JP2024070065A - 段積装置 - Google Patents

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JP2024070065A JP2022180434A JP2022180434A JP2024070065A JP 2024070065 A JP2024070065 A JP 2024070065A JP 2022180434 A JP2022180434 A JP 2022180434A JP 2022180434 A JP2022180434 A JP 2022180434A JP 2024070065 A JP2024070065 A JP 2024070065A
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和明 瀧澤
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Abstract

【課題】食品等の物品を収容した箱又は容器からなる複数の包装物を小スペースで高速かつ連続的に効率よく段積みすることができる段積装置を提供する。【解決手段】本発明の段積装置1は、搬入部2と、段積本体部4と、プッシャ22を備えた払出部6と、搬出部8と、検知部10と、この検知部が検知した情報に基づいて搬入部、段積本体部、払出部、及び、搬出部のそれぞれの作動を制御する制御部12と、を有し、段積本体部は、入口部4aと、出口部4bと、搬入部が入口部側から出口部まで前後長手方向に延びるように配置される基底部4cと、この基底部の左右短手方向の両側に対をなして設けられ且つ上下方向に間隔を置いて昇降可能に設けられた複数組の支持受部A1~A21と、を備えており、第1組の支持受部A1は、第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇すると共に第1段目の複数の包装物B1~B4に対する支持を解放させるように揺動する。【選択図】図13B

Description

本発明は、段積装置に係り、特に、食品等の物品を収容した箱又は容器からなる複数の包装物を段積みする段積装置に関する。
従来から複数の包装物を段積みする段積装置として、まず、例えば、特許文献1に記載されているように、搬送コンベヤ装置により順次送給される包装袋を連続的に段積みする装置が知られている。
このような特許文献1に記載されている従来の段積装置においては、搬送コンベヤ装置の出口側に配置されており、この搬送コンベヤ装置により搬送される包装袋の搬送経路の延長上かつ両側に左右対をなして設けられた前後2組のシャッタ部を備えている。また、各シャッタ部は、その上端が枢動可能に支持されたアーム部と、このアーム部の下端に設けられて搬送コンベヤ装置から送給される包装袋を担持する受部とを備えている。さらに、このような従来の段積装置は、シャッタ部の受部表面の多数のエア噴出孔に空気を供給するエア供給装置と、アーム部を揺動させてシャッタ部を開閉させる作動装置とを備えている。
また、搬送コンベヤ装置から段積装置に搬送される2つの前後方向に配置された包装袋が閉位置のシャッタ部の受部により担持されているときには、シャッタ部の受部表面のエア噴出孔からはエアが噴出されており、担持されている包装袋が長手方向にスムーズに移動することができるようになっている。そして、包装袋がシャッタ部上で所定の位置まで移動した際には、作動装置の作動によりアーム部が揺動し、シャッタ部が開放するようになっている。これらの結果、シャッタ部の受部の包装袋がシャッタ部から下方に落下し、所定数の包装袋が段積みされるようになっている。
つぎに、他の従来の段積装置として、特許文献2に記載されているように、油揚げを複数枚段積みして袋詰めするために、連続的に送られてくる油揚げを5枚程度に段積みして搬送する装置が知られている。
このような特許文献2に記載されている従来の段積装置においては、所定間隔を置いた複数の小幅のベルトが設けられた搬送コンベアを備えている。この搬送コンベアの途中には、各ベルト同士の隙間を上下前後方向に通過することができる複数の櫛歯状の持上げ杆が設けられている。
また、各持上げ杆の上方には、これらを受け入れ可能に上方に延びる複数のスリットを備えた押当板が設けられている。
これらにより、搬送コンベア上で送られる1枚目の油揚げが搬送コンベヤの途中にある押当板に当たって静止すると、持上げ杆がこの油揚げを所定高さまで上昇させるようになっている。その後、2枚目の油揚げが搬送コンベヤの途中にある押当板に当たって静止すると、上昇位置の持上げ杆が後退し、1枚目の油揚げが2枚目の油揚げの上に落下し、持上げ杆がベルトの下方に降下するようになっている。そして、持上げ杆が前進してベルトの下方から上昇すると、2枚目の油揚げがその上に段積みされた1枚目の油揚げと共に所定高さまで上昇するようになっている。
特開昭57-98428号公報 実開平2-64530号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている従来の段積装置においては、シャッタ部のアーム部が受部に比べて比較的長尺で大きい形状であることに加えて、シャッタ部が段積み前の包装袋の高さ位置に応じて昇降し、包装袋に対して左右両側で開位置と閉位置との間で比較的大きな回動範囲で回動する構造であるため、シャッタ部のアーム部の昇降範囲や回動範囲の分だけ段積装置全体が大型化するという問題がある。
また、上述した特許文献1に記載されている従来の段積装置において、例えば、食品を収容した箱や容器等、外形寸法が比較的小さく軽量な包装物を小スペースで高速かつ連続的に段積みする場合には、比較的長尺で大きいアーム部を高速かつ連続的に効率よく作動させることが難しく、また、シャッタ部の受部表面のエア噴出孔から噴出されるエアを調整することも難しくなるという問題がある。
さらに、上述した特許文献2に記載されている従来の段積装置においては、持上げ杆が油揚げを上昇させた後、搬送コンベヤの進行方向に後退した後にベルトの下方に降下するため、油揚げの段積み動作を高速かつ連続的に行おうとする程、搬送コンベヤ上の段積された油揚げと持上げ杆とが干渉するリスクがという問題がある。
したがって、これらの特許文献1、2に記載されている従来の段積装置の上述したいくつかの問題から、食品を収容した箱や容器等、外形寸法が比較的小さく軽量な包装物をいかに小スペースで高速かつ連続的に効率よく段積みするかが近年要請されている課題となっている。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題や近年要請されている課題を解決するためになされたものであり、食品等の物品を収容した箱又は容器からなる複数の包装物を小スペースで高速かつ連続的に効率よく段積みすることができる段積装置を提供すること目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、物品を収容した箱又は容器からなる複数の包装物を段積みする段積装置であって、複数の包装物を搬入する搬入部と、この搬入部から搬入された上記複数の包装物を段積みする段積本体部と、この段積本体部で段積みされた上記複数の包装物を払い出すプッシャを備えた払出部と、上記段積本体部で段積みされて上記払出部により払い出された複数段の包装物を搬出する搬出部と、上記段積本体部内の上記複数の包装物の位置又は上記プッシャの位置を検知する検知部と、上記検知部が検知した情報に基づいて上記搬入部、上記段積本体部、上記払出部、及び、上記搬出部のそれぞれの作動を制御する制御部と、を有し、上記段積本体部は、入口部と、出口部と、上記搬入部が上記入口部側から上記出口部まで前後長手方向に延びるように配置される基底部と、この基底部の左右短手方向の両側に対をなして設けられ且つ上下方向に間隔を置いて昇降可能に設けられた複数組の支持受部と、を備えており、上記複数組の支持受部は、上記基底部における上記搬入部上に沿って前後長手方向に配置された第1段目の複数の包装物を第1高さ位置で下側から支持した後に第2高さ位置まで上昇する第1組の支持受部と、上記第1段目の複数の包装物が上記第1組の支持受部により上記第2高さ位置まで上昇した後、第2段目の複数の包装物を上記第1高さ位置で支持する第2組の支持受部と、を備えており、上記第2組の支持受部が上記第2段目の複数の包装物を支持する上記第1高さ位置から上記第2高さ位置まで上昇する際、上記第1組の支持受部は、上記第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇すると共に上記第1段目の複数の包装物に対する支持を解放させるように揺動し、上記第1段目の複数の包装物が上記第2段目の複数の包装物上に落下して段積みされるように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、物品を収容した箱又は容器からなる複数の包装物は、搬入部により段積本体部内に搬入されると、段積本体部で段積みされ、複数段の包装物が形成される。そして、これら複数段の包装物は、払出部により搬出部に払い出され、搬出部により搬出される。
複数の包装物が段積本体部で段積される際、まず、段積本体部の基底部の搬入部上に沿って前後長手方向に配置された1段目の複数の包装物が、複数組の支持受部のうちの第1組の支持受部により第1高さ位置で下側から支持される。
つぎに、第1段目の複数の包装物が第1組の支持受部により第1高さ位置から第2高さ位置まで上昇すると、第2段目の複数の包装物が第2組の支持受部により第1高さ位置で下側から支持される。
そして、第1組の支持受部が第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇すると共に第1段目の複数の包装物に対する支持を解放させるように揺動することにより、第1段目の複数の包装物が第2段目の複数の包装物上に落下して段積みされる。
また、複数の包装物が段積本体部で段積される際、第2組の支持受部が第2段目の複数の包装物を支持する第1高さ位置から第2高さ位置まで上昇し、第1組の支持受部が第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇すると共に第1段目の複数の包装物に対する支持を解放させるように揺動することができるため、第1組の支持受部が第1段目の複数の包装物の左右側面等の表面に対して傷等の損傷を与えることなく、第1段目の複数の包装物を効率よく第2段目の複数の包装物上に落下させてスムーズに段積みを行うことができる。
これらの結果、食品等の物品を収容した箱又は容器からなる複数の包装物を小スペースで高速かつ連続的に効率よく段積みすることができる。
本発明において、好ましくは、上記段積本体部は、さらに、上記複数組の支持受部を昇降及び/又は揺動させる昇降機構部と、を備えており、上記第1組の支持受部及び上記第2組の支持受部のそれぞれは、上記昇降機構部に対して揺動可能にそれぞれ設けられた第1カム部及び第2カム部と、上記第1カム部及び上記第2カム部のそれぞれに設けられた第1羽受部及び第2羽受部と、を備えている。
このように構成された本発明においては、第1組の支持受部の第1羽受部が段積本体部の基底部における搬入部上に沿って前後長手方向に配置された第1段目の複数の包装物を第1高さ位置で下側から支持した後に第1カム部と共に第2高さ位置まで上昇することにより、第1段目の複数の包装物を第2高さ位置まで上昇させることができるため、第2組の支持受部の第2羽受部が第2段目の複数の包装物を第1高さ位置で下側から支持することができる。
そして、第2組の支持受部の第2羽受部が第2カム部と共に第1高さ位置から第2高さ位置まで上昇することにより第2段目の複数の包装物を第2高さ位置まで上昇させると、第1組の支持受部の第1羽受部が第1カム部と共に第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇すると共に、第1段目の複数の包装物に対する支持を解放させるように第1カム部と共に揺動することができる。
これにより、第1組の支持受部の第1羽受部が第1段目の複数の包装物の左右側面等の表面に対して傷等の損傷を与えることなく、第1段目の複数の包装物を効率よく第2段目の複数の包装物上に落下させることができるため、スムーズに段積みを行うことができる。
本発明において、好ましくは、上記昇降機構部は、駆動部と、この駆動部により回転駆動される回転軸部と、この回転軸部に連結されるチェーン機構部と、このチェーン機構部の内周側に対向するように環状に設けられたガイド溝部と、を備えており、上記第1カム部及び上記第2カム部のそれぞれのカム部は、上記チェーン機構部に対して回動可能にそれぞれ連結されたチェーン側回動連結部と、上記ガイド溝部に対して摺動且つ回転可能にそれぞれ連結されたガイド溝側連結部と、を備えている。
このように構成された本発明においては、まず、第1組の支持受部の第1羽受部が段積本体部の基底部における搬入部上に沿って前後長手方向に配置された第1段目の複数の包装物を第1高さ位置で下側から支持した後に第1カム部と共に第2高さ位置まで上昇する際には、昇降機構部の駆動部が回転軸部を駆動し、この回転軸部の回転駆動によりチェーン機構部が第1高さ位置から第2高さ位置まで上昇する。
これにより、第1カム部のチェーン側回動連結部がチェーン機構部に連動して第1高さ位置から第2高さ位置まで上昇することができると共に、第1カム部のガイド溝側連結部がガイド溝部に沿って第1高さ位置から第2高さ位置まで上方に摺動することができる。
よって、第1組の支持受部の第1羽受部が第1段目の複数の包装物を第2高さ位置で下側から支持することができると共に、第2組の支持受部の第2羽受部が第2段目の複数の包装物を第1高さ位置で下側から支持することができる。
そして、チェーン機構部が第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇した際には、第1カム部のチェーン側回動連結部がチェーン機構部に連動して第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇しつつ回転する共に、第1カム部のガイド溝側連結部がガイド溝部に沿って第2高さ位置から第3高さ位置まで上方に摺動しつつ回転することができる。
これにより、第1カム部全体が、第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇する際に、第1羽受部と共に第1段目の複数の包装物の支持を解放させるように揺動することができる。
したがって、第1組の支持受部の第1羽受部が第1段目の複数の包装物の左右側面等の表面に対して傷等の損傷を与えることなく、第1段目の複数の包装物をより効率よく第2段目の複数の包装物上に落下させることができるため、よりスムーズに段積みを行うことができる。
本発明において、好ましくは、上記ガイド溝部は、上記回転軸部の軸方向から見た回転平面視において、上記第3高さ位置における上記ガイド溝側連結部が上記第2高さ位置における上記ガイド溝側連結部よりも内側に配置されるように上記第2高さ位置から上記第3高さ位置に向かって斜め上方且つ内側に傾斜した傾斜区間を備えている。
このように構成された本発明においては、昇降機構部の回転軸部の軸方向から見た回転平面視において、ガイド溝部の傾斜区間により、ガイド溝部が第2高さ位置から第3高さ位置に向かって斜め上方且つ内側に傾斜しているため、第3高さ位置におけるカム部のガイド溝側連結部を第2高さ位置におけるガイド溝側連結部よりも内側に配置することができる。
これにより、チェーン機構部が第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇した際には、カム部のチェーン側回動連結部がチェーン機構部に連動して第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇しつつ回転する共に、カム部のガイド溝側連結部がガイド溝部の傾斜区間に沿って第2高さ位置から第3高さ位置まで上方に摺動しつつ回転することができる。
したがって、第1カム部全体が、第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇する際に、第1羽受部と共に第1段目の複数の包装物の支持を解放させるように効率よく揺動することができる。
したがって、第1組の支持受部の第1羽受部が第1段目の複数の包装物の左右側面等の表面に対して傷等の損傷を与えることなく、第1段目の複数の包装物をさらにより効率よく第2段目の複数の包装物上に落下させることができるため、さらによりスムーズに段積みを行うことができる。
本発明において、好ましくは、上記第1カム部及び上記第2カム部のそれぞれのカム部は、上記回転軸部の軸方向から見た回転平面視において、上記第2高さ位置から上記第3高さ位置まで上昇する際、上記第3高さ位置における上記チェーン側回動連結部の中心軸線と上記ガイド溝側連結部の中心軸線との間の水平方向の第1中心軸線間距離が、上記第2高さ位置における上記チェーン側回動連結部の中心軸線と上記ガイド溝側連結部の中心軸線との間の水平方向の第2中心軸線間距離よりも大きくなるように上記チェーン機構部及び上記ガイド溝部に従って揺動する。
このように構成された本発明においては、チェーン機構部の上昇により、第1カム部及び第2カム部のそれぞれのカム部が第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇する際には、第3高さ位置におけるカム部のガイド溝側連結部の中心軸線とチェーン側回動連結部の中心軸線との間の水平方向の第1中心軸線間距離が第2高さ位置におけるカム部のガイド溝側連結部の中心軸線とチェーン側回動連結部の中心軸線との間の水平方向の第2中心軸線間距離よりも大きいため、第1カム部及び第2カム部のそれぞれが、第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇した際には、カム部のチェーン側回動連結部がチェーン機構部に連動して第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇しつつ回転する共に、カム部のガイド溝側連結部がガイド溝部に沿って第2高さ位置から第3高さ位置まで上方に摺動しつつ回転することができる。
これにより、第1カム部及び第2カム部のそれぞれの全体が、第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇する際に、第1羽受部及び第2羽受部のそれぞれと共に包装物の支持を解放させるように揺動することができる。
したがって、各支持受部の各羽受部が支持していた包装物の左右側面等の表面に対して傷等の損傷を与えることなく、上段の包装物をより効率よく下段の包装物上に落下させることができるため、よりスムーズに段積みを行うことができる。
本発明において、好ましくは、上記第1羽受部及び上記第2羽受部のそれぞれの各羽受部は、上記回転軸部の軸方向から見た回転平面視において、上記第1高さ位置及び上記第2高さ位置の上記第1カム部及び上記第2カム部のそれぞれの上端に水平方向に延びるように設けられた上壁部と、この上壁部における上記入口部側の内端から下方に延びる側壁部と、この側壁部の下端から上記入口部側に向かって水平方向に突出する下壁部と、この下壁部の内端から斜め下方且つ上記入口部側に向かって傾斜する傾斜壁部と、を備えており、上記上壁部と上記側壁部との接続部は、曲がり面で形成されており、上記各羽受部は、上記第2高さ位置から上記第3高さ位置まで上昇した際に、上記曲がり面の凸側が上記包装物の側面と対向する姿勢になるように揺動すると共に、上記傾斜壁部が立壁面を形成する姿勢になるように揺動する。
このように構成された本発明においては、昇降機構部の回転軸部の軸方向から見た回転平面視において、第1羽受部及び第2羽受部のそれぞれの羽受部が、その上壁部が第1高さ位置及び第2高さ位置の第1カム部及び第2カム部のそれぞれの上端に水平方向に延びるように設けられ、羽受部の側壁部が上壁部における段積本体部の入口部側の内端から下方に延びた後、羽受部の下壁部が側壁部の下端から段積本体部の入口部側に向かって水平方向に突出し、羽受部の傾斜壁部が下壁部の内端から斜め下方且つ段積本体部の入口部側に向かって傾斜している形状となる。
このような各羽受部の形状により、各羽受部は、第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇した際に、曲がり面の凸側が包装物の側面と対向する姿勢になるように揺動すると共に、傾斜壁部が立壁面を形成する姿勢になるように揺動することができる。
これにより、各羽受部が第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇して揺動した際に、羽受部による支持から解放された包装物の左右側面等の表面に対して、これに対向する姿勢の羽受部の曲がり面の凸側が接触した際にも、滑らかな曲がり面の凸側が包装物の左右側面等の表面に接触することになるため、傷等の損傷を与え難くすることができる。
また、各羽受部が第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇して揺動した際に、羽受部の傾斜壁部が立壁面を形成する姿勢になるため、上下方向に配列された各羽受部同士の上下方向の隙間を羽受部の傾斜壁部による立壁面が狭めることができる。
したがって、各羽受部同士の上下方向の隙間に対して包装物が入り込んだり、このような隙間から脱落したりすることを防ぐことができる。
本発明において、好ましくは、上記基底部における上記搬入部上に沿って前後長手方向に配置された第N段目(以下、Nは1以上の自然数とする)の複数の包装物を第1高さ位置で下側から支持した後に第2高さ位置まで上昇する第N組の支持受部と、上記第N段目の複数の包装物が上記第N組の支持受部により上記第2高さ位置まで上昇した後、第N+1段目の複数の包装物を上記第1高さ位置で支持する第N+1組の支持受部と、を備えており、上記第N+1組の支持受部が上記第N+1段目の複数の包装物を支持する上記第1高さ位置から上記第2高さ位置まで上昇する際、上記第N組の支持受部は、上記第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇すると共に上記第N段目の複数の包装物に対する支持を解放させるように揺動し、上記第N段目の複数の包装物が上記第N+1段目の複数の包装物上に落下して段積みされるように構成されており、上記制御部は、上記駆動部の入出力を所定回数検知した場合には、段積みされた上記複数の包装物の段数が予め設定された最大段数に到達したものと判断し、上記払出部の上記プッシャによる払い出し動作を開始させる。
このように構成された本発明においては、まず、第N組の支持受部の羽受部が段積本体部の基底部において、その搬入部上に沿って前後長手方向に配置された第N段目の複数の包装物を第1高さ位置で下側から支持した後にカム部と共に第2高さ位置まで上昇する際には、昇降機構部の駆動部が回転軸部を駆動し、この回転軸部の回転駆動によりチェーン機構部が第1高さ位置から第2高さ位置まで上昇する。
これにより、第N組の支持受部の羽受部が第N段目の複数の包装物を第2高さ位置で下側から支持することができると共に、第N+1組の支持受部の羽受部が第N+1段目の複数の包装物を第1高さ位置で下側から支持することができる。
そして、チェーン機構部が第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇した際には、第N組の支持受部のカム部全体が、第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇し、第N組の支持受部の羽受部と共に第N段目の複数の包装物の支持を解放させるように揺動することにより、第N段目の複数の包装物を第N+1段目の複数の包装物上に落下させることができる。
このとき、制御部は、昇降機構部の駆動部の入出力を所定回数検知した場合には、段積みされた複数の包装物の段数が予め設定された最大段数に到達したものと判断し、払出部のプッシャによる払い出し動作を開始させることができるため、段積本体部における段積み動作から払出部のプッシャによる払い出し動作をスムーズに行うことができる。
本発明において、好ましくは、上記複数組の支持受部の組数は、段積みされる上記複数の包装物の最大段数の倍数以外の数値に設定されている。
このように構成された本発明においては、各組の支持受部が昇降機構部のチェーン機構部と共に循環することにより、各組の支持受部の羽受部による包装物の支持が周期的に繰り返されることになるが、複数組の支持受部の組数について、段積みされる複数の包装物の最大段数の倍数以外の数値に設定しているため、同一の羽受部が一周期毎に同じ位置で包装物を支持しないように、包装物を支持する羽受部を周期毎にずらすことができる。
したがって、支持受部の羽受部の摩耗等による耐久性の低下を抑制することができる。
本発明において、好ましくは、さらに、上記段積本体部の入口部に設けられて上記搬入部上の上記複数の包装物の幅寸法に応じて上記入口部の幅寸法を調整する幅調整部を有する。
このように構成された本発明においては、段積本体部の入口部に設けられた幅調整部により、複数の包装物の幅寸法に応じて段積本体部の入口部の幅寸法を調整することができる。
また、搬入部から搬入される複数の包装物が段積本体部の入口部を通過して基底部に搬入される際に、段積本体部の入口部の幅寸法を幅調整部により調整しているため、このような幅調整部について、包装物が段積本体部の入口部の幅方向や基底部の左右短手方向にずれることを抑制するガイド部としても機能させることができる。
したがって、様々な幅寸法の包装物に対しても、段積本体部内に正確かつ安定的に搬入することができるため、以後の段積み作業を効率よく行うことができる。
本発明において、好ましくは、上記プッシャは、上記段積本体部の上記入口部と上記出口部との間で前後方向及び上下方向に移動可能に設けられており、上記制御部は、上記複数の包装物が上記昇降機構部により上記第3高さ位置まで上昇した後に解放されることにより上記第2高さ位置で最大段数の包装物の段積工程が完了すると、上記プッシャを上記入口部の上方の待機位置から上記第2高さ位置で段積みされた上記最大段数の包装物の最後面側まで下降させ、上記最大段数の包装物のすべてを上記搬出部上に移送させるように制御する。
このように構成された本発明においては、払出部のプッシャが、段積本体部の入口部と出口部との間で前後方向及び上下方向に移動可能に設けられているため、制御部は、複数の包装物が昇降機構部により第3高さ位置まで上昇した後に解放されて第2高さ位置で最大段数の包装物の段積工程が完了されると、プッシャを段積本体部の入口部の上方の待機位置から第2高さ位置で段積みされた最大段数の包装物の最後面側まで下降させ、最大段数の包装物のすべてを搬出部上に移送させるように制御することができる。
これにより、払出部のプッシャによる包装物の払い出しを効率よく行うことができる。
本発明において、好ましくは、上記搬出部は、上記プッシャにより移送された上記最大段数の包装物を搬送する搬送面を備えており、この搬送面は、上記第2高さ位置に配置された上記最大段数の包装物の最低底面と同一高さ位置になるように上記搬入部の上面よりも上方に設けられている。
このように構成された本発明においては、払出部のプッシャにより移送された最大段数の包装物を搬出する搬出部の搬送面が、第2高さ位置に配置された最大段数の包装物の最低底面と同一高さ位置になるように搬入部の上面よりも上方に設けられていることにより、段積本体部で段積みされた複数の包装物を払出部のプッシャが搬出部に払い出す際に、搬出部の搬送面に対して上下方向の段差を無くすことができる。
これにより、払出部から搬出部に払い出される複数の段積された包装物が崩れることなく、搬出部の搬送面上に効率よく移動させることができ、以後の搬出部における段積みされた複数の包装物の搬出作業についても効率よく行うことができる。
本発明において、好ましくは、上記検知部は、上記第1高さ位置に配置された上記複数の包装物の位置を検知する包装物位置検知部と、上記払出部の払い出し操作前における上記プッシャの原点位置及び払い出し操作後における上記プッシャの前進位置を検知するプッシャ位置検知部と、を備えている。
このように構成された本発明においては、検知部の包装物位置検知部により第1高さ位置に配置された複数の包装物の位置を正確に検知することができ、検知部のプッシャ位置検知部により払出部の払い出し操作前におけるプッシャの原点位置及び払い出し操作後におけるプッシャの前進位置を正確に検知することができるため、段積本体部における複数の包装物の段積み動作から払出部のプッシャによる段積み後の複数の包装物の払い出し動作までの一連の動作を精度よく実行することができる。
本発明の段積装置によれば、食品等の物品を収容した箱又は容器からなる複数の包装物を小スペースで高速かつ連続的に効率よく段積みすることができる。
本発明の一実施形態による段積装置の全体構成を概略的に示す概略図である。 図1のII-II線に沿った断面図である。 図2に示す本発明の一実施形態による段積装置の昇降機構装置における左右一方側(搬入部の上流側から見て右側)のチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図である。 本発明の一実施形態による段積装置の各部における段積本体部の段積み動作が開始されてから払出部の払い出し動作が終了するまでの一連の動作を示すタイムチャートである。 本発明の一実施形態による段積装置の概略側面図であり、第1段目の包装物を第2高さ位置まで上昇させた状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図であり、第1段目の包装物を第2高さ位置まで上昇させた状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の概略側面図であり、第2段目の包装物を第1高さ位置から上昇させる前の状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図であり、第2段目の包装物を第1高さ位置から上昇させる前の状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の概略側面図であり、第1段目の包装物が第2段目の包装物上に落下して包装物が二段に段積みされた状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図であり、第1段目の包装物が第2段目の包装物上に落下して包装物が二段に段積みされた状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の概略側面図であり、第3段目の包装物を第1高さ位置から上昇させる前の状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図であり、第3段目の包装物を第1高さ位置から上昇させる前の状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の概略側面図であり、二段に段積みされた第2段目の包装物が第3段目の包装物上に落下して包装物が三段に段積みされた状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図であり、二段に段積みされた第2段目の包装物が第3段目の包装物上に落下して包装物が三段に段積みされた状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の概略側面図であり、第4段目の包装物を第1高さ位置から上昇させる前の状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図であり、第4段目の包装物を第1高さ位置から上昇させる前の状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の概略側面図であり、三段に段積みされた第3段目の包装物が第4段目の包装物上に落下して包装物が四段に段積みされた状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図であり、三段に段積みされた第3段目の包装物が第4段目の包装物上に落下して包装物が四段に段積みされた状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の概略側面図であり、第5段目の包装物を第1高さ位置から上昇させる前の状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図であり、第5段目の包装物を第1高さ位置から上昇させる前の状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の概略側面図であり、四段に段積みされた第4段目の包装物が第5段目の包装物上に落下して包装物が五段に段積みされた状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図であり、四段に段積みされた第4段目の包装物が第5段目の包装物上に落下して包装物が五段に段積みされた状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の概略側面図であり、段積本体部において一連の段積み動作が終了した後、払出部のプッシャによる払い出し動作が開始された状態を示す。 本発明の一実施形態による段積装置の概略側面図であり、払出部のプッシャによる払い出し動作が終了した後、段積本体部において次の段積み動作が開始される前の状態を示す。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による段積装置について説明する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態による段積装置の全体構成について概略的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による段積装置の全体構成を概略的に示す概略図であり、図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態による段積装置1は、例えば、カレーライスや丼物等の具材をパッキングしたレトルト食品等の物品を収容した紙箱又は樹脂製の容器からなる複数(20個)の包装物B1~B20における出荷前の工程において、複数個(4個)平置きした複数組(5組)の包装物B1~B4,B5~B8,B9~B12,B13~B16,B17~B20のそれぞれを複数段(五段)に段積みするものである。
具体的には、本実施形態の段積装置1は、上流側から下流側に向かって、搬入部2、段積本体部4、払出部6、及び、搬出部8をそれぞれ備えている。
また、本実施形態の段積装置1は、各部2,4,6,8の状態を検知する検知部10と、この検知部10が検知した情報に基づいて各部2,4,6,8の作動を制御する制御部であるコントローラ12とを備えている。
つぎに、図1及び図2に示すように、搬入部2は、複数の包装物B1~B8を搬送するベルトコンベア14と、このベルトコンベア14の搬送用ベルト14aを駆動する駆動モータ16とを備えている。
また、ベルトコンベア14の搬送用ベルト14aの上面(搬送面14b)には、複数(例えば、4個)からなる1組目の段積前の包装物B1~B4、及び、複数(例えば、4個)からなる2組目の段積前の包装物B5~B8が前後長手方向に複数(合計8つ)配置されている。
つぎに、図1及び図2に示すように、段積本体部4は、入口部4aと、出口部4bと、これら入口部4aと出口部4bとの間の下方に設けられた基底部4cとを備えている。
また、段積本体部4の基底部4cには、搬入部2のベルトコンベア14が入口部4a側から出口部4bまで前後長手方向に延びるように配置されている。
なお、搬入部2の駆動モータ16の駆動時におけるベルトコンベア14の搬送用ベルト14aの送り速度については、その搬送面14bの前後方向に配列された包装物B1~B20が毎秒4個で段積本体部4の基底部4cに搬入されるように設定されている。
さらに、図1及び図2に示すように、段積本体部4の基底部4cの左右短手方向の両側には、ベルトコンベア14の搬送用ベルト14aの搬送面14bに前後方向に配置された1組目の段積前の包装物B1~B4を下側から支持することができる支持受部A1~A21(詳細は後述する)が、左右対をなして複数組(例えば、21組)設けられている。
そして、これらの複数組(例えば、21組)の支持受部A1~A21のそれぞれは、チェーン機構部18に連結され、隣り合う支持受部に対して、チェーン機構部18の循環方向(昇降方向、上下方向)に向かって互いに間隔を置いて配置されている。
また、各支持受部A1~A21は、詳細は後述する昇降機構装置Uのチェーン機構部18と一体的に循環し、かつ、ガイド溝部20に沿って摺動することにより昇降可能となっている。
つぎに、図1及び図2に示すように、払出部6は、プッシャ22と、このプッシャ22を上下方向に移動可能にするプッシャシリンダ24と、プッシャ22を前後方向に移動可能にする前後往復動装置26と、を備えている。この前後往復動装置26は、プッシャ22を前後方向に駆動する駆動モータ28を備えている。
これらにより、段積本体部4で段積みされた複数の包装物B1~B20を払い出す際には、プッシャ22が段積本体部4の入口部4aと出口部4bとの間においてプッシャシリンダ24により上下方向に移動(昇降)し、駆動モータ28が前後往復動装置26を駆動することによりプッシャ22が前後方向に移動することができるようになっている。
つぎに、図1及び図2に示すように、搬出部8は、段積本体部4で段積みされて払出部6により払い出された複数段(例えば、5段)の包装物B1~B20を搬出するベルトコンベア30を備えている。
また、搬出部8におけるベルトコンベア30の搬送用ベルト30aの上面(搬送面30b)は、搬入部2におけるベルトコンベア14の搬送用ベルト14aの上面(搬送面14b)よりも上方に設けられている。
つぎに、図1に示すように、搬入部2、段積本体部4、払出部6、及び、搬出部8のそれぞれの状態を検知する検知部10は、具体的には、段積本体部4の基底部4cに配置された段積前の複数(4個)の包装物B1~B4の位置をそれぞれ検知する包装物位置検知部である4つの包装物位置センサ32,34,36,38(第1包装物位置センサ32、第2包装物位置センサ34、第3包装物位置センサ36、第4包装物位置センサ38)を備えている。
また、検知部10は、払出部6の払い出し操作前におけるプッシャ22の原点位置を検知するプッシャ位置検知部であるプッシャ原点位置センサ40と、払い出し操作後におけるプッシャ22の前進位置を検知するプッシャ位置検知部であるプッシャ前進位置センサ42とを備えている。
これらにより、コントローラ12は、各包装物位置センサ32,34,36,38が各包装物B1~B4を検知すると、詳細は後述する昇降機構装置Uの駆動モータ44を所定時間駆動させるようにオンオフ制御し、チェーン機構部18と共に各支持受部A1~A21を作動(昇降)させるようになっている。
また、コントローラ12は、詳細は後述する昇降機構装置Uの駆動モータ44を所定時間駆動させたオンオフ制御を複数(例えば、5回)行うと、払出部6のプッシャシリンダ24を降下させた後、前後往復動装置26の駆動モータ28の駆動によりプッシャ22を前進させ、プッシャ22による払い出し動作を開始させるようになっている。
そして、コントローラ12は、プッシャ前進位置センサ42がプッシャ22の前進位置を検知すると、払出部6のプッシャシリンダ24を上昇させた後、前後往復動装置26の駆動モータ28の駆動によりプッシャ22を原点位置まで後退させ、払い出し動作を終了させるようになっている。
つぎに、図1及び図2に示すように、本実施形態の段積装置1は、さらに、その段積本体部4の入口部4aに設けられた幅調整装置46を備えている。この幅調整装置46は、搬入部2におけるベルトコンベア14の搬送面14b上の複数の包装物B1~B8の左右方向の幅寸法W1(包装物B1~B8の横幅w)に応じて入口部4aの幅寸法W2、すなわち、図2に示す左右両側の昇降機構装置U,U同士の間隔W2を調整する幅調整部となっている。
また、幅調整装置46は、具体的には、左右両側の昇降機構装置U,Uの底部をそれぞれ下側から支持する支持部材46a,46aと、これらの支持部材46a,46aのそれぞれに螺合される回転軸部材46bと、この回転軸部材46bの軸方向の左右一方側の端部(図2に示す回転軸部材46bの左側端部)に設けられた調整ハンドル46cとを備えている。
包装物B1~B8の左右方向の幅寸法W1に応じて入口部4aの幅寸法W2(左右両側の昇降機構装置U,U同士の間隔W2)を調整する際には、調整ハンドル46cを回転軸部材46bの軸回りに回転操作することにより、回転軸部材46bが軸回りに回転し、この回転軸部材46bに螺合する支持部材46a,46aの少なくとも一方が回転軸部材46bの軸方向に移動することができるようになっている。
これにより、支持部材46a,46aに支持されている左右両側の昇降機構装置U,Uの少なくとも一方が回転軸部材46bの軸方向に移動し、昇降機構装置U,U同士の間隔W2が調整されるようになっている。
ちなみに、図2に示すように、各包装物B1~B20は、直方体であり、代表的な寸法の一例としては、前端から後端までの前後長手方向の幅lが160mmであり、縦幅hが20mm、横幅wが130mmとなっており、横断面が扁平な形状となっている。
つぎに、図1~図3を参照して、本実施形態による段積装置1の段積本体部4における支持受部A1~A21及び昇降機構装置Uの構造の詳細について説明する。
図3は、図2に示す本発明の一実施形態による段積装置1の昇降機構装置Uにおける左右一方側(搬入部の上流側から見て右側)のチェーン機構部18及びガイド溝部20、並びに、これらに連結された複数組の支持受部A1~A21の一部を拡大した部分拡大正面図である。
ここで、図2に示すように、本実施形態による段積装置1の昇降機構装置Uについては、段積本体部4の上流側(搬入部2の上流側)から見て左右対称に配置された構造であるため、図3に示す昇降機構装置Uの説明では、図2に示す左右一方側(搬入部の上流側から見て右側)の昇降機構装置Uのみの構造について説明し、左右他方側(搬入部の上流側から見て左側)の昇降機構装置Uの構造については説明を省略する。
まず、図1~図3に示すように、段積本体部4の昇降機構装置U,Uは、複数組(21組)の支持受部A1~A21を昇降及び/又は揺動させる昇降機構部となっている。
具体的には、各昇降機構装置Uは、駆動部である駆動モータ44と、上下一対の回転軸48,48(下側駆動回転軸48a、上側従動回転軸48b)と、ローラチェーン18aを備えたチェーン機構部18と、詳細は後述するガイド溝部20とを備えている。
また、上下一対の各回転軸48,48(下側駆動回転軸48a、上側従動回転軸48b)の軸方向両端部には、スプロケット48cが一体的に設けられており、各スプロケット48cの外周に対してチェーン機構部18のローラチェーン18aが噛み合い係合されている。
さらに、下側駆動回転軸48aは、駆動モータ44の回転軸(図示せず)に対してタイミングベルト(図示せず)等の伝達手段を介して間接的に連結されており、駆動モータ44の駆動により回転駆動される回転軸部となっている。
一方、上側従動回転軸48bにおいては、駆動モータ44の駆動により下側駆動回転軸48aが回転駆動されると、その回転力がチェーン機構部18のローラチェーン18aを介して上側従動回転軸48bのスプロケット48cに伝達されて従動回転される回転軸部となっている。
これらにより、下側駆動回転軸48a及び上側従動回転軸48bの双方は、駆動モータ44の駆動により互いに同一の回転数で回転可能となっている。
また、ガイド溝部20の詳細については後述するが、チェーン機構部18のローラチェーン18a内周側に対向するように環状に設けられたガイド溝部20とを備えている。
つぎに、図2及び図3に示すように、複数組(21組)の各支持受部A1~A21は、昇降機構装置U,Uに対して揺動可能にそれぞれ設けられたカム部であるカム部50と、各カム部50に一体的に設けられて段積本体部4の前後長手方向に延びる羽受部52とを備えている。
また、各カム部50は、チェーン機構部18のローラチェーン18aに対して回動可能に連結されたチェーン側回動連結部50aと、ガイド溝部20に対して摺動且つ回転可能にそれぞれ連結されたガイド溝側連結部50bとを備えている。
なお、複数組の支持受部A1~A21の組数(21個)については、段積みされる複数の包装物B1~B20の最大段数(五段)の倍数以外の数値に設定している。
つぎに、図3に示すように、ガイド溝部20は、図3に示す昇降機構装置Uの回転軸48の軸方向から見た回転平面視において、上下方向に直線状に延びる左右の直線区間S1(左側下方直線区間S1a、左側上方直線区間S1b、右側直線区間S1c)と、これらの直線区間S1の上端及び下端に設けられた曲がり区間S2と、図3に示す左側の直線区間S1の途中に設けられた傾斜区間S3とを備えている。
特に、ガイド溝部20の傾斜区間S3は、下方から上方に向かって斜め上方かつ内側に傾斜するように設けられている。
これにより、ガイド溝部20の傾斜区間S3においては、その上端部20aが下端部20bよりも左右方向の内側(図3の左右方向の右側)に配置されている。
つぎに、図3を参照して、各支持受部A1~A21のカム部50及び羽受部52の構造について説明する。
ここで、カム部50及び羽受部52の構造を説明するにあたり、各支持受部A1~A21の各羽受部52の構造が同一であるため、代表例として、図3に示す段積工程が開始される前の状態における第1組の支持受部A1のカム部50及び羽受部52のみの構造について説明する。
まず、図3に示すように、回転軸48aの軸方向から見た回転平面視において、段積工程が開始される前の状態における第1組の支持受部A1では、カム部50のガイド溝側連結部50bが下端部に位置すると共にチェーン側回動連結部50aが上端部に位置し、カム部50全体がガイド溝側連結部50bからチェーン側回動連結部50aに向かって上下方向に延びて起立した姿勢となっている。
また、図3に示すように、羽受部52は、起立した姿勢のカム部50の上端に水平方向に延びるように設けられた上壁部52aと、この上壁部52aにおける段積本体部4の入口部4a側の内端から下方に延びる側壁部52bと、この側壁部52bの下端から段積本体部4の入口部4a側に向かって水平方向に突出する下壁部52cと、この下壁部52cの段積本体部4の入口部4a側の内端から斜め下方且つ入口部4a側に向かって斜め下方に傾斜する傾斜壁部52dとを備えている。
さらに、上壁部52aと側壁部52bとの接続部52eは、曲がり面Rで形成されている。また、傾斜壁部52dは、カム部50が揺動することにより、上下方向に延びる立壁面Vを形成する姿勢となるようになっている。
つぎに、図1~図15を参照して、本発明の一実施形態による段積装置1の動作について説明する。
図4は、本発明の一実施形態による段積装置の各部における段積本体部の段積み動作が開始されてから払出部の払い出し動作が終了するまでの一連の動作を示すタイムチャートである。
まず、図1~図4に示すように、本実施形態による段積装置1において、時刻t1でコントローラ12からの指令により搬入部2の駆動モータ16がオンされると、ベルトコンベア14が作動し、例えば、カレーライスや丼物等の具材をパッキングしたレトルト食品等の物品を収容した紙箱又は樹脂製の容器からなる複数(8つ)の包装物B1~B8のうち、先頭から4個目までの第1~第4包装物B1~B4が搬入部2より段積本体部4内に搬入される。
ここで、図1~図3に示すように、段積本体部4における段積工程が開始される前の状態では、第1組の支持受部A1の羽受部52の下壁部52cが、段積本体部4の基底部4cに配置されたベルトコンベア14の搬送面14b上の第1段目の包装物B1~B4を第1高さ位置H1で下側から支持している。
このとき、第1組の支持受部A1の第1カム部50におけるチェーン側回動連結部50aの位置P1は、第1高さ位置H1よりも上方に位置しており、ガイド溝側連結部50bの位置Q1は、第1高さ位置H1よりも下方に位置している。
そして、図4の時刻t2~t5のそれぞれにおいて、各包装物位置センサ32,34,36,38が第1段目の包装物B1~B4のそれぞれを検知すると、時刻t6でコントローラ12からの指令により段積本体部4における駆動モータ44がオンされ、段積本体部4における段積工程が開始される。
つぎに、図5A及び図5Bは、本実施形態による段積装置の概略側面図、及び、本実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図をそれぞれ示しており、第1段目の包装物を第2高さ位置まで上昇させた状態をそれぞれ示す。
図4の時刻t6で段積本体部4における段積工程が開始されると、図4~図5Bに示すように、各昇降機構装置Uの各回転軸48a,48bが正転方向C1に回転すると共に、チェーン機構部18のローラチェーン18aが正転方向C1に循環する。
これにより、ローラチェーン18aに連結されている第1組の支持受部A1のカム部50のチェーン側回動連結部50aが引き上げられると共に、カム部50のガイド溝側連結部50bが、ガイド溝部20の左側下方直線区間S1aに沿って、その下端部20cから上端部20dまで摺動する。
そして、第1組の支持受部A1が第1高さ位置H1から所定高さ上方の第2高さ位置H2まで上昇すると共に、第1組の支持受部A1の下方で待機している次の第2組の支持受部A2が第1高さ位置H1まで上昇する。その後、時刻t7で各包装物位置センサ32,34,36,38の検知がオフになると、段積本体部4における駆動モータ44がオフされる。
このとき、第1段目の包装物B1~B4についても、第1組の支持受部A1の羽受部52の下壁部52cに支持されている状態で第1高さ位置H1から第2高さ位置H2まで上昇している。
また、時刻t7では、段積本体部4の基底部4cに次の包装物が配置される前の状態であるため、第2組の支持受部A2が包装物を支持しておらず、各包装物位置センサ32,34,36,38についても、検知オフの状態となっている。
つぎに、図6A及び図6Bは、本実施形態による段積装置の概略側面図、及び、本実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図をそれぞれ示しており、第1段目の包装物を第2高さ位置まで上昇させた後、第2段目の包装物を第1高さ位置から上昇させる前の状態をそれぞれ示す。
図4、図6A及び図6Bに示すように、時刻t8~時刻t11で、次の4個の第5~第8包装物B5~B8が、搬入部2より段積本体部4内に搬入され、段積本体部4の基底部4c上に配置されると、第2組の支持受部A2の羽受部52の下壁部52cが、段積本体部4の基底部4cに配置されたベルトコンベア14の搬送面14b上の第2段目の包装物B5~B8を第1高さ位置H1で下側から支持している状態となる。
このとき、第1組の支持受部A2の羽受部52は、その下壁部52cにより第1段目の包装物B1~B4を第2高さ位置H2で下側から支持している状態となる。
さらに、各包装物位置センサ32,34,36,38が、第2組の支持受部A2の羽受部52の下壁部52cにより支持されている第2段目の包装物B5~B8のそれぞれを検知すると、時刻t12でコントローラ12からの指令により段積本体部4における駆動モータ44がオンされる。
つぎに、図7A及び図7Bは、本実施形態による段積装置の概略側面図、及び、本実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図をそれぞれ示しており、第1段目の包装物を第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇させる共に、第2段目の包装物を第1高さ位置から第2高さ位置まで上昇させた後、第1段目の包装物が第2段目の包装物上に落下して包装物が二段に段積みされた状態をそれぞれ示す。
図4、図7A及び図7Bに示すように、時刻t12で段積本体部4における駆動モータ44がオンされると、各昇降機構装置Uの各回転軸48a,48bが正転方向C1に回転すると共に、チェーン機構部18のローラチェーン18aが正転方向C1に循環する。
これにより、ローラチェーン18aに連結されている第2組の支持受部A2のカム部50のチェーン側回動連結部50aがローラチェーン18aにより引き上げられると共に、カム部50のガイド溝側連結部50bが、チェーン側回動連結部50aの動きと連動してガイド溝部20の左側下方直線区間S1aに沿ってその下端部20cから上端部20dまで上方に摺動する。
そして、第2段目の包装物B5~B8を支持する第2組の支持受部A2(第2支持受部A2)が第1高さ位置H1から第2高さ位置H2まで上昇すると共に、第1段目及びの包装物B1~B4を支持する第1組の支持受部A1(第1支持受部A1)が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇する。
また、図7A及び図7Bに示すように、ローラチェーン18aに連結されている第1組の支持受部A1(第1支持受部A1)のカム部50のチェーン側回動連結部50aが第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで引き上げられる際、第1支持受部A1のカム部50のガイド溝側連結部50bがガイド溝部20の傾斜区間S3に沿ってその下端部20bから上端部20aまで摺動することにより、第1組の支持受部A1のカム部50全体が反時計回りの揺動方向C2に揺動する。
ここで、図7Bに示すように、昇降機構装置Uのガイド溝部20の傾斜区間S3が第2高さ位置Q2に位置する下端部20bから第3高さ位置Q3に位置する上端部20aに向かって斜め上方かつ左右方向の内側に傾斜しているため、第3高さ位置H3の第1組の支持受部A1における第1カム部50のガイド溝側連結部50bの位置Q3が、第2高さ位置H2の第2組の支持受部A2における第2カム部50のガイド溝側連結部50bの位置Q2よりも左右方向の内側(図7Bの左右方向の右側)に配置されていることになる。
また、図6Bに示す第2高さ位置H2の第1組の支持受部A1における第1カム部50のチェーン側回動連結部50aの中心軸線O1とガイド溝側連結部50bの中心軸線O2との間の水平方向の中心軸線間距離をL1とし、図7Bに示す第3高さ位置H3の第1組の支持受部A1における第1カム部50のチェーン側回動連結部50aの中心軸線O3とガイド溝側連結部50bの中心軸線O4との間の水平方向の中心軸線間距離をL2とする。
これらにより、図6B及び図7Bに示す回転軸48aの軸方向から見た回転平面視における第1組の支持受部A1における第1カム部50においては、図6Bに示す第2高さ位置H2から図7Bに示す第3高さ位置H3まで上昇する際、第3高さ位置H3の第1組の支持受部A1における第1カム部50のチェーン側回動連結部50aの中心軸線O3とガイド溝側連結部50bの中心軸線O4との間の水平方向の中心軸線間距離L2(図7B参照)が、第2高さ位置H2の第1組の支持受部A1における第1カム部50のチェーン側回動連結部50aの中心軸線O1とガイド溝側連結部50bの中心軸線O2との間の水平方向の中心軸線間距離L1(図6B参照)よりも大きくなる(L2>L1)ように、チェーン機構部18及びガイド溝部20に従って反時計回りの揺動方向C2で揺動する(図7B参照)。
これらの結果、図6B及び図7Bに示すように、第2組の支持受部A2(第2支持受部A2)が第2段目の複数(4個)の包装物B5~B8を支持する第1高さ位置H1から第2高さ位置H2まで上昇した際には、第1組の支持受部A1が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇すると共に第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4に対する支持を解放させるように、第1支持受部A1のカム部50全体が反時計回りの揺動方向C2に揺動するため、図7A及び図7Bに示すように、第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4のそれぞれが第2段目の複数(4個)の包装物B5~B8上に落下し、二段に段積みされた状態となる。
そして、時刻t13で各包装物位置センサ32,34,36,38の検知がオフになると、段積本体部4における駆動モータ44がオフされる。
つぎに、図8A及び図8Bは、本実施形態による段積装置の概略側面図、及び、本実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図をそれぞれ示しており、昇降機構装置の第2支持受部が二段に段積みされた第2段目の包装物を第2高さ位置で支持すると共に、第3支持受部が第3段目の包装物を第1高さ位置から上昇させる前の状態をそれぞれ示す。
図4、図8A及び図8Bに示すように、時刻t14~時刻t17で、次の4個の第9~第12包装物B9~B12が、搬入部2より段積本体部4内に搬入され、段積本体部4の基底部4c上に配置されると、第3組の支持受部A3(第3支持受部A3)の羽受部52の下壁部52cが、段積本体部4の基底部4cに配置されたベルトコンベア14の搬送面14b上の第3段目の包装物B9~B12を第1高さ位置H1で下側から支持している状態となる。
このとき、第2組の支持受部A2(第2支持受部A2)の羽受部52は、その下壁部52cにより二段に段積みされた状態の第1段目及び第2段目の包装物B1~B8のうちの最下段(第2段目)の包装物B5~B8を第2高さ位置H2で下側から支持している状態となる。
さらに、各包装物位置センサ32,34,36,38が、第3組の支持受部A3(第3支持受部A3)の羽受部52の下壁部52cにより支持されている第3段目の包装物B9~B12のそれぞれを検知すると、時刻t18でコントローラ12からの指令により段積本体部4における駆動モータ44がオンされる。
つぎに、図9A及び図9Bは、本実施形態による段積装置の概略側面図、及び、本実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図をそれぞれ示しており、二段に段積みされた第2段目の包装物を第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇させる共に、第3段目の包装物を第1高さ位置から第2高さ位置まで上昇させた後、二段に段積みされた第2段目の包装物が第3段目の包装物上に落下して包装物が三段に段積みされた状態をそれぞれ示す。
図4、図9A及び図9Bに示すように、時刻t18で段積本体部4における駆動モータ44がオンされると、各昇降機構装置Uの各回転軸48a,48bが正転方向C1に回転すると共に、チェーン機構部18のローラチェーン18aが正転方向C1に循環する。
これにより、ローラチェーン18aに連結されている第3組の支持受部A3(第3支持受部A3)のカム部50のチェーン側回動連結部50aがローラチェーン18aにより引き上げられると共に、第3支持受部A3のカム部50のガイド溝側連結部50bが、チェーン側回動連結部50aの動きと連動してガイド溝部20の左側下方直線区間S1aに沿ってその下端部20cから上端部20dまで上方に摺動する。
そして、第3段目の包装物B9~B12を支持する第3組の支持受部A3(第3支持受部A3)が第1高さ位置H1から第2高さ位置H2まで上昇すると共に、二段に段積みされた状態の第1段目及び第2段目の包装物B1~B8のうちの最下段(第2段目)の包装物B5~B8を支持する第2組の支持受部A2(第2支持受部A2)が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇する。
また、図9A及び図9Bに示すように、ローラチェーン18aに連結されている第2組の支持受部A2(第2支持受部A2)のカム部50のチェーン側回動連結部50aが第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで引き上げられる際、第2支持受部A2のカム部50のガイド溝側連結部50bがガイド溝部20の傾斜区間S3に沿ってその下端部20bから上端部20aまで摺動することにより、第2支持受部A2のカム部50全体が反時計回りの揺動方向C2に揺動する。
すなわち、図8B及び図9Bに示すように、第3組の支持受部A3(第3支持受部A3)が第3段目の複数(4個)の包装物B9~B12を支持する第1高さ位置H1から第2高さ位置H2まで上昇した際には、第2組の支持受部A2(第2支持受部A2)が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇すると共に、二段に段積みされた第1段目及び第2段目の複数(8つ)の包装物B1~B8に対する支持を解放させるように第2支持受部A2のカム部50全体が反時計回りの揺動方向C2に揺動する。
これにより、図9A及び図9Bに示すように、各段に4個ずつ二段に段積みされた第1段目及び第2段目の複数(8つ)の包装物B1~B8が第2高さ位置H2における第3段目の複数(4個)の包装物B9~B12上に落下し、三段に段積みされた状態となる。
そして、時刻t19で各包装物位置センサ32,34,36,38の検知がオフになると、段積本体部4における駆動モータ44がオフされる。
つぎに、図10A及び図10Bは、本実施形態による段積装置の概略側面図、及び、本実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図をそれぞれ示しており、昇降機構装置の第3支持受部が三段に段積みされた第3段目の包装物を第2高さ位置で支持すると共に、第4支持受部が第4段目の包装物を第1高さ位置から上昇させる前の状態をそれぞれ示す。
図4、図10A及び図10Bに示すように、時刻t20~時刻t23で、次の4個の第13~第16包装物B13~B16が、搬入部2より段積本体部4内に搬入され、段積本体部4の基底部4c上に配置されると、第4組の支持受部A4(第4支持受部A4)の羽受部52の下壁部52cが、段積本体部4の基底部4cに配置されたベルトコンベア14の搬送面14b上の第4段目の包装物B13~B16を第1高さ位置H1で下側から支持している状態となる。
このとき、第3組の支持受部A3(第3支持受部A3)の羽受部52は、その下壁部52cにより三段に段積みされた状態の第1段目~第3段目の包装物B1~B12のうちの最下段(第3段目)の包装物B9~B12を第2高さ位置H2で下側から支持している状態となる。
さらに、各包装物位置センサ32,34,36,38が、第4組の支持受部A4(第4支持受部A4)の羽受部52の下壁部52cにより支持されている第4段目の包装物B13~B16のそれぞれを検知すると、時刻t24でコントローラ12からの指令により段積本体部4における駆動モータ44がオンされる。
つぎに、図11A及び図11Bは、本実施形態による段積装置の概略側面図、及び、本実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図をそれぞれ示しており、昇降機構装置の第3支持受部が三段に段積みされた第3段目の包装物を第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇させる共に、第4支持受部が第4段目の包装物を第1高さ位置から第2高さ位置まで上昇させた後、三段に段積みされた第3段目の包装物が第4段目の包装物上に落下して包装物が四段に段積みされた状態をそれぞれ示す。
図4、図11A及び図11Bに示すように、時刻t24で段積本体部4における駆動モータ44がオンされると、各昇降機構装置Uの各回転軸48a,48bが正転方向C1に回転すると共に、チェーン機構部18のローラチェーン18aが正転方向C1に循環する。
これにより、ローラチェーン18aに連結されている第4組の支持受部A4(第4支持受部A4)のカム部50のチェーン側回動連結部50aがローラチェーン18aにより引き上げられると共に、第4支持受部A4のカム部50のガイド溝側連結部50bが、チェーン側回動連結部50aの動きと連動してガイド溝部20の左側下方直線区間S1aに沿ってその下端部20cから上端部20dまで上方に摺動する。
そして、第4段目の包装物B13~B16を支持する第4組の支持受部A4(第4支持受部A4)が第1高さ位置H1から第2高さ位置H2まで上昇すると共に、三段に段積みされた状態の第1段目~第3段目の包装物B1~B12のうちの最下段(第3段目)の包装物B9~B12を支持する第3組の支持受部A3(第3支持受部A3)が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇する。
また、図11A及び図11Bに示すように、ローラチェーン18aに連結されている第3組の支持受部A3(第3支持受部A3)のカム部50のチェーン側回動連結部50aが第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで引き上げられる際、第3支持受部A3のカム部50のガイド溝側連結部50bがガイド溝部20の傾斜区間S3に沿ってその下端部20bから上端部20aまで摺動することにより、第3支持受部A3のカム部50全体が反時計回りの揺動方向C2に揺動する。
すなわち、図10B及び図11Bに示すように、第4組の支持受部A4(第4支持受部A4)が第4段目の複数(4個)の包装物B13~B16を支持する第1高さ位置H1から第2高さ位置H2まで上昇した際には、第3組の支持受部A3(第3支持受部A3)が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇すると共に、三段に段積みされた第1段目~第3段目の複数(12個)の包装物B1~B12に対する支持を解放させるように第3支持受部A3のカム部50全体が反時計回りの揺動方向C2に揺動する。
これにより、図11A及び図11Bに示すように、各段に4個ずつ三段に段積みされた第1段目~第3段目の複数(12個)の包装物B1~B12が第2高さ位置H2における第4段目の複数(4個)の包装物B13~B16上に落下し、四段に段積みされた状態となる。
そして、時刻t25で各包装物位置センサ32,34,36,38の検知がオフになると、段積本体部4における駆動モータ44がオフされる。
つぎに、図12A及び図12Bは、本実施形態による段積装置の概略側面図、及び、本実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図をそれぞれ示しており、昇降機構装置の第4支持受部が四段に段積みされた第4段目の包装物を第2高さ位置で支持すると共に、第5支持受部が第5段目の包装物を第1高さ位置から上昇させる前の状態をそれぞれ示す。
図4、図12A及び図12Bに示すように、時刻t26~時刻t29で、次の4個の第17~第20包装物B17~B20が、搬入部2より段積本体部4内に搬入され、段積本体部4の基底部4c上に配置されると、第5組の支持受部A5(第5支持受部A5)の羽受部52の下壁部52cが、段積本体部4の基底部4cに配置されたベルトコンベア14の搬送面14b上の第5段目の包装物B17~B20を第1高さ位置H1で下側から支持している状態となる。
このとき、第4組の支持受部A4(第4支持受部A4)の羽受部52は、その下壁部52cにより四段に段積みされた状態の第1段目~第4段目の包装物B1~B16のうちの最下段(第4段目)の包装物B13~B16を第2高さ位置H2で下側から支持している状態となる。
さらに、各包装物位置センサ32,34,36,38が、第5組の支持受部A5(第5支持受部A5)の羽受部52の下壁部52cにより支持されている第5段目の包装物B17~B29のそれぞれを検知すると、時刻t30でコントローラ12からの指令により段積本体部4における駆動モータ44がオンされる。
つぎに、図13A及び図13Bは、本実施形態による段積装置の概略側面図、及び、本実施形態による段積装置の昇降機構装置におけるチェーン機構部及びガイド溝部、並びに、これらに連結された複数組の支持受部の一部を拡大した部分拡大正面図をそれぞれ示しており、昇降機構装置の第4支持受部が四段に段積みされた第4段目の包装物を第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇させる共に、第5支持受部が第5段目の包装物を第1高さ位置から第2高さ位置まで上昇させた後、四段に段積みされた第4段目の包装物が第5段目の包装物上に落下して包装物が五段に段積みされた状態をそれぞれ示す。
図4、図13A及び図13Bに示すように、時刻t30で段積本体部4における駆動モータ44がオンされると、各昇降機構装置Uの各回転軸48a,48bが正転方向C1に回転すると共に、チェーン機構部18のローラチェーン18aが正転方向C1に循環する。
これにより、ローラチェーン18aに連結されている第5組の支持受部A5(第5支持受部A5)のカム部50のチェーン側回動連結部50aがローラチェーン18aにより引き上げられると共に、第5支持受部A5のカム部50のガイド溝側連結部50bが、チェーン側回動連結部50aの動きと連動してガイド溝部20の左側下方直線区間S1aに沿ってその下端部20cから上端部20dまで上方に摺動する。
そして、第5段目の包装物B17~B20を支持する第5組の支持受部A5(第5支持受部A5)が第1高さ位置H1から第2高さ位置H2まで上昇すると共に、四段に段積みされた状態の第1段目~第4段目の包装物B1~B16のうちの最下段(第4段目)の包装物B13~B16を支持する第4組の支持受部A4(第4支持受部A4)が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇する。
また、図13A及び図13Bに示すように、ローラチェーン18aに連結されている第4組の支持受部A4(第4支持受部A4)のカム部50のチェーン側回動連結部50aが第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで引き上げられる際、第4支持受部A4のカム部50のガイド溝側連結部50bがガイド溝部20の傾斜区間S3に沿ってその下端部20bから上端部20aまで摺動することにより、第4支持受部A4のカム部50全体が反時計回りの揺動方向C2に揺動する。
すなわち、図12B及び図13Bに示すように、第5組の支持受部A4(第4支持受部A4)が第5段目の複数(4個)の包装物B17~B20を支持する第1高さ位置H1から第2高さ位置H2まで上昇した際には、第4組の支持受部A4(第4支持受部A4)が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇すると共に、四段に段積みされた第1段目~第4段目の複数(16個)の包装物B1~B16に対する支持を解放させるように第4支持受部A4のカム部50全体が反時計回りの揺動方向C2に揺動する。
これにより、図13A及び図13Bに示すように、各段に4個ずつ四段に段積みされた第1段目~第4段目の複数(16個)の包装物B1~B16が第2高さ位置H2における第5段目の複数(4個)の包装物B17~B20上に落下し、五段に段積みされた状態となる。
そして、時刻t31で各包装物位置センサ32,34,36,38の検知がオフになると、段積本体部4における駆動モータ44がオフされる。
つぎに、図14及び図15は、本実施形態による段積装置の概略側面図であり、段積本体部において一連の段積み動作が終了した後、払出部のプッシャによる払い出し動作が開始された状態(図14参照)、及び、払出部のプッシャによる払い出し動作が終了した後、段積本体部において次の段積み動作が開始される前の状態(図15参照)をそれぞれ示す。
まず、図4及び図14に示すように、時刻t31において、段積本体部4の駆動モータ44がオフされ、コントローラ12が、昇降機構装置Uの駆動モータ44を所定時間(時刻t6~t7、t12~t13、t18~t19、t24~t25、t30~t31)で駆動させてオンオフ制御した回数をカウントする。
そして、コントローラ12が所定回数(5回)をカウントした場合には、段積本体部4における段積工程が完了となり、コントローラ12からの指令により払出部6のプッシャシリンダ24が作動し、以後、五段に段積みされた包装物B1~B20のすべてについてプッシャ22による払い出し動作が開始される。
このとき、図4の時刻t31では、払出部6のプッシャシリンダ24が、段積本体部4の入口部4aよりも上方の待機状態の最高位置Z0(待機位置Z0)から最低位置Z1まで下降する。
これにより、プッシャシリンダ24の下端に設けられているプッシャ22が、五段に段積みされた複数(20個)の包装物B1~B20の後方かつ上方の最高位置Z0(待機位置Z0)から、プッシャシリンダ24と共に下降する。
そして、時刻t31では、プッシャ22が、五段に段積みされた複数(20個)の包装物B1~B20の最後面側(包装物B1~B20うちの最後方側の5つの包装物B4,B8,B12,B16,B20の最後面側)の最低高さ位置Z1まで下降すると、プッシャ原点位置センサ40の検知がオフとなる。
つぎに、図4、図14及び図15に示すように、時刻t32で払出部6の前後往復動装置26における駆動モータ28がオンされると、プッシャシリンダ24及びプッシャ22が下方に伸長した状態で前進し、段積みされた複数(20個)の包装物B1~B20の最後面を前方に向かって押圧する。
これにより、段積みされた複数(20個)の包装物B1~B20のすべてが払出部6により段積本体部4内から搬出部8に払い出される。
そして、時刻t33において、プッシャシリンダ24及びプッシャ22が、段積本体部4の入口部4a側の前後方向の原点位置X0(最後位置X0)から、段積本体部4の出口部4bよりも後方かつ搬出部8の上方の最前位置X1まで前進すると、プッシャ前進位置センサ42がオンとなる。
そして、時刻t33から時刻t34までの間、プッシャ22及びプッシャシリンダ24が前後往復動装置26の駆動モータ28の駆動により最前位置X1から原点位置X0(最後位置X0)まで後退する。
そして、時刻t34において、プッシャシリンダ24及び前後往復動装置26の駆動モータ28がオフとなり、プッシャシリンダ24及びプッシャ22が最高位置Z0(待機位置Z0)まで上昇した後に停止する。
また、時刻t32から時刻t34までの間、段積本体部4の基底部4cにおいては、次の段積工程前の複数(3つ)の包装物B21,B22,B23が搬入部2からすでに搬入されているため、各包装物位置センサ32,34,36が各包装物B21,B22,B23を検知している状態となる。
そして、時刻t34以後においては、次の複数(20個)の包装物B21~40が五段に段積みされる段積工程が図4の時刻t5~t31までの段積工程と同様に実行され、その後、払出部6による払出工程が図4の時刻t31~t34までの払出工程と同様に繰り返して実行される。
つぎに、図1~図15を参照して、本発明の一実施形態による段積装置1の作用について説明する。
まず、上述した本実施形態による段積装置1によれば、物品を収容した箱又は容器からなる複数(20個)の包装物B1~B20は、搬入部2により段積本体部4内に搬入されると、段積本体部4で段積みされ、複数段(五段)に段積みされた4組の包装物(第1組の包装物B1,B5,B9,B13,B17、第2組の包装物B2,B6,B10,B14,B18、第3組の包装物B3,B7,B11,B15,B19、及び、第4組の包装物B4,B8,B12,B16,B20)が形成される。
そして、これら複数段(五段)で4組の包装物B1~B20は、払出部6により搬出部8に払い出され、搬出部8により搬出される。
複数(20個)の包装物B1~B20が段積本体部4で段積される際、まず、段積本体部4の基底部4cの搬入部2上に沿って前後長手方向に配置された1段目の複数(4個)の包装物B1~B4が、複数組(21組)の支持受部A1~A21のうちの第1組の支持受部A1により第1高さ位置H1で下側から支持される(図1及び図3参照)。
つぎに、第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4が第1組の支持受部A1により第1高さ位置H1から第2高さ位置H2まで上昇すると、第2段目の複数(4個)の包装物B5~B8が第2組の支持受部A2により第1高さ位置H1で下側から支持される(図5A~図6B参照)。
そして、第1組の支持受部A1が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇すると共に第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4に対する支持を解放させるように揺動することにより、第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4のそれぞれが第2段目の複数(4個)の包装物B5~B8のそれぞれ上に落下して段積みされる(図7A及び図7B参照)。
また、複数(20個)の包装物B1~B20が段積本体部4で段積される際、第2組の支持受部A2が第2段目の複数(4個)の包装物B5~B8を支持する第1高さ位置H1から第2高さ位置まで上昇し、第1組の支持受部A1が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇すると共に第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4に対する支持を解放させるように揺動することができる。
これにより、第1組の支持受部A1が第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4の左右側面等の表面に対して傷等の損傷を与えることなく、第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4のそれぞれを効率よく第2段目の複数(4個)の包装物B5~B8のそれぞれ上に落下させてスムーズに段積みを行うことができる。
これらの結果、食品等の物品を収容した箱又は容器からなる複数の包装物B1~B20を小スペースで高速かつ連続的に効率よく段積みすることができる。
つぎに、本実施形態による段積装置1によれば、第1組の支持受部A1の第1羽受部52が段積本体部4の基底部4cにおける搬入部2上に沿って前後長手方向に配置された第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4を第1高さ位置H1で下側から支持した後に第1カム部50と共に第2高さ位置H2まで上昇することにより、第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4を第2高さ位置H2まで上昇させることができる(図5A及び図5B参照)。
したがって、第2組の支持受部A2の第2羽受部52が第2段目の複数(4個)の包装物B5~B8を第1高さ位置H1で下側から支持することができる(図6A及び図6B参照)。
そして、第2組の支持受部A2の第2羽受部52が第2カム部50と共に第1高さ位置H1から第2高さ位置H2まで上昇することにより第2段目の複数(4個)の包装物B5~B8を第2高さ位置H2まで上昇させると、第1組の支持受部A1の第1羽受部52が第1カム部50と共に第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇すると共に、第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4に対する支持を解放させるように第1カム部50と共に揺動することができる(図7A及び図7B参照)。
これにより、第1組の支持受部A1の第1羽受部52が第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4の左右側面等の表面に対して傷等の損傷を与えることなく、第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4のそれぞれを効率よく第2段目の複数(4個)の包装物B5~B8のそれぞれ上に落下させることができるため、スムーズに段積みを行うことができる。
また、本実施形態による段積装置1によれば、まず、第1組の支持受部A1の第1羽受部52が段積本体部4の基底部4cにおける搬入部2上に沿って前後長手方向に配置された第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4を第1高さ位置H1で下側から支持した後に第1カム部50と共に第2高さ位置H2まで上昇する際には、昇降機構装置Uの駆動モータ44が回転軸48aを駆動し、この回転軸48aの回転駆動によりチェーン機構部18のローラチェーン18aが第1高さ位置H1から第2高さ位置H2まで上昇する(図5A及び図5B参照)。
これにより、第1カム部50のチェーン側回動連結部50aがチェーン機構部18に連動して第1高さ位置H1から第2高さ位置H2まで上昇することができると共に、第1カム部50のガイド溝側連結部50bがガイド溝部20の下方直線区間S1aに沿って第1高さ位置H1から第2高さ位置H2まで上方に摺動することができる。
よって、第1組の支持受部A1の第1羽受部52が第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4を第2高さ位置H2で下側から支持することができると共に、第2組の支持受部A2の第2羽受部52が第2段目の複数(4個)の包装物B5~B8を第1高さ位置H1で下側から支持することができる(図6A及び図6B参照)。
そして、チェーン機構部18が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇した際には、第1組の支持受部A1の第1カム部50のチェーン側回動連結部50aがチェーン機構部18に連動して第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇しつつ回転する共に、第1組の支持受部A1の第1カム部50のガイド溝側連結部50bがガイド溝部20の傾斜区間S3に沿って第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上方に摺動しつつ回転することができる。
これにより、第1組の支持受部A1の第1カム部50全体が、第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇する際に、第1羽受部52と共に第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4の支持を解放させるように揺動することができる(図7B参照)。
したがって、第1組の支持受部A1の第1羽受部52が第1段目の複数の包装物の左右側面等の表面に対して傷等の損傷を与えることなく、第1段目の複数(4個)の包装物B1~B4のそれぞれをより効率よく第2段目の複数(4個)の包装物B5~B8のそれぞれ上に落下させることができるため、よりスムーズに段積みを行うことができる。
さらに、本実施形態による段積装置1によれば、図3、図5B、図6B、図7B、図8B、図9B、図10B、図11B、図12B、図13Bに示すように、昇降機構装置Uの回転軸48aの軸方向から見た回転平面視において、ガイド溝部20の傾斜区間S3により、ガイド溝部20が第2高さ位置Q2(ガイド溝部20の下端部20bの高さ位置Q2)から第3高さ位置Q3(ガイド溝部20の上端部20aの高さ位置Q3)に向かって斜め上方且つ内側に傾斜しているため、第3高さ位置Q3におけるカム部50のガイド溝側連結部50bを第2高さ位置Q2におけるガイド溝側連結部50bよりも内側に配置することができる。
これにより、チェーン機構部18が第2高さ位置Q2から第3高さ位置Q3まで上昇した際には、カム部50のチェーン側回動連結部50aがチェーン機構部18に連動して第2高さ位置P2から第3高さ位置P3まで上昇しつつ回転する共に、カム部50のガイド溝側連結部50bがガイド溝部20の傾斜区間S3に沿って第2高さ位置Q2から第3高さ位置Q3まで上方に摺動しつつ回転することができる。
したがって、例えば、第1組~第4組の支持受部A1~A4(第1~第4支持受部A1~A4)の各カム部50全体が、第2高さ位置H2から第3高さ位置H3までそれぞれ上昇する際に、各支持受部A1~A4の羽受部52に対応する各包装物B1~B4(図7B参照)、各包装物B5~B8(図9B参照)、各包装物B9~B12(図11B参照)、及び、各包装物B13~B16(図13B参照)の支持を解放させるように効率よく揺動方向C2に揺動することができる。
したがって、各支持受部A1~A4の各羽受部52が、その支持を解放した各包装物B1~B4(図7B参照)、各包装物B5~B8(図9B参照)、各包装物B9~B12(図11B参照)、及び、各B13~B16(図13B参照)における左右側面等の表面に対して傷等の損傷を与えることなく、各支持受部A1~A4が第3高さ位置H3で支持する各包装物B1~B4(図7B参照)、各包装物B5~B8(図9B参照)、各包装物B9~B12(図11B参照)、及び、各包装物B13~B16(図13B参照)のそれぞれについて、各支持受部A2~A5が第2高さ位置H2で支持する各包装物B5~B8(図7B参照)、各包装物B9~B12(図9B参照)、及び、各包装物B13~B16(図11B参照)、各包装物B17~B20(図13B参照)のそれぞれ上に効率よく落下させることができるため、さらにスムーズに段積みを行うことができる。
また、本実施形態による段積装置1によれば、図3、図5B、図6B、図7B、図8B、図9B、図10B、図11B、図12B、図13Bに示すように、各昇降機構装置Uのチェーン機構部18のローラチェーン18aの上昇により、各支持受部A1~A4のカム部50が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇する際には、第3高さ位置Q3におけるカム部50のガイド溝側連結部50bの中心軸線O4とチェーン側回動連結部50aの中心軸線O3との間の水平方向の中心軸線間距離L2(第1中心軸線間距離)が、第2高さ位置におけるカム部のガイド溝側連結部の中心軸線とチェーン側回動連結部の中心軸線との間の水平方向の中心軸線間距離L1(第2中心軸線間距離)よりも大きい。
これにより、各支持受部A1~A4のカム部50が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇した際には、そのカム部50のチェーン側回動連結部50aがチェーン機構部18に連動して第2高さ位置P2から第3高さ位置P3まで上昇しつつ回転する共に、そのカム部50のガイド溝側連結部50bがガイド溝部20の傾斜区間S3に沿って第2高さ位置Q2から第3高さ位置Q3まで上方に摺動しつつ回転することができる。
したがって、各支持受部A1~A4のカム部50の全体が、第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇する際に、各支持受部A1~A4が第3高さ位置H3で支持する各包装物B1~B4(図7B参照)、各包装物B5~B8(図9B参照)、各包装物B9~B12(図11B参照)、及び、各包装物B13~B16(図13B参照)のそれぞれの支持を解放させるように揺動方向C2に揺動することができる。
よって、各支持受部A1~A4の各羽受部52が、その支持を解放した各包装物B1~B4(図7B参照)、各包装物B5~B8(図9B参照)、各包装物B9~B12(図11B参照)、及び、各B13~B16(図13B参照)における左右側面等の表面に対して傷等の損傷を与えることなく、各支持受部A1~A4が第3高さ位置H3で支持する各包装物B1~B4(図7B参照)、各包装物B5~B8(図9B参照)、各包装物B9~B12(図11B参照)、及び、各包装物B13~B16(図13B参照)のそれぞれについて、各支持受部A2~A5が第2高さ位置H2で支持する各包装物B5~B8(図7B参照)、各包装物B9~B12(図9B参照)、及び、各包装物B13~B16(図11B参照)、各包装物B17~B20(図13B参照)のそれぞれ上に効率よく落下させることができるため、さらにスムーズに段積みを行うことができる。
さらに、本実施形態による段積装置1によれば、図3、図5B、図6B、図7B、図8B、図9B、図10B、図11B、図12B、図13Bに示すように、昇降機構装置Uの回転軸48aの軸方向から見た回転平面視において、各支持受部A1~A4の羽受部52の上壁部52aが第1高さ位置H1及び第2高さ位置H2のカム部50の上端に水平方向に延びるように設けられている。
また、この羽受部52の側壁部52bが上壁部52aにおける段積本体部4の入口部4a側の内端から下方に延びた後、羽受部52の下壁部52cが側壁部52bの下端から段積本体部4の入口部4a側に向かって水平方向に突出し、羽受部52の傾斜壁部52dが下壁部52cの内端から斜め下方且つ段積本体部4の入口部4a側に向かって傾斜している形状となっている。
このような各羽受部52の形状により、各羽受部52は、第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇した際に、曲がり面Rの凸側が各包装物B1~B20の側面と対向する姿勢になるように揺動すると共に、傾斜壁部52dが立壁面Vを形成する姿勢になるように揺動することができる。
これにより、各羽受部52が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇して揺動した際に、その羽受部52による支持から解放された各包装物B1~B16の左右側面等の表面に対して、これに対向する姿勢の羽受部52の曲がり面Rの凸側が接触した際にも、滑らかな曲がり面Rの凸側が包装物の左右側面等の表面に接触することになるため、傷等の損傷を与え難くすることができる。
また、各羽受部52が第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇して揺動した際に、その羽受部52の傾斜壁部52dが立壁面Vを形成する姿勢になるため、上下方向に配列された各羽受部52同士の上下方向の隙間を羽受部52の傾斜壁部52dによる立壁面Vが狭めることができる。
したがって、各羽受部52同士の上下方向の隙間に対して各包装物B1~B20が入り込んだり、このような隙間から脱落したりすることを防ぐことができる。
また、本実施形態による段積装置1によれば、まず、段積み工程について、1以上の自然数Nを用いて一般化すると、第N組の支持受部ANの羽受部52が段積本体部4の基底部4cにおいて、その搬入部2のベルトコンベア14の搬送面14b上に沿って前後長手方向に配置された第N段目の複数の包装物BN~BN+4を第1高さ位置H1で下側から支持した後に、カム部50と共に第2高さ位置H2まで上昇する際には、昇降機構装置Uの駆動モータ44が回転軸48aを駆動し、この回転軸48aの回転駆動によりチェーン機構部18のローラチェーン18aが第1高さ位置P1から第2高さ位置P2まで上昇する。
これにより、第N組の支持受部ANの羽受部52が第N段目の複数の包装物BN~BN+4を第2高さ位置H2で下側から支持することができると共に、第N+1組の支持受部AN+1の羽受部52が第N+1段目の複数の包装物BN+4~BN+8を第1高さ位置H1で下側から支持することができる。
そして、チェーン機構部18のローラチェーン18aが第2高さ位置P2から第3高さ位置P3まで上昇した際には、第N組の支持受部ANのカム部50全体が、第2高さ位置H2から第3高さ位置H3まで上昇し、第N組の支持受部ANの羽受部52と共に第N段目の複数の包装物BN~BN+4の支持を解放させるように揺動方向C2に揺動することにより、第N段目の複数の包装物BN~BN+4を第N+1段目の複数の包装物BN+4~BN+8上に落下させることができる。
このとき、コントローラ12は、昇降機構装置Uの駆動モータ44の入出力を所定回数N回検知した場合には、段積みされた第N段目の複数の包装物BN~BN+4及び第N+1段目の複数の包装物BN+4~BN+8の段数が予め設定された最大段数に到達したものと判断し、払出部6のプッシャ22による払い出し動作を開始させることができる。
したがって、段積本体部4における段積み動作から払出部6のプッシャ22による払い出し動作をスムーズに行うことができる。
さらに、本実施形態による段積装置1によれば、各組の支持受部A1~A21が昇降機構装置Uのチェーン機構部18のローラチェーン18aと共に循環することにより、各組の支持受部A1~A21の羽受部52による包装物B1~B20の支持が周期的に繰り返されることになる。
しかしながら、本実施形態では、複数組の支持受部A1~A21の組数(21個)について、段積みされる複数の包装物B1~B20の最大段数(五段)の倍数以外の数値に設定しているため、各支持受部A1~A21の同一の羽受部52が一周期毎に同じ位置で包装物を支持しないように、包装物を支持する羽受部52を周期毎にずらすことができる。
したがって、各支持受部A1~A21の羽受部52の摩耗等による耐久性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態による段積装置1によれば、段積本体部4の入口部4aに設けられた幅調整部(幅調整装置46)により、複数の包装物B1~B20の幅寸法に応じて段積本体部4の入口部4aの幅寸法を調整することができる。
また、搬入部2から搬入される複数の包装物B1~B20が段積本体部4の入口部4aを通過して基底部4cに搬入される際に、段積本体部4の入口部4aの幅寸法を幅調整装置46により調整しているため、このような幅調整装置46について、各包装物B1~B20が段積本体部4の入口部4aの幅方向や基底部4cの左右短手方向にずれることを抑制するガイド部としても機能させることができる。
したがって、様々な幅寸法の包装物B1~B20に対しても、段積本体部4内に正確かつ安定的に搬入することができるため、以後の段積み作業を効率よく行うことができる。
さらに、本実施形態による段積装置1によれば、払出部6のプッシャ22が、段積本体部4の入口部4aと出口部4bとの間で前後方向及び上下方向に移動可能に設けられている。
これにより、コントローラ12は、複数(20個)の包装物B1~B20が昇降機構装置Uにより第3高さ位置H3まで上昇した後に解放されて第2高さ位置H2で最大段数(五段)の包装物B1~B20の段積工程が完了されると、プッシャ22を段積本体部4の入口部4aの上方の待機位置Z0から、第2高さ位置H2で段積みされた最大段数(五段)の包装物B1~B20の最後面側まで下降させ、最大段数(五段)の包装物B1~B20のすべてを搬出部8上に移送させるように制御することができる。
したがって、払出部6のプッシャ22による包装物B1~B20の払い出しを効率よく行うことができる。
また、本実施形態による段積装置1によれば、図1、図14及び図15に示すように、払出部6のプッシャ22により移送された最大段数(五段)の包装物B1~B20を搬出する搬出部8の搬送用ベルト30aの上面(搬送面30b)が、第2高さ位置H2に配置された最大段数(五段)の包装物B1~B20の最低底面と同一高さ位置になるように、搬入部2の搬送用ベルト14aの上面(搬送面14b)よりも上方に設けられている。
これにより、段積本体部4で段積みされた複数(20個)の包装物B1~B20を払出部6のプッシャ22が搬出部8に払い出す際に、搬出部8の搬送面30bに対して上下方向の段差を無くすことができる。
これにより、払出部6から搬出部8に払い出される複数(20個)の段積された包装物B1~B20が崩れることなく、搬出部8の搬送面30b上に効率よく移動させることができ、以後の搬出部8における段積みされた複数(20個)の包装物B1~B20の搬出作業についても効率よく行うことができる。
さらに、本実施形態による段積装置1によれば、検知部10の各包装物位置センサ32,34,36,38により第1高さ位置H1に配置された複数(20個)の包装物B1~B20の位置を正確に検知することができる。
また、検知部10のプッシャ原点位置センサ40及びプッシャ前進位置センサ42のそれぞれにより、払出部6の払い出し操作前におけるプッシャ22の原点位置及び払い出し操作後におけるプッシャの前進位置を正確に検知することができる。
したがって、段積本体部4における複数(20個)の包装物B1~B20の段積み動作から払出部6のプッシャ22による段積み後の複数(20個)の包装物B1~B20の払い出し動作までの一連の動作を精度よく実行することができる。
なお、上述した本発明の一実施形態による段積装置1においては、一例として、カレーライスや丼物等の具材をパッキングしたレトルト食品等の物品を収容した紙箱又は樹脂製の容器からなる複数(20個)の包装物B1~B20における出荷前の工程において、複数個(4個)平置きした複数組(5組)の包装物B1~B4,B5~B8,B9~B12,B13~B16,B17~B20のそれぞれを複数段(五段)に段積みする形態について説明したが、このような形態に限られず、特に、複数の包装物の個数やこれらの包装物が段積みされる段数等については、物品を収容する紙箱や容器の外形寸法等に応じて適宜変更可能である。
1 本発明の一実施形態による段積装置
2 搬入部
4 段積本体部
4a 入口部
4b 出口部
4c 基底部
6 払出部
8 搬出部
10 検知部
12 コントローラ(制御部)
14 ベルトコンベア
14a 搬送用ベルト
14b 搬送用ベルトの上面、搬送面
16 駆動モータ
18 昇降機構装置のチェーン機構部
18a ローラチェーン
20 昇降機構装置のガイド溝部
20a ガイド溝部の傾斜区間の上端部
20b ガイド溝部の傾斜区間の下端部
20c ガイド溝部の左側下方直線区間の下端部
20d ガイド溝部の左側下方直線区間の上端部
22 プッシャ
24 プッシャシリンダ
26 前後往復動装置
28 駆動モータ
30 ベルトコンベア
30a 搬送用ベルト
30b 搬送面
32 第1包装物位置センサ(検知部、包装物検知部)
34 第2包装物位置センサ(検知部、包装物検知部)
36 第3包装物位置センサ(検知部、包装物検知部)
38 第4包装物位置センサ(検知部、包装物検知部)
40 プッシャ原点位置センサ(検知部、プッシャ位置検知部)
42 プッシャ前進位置センサ(検知部、プッシャ位置検知部)
44 駆動モータ(昇降機構部の駆動部)
46 幅調整装置(幅調整部)
46a 支持部材
46b 回転軸部材
48 回転軸(昇降機構部の回転軸部)
48a 下側駆動回転軸(昇降機構部の回転軸部)
48b 上側従動回転軸(昇降機構部の回転軸部)
48c スプロケット
50 カム部
50a チェーン側回動連結部
50b ガイド溝側連結部
52 羽受部
52a 上壁部
52b 側壁部
52c 下壁部
52d 傾斜壁部
52e 上壁部と側壁部との接続部
A1~A21 支持受部
B1~B24 包装物
C1 回転軸の正転方向
C2 カム部の揺動方向
H1 包装物及び支持受部の第1高さ位置
H2 包装物及び支持受部の第2高さ位置
H3 包装物及び支持受部の第3高さ位置
h 包装物の縦幅
L1 第2高さ位置の支持受部におけるカム部のチェーン側回動連結部の中心軸線とガイド溝側連結部の中心軸との間の水平方向の中心軸線間距離(第2中心軸線間距離)
L2 第3高さ位置の支持受部におけるカム部のチェーン側回動連結部の中心軸線とガイド溝側連結部の中心軸線との間の水平方向の中心軸線間距離(第1中心軸線間距離)
l 包装物の前後長手方向の幅
O1 第2高さ位置の支持受部におけるカム部のチェーン側回動連結部の中心軸線
O2 第2高さ位置の支持受部におけるカム部のガイド溝側連結部の中心軸線
O3 第3高さ位置の支持受部におけるカム部のチェーン側回動連結部の中心軸線
O4 第3高さ位置の支持受部におけるカム部のガイド溝側連結部の中心軸線
P1 第1高さ位置の支持受部におけるカム部のチェーン側回転連結部の位置、ローラチェーンの第1高さ位置
P2 第2高さ位置の支持受部におけるカム部のチェーン側回転連結部の位置、ローラチェーンの第2高さ位置
P3 第3高さ位置の支持受部におけるカム部のチェーン側回転連結部の位置、ローラチェーンの第3高さ位置
Q1 第1高さ位置の支持受部におけるカム部のガイド溝側連結部の位置、ガイド溝部の第1高さ位置、ガイド溝部の左側下方直線区間の下端部の高さ位置
Q2 第2高さ位置の支持受部におけるカム部のガイド溝側連結部の位置、ガイド溝部の第2高さ位置、ガイド溝部の傾斜区間の下端部の高さ位置
Q3 第3高さ位置の支持受部におけるカム部のガイド溝側連結部の位置、ガイド溝部の第3高さ位置、ガイド溝部の傾斜区間の上端部の高さ位置
R 曲がり面
S1 直線区間
S1a 左側下方直線区間
S1b 左側上方直線区間
S1c 右側直線区間
S2 曲がり区間
S3 傾斜区間
U 昇降機構装置(昇降機構部)
V 立壁面
W1 包装物の左右方向の幅寸法
W2 段積装置本体部の入口部の幅寸法、昇降機構装置同士の間隔
w 包装物の横幅
X0 プッシャシリンダ及びプッシャの原点位置、最後位置
X1 プッシャシリンダ及びプッシャの最前位置
Z0 プッシャシリンダ及びプッシャの待機位置、最高位置
Z1 プッシャシリンダ及びプッシャの最低位置

Claims (12)

  1. 物品を収容した箱又は容器からなる複数の包装物を段積みする段積装置であって、
    複数の包装物を搬入する搬入部と、
    この搬入部から搬入された上記複数の包装物を段積みする段積本体部と、
    この段積本体部で段積みされた上記複数の包装物を払い出すプッシャを備えた払出部と、
    上記段積本体部で段積みされて上記払出部により払い出された複数段の包装物を搬出する搬出部と、
    上記段積本体部内の上記複数の包装物の位置又は上記プッシャの位置を検知する検知部と、
    上記検知部が検知した情報に基づいて上記搬入部、上記段積本体部、上記払出部、及び、上記搬出部のそれぞれの作動を制御する制御部と、を有し、
    上記段積本体部は、入口部と、出口部と、上記搬入部が上記入口部側から上記出口部まで前後長手方向に延びるように配置される基底部と、この基底部の左右短手方向の両側に対をなして設けられ且つ上下方向に間隔を置いて昇降可能に設けられた複数組の支持受部と、を備えており、
    上記複数組の支持受部は、上記基底部における上記搬入部上に沿って前後長手方向に配置された第1段目の複数の包装物を第1高さ位置で下側から支持した後に第2高さ位置まで上昇する第1組の支持受部と、上記第1段目の複数の包装物が上記第1組の支持受部により上記第2高さ位置まで上昇した後、第2段目の複数の包装物を上記第1高さ位置で支持する第2組の支持受部と、を備えており、
    上記第2組の支持受部が上記第2段目の複数の包装物を支持する上記第1高さ位置から上記第2高さ位置まで上昇する際、上記第1組の支持受部は、上記第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇すると共に上記第1段目の複数の包装物に対する支持を解放させるように揺動し、上記第1段目の複数の包装物が上記第2段目の複数の包装物上に落下して段積みされるように構成されていることを特徴とする段積装置。
  2. 上記段積本体部は、さらに、上記複数組の支持受部を昇降及び/又は揺動させる昇降機構部と、を備えており、
    上記第1組の支持受部及び上記第2組の支持受部のそれぞれは、上記昇降機構部に対して揺動可能にそれぞれ設けられた第1カム部及び第2カム部と、上記第1カム部及び上記第2カム部のそれぞれに設けられた第1羽受部及び第2羽受部と、を備えている請求項1記載の段積装置。
  3. 上記昇降機構部は、駆動部と、この駆動部により回転駆動される回転軸部と、この回転軸部に連結されるチェーン機構部と、このチェーン機構部の内周側に対向するように環状に設けられたガイド溝部と、を備えており、
    上記第1カム部及び上記第2カム部のそれぞれのカム部は、上記チェーン機構部に対して回動可能にそれぞれ連結されたチェーン側回動連結部と、上記ガイド溝部に対して摺動且つ回転可能にそれぞれ連結されたガイド溝側連結部と、を備えている請求項2記載の段積装置。
  4. 上記ガイド溝部は、上記回転軸部の軸方向から見た回転平面視において、上記第3高さ位置における上記ガイド溝側連結部が上記第2高さ位置における上記ガイド溝側連結部よりも内側に配置されるように上記第2高さ位置から上記第3高さ位置に向かって斜め上方且つ内側に傾斜した傾斜区間を備えている請求項3記載の段積装置。
  5. 上記第1カム部及び上記第2カム部のそれぞれのカム部は、上記回転軸部の軸方向から見た回転平面視において、上記第2高さ位置から上記第3高さ位置まで上昇する際、上記第3高さ位置における上記チェーン側回動連結部の中心軸線と上記ガイド溝側連結部の中心軸線との間の水平方向の第1中心軸線間距離が、上記第2高さ位置における上記チェーン側回動連結部の中心軸線と上記ガイド溝側連結部の中心軸線との間の水平方向の第2中心軸線間距離よりも大きくなるように上記チェーン機構部及び上記ガイド溝部に従って揺動する請求項3記載の段積装置。
  6. 上記第1羽受部及び上記第2羽受部のそれぞれの各羽受部は、上記回転軸部の軸方向から見た回転平面視において、上記第1高さ位置及び上記第2高さ位置の上記第1カム部及び上記第2カム部のそれぞれの上端に水平方向に延びるように設けられた上壁部と、この上壁部における上記入口部側の内端から下方に延びる側壁部と、この側壁部の下端から上記入口部側に向かって水平方向に突出する下壁部と、この下壁部の内端から斜め下方且つ上記入口部側に向かって傾斜する傾斜壁部と、を備えており、
    上記上壁部と上記側壁部との接続部は、曲がり面で形成されており、上記各羽受部は、上記第2高さ位置から上記第3高さ位置まで上昇した際に、上記曲がり面の凸側が上記包装物の側面と対向する姿勢になるように揺動すると共に、上記傾斜壁部が立壁面を形成する姿勢になるように揺動する請求項1記載の段積装置。
  7. 上記基底部における上記搬入部上に沿って前後長手方向に配置された第N段目(以下、Nは1以上の自然数とする)の複数の包装物を第1高さ位置で下側から支持した後に第2高さ位置まで上昇する第N組の支持受部と、上記第N段目の複数の包装物が上記第N組の支持受部により上記第2高さ位置まで上昇した後、第N+1段目の複数の包装物を上記第1高さ位置で支持する第N+1組の支持受部と、を備えており、
    上記第N+1組の支持受部が上記第N+1段目の複数の包装物を支持する上記第1高さ位置から上記第2高さ位置まで上昇する際、上記第N組の支持受部は、上記第2高さ位置から第3高さ位置まで上昇すると共に上記第N段目の複数の包装物に対する支持を解放させるように揺動し、上記第N段目の複数の包装物が上記第N+1段目の複数の包装物上に落下して段積みされるように構成されており、
    上記制御部は、上記駆動部の入出力を所定回数検知した場合には、段積みされた上記複数の包装物の段数が予め設定された最大段数に到達したものと判断し、上記払出部の上記プッシャによる払い出し動作を開始させる請求項3記載の段積装置。
  8. 上記複数組の支持受部の組数は、段積みされる上記複数の包装物の最大段数の倍数以外の数値に設定されている請求項1又は7に記載の段積装置。
  9. さらに、上記段積本体部の入口部に設けられて上記搬入部上の上記複数の包装物の幅寸法に応じて上記入口部の幅寸法を調整する幅調整部を有する請求項1記載の段積装置。
  10. 上記プッシャは、上記段積本体部の上記入口部と上記出口部との間で前後方向及び上下方向に移動可能に設けられており、
    上記制御部は、上記複数の包装物が上記昇降機構部により上記第3高さ位置まで上昇した後に解放されることにより上記第2高さ位置で最大段数の包装物の段積工程が完了すると、上記プッシャを上記入口部の上方の待機位置から上記第2高さ位置で段積みされた上記最大段数の包装物の最後面側まで下降させ、上記最大段数の包装物のすべてを上記搬出部上に移送させるように制御する請求項1記載の段積装置。
  11. 上記搬出部は、上記プッシャにより移送された上記最大段数の包装物を搬送する搬送面を備えており、この搬送面は、上記第2高さ位置に配置された上記最大段数の包装物の最低底面と同一高さ位置になるように上記搬入部の上面よりも上方に設けられている請求項10記載の段積装置。
  12. 上記検知部は、上記第1高さ位置に配置された上記複数の包装物の位置を検知する包装物位置検知部と、上記払出部の払い出し操作前における上記プッシャの原点位置及び払い出し操作後における上記プッシャの前進位置を検知するプッシャ位置検知部と、を備えている請求項1記載の段積装置。
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