JP2024067781A - 駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024067781000001
【課題】駆動源及び駆動部品の寿命予測と異常箇所の特定を正確に行うことができる駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置は、巻線を有するステッピングモータ130と、ステッピングモータ130から出力される駆動力を負荷へ伝達するための複数の駆動部品と、第1の巻線に流れる第1駆動電流を第1カットオフ周波数の第1ローパスフィルタにより検出し、第2の巻線に流れる第2駆動電流を第1カットオフ周波数よりも高い第2カットオフ周波数の第2ローパスフィルタにより検出する電流検出部152と、第1駆動電流に基づいてステッピングモータ130の寿命を判定し、第1駆動電流と第2駆動電流に基づいてステッピングモータ130の異常の有無を判定し、第2駆動電流に基づいて駆動部品の異常の有無を判定するCPU150と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば画像形成装置のようにステッピングモータ及びステッピングモータにより駆動される駆動機構を備える駆動装置、及びこの駆動装置を備える画像形成装置に関する。
プリンタ、コピー機、複合機等の画像形成装置は、用紙に画像を印刷するために、用紙を搬送する搬送ローラ、画像が形成される感光ドラム、感光ドラムで形成した画像を用紙に転写するための転写ローラ等を備える。転写ローラは、画像の転写時に画像を担持する像担持体との間にニップ部を形成し、ニップ部で像担持体から用紙に画像を転写する。転写ローラは、ニップ部形成のために、像担持体に対して接触/離間動作を行うことができる。例えば、転写ローラは、転写時以外では像担持体から離間した位置で待機することで、像担持体の劣化を防止する。
搬送ローラの回転駆動、感光ドラムの回転駆動、及び転写ローラの接触/離間駆動等を行う駆動装置の駆動源には、ステッピングモータが使用されることが多い。駆動装置を構成する駆動部品やステッピングモータ等の部品の交換は、以下のような観点で行われている。
(1)部品を所定の通紙枚数や所定の駆動積算時間を超えて使用することによる部品寿命
(2)部品の動作不良等の異常検出
部品寿命による部品交換では、想定した寿命に到達することで正常動作できなくなる前に部品が交換される。部品寿命は、画像形成装置の設置環境、印刷に使用する紙種、部品の特性ばらつき等を考慮して設定される。通常、部品寿命にはある程度のマージンが加味される。そのために、設定された部品寿命に応じて部品を交換する場合であっても、当該部品が実際に寿命に到達していることはまれである。しかし画像形成装置のランニングコストを低減するためには、部品の交換頻度は低いことが好ましい。特許文献1には、駆動部品を駆動するモータの駆動電流を測定し、測定した駆動電流から部品寿命を予測して適切なタイミングで部品交換を行うことで、ランニングコストの低減を図る画像形成装置が開示される。
異常検出による部品交換では、想定外の事象により正常動作できなくなった場合に部品が交換される。部品の異常は、フォトインタラプタ等の光学センサのような異常検出センサを用いて部品の動作を監視することで検出される。この場合、検出した異常状態が、異常検出センサ自体の異常であるか、部品の異常であるか、或いは異常検出センサや部品を制御する制御基板の異常であるか、の切り分けが困難である。そのために異常検出時に異常箇所の特定に時間がかかり、画像形成装置のダウンタイムが大きくなる。また、不要な部品交換によりランニングコストが増加する可能性もある。特許文献2には、駆動機構を駆動するモータの駆動電流の検出方法を駆動条件に応じて変化させて、異常検出を行う装置が開示される。この装置は、センサ等を用いずに部品等の異常を検出する。
特開2007-309980号公報 特開2014-176273号公報
不要な部品交換によるランニングコストの増加と、異常発生時の装置のダウンタイムを低減するためには、部品寿命の予測と部品の異常箇所の特定を正確に行う必要がある。そのために特許文献1の構成と特許文献2の構成とをいずれも採用すると、回路規模が大きくなり、イニシャルコストが増大する。また、特許文献2の構成では、モータ自身の巻線の断線等の異常を特定することが困難である。
本発明は、上述の問題に鑑み、駆動源及び駆動部品の寿命予測と異常箇所の特定を正確に行うことができる駆動装置を提供することを主たる目的とする。
本発明の駆動装置は、複数の巻線を有する駆動源と、前記駆動源から出力される駆動力を負荷へ伝達するための複数の駆動部品と、前記巻線に流れる駆動電流を検出するための電流検出手段と、前記駆動電流に基づいて、前記駆動源と前記複数の駆動部品の寿命と異常の有無を判定する制御手段と、を備え、前記電流検出手段は、第1の巻線に流れる第1駆動電流を第1カットオフ周波数の第1ローパスフィルタにより検出し、第2の巻線に流れる第2駆動電流を前記第1カットオフ周波数よりも高い第2カットオフ周波数の第2ローパスフィルタにより検出し、前記制御手段は、前記第1駆動電流に基づいて前記駆動源の寿命を判定し、前記制御手段は、前記第1駆動電流と前記第2駆動電流に基づいて前記駆動源の異常の有無を判定し、前記第2駆動電流に基づいて前記駆動部品の異常の有無を判定することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成手段と、画像形成に用いられる負荷と、前記負荷を駆動する駆動手段と、を備え、前記駆動手段は、複数の巻線を有する駆動源と、前記駆動源から出力される駆動力を前記負荷へ伝達するための複数の駆動部品と、前記巻線に流れる駆動電流を検出するための電流検出手段と、前記駆動電流に基づいて、前記駆動源と前記複数の駆動部品の寿命と異常の有無を判定する制御手段と、を備え、前記電流検出手段は、第1の巻線に流れる第1駆動電流を第1カットオフ周波数の第1ローパスフィルタにより検出し、第2の巻線に流れる第2駆動電流を前記第1カットオフ周波数よりも高い第2カットオフ周波数の第2ローパスフィルタにより検出し、前記制御手段は、前記第1駆動電流に基づいて前記駆動源の寿命を判定し、前記制御手段は、前記第1駆動電流と前記第2駆動電流に基づいて前記駆動源の異常の有無を判定し、前記第2駆動電流に基づいて前記駆動部品の異常の有無を判定することを特徴とする。
本発明によれば、モータ及び駆動部品の寿命予測と異常箇所の特定を正確に行うことが可能となる。
画像形成システムの構成図。 駆動装置の構成図。 制御装置の構成図。 駆動制御部及び電流検出部の具体的な回路構成図。 電圧VA、VBの電圧値の例示図。 寿命予測処理及び異常検出処理を表すフローチャート。 ステッピングモータの駆動トルクと駆動電流との関係例示図。 寿命予測処理を表すフローチャート。 駆動トルクが大きくなる場合の駆動電流IB及び電圧VBの波形図。 駆動トルクが小さくなる場合の駆動電流IB及び電圧VBの波形図。 異常検出処理を表すフローチャート。
以下に、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態に記載する装置の構成や回路は提案内容を説明するための一例であり、記載される内容に限定されるものではない。
図1は、本実施形態の画像形成システムの構成図である。画像形成システム1000は、本実施形態の駆動装置を含む画像形成装置10と、シート処理装置500と、リーダ200と、原稿給送装置100と、操作部400と、を含んで構成される。本実施形態の画像形成装置10は、モノクロ画像を形成する構成であるが、カラー画像を形成する構成であっても本実施形態の駆動装置を採用することができる。
リーダ200は、画像が形成された原稿から当該画像を読み取る原稿読取装置である。リーダ200は、読み取った画像に基づいてビデオ信号を生成し、画像形成装置10へ送信する。リーダ200は、不図示の原稿台に載置された原稿から画像を読み取る他、原稿給送装置100から給送される原稿から画像を読み取ることができる。原稿給送装置100は、複数枚の原稿を連続してリーダ200による原稿の読取位置へ搬送することができる。
操作部400は、入力インタフェースと出力インタフェースとを有するユーザインタフェースである。入力インタフェースは、例えば各種キーボタン、タッチパネル等である。出力インタフェースは、ディスプレイ、スピーカ等である。ユーザは、操作部400の入力インタフェースにより指示、各種設定等を入力することができる。ユーザは、操作部400の出力インタフェースにより画像形成システム1000の状態や各種の通知等を確認することができる。通知には、例えば寿命や異常の発生により交換か必要になった部品の交換を促す通知がある。
画像形成装置10は、用紙への画像形成部11として、露光制御部110、感光ドラム111、現像器113、転写部116、及び定着器117を備える。画像形成装置10は、画像が印刷される用紙を収納する給紙カセット114、115及び手差しトレイ125を備える。用紙は、給紙カセット114、115及び手差しトレイ125のいずれかから一枚ずつ給紙される。
露光制御部110は、リーダ200等の外部装置から取得したビデオ信号に基づいてレーザ光を変調して出力する。露光制御部110は、回転多面鏡110aを有しており、レーザ光を回転多面鏡110aにより反射して感光ドラム111を照射する。レーザ光は、回転多面鏡110aの回転により反射角が変化することで、感光ドラム111上を一方向に走査する。
感光ドラム111は、表面に帯電層を有するドラム形状の感光体である。感光ドラム111は、ドラム軸を中心に回転しながら、表面が一様に帯電した状態でレーザ光により走査される。レーザ光の走査により、感光ドラム111の表面にはビデオ信号に応じた静電潜像が形成される。現像器113は、現像剤を収容しており、感光ドラム111に形成された静電潜像を現像剤により現像する。静電潜像が現像されることで、感光ドラム111の表面には現像剤像が形成される。感光ドラム111は、回転することで現像剤像を転写部116へ搬送する。
用紙は、感光ドラム111に現像剤像が形成されるタイミングに応じて、給紙カセット114、115及び手差しトレイ125のいずれかから給紙されて、感光ドラム111と転写部116とで形成されるニップ部へ搬送される。転写部116は、感光ドラム111に担持される現像剤像を、搬送されてきた用紙に転写する。現像剤像が転写された用紙は、定着器117へ搬送される。定着器117は、現像剤像を加熱溶融して加圧することで、用紙に現像剤像を定着させる。以上により用紙に画像が印刷される。
用紙の搬送方向で定着器117の下流側には、排出ローラ118、フラッパ121、及び反転パス122が設けられる。反転パス122には、両面搬送パス124が連結されている。フラッパ121は、画像が印刷された用紙を、排出ローラ118と反転パス122とのいずれかに搬送する。片面印刷の場合、或いは両面印刷で両面に画像が印刷された場合、用紙は、排出ローラ118によりシート処理装置500へ搬送される。
両面印刷を行う場合、一方の面(第1面)に画像が印刷された用紙が反転パス122を経由して両面搬送パス124へ搬送される。用紙は、反転パス122を経由して両面搬送パス124を搬送される際に、画像の印刷面が反転される。用紙は、両面搬送パス124を介して転写部116へ搬送され、他方の面(第2面)に、第1面と同様の処理により画像が印刷される。
シート処理装置500は、画像が印刷された用紙に対して各種の後処理を行うことができる。後処理は、例えば製本処理やステープル処理等である。シート処理装置500は、後処理後の用紙を機外に排出する。なお、シート処理装置500は、用紙への後処理を行わずにそのまま排出することもできる。
(駆動装置)
画像形成装置10は、用紙の搬送制御、感光ドラム111の回転制御等を行うための駆動装置を備える。駆動装置は、駆動源と、駆動源から出力する駆動力を、用紙を搬送する搬送ローラや感光ドラム111等の回転体(負荷)へ伝達するための駆動部品と、を備える。ここでは、用紙を搬送する搬送ローラを駆動する駆動装置について説明する。図2は、このような駆動装置の構成図である。
本実施形態の駆動装置300は、駆動源としてステッピングモータ130を用い、回転体(負荷)である搬送ローラ135を回転駆動する。搬送ローラ135は、用紙を搬送する。ステッピングモータ130は、プーリー131に圧入されている。プーリー131は、ベルト133を介して搬送ローラ135の駆動軸となる搬送ローラ軸134に接続される。プーリー131、ベルト133、搬送ローラ軸134、及び不図示のギア等が駆動部品である。
ステッピングモータ130が回転することでプーリー131に接続されたベルト133が回転する。ベルト133は、回転することで搬送ローラ軸134へ駆動力を伝達し、搬送ローラ軸134を回転させる。搬送ローラ軸134の回転により、搬送ローラ135が回転して用紙が搬送される。このような搬送ローラ135は、給紙カセット114、115及び手差しトレイ125から用紙を画像形成装置10の機外に排出するまでの搬送パスに複数設けられる。
そのために駆動装置300は、画像形成装置10内に複数設けられる。また、一つの駆動装置300で複数の負荷の駆動制御を行う構成であってもよい。例えば搬送パス上で隣り合って配置される2つの搬送ローラは、用紙の搬送時に同期して動作する方がいい場合がある。このような場合、一つの駆動装置300により隣り合う2つの搬送ローラの駆動制御が行われる。また、カラー画像を形成する場合のように複数の感光ドラムが画像形成装置10内に設けられる場合、2以上の感光ドラムの回転が一つの駆動装置300により駆動制御されてもよい。
図3は、ステッピングモータ130を駆動制御する制御装置の構成図である。この制御装置は、画像形成装置10全体の動作を制御する主制御装置と通信可能であり、主制御装置からの指示により、ステッピングモータ130の駆動制御を行う。制御装置は、駆動装置300内に設けられてもよく、また、駆動装置300から独立して設けられてもよい。
制御装置は、CPU(Central Processing Unit)150、メモリ151、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)140、駆動制御部141、及び電流検出部152を備える。CPU150は、所定のコンピュータプログラムを実行することでステッピングモータ130の駆動制御を行う。ASIC140は、ステッピングモータ130の駆動制御を行う専用の半導体装置である。メモリ151は、ステッピングモータ130に流れる駆動電流の電流値(駆動電流値)を取得するための換算式や換算テーブルを格納する。なお、本実施形態ではASIC140とCPU150とを分けて説明するが、これらは一体の制御部として構成されていてもよい。つまり制御装置は、ASIC140の処理とCPU150の処理をいずれも実行可能な制御部を、ASIC140及びCPU150の代わりに搭載していてもよい。
CPU150は、ステッピングモータ130の駆動条件及び駆動開始命令をASIC140へ送信する。駆動条件は、ステッピングモータ130の駆動速度(回転速度)、回転方向等である。ASIC140は、CPU150から取得した駆動条件及び駆動開始命令に基づいて、ステッピングモータ130の駆動制御信号を生成する。ASIC140は、生成した駆動制御信号を駆動制御部141へ送信する。駆動制御部141は、駆動制御信号に基づいてステッピングモータ130に駆動電流を流す。ステッピングモータ130は、駆動電流が流されることで駆動する。
電流検出部152は、ステッピングモータ130に流れる駆動電流を検出して電圧に変換し、変換後の電圧に増幅、平滑化等を行って検出信号を生成する。電流検出部152は、生成した検出信号をASIC140へ送信する。ASIC140は、内部に不図示のA/Dコンバータとメモリ領域を備える。ASIC140は、電流検出部152から取得した検出信号をA/DコンバータによりA/D変換し、変換結果をメモリ領域に電流検出データとして保存する。
CPU150は、所定のタイミングでASIC140から電流検出データを取得し、メモリ151に格納された換算式や換算テーブルを用いて電流検出データを駆動電流値に換算する。CPU150は、駆動電流値により、後述するように、ステッピングモータ130及び駆動部品の寿命算出及び異常状態の検出等を行う。
図4は、駆動制御部141及び電流検出部152の具体的な回路構成図である。本実施形態のステッピングモータ130は、A相とB相の2対の巻線を有する2相ステッピングモータである。なお、ステッピングモータ130は、複数の巻線を有する複数相のモータであってもよい。
駆動制御部141は、A相とB相のそれぞれの電流制御を行うためのHブリッジ駆動部143、144と、制御部142と、シャント抵抗148、149と、を備える。制御部142は、ASIC140から取得する駆動制御信号に応じてHブリッジ駆動部143、144を制御する。Hブリッジ駆動部143は、ステッピングモータ130のA相への電流制御を行う。Hブリッジ駆動部144は、ステッピングモータ130のB相への電流制御を行う。シャント抵抗148は、ステッピングモータ130のA相に流れる駆動電流の電流値検出に用いられる。シャント抵抗149は、ステッピングモータ130のB相に流れる駆動電流の電流値検出に用いられる。
電流検出部152は、シャント抵抗148により生じる電圧を増幅して平滑化するA相電流検出部146と、シャント抵抗149により生じる電圧を増幅して平滑化するB相電流検出部147と、を備える。A相電流検出部146は、シャント抵抗148の電圧を増幅して平滑することで生成した電圧VAを、検出信号としてASIC140へ送信する。B相電流検出部147は、シャント抵抗149の電圧を増幅して平滑することで生成した電圧VBを、検出信号としてASIC140へ送信する。
A相電流検出部146は、オペアンプOPAを用いたローパスフィルタ(以下、「LPF:Low Pass Filter」という)を備えた非反転増幅回路である。LPFのカットオフ周波数fAは、抵抗RA4の抵抗値及びコンデンサCA1の容量値により決定される。A相電流検出部146は、A相に流れる駆動電流IAを以下の変換式で電圧VAに変換して増幅し、カットオフ周波数fAで平滑化する。「RSA」は、シャント抵抗148の抵抗値である。「RA3」は、抵抗RA3の抵抗値である。「RA4」は、抵抗RA4の抵抗値である。「CA1」は、コンデンサCA1の容量値である。
VA=(IA×RSA)×(1+RA4/RA3)
fA=1/(2π×RA4×CA1)
ステッピングモータ130駆動時の駆動電流IAは、高周波成分を含んでいる。そのため、抵抗RA4の抵抗値及びコンデンサCA1の容量値は、高周波成分を濾波して駆動電流IAを十分に平滑化することができるような定数にすることが好ましい。具体的には、カットオフ周波数fAがステッピングモータ130の駆動周波数の10倍から20倍程度よりも高い周波数となるように、抵抗RA4の抵抗値及びコンデンサCA1の容量値が設定される。
同様に、B相電流検出部147は、オペアンプOPBを用いたLPFを備えた非反転増幅回路である。LPFのカットオフ周波数fBは、抵抗RB4の抵抗値及びコンデンサCB1の容量値により決定される。B相電流検出部147は、B相に流れる駆動電流IBを以下の変換式で電圧VBに変換して増幅し、カットオフ周波数fBで平滑化する。「RSB」は、シャント抵抗149の抵抗値である。「RB3」は、抵抗RB3の抵抗値である。「RB4」は、抵抗RB4の抵抗値である。「CB1」は、コンデンサCB1の容量値である。
VB=(IB×RSB)×(1+RB4/RB3)
fB=1/(2π×RB4×CB1)
抵抗RB4の抵抗値及びコンデンサCB1の容量値は、カットオフ周波数fBがカットオフ周波数fAよりも高くなるように設定される(fB>fA)。具体的には、カットオフ周波数fBがステッピングモータ130の駆動周波数の1/3から1/10程度の周波数となるように、抵抗RB4の抵抗値及びコンデンサCB1の容量値が設定される。このような値に設定することで、駆動電流の突発的な変化をフィルタリングすることが可能となる。
図5は、ステッピングモータ130駆動時の検出信号(電圧VA、VB)の電圧値の例示図である。ここでは、4パルス分の駆動クロックによる駆動電流IA、IBをそれぞれ駆動周波数の10倍と1/4のカットオフ周波数fA、fBで平滑して増幅したときの電圧VA、VBの電圧値を例示する。
電流検出部152で検出された駆動電流IA、IBは、1パルス分の駆動クロック周期内で、高周波で変動している。そのために、平滑化することなく駆動電流IA、IBを電圧変換した場合、サンプリングポイントによってまったく異なる電流値が検出されることになり、正確な電圧変換が困難である。
しかし、図5に示す通り、電圧VAは、カットオフ周波数fAで駆動電流IAの高周波成分が平滑化されるために、どのタイミングでサンプリングしても一定の電圧値に変換される。また、電圧VBは、電圧VAに対して高いカットオフ周波数fBで駆動電流IBの平滑化が行われる。そのため、1パルス分の駆動クロック周期内の駆動電流IBの高周波成分は、大まかに平滑化されているものの、電圧VAの場合より駆動電流IBの変化に対する追従性がある。
例えば、図5における4パルス分の駆動クロックの各駆動クロック周期内の駆動電流の電流値は、電圧VAをサンプリングする場合は同程度の電流値として検出される。しかし、電圧VBをサンプリングする場合は1パルス目、2パルス目、3パルス目に対して4パルス目の電流値が大きいと容易に判別される。
図6は、以上のような構成の駆動装置300の各駆動部品の寿命予測処理及び異常検出処理を表すフローチャートである。この処理は、ユーザが操作部400によりプリントジョブの実行指示を入力した場合に実行される。
画像形成装置10は、プリントジョブの実行指示に応じてプリントジョブを開始する(S300)。画像形成装置10は、最初に各部品のウォームアップ処理を行う(S301)。ウォームアップ処理では、駆動装置300は、モータの駆動、センサの制御動作、各種部品の調整動作等を行う。画像形成装置10は、ウォームアップ処理中にステッピングモータ130及び駆動部品の寿命予測処理を駆動装置300に指示する(S302)。ステッピングモータ130及び駆動部品の寿命予測処理の詳細は後述する。
画像形成装置10は、ウォームアップ処理が終了すると、プリントジョブに応じて用紙に画像を印刷する(S303)。ウォームアップ処理や印刷処理によりジャム、エラー、アラーム等が発生せずに動作が正常に完了した場合(S304:Y)、画像形成装置10は、プリントジョブによる動作を終了する。
ウォームアップ処理や印刷動作によりジャム、エラー、アラーム等が発生して動作が異常終了した場合(S304:N)、画像形成装置10は、当該異常が異常箇所の診断対象であるか否かを判断する(S305)。異常箇所の診断対象外である場合(S305:N)、画像形成装置10は、異常内容に応じたエラーを発行して処理を終了する(S307)。画像形成装置10は、例えば操作部400によりエラーを通知することでエラーを発行する。画像形成装置10がネットワークを介して外部装置と通信可能な場合には、画像形成装置10は、異常内容を外部装置へ通知してもよい。
異常箇所の診断対象である場合(S305:Y)、画像形成装置10は、ステッピングモータ130及び駆動部品の異常検出処理を駆動装置300に指示する(S306)。異常状態の検出処理の詳細は後述する。異常状態の検出処理が終了すると、画像形成装置10は、異常状態の検出結果を通知して処理を終了する(S308)。画像形成装置10は、例えば操作部400により検出結果を通知する。画像形成装置10がネットワークを介して外部装置と通信可能な場合には、画像形成装置10は、検出結果を外部装置へ通知してもよい。
(寿命予測)
S302のステッピングモータ130及び駆動部品の寿命予測処理について説明する。ここでは、ステッピングモータ130の寿命予測処理について説明する。
図7は、ステッピングモータ130の駆動トルクと駆動電流との関係例示図である。一般的に、駆動装置300が駆動した時間の積算値(駆動積算時間)が増加することで、プーリー131やベルト133の摩耗等によりステッピングモータ130の駆動トルクが増加する。駆動トルクがステッピングモータ130の出力可能なトルクの上限値を超えると、ステッピングモータ130は脱調して正常動作できなくなる。
図7に示す駆動トルクと駆動電流との関係を示す変換テーブルや変換式等は、予めメモリ151に保存される。ステッピングモータ130を制御するCPU150は、変換テーブルや変換式を用いて、駆動電流から駆動トルクを導出することができる。上記の通り駆動電流は、電圧VAのサンプリング値から算出される。ASIC140は、適宜取得した電圧VAから駆動電流を導出する。CPU150は、ASIC140で導出された駆動電流に基づいて、現在のステッピングモータ130の駆動トルクを検出することができる。CPU150は、検出した駆動トルクに基づいてステッピングモータ130の寿命を検出することができる。駆動部品の寿命も同様に検出可能である。
図8は、寿命予測処理を表すフローチャートである。ここではステッピングモータ130の寿命予測を行う。寿命予測は、高周波ノイズの影響が少ないA相電流検出部146で算出される電圧VAを用いて行われる。
ASIC140は、プリントジョブ開始時等のステッピングモータ130が定速運動を行う所定のタイミングで、電圧VAのサンプリングを行う(S100)。ASIC140は、取得した複数の電圧VAの平均化処理を行い、VA平均値を取得する(S101)。ASIC140は、VA平均値から予め用意した変換式を用いてステッピングモータ130の駆動電流IA(電流検出データ)を算出する(S102)。CPU150は、図7で説明した変換テーブルや変換式により、ASIC140が算出した駆動電流IAに応じて、ステッピングモータ130の駆動トルクを導出する(S103)。
CPU150は、導出した駆動トルクがステッピングモータ130の寿命限界となる駆動トルクの規定値以下である否かを判定する(S104)。導出した駆動トルクが規定値以下である場合(S104:Y)、CPU150は、導出した駆動トルクが正常範囲内であると判断する(S105)。この場合、CPU150は、ステッピングモータ130が部品寿命に到達していないと判断する。
導出した駆動トルクが規定値より大きい場合(S104:N)、CPU150は、ステッピングモータ130が部品寿命に到達したと判断する(S106)。CPU150は、ステッピングモータ130が部品寿命に到達したために、操作部400により部品交換の通知を行う。以上のように、A相電流検出部146により検出される電圧VAを用いてステッピングモータ130や駆動部品の寿命予測が行われる。
(異常状態検出)
S306の異常状態の検出処理について説明する。ここでは、ステッピングモータ130の異常状態の検出処理について説明する。
図9は、瞬間的にステッピングモータ130の駆動トルクが大きくなる場合の駆動電流IB及び電圧VBの波形図である。例えばステッピングモータ130から出力される駆動力を搬送ローラ135まで伝達する複数の駆動部品のいずれかに異物等が付着することで、プーリー131の?み合わせに異常が生じる。この場合、ステッピングモータ130の駆動トルクは、プーリー131の?み合わせのタイミングで瞬間的に大きくなってしまう。駆動トルクが瞬間的に大きくなることで駆動電流IBが大きくなる。駆動電流IBが大きくなることで、駆動電流IBを変換及び平滑化して生成される電圧VBも大きくなる。
ステッピングモータ130から出力される駆動力を搬送ローラ135まで伝達する間の駆動部品の一箇所に異物が付着する場合、異物の付着の影響でプーリー131の1回転周期中に、1回だけ瞬間的に駆動トルクが大きくなる。このような駆動トルクの変動周期を検出し、変動周期がプーリー131の1回転周期と一致する場合、プーリー131に何らかの異常があると判断される。
駆動トルクの変動周期は、例えば図9に示すようにステッピングモータ130の駆動クロックの1パルス期間の電圧VBを積分して算出される。電圧VBの積分値が予め設定された規定範囲外となる駆動クロックの発生タイミングの周期が、駆動トルクの変動周期となる。駆動トルクの変動周期がプーリー131の1回転周期と一致するか否かは、予め用意された駆動部品固有の周期テーブルと参照することで判断可能である。
図10は、瞬間的にステッピングモータ130の駆動トルクが小さくなる場合の駆動電流IB及び電圧VBの波形図である。ステッピングモータ130の駆動トルクは、例えばステッピングモータ130から出力される駆動力を搬送ローラ135まで伝達する複数の駆動部品のいずれかが破損した場合に、当該部品の噛み合わせ時に空転することで小さくなる。駆動トルクが小さくなることで駆動電流IBが小さくなる。駆動電流IBが小さくなることで、駆動電流IBを変換及び平滑化して生成される電圧VBも小さくなる。駆動部品の破損が一箇所である場合、ベルト133の1回転周期で1回だけ瞬間的に駆動トルクが小さくなる。
上記と同様に駆動トルクの変動周期を検出し、変動周期がベルト133の1回転周期と一致する場合、ベルト133に何らかの異常があると判断される。変動周期がベルト133の1回転周期と一致する否かは、予め用意された部品固有の周期テーブルと参照することで判断可能である。
なお、瞬間的にステッピングモータ130の駆動トルクが変化する場合、駆動電流IAは変化しない。これは、A相電流検出部146のカットオフ周波数fAが、B相電流検出部147のカットオフ周波数fBよりも低い周波数に設定されているためである。A相電流検出部146では、瞬間的な駆動電流IA及び電圧VAの変動が平滑化される。そのために、駆動部品の異常判断には、A相電流検出部146で検出される電圧VAは用いられない。なお、A相電流検出部146のカットオフ周波数fAとB相電流検出部147のカットオフ周波数fBとの関係が逆である場合(fB<fA)、駆動部品の異常判断には、A相電流検出部146で検出される電圧VAが用いられる。この場合、B相電流検出部147で検出される電圧VBは、寿命予測に用いられることになる。
また、ステッピングモータ130自体に巻線の断線や抵抗値異常といった破損が発生することがある。この場合、ステッピングモータ130駆動時の駆動電流が、瞬間的にではなく、常に正常値より大きい或いは小さい異常値となる。ステッピングモータ130のA相とB相の駆動電流IA、IBは、それぞれ電圧VA、VBで算出可能である。駆動電流IA、IBの電流値の少なくとも一方が規定範囲外であり且つ規定範囲外の電流値が継続して検出される場合、ステッピングモータ130に異常が発生したと判定可能である。
図11は、駆動部品の異常検出処理を表すフローチャートである。
CPU150は、駆動装置300のステッピングモータ130を駆動する。ASIC140は、ステッピングモータ130が定速運動する所定のタイミングで電圧VAのサンプリングを行う(S200)。ASIC140は、取得した複数の電圧VAの平均化処理を行い、VA平均値を取得する(S201)。ASIC140は、VA平均値から予め用意した変換式を用いてステッピングモータ130の駆動電流IAを算出する(S202)。
CPU150は、ASIC140により算出された駆動電流IAが規定範囲内であるか否かを判断する(S203)。駆動電流IAが規定範囲外である場合(S203:N)、CPU150は、ステッピングモータ130のA相に巻線異常が発生している判定する(S204)。CPU150は、操作部400により、ステッピングモータ130のA相に巻線異常が発生したために部品交換が必要であることを通知する。
駆動電流IAが規定範囲内である場合(S203:Y)、ASIC140は、ステッピングモータ130が定速運動する所定のタイミングで電圧VBのサンプリングを行う(S205)。ASIC140は、取得した複数の電圧VBの平均化処理を行い、VB平均値を取得する(S206)。ASIC140は、VB平均値から予め用意した変換式を用いてステッピングモータ130の駆動電流IBを算出する(S207)。
CPU150は、ASIC140により算出された駆動電流IBが規定範囲内であるか否かを判断する(S208)。この場合の規定範囲は、S203の処理の規定範囲と同じであってもよい。駆動電流IBが規定範囲外である場合(S208:N)、CPU150は、ステッピングモータ130のB相に巻線異常が発生している判定する(S204)。CPU150は、操作部400により、ステッピングモータ130のB相に巻線異常が発生したために部品交換が必要であることを通知する。以上により、ステッピングモータ130自体の異常の有無が判断される。
駆動電流IBが規定範囲内である場合(S208:Y)、CPU150は、ステッピングモータ130以外の駆動部品の異常の有無の判断を行う。CPU150は、まず、ASIC140によりステッピングモータ130の定速運動中に、駆動クロックの周期より十分に速いサンプリング周期で電圧VBのサンプリングを行う(S209)。CPU150は、取得した電圧VBを駆動クロックの1パルス期間内で積分する(S210)。CPU150及びASIC140は、電圧VBのサンプリング及び電圧VBの積分を、所定クロック数分完了するまで繰り返し行う(S211:N)。ここで所定のクロック数は、ステッピングモータ130が駆動するプーリー131やベルト133等の駆動部品を、少なくとも所定数以上回転させることができるクロック数である。
所定クロック数分の積分値の算出が終了すると(S211:Y)、CPU150は、算出した所定クロック数分の積分値が、それぞれ規定範囲内であるか否かを判定する(S212)。この場合の規定範囲は、S203、S208の処理の規定範囲とは異なる。すべての積分値が規定範囲内である場合(S212:N)、CPU150は、ステッピングモータ130及びステッピングモータ130から出力される駆動力を搬送ローラ135まで伝達する複数の駆動部品のすべてに異常が無いと判定する(S218)。
少なくとも一つの積分値が規定範囲外となる場合(S212:Y)、CPU150は、該積分値を算出したクロックの発生周期を算出する(S213)。CPU150は、算出したクロックの発生周期と予め用意した各駆動部品の回転周期テーブルとを照合する(S214)。
クロックの発生周期に合致する回転周期がある場合(S215:Y)、CPU150は、回転周期が合致している駆動部品に異常が発生していると判定する(S216)。CPU150は、操作部400により、異常が発生したと判定した駆動部品の交換が必要であることを通知する。
クロックの発生周期に合致する回転周期が無い場合(S215:N)、CPU150は、ステッピングモータ130及び駆動部品のいずれか、或いは2以上の駆動部品に異常が発生していると判定する(S217)。CPU150は、操作部400により、異常が発生したステッピングモータ130及び駆動部品のいずれか、或いは2以上の駆動部品の交換が必要であることを通知する。
以上のように駆動装置300は、電流検出部152、ASIC140、及びCPU150により、駆動装置300内の駆動源、駆動部品の寿命予測及び異常の発生の有無の判定を行うことができる。駆動装置300は、最小限の構成で駆動部品及びステッピングモータ130の寿命を検出することができる。また、駆動装置300は、異常発生時に異常が発生している部品の特定を行うことができる。

Claims (11)

  1. 複数の巻線を有する駆動源と、
    前記駆動源から出力される駆動力を負荷へ伝達するための複数の駆動部品と、
    前記巻線に流れる駆動電流を検出するための電流検出手段と、
    前記駆動電流に基づいて、前記駆動源と前記複数の駆動部品の寿命と異常の有無を判定する制御手段と、を備え、
    前記電流検出手段は、第1の巻線に流れる第1駆動電流を第1カットオフ周波数の第1ローパスフィルタにより検出し、第2の巻線に流れる第2駆動電流を前記第1カットオフ周波数よりも高い第2カットオフ周波数の第2ローパスフィルタにより検出し、
    前記制御手段は、前記第1駆動電流に基づいて前記駆動源の寿命を判定し、
    前記制御手段は、前記第1駆動電流と前記第2駆動電流に基づいて前記駆動源の異常の有無を判定し、前記第2駆動電流に基づいて前記駆動部品の異常の有無を判定することを特徴とする、
    駆動装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1駆動電流から駆動トルクを導出し、前記駆動トルクに基づいて前記駆動源の寿命を判定することを特徴とする、
    請求項1記載の駆動装置。
  3. 前記制御手段は、導出した前記駆動トルクが前記駆動源の寿命限界となる駆動トルクの規定値より大きい場合に、前記駆動源が寿命に到達したと判断することを特徴とする、
    請求項2記載の駆動装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1駆動電流と前記第2駆動電流の少なくとも一方が規定範囲外である場合に、前記駆動源が異常であると判定することを特徴とする、
    請求項1記載の駆動装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2駆動電流を所定の期間だけサンプリングして積分し、積分値が規定範囲内であれば前記駆動源と前記複数の駆動部品に異常がないと判定することを特徴とする、
    請求項1記載の駆動装置。
  6. 前記制御手段は、規定範囲外となる前記積分値を算出した期間の発生周期に基づいて、異常が発生した駆動部品を判定することを特徴とする、
    請求項5記載の駆動装置。
  7. 前記制御手段は、前記発生周期に合致する回転周期の駆動部品を異常が発生した駆動部品と判定することを特徴とする、
    請求項6記載の駆動装置。
  8. 前記制御手段は、前記発生周期に合致する回転周期の駆動部品がない場合に、前記駆動源と前記複数の駆動部品のいずれかに異常が発生したと判定することを特徴とする、
    請求項6記載の駆動装置。
  9. 前記駆動源はステッピングモータであることを特徴とする、
    請求項1~8のいずれか1項記載の駆動装置。
  10. 前記第1カットオフ周波数は、前記ステッピングモータの駆動周波数の10倍から20倍より高い周波数であり、
    前記第2カットオフ周波数は、前記ステッピングモータの駆動周波数の1/3から1/10の周波数であることを特徴とする、
    請求項9記載の駆動装置。
  11. 用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    画像形成に用いられる負荷と、
    前記負荷を駆動する駆動手段と、を備え、
    前記駆動手段は、
    複数の巻線を有する駆動源と、
    前記駆動源から出力される駆動力を前記負荷へ伝達するための複数の駆動部品と、
    前記巻線に流れる駆動電流を検出するための電流検出手段と、
    前記駆動電流に基づいて、前記駆動源と前記複数の駆動部品の寿命と異常の有無を判定する制御手段と、を備え、
    前記電流検出手段は、第1の巻線に流れる第1駆動電流を第1カットオフ周波数の第1ローパスフィルタにより検出し、第2の巻線に流れる第2駆動電流を前記第1カットオフ周波数よりも高い第2カットオフ周波数の第2ローパスフィルタにより検出し、
    前記制御手段は、前記第1駆動電流に基づいて前記駆動源の寿命を判定し、
    前記制御手段は、前記第1駆動電流と前記第2駆動電流に基づいて前記駆動源の異常の有無を判定し、前記第2駆動電流に基づいて前記駆動部品の異常の有無を判定することを特徴とする、
    画像形成装置。
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