JP2024071178A - 把持装置 - Google Patents

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二三佳 福永
研介 藤村
道人 菅原
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Abstract

【課題】直動ガイドを小型化する技術を提供する。【解決手段】第1爪部と第2爪部との間の第1方向に沿う距離を変更することにより把持対象物を把持する把持装置であって、前記第1方向と交差する第2方向に延びる回転軸を中心に回転するピニオンと、第1ガイド部材と、前記第1ガイド部材から前記第1方向に離れて設けられる第2ガイド部材と、前記第1爪部と連動して前記第1方向に移動する第1移動部と、を備え、前記第1移動部は、前記第1方向及び前記第2方向に延びる板状の形状を有する第1縦板部を有し、前記第1縦板部は、前記第1ガイド部材が、前記第1方向に沿って相対的に移動可能に挿入される第1挿入部と、前記第2ガイド部材が、前記第1方向に沿って相対的に移動可能に挿入される第2挿入部と、前記第1挿入部と前記第2挿入部との間に設けられ、前記ピニオンとかみあわされるラックと、を有する把持装置。【選択図】図1

Description

本開示は、把持装置に関する。
近年、脱炭素化の影響で省エネ、脱エアへの要求が高まりつつある。空気式把持装置では不可能な精密把持や省スペース化を要求される工程があることから、空気式把持装置に置き換わる安価で小型な電動把持装置(電動グリッパ)が求められている。
特許文献1には、接続ピンを、一対のツメから成る開閉可能なハンドにより挟持して挿抜する接続ピン挿抜機構が開示されている。特許文献1には、ハンドの一方のツメに係合した第1のラックと、ハンドの他方のツメに係合した第2のラックと、第1のラックおよび第2のラックと歯合するピニオンと、ピニオンを駆動する駆動手段とから成るハンド開閉機構が開示されている。特許文献1には、ハンド開閉機構が、ピニオンを正逆方向へ回転させることにより、ハンドの開閉を行うことが開示されている。
特許文献2には、回転力を発生させる駆動部と、回転力を伝達される減速機と、減速機の回転運動を直線運動に変換する変換部とを有する把持装置が開示されている。特許文献2には、変換部が、ラック、ピニオン及びリニアガイドを有することが開示されている。
特開2000-023203号公報 特開2021-183360号公報
把持装置において、対象物を把持する一対の爪部を直線運動させるための直動ガイドを小型化することが求められている。
本開示は、直動ガイドを小型化する技術を提供する。
本開示の一態様では、第1爪部と第2爪部との間の第1方向に沿う距離を変更することにより把持対象物を把持する把持装置であって、前記第1方向と交差する第2方向に延びる回転軸を中心に回転するピニオンと、第1ガイド部材と、前記第1ガイド部材から前記第1方向に離れて設けられる第2ガイド部材と、前記第1爪部と連動して前記第1方向に移動する第1移動部と、を備え、前記第1移動部は、前記第1方向及び前記第2方向に延びる板状の形状を有する第1縦板部を有し、前記第1縦板部は、前記第1ガイド部材が、前記第1方向に沿って相対的に移動可能に挿入される第1挿入部と、前記第2ガイド部材が、前記第1方向に沿って相対的に移動可能に挿入される第2挿入部と、前記第1挿入部と前記第2挿入部との間に設けられ、前記ピニオンとかみあわされるラックと、を有する把持装置が提供される。
本開示の把持装置によれば、直動ガイドを小型化できる。
図1は、第1実施形態に係る把持装置の斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る把持装置の分解斜視図である。 図3は、第1実施形態に係る把持装置が備える移動部の斜視図である。 図4は、第1実施形態に係る把持装置が備える移動部の正面図である。 図5は、第1実施形態に係る把持装置が備える移動部の背面図である。 図6は、第1実施形態に係る把持装置が備えるベアリングの斜視図である。 図7は、第1実施形態に係る把持装置が備えるベアリングの側面図である。 図8は、第1実施形態に係る把持装置が備えるベアリングの背面図である。 図9は、第2実施形態に係る把持装置の斜視図である。 図10は、第2実施形態に係る把持装置の分解斜視図である。 図11は、第2実施形態に係る把持装置が備える移動部の斜視図である。 図12は、第2実施形態に係る把持装置が備える移動部の背面図である。 図13は、第2実施形態に係る把持装置が備える移動部の上面図である。 図14は、第3実施形態に係る把持装置の斜視図である。 図15は、第3実施形態に係る把持装置の分解斜視図である。 図16は、第3実施形態に係る把持装置が備える移動部の斜視図である。 図17は、第3実施形態に係る把持装置が備える移動部の背面図である。 図18は、第3実施形態に係る把持装置が備える移動部の上面図である。 図19は、第4実施形態に係る把持装置が備えるピンの斜視図である。
本開示の把持装置の具体例を、以下に図面を参照して説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の又は対応する機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する場合がある。また、理解を容易にするために、図面における各部の縮尺は、実際とは異なる場合がある。
平行、直角、直交、水平、垂直、上下、左右及び前後等の方向には、実施形態の効果を損なわない程度のずれが許容される。角部の形状は、直角に限られず、丸みを帯びてもよい。平行、直角、直交、水平、垂直には、それぞれ略平行、略直角、略直交、略水平、略垂直が含まれてもよい。
例えば、略平行は、2つの線又は2つの面が互いに完全に平行でなくても、製造上許容される範囲内で互いに平行として扱うことができることを意味する。他の略直角、略直交、略水平及び略垂直のそれぞれについても、略平行と同様に、2つの線又は2つの面の相互の位置関係が製造上許容される範囲内であればそれぞれに該当することが意図される。
≪第1実施形態≫
以下に示す各実施形態に係る把持装置は、第1爪部と第2爪部との間の第1方向に沿う距離を変更することにより把持対象物を把持する把持装置である。各実施形態に係る把持装置は、第1方向と交差する第2方向に延びる回転軸を中心に回転するピニオンと、第1ガイド部材と、第1ガイド部材から第1方向に離れて設けられる第2ガイド部材と、第1爪部と連動して第1方向に移動する第1移動部と、を備える。そして、各実施形態に係る把持装置における第1移動部が、第1方向及び第2方向に延びる板状の形状を有する第1縦板部を有する。第1縦板部は、第1ガイド部材が、第1方向に沿って相対的に移動可能に挿入される第1挿入部と、第2ガイド部材が、第1方向に沿って相対的に移動可能に挿入される第2挿入部と、を有する。また、第1縦板部は、第1挿入部と第2挿入部との間に設けられ、ピニオンとかみあわされるラックを有する。
第1実施形態に係る把持装置について説明する。第1実施形態に係る把持装置は、第1ガイド部材及び第2ガイド部材のそれぞれに、ベアリング、特に、フランジ付きのベアリングを用いる。
以下、図面を参照して、第1実施形態に係る把持装置について詳細に説明する。図1は、第1実施形態に係る把持装置の一例である把持装置1の斜視図である。図2は、第1実施形態に係る把持装置の一例である把持装置1の分解斜視図である。
なお、図面には、説明の便宜のため、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸(XYZ軸)からなる仮想三次元座標系(XYZ直交座標系)が設定される。例えば、図面の紙面に対して垂直な座標軸について、座標軸の丸の中に黒丸印を示す場合は紙面に対して手前側が座標軸の正の領域であることを表している。また、座標軸の丸の中にバツ印を示す場合は紙面に対して手前側が座標軸の負の領域であることを表している。
ただし、当該座標系は、説明のために定めるものであって、本実施形態に係る把持装置等の姿勢について限定するものではない。
なお、以下の図面では、X軸方向は第1爪部(例えば、図1における第1爪部11)と第2爪部(例えば、図1における第2爪部12)とが並ぶ方向とする。また、Y軸方向は第1爪部及び第2爪部のそれぞれが延びる方向とする。Z軸は、X軸及びY軸に垂直な方向とする。
また、Z軸方向に沿って、対象を+Z側からZ軸の反対向きに見る図を正面図という。Z軸方向に沿って、対象を+Z側からZ軸の反対向きに見ることを正面視という。Z軸方向に沿って、対象を-Z側からZ軸の向きに見る図を背面図という。Z軸方向に沿って、対象を-Z側からZ軸の向きに見ることを背面視という。X軸方向に沿って、対象を+X側からX軸の反対向きに見る図を側面図という。Y軸方向に沿って、対象を+Y側からY軸の反対向きに見る図を上面図という。
なお、正面図を基準にして、X軸方向を左右方向、Y軸方向を上下方向、Z軸方向を前後方向、という場合がある。対象に対して、+X側を右側、-X側を左側、+Y側を上側、-Y側を下側、+Z側を前側、-Z側を後ろ側、という場合がある。
<把持装置1>
把持装置1は、例えば、ロボットのアームの先端に取り付けられ把持対象物を把持する。具体的には、把持装置1は、第1爪部11と第2爪部12の間に把持対象物を把持する。把持装置1は、第1爪部11と第2爪部12との間のX軸方向に沿う距離を変更することにより把持対象物を把持する。
把持装置1は、第1爪部11及び第2爪部12と、ピニオン20と、ベアリング31及びベアリング32と、移動部40と、ベアリング51及びベアリング52と、移動部60と、モータ70と、筐体80と、を備える。把持装置1の各要素について詳細を説明する。
[第1爪部11及び第2爪部12]
第1爪部11及び第2爪部12は、把持対象物を把持する。第1爪部11及び第2爪部12のそれぞれは、互いに逆向きにX軸方向に移動する。
具体的に説明すると、第1爪部11が、X軸方向に沿って、X軸の向きに移動すると、第2爪部12が、X軸方向に沿って、X軸の反対向きに移動する。したがって、第1爪部11と第2爪部12との間隔が狭くなる。第1爪部11と第2爪部12との間隔が狭くなると、第1爪部11と第2爪部12との間にある把持対象物は、第1爪部11と第2爪部12とにより挟まれる。把持対象物が第1爪部11と第2爪部12とにより挟まれることにより、把持装置1は、把持対象物を把持する。
また、第1爪部11が、X軸方向に沿って、X軸の反対向きに移動すると、第2爪部12が、X軸方向に沿って、X軸の向きに移動する。したがって、第1爪部11と第2爪部12との間隔が広くなる。第1爪部11と第2爪部12との間隔が広くなると、第1爪部11と第2爪部12によって把持されている把持対象物は、第1爪部11と第2爪部12とから離される。把持対象物が第1爪部11と第2爪部12とから離されることにより、把持装置1は、把持対象物を解放する。
なお、上記の説明では、把持装置1は、第1爪部11と第2爪部12との間に把持対象物を把持したが、例えば、環状の把持対象物の穴に第1爪部11及び第2爪部12を挿入して、第1爪部11と第2爪部12との間隔を広げて把持対象物を把持してもよい。
第1爪部11は、正面視においてL字状の形状を有する。第1爪部11は、Y軸方向に延びる縦部11aと、X軸方向に延びる横部11bと、を有する。縦部11aは、横部11bの+Y側における-X側の端に接続される。第1爪部11は、X軸方向に延びる移動部60に取り付けられる。横部11bは、移動部60にねじ等の締結部材により取り付けられる。
第2爪部12は、背面視においてL字状の形状を有する。第2爪部12は、Y軸方向に延びる縦部12aと、X軸方向に延びる横部12bと、を有する。縦部12aは、横部12bの+Y側における+X側の端に接続される。第2爪部12は、X軸方向に延びる移動部40に取り付けられる。横部12bは、移動部40にねじ等の締結部材により取り付けられる。
第1爪部11における縦部11aと第2爪部12縦部12aとは、X軸方向に沿って間隔を空けて設けられる。縦部11aと縦部12aとが間隔を空けて設けられることにより、把持装置1は、縦部11aと縦部12aの間に把持対象物を把持する。
[ピニオン20]
ピニオン20は、移動部40及び移動部60のそれぞれを、X軸方向に沿って移動させる。ピニオン20は、モータ70の回転軸71に取り付けられる。ピニオン20は、モータ70の回転軸71が回転すると、回転軸71を中心に回転する。ピニオン20は、移動部40のラック45(図5参照)及び移動部60のラック65のそれぞれとかみあう。
ピニオン20と移動部40のラック45とがかみあうことにより、ピニオン20の回転運動が、移動部40におけるX軸方向に沿う直線運動に変換される。また、ピニオン20と移動部60のラック65とがかみあうことにより、ピニオン20の回転運動が、移動部60におけるX軸方向に沿う直線運動に変換される。
[移動部40及び移動部60]
移動部40は、第2爪部12をX軸方向に沿って移動させる。移動部40は、第2爪部12と連動して移動する。移動部60は、第1爪部11をX軸方向に沿って移動させる。移動部60は、第1爪部11と連動して移動する。
移動部60は、移動部40と同じ構造を有することから、移動部40について説明を行い、移動部60については移動部40の説明を参照することとして、ここでは詳細な説明を省略する。なお、移動部60は、移動部40を、Z軸方向に対して向きを逆にした状態で使用される。
図3は、第1実施形態に係る把持装置の一例である把持装置1が備える移動部40の斜視図である。図4は、第1実施形態に係る把持装置の一例である把持装置1が備える移動部40の正面図である。図5は、第1実施形態に係る把持装置の一例である把持装置1が備える移動部40の背面図である。
移動部40は、縦板部41を有する。縦板部41は、X軸方向及びY軸方向に延び、Z軸方向に厚みを有する薄板状の形状を有する。
縦板部41は、X軸方向に延び、ベアリング31が挿入される挿入部42と、X軸方向に延び、ベアリング32が挿入される挿入部43と、を有する。ベアリング31は、X軸方向に沿って相対的に移動可能に挿入部42に挿入される。また、ベアリング32は、X軸方向に沿って相対的に移動可能に挿入部43に挿入される。
挿入部42は、厚み方向に貫通する貫通孔42aを備える。また、挿入部42は、貫通孔42aの周りに+Z側の面41Sからくぼんで設けられる凹部42bを有する。凹部42bは、XY平面に平行な底面42bSを有する。貫通孔42aは、X軸方向に長い長孔となっている。貫通孔42aには、ベアリング31の外輪31b(図7参照)における本体部31b1(図7参照)が挿入される。凹部42bには、ベアリング31の外輪31bにおけるフランジ部31b2が挿入される。
挿入部43は、厚み方向に貫通する貫通孔43aを備える。また、挿入部43は、貫通孔43aの周りに+Z側の面41Sからくぼんで設けられる凹部43bを有する。凹部43bは、XY平面に平行な底面43bSを有する。貫通孔43aは、X軸方向に長い長孔となっている。貫通孔43aには、ベアリング32の外輪における本体部が挿入される。凹部43bには、ベアリング32の外輪におけるフランジ部が挿入される。
縦板部41が、挿入部42及び挿入部43を有し、挿入部42、挿入部43に、それぞれベアリング31、ベアリング32が挿入されることにより、縦板部41がX軸方向に沿って移動するように案内できる。すなわち、移動部40とベアリング31及びベアリング32とは直動ガイドとして機能する。縦板部41の厚さ方向に、追加の部材、例えば、レール、を備えることなく、移動部40をX軸方向に沿って移動させることができることから、直動ガイドとして小型にできる。
また、縦板部41は、第2爪部12を取り付ける際に用いられるネジ孔44を有する。
さらに、縦板部41は、-Z側の面41Tに、ピニオン20とかみあうラック45を有する。ラック45は、挿入部42と挿入部43との間に設けられる。より具体的には、ラック45は、挿入部42と挿入部43の間における中間付近に設けられる。
移動部40は、例えば、焼結金属により形成される。移動部40を焼結金属により形成することにより、ラック45を一体に形成できる。金属焼結によってラックが一体化された移動部40を製造することにより、部品点数の削減のみならず移動部40の厚みを薄くし、当該装置全体の小型化が期待できる。また、移動部40を、切削により製造してもよい。切削加工でも、移動部40の加工が容易にでき、高精度及びコスト軽減が期待される。
なお、上記において、移動部40について説明したが、移動部60についても同様である。
[ベアリング31、ベアリング32、ベアリング51及びベアリング52]
ベアリング31、ベアリング32、ベアリング51及びベアリング52のそれぞれは、それぞれが挿入される貫通孔との摩擦を低減する。ベアリング32、ベアリング51及びベアリング52のそれぞれは、ベアリング31と同じ構造を有する。ここでは、ベアリング31について説明を行い、ベアリング32、ベアリング51及びベアリング52のそれぞれについてはベアリング31の説明を参照することとして、ここでは詳細な説明を省略する。なお、ベアリング51及びベアリング52は、ベアリング31をZ軸方向に対して向きを逆にした状態で使用される。
図6は、第1実施形態に係る把持装置の一例である把持装置1が備えるベアリング31の斜視図である。図7は、第1実施形態に係る把持装置の一例である把持装置1が備えるベアリング31の側面図である。図8は、第1実施形態に係る把持装置の一例である把持装置1が備えるベアリング31の背面図である。
ベアリング31は、フランジ付きベアリングである。ベアリング31は、シャフト86周りに回転する。より詳しくは、ベアリング31の外輪31bは、シャフト86周りに回転する。ベアリング31は、内輪31aと、外輪31bと、内輪31aと外輪31bとの間に設けられた複数の転動体31cと、を備える。外輪31bは、転動体31cにより、内輪31aに対して回転可能になっている。また、ベアリング31は、転動体31cにより、外輪31bを内輪31aに対して摩擦を低減した状態により回転できる。
内輪31aは、筐体80の凸部82に固定されたシャフト86に固定される。
外輪31bは、円筒形状の外形を有する本体部31b1と、本体部31b1の端部に設けられ、本体部31b1より径の大きいフランジ部31b2と、を有する。
フランジ部31b2と、凹部42bにおける底面42bSとの間に、減摩部材33を備える。ベアリング32のフランジ部と、凹部43bにおける底面43bSとの間に、減摩部材34を備える。同様に、ベアリング51のフランジ部と、移動部60の凹部における底面との間に、減摩部材53を備える。また、ベアリング52のフランジ部と、移動部60の凹部における底面との間に、減摩部材54を備える。
ベアリング31のフランジ部31b2及びベアリング32のフランジ部により、移動部40が+Z側に外れることを防止できる。
減摩部材33、減摩部材34、減摩部材53及び減摩部材54のそれぞれは、ベアリングのフランジ部と移動部の縦板部との間の摩擦を低減する。減摩部材33、減摩部材34、減摩部材53及び減摩部材54のそれぞれは、低摩擦材料により形成される。減摩部材33、減摩部材34、減摩部材53及び減摩部材54のそれぞれは、例えば、フッ素系樹脂、より具体的な例では、ポリテトラフルオロエチレン、により形成される。
ベアリング32は、ベアリング31に対してX軸方向に離れて設けられる。また、ベアリング52は、ベアリング51に対してX軸方向に離れて設けられる。
[モータ70]
モータ70は、ピニオン20を回転させる。モータ70は、図示しない電源から電力が供給されることにより回転する。モータ70は、第1爪部11及び第2爪部12により把持対象物を把持するように駆動される。モータ70は、回転軸71を回転する。
モータ70は、減速機を備える。モータ70が減速機を備えることにより、回転力を増幅できる。減速機は、モータ70の内部に設けてもよいし、モータ70の外部に設けてもよい。
[筐体80]
筐体80は、内部に、モータ70を保持する。筐体80は、本体部81と、凸部82及び凸部83と、底板部84と、を備える。
本体部81は、内部に空間を有する。本体部81は、内部の空間にモータ70を収容する。本体部81は、上部に開口81pを有する。開口81pから、モータ70の回転軸71に取り付けられたピニオン20が本体部81の外部に露出する。より具体的には、ピニオン20は、凸部82と凸部83との間に位置する。
凸部82は、本体部81の上側(+Y側)の左側(-X側)に、Y軸方向におけるY軸の向きに突出して設けられる。凸部82は、ベアリング31の内輪31a及びベアリング51の内輪のそれぞれが固定されるシャフト86を有する。シャフト86は、例えば、凸部82を貫通して、Z軸方向に沿って両側に突出して設けられる。
凸部83は、本体部81の上側(+Y側)の右側(+X側)に、Y軸方向におけるY軸の向きに突出して設けられる。凸部83は、ベアリング32の内輪及びベアリング52の内輪のそれぞれが固定されるシャフト87を有する。シャフト87は、例えば、凸部83を貫通して、Z軸方向に沿って両側に突出して設けられる。
底板部84は、本体部81の下側を覆って開口を閉じる。底板部84は、締結部材85により、本体部81に固定される。
把持装置1は、凸部82と移動部40との間に、減摩部材91を備える。また、把持装置1は、凸部83と移動部40との間に、減摩部材92を備える。同様に、把持装置1は、凸部82と移動部60との間に、減摩部材93を備える。また、把持装置1は、凸部83と移動部60との間に、減摩部材94を備える。
減摩部材91、減摩部材92、減摩部材93及び減摩部材94のそれぞれは、凸部82又は凸部83と移動部の縦板部との間の摩擦を低減する。減摩部材91、減摩部材92、減摩部材93及び減摩部材94のそれぞれは、低摩擦材料により形成される。減摩部材91、減摩部材92、減摩部材93及び減摩部材94のそれぞれは、例えば、フッ素系樹脂、より具体的な例では、ポリテトラフルオロエチレン、により形成される。
<まとめ>
第1実施形態に係る把持装置によれば、直動ガイドを小型化できる。
例えば、電動の把持装置をそのまま小型化すると、動力源となるモータも小さくなる。したがって、モータによる発生トルクが小さくなり、有効な把持力を得られない可能性がある。また、把持装置の小型化に伴い部品を小さくすると、ストロークも必然的に短くなる。
また、把持装置の直動ガイドとしてリニアガイドが主流となっている。リニアガイドは価格が非常に高い。把持装置において、モータと共に、リニアガイドは、把持装置の本体価格を占める割合が大きい。したがって、把持装置の価格が高くなってしまう。
第1実施形態に係る把持装置によれば、ベアリング及び長孔である貫通孔を備える移動部を備えることにより、従来のリニアガイドに対して、低コストの直動ガイドができる。また、移動部のラックの幅を変えることにより、把持に必要なストロークを確保できる。
また、第1実施形態に係る把持装置によれば、薄型にできる。第1実施形態に係る把持装置は、ラックと一体になった移動部を、ピニオンを介してモータで駆動する構造である。第1実施形態に係る把持装置によれば、ラック、ピニオン、直動ガイドに長穴及びベアリングによる摺動を採用することで、薄型であって長ストロークを実現できる。また、第1実施形態に係る把持装置によれば、高い伝達効率を有する電動の把持装置が実現できる。
第1実施形態に係る把持装置によれば、薄型の電動把持装置を提供できる。例えば、第1実施形態に係る把持装置によれば、厚さ7ミリメートル程度の薄型電動グリッパの実現が可能である。既存のエアグリッパは薄型のものが用いられているが、本実施形態に係る把持装置によれば、既存のエアグリッパを置換可能である。
なお、把持装置1において、挿入部42及び挿入部43のそれぞれは、縦板部41を貫通していたが、挿入部42及び挿入部43のそれぞれは、縦板部41を貫通する形状に限らない。
なお、X軸方向が第1方向の一例、Y軸方向が第1方向と交差する第2方向の一例、Z軸方向が第3方向の一例、である。例えば、ベアリング31が第1案内部材及び第1ベアリングの一例、ベアリング32が第2案内部材及び第2ベアリングの一例、移動部40が第1移動部の一例、縦板部41が第1縦板部の一例、移動部60が第2移動部の一例、である。シャフト86が第1シャフトの一例、シャフト87が第2シャフトの一例、である。挿入部42が第1挿入部の一例、貫通孔42aが第1貫通孔の一例、凹部42bが第1凹部の一例、挿入部43が第2挿入部の一例、貫通孔43aが第2貫通孔の一例、凹部43bが第2凹部の一例、である。減摩部材33が第1減摩部材の一例、減摩部材34が第2減摩部材の一例、である。凸部82が第1凸部の一例、凸部83が第2凸部の一例、である。
なお、把持装置1において、第1縦板部の形状は、縦板部41として例示した形状に限らない。例えば、第1縦板部は、横から見てL字型の形状を有する板でもよい。第2縦板部についても同様である。また、以下に説明する実施形態においても同様である。
また、第1減摩部材の一例である減摩部材33及び第2減摩部材の一例である減摩部材34は、摺動する部材の間に挟まれて摩擦を低減する低摩擦部材である。
≪第2実施形態≫
第2実施形態に係る把持装置について説明する。第2実施形態に係る把持装置は、第1ガイド部材及び第2ガイド部材のそれぞれに、ベアリングを用いる。
以下、図面を参照して、第2実施形態に係る把持装置について詳細に説明する。図9は、第2実施形態に係る把持装置の一例である把持装置2の斜視図である。図10は、第2実施形態に係る把持装置の一例である把持装置2の分解斜視図である。
<把持装置2>
把持装置2は、例えば、ロボットのアームの先端に取り付けられ把持対象物を把持する。具体的には、把持装置2は、第1爪部111と第2爪部112の間に把持対象物を把持する。把持装置2は、第1爪部111と第2爪部112との間のX軸方向に沿う距離を変更することにより把持対象物を把持する。
把持装置2は、第1爪部111及び第2爪部112と、ピニオン120と、ベアリング131、ベアリング132、ベアリング133及びベアリング134と、移動部140と、モータ70と、筐体180と、を備える。また、把持装置2は、ベアリング151、ベアリング152、ベアリング153及びベアリング154と、移動部160と、を備える。把持装置2の各要素について詳細を説明する。なお、モータ70は、把持装置1のモータ70と同じ構成であることから、把持装置1におけるモータ70の説明を参照することとして、ここでは、モータ70の詳細な説明については省略する。
なお、ベアリング131、ベアリング132、ベアリング133、ベアリング134、ベアリング151、ベアリング152、ベアリング153及びベアリング154のそれぞれは、内輪及び外輪を有するボールベアリングである。ベアリング131、ベアリング132、ベアリング133、ベアリング134、ベアリング151、ベアリング152、ベアリング153及びベアリング154のそれぞれは、取り付けられたシャフト周りに回転する。より詳しくは、ベアリング131、ベアリング132、ベアリング133、ベアリング134、ベアリング151、ベアリング152、ベアリング153及びベアリング154のそれぞれの外輪は、取り付けられたシャフト周りに回転する。
[第1爪部111及び第2爪部112]
第1爪部111及び第2爪部112は、把持対象物を把持する。第1爪部111及び第2爪部112のそれぞれは、互いに逆向きにX軸方向に移動する。
具体的に説明すると、第1爪部111が、X軸方向に沿って、X軸の向きに移動すると、第2爪部112が、X軸方向に沿って、X軸の反対向きに移動する。したがって、第1爪部111と第2爪部112との間隔が狭くなる。第1爪部111と第2爪部112との間隔が狭くなると、間にある把持対象物は、第1爪部111と第2爪部112とにより挟まれる。把持対象物が第1爪部111と第2爪部112とにより挟まれることにより、把持装置2は、把持対象物を把持する。
また、第1爪部111が、X軸方向に沿って、X軸の反対向きに移動すると、第2爪部112が、X軸方向に沿って、X軸の向きに移動する。したがって、第1爪部111と第2爪部112との間隔が広くなる。第1爪部111と第2爪部112との間隔が広くなると、第1爪部111と第2爪部112によって把持されている把持対象物は、第1爪部111と第2爪部112とから離される。把持対象物が第1爪部111と第2爪部112とから離されることにより、把持装置2は、把持対象物を解放する。
なお、上記の説明では、把持装置2は、第1爪部111と第2爪部112との間に把持対象物を把持したが、把持対象を把持する方法については上記に限らない。例えば、環状の把持対象物の穴に第1爪部111及び第2爪部112を挿入して、第1爪部111と第2爪部112との間隔を広げて把持対象物を把持してもよい。
第1爪部111は、正面視においてL字状の形状を有する。第1爪部111は、Y軸方向に延びる縦部111aと、X軸方向に延びる横部111bと、を有する。縦部111aは、横部111bの+Y側における-X側の端に接続される。第1爪部111は、X軸方向に延びる移動部140に取り付けられる。横部111bは、移動部140にねじ等の締結部材113により取り付けられる。
第2爪部112は、背面視においてL字状の形状を有する。第2爪部112は、Y軸方向に延びる縦部112aと、X軸方向に延びる横部112bと、を有する。縦部112aは、横部112bの+Y側における+X側の端に接続される。第2爪部112は、X軸方向に延びる移動部160に取り付けられる。横部112bは、移動部160にねじ等の締結部材113により取り付けられる。
第1爪部111における縦部111aと第2爪部112縦部112aとは、X軸方向に沿って間隔を空けて設けられる。縦部111aと縦部112aとが間隔を空けて設けられることにより、把持装置2は、縦部111aと縦部112aの間に把持対象物を把持する。
[ピニオン120]
ピニオン120は、移動部140及び移動部160のそれぞれを、X軸方向に沿って移動させる。ピニオン120は、モータ70の回転軸71に取り付けられる。ピニオン120は、モータ70の回転軸71が回転すると、回転軸71を中心に回転する。ピニオン120は、移動部140のラック145(図12参照)及び移動部160のラック165のそれぞれとかみあう。
ピニオン120と移動部140のラック145とがかみあうことにより、ピニオン120の回転運動が、移動部140におけるX軸方向に沿う直線運動に変換される。また、ピニオン120と移動部160のラック165とがかみあうことにより、ピニオン120の回転運動が、移動部160におけるX軸方向に沿う直線運動に変換される。
[移動部140及び移動部160]
移動部140は、第1爪部111をX軸方向に沿って移動させる。移動部140は、第1爪部111と連動して移動する。移動部160は、第2爪部112をX軸方向に沿って移動させる。移動部160は、第2爪部112と連動して移動する。
移動部160は、移動部140と同じ構造を有することから、移動部140について説明を行い、移動部160については移動部140の説明を参照することとして、ここでは詳細な説明を省略する。なお、移動部160は、移動部140を、Z軸方向に対して向きを逆にした状態で使用される。
図11は、第2実施形態に係る把持装置の一例である把持装置2が備える移動部140の斜視図である。図12は、第2実施形態に係る把持装置の一例である把持装置2が備える移動部140の背面図である。図13は、第2実施形態に係る把持装置の一例である把持装置2が備える移動部140の上面図である。
移動部140は、縦板部141と、横板部146と、を有する。縦板部141は、X軸方向及びY軸方向に延び、Z軸方向に厚みを有する薄板状の形状を有する。横板部146は、X軸方向及びZ軸方向に延び、Y軸方向に厚みを有する板状の形状を有する。横板部146は、縦板部141の-X側の端部に接続される。
縦板部141は、ベアリング131が挿入される挿入部142と、ベアリング132が挿入される挿入部143と、を有する。ベアリング131は、X軸方向に沿って相対的に移動可能に挿入部142に挿入される。また、ベアリング132は、X軸方向に沿って相対的に移動可能に挿入部143に挿入される。なお、ベアリング132は、ベアリング131に対して、X軸方向に離れて設けられる。
挿入部142は、厚み方向に貫通する貫通孔142aを備える。貫通孔142aは、X軸方向に長い長孔となっている。貫通孔142aには、ベアリング131の外輪が挿入される。
挿入部143は、厚み方向に貫通する貫通孔143aを備える。貫通孔143aは、X軸方向に長い長孔となっている。貫通孔143aには、ベアリング132の外輪が挿入される。
さらに、縦板部141は、-Z側の面141Tに、ピニオン120とかみあうラック145を有する。ラック145は、挿入部142と挿入部143との間に設けられる。より具体的には、ラック145は、挿入部142と挿入部143の間における中間付近に設けられる。
横板部146は、ベアリング133及びベアリング134が挿入される挿入部147を有する。また、横板部146は、第1爪部111を取り付ける際に用いられるネジ孔144を有する。ベアリング133及びベアリング134のそれぞれは、X軸方向に沿って相対的に移動可能に挿入部147に挿入される。
挿入部147は、厚み方向に貫通する貫通孔147aを備える。貫通孔147aは、X軸方向に長い長孔となっている。貫通孔147aには、ベアリング133及びベアリング134のそれぞれの外輪が挿入される。
縦板部141が、挿入部142及び挿入部143を有し、挿入部142、挿入部143に、それぞれベアリング131、ベアリング132が挿入されることにより、移動部140がX軸方向に沿って移動するように案内できる。また、横板部146が、挿入部147を有し、挿入部147にベアリング133及びベアリング134が挿入されることにより、移動部140がX軸方向に沿って移動するように案内できる。さらに、横板部146が、挿入部147を有し、挿入部147にベアリング133及びベアリング134が挿入されることにより、移動部140が+Z側に外れることを防止できる。
すなわち、移動部140とベアリング131、ベアリング132、ベアリング133及びベアリング134とは直動ガイドとして機能する。縦板部141の厚さ方向に、追加の部材、例えば、レール、を備えることなく、移動部140をX軸方向に沿って移動させることができることから、直動ガイドとして小型にできる。
移動部140は、例えば、焼結金属により形成される。移動部140を焼結金属により形成することにより、ラック145を一体に形成できる。金属焼結によってラックが一体化された移動部140を製造することにより、部品点数の削減のみならず移動部140の厚みを薄くし、当該装置全体の小型化が期待できる。また、移動部140を、切削により製造してもよい。切削加工でも、移動部140の加工が容易にでき、高精度及びコスト軽減が期待される。
なお、上記において、移動部140について説明したが、移動部160についても同様である。また、ベアリング151及びベアリング152について、ベアリング152は、ベアリング151に対して、X軸方向に離れて設けられる。
[筐体180]
筐体180は、内部に、モータ70を保持する。筐体180は、本体部181と、凸部182及び凸部183と、底板部184と、を備える。
本体部181は、内部に空間を有する。本体部181は、内部の空間にモータ70を収容する。本体部181は、上部に開口181pを有する。開口181pから、モータ70の回転軸71に取り付けられたピニオン120が本体部181の外部に露出する。より具体的には、ピニオン120は、凸部182と凸部183との間に位置する。
凸部182は、本体部181の上側(+Y側)の左側(-X側)に、Y軸方向におけるY軸の向きに突出して設けられる。凸部182は、ベアリング131の内輪及びベアリング151の内輪が固定されるシャフト186と、ベアリング133及びベアリング134のそれぞれの内輪が固定されるシャフト188と、を有する。シャフト186は、例えば、凸部182を貫通して、Z軸方向に沿って両側に突出して設けられる。シャフト188は、凸部182からY軸の向きに突出して設けられる。
凸部183は、本体部181の上側(+Y側)の右側(+X側)に、Y軸方向におけるY軸の向きに突出して設けられる。凸部183は、ベアリング132の内輪及びベアリング152の内輪が固定されるシャフト187と、ベアリング153及びベアリング154のそれぞれの内輪が固定されるシャフト189と、を有する。シャフト187は、例えば、凸部183を貫通して、Z軸方向に沿って両側に突出して設けられる。シャフト189は、凸部183からY軸の向きに突出して設けられる。
底板部184は、本体部181の下側を閉止する。底板部184は、締結部材185により、本体部181に固定される。
<まとめ>
第2実施形態に係る把持装置によれば、第1実施形態に係る把持装置と同様に直動ガイドを小型化できる。
また、第2実施形態に係る把持装置によれば、移動部140及び移動部160のそれぞれを、X軸方向に自在に摺動させつつ、Y軸方向及びZ軸方向のそれぞれへの移動を規制できる。Y軸方向及びZ軸方向のそれぞれへの移動をベアリングで行うことにより、摩擦をより軽減できる。また、外部からの力をそれぞれのベアリングがラジアル方向に受けることができるため、ベアリングの破損を防止できる。
なお、把持装置2において、挿入部142及び挿入部143のそれぞれは、縦板部141を貫通しているが、挿入部142及び挿入部143のそれぞれは、縦板部141を貫通する形状に限らない。ベアリング131及びベアリング132を挿入可能であれば、挿入部142及び挿入部143のそれぞれは、面141Tからくぼんだ形状でもよいし、溝状の形状でもよい。
また、把持装置2において、挿入部147は、横板部146を貫通しているが、挿入部147は、横板部146を貫通する形状に限らない。ベアリング133及びベアリング134を挿入可能であれば、挿入部147は、横板部146の-Y側の面からくぼんだ形状でもよいし、溝状の形状でもよい。
なお、例えば、ベアリング131が第1案内部材及び第1ベアリングの一例、ベアリング132が第2案内部材及び第2ベアリングの一例、移動部140が第1移動部の一例、縦板部141が第1縦板部の一例、移動部160が第2移動部の一例、である。シャフト186が第1シャフトの一例、シャフト187が第2シャフトの一例、である。挿入部142が第1挿入部の一例、貫通孔142aが第1貫通孔の一例、挿入部143が第2挿入部の一例、貫通孔143aが第2貫通孔の一例、である。横板部146が第1横板部の一例、挿入部147が第3挿入部の一例、貫通孔147aが第3貫通孔の一例、である。ベアリング133又はベアリング134が第3ベアリングの一例、である。シャフト188が第3シャフトの一例である。凸部182が第1凸部の一例、凸部183が第2凸部の一例、である。
なお、把持装置2において、第1横板部の形状は、横板部146として例示した形状に限らない。例えば、第1横板部は、ベアリングを収納可能な厚みを持つ板でもよい。また、以下に説明する実施形態においても同様である。
≪第3実施形態≫
第3実施形態に係る把持装置について説明する。第3実施形態に係る把持装置は、第1ガイド部材及び第2ガイド部材のそれぞれに、ベアリングを用いる。
以下、図面を参照して、第3実施形態に係る把持装置について詳細に説明する。図14は、第3実施形態に係る把持装置の一例である把持装置3の斜視図である。図15は、第3実施形態に係る把持装置の一例である把持装置3の分解斜視図である。
<把持装置3>
把持装置3は、例えば、ロボットのアームの先端に取り付けられ把持対象物を把持する。具体的には、把持装置3は、第1爪部111と第2爪部112の間に把持対象物を把持する。把持装置3は、第1爪部111と第2爪部112との間のX軸方向に沿う距離を変更することにより把持対象物を把持する。
把持装置3は、第1爪部111及び第2爪部112と、ピニオン120と、ベアリング131、ベアリング132、ベアリング233及びベアリング234と、移動部240と、モータ70と、筐体180と、を備える。また、把持装置2は、ベアリング151、ベアリング152、ベアリング253及びベアリング254と、移動部260と、を備える。把持装置3の各要素について詳細を説明する。なお、把持装置2と共通の構成については、把持装置2における説明を参照することとして、ここでは、把持装置2と共通の構成についての詳細な説明については省略する。
[移動部240及び移動部260]
移動部240は、第1爪部111をX軸方向に沿って移動させる。移動部240は、第1爪部111と連動して移動する。移動部260は、第2爪部112をX軸方向に沿って移動させる。移動部260は、第2爪部112と連動して移動する。
移動部260は、移動部240と同じ構造を有することから、移動部240について説明を行い、移動部260については移動部240の説明を参照することとして、ここでは詳細な説明を省略する。なお、移動部260は、移動部240を、Z軸方向に対して向きを逆にした状態で使用される。
図16は、第3実施形態に係る把持装置の一例である把持装置3が備える移動部240の斜視図である。図17は、第3実施形態に係る把持装置の一例である把持装置3が備える移動部240の背面図である。図18は、第3実施形態に係る把持装置の一例である把持装置3が備える移動部240の上面図である。
移動部240は、縦板部241と、横板部246と、横板部248と、を有する。縦板部241は、X軸方向及びY軸方向に延び、Z軸方向に厚みを有する薄板状の形状を有する。横板部246及び横板部248のそれぞれは、X軸方向及びZ軸方向に延び、Y軸方向に厚みを有する板状の形状を有する。横板部246は、縦板部241の-X側の端部に接続される。横板部246は、縦板部241の+X側の端部に接続される。
縦板部241は、ベアリング131が挿入される挿入部242と、ベアリング132が挿入される挿入部243と、を有する。ベアリング131は、X軸方向に沿って相対的に移動可能に挿入部242に挿入される。また、ベアリング132は、X軸方向に沿って相対的に移動可能に挿入部243に挿入される。なお、ベアリング132は、ベアリング131に対して、X軸方向に離れて設けられる。
挿入部242は、厚み方向に貫通する貫通孔242aを備える。貫通孔242aは、X軸方向に長い長孔となっている。貫通孔242aには、ベアリング131の外輪が挿入される。
挿入部243は、厚み方向に貫通する貫通孔243aを備える。貫通孔243aは、X軸方向に長い長孔となっている。貫通孔243aには、ベアリング132の外輪が挿入される。
さらに、縦板部241は、-Z側の面241Tに、ピニオン120とかみあうラック245を有する。ラック245は、挿入部242と挿入部243との間に設けられる。より具体的には、ラック245は、挿入部242と挿入部243の間における中間付近に設けられる。
横板部246は、ベアリング233が挿入される挿入部247を有する。ベアリング233は、X軸方向に沿って相対的に移動可能に挿入部247に挿入される。また、横板部246は、第1爪部111を取り付ける際に用いられるネジ孔244を有する。
挿入部247は、厚み方向に貫通する貫通孔247aを備える。貫通孔247aは、X軸方向に長い長孔となっている。貫通孔247aには、ベアリング233の外輪が挿入される。
横板部248は、ベアリング234が挿入される挿入部249を有する。ベアリング234は、X軸方向に沿って相対的に移動可能に挿入部249に挿入される。なお、ベアリング234は、ベアリング233に対して、X軸方向に離れて設けられる。挿入部249は、厚み方向に貫通する貫通孔249aを備える。貫通孔249aは、X軸方向に長い長孔となっている。貫通孔249aには、ベアリング234の外輪が挿入される。
縦板部241が、挿入部242及び挿入部243を有し、挿入部242、挿入部243に、それぞれベアリング131、ベアリング132が挿入されることにより、移動部240がX軸方向に沿って移動するように案内できる。また、横板部246が、挿入部247を有し、挿入部247にベアリング233が挿入されることにより、移動部240がX軸方向に沿って移動するように案内できる。さらに、横板部248が、挿入部249を有し、挿入部249にベアリング234が挿入されることにより、移動部240がX軸方向に沿って移動するように案内できる。
さらにまた、横板部246が挿入部247を有し、挿入部247にベアリング233が挿入され、横板部248が挿入部249を有し、挿入部249にベアリング234が挿入されることにより、移動部240が+Z側に外れることを防止できる。さらにまた、横板部246が挿入部247を有し、挿入部247にベアリング233が挿入され、横板部248が挿入部249を有し、挿入部249にベアリング234が挿入されることにより、移動部240がY軸周りに回転することを防止できる。
すなわち、移動部240とベアリング131、ベアリング132、ベアリング233及びベアリング234とは直動ガイドとして機能する。縦板部241の厚さ方向に、追加の部材、例えば、レール、を備えることなく、移動部240をX軸方向に沿って移動させることができることから、直動ガイドとして小型にできる。
なお、上記において、移動部240について説明したが、移動部260についても同様である。また、ベアリング151及びベアリング152について、ベアリング152は、ベアリング151に対して、X軸方向に離れて設けられる。
移動部240は、例えば、焼結金属により形成される。移動部240を焼結金属により形成することにより、ラック245を一体に形成できる。金属焼結によってラックが一体化された移動部240を製造することにより、部品点数の削減のみならず移動部240の厚みを薄くし、当該装置全体の小型化が期待できる。また、移動部240を、切削により製造してもよい。切削加工でも、移動部240の加工が容易にでき、高精度及びコスト軽減が期待される。
<まとめ>
第3実施形態に係る把持装置によれば、第2実施形態に係る把持装置と同様に直動ガイドを小型化できる。
また、第3実施形態に係る把持装置によれば、移動部240及び移動部260のそれぞれを、X軸方向に自在に摺動させつつ、Y軸方向及びZ軸方向のそれぞれへの移動を規制できる。さらに、第3実施形態に係る把持装置によれば、Z軸方向への移動を2箇所で行うことから、Y軸周りの回転規制をより強化できる。Y軸方向の回転を規制することにより、移動部240及び移動部260のそれぞれと筐体180との間で接触による摩擦を低減できる。また、第3実施形態に係る把持装置によれば、ピニオンとラックのかみあいが外れ、スライダー同士の位相がずれることを防止できる。
なお、把持装置3において、挿入部242及び挿入部243のそれぞれは、縦板部241を貫通しているが、挿入部242及び挿入部243のそれぞれは、縦板部241を貫通する形状に限らない。ベアリング131及びベアリング132を挿入可能であれば、挿入部242及び挿入部243のそれぞれは、面241Tからくぼんだ形状でもよいし、溝状の形状でもよい。
また、把持装置3において、挿入部247は、横板部246を貫通しているが、挿入部247は、横板部246を貫通する形状に限らない。ベアリング233及びベアリング254を挿入可能であれば、挿入部247は、横板部246の-Y側の面からくぼんだ形状でもよいし、溝状の形状でもよい。同様に、挿入部249は、横板部248を貫通しているが、挿入部249は、横板部248を貫通する形状に限らない。ベアリング234を挿入可能であれば、挿入部249は、横板部248の-Y側の面からくぼんだ形状でもよいし、溝状の形状でもよい。
なお、例えば、ベアリング131が第1案内部材及び第1ベアリングの一例、ベアリング132が第2案内部材及び第2ベアリングの一例、移動部240が第1移動部の一例、縦板部241が第1縦板部の一例、移動部260が第2移動部の一例、である。シャフト186が第1シャフトの一例、シャフト187が第2シャフトの一例、である。挿入部242が第1挿入部の一例、貫通孔242aが第1貫通孔の一例、挿入部243が第2挿入部の一例、貫通孔243aが第2貫通孔の一例、である。横板部246が第1横板部の一例、挿入部247が第3挿入部の一例、貫通孔247aが第3貫通孔の一例、横板部248が第2横板部の一例、挿入部249が第4挿入部の一例、貫通孔249aが第4貫通孔の一例、である。ベアリング233が第3ベアリングの一例、ベアリング234が第4ベアリングの一例、である。シャフト188が第3シャフトの一例、シャフト189が第4シャフトの一例、である。
なお、把持装置3において、第2横板部の形状は、横板部248として例示した形状に限らない。例えば、第2横板部は、ベアリングを収納可能な厚みを持つ板でもよい。
≪第4実施形態≫
第4実施形態に係る把持装置について説明する。第4実施形態に係る把持装置は、第1ガイド部材及び第2ガイド部材のそれぞれに、ピン、特に、フランジ付きのピンを用いる。
第1実施形態から第3実施形態のそれぞれに係る把持装置において、第1ガイド部材及び第2ガイド部材のそれぞれに、ベアリングを用いていたが、第1ガイド部材及び第2ガイド部材はベアリングに限らない。第1ガイド部材及び第2ガイド部材は、第1移動部における第1挿入部及び第2挿入部のそれぞれに、第1方向に沿って相対的に移動可能に挿入されるガイド部材であればよい。
以下、図面を参照して、第4実施形態に係る把持装置について詳細に説明する。第4実施形態に係る把持装置を、第1実施形態に係る把持装置の一例である把持装置1を用いて説明する。第4実施形態に係る把持装置は、把持装置1におけるフランジ付きのベアリングであるベアリング31、ベアリング32、ベアリング51及びベアリング52に換えて、それぞれにフランジ付きピンであるピンを用いる。第4実施形態に係る把持装置について、把持装置1におけるベアリング31、ベアリング32、ベアリング51及びベアリング52以外の点については、把持装置1を参照することとして、ここでは説明を省略する。
フランジ付きピンについて説明する。図19は、第4実施形態に係る把持装置が備えるピンの一例であるピン530の斜視図である。
ピン530は、フランジ付きピンである。ピン530は、円筒形状の外形を有する本体部530mと、本体部530mの端部に設けられ、本体部530mより径の大きいフランジ部530fと、を有する。ピン530は、ピン530の中央にシャフトが挿入される貫通孔530hを有する。
ピン530は、シャフト、例えば、シャフト86又はシャフト87に、固定される。ピン530は、例えば、シャフトに、圧入、接着又はネジによる締結等の締結方法を適宜選択して固定する。また、ピン530は、シャフトと一体に形成してもよい。
第4実施形態に係る把持装置は、ベアリングに換えてピンを備えることにより、部品コストを低減できる。
上記の例では、第1実施形態に係る把持装置の一例である把持装置1について説明したが、第2実施形態に係る把持装置の一例である把持装置2及び第3実施形態に係る把持装置の一例である把持装置3でも同様である。
把持装置2は、ベアリング131、ベアリング132、ベアリング151及びベアリング152としてボールベアリングを備えていたが、ボールベアリングに換えてシャフトに取り付けられるピン等を備えるようにしてもよい。言い換えると、移動部140における挿入部142及び挿入部143、移動部150における挿入部に移動可能に挿入される部材は、ベアリングに限らず、移動可能であれば、例えば、ピン等でもよい。
また、把持装置2は、ベアリング133、ベアリング134、ベアリング153及びベアリング154としてボールベアリングを備えていたが、ボールベアリングに換えてシャフトに取り付けられるピン等を備えるようにしてもよい。言い換えると、移動部140における挿入部147、移動部150における挿入部に移動可能に挿入される部材は、ベアリングに限らず、移動可能であれば、例えば、ピン等でもよい。
把持装置3は、ベアリング131、ベアリング132、ベアリング151及びベアリング152としてボールベアリングを備えていたが、ボールベアリングに換えてシャフトに取り付けられるピン等を備えるようにしてもよい。言い換えると、移動部240における挿入部242及び挿入部243、移動部250における挿入部に移動可能に挿入される部材は、ベアリングに限らず、移動可能であれば、例えば、ピン等でもよい。
把持装置3は、ベアリング233、ベアリング234、ベアリング253及びベアリング254としてボールベアリングを備えていたが、ボールベアリングに換えてシャフトに取り付けられるピン等を備えるようにしてもよい。言い換えると、移動部240における挿入部247及び挿入部249、移動部250における横板部に設けられる挿入部に移動可能に挿入される部材は、ベアリングに限らず、移動可能であれば、例えば、ピン等でもよい。
以上、把持装置を実施形態により説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
1、2、3 把持装置
11、111 第1爪部
12、112 第2爪部
20、120 ピニオン
31、32、51、52、131、132、133、134 ベアリング
31a 内輪
31b 外輪
31b1 本体部
31b2 フランジ部
31c 転動体
33、34、53、54 減摩部材
40、140、240、60、160、260 移動部
41、141、241 縦板部
41S 面
41T、141T、241T 面
42、43、142、143、242、243 挿入部
42a、43a、142a、143a、242a、243a 貫通孔
42b、43b 凹部
42bS、43bS 底面
45、65、145、165、245 ラック
70 モータ
71 回転軸
80、180 筐体
82、83、182、183 凸部
91、92、93、94、95、96 減摩部材
146、246、248 横板部
147、247、249 挿入部
147a、247a、249a 貫通孔
151、152、153、154、233、234、253、254 ベアリング
350 ピン
350m 本体部
350f フランジ部

Claims (16)

  1. 第1爪部と第2爪部との間の第1方向に沿う距離を変更することにより把持対象物を把持する把持装置であって、
    前記第1方向と交差する第2方向に延びる回転軸を中心に回転するピニオンと、
    第1ガイド部材と、
    前記第1ガイド部材から前記第1方向に離れて設けられる第2ガイド部材と、
    前記第1爪部と連動して前記第1方向に移動する第1移動部と、
    を備え、
    前記第1移動部は、前記第1方向及び前記第2方向に延びる板状の形状を有する第1縦板部を有し、
    前記第1縦板部は、
    前記第1ガイド部材が、前記第1方向に沿って相対的に移動可能に挿入される第1挿入部と、
    前記第2ガイド部材が、前記第1方向に沿って相対的に移動可能に挿入される第2挿入部と、
    前記第1挿入部と前記第2挿入部との間に設けられ、前記ピニオンとかみあわされるラックと、を有する、
    把持装置。
  2. 前記第1ガイド部材は、前記第1方向及び前記第2方向に交差する第3方向に延びる第1シャフト周りに回転する第1ベアリングであり、
    前記第2ガイド部材は、前記第3方向に延びる第2シャフト周りに回転する第2ベアリングである、
    請求項1に記載の把持装置。
  3. 前記第1ベアリング及び前記第2ベアリングのそれぞれは、円筒形の外形を有する本体部と、前記本体部の端部に設けられる前記本体部より径の大きいフランジ部と、を有するフランジ付きベアリングであって、
    前記第1挿入部は、前記第1ベアリングにおける前記本体部が挿入される第1貫通孔と、前記第1ベアリングにおける前記フランジ部が挿入される第1凹部と、を有し、
    前記第2挿入部は、前記第2ベアリングにおける前記本体部が挿入される第2貫通孔と、前記第2ベアリングにおける前記フランジ部が挿入される第2凹部と、を有する、
    請求項2に記載の把持装置。
  4. 前記第1凹部の底面と、前記第1ベアリングにおける前記フランジ部との間に、摩擦を軽減する第1減摩部材を備え、
    前記第2凹部の底面と、前記第2ベアリングにおける前記フランジ部との間に、摩擦を軽減する第2減摩部材を備える、
    請求項3に記載の把持装置。
  5. 前記第2方向に沿って延びる第3シャフト周りに回転する第3ベアリングを更に有し、
    前記第1移動部は、前記第1縦板部の端部から前記第1方向及び前記第3方向に延びる第1横板部を有し、
    前記第1横板部は、前記第3ベアリングが前記第1方向に沿って相対的に移動可能に挿入される第3挿入部を有する、
    請求項2に記載の把持装置。
  6. 前記第1挿入部は、前記第1ベアリングが挿入される第1貫通孔を有し、
    前記第2挿入部は、前記第2ベアリングが挿入される第2貫通孔を有し、
    前記第3挿入部は、前記第3ベアリングが挿入される第3貫通孔を有する、
    請求項5に記載の把持装置。
  7. 前記第2方向に沿って延びる第3シャフト周りに回転する第3ベアリングと、
    前記第2方向に沿って延びる第4シャフト周りに回転し、第3ベアリングに対して、前記第1方向に離れて設けられる第4ベアリングと、
    を更に有し、
    前記第1移動部は、前記第1縦板部の端部から前記第1方向及び前記第3方向に延びる第1横板部及び第2横板部を有し、
    前記第1横板部は、前記第3ベアリングが前記第1方向に沿って相対的に移動可能に挿入される第3挿入部を有し、
    前記第2横板部は、前記第4ベアリングが前記第1方向に沿って相対的に移動可能に挿入される第4挿入部を有する、
    請求項2に記載の把持装置。
  8. 前記第1挿入部は、前記第1ベアリングが挿入される第1貫通孔を有し、
    前記第2挿入部は、前記第2ベアリングが挿入される第2貫通孔を有し、
    前記第3挿入部は、前記第3ベアリングが挿入される第3貫通孔を有し、
    前記第4挿入部は、前記第4ベアリングが挿入される第4貫通孔を有する、
    請求項7に記載の把持装置。
  9. 筐体を更に備え、
    前記筐体は、前記第1シャフトが固定される第1凸部と、前記第2シャフトが固定される第2凸部と、を備える、
    請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の把持装置。
  10. 前記第1移動部は、焼結金属により一体に形成される、
    請求項9に記載の把持装置。
  11. 前記第2爪部と連動して前記第1方向に移動する第2移動部を更に備える、
    請求項9に記載の把持装置。
  12. 前記第1ガイド部材及び前記第2ガイド部材のそれぞれは、ピンである、
    請求項1に記載の把持装置。
  13. 前記ピンは、円筒形の外形を有する本体部と、前記本体部の端部に設けられる前記本体部より径の大きいフランジ部と、を有するフランジ付きピンである、
    請求項12に記載の把持装置。
  14. 前記第1挿入部は、前記第1ガイド部材における前記本体部が挿入される第1貫通孔と、前記第1ガイド部材における前記フランジ部が挿入される第1凹部と、を有し、
    前記第2挿入部は、前記第2ガイド部材における前記本体部が挿入される第2貫通孔と、前記第2ガイド部材における前記フランジ部が挿入される第2凹部と、を有する、
    請求項13に記載の把持装置。
  15. 前記第1移動部は、焼結金属により一体に形成される、
    請求項1から請求項8、請求項12から請求項14のいずれか一項に記載の把持装置。
  16. 前記第2爪部と連動して前記第1方向に移動する第2移動部を更に備える、
    請求項1から請求項8、請求項12から請求項14のいずれか一項に記載の把持装置。
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