JP2024071248A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】仮係止解除後における仮係止部等の変形を抑制可能なコネクタを提供すること。【解決手段】コネクタ1を構成する第1コネクタ2は、開口に係止される仮係止部18と、開口と仮係止部18との係止を解除する仮係止解除部27と、を有し、コネクタ1を構成する第2コネクタ3は、開口に係止される本係止部66を有し、コネクタ1は、開口に仮係止部18が係止される仮係止位置において、第1コネクタ2と第2コネクタ3との嵌合が開始され、第1コネクタ2と第2コネクタ3との嵌合完了後に、開口に本係止部66が係止される本係止位置へ変位されるように構成され、本係止位置において、仮係止解除部27が仮係止部18に干渉しない。【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来から、第1コネクタ及び第2コネクタを備えて、車両等のパネルに形成された開口に係止されるコネクタが提案されている。従来コネクタの一つは、第1コネクタが第2コネクタとの嵌合を待ち受けるようにパネルの開口に仮保持(仮係止)された状態で互いに嵌合され、その後、コネクタがパネルの開口に本保持(本係止)されるように構成されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2015-69835号公報
ところで、上述した従来コネクタでは、第1コネクタの仮保持手段によってパネルの開口に仮保持されるとともに、第1コネクタの仮保持解除手段によってパネルの開口への第1コネクタの仮保持が解除されるよう構成されている。より具体的には、仮保持手段は、弾性変形可能な仮保持片、及び、仮保持片に設けられてパネルの開口に係止される係止部を有して、仮保持解除手段が仮保持片に干渉して弾性変形させることで、パネルの開口と係止部との係止状態を解除するように構成されている。これにより、従来コネクタは、仮保持が解除されて本保持されるようになっている。しかしながら、従来コネクタは、パネルの開口に本保持された状態においても、仮保持解除手段が仮保持片に干渉しているため、仮保持手段ひいては第1コネクタに変形等が生じるおそれがあった。
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、仮係止解除後における仮係止部等の変形を抑制可能なコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
第1コネクタと、前記第1コネクタに嵌合される第2コネクタと、を備えて、パネルの開口に係止されるコネクタであって、
前記第1コネクタは、
前記開口に係止される仮係止部と、
前記開口と前記仮係止部との係止を解除する仮係止解除部と、を有し、
前記第2コネクタは、
前記開口に係止される本係止部を有し、
当該コネクタは、
前記開口に前記仮係止部が係止される仮係止位置において、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合が開始され、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合完了後に、前記開口に前記本係止部が係止される本係止位置へ変位されるように構成され、
前記本係止位置において、前記仮係止解除部が前記仮係止部に干渉しない、
コネクタであること。
本発明に係るコネクタについて以下に述べる。
本構成のコネクタによれば、第1コネクタの仮係止解除部がパネルの開口と仮係止部との係止を解除して、コネクタ1が仮係止位置から本係止位置へと変位するように構成され、本係止位置において仮係止解除部が仮係止部に干渉しないように構成されている。これにより、本構成のコネクタ1は、仮係止解除後においても仮係止解除部が仮係止部に干渉する従来コネクタとは異なり、仮係止解除後における仮係止部等の変形、ひいてはコネクタの変形を抑制できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るコネクタの本係止位置における態様を示す側面図である。 図2は、図1に示すコネクタの仮係止位置における態様を示す側面図である。 図3は、オスコネクタとメスコネクタとの嵌合前の態様を示す斜視図である。 図4は、オスコネクタ及びメスコネクタの要部分解斜視図である。 図5は、図4に示すフレームの斜視図である。 図6は、図4に示すメスハウジングの斜視図である。 図7は、図4に示すレバーの斜視図である。 図8は、図4に示すオスハウジングの斜視図である。 図9は、図4に示すグロメットの斜視図である。 図10は、仮係止解除部の動作例を説明するため側面図であって、仮係止位置から本係止位置への変位の途中段階を示す図である。 図11は、図10の概略断面図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態に係るコネクタ1について説明する。以下、説明の便宜上、図1~図11に示すように、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。
<コネクタ1>
コネクタ1は、例えば車両のドアやピラー等に設けられるコネクタである。コネクタ1は、車両のパネルPの開口に対して仮係止(図2参照)及び本係止(図1参照)可能に構成される。図1~図3に示すように、コネクタ1は、オスコネクタ2(本発明の「第1コネクタ」に対応)と、オスコネクタ2と嵌合されるメスコネクタ3(本発明の「第2コネクタ」に対応)と、により構成される。
<オスコネクタ2>
以下、オスコネクタ2について図4~図7を参照して説明する。図4に示すように、オスコネクタ2は、フレーム10と、フレーム10に組み付けられるオスハウジング20と、フレーム10に組み付けられるレバー30と、オスハウジング20に保持される複数のオス端子40と、により構成される。以下、オスコネクタ2を構成するフレーム10、オスハウジング20、及びレバー30について順に説明する。なお、オス端子40は、メス端子70と嵌合且つ導通接続される一般的なオス端子であるため、説明を省略する。
まず、フレーム10について説明する。図5に示すように、フレーム10は、略矩形柱状のフレーム本体11と、フレーム本体11の前方及び後方にそれぞれ突出するように前後方向に延びる略矩形筒状のフード部12と、が一体に構成されている。
フレーム10は、フレーム本体11、及び、フード部12におけるフレーム本体11よりも前方に突出する部分によって、前方に開口するメスハウジング収容空間13が画成される。同様に、フレーム10は、フレーム本体11、及び、フード部12におけるフレーム本体11よりも後方に突出する部分によって、後方に開口するオスハウジング収容空間(図示省略)が画成される。メスハウジング収容空間13は、メスコネクタ3におけるメスハウジング50のハウジング本体51を収容する機能を有し、オスハウジング収容空間は、オスハウジング20のハウジング本体21を収容する機能を有する。
フレーム本体11の複数個所には、それぞれ、前後方向に貫通する端子挿通部14が設けられている。端子挿通部14には、オス端子40が挿通される。
フード部12の左右方向両壁部における前端部には、それぞれ、前端部から後方に切り欠かれた切り欠き状の第1被係止部15が設けられている。第1被係止部15は、上下方向上側領域に配置され、レバー30の操作前においてレバー30の係止部33が係止される。
フード部12の左右方向両壁部における前端部の外面には、それぞれ、内方に窪む溝状の第2被係止部16が設けられている。第2被係止部16は、第1被係止部15よりも下方に配置され、レバー30の操作後においてレバー30の係止部33が係止される。
フード部12の左右方向両壁部における前端部の外面には、それぞれ、第1被係止部15よりも下方に配置され且つ第1被係止部15に隣接ずるガイド部17が設けられている。ガイド部17は、レバー30の操作時におけるレバー30の変位を案内する機能を有する。
フード部12の後端部における上下方向両壁部の外面には、それぞれ、パネルPの開口に係止される弾性変形可能な仮係止部18が設けられている。仮係止部18は、左右方向に離間して配置される一対のアーム片18aと、一対のアーム片18aを左右方向に連結し且つ上下方向に沿ってパネルPの開口に向けて短く突出する突起部18bと、が一体に構成されている。
一対のアーム片18aにおける前後方向に延在する箇所の外面には、それぞれ、レバー30の操作時においてオスハウジング20の仮係止解除部27に押下される一対の被押下部19が設けられている。仮係止部18は、被押下部19が仮係止解除部27に押下されることで弾性変形される。また、仮係止部18は、コネクタ1をパネルPの開口に仮係止する機能を有する。以上、フレーム10について説明した。
次いで、オスハウジング20について説明する。図6に示すように、オスハウジング20は、略矩形柱状のハウジング本体21と、ハウジング本体21の後端に配置される略矩形壁状の底壁部22と、底壁部22の四隅からそれぞれ前方に延びるフード部23と、が一体に構成されている。
ハウジング本体21の複数個所には、それぞれ、前後方向に貫通する端子収容部24が設けられている。端子収容部24は、オス端子40を収容・保持する機能を有する。
ハウジング本体21の前端部における左右方向両端には、それぞれ、前方に延びる係止部25が設けられている。係止部25は、フレーム10のフレーム本体11に設けられた被係止部(図示省略)に係止されて、オスハウジング20をフレーム10に組み付ける機能を有する。
ハウジング本体21の左右方向両端面には、それぞれ、レバー30のカム溝36に係合されるカムピン26が設けられている。
底壁部22の上下方向両端部には、それぞれ、フレーム10の一対の被押下部19に対応するように、前方に延びる片持ち梁状の一対の仮係止解除部27が設けられている。仮係止解除部27は、パネルPの開口とフレーム10の仮係止部18との係止を解除する機能を有する。以上、オスハウジング20について説明した。
次いで、レバー30について説明する。図7に示すように、レバー30は、左右方向に離間して配置される一対の壁部31と、一対の壁部31の上端部を左右方向に連結する連結部32と、が一体に構成されている。
一対の壁部31には、それぞれ、レバー30の操作前において第1被係止部15に係止され且つレバーの操作後において第2被係止部16に係止される、係止部33が設けられている。係止部33は、片持ち梁状の可撓片34と、内方に向けて突出する突起部35と、が一体に設けられている。係止部33は、レバー30をフレーム10に組み付ける機能を有する。
ここで、レバー30の操作とは、係止部33が第1被係止部15に係止される第1係止位置から、係止部33が第2被係止部16に係止される第2係止位置へと、係止部33の係止位置を変位させるように、レバー30を下方へ押下する操作のことをさす。
一対の壁部31には、それぞれ、オスハウジング20のカムピン26が係合されるカム溝36が設けられている。カム溝36は、下端且つ後端の始端37から上端且つ前端の終端38まで略曲線状に形成されている。以上、レバー30について説明した。
以上、オスコネクタ2を構成するフレーム10、オスハウジング20、及びレバー30について説明した。オスコネクタ2は、フレーム10にオスハウジング20及びレバー30を組み付けて、オスハウジング20にオス端子40を収容・保持させる必要がある。
まず、オスハウジング20の複数の端子収容部24の後方から複数のオス端子40をそれぞれ挿入し、複数の端子収容部24に複数のオス端子40をそれぞれ収容・保持させ、フレーム10の後方からオスハウジング20を組み付ける。この状態において、フレーム10の端子挿通部14には、オス端子40の前端部が挿通されている。
そして、レバー30の係止部33をフレーム10の第1被係止部15に係止させるとともに、レバー30のカム溝36の始端37にオスハウジング20のカムピン26を挿入するように、フレーム10の上方からレバー30を組み付ける。これにより、オスコネクタ2が完成される(図3参照)。なお、オスコネクタ2の製造工程の順番の前後は上記に限られず、適宜最良の方法が選択される。以上、オスコネクタ2について説明した。
<メスコネクタ3>
以下、メスコネクタ3について図4及び図8~図9を参照して説明する。図4に示すように、メスコネクタ3は、メスハウジング50と、メスハウジング50に組み付けられるグロメット60と、メスハウジング50に収容・保持される複数のメス端子70と、により構成される。以下、メスコネクタ3を構成するメスハウジング50及びグロメット60について順に説明する。なお、メス端子70は、オス端子40と嵌合且つ導通接続される一般的なメス端子であるため、説明を省略する。
まず、図8に示すように、メスハウジング50は、略矩形柱状のハウジング本体51と、ハウジング本体51の前端縁に配置される略矩形壁状の底壁部52と、底壁部52から後方に延びる略矩形筒状のフード部53と、が一体に構成されている。
メスハウジング50は、ハウジング本体51、底壁部52、及びフード部53によって、後方に開口するフレーム収容空間54が画成される。フレーム収容空間54は、フレーム10のフレーム本体11を収容する機能を有する。
ハウジング本体51の複数個所には、それぞれ、前後方向に貫通する端子収容部55が設けられている。端子収容部55は、メス端子70を収容・保持する機能を有する。
ハウジング本体51の左右方向両端面におけるフレーム10の第1被係止部15に対応する箇所には、外方に突出して前後方向に延びる突条部56が設けられている。突条部56は、第1被係止部15に進入して、第1被係止部15とレバー30の係止部33との係止を解除する機能を有する。
フード部53の左右方向両壁部における外面には、それぞれ、上下方向に離間して配置される一対の被係止部57が設けられている。被係止部57は、グロメット60の係止部(図示省略)が係止されて、メスハウジング50にグロメット60を組み付ける機能を有する。以上、メスハウジング50について説明した。
次いで、グロメット60について説明する。図9に示すように、グロメット60は、有底の略矩形筒状の取付部61と、コルゲートチューブ状の電線挿通部62と、取付部61と電線挿通部62とを連結する連結部63と、が一体に構成されている。取付部61は、メスハウジング50の底壁部52に組み付けられる機能を有する。電線挿通部62は、メス端子70に接続される電線(図示省略)を挿通路としての機能を有する。
取付部61の底壁部64には、前後方向に貫通する孔部65が設けられている。これにより、取付部61、電線挿通部62、及び連結部63が連通されている。
取付部61の周壁の外面には、内方に窪む環状の本係止部66が設けられている。本係止部66は、コネクタ1をパネルPの開口に本係止する機能を有する。以上、グロメット60について説明した。
以上、メスコネクタ3を構成するメスハウジング50及びグロメット60について説明した。メスコネクタ3は、メスハウジング50にメス端子70を収容・保持させて、メスハウジング50にグロメット60を組み付ける必要がある。
まず、メスハウジング50の複数の端子収容部55の前方から複数のメス端子70をそれぞれ挿入し、複数の端子収容部55に複数のメス端子70をそれぞれ収容・保持させる。
そして、メスハウジング50の被係止部57にグロメット60の係止部(図示省略)が係止されるように、メスハウジング50の前方からグロメット60を組み付ける。これにより、メスコネクタ3が完成される(図3参照)。なお、メスコネクタ3の製造工程の順番の前後は上記に限られず、適宜最良の方法が選択される。以上、メスコネクタ3について説明した。
<コネクタ1の製造方法>
以下、コネクタ1の製造方法について説明する。コネクタ1を製造するには、オスコネクタ2をパネルPの開口に仮係止して、オスコネクタ2とメスコネクタ3を嵌合し、その後、メスコネクタ3(コネクタ1)をパネルPの開口に本係止させる必要がある。
まず、オスコネクタ2をパネルPの開口に挿入し、オスコネクタ2におけるフレーム10の仮係止部18をパネルPの開口に係止させる(図3参照、本発明の「仮係止位置」に対応)。この状態で、オスコネクタ2とメスコネクタ3を前後方向に相対的に近付けて、オスコネクタ2におけるフレーム10のメスハウジング収容空間13に、メスコネクタ3におけるメスハウジング50のハウジング本体51を挿入して収容させる(図2参照)。
なお、メスハウジング収容空間13へのハウジング本体51の挿入が開始されると、メスハウジング50の突条部56が、フレーム10の第1被係止部15(即ち、切り欠かれた空間)に進入する。そして、メスハウジング収容空間13へのハウジング本体51の挿入途中において、突条部56がレバー30における係止部33の突起部35と接触し、突起部35が上記切り欠かれた空間から押し出されるように係止部33の可撓片34が弾性変形される。これにより、係止部33と第1被係止部15との係止が解除される。
そして、レバー30を操作(即ち、下方へ押下)し、係止部33をフレーム10の第2被係止部16に係止させる。このレバー30の操作によって、オスハウジング20のカムピン26がレバー30のカム溝36の始端37から終端38まで移動される。カムピン26の移動に伴って(いわゆるカム作用によって)、オスハウジング20がメスハウジング50に近付くように前方へ引き込まれてフレーム10のオスハウジング収容空間(図示省略)に収容され、オス端子40とメス端子70とが嵌合される。これにより、オスコネクタ2とメスコネクタ3とが嵌合される(図9参照)。
なお、オスハウジング20がメスハウジング50に近付くように前方へ引き込まれることで、オスハウジング20の仮係止解除部27がパネルPの開口に入り込み、仮係止解除部27がパネルPの開口の縁部によって下方へ押下され、更には、フレーム10の被押下部19が仮係止解除部27に下方へ押下される(図11の矢印参照)。これにより、フレーム10の仮係止部18が弾性変形されて、パネルPの開口と仮係止部18との係止が解除される。
そして、メスコネクタ3をパネルPの開口(後方)へ押し込むことで、メスコネクタ3におけるグロメット60の本係止部66がパネルPの開口に係止される(図1参照、本発明の「本係止位置」に対応)。これにより、コネクタ1が完成される。
コネクタ1が本係止位置にあるとき、仮係止解除部27は、パネルPの開口の縁部に押圧されなくなるため、被押下部19を押下しない。つまり、コネクタ1は、本係止位置において、仮係止解除部27が仮係止部18に干渉しない。以上、コネクタ1の製造方法について説明した。
<作用・効果>
本実施形態に係るコネクタ1によれば、オスコネクタ2の仮係止解除部27がパネルPの開口と仮係止部18との係止を解除して、コネクタ1が仮係止位置から本係止位置へと変位するように構成され、本係止位置において仮係止解除部27が仮係止部18に干渉しないように構成されている。これにより、コネクタ1は、仮係止解除後においても仮係止解除部が仮係止部に干渉する従来コネクタとは異なり、仮係止解除後における仮係止部18等の変形、ひいてはコネクタ1の変形を抑制できる。
また、本実施形態に係るコネクタ1によれば、仮係止部18が弾性変形可能に構成され、レバー30の操作によって仮係止解除部27が、仮係止部18に設けられた被押下部19を押下するように構成されている。これにより、パネルPの開口と仮係止部18との係止の解除及び仮係止解除後における仮係止解除部27が仮係止部18へ干渉しない構成を簡素な構造で実現できる。
<他の形態>
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
第1コネクタ(オスコネクタ2)と、前記第1コネクタに嵌合される第2コネクタ(メスコネクタ3)と、を備えて、パネル(P)の開口に係止されるコネクタ(1)であって、
前記第1コネクタ(オスコネクタ2)は、
前記開口に係止される仮係止部(18)と、
前記開口と前記仮係止部(18)との係止を解除する仮係止解除部(27)と、を有し、
前記第2コネクタ(メスコネクタ3)は、
前記開口に係止される本係止部(66)を有し、
当該コネクタ(1)は、
前記開口に前記仮係止部(18)が係止される仮係止位置において、前記第1コネクタ(オスコネクタ2)と前記第2コネクタ(メスコネクタ3)との嵌合が開始され、前記第1コネクタ(オスコネクタ2)と前記第2コネクタ(メスコネクタ3)との嵌合完了後に、前記開口に前記本係止部(66)が係止される本係止位置へ変位されるように構成され、
前記本係止位置において、前記仮係止解除部(27)が前記仮係止部(18)に干渉しない、
コネクタ(1)。
[2]
上記[1]に記載のコネクタ(1)において、
前記第1コネクタ(オスコネクタ2)は、
前記仮係止部(18)を有するフレーム(10)と、
操作可能に前記フレーム(10)に組み付けられ、操作により前記第1コネクタ(オスコネクタ2)と前記第2コネクタ(メスコネクタ3)とを嵌合させるレバー(30)と、を更に有し、
前記仮係止部(18)には、被押下部(19)が設けられ、
前記仮係止解除部(27)は、前記レバー(30)の前記操作により前記被押下部(19)を押下するように構成される、
コネクタ(1)。
[3]
上記[2]に記載のコネクタ(1)において、
前記仮係止位置において、前記第1コネクタ(オスコネクタ2)に前記第2コネクタ(メスコネクタ3)が挿入された状態での前記レバー(30)の前記操作によって、前記第1コネクタ(オスコネクタ2)と前記第2コネクタ(メスコネクタ3)とが嵌合され且つ前記仮係止解除部(27)により前記開口との仮係止が解除され、
前記仮係止の解除後に、前記第2コネクタ(メスコネクタ3)を前記開口に押し込むことによって、前記開口に本係止されるように構成される、
コネクタ(1)。
上記[1]~[3]の構成のコネクタによれば、第1コネクタの仮係止解除部がパネルの開口と仮係止部との係止を解除して、コネクタ1が仮係止位置から本係止位置へと変位するように構成され、本係止位置において仮係止解除部が仮係止部に干渉しないように構成されている。これにより、本構成のコネクタ1は、仮係止解除後においても仮係止解除部が仮係止部に干渉する従来コネクタとは異なり、仮係止解除後における仮係止部等の変形、ひいてはコネクタの変形を抑制できる。
また、本構成のコネクタによれば、仮係止部が弾性変形可能に構成され、レバーの操作によって仮係止解除部が、仮係止部に設けられた被押下部を押下するように構成されている。これにより、パネルの開口と仮係止部との係止の解除及び仮係止解除後における仮係止解除部が仮係止部へ干渉しない構成を簡素な構造で実現できる。
1 コネクタ
2 オスコネクタ(第1コネクタ)
3 メスコネクタ(第2コネクタ)
10 フレーム
15 第1被係止部
16 第2被係止部
18 仮係止部
19 被押下部
20 オスハウジング
26 カムピン
27 仮係止解除部
30 レバー
33 係止部
36 カム溝
40 オス端子
50 メスハウジング
56 突条部
60 グロメット
66 本係止部
70 メス端子
P パネル

Claims (3)

  1. 第1コネクタと、前記第1コネクタに嵌合される第2コネクタと、を備えて、パネルの開口に係止されるコネクタであって、
    前記第1コネクタは、
    前記開口に係止される仮係止部と、
    前記開口と前記仮係止部との係止を解除する仮係止解除部と、を有し、
    前記第2コネクタは、
    前記開口に係止される本係止部を有し、
    当該コネクタは、
    前記開口に前記仮係止部が係止される仮係止位置において、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合が開始され、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合完了後に、前記開口に前記本係止部が係止される本係止位置へ変位されるように構成され、
    前記本係止位置において、前記仮係止解除部が前記仮係止部に干渉しない、
    コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記第1コネクタは、
    前記仮係止部を有するフレームと、
    操作可能に前記フレームに組み付けられ、操作により前記第1コネクタと前記第2コネクタとを嵌合させるレバーと、を更に有し、
    前記仮係止部には、被押下部が設けられ、
    前記仮係止解除部は、前記レバーの前記操作により前記被押下部を押下するように構成される、
    コネクタ。
  3. 請求項2に記載のコネクタにおいて、
    前記仮係止位置において、前記第1コネクタに前記第2コネクタが挿入された状態での前記レバーの前記操作によって、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが嵌合され且つ前記仮係止解除部により前記開口との仮係止が解除され、
    前記仮係止の解除後に、前記第2コネクタを前記開口に押し込むことによって、前記開口に本係止されるように構成される、
    コネクタ。
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