JP2024071820A - 回転式圧縮機および冷凍サイクル装置 - Google Patents

回転式圧縮機および冷凍サイクル装置 Download PDF

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Abstract

【課題】潤滑油の過剰な供給を抑制することができる回転式圧縮機および冷凍サイクル装置を提供することである。【解決手段】実施形態の回転式圧縮機は、シリンダと、ロータと、ベーンと、給油通路と、断接構造と、を持つ。シリンダは、ケースの内部に配置される。シリンダは、流体を圧縮するシリンダ室を有する。シリンダは、圧縮した流体をシリンダ室からケースの内部に吐出する吐出孔を有する。ロータは、シリンダ室の内部に配置される。ベーンは、ロータのスリットに配置され、シリンダ室に対して進退する。給油通路は、ケースの下部からベーンの先端に潤滑油を供給可能である。断接構造は、ベーンの進退に伴って給油通路を遮断および接続する。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、回転式圧縮機および冷凍サイクル装置に関する。
冷凍サイクル装置において、冷媒を圧縮するために回転式圧縮機が利用されている。スライディングベーン型の回転式圧縮機は、シリンダ室と、ロータと、ベーンと、を有する。ロータは、シリンダ室の内部に配置される。ベーンは、ロータのスリットに配置され、シリンダ室に対して進退する。ベーンの先端とシリンダ室の内面との間が摺動する。回転式圧縮機の摺動部に潤滑油が供給される。
特開2004-36580号公報 特開2011-247091号公報
しかしながら、圧縮室内部圧力の変化に応じて供給される潤滑油の量が一定ではなく、必要以上の潤滑油が供給されることで、圧縮機の性能低下を招くおそれがあった。潤滑油の過剰な供給を抑制することができる回転式圧縮機が求められる。
本発明が解決しようとする課題は、潤滑油の過剰な供給を抑制することができる回転式圧縮機および冷凍サイクル装置を提供することである。
実施形態の態様1の回転式圧縮機は、シリンダと、ロータと、ベーンと、給油通路と、断接構造と、を持つ。シリンダは、ケースの内部に配置される。シリンダは、流体を圧縮するシリンダ室を有する。シリンダは、圧縮した流体をシリンダ室からケースの内部に吐出する吐出孔を有する。ロータは、シリンダ室の内部に配置される。ベーンは、ロータのスリットに配置され、シリンダ室に対して進退する。給油通路は、ケースの下部からベーンの先端に潤滑油を供給可能である。断接構造は、ベーンの進退に伴って給油通路を遮断および接続する。
態様2の回転式圧縮機は、態様1の回転式圧縮機において、シャフトと、閉塞部と、をさらに有する。シャフトは、ロータと同軸状に配置され、第1端部がケースの下部に配置される。閉塞部は、シリンダ室の軸方向の端部を閉塞する。給油通路は、第1通路、第2通路および第3通路を有する。第1通路は、シャフトの第1端部から、シャフトの内部およびロータの内部を通り、閉塞部に当接するロータの端面に伸びる。第2通路は、閉塞部に当接するロータの端面に形成される。第2通路は、第1通路から、ベーンの側面に当接するスリットの内面に伸びる。第3通路は、閉塞部に当接するベーンの端面に形成される。第3通路は、スリットの内面に当接するベーンの側面から、ベーンの先端に伸びる。断接構造は、スリットの内面とベーンの側面との間にある。断接構造は、ベーンの進退方向に沿って伸び、第2通路と第3通路との間を遮断および接続する断接通路である。
態様3の回転式圧縮機は、態様1または2の回転式圧縮機において、断接構造は、吐出孔が開放された後に、給油通路を遮断するものである。
態様4の回転式圧縮機は、態様1から3のいずれか1つの回転式圧縮機において、ベーンの先端に配置され、シリンダ室の内周面に当接しながら回転する回転体をさらに有する。
態様5の回転式圧縮機は、態様1から4のいずれか1つの回転式圧縮機において、ベーンは、回転体との間に油貯留部を有するものである。給油通路は、油貯留部に伸びる。
実施形態の冷凍サイクル装置は、態様1から5のいずれか1つの回転式圧縮機と、放熱器と、膨張装置と、吸熱器と、を有する。放熱器は、回転式圧縮機に接続される。膨張装置は、放熱器に接続される。吸熱器は、膨張装置に接続される。
冷凍サイクル装置の回路図。 回転式圧縮機の断面図。 図2のIII部の拡大図。 図3のIV-IV線における断面図。 図4のV部の拡大図。 給油通路の遮断および接続作用の第1説明図。 給油通路の遮断および接続作用の第2説明図。 給油通路の遮断および接続作用の第3説明図。 給油通路の遮断および接続作用の第4説明図。 給油通路の遮断および接続作用の第5説明図。 給油通路の遮断および接続作用の第6説明図。 給油通路の遮断および接続作用の第7説明図。 第1変形例の回転式圧縮機のベーンの周辺の拡大図。 回転体の周辺の拡大図。
以下、実施形態の回転式圧縮機および冷凍サイクル装置を、図面を参照して説明する。
図1は、冷凍サイクル装置1の回路図である。冷凍サイクル装置1は、回転式圧縮機10と、四方弁3と、第1熱交換器4と、膨張装置5と、第2熱交換器6と、これらに対して冷媒を流通させる冷媒流路8と、を有する。冷媒は、相変化しながら冷凍サイクル装置1を循環する。
回転式圧縮機10は、内部に取り込まれる低圧の気体冷媒を圧縮して高温・高圧の気体冷媒にする。回転式圧縮機10の上流側には、アキュムレータ(気液分離器)2bが配置される。アキュムレータ2bは、気液二相冷媒を分離して、気体冷媒を回転式圧縮機10に供給する。
四方弁3は、第1熱交換器4、膨張装置5および第2熱交換器6の冷媒流路8における冷媒の流通方向を逆転させる。四方弁3が図1の状態にあるとき、回転式圧縮機10から吐出された冷媒は、第1熱交換器4、膨張装置5、第2熱交換器6の順に流通する。このとき、第1熱交換器4は凝縮器(放熱器)として機能し、第2熱交換器6は蒸発器(吸熱器)として機能する。
四方弁3が図1の状態から切り換わると、回転式圧縮機10から吐出された冷媒は、第2熱交換器6、膨張装置5、第1熱交換器4の順に流通する。このとき、第2熱交換器6は凝縮器(放熱器)として機能し、第1熱交換器4は蒸発器(吸熱器)として機能する。
凝縮器は、回転式圧縮機10から吐出される高温・高圧の気体冷媒から放熱して、高温・高圧の気体冷媒を高圧の液体冷媒にする。
膨張装置5は、凝縮器から送り込まれる高圧の液体冷媒の圧力を下げ、高圧の液体冷媒を低温・低圧の気液二相冷媒にする。例えば、膨張装置5は膨張弁である。
蒸発器は、膨張装置5から送り込まれる気液二相冷媒を低圧の気体冷媒にする。蒸発器において、低圧の気液二相冷媒が気化する際に周囲から気化熱を奪うことで周囲が冷却される。蒸発器を通過した低圧の気体冷媒は、アキュムレータ2bを介して、上述した回転式圧縮機10の内部に取り込まれる。
このように、冷凍サイクル装置1では、作動流体である冷媒が気体と液体との間で相変化しながら循環する。冷媒は、気体から液体に相変化する過程で放熱し、液体から気体に相変化する過程で吸熱する。冷凍サイクル装置1は、冷媒の放熱または吸熱を利用して、暖房や冷房、除霜などを行う。
図2は、実施形態の回転式圧縮機10の断面図である。図3は、図2のIII部の拡大図である。図4は、図3のIV-IV線における断面図である。
本願において、円筒座標系のZ方向、R方向およびθ方向が以下のように定義される。Z方向は、ロータ17の軸方向である。+Z方向は、圧縮機構部20から電動機部14に向かう方向である。例えば、Z方向は鉛直方向であり、+Z方向は鉛直上方である。R方向は、ロータ17の径方向である。+R方向は、径方向の外側に向く方向である。θ方向は、ロータ17の周方向である。+θ方向は、+Z方向に進む右ねじの回転方向向きである。
なお、+Z方向、+R方向、+θ方向それぞれの逆向きを-Z方向、-R方向、-θ方向とする。
回転式圧縮機10は、スライディングベーン(ロータリーベーン)型の回転式圧縮機である。図2に示されるように、回転式圧縮機10は、ケース11と、電動機部14と、ロータシャフト15と、圧縮機構部20と、を有する。
ケース11は、両端部が閉塞された円筒状に形成される。ケース11は、電動機部14、ロータシャフト15および圧縮機構部20を収容する。ケース11の内部の下方(下部)には、圧縮機構部20を潤滑する潤滑油12が収容される。ケース11の内部の上方には、圧縮機構部20により圧縮された気体冷媒が収容される。ケース11の内部の気体冷媒および潤滑油は高圧である。気体冷媒は、ケース11の上部の吐出口13から、冷媒流路8を通じ、四方弁3(図1参照)に供給される。
電動機部14は、ケース11の内部の+Z方向に配置される。電動機部14は、固定子14aと、回転子14bと、を有する。固定子14aは、ケース11の内周面に固定される。回転子14bは、固定子14aの-R方向に配置される。
ロータシャフト15は、ケース11と同軸状に配置される。ロータシャフト15は、シャフト16と、ロータ17と、を有する。本実施形態ではシャフト16およびロータ17は一体であるが、別体でもよい。シャフト16の+Z方向には、電動機部14の回転子14bが固定される。シャフト16の-Z方向には、ロータ17が配置される。電動機部14は、シャフト16を介して、ロータ17を回転させる。ロータ17は、圧縮機構部20に収容される。
圧縮機構部20は、ケース11の内部の-Z方向に配置される。圧縮機構部20は、シリンダ21と、第1軸受30と、第2軸受35と、ベーン40(図4参照)と、を有する。
シリンダ21は、ケース11と同軸状に配置される。シリンダ21は、ケース11の内周面に固定される。図4に示されるように、シリンダ21は、シリンダ室22を有する。シリンダ室22は、シリンダ21をZ方向に貫通する貫通孔の内側に形成される。シリンダ室22の中心軸は、シリンダ21の中心軸から偏心している。シリンダ室22の内側にロータ17が配置される。ロータ17の中心軸は、シリンダ21の中心軸に一致する。
シリンダ21の中心軸に対するシリンダ室22の中心軸の偏心方向(図4の上方向)では、ロータ17の外周面とシリンダ室22の内周面との距離が最大になる。シリンダ室22の中心軸の偏心方向におけるシリンダ室22の内周面を、シリンダ室22の下死点と呼ぶ。シリンダ室22の中心軸の偏心方向の反対方向(図4の下方向)では、ロータ17の外周面がシリンダ室22の内周面に当接する。ロータ17の外周面と当接するシリンダ室22の内周面を、シリンダ室22の上死点と呼ぶ。
第1軸受(主軸受)30は、図3に示されるように、シリンダ21の+Z方向に配置される。第1軸受30は、軸受部31と、閉塞部32と、を有する。第1軸受30の軸受部31は、ロータ17の+Z方向のシャフト16を回転可能に支持する。第1軸受30の閉塞部32は、シリンダ室22の+Z方向の開口を閉塞する。
第2軸受(副軸受)35は、シリンダ21の-Z方向に配置される。第2軸受35は、軸受部36と、閉塞部37、を有する。第2軸受35の軸受部36は、ロータ17の-Z方向のシャフト16を回転可能に支持する。第2軸受35の閉塞部37は、シリンダ室22の-Z方向の開口を閉塞する。
シリンダ21は、図4に示されるように、冷媒の吸込孔23と、吐出孔25と、吐出室26と、を有する。吸込孔23は、シリンダ21をR方向に貫通する。吸込孔23は、アキュムレータ2b(図2参照)から供給された気体冷媒を、シリンダ室22に導入する。吐出室26は、シリンダ21の外周の凹部に形成される。吐出孔25は、シリンダ21をR方向に貫通し、シリンダ室22と吐出室26とを連通する。吐出室26には、吐出孔25を開閉する弁体27が配置される。
図4の例では、ロータ17が+θ方向(反時計回り)に回転する。本願では、ロータ17の回転方向の上流側(-θ方向)を単に「上流側」と呼び、ロータ17の回転方向の下流側(+θ方向)を単に「下流側」と呼ぶ場合がある。吸込孔23は、シリンダ室22の上死点の下流側に配置される。吐出孔25は、シリンダ室22の上死点の上流側に配置される。
ベーン40は、平板状である。ベーン40は、ロータ17に形成されたスリット18に配置される。
本願において、ベーン40およびスリット18の局所座標系として、直交座標系のZ方向、X方向およびY方向が以下のように定義される。Z方向は、円筒座標系のZ方向と同じである。X方向は、ベーン40の進退方向であり、R方向と交差する。+X方向は、ベーン40がスリット18の外側に前進する方向である。Y方向は、ベーン40の厚さ方向である。
スリット18は、ロータ17をZ方向に貫通する。スリット18の+X方向の端部は、ロータ17の外周に開口する。スリットの-X方向の端部には、背圧室19が形成される。背圧室19には高圧の潤滑油12(図2参照)が進入する。ベーン40は、背圧室19の潤滑油12の圧力とシリンダ室22の基体冷媒の圧力との圧力差と、遠心力とにより、シリンダ室22の内周面に向かって押し付けられる。
ベーン40は、シリンダ室22をθ方向に、吸込室および圧縮室に区画する。ベーン40の上流側の吸込室は、吸込孔23から気体冷媒を吸い込む。ベーン40の下流側の圧縮室は、気体冷媒を圧縮する。圧縮室の気体冷媒の圧力が上昇すると、弁体27が吐出孔25を開放する。高圧力の気体冷媒が、吐出孔25から吐出室26に吐出される。吐出室26は、ケース11の内部と連通している。
複数のベーン40が、θ方向に等角度間隔で配置される。ロータ17の1回転当たりに、気体冷媒の吸込および吐出が複数回実施される。図3の例では2個のベーン40が配置されるが、ベーン40の個数は1個でもよく、3個以上でもよい。
スライディングベーン型の回転式圧縮機10は、ロータ17がシャフト16と同軸で回転する。この回転式圧縮機10は、低コスト、低振動および低騒音である。この回転式圧縮機10では、複数のベーン40によりシリンダ室22が複数の小室に区画される。一区画当たりの体積流量が低減され、吸込脈動および吐出脈動が低減される。この回転式圧縮機10では、ベーン40がロータ17に配置され、シリンダ21に配置されない。シリンダ室22の内径寸法が大きくなり、排除容積が大きくなって、圧縮性能が向上する。
潤滑油12の給油通路50について説明する。
給油通路50は、ケース11の下部からベーン40の先端に潤滑油を供給可能である。給油通路50は、ケース11の内部とシリンダ室22の内部との圧力差と、遠心力とにより、ベーン40の先端に潤滑油を供給する。給油通路50は、図5に示されるように、第1通路51と、第2通路55と、第3通路58と、断接通路56と、を有する。
第1通路51は、図2および図3に示されるように、シャフト16の第1端部16bから、シャフト16の内部およびロータ17の内部を通り、第1軸受30の閉塞部32に当接するロータ17の端面17sに伸びる。第1通路51は、幹通路52と、枝通路54と、を有する。
幹通路52は、シャフト16の中心軸に沿って、シャフト16の内部に形成される。幹通路52は、シャフト16の-Z方向の第1端部16b(図2参照)から、第1軸受30の+Z方向の端部付近まで伸びる。幹通路52の内部には、ねじり板等のポンプ手段(不図示)が設けられる。ポンプ手段は、シャフト16の回転に伴って、ケース11の下部から潤滑油12を+Z方向に汲み上げる。幹通路52から、第1軸受30の軸受部31の内周面に向かって、軸受通路53が伸びる。
枝通路54は、シャフト16およびロータ17の内部に形成される。枝通路54は、ロータ17のZ方向の中央部付近で、幹通路52から分岐する。枝通路54は、幹通路52から+R方向および+Z方向に、直線状に伸びる。ロータ17の+Z方向の端面17sは、第1軸受30の閉塞部32の-Z方向の端面32sに当接する。枝通路54は、ロータ17の端面17sまで伸びて、ロータ17の外部に開口する。
図4に示されるように、ベーン40の個数に合わせて、複数の枝通路54が形成される。複数の枝通路54は、θ方向に等角度間隔で配置される。本実施形態では、2個のベーン40に合わせて、2本の枝通路54が形成される。
第2通路55は、図3に示されるように、第1軸受30の閉塞部32に当接するロータ17の端面17sに形成される。図5に示されるように、第2通路55は、第1通路51から、ベーン40の側面48に当接するスリット18の内面18sに伸びる。
図3に示されるように、第2通路55は、ロータ17の端面17sに、溝として形成される。ロータ17の端面17sに第1軸受30の閉塞部32の端面32sが当接して、第2通路55の+Z方向の開口が閉塞される。第2通路55が溝として形成されるので、第2通路55の加工が容易である。
図5に示されるように、第2通路55は、R方向に直線状に伸びる。第2通路55の-R方向の端部は、第1通路51の枝通路54に連通する。第2通路55の+R方向の端部は、ベーン40の側面48に当接するスリット18の内面18sまで伸びて、スリット18に開口する。
図3に示されるように、ロータ17の端面17sにおけるシャフト16の周囲には、リング溝17cが形成される。軸受通路53から第1軸受30の軸受部31に供給された潤滑油12が、リング溝17cに流入する。図5に示されるように、リング溝17cの潤滑油12が、スリット18の背圧室19に流入する。
第2通路55は、リング溝17cの+R方向に形成される。第2通路55とリング溝17cとは、相互に連通しない。給油通路50を流通する潤滑油12が、リング溝17cに流入しない。給油通路50は、ベーン40の先端に潤滑油12を供給可能である。
第3通路58は、第1軸受30の閉塞部32(図3参照)に当接するベーン40の端面47に形成される。第3通路58は、スリット18の内面18sに当接するベーン40の側面48から、ベーン40の先端45に伸びる。
第3通路58は、ベーン40の端面47に、溝として形成される。ベーン40の端面47に第1軸受30の閉塞部32の端面32sが当接して、第3通路58の+Z方向の開口が閉塞される。第3通路58が溝として形成されるので、第3通路58の加工が容易である。
第3通路58は、主通路58aと、接続通路58bと、を有する。主通路58aは、X方向に伸びる。主通路58aの+X方向の先端は、ベーン40の+X方向の先端45に開口する。主通路58aの-X方向の先端は、接続通路58bに連通する。接続通路58bは、主通路58aからY方向に折れ曲がり、ベーン40の側面48に開口する。
給油通路50の断接構造について説明する。
断接構造は、ベーン40の進退に伴って給油通路50を遮断および接続する。図5に示されるように、給油通路50は、断接構造として断接通路56を有する。断接通路56は、スリット18の内面18sとベーン40の側面48との間にある。断接通路56は、ベーン40の進退方向に沿って伸びる。断接通路56は、第2通路55と第3通路58との間を遮断および接続する。
断接通路56は、スリット18の内面18sとベーン40の側面48との間にある。本実施形態では、断接通路56がロータ17に形成されるが、ベーン40に形成されてもよい。断接通路56は、ロータ17の端面17s(図3参照)とスリット18の内面18sとの角部に、切り欠きとして形成される。ロータ17の端面17sに第1軸受30の閉塞部32の端面32sが当接して、断接通路56の+Z方向の開口が閉塞される。スリット18の内面18sにベーン40の側面48が当接して、断接通路56のスリット18側の開口が閉塞される。断接通路56が切り欠きとして形成されるので、断接通路56の加工が容易である。一般に、ベーン40は、耐摩耗性を確保するため硬質である。断接通路56がロータ17に形成されるので、ベーン40に形成される場合と比べて、断接通路56の加工が容易である。
断接通路56は、第2通路55に連通する。断接通路56は、X方向に伸びる。ベーン40が+X方向に前進すると、断接通路56と第3通路58との間が接続され、給油通路50が接続される。給油通路50が接続されると、給油通路50により潤滑油12をベーン40の先端に供給することが可能になる。ベーン40が-X方向に後退すると、断接通路56と第3通路58との間が遮断され、給油通路50が遮断される。給油通路50が遮断されると、給油通路50により潤滑油12をベーン40の先端に供給することが不可能になる。断接通路56の位置および長さは、ベーン40の先端に潤滑油12を供給するタイミングに合わせて設定される。
図6から図11は、給油通路50の遮断および接続作用の、第1から第6説明図である。図6から図14にかけて、ロータ17が+θ方向に回転する。
圧縮工程におけるベーン40の動作と位置について、第1ベーン41と第1ベーン41の反対側に位置する第2ベーン42とを用いて説明する。
図6には、第1ベーン41がシリンダ21の吸込孔23を通過した状態が示される。第1ベーン41は-X方向に後退している。第1ベーン41の給油通路50aは遮断されている。
ロータ17の回転方向において、第1ベーン41の下流側(+θ方向)が圧縮室22aであり、上流側(-θ方向)が吸込室22bである。圧縮開始直後の圧縮室22aは低圧力である。ケース11の内部とシリンダ室22の内部との圧力差が大きい。第1ベーン41の給油通路50aが遮断されることにより、第1ベーン41の先端45への潤滑油12の過剰な供給が抑制される。
図7には、第1ベーン41の給油通路50aが接続された状態が示される。ロータ17の回転に伴って、第1ベーン41は+X方向に前進する。第1ベーン41の給油通路50aが接続される。潤滑油12が第1ベーン41の先端45に供給される。
図8には、第1ベーン41がシリンダ室22の下死点を通過した状態が示される。第1ベーン41は-X方向への後退を開始する。第1ベーン41の給油通路50aは接続されている。
圧縮室22aは高圧力であり、吸込室22bは低圧力である。第1ベーン41のθ方向の両側の圧力差が大きくなり、第1ベーン41がスリット18の内面18sに押し付けられる。第1ベーン41とスリット18の内面18sとの摩擦力が大きくなり、第1ベーン41が-X方向に後退しにくくなる。第1ベーン41の先端45とシリンダ室22の内周面との摩擦力が大きくなる。第1ベーン41の給油通路50aが接続されることにより、第1ベーン41の先端45に潤滑油12が供給される。第1ベーン41の先端45およびシリンダ室22の内周面の摩耗が抑制される。
図9には、弁体27が吐出孔25を開放した状態が示される。圧縮室22aが高圧力になり、弁体27が吐出孔25を開放する。圧縮された基体冷媒が、吐出孔25から吐出される。第1ベーン41は-X方向に後退する。第1ベーン41の給油通路50aは接続されている。
図10には、第1ベーン41の給油通路50aが遮断された状態が示される。第1ベーン41は-X方向に後退する。第1ベーン41の給油通路50aは遮断される。
第1ベーン41の反対側の第2ベーン42が、吸込孔23を通過している。第1ベーン41のθ方向の両側の圧力差が小さくなると共に、圧縮室内の圧力を受ける第1ベーンの側面面積も小さくなる。第1ベーン41とスリット18の内面18sとの摩擦力が小さくなり、第1ベーン41が-X方向に後退しやすくなる。第1ベーン41の先端45とシリンダ室22の内周面との摩擦力が小さくなる。第1ベーン41の先端45に潤滑油12が供給されなくても、第1ベーン41の先端45およびシリンダ室22の内周面は摩耗しにくい。第1ベーン41の給油通路50aが遮断されることにより、高圧力のシリンダ室22から給油通路50への気体冷媒の逆流が抑制される。回転式圧縮機10の圧縮効率の低下が抑制される。
図11には、弁体27が吐出孔25を閉塞した状態が示される。第1ベーン41が吐出孔25を通過し、圧縮室で圧縮された基体冷媒の吐出が完了する。圧縮室が低圧力になり、弁体27が吐出孔25を閉塞する。第1ベーン41は-X方向に後退する。第1ベーン41の給油通路50aは遮断されている。
図12には、第1ベーン41がシリンダ室22の上死点を通過した状態が示される。第1ベーン41は+X方向への前進を開始する。第1ベーン41の給油通路50aは遮断されている。
第1ベーン41の+θ方向のシリンダ室22は、低圧力の吸込室である。第1ベーン41の-θ方向のシリンダ室22も低圧力である。ケース11の内部とシリンダ室22の内部との圧力差が大きい。第1ベーン41の給油通路50aが遮断されることにより、第1ベーン41の先端45への潤滑油12の過剰な供給が抑制される。シリンダ室22に供給された潤滑油12は、気体冷媒と混合して、回転式圧縮機10の外部に流出する。シリンダ室22への潤滑油12の過剰な供給が抑制されることにより、冷媒と一緒に吐出される潤滑油12の量を低減し、回転式圧縮機10の内部での潤滑油12の不足が抑制される。また、潤滑油12の不足による摺動抵抗の増加が抑制されることなどにより、圧縮機の性能低下を抑制することができる。特に、高速回転時においても過剰に潤滑油12が供給されることがない。
図12の状態から、さらにロータ17が回転すると、図6の状態に戻る。
以上に説明されたように、図4に示される範囲Qにベーン40の先端45があるとき、給油通路50が接続される。範囲Qにベーン40の先端45があるとき、ベーン40のθ方向の両側の圧力差が大きい。ベーン40の先端45とシリンダ室22の内周面との摩擦力が大きい。このとき、給油通路50が接続されて、ベーン40の先端45に潤滑油12が供給される。ベーン40の先端45およびシリンダ室22の内周面の摩耗が抑制される。範囲Qでは特に、下死点を越える動作を行う範囲であり、ベーン40がシリンダ室22内に最も前進し後退する向きに先端45に加わる力の方向が切り替わると共に、下死点付近ではロータ17の回転中心から最も離間しベーン40に加わる遠心力も最も大きくなるため、先端45がシリンダ室22の内周面に押し付けられる力がより大きい状態となる。そのため、下死点を含む範囲Qにおいて先端45への潤滑油12の供給を行うことで、効果的に摩耗を抑制することができる。
図4に示される位置Pにベーン40の先端45があるとき、弁体27が吐出孔25を開放する。吐出孔25の開放前の圧縮室の気体冷媒は、吐出圧力を超過する過圧縮の状態である。吐出孔25の開放後に時間を置いて、圧縮室が吐出圧力まで低下する。圧縮室が吐出圧力に低下するまで、ベーン40のθ方向の両側の圧力差が大きい。弁体27が吐出孔25を開放するタイミングよりも、給油通路50が切断されるタイミングの方が遅い。吐出孔25の開放後にも、しばらくの時間は、ベーン40の先端45に潤滑油12が供給される。ベーン40の先端45およびシリンダ室22の内周面の摩耗が抑制される。
図4に示される範囲Q以外にベーン40の先端45があるとき、給油通路50が遮断される。範囲Q以外にベーン40の先端45があるとき、ベーン40のθ方向の両側の圧力差は小さい。ベーン40の先端45とシリンダ室22の内周面との摩擦力が小さい。第1ベーン41の先端45に潤滑油12が供給されなくても、第1ベーン41の先端45およびシリンダ室22の内周面は摩耗しにくい。このとき、第1ベーン41の給油通路50aが遮断されることにより、第1ベーンの先端への潤滑油12の過剰な供給が抑制される。これにより、過剰な潤滑油12の供給による圧縮機の性能低下を抑制することができる。
また、断接通路56がベーン40の-θ方向側に位置していることで、範囲Q以外で断接通路56が第3通路58から遮断された状態で、ベーン40の側面48に潤滑油12が供給される。これにより、ロータ17の高回転化に伴いベーン40の-θ方向面に働くロータ17への押し付け力と進退移動の影響による側面48の片当り摩耗を低減させることができる。
また、ベーン40が範囲Qよりも吸込孔23側を移動する範囲では、ベーン40のθ方向両側の圧力差は小さく、さらにロータ17の回転に伴い離間していくシリンダ室22の内周面にベーン40の先端が追従していく状態となるため、ベーン40の先端にかかる力はより小さい。さらにこの範囲では、ベーン40のθ方向両側の圧力はケース11内の圧力に比べ低い状態であり、仮に給油通路50が接続された場合、潤滑油12の供給量がより多量となる恐れがある。この範囲で遮断通路56を遮断することにより、過剰な供給を抑制することができる。
また、ベーン40が範囲Qよりも吐出孔25側を移動する状態では、ベーン40のθ方向両側の圧力差が小さくベーン40の進退移動範囲も小さいため、先端45にかかる力と摩擦は小さい。この吐出孔25付近での潤滑油12の供給量を低減させることで性能低下を抑止すると共に、冷媒と共に吐出される潤滑油12の量を低減することができる。これにより、吐出口13から吐出される冷媒に溶け込んだ潤滑油12の量を低減し、回転式圧縮機10内部での潤滑油12の不足を抑制することができる。
以上に詳述されたように、実施形態の回転式圧縮機10は、給油通路50と、断接構造と、を有する。給油通路50は、ケース11の下部からベーン40の先端に潤滑油12を供給可能である。断接構造は、ベーン40の進退に伴って給油通路50を遮断および接続する。断接構造は、断接通路56である。断接通路56は、スリット18の内面18sとベーン40の側面48との間にある。断接通路56は、ベーン40の進退方向に沿って伸びる。断接通路56は、第2通路55と第3通路58との間を遮断および接続する。
この構造によれば、ベーン40の先端への潤滑油12の供給が不必要なタイミングで、給油通路50が遮断される。これにより、潤滑油12の過剰な供給が抑制される。また、過剰な潤滑油12の供給による圧縮機の性能低下を抑制することができる。
断接構造は、吐出孔25を開放した後に、給油通路50を遮断する。
吐出孔25の開放後にも、しばらくの時間は、ベーン40の先端45に潤滑油12が供給される。これにより、回転式圧縮機10の摩耗が抑制される。
なお、給油通路50のベーン40の先端45に開口した面の開口位置と角度に応じて、断接構造の開口タイミングを適宜変更しても良い。
(第1変形例)
図13は、第1変形例の回転式圧縮機のベーン40の周辺の拡大図である。図14は、回転体60の周辺の拡大図である。第1変形例の回転式圧縮機は、ベーン40の先端に回転体60を有する点で、前述された実施形態とは異なる。実施形態と同様である部分に関する第1変形例の説明は省略される場合がある。
回転体60は円柱形状である。回転体60の中心軸は、Z方向と平行である。回転体60は、ベーン40の+X方向の先端に配置される。回転体60のZ方向の高さは、ベーン40のZ方向の高さと同等である。回転体60の直径は、ベーン40のY方向の幅よりも小さい。
回転体60は、回転体保持部62により保持される。回転体保持部62は、ベーン40の+X方向の先端から+X方向に伸びる。回転体保持部62は、回転体60の回転軸の+X方向まで伸びる。一対の回転体保持部62が、Y方向に間隔を置いて配置される。一対の回転体保持部62の内面の形状は、回転体60の外周面の形状と同等である。一対の回転体保持部62の内側に、回転体60が回転可能な状態で保持される。一対の回転体保持部62により、ベーン40の+X方向への回転体60の脱落が抑制される。
ロータ17の回転に伴ってベーン40がθ方向に移動すると、回転体60はシリンダ室22の内周面と接触しながら回転する。給油通路50の第3通路58の+X方向の先端は、回転体60の-X方向に開口する。給油通路50から供給された潤滑油12は、回転体60の外周面に付着する。回転体60の回転に伴って、回転体60と回転体保持部62との摺動部および回転体60とシリンダ室22の内周面との接触部に、潤滑油12が供給される。これにより、回転式圧縮機10の摩耗が抑制される。
図4に示されるように、シリンダ室22の中心軸は、シリンダ21の中心軸から偏心している。シリンダ室22の内周面に対して、前述された実施形態のベーン40の先端45を、常に面接触させるのは困難である。ベーン40の先端45における給油通路50の開口が、シリンダ室22の内周面から離れると、給油通路50からシリンダ室22に潤滑油12が過剰に供給される可能性がある。シリンダ室22が高圧力の場合には、気体冷媒が給油通路50に逆流する可能性がある。
第1変形例では、給油通路50から、回転体60と回転体保持部62との摺動部を通って、回転体60とシリンダ室22の内周面との接触部に、潤滑油12が供給される。潤滑油12の過剰な供給が抑制される。気体冷媒の給油通路50への逆流が抑制される。
図14に示されるように、ベーン40は、+X方向の先端に油貯留部64を有する。油貯留部64は、一対の回転体保持部62のY方向の内側に、溝として形成される。油貯留部64の+X方向の開口は、回転体60により閉塞される。油貯留部64は、ベーン40のZ方向の全体に伸びる。油貯留部64の+Z方向の端部は、給油通路50の第3通路58に連通する。
給油通路50から油貯留部64の+Z方向の端部に供給された潤滑油12は、重力により油貯留部64のZ方向の全体に充填される。潤滑油12の粘性により、回転体60の外周面のZ方向の全体に潤滑油12が付着する。回転体60とシリンダ室22の内周面との接触部のZ方向の全体に、潤滑油12が供給される。シリンダ室22が高圧力の場合でも、回転体60とシリンダ室22の内周面との接触部に、潤滑油12が供給される。これにより、回転式圧縮機10の摩耗が抑制される。
前述された実施形態および第1変形例の回転式圧縮機10は、ロータシャフト15の回転軸が鉛直方向と平行な縦置き型の回転式圧縮機10である。これに対して、回転式圧縮機10は、ロータシャフト15の回転軸が水平方向と平行な横置き型の回転式圧縮機10でもよい。
前述された実施形態の断接構造は、断接通路56である。これに対して、断接構造は、給油通路50を遮断および接続する弁などでもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、ベーン40の進退に伴って給油通路50を遮断および接続する断接構造を持つ。これにより、潤滑油12の過剰な供給を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…冷凍サイクル装置、4…第1熱交換器(放熱器、吸熱器)、5…膨張装置、6…第2熱交換器(吸熱器、放熱器)、10…回転式圧縮機、11…ケース、12…潤滑油、16…シャフト、16b…第1端部、17…ロータ、17s…端面、18…スリット、18s…内面、21…シリンダ、22…シリンダ室、25…吐出孔、32…閉塞部、40…ベーン、45…先端、47…端面、48…側面、50…給油通路、51…第1通路、55…第2通路、56…断接通路(断接構造)、58…第3通路、60…回転体、64…油貯留部。

Claims (6)

  1. ケースの内部に配置され、流体を圧縮するシリンダ室を有し、圧縮した前記流体を前記シリンダ室から前記ケースの内部に吐出する吐出孔を有するシリンダと、
    前記シリンダ室の内部に配置されるロータと、
    前記ロータのスリットに配置され、前記シリンダ室に対して進退するベーンと、
    前記ケースの下部から前記ベーンの先端に潤滑油を供給可能な給油通路と、
    前記ベーンの進退に伴って前記給油通路を遮断および接続する断接構造と、を有する、
    回転式圧縮機。
  2. 前記ロータと同軸状に配置され、第1端部が前記ケースの下部に配置されるシャフトと、
    前記シリンダ室の軸方向の端部を閉塞する閉塞部と、をさらに有し、
    前記給油通路は、第1通路、第2通路および第3通路を有し、
    前記第1通路は、前記シャフトの第1端部から、前記シャフトの内部および前記ロータの内部を通り、前記閉塞部に当接する前記ロータの端面に伸び、
    前記第2通路は、前記閉塞部に当接する前記ロータの端面に形成され、前記第1通路から、前記ベーンの側面に当接する前記スリットの内面に伸び、
    前記第3通路は、前記閉塞部に当接する前記ベーンの端面に形成され、前記スリットの内面に当接する前記ベーンの側面から、前記ベーンの先端に伸び、
    前記断接構造は、前記スリットの内面と前記ベーンの側面との間にあり、前記ベーンの進退方向に沿って伸び、前記第2通路と前記第3通路との間を遮断および接続する断接通路である、
    請求項1に記載の回転式圧縮機。
  3. 前記断接構造は、前記吐出孔が開放された後に、前記給油通路を遮断する、
    請求項1または2に記載の回転式圧縮機。
  4. 前記ベーンの先端に配置され、前記シリンダ室の内周面に当接しながら回転する回転体をさらに有する、
    請求項1または2に記載の回転式圧縮機。
  5. 前記ベーンは、前記回転体との間に油貯留部を有し、
    前記給油通路は、前記油貯留部に伸びる、
    請求項4に記載の回転式圧縮機。
  6. 請求項1または2に記載の回転式圧縮機と、
    前記回転式圧縮機に接続された放熱器と、
    前記放熱器に接続された膨張装置と、
    前記膨張装置に接続された吸熱器と、を有する、
    冷凍サイクル装置。
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