JP2024070107A - 平衡不平衡変換回路及び増幅回路 - Google Patents

平衡不平衡変換回路及び増幅回路 Download PDF

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Abstract

【課題】受動素子のみを用いて妨害波を十分除去することが可能な平衡不平衡変換回路を提供する。【解決手段】主線路が、第1端及び第2端を有する伝送線路で構成されている。主線路に結合する副線路が、第3端及び第4端を有する伝送線路で構成されている。第1端に接続された不平衡ノードから、不平衡信号の入出力が行われる。第1平衡ノード及び第2平衡ノードから、平衡信号の入出力が行われる。主線路の第1端から第2端に向かう向きと、副線路の第3端から第4端に向かう向きとが同じ向きになるように、主線路と副線路とが結合している。第2端及び第3端が基準電位に接続されている。第1平衡ノード及び第2平衡ノードが、それぞれ不平衡ノード及び第4端に接続されている。さらに、第2端と基準電位との間、及び第3端と基準電位との間のどりらか一方に第1LC共振回路が接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、平衡不平衡変換回路及び増幅回路に関する。
下記の非特許文献1に、インピーダンス変換比1:1で平衡不平衡変換を行うチョークバランが開示されている。
Chris Trask, "Transmission Line Transformers: Theory, Design and Applications - Part 2", High Frequency Electronics, January 2006
妨害波を抑制することが可能な増幅回路に好適に用いることが可能な平衡不平衡変換回路が求められている。
本発明の目的は、妨害波を十分除去することが可能な平衡不平衡変換回路、及びこの平衡不平衡変換回路を含む増幅回路を提供することである。
本発明の一観点によると、
第1端及び第2端を有する伝送線路で構成された主線路と、
前記主線路に結合し、第3端及び第4端を有する伝送線路で構成された副線路と、
不平衡信号の入出力が行われ、前記第1端に接続された不平衡ノードと、
平衡信号の入出力が行われる第1平衡ノード及び第2平衡ノードと、
を備え、
前記主線路の前記第1端から前記第2端に向かう向きと、前記副線路の前記第3端から前記第4端に向かう向きとが同じ向きになるように、前記主線路と前記副線路とが結合しており、
前記第2端及び前記第3端が基準電位に接続されており、
前記第1平衡ノード及び前記第2平衡ノードが、それぞれ前記不平衡ノード及び前記第4端に接続されており、
さらに、前記第2端と基準電位との間、及び前記第3端と基準電位との間のどちらか一方に接続された第1LC共振回路を備えた平衡不平衡変換回路が提供される。
本発明の他の観点によると、
不平衡信号を平衡信号に変換する第1平衡不平衡変換回路と、
前記第1平衡不平衡変換回路から出力された平衡信号を増幅する差動増幅器と、
前記差動増幅器から出力された平衡信号を不平衡信号に変換する第2平衡不平衡変換回路と
を備え、
前記第1平衡不平衡変換回路及び前記第2平衡不平衡変換回路のうち一方は、上述の平衡不平衡変換回路であり、第1周波数及び第2周波数の一方の高周波信号に対して平衡不平衡変換回路として動作し、他方の高周波信号に対しては平衡不平衡変換回路として動作せず、
前記第1平衡不平衡変換回路及び前記第2平衡不平衡変換回路のうち他方は、前記第1周波数及び前記第2周波数の両方の高周波信号に対して平衡不平衡変換回路として動作する増幅回路が提供される。
この増幅回路は、受動素子のみを用いて妨害波を十分除去することが可能である。このため、コスト低減を図ることが可能である。
図1は、第1実施例によるバランの等価回路図である。 図2は、第2実施例によるバランの等価回路図である。 図3は、第2実施例によるバランの主線路及び副線路の概略斜視図である。 図4は、第2実施例によるバランのコモンモード除去比(CMRR)の周波数依存性の概略を示すグラフである。 図5は、第2実施例の変形例によるバランの等価回路図である。 図6は、第2実施例の変形例によるバランのコモンモード除去比(CMRR)の周波数依存性の概略を示すグラフである。 図7A及び図7Bは、第2実施例の他の変形例によるバランの等価回路図である。 図8は、第3実施例によるバランの等価回路図である。 図9は、第4実施例によるバランの等価回路図である。 図10は、第4実施例によるバランのCMRRの周波数依存性のシミュレーション結果を示すグラフである。 図11は、第5実施例による増幅回路のブロック図である。 図12は、第6実施例による増幅回路のブロック図である。
[第1実施例]
図1を参照して、第1実施例による平衡不平衡変換回路(バラン)について説明する。
図1は、第1実施例によるバランの等価回路図である。第1実施例によるバランは、伝送線路で構成された主線路11及び副線路12を含む。主線路11及び副線路12は、ルスロフ(Ruthroff)型伝送線路トランスを構成する。主線路11の一方の端部を第1端EP1といい、他方の端部を第2端EP2ということとする。副線路12一方の端部を第3端EP3といい、他方の端部を第4端EP4ということとする。主線路11の第1端EP1から第2端EP2に向かう向きが、副線路12の第3端EP3から第4端EP4に向かう向きと同じ向きになるように、主線路11及び副線路12が相互に結合している。
主線路11の第1端EP1が、不平衡信号の入出力が行われる不平衡ノード21に接続されている。主線路11の第2端EP2は基準電位(グランド電位)に接続されている。ここで、「接続されている」とは、直接接続されている場合、及び受動素子を介して接続されている場合の両方を含む。第2端EP2と基準電位との間に、LC共振回路30が接続されている。LC共振回路30は、少なくとも1つのインダクタと少なくとも1つのキャパシタとを含み、少なくとも1つの共振周波数を有する。
主線路11の第1端EP1は、さらに平衡信号の入出力が行われる一対の平衡ノードの一方である第1平衡ノード22Aに接続されている。他方の平衡ノードである第2平衡ノード22Bは、副線路12の第4端EP4に接続されている。副線路12の第3端EP3は基準電位に接続されている。
出力インピーダンスZを有する高周波信号源15から不平衡ノード21に不平衡信号が入力される。第1平衡ノード22Aと第2平衡ノード22Bとの間に、負荷18が接続される。不平衡ノード21から流入した電流は、主線路11に向かう経路と副線路12に向かう経路とに分岐される。
高周波信号源15の出力電圧をVと標記し、不平衡ノード21から負荷側を見た入力インピーダンスをZinと標記する。負荷18の負荷インピーダンスをZと標記する。第1平衡ノード22A及び第2平衡ノード22Bから入力側を見た出力インピーダンスをZoutと標記する。
次に、第1実施例によるバランの動作について説明する。まず、不平衡ノード21に入力される高周波信号の周波数において、LC共振回路30がほぼ短絡されているとみなすことができる場合について説明する。
不平衡ノード21からバランに流入する電流をIと標記する。主線路11に高周波電流が流れると、副線路12にオッドモードの誘導電流が流れる。副線路12を流れる誘導電流の大きさは、主線路11を流れる高周波電流の大きさと等しく、副線路12を流れる誘導電流の位相は、主線路11を流れる高周波電流の位相に対して反転している。このため、不平衡ノード21に入力された高周波電流Iは、主線路11と副線路12とに等分に分岐される。すなわち、主線路11及び副線路12を流れる電流の大きさは、I/2に等しい。
主線路11の第1端EP1の電位をVと標記する。LC共振回路30がほぼ短絡されているとみなせる場合、主線路11の第2端EP2の電位は0である。すなわち、主線路11の両端の電位差はVに等しい。このとき、副線路12の両端の電位差もVに等しくなる。副線路12の第3端EP3の電位が0であるため、第4端の電位は-Vに等しい。すなわち、第1平衡ノード22Aの電位がVであり、第2平衡ノード22Bの電位が-Vである。また、負荷18を流れる電流はI/2に等しい。
不平衡ノード21の電位がV、不平衡ノード21から流入する電流がIであるとき、第1平衡ノード22Aと第2平衡ノード22Bとの電位差が2V、負荷18を流れる電流がI/2になる。このため、出力インピーダンスZoutは入力インピーダンスZinの4倍になる。第1実施例によるバランは、不平衡ノード21から入力される不平衡信号を平衡信号に変換し、第1平衡ノード22A及び第2平衡ノード22Bから出力するとともに、インピーダンス変換を行う。
なお、第1平衡ノード22A及び第2平衡ノード22Bを入力ノードとして使用し、不平衡ノード21を出力ノードとして使用してもよい。この場合、第1実施例によるバランは、第1平衡ノード22A及び第2平衡ノード22Bから入力される平衡信号を不平衡信号に変換し、不平衡ノード21から出力するとともに、インピーダンス変換を行う。
次に、不平衡ノード21に入力される高周波信号の周波数において、LC共振回路30が短絡されているとみなすことができない場合について説明する。例えば、不平衡ノード21に入力される高周波信号の周波数において、LC共振回路30のインピーダンスが無限大または非常に大きい場合について説明する。
このとき、主線路11の第2端EP2がグランド電位に短絡されているとみなすことができなくなる。このため、第1実施例によるバランは、平衡不平衡変換機能を示さなくなる。例えば、バランのCMRRが20dB以下であるとき、バランは平衡不平衡変換機能を示さないということができる。このように、第1実施例によるバランの平衡不平衡変換機能が周波数依存性を持つことになる。言い換えると、第1実施例によるバランのコモンモード除去比(CMRR)が周波数依存性を持つことになる。
次に、第1実施例の優れた効果について説明する。
第1実施例では、LC共振回路30の共振周波数を調整することにより、バランのCMRRに、所望の周波数依存性を持たせることができる。
[第2実施例]
次に、図2、図3、及び図4を参照して第2実施例によるバランについて説明する。以下、第1実施例によるバラン(図1)と共通の構成については説明を省略する。
図2は、第2実施例によるバランの等価回路図である。第1実施例(図1)では、LC共振回路30の具体的な構成について示していない。第2実施例では、LC共振回路30がLC並列共振回路で構成される。LC共振回路30の共振周波数において、主線路11の第2端EP2とグランド電位との間がほぼオープンになる。このため、第2実施例によるバランは、平衡不平衡変換機能を示さなくなる。共振周波数から離れた周波数域では、第2実施例によるバランは、平衡不平衡変換機能を示す。
図3は、主線路11及び副線路12の概略斜視図である。主線路11及び副線路12は、基板50の一方の面である上面の上に配置された多層配線構造内の配線で構成される。主線路11と副線路12とは、相互に異なる配線層に配置されており、例えば、基板50の上面を高さの基準として、副線路12は主線路11より低い位置に配置されている。また、平面視において、主線路11と副線路12とは相互に平行である。
主線路11の線路長、幅、及び高さを、それぞれL、W、Hと標記する。副線路12の線路長、幅、及び高さは、それぞれ主線路11の長さ、幅、及び高さと等しい。副線路12は主線路11に対して幅方向にオフセットして配置されている。このオフセット量をOffと標記する。主線路11と副線路12との高さ方向の間隔をGと標記する。図3では、主線路11及び副線路12が直線状に延びているが、両者をスパイラル形状にしてもよい。
図4は、第2実施例によるバランのコモンモード除去比(CMRR)の周波数依存性の概略を示すグラフである。横軸は周波数を表し、縦軸はCMRRを表す。LC共振回路30(図2)の共振周波数frにおいて、LC共振回路30がオープンになり、バランは平衡不平衡変換機能を示さなくなる。このため、CMRR除去比が低下する。共振周波数frから離れた周波数域では、第2実施例によるバランが平衡不平衡変換機能を示すため、CMRRが大きくなる。
次に、第2実施例の優れた効果について説明する。
第2実施例によるバランは、LC共振回路30の共振周波数及びその近傍の周波数帯でバランとして機能しなくなる。このように、バランとしての機能に周波数選択性を持たせることができる。例えば、入力信号が含まれる周波数帯においてバランとして機能し、妨害波の周波数帯ではバランとして機能しないように、バランに周波数選択性を持たせることができる。後述するように、この機能を用いて、入力信号を増幅し、妨害波は減衰させるような増幅回路を構成することが可能である。
次に、図5及び図6を参照して第2実施例の変形例によるバランについて説明する。
図5は、第2実施例の変形例によるバランの等価回路図である。第2実施例(図2)では、LC共振回路30としてLC並列共振回路が用いられているが、図5に示した第2実施例の変形例では、LC共振回路30としてLC直列共振回路が用いられている。LC共振回路30は、共振周波数において短絡状態になるため、第3実施例によるバランは、LC共振回路30の共振周波数においてバランとして機能し、共振周波数から離れた周波数域においては、平衡不平衡変換機能を示さなくなる。
図6は、第2実施例の変形例によるバランのコモンモード除去比(CMRR)の周波数依存性の概略を示すグラフである。横軸は周波数を表し、縦軸はCMRRを表す。LC共振回路30(図5)の共振周波数frにおいて、バランが平衡不平衡変換機能を示すため、CMRR除去比が大きくなる。共振周波数frから離れた周波数域では、第2実施例によるバランが平衡不平衡変換機能を示さなくなるため、CMRRが低下する。
図5及び図6に示した第2実施例の変形例においても、バランとしての機能に周波数選択性を持たせることができる。例えば、入力信号が含まれる周波数帯においてバランとして機能し、妨害波の周波数帯ではバランとして機能しないように、バランに周波数選択性を持たせることができる。後述するように、この機能を用いて、入力信号を増幅し、妨害波は減衰させるような増幅回路を構成することが可能である。
次に、図7A及び図7Bを参照して、第2実施例の他の変形例について説明する。図7A及び図7Bは、第2実施例の他の変形例によるバランの等価回路図である。第2実施例(図2)では、主線路11の第2端EP2と基準電位との間にLC共振回路30が接続されている。これに対して図7A及び図7Bに示した変形例では、副線路12の第3端EP3と基準電位との間にLC共振回路31が接続されており、第2端EP2は基準電位に短絡されている。図7Aに示した変形例では、LC共振回路31としてLC直列共振回路が用いられ、図7Bに示した変形例では、LC共振回路31としてLC並列共振回路が用いられている。
図7A及び図7Bに示した変形例のように、副線路12の第3端EP3と基準電位との間にLC共振回路31を接続しても、第2実施例(図2)と同様に、バランに周波数選択性を持たせることができる。
[第3実施例]
次に、図8を参照して第3実施例によるバランについて説明する。以下、図2から図4までの図面を参照して説明した第2実施例によるバランと共通の構成については説明を省略する。
図8は、第3実施例によるバランの等価回路図である。第2実施例(図2)では、主線路11の第2端EP2と基準電位との間にLC共振回路30が接続されている。また、図7A及び図7Bに示した第2実施例の変形例では、副線路12の第3端EP3と基準電位との間にLC共振回路31が接続されている。これに対して第3実施例では、第2端EP2と基準電位との間、及び第3端EP3と基準電位との間に、それぞれLC共振回路30、31が接続されている。LC共振回路30、31として、LC並列共振回路が用いられる。
次に、第3実施例の優れた効果について説明する。
2つのLC共振回路30、31の共振周波数が同一である場合、バランの持つ周波数選択性を高めることができる。例えば、図4に示した共振周波数frにおけるCMRRのピークを鋭くすることができる。
2つのLC共振回路30、31の共振周波数が異なる場合、複数の周波数帯でバランに周波数選択性を持たせることができる。例えば、図4に示したCMRRの周波数依存性を示すグラフにおいて、周波数軸上の2箇所でCMRRが小さくなるような特性を持たせることができる。
次に、第3実施例の変形例について説明する。
第3実施例(図8)では、2つのLC共振回路30、31をともにLC並列共振回路で構成しているが、一方をLC直列共振回路で構成してもよい。LC直列共振回路の共振周波数から離れた周波数域において、図6に示すようにCMRRが小さくなる。LC並列共振回路の共振周波数において、図4に示すように、CMRRが小さくなるため、図6に示したCMRRのグラフにおいて、LC並列共振回路の共振周波数においてCMRRをより小さくすることができる。
2つのLC共振回路30、31をともにLC直列共振回路で構成し、両者の共振周波数を一致させてもよい。この場合、図6に示したグラフにおいて、共振周波数frの位置に現れるCMRRのピークをより鋭くすることができる。
[第4実施例]
次に、図9及び図10を参照して、第4実施例によるバランについて説明する。以下、図2から図4までの図面を参照して説明した第2実施例によるバランと共通の構成については説明を省略する。
図9は、第4実施例によるバランの等価回路図である。第2実施例(図2)では、第1平衡ノード22Aが主線路11の不平衡ノード21に直接接続されている。これに対して第4実施例では、第1平衡ノード22Aと不平衡ノード21との間にLC共振回路35が接続されている。LC共振回路35は、不平衡ノード21から主線路11に向かう電流と副線路12に向かう電流との分岐点において、両者の位相の不均衡を補償する機能を有する。
例えば、LC共振回路35の位置にインダクタまたはキャパシタを接続すると、特定の周波数において適切な位相補償を行うことができる。ところが、他の周波数においては、充分な位相補償を行うことができない。LC共振回路35は、共振周波数より低周波数側で誘導性インピーダンスを示し、高周波数側で容量性インピーダンスを示す。誘導性インピーダンスを示す周波数範囲及び容量性を示す周波数範囲の2箇所において、適切な位相補償を行うことが可能になる。
図10は、第4実施例によるバランのCMRRの周波数依存性のシミュレーション結果を示すグラフである。横軸は周波数を単位[GHz]で表し、縦軸はCMRRを単位[dB]で表す。シミュレーション対象のバランの構成は、以下の通りである。
主線路11及び副線路12(図3)のそれぞれの線路長Lは2100μm、幅Wは5μm、高さHは3.4μmである。主線路11と副線路12との高さ方向の間隔Gは0.67μmである。主線路11と副線路12とのオフセット量Offは4μmである。LC共振回路30のキャパシタンスは5.2pF、インダクタンスは0.6nHであり、共振周波数は2.85GHzである。すなわち、第4実施例によるバランは、周波数2.85GHzを含む周波数帯fiにおいてバランとして動作しない。
LC共振回路35のキャパシタンスは3.0pF、インダクタンスは0.6nHである。LC共振回路35の共振周波数は3.75GHzである。すなわち、第4実施例によるバランは、周波数3.75GHzより低い周波数帯fi及び高い周波数帯fcにおいて、バランとして機能するように設計されている。
図10に示したグラフの太い実線は、図9に示した第4実施例によるバランのCMRRを示す。比較のために、LC共振回路30が接続された箇所を短絡させた構成(参考例1)のCMRRを細い実線で示し、LC共振回路30が接続された箇所を短絡させ、かつLC共振回路35に代えてインダクタを接続した構成(参考例2)のCMRRを破線で示す。
LC共振回路35の箇所にインダクタを接続した場合には、図10に破線で示したように、周波数帯fcにおいて、他の周波数域よりCMRRが高くなっている。これに対してLC共振回路35を接続した場合には、図10に細い実線で示したように、周波数帯fi及び8.5GHzの近傍の2つの周波数域において、他の周波数域よりCMRRが高くなっている。すなわち、LC共振回路35を接続したバランは、周波数帯fc及び8,5GHzの近傍の2つの周波数域においてバランとして機能する。
LC共振回路30、35の両方を接続した場合は、図10において太い実線で示すように、LC共振回路30の影響を受けて、周波数帯fiでCMRRが低下している。すなわち、第4実施例によるバランは、周波数帯fcにおいてバランとして機能し、周波数帯fiにおいてはバランとして機能しない。なお、CMRRの最大値は、周波数が8GHzの近傍に現れているが、それよりも低い周波数帯fcにおいても、十分高いCMRRが得られている。
次に、第4実施例の優れた効果について説明する。
第4実施例によるバランは、特定の周波数帯、例えば図10に示した周波数帯fcでバランとして機能し、特定の他の周波数帯、例えば図10に示した周波数帯fiでバランとして機能しない。このように、バランに周波数選択性を付与することができる。さらに、LC共振回路35を接続することにより、第2実施例(図4)、第2実施例の変形例(図6)に比べて、周波数選択性の自由度を高めることができる。
[第5実施例]
次に、図11を参照して第5実施例による増幅回路について説明する。第5実施例による増幅回路は、第2実施例、第3実施例、または第4実施例によるバランを含む。
図11は、第5実施例による増幅回路のブロック図である。第5実施例による増幅回路は、入力バラン41、差動増幅器43、及び出力バラン42を含む。入力端子RFinから入力された不平衡信号が入力バラン41の不平衡ノード41iに入力される。入力バラン41は、不平衡周波信号を平衡信号に変換する。変換された平衡信号が、一対の平衡ノード41oa、41obから出力される。入力バラン41から出力された平衡信号が差動増幅器43で増幅され、出力バラン42の平衡ノード42ia、42ibに入力される。出力バラン42は、平衡信号を不平衡信号に変換する。変換された不平衡信号が、不平衡ノード42oから出力される。出力バラン42の不平衡ノードが出力端子RFoutに接続されている。
入力バラン41として、第2実施例、第3実施例、または第4実施例によるバランが用いられる。入力バラン41の不平衡ノード41i、一対の平衡ノード41oa、41obが、それぞれ図9に示した第4実施例によるバランの不平衡ノード21、第1平衡ノード22A、第2平衡ノード22Bに対応する。入力バラン41は、例えば図10において太い実線で示すように、周波数帯fcの高周波信号に対してバランとして動作するが、周波数帯fcの1/2の周波数帯fiの高周波信号に対してはバランとして動作しない。
出力バラン42は、周波数帯fc、及び周波数帯fcの1/2の周波数帯fiのいずれにおいてもバランとして動作する。例えば、出力バラン42として、図10において細い実線で示すように、周波数帯fi、fcの両方でバランとして動作する参考例1によるバランが用いられる。
図11において、入力端子RFinと入力バラン41との間、入力バラン41と差動増幅器43との間、差動増幅器43と出力バラン42との間、及び出力バラン42と出力端子RFoutとの間に表示されたグラフは、周波数帯fi及びfcの高周波信号の大きさ及び位相を模式的に示したものである。横軸は周波数を表す。縦軸は信号の大きさを表す。上向きの矢印と下向きの矢印とは、位相が相互に反転していることを意味する。
次に、第5実施例による増幅回路の動作について説明する。入力バラン41に、周波数帯fcの入力信号Sが入力される。なお、入力信号Sの他に、周波数帯fiの妨害波Sjも入力される。例えば、妨害波Sjの周波数帯fiの周波数は、入力信号Sの周波数帯fcの周波数の1/2である。
一例として、WiFiのバンドUNII-1(5150MHz以上5250MHz以下)及びバンドUNII-2(5250MHz以上5350MHz以下)の周波数の1/2の周波数帯と、セルラーバンドB41(周波数2496MHz以上2690MHz以下)とが重複する。このため、WiFiのバンドUNII-1、UNII-2の高周波信号に対して、セルラーバンドB41の高周波信号が妨害波となり得る。また、WiFiのバンドUNII-7(6525MHz以上6875MHz以下)及びバンドUNII-8(6875MHz以上7125MHz以下)の周波数の1/2の周波数帯と、セルラーバンドN77(周波数3300MHz以上4200MHz以下)とが重複する。このため、WiFiのバンドUNII-7、UNII-8の高周波信号に対して、セルラーバンドN77の高周波信号が妨害波となり得る。
入力信号Sは入力バラン41によって平衡信号に変換され、平衡ノード41oa、41obからそれぞれ高周波信号Sa、Sbが出力される。高周波信号Sa、Sbの位相は、相互に反転している。妨害波Sjの周波数帯fiにおいては、入力バラン41がバランとして動作しないため2つの平衡ノード41oa、41obから、それぞれ同相の妨害波Sja、Sjbが出力される。
高周波信号Sa及び妨害波Sjaが差動増幅器43の一方の増幅器で増幅され、増幅された高周波信号Sa及び妨害波Sjaが出力される。高周波信号Sb及び妨害波Sjbが差動増幅器43の他方の増幅器で増幅され、増幅された高周波信号Sb及び妨害波Sjbが出力される。差動増幅器43を構成する2つの増幅器のゲイン及び位相特性は等しい。このため、増幅された高周波信号SaとSbとの大きさは等しく、増幅された高周波信号Sbの位相は、高周波信号Saの位相に対して反転したままである。増幅された妨害波SjaとSjbとの大きさは等しく、両者は同相のままである。
さらに、差動増幅器43の非線形性により、妨害波Sja、Sjbの2次高調波Sha、Shbが現れる。妨害波Sja、Sjbの偶数次の高調波の位相は、妨害波Sja、Sjbの位相関係によらず同相になる。このため、2次高調波Sha、Shbは同相である。
差動増幅器43から出力された高周波信号Sa、妨害波Sja、2次高調波Shaが、出力バラン42の一方の平衡ノード42iaに入力され、高周波信号Sb、妨害波Sjb、2次高調波Shbが、出力バラン42の他方の平衡ノード42ibに入力される。これらの信号が、出力バラン42によって不平衡信号に変換される。出力バラン42は、周波数帯fi、fcのいずれの信号に対してもバランとして動作する。このため、一方の平衡ノード42iaに入力される高周波信号Sa、妨害波Sja、2次高調波Shaの位相は反転せず、他方の平衡ノード42ibに入力される高周波信号Sb、妨害波Sjb、2次高調波Shbは、位相が反転して出力される。
出力バラン42の不平衡ノード42oから出力された妨害波Sja、Sjbは、位相が相互に反転しているため打ち消し合う。出力バラン42の不平衡ノード42oから出力された2次高調波Sha、Shbも、位相が相互に反転しているため打ち消し合う。出力バラン42の不平衡ノード42oから出力された高周波信号Sa、Sbは同相になるため、足し合わされる。
次に、第5実施例の優れた効果について説明する。
第5実施例による増幅回路においては、妨害波Sja、Sjbが相殺され、2次高調波Sha、Shbも相殺される。このため、雑音指数の劣化増加を抑制することが可能である。これにより、妨害波Sjの影響を受けにくい増幅器、例えば高周波増幅器を実現することが可能である。さらに、差動増幅器43の入力側の回路に妨害波抑制のためのフィルタを挿入する必要がなくなることから、フィルタの挿入損失が生じなくなる。その結果、差動増幅器43の必要ゲインが小さくなり、消費電流を低減させることが可能になる。
[第6実施例]
次に、図12を参照して第6実施例による増幅回路について説明する。以下、図11を参照して説明した第5実施例による増幅回路と共通の構成については説明を省略する。
図12は、第6実施例による増幅回路のブロック図である。第5実施例(図11)では、入力バラン41が、周波数帯fcでバランとして動作し、周波数帯fiではバランとして動作しない。これに対して第6実施例では、入力バラン41は、周波数帯fc、及び周波数帯fcの1/2の周波数帯fiのいずれにおいてもバランとして動作する。例えば、入力バラン41として、図10において細い実線で示すように、周波数帯fi、fcの両方でバランとして動作する参考例1によるバランが用いられる。
第5実施例(図11)では、出力バラン42が、周波数帯fi、fcの両方でバランとして動作する。これに対して第6実施例では、出力バラン42として、第2実施例、第3実施例、または第4実施例によるバランが用いられる。出力バラン42は、例えば図10において太い実線で示すように、周波数帯fcの高周波信号に対してバランとして動作するが、周波数帯fcの1/2の周波数帯fiの高周波信号に対してはバランとして動作しない。
第5実施例(図11)では、入力バラン41が周波数帯fiでバランとして動作しないため、一対の平衡ノード41oa、41obから出力された妨害波Sja、Sjbは同相である。これに対して第6実施例では、入力バラン41が周波数帯fiでもバランとして動作する。このため、一方の平衡ノード41obから出力された妨害波Sjbの位相は、他方の平衡ノード41oaから出力された妨害波Sjaの位相に対して反転している。差動増幅器43で増幅された妨害波Sjbの位相も、妨害波Sjaの位相に対して反転している。
妨害波Sja、Sjbの位相が相互に反転した関係であっても、妨害波Sja、Sjbの2次高調波Sha、Shbは同相になる。
出力バラン42は、周波数帯fiにおいてバランとして動作しないため、出力バラン42の不平衡ノード42oから出力される妨害波Sjbの位相は、妨害波Sjaの位相に対して反転したままである。出力バラン42は、周波数帯fcにおいてバランとして動作するため、出力バラン42に入力された同相の妨害波Sja、Sjbは、不平衡ノード42oから出力されると、両者の位相は相互に反転した関係になる。高周波信号Sa、Sbの位相関係は、第5実施例による増幅回路(図11)のこれらの信号の位相関係と同一である。
次に、第6実施例の優れた効果について説明する。第6実施例においても第5実施例と同様に、不平衡ノード42oから出力された妨害波Sja、Sjbが相互に打ち消しあい、2次高調波Sha、Shbも相互に打ち消しあう。このため、雑音指数の劣化や消費電流の増加を抑制することが可能である。これにより、妨害波Sjの影響を受けにくい増幅器、例えば高周波増幅器を実現することが可能である。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
本明細書に記載した上記実施例に基づき、以下の発明を開示する。
<1>
第1端及び第2端を有する伝送線路で構成された主線路と、
前記主線路に結合し、第3端及び第4端を有する伝送線路で構成された副線路と、
不平衡信号の入出力が行われ、前記第1端に接続された不平衡ノードと、
平衡信号の入出力が行われる第1平衡ノード及び第2平衡ノードと、
を備え、
前記主線路の前記第1端から前記第2端に向かう向きと、前記副線路の前記第3端から前記第4端に向かう向きとが同じ向きになるように、前記主線路と前記副線路とが結合しており、
前記第2端及び前記第3端が基準電位に接続されており、
前記第1平衡ノード及び前記第2平衡ノードが、それぞれ前記不平衡ノード及び前記第4端に接続されており、
さらに、前記第2端と基準電位との間、及び前記第3端と基準電位との間のどちらか一方に接続された第1LC共振回路を備えた平衡不平衡変換回路。
<2>
前記第1LC共振回路は、LC直列共振回路である<1>に記載の平衡不平衡変換回路。
<3>
前記第1LC共振回路は、LC並列共振回路である<1>に記載の平衡不平衡変換回路。
<4>
前記第2端と基準電位との間、及び前記第3端と基準電位との間のうち前記第1LC共振回路が接続されていない方に接続された第2LC共振回路を、さらに備えた<1>乃至<3>のいずれか1つに記載の平衡不平衡変換回路。
<5>
前記第2LC共振回路は、LC並列共振回路である<4>に記載の平衡不平衡変換回路。
<6>
不平衡信号を平衡信号に変換する第1平衡不平衡変換回路と、
前記第1平衡不平衡変換回路から出力された平衡信号を増幅する差動増幅器と、
前記差動増幅器から出力された平衡信号を不平衡信号に変換する第2平衡不平衡変換回路と
を備え、
前記第1平衡不平衡変換回路及び前記第2平衡不平衡変換回路のうち一方は、<1>乃至<4>のいずれか1つに記載の平衡不平衡変換回路であり、第1周波数及び第2周波数の一方の高周波信号に対して平衡不平衡変換回路として動作し、他方の高周波信号に対しては平衡不平衡変換回路として動作せず、
前記第1平衡不平衡変換回路及び前記第2平衡不平衡変換回路のうち他方は、前記第1周波数及び前記第2周波数の両方の高周波信号に対して平衡不平衡変換回路として動作する増幅回路。
11 主線路
12 副線路
15 高周波信号源
18 負荷
21 不平衡ノード
22A 第1平衡ノード
22B 第2平衡ノード
30、31、35 LC共振回路
41 入力バラン
41i 不平衡ノード
41oa 平衡ノード
41ob 平衡ノード
42 出力バラン
42ia 平衡ノード
42ib 平衡ノード
42o 不平衡ノード
43 差動増幅器
50 基板

Claims (8)

  1. 第1端及び第2端を有する伝送線路で構成された主線路と、
    前記主線路に結合し、第3端及び第4端を有する伝送線路で構成された副線路と、
    不平衡信号の入出力が行われ、前記第1端に接続された不平衡ノードと、
    平衡信号の入出力が行われる第1平衡ノード及び第2平衡ノードと、
    を備え、
    前記主線路の前記第1端から前記第2端に向かう向きと、前記副線路の前記第3端から前記第4端に向かう向きとが同じ向きになるように、前記主線路と前記副線路とが結合しており、
    前記第2端及び前記第3端が基準電位に接続されており、
    前記第1平衡ノード及び前記第2平衡ノードが、それぞれ前記不平衡ノード及び前記第4端に接続されており、
    さらに、前記第2端と基準電位との間、及び前記第3端と基準電位との間のどちらか一方に接続された第1LC共振回路を備えた平衡不平衡変換回路。
  2. 前記第1LC共振回路は、LC直列共振回路である請求項1に記載の平衡不平衡変換回路。
  3. 前記第1LC共振回路は、LC並列共振回路である請求項1に記載の平衡不平衡変換回路。
  4. 前記第2端と基準電位との間、及び前記第3端と基準電位との間のうち前記第1LC共振回路が接続されていない方に接続された第2LC共振回路を、さらに備えた請求項1乃至3のいずれか1項に記載の平衡不平衡変換回路。
  5. 前記第2LC共振回路は、LC並列共振回路である請求項4に記載の平衡不平衡変換回路。
  6. 不平衡信号を平衡信号に変換する第1平衡不平衡変換回路と、
    前記第1平衡不平衡変換回路から出力された平衡信号を増幅する差動増幅器と、
    前記差動増幅器から出力された平衡信号を不平衡信号に変換する第2平衡不平衡変換回路と
    を備え、
    前記第1平衡不平衡変換回路及び前記第2平衡不平衡変換回路のうち一方は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の平衡不平衡変換回路であり、第1周波数及び第2周波数の一方の高周波信号に対して平衡不平衡変換回路として動作し、他方の高周波信号に対しては平衡不平衡変換回路として動作せず、
    前記第1平衡不平衡変換回路及び前記第2平衡不平衡変換回路のうち他方は、前記第1周波数及び前記第2周波数の両方の高周波信号に対して平衡不平衡変換回路として動作する増幅回路。
  7. 不平衡信号を平衡信号に変換する第1平衡不平衡変換回路と、
    前記第1平衡不平衡変換回路から出力された平衡信号を増幅する差動増幅器と、
    前記差動増幅器から出力された平衡信号を不平衡信号に変換する第2平衡不平衡変換回路と
    を備え、
    前記第1平衡不平衡変換回路及び前記第2平衡不平衡変換回路のうち一方は、請求項4に記載の平衡不平衡変換回路であり、第1周波数及び第2周波数の一方の高周波信号に対して平衡不平衡変換回路として動作し、他方の高周波信号に対しては平衡不平衡変換回路として動作せず、
    前記第1平衡不平衡変換回路及び前記第2平衡不平衡変換回路のうち他方は、前記第1周波数及び前記第2周波数の両方の高周波信号に対して平衡不平衡変換回路として動作する増幅回路。
  8. 不平衡信号を平衡信号に変換する第1平衡不平衡変換回路と、
    前記第1平衡不平衡変換回路から出力された平衡信号を増幅する差動増幅器と、
    前記差動増幅器から出力された平衡信号を不平衡信号に変換する第2平衡不平衡変換回路と
    を備え、
    前記第1平衡不平衡変換回路及び前記第2平衡不平衡変換回路のうち一方は、請求項5に記載の平衡不平衡変換回路であり、第1周波数及び第2周波数の一方の高周波信号に対して平衡不平衡変換回路として動作し、他方の高周波信号に対しては平衡不平衡変換回路として動作せず、
    前記第1平衡不平衡変換回路及び前記第2平衡不平衡変換回路のうち他方は、前記第1周波数及び前記第2周波数の両方の高周波信号に対して平衡不平衡変換回路として動作する増幅回路。
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