JP2024076733A - 腰ベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】腰ベルトの中央部を人の腰部の狙った位置に容易に配置できる腰ベルトを提供する。【解決手段】人の腰部に装着される腰ベルト10であって、前記腰ベルト10の長さ方向中央部16から右側に延びた右側帯部11と、前記腰ベルト10の長さ方向中央部16から左側に延びた左側帯部12と、前記右側帯部11及び前記左側帯部12を前記長さ方向に移動させることによって、前記腰ベルト10の長さ寸法を調節する調節部14と、前記右側帯部11及び前記左側帯部12の前記長さ方向の移動を案内するガイド部15と、備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、腰ベルトに関する。
従来、人の腰部に装着される腰ベルトが知られている。腰ベルトは、骨盤の姿勢を矯正したり、腰痛を改善したりする等のために用いられる。例えば下記特許文献1に記載された腰ベルトは、弾性生地からなる弾性連結部を有している。これによって腰ベルトは長さ方向に弾性的に伸縮し、人の腰部に緩みなく巻き付けられる。腰ベルトの長さ方向の中央部は、背当て部である。背当て部は、使用者の腰部の背面に当てられる。
特許第7131784号公報
上記のような腰ベルトの中央部は、骨盤矯正や腰痛改善等を効果的に行うべく、人の腰部の狙った位置に容易に配置できることが望ましい。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、腰ベルトの中央部を人の腰部の狙った位置に容易に配置できる腰ベルトを提供することを目的とする。
本発明の腰ベルトは、人の腰部に装着される腰ベルトであって、前記腰ベルトの長さ方向中央部から右側に延びた右側帯部と、前記腰ベルトの長さ方向中央部から左側に延びた左側帯部と、前記右側帯部及び前記左側帯部を前記長さ方向に移動させることによって、前記腰ベルトの長さ寸法を調節する調節部と、前記右側帯部及び前記左側帯部の前記長さ方向の移動を案内するガイド部と、備えているものである。
本発明によれば、腰ベルトの長さ寸法は、左側帯部及び右側帯部の移動によって調節される。したがって、腰ベルトの長さ寸法を弾性的な伸縮によって調節する場合と比べて、腰ベルトの中央部を人の腰部の狙った位置に容易に配置できる。
実施例1における腰ベルトであって、使用者の腰部に装着した状態を示す斜視図 腰ベルトを示す正面図 腰ベルトを示す背面図 腰ベルトの中央部を示す一部拡大背面図 腰ベルトの中央部を示す一部拡大平面図 中央プレートを示す正面図 実施例2における腰ベルトであって、使用者の腰部に装着した状態を示す斜視図 腰ベルトを示す正面図 腰ベルトを示す背面図 腰ベルトの中央部を示す一部拡大平面図 腰ベルトの中央部を示す一部拡大正面図 実施例3における腰ベルトの中央部を示す一部拡大正面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明の腰ベルトは、前記中央部に配置された中央プレートを有し、前記ガイド部は、前記中央プレートに固定されて前記長さ方向に延びたレール部と、前記右側帯部の前記中央部側の端部と前記左側帯部の前記中央部側の端部とに固定されて前記レール部に連結される連結部と、備えているものとしてもよい。このような構成によれば、左側帯部の中央部側の端部及び右側帯部の中央部側の端部は、中央プレートのレール部に沿って移動する。したがって、中央プレートにシワを寄せることなく腰ベルトの長さ寸法を調節できる。
また、本発明の腰ベルトは、前記中央部に配置された中央プレートを有し、前記中央プレートは、前記腰ベルトが人の腰部に装着された状態において人の腰部に接する側に突出した突起を有しているものとしてもよい。このような構成によれば、突起は、腰ベルトが人の腰部に装着された状態において使用者の腰部を押圧する。したがって、使用者は腰ベルトを装着することによって、指圧効果を得ることができる。
また、本発明の腰ベルトにおいて前記中央プレートは、前記左側帯部及び前記右側帯部に対して着脱自在であるものとしてもよい。このような構成によれば、使用者は、中央プレートの着脱により、指圧効果の有無を選択できる。
また、本発明の腰ベルトにおいて前記調節部は、前記右側帯部の前記中央部側の端部と前記左側帯部の前記中央部側の端部との間に渡された紐を有し、前記紐の端部を引っ張ることによって前記腰ベルトの長さ寸法を小さくするものであり、前記中央プレートは、前記腰ベルトが人の腰部に装着された状態において、前記紐よりも内側に配置されているものとしてもよい。このような構成によれば、中央プレートは、腰ベルトが人の腰部に装着された状態において人の腰部と紐との間に介在する。したがって、紐は使用者の腰部に直接当たらないから、使い心地を良くできる。
また、本発明の腰ベルトにおいて前記調節部は、前記右側帯部の前記中央部側の端部と前記左側帯部の前記中央部側の端部との間に渡された紐と、前記右側帯部の前記中央部側の端部及び前記左側帯部の前記中央部側の端部に固定され、前記紐を折り返す複数の折り返し部と、を有し、前記紐の端部を左右両側に引っ張ることによって前記腰ベルトの長さ寸法を小さくするものとしてもよい。ここで、紐の端部を左右方向のうち片側のみに引っ張る場合、中央部は人の腰部の狙った位置から片側にずれやすい。しかしながら、本構成によれば、紐の端部を左右両側に引っ張るから、中央部は人の腰部の狙った位置からずれにくい。また紐の端部を片側のみに引っ張る場合よりも、紐の端部を引っ張る力を小さくできる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1について、図1~図6を参照しつつ詳細に説明する。本実施例における腰ベルト10は、図1に示すように、使用者の腰部に装着される。腰ベルト10は、腰部の保護、矯正あるいは腰痛の緩和又は治療等に用いられる。
以下、腰ベルト10が人の腰部に装着された状態を装着状態と称し、腰ベルト10が人の腰部に装着されていない状態であって、図2に示すように広げられた状態を展開状態と称する。また、各構成部材において、装着状態における上側を上側、下側を下側、使用者の腰部に接する側を内側、その反対側を外側、展開状態の腰ベルト10を外側から見て右側を右側、左側を左側として説明する。各図に示したX軸の正方向側は左側、X軸の負方向側は右側、Y軸の正方向側は上側、Y軸の負方向側は下側、Z軸の正方向側は内側、Z軸の負方向側は外側を示す。X軸は、展開状態の腰ベルト10の長さ方向と平行である。
腰ベルト10は、図2及び図3に示すように、右側帯部11、左側帯部12、中央プレート13、調節部14及びガイド部15を備えている。右側帯部11は、展開状態において腰ベルト10の長さ方向中央部から右側に延びている。左側帯部12は、展開状態において腰ベルト10の長さ方向中央部から左側に延びている。
腰ベルト10の長さ方向中央部は、図1に示すように、装着状態において人の腰部の背面に配置されるランバーパッド部16である。ランバーパッド部16は、右側帯部11の中央部側の端部(中央右端部17と称する。)及び左側帯部12の中央部側の端部(中央左端部18)によって構成されている。中央右端部17及び中央左端部18は、左右方向よりも上下方向に長い形状をなしている。中央右端部17の右縁及び中央左端部18の左縁は、上端から下端に向かって次第に接近する傾斜をなしている。中央右端部17及び中央左端部18の左右方向の寸法は、上端から下端に向かって小さくなっている。ランバーパッド部16は、Z軸方向から見て台形状をなしている。中央右端部17及び中央左端部18の厚さ寸法(内外方向の寸法)は、他の部分の厚さ寸法よりも大きい(図5参照)。中央プレート13を取り外した状態における腰ベルト10の厚さ寸法の最大値は22mmである。
腰ベルト10の上下方向の寸法は、図2に示すように、ランバーパッド部16において大きく、腰ベルト10の右端部(ベルト右端部41と称する。)及び腰ベルト10の左端部(ベルト左端部42と称する。)において小さい。腰ベルト10の上下方向の寸法の最大値は198mmであり、最小値は80mmである。腰ベルト10の上縁は、展開状態においてX軸方向に直線状に延びている。腰ベルト10の下縁は、展開状態においてベルト右端部41及びベルト左端部42からランバーパッド部16に向かって下側に湾曲している。腰ベルト10の下縁の傾斜は、ベルト右端部41及びベルト左端部42からランバーパッド部16に向かって少しずつ急になっている。展開状態における腰ベルト10の全幅(左右方向の寸法)は、最も縮めた状態で730mmである。腰ベルト10は、腰ベルト10の左右方向の中心を基準に左右対称な形状である。
ベルト右端部41及びベルト左端部42は、第1着脱領域19を有している。第1着脱領域19は、ベルト右端部41の内面及び外面と、ベルト左端部42の内面及び外面とに設けられている。第1着脱領域19は、多数のループを有するメス側面ファスナーによって構成されている。ベルト右端部41の内面及びベルト左端部42の外面は、第1着脱領域19に着脱自在な第1付着部21を有している。第1付着部21は、多数の鉤状突起を有するオス側面ファスナーによって構成されている。第1付着部21は、ベルト右端部41をベルト左端部42の外側に重ねることによって第1着脱領域19に付着し、腰ベルト10を装着状態に保持する。
ランバーパッド部16の内面は、図3に示すように、第2着脱領域22を有している。第2着脱領域22は、多数のループを有するメス側面ファスナーによって構成されている。第2着脱領域22は、中央右端部17の全域及び中央左端部18の全域に設けられている。
中央右端部17及び中央左端部18は、内面から外面に向かって順に、第2着脱領域22、遠赤外線生地、ゴム素材、高密度ニット、PCシート(ポリカーボネートシート)、合皮シートを層状に重ねて形成されている。遠赤外線生地は、グラフェンを使用している。遠赤外線生地の成分は、例えばナイロン55%、スパンデックス9%、ポリエステルベースのグラフェン36%であると良い。これによって、ランバーパッド部16に血行促進作用を発揮させ、使用者の腰部のコリを軽減し、腰痛や姿勢の悪化を防止できる。遠赤外線生地は、PCシートよりも内側に配置されているから、PCシートによって遠赤外線効果が弱まることを防止できる。ゴム素材は、スチレンブタジエンゴム(SBR)等である。
中央プレート13は、図4に示すように、ランバーパッド部16に配置されている。中央プレート13は、Z軸方向から見て台形状をなしている。中央プレート13の上縁の左右方向の寸法は、中央プレート13の下縁の左右方向の寸法よりも大きい。腰ベルト10において中央プレート13の左右方向の寸法の最大値は211mmである。中央プレート13の左右方向の寸法の最大値は180mm以上、250mm以下であれば良い。中央プレート13の左右方向の最小寸法は中央プレート13の上下方向の寸法よりも大きい。中央プレート13の上下方向の寸法の最大値は157mmである。中央プレート13の形状は、内側から見てランバーパッド部16と同様の台形状である。これによって、中央プレート13を上下反対向きで取り付けることは防止される。
中央プレート13は、熱可塑性エラストマー(TPE)等によって形成されている。展開状態において中央プレート13は湾曲していない平板状である。装着状態において中央プレート13は、人の腰部に沿って湾曲する。
中央プレート13は、図4に示すように、第2着脱領域22に付着自在な第2付着部23を有している。第2付着部23は、中央プレート13の外面に取り付けられている。第2付着部23は、左右に一対設けられている。第2付着部23は、上下方向に長いシート状をなしている。第2付着部23の外面は、多数の鉤状突起を有するオス側面ファスナーを有している。中央プレート13は、第2付着部23を第2着脱領域22に付着させることによってランバーパッド部16に取り付けられる。中央プレート13は、第2付着部23を第2着脱領域22から剥がすことによって、ランバーパッド部16から取り外される。中央プレート13を取り外した状態の腰ベルト10の重さは350gであり、中央プレート13を取り付けた状態の腰ベルト10の重さは510gである。
中央プレート13は、図4及び図5に示すように、内側に突出した突起24を有している。中央プレート13の外面は、凹凸のない滑らかな平坦面である。突起24は、4つ設けられている。突起24は、中央プレート13の上側と下側とに左右一対ずつ設けられている。突起24は、円錐台形状である。突起24の径寸法φは、根元側から突出端24T側に向かって次第に小さくなっている。突起24の径寸法φは、突起24のXY平面上の寸法である。
突起24の突出端面の径寸法φは、人の指の大きさに近いと良い。具体的には、突起24の突出端面の径寸法φは2cmであるとよい。これによって、突起24によって指圧効果を得やすい。突起24の突出端面の径寸法φは1cm未満の場合には使用者の腰部に痛みを生じる可能性があるため、1cm以上、4cm以下程度であれば良い。更に突起24の突出端面の径寸法φは1.5cm以上、2.5cm以下程度であるとより良い体感を得られやすく、突起24の突出端面の径寸法φの最も好ましい数値は2cmである。突起24の径寸法φの最大値は、突起24の突出端面の径寸法φにあわせて2cm以上、5cm以下程度であれば良い。突起24の突出端面の面積は300mm以上、400mm以下である場合、使用者は良い体感を得やすい。
突起24の高さ寸法Hは、20mm以上、40mm以下程度であると良く、更に25mm以上、35mm以下程度であるとより良い体感が得られやすい。突起24の高さ寸法Hの最も好ましい数値は30mmである。突起24の高さ寸法Hは、中央プレート13の内面から突出端24TまでのZ軸方向の寸法である。突出端24Tは、突起24の中心軸上に位置している。突出端24Tは突起24のうち最も内側の点である。
突起24の配置は、日本人の体格の平均値や藤田恒夫著「入門人体解剖学」南江堂の骨格図等に基づいて算出されている。突起24の上下方向の距離L1は、腎愈と大腸愈との上下方向の距離に基づいている。これによって、突起24を左右の大腸愈及び左右の腎愈に当てやすくできる。突起24の上下方向の距離L1は、上下の突起24の突出端24TのY軸に平行な距離である。
骨格図によれば、身長175cmの場合、腎愈(腰椎2番)と大腸愈(腰椎5番)との上下方向の距離は8cmである。これによって、腎愈と大腸愈との距離は、身長の4.6%であると仮定される。人体寸法データベースによれば、日本人成人男女の95パーセンタイルで身長の上限値は185cm、身長の下限値は150cmである。先述の仮定によれば、突起24の上下方向の距離L1は6.9cm以上、8.5cm以下であることが望ましく、更に7.5cm以上、8.2cm以下であるとより腎愈と大腸愈に対して上下の突起24を同時に当てやすくなる。突起24の上下方向の距離L1の最も好ましい数値は、突起24の径寸法φを考慮すると、8cmである。
突起24の左右方向の距離L2は、9cm以上であると良い。これによって、突起24を使用者の脊柱に当たりにくくできる。突起24の左右方向の距離L2は、左右の突起24の突出端24TのX軸に平行な距離である。突起24の左右方向の距離L2は、11cmであると良い。これによって、体感を良くできる。
調節部14は、図2に示すように、右側帯部11及び左側帯部12を長さ方向に移動させることによって、中央右端部17と中央左端部18との間隔25を調節する。中央右端部17と中央左端部18との間隔25は、中央左端部18の右縁18Aと中央右端部17の左縁17Aとの間のX軸に平行な最小の距離である。中央左端部18の右縁18A及び中央右端部17の左縁17Aは、それぞれ上下方向に延びている。中央左端部18の右縁18Aと中央右端部17の左縁17Aとは概ね平行である。
中央右端部17と中央左端部18との間隔25を調節することによって、腰ベルト10の長さ寸法は調節される。中央右端部17と中央左端部18とが接近することによって、腰ベルト10の長さ寸法は小さくなる。中央右端部17の左縁17Aと中央左端部18の右縁18Aとが突き当たった状態において腰ベルト10長さ寸法は最小となる。腰ベルト10の間隔25は0mm以上、80mm以下である。なお、この数字に限定されない。右側帯部11を右側に、左側帯部12を左側にそれぞれ引っ張ることによって、中央右端部17と中央左端部18との間隔25は増し、腰ベルト10の長さ寸法は大きくなる。
調節部14は、1本の紐26、図示しない複数の滑車、及び左右のケース27を備えている。複数の滑車は左右のケース27に収容されている。左右のケース27はそれぞれ、中央右端部17及び中央左端部18に固定されている。ケース27は、中央右端部17と中央左端部18とに対して着脱自在である。これによって、調節部14を腰ベルト10から取り外し、右側帯部11及び左側帯部12を洗う等できる。ケース27の厚さ寸法(内外方向の寸法)は、1.4mmである(図5参照)。
紐26は中央右端部17の滑車と中央左端部18の滑車とによって交互に折り返され、中央右端部17と中央左端部18との間に渡される。紐26は、左右のケース27の間を複数回横切るとともに、右側のケース27から右方へ延出している。紐26の端部には、グリップ部28が設けられている。グリップ部28を右側に引っ張ることによって中央右端部17と中央左端部18との間隔25は狭くなる。グリップ部28は、第1着脱領域19に付着自在な付着部を有している。グリップ部28の付着部は、多数の鉤状突起を有するオス側面ファスナーによって構成されている。グリップ部28の付着部を腰ベルト10の第1着脱領域19に付着させることで、グリップ部28は腰ベルト10に固定される。紐26と腰部との距離L10は約7mmである(図5参照)。紐26と腰部との距離L10は、撓ませずに張り詰めた状態の紐26と第2付着部23の内面との間のZ軸に平行な距離である。
ガイド部15は、右側帯部11及び左側帯部12の移動方向及び移動範囲を規制し、右側帯部11及び左側帯部12の左右方向の移動を案内する。右側帯部11及び左側帯部12は、ガイド部15によって、中央プレート13に対して上下にずれることなくスライド移動できる。ガイド部15は、図6に示すように、レール部29と、連結部31と、備えている。レール部29は、左右方向に延びている。レール部29の左右両端部は、縫製等によって中央プレート13の外面に固定されている。レール部29は中央プレート13との固定箇所を除き、中央プレート13の外面から離れている。レール部29は、上下に2本備えられている。2本のレール部29は概ね平行である。
連結部31は、第2付着部23の内面に固定されている。連結部31は、各第2付着部23の上下に1つずつ設けられている。連結部31はレール部29に対して連結されている。連結部31は、レール部29の規制する移動方向に沿って右側帯部11及び左側帯部12を移動させる。連結部31は、閉じた環状であり、レール部29は連結部31に通されている。第2付着部23は、レール部29及び連結部31によって中央プレート13に取り付けられている。第2付着部23は、レール部29に沿ってスライド自在である。中央プレート13は、左右の第2付着部23を中央右端部17及び中央左端部18の第2着脱領域22にそれぞれ固定することによって、右側帯部11及び左側帯部12に取り付けられる。右側帯部11及び左側帯部12は、第2付着部23とともにレール部29に沿ってスライド自在である。
次に、腰ベルト10の使用方法の一例について説明する。まず、腰部を指圧したい場合は、ランバーパッド部16に中央プレート13を取り付ける。腰部を指圧せずに遠赤外線効果を得たい場合は、ランバーパッド部16から中央プレート13を取り外す。中央プレート13は、第2付着部23をランバーパッド部16の第2着脱領域22に着脱することによって容易に着脱できる。
次に、腰ベルト10を腰部に装着する。腰ベルト10のランバーパッド部16を腰部の背面中央近傍にあて、右側帯部11を腰部の右方にまわし、左側帯部12を腰部の左方にまわす。この際、腰ベルト10の上下方向の位置及び周方向の位置は、各人のコリの位置等によって適宜調整すると良い。ランバーパッド部16に中央プレート13を取り付けている場合、各人のコリをほぐしたい箇所に突起24を当てると良い。腰ベルト10の左右の第1付着部21を第1着脱領域19に付着させる。これによって、腰ベルト10は、腰部の狙った位置に配置される。
次に、グリップ部28を右側に引っ張って腰ベルト10を締め付ける。中央プレート13を取り付けている場合、中央右端部17及び中央左端部18は中央プレート13の外面に沿ってスライド移動する。したがって中央プレート13の位置のずれは防止される。中央プレート13の突起24は、腰ベルト10の締め付けに伴って狙った位置を押圧する。使用者は、指圧効果を得ることができる。中央プレート13を取り外している場合、ランバーパッド部16は腰部の狙った位置に遠赤外線効果をもたらす。使用者は、中央プレート13を取り外した状態の腰ベルト10を長時間装着し、腰部の血行を良くできる。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。腰ベルト10は、人の腰部に装着される。腰ベルト10は、右側帯部11と、左側帯部12と、調節部14と、ガイド部15と、備えている。右側帯部11は、ランバーパッド部16から右側に延びている。左側帯部12は、ランバーパッド部16から左側に延びている。調節部14は、右側帯部11及び左側帯部12を長さ方向に移動させることによって、腰ベルト10の長さ寸法を調節する。ガイド部15は、右側帯部11及び左側帯部12の長さ方向の移動を案内する。この構成によれば、腰ベルト10の長さ寸法は、左側帯部12及び右側帯部11の移動によって、調節される。したがって、腰ベルト10の弾性的な伸縮によって長さ寸法を調節する場合と比べて、ランバーパッド部16を腰部の狙った位置に容易に配置できる。
腰ベルト10は、中央プレート13を有している。中央プレート13は、ランバーパッド部16に配置されている。ガイド部15は、レール部29と、連結部31と、備えている。レール部29は、中央プレート13に固定されて長さ方向に延びている。連結部31は、左右の第2付着部23を介して中央右端部17と中央左端部18とに固定されてレール部29に連結される。この構成によれば、中央右端部17及び中央左端部18は、中央プレート13のレール部29に沿って移動する。したがって、中央プレート13にシワを寄せることなく腰ベルト10の長さ寸法を調節できる。
中央プレート13は、装着状態において内側に突出した突起24を有している。この構成によれば、突起24は装着状態において使用者の腰部を押圧する。したがって、使用者は腰ベルト10を装着することによって、指圧効果を得ることができる。
中央プレート13は、左側帯部12及び右側帯部11に対して着脱自在である。この構成によれば、使用者は、中央プレート13の着脱により、指圧効果の有無を選択できる。
調節部14は、中央右端部17と中央左端部18との間に渡された紐26を有している。調節部14は、紐26の端部を引っ張ることによって腰ベルト10の長さ寸法を小さくするものである。中央プレート13は、装着状態において、紐26よりも内側に配置されている。この構成によれば、中央プレート13は、装着状態において人の腰部と紐26との間に介在する。したがって、紐26は使用者の腰部に直接当たらないから、使い心地を良くできる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2に係る腰ベルト50を図7~図11を参照しつつ詳細に説明する。本実施例の腰ベルト50は、2本の紐51,52の端部を左右両側に引っ張ることによって中央右端部17と中央左端部18との間隔25を狭くする点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例に係る腰ベルト50は、実施例1と同様に、右側帯部11、左側帯部12、中央プレート13、調節部14及びガイド部15を備えている。中央プレート13は、図9に示すように、左右方向に長い長方形状をなしている。中央プレート13の内面は、凹凸のない滑らかな平坦面である。連結部31は、中央右端部17の内面及び中央左端部18の内面に固定されている。連結部31は、中央右端部17及び中央左端部18の上下に一対ずつ設けられている。
腰ベルト50の上下方向の寸法の最大値は100mmであり、最小値は65mmである。腰ベルト50の厚さ寸法が40mm より大きい場合には、 使用者の服の内側に腰ベルト50を装着すると、服の外側に腰ベルト50の形状が現れやすくなってしまうため、腰ベルト50の厚さ寸法は40mm以下であると良く、更に22mm以下であるとより好ましい。腰ベルト50の厚さ寸法の最も好ましい数値は15mm以下である。腰ベルト50の重さは210gである。紐51,52と腰部との距離L11は約9mmである(図10参照)。紐51,52と腰部との距離L11は、撓ませずに張り詰めた状態の紐51,52と中央プレート13の内面との間のZ軸に平行な距離である。腰ベルト50において中央プレート13の左右方向の寸法の最大値は220mmである。中央プレート13の左右方向の寸法の最大値は180mm以上、250mm以下であれば良い。中央プレート13の上下方向の寸法の最大値は84mmである。展開状態における腰ベルト50の全幅(左右方向の寸法)は、最も縮めた状態で720mmである。
調節部14は、図11に示すように、2本の紐51,52、複数の滑車53,54及び複数の案内部55を備えている。滑車53,54の長手方向の寸法L12は17.9mmである。滑車53,54の長手方向の寸法L12は15mm以上、20mm以下であれば良い。滑車53,54の短手方向の寸法L13は13.1mmである。滑車53,54の短手方向の寸法L13は10mm以上、15mm以下であれば良い。滑車53,54の軸の直径L14は3.4mmである。滑車53,54の厚さ寸法L15は7mmである(図10参照)。滑車53,54の厚さ寸法L15は6mm以上、8mm以下であれば良い。複数の滑車53,54は、中央右端部17と中央左端部18とに固定されている。中央右端部17に固定された滑車53,54の数の合計と、中央左端部18に固定された滑車53,54の数の合計とは等しい。調節部14はケース27を有していないから、腰ベルト50を軽量化、小型化、薄型化、できる。
複数の滑車53,54は、ランバーパッド部16の上部と下部とにわけて配置されている。滑車53は、ランバーパッド部16の上部に配置されている。滑車53は、第1紐51を巻き掛ける。滑車54は、ランバーパッド部16の下部に配置されている。滑車54は、第2紐52を巻き掛ける。滑車53の数と滑車54の数とは同じである。中央左端部18に配置された滑車53の数は、中央右端部17に配置された滑車53の数より1多い。中央右端部17に配置された滑車54の数は、中央左端部18に配置された滑車54の数より1多い。
上下に隣接する滑車53と滑車54との間の上下方向の間隔L3は、上下に隣接する滑車53同士の上下方向の間隔L4及び上下に隣接する滑車54同士の上下方向の間隔L5よりも大きい。間隔L3,L4,L5は、隣接する滑車53,54の回転軸間のY軸に平行な距離である。
案内部55は、中央右端部17及び中央左端部18に2ずつ設けられている。案内部55は、中央右端部17及び中央左端部18の上下方向中心近傍に設けられている。案内部55は、上下に隣接する滑車53と滑車54との間に位置している。案内部55は、中央右端部17及び中央左端部18のそれぞれにおいて左右に並んでいる。案内部55は左右方向に貫通する孔を形成し、第1紐51及び第2紐52をそれぞれ左右方向に通している。
第1紐51は、中央右端部17の滑車53と中央左端部18の滑車53とに渡されて折り返されている。第1紐51は、中央右端部17と中央左端部18との間を複数回横切っている。第1紐51は、中央左端部18の滑車53で右側へ転向し、中央右端部17の案内部55を通って右方へ延出している。
第2紐52は、中央右端部17の滑車54と中央左端部18の滑車54とに渡されて折り返されている。第2紐52は、中央右端部17と中央左端部18との間を複数回横切っている。第2紐52は、中央右端部17の滑車54で左側へ転向し、中央左端部18の案内部55を通って、左方へ延出している。
第1紐51の端部及び第2紐52の端部にはそれぞれ、グリップ部28が設けられている(図8参照)。左側のグリップ部28を左方に、右側のグリップ部28を右方に引っ張ることによって中央右端部17と中央左端部18との間隔25は狭くなり、腰ベルト50は短くなる。腰ベルト50の間隔25は0mm以上、100mm以下である。なお、この数字に限定されない。
複数の滑車53,54は、図11に示すように、動滑車として機能する第1滑車61と、定滑車として機能する第2滑車62とを有している。第1滑車61は、中央左端部18に固定されている滑車53、及び中央右端部17に固定されている滑車54である。第2滑車62は、中央右端部17に固定されている滑車53、及び中央左端部18に固定されている滑車54である。第1紐51及び第2紐52はそれぞれ、第1滑車61及び第2滑車62に巻き掛けられている。
第1滑車61を有する中央右端部17の下部は、左側のグリップ部28を左方に引っ張ることによって、中央左端部18の第2滑車62を利用して左側へ引き寄せられる。第1滑車61を有する中央左端部18の上部は、右側のグリップ部28を右方に引っ張ることによって、中央右端部17の第2滑車62を利用して右側へ引き寄せられる。中央右端部17及び中央左端部18は、滑車の原理を利用して本来引き寄せるために必要な力よりも小さな力で互いに接近する方向に引き寄せられる。
実施例1と同様、腰ベルト50のランバーパッド部16を腰部の背面中央近傍にあて、腰ベルト50を腰部の所定の位置に巻き付ける。次に、左右のグリップ部28を左右両側に引っ張って腰ベルト50を締め付ける。右側帯部11及び左側帯部12は左右に均等に引っ張られ、中央プレート13の外面に沿ってスライド移動する。したがって中央プレート13の位置のずれは防止される。
以上のように本実施例においては、実施例1と同様、腰ベルト10の長さ寸法は、左側帯部12及び右側帯部11の移動によって、調節される。したがって、腰ベルト10の弾性的な伸縮によって長さ寸法を調節する場合と比べて、ランバーパッド部16を腰部の狙った位置に容易に配置できる。
また、調節部14は、紐51,52と、複数の滑車53,54と、を有している。紐51,52は、中央右端部17と中央左端部18との間に渡されている。複数の滑車53,54は、中央右端部17と中央左端部18に固定され、紐51,52を折り返している。調節部14は、紐51,52の端部を左右両側に引っ張ることによって腰ベルト50の長さ寸法を小さくするものである。ここで、紐の端部を左右方向のうち片側のみに引っ張る場合、腰ベルトの中央部は腰部の狙った位置から片側にずれやすい。しかしながら、腰ベルト50によれば、紐51,52の端部を左右両側に引っ張るから、腰ベルト50の中央部は腰部の狙った位置からずれにくい。また紐の端部を片側のみに引っ張る場合よりも、紐51,52の端部を引っ張る力を小さくできる。
また、腰ベルト50は、使用者の服の内側に装着することを想定している。腰ベルト50は、複数の滑車53,54を中央右端部17と中央左端部18とに直接固定しているので、小型化、薄型化できる。したがって、服の外側に腰ベルト50の形状が現れにくく、装着していることを他の人から分かりにくくすることができる。また、腰ベルト50を服の内側に装着することにより、紐51,52の位置は、実施例1の腰ベルト10の紐26の位置よりも使用者の腰部に近付くこととなる。しかしながら、腰ベルト50が人の腰部に装着された状態において人の腰部と紐51,52との間には、中央プレート13が介在しているため、紐51,52は使用者の腰部に直接当たらないから、使い心地を良くできる。また、中央プレート13の介在により、紐51,52は使用者の腰部に直接当たらないため、人の腰部と紐51,52との間を大きく設ける必要がなく、腰ベルト50を小型化、薄型化できる。
<実施例3>
次に、本発明を具体化した実施例3に係る腰ベルト60について図12を参照しつつ詳細に説明する。本実施例の腰ベルト60は、滑車53,54の配置を変えた点で実施例2と相違する。なお、実施例2と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例に係る腰ベルト60は、実施例2と同様に、2本の紐51,52の端部を左右両側に引っ張ることによって中央右端部17と中央左端部18との間隔25を狭くする。腰ベルト60は、実施例2と同様、右側帯部11、左側帯部12、中央プレート13、調節部14及びガイド部15を備えている。図12では、ガイド部15を省略している。調節部14は、2本の紐51,52及び複数の滑車53,54を備えている。
第1紐51を巻き掛ける滑車53と、第2紐52を巻き掛ける滑車54とは、左右にずれて配置されている。中央右端部17において滑車54は、滑車53よりも右側に配置されている。中央左端部18において滑車53は、滑車54よりも左側に配置されている。上下方向において滑車53,54は、1ずつ交互に配置されている。上下に隣接する滑車53と滑車54との間の上下方向の間隔L6は一定である。間隔L6は、上下に隣接する滑車53,54の回転軸間のY軸に平行な距離である。
複数の滑車53,54は、実施例2と同様、動滑車として機能する第1滑車61と、定滑車として機能する第2滑車62とを有している。第1滑車61は、中央右端部17及び中央左端部18の上端近傍から下端近傍まで等間隔で配置されている。第2滑車62は、第1滑車61よりも左右方向の中央側に配置されている。第2滑車62の配置領域は、上下方向において第1滑車61の配置領域よりも狭い。
実施例2と同様、第1滑車61を有する中央右端部17は、左側のグリップ部28を左方に引っ張ることによって、中央左端部18の第2滑車62を利用して左側へ引き寄せられる。第1滑車61を有する中央左端部18は、右側のグリップ部28を右方に引っ張ることによって、中央右端部17の第2滑車62を利用して右側へ引き寄せられる。中央右端部17及び中央左端部18は、滑車の原理を利用して本来引き寄せるために必要な力よりも小さな力で互いに接近する方向に引き寄せられる。
以上のように本実施例においては、実施例2と同様、紐51,52の端部を左右両側に引っ張ることによって、腰ベルト60の長さ寸法を調節できるから、腰ベルト60の中央部は腰部の狙った位置からずれにくい。また紐の端部を片側のみに引っ張る場合よりも、紐51,52の端部を引っ張る力を小さくできる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1において第2付着部23に取っ手を設けて良い。これによって、第2着脱領域22から第2付着部23を容易に取り外すことができる。
(2)上記実施例1においてガイド部15は、レール部29と閉じた環状をなす連結部31とを備えている。これに限らず、ガイド部は、移動方向を案内するレール部と、レール部に沿って移動可能な状態で連結される連結部とを備えていればどのような構成であってもよい。例えば、ガイド部は、右側帯部及び左側帯部の移動方向に延びた凹部を有するレール部と、レール部の凹部に対して摺動可能な状態で連結される凸部を有する連結部とを備え、凸部を凹部の延び方向に摺動させてスライドする構成であってよい。また、レール部に凸部を設け、連結部に凹部を設けてもよい。
(3)上記実施例1において中央プレート13は指圧用の突起24を備えている。これに限らず、中央プレートは、例えば電気筋肉刺激(EMS:Electric Muscle Stimulation)を与える電極、ヒーター、赤外線シート、クッション部材など別の機能部材を備えても良い。
(4)上記実施例において紐を折り返す折り返し部は滑車である。これに限らず、折り返し部は滑車でなくても良い。例えば折り返し部は、紐を折り返し可能な回転しない軸等であってもよい。
(5)上記実施例2において腰ベルト50の中央プレート13を左側帯部12及び右側帯部11に対して着脱自在にしてもよい。
(6)上記実施例2において腰ベルト50の中央プレート13に指圧用の突起を設けてもよい。
(7)上記実施例においてレール部29は2本設けられている。これに限らず、レール部の数は1本であってもよいし、3本以上であってもよい。
(8)上記実施例においてレール部29は中央プレート13に固定され、連結部31は中央右端部17と中央左端部18とに固定されている。これに限らず、レール部を中央右端部と中央左端部とに固定し、連結部を中央プレートに固定してもよい。
(9)上記実施例において右側帯部11及び左側帯部12はいずれも中央プレート13に対してスライド可能である。これに限らず、右側帯部及び左側帯部のいずれか一方のみを中央プレートに対してスライドする構成としてもよい。例えば中央プレートにレール部を備え、左側帯部のみに連結部を備えることで左側帯部を中央プレートのレール部に沿ってスライドする構成としてもよい。この場合、中央プレートを右側帯部の一部として設けてもよく、すなわち中央プレートと右側帯部とを一体化させて1つの帯状部材としてもよい。
(10)上記実施例において腰ベルト10(50)の長さ方向中央部は、人の腰部の背面に当たる。これに限らず、腰ベルトの長さ方向中央部は、人の腰部の正面(腹部)に当たる部分であってもよい。
(11)上記実施例において調節部14は紐及び滑車を有している。これに限らず、調節部は他の手段を用いてもよい。
(12)上記実施例において調節部14の紐の本数及び滑車の数を例示した。これに限らず、調節部の紐の本数及び滑車の数は変更してよい。
(13)上記実施例における紐26,51,52は引っ張ることによって腰ベルト10,50の長さ寸法を調整できるものであればよいから、太さや形状については適宜変更しても良い。例えば紐は、少し幅のある帯状のものであってよい。
(14)上記実施例3において例示した滑車53,54の配置は変更してよい。例えば、中央右端部17及び中央左端部18それぞれにおいて上下方向中心より上側の滑車53,54の配置は実施例3に示した通りとし、下部の滑車53,54の配置を入れ替えてもよい。この場合、中央右端部17の下部では左側に滑車54、右側に滑車53が配置される。中央左端部18の下部では左側に滑車54、右側に滑車53が配置される。中央右端部17及び中央左端部18の下部において、第1滑車61は、第2滑車62よりも左右方向の中央側に配置される。この構成によれば、紐51,52を絡まりにくくできる。
10,50,60…腰ベルト
11…右側帯部
12…左側帯部
13…中央プレート
14…調節部
15…ガイド部
16…ランバーパッド部(長さ方向中央部)
17…中央右端部(右側帯部の中央部側の端部)
18…中央左端部(左側帯部の中央部側の端部)
24…突起
25…間隔
26,51,52…紐
29…レール部
31…連結部
53,54…滑車(折り返し部)

Claims (6)

  1. 人の腰部に装着される腰ベルトであって、
    前記腰ベルトの長さ方向中央部から右側に延びた右側帯部と、
    前記腰ベルトの長さ方向中央部から左側に延びた左側帯部と、
    前記右側帯部及び前記左側帯部を前記長さ方向に移動させることによって、前記腰ベルトの長さ寸法を調節する調節部と、
    前記右側帯部及び前記左側帯部の前記長さ方向の移動を案内するガイド部と、備えている腰ベルト。
  2. 前記中央部に配置された中央プレートを有し、
    前記ガイド部は、前記中央プレートに固定されて前記長さ方向に延びたレール部と、
    前記右側帯部の前記中央部側の端部と前記左側帯部の前記中央部側の端部とに固定されて前記レール部に連結される連結部と、備えている請求項1に記載の腰ベルト。
  3. 前記中央部に配置された中央プレートを有し、
    前記中央プレートは、前記腰ベルトが人の腰部に装着された状態において人の腰部に接する側に突出した突起を有している、請求項1に記載の腰ベルト。
  4. 前記中央プレートは、前記左側帯部及び前記右側帯部に対して着脱自在である、請求項3に記載の腰ベルト。
  5. 前記調節部は、前記右側帯部の前記中央部側の端部と前記左側帯部の前記中央部側の端部との間に渡された紐を有し、前記紐の端部を引っ張ることによって前記腰ベルトの長さ寸法を小さくするものであり、
    前記中央プレートは、前記腰ベルトが人の腰部に装着された状態において、前記紐よりも内側に配置されている、請求項1に記載の腰ベルト。
  6. 前記調節部は、前記右側帯部の前記中央部側の端部と前記左側帯部の前記中央部側の端部との間に渡された紐と、前記右側帯部の前記中央部側の端部及び前記左側帯部の前記中央部側の端部に固定され、前記紐を折り返す複数の折り返し部と、を有し、前記紐の端部を左右両側に引っ張ることによって前記腰ベルトの長さ寸法を小さくするものである、請求項1に記載の腰ベルト。
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