JP2024072001A - 液体吐出装置、液体吐出システム、液体供給容器及びガス供給容器 - Google Patents

液体吐出装置、液体吐出システム、液体供給容器及びガス供給容器 Download PDF

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Abstract

【課題】微細泡を液体中に効率よく包含させることができる液体吐出装置、液体吐出システム、液体供給容器及びガス供給容器。【解決手段】液体が吐出される吐出口と、前記液体を供給する液体供給部を接続可能な液体供給用接続部と、前記液体供給部から前記吐出口に前記液体を流すための流路と、前記液体に混合するガスを供給するガス供給部を接続可能なガス供給用接続部とを備え、微細泡を生成させる微細泡生成機構と、前記液体の温度を所定の温度に調節する温度調節機構とが前記流路に設けられている液体吐出装置。【選択図】図1

Description

本発明は、液体吐出装置、液体吐出システム、液体供給容器及びガス供給容器に関する。
従来、炭酸ガスを噴出させるガス噴出ノズルと、液体を吐出させる液体吐出口を有する液体吐出ノズルとを含む噴霧部を備える噴霧装置が知られている。例えば、特許文献1には、ガス噴出ノズルから炭酸ガスを噴出させることによって、液体吐出ノズルの開口から吐出された液体中に炭酸ガスを溶解させながら形成されるミスト状溶剤を噴霧する噴霧装置が開示されている。
特許文献1の噴霧装置は、ケース本体の周面上部に設けられるミスト噴霧窓の内部に噴霧部が収容されており、ケース本体の内部には、加圧された炭酸ガスが充填されたガスボンベと、液体が充填された液体充填容器が収容されている。
特開2018-70457号公報
ところで、液体には、塗布のし易さや、持続性等の観点から様々な粘度の液体が検討され存在している。しかしながら、従来の噴霧装置では、常温での粘性が高い液体の場合、液体中に炭酸ガス等のガスが溶け込みにくいという問題がある。
本発明は、微細泡を液体中に効率よく包含させることができる液体吐出装置、液体吐出システム、液体供給容器及びガス供給容器に関する。
本発明は、液体が吐出される吐出口と、前記液体を供給する液体供給部を接続可能な液体供給用接続部と、前記液体供給部から前記吐出口に前記液体を流すための流路と、前記液体に混合するガスを供給するガス供給部を接続可能なガス供給用接続部とを備え、微細泡を生成させる微細泡生成機構と、前記液体の温度を所定の温度に調節する温度調節機構とが前記流路に設けられている液体吐出装置に関する。
また、本発明は、上述した液体吐出装置と、前記液体供給部と、前記ガス供給部とを備える液体吐出システムに関する。
また、本発明は、液体が吐出される吐出口と、前記液体を供給する液体供給部を接続可能な液体供給用接続部と、前記液体供給部から前記吐出口に前記液体を流すための流路と、前記液体に混合するガスを供給するガス供給部を接続可能なガス供給用接続部とを備え、微細泡を生成させる微細泡生成機構と、前記液体の温度を所定の温度に調節する温度調節機構とが前記流路に設けられている液体吐出装置の前記液体供給用接続部に取り付け可能な液体供給容器に関する。
また、本発明は、液体が吐出される吐出口と、前記液体を供給する液体供給部を接続可能な液体供給用接続部と、前記液体供給部から前記吐出口に前記液体を流すための流路と、前記液体に混合するガスを供給するガス供給部を接続可能なガス供給用接続部とを備え、微細泡を生成させる微細泡生成機構と、前記液体の温度を所定の温度に調節する温度調節機構とが前記流路に設けられている液体吐出装置の前記ガス供給用接続部に取り付け可能なガス供給容器に関する。
本発明に係る液体吐出装置、液体吐出システム、液体供給容器及びガス供給容器によれば、微細泡を液体中に効率よく包含させることができる。
本発明の実施形態に係る液体吐出システムを示す機能ブロック図である。 本実施形態の液体吐出システムの一例を示す概略図である。 本実施形態の流体の流れを示す概略図である。 本実施形態の液体吐出システムの第1の変形例を示す機能ブロック図である。 本実施形態の液体吐出システムの第2の変形例を示す機能ブロック図である。 本実施形態の液体吐出システムの第2の変形例を示す概略図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る液体吐出システム1を概説する。本実施形態に係る液体吐出システム1は、図1に示すように、液体吐出装置10と、液体を供給する液体供給部として機能する液体供給容器LSと、液体に混合するガスを供給するガス供給部として機能するガス供給容器GSとを備える。液体吐出装置10は、液体が吐出される吐出口Oと、液体供給容器LSを接続可能な液体供給用接続部30と、液体供給容器LSから吐出口Oに液体を流すための流路20と、ガス供給容器GSを接続可能なガス供給用接続部40とを備える。
また、液体吐出装置10は、制御部50と、操作部60と、電源部70とを備える。流路20には、微細泡を生成させる微細泡生成機構80と、液体の温度を所定の温度に調節する温度調節機構90とが設けられている。
流路20は、例えば、図2に示すように、吐出口Oから液体供給用接続部30の後述する装置側コネクタ32を通り、液体供給容器LS内まで延在している。また、流路20は、流路20内の液体にガスを加えるための吸気口22を含み、吸気口22は、温度調節機構90よりも流路20の上流、具体的には、液体供給容器LS内の液体の液面よりも上方に設けられている。
さらに、流路20は、メッシュ部材24を含み、メッシュ部材24は、吸気口22と温度調節機構90との間に設けられている。メッシュ部材24のメッシュサイズ(目開き)は、ガスを液体内に分散しておくことで、微細泡生成機構80により混合しやすくする観点から、好ましくは0.3mm以上である。また、好ましくは、0.2mm以上であり、より好ましくは0.1mm以上である。さらに、粘度が高い場合の目詰まり防止の観点から、メッシュ部材24のメッシュサイズは0.5mm以下であることが好ましい。また好ましくは0.4mm以下であり、より好ましくは0.3mm以下である。
液体供給用接続部30は、装置側コネクタ32とベント34を含む。装置側コネクタ32は、凹部(図示せず)を有し、液体供給容器LSを着脱可能に構成されている。装置側コネクタ32の凹部は、例えば、天面部と、天面部から延出した円筒状周壁部と、円筒状周壁部の内周面に形成された雌ネジ部とを有する。天面部は、表面から裏面にかけて穴が形成されており、その穴を塞ぐように天面部の表面上にベント34が設けられている。円筒状周壁部は、外周面から内周面にかけて流路20を挿通可能な穴が形成されている。また、円筒状周壁部は、外周面から内周面にかけてガス供給用接続部40の後述するガス供給用バルブ44を接続するための配管を挿通可能な穴が形成されている。ベント34は、液体供給容器LS内の圧力を調整するよう構成されている。
ガス供給用接続部40は、装置側コネクタ42とガス供給用バルブ44とを含む。また、ガス供給用接続部40は、ガス供給容器GSを減圧する減圧弁(図示せず)を含む。装置側コネクタ42は、凹部(図示せず)を有し、ガス供給容器GSを着脱可能に構成されている。装置側コネクタ42の凹部は、例えば、天面部と、天面部から延出した円筒状周壁部と、円筒状周壁部の内周面に形成された雌ネジ部とを有する。天面部は、表面から裏面にガスが通過可能な穴が形成されている。ガス供給用バルブ44は、装置側コネクタ42の凹部の天面よりも上流に設けられている。
装置側コネクタ42の凹部とガス供給用バルブ44は、凹部の天面の穴に挿通可能な径を有する配管で連接されている。なお、装置側コネクタ42は凹部の天面部を有さず、ガス供給用バルブ44の一部が天面部として設けられてもよい。
ガス供給用バルブ44は、電磁弁であり、ガス供給容器GSから供給されるガスの流量を電気的に制御可能に構成されている。また、ガス供給用バルブ44は、配管により液体供給用接続部30の装置側コネクタ32に接続される。流路20に供給されるガスの流量は、吐出までの時間を短縮する観点から、好ましくは1L/min以上である。また好ましくは、5L/min以上であり、より好ましくは7L/min以上である。さらに、容器が膨張するのを防ぐ安全面の観点から流路20に供給されるガスの流量は15L/min以下であることが好ましい。また好ましくは12L/min以下であり、より好ましくは9L/min以下である。
なお、ガス供給用バルブ44は、ガスの流量を制御可能なバルブであれば種々の任意の構成を採用可能であり、例えば、バタフライバルブや、ゲートバルブ、グローブバルブ、ボールバルブ、ダイアフラムバルブ、ニードルバルブ等が挙げられる。
制御部50は、ガス供給用接続部40のガス供給用バルブ44の流量や、温度調節機構90の調節温度等の制御を可能に構成されている。例えば、制御部50は、操作部60の後述する吐出ボタンが操作された際に、ガス供給用バルブ44が所定の開度で開くように制御する。また、制御部50は、操作部60の後述する温度調節ボタンが操作された際に、温度調節機構90が流路20内の液体を加熱又は冷却するように制御する。
操作部60は、吐出ボタン(図示せず)と温度調節ボタン(図示せず)を含む。吐出ボタンは、一度押すことで所定の量の混合液が吐出口Oから吐出されるように構成されてもよいし、吐出ボタンを押している間、混合液が吐出口Oから吐出されるように構成されてもよい。温度調節ボタンは、温度調節機構90に液体を加熱させる加熱ボタンと温度調節機構90に液体を冷却させる冷却ボタンとを有し、加熱ボタン及び冷却ボタンを押すことで温度調節機構90が所定の温度に液体の温度を調節するよう構成されてもよいし、温度調節機構90の調節温度を多段階で変更可能に構成されてもよい。
なお、吐出ボタン及び温度調節ボタンは、ユーザが操作可能な構成であれば、種々の任意の構成を採用可能である。例えば、押しボタンスイッチ、ロッカスイッチ、タクタイルスイッチ、トグルスイッチ等が挙げられる。また、上述した物理的に操作可能な電気スイッチに限定されず、タッチパネルや静電容量スイッチ、非接触型スイッチ、赤外線センサ、焦電センサ等で手や対象物を検知してもよい。
電源部70は、液体吐出装置10の各部に電源を供給する。本実施形態において、電源部70は差込プラグ72を含み、コンセントから電源を取るように構成されているが、これに限定されない。電源部70は、一次電池や二次電池であってもよい。
微細泡生成機構80は、流路20の内部に設けられており、微細泡生成機構80を通過する液体及びガスを混合すると共に直径1μm以下の微細泡、所謂ウルトラファインバブル(登録商標)を発生させるよう構成されている。微細泡生成機構80は、例えば、螺旋形状の部材や、ベンチュリ管のように徐々に管の直径が変化する部材が採用可能である。
微細泡生成機構80は、液体に含まれる泡の濃度を高める観点から、液体の粘度が低い場合(10mPa・s以下)は、気泡径が800nm以下の泡を生成可能に構成されることが好ましい。また好ましくは500nm以下であり、より好ましくは300nm以下である。液体の粘度が高い場合は、気泡径が小さくなりにくいが、数μmから数10μm以下が好ましい。
温度調節機構90は、微細泡生成機構80よりも流路20の上流に設けられている。温度調節機構90は、流路20の外部に取り付けられており、温度調節機構90が取り付けられている箇所の流路20内を流れる液体を加熱及び冷却可能に構成されている。温度調節機構90としては、例えば、ペルチェ素子やマイクロセラミックヒータ、フィルムヒータ、シリコンラバーヒータ等が採用可能である。温度調節機構90は、加熱用と冷却用で別々に設けられてもよいし、1つの温度調節機構90で加熱と冷却を行ってもよい。また、温度調節機構90は、サーミスタや熱電対等の温度センサを有し、温度センサで流路20内の液体の温度又は流路20の温度を計測し、設定温度まで加熱又は冷却するよう構成されている。
温度調節機構90は、液体の粘性を低下させる観点から、液体を40℃以上に加熱できることが好ましい。また好ましくは、50℃以上であり、より好ましくは60℃以上である。さらに、ガスを液体に効率よく溶け込ませる観点から、温度調節機構90は液体を20℃以下に冷却できることが好ましい。また好ましくは、15℃以下であり、より好ましくは10℃以下である。
液体供給容器LSは、例えば、樹脂材料や金属材料等で構成され、内部に液体を収容する容器本体と、液体供給用接続部30の装置側コネクタ32に接続可能な液体容器側コネクタLCとを備える。なお、液体供給容器LSの容器本体は、種々の公知の構成を採用可能であるため、その詳細な説明を省略する。液体容器側コネクタLCは、装置側コネクタ32の凹部に嵌合可能な凸部(図示せず)を有する。液体容器側コネクタLCの凸部は、円筒状周壁部と、円筒状周壁部の外周面に形成された雄ネジ部とを有する。雄ネジ部は、装置側コネクタ32の凹部の雌ネジ部に螺合可能に構成されている。
液体供給容器LSから供給される25℃における液体の粘度は、液だれ防止及び泡保持の観点から、好ましくは1000mPa・s以上である。また好ましくは、2000mPa・s以上であり、より好ましくは3000mPa・s以上である。さらに、気泡の微細化の観点から、液体供給容器LSから供給される25℃における液体の粘度は20mPa・s以下であることが好ましい。また好ましくは10mPa・s以下であり、より好ましくは5mPa・s以下である。
ガス供給容器GSは、例えば、スチール等の高圧に耐え得る金属材料で構成され、内部にガスを収容する容器本体と、ガス供給用接続部40の装置側コネクタ42に接続可能なガス容器側コネクタGCとを備える。ガス供給容器GSの容器本体は、例えば、炭酸ガス、酸素ガス、窒素ガス、LPG、DME、イソペンタン等のガスを収容する。本実施形態において、ガス供給容器GSから供給されるガスは、肌や歯肉への適用させる場合、これらの活性化を向上させる観点から炭酸ガスが好ましい。また、酸素を嫌う菌などへの抑菌作用の観点から、酸素ガス、又は窒素ガスを使用したりすることができる。
なお、ガス供給容器GSから供給されるガスは、上述したガスに限定されず、微細泡を液体中に効率よく包含できるガスであれば、種々の任意の構成を採用可能である。また、ガス供給容器GSの容器本体は、種々の公知の構成を採用可能であるため、その詳細な説明を省略する。
ガス容器側コネクタGCは、装置側コネクタ42の凹部に嵌合可能な凸部(図示せず)を有する。ガス容器側コネクタGCの凸部は、円筒状周壁部と、円筒状周壁部の外周面に形成された雄ネジ部とを有する。雄ネジ部は、装置側コネクタ42の凹部の雌ネジ部に螺合可能に構成されている。
ガス供給容器GSの容器本体内のガスの減圧後の圧力は、吐出の観点から、好ましくは0.1MPa以上である。また好ましくは、0.2MPa以上であり、より好ましくは0.3MPa以上である。さらに、安全性の観点から、ガス供給容器GSの容器本体内のガスの減圧後の圧力は0.8MPa以下であることが好ましい。また好ましくは0.5MPa以下であり、より好ましくは0.3MPa以下である。
以上の構成を備える液体吐出システム1は、図3に示すように、ガス供給容器GSから供給されるガスが液体供給容器LS内に流入する。そして、液体供給容器LS内の液体の液面が流入したガスの圧力によって加圧されることで、流路20に液体が流れ、吐出口Oから吐出される。即ち、本実施形態において、ガス供給容器GS及びガスは、圧力(エアー)ポンプの役割を果たしている。
さらに、液体供給容器LS内に流入したガスは、一部が流路20の吸気口22から流路20に流入する。また、ガスの一部は、液体供給容器LS内で液体に溶け込む。流路20を流れる液体及びガスは、流路20内のメッシュ部材24を通過する際にキャビテーションや、大きい泡の分散により小気泡が発生する。その後、流路20を流れる液体及びガスは、温度調節機構90によって加熱又は冷却される。そして、流路20内の微細泡生成機構80を通過する際にガスの微細泡が生成されると共に、生成された微細泡が液体内に包含され、混合液となる。ガスの微細泡を包含した液体(混合液)は、吐出口Oから吐出される。
[本実施形態に係る液体吐出装置、液体吐出システム、液体供給容器及びガス供給容器の利点]
以上説明したように、本実施形態に係る液体吐出装置10は、液体が吐出される吐出口Oと、液体を供給する液体供給部(液体供給容器LS)を接続可能な液体供給用接続部30と、液体供給部(液体供給容器LS)から吐出口Oに液体を流すための流路20と、液体に混合するガスを供給するガス供給部(ガス供給容器GS)を接続可能なガス供給用接続部40とを備え、微細泡を生成させる微細泡生成機構80と、液体の温度を所定の温度に調節する温度調節機構90とが流路20内に設けられている
そして、本実施形態に係る液体吐出装置10は、このような構成を備えることにより、温度調節機構90によって液体の温度を調節するため、ガスを液体中に効率良く包含させることができるという利点を有している。すなわち、液体の温度を上げることで液体の粘性を低下させ、ガスを液体中に効率良く包含させることが可能である。また、液体供給部(液体供給容器LS)の温度を常に上げておくと、充填されている液体が劣化する問題があり、使用時だけ液体供給部(液体供給容器LS)の温度を上げるのは時間がかかるのに対し、本発明は、吐出口Oから吐出される前の流路20内の液体のみを加熱するため、液体供給部(液体供給容器LS)の液体の劣化を防ぐと共に、液体の温度を調節する時間を短縮することができるという利点を有している。また、微細泡生成機構80によってガスの気泡が微細になるため、液体に含まれるガスが高濃度になるという利点を有している。
また、本実施形態に係る液体吐出装置10において、温度調節機構90は、微細泡生成機構80よりも流路20の上流に設けられている。このような構成を備えることにより、ガスを液体中にさらに効率良く包含させることができるという利点を有している。
さらに、本実施形態に係る液体吐出装置10において、流路20は、流路20内の液体にガスを加えるための吸気口22を含み、吸気口22は、温度調節機構90よりも流路20の上流に設けられている。このような構成を備えることにより、
またさらに、本実施形態に係る液体吐出装置10において、流路20は、メッシュ部材24を含み、メッシュ部材24は、吸気口22と温度調節機構90との間に設けられている。このような構成を備えることにより、液体の温度を調節する前に予備的に気泡を発生させることができるという利点を有している。
また、本実施形態に係る液体吐出装置10において、温度調節機構90は、液体を加熱及び冷却可能に構成されている。このような構成を備えることにより、粘度等の特性が異なる多種多様な液体にガスを包含させて吐出することができるという利点を有している。
さらに、本実施形態に係る液体吐出装置10において、液体の25℃における粘度は、1~3000mPa・sである。このような構成を備えることにより、液だれ防止・泡保持・気泡の微細化という利点を有している。
またさらに、本実施形態に係る液体吐出装置10において、液体供給用接続部30は、液体供給部(液体供給容器LS)を着脱可能に構成されている。このような構成を備えることにより、液体供給部(液体供給容器LS)の中身を入れ替えたり、異なる液体の入った液体供給部(液体供給容器LS)に交換したりすることができ、様々な液体にガスの気泡を包含させることができるという利点を有している。
また、本実施形態に係る液体吐出装置10において、ガス供給用接続部40は、ガス供給部(ガス供給容器GS)を着脱可能に構成されている。このような構成を備えることにより、ガス供給部(ガス供給容器GS)にガスを再充填し、再利用することができるため、資源の無駄を減らすことができ、環境負荷の小さい装置を提供することができるという利点を有している。
さらに、本実施形態に係る液体吐出装置10において、液体供給部(液体供給容器LS)は、液体を収容しており、ガス供給部(ガス供給容器GS)から供給されるガスによって液体供給部(液体供給容器LS)内の液体を加圧し、吐出口Oから液体を吐出させるように構成されている。このような構成を備えることにより、ガス供給部(ガス供給容器GS)及びガスを圧力ポンプとして活用することができるため、液体を流路20に送液するためのポンプが不要となり、装置の小型化や製造コストの削減ができるという利点を有している。
[変形例]
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に記載の範囲には限定されない。上述した実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態において、温度調節機構90は、微細泡生成機構80よりも流路20の上流に設けられているものとして説明したが、これに限定されず、温度調節機構90は、微細泡生成機構80よりも流路20の下流に設けられてもよい。
上述した実施形態において、流路20は、流路20内の液体にガスを加えるための吸気口22を含み、吸気口22は、温度調節機構90よりも流路20の上流に設けられているものとして説明したが、これに限定されず、流路20は、吸気口22を含まなくてもよい。流路20は、吸気口22を含まない場合、例えば、ガス用の支流と液体用の支流が合流することで液体にガスを加えてもよい。
上述した実施形態において、流路20は、メッシュ部材24を含み、メッシュ部材24は、吸気口22と温度調節機構90との間に設けられているものとして説明したが、これに限定されず、流路20は、メッシュ部材24を含まなくてもよい。
上述した実施形態において、温度調節機構90は、液体を加熱及び冷却可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されず、温度調節機構90は、液体を加熱又は冷却のいずれか一方しかできなくてもよい。
上述した実施形態において、液体供給用接続部30は、液体供給部(液体供給容器LS)を着脱可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されず、液体供給用接続部30は、液体供給部(液体供給容器LS)を取り外せなくてもよい。例えば、液体吐出装置10′は、図4に示すように、液体供給用接続部30に液体供給部(液体供給容器LS)が固定されており、ガス供給用接続部40にガス供給部(ガス供給容器GS)が固定されている。
上述した実施形態において、ガス供給用接続部40は、ガス供給部(ガス供給容器GS)を着脱可能に構成されているものとして説明したが、これに限定されず、ガス供給用接続部40は、ガス供給部(ガス供給容器GS)を取り外せなくてもよい。
上述した実施形態において、液体供給部(液体供給容器LS)は、液体を収容しており、ガス供給部(ガス供給容器GS)から供給されるガスによって液体供給部(液体供給容器LS)内の液体を加圧し、吐出口Oから液体を吐出させるように構成されているものとして説明したが、これに限定されない。例えば、液体供給部は、液体を収容せずに流路20に液体を供給するためのポンプとして機能し、液体供給部に別途液体を収容した容器を接続してもよい。また、液体吐出システム1は、ガス供給部(ガス供給容器GS)から供給されるガスによって液体供給部(液体供給容器LS)内の液体を加圧し、吐出口Oから液体を吐出させず、別途ポンプを備え、そのポンプによって液体を流路20に送液し、吐出口Oから液体を吐出させてもよい。
上述した実施形態において、液体供給用接続部30の装置側コネクタ32は、凹部を有し、液体供給容器LSの液体容器側コネクタLCは、装置側コネクタ32の凹部に嵌合可能な凸部を有するものとして説明したが、これに限定されず、液体供給用接続部30の装置側コネクタ32は、凸部を有し、液体供給容器LSの液体容器側コネクタLCは、装置側コネクタ32の凸部に嵌合可能な凹部を有してもよい。
上述した実施形態において、ガス供給用接続部40の装置側コネクタ42は、凹部を有し、ガス供給容器GSのガス容器側コネクタGCは、装置側コネクタ42の凹部に嵌合可能な凸部を有するものとして説明したが、これに限定されず、ガス供給用接続部40の装置側コネクタ42は、凸部を有し、ガス供給容器GSのガス容器側コネクタGCは、装置側コネクタ42の凸部に嵌合可能な凹部を有してもよい。
上述した実施形態において、液体供給部及びガス供給部は、それぞれ液体供給容器LS及びガス供給容器GSであるものとして説明したが、これに限定されない。
上述した実施形態において、液体供給部とガス供給部は、異なる構成であることを前提として説明したが、これに限定されず、液体供給部とガス供給部が一体となって構成されてもよい。例えば、図5に示すように、液体吐出システム1′は、液体吐出装置10′′と、液体供給部及びガス供給部として機能するガス・液体供給容器LS′とを備える。液体吐出装置10′′は、液体供給用接続部及びガス供給用接続部として機能するガス・液体供給用接続部30′を備える。ガス・液体供給用接続部30′は、ガス・液体供給容器LS′を着脱可能な装置側コネクタ32′を備える。流路20には、図6に示すように、吸気口22は設けられていない。
ガス・液体供給容器LS′は、ガス及び液体を収容する容器本体と、装置側コネクタ32′と嵌合可能な容器側コネクタLC′を備える。このような構成を備えるガス・液体供給容器LS′は、エアゾール缶のように、ガスと液体を流路20に流入させる。
上述した実施形態において、液体供給用接続部30の装置側コネクタ32の凹部は、雌ネジ部を有し、液体容器側コネクタLCの凸部は、雄ネジ部を有するものとして説明したが、これに限定されず、装置側コネクタ32の凹部及び液体容器側コネクタLCの凸部は、液体が漏れることなく接続可能な構成であれば、種々の任意の構成を採用可能である。例えば、装置側コネクタ32の凹部及び液体容器側コネクタLCの凸部は、凹部及び凸部を螺合させる構造以外に、ワンタッチ継手のように押し付けてロックする構造であってもよい。同様に、ガス供給用接続部40の装置側コネクタ42の凹部及びガス容器側コネクタGCの凸部も上述した実施形態に限定されず、ガスが漏れることなく接続可能な構成であれば、種々の任意の構成を採用可能である。
1 液体吐出システム
10 液体吐出装置
20 流路
22 吸気口
24 メッシュ部材
30 液体供給用接続部
32 装置側コネクタ
34 ベント
40 ガス供給用接続部
42 装置側コネクタ
44 ガス供給用バルブ
50 制御部
60 操作部
70 電源部
72 差込プラグ
80 微細泡生成機構
90 温度調節機構
GC ガス容器側コネクタ
GS ガス供給容器
LC 液体容器側コネクタ
LS 液体供給容器
O 吐出口

Claims (12)

  1. 液体が吐出される吐出口と、
    前記液体を供給する液体供給部を接続可能な液体供給用接続部と、
    前記液体供給部から前記吐出口に前記液体を流すための流路と、
    前記液体に混合するガスを供給するガス供給部を接続可能なガス供給用接続部と
    を備え、
    微細泡を生成させる微細泡生成機構と、前記液体の温度を所定の温度に調節する温度調節機構とが前記流路に設けられている
    液体吐出装置。
  2. 前記温度調節機構は、前記微細泡生成機構よりも前記流路の上流に設けられている
    請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記流路は、前記流路内の前記液体に前記ガスを加えるための吸気口を含み、
    前記吸気口は、前記温度調節機構よりも前記流路の上流に設けられている
    請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記流路は、メッシュ部材を含み、
    前記メッシュ部材は、前記吸気口と前記温度調節機構との間に設けられている
    請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記温度調節機構は、前記液体を加熱及び冷却可能に構成されている
    請求項1~4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記液体の25℃における粘度は、1~3000mPa・sである
    請求項1~5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記液体供給用接続部は、前記液体供給部を着脱可能に構成されている
    請求項1~6のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記ガス供給用接続部は、前記ガス供給部を着脱可能に構成されている
    請求項1~7のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の液体吐出装置と、
    前記液体供給部と、
    前記ガス供給部と
    を備える
    液体吐出システム。
  10. 前記液体供給部は、前記液体を収容しており、
    前記ガス供給部から供給される前記ガスによって前記液体供給部内の前記液体を加圧し、前記吐出口から前記液体を吐出させるように構成されている
    請求項9に記載の液体吐出システム。
  11. 液体が吐出される吐出口と、前記液体を供給する液体供給部を接続可能な液体供給用接続部と、前記液体供給部から前記吐出口に前記液体を流すための流路と、前記液体に混合するガスを供給するガス供給部を接続可能なガス供給用接続部とを備え、微細泡を生成させる微細泡生成機構と、前記液体の温度を所定の温度に調節する温度調節機構とが前記流路に設けられている液体吐出装置の前記液体供給用接続部に取り付け可能な液体供給容器。
  12. 液体が吐出される吐出口と、前記液体を供給する液体供給部を接続可能な液体供給用接続部と、前記液体供給部から前記吐出口に前記液体を流すための流路と、前記液体に混合するガスを供給するガス供給部を接続可能なガス供給用接続部とを備え、微細泡を生成させる微細泡生成機構と、前記液体の温度を所定の温度に調節する温度調節機構とが前記流路に設けられている液体吐出装置の前記ガス供給用接続部に取り付け可能なガス供給容器。
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