のショット領域の各々に対して接触処理、アライメント処理、硬化処理および分離処理が実行されてもよい。
インプリント装置100は、更に、硬化部CUを備えうる。硬化部CUは、基板Sの上のインプリント材IMに型Mのパターン領域Pが接触した状態でインプリント材IMに硬化用のエネルギーを照射することによってインプリント材IMを硬化させる。これによって、インプリント材IMの硬化物からなるパターンが基板Sの上に形成される。
インプリント装置100は、更に、基板Sのショット領域のマークSMKの位置、型MのマークMMKの位置、基板Sのショット領域のマークSMKと型MのマークMMKとの相対位置等を計測する計測部ASを備えうる。インプリント装置100は、更に、基板Sのショット領域のマークSMKの位置を検出(計測)するオフアクシススコープOASを備えうる。
インプリント装置100は、更に、制御部CNTを備えうる。制御部CNTは、駆動機構DM、第一の変形機構MAG、ディスペンサDSP、硬化部CU、計測部AS、オフアクシススコープOASを制御しうる。制御部CNTは、例えば、FPGA(FieldProgrammableGateArrayの略。)などのPLD(ProgrammableLogicDeviceの略。)、又は、ASIC(ApplicationSpecificIntegratedCircuitの略。)、又は、プログラムが組み込まれた汎用コンピュータ(CPUおよびメモリを含む)、又は、これらの全部または一部の組み合わせによって構成されうる。制御部CNTは、インプリント装置100内に設けてもよいし、インプリント装置100とは別の場所に設置し遠隔で制御してもよい。
制御部CNTは、計測部ASによって検出される結果、例えば、基板Sのショット領域のマークSMKの位置に基づいて当該ショット領域の形状を演算することができる。また、制御部CNTは、計測部ASによって検出される結果、例えば、型MのマークMMKの位置に基づいて型Mのパターン領域Pの形状を演算することができる。制御部CNTは、このようにして得られたショット領域の形状とパターン領域Pの形状とに基づいて、基板Sのショット領域と型Mのパターン領域Pとの重ね合わせ誤差を演算しうる。あるいは、制御部CNTは、計測部ASによって検出される結果、例えば、基板SのマークSMKと型MのマークMMKとの相対位置に基づいて、基板Sのショット領域と型Mのパターン領域Pとの重ね合わせ誤差を演算しうる。換言すると、制御部CNTは、計測部ASの出力に基づいて、基板Sのショット領域と型Mのパターン領域Pとの重ね合わせ誤差(ショット領域の形状とパターン領域の形状との差)を演算しうる。重ね合わせ誤差は、例えば、倍率成分、および、歪み成分(例えば、ひし形、台形等の成分、または、より高次の成分)を含みうる。
熱供給部HSは、基板上の所定の位置に一定強度の光を照射することで局所的に基板を熱膨張させ、基板の形状を補正する。熱供給部による基板の変形と、第一の変形機構MAGによる型の変形を組み合わせて、基板と型の重ね合わせ誤差を補正する場合もある。
図2には、第一の変形機構MAGの構成例が示されている。第一の変形機構MAGは、型Mの4つの側面MSに力を加えることによって型Mのパターン領域Pを変形させうる。第一の変形機構MAGによって制御可能なパターン領域Pの形状(大きさを含む)の成分は、例えば、倍率成分、および、歪み成分(例えば、ひし形、台形等の成分、または、より高次の成分)を含みうる。第一の変形機構MAGは、複数のユニット20を含みうる。各ユニット20は、型Mの側面MSに接触する接触部21と、接触部21を駆動するアクチュエータ22とを含みうる。アクチュエータ22は、例えば、ピエゾ素子を含みうるが、他の素子を含んでもよい。
図3は、型と基板のアライメント中に、第一の変形機構MAGにより型を変形させることによって、型と基板の倍率ずれが正常に補正される様子を示している。図3(a)は、アライメント中の第一の変形機構の駆動力を示している。第一の変形機構の駆動力増加は、第一の変形機構が型を押すことを意味する。図3(b)は、アライメント中の型と基板の倍率ずれを示している。型と基板の倍率ずれは、基板S上のマークSMKおよび型M上のマークMMKを計測部ASで観察することにより、制御部CNTによって計算される。インプリント装置100は、型と基板の倍率ずれがゼロになるまで、第一の変形機構の駆動力を変化させる。ここでは、型と基板の倍率ずれは、基板を基準とした型のずれ量を表す。基板に対して型が大きい場合は倍率ずれの符号はプラスとなる。図3では、アライメント開始時刻tsから第一の変形機構の駆動力の増加が始まると同時に、型と基板の倍率ずれが小さくなっていき、アライメント終了時刻teにおいて倍率ずれがゼロに収束している。
一方、図4は、第一の変形機構を限界まで駆動させても、型と基板の倍率ずれが補正できない様子を示している。アライメント終了時刻teの時点で、図4(a)に示す第一の変形機構の駆動力は上限LUに到達しているが、図4(b)に示す型と基板の倍率ずれはゼロに収束していない。この場合、型と基板の倍率ずれが大きいまま露光・離型を迎え、オーバーレイ精度の悪化をもたらすことになる。本明細書では、この現象を『変形機構の駆動力の飽和』と呼称することにする。変形機構の駆動力の飽和が起きる理由としては、型または基板の倍率個体差、変形機構の駆動しやすさにおける型の個体差(特許文献1参照)などが挙げられ、さらに、インプリント毎の様々な要因の組み合わせにより、状況は都度変化しうる。
図5は、第一の変形機構駆動力の飽和の有無(飽和が起きるか否か)をアライメント動作の駆動中に予測し、補正残差の低減を図る様子を示している。図5における破線は、図4と同じく、第一の変形機構駆動力の飽和が起きる様子を示している。本実施形態では、アライメント途中の時刻tm1において、それまでの実績(図5における時刻tm1までの実線)から、変形機構駆動力の飽和が起きるか否かを予測する。具体的には、時刻tm1における第一の変形機構の駆動力上限LUまでの余裕(LU-F(tm1))、時刻tm1における型と基板の倍率ずれE(tm1)、および時刻tsからtm1までの第一の変形機構の駆動効率実績の3パラメータから、時刻tm1以降も同じようにアライメントを続けた場合に、第一の変形機構駆動力の飽和が起きるかを制御部CNTが判断する。
ここで、第一の変形機構の駆動効率とは、型と基板の倍率ずれを一定量変化させるために必要な第一の変形機構の駆動力のことであり、第一の変形機構の駆動力に対する型の変形量の関係から求められる。
図5の例では、F(tm1)/(E(tm1)-E(ts))で表される。時刻tm1は、アライメント終了時刻teの前であれば良いが、時刻tsと時刻teの中間、のように所定のタイミングを指定しても良いし、時刻teより一定時間前の時刻、のように指定してもよい。
時刻tm1において、変形機構駆動力の飽和が起きると予測された場合、インプリント装置は、第一の変形機構MAG以外の第二の変形機構を用いて補正残差の低減を図る。補正したい方向に応じて第二の変形機構を選択することができる。第二の変形機構の一形態は、基板を加熱する熱供給部を有する機構による基板への入熱である。型と基板の倍率ずれをマイナス方向に変化させたい場合に実施する。
図6は、熱供給部により基板に入熱することで基板を膨張させ、型と基板の倍率ずれがマイナス方向に変化する様子を示している。基板Sのショット領域において、破線が入熱前の形状、実線が入熱後に膨張した形状を表している。熱供給部による基板への入熱により倍率のみを変化させることができるため、倍率成分以外の重ね合わせ誤差が発生することはないが、その分の処理に時間がかかってしまうという弊害は生じる。
第二の変形機構の別の形態は、型を基板に押し付ける圧力、すなわち押印圧力を変化させる機構を有することである。押印圧力を変化させると、インプリント中の型Mのパターン領域の変形が起きることがわかっている。
図7は、押印圧力を弱めた場合の型Mのパターン領域の形状変化イメージを表している。なお、逆に押印圧力を強めた場合は、形状変化の符号が逆転する。図8は、押印圧力を弱めることで型Mのパターン領域を変形させ、型と基板の倍率ずれがプラス方向に変化する様子を示している。型Mのパターン領域において、破線が押印力を弱める前の形状、実線が押印力を弱めた後に変形した形状を表している。ただし、押印圧力の変化による型の形状変化には、純粋な倍率成分だけではなく、高次歪が含まれる。したがって、押印圧力を弱めることにより倍率成分を補正できる一方、倍率成分以外の高次の重ね合わせ誤差が発生することになる。しかし、重ね合わせ誤差への影響が最も大きい倍率成分を補正できる効果の方が高い。なお、押印圧力によって倍率ずれを補正する場合も、その分の処理に時間がかかってしまうという弊害が生じる。
図5では、時刻tm1において第一の変形機構駆動力の飽和が起きると予測され、補正方向はマイナス側であることから、時刻tm1からtm2にかけて熱供給部による基板への入熱が行われた際の様子を示している。図5(a)の通り、時刻tm1からtm2の間は、第一の変形機構の駆動力は変化していない。一方で、図5(b)の通り、型と基板の倍率ずれは、熱供給部による基板への入熱により、時刻tm1からtm2の間もマイナス方向へ変化している。時刻tm2において、残りの型と基板の倍率ずれが、第一の変形機構の駆動により補正しきれる状態であると制御部CNTが判断し、第一の変形機構の駆動が再開される。
入熱による倍率補正をした分、第一の変形機構は上限LUまで駆動力を消費せずとも、型と基板の倍率ずれをゼロにすることができる。図5では、補正方向がマイナスの場合を示したが、補正方向がプラスの場合は、時刻tm1からtm2の間で、熱供給部による入熱ではなく押印圧力の変更が実施される。どちらの場合も、アライメント処理時間が増加するため、熱供給部もしくは押印圧力による倍率補正が行われた場合のアライメント終了時刻te‘は、元々のアライメント終了時刻teよりも後にずれる。
図9に、実施例に基づくフローチャートを示す。
S01で、制御部CNTは、ディスペンサDSPを制御して基板のショット領域にインプリント材を供給する。
S02で、制御部CNTは、駆動機構DMを制御して、ショット領域に供給されたインプリント材を介して、型と基板を接触させる。
S03で、制御部CNTは、時刻tm1まで、型とインプリント材とが接触した状態でのアライメント処理を実行する。アライメント処理において、制御部CNTは、計測部ASを用いて、ショット領域のマークSMKと型のマークMMKを同時に観察することで、基板と型との相対位置ずれ(重ね合わせ誤差)を検出する。制御部CNTは、例えば、検出された相対位置ずれが低減されるように基板駆動機構SDMを制御する。また、アライメント処理は、相対位置ずれが低減されるように第一の変形機構MAGにより型のパターン領域を変形(補正)させることを含む。
S04で、制御部CNTは、時刻tm1までのアライメント動作における変形実績から、このままアライメントを続けた場合に第一の変形機構駆動力の飽和が起きるかどうかを予測する。アライメント動作における変形実績とは、図5を用いて先に示した通り、時刻tm1における第一の変形機構の駆動力余裕(LU-F(tm1))、時刻tm1における型と基板の倍率ずれE(tm1)、および時刻tsからtm1までの第一の変形機構の駆動効率F(tm1)/(E(tm1)-E(ts))の3つのパラメータを含む評価指標としている。
S04で第一の変形機構駆動力の飽和が起こらないと予測された場合には、S05となり、時刻tm1以前と同様に第一の変形機構の駆動力を変化させ続け、倍率ずれがゼロに収束する。時刻teにてアライメント終了となる。第一の変形機構駆動力の飽和が起きると予測された場合には、S06に進む。
S06で、制御部CNTは、倍率ずれの補正方向から次の駆動する第二の変形機構を決定する。補正方向がマイナスの場合は、第二の変形機構として熱供給部による基板への入熱を選択するためS07へ進む。補正方向がマイナスの場合には、第二の変形機構として押印圧力を弱めるためS08へ進む。
S07で、制御部CNTは、時刻tm1以降、熱供給部による基板への入熱を行い、基板を膨張させることで、型と基板の倍率ずれを小さくする。残りの倍率ずれ量が、第一の変形機構で補正可能となる時刻tm2まで入熱を続ける。
S08で、制御部CNTは、時刻tm1以降、基板への型の押印圧力を弱めていき、型を変形させることで、型と基板の倍率ずれを大きくする。残りの倍率ずれ量が、第一の変形機構で補正可能となる時刻tm2まで入熱を続ける。
S09で、制御部CNTは、時刻tm2から新しいアライメント終了時刻te‘まで、S03と同じ要領で第一の変形機構の駆動により型と基板の倍率ずれを補正する。
S10で、制御部CNTは、硬化部CUを制御して基板上のインプリント材を硬化させる。
S11で、制御部CNTは、駆動機構DMを制御して硬化したインプリント材から型を引き離す離型を行う。
以上のようにして、インプリント毎に、型と基板の倍率ずれが第一の変形機構の駆動ストロークを超える場合でも、補正残差低減を図ることができる。
(物品の製造方法)
インプリント装置を用いて成形した硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、モールド等である。電気回路素子としては、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAMのような、揮発性或いは不揮発性の半導体メモリや、LSI、CCD、イメージセンサ、FPGAのような半導体素子等が挙げられる。モールドとしては、インプリント用のモールド等が挙げられる。
インプリント装置を用いて成形した硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、モールド等である。電気回路素子としては、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAMのような、揮発性或いは不揮発性の半導体メモリや、LSI、CCD、イメージセンサ、FPGAのような半導体素子等が挙げられる。モールドとしては、インプリント用のモールド等が挙げられる。
硬化物のパターンは、上記物品の少なくとも一部の構成部材として、そのまま用いられるか、或いは、レジストパターンとして一時的に用いられる。基板の加工工程においてエッチング又はイオン注入等が行われた後、レジストパターンは除去される。
次に、物品の具体的な製造方法について説明する。図10(a)に示すように、絶縁体等の被加工材2zが表面に成形されたシリコンウエハ等の基板1zを用意し、続いて、インクジェット法等により、被加工材2zの表面に光硬化材料3zを付与する。ここでは、複数の液滴状になった光硬化材料3zが基板上に付与された様子を示している。
図10(b)に示すように、インプリント用のモールド4zを、その凹凸パターンが成形された側を基板上の光硬化材料3zに向け、対向させる。図10(c)に示すように、光硬化材料3zが付与された基板1zとモールド4zとを接触させ、圧力を加える。光硬化材料3zはモールド4zと被加工材2zとの隙間に充填される。この状態で硬化用のエネルギーとして光を、モールド4zを透して照射すると光硬化材料3zは硬化する。
図10(d)に示すように、光硬化材料3zを硬化させた後、モールド4zと基板1zを引き離すと、基板1z上に光硬化材料3zの硬化物のパターンが成形される。この硬化物のパターンは、モールドの凹部が硬化物の凸部に、モールドの凹部が硬化物の凸部に対応した形状になっており、即ち、インプリント材3zにモールド4zの凹凸パターンが転写されたことになる。
図10(e)に示すように、硬化物のパターンを耐エッチングパターンとしてエッチングを行うと、被加工材2zの表面のうち、硬化物が無いか或いは薄く残存した部分が除去され、溝5zとなる。図10(f)に示すように、硬化物のパターンを除去すると、被加工材2zの表面に溝5zが成形された物品を得ることができる。ここでは硬化物のパターンを除去したが、加工後も除去せずに、例えば、半導体素子等に含まれる層間絶縁用の膜、つまり、物品の構成部材として利用してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
すなわち、以下の形態が挙げられる。
(形態1)
基板上のインプリント材と型とを接触させてパターンを形成するインプリント装置であって、
前記型を保持する型保持部と、
前記型保持部によって保持された前記型の側面に力を加えて前記型のパターン領域を変形させる第一の変形機構と、
前記型保持部および前記第一の変形機構の駆動を制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記第一の変形機構の駆動中に駆動力の飽和の有無を予測し、該予測に基づいて前記基板と前記型とのアライメント動作を制御する
ことを特徴とするインプリント装置。
基板上のインプリント材と型とを接触させてパターンを形成するインプリント装置であって、
前記型を保持する型保持部と、
前記型保持部によって保持された前記型の側面に力を加えて前記型のパターン領域を変形させる第一の変形機構と、
前記型保持部および前記第一の変形機構の駆動を制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記第一の変形機構の駆動中に駆動力の飽和の有無を予測し、該予測に基づいて前記基板と前記型とのアライメント動作を制御する
ことを特徴とするインプリント装置。
(形態2)
前記駆動力の飽和の有無を、前記アライメント動作における変形実績に基づいて予測する(形態1)に記載のインプリント装置。
前記駆動力の飽和の有無を、前記アライメント動作における変形実績に基づいて予測する(形態1)に記載のインプリント装置。
(形態3)
前記駆動力の飽和の有無を予測するタイミングは、前記アライメント動作の終了時刻より前であることを特徴とする(形態1または2)に記載のインプリント装置。
前記駆動力の飽和の有無を予測するタイミングは、前記アライメント動作の終了時刻より前であることを特徴とする(形態1または2)に記載のインプリント装置。
(形態4)
前記変形実績は、前記第一の変形機構の駆動力に対する前記型の変形量の関係、前記第一の変形機構の駆動力余裕、および重ね合わせ補正残差を含む(形態2)に記載のインプリント装置。
前記変形実績は、前記第一の変形機構の駆動力に対する前記型の変形量の関係、前記第一の変形機構の駆動力余裕、および重ね合わせ補正残差を含む(形態2)に記載のインプリント装置。
(形態5)
前記基板および前記型の少なくともいずれか一方を変形させる第二の変形機構を更に有しており、前記制御部は、前記第一の変形機構の駆動力の飽和が予測された場合に前記第二の変形機構を駆動する制御を行う(形態1から4のいずれか一項)に記載のインプリント装置。
前記基板および前記型の少なくともいずれか一方を変形させる第二の変形機構を更に有しており、前記制御部は、前記第一の変形機構の駆動力の飽和が予測された場合に前記第二の変形機構を駆動する制御を行う(形態1から4のいずれか一項)に記載のインプリント装置。
(形態6)
前記第二の変形機構は、前記基板を加熱する熱供給部を有する(形態5)に記載のインプリント装置。
前記第二の変形機構は、前記基板を加熱する熱供給部を有する(形態5)に記載のインプリント装置。
(形態7)
前記第二の変形機構は、前記型および前記基板を押印する押印圧力を変化させる機構を有する(形態5)に記載のインプリント装置。
前記第二の変形機構は、前記型および前記基板を押印する押印圧力を変化させる機構を有する(形態5)に記載のインプリント装置。
(形態8)
前記制御部は、前記第一の変形機構の駆動力の飽和が予測された場合、前記第二の変形機構により重ね合わせ補正残差を低減した後、第一の変形機構による駆動を再開する(形態5)に記載のインプリント装置。
前記制御部は、前記第一の変形機構の駆動力の飽和が予測された場合、前記第二の変形機構により重ね合わせ補正残差を低減した後、第一の変形機構による駆動を再開する(形態5)に記載のインプリント装置。
(形態9)
基板上のインプリント材と型とを接触させてパターンを形成するインプリント装置を用いるインプリント方法であって、
前記インプリント装置は、前記型の側面に力を加えて前記型のパターン領域を変形させる第一の変形機構を有し、
前記第一の変形機構の駆動中に駆動力の飽和の有無を予測し、該予測に基づいて前記基板と前記型とのアライメント動作を行う
ことを特徴とするインプリント方法。
基板上のインプリント材と型とを接触させてパターンを形成するインプリント装置を用いるインプリント方法であって、
前記インプリント装置は、前記型の側面に力を加えて前記型のパターン領域を変形させる第一の変形機構を有し、
前記第一の変形機構の駆動中に駆動力の飽和の有無を予測し、該予測に基づいて前記基板と前記型とのアライメント動作を行う
ことを特徴とするインプリント方法。
(形態10)
物品の製造方法であって、
基板上のインプリント材と型とを接触させてパターンを形成するインプリント装置を用いて基板上に硬化物のパターンを形成するインプリント工程と、
前記硬化物を介して前記基板をエッチングする工程と、
前記エッチングされた前記基板から物品を製造する工程と、
を有しており、
前記インプリント工程において、
前記インプリント装置は、前記型の側面に力を加えて前記型のパターン領域を変形させる第一の変形機構を有し、
前記第一の変形機構の駆動中に駆動力の飽和の有無を予測し、該予測に基づいて前記基板と前記型とのアライメント動作を行う
ことを特徴とする物品の製造方法。
物品の製造方法であって、
基板上のインプリント材と型とを接触させてパターンを形成するインプリント装置を用いて基板上に硬化物のパターンを形成するインプリント工程と、
前記硬化物を介して前記基板をエッチングする工程と、
前記エッチングされた前記基板から物品を製造する工程と、
を有しており、
前記インプリント工程において、
前記インプリント装置は、前記型の側面に力を加えて前記型のパターン領域を変形させる第一の変形機構を有し、
前記第一の変形機構の駆動中に駆動力の飽和の有無を予測し、該予測に基づいて前記基板と前記型とのアライメント動作を行う
ことを特徴とする物品の製造方法。
(形態11)
(形態1から8)のいずれか1項に記載のインプリント装置を用いて基板上に硬化物のパターンを成形する工程と、該硬化物のパターンを介して基板をエッチングする工程と、エッチングされた基板から物品を製造する工程と、を有する、ことを特徴とする物品の製造方法。
(形態1から8)のいずれか1項に記載のインプリント装置を用いて基板上に硬化物のパターンを成形する工程と、該硬化物のパターンを介して基板をエッチングする工程と、エッチングされた基板から物品を製造する工程と、を有する、ことを特徴とする物品の製造方法。
以上、本発明の好ましいいくつかの実施形態を説明したが、本発明のこれらの実施形態は、例として説明したものであり、本発明の範囲を限定するものではない。実現可能な実施形態は、種々の形態で実施されることが出来る。本発明の要旨の範囲で、大きさの変更、位置の変更、内容の省略、置き換え、または形状の変更を行うことが出来る。これらの変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明の範囲に含まれる。
100 インプリント装置
MAG 第一の変形機構
CNT 制御部
MAG 第一の変形機構
CNT 制御部
Claims (11)
- 基板上のインプリント材と型とを接触させてパターンを形成するインプリント装置であって、
前記型を保持する型保持部と、
前記型保持部によって保持された前記型の側面に力を加えて前記型のパターン領域を変形させる第一の変形機構と、
前記型保持部および前記第一の変形機構の駆動を制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記第一の変形機構の駆動中に駆動力の飽和の有無を予測し、該予測に基づいて前記基板と前記型とのアライメント動作を制御する
ことを特徴とするインプリント装置。 - 前記駆動力の飽和の有無を、前記アライメント動作における変形実績に基づいて予測する請求項1に記載のインプリント装置。
- 前記駆動力の飽和の有無を予測するタイミングは、前記アライメント動作の終了時刻より前であることを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。
- 前記変形実績は、前記第一の変形機構の駆動力に対する前記型の変形量の関係、前記第一の変形機構の駆動力余裕、および重ね合わせ補正残差を含む請求項2に記載のインプリント装置。
- 前記基板および前記型の少なくともいずれか一方を変形させる第二の変形機構を更に有しており、前記制御部は、前記第一の変形機構の駆動力の飽和が予測された場合に前記第二の変形機構を駆動する制御を行う請求項1に記載のインプリント装置。
- 前記第二の変形機構は、前記基板を加熱する熱供給部を有する請求項5に記載のインプリント装置。
- 前記第二の変形機構は、前記型および前記基板を押印する押印圧力を変化させる機構を有する請求項5に記載のインプリント装置。
- 前記制御部は、前記第一の変形機構の駆動力の飽和が予測された場合、前記第二の変形機構により重ね合わせ補正残差を低減した後、第一の変形機構による駆動を再開する請求項5に記載のインプリント装置。
- 基板上のインプリント材と型とを接触させてパターンを形成するインプリント装置を用いるインプリント方法であって、
前記インプリント装置は、前記型の側面に力を加えて前記型のパターン領域を変形させる第一の変形機構を有し、
前記第一の変形機構の駆動中に駆動力の飽和の有無を予測し、該予測に基づいて前記基板と前記型とのアライメント動作を行う
ことを特徴とするインプリント方法。 - 物品の製造方法であって、
基板上のインプリント材と型とを接触させてパターンを形成するインプリント装置を用いて基板上に硬化物のパターンを形成するインプリント工程と、
前記硬化物を介して前記基板をエッチングする工程と、
前記エッチングされた前記基板から物品を製造する工程と、
を有しており、
前記インプリント工程において、
前記インプリント装置は、前記型の側面に力を加えて前記型のパターン領域を変形させる第一の変形機構を有し、
前記第一の変形機構の駆動中に駆動力の飽和の有無を予測し、該予測に基づいて前記基板と前記型とのアライメント動作を行う
ことを特徴とする物品の製造方法。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載のインプリント装置を用いて基板上に硬化物のパターンを成形する工程と、該硬化物のパターンを介して基板をエッチングする工程と、エッチングされた基板から物品を製造する工程と、を有する、ことを特徴とする物品の製造方法。
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JP2022189338A JP2024077312A (ja) | 2022-11-28 | 2022-11-28 | インプリント装置、インプリント方法、および、物品の製造方法 |
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