JP2024072661A - 治療用マウスピース - Google Patents

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Abstract

【課題】柔軟で装着性に優れ、装着時に十分に口を閉じることができて異物感も少なく、睡眠中に口が閉じられた状態を維持することができるSAS治療用のマウスピースを提供すること。【解決手段】下顎プレート10と、上顎プレート20と、一対の弾性バンド30L,30Rとを備え;下顎プレート10は、プレート本体11と、下顎係合部12L,12Rと、下顎掛止部13L,13Rとを有し;上顎プレート20は、プレート本体21と、上顎係合部22L,22Rと、上顎掛止部23L,23Rとを有し;下顎プレート10および上顎プレート20を構成するプレート本体11,21における樹脂の厚みが1.0~3.0mmの範囲にある。【選択図】 図2

Description

本発明は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を治療するためのマウスピースに関する。
睡眠中に舌根が沈下することで気道が閉塞されて一時的に呼吸が停止する閉塞性睡眠時無呼吸症候群を治療するための装置として、下顎歯列に装着される下顎プレートと、上顎歯列に装着される上顎プレートとが分離されているマウスピース(下顎前進装置)が提案されている(下記特許文献1参照)。
特許文献1に記載のマウスピースを構成する下顎プレートおよび上顎プレートの各々には、下顎歯列と上顎歯列とが咬合するときに、下顎プレートが相対的に前進し、上顎プレートが相対的に後退するよう、左右一対の係合部(下係合部材および上係合部材)が設けられている。
このマウスピースによれば、睡眠中(咬合時)に下顎を前進させることができるので、舌根の沈下による気道の閉塞を防止することができる。
また、下顎プレートと上顎プレートが分離されていることにより、これらが一体化されているモノブロック型のマウスピースと比較して装着時の拘束感が小さく、開口すること(会話や水を飲むこと)ができるとされる。
図10は、特許文献1に記載されたマウスピースを構成する下顎プレートを示し、図11は、このマウスピースを構成する上顎プレートを示している。
図10に示した下顎プレート85は、下顎歯列を覆うようにして装着されるプレート本体86と、このプレート本体86から上側に突出するよう形成された左右一対の下顎係合部(下係合部材)87L,87Rとを有している。
図11に示した上顎プレート95は、上顎歯列を覆うようにして装着されるプレート本体96と、下顎プレート85の下顎係合部87L,87Rと係合可能に形成された左右一対の上顎係合部(上係合部材)97L,97Rとを有している。
特許文献1に記載のマウスピースを構成する下顎プレートおよび上顎プレートの各々は、患者の歯列模型における歯列を覆うように常温硬化型レジンなどの樹脂材料を築盛することにより作製される。
この築盛工程では、歯列模型の外側(唇側・頬側)、内側(口蓋側・舌側)および咬合面側における凹所に樹脂材料が充填されて歯列の凹凸が解消され、さらに樹脂材料が積重される。
このようにして作製される下顎プレートおよび上顎プレートの各々は、その外側および内側において円滑な曲面(図10に示したプレート本体86の外側面861および内側面862、図11に示したプレート本体96の外側面961および内側面962)を有し、その咬合面側において平滑な表面(図10に示したプレート本体86の上面863、図11に示したプレート本体96の下面963)を有している。
特許第4249392号公報
〔1〕しかしながら、歯列模型における歯列を覆うように樹脂材料を築盛することにより作製される下顎プレートおよび上顎プレートは、歯列を覆っているプレート本体における樹脂の厚みが過大(通常0.5mm以上)となる。
そして、咬合面側における樹脂の厚みが過大となることで、マウスピースの上下方向のサイズが大きくなり、そのようなマウスピースの装着時において、十分に口を閉じることができなくなり、また、長時間の装着によっては顎関節症を招くことがある。
また、歯列の外側および内側における樹脂の厚みが過大となることで、マウスピースの前後・左右方向のサイズが大きくなり、マウスピースの装着時に異物感を生じる。特に、内側(舌側)における樹脂の厚みが過大となることで、下顎プレートの内側において舌を収容するスペースを十分に確保することができなくなり、異物感が顕著となるばかりか、舌根の沈下を防止することが困難になることも考えられる。
また、プレート本体における樹脂の厚みが過大となることで、成形体としての柔軟性(フレキシブル性)が低下して歯列への着脱が困難となる。
さらに、成形体としての柔軟性が低下することにより、睡眠中に無意識に行われる強い咬合や歯ぎしりに伴う外力によってプレート本体のエッジなどにクラックが発生することもある。
〔2〕上記特許文献1に記載のマウスピースにおいて、下顎プレートおよび上顎プレートの各々に形成されている係合部を利用して下顎を前進させた状態を維持するめには、下顎歯列と上顎歯列とが咬合している状態(口を閉じた状態)を維持する必要がある。
しかしながら、マウスピースを装着する患者によっては、睡眠中に口が閉じられた状態を維持することが困難な場合があり、この結果、下顎を前進させた状態を維持することができなくなる。
本発明は以上のような事情に基いてなされたものである。
本発明の第1の目的は、成形体としての柔軟性を有して装着性に優れ、装着時に十分に口を閉じることができ、装着時の異物感も少ない、睡眠時無呼吸症候群の治療用マウスピースを提供することにある。
本発明の第2の目的は、睡眠中に口が閉じられた状態を維持することができ、係合部を介して下顎を前進させた状態を維持することができる睡眠時無呼吸症候群の治療用マウスピースを提供することにある。
〔1〕本発明の治療用マウスピースは、睡眠時無呼吸症候群を治療するための樹脂製のマウスピースであって、
下顎プレートと上顎プレートとを備えてなり、
前記下顎プレートは、下顎歯列を覆うようにして装着されるプレート本体と、前記プレート本体から上側に突出するよう形成された左右一対の下顎係合部とを有し、
前記上顎プレートは、上顎歯列を覆うようにして装着されるプレート本体と、前記下顎係合部と係合可能に形成された左右一対の上顎係合部とを有し、
前記下顎係合部および前記上顎係合部は、これらが係合することによって、前記下顎プレートが前進し、前記上顎プレートが後退するような形状を有し、
前記下顎プレートおよび前記上顎プレートを構成する前記プレート本体における樹脂の厚みが1.0~3.0mmの範囲にあることを特徴とする。
このような構成の治療用マウスピースによれば、プレート本体を形成する樹脂の厚みが1.0mm以上であることにより、装着者の下顎および上顎を相対的に移動させるために必要なプレートとしての強度を確保することができる。
また、プレート本体における樹脂の厚みが3.0mm以下であることにより、成形体として柔軟性(フレキシブル性)を確保することができる。
これにより、マウスピースを歯列に対して容易に着脱することができ、装着時において、強い咬合や歯ぎしりに伴う外力をプレート本体が受けたとしても、このプレート本体のエッジなどにクラックなどの損傷が発生することを防止することができる。
また、咬合面側における樹脂の厚みが3.0mm以下であることにより、マウスピースの装着時において口を完全に閉じることができ、上下方向の異物感を殆ど生じることがない。
また、外側および内側における樹脂の厚みが3.0mm以下であることにより、マウスピースの装着時において前後・左右方向の異物感を殆ど生じることがなく、舌を収容するスペースを十分に確保することができる。
更に、プレート本体を形成する樹脂の厚みが1.0~3.0mmの範囲にあり、樹脂の厚みが小さく、その均一性に優れているので、歯列における凹凸形状を再現することができ、従来のマウスピースと比較して格段に優れた装着感を発揮することができる。
〔2〕本発明の治療用マウスピースにおいて、前記プレート本体を形成する樹脂の厚みが1.5~2.95mmの範囲にあることが好ましい。
〔3〕本発明の治療用マウスピースにおいて、前記プレート本体を形成する樹脂の厚みが1.0~1.95mmの範囲にあることが特に好ましい。
〔4〕本発明の治療用マウスピースは、樹脂シートの成形体からなることが好ましい。
樹脂シートを成形することにより、樹脂の厚みが小さく、厚みの均一性に優れたプレート本体を成形することができる。
〔5〕本発明の治療用マウスピースにおいて、前記プレート本体は、歯列の舌側(口蓋側)における歯頸線および歯肉が露出されるように形成されていること、すなわち、歯冠の一部のみを覆うような形状を有していることが好ましい。
このような構成の治療用マウスピースによれば、装着者の舌先や舌側縁を歯頸部および歯肉に接触させることができ、舌先や舌側縁がプレート本体に接触するときに感じる違和感(不快感)を回避することができる。
〔6〕本発明の治療用マウスピースは、前記下顎プレートと前記上顎プレートとに掛け渡されて、下顎歯列と上顎歯列とを咬合させる方向に付勢する左右一対の弾性バンド(顎間ゴムバンド)を備えてなり、
前記下顎プレートには、前記弾性バンドを掛け渡すために、前記プレート本体の外側(唇側または頬側)に位置する左右一対の下顎掛止部が設けられ、
前記上顎プレートには、前記弾性バンドを掛け渡すために、前記プレート本体の外側(唇側または頬側)に位置する左右一対の上顎掛止部が設けられていることが好ましい。
このような構成の治療用マウスピースによれば、睡眠中(装着時)において、弾性バンドの付勢力によって強制的に口を閉じさせる(咬合させる)ことができる。これにより、下顎係合部と上顎係合部とを係合させて、患者の下顎を前進させた状態を維持することができる。
〔7〕上記〔6〕の治療用マウスピースにおいて、前記下顎掛止部が、前記上顎掛止部よりも遠心側(後側)に配置されていることが好ましい。
このような構成の治療用マウスピースによれば、弾性バンドによる付勢力は、下顎歯列と上顎歯列とを咬合させる方向(垂直方向)とともに、下顎を前進させる方向に直接(すなわち、係合部を介さずに)作用させることができるので、本発明の効果を促進することができる。
〔8〕上記〔6〕の治療用マウスピースにおいて、前記下顎掛止部および前記上顎掛止部が、フック型またはボタン型(先端膨出部分を有するボタン型)の樹脂部材からなることが好ましい。
このような構成の治療用マウスピースによれば、掛止部(下顎掛止部および上顎掛止部)が、プレート本体や係合部の構成材料と同種の「樹脂」からなるので、プレート本体や係合部に対して掛止部を強固に固着させることができ、掛止部が脱落するようなことはない。また、金属などより軟らかいため、唇や頬に接触しても不快感が殆どない。
〔9〕上記〔6〕の治療用マウスピースにおいて、前記下顎掛止部および前記上顎掛止部が、フック型またはボタン型(先端膨出部分を有するボタン型)の金属部材から構成されていてもよい。
本発明の治療用マウスピースによれば、睡眠中(咬合時)に下顎を確実に前進させることができるので、舌根の沈下による気道の閉塞を防止することができる。
本発明の治療用マウスピースは、成形体としての柔軟性を有しているので装着性に優れ、装着時に十分に口を閉じることができ、装着時の異物感も少ない。
また、柔軟性を有していることにより、睡眠中に無意識に行われる強い咬合や歯ぎしりに伴う外力を受けてもクラックなどの損傷を発生させない。
下顎歯列と上顎歯列とを咬合させる方向に付勢する左右一対の弾性バンドを備えた治療用マウスピースによれば、睡眠中に口が閉じられた状態を維持することができ、係合部(下顎係合部および上顎係合部)を介して、下顎を前進させた状態を維持することができる。
第1実施形態に係るマウスピースの各プレートが歯列に装着され、装着者の口が開いている状態を示し、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は左側面図である。 図1に示したマウスピースの各プレートが歯列に装着され、装着者の口が閉じている状態を示し、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は左側面図である。 図1に示したマウスピースの下顎プレートの形状を示し、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は左側面図、(D)は平面図、(E)は底面図、(F)は背面図である。 図1に示したマウスピースの上顎プレートの形状を示し、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は左側面図、(D)は平面図、(E)は底面図、(F)は背面図である。 図1に示したマウスピースの各プレートが歯列に装着されている状態を示す説明図(背面図)である。 図1に示したマウスピースの上顎プレートにおいて、上顎係合部が移動可能であることを示す説明図である。 第2実施形態に係るマウスピースの各プレートが歯列に装着され、装着者の口が閉じている状態を示し、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は左側面図である。 図7に示したマウスピースの下顎プレートの形状を示し、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は平面図、(D)は底面図である。 図7に示したマウスピースの上顎プレートの形状を示し、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は平面図、(D)は底面図である。 従来公知のマウスピースの下顎プレートの形状を示し、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は平面図、(D)は底面図である。 従来公知のマウスピースの上顎プレートの形状を示し、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は平面図、(D)は底面図である。
<第1実施形態>
図1~図6に示す本実施形態のマウスピース100は、睡眠時無呼吸症候群を治療するためのマウスピースである。
このマウスピース100は、樹脂成形体からなる下顎プレート10と、樹脂成形体からなる上顎プレート20と、下顎プレート10と上顎プレート20とに掛け渡され、下顎歯列D1と上顎歯列D2とを咬合させる方向に付勢する左右一対の弾性バンド30L,30Rとを備えてなり;下顎プレート10は、下顎歯列D1を覆うようにして装着されるプレート本体11と、このプレート本体11の外側であってプレート本体11の正中線を挟んで対向する位置において、上側に突出するよう形成された左右一対の下顎係合部12L,12Rと、弾性バンド30L,30Rを下顎プレート10に掛け渡すときの掛止部として、プレート本体11の正中線を挟んで対向する位置において、プレート本体11の外側に位置するボタン型の金属部材からなる左右一対の下顎掛止部13L,13Rとを有しており;上顎プレート20は、上顎歯列D2を覆うようにして装着されるプレート本体21と、このプレート本体21の外側であってプレート本体21の正中線を挟んで対向する位置において、下顎係合部12L,12Rと係合可能に形成された左右一対の上顎係合部22L,22Rと、弾性バンド30L,30Rを上顎プレート20に掛け渡すときの掛止部として、プレート本体21の正中線を挟んで対向する位置において、プレート本体21の外側に位置するボタン型の金属部材からなる左右一対の上顎掛止部23L,23Rとを有しており;下顎係合部12L,12Rおよび上顎係合部22L,22Rは、これらが係合することによって、下顎プレート10が前進し、上顎プレート20が後退するような形状を有しており;下顎プレート10および上顎プレート20を構成するプレート本体11,21の厚みが1.0~3.0mmの範囲にある。
図1、図2および図4において、24L,24Rは、プレート本体21に対する上顎係合部22L,22Rの位置、延いては、咬合時における上顎に対する下顎の位置(前進量)を調整する調整ねじ機構である。
<マウスピース100>
本実施形態のマウスピース100は、樹脂成形体からなる下顎プレート10と、樹脂成形体からなる上顎プレート20と、下顎プレート10および上顎プレート20に掛け渡される左右一対の弾性バンド(顎間ゴムバンド)30L,30Rとを備えてなる。
<下顎プレート>
マウスピース100を構成する下顎プレート10は、プレート本体11と、このプレート本体11の外側に形成された左右一対の下顎係合部12L,12Rと、プレート本体11の外側に位置する左右一対の下顎掛止部13L,13Rとを有している。
下顎プレート10のプレート本体11は下顎歯列D1を覆うようにして装着される。
図5(A)に示すように、プレート本体11は、下顎歯列D1の舌側における歯頸線CL1および歯肉が露出される(これらを覆わない)ように形成されている。
これにより、装着者の舌先や舌側縁を下顎歯列D1の歯頸部および歯肉に接触させることができ、舌先や舌側縁がプレート本体に接触するときに感じる不快感を回避することができる。
下顎プレート10の下顎係合部12L,12Rは、プレート本体11の外側(唇側または頬側)であって、プレート本体11の正中線を挟んで対向する左右の位置において、歯列の咬合面を越えて上側に突出するように形成(固着)されている。
下顎係合部12L,12Rには、それぞれ、上顎プレート20の上顎係合部22L,22Rと係合することによって、上顎プレート20に対して下顎プレート10を前進させる(延いては、装着者の下顎を前進させる)ことができるよう、近心方向(前方向)に向かって咬合方向(上方向)に傾斜する傾斜係合面125L,125Rを遠心側に有している。
下顎掛止部13L,13Rの各々は、弾性バンド30L,30Rの各々を下顎プレート10に掛け渡すために設けられた掛止部である。
下顎掛止部13L,13Rは、プレート本体11の外側(唇側または頬側)であって、プレート本体11の正中線を挟んで対向する左右の位置において、プレート本体11の外側に突出する、ボタン型の金属部材(リンガルボタン)からなる。
<上顎プレート>
マウスピース100を構成する上顎プレート20は、プレート本体21と、このプレート本体21の外側に形成された左右一対の上顎係合部22L,22Rと、プレート本体21の外側に突出する左右一対の上顎掛止部23L,23Rと、上顎係合部22L,22Rの位置を調整する調整ねじ機構24L,24Rとを有している。
上顎プレート20のプレート本体21は上顎歯列D2を覆うようにして装着される。
図5(B)に示すように、プレート本体21は、上顎歯列D2の口蓋側における歯頸線CL2および歯肉が露出される(これらを覆わない)ように形成されている。
これにより、装着者の舌先や舌側縁を上顎歯列D2の歯頸部および歯肉に接触させることができ、舌先や舌側縁がプレート本体に接触するときに感じる不快感を回避することができる。
上顎プレート20の上顎係合部22L,22Rは、プレート本体21の外側(唇側または頬側)であって、プレート本体21の正中線を挟んで対向する左右の位置において、下顎係合部12L,12Rと係合可能に形成されている。
上顎係合部22L,22Rには、それぞれ、下顎係合部12L,12Rと係合することによって、上顎プレート20に対して下顎プレート10を前進させる(延いては、装着者の下顎を前進させる)ことができるよう、遠心方向(後方向)に向かって咬合方向(下方向)に傾斜する傾斜係合面225L,225Rを近心側に有している。
下顎係合部12Lと上顎係合部22L、および、下顎係合部12Rと上顎係合部22Rは、上下方向の動きを、前後方向の動きに変えるいわばカム機構である。
下顎歯列D1と上顎歯列D2とが咬合する(上下方向に接近する)ことにより、傾斜係合面125Lおよび傾斜係合面225Lを摺動面として、下顎係合部12Lと上顎係合部22Lとが摺動(係合)し、傾斜係合面125Rおよび傾斜係合面225Rを摺動面として、下顎係合部12Rと上顎係合部22Rとが摺動(係合)する。
これにより、上顎プレート20が装着されている上顎歯列D2に対して、下顎プレート10が装着されている下顎歯列D1が前進して、装着者の下顎が前進する。
プレート本体21の外側(頬側)であって、上顎係合部22L,22Rの遠心側には、プレート本体21に対する上顎係合部22L,22Rの位置を調整するための調整ねじ機構24L,24Rが配置されている。
上顎係合部22L,22Rは、プレート本体21に直接固定されておらず、それぞれ、調整ねじ機構24L,24Rの可動部材に固定されている。これにより、プレート本体21に対する上顎係合部22L,22Rの位置を調整することができる。
例えば、図6(A)に示した状態から、調整ねじ機構24L,24Rを調整して、同図(B)に示すように、上顎係合部22L,22Rを近心側に移動させることにより、咬合時におけるプレート本体21(上顎歯列D2)と、プレート本体11(下顎歯列D1)との、前後方向の離間距離を長くすることができ、これにより、装着者の上顎に対する下顎の位置(前進量)を大きくすることができる。
上顎掛止部23L,23Rの各々は、弾性バンド30L,30Rの各々を上顎プレート20に掛け渡すために設けられた掛止部である。
上顎掛止部23L,23Rは、プレート本体21の外側(唇側または頬側)であって、プレート本体21の正中線を挟んで対向する左右の位置において、プレート本体21の外側に位置するボタン型の金属部材からなる。
<プレート本体を形成する樹脂の厚み>
本実施形態のマウスピース100において、下顎プレート10のプレート本体11を形成する樹脂(下顎歯列D1を覆う樹脂)の厚み、上顎プレート20のプレート本体21を形成する樹脂(上顎歯列D2を覆う樹脂)の厚みは、何れも1.0~3.0mmの範囲にある。
プレート本体11およびプレート本体21を形成する樹脂の厚みは1.5~2.95mmの範囲にあることが好ましく、更に好ましくは1.0~1.95mmの範囲である。
プレート本体11およびプレート本体21を形成する樹脂の厚みが1.0mm以上であることにより、マウスピース100の装着者の下顎および上顎を相対的に移動させるために必要なプレートとしての強度を確保することができる。
プレート本体11およびプレート本体21を形成する樹脂の厚みが3.0mm以下であることにより、樹脂成形体として柔軟性(フレキシブル性)を十分に確保することができる。これにより、下顎プレート10および上顎プレート20を撓ませたり、捩じったりすることが可能となる。
このような柔軟性を有することにより、下顎歯列D1に対して下顎プレート10を容易に着脱することができ、上顎歯列D2に対して上顎プレート20を容易に着脱することができる。また、装着時において、プレート本体11またはプレート本体21が強い咬合や歯ぎしりに伴う外力を受けたとしても、当該プレート本体のエッジなどにクラックなどの損傷が発生することを防止することができる。
また、プレート本体の咬合面側(プレート本体11の上面側およびプレート本体21の下面側)における樹脂の厚みが3.0mm以下であることにより、マウスピース100の装着時において口を完全に閉じることができ、上下方向の異物感を殆ど生じることもない。
また、プレート本体11およびプレート本体21の外側(唇側または頬側)および内側(口蓋側または舌側)における樹脂の厚みが3.0mm以下であることにより、マウスピース100の装着時において、前後・左右方向の異物感を殆ど生じることがなく、舌を収容するスペースも十分に確保することができる。
更に、プレート本体11およびプレート本体21を形成する樹脂の厚みが1.0~3.0mmの範囲にあり、樹脂の厚みが小さく、しかも厚みの均一性に優れているので、歯列の凹凸形状(外側面、内側面および咬合面側における凹凸形状)を再現することができ、従来のマウスピースと比較して格段に優れた装着感を発揮することができる。
<プレートの作製方法>
樹脂成形体からなる下顎プレート10の好適な作製方法として、樹脂シートを歯列模型に接触させて圧空成形または真空成形することによりプレート本体11を形成し、次いで、形成されたプレート本体11の正中線を挟んで対向する所定の位置において、樹脂材料を築盛して下顎係合部12L,12Rを形成し、その後、プレート本体11の正中線を挟んで対向する所定の位置において、下顎掛止部13L,13Rを固着する方法を挙げることができる。
樹脂成形体からなる上顎プレート20の好適な作製方法として、樹脂シートを歯列模型に接触させて圧空成形または真空成形することによりプレート本体21を形成し、次いで、形成されたプレート本体21の正中線を挟んで対向する所定の位置において、上顎係合部22L,22Rが取り付けられている調整ねじ機構24L,24Rを固着し、その後、プレート本体21の正中線を挟んで対向する所定の位置において、上顎掛止部23L,23Rを固着する方法を挙げることができる。
プレート本体11およびプレート本体21を形成するための樹脂材料としては、共重合ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエステルポリカーボネートブレンド、硬質ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィンなどを挙げることができる。これらのうち、共重合ポリエステルおよび硬質ポリウレタンが好ましく、グリコール変性共重合ポリエチレンテレフタレート(PETG)が特に好ましい。
下顎係合部12L,12Rおよび上顎係合部22L,22Rを形成するための樹脂材料としては、常温硬化型レジンなどを挙げることができる。
<弾性バンド>
本実施形態のマウスピース100を構成する弾性バンド30Lは、下顎係合部12Lに掛止されるとともに上顎係合部22Lに掛止されることにより、下顎ブレード10と上顎ブレード20とに掛け渡される。
また、弾性バンド30Rは、下顎係合部12Rに掛止されるとともに上顎係合部22Rに掛止されることにより、下顎ブレード10と上顎ブレード20とに掛け渡される。
これにより、弾性バンド30Lおよび弾性バンド30Rは、下顎ブレード10(プレート本体11)が装着されている下顎歯列D1と、上顎ブレード20(プレート本体21)が装着されている上顎歯列D2とを咬合させる方向に付勢することができる。
弾性バンド30L,30Rの各々に付勢されることにより、下顎歯列D1と上顎歯列D2とが咬合している状態(口を閉じた状態)を維持することができ、下顎係合部12L,12Rおよび上顎係合部22L,22Rを介して、装着者の下顎を前進させた状態を維持することができる。
ここに、下顎掛止部13L,13Rは、それぞれ、プレート本体11の正中線を挟んで対向する左右の位置に固着されている。
例えば、下顎掛止部13Lは、左側第2小臼歯(LL5)を覆うプレート部分の外側に固着され、下顎掛止部13Rは、右側第2小臼歯(LR5)を覆うプレート部分の外側に固着されている。
また、上顎掛止部23L,23Rは、それぞれ、プレート本体21の正中線を挟んで対向する左右の位置に固着されている。
例えば、上顎掛止部23Lは、左側犬歯(UL3)または第1小臼歯(UL4)を覆うプレート部分の外側に固着され、上顎掛止部23Rは、右側犬歯(UR3)または第1小臼歯(UR4)を覆うプレート部分の外側に固着されている。
上記のように、下顎掛止部13L,13Rは、上顎掛止部23L,23Rよりも遠心側(後側)に配置されている。
これにより、弾性バンド30L,30Rによる付勢力は、下顎歯列D1と上顎歯列D2とを咬合させる方向(垂直方向)だけでなく、装着者の下顎を前進させる方向に直接(係合部を介さずに)作用させることができる。
本実施形態のマウスピース100によれば、睡眠中(咬合時)に装着者の下顎を確実に前進させることができるので、舌根の沈下による気道の閉塞を防止することができる。
また、下顎プレート10のプレート本体11および上顎プレート20のプレート本体21を形成する樹脂の厚みが1.0~3.0mmの範囲、特に1.0~1.95mmの範囲にあるので、樹脂成形体としての柔軟性を有して装着性に優れ、装着時に十分に口を閉じることができ、装着時の異物感もきわめて少ない。
また、柔軟性(フレキシブル性)を有しているために、睡眠中に無意識に行われる強い咬合や歯ぎしりに伴う外力を受けてもクラックなどの損傷を発生させない。
また、下顎歯列D1と上顎歯列D2とを咬合させる方向に付勢する弾性バンド30L,30Rにより、下顎歯列D1と上顎歯列D2とが咬合している状態(口を閉じている状態)を維持することができ、下顎係合部12L,12Rおよび上顎係合部22L,22Rを介して、装着者の下顎を前進させた状態を維持することができる。
<第2実施形態>
図7~図9に示す本実施形態のマウスピース200は、睡眠時無呼吸症候群を治療するためのマウスピースである。
このマウスピース200は、樹脂成形体からなる下顎プレート15と、樹脂成形体からなる上顎プレート25と、下顎プレート15と上顎プレート25とに掛け渡され、下顎歯列D1と上顎歯列D2とを咬合させる方向に付勢する左右一対の弾性バンド30L,30Rとを備えてなり;下顎プレート15は、下顎歯列D1を覆うようにして装着されるプレート本体16と、このプレート本体16の外側であってプレート本体16の正中線を挟んで対向する位置において、上側に突出するよう形成された左右一対の下顎係合部17L,17Rと、弾性バンド30L,30Rを下顎プレート15に掛け渡すときの掛止部として、プレート本体16の正中線を挟んで対向する位置において、プレート本体16の外側に位置するフック型の樹脂部材からなる左右一対の下顎掛止部18L,18Rとを有しており;上顎プレート25は、上顎歯列D2を覆うようにして装着されるプレート本体26と、このプレート本体26の外側であってプレート本体26の正中線を挟んで対向する位置において、下顎係合部17L,17Rと係合可能に形成された左右一対の上顎係合部27L,27Rと、弾性バンド30L,30Rを上顎プレート25に掛け渡すときの掛止部として、プレート本体26の正中線を挟んで対向する位置において、プレート本体26の外側に位置するフック型の樹脂部材からなる左右一対の上顎掛止部28L,28Rとを有しており;下顎係合部17L,17Rおよび上顎係合部27L,27Rは、これらが係合することによって、下顎プレート15が前進し、上顎プレート25が後退するような形状を有しており;下顎プレート15および上顎プレート25を構成するプレート本体16,26の厚みが1.0~3.0mmの範囲にある。
図7および図9において、29L,29Rは、プレート本体26に対する上顎係合部27L,27Rの位置、延いては、咬合時における上顎に対する下顎の位置(前進量)を調整する調整ねじ機構である。
この実施形態のマウスピース200は、下顎プレート15のプレート本体16の外側に位置する一対の下顎掛止部18L,18Rおよび上顎プレート25のプレート本体26の外側に位置する一対の下顎掛止部28L,28Rがフック型の樹脂部材からなる点で、第1実施形態のマウスピース100と異なる。
本実施形態のマウスピース200によれば、第2実施形態に係るマウスピース200と同様の効果を奏することができる。
また、下顎プレート15および上顎プレート25に弾性バンド30L,30Rを掛け渡すための下顎掛止部18L,18Rおよび上顎掛止部28L,28Rがそれぞれ樹脂部材から形成されていることにより、プレート本体16およびプレート本体26に対してこれらの掛止部を強固に固着させることができ、これらの掛止部が脱落するようなことはない。
また、樹脂部材からなる下顎掛止部18L,18Rおよび上顎掛止部28L,28Rは、金属部材からなる掛止部(マウスピース100を構成する下顎掛止部13L,13Rおよび上顎掛止部23L,23R)と比較して軟らかいため、唇や頬に接触しても不快感が殆どない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく種々の変更が可能である。
例えば、弾性バンドを掛け渡すための下顎掛止部および上顎掛止部として、ボタン型の樹脂部材(クリアボタン)やフック型の金属部材(キャプリングフック)を使用することができる。
100 マウスピース
10 下顎プレート
11 プレート本体
12L,12R 下顎係合部
125L,125R 傾斜係合面
13L,13R 下顎掛止部(ボタン型金属部材)
20 上顎プレート
21 プレート本体
22L,22R 上顎係合部
225L,225R 傾斜係合面
23L,23R 上顎掛止部(ボタン型金属部材)
24L,24R 調整ねじ機構
30L,30R 弾性バンド
200 マウスピース
15 下顎プレート
16 プレート本体
17L,17R 下顎係合部
18L,18R 下顎掛止部(フック型樹脂部材)
25 上顎プレート
26 プレート本体
27L,27R 上顎係合部
28L,28R 上顎掛止部(フック型樹脂部材)
29L,29R 調整ねじ機構
D1 下顎歯列
D2 上顎歯列
〔1〕しかしながら、歯列模型における歯列を覆うように樹脂材料を築盛することにより作製される下顎プレートおよび上顎プレートは、歯列を覆っているプレート本体における樹脂の厚みが過大となる

Claims (9)

  1. 睡眠時無呼吸症候群を治療するための樹脂製のマウスピースであって、
    下顎プレート(10)と上顎プレート(20)とを備えてなり、
    前記下顎プレート(10)は、下顎歯列を覆うようにして装着されるプレート本体(11)と、前記プレート本体(11)から上側に突出するよう形成された左右一対の下顎係合部(12L,12R)とを有し、
    前記上顎プレート(20)は、上顎歯列を覆うようにして装着されるプレート本体(21)と、前記下顎係合部(12L,12R)と係合可能に形成された左右一対の上顎係合部(22L,22R)とを有し、
    前記下顎係合部(12L,12R)および前記上顎係合部(22L,22R)は、これらが係合することによって、前記下顎プレート(10)が前進し、前記上顎プレート(20)が後退するような形状を有し、
    前記下顎プレート(10)および前記上顎プレート(20)を構成する前記プレート本体(11,21)における樹脂の厚みが1.0~3.0mmの範囲にあることを特徴とする治療用マウスピース。
  2. 前記プレート本体(11,21)を形成する樹脂の厚みが1.5~2.95mmの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の治療用マウスピース。
  3. 前記プレート本体(11,21)を形成する樹脂の厚みが1.0~1.95mmの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の治療用マウスピース。
  4. 樹脂シートの成形体からなることを特徴とする請求項1に記載の治療用マウスピース。
  5. 前記プレート本体(11,21)は、歯列の舌側(口蓋側)における歯頸線および歯肉が露出されるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の治療用マウスピース。
  6. 前記下顎プレート(10)と前記上顎プレート(20)とに掛け渡されて、下顎歯列と上顎歯列とを咬合させる方向に付勢する左右一対の弾性バンド(30L,30R)を備えてなり、
    前記下顎プレート(10)には、前記弾性バンド(30L,30R)を掛け渡すために、前記プレート本体(11)の外側に位置する左右一対の下顎掛止部(13L,13R)が設けられ、
    前記上顎プレート(20)には、前記弾性バンド(30L,30R)を掛け渡すために、前記プレート本体(21)の外側に位置する左右一対の上顎掛止部(23L,23R)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の治療用マウスピース。
  7. 前記下顎掛止部(13L,13R)が、前記上顎掛止部(23L,23R)よりも遠心側に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の治療用マウスピース。
  8. 前記下顎掛止部(13L,13R)および前記上顎掛止部(23L,23R)が、フック型またはボタン型の樹脂部材からなることを特徴とする請求項6に記載の治療用マウスピース。
  9. 前記下顎掛止部(13L,13R)および前記上顎掛止部(23L,23R)が、フック型またはボタン型の金属部材からなることを特徴とする請求項6に記載の治療用マウスピース。
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