JP2002234509A - 農産物の箱詰装置 - Google Patents

農産物の箱詰装置

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JP2002234509A JP2001027608A JP2001027608A JP2002234509A JP 2002234509 A JP2002234509 A JP 2002234509A JP 2001027608 A JP2001027608 A JP 2001027608A JP 2001027608 A JP2001027608 A JP 2001027608A JP 2002234509 A JP2002234509 A JP 2002234509A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】箱詰め荷姿を向上させて商品的価値を高めると
共に、箱詰め時の農産物の傷みを確実に防止し得る農産
物の箱詰装置を提供する。 【解決手段】農産物を搬送する供給コンベアの終端側下
方に待機された箱に対して挿入・待避可能に設けられ、
かつ箱内の空間が複数に区画される各区画毎に前記供給
コンベアにより供給される農産物を順次箱詰めする箱詰
補助手段を有する農産物の箱詰装置であって、前記箱詰
補助手段は、各区画毎に所定量の農産物が詰められた際
に当該農産物を下方に段階的に案内する案内手段を備え
ていることを特徴とする。前記案内手段は、箱内の上下
方向の途中に開閉式の例えば複数段のシャッターを有
し、該シャッターは、開放した際に略垂直状態となって
前記区画のための壁面を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農産物の箱詰装置
に係わり、特に人参、大根等のような長尺農産物の向き
を揃えかつ傷付けることなく箱詰めするのに適した農産
物の箱詰装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人参等の選別包装施設において、
選別コンベアから仕分けされて引出コンベアにより搬送
される人参等の長尺農産物は、みかん等のようにして箱
内に単に投入して詰めると、箱内で交差したり縦横バラ
バラになったりして、箱内での収まりが悪く空きスペー
スが生じる場合がある。特に、箱が深い段ボール箱等の
場合にその傾向が強く、しかも長尺農産物を傷める虞も
ある。そこで、このような不都合を解消する技術が、例
えば特公平7−76010号公報、特公平7−2314
4号公報及び特公平7−23143号公報に開示されて
いる。
【0003】このうち、特公平7−76010号公報に
開示の人参等長尺物の箱詰方法(箱詰装置Aという)
は、仕切板体昇降機構に仕切板体を着脱可能に取着し、
仕切板体昇降機構を箱内に挿入することで、箱内に複数
個の区画室を形成して箱詰めするものである。また、特
公平7−23144号公報に開示の自動箱詰装置を用い
た人参等長尺物の箱詰方法(箱詰装置Bという)は、箱
体内に複数個の区画室を形成する仕切板を挿入して設け
ると共に、箱体を傾斜させて箱詰めするものである。さ
らに、特公平7−23143号公報に開示の人参等の長
尺物の箱詰用可動フラップ付仕切板(箱詰装置Cとい
う)は、箱体内に挿入される仕切板によって箱体内に複
数の区画室を形成し、該区画室内に長尺物を箱詰めする
際に、衝当で回転可能な可動フラップにより落下衝撃を
緩和しつつ箱詰めするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、箱詰装
置Aにあっては、仕切板体を設けることで、該仕切板体
がない場合よりも、箱詰め時の長尺物の姿勢の崩れは若
干改良されるものの、ただ単に区画室内に上方から長尺
物を投入する方式であるため、箱が特に深形の場合に箱
内における長尺物の落下距離が長くなって、投入時に長
尺物の姿勢が変わる場合があり、箱詰め姿勢(荷姿)が
劣って商品的価値を低下させ易い。また、投入初期の長
尺物の落下距離が比較的長いことから、既に投入されて
いる長尺物に次の長尺物が高い位置から落下投入されて
衝突し、この衝突により長尺物に傷みが発生し易い等の
問題点を有している。
【0005】また、箱詰装置Bにあっては、傾斜した箱
によって長尺物の箱詰め時に長尺物自体の転がりを期待
する方式であるため、例えば長尺物が人参等のようにそ
の形状自体が一定しない場合、転がり方が一定せず、特
に曲がりのある人参等は転がり難く、良好な転がり状態
を得ることが困難であると共に、人参等のようなテーパ
状の長尺物では、傾斜面に沿った転がりによって太端部
が下向きになる傾向があり、長尺物を箱内にきれいに整
列させることができず、良好な箱詰め姿勢が得られ難い
という問題点を有している。また、単に区画室内に上方
から長尺物を投入する方式であることから、箱詰装置A
と同様に、長尺物が傷み易いという問題点も有してい
る。
【0006】さらに、箱詰装置Cにあっては、投入落下
による衝撃を区画室の一部に設けた可動フラップで緩和
して長尺物の跳ね返りを抑制する方式であるため、可動
フラップの根本側と先端側とでは、同じ長尺物でも可動
フラップによる作用が異なり、可動フラップのどこに当
接するかによって、可動フラップによる跳ね返り作用が
長尺物の向き、大きさ、形状等によって一定せず、箱詰
め時の姿勢が定まらない等、安定した荷姿が得られない
という問題点を有している。また、この箱詰装置Cの場
合は、可動フラップが長尺物が落下する毎に回動するの
で、回動した際に可動フラップの下側と仕切用縦長板と
の間で長尺物を挟む虞があったり、可動フラップの先端
で先に詰められた長尺物の表面を傷つけたり、区画室に
部分的に設けられる可動フラップに当接せずに落下する
投入初期の長尺物の衝撃が緩和されない等、箱詰め時に
長尺物が傷付き易いという問題点も有している。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、箱詰め姿勢を向上させて商品的
価値を高めると共に、箱詰め時の農産物の傷みを確実に
防止し得る農産物の箱詰装置を提供することにある。ま
た、他の目的は、前記目的に加え、農産物の箱の区画内
への投入や区画内おける落下を確実かつスムーズに行っ
て、箱詰め作業の作業性を向上させたり、装置自体の構
成を簡略化して安価に形成し得る等の農産物の箱詰装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、農産物を搬送
する供給コンベアの終端側下方に待機された箱に対して
挿入・待避可能に設けられ、かつ箱内の空間が複数に区
画される各区画毎に供給コンベアにより供給される農産
物を順次箱詰めする箱詰補助手段を有する農産物の箱詰
装置であって、箱詰補助手段は、各区画毎に所定量の農
産物が詰められた際に当該農産物を下方に段階的に案内
する案内手段を備えていることを特徴とする。
【0009】このように構成することにより、供給コン
ベアで搬送されてくる農産物は、箱内の空間が複数に区
画される各区画毎に供給コンベアの終端側から下方に送
出落下されて、箱詰補助手段により供給コンベアの終端
側下方に待機された箱内に投入(供給)される。この状
態で、各区画内に投入された農産物が所定量になった際
に、箱詰補助手段がこれを段階的に下方に案内する案内
手段を有することから、各区画に投入される農産物を案
内手段で一旦所定量受け止め、これを下方に案内しつつ
箱詰めできる。これにより、供給コンベアの終端側から
送出落下される農産物の各区画内における自然落下距離
を短くできて、農産物の箱詰め姿勢が安定して揃えられ
ると共に、各区画内への投入時の農産物への衝撃を緩和
できて、その傷みが確実に防止される。
【0010】また、請求項2記載の発明は、前記案内手
段が、箱内の上下方向の途中に開閉式のシャッターを有
することを特徴とし、請求項3記載の発明は、前記シャ
ッターが、開放した際に略垂直状態となって区画のため
の壁面を形成することを特徴とする。このように構成す
ることにより、案内手段としての開閉式シャッターの例
えば閉動作でシャッター上に所定量の農産物を一旦受け
止めることができ、この農産物をシャッターの開放動作
で下方に落下させることができることから、農産物の区
画内における下方への案内(移動)が簡易な構成で確実
かつスムーズに行える。
【0011】また、請求項4記載の発明は、前記シャッ
ターが箱内の上下方向に複数段設けられることを特徴と
する。このように構成することにより、上下方向に複数
段設けられたシャッターで、投入される農産物を所定量
づつより短い落下距離で案内でき、特に箱が深い場合で
あっても、箱詰め姿勢がより安定すると共に、農産物の
傷みもより確実に防止される。
【0012】また、請求項5記載の発明は、前記シャッ
ターが片開き式に構成されることを特徴とし、請求項6
記載の発明は、前記シャッターが観音開き式に構成され
ることを特徴とする。このように構成することにより、
片開き式や観音開き式のシャッターで、投入される農産
物を所定量づつ受け止めて下方に案内できることから、
箱詰補助手段の構成が簡略化されて箱詰装置自体が安価
に形成される。
【0013】また、請求項7記載の発明は、前記箱詰補
助手段が、上部に位置するシャッターの上方に、箱上部
と供給コンベアとの間を仕切る固定仕切板を有すること
を特徴とする。このように構成することにより、箱上部
に設けた固定仕切板で箱の上部を固定的に仕切ることが
できることから、供給コンベアから送出落下される農産
物の区画上部への案内投入が確実に行える。
【0014】また、請求項8記載の発明は、前記供給コ
ンベアが、その終端側が搬送方向に沿って進退する進退
コンベアを有し、前記農産物が複数の区画の前記搬送方
向に沿った前方側から後方側に向けて順に箱詰めされる
ことを特徴とする。このように構成することにより、複
数の区画の前方側から後方側に向けて順に農産物が箱詰
めされることから、各区画への箱詰め作業を略連続した
状態で行うことができて、箱詰め作業の効率化が図れ
る。
【0015】また、請求項9記載の発明は、前記箱がそ
の重量を計測し得る秤量機上に配置されることを特徴と
し、請求項10記載の発明は、前記秤量機で予め設定し
た所定重量が計測された際にシャッターを開放させるこ
とを特徴とする。このように構成することにより、秤量
機で少なくとも箱の重量が計測されることから、この秤
量機で投入された農産物の重量を正確に計測できる。そ
して、この計測値が予め設定した所定重量になった際に
シャッターが開放されることから、所定量づつの農産物
を計量しつつ下方に案内することができて、箱詰め作業
のより効率アップが図れる。
【0016】また、請求項11記載の発明は、前記供給
コンベアが、その始端側に、ランダムに供給されてくる
農産物の向きを傾斜角度を利用して一定方向に揃える姿
勢矯正手段を有することを特徴とする。このように構成
することにより、供給コンベアの始端側に設けられる例
えば下り傾斜を有するシュートや登り傾斜を有するベル
トコンベア等の姿勢矯正手段で、人参等の太端部が所定
方向に向くように姿勢矯正されることから、供給コンベ
ア終端側における農産物の姿勢の安定化が図れる。
【0017】また、請求項12記載の発明は、前記農産
物が長尺物であり、供給コンベアの少なくとも終端側で
横向きに搬送されて箱詰めされることを特徴とする。こ
のように構成することにより、人参等のような太端部と
細端部を有しその形状が安定しない農産物であっても、
その向きを例えば交互に設定することにより、より安定
した箱詰め姿勢が得られると共に、箱内の空きスペース
を低減させて農産物の収容率のアップが図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図10は、本発明に
係わる農産物の箱詰装置の一実施例を示し、図1がその
平面図、図2がその側面図、図3が図2のA−A断面
図、図4が要部の拡大図、図5〜図10が動作説明図で
ある。
【0019】図1及び図2において、箱詰装置1は、農
産物の供給コンベア2と、この供給コンベア2の下流側
に配置された箱詰案内装置3(箱詰補助手段)を有して
いる。供給コンベア2は、最始端側に配置された例えば
特公平6−10050号公報に開示の鍵盤式コンベア4
と、この鍵盤式コンベア4の搬送方向イに沿って設けら
れ先端が下方に所定角度傾斜した2個のシュート5a、
5bと、この各シュート5a、5bに連結された水平状
態の2条のベルトコンベア6a、6bと、この各ベルト
コンベア6a、6bの終端側に配置されたV型ベルトコ
ンベア7a、7bと、この各V型ベルトコンベア7a、
7bの終端側下方に水平状態で配置されたベルトコンベ
ア8と、このベルトコンベア8の下方に水平状態で進退
可能に配置された進退コンベア9等とで構成されてい
る。
【0020】そして、2条のベルトコンベア6a、6b
の搬送方向ロが鍵盤式コンベア4の搬送方向イと直交
し、V型ベルトコンベア7a、7bの搬送方向ハがベル
トコンベア6a、6bの搬送方向ロと直交すると共に互
いに接近する内側方向に指向し、またベルトコンベア8
の搬送方向ニがV型ベルトコンベア7a、7bの搬送方
向ハとそれぞれ直交する方向に設定されている。
【0021】また、ベルトコンベア8と進退コンベア9
は、桟8a、9a付きのコンベアで形成され、両ベルト
コンベア8、9の搬送方向ニ、ホが同一方向に設定され
ると共に、進退コンベア9は、図2の実線の位置から二
点鎖線で示す位置まで、搬送方向ホと同一方向リに、例
えばステップ状(もしくは連続状)に前進したりステッ
プ状に後退し得るように構成されている。
【0022】なお、図1に示すように、2条のベルトコ
ンベア6a、6bはその長さが異なるように形成され
て、V型ベルトコンベア7a、7bによるベルトコンベ
ア8への長尺農産物の送出位置が異なるように設定され
ると共に、2条のV型ベルトコンベア7a、7bとベル
トコンベア8を同期させて作動させることにより、ベル
トコンベア8の各桟8a間に2条のV型ベルトコンベア
7a、7bから交互に長尺農産物が供給されるように設
定されている。これにより、ベルトコンベア8上の長尺
農産物の向きが一個づつ交互に逆方向になるように揃え
られる。また、ベルトコンベア8と進退コンベア9も同
期して作動するように設定されている。
【0023】一方 前記箱詰案内装置3は、秤量機10
上にセットされた空の段ボール箱11内に前記供給コン
ベア2で供給される長尺農産物を箱詰めする箱詰め部1
2と、箱詰め位置である秤量機10上に空の段ボール箱
11を供給してセットする空箱供給部13と、長尺農産
物が後述するように箱詰めされた段ボール箱11を送出
する送出コンベア14等を有している。
【0024】箱詰め部12は、図3に示すように、架台
16上に配置された前記秤量機10を有し、この秤量機
10上に一体的に設けられたフレーム17の両側上面に
は、昇降シリンダー18がそれぞれ配置されている。こ
の昇降シリンダー18は、その基端部がフレーム17に
固定されると共に、先端側に進退可能に設けられたシャ
フト18aの先端が昇降板19に固定され、この昇降板
19は、その略中央部分がフレーム17上に垂直状態で
立設され上端が連結杆15で連結されたガイド杆20に
摺動可能に係合している。
【0025】また、昇降板19の反シャフト18a固定
側には、開口部21aを有して平面視でコ字状に形成さ
れると共に、上部が幅広で下部が幅狭に形成された昇降
枠21の上端が固定されている。この昇降枠21は、昇
降シリンダー18が作動して、そのシャフト18aが前
進(上昇)することにより、図3の二点鎖線で示す待避
位置まで上昇し、シャフト18aが後退(下降)するこ
とにより、実線で示す箱詰め位置に設定される。
【0026】また、前記昇降枠21内には、固定仕切板
22と案内手段としての上段シャッター23及び下段シ
ャッター24とが配置されている。そして、図4に示す
ように、この固定仕切板22と上段シャッター23及び
下段シャッター24が進退コンベア9の搬送方向ホに沿
って4個設けられることにより、昇降枠21が段ボール
箱11内に位置する箱詰め位置において、段ボール箱1
1内が搬送方向ホに沿って4つの区画室25a〜25d
に区画されている。
【0027】さらに、図3及び図4に示すように、昇降
枠21の前記進退コンベア9の搬送方向ホに沿った両側
壁外部には、上段シャッター開閉用シリンダー27と下
段シャッター開閉用シリンダー28が配置されている。
上段シャッター開閉用シリンダー27は、搬送方向ホに
沿って例えば4個設けられ、その基端側が固定杆29を
介して昇降枠21の上端に固定されると共に、その先端
側がリンク30を介して上段シャッター23に連結され
ている。また、下段シャッター開閉用シリンダー28
は、昇降枠21の上段シャッター開閉用シリンダー27
と反対側の側壁外部に4個設けられ、その基端側が固定
杆31を介して昇降枠21の上端に固定されると共に、
その先端側がリンク32を介して下段シャッター24に
連結されている。
【0028】そして、上段シャッター開閉用シリンダー
27と下段シャッター開閉用シリンダー28は、秤量機
10が接続された図示しない制御装置の制御信号で例え
ば次のように作動する。すなわち、秤量機10上に配置
されたフレーム17、昇降枠21、段ボール箱11及び
該段ボール箱11に箱詰めされる長尺農産物の総重量が
秤量機10で計測され、その計測値が予め設定された所
定値になった際に、制御装置から所定の上段シャッター
開閉用シリンダー27に開放信号が出力されて対応した
上段シャッター23が開放し、その後の計測値が前記所
定値を所定量上回る他の所定値になった際に、所定の下
段シャッター開閉用シリンダ28に開放信号が出力され
て対応した下段シャッター24が開放する。
【0029】なお、各4個の上段シャッター開閉用シリ
ンダー27及び下段シャッター開閉用シリンダー28
は、前記開放信号で、進退コンベア9の搬送方向ホの下
流側(前方側である区画室25a側)から順に作動する
ように設定されている。また、上段シャッター23開閉
用のリンク30と下段シャッター24開閉用のリンク3
2は、その長さが異なるように設定されている。
【0030】そして、前記各リンク30、32の先端
(図では下端)に固定した回動ピン33(図3参照)
に、前記上段シャッター23及び下段シャッター24の
幅方向の一方の端部が固定され、各シャッター23、2
4の他方の端部は回動ピン34(図3参照)を介して昇
降枠21の側壁に回動自在に支持されている。これによ
り、上段シャッター開閉用シリンダー27が作動してそ
のシャフトが下方に進出することにより、上段シャッタ
ー23が図4の矢印ヘ方向に回動して略垂直状態とな
り、シャフトが上方に後退することにより、上段シャッ
ター23が矢印ヘ方向と逆方向に回動して略水平状態と
なる。この動作は、下段シャッター24についても全く
同様である。
【0031】なお、以上の例においては、各区画室25
a〜25dの上段シャッター23と下段シャッター24
を片開き式に構成したが、例えば図14に示すように、
各シャッター23、24を観音開き(両開き)式に構成
することも勿論可能である。
【0032】前記空箱供給部13は、図2に示すよう
に、空の段ボール箱11を搬送する空箱搬送コンベア3
6と、空の段ボール箱11を箱詰め位置にセットする押
出しシリンダー装置37を有している。そして、押出し
シリンダー装置37が作動してそのシャフトが前進する
ことにより、空箱搬送コンベア36の供給位置上の空の
段ボール箱11が箱詰め位置(秤量機10上)に供給さ
れてセットされると共に、箱詰め位置で長尺農産物の箱
詰めが終了した長尺農産物入り段ボール箱11が、箱詰
め位置から送出コンベア14上に送出される。
【0033】次に、上記箱詰装置1の動作の一例を図5
〜図10等に基づいて説明する。先ず、秤量機10上に
空の段ボール箱11をセットし、昇降シリンダ18のシ
ャフト18aを後退させて昇降枠21を箱詰め位置にセ
ットした状態に設定すると共に、前記制御装置に各区画
室25a〜25dの各上段シャッター23と各下段シャ
ッター24を開放させるための例えば8種類の所定重量
値を設定する。
【0034】この状態で、図1及び図2に示すように、
鍵盤式コンベア4で搬送されてくる人参Wは、その等階
級に応じて所定の仕分け位置で、先端側が下方に傾斜し
たシュート5a、5b上に排出されてベルトコンベア6
a、6b上に送出される。この時、シュート5a、5b
が所定角度傾斜していることから、その傾斜面に沿った
人参Wの下降中に重量の重い太端部が下方に向いた状態
となり、各人参Wの向きが略同一方向に揃えられてベル
トコンベア6a、6b上に送出される。
【0035】そして、この人参Wはベルトコンベア6
a、6bで終端側に搬送されて、V型ベルトコンベア7
a、7bに送出され、このV型ベルトコンベア7a、7
bでV字の最深部に整列されつつ搬送されて、ベルトコ
ンベア8に送出される。この時、2条のV型ベルトコン
ベア7a、7bとベルトコンベア8が前述したように同
期して作動することにより、ベルトコンベア8上の各桟
8a間に人参Wがその向きを交互にした状態で整列載置
される。
【0036】このようにしてベルトコンベア8上に供給
された人参Wは、ベルトコンベア8の終端側から下方に
送出されて落下し、該ベルトコンベア8と同期して搬送
動作しつつ前進動作している進退コンベア9の各桟9a
間に、ベルトコンベア8上の向きと同一向きで送出載置
される。そして、各桟9a間に人参Wが供給された進退
コンベア9は、前進動作して箱詰め位置にセットされて
いる昇降枠21の開口部21aから昇降枠21内に進入
し、例えば図5に示す位置で停止する。
【0037】この停止位置で搬送動作している進退コン
ベア9の各桟9a間の人参Wが、進退コンベア9の終端
側9bから一個づつ順に下方に送出されて落下し、段ボ
ール箱11の区画室25a内の水平状態(閉状態)の上
段シャッター23上に順に投入されて積み重ねられる。
この時、区画室25aの上部に固定仕切板22が固定的
に配置され、この固定仕切板22が段ボール箱11の上
面蓋部の上方に位置して、進退コンベア9の終端側9b
と段ボール箱11上端との間を区画していることから、
進退コンベア9の終端側9bから送出される人参Wが区
画室25a内に確実に案内される。
【0038】そして、区画室25a内に所定量の人参W
が投入されると、その人参Wの数に応じた重量(重量
増)が秤量機10で計測され、この計測値が制御装置に
予め設定した前記8つの所定値のうちの最少の所定値に
なった時点で、制御装置からの開放信号で区画室25a
の上段シャッター開閉用シリンダー27が作動して、図
5の二点鎖線で示すように、上段シャッター23が矢印
ヘ方向に開放して垂直状態となる。これにより、図6に
示すように、区画室25aの上段シャッター23上の所
定数の人参Wが下方に落下(移動)して、区画室25a
の下段シャッター24上に載置される。
【0039】この状態で、進退コンベア9から次の所定
数の人参Wが、図7に示すように投入され、その重量が
秤量機10で計測されて第2の所定値になると、区画室
25aの下段シャッター開閉用シリンダー28が作動し
て下段シャッター24が開放する。この下段シャッター
24の開放で、図8に示すように下段シャッター24が
垂直状態となり、下段シャッター24上の所定量の人参
Wが下方に移動し、段ボール箱11の底面11a上に積
層状態で収容(箱詰め)される。これにより、段ボール
箱11の区画室25aに所定量の人参Wが詰められ、こ
の時、人参Wは、垂直状態で区画室25aの壁面を形成
する上段シャッター23及び下段シャッター24と、昇
降枠21の後壁や側壁によって前後方向等への移動が規
制された状態を維持している。
【0040】段ボール箱11の区画室25aに所定量の
人参Wが箱詰めされたら、次に、進退コンベア9を1ス
テップ後退させて図8及び図9に示す位置で停止させ
る。そして、この位置で進退コンベア9の搬送動作によ
りその終端側9bから人参Wを下方に送出落下させるこ
とにより、段ボール箱11の区画室25bの上段シャッ
ター23上に所定量の人参Wが投入されて、区画室25
aと同様に、上段シャッター23の開放(人参Wの下方
への移動)、人参W投入、下段シャッター24の開放
(人参Wの下方への移動)が行われて、区画室25b内
に所定量の人参Wが箱詰めされる。この動作を区画室2
5cと区画室25dについて順に同様に行うことによ
り、図10に示すように、4つの区画室25a〜25d
の全てに所定量の人参Wが箱詰めされる。
【0041】そして、この状態で、進退コンベア9を図
10に示す待避位置に後退させると共に、昇降シリンダ
ー18を作動させて昇降枠21を矢印トの如く上昇させ
ることにより、段ボール箱11内から固定仕切板22、
上段シャッター23及び下段シャッター24が一体化さ
れた昇降枠21が、図3に示す待避位置に設定される。
この時、昇降枠21の段ボール箱11内からの抜き取り
は、上段シャッター23及び下段シャッター24等を薄
板で形成すると共に、人参Wの段ボール箱11への箱詰
め量を適宜に設定することで、スムーズに抜き取ること
ができる。
【0042】昇降枠21の上昇(抜き取り)で段ボール
箱11に所定量の人参Wが箱詰めされると、この人参W
入り段ボール箱11が、図2に示す空箱供給部13の押
出しシリンダー装置37が作動して、空の段ボール箱1
1で送出コンベア14上に図2の矢印の如く押出され、
該コンベア14で終端側に搬送される。また、同時に箱
詰め位置には次の空の段ボール箱11が図2の矢印の如
く押出されてセットされ、この空の段ボール箱11に、
送出コンベア14に送出された人参W入り段ボール箱1
1と同様に所定量の人参Wが箱詰めされる。
【0043】このように、上記実施例の箱詰装置1にあ
っては、箱詰め位置にセットされた空の段ボール箱11
内に昇降枠21を昇降シリンダ18の作動で下降させて
挿入し、段ボール箱11内に進退コンベア9の搬送方向
ホに沿った4つの区画室25a〜25dを形成すると共
に、この区画室25a〜25d内に上段シャッター23
と下段シャッター24を開閉可能に配置しているため、
上段シャッター23や下段シャッター24上に人参Wを
一旦受け止め、この人参Wが所定量となった際にシャッ
ター23、24の開放で下方に段階的に案内しつつ箱詰
めすることができる。
【0044】その結果、人参Wの段ボール箱11内にお
ける自然落下の距離が短くなり、落下時の人参Wの姿勢
変化が防止されて、向きが揃えられた安定した姿勢で箱
詰めすることができて、商品的価値を高めることができ
る。また、箱詰め時の段ボール箱11内における人参W
の落下距離が短いことから、例えば段ボール箱11の深
さが深い場合であっても、落下時の人参Wが受ける衝撃
を緩和することができて、箱詰め時の人参Wの傷みを確
実に防止することができる。
【0045】特に、案内手段として上段及び下段の複数
段のシャッター23、24を設けて、それぞれ所定量の
人参Wを段階的に下方に案内するため、人参Wの落下距
離をより短くすることができて、箱詰め姿勢をより安定
させることができると共に、人参Wの傷みをより確実に
防止することができる。また、各シャッター23、24
が区画室25a〜25dの略全域に水平状態で配置され
て所定量の人参Wを全て受け止めるため、シャッター2
3、24の先端で人参Wを傷めたり、シャッター23、
24への当接位置で人参Wへの衝撃力に傷みが生じるよ
うな差を発生させることもなく、人参Wの傷みをより一
層確実に防止することができる。
【0046】また、昇降枠21内の上段シャッター23
の上部に固定仕切板22を設けているため、この固定仕
切板22で段ボール箱11の上部(上面蓋を立てた部
分)と進退コンベア9の終端側9bとの間を区画するこ
とができて、進退コンベア9から送出落下される人参W
を各区画室25a〜25d内に確実に案内することがで
きる。また、昇降枠21や各種シリンダ18、27、2
8及び段ボール箱11が秤量機10上にフレーム17を
介して配置されて、その重量が計測されるため、段ボー
ル箱11内に投入される人参Wによる重量増加を正確に
計測することができる。
【0047】また、秤量機10で計測された計測値が予
め設定した例えば8つの所定値になった際に、各所定値
に対応した各シャッター23、24が開放されるため、
所定量づつの人参Wを各シャッター23、24上に収容
しつつ下方に確実に案内することができる。これらによ
り、人参Wの区画室25a〜25d内への投入から、各
区画室25a〜25dにおける段ボール箱11の底面1
1aまでの移動(すなわち箱詰め)をスムーズに行うこ
とが可能になる。
【0048】さらに、供給コンベア2が一対の傾斜した
シュート5a、5bやV型ベルトコンベア7a、7bを
有しているため、これらにより鍵盤式コンベア4から供
給されてくる人参Wの向きを所定方向に揃えて桟8a付
きのベルトコンベア8に供給することができる。また、
一対のV型ベルトコンベア7a、7bの搬送方向ハがベ
ルトコンベア8にそれぞれ指向する如く配置されている
ため、各V型ベルトコンベア7a、7bで互いに逆向き
にされた人参Wを交互にベルトコンベア8に送出するだ
けで、ベルトコンベア8上や進退コンベア9上の人参W
を交互に逆向きの状態に容易に設定することができる。
【0049】また、進退コンベア9が前進して複数の区
画室25a〜25dの前方側(区画室25a側)から順
に後方側(区画室25d側)にステップ状に後退しなが
ら、進退コンベア9上の人参Wを段ボール箱11の各区
画室25a〜25dに落下投入するため、複数の区画室
25a〜25dに人参Wを略連続的に箱詰めすることが
できる。これらにより、箱詰め作業を機械的に行うこと
ができて、人手による作業の合理化を図ることができ、
箱詰め作業効率をアップさせることができると共に、人
参Wの向きの逆方向設定により、段ボール箱11内への
人参Wの箱詰め率を高めることが可能になる。
【0050】またさらに、所定量の人参Wを一旦受け止
めるシャッター23、24が構成簡単な片開き式(もし
くは観音開き式)に形成されると共に、その開放で略垂
直状態となったシャッター23、24が複数の区画室2
5a〜25dの仕切板(壁面)を兼ねるため、各区画室
25a〜25d専用の縦方向の仕切板を必要とせず、昇
降枠21の構成を簡略化することができる。また、昇降
枠21の昇降動作や上段シャッター23及び下段シャッ
ター24の開閉動作にシリンダ18、27、28等が使
用されるため、動作機構の簡素化が図れ、これらによ
り、箱詰装置1自体の構成を簡易化して安価に形成する
ことが可能になる。
【0051】図11と図12及び図13は、本発明に係
わる箱詰装置のそれぞれ他の実施例を示している。以
下、上記実施例と同一部位には、同一符号を付して説明
する。先ず、図11に示す実施例の特徴は、上記実施例
が昇降枠21内に固定仕切板22と開放した状態の上段
シャッター23及び下段シャッター24とで4つの区画
室25a〜25dを形成したのに対し、昇降枠21内に
4つの固定仕切板38を垂直状態で予め固定すると共
に、この固定仕切板38の上下の所定位置に上段シャッ
ター23及び下段シャッター24を開閉可能に配置した
点にある。
【0052】この実施例においても、閉状態の上段シャ
ッター23上に所定量の人参Wが供給された際に、上段
シャッター開閉用シリンダー27の作動で上段シャッタ
ー23を開放させて下段シャッター24上に案内し、さ
らに、この下段シャッター24上に所定量の人参Wが供
給された際に、下段シャッター開閉用シリンダー28の
作動で下段シャッター24を開放させて段ボール箱11
の底面11aに人参Wを箱詰めできる等、上記実施例と
同様の作用効果を得ることができる。
【0053】また、図12及び図13に示す実施例の特
徴は、前記供給コンベア2の鍵盤式コンベア4とシュー
ト5a、5bに代えて、ベルトコンベア41の終端側に
2方向に分岐されるシュート39を配置すると共に、こ
のシュート39の終端側に登り傾斜を有する姿勢矯正手
段としての2条のベルトコンベア40a、40bを連結
した点にある。この実施例によれば、登り傾斜を有する
ベルトコンベア40a、40b自体で、人参Wの太端部
が下方(搬送方向チの上流側)になるよう整列(姿勢矯
正)されるため、このベルトコンベア40a、40bに
人参Wを供給するコンベアとして、構成が複雑化し易い
鍵盤式コンベア4に代えて構成簡易なベルトコンベア4
1を使用でき、箱詰装置1の構成の一層の簡略化とコス
トダウンを図ることができる。
【0054】なお、上記各実施例においては、段ボール
箱11の上部と進退コンベア9との間の空間を箱詰案内
装置3に設けた固定仕切板22、38で区画したが、例
えば図15に示すように、進退コンベア9のフレーム4
3に仕切板44を設け、この仕切板44を進退コンベア
9の進退動作と合わせて移動させることもできる。この
場合、仕切板44は、段ボール箱11のフラップに当た
った際の逃げを目的として、シリンダーやバネ等からな
る角度調整機構により、図15の二点鎖線で示すよう
に、水平状態と垂直状態に設定され得るように構成され
る。このように構成しても、上記各実施例と同様の作用
効果を得ることができる。
【0055】また、本発明は、上記した各実施例に限定
されるものでもなく、例えば昇降枠21内に設けられる
区画室の数を3つ以下や5つ以上の複数に設定したり、
上下方向に3段以上の開閉用のシャッターを配置した
り、固定仕切板22、38等を所定方向に適宜に傾斜さ
せる等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲
において種々変更することができる。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、箱詰補助手段は、各区画毎に所定量の農産
物が詰められた際に当該農産物を下方に段階的に案内す
る案内手段を備えているため、各区画内に投入される農
産物を案内手段で一旦所定量受け止め、これを下方に案
内して箱詰めでき、供給コンベアの終端側から落下され
る農産物の各区画内における落下距離を短くし得て、農
産物の箱詰め姿勢が安定して揃えられて商品的価値を高
めることができると共に、投入時の農産物への衝撃を緩
和できてその傷みを確実に防止することができる。
【0057】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、案内手段が箱内の上下方
向の途中に開閉式のシャッターを有するため、シャッタ
ーの開閉動作で所定量の農産物を受け止めて下方に確実
かつスムーズに案内できると共に、箱詰補助手段の構成
の簡略化が図れて箱詰装置自体を安価に形成することが
できる。
【0058】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項2記載の発明の効果に加え、シャッターが開放するこ
とにより略垂直状態となって区画のための壁面を形成す
るため、区画のための専用の仕切板等を必要とせず、箱
詰補助手段の構成のより簡略化を図ることができる。
【0059】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項2または3記載の発明の効果に加え、上下方向にシャ
ッターが複数段設けられるため、投入される農産物を所
定量づつより短い落下距離で案内できて、特に箱が深い
場合であっても、箱詰め姿勢をより安定させることがで
きると共に、農産物の傷みをより確実に防止することが
できる。
【0060】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項2ないし4記載の発明の効果に加え、片開き式のシャ
ッターで、投入される農産物を所定量づつ受け止めて下
方に案内できるため、箱詰補助手段の構成がより簡略化
されて箱詰装置自体をより安価に形成することができ
る。
【0061】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項2ないし4記載の発明の効果に加え、観音開き式のシ
ャッターで、投入される農産物を所定量づつ受け止めて
下方に案内できるため、請求項5記載の発明と同様に、
箱詰補助手段の構成がより簡略化されて箱詰装置自体を
より安価に形成することができる。
【0062】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項2ないし6記載の発明の効果に加え、箱詰補助手段
が、上方に位置するシャツターの上方に、箱上部と供給
コンベアとの間を仕切る固定仕切板を有するため、供給
コンベアから送出落下される農産物の区画上部への案内
を確実に行うことができる。
【0063】また、請求項8記載の発明によれば、請求
項1ないし7記載の発明の効果に加え、供給コンベアが
搬送方向に沿って移動可能な進退コンベアを有し、農産
物が複数の区画の前方側から後方側に向けて順に箱詰め
されるため、箱詰め作業を略連続した状態で行うことが
できて、箱詰め作業の効率化が図ることができる。
【0064】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項1ないし8記載の発明の効果に加え、秤量機により少
なくとも箱の重量が計測されるため、この秤量機で投入
された農産物の量を正確に計測できて、農産物を所定量
づつ確実に下方に段階的に案内して箱詰めすることがで
きる。
【0065】また、請求項10記載の発明によれば、請
求項9記載の発明の効果に加え、秤量機での計測値が予
め設定した所定量になった際にシャッターが開放される
ため、所定量づつの農産物を計量しつつ下方により確実
に案内することができて、箱詰め作業のより効率アップ
を図ることができる。
【0066】また、請求項11記載の発明によれば、請
求項1ないし10記載の発明の効果に加え、供給コンベ
アの始端側に設けられる下り傾斜したシュートや登り傾
斜を有するベルトコンベア等の姿勢矯正手段で、例えば
人参等の太端部が所定方向に向くように姿勢矯正される
ため、供給コンベアの終端側における農産物の姿勢が安
定し、箱詰め姿勢をより一層安定させることができる。
【0067】また、請求項12記載の発明によれば、請
求項1ないし11記載の発明の効果に加え、例えば人参
等のような太端部と細端部を有し形状が安定しない農産
物であっても、その向きを例えば交互に設定すること
で、より安定した箱詰め姿勢を得ることができると共
に、農産物の箱への収容率のアップを図ることができる
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる農産物の箱詰装置の一実施例を
示す平面図
【図2】同その側面図
【図3】同図2のA−A断面図
【図4】同要部の拡大図
【図5】同動作説明図
【図6】同他の動作説明図
【図7】同さらに他の動作説明図
【図8】同さらに他の動作説明図
【図9】同さらに他の動作説明図
【図10】同さらに他の動作説明図
【図11】本発明に係わる農産物の箱詰装置の他の実施
例を示す図5と同様の動作説明図
【図12】本発明に係わる農産物の箱詰装置のさらに他
の実施例を示す平面図
【図13】同図12のB−B矢視図
【図14】本発明に係わる農産物の箱詰装置のシャッタ
ーの変形例を示す図
【図15】本発明に係わる農産物の箱詰装置の進退コン
ベアの変形例を示す図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・箱詰装置 2・・・・・・・・・・供給コンベア 3・・・・・・・・・・箱詰案内装置 4・・・・・・・・・・鍵盤式コンベア 5a、5b・・・・・・シュート 6a、6b・・・・・・ベルトコンベア 7a、7b・・・・・・V型ベルトコンベア 8・・・・・・・・・・ベルトコンベア 9・・・・・・・・・・進退コンベア 8a、9a・・・・・・桟 9b・・・・・・・・・終端側 10・・・・・・・・・秤量機 11・・・・・・・・・段ボール箱 11a・・・・・・・・底面 12・・・・・・・・・箱詰め部 13・・・・・・・・・空箱供給部 14・・・・・・・・・送出コンベア 18・・・・・・・・・昇降シリンダー 21・・・・・・・・・昇降枠 22・・・・・・・・・固定仕切板 23・・・・・・・・・上段シャッター 24・・・・・・・・・下段シャッター 25a〜25d・・・・区画室 27・・・・・・・・・上段シャッター開閉用シリンダ
ー 28・・・・・・・・・下段シャッター開閉用シリンダ
ー 30、32・・・・・・リンク 36・・・・・・・・・空箱搬送コンベア 37・・・・・・・・・押出しシリンダー装置 38・・・・・・・・・固定仕切板 39・・・・・・・・・シュート 40a、40b・・・・ベルトコンベア 43・・・・・・・・・フレーム 44・・・・・・・・・仕切板 W・・・・・・・・・・人参
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E003 AA01 AB02 BA03 BB05 BC03 BD02 CA02 CA04 CB03 CB06 DA02 DA03 3E054 AA05 CA08 DB03 DB04 EA02 FA05 FA07 FB03 FC09 FC13 FC15 GA01 GB02 GC02 GC03 HA05 HA07 3F081 AA14 AA46 BA01 BC04 BD05 BD11 BD15 BD16 BD17 BD18 BD21 BE04 BE08 BF06 CA37 CC08 CD01 DB02 DB06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】農産物を搬送する供給コンベアの終端側下
    方に待機された箱に対して挿入・待避可能に設けられ、
    かつ箱内の空間が複数に区画される各区画毎に前記供給
    コンベアにより供給される農産物を順次箱詰めする箱詰
    補助手段を有する農産物の箱詰装置であって、 前記箱詰補助手段は、前記各区画毎に所定量の農産物が
    詰められた際に当該農産物を下方に段階的に案内する案
    内手段を備えていることを特徴とする農産物の箱詰装
    置。
  2. 【請求項2】前記案内手段は、箱内の上下方向の途中に
    開閉式のシャッターを有することを特徴とする請求項1
    記載の農産物の箱詰装置。
  3. 【請求項3】前記シャッターは、開放した際に略垂直状
    態となって前記区画のための壁面を形成することを特徴
    とする請求項2記載の農産物の箱詰装置。
  4. 【請求項4】前記シャッターは、箱内の上下方向に複数
    段設けられることを特徴とする請求項2または3記載の
    農産物の箱詰装置。
  5. 【請求項5】前記シャッターは、片開き式に構成される
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の
    農産物の箱詰装置。
  6. 【請求項6】前記シャッターは、観音開き式に構成され
    ることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載
    の農産物の箱詰装置。
  7. 【請求項7】前記箱詰補助手段は、上部に位置するシャ
    ッターの上方に、箱上部と供給コンベアとの間を仕切る
    固定仕切板を有することを特徴とする請求項2ないし6
    のいずれかに記載の農産物の箱詰装置。
  8. 【請求項8】前記供給コンベアは、その終端側が搬送方
    向に沿って進退する進退コンベアを有し、前記農産物は
    複数の区画の前記搬送方向に沿った前方側から後方側に
    向けて順に箱詰めされることを特徴とする請求項1ない
    し7のいずれかに記載の農産物の箱詰装置。
  9. 【請求項9】前記箱は、その重量を計測し得る秤量機上
    に配置されることを特徴とする請求項1ないし8のいず
    れかに記載の農産物の箱詰装置。
  10. 【請求項10】前記秤量機で予め設定した所定重量が計
    測された際に前記シャッターを開放させることを特徴と
    する請求項9記載の農産物の箱詰装置。
  11. 【請求項11】前記供給コンベアは、その始端側に、ラ
    ンダムに供給されてくる農産物の向きを傾斜角度を利用
    して一定方向に揃える姿勢矯正手段を有することを特徴
    とする請求項1ないし10のいずれかに記載の農産物の
    箱詰装置。
  12. 【請求項12】前記農産物が長尺物であり、前記供給コ
    ンベアの少なくとも終端側で横向きに搬送されて箱詰め
    されることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか
    に記載の農産物の箱詰装置。
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